JP2015219481A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の種類の記録材が使用され得る構成で、待機時間の発生を抑制する。【解決手段】画像形成ジョブが入力される前に、定着装置の加熱条件を、複数のカセットに収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する。例えば、全てのカセットに対し共通の加熱条件で画像形成が可能な加熱モードがあるか否かを判定する(S104)。このような加熱モードがある場合に、候補が複数あれば加熱温度が最低となる加熱モードに、候補が1個であればその加熱モードに、定着装置の加熱条件を決定する(S107)。これにより、画像形成ジョブが入力される前に定着装置の加熱条件を、全てのカセットの記録材に共通の加熱条件に設定でき、その後の画像形成ジョブの内容に拘らず加熱条件が変更されず、待機時間の発生を抑制できる。【選択図】図7

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
電子写真方式などの画像形成装置は、トナー画像が形成された記録材を加熱して、記録材にトナー画像を定着させる定着装置を備えている。定着装置では、記録材の種類に応じて加熱温度を変更することが一般的に行われている。特に、複数の異なる記録材を使い分けながら画像形成を行う場合には、記録材の種類を変更する毎に定着装置の加熱温度を変更するが、この場合、加熱温度の変更時に待機時間が生じてしまう。
そこで、記録材の種類を変更する毎に加熱温度を変更して画質を優先するモードと、複数種類の記録材を用いる場合でも加熱温度を変更せずに生産性を優先するモードとを備えた構成が提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載された構成の場合、定着装置の加熱温度を、画像形成ジョブの内容に応じて、使用する記録材の種類に共通の温度に設定している。
特開2005−321478号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成の場合、使用される記録材の種類が分かるのは画像形成ジョブが入力されたときであるため、定着装置の加熱温度を設定できるのは、画像形成ジョブが入力された後になる。したがって、画像形成ジョブが入力される前の例えば待機状態での加熱温度と、画像形成ジョブが入力された後に設定される加熱温度とが異なる場合、画像形成ジョブが開始される前に定着装置の加熱温度を変更するための待機時間が発生し、生産性が低下する。
本発明は、このような事情に鑑み、複数の種類の記録材が使用され得る構成で、待機時間の発生を抑制することを目的とする。
本発明は、それぞれが記録材を収容する複数の記録材収容手段と、前記記録材収容手段から搬送された記録材にトナー画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によりトナー画像が形成された記録材を加熱して、記録材にトナー画像を定着させる定着手段と、画像形成ジョブが入力される前に、前記定着手段の加熱条件を、前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する設定手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置にある。
本発明によれば、定着手段の加熱条件を、画像形成ジョブが入力される前に複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定するため、画像形成ジョブの内容に拘らず加熱条件が変更されず、待機時間の発生を抑制できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 本実施形態に係る画像形成装置の制御ブロック図。 記録材の種類と坪量との関係の2例を示す図。 本実施形態に係る定着装置の概略構成図。 本実施形態に係る第1モードの記録材の種類と加熱温度との関係の2例を示す図。 本実施形態に係る第2モードの記録材の種類と加熱温度との関係の2例を示す図。 本実施形態に係る加熱モード決定のフローチャート。 本実施形態に係る加熱モード決定待機状態でのフローチャート。 本実施形態に係る加熱モード切替準備状態でのフローチャート。
本発明の実施形態について、図1ないし図9を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
本実施形態の画像形成装置100は、電子写真式のフルカラーレーザープリンタである。このために、画像形成装置100は、装置本体の内部に並設されている第1、第2、第3、第4の画像形成部Py,Pm,Pc,Pbによって、異なる色の4色のトナー画像を帯電、露光、現像、転写の各プロセスを経てトナー画像を形成する。制御手段としての制御部19は、CPU、ROMやRAMなどの記憶部191(メモリ)などを備えている(図2)。このような制御部19は、ホストコンピュータなどの外部インターフェース22(図2)からプリント指令信号(画像形成ジョブ)が入力される。すると、記憶部191に記憶されている画像形成制御シーケンスにしたがって、画像形成部Py,Pm,Pc,Pbを順次動作させる。
各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbにおいて、像担持体としての感光ドラム1が所定の周速度(プロセススピード)で回転される。そして各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbの感光ドラム1に跨るよう、駆動ローラ6aと従動ローラ6bとテンションローラ6cに掛け渡されている中間転写ベルト7が、駆動ローラ6aによって各感光ドラム1の回転周速度と対応した周速度で回転される。そして1色目のイエローの画像形成部Pyにおいて、感光ドラム1の外周面(表面)は帯電器2によって所定の極性・電位に一様に帯電される。次に露光装置3が外部装置からの画像情報に基づいて生成したレーザー光を感光ドラム1表面の帯電面に走査露光する。これにより感光ドラム1表面の帯電面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。そしてこの潜像が現像装置4によってイエローのトナー(現像剤)を用いて現像され、感光ドラム1表面上にイエローのトナー画像(現像像)が形成される。同様の帯電、露光、現像の各工程が、2色目のマゼンタの画像形成部Pm、3色目のシアンの画像形成部Pc、4色目のブラックの画像形成部Pbにおいても行われる。
各画像形成部において感光ドラム1表面に形成された各色のトナー画像は、中間転写ベルト7を挟んで感光ドラム1と対向配置されている一次転写ローラ(転写部材)8によって中間転写ベルト7の外周面(表面)上に順次重ねて転写される。これにより中間転写ベルト7表面上にフルカラーのトナー画像が形成される。トナー画像転写後の感光ドラム1は、感光ドラム1表面に残留している転写残トナーがドラムクリーナ5によって除去され、次の画像形成に供される。
一方、給送部10から、記録材P(例えば、用紙、OHPシートなどのシート材)が送出ローラ11により搬送路12aを通じてレジストローラ13に搬送される。次いで記録材Pはレジストローラ13により中間転写ベルト7と二次転写ローラ14との間の二次転写ニップ部Tnに搬送される。そしてこの二次転写ニップ部Tnで記録材Pが挟持搬送され、この搬送過程において二次転写ローラ14により中間転写ベルト7表面上のトナー画像が記録材P上に転写される。トナー画像転写後の中間転写ベルト7は、中間転写ベルト7表面に残留している転写残トナーがベルトクリーナ9によって除去され、次の画像形成に供される。本実施形態では、上述の各画像形成部Py,Pm,Pc,Pb、中間転写ベルト7、二次転写ローラ14により、給送部10から搬送された記録材にトナー画像を形成する画像形成手段を構成する。
未定着のトナー画像を担持する記録材Pは画像担持面を上側にし、その状態で定着手段としての定着装置15のニップ部に導入される。そしてこの記録材Pは定着装置15のニップ部で挟持搬送されることによってトナー画像が記録材P上に加熱定着される。記録材Pの片面だけに画像を形成する場合、定着装置15から排出された記録材Pは切換フラッパ16で排出ローラ17を通して画像形成装置100の装置本体の側面に設けられている排出トレイ18上に排出される。
記録材Pの両面に画像を形成する場合は、定着装置15から排出された記録材Pを切換フラッパ16で下方の反転搬送路12bに案内する。反転搬送路12bでは、記録材Pの先端が反転ポイントRpに達したとき記録材Pをスイッチバックし画像担持面を上側にし、その状態で両面用搬送路12cに送り出す。両面用搬送路12cにて、記録材Pは搬送路12aを通じてレジストローラ13に搬送される。この記録材Pは、レジストローラ13で二次転写ニップ部Tnに搬送され、この二次転写ニップ部Tnで挟持搬送される。そしてこの搬送過程において二次転写ローラ14により中間転写ベルト7表面上のトナーが記録材P上に転写される。未定着のトナー画像を担持する記録材Pは画像担持面を上側にし、その状態で定着装置15のニップ部に導入される。そしてこの記録材Pは定着装置15のニップ部で挟持搬送されることによってトナー画像が記録材P上に加熱定着される。定着装置15から排出された記録材Pは切換フラッパ16で排出ローラ17を通して排出トレイ18上に排出される。
また、画像形成装置100の装置本体の上部には、給気口212があり、給気ファン211によって矢印210のように冷却用の空気を画像形成部Py,Pm,Pc,Pbに導入する。画像形成部Py,Pm,Pc,Pbを冷却した空気は、中間転写ベルト7、ベルトクリーナ9などを冷却した後、さらに定着装置15を冷却し、排気ファン213により、排気口(不図示)から装置本体の外に排出される。
本実施形態の場合、給送部10は、複数の記録材収容手段としての複数のカセット101〜105を備える。そして、各カセット101〜105には、それぞれ異なる種類、或いは、一部同じ種類の記録材が収容されている。例えば、全てのカセット101〜105に収容されている記録材が、互いにサイズや紙種(普通紙、コート紙、厚紙など)が異なるようにしても良い。或いは、例えば何れか2個のカセットに同じサイズ及び紙種が収容され、他のカセットは互いに異なるサイズ又は紙種となるようにしても良い。したがって、本実施形態の画像形成装置100は、複数の異なる記録材を使い分けながら画像形成ジョブを実行することが可能である。
ここで、画像形成ジョブとは、プリント命令信号(画像形成指令信号)に基づいて、画像形成を行うにあたり必要となる予備動作(所謂、前回転動作)を開始してから、画像形成工程を経て、画像形成を終了するにあたり必要となる予備動作(所謂、後回転)が完了するまでの一連の動作のことである。具体的には、プリント命令信号を受けた(画像形成ジョブの入力)後の前回転時(画像形成前の準備動作)から、後回転(画像形成後の動作)までのことを指し、画像形成期間、紙間(非画像形成時)を含む。例えば、画像形成ジョブの入力前の待機状態(待機モード)で、普通紙10枚、厚紙2枚の画像形成ジョブが入力された場合、前回転動作からこれら普通紙10枚及び厚紙2枚の画像形成を経て後回転動作までが1つの画像形成ジョブである。但し、連続して画像形成ジョブが入力された場合や画像形成ジョブの途中に次の画像形成ジョブが入力された場合には、前回転動作や後回転動作を省略する場合もある。例えば、画像形成ジョブの入力前の待機状態で、1つ目の画像形成ジョブとして普通紙10枚、厚紙2枚、2つ目の画像形成ジョブとしてコート紙5枚の画像形成の指令が入力された場合を考える。この場合、1つ目の画像形成ジョブの後回転動作と2つ目の画像形成ジョブの前回転動作との少なくとも何れかを省略しても良い。
そして、画像形成ジョブが終了すると、画像形成装置は、次の画像形成ジョブを早期に開始できるように、次のプリント命令が入力されるまで待機する待機モードへ移行する。つまり、画像形成装置は、前回の画像形成ジョブ(画像形成モード)の終了に伴い待機モードへ移行し、次の画像形成ジョブを実行するまで、待機モードに維持される。この画像形成モードから待機モードへの移行は、制御部19により各種機器を制御することにより行われる。なお、待機モードに所定時間に亘り維持された段階で、消費電力が待機モードよりも少ない低電力モード(所謂、スリープモード)へ移行するように構成しても良い。
図2に本実施形態の画像形成装置100の制御ブロック図を示す。制御部19は、それぞれ装置本体に設けられた操作部20、外部インターフェース22などが接続され、画像形成装置全体を制御する。このために制御部19には、それぞれ給紙搬送部196、画像形成部197、定着部198と接続され、それらの動作の制御を行っている。給紙搬送部196は、記録材の搬送を行う各ローラなどを駆動するモータやセンサなどを有する。画像形成部197は、トナー画像を形成するための感光ドラム1などを駆動するモータや、帯電、現像、転写などの電源、露光装置3、センサなどを有する。定着部198は、定着装置15を駆動するモータ、ヒータに電力を供給する電源、センサなどを有する。そして、制御部19は、これら各種センサの入力情報などに基づいて、各種モータや電源などを制御する。
また、制御部19の内部には、画像形成装置100を制御するための構成の一部として、記憶部191、切替部192、第1設定部193、第2設定部194等が備えられている。切替部192は、後述する第1モードと第2モードとを切り替えるモード切替手段である。第1設定部193は、第1モードに切り替えられた(選択された)場合に、この第1モードに基づいて定着装置15の加熱条件を設定する。第2設定部194は、第2モードに切り替えられた(選択された)場合に、この第2モードに基づいて定着装置15の加熱条件を設定する設定手段である。
記憶部191には、第1モードと第2モードとのそれぞれにおける、記録材の種類と定着装置15の加熱条件(加熱温度)との関係が記憶されている。したがって、第1設定部193及び第2設定部194は、それぞれ記憶部191に記憶された記録材の種類と加熱条件との関係から、画像形成ジョブで使用する記録材に応じた加熱条件を適宜設定する。
複数のカセット101〜105にそれぞれ収容されている記録材の種類(紙種や坪量など)の情報は、予め操作部20や外部インターフェース22などから設定される。そして、制御部19が、この情報に基づいて、その記録材に適した条件で、画像形成や記録材の搬送、定着などを行う。即ち、取得手段としての制御部19が、複数のカセットに収容された記録材の種類に対応する情報を取得し、その情報に基づいて各種制御を行う。記録材の種類の設定は、例えば図3(a)に示すような細かいグループに分けたものや、図3(b)に示すような代表値で示すものなどがある。なお、図3(a)、(b)では、普通紙とコート紙に対する区分けを示しているが、それ以外の再生紙やエンボス紙、フィルムやラベル紙などに対しても同様に区分けし設定可能としても良い。
[定着装置]
次に、定着装置15について、図4を用いてより詳細に説明する。二次転写ニップ部Tnから搬送された記録材Pは、定着入口ガイド153に沿って、加熱部材としての定着ローラ151と加圧ローラ152とのニップ部に導入される。ニップ部で加熱定着された記録材Pは、定着出口ガイド154と定着分離ガイド156間を通過し、排出部あるいは両面搬送部へと搬送される。
定着ローラ151は、内部のメインヒータ157と、外部加熱ローラ159、160によって加熱され、温度検出手段としての温度センサ161によってその表面温度を検出されることで所定の温度(目標温度)に制御されている。また定着ローラ151のニップ部回転方向の下流にはクリーニングローラ155が配置され、記録材Pから転写され、表面に付着したトナーなどの汚れをクリーニングしている。
加圧ローラ152は、内部の加圧ヒータ158によって加熱され、温度検出手段としての温度センサ162でその表面温度を検出されることで所定の温度(目標温度)に制御されている。また、加圧ローラ152は加圧バネ(不図示)によって、定着ローラ151に対して所定の加圧力で押圧されている。本実施形態の定着装置15では、主に定着ローラ151の温度条件を制御することで定着装置15の加熱条件(加熱温度)を制御している。即ち、本実施形態では、制御部19のCPUにより定着ローラ151が目標温度を維持するように、メインヒータ157及び外部加熱ローラ159、160を制御している。したがって、CPU及びメインヒータ157及び外部加熱ローラ159、160により加熱手段を構成する。そして、加熱手段は、温度センサ161の出力に応じて定着ローラ151を加熱する。なお、加圧ローラ152の温度条件を合わせて制御するようにしても良く、この場合、加熱手段には、加圧ヒータ158が追加され、加熱手段は、温度センサ162の出力に応じて加圧ローラ152を加熱する。
[動作モード]
次に、本実施形態の画像形成装置100における動作モードについて説明する。本実施形態の場合、複数種類の記録材を混載して印刷(画像形成)可能とするために、大きく分けて2種類の動作モード(第1モード、第2モード)を備えている。本実施形態では、操作部20に備えられた選択部21又は外部インターフェース22により第1モードと第2モードとの選択を行えるようにしている。第1モードは、複数種類の記録材それぞれに対して加熱条件を切り替えて印刷を行う動作モードである。即ち、複数のカセット101〜105に収容された記録材の種類毎に定着装置15の加熱条件を設定する。第2モードは、複数種類の記録材に対し、加熱条件の切り替えを少なくするため、極力共通の加熱条件で印刷を行う動作モードである。即ち、定着装置15の加熱条件が共通となる記録材の種類が第1モードよりも多く、複数のカセット101〜105に収容された記録材の種類に共通の加熱条件があれば、この共通の加熱条件に定着装置15の加熱条件を設定する。
第1モードでは、記録材それぞれに対して最適な加熱条件を使用するため、印刷された成果物の光沢などにおいて、記録材の種類ごとの相違差を減らすことが可能であり、画質面で有利な動作モードとなる。その反面、複数種類の記録材を混載して印刷する際は、定着装置15の加熱条件を変更する必要がある場合が多く、その場合は、その切り替え動作のための待機時間が必要となるため、生産性としては不利な動作モードとなる。
一方、第2モードでは、複数種類の記録材を混載して印刷する場合も加熱条件の切り替えを極力少なくするため、共通の加熱条件で印刷する記録材の種類が多くなる。そのため、定着装置15の加熱条件を変更する場面は少なく、その待機時間が少なくなるため生産性として有利な動作モードとなる。その反面、特に光沢などの面では、第1モードに比べて記録材の種類ごとの相違差が比較的大きくなるため、画質面では不利な動作モードとなる。
なお、記録材の混載とは、次のよう場合を言う。例えば、画像形成装置をプリンタとして使用する場合は、1つの画像形成ジョブ(印刷ジョブ)内で複数種類の記録材を指定されており、それらを変更しながら印刷することを言う。或いは、それぞれが別の印刷ジョブであっても、それぞれの印刷ジョブごとに異なる種類の記録材が指定されており、記録材の種類を変更しながら連続して複数の印刷ジョブを印刷することを言う。更には、画像形成装置を複写機として使用する場合は、複数の画像形成ジョブ(複写ジョブ)に対し、それぞれ異なる種類の記録材が指定され、記録材の種類を変更しながらそれらを連続して印刷することを示している。
[第1モード]
次に、第1モードの温度設定についてより詳しく説明する。第1モードに対する定着装置15の加熱条件の条件表を図5に示す。第1モードでは、細分化されたグループ(図5(a))や代表値(図5(b))で示された記録材の種類と坪量に対して、それぞれ最適な加熱条件となるよう定着ローラ151の加熱温度を設定している。例えば、カセット101〜103に坪量80g/mの普通紙、カセット104に坪量200g/mの普通紙、カセット105に坪量90g/mのコート紙が収容されていたとする。この場合に第1モードでは、図5から、カセット101〜103を使う画像形成ジョブの場合は、定着ローラ151の加熱温度は155℃に設定される。また、カセット104を使用する画像形成ジョブの場合は、定着ローラ151の加熱温度は175℃に設定され、カセット105を使用する画像形成ジョブの場合は定着ローラ151の加熱温度は145℃に設定される。
これらの画像形成ジョブが順番に実行される場合は、操作部20などから制御部19に画像形成ジョブが入力された直後に、第1設定部193が定着ローラ151の加熱温度を切り替える動作を実行する。したがって、画像形成ジョブが入力されてから画像形成ジョブが開始されるまでに待機時間が生じる。また、例えば、カセット101とカセット104の両方を使用する画像形成ジョブの場合、画像形成に使用するカセットを切り替えるタイミングごとに画像形成を中断して定着ローラ151の加熱温度を切り替える動作を実行することとなる。このため、やはり、待機時間が生じる。
[第2モード]
次に、第2モードの温度設定についてより詳しく説明する。第2モードに対する定着装置15の加熱条件の条件表を図6に示す。第2モードでは、細分化されたグループ(図6(a))や代表値(図6(b))で示された記録材の種類と坪量に対して、それぞれ最適な加熱条件となるよう定着ローラ151の加熱温度を設定している。また、記録材の種類や坪量が大きく異ならない限り同じ加熱温度で画像形成可能である。このために、定着ローラ151の加熱温度が共通となる記録材の種類が第1モードよりも多くなるように、加熱温度が設定されている。
第2モードでは、加熱条件は複数準備しており、画像形成に使用する記録材の種類に応じて選択可能としている。即ち、操作部20に備えられた選択手段としての選択部21により手動で加熱条件を選択可能としている。本実施形態の場合、図6に示すように、第2モードでは、標準モード、厚紙優先モード、薄紙優先モード、最薄優先モードの4種類の加熱モード(加熱条件)を準備している。即ち、比較的共通の加熱条件(加熱温度)で画像形成可能な範囲が広い標準モードに加え、厚紙、薄紙に特化した加熱モードを設定している。また、本実施形態の場合、第2設定部194は、全てのカセットに収容される記録材の種類に共通の加熱条件としての加熱温度が複数ある場合には、定着ローラ151の加熱温度を最も低い温度に設定する。
例えば、カセット101〜103に坪量80g/mの普通紙、カセット104に坪量200g/mの普通紙、カセット105に坪量90g/mのコート紙が収容されていたとする。この場合に第2モードでは、図6から、カセット101〜103を使う画像形成ジョブの場合は、加熱モードは最薄優先モードに設定され、定着ローラ151の加熱温度は155℃に設定される。また、カセット104を使用する画像形成ジョブの場合も、カセット105を使用する画像形成ジョブの場合も同様に最薄優先モードで定着ローラ151の加熱温度は155℃に設定される。
これらの印刷ジョブが順番に実行された場合でも、第2設定部194は、定着ローラ151の加熱温度を同じ温度に設定するため、定着ローラ151の加熱温度を切り替える動作はなく、それによる待機時間の発生もない。同様に、例えば、カセット101とカセット104の両方を使用する画像形成ジョブの場合も、共通の加熱モードとなるため画像形成を中断して定着ローラ151の温度を切り替える動作はなく、それに対する待機時間は発生しない。
[加熱モード決定のフロー]
次に、画像形成装置100における加熱モード決定のフローについて、図7を用いて説明する。なお、以下の説明では、選択部21により全てのカセットが使用可能に設定されているとする。操作部20又は外部インターフェース22などから、カセットの記録材の種類が入力されると(S101)、制御部19が画像形成装置の動作モードが第2モードであるか否かを判定する(S102)。なお、記録材の種類の入力タイミングは、後述する図9で説明するように、画像形成ジョブが入力される前の待機状態(スタンバイ状態)、画像形成ジョブの実行中(画像形成中)、画像形成ジョブの準備動作中(ウォームアップ動作中)などがある。
第1モードだった場合(S102のNo)は、第1モードの状態を維持して完了する(S109)。即ち、切替部192により第1モードに切り替えられていれば、その状態を維持し、以降、第1設定部193により上述したような第1モードを実行する。一方、第2モードだった場合、即ち、切替部192により第2モードに切り替えられた場合(S102のYes)は、第2設定部194が加熱モード判定が自動設定になっているかどうかを判定する(S103)。手動設定だった場合(S103のNo)は手動設定の加熱モードを維持して完了する(S110)。
一方、自動設定だった場合(S103のYes)は、第2設定部194が画像形成装置100に配置されているカセット全ての設定を確認する。そして、全てのカセットを共通の加熱条件で画像形成できる加熱モードがあるか否かの判定を行う(S104)。ここで、カセットに収容されている記録材の坪量の差が大きいなど、全てのカセットに収容されている記録材を共通の加熱モードで印刷できない場合(S104のNo)がある。この場合には、画像形成ジョブが入力され、使用する記録材の種類が分かった時点で最適な加熱モードを判別する加熱モード決定待機状態に移行する(S111)。この加熱モード決定待機状態については後述する。
これに対して、全てのカセットに収容されている記録材を共通の加熱モードで画像形成できる場合(S104のYes)、第2設定部194が候補となる加熱モードが複数あるか否かを判定する(S105)。そして、第2設定部194は、1種類だけだった場合(S105のNo)、加熱モードをそのモードに決定(S107)する。一方、第2設定部194は、複数あった場合(S105のYes)は、定着ローラ151の加熱温度が最も低い加熱モードを選択し(S106)、そのモードに加熱モードを決定する(S107)。次に、第2設定部194は、決定された加熱モードが現在設定されている加熱モードと同じかどうかの判定を行い(S108)、同じだった場合(S108のYes)は完了する。一方、異なる場合(S108のNo)は、後述する加熱モード切替準備状態へと移行する(S112)。
[加熱モード決定待機状態]
次に、加熱モード決定待機状態について、図8を用いて説明する。加熱モード決定待機状態は、上述のように図7のS104で、各カセットの記録材の種類が入力された時点で、全ての記録材に共通の加熱条件がない状態である。この状態では、画像形成ジョブの入力がされた後に、定着装置15の加熱条件を、この画像形成ジョブに基づく加熱条件の切替回数が最も少ない加熱条件に設定する。より具体的に説明する。
まず、制御部19が画像形成ジョブが入力されているかどうかを判別する(S201)。そして、画像形成ジョブが入力された時点で、その画像形成ジョブで使用する記録材の種類の情報を入手する(S202)。即ち、画像形成ジョブが入力されることで使用される記録材が分かり、各カセットに収容されている記録材の情報は予め入力されて記憶部191に記憶されているので、第2設定部194が使用される記録材の情報を記憶部191から入手する。
そして、第2設定部194は、定着装置15の加熱条件の切替回数が最少となる候補の加熱モードを判定する(S203)。なお、この場合に、加熱条件が共通のものがあれば、その加熱条件を候補にしても良い。次に、第2設定部194は、候補となる加熱モードの中で現時点の加熱モードと一致するものがあるか否かを判定する(S204)。現時点とは、各カセットの記録材の種類が入力された時点であり、待機状態であれば待機時に、画像形成ジョブの実行中や画像形成ジョブの準備動作中であればその時に設定されているモードと一致するか否かを判定する。そして、第2設定部194は、候補となる加熱モードの中で現時点の加熱モードと一致するものがあった場合(S204のYes)は、その加熱モードに決定する(S205)。この場合、定着ローラ151の加熱温度の切り替えがないため、そのままの加熱温度を継続して画像形成ジョブを開始する(S206)。
一方、第2設定部194は、候補となる加熱モードの中で現時点の加熱モードと一致するものがなかった場合(S204のNo)は、候補となる加熱モードが複数あるか否かを判別する(S207)。そして、第2設定部194は、複数あった場合(S207のYes)は、定着ローラ151の加熱温度が最も低い加熱モードに決定し(S208)、1つだった場合(S207のNo)は、その加熱モードに決定する(210)。次に、第2設定部194は、決定した加熱モードへの切り替え動作を行い(S209)、画像形成ジョブを開始し(S206)、加熱モード待機状態を終了する。ここで、決定した加熱モードの切り替えは、待機状態や画像形成ジョブの準備動作中であればその時に、画像形成ジョブの実行中であれば、その画像形成ジョブが終了してから入力された画像形成ジョブが実行される前に行う。
[加熱モード切替準備状態]
次に、加熱モード切替準備状態での動作について、図9を用いて説明する。加熱モード切替準備状態は、上述のように図7のS108で、第2設定部194は、決定された加熱モードが現在設定されている加熱モードと異なる場合である。ここで、現在設定されている加熱モードとは、待機状態であれば待機時に、画像形成ジョブの実行中や画像形成ジョブの準備動作中であればその時に設定されているモードである。この加熱モード切替準備状態では、待機状態、画像形成ジョブの実行中、画像形成ジョブの準備動作中に場合分けして、それぞれ適切なタイミングで加熱モードの切り替えを行っている。より具体的に説明する。
まず、制御部19は、画像形成装置100が待機状態(スタンバイ状態)か否かを判定する(S301)。ここで、待機状態とは、画像形成装置100の電源がオンされているが、画像形成ジョブが実行されていない状態である。上述したように、画像形成ジョブとは、前回転動作から、画像形成期間、紙間、後回転を含む一連の動作であるため、待機状態とは、画像形成装置100の電源がオンされている状態でこの一連の動作を実行していない状態を言う。
スタンバイ状態だった場合(S301のYes)は、所定の時間待機する(S302)。その間画像形成ジョブが投入されなかった場合、第2設定部194は、図7のS107で決定した加熱モードへの切替動作を行い加熱モード切替準備状態を終了する(S303)。即ち、画像形成ジョブが入力される前の待機状態での定着装置15の加熱条件を、複数のカセット(本実施形態場合は全てのカセット)に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する。
一方、S301でスタンバイ状態ではなかった場合(S301のNo)、第2設定部194は、画像形成中か否かを判定する(S304)。画像形成中でない場合(S304のNo)、第2設定部194は、ウォームアップ動作中か否かを判定する(S313)。そして、ウォームアップ動作中でない(S313のNo)場合は、加熱モード切替準備状態の最初に戻って加熱モード切替準備状態を継続する。一方、ウォームアップ動作中だった場合(S313のYes)は、このウォームアップ動作中(準備動作中)に、図7のS107で決定した加熱モードへの切り替えを行い(S314)、加熱モード切替準備状態を終了する。
即ち、この場合は、画像形成ジョブが入力されてから複数のカセットの少なくとも何れかの記録材の種類が変更され、且つ、画像形成ジョブのウォームアップ動作中(準備動作中)の場合である。言い換えれば、ウォームアップ動作中に少なくとも何れかのカセット内の記録材が変更され、新たに記録材の種類が入力された場合である。この場合には、ウォームアップ動作中に定着装置15の加熱条件を、変更した記録材の種類を含む共通の加熱条件に設定する。なお、変更した記録材の種類を含む共通の加熱条件がない場合には、図7のS104からS111に移行し、図8のフローを実行する。
S304で画像形成中だった場合(S304のYes)、第2設定部194は、その画像形成ジョブ内で定着ローラ151の加熱温度を変更する動作(加熱条件の切替動作)が入るかどうかを判定する(S305)。加熱温度を変更する動作が入る場合(S305のYes)は、第2設定部194は、加熱温度を変更するタイミングで、図7のS107で決定した加熱モードへ切り替える動作を行い(S306)、加熱モード切替準備状態を終了する。
即ち、この場合は、画像形成ジョブが入力されてから複数のカセットの少なくとも何れかの記録材の種類が変更され、且つ、画像形成ジョブの途中で定着装置15の加熱条件を切り替える場合である。言い換えれば、画像形成中に少なくとも何れかのカセット内の記録材が変更され、新たに記録材の種類が入力された場合で、その画像形成ジョブ内で加熱モードの切替動作が入る場合である。
ここで、このような状態が想定される場合としては、例えば、記録材が変更される前は全てのカセットの記録材に共通の加熱条件がなく、その画像形成ジョブで加熱条件の変更が生じる場合である。そして、記録材が変更されることで、全てのカセットの記録材に共通の加熱条件が生じたときに、上述の動作が実行される。即ち、この場合には、加熱条件の切り替え時に定着装置15の加熱条件を、変更した記録材の種類を含む共通の加熱条件に設定する。このように設定することで、次回の画像形成ジョブ(第1画像形成ジョブ)が入力される前に、今回の画像形成ジョブ(第2画像形成ジョブ)内で定着装置15の加熱条件を共通の加熱条件に設定できる。このため、次回の画像形成ジョブを実行する場合に加熱条件の切り替えに伴う待機時間を抑制できる。なお、変更した記録材の種類を含む共通の加熱条件がない場合には、図7のS104からS111に移行し、図8のフローを実行する。
S305で加熱条件を変更する動作が入らない場合(S305のNo)、第2設定部194は、次の画像形成ジョブが予約されているか否かを判定する(S307)。次の画像形成ジョブの予約が入っていない場合(S307のNo)は、実行中の画像形成ジョブが終了動作をするタイミング(終了動作時)で加熱モードの切り替え動作を行い(S312)、加熱モード切替準備状態を終了する。例えば、後回転時に加熱モードの切替動作を行う。
S307で次の画像形成ジョブの予約が入っていた場合(S307のYes)、第2設定部194は、次の画像形成ジョブが現在と同じ加熱モードで画像形成可能か否かを判定する(S308)。即ち、図7のS107で決定した加熱モードと現在の加熱モードとが同じで、加熱条件の変更なしで次の画像形成ジョブを実行可能か否かを判定する。画像形成可能だった場合(S308のYes)は、第2設定部194は、加熱条件の切り替えは実行せずに、定着ローラ151の加熱温度の設定をそのまま継続して画像形成ジョブ印刷を開始する(S309)。そして、S304に戻って加熱モード切替準備状態を継続する。
S308で実行中の画像形成ジョブと同じ加熱モードで画像形成できない場合(S308のNo)、第2設定部194は、次の画像形成ジョブが開始する前に、図7のS107で決定した加熱モードへの切り替え動作を行う(S310)。そして、画像形成ジョブを開始して(S311)、加熱モード切替準備状態を終了する。
即ち、この場合は、画像形成ジョブ(第2画像形成ジョブ)が入力されてから複数のカセットの少なくとも何れかの記録材の種類が変更され、且つ、次の画像形成ジョブ(第1画像形成ジョブ)で定着装置15の加熱条件を切り替える場合である。言い換えれば、画像形成中に少なくとも何れかのカセット内の記録材が変更され、新たに記録材の種類が入力された場合で、その画像形成ジョブ内で加熱モードの切替動作がなく、次の画像形成ジョブで切替動作が入る場合である。
ここで、このような状態が想定される場合としては、例えば、記録材が変更される前は全てのカセットの記録材に共通の加熱条件がなく、その画像形成ジョブと次の画像形成ジョブとで加熱条件の切り替えが生じる場合である。そして、記録材が変更されることで、全てのカセットの記録材に共通の加熱条件が生じたときに、上述の動作が実行される。即ち、この場合には、加熱条件の切り替え時に定着装置15の加熱条件を、変更した記録材の種類を含む共通の加熱条件に設定する。このように設定することで、次の画像形成ジョブ(第1画像形成ジョブ)が入力される前に、定着装置15の加熱条件を共通の加熱条件に設定できるため、次の画像形成ジョブを実行する場合に加熱条件の切り替えに伴う待機時間を抑制できる。なお、変更した記録材の種類を含む共通の加熱条件がない場合には、図7のS104からS111に移行し、図8のフローを実行する。
[具体例]
上述のフローの具体例の1例を説明する。まず条件として、画像形成装置100が第2モードで自動判別設定ONの状態であり、カセット101〜105に坪量80g/mの普通紙が収容されているとする。また、80g/mの普通紙のみを画像形成する画像形成ジョブAが実行されており、更に次も80g/mのみを使用する画像形成ジョブBが待機状態であるとする。そして、画像形成ジョブAの実行中にカセット105の記録材が交換され、新たに坪量250g/mの普通紙が収容された場合について説明する。このとき、加熱モードは最薄優先モードに設定され、定着ローラ151の温度は155℃に設定されて、画像形成ジョブが実行されている。
図7において、カセット105の設定が坪量250g/mの普通紙として入力され(S101)、第2モードなのでS102はYes、自動判別設定はONなのでS103はYesとなる。また、図6から、全てのカセットに対して共通の加熱条件で画像形成可能なモードはあるのでS104はYes、候補となる加熱モードは標準モードと薄紙優先モードの複数あるのでS105はYesとなる。そして、加熱温度が最低となる薄紙優先モードが選択され(S106)、新しい加熱モードは薄紙優先モードに決定される(S107)。今の加熱モードは最薄優先モードなので、S108はNoが選択され、加熱モード切替準備状態に移行する(S112)。
次に図9において、画像形成装置100が画像形成中なのでS301はNoで、S304はYes、実行中の画像形成ジョブAは、80g/mの普通紙しか使用しないので、加熱条件の切り替え動作は入らずS305はNoとなる。そして、次の画像形成ジョブBが待機状態なので、S307はYesとなる。画像形成ジョブBも80g/mの普通紙のみを使用するため、現在の最薄優先モードで画像形成可能であることから、S308はYesとなる。そして、画像形成ジョブA終了後、生産性を優先させるために加熱モードの切替動作は実行せず、すぐに画像形成ジョブBが開始される(S309)。加熱モード切替準備状態は維持されてS304に戻り、S305はNo、画像形成ジョブBの次には画像形成ジョブがないためS307はNoと判定される。そして、画像形成ジョブBが終了し、画像形成ジョブBの終了動作が実行されているとき、加熱モード切替動作も同時に実行され(S312)、加熱モードは薄紙優先モードとなって加熱モード切替準備動作は完了となる。
このように、画像形成ジョブBの終了時に薄紙優先モードに変更されており、次にカセット105を使用する画像形成ジョブが実行された場合でも、加熱条件の切り替えがなく画像形成ジョブを実行することが可能である。このため、加熱条件の切り替えに伴う待機時間を抑制できる。
[本実施形態の効果]
本実施形態の場合、上述のように、定着装置15の加熱条件を、全てのカセットに収容される記録材の種類に共通の加熱条件に設定するため、その後の画像形成ジョブにおける加熱条件を先行して準備可能となる。これにより、加熱条件を切り替えることによる待機時間を抑制でき、生産性を向上させられる。
特に、図9のS303などのように、定着装置15の加熱条件を、画像形成ジョブが入力される前に全てのカセットに収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定すれば、画像形成ジョブの内容に拘らず加熱条件が変更されない。このため、待機時間の発生を抑制できる。
また、上述の各フローで説明したように、画像形成装置100が待機している時間や、元々必要だった定着ローラ151の加熱温度の切り替えタイミングを利用することで、ユーザの画像形成ジョブを優先しながら加熱モードを切り替えることできる。これにより、画像形成ジョブが入力されて、そのジョブで使用する記録材の情報を得て、その都度加熱モードを判定する場合と比較し、定着装置15の加熱条件の切り替えるための待機時間を削減すること可能となる。
更に、共通の加熱条件としての定着ローラ151の加熱温度が複数ある場合には、最も低い加熱温度に設定するため、消費電力を抑制できる。特に、高い加熱量の加熱モードで画像形成されていた場合でも、タイミングを見て低い加熱量の温度条件に自動で変更可能である。例えば、高い加熱量の加熱モードを維持していた場合、定着装置の加熱量維持のために余分に電力を消費する上、画像形成装置自身も余計に温度上昇することで、冷却装置なども多く動作し、多くの余分な電力を消費してしまう。これに対して本実施形態の場合には、定着ローラ151の加熱温度をできるだけ低く設定するように制御しているため、生産性を高めつつ、かつ定着ローラ151の加熱温度をより低い温度で動作させられ、余分な消費電力も削減することが可能である。
<他の実施形態>
上述の説明では、定着装置15の加熱条件を全てのカセットに収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定した。但し、定着装置15の加熱条件は、選択された複数のカセットに収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定しても良い。例えば、選択手段としての選択部21により、ユーザが使用するカセットを選択することができるようにする。そして、第2設定部194は、選択部21により複数のカセット101〜105から選択されたカセットに収容された記録材の種類に共通の加熱条件に、定着装置15の加熱条件を設定する。したがって、本発明は、ユーザにより全てのカセット101〜105を画像形成で使用可能とするか、或いは、何れかのカセットを画像形成に使用しないように設定できるようにしても良い。例えば、使用頻度の低い記録材が収容されているカセットは、通常、画像形成に使用しないように設定し、この記録材を使用しなければならない場合に画像形成に使用できるように設定する。これにより、使用しない記録材が、加熱条件を設定するための条件から外れるため、より共通の加熱条件を設定し易くなる。
また、上述の説明では、定着装置15の加熱条件を定着ローラ151の加熱温度とした。但し、定着装置15の加熱条件はこれに限らず、加圧ローラ152などの他のローラの温度や、記録材の搬送速度を制御することで、記録材Pに対する加熱量を制御するようにしても良い。
また、上述の説明では、共通の加熱条件としての加熱温度が複数ある場合には、定着ローラ151の加熱温度を最も低い温度に設定した。但し、本発明では、この場合に任意に設定するようにしても良く、例えば、使用頻度に応じて使用頻度が高い温度に設定しても良い。例えば、標準モードがその画像形成装置で最も使用頻度が高く、共通の加熱条件に標準モードがあれば標準モードとするようにしても良い。或いは、予め加熱モードの優先順位を決めておき、その順位にしたがって設定するようにしても良い。
また、制御部19は、画像形成ジョブの終了に伴い待機モードへ移行しているときに、次のように制御するようにしても良い。即ち、複数のカセット101〜105に収容された記録材の種類に応じた目標温度が複数の目標温度を取り得る(加熱条件が複数ある)場合は、次のようにする。即ち、前回の画像形成ジョブで使用された記録材の種類に応じた目標温度(加熱条件)にて、定着ローラ151などが加熱されるように構成する。一方、複数のカセット101〜105に収容された記録材の種類に対応する目標温度が単一の目標温度を取り得る(加熱条件が1つの)場合は、その目標温度にて定着ローラ151などが加熱されるように構成する。また、このようなときに、複数のカセット101〜105に収容された記録材の種類に応じた目標温度が複数の目標温度を取り得る場合で、且つ前回の画像形成ジョブで複数種類の記録材が使用された場合、次のようにする。即ち、前回の画像形成ジョブで最後に使用された記録材の種類に応じた目標温度にて定着ローラ151などが加熱されるように構成する。
更に、上述の説明では、画像形成装置100は、第1モード及び第2モードを実行可能な構成としたが、本発明は、第2モードのみを実行可能な構成にも適用可能である。また、各フローの全てが実行されなくても良く、何れかが実行できれば良い。例えば、図9のS303、S306、S310、S312、S314に関連するステップのうち、何れか1個又は複数のステップを実行するようにしても、待機時間の抑制と言う効果は得られる。
15・・・定着装置(定着手段)、19・・・制御部、21・・・選択部(選択手段)、100・・・画像形成装置、101〜105・・・カセット(記録材収容手段)、151・・・定着ローラ(加熱部材)、192・・・切替部(モード切替手段)、194・・・第2設定部(設定手段)

Claims (17)

  1. それぞれが記録材を収容する複数の記録材収容手段と、
    前記記録材収容手段から搬送された記録材にトナー画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によりトナー画像が形成された記録材を加熱して、記録材にトナー画像を定着させる定着手段と、
    画像形成ジョブが入力される前に、前記定着手段の加熱条件を、前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する設定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. それぞれが記録材を収容する複数の記録材収容手段と、
    前記記録材収容手段から搬送された記録材にトナー画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によりトナー画像が形成された記録材を加熱して、記録材にトナー画像を定着させる定着手段と、
    前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類毎に前記定着手段の加熱条件を設定する第1モードと、前記定着手段の加熱条件が共通となる記録材の種類が前記第1モードよりも多く、前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件があれば、前記共通の加熱条件に前記定着手段の加熱条件を設定する第2モードとを切り替え可能なモード切替手段と、
    前記モード切替手段により前記第2モードに切り替えられた場合に、画像形成ジョブが入力される前に、前記定着手段の加熱条件を、前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する設定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記設定手段は、前記画像形成ジョブが入力される前の待機状態で、前記定着手段の加熱条件を前記共通の加熱条件に設定する、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記設定手段は、前記画像形成ジョブとしての第1画像形成ジョブの前の第2画像形成ジョブが入力されてから前記複数の記録材収容手段の少なくとも何れかの記録材の種類が変更され、且つ、前記第2画像形成ジョブの途中で前記定着手段の加熱条件の切り替えがある場合には、前記加熱条件の切り替え時に前記定着手段の加熱条件を、変更した記録材の種類を含む前記共通の加熱条件に設定する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記設定手段は、前記画像形成ジョブとしての第1画像形成ジョブの前の第2画像形成ジョブが入力されてから前記複数の記録材収容手段の少なくとも何れかの記録材の種類が変更され、且つ、前記第2画像形成ジョブと前記第1画像形成ジョブとで前記定着手段の加熱条件の切り替えがある場合には、前記加熱条件の切り替え時に前記定着手段の加熱条件を、変更した記録材の種類を含む前記共通の加熱条件に設定する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. それぞれが記録材を収容する複数の記録材収容手段と、
    前記記録材収容手段から搬送された記録材にトナー画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によりトナー画像が形成された記録材を加熱して、記録材にトナー画像を定着させる定着手段と、
    画像形成ジョブが入力されてから前記複数の記録材収容手段の少なくとも何れかの記録材の種類が変更され、且つ、前記画像形成ジョブの途中で前記定着手段の加熱条件の切り替えがある場合には、前記加熱条件の切り替え時に前記定着手段の加熱条件を、変更した記録材の種類を含む前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する設定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. それぞれが記録材を収容する複数の記録材収容手段と、
    前記記録材収容手段から搬送された記録材にトナー画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によりトナー画像が形成された記録材を加熱して、記録材にトナー画像を定着させる定着手段と、
    画像形成ジョブが入力されてから前記複数の記録材収容手段の少なくとも何れかの記録材の種類が変更され、且つ、次の画像形成ジョブで前記定着手段の加熱条件の切り替えがある場合には、前記加熱条件の切り替え時に前記定着手段の加熱条件を、変更した記録材の種類を含む前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する設定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. それぞれが記録材を収容する複数の記録材収容手段と、
    前記記録材収容手段から搬送された記録材にトナー画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によりトナー画像が形成された記録材を加熱して、記録材にトナー画像を定着させる定着手段と、
    画像形成ジョブが入力されてから前記複数の記録材収容手段の少なくとも何れかの記録材の種類が変更され、且つ、次の画像形成ジョブが入力されていない場合には、前記画像形成ジョブの終了動作時に前記定着手段の加熱条件を、変更した記録材の種類を含む前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する設定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. それぞれが記録材を収容する複数の記録材収容手段と、
    前記記録材収容手段から搬送された記録材にトナー画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によりトナー画像が形成された記録材を加熱して、記録材にトナー画像を定着させる定着手段と、
    画像形成ジョブが入力されてから前記複数の記録材収容手段の少なくとも何れかの記録材の種類が変更され、且つ、画像形成ジョブの準備動作中である場合には、前記準備動作中に前記定着手段の加熱条件を、変更した記録材の種類を含む前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する設定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記設定手段は、前記定着手段の加熱条件を、全ての前記記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし9のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記複数の記録材収容手段から使用する記録材収容手段を選択する選択手段を有し、
    前記設定手段は、前記定着手段の加熱条件を、前記選択手段により選択された複数の前記記録材収容手段に収容された記録材の種類に共通の加熱条件に設定する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし9のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記定着手段は、記録材を加熱する加熱部材を有し、
    前記定着手段の加熱条件は、前記加熱部材の加熱温度であり、
    前記設定手段は、前記共通の加熱条件としての前記加熱温度が複数ある場合には、前記加熱部材の加熱温度を最も低い温度に設定する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし11のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記設定手段は、前記共通の加熱条件がない場合には、前記画像形成ジョブの入力がされた後に、前記定着手段の加熱条件を、前記画像形成ジョブに基づく前記加熱条件の切替回数が最も少ない加熱条件に設定する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし12のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記定着手段は、記録材を加熱する加熱部材を有し、
    前記定着手段の加熱条件は、前記加熱部材の加熱温度であり、
    前記設定手段は、前記加熱条件の切替回数が最も少ない加熱条件としての前記加熱温度が複数ある場合には、前記加熱部材の加熱温度を最も低い温度に設定する、
    ことを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 記録材を収容する複数の記録材収容手段と、
    前記記録材収容手段から搬送された記録材にトナー画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により記録材に形成されたトナー画像を定着する定着手段と、
    前記定着手段が目標温度を維持するようにこれを加熱する加熱手段と、
    前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に対応する情報を取得する取得手段と、
    画像形成ジョブの終了に伴い待機モードへ移行しているとき、前記取得手段の出力に応じて前記目標温度を制御する制御手段と、を有し、
    前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に応じた目標温度が複数の目標温度を取り得る場合は、前回の画像形成ジョブで使用された記録材の種類に応じた目標温度にて前記定着手段が加熱されるように構成し、
    前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に対応する目標温度が単一の目標温度を取り得る場合は、その目標温度にて前記定着手段が加熱されるように構成する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記複数の記録材収容手段に収容された記録材の種類に応じた目標温度が複数の目標温度を取り得る場合で且つ前回の画像形成ジョブで複数種類の記録材が使用された場合、前回の画像形成ジョブで最後に使用された記録材の種類に応じた目標温度にて前記定着手段が加熱されるように構成する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記定着手段の温度を検出する温度検出手段を有し、前記加熱手段は前記温度検出手段の出力に応じて前記定着手段を加熱する、
    ことを特徴とする請求項15又は16に記載の画像形成装置。
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