JP2005195938A - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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宏克 鈴木
Hiroshi Nakai
洋志 中井
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秀樹 小杉
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一郎 門田
Jun Yura
純 由良
Koichi Kato
弘一 加藤
Hiroshi Yasutomi
啓 安富
Kazumi Suzuki
一己 鈴木
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Abstract

【課題】経時で発生するハイライト部の粒状性の悪化を抑制しつつトナー付着量を低減した画像形成プロセスを達成することができる構成の画像形成装置を実現する。
【解決手段】本発明は、像担持体1と、該像担持体を露光して静電潜像を形成する露光装置3と、内部に少なくともトナーを有し前記像担持体上に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する現像装置4と、前記トナー像を記録媒体7上に移動させる転写手段5,8と、前記記録媒体上のトナー像を固定化する定着装置9とを備えた画像形成装置において、前記露光装置3における露光エネルギーを変更する露光エネルギー変調手段と、前記現像装置4の動作時間を検知する現像動作時間検知手段を有し、前記現像動作時間検知手段の結果に応じて露光エネルギーを変調する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンター、プロッター、ファクシミリ等の画像形成装置および、その画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジに関する。
近年、複写機、プリンターなどの画像形成装置は市場に広く普及するようになっており、また、ドキュメントのカラー化に伴ってカラー画像形成装置も市場に広く普及しつつある。
画像形成装置として広く普及している電子写真方式においては、代表的な画像形成プロセスとして以下のプロセスが実行されている。すなわち、まず像担持体である感光体を帯電器によって一様に帯電させ、次いで帯電させられた感光体に対し画像情報に応じた露光を行なって非画像部と画像部との間に電位差を生じさせる。次に現像器によって画像部にのみトナー粒子を付着させ、これを記録紙やOHPシートなどの記録媒体に直接あるいは中間転写体を介して転写する。また、カラー画像を形成する場合には、以上の画像形成プロセスを色毎に実施し、感光体上に順次各色のトナー像を形成してこれを順次記録媒体に直接あるいは中間転写体を介して転写する、あるいは感光体上に複数色のトナー像を重ねて形成してこれを一括して記録媒体に直接あるいは中間転写体を介して転写する、あるいは複数の感光体上にそれぞれの色のトナー像を形成してこれを転写時に記録媒体に直接あるいは中間転写体を介して重ね合わせる、など公知の種々の方法で各色のトナー像を重ね合わせる。記録媒体上に形成された単色あるいはカラーのトナー像は定着器において記録媒体上に固定される。
ところで単色画像と比べてカラー画像は背景部も着色されている場合が多く、1枚の画像形成当たりに消費するトナーの量が多くなりがちである。しかし、トナー消費量の増大は環境負荷低減の観点から好ましくない。
また、画質の面からは、1つの画素に対して多くのトナーを付着させると、1画素当たりのトナー層厚みが厚くなるため、転写時にトナーのチリが発生しやすくなり、また、定着時にトナー像のドット面積が拡大しやすくなる。これらの現象は単色画像においても発生し、カラー画像においては特に顕著に発生する。これによって画像の鮮鋭性が阻害され、画質の劣化につながる。
さらにカラー画像においては、1画素に付着するトナーの色数は画素毎に異なるために画素毎にトナー層の厚みが変化し、定着時のドット面積拡大率も変化する。1画素当たりのドット面積が異なると画像の粒状性が悪化する、すなわち画像にざらつき感を与えることとなり、画質の劣化につながる。
ここで、露光エネルギーの制御による粒状性の改善の従来技術として、特許文献1に開示されているように、感光体の光電位減衰特性に注目し、露光装置の光ビームの出力エネルギーを制御する方式や、特許文献2に開示されているように、ハイライト部において露光パターンを選択使用する方式、などが提案されている。
一方、長期間現像器を使用していくと、内部のトナーは機械的、熱的なストレスにより劣化していく。特にトナーに被覆しているシリカなどの外添剤は、そのストレスによりトナー表面に埋没したり、離脱してしまう。すると帯電特性や流動性が変化し、画質が劣化してしまうことが問題となる。これについては、特許文献3や特許文献4に開示されているように、外添剤の形状、粒径を規定することでトナーの経時劣化を防止する方式が提案されている。
特開2000−118036号公報 特開2003−54026号公報 特開2002−196526号公報 特開2003−057864号公報
画質向上の有力な手段として、画像部の単位面積当たりに付着するトナーの量を低くすることが考えられる。以下においては、画像部の単位面積当たりに付着するトナーの重量をM/Aと呼び、単位面積当たりに付着するトナーの量を表わす特性として用いる。
トナー付着量の低減はトナー消費量の低減につながり環境負荷を低減させる。また、トナー付着量の低下によって転写チリ、定着時のドット面積の拡大が抑制され、画素間でのドット面積差も縮小される。さらにトナー層の厚みに起因する記録媒体の変形、カール等の不具合も大幅に軽減される。かかる観点から、本出願人はトナー付着量を低減させた場合の高画質化等を研究してきた。
しかし、検討を進めていくうちに、本出願人は、トナー付着量を低減させた画像形成プロセスにおいて、装置の使用時間が長くなるにつれ画像の粒状性が著しく悪化していき、初期の画像品質を維持することが出来ないことに気づいた。特に装置の初期の画像品質に比べ、経時での画質はハイライト部における粒状性が悪化していることを発見した。
ここで初期と経時での現像装置内のトナーを電子顕微鏡(SEM)にて観察した。すると初期トナーではトナー表面に外添剤が被覆している様子が観察されたが、経時トナーではトナー表面には外添剤が観察されなかった。これは前述の従来技術で説明したように、機械的および熱的なストレスにより経時のトナーでは外添剤が埋没および離脱してしまっていることを表す。
この外添剤の埋没、離脱した経時トナーが、画質に及ぼす影響を調べるために、本出願人は以下のような実験を行った。
まず初期状態と経時状態の現像装置を2種類用意し、それぞれを画像形成装置に設置して画像出力を行う。経時状態の現像装置は、内部に現像剤を入れた状態で、単体駆動装置にて120分間空回しをして加速的に作成した。このときのトナーはサンプリングし電子顕微鏡にて外添剤の被覆状態を観察すると、前述したような外添剤が埋没および離脱した状態の経時トナーと同様の表面状態となっていることを確認した。
また、画像形成条件としては、解像度1200[dpi](dpi:ドット/インチ)、帯電電位−630[V]、現像バイアス−500[V]、トナー径5.5[μm]、キャリア径35[μm]とし、紙上のベタ画像(全面にトナーを付着させた状態)における単位面積当たりのトナー付着量M/Aが0.45[mg/cm2]となるように実験条件を設定している。
ここで、画像のざらつき感である粒状性は網点中のドット面積が変動するために引き起こされると考え、ドット面積のばらつきを評価することで、粒状性の代用特性とした。また、各プロセスでの画質劣化の寄与を確かめるため、画像の評価は現像後の感光体上のドット画像、転写後の中間転写体上のドット画像、定着後の紙上ドット画像をそれぞれ評価した。ドット面積の評価は、各プロセスにてドット画像をデジタルマイクロスコープにて撮影し、その画像を2値化処理することで網点中の各ドット面積が得られる。そのドット面積の標準偏差をドット面積のばらつき量として評価した。
このときの評価結果を図6に示す。横軸は各プロセスを表し、現像後は感光体上の画像、転写後は中間転写体上の画像、定着後は定着後紙上の画像をそれぞれ表す。また、縦軸はドット面積の変動を表す標準偏差σである。図6より転写後において初期トナーと経時トナーの差が大きくなっており、経時トナーを用いた場合は転写工程において画質劣化が大きくなっていることがわかった。それにより定着後においてもこの画質劣化が助長され、粒状性の悪化を引き起こしていると考えられる。
上記外添剤が埋没および離脱したトナー(経時トナー)の転写工程での画質劣化について、本出願人は以下のようなメカニズムを推定している。経時トナーは初期トナーに比べてトナー表面の外添剤の被覆が少ないため、感光体との非静電的付着力が大きいことが予想される。よって転写効率が低下するが、通常は転写バイアスなどの条件で調整することが可能である。しかしながら、このときベタ画像などの付着量の多いパターンを用いて調整することが主である。本実験では初期と経時のトナーついては紙上のベタ部の付着量が一定になるように既に転写条件を調整しているが、ハイライト部のドット画像についてはベタ部とは転写性が異なり、適正な転写効率が得られていないものと考えられる。
この画像パターンによる転写効率の違いについては以下のように考察している。現像後の感光体上のトナー像は約2層から3層程度のトナー層が形成されていることは従来の計測などでわかっている。転写工程においては転写電界が印加されるため、感光体上のトナーには感光体から中間転写体方向に移動する力が働く。このとき全トナーが転写されるためには、少なくとも感光体とトナー間との付着力よりも強い力で静電的に転写される必要がある。ここで次のような簡易なモデルを考案した。まずベタ画像の場合、感光体上のトナー像は図7(a)のように感光体(OPC)に対し、感光体(OPC)と接触しているトナー1層をAとし、その上に乗っているトナー層がBのようになっているとする。さて、トナー層を図7(a)で考えると、トナー層Aとトナー層Bにはトナーとトナー間の付着力が、トナー層Aと感光体(OPC)にはトナーと感光体間の付着力がそれぞれ働いている。通常、この付着力のうち非静電的な成分は後者の方が大きい。そのため、転写電界が弱いとき、または非静電的な力が大きいときは、トナー層A部分が感光体上に多く残ることになる。つまり経時トナーにおいては非静電的な力が大きくなるため、トナー層A部分の転写残トナーが多くなる。そのため、転写電界を強めたり、入力の付着量(トナー層B部分)を増加させて、目的のベタ付着量を得られるように調整が行われる。ただし、過剰に転写電界をかけることは逆に転写効率を悪化させ、トナーの飛び散りなどの不具合が発生することは周知であるため、あらかじめ狙いの付着量と転写率を考慮してベタ付着量を設定する必要がある。
一方、ハイライト部のドット画像の場合にはその面積が小さくなり、ベタ画像と異なりドット画像のエッジ部の影響があるため、感光体上のトナー像は図7(b)のようにトナー層Bは山型になると考えられる。転写工程ではベタ部と同様の作用が働くが、トナーが劣化して非静電的な付着力が増加した場合に、ベタ画像と同様な割合でトナー層を増加させても、トナー層Bが山型であるためにその増加分は少ない。よって、経時トナーにおいては、紙上のベタ画像が十分な量であっても、ハイライトのドット画像においては転写量が十分でない。このことが経時での粒状性を悪化させている原因であると考えられる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、経時で発生するハイライト部の粒状性の悪化を抑制しつつトナー付着量を低減した画像形成プロセスを達成することができる構成の画像形成装置を提供することである。また、その画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジを提供することである。
上記目的を達成するための手段として、本発明は以下のような構成を備えている。
本発明の第1の構成は、像担持体と、該像担持体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、内部に少なくともトナーを有し前記像担持体上に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する現像装置と、前記トナー像を記録媒体上に移動させる転写手段と、前記記録媒体上のトナー像を固定化する定着装置とを備えた画像形成装置において、前記露光装置における露光エネルギーを変更する露光エネルギー変調手段と、前記現像装置の動作時間を検知する現像動作時間検知手段を有し、前記現像動作時間検知手段の結果に応じて露光エネルギーを変調することを特徴とする(請求項1)。
ここで、第1の構成の画像形成装置において、露光エネルギーの変調については、具体的に以下のような構成を備えている。
すなわち本発明の第2の構成は、第1の構成の画像形成装置において、露光エネルギーの変調は、単位画素当たりの露光エネルギーを、ベタ画像の書込み時の露光エネルギーよりも大きくすることを特徴とする(請求項2)。
また、本発明の第3の構成は、第1または第2の構成の画像形成装置において、露光エネルギーの変調は、入力画像の面積率が25%以下の部分にて行うことを特徴とする(請求項3)。
また、本発明の第4の構成は、第1乃至3の何れか一つの構成の画像形成装置において、前記変調手段は、光源の発光強度を変調することを特徴とする(請求項4)。
さらに、本発明の第5の構成は、第1乃至4の何れか一つの構成の画像形成装置において、前記動作時間検知手段は、前記現像装置の動作時間を積算し、トナーの劣化度合いを算出することを特徴とする(請求項5)。
また、本発明の第6の構成は、第1乃至5の何れか一つの構成の画像形成装置において、主走査および副走査方向の画像解像度のうち、少なくともどちらかが1200[dpi]以上であることを特徴とする(請求項6)。
また、本発明の第7の構成は、第1乃至6の何れか一つの構成の画像形成装置において、擬似中間調処理であるディザ処理の線数が200[lpi](lpi:ライン/インチ)以上であることを特徴とする(請求項7)。
さらに、本発明の第8の構成は、第1乃至7の何れか一つの構成の画像形成装置において、単色のベタの単位面積当たりの付着量が0.50[mg/cm2]以下であることを特徴とする(請求項8)。
また、本発明の第9の構成は、第1乃至8の何れか一つの構成の画像形成装置において、トナーの体積平均粒径が6.0[μm]以下であることを特徴とする(請求項9)。
また、本発明の第10の構成は、第1乃至9の何れか一つの構成の画像形成装置において、トナーの円形度が0.96以上であることを特徴とする(請求項10)。
さらに、本発明の第11の構成は、第1乃至10の何れか一つの構成の画像形成装置において、複数の現像装置を備え、各現像装置はそれぞれ異なる色のトナーを内部に有していることを特徴とする(請求項11)。
また、本発明の第12の構成は、第11の構成の画像形成装置において、前記動作時間検知手段は、少なくとも黒のトナーを内部に有する現像装置の動作時間を検知することを特徴とする(請求項12)。
さらに、本発明の第13の構成は、第1乃至12の何れか一つの構成の画像形成装置に装備されるプロセスカートリッジであって、像担持体と、帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であることを特徴とする(請求項13)。
第1の構成の画像形成装置においては、装置の使用時間によらずにハイライト部において粒状性が損なわれることのない良好な画像を常に得ることができる。また、装置の使用時間に応じて適正な制御を行うので、装置をより長く使用することができ、画像形成装置の長寿命化が図れる。これにより高画質化と長寿命化の両立ができる。また、低コスト化や環境負荷の低減に効果がある。
第2の構成の画像形成装置においては、露光エネルギーの変調はトナー消費量を大きく増やすことなしに効率的に制御を行うことになり、高画質化と長寿命化の両立が図れる。
また、第3の構成の画像形成装置においては、露光エネルギーの変調はハイライト部分のみに適用されることになり、装置全体のトナー消費量を大きく増やすことなしにより効率的に制御を行うことができ、高画質化と長寿命化の両立が図れる。
さらに、第4の構成の画像形成装置においては、露光エネルギーの変調をレーザーの発光強度の変調で行うことにより、PWM変調に比べドット面積を増やすことなく、よりエネルギーを集中することができるので、ハイライト部の再現性がよくなり高画質化を長期間維持することができる。
第5の構成の画像形成装置においては、現像動作時間により直接的にトナーの劣化度合いを把握することができ、また、現像装置やトナーの構成が異なっても簡易な実験により相関を得ることができるので、より正確な制御を行うことが可能となる。よって高画質化と長寿命化の両立が図れる。
また、第6の構成の画像形成装置においては、1200[dpi]のような高解像度で小ドットを形成する場合においても、ハイライト部の粒状性を損なうことなく、高画質化を長期間維持することができる。
さらに、第7の構成の画像形成装置においては、高線数のディザで中間調処理を行い、網点中に小ドットを形成する場合においても、ハイライト部の粒状性を損なうことなく、高画質化を長期間維持することができる。
第8の構成の画像形成装置においては、単色のベタ画像が0.50[mg/cm2]以下と低付着量の場合においても、高画質化と長寿命化の両立を図ることができる。
また、第9の構成の画像形成装置においては、トナーの体積平均粒径が6.0[μm]以下と小粒径である場合においても、初期画像における良好な粒状性を長期間維持することができる。
さらに、第10の構成の画像形成装置においては、形状がより球形であるトナーを用いるので、経時的にトナーが劣化しやすい場合においても、高画質化を長期間維持することができる。
第11の構成の画像形成装置においては、第1乃至10の何れか一つの構成を備え、かつ複数の現像装置を備え、各現像装置はそれぞれ異なる色のトナーを内部に有しているので、カラー画像形成装置において各色のハイライト部の再現性がよくなるため、色重ねした際の色再現性およびグレーバランスが向上するとともに、カラーにおける粒状性も向上する。特にカラー画質で重要な写真調画像における人物の肌色の再現性などが安定する。また、各色の現像装置において低付着量の作像が可能となるため、カラー画像形成装置全体としては大幅なトナー量の低減が図れる。
また、第12の構成の画像形成装置においては、少なくともトナー付着量のばらつきによって粒状性への影響が大きい黒トナーを用いた現像装置において制御をすることにより、経時における粒状性の悪化を効率よく抑制することが可能となる。
第13の構成のプロセスカートリッジにおいては、像担持体と、帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であることにより、このプロセスカ−トリッジを第1乃至12の何れか一つの構成の画像形成装置に用いることにより、装置のライフサイクルをさらに延ばすことができるため、省エネルギー化による環境負荷の低減ができ、かつ良好な画質を長期間にわたり得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す図であって、プロセスカートリッジを有する画像形成装置の概略構成図である。
図1に示すカラー画像形成装置は、いわゆるタンデム方式と言われるカラー画像形成装置であり、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(黒)の各色毎のプロセスカートリッジ(画像形成ユニット)10が中間転写体の移動方向に直列に配置された構成になっている。各色毎のプロセスカートリッジ10は、像担持体であるドラム状の感光体1を中心に帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置6等が配置された構成となっており、同一の構成である。また、各プロセスカートリッジ10の感光体1に対し、露光装置3と、中間転写装置の中間転写体5が配置されており、その他に、用紙搬送部(レジストローラ15、搬送ベルト16等)、紙転写装置8、定着装置9などを備えている。また、中間転写装置の中間転写体5は無端ベルト状の中間転写ベルトであり、この中間転写ベルト5は3つの支持ローラ11〜13に支持されて図中の矢印の方向に回動される。なお、3つの支持ローラ11〜13のうちの一つが駆動ローラであり、他は従動ローラである。また、各感光体と対向する位置の中間転写ベルト5の裏面側には、転写バイアス印加ローラ14がそれぞれ配設されている。本発明においては、上述の感光体1、帯電装置2、現像装置4およびクリーニング装置6等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジ10として一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジ10を複写機やプリンター等の画像形成装置本体に対して着脱可能に構成する。
次に図1に示す構成の画像形成装置におけるカラー画像の作像動作について説明する。各色の画像形成ユニットにおいて、像担持体である感光体1は図中の矢印方向に回転駆動し、帯電装置2によって表面が一様に帯電された後、画像信号に基づき駆動点灯する露光装置3によって露光されることで静電潜像が形成され、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(黒)の各色の現像装置4にて前記静電潜像に応じて感光体上に各色のトナー像が形成される。各画像形成ユニットの感光体1上に形成された各色単色毎のトナー像は、中間転写装置の中間転写ベルト5上に順次転写されることで中間転写ベルト5上に各単色のトナー像が重ねられていく。また、中間転写ベルト5に転写されずに感光体上に残留したトナーはクリーニング装置6により回収される。一方、記録媒体である用紙7は、用紙7をストックしている給紙カセット(不図示)から給紙され、用紙搬送部のレジストローラ15により紙転写装置8へ搬送される。そして前記中間転写ベルト5上に重ねられた4色のトナー像は紙転写装置8によって用紙上へと一括転写される。転写後の用紙7は搬送ベルト16で定着装置9に搬送され、用紙上のトナー像が定着装置9によって熱定着されることで、カラー画像が得られる。
次に本発明の画像形成装置に用いられる像担持体である感光体1について説明する。感光体1は積層型電子写真感光体であり、導電性支持体(導電性基体)上に感光層が設けられているもので、この感光層は電荷発生材料を主成分とする電荷発生層と、電荷輸送材料を主成分とする電荷輸送層との積層で形成されている。そして、感光体1の表層として保護層なども形成されている。本実施形態では、感光体1の全膜厚が20[μm]であるものを用い、特に電荷輸送層の膜厚は15[μm]である。
次に本発明の画像形成装置に用いられるトナーについて説明する。トナー粒子は少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤からなる混合物を、熱ロールミルで溶融混練した後、冷却固化せしめ、これを粉砕分級して得られる母体粒子に、添加剤をヘンセルミキサー等で混合付着させることによって得られる。この場合の結着樹脂、着色剤としては、従来からトナー用結着樹脂として利用されてきたものの全てが適用される。結着樹脂では軟化点90〜150[℃]、ガラス転移温度50〜70[℃]、数平均分子量2000〜6000、重量平均分子量8000〜150000を示すものが特に好ましい。また、着色剤のトナー粒子における含有量は2〜12[%]程度が着色力、帯電性維持のバランスを考慮すると最適である。一方、離型剤としては、公知のもの全てが使用できるが、特にカルナウバワックス、モンタンワックス、および酸化ライスワックスを単独、又は組み合わせで用いることが好ましい。離型剤の使用量としては、トナー樹脂成分に対して1〜10[%]の範囲が良く、トナーバインダー中に分散させる前の離型剤の平均体積粒径は特に10〜300[μm]が好ましい。また、トナー粒子に外部添加される添加剤としては、酸化チタン、シリカ等の無機微粉体が好ましく、より効率的な帯電付与を与える効果がある。なお、トナーの製法としては粉砕法に限るものではなく、乳化重合法や溶解懸濁法などの重合法を用いても良い。
次に本発明の画像形成装置に用いられる現像装置4の構成の一例を図2に基づき説明する。現像剤担持体としての現像ローラ41は、像担持体としての感光体1に近接するようにして配置されており、両者の対向部分に現像領域が形成されるようになっている。上記現像ローラ41には、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂などの非磁性体を円筒状に形成してなる現像スリーブ43が図示を省略した回転駆動機構によって図中の矢印方向(時計回り方向)に回転されるようにして備えられている。現像スリーブ43内には該現像スリーブ43の表面上に現像剤を穂立ちさせるように磁界を形成する磁石ローラ体44が固定状態で備えられている。現像装置内に収容される現像剤はトナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤であり、現像剤を構成するキャリアは、上記磁石ローラ体44から発せられる磁力線に沿うようにして現像スリーブ43上にチェーン状に穂立ちされるとともに、このチェーン状に穂立ちされたキャリアに対して帯電トナーが付着されて磁気ブラシが形成されるようになっている。形成された磁気ブラシは、現像スリーブ43の回転移送にともなって現像スリーブ43と同方向、すなわち時計回り方向に搬送されることとなる。現像剤の搬送方向すなわち時計回り方向における前記現像領域の上流側部分には、現像剤チェーン穂の穂高さ、すなわち現像剤の量を規制するドクタブレード45が設置されている。さらに上記現像ローラ41の後方領域には、現像ケーシング46内の現像剤を撹拌させながら現像ローラ41側に汲み上げるスクリュ47が設置されている。また、スクリュ47の下部のケーシング壁面には、現像剤中のトナー濃度を検出する濃度センサ48が設けられている。なお、この他、現像装置4にトナーを補給するトナー補給部等が設けられるが、図示を省略する。
次に本発明の画像形成装置に用いられる露光装置3の構成の一例を図3に基づき説明する。露光装置3は、図3に示すように、光源であるレーザー発光素子31、コリメータレンズ32、アパーチャ33、シリンドリカルレンズ34、ポリゴンミラー35、およびf−θレンズ36等から構成される、いわゆるレーザー走査光学系を備えており、このレーザー走査光学系が各色用の感光体1に対応して設けられている。レーザー発光素子31から出射した光ビームは、コリメータレンズ32により平行光束となり、アパーチャ33を通過してシリンドリカルレンズ34に入射される。光ビームはシリンドリカルレンズ34により副走査方向に集光されて、ポリゴンミラー35に入射される。光ビームはポリゴンミラー35により感光体1の回転軸方向に平行な主走査方向に走査される。主走査方向に走査された光ビームは、f−θレンズ36によって走査角と走査距離とが比例するように調整され、かつ副走査方向への集光を行なって感光体1上に結像する。
なお、上記のレーザー走査光学系を用いた場合は、ポリゴンミラー35の回転速度を変え、主走査方向のレーザー照射のクロックを変えることで、容易に画像の記録密度の変更をすることができる。また、ポリゴンミラー35の回転速度を変える代わりに、感光体1の線速を変更することでも同様の記録密度変更が可能である。レーザー発光素子31はレーザー光発生のための発光信号を発生する図示しないレーザドライバに接続されて点滅動作を行う。なお、レーザー発光素子31は複数を並列させたいわゆるマルチビームの構成でもよい。
次に露光エネルギーの変調方法について以下に説明する。前記レーザードライバはパルス幅変調(PWM)部と光量変調(PM)部からなる露光エネルギー変調部に接続されている。パルス幅変調(PWM)部はレーザーの発光時間を制御する。具体的には三角波信号と画像信号をコンパレータにて比較することにより所望のパルス幅信号を形成することが可能となる。一方、光量変調(PM)部はレーザー光の強度を制御する。画像信号に対応してレーザー発光素子31に入力する電流値を設定する強度信号を形成する。したがって露光エネルギー変調部においては、画像信号に応じて前記のパルス幅信号と強度信号がレーザードライバに送られるが、例えば入力画像が4bitである場合にはパルス幅信号と強度信号を組合わせて16段階の露光エネルギーを設定することができる。その設定方法はレーザードライバに依存するが、例えばパルス幅変調を2bit、強度変調を2bitとし、画像信号に対しそれらをテーブル化することで変調を行うことなどができる。
本実施形態においては、図示しない制御部(マイクロコンピュータ、メモリ、各種制御回路、クロック、カウンタ、入・出力ポートなどから構成される本体メイン制御板)のメモリに露光エネルギー変調のテーブルを複数備え、それらが入力画像に応じて選択的に適用されることを特徴としている。具体的に図4を用いて説明する。本実施形態の露光エネルギーの変調はパルス幅変調(PWM)を2bit、強度変調(PM)を3bitとし、それぞれの範囲で変調可能である。ここで露光エネルギー変調のテーブルの一例として、パルス幅変調(PWM)は2bitで固定し、強度変調(PM)方向は2bitおよび3bitとしたテーブルを図4(a),(b)のように設け、図4(a)のテーブルをtable(A)、同図(b)のテーブルをtable(B)とする。通常の場合(トナーの劣化なし)においてはtable(A)を用いて作像を行う。そして、トナーが劣化しハイライト部の粒状性が悪化したときには、ハイライト部の作像のみtable(B)を適用し、ベタ画像などのトナー付着量の多いパターンは通常のtable(A)をそのまま用いる。これによりトナーが劣化しハイライト部の粒状性が悪化した場合においても、全体の使用トナー量を増加させることなく、付着量が減少したハイライト部の付着量のみを効率的に増加させることが可能となる。このときハイライト部として、入力画像の面積率が25[%]以下の場合にこの処理を適用することで、効率的にハイライト部の付着量のみを増加させることができる。なお、それよりも大きい面積率で適用すると、階調部での画像濃度の不連続性が目立つこと、および使用トナー量の低減が図れないことから好ましくない。また、テーブル数、および変調数はこの例に限るものではなく、テーブル数を増やすことで、より精密な制御が可能となる。
次に現像装置4の動作時間を検知する現像動作時間検知手段について以下に説明する。画像形成装置の動作の全体制御をする図示しない制御部(本体メイン制御板)から現像駆動モータへは現像駆動信号が発せられる。現像動作時間検知手段はこの駆動信号を検知し、駆動信号の積算時間をカウントし、メモリに格納する。一方、現像装置の動作時間に応じたトナーの劣化レベルは、あらかじめテーブル化されており、メモリ上の積算時間とトナーの劣化レベルとが比較され、露光エネルギー制御のレベルが決定される。このとき露光エネルギー制御信号がLD制御板のレーザードライバに送られることで、露光エネルギーの変調が行われる。
以上の処理を図5のフローチャートに示す。まず、積算された現像駆動時間(T)を取得する(S1)。その現像駆動時間(T)によりトナー劣化レベル(i)が判定される(S2)。このレベルは例えば5段階の外添剤埋没レベルであって、現像の駆動時間との関係がすでに得られている。なお、この関係は使用現像装置とトナーに大きく依存する。そのトナー劣化レベルに応じて、露光エネルギー変調する際のテーブル(TBL(i))が割り付けられる(S3)。次に入力画像中の画素を選択する(S4)。その後、入力画像について網点部ドットの面積率が判定される(S5)。これにより対応する画素がハイライト部か否かが判定される。その画素がハイライト部であった場合には、(S3)の処理で決定された露光エネルギーのテーブル(TBL(i))にて、その画素の露光エネルギーがセットされる(S6)。一方、その画素がハイライト部でない場合には、通常の露光エネルギーのテーブル(TBL(0))にて露光エネルギーがセットされる(S7)。この処理を入力画像中の画素全てについて行う(S8)。
上記の露光エネルギー制御の処理を用い、画像解像度[dpi]、中間調処理の線数[lpi]、トナー体積平均粒径[μm]、トナー円形度、の4つの項目について条件を変えて画像形成を連続的に行い、画質の変化を評価した。そのときの各項目における3水準(A,B,C)の条件を下記の表1に示す。ここで、画像解像度は主走査×副走査を表す。また、体積平均粒径はコールターカウンター(Multisizer3:ベックマンコールター社製)にて計測した。また、円形度はフロー式粒子像測定器(FPIA)を用いてトナーの形状測定をし、以下の式で定義される。
円形度=(粒子の投影面積と同じ面積を有する円の周囲長)/(粒子投影像の周囲長)
この円形度は1.00に近いほど真球であることを表す。
ここで、単色ベタ画像の単位面積当たりの付着量は0.45[mg/cm2]とした。初期画像において、この付着量が0.50[mg/cm2]より多くなると、画質については定着装置9においてトナー像の潰れが大きくなりドット画像面積のばらつきが増大するため粒状性が悪化してしまう。また、消費トナーが増大する点、および定着性を確保するために定着装置9にてより多くの消費電力が必要な点、などから省エネルギー化、環境への負荷低減の観点からも付着量の増加は好ましくない。
Figure 2005195938
次に具体的な実施例として、上記の3水準(A,B,C)の条件で実際に画像形成して得られた画像について、1万枚後、3万枚後、5万枚後のそれぞれにおいて画像評価を行った。評価項目はハイライト部における粒状性の評価であり、良好な順から◎、○、△、×の4段階にて評価を行い、△、×は許容できないレベルとした。評価結果の一覧を下記の表2に示す。
Figure 2005195938
(実施例1から5について)
実施例1から5のように、トナー粒径が5.5[μm]以下、円形度が0.96以上のとき、画像解像度が1200×1200[dpi]および1200×600[dpi]で、かつ線数が240[lpi]および200[lpi]の水準においては、粒状性は5万枚後まで良好なレベルであり、ハイライト部におけるざらつき感の悪化はみられなかった。
一方、比較例1において、画像解像度が600×600[dpi]の場合には粒状性は3万枚からは許容レベルに達していなかった。従って、画像解像度は少なくとも主走査および副走査のどちらかが1200[dpi]以上でないと本発明の露光エネルギーの制御を用いても経時における粒状性の悪化を抑制することができない。また、比較例2において、線数が175[lpi]の場合には、粒状性は3万枚からは許容レベルに達していなかった。従って、中間調処理の線数は少なくとも200[lpi]以上でないと本発明の露光エネルギーの制御を用いても経時における粒状性の悪化を抑制することができない。
(実施例6から8について)
実施例6から8のように、画像解像度が1200×600[dpi]、線数が200[lpi]のとき、トナー粒径が5.5[μm]および4.0[μm]で、かつトナー円形度が0.96および0.98の水準においては、粒状性は5万枚後まで良好なレベルであり、ハイライト部におけるざらつき感の悪化はみられなかった。
一方、比較例3において、トナー粒径が7.0[μm]の場合には、粒状性は1万枚後から許容レベルに達しておらず、ハイライト部のざらつき感が悪かった。従って、トナー粒径は6.0[μm]以下でないと、本発明の露光エネルギーの制御を用いても長期間にわたって粒状性の悪化を抑制することができない。また、比較例4において、トナーの円形度が0.94の場合には、粒状性は3万枚後から許容レベルに達しておらず、ハイライト部のざらつき感が悪かった。従って、トナー円形度は0.96以上にしないと、本発明の露光エネルギーの制御を用いても長期間にわたっては粒状性の悪化を抑制することができない。
以上説明したように、本発明においては、装置の使用時間によらずにハイライト部において粒状性が損なわれることのない良好な画像を常に得ることができる。また、装置の使用時間に応じて適正な制御を行うので、装置をより長く使用することができ、画像形成装置の長寿命化が図れる。これにより高画質化と長寿命化の両立ができる。また、低コスト化や環境負荷の低減に効果がある。従って、本発明を複写機、プリンター、プロッター、ファクシミリ等の画像形成装置に適用することにより、高画質、長寿命で、低コスト化や環境負荷の低減にも効果がある画像形成装置を実現することができる。
本発明の一実施形態を示す図であって、プロセスカートリッジを有する画像形成装置の概略構成図である。 本発明の画像形成装置に用いられる現像装置の構成例を示す概略断面図である。 露光装置の一例を示すレーザー走査光学系の概略構成図である。 露光エネルギー変調のテーブルの一例を示す図である。 本発明の画像形成装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 初期トナーと経時トナーを用いた場合の現像後、転写後、定着後のドット面積の標準偏差を示す図である。 感光体上の付着トナーを中間転写体に転写する際の様子をモデル的に説明する図である。
符号の説明
1:感光体(像担持体)
2:帯電装置
3:露光装置
4:現像装置
5:中間転写装置の中間転写ベルト(中間転写体)
6:クリーニング装置
7:用紙(記録媒体)
8:紙転写装置
9:定着装置
10:プロセスカートリッジ(画像形成ユニット)
11,12,13:支持ローラ
14:転写バイアス印加ローラ
31:レーザー発光素子(光源)
32:コリメータレンズ
33:アパーチャ
34:シリンドリカルレンズ
35:ポリゴンミラー
36:f−θレンズ
41:現像ローラ
43:現像スリーブ
44:磁石ローラ体
45:ドクタブレード
46:現像ケーシング
47:スクリュ
48:濃度センサ

Claims (13)

  1. 像担持体と、該像担持体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、内部に少なくともトナーを有し前記像担持体上に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する現像装置と、前記トナー像を記録媒体上に移動させる転写手段と、前記記録媒体上のトナー像を固定化する定着装置とを備えた画像形成装置において、
    前記露光装置における露光エネルギーを変更する露光エネルギー変調手段と、前記現像装置の動作時間を検知する現像動作時間検知手段を有し、前記現像動作時間検知手段の結果に応じて露光エネルギーを変調することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    露光エネルギーの変調は、単位画素当たりの露光エネルギーを、ベタ画像の書込み時の露光エネルギーよりも大きくすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記露光エネルギーの変調は、入力画像の面積率が25%以下の部分にて行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記変調手段は、光源の発光強度を変調することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記現像動作時間検知手段は、前記現像装置の動作時間を積算し、トナーの劣化度合いを算出することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    主走査および副走査方向の画像解像度のうち、少なくともどちらかが1200[dpi]以上であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    擬似中間調処理であるディザ処理の線数が200[lpi]以上であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    単色のベタ画像の単位面積当たりの付着量が0.50[mg/cm2]以下であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    トナーの体積平均粒径が6.0[μm]以下であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    トナーの円形度が0.96以上であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    複数の現像装置を備え、各現像装置はそれぞれ異なる色のトナーを内部に有していることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11記載の画像形成装置において、
    前記現像動作時間検知手段は、少なくとも黒のトナーを内部に有する現像装置の動作時間を検知することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか一つに記載の画像形成装置に装備されるプロセスカートリッジであって、
    像担持体と、帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカ−トリッジ。
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