JP5177649B2 - 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー担持体の表面上でホッピングさせたトナーを潜像担持体の潜像に付着させて現像を行う現像装置に関するものである。また、かかる現像装置を用いるプロセスユニットや画像形成装置に関するものである。
この種の現像装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この現像装置は、筒状のトナー担持体を有している。そして、筒状のトナー担持体には、回転軸線方向に延在した形状の細長い電極が回転方向に所定のピッチで配設されている。トナー担持体の表面上においては、互いに隣り合う電極の間に振動電界が形成される。そして、この振動電界により、互いに隣り合うの電極の一方の真上からホッピングさせて他方の電極の上に着地させたり、他方の電極の真上からホッピングさせたトナーを一方の電極の上に着地したりする。トナーはこのようにして2つの電極の間でホッピングによる往復移動を繰り返しながら、筒状のトナー担持体の回転に伴って潜像担持体に対向する現像領域まで搬送される。現像領域では、トナー担持体の表面からホッピングして潜像担持体上の近傍まで浮上したトナーが、潜像による電界に引かれて潜像に付着する。この付着により、潜像がトナー像に現像される。かかる構成の現像装置では、ホッピングによってトナー担持体表面との付着力から解放されたトナーを用いることで、低電位現像を実現することができる。例えば、周囲の非画像部との電位差が僅か数十[V]である静電潜像にトナーを選択的に付着させることも可能である。
一方、従来より、回転する現像ローラの表面に担持したトナーを現像ローラと潜像との電位差によって潜像に転移させる現像装置において、現像ローラ表面と、筺体たるケーシングとの間をシール部材でシーリングしたものが知られている。具体的には、この種の現像装置においては、現像ローラの表面の一部をケーシング外に露出させながら潜像担持体に対向させるための開口をケーシングに設けている。この開口の内壁と、現像ローラの表面との間に形成される微少な間隙がそのままになっていると、ケーシング内で舞ったトナーがその間隙を通ってケーシング外に飛散してしまう。そこで、開口の内壁に片持ち支持させたフィルム状のシール部材の自由端を現像ローラの表面にソフトタッチさせて、現像ローラ表面と開口内壁との間をシールすることで、ケーシング内から外部へのトナー飛散を防いでいるのである。
特開2007−133387号公報
トナー担持体の表面上でホッピングさせたトナーによって潜像を現像するホッピング方式の現像装置においても、現像ローラ方式の現像装置と同様に、シール部材を設けてトナー飛散を防止することが望ましい。しかしながら、ホッピング方式においては、トナー担持体の表面に対するトナーの付着力をホッピングによって殆ど無くしていることから、トナー担持体の表面上のトナーをシール部材によって容易に掻き取ってしまう。このため、シール部材を設けると、トナーをトナー担持体の表面移動に伴って搬送することが非常に困難になってしまう。例えば、筒状のトナー担持体の表面における全領域のうち、回転に伴ってケーシング内からケーシング外に向けて移動する箇所と、開口内壁との間をシール部材でシーリングしたとする。すると、ケーシング内でトナー担持体の表面に十分量のトナーを供給したとしても、トナー担持体の表面移動に伴ってそのトナーをケーシング外まで移動させる前にシール部材で掻き取ってしまう。このため、トナーを現像領域まで良好に搬送することができずに、現像不良を引き起こしてしまう。また、トナー担持体の表面における全領域のうち、回転に伴って現像領域からケーシング内に向けて移動する箇所と、開口内壁との間をシール部材でシーリングしたとする。すると、現像領域を通過した後にケーシング内に戻ろうとしているトナーを、シール部材で掻き取ってしまう。そして、掻き取ったトナーをシール部材の表面から落下させるいわゆるトナーこぼれを引き起こして、画像形成装置内を汚染してしまう。
なお、シール部材先端とトナー担持体の表面との間に微妙ギャップを設けたとしても、その微小ギャップがトナーのホッピング高さよりも小さければ、トナー担持体の表面上でホッピングしたトナーをシール部材先端で容易に掻き取ってしまう。
本発明は以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次のような現像装置、並びにそれを用いるプロセスユニット及び画像形成装置を提供することである。即ち、シール部材によって筺体内からのトナー飛散を防ぎつつ、トナーをシール部材で掻き取ってしまうことによる現像不良及びトナーこぼれのうち、少なくとも何れか一方の発生を抑えることができる現像装置等である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、所定方向に並ぶ複数の電極を具備するトナー担持体と、それら複数の電極における少なくとも一部の電極に所定の周期で繰り返されるパルス電圧を印加することで、互いに隣り合う電極の間でトナーをホッピングによって繰り返し往復移動させるための振動電界を形成する第1の電界形成手段と、該トナー担持体を収容する筺体と、該トナー担持体の表面の一部を筺体外に露出させながら潜像担持体に対向させるように該筺体に設けられた開口とを有し、該トナー担持体の表面上でホッピングしているトナーを、該トナー担持体の表面移動に伴って、該トナー担持体と該潜像担持体とが対向する現像領域まで搬送し、該現像領域内でホッピングしたトナーを潜像担持体の潜像に付着させて該潜像を現像する現像装置において、上記トナー担持体の表面と、上記開口の内壁との間をシーリングするシール部材を設けるとともに、該トナー担持体の表面における全領域のうち、少なくとも該シール部材に対する最接近箇所に対向する対向電極に対して電圧を印加することで、上記振動電界によって相対的にトナー担持体の表面上から離れる方向の静電気力が付与されるトナーを該静電気力に反して逆方向に相対移動させるための電界を、該最接近箇所と該対向電極との間に形成する第2の電界形成手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、所定方向に並ぶ複数の電極を具備するトナー担持体と、それら複数の電極における少なくとも一部の電極に所定の周期で繰り返されるパルス電圧を印加することで互いに隣り合う電極の間でトナーをホッピングによって繰り返し往復移動させるための振動電界を形成する第1の電界形成手段と、該トナー担持体を収容する筺体と、該トナー担持体の表面の一部を筺体外に露出させながら潜像担持体に対向させるように該筺体に設けられた開口とを有し、該トナー担持体の表面上でホッピングしているトナーを、該トナー担持体の表面移動に伴って、該トナー担持体と該潜像担持体とが対向する現像領域まで搬送し、該現像領域内でホッピングしたトナーを潜像担持体の潜像に付着させて該潜像を現像する現像装置において、上記トナー担持体の表面における全領域のうち、上記現像領域を通過した後、再び該現像領域に進入する前の箇所と、上記開口の内壁との間をシーリングするシール部材を設けるとともに、該内壁の近傍で、該箇所の全領域のうち、該シール部材に対する最接近箇所よりも該トナー担持体の表面移動方向の上流側の箇所に対向している対向電極に対し、電圧を印加して該箇所と該対向電極との間に電界を形成する第2の電界形成手段を設け、該シール部材との接触によって該トナー担持体の表面移動に追従する動きが阻止されながら、上記振動電界によって相対的にトナー担持体の表面上から離れる方向の静電気力が付与されるトナーを、該第2の電界形成手段によって形成される電界によって該静電気力に反して逆方向に相対移動させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、所定方向に並ぶ複数の電極を具備するトナー担持体と、それら複数の電極における少なくとも一部の電極に所定の周期で繰り返されるパルス電圧を印加することで互いに隣り合う電極の間でトナーをホッピングによって繰り返し往復移動させるための振動電界を形成する第1の電界形成手段と、該トナー担持体を収容する筺体と、該トナー担持体の表面の一部を筺体外に露出させながら潜像担持体に対向させるように該筺体に設けられた開口とを有し、該トナー担持体の表面上でホッピングしているトナーを、該トナー担持体の表面移動に伴って、該トナー担持体と該潜像担持体とが対向する現像領域まで搬送し、該現像領域内でホッピングしたトナーを潜像担持体の潜像に付着させて該潜像を現像する現像装置において、上記トナー担持体の表面と、上記開口の内壁との間をシーリングするシール部材を設けるとともに、複数の上記電極のうち、上記トナー担持体の表面における該シール部材に対する最接近箇所、の上に電界を形成する電極については、上記パルス電圧を印加せずに、トナーとは逆極性の直流電圧を印加するように、上記電界形成手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の現像装置において、上記シール部材として、少なくとも一部が導電性材料からなるものを用い、且つ、該シール部材を上記対向電極として利用したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項2の現像装置において、上記対向電極として、ワイヤ状のものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項2の現像装置において、上記対向電極を上記シール部材に固定したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体を帯電させる帯電手段と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段と、現像によって得られたトナー像を該潜像担持体の表面から転写体に転写する転写手段と、転写工程を経た後の潜像担持体表面に付着している転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置に用いられ、少なくとも、該潜像担持体、帯電手段及びクリーニング手段のうちの1つと、該現像手段とを1つのユニットとして共通の保持体に保持させて画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能にしたプロセスユニットにおいて、上記現像手段として、請求項1乃至6の何れかの現像装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを有する画像形成装置において、上記現像手段として、請求項1乃至6の何れかの現像装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像形成装置において、上記現像装置として、上記潜像担持体上の潜像を互いに異なる色のトナーによって現像する複数のものを設けたことを特徴とするものである。
これらの発明においては、トナー担持体の表面と、筺体の開口の内壁との間をシーリングするシール部材により、筺体内からのトナー飛散を防ぐことができる。
また、これらの発明のうち、請求項1の発明特定事項の全てを備えるものでは、トナー担持体の表面上のトナーを、トナー担持体の表面移動に伴ってシール部材との最接近領域(例えばトナー担持体とシール部材との当接領域)に進入させる際に、第2の電界形成手段によって形成した電界でトナー担持体の表面に強制的に押し付ける。これにより、トナーに対してトナー担持体の表面との付着力を発揮させることで、トナーを掻き取り難くする。このような作用を奏する本発明において、シール部材を、トナー担持体の表面における全領域のうち、筺体内から筺体外に向かう箇所と、筺体の開口内壁との間に設けていたとする。すると、筺体内でトナー担持体の表面上に供給したトナーを、シール部材で掻き取ってしまうことなく現像領域まで良好に搬送することが可能になるので、現像不良の発生を抑えることができる。また、シール部材を、トナー担持体の表面における全領域のうち、筺体外から筺体内に向かう箇所と、筺体の開口内壁との間に設けていたとする。すると、トナー担持体の表面移動に伴って現像領域に通したトナーを、シール部材で掻き取ってしまうことなく筺体内まで良好に搬送することが可能になるので、トナーこぼれの発生を抑えることができる。
また、請求項2の発明特定事項の全てを備えるものでは、トナー担持体の表面移動に伴って現像領域に通したトナーを、シール部材によってトナー担持体の表面から掻き取ってしまったとしても、そのトナーを第2の電界形成手段によって形成した電界でトナー担持体の表面に強制的に付着させる。そして、トナー担持体の表面移動に伴って、シール部材との最接近領域に向けて再搬送する。この再搬送により、トナーこぼれの発生を抑えることができる。
また、請求項3の発明特定事項の全てを備えるものにおいて、トナー担持体の表面上のトナーを、トナー担持体の表面移動に伴ってシール部材との最接近領域に進入させる際には、トナーをホッピングさせずに、電極上に形成される電界によってトナー担持体の表面に引き付ける。これにより、トナーに対してトナー担持体の表面との付着力を発揮させることで、トナーを掻き取り難くする。かかる構成では、シール部材を、トナー担持体の表面における全領域のうち、筺体内から筺体外に向かう箇所と、筺体の開口内壁との間に設けていたとしても、筺体内でトナー担持体の表面上に供給したトナーを、シール部材で掻き取ってしまうことなく現像領域まで良好に搬送する。よって、現像不良の発生を抑えることができる。また、シール部材を、トナー担持体の表面における全領域のうち、筺体外から筺体内に向かう箇所と、筺体の開口内壁との間に設けていたとしても、現像領域に通したトナーを、シール部材で掻き取ってしまうことなく筺体内まで良好に搬送する。よって、トナーこぼれの発生を抑えることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明を適用した電子写真方式の画像形成装置の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の現像装置と感光体とを示す概略構成図である。同図において、ドラム状の感光体150は、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に所定の線速で回転駆動される。感光体150としては、例えば、厚み13[μm]の有機感光層を具備するものを用いている。回転駆動される感光体150の表面は、図示しない帯電装置によって例えば、−300〜−500[V]に一様に帯電せしめられる。図示しない光書込装置は、このように帯電せしめられた感光体地肌部に対して、1200[dpi]解像度で光走査を行う。この光走査により、感光体150の表面には静電潜像が形成される。静電潜像の電位は、例えば0〜−50[V]程度である。
感光体150の図中左側方には、筒状のトナー担持ローラ2を有する現像装置1が配設されている。現像装置1は、筺体としてのケーシング11の内部に形成されたトナー収容部13の中に、図示しないトナーを収容している。このトナーは、図中反時計回り方向に回転駆動される撹拌パドルにより、撹拌されながら後述する弾性ローラ15に向けて搬送される。
ケーシング11内において、トナー収容部13の図中右側方には、弾性ローラ15が配設されている。この弾性ローラ15は、図示しない軸受けによって回転自在に支持される金属製の軸部材と、これの周面に形成された円柱状のローラ部とを具備しており、ローラ部はスポンジ等の発泡セルを具備する弾性部材から構成されている。そして、そのローラ部を後述するトナー担持ローラ2に対してカウンター方向に摺擦させるように、図示しない駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される。撹拌パドル14の回転に伴ってトナー収容部13から弾性ローラ15に向けて搬送されたトナーは、弾性ローラ15のローラ部に汲み上げられる。そして、弾性ローラ15とトナー担持ローラ2との当接部にて、弾性ローラ15からトナー担持ローラ2の表面に供給される。この際、弾性ローラ15とトナー担持ローラ2との間で擦られることで、負極性への摩擦帯電が助長される。なお、弾性ローラ15には、トナー供給バイアスが印加されており、弾性ローラ15とトナー担持ローラ2との電位差により、弾性ローラ15からトナー担持ローラ2へのトナーの転移が助長される。
トナー担持ローラ2の表面上に供給されたトナーは、後述する理由により、トナー担持ローラ2の表面上でホッピングしながら、トナー担持ローラ2の回転に伴って、トナー供給領域から現像領域に向けて搬送される。そして、現像領域において、感光体150上の静電潜像に付着して、それをトナー像に現像する。
図2は、現像装置1のトナー担持ローラ2を示す斜視図である。また、図3は、トナー担持ローラ2のローラ部3を示す横断面図である。また、図4は、ローラ部4を正面から示す模式図である。図2に示すように、トナー担持ローラ2は、ローラ部3、これの軸線方向の両端面にそれぞれ接続されたフランジ(6,7)、それぞれのフランジの中心から突出する軸部材(4,5)などを有している。ローラ部3の周面には、ローラ軸線方向に延在する形状の複数の電極が、周方向(回転方向)に所定のピッチで並ぶように形成されている。これら電極のうち、周方向において1個おきに並んでいるもの同士は、互いに同じ電位状態にされる電気的に同相の電極になっている。具体的には、ローラ部3の周面には、図3や図4に示すように、A相電極3aとB相電極3bとが周方向に交互に並ぶように配設されている。A相電極3aは、ローラ部3の軸線方向の一端まで延在しており、ローラ部3の一端には金属製のフランジ6が接続されている(図4)。この第1フランジ6により、複数のA相電極3aが互いに電気的に導通している。第1フランジ6の中心には、図示しない軸受けによって回転自在に支持される軸部材4が突設せしめられている。また、B相電極3bは、ローラ部3の軸線方向の他端まで延在しており、ローラ部3の他端には金属製の第2フランジ7が接続されている。この第2フランジ7により、複数のB相電極3bが互いに電気的に導通している。第2フランジ7の中心には、図示しない軸受けによって回転自在に支持される軸部材5が突設せしめられている。
図2に示したトナー担持ローラ2は、現像装置内において、軸部材4,5が回転自在に支持されながら回転駆動される。そして、図示のように、第1フランジ6には、搬送電源25によってA相パルス電圧が印加される。この印加は、不動に固定された状態で回転する第1フランジ6に摺擦する図示しない摺擦電極を介して行われる。第1フランジ6に印加されたA相パルス電圧は、複数のA相電極3aにそれぞれ導かれる。また、第2フランジ7には、搬送電源25によってB相パルス電圧が印加される。この印加も、不動に固定された状態で回転する第2フランジ7に摺擦する図示しない摺擦電極を介して行われる。第2フランジ7に印加されたB相パルス電圧は、複数のB相電極3bにそれぞれ導かれる。
図5は、A相電極3aに印加されるA相パルス電圧、及びB相電極3bに印加されるB相パルス電圧の波形を示すグラフである。A相パルス電圧と、B相パルス電圧とは、図示のように互いに逆位相になっており、単位時間あたりにおける平均電位は互いに同じである。それぞれのパルス電圧の波形における中心位置で水平方向に延在している線が、この平均電位を示している。平均電位は、それぞれ、トナーと同極性であるマイナス極性で、且つ感光体150の潜像電位と地肌部電位との間の値になっている。これにより、A相電極3aやB相電極3bは、平均的にトナーと同極性で且つ静電潜像と地肌部との間の電位を帯びる。このようなパルス電圧がそれぞれの電極に印加されると、トナー担持ローラ2におけるローラ部3の表面上のトナーが、A相電極3a上とB相電極3b上との間を往復移動するように繰り返しホッピングする。以下、トナー担持ローラ2の表面上でトナーが所定の周期でホッピングを繰り返している状態をフレア(Flare)という。
なお、図示のような矩形波状のパルス電圧では、極性が瞬時に切り替わるため、トナーに対して大きな静電力を付与することが可能である。但し、サイン波状のパルス電圧や三角波状のパルス電圧を採用してもよい。
また、一方の軸部材(電極)に周波数fの矩形波状のパルス電圧を印加する一方で、もう一方の軸部材(電極)には、前記パルス電圧の平均電位となる直流電圧を印加しても、逆位相のパルス電圧を採用する場合と同様に、フレア現象を生起せしめることが可能である(図6)。
ローラ部3の周面におけるA相電極3a上とB相電極3bとの間をホッピングによる往復移動の繰り返しで、ローラ部3の周面上にフレアを形成しているトナーは、トナー担持ローラ2の回転駆動により、感光体150に対向する現像領域まで搬送される。そして、現像領域にて、その放物線状のホッピング軌跡の頂点付近で感光体の静電潜像の近傍に至ると、静電潜像の静電気力によって引かれながらホッピング軌跡から外れて、静電潜像に付着する。これに対し、放物線状のホッピング軌跡の頂点付近で感光体の地肌部の近傍に至ると、ホッピング軌跡から外れることなく下降して、ローラ部3の表面付近まで下降する。
なお、図3に示すように、ローラ部3の表面には、絶縁材料からなる表面保護層3dを設けている。この表面保護層3dにより、トナーとA相電極3aやB相電極3bとの直接接触を回避することで、電極からトナーへの電荷注入の発生を回避している。
以上の構成の現像装置1においては、ホッピングによってローラ部3との吸着力が解かれた状態のトナーを現像に用いることで、現像ローラや現像スリーブを用いる1成分現像方式や二成分現像方式では実現が望めなかったほどの低電位現像を実現することができる。
先に示した図1において、現像領域で現像に寄与しなかったトナーは、トナー担持ローラ2の回転に伴ってケーシング11内に戻った後、トナー担持ローラ2のローラ部3と弾性ローラ15とが当接する供給領域に戻る。そして、戻ったトナーの一部は、この供給領域においてトナー担持ローラ2から弾性ローラ15に回収される。トナーはホッピングによってローラ表面との付着力を発揮していないので、トナー担持ローラ2に対してカウンター方向に摺擦する弾性ローラ15によって容易に掻き取られたり均されたりするからである。同時に、新しいトナーが弾性ローラ15からトナー担持ローラ2に供給される。このような掻き取り回収、均し、及び供給の相乗作用により、トナー供給領域を通過した後のトナー担持ローラ2表面上では均一量のトナーがホッピングするようになる。
感光体150の表面で現像されたトナー像は、図示しない転写手段によって感光体150から記録紙に転写された後、図示しない定着手段によって記録紙上に定着せしめられる。
ローラ部3の基材としては、樹脂等の絶縁性材料を例示することができる。また、ステンレス等の導電性材料からなる部材の表面に、SiO等の絶縁材料からなる絶縁膜を成膜した材料でもよい。A相電極3aやB相電極3bは、フォトリソグラフィー等の技術により、基材の表面上に対して、Al、Cu、Ni−Cr等の導電性材料が0.1〜10[μm]、好ましくは0.5〜2.0[μm]の厚みで電極形状にパターニングされたものである。
A相電極3a、B相電極3bにおけるローラ周方向の長さである電極幅wや電極間距離Rの設定は、トナーのホッピング効率に大きく影響する。ここで、電極ピッチPは、P=R+wで表される。互いに隣り合う電極の間にあるトナーは、両電極間に形成される電界のうち、一方の電極の端と他方の電極の端との間をほぼ水平方向に架橋している電界成分の電気力線に沿って移動する。これに対し、電極の上に乗っているトナーは、その電極から放物線を描くようにして他方の電極に向けて延びる電気力線に沿って移動する。このように放物線を描くように移動するトナーは、電極の幅方向の中央付近に位置するトナーであり、電極の幅wが大きくなるほどその数が増加する。パルス電圧の値に比して電極の幅wが大きくなり過ぎると、電極の幅方向の中央付近から隣の電極に向けて延びる電気力線の強度が比較的小さくなるため、ホッピング効率が低下する。本発明者らの実験によれば、低電圧で効率よくトナーをホッピングさせるためには、電極幅wを適切な範囲に設定する必要があった。また、電極間距離Rは、パルス電圧や電極幅wとともに、電極間の電界強度を決定するパラメータとなる。パルス電圧や電極幅wが一定の条件下では、電極間距離Rが小さくなるほど、電極間の電界強度が強くなってトナーのホッピングの初速度が速くなる。トナーのホッピング速度は、ある程度の速さであることが望ましいが、速すぎるとホッピング1回あたりのトナー飛翔時間が短くなり過ぎて、トナーがトナー担持ローラ2表面上に着地している時間が大半を占めてしまう。このような場合には、パルス電圧の周波数を低くしてトナー飛翔時間の延長化を図ることである程度は対処できるが、対処し切れない場合もある。よって、電極間距離Rについても、適切な範囲に設定する必要がある。また、表面保護層3dの厚みも、電界強度に影響を与えるパラメータとなる。厚みが大きくなるほど、電気力線の垂直成分の強さが小さくなるからである。以上のことから、電極の幅wと、電極間距離Rと、表面保護層3dの厚さと、パルス電圧との関係を、適正に設定する必要がある。第1実施形態に係る画像形成装置においては、電極幅w、電極間距離Rをそれぞれ、トナー平均粒径の1倍以上20倍以下に設定している。
表面保護層3dの材料としては、SiO、BaTiO、TiO、TiO、SiON、BN、TiN、Ta等を例示することができる。ジルコニア、あるいは二成分現像剤のキャリアのコート材料として一般的に使われる材料、例えばシリコーン系樹脂などでもよい。また、絶縁性の有機材料を用いてもよい。また、絶縁性の無機材料の上に、ポリカなどといった絶縁性の有機材料をコートしたものでもよい。表面保護層3dの厚さは、0.5〜10[μm]、好ましくは0.5〜3[μm]が好適である。
トナー担持ローラ2のローラ部3は、A4サイズの短手幅に相当する21[cm]、または長手幅に相当する30[cm]を超える長さになっている。
トナー担持ローラ2についは、例えば以下に説明する製法によって製造することが可能である。即ち、絶縁性シートなどといったフレキシブルなシート材の表面に電極パターンを形成し、それを円筒状基材に巻き付ける製法である。詳しくは、ポリイミドからなるベースフィルム(厚さ20〜100μm)の表面に、蒸着法によって厚み0.1〜0.3[μm]のCu、Al、Ni−Cr等の導電性材料からなる導電膜を形成する。一辺の長さが30〜60[cm]程度の平面であれば、ロール・トゥ・ロール用の装置によって導電膜を形成することが可能である。蒸着法の具体例としては、スパッタ法、イオンプレーティング法、CVD法、イオンビーム法、等を例示することができる。スパッタ法で成膜する場合には、ポリイミドとの密着性を向上させる狙いから、シート材と導電膜との間にCr膜を介在させると良い。また、プラズマ処理やプライマー処理による中間膜を形成することによっても、導電膜の固着性を向上させることができる。
導電膜を蒸着法とは異なる方法で形成してもよい。例えば、電着法を用いてもよい。ポリイミドからなるシート材の表面に、無電解メッキ処理などによって導電膜を形成するのである。塩化Sn、塩化Pd、塩化Niに順次浸漬して導電性の下地膜を形成した後、その上に、Ni電解液中で電解メッキを行って厚さ1〜3[μm]程度のNi膜を形成することが可能である。
シート材の表面に導電膜を形成したら、それをレジスト、露光、エッチングなどを経るフォトリソグラフィー法によりパターニングして、複数のA相電極3aやB相電極3bを得る。厚さ0.1〜3[μm]程度の導電膜であれば、フォトリソグラフィー法により、幅5〜数十[μm]のファインピッチの電極パターンを精度良く形成することができる。
パターニングによって複数の電極を形成したら、次に、SiO、BaTiO、TiO等の絶縁性材料からなる厚さ0.5〜2[μm]程度の表面保護層3dをスパッタ法などによって形成する。ポリイミドをロールコータ、その他コーティング装置によって2〜5[μm]の厚みで塗布したものをベークすることによって表面保護層3dを得てもよい。そのポリイミドの膜の上に、SiOあるいはその他の絶縁性無機材料からなる膜をスパッタ法などによって0.1〜0.5[μm]の厚みで形成して、機械的強度を高めてもよい。更に、この膜の上に、ポリカなどの絶縁性有機材料からなる膜を最終層としてコートしても良い。ジルコニア、二成分現像剤のキャリアのコート材料として一般的に使われる絶縁性材料(例えばシリコーン系樹脂)を、表面保護層3dの材料として用いてもよい。
シート材の表面に複数の電極や表面保護層3dを形成したら、そのシート材を円筒形状の基材に接着等によって固定して、ローラ部3を得ればよい。
ローラ部3の別の製法として、以下に説明するものを例示することもできる。即ち、金属シートの表面にポリイミドをロールコータにて5〜100[μm]の厚みで塗布した後、ベークして絶縁基層を得る。べークの条件としては、150[℃]、30分のプリベークの後に、350[℃]、60分のポストベークを実行することが挙げられる。その後、金属シートフォトリソグラフィー法によってパターンニングして複数の電極を得た後、電極の上にポリイミドをコーティングして表面保護層3dを得る。その後、表面保護層3dに電極と絶縁基層との段差に起因する凹凸が生じている場合には、平滑化処理を施す。例えば、粘度50〜10,000[cps]、好ましくは100〜300[cps]のポリイミド系材料やポリウレタン系材料をスピンコートして放置する。それら材料の表面張力により、凹凸のない表面に仕上げるのである。金属シートとしては、厚さ20〜30[μm]のステンレスシートやアルミシートを例示することができる。
ローラ部3の更なる別の製法として、電極用の導電膜を形成した後、それを電極形状にパターニングするのではなく、導電インクを用いたスクリーン印刷法、導電性インクを用いたインクジェット方式のプリントなどにより、複数の電極を形成してもよい。また、導電膜にレーザー加工を施して複数の電極をパターニングしてもよい。
以上の基本的な構成を備える画像形成装置では、搬送電極25や上述した摺擦電極などが、複数のA相電極3aやB相電極3bにおける少なくとも一部に電圧を印加して複数の電極間に振動電界を形成する電界形成手段を構成している。
次に、第1実施形態に係る画像形成装置の特徴的な構成について説明する。
図7は、第1実施形態に係る画像形成装置における現像領域及びその周囲を示す拡大構成図である。同図において、弾性ローラ15からトナー担持ローラ2のローラ部3へと供給されたトナーは、トナー担持ローラ2の回転に伴って両ローラの当接部を通過すると、ローラ部3の表面上でホッピングする。この後、トナー担持体ローラ2の回転に伴って、規制ブレード22との対向領域まで搬送される。この対向領域では、規制ブレード22がローラ部3の表面に対して所定の間隙を介して対向しており、対向領域を通過する際にローラ部3の表面上における単位面積あたりのトナー量が規制される。
現像装置1の筺体としてのケーシング11には、開口11aが形成されている。トナー担持ローラ2のローラ部3は、その周面の一部を、開口11aを通じてケーシング11外に露出させつつ感光体150に対向させるように配設されている。このように、ローラ部3におけるケーシング11外への露出箇所と感光体150とが所定の間隙を介して対向している領域が現像領域である。ローラ部3と規制ブレード22との対向領域を通過したトナーは、ローラ部3に追従しながら回転方向に移動して現像領域に至る。そして、この現像領域において、ローラ部3の表面上でホッピングしたトナーの一部は、感光体150の静電潜像に付着して現像に寄与する。現像に寄与しなかった残りのトナーは、ローラ部3に追従しながら回転方向に移動して現像領域を通過した後、ケーシング11内に戻る。この際、後述するシール部材16とローラ部3との当接部を通過する。
現像装置1のケーシング11の開口11aにおける内壁のうち、最も下方にある下内壁は、シート状のシール部材16を片持ち支持している。このシール部材16は、全体として良好な可撓性を発揮する部材からなり、この自由端側を固定端側よりもローラ部3回転方向の下流側に向ける姿勢で片持ち支持されている。そして、自らの自由端側を図示のようにローラ部3に当接させている。この当接により、ローラ部3と開口11aの下内壁との間をシーリングして、ケーシング11内からのトナー飛散を防いでいる。
シール部材16は上述したように良好な可撓性を発揮する部材からなるので、シール部材16の自由端側と、ローラ部3との当接圧力はそれほど高くない。しかしながら、本画像形成装置の現像装置1のようなホッピング方式のものにおいては、ローラ部3の表面に対するトナーの付着力をホッピングによって殆ど無くしている。このため、何の対策も講じないと、ローラ部3上でホッピングしているトナーをローラ部3とシール部材16との当接部において、シール部材16によって容易に掻き取ってしまい、現像領域通過後のトナーをケーシング11内に回収することができなくなる。すると、シール部材16によって掻き取ったトナーをシール部材16の自由端側に蓄積させていき、やがて開口11aの下内壁からのトナーこぼれを引き起こしてしまう。
そこで、第1実施形態に係る画像形成装置においては、ローラ部3の表面における全領域のうち、シール部材16に対する最接近箇所であるシール当接箇所、の上に、トナーを相対的にシール当接箇所に向けて移動させる電界を形成する第2の電界形成手段を設けている。この第2の電界形成手段は、シール部材16や、図示しない戻し電源などから構成されている。
図8は、シール部材16を示す縦断面図である。シート状のシール部材16は、ステンレス等の導電性材料からなる導電層16aと、これの表面に被覆されたフッ素樹脂等の絶縁性材料からなる絶縁層16bとを具備している。そして、絶縁層16bをローラ部3に当接させる姿勢で、ケーシング11の開口11aの下内壁に片持ち支持されている。ローラ部3の表面上のトナーは、ローラ部3の回転に伴って、シール部材16とローラ部3との当接部(以下、シール当接部という)に進入する。そして、ローラ部3の表面保護層(3d)と、シール部材16の絶縁層16bとの間に挟み込まれる。シール部材16の導電層16aは、絶縁層16bを介してローラ部3に対向する対向電極として機能している。そして、この導電層16aには、図示しない戻し電源から出力される戻しバイアスが印加される。この戻しバイアスは、上記シール当接部内に挟み込まれたトナーを、シール部材16とローラ部3表面とのうち、相対的にローラ部3表面に向けて移動させる電界をシール当接部に形成し得る特性のものである。例えば、A相電極3a,B相電極3bに印加されるA相パルス電圧,B相パルス電圧として、それぞれオフセット電圧V0(ピークツウピークの中心)が−300[V]で、周波数fが1[kHz]で、且つピークツーピーク電圧Vppが500[V]の矩形波バイアスを採用したとする。この場合、シール部材16の導電層16aに印加する戻しバイアスとして、A相パルス電圧やB相パルス電圧の平均電圧よりも大きな値(それらパルス電圧の平均電圧と同じ極性で且つ絶対値がパルス電圧よりも大きいな値)のものを採用する。例えば、周波数=2kHz、オフセット電圧=−350V、ピークツーピーク電圧Vpp=600Vの矩形波のバイアスである。このバイアスは、平均電位がオフセット電圧と同じ−350[V]になるので、A相パルス電圧やB相パルス電圧の平均電位である−300[V]に比べて大きな値である。このような戻しバイアスを導電層16aに印加することで、シール部材16とローラ部3との間に挟み込まれたトナーに対して、相対的にシール側からローラ側に向かう静電気力を付与して、トナーをローラ部3表面に向けて押し付ける。そして、この押し付けにより、トナーに対してローラ部3の表面移動に追従する動きをとらせて、当接部をすり抜けさせることができるようになる。なお、ローラ部3の表面上のトナーは、表面上でホッピングしながらローラ部3の回転に伴って当接部に向けて移動するので、当接部の入口直前でホッピングしたトナーは、当接部に進入する前にシール部材16に引っ掛かって付着することになる。このように、当接部の入口直前でトナーがシール部材16に付着したとしても、入口直前におけるシール部材16とローラ部3との間においてもトナーに対して相対的にシール側からローラ側に向かう静電気力を付与する電界が形成される。このため、入口直前でシール部材16に付着したトナーは、すぐにローラ部3表面に向けて戻されて、ローラ部3表面に向けて相対的に押し付けられながら当接部に進入していく。
以上の構成の本画像形成装置においては、ローラ部3の表面移動に伴って現像領域を通過したトナーを、シール部材16で掻き取ってしまうことなくケーシング11内まで良好に搬送することが可能になるので、トナーこぼれの発生を抑えることができる。
なお、本画像形成装置においては、図7に示したように、規制ブレード22を設けていることにより、開口11aの上内壁とローラ部3との間のギャップを通したケーシング11内からケーシング11外へのトナー飛散が防止されている。このため、開口11aの上内壁と、ローラ部3との間をシールするシール部材を設けていない。規制ブレード22を設けない場合には、開口11aの上内壁とローラ部3との間のギャップを通したケーシング11内からケーシング11外へのトナー飛散を引き起こす可能性が高いので、両者間をシーリングするシール部材を設けることが望ましい。この場合、前記シール部材とローラ部3との当接部において、トナーをシール側からローラ側に相対的に移動させる電界を形成するように、第2の電界形成手段を構成する。
また、対向電極として機能する、シール部材16の導電層16aに対して、パルス電圧からなる戻し電圧を印加する例について説明したが、直流電圧からなる戻し電圧を印加してもよい。但し、パルス電圧の方が、当接部の入口直前でシール部材16に付着したトナーをシール部材16表面から払い落とす効果が高いので、シール部材16に付着してしまったトナーをより良好にローラ部3表面に押し戻すことができる。
また、弾性ローラ15の表面をトナー担持ローラ2に対してカウンター方向に移動させながら当接させることで、弾性ローラ15に対してトナー担持ローラ2上のトナーを回収する機能をもたせたが、トナー供給用の部材と、トナー回収用の部材とを独立で設けてもよい。
図9は、第1実施形態に係る画像形成装置の変形例を示す概略構成図である。この変形例の画像形成装置は、マゼンタ,シアン,イエロー,ブラック(以下、M,C,Y,Kという)のトナー像を重ね合わせてフルカラー画像を形成することができる。そして、ベルトユニット81、4色にそれぞれ個別に対応する4つのプロセスユニット、4つの光書込ユニット100M,C,Y,K、レジストローラ対79、転写ローラ87、定着装置76、給紙カセット78などを備えている。
ベルトユニット81は、潜像担持体たる無端ベルト状の感光体150を、水平方向よりも鉛直方向にスペースをとる縦長の姿勢で張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる。より詳しくは、無端ベルト状の感光体150を、駆動ローラ83、テンションローラ84、転写バックアップローラ85、従動ローラ87及び4つの現像対向ローラ86M,C,Y,Kによって裏面側から支えながら張架している。そして、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動せしめられる駆動ローラ83の回転によって感光体150を無端移動せしめる。この感光体150における図中左側の張架面(以下、左側張架面という)は、ほぼ鉛直方向に延在する姿勢になっている。
感光体150の左側張架面の図中左側方には、M,C,Y,K用のプロセスユニットが鉛直方向に並ぶように配設されており、それぞれ感光体150の左側張架面に対向している。これら4つのプロセスユニットは、それぞれ、現像装置(1M,C,Y,K)と、感光体150を一様帯電せしめる帯電装置(62M,C,Y,K)とを1つのユニットとして図示しない共通の保持体に保持している。そして、画像形成装置本体に対して現像装置及び帯電装置が一体的に着脱されるようになっている。
4つの現像装置1M,C,Y,Kのうち、鉛直方向の最も下側に位置するK用の現像装置1Kの上方には、K用の帯電装置62Kが感光体150の左側張架面に対向するように配設されている。また、K用の現像装置1Kの真上に配設されたY用の現像装置1Yの上方には、Y用の帯電装置62Yが感光体150の左側張架面に対向するように配設されている。また、Y用の現像装置1Yの真上に配設されたC用の現像装置1Cの上方には、C用の帯電装置62Cが感光体150の左側張架面に対向するように配設されている。更に、Y用の現像装置1Yの真上に配設されたM用の現像装置1Mの上方には、M用の帯電装置62Mが感光体150の左側張架面に対向するように配設されている。
鉛直方向に並ぶ4つの現像装置1M,C,Y,Kの図中左側方には、4つの光書込ユニット100M,C,Y,Kが鉛直方向に並ぶように配設されている。これら光書込ユニット100M,C,Y,Kは、外部の図示しないパーソナルコンピュータやスキャナから送られてくる画像情報に基づいて、図示しない4つの半導体レーザーを駆動してM,C,Y,K用の書込光Lm,Lc,Ly,Lkを出射する。そして、これらを図示しないポリゴンミラーによって偏向せしめながら、図示しない反射ミラーで反射させたり光学レンズに通したりすることで感光体150に対する光走査を行う。かかる構成のものに代えて、LEDアレイによって光走査を行うものを用いてもよい。なお、光走査は暗中にて行われる。
感光体150は、自らを張架している複数の張架ローラのうち、最も下方に位置する駆動ローラ83と、最も上方に位置するテンションローラ84との間では、鉛直方向上方から下方に向けてほぼ真っ直ぐに移動する。この過程において、まず、M用の帯電装置62Mとの対向位置を通過する際に、例えば負極性に一様帯電せしめられる。そして、M用の書込光Lmによる光走査によってM用の静電潜像を担持した後、M用の現像装置1Mとの対向位置を通過する。この際、感光体150に書き込まれたM用の静電潜像がM用の現像装置1Mによって現像されてMトナー像になる。
Mトナー像が形成された感光体150は、鉛直方向上方から下方に向けての移動に伴って、C用の帯電装置62Cによって再び一様帯電せしめられた後、C用の書込光Lcによる光走査によってC用の静電潜像を担持する。このC用の静電潜像は、C用の現像装置1Cによって現像されてCトナー像となる。このとき、Cトナー像の全領域又は一部領域は、既に感光体150上に形成されているMトナー像に重ね合わせて現像される。そして、その重ね合わせ箇所は、M及びCによる2次色部となる。
Cトナー像が形成された感光体150は、鉛直方向上方から下方に向けての移動に伴って、Y用の帯電装置62Yによって再び一様帯電せしめられた後、Y用の書込光Lyによる光走査によってY用の静電潜像を担持する。このY用の静電潜像は、Y用の現像装置1Yによって現像されてYトナー像となる。このとき、Yトナー像の全領域又は一部領域は、既に感光体150上に形成されているMトナー像、Cトナー像、あるいはMC2次色部の上に重ね合わせた状態で現像される。そして、その重ね合わせ箇所は、MY2次色部、CY2次色部、あるいはMCY3次色部となる。
Yトナー像が形成された感光体150は、鉛直方向上方から下方に向けての移動に伴って、K用の帯電装置62Kによって再び一様帯電せしめられた後、K用の書込光Lkによる光走査によってK用の静電潜像を担持する。このK用の静電潜像は、K用の現像装置1Kによって現像されてKトナー像となる。
以上のようなM,C,Y,Kトナー像の重ね合わせ現像により、感光体150のおもて面(ループ外面)には、4色重ね合わせトナー像が形成される。なお、M,C,Y,K用の帯電装置62M,C,Y,Kとしては、それぞれコロナ放電によって感光体150を一様帯電せしめるものが用いられている。
K用の現像装置1Kとの対向位置であるK用の現像領域を通過した感光体150は、駆動ローラ83に対する掛け回し箇所を通過すると、今度は相対的に鉛直方向下方から上方に向けて移動するようになる。そして、転写バックアップローラ85に対する掛け回し箇所に進入する。この掛け回し箇所の一部に対しては、転写ローラ88がおもて面側から当接して転写ニップを形成している。転写バックアップローラ85は接地されているのに対し、導電性の転写ローラ88には図示しないバイアス印加手段によって転写バイアスが印加されている。これにより、転写ニップを間に挟んでいる転写バックアップローラ85と転写ローラ88との間には、感光体150上のトナー像を転写バックアップローラ85側から転写ローラ88側に静電移動させる転写電界が形成されている。
一方、給紙カセット78は、所定のタイミングで給紙ローラ78aを回転駆動させることで、カセット内に収容している記録紙Pを給紙路に向けて送り出す。送り出された記録紙Pは、転写ニップの図中下方に配設されたレジストローラ対79のローラ間に挟み込まれる。レジストローラ対79は、記録紙Pの先端部を挟み込むとすぐに回転駆動を一時停止する。そして、記録紙Pを感光体150の4色重ね合わせトナー像と同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを転写ニップに送り出す。
転写ニップで記録紙Pに密着せしめられた4色重ね合わせトナー像は、ニップ圧や転写電界の作用によってベルトから記録紙Pに一括転写され、記録紙Pの白色と相まってフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された記録紙Pは、転写ニップから定着装置76に送り込まれた後、機外へと排出される。
以上の構成の変形例においては、4つの感光体に対してそれぞれ個別に形成したトナー像を中間転写ベルト等に重ね合わせて転写するいわゆる4連タンデム方式とは異なり、1つの感光体に対して4色のトナー像を形成していく。かかる構成では、重ね合わせ転写時における4色の位置ズレが発生しない。よって、色ズレのない高画質のフルカラー画像を得ることができる。また、現像装置のトナー担持ローラと感光体150とが非接触であることから、次色の現像工程において感光体から次色のトナー担持ローラへのトナー逆転移が生じない。よって、スキャベンジや混色などの問題が無く、高画質な作像プロセスを長期的に渡り安定して行うことができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、以下に特筆しない限り、第2実施形態に係る画像形成装置の構成は、第1実施形態と同様である。
図10は、第2実施形態に係る画像形成装置における現像領域及びその周囲を示す拡大構成図である。この画像形成装置においては、シール部材16として、絶縁性材料だけからなるものを用いている。このため、シール部材16に対して、対向電極としての機能を持たせていない。
また、この画像形成装置においては、第2の電界形成手段として、シール当接部に電界を形成する代わりに、次のような電界を形成するものを設けている。即ち、シール部材16との接触によってトナー担持ローラ2の表面移動に追従する動きが阻止されたトナーを、相対的にトナー担持ローラ2のローラ部の表面に向けて移動させる電界である。この第2の電界形成手段は、図示のワイヤ電極17や、これに戻しバイアスを印加する図示しない戻し電源などから構成されている
ワイヤ電極17は、開口11aの下内壁の近傍において、ローラ軸線方向に延在する姿勢で張られたワイヤ状の電極である。ローラ部3における開口11aの下内壁との対向領域に進入する直前の箇所に対して、所定の間隙(50μm程度)を介して対向している。つまり、ローラ部3の表面に対して所定の間隙を介して対向する対向電極として機能している。なお、ワイヤ電極17の材料としては、直径60[μm]の導電性ワイヤを用いている。
ワイヤ電極17には、図示しない戻し電源によって戻しバイアスが印加される。そして、この戻しバイアスは、次のような値になっている。即ち、シール部材16に接触してローラ部3に追従する動きが阻止されたトナーを、ローラ部3の表面に向けて引き付ける電界を、ワイヤ電極17とローラ部3との間に形成し得る値である。より詳しくは、第1実施形態の戻しバイアスと同様に、A相パルス電圧やB相パルス電圧の平均電圧よりも大きな値(それらパルス電圧の平均電圧と同じ極性で且つ絶対値がパルス電圧よりも大きいな値)にすればよい。このような戻しバイアスをワイヤ電極17に印加すると、ローラ部3の表面移動に伴って現像領域に通したトナーを、シール部材16によってローラ部3の表面から掻き取ってしまったとしても、そのトナーをシール部材16から落下させてしまう前に、前述の電界によってローラ部3の表面に押し付ける。そして、この押し付けにより、シール部材16によって当接部への通過を阻止されたトナーを、当接部よりも上流側におけるシール部材16とローラ部3との対向領域内に拘束する。かかる拘束により、前述の対向領域内にトナーが蓄積してくると、やがて蓄積したトナーが前述の電界によって全体的にローラ部3の表面に向けて押し付けられながら、ローラ部3の表面に追従した動きをとるようになり、当接部をすり抜ける。つまり、シール部材16によって当接部通過を阻止されてしまったトナーを、当接部の入口直前の領域に拘束しながら、最終的には当接部に通すことになる。これにより、トナーこぼれの発生を抑えることができる。
図11は、第2実施形態に係る画像形成装置の変形例における現像領域及びその周囲を示す拡大構成図である。この画像形成装置においては、対向電極として、ワイヤ電極17の代わりに、幅(ローラ回転方向の長さ)が2[mm]の板状電極18を用いている点が、第2実施形態と異なっている。この板状電極18は、シール部材16の固定端側に固定され、50[μm]程度のギャップを介してローラ部3の表面に対向している。
ワイヤ電極17は、非常に細いワイヤからなるので、僅かなスペースにも配設することができるという利点がある反面、その細さ故に、電界形成領域が比較的小さくなってしまう。これに対し、シール部材16に固定した板状電極18では、ワイヤ電極17に比べてローラ部3との対向面の面積が大きいので、比較的大きな領域に電界を形成することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、以下に特筆しない限り、第3実施形態に係る画像形成装置の構成は、第1実施形態と同様である。
図12は、第3実施形態に係る画像形成装置のトナー担持ローラ2を示す斜視図である。同図において、トナー担持ローラ2は、ローラ部3や、これの軸線方向の両端面からそれぞれ突出する軸部材4,5などを有している。ローラ部3の周面には、ローラ軸線方向に延在する形状の複数の電極が、周方向(回転方向)に所定のピッチで並ぶように形成されている。これら電極のうち、周方向において1個おきに並んでいるもの同士は、互いに同じ電位状態にされる電気的に同相の電極になっている。具体的には、A相電極3aとB相電極3bとが周方向に交互に並ぶように配設されている。これらA相電極3a、B相電極3bは、何れもローラ部3の周面上において、軸線方向の殆どの領域に渡って延在しているが、軸線方向の両端にまでは延びていない。
ローラ部3の軸線方向の一端面においては、軸線方向の端側から中央側に向かう円形の窪みD1が形成されている。また、同図には示していないが、ローラ部3の他端面においても、同様の窪みが形成されている。
図13は、ローラ部3の軸線方向における一端部を、A相電極3aの箇所で破断して示す縦断面図である。ローラ部3の表面は、絶縁性材料からなる表面保護層3dで覆われている。A相電極3aは、アクリル樹脂等からなる円柱状のローラ基体3cの表面と表面保護層3dとの間に形成されている。ローラ部3の軸線方向の一端部では、ローラ基体3cの表面上において、軸線方向の中央側から端側に向けて延びているA相電極3aが表面上をそのまま端まで伝って延びるのではなく、途中でローラ基体3cの内部を貫通して、窪みD1の内周面に至っている。そして、窪みD1の内周面上で軸線方向に沿って中央側から端側に向けて再び延びている。ローラ基体3cの表面上では表面保護層3dに覆われているが、窪みD1の内周面上では保護層に覆われておらず無垢の表面を露出させている。
図14は、ローラ部3の軸線方向における一端部を、B相電極3bの箇所で破断して示す縦断面図である。軸線方向の一端部において、B相電極3bは、A相電極(3a)とは異なり、窪みD1の内周面には存在していない。ローラ基体3cの表面上だけに形成されているのである。
図15は、ローラ部3の軸線方向における他端部を、A相電極3aの箇所で破断して示す縦断面図である。軸線方向の他端部において、A相電極3aは、窪みD2の内周面には存在していない。ローラ基体3cの表面上だけに形成されているのである。
図16は、ローラ部3の軸線方向における他端部を、B相電極3bの箇所で破断して示す縦断面図である。ローラ部3の軸線方向の他端部では、ローラ基体3cの表面上において、軸線方向の中央側から端側に向けて延びているB相電極3bが表面上をそのまま端まで伝って延びるのではなく、途中でローラ基体3cの内部を貫通して、窪みD2の内周面に至っている。そして、窪みD2の内周面上で軸線方向に沿って中央側から端側に向けて再び延びている。ローラ基体3cの表面上では表面保護層3dに覆われているが、窪みD2の内周面上では保護層に覆われておらず無垢の表面を露出させている。
図17は、ローラ部3を示す平面展開模式図である。これまでの説明と、図17とからわかるように、ローラ部3の軸線方向の一端部では、A相電極3aが窪みD1の内周面まで延びているのに対し、B相電極3bは窪みD1の内周面まで延びていない。一方、ローラ部3の軸線方向の他端部では、B相電極3bが窪みD2の内周面まで延びているのに対し、A相電極3aが窪みD2の内周面まで延びていない。
図18は、トナー担持ローラ2を軸線方向の一端側から示す側面図である。トナー担持ローラ2のローラ部における軸線方向の一端面には、既に説明したように、窪みD1が形成されている。そして、A相電極3aは、軸線方向において、ローラ部3の表面からこの窪みD1の内周面まで延びている。窪みD1内には、A相第1摺擦電極50やA相第2摺擦電極52が、ローラ部3に連れ回らないように配設されている。これら摺擦電極には、搬送電源25によって互いに異なる電圧が印加されるようになっている。具体的には、A相第2摺擦電極52には、上述したA相パルス電圧が印加される。これに対し、A相第1摺擦電極50には、トナーとは逆極性(本例では正極性)の直流電圧が印加される。
A相第1摺擦電極50は、回転するローラ部3の窪みD1の内周面のうち、シール部材16とローラ部3との当接領域A4との対向位置にある箇所に対して摺擦するように、付勢手段たるコイルバネ51によって窪みD1内周面に向けて付勢されている。これにより、窪みD1の内周面上において周方向に所定のピッチで形成されたA相電極3aのうち、シール当接部との対向位置に進入したものに対しては、搬送電源25から出力される正極性の直流電圧が印加される。
A相第2摺擦電極52は、回転するローラ部3の窪みD1の内周面のうち、当接領域A4以外の領域との対向位置にある箇所に対して摺擦するように、3つのコイルバネ53によって窪みD1内周面に向けて付勢されている。これにより、窪みD1の内周面上において周方向に所定のピッチで形成されたA相電極3aのうち、当接領域A4との対向位置にないものに対しては、搬送電源25から出力されるA相パルス電圧がA相第2摺擦電極52を介して印加される。
図19は、トナー担持ローラ2を軸線方向の他端側から示す側面図。トナー担持ローラ2のローラ部における軸線方向の他端面には、既に説明したように、窪みD2が形成されている。そして、B相電極3bは、軸線方向において、ローラ部3の表面からこの窪みD2の内周面まで延びている。窪みD2内には、B相第1摺擦電極54やB相第2摺擦電極56が、ローラ部3に連れ回らないように配設されている。これら摺擦電極には、搬送電源25によって互いに異なる電圧が印加されるようになっている。
B相第1摺擦電極54は、回転するローラ部3の窪みD2の内周面のうち、当接領域A4との対向位置にある箇所に対して摺擦するように、コイルバネ55によって窪みD2内周面に向けて付勢されている。これにより、窪みD2の内周面上において周方向に所定のピッチで形成されたB相電極3bのうち、ローラ部3の回転に伴って当接領域A4との対向位置に進入したものに対しては、搬送電源25から出力される正極性の直流電圧が印加される。
B相第2摺擦電極56は、回転するローラ部3の窪みD2の内周面のうち、当接領域A4以外の領域との対向位置にある箇所に対して摺擦するように、3つのコイルバネ57によって窪みD2内周面に向けて付勢されている。これにより、窪みD2の内周面上において周方向に所定のピッチで形成されたB相電極3bのうち、当接領域A4以外の領域との対向位置にあるものに対しては、搬送電源25から出力されるB相パルス電圧がB相第2摺擦電極56を介して印加される。
このような本画像形成装置においては、搬送電源25、各種の摺擦電極などからなる電界形成手段が、次のように構成されている。即ち、ローラ部3に形成された複数のA相電極3aやB相電極3bのうち、ローラ部3の表面におけるシール部材16に対する最接近箇所であるシール当接箇所、の上に電界を形成するための電極については、振動電界を形成するための電圧を印加せずに、トナーとは逆極性の電圧を印加するように構成されている。すると、シール部材16とローラ部3との当接部において、トナーをシール側からローラ側に押し付ける電界を形成することになる。そして、この電界により、当接部に進入したトナーに対して、ローラ部3に追従する動きをとらせることで、トナーに対して当接部を容易にすり抜けさせることができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の現像装置と感光体とを示す概略構成図。 同画像形成装置の現像装置のトナー担持ローラを示す斜視図。 同トナー担持ローラのローラ部を示す横断面図。 同ローラ部を正面から示す模式図。 同ローラ部のA相電極3aに印加されるA相パルス電圧、及びB相電極3bに印加されるB相パルス電圧の波形を示すグラフ。 パルス電圧の他の例の波形を示すグラフ。 同画像形成装置における現像領域及びその周囲を示す拡大構成図。 同現像装置のシール部材を示す縦断面図。 同画像形成装置の変形例を示す概略構成図。 第2実施形態に係る画像形成装置における現像領域及びその周囲を示す拡大構成図。 第2実施形態に係る画像形成装置の変形例における現像領域及びその周囲を示す拡大構成図。 第3実施形態に係る画像形成装置のトナー担持ローラを示す斜視図。 同トナー担持ローラのローラ部の軸線方向における一端部を、A相電極の箇所で破断して示す縦断面図。 同ローラ部の軸線方向における一端部を、B相電極の箇所で破断して示す縦断面図。 同ローラ部の軸線方向における他端部を、A相電極の箇所で破断して示す縦断面図。 同ローラ部の軸線方向における他端部を、B相電極の箇所で破断して示す縦断面図。 同ローラ部を示す平面展開模式図。 同トナー担持ローラを軸線方向の一端側から示す側面図。 同トナー担持ローラを軸線方向の他端側から示す側面図。
符号の説明
1:現像装置
2:トナー担持ローラ(トナー担持体)
3:ローラ部(トナー担持体)
3a:A相電極
3b:B相電極
11:ケーシング(筐体)
11a:開口
16:シール部材
17:ワイヤ電極(対向電極)
18:板状電極(対向電極)
25:搬送電源(電界形成手段の一部)
150:感光体(潜像担持体)

Claims (9)

  1. 所定方向に並ぶ複数の電極を具備するトナー担持体と、それら複数の電極における少なくとも一部の電極に所定の周期で繰り返されるパルス電圧を印加することで、互いに隣り合う電極の間でトナーをホッピングによって繰り返し往復移動させるための振動電界を形成する第1の電界形成手段と、該トナー担持体を収容する筺体と、該トナー担持体の表面の一部を筺体外に露出させながら潜像担持体に対向させるように該筺体に設けられた開口とを有し、該トナー担持体の表面上でホッピングしているトナーを、該トナー担持体の表面移動に伴って、該トナー担持体と該潜像担持体とが対向する現像領域まで搬送し、該現像領域内でホッピングしたトナーを潜像担持体の潜像に付着させて該潜像を現像する現像装置において、
    上記トナー担持体の表面と、上記開口の内壁との間をシーリングするシール部材を設けるとともに、
    該トナー担持体の表面における全領域のうち、少なくとも該シール部材に対する最接近箇所に対向する対向電極に対して電圧を印加することで、上記振動電界によって相対的にトナー担持体の表面上から離れる方向の静電気力が付与されるトナーを該静電気力に反して逆方向に相対移動させるための電界を、該最接近箇所と該対向電極との間に形成する第2の電界形成手段を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 所定方向に並ぶ複数の電極を具備するトナー担持体と、それら複数の電極における少なくとも一部の電極に所定の周期で繰り返されるパルス電圧を印加することで互いに隣り合う電極の間でトナーをホッピングによって繰り返し往復移動させるための振動電界を形成する第1の電界形成手段と、該トナー担持体を収容する筺体と、該トナー担持体の表面の一部を筺体外に露出させながら潜像担持体に対向させるように該筺体に設けられた開口とを有し、該トナー担持体の表面上でホッピングしているトナーを、該トナー担持体の表面移動に伴って、該トナー担持体と該潜像担持体とが対向する現像領域まで搬送し、該現像領域内でホッピングしたトナーを潜像担持体の潜像に付着させて該潜像を現像する現像装置において、
    上記トナー担持体の表面における全領域のうち、上記現像領域を通過した後、再び該現像領域に進入する前の箇所と、上記開口の内壁との間をシーリングするシール部材を設けるとともに、
    該内壁の近傍で、該箇所の全領域のうち、該シール部材に対する最接近箇所よりも該トナー担持体の表面移動方向の上流側の箇所に対向している対向電極に対し、電圧を印加して該箇所と該対向電極との間に電界を形成する第2の電界形成手段を設け、該シール部材との接触によって該トナー担持体の表面移動に追従する動きが阻止されながら、上記振動電界によって相対的にトナー担持体の表面上から離れる方向の静電気力が付与されるトナーを、該第2の電界形成手段によって形成される電界によって該静電気力に反して逆方向に相対移動させるようにしたことを特徴とする現像装置。
  3. 所定方向に並ぶ複数の電極を具備するトナー担持体と、それら複数の電極における少なくとも一部の電極に所定の周期で繰り返されるパルス電圧を印加することで互いに隣り合う電極の間でトナーをホッピングによって繰り返し往復移動させるための振動電界を形成する第1の電界形成手段と、該トナー担持体を収容する筺体と、該トナー担持体の表面の一部を筺体外に露出させながら潜像担持体に対向させるように該筺体に設けられた開口とを有し、該トナー担持体の表面上でホッピングしているトナーを、該トナー担持体の表面移動に伴って、該トナー担持体と該潜像担持体とが対向する現像領域まで搬送し、該現像領域内でホッピングしたトナーを潜像担持体の潜像に付着させて該潜像を現像する現像装置において、
    上記トナー担持体の表面と、上記開口の内壁との間をシーリングするシール部材を設けるとともに、
    複数の上記電極のうち、上記トナー担持体の表面における該シール部材に対する最接近箇所、の上に電界を形成する電極については、上記パルス電圧を印加せずに、トナーとは逆極性の直流電圧を印加するように、上記電界形成手段を構成したことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1の現像装置において、
    上記シール部材として、少なくとも一部が導電性材料からなるものを用い、且つ、該シール部材を上記対向電極として利用したことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項2の現像装置において、
    上記対向電極として、ワイヤ状のものを用いたことを特徴とする現像装置。
  6. 請求項2の現像装置において、
    上記対向電極を上記シール部材に固定したことを特徴とする現像装置。
  7. 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体を帯電させる帯電手段と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段と、現像によって得られたトナー像を該潜像担持体の表面から転写体に転写する転写手段と、転写工程を経た後の潜像担持体表面に付着している転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置に用いられ、
    少なくとも、該潜像担持体、帯電手段及びクリーニング手段のうちの1つと、該現像手段とを1つのユニットとして共通の保持体に保持させて画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能にしたプロセスユニットにおいて、
    上記現像手段として、請求項1乃至6の何れかの現像装置を用いたことを特徴とするプロセスユニット。
  8. 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを有する画像形成装置において、
    上記現像手段として、請求項1乃至6の何れかの現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8の画像形成装置において、
    上記現像装置として、上記潜像担持体上の潜像を互いに異なる色のトナーによって現像する複数のものを設けたことを特徴とする画像形成装置。
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