JP2013182100A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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山田正明
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廣田哲郎
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Abstract

【課題】トナー担持体上のトナークラウドをトナー収容部に移動させる際にトナーの漏れ・飛散を生じさせない。
【解決手段】第1の電極と第2の電極とが絶縁体を介して周方向に所定のピッチで交互に配設されたトナー担持体と、このトナー担持体の無端移動する表面にトナーを供給するトナー供給手段と、現像位置よりもトナー担持体の回転方向下流側に位置し装置内外をシールするシール部材とを有する現像装置であって、前記第1の電極と前記第2の電極の間の電位差が時間的に反転する電圧を印加することでトナーをクラウド化して、前記トナー担持体の表面が移動することによってトナーを現像位置へ搬送する現像装置において、前記シール部材が円筒状の回転部材で構成され、この回転部材の前記トナー担持体と対向する表面がトナー担持体と同方向に回転するようになっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、所定方向に並ぶ複数の電極を具備するトナー担持体の表面上でホッピングしているトナーを潜像担持体上の潜像に付着させて潜像を現像するフレア方式現像装置に関するものである。また、かかる現像装置を用いる画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置においては、表面移動する現像ローラ等の現像剤担持体に担持されたトナーを、現像剤担持体の表面移動に伴って潜像担持体との対向部である現像位置に搬送する。そして、現像位置にて、現像剤担持体上のトナー(現像剤担持体自体や磁性キャリアに吸着されている)を現像剤担持体の表面と潜像担持体上の静電潜像との電位差によって静電移動させて現像を行うことが多い。
しかしながら一方で、トナー搬送基板等のトナー担持体の表面上でホッピングさせたトナーを現像に用いるものも知られている。例えば特許文献1に記載された現像装置は、周方向に所定のピッチで配設された複数の電極を具備する筒状のトナー担持体を有している。これら電極は、互いに隣り合う2つの電極からなる電極対が繰り返し配設されたものである。それぞれの電極対における2つの電極の間には交番電界が形成される。すると、電極対における一方の電極の上に位置していたトナーが浮上して他方の電極の上に着地したり、他方の電極の上から浮上して一方の電極の上に着地したりする。そして、このようにしてホッピングを繰り返しながら、筒状のトナー担持体の回転駆動に伴う表面移動によって現像位置まで搬送される。現像位置では、潜像担持体上の潜像の近傍まで浮上したトナーが、トナー担持体の電極に向けて下降することなく、潜像による電界に引かれて潜像に付着する。かかる構成では、現像剤担持体等に付着しているトナーではなく、ホッピングしていることで吸着力を発揮していないトナーを現像に用いる。これにより、従来の1成分現像方式や2成分現像方式では実現が望めなかったほどの低電位現像を実現することができる。例えば、周囲の非画像部との電位差が僅か数十[V]である静電潜像にトナーを選択的に付着させることも可能である。
しかしながら、かかる構成の画像形成装置においては、トナーのホッピング量を経時的に低下させ、やがてホッピング不良による現像不良を引き起こすことがあったので、複数の電極を覆う表面保護層として、トナー担持体の表面上でホッピングするトナーとの摺擦に伴ってトナーの正規帯電極性側への摩擦帯電を促す材料からなるものを用いることが提案されている(特許文献2)。またトナー担持体上でホッピングした逆帯電トナー粒子や高帯電量トナー粒子によっても地汚れを引き起こしてしまうことがあったので、トナー担持体表面の無端移動方向における全領域のうち、トナー供給ローラによるトナーによるトナー供給位置を通過した後、現像位置に進入する前の領域である現像前搬送領域でホッピングしているトナーに含まれる逆帯電トナー粒子及び高帯電量トナー粒子を回収するために現像前トナー回収手段を設けることが提案されている(特許文献3)。
このようにトナー担持体上でトナーがホッピングする構成では、独自の問題を抱えており、トナー担持体とトナーの付着力が極めて小さいことにも起因して、現像後の現像残トナーはトナー収容部内に進入する際、その手前(トナー搬送方向においてトナー収容部より上流側で現像位置より下流側)に位置し現像装置内外をシールする現像上シール部材に接触し、トナーの漏れ・飛散が発生する。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、トナー担持体上のトナークラウドをトナー収容部に移動させる際にトナーの漏れ・飛散を生じさせないことを課題とする。
上記課題は、第1の電極と第2の電極とが絶縁体を介して周方向に所定のピッチで交互に配設されたトナー担持体と、このトナー担持体の無端移動する表面にトナーを供給するトナー供給手段と、現像位置よりもトナー担持体の回転方向下流側に位置し装置内外をシールするシール部材とを有する現像装置であって、前記第1の電極と前記第2の電極の間の電位差が時間的に反転する電圧を印加することでトナーをクラウド化して、前記トナー担持体の表面が移動することによってトナーを現像位置へ搬送する現像装置において、前記シール部材が円筒状の回転部材で構成され、この回転部材の前記トナー担持体と対向する表面がトナー担持体と同方向に回転するようになっていることによって解決される。
本発明によれば、シール部材が円筒状の回転部材で構成され、この回転部材の前記トナー担持体と対向する表面がトナー担持体と同方向に回転するようになっているので、トナーを現像装置内、したがってトナー収容部に引き込む気流を作り出すことができ、残トナー回収時のトナー漏れ・飛散を回避できる。
画像形成装置における画像形成部を示す概略構成図である。 画像形成装置における感光体と現像装置とを示す概略構成図である。 トナー担持ローラの斜視図である。 トナー担持ローラの電極部分の周方向断面を概略的に示す部分断面図である。 トナー担持ローラの電極構成を示す模式的な平面展開図である。 フレアローラの電極に印加されるパルス電圧の特性を示すグラフである。 本発明の特徴をなす現像上シール部材とフレアローラと供給ローラの位置関係を示す図である。
以下、本発明を適用した画像形成装置の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。画像形成装置全体の機構としては、従来と基本的に同じであるので、説明の簡略化のため、ここでは本発明と特に関わりのある部分について述べる。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の画像形成部を示す概略構成図であり、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのトナー像を重ね合わせてフルカラー画像を形成できるもので、図2に示すフレア方式の現像装置を利用して構成される。フレア現像方式(トナー担持体の電極間でトナーをホッピングによって往復移動させながら、トナー担持体の表面移動によって現像位置まで搬送して現像を行う方式)については後で詳しく説明する。
ベルト状の中間転写体1は、複数のローラに掛け渡され、不図示の駆動部により例えば反時計回りに回転駆動される。中間転写体1の下辺には、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色用感光体2が配置され、中間転写体1を挟むように、中間転写体1の内周側には夫々、転写ローラ3が配されている。各感光体2の側面には現像装置4が配設されている。感光体2はまず、不図示の帯電装置により一様に表面を帯電されて、不図示の露光手段により、該当色の画像データで変調された光ビームで露光されることで静電潜像を形成される。この静電潜像が現像装置4により現像されて該当色のトナー像となる。次いで転写ローラ3により中間転写体1にトナー像が転写される。マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色とも、このように同じプロセスで中間転写体1に転写され、中間転写体上で色重ねされてフルカラー画像が形成される。
一方、不図示の給紙装置から記録紙等の記録媒体が給送され、この記録媒体は電源から転写バイアスが印加される2次転写手段により、中間転写体移動方向最下流側の感光体2より下流側で中間転写体上のフルカラー画像が転写される。フルカラー画像が転写された記録媒体は、不図示の定着装置によりフルカラー画像が定着され、外部へ排出される。中間転写体1は、フルカラー画像転写後に不図示のクリーニング手段により残留トナー等が除去される。
図2に、従来公知の現像装置4を示し、現像装置内でのトナー挙動を併せて説明する。現像装置4のトナー収容部41に収容されているトナーは撹拌パドル42により、供給ローラ43に運ばれる。図2の例では、供給ローラ43をトナー担持ローラ44とカウンター方向に回転させることによって、供給ローラ43に回収ローラとしての機能も持たせている。もちろん供給ローラと回収ローラが独立する構成であってもよい。供給ローラ43からトナー担持ローラ44にトナーが供給されると、トナーはトナー担持ローラ44及び供給ローラ43との摩擦により帯電される。帯電したトナーは、トナー担持ローラ内部の2相電極間の時間周期的に変化する電界にしたがってホッピング運動を行う。そして、トナー担持ローラ自体の回転駆動によりトナー層厚規制部材45を通過して付着量を規制された後、感光体2との対向領域に搬送され、感光体上の静電潜像を非接触で現像する。一方、現像に寄与しなかったトナーは、現像領域を通過してトナー収容部41に戻ろうとする。しかしながら、図2の現像装置では、ホッピングしているトナーはトナー担持ローラ44との付着力が小さいため、トナー収容部41より現像上シール46ではじかれてしまい、現像上シール46の領域を通過することができない。
ここでフレア現像について説明する。フレア現像で用いるトナー担持ローラ(トナー担持体)を以後、フレアローラと呼ぶことにする。フレアローラの概略図を図3に示す。図4はフレアローラの電極部分の周方向断面の概略図である。このフレアローラ44は、ローラ部の周面上において、ローラ軸線方向に延在しつつローラ周方向に所定のピッチで並ぶ複数の電極を有している。より詳しく説明すると、図4、図5に示すように、これら複数の電極は、A相電極12aとB相電極12bとが支持基板11上でローラ周方向に所定間隔で交互に配置されたものであり、その上に無機又は有機の絶縁性材料で形成された表面保護層13が積層され、これによって電極12a,12bとトナーとの接触が回避される。なお、図4において各電極12から延びる線は各電極12に電圧を印加するための導電線を表しており、各線の重なる部分のうち黒丸で示した部分だけが電気的に接続されており、他の部分は電気的に絶縁状態である。
図3に戻って、フレアローラ44のローラ部における軸線方向の一端部には、A相共通電極12Aがローラ部の全周にわたって延在するように設けられ、これには複数のA相電極12aの端部が夫々接続されている。またローラ部における軸線方向の他端部には、B相共通電極12Bがローラ部の全周にわたって延在するように設けられ、これには複数のB相電極12bの端部が夫々接続されている。なお、A相共通電極12A、B相共通電極12Bの上には表面保護層が存在せず、それら共通電極は剥き出しの状態になっている。そして、フレアローラ44の回転に伴って無端移動するA相共通電極12Aには、不図示のA相ブラシ接点部材が摺擦する。パルス電源25から出力されるA相パルス電圧Vaが、このA相ブラシ接点部材とA相共通電極12Aを介して、各A相電極12aに印加される。また、フレアローラ44の回転に伴って無端移動するB相共通電極12Bには、不図示のB相ブラシ接点部材が摺擦する。パルス電源25から出力されるB相パルス電圧Vbが、このB相ブラシ接点部材とB相共通電極12Bを介して、各B相電極12bに印加される。
図3〜図5から分かるように、A相電極12aとB相電極12bとは交互に配設されているため、複数のA相電極12aはローラ周方向における所定位置からの並び順がいずれも奇数番目又は偶数番目となる。また複数のB相電極12bの並び順は、A相電極12aの並び順が奇数番目である場合には偶数番目、A相電極12aの並び順が偶数番目である場合には奇数番目となる。これによって、フレアローラ44は、トナーをホッピングさせるための電界を発生する2相の電極群を有することになる。
そして、複数のA相電極12aに印加されるA相パルス電圧Vaは、例えば図6aに示すように、所定の電位を中心として所定周期で立ち上がりと立ち下がりとを繰り返す矩形波状の特性を有している。これに対し、B相電極群に印加されるB相パルス電圧Vbは、例えば図6aに示すように、立ち上がりや立ち下がりの位相がA相パルス電圧Vaと逆位相になる矩形波状の特性を有しており、2相の電極間に時間周期的な電位差が形成される。本実施形態では、2相の電極ともオフセット電圧が−300[V]で、周波数fが1[kHz]、ピークツーピーク電圧Vppが500[V]の矩形波バイアスとした。
このようなパルス電圧が印加されると、フレアローラ44上のトナーは、A相電極12aの真上から浮上して放物線を描くようにして隣のB相電極12bの真上に着地した後、B相電極12bの真上から浮上して放物線を描くようにして隣のA相電極12a上に逆戻りするという、ホッピングによる往復移動を繰り返す。なお、A相電極やB相電極に印加するパルス電圧としては、図6bに示すような矩形波からなるA相パルス電圧Vaと、これの振幅の中心値であるDC電圧Vbあるいは0[V]との組合せを採用することもできる。
このようにしてホッピングによる往復移動を繰り返しているトナーは、フレアローラ44の回転駆動によって現像位置まで搬送される。そして、現像位置にて、その放物線状のホッピング軌跡の頂点付近で感光体2の静電潜像の近傍に至ると、静電潜像の静電気力によって引かれながらホッピング軌跡から外れて、静電潜像に付着する。これに対し、放物線状のホッピング軌跡の頂点付近で感光体2の地肌部の近傍に至ると、ホッピング軌跡から外れることなく下降して、フレアローラ44の表面に着地する。
ここで、図2に戻り、フレアローラ44の構成について詳述する。フレアローラ44の支持基板11としては、樹脂等の絶縁性材料、あるいはSUS等の導電性材料からなる基板にSiO等の絶縁膜を成膜したもの等を適用できる。電極12は、支持基板上に、Al、Cu、Ni-Cr等の導電性材料を0.1〜10μm厚、好ましくは0.5〜2.0μmで成膜し、これをフォトリソ技術等で所要の電極形状にパターニングして形成している。トナーのホッピングを行うためのフレアローラ上の電極幅Lと電極間隔Rトナーのホッピング効率に大きく影響する。電極ピッチPは、P=R+Lで表される。
電極と電極の間にあるトナーはほぼ水平方向の電界により、基板表面を隣接する電極まで移動する。これに対して、電極上に乗っているトナーは、少なくとも垂直方向の成分も持った初速が与えられることから、多くは基板面から離れて飛翔する。特に、電極端面付近にあるトナーは、隣接電極を飛び越えて移動するため、電極幅Lが広い場合には、その電極上に乗っているトナーの数が多くなり、移動距離の大きいトナーが増える。ただし、電極幅Lが広すぎると、電極中央付近の電界強度が低下するためにトナーが電極に付着し、ホッピング効率が低下することになる。本発明者らは鋭意研究の結果、低電圧で効率よくトナーをホッピングさせるための適正な電極幅があることを見出した。
また、電極間隔Rは、距離と印加電圧の関係から電極間の電界強度を決定し、間隔Rが狭い程電界強度は当然強く、ホッピングの初速が得られ易い。しかし、電極から電極へ移動するようなトナーについては、一回の移動距離が短くなり、駆動周波数を高くしないとホッピングしている時間が短くなり、着地している時間が長くなる。これについても、本発明者らは鋭意研究の結果、低電圧で効率よくトナーを搬送、ホッピングするための適正な電極間隔があることを見出した。
更に、電極表面を覆う表面保護層13の厚さも電極表面の電界強度に影響を与え、特に垂直方向成分の電気力線への影響が大きく、ホッピングの効率を決定することをも見出した。
すなわち、フレアローラの電極幅、電極間隔、表面保護層厚さの関係を適正に設定することによって、低電圧で効率的なホッピングを行うことができる。そこで本実施形態では、図4に示す電極幅Lは、トナー平均粒径の1倍以上20倍以下とし、かつ、電極間隔Rもトナー平均粒径の1倍以上20倍以下としている。また表面保護層13は、例えばSiO、BaTiO、TiO、TiO、SiON、BN、TiN、Ta等を適用でき、厚さは0.5〜10μm、好ましくは0.5〜3μmで形成している。また、SiO等の上にポリカなどの有機材料をコートしても良い。ジルコニア、あるいは二成分現像剤のキャリアのコート材料として一般的に使われる材料、例えばシリコーン系樹脂を選択することもできる。表面保護層13は、絶縁性、耐久性、フレアローラ自体の製法、及び使用するトナーとの帯電列との関係から適宜選択される。
本発明に係る現像装置を画像形成装置に用いる場合、フレアローラとして、少なくともA4縦幅に相当する21cm、または横幅に相当する30cm以上の長尺で大面積に対するファインパターンの実用が必要になってくる。
ここでフレアローラ44の製法について幾つか挙げる。まず、フレキシブルな電極パターンを形成し、それを支持ドラムに巻きつけてフレアローラを形成する場合について説明する。フレキシブルなファインピッチ薄層電極を有する基板の一例としては、ポリイミドのベースフィルム(厚さ20〜100μm)を基材(支持基板11)として、その上に蒸着法によって0.1〜0.3μmのCu、Al、Ni-Cr等を成膜する。幅30〜60cmであれば、ロール・トゥ・ロールの装置で製造可能であり、量産性が非常に高まる。共通バスラインは同時に幅1〜5mm程度の電極を形成する。
薄層電極形成に用いる蒸着法の具体的手段としては、スパッタ法、イオンプレーティング法、CVD法、イオンビーム法等が可能である。例えば、スパッタ法で電極を形成する場合において、ポリイミドとの密着性を向上させるため、Cr膜を介在させても良いし、プラズマ処理やプライマー処理によっても密着性を向上させることができる。
また、蒸着法以外の薄層電極形成法としては、電着法が考えられる。この場合は、前記ポリイミドの基材上に、まず、無電解メッキによって電極を形成する。塩化スズ、塩化パラジウム、塩化ニッケルに順次浸漬して下地電極を形成した後、Ni電解液中で電解メッキを行って1〜3μmのNi膜をロール・トゥ・ロールで製造することが可能である。
そして、これらの薄膜電極にレジスト塗布、パターニング、エッチングで電極を形成する。この場合、0.1〜3μm厚さの薄層電極であれば、フォトリソ、エッチング処理によって5μm〜数10μm幅又は間隔のファインパターン電極を精度良く形成することができる。
次いで、表面保護層としてSiO、BaTiO、TiO等を、厚さ0.5〜2μmでスパッタ等により形成する。あるいは、表面保護層としてポリイミドをロールコータ、その他コーティング装置により厚さ2〜5μmに塗布し、ベークして仕上げる。ポリイミドのままで支障を生じるときには、更に最表面にSiO、その他無機膜をスパッタ等で0.1〜0.5μmの厚みに形成すればよい。また、SiO等の上にポリカ等の有機材料をコートしても良い。ジルコニア、あるいは二成分現像剤のキャリアのコート材料として一般的に使われる材料、例えばシリコーン系樹脂を選択することもできる。
このようなフレキシブル基板を構成することによって、円筒形状のドラムに貼り付けたり、或いは、部分的に曲面形状にしたりすることが容易となる。
また、別の例としては、ポリイミドのベースフィルム(厚さ20〜100μm)を基材(支持基板11)として、その上に電極材料として、厚さ10〜20μmのCu、SUS等を使用することも可能である。この場合は、逆に金属材の上にポリイミドをロールコータにて20〜100μm塗布してベークする。その後、金属材をフォトリソ、エッチング処理によって電極12の形状にパターン化し、その電極12面上に保護層13としてポリイミドをコーティング、金属材電極の厚さ10〜20μmに応じた凹凸がある場合は平坦化して完成する。例えば、粘度50〜10,000cps、より好ましくは100〜300cpsのポリイミド系材料、ポリウレタン系材料をスピンコートして放置することによって、材料の表面張力によって基板の凹凸がスムージングされ、搬送部材最表面が平坦化される。
更に、フレキシブル基板の強度を上げた更に別の例としては、基材として厚さ20〜30μmのSUS、Al材等を用いて、その表面に絶縁層(電極と基材との間の絶縁)として5μm程度の希釈したポリイミド材をロールコータによりコーティングする。そして、このポリイミドを例えば150℃、30分のプリベーク、350℃、60分のポストベークして薄層ポリイミド膜を形成して支持基板11とする。
その後、密着性向上のプラズマ処理やプライマー処理を施した後、薄層電極層としてNi-Crを0.1〜0.2μmの厚みに蒸着し、フォトリソ、エッチングによって数10μmのファインパターンの電極12を形成する。更に、表面にSiO、BaTiO、TiO等の表面保護層13を0.5〜1μm程度の厚みにスパッタにより形成することで、フレキシブル搬送部材を得ることができる。また、SiO等の上にポリカ等の有機材料をコートしても良い。ジルコニア、あるいは二成分現像剤のキャリアのコート材料として一般的に使われる材料、例えばシリコーン系樹脂を選択することもできる。
別のフレアローラの製法としては、導電インクを用いたスクリーン印刷、インクジェットによるプリント、メッキ加工した電極の非電極部をレーザ加工で除去する等の製法も挙げることができるが、電極パターンおよび表面保護層の作成方法は上述の方法に限定されない。
既述のように、従来の現像装置では、ホッピングしているトナーは、トナー収容部41より現像上シール46ではじかれてしまい、現像上シール46の領域を通過することができない。そこで、図7に示すように、現像上シール部材56を円筒状の回転部材とする。この円筒状のシール部材56を回転することにより、ホッピングしているトナーを現像装置内へ引き込む気流を作り出し、現像後のトナーが漏れ・飛散することなく現像上シールを通過することができる。通過後のトナーは、回収ローラ(本実施形態では回収機能と供給機能が集約されている供給ローラ43)で回収され、トナー収容部に一旦戻される。フレアローラ上のトナーはホッピングしているため、フレアローラとトナーの付着力は小さく、回収ローラで容易に回収される。図7では、現像上シール部材56がフレアローラ44に接触しているが、このような接触状態でもシール部材に連れ回る層流の影響で引き込み気流を発生させることができる。現像上シール部材56がフレアローラ44と或る程度のギャップをもって対向していれば、一層引き込み気流を発生させ易く、好適である。現像上シール部材56とフレアローラ44の対向位置がフレアローラ44の頂点位置以下になるように、現像上シール部材56が供給ローラ43側に寄っていれば、重力の関係で残トナーの回収が容易になる。
円筒状の現像上シール部材56を導電性の金属ローラで構成することで、電圧を印加しなくとも、電極間の電位差で発生するフレア電圧を弱めることができ、トナーを現像装置内に引き込み、トナー飛散を抑制することができる。金属ローラは図7に示されているようにトナーを現像装置内へ引き込む方向に回転している。本実施形態ではフレアローラ44に連れ回る形で回転しているが、駆動手段を備えて、回転数差を設け、フレアローラ44よりも早く回すと、更に効果が上がる。また、更にシール性を上げるために、シール部材56にトナーと逆極性の電圧を印加し、クラウドしているトナーを電界の力で引き込むことができる構成にしてもよい。低い電圧でもトナーを引き込むことができる。本実施形態ではフレアローラに印加する電圧が−側にオフセットしている(バイアスの中心値が−300V)ため、接地した状態で効果が現れた。つまり、シール部材56に、トナーの逆極性で現像ポテンシャルと同程度の電圧が印加されると、シール性の向上が認められた。
1 中間転写体
2 感光体
3 転写ローラ
4 現像装置
11 支持基板
12 電極
13 表面保護層
25 電源
41 トナー収容部
42 撹拌パドル
43 供給ローラ
44 トナー担持ローラ(フレアローラ)
45 層厚規制部材
46,56 現像上ローラ
特開平3−21967号公報 特開2007−133388号公報 特開2008−116599号公報

Claims (5)

  1. 第1の電極と第2の電極とが絶縁体を介して周方向に所定のピッチで交互に配設されたトナー担持体と、このトナー担持体の無端移動する表面にトナーを供給するトナー供給手段と、現像位置よりもトナー担持体の回転方向下流側に位置し装置内外をシールするシール部材とを有する現像装置であって、前記第1の電極と前記第2の電極の間の電位差が時間的に反転する電圧を印加することでトナーをクラウド化して、前記トナー担持体の表面が移動することによってトナーを現像位置へ搬送する現像装置において、
    前記シール部材が円筒状の回転部材で構成され、この回転部材の前記トナー担持体と対向する表面がトナー担持体と同方向に回転するようになっていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記シール部材が導電性部材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記シール部材に、トナーと逆極性で現像ポテンシャルと同程度の電圧が印加されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記シール部材が前記トナー担持体と所定のギャップを介して対向配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の現像装置を備える画像形成装置。
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