JP5445938B2 - 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー担持体の無端移動する表面上でホッピングさせたトナーによって潜像担持体上の潜像を現像する現像装置、並びにこれを用いるプロセスユニット及び画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に搭載される現像装置として、現像ローラや磁性キャリアに吸着させたトナーを現像に用いるのではなく、トナー担持体の表面上でホッピングさせたトナーを現像に用いるものが知られている。
例えば、特許文献1に記載の現像装置は、周方向に所定のピッチで配設された複数の電極を具備する筒状のトナー担持体を有している。この複数の電極は、互いに隣り合う2つの電極からなる電極対が繰り返し配設されたものである。それぞれの電極対における2つの電極の間には交番電界が形成される。すると、電極対における一方の電極の上に位置していたトナーが浮上して他方の電極の上に着地したり、他方の電極の上から浮上して一方の電極の上に着地したりと、ホッピングを繰り返す。そして、トナーはこのようにしてホッピングを繰り返すことによって、トナー担持体上でクラウド状態となり、筒状のトナー担持体の回転駆動に伴う表面移動より、トナー担持体と潜像担持体との対向位置である現像領域まで搬送される。
トナー担持体に供給されるトナーは現像ケーシング内に収容されており、トナー担持体はこの現像ケーシングの一部に形成された開口部で潜像担持体と対向している。そして、潜像担持体に付着せずに現像領域を通過したトナーはクラウド状態のままトナー担持体によって搬送され、トナー担持体に供給するトナーを収容する現像ケーシング内に戻っていく。
このような現像装置の現像領域では、クラウド状態となって潜像担持体上の潜像の近傍まで浮上したトナーが、トナー担持体の電極に向けて下降することなく、潜像による電界に引かれて潜像に付着する。かかる構成では、現像ローラや磁性キャリアなどに吸着しているトナーではなく、クラウド状態になってトナー担持体からの吸着力が発揮されていないトナーを現像に用いる。これにより、従来の1成分現像方式や二成分現像方式では実現が望めなかったほどの低電位現像を実現することができる。例えば、周囲の非画像部との電位差が100[V]以下である静電潜像にトナーを選択的に付着させることも可能である。
しかし、上述のような現像装置では、トナーがトナー担持体の電極間をホッピングしたときの最高点付近では交番電界の影響力が低いため、わずかな衝撃等によりトナーがトナー担持体の交番電界の影響を受ける範囲を離脱することがある。この交番電界の影響を受ける範囲から離脱したトナーは、その挙動を拘束する力が作用しなくなるため、空気の流れなどによって容易に現像装置のケーシングの外に移動し、トナー飛散となることがある。このようなトナー飛散を抑制することが出来る現像装置として、特許文献3には、トナーの帯電電位とは逆極性のバイアスが印加された電極部材をトナー担持体の外周面に対向する位置に備える現像装置が提案されている。特許文献3に記載の現像装置では、電極部材が配置された位置の近傍でトナー担持体の交番電界からトナーが離脱しても、離脱したトナーが逆極性の電極部材に引きつけられ、トナー飛散となることを抑制することができる。
しかしながら、特許文献3に記載のように、トナーの帯電電位とは逆極性のバイアスが印加された電極部材によってトナーの飛散を抑制する構成では、電極部材に引きつけられたトナーは電極部材に付着する。電極部材に付着したトナーを除去する手段を備えないため、電極部材にはトナーが徐々に堆積し、電極部材によってトナー飛散を抑制する効果が経時で低下するという問題があった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、トナーをクラウド状態にして現像に用いるもので、トナー飛散の発生を経時に渡って抑制することができる現像装置、並びにこの現像装置を備えた画像形成装置及びプロセスユニットを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、互いに異なる電圧が印加される複数の電極を備え、外周面に担持されたトナーを現像領域へ搬送するためのトナー担持体と複数の電極に対して互いに異なる電圧を印加することによ複数の電極の間に電界を形成し、該電極に印加する電圧を経時で変化させること複数の電極の間に形成する電界を経時で変化させ、この電界の変化によって該トナー担持体の外周面上でトナーをホッピングさせてクラウド状態にする電界形成手段とを有し、該トナー担持体が潜像担持体に対向する上記現像領域で該トナー担持体の外周面上で飛翔するトナーを用いて該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置において、上記トナー担持体の外周面に対向する位置に近接配置され、互いに異なる電圧が印加される複数の対向部電極を備える対向部電極体と複数の対向部電極に対して互いに異なる電圧を印加することによ複数の対向部電極の間に電界を形成し、該複数の対向部電極に印加する電圧を経時で変化させること複数の対向部電極の間に形成する電界を経時で変化させる対向部電界形成手段とを有し、該トナー担持体は表面移動によってトナーを上記現像領域に搬送することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記現像領域に対して上記トナー担持体のトナーの搬送方向上流側に上記対向部電極体を配置したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の現像装置において、上記現像領域に対して上記トナー担持体のトナーの搬送方向下流側に上記対向部電極体を配置したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、潜像担持体上に形成された潜像に対して現像装置からトナーを供給することによって該潜像を現像して得られる画像を、最終的に記録材上に転移させて、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、上記現像装置として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、潜像を担持する潜像担持体、該潜像担持体の表面を一様帯電せしめる帯電手段、及び、該潜像担持体の表面をクリーニングするクリーニング手段、のうち少なくとも1つと、該潜像担持体に担持される潜像を現像する現像手段とを共通の保持体に保持させて、1つのユニットとして画像形成装置本体に着脱可能にしたプロセスユニットにおいて、上記現像手段として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とするものである。
本発明においては、対向部電界形成手段が異なる該対向部電極の間に形成する電界を経時で変化させることで、トナー担持体の外周面と対向する対向部電極体の表面上に交番電界(以下、対向部交番電界と呼ぶ)が形成される。このような構成では、トナーがトナー担持体の交番電界の影響を受ける範囲を離脱して、トナー担持体の外周面に対応する位置に近接配置された対向部電極体の対向部交番電界の影響を受ける範囲に到達すると、その挙動は対向部交番電界に拘束される。このため、トナーに対してその挙動を拘束する力が作用しなくなることに起因するトナー飛散の発生を抑制することが出来る。さらに、対向部交番電界の影響を受ける範囲に到達したトナーは対向部交番電界の影響によってホッピングするため、対向部電極体の表面に付着しない。そして、トナーが対向部電極体の表面でのホッピングしながら対向部交番電界の影響を受ける範囲を離脱すると、トナー担持体の交番電界の影響を受ける範囲に到達し、再び、トナー担持体によって搬送される。このため、対向部電極体は特許文献3の電極部材のようにトナーが付着して堆積することがなく、対向部交番電界の影響を受ける範囲に到達したトナーの挙動を経時に渡って安定して拘束することができる。
本発明によれば、トナー飛散の原因となるトナー担持体の交番電界の影響を受ける範囲を離脱したトナーは、トナー担持体に近接配置された対向電極体の対向部交番電界の影響を受ける範囲に到達し、この範囲に到達したトナーの挙動は経時に渡って安定して拘束することができるため、トナー飛散の発生を経時に渡って抑制することができるという優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 プロセスユニットを着脱している最中の同プリンタを示す概略構成図。 プリンタにおけるプロセスユニットの説明図。 プロセスユニットのトナー担持ローラを示す斜視図。 トナー担持ローラの電極構成を示す平面模式図。 トナー担持ローラを示す拡大横断面図。 トナー担持ローラの電極に印加されるパルス電圧の特性を示す波形図。 トナー担持ローラの変形例を示す模式図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、プリンタ100と呼ぶ)の一実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るプリンタ100を示す概略構成図である。プリンタ100は、ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー(以下、K,M,C,Yと記す)のトナー像を重ね合わせてフルカラー画像を形成することができる。そして、ベルトユニット1、4つのプロセスユニット60(K,M,C,Y)、4つの光書込ユニット4(K,M,C,Y)、レジストローラ対53、転写ローラ12、定着装置3、給紙カセット50、給紙路52などを備えている。
ベルトユニット1は、潜像担持体である有機感光体を無端ベルト形状に構成した感光体ベルト11を備え、感光体ベルト11を水平方向よりも鉛直方向にスペースをとる縦長の姿勢で張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる。より詳しくは、感光体ベルト11を、駆動ローラ11b、テンションローラ11c、転写バックアップローラ11a、及び4つの現像対向ローラ10(K,M,C,Y)によって裏面側から支えながら張架している。そして、図示を省略した回転駆動機構によって図中反時計回り方向に回転駆動せしめられる駆動ローラ11bの回転によって感光体ベルト11を無端移動せしめる。この感光体ベルト11における図中左側の張架面(以下、左側張架面という)は、ほぼ鉛直方向に延在する姿勢になっている。
感光体ベルト11の左側張架面の図中左側方には、K,M,C,Y用のプロセスユニット60(K,M,C,Y)が鉛直方向に並ぶように配設されており、それぞれ感光体ベルト11の左側張架面に対向している。これら4つのプロセスユニット60(K,M,C,Y)は、それぞれ、現像装置6(K,M,C,Y)と、感光体ベルト11を一様帯電せしめる帯電装置2(K,M,C,Y)とを1つのユニットとして図示しない共通の保持体に保持している。そして、図2に示すように、現像装置6及び帯電装置2を一体としたプロセスユニット60として、ベルトユニット1が退避することで開放された空間からプリンタ100の筺体に対して着脱可能となっており、プロセスユニット60はユーザーによる交換が可能となっている。
先に示した図1において、4つの現像装置6(K,M,C,Y)のうち、鉛直方向の最も上側に位置するK用の現像装置6Kの上方には、K用の帯電装置2Kが感光体ベルト11の左側張架面に対向するように配設されている。また、鉛直方向において、K用の現像装置6Kと、M用の現像装置6Mとの間には、M用の帯電装置2Mが感光体ベルト11の左側張架面に対向するように配設されている。また、M用の現像装置6Mと、C用の現像装置6Cとの間には、C用の帯電装置2Cが感光体ベルト11の左側張架面に対向するように配設されている。更に、C用の現像装置6Cと、Y用の現像装置6Yの間には、Y用の帯電装置2Yが感光体ベルト11の左側張架面に対向するように配設されている。
鉛直方向に並ぶ4つの現像装置6(K,M,C,Y)の図中左側方には、4つの光書込ユニット4(K,M,C,Y)が鉛直方向に並ぶように配設されている。これら光書込ユニット4(K,M,C,Y)は、外部の図示しないパーソナルコンピュータやスキャナから送られてくる画像情報に基づいて、図示しない4つの半導体レーザーを駆動してK,M,C,Y用の書込光Lk,Lm,Lc,Lyを出射する。そして、これらを図示しないポリゴンミラーによって偏向せしめながら、図示しない反射ミラーで反射させたり光学レンズに通したりすることで感光体ベルト11に対する光走査を行う。かかる構成のものに代えて、LEDアレイによって光走査を行うものを用いてもよい。なお、光走査は暗中にて行われる。
感光体ベルト11は、自らを張架している複数の張架ローラのうち、最も下方に位置する駆動ローラ11bと、最も上方に位置するテンションローラ11cとの間では、鉛直方向上方から下方に向けてほぼ真っ直ぐに移動する。この過程において、まず、K用の帯電装置2Kとの対向位置を通過するときに、例えば負極性に一様帯電せしめられる。そして、K用の画像情報に応じたK用の書込光Lkが照射されることによる光走査によって負極性に帯電した感光体ベルト11表面ではK画像部に対応する領域が除電されてK用の静電潜像が形成される。感光体ベルト11の表面は、K用の静電潜像を担持した後、K用の現像装置6Kとの対向位置を通過する。この際、感光体ベルト11に形成されたK用の静電潜像の画像部にK用の現像装置6KがKトナー粒子を付着させて現像し、K用の静電潜像をKトナー像として可視化する。
Kトナー像が形成された感光体ベルト11は、鉛直方向上方から下方に向けての移動に伴って、M用の帯電装置2Mによって再び一様帯電せしめられた後、M用の書込光Lmによる光走査によってM用の静電潜像を担持する。このM用の静電潜像は、M用の現像装置6Mによって現像されてMトナー像となる。
Mトナー像が形成された感光体ベルト11は、鉛直方向上方から下方に向けての移動に伴って、C用の帯電装置2Cによって再び一様帯電せしめられた後、C用の書込光Lcによる光走査によってC用の静電潜像を担持する。このC用の静電潜像は、C用の現像装置6Cによって現像されてCトナー像となる。このとき、Cトナー像の全領域又は一部領域は、既に感光体ベルト11上に形成されているMトナー像の上に重ね合わせた状態で現像され、その重ね合わせ箇所は、M及びCによる2次色部となる。
Cトナー像が形成された感光体ベルト11は、鉛直方向上方から下方に向けての移動に伴って、Y用の帯電装置2Yによって再び一様帯電せしめられた後、Y用の書込光Lyによる光走査によってY用の静電潜像を担持する。このY用の静電潜像は、Y用の現像装置6Yによって現像されてYトナー像となる。このとき、Yトナー像の全領域又は一部領域は、既に感光体ベルト11上に形成されているMトナー像、Cトナー像、あるいはMCの2次色部の上に重ね合わさる。これにより、M及びYによる2次色部、C及びYによる2次色部、あるいはM、C及びYによる3次色部となる。
以上のようなK,M,C,Yトナー像の重ね合わせ現像により、感光体ベルト11のおもて面(ループ外面)には、4色重ね合わせトナー像が形成される。なお、K,M,C,Y用の帯電装置2(K,M,C,Y)としては、それぞれコロナ放電によって感光体ベルト11を一様帯電せしめるものが用いられている。かかる構成の帯電装置2(K,M,C,Y)によれば、感光体ベルト11に対して非接触で一様帯電処理を施すことが可能なので、帯電位置よりも上流側の現像装置6によって感光体ベルト11上に既に形成されているトナー像と帯電部材との接触によるトナー像の乱れを回避して、帯電を行うことができる。
Y用の現像装置6Yとの対向位置であるY用の現像領域を通過した感光体ベルト11は、駆動ローラ11bに対する掛け回し箇所を通過すると、今度は相対的に鉛直方向下方から上方に向けて移動するようになる。そして、転写バックアップローラ11aに対する掛け回し箇所に進入する。この掛け回し箇所の一部に対しては、転写ローラ12がおもて面側から当接して転写ニップを形成している。転写バックアップローラ11aは接地されているのに対し、導電性の転写ローラ12には図示しないバイアス印加手段によって転写バイアスが印加されている。これにより、転写ニップを間に挟んでいる転写バックアップローラ11aと転写ローラ12との間には、感光体ベルト11上のトナー像を転写バックアップローラ11a側から転写ローラ12側に静電移動させる転写電界が形成されている。
給紙カセット50は、記録紙P等の転写材を収納し、画像形成時に転写材を搬送開始する給紙装置を構成する。給紙カセット50は、所定のタイミングで給紙コロ51を回転駆動させることで、カセット内に収容している記録紙Pを給紙路52に向けて送り出す。送り出された記録紙Pは、転写ニップの図中下方に配設されたレジストローラ対53のローラ間に挟み込まれる。レジストローラ対53は、記録紙Pの先端部を挟み込むとすぐに回転駆動を一時停止する。そして、記録紙Pを感光体ベルト11上の4色重ね合わせトナー像と同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを転写ニップに送り出す。
転写ニップで記録紙Pに密着せしめられた4色重ね合わせトナー像は、ニップ圧や転写電界の作用によって感光体ベルト11から記録紙Pに一括転写され、記録紙Pの白色と相まってフルカラーのトナー像となる。
定着装置3は、転写材上に形成された未定着のトナー像を固定する装置である。
転写ニップを通過してその表面にトナー像が形成された記録紙Pは、転写ニップから定着装置3に送り込まれる。定着装置3は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ3bと、これに圧接せしめられている加圧ローラ3aとの当接によって定着ニップを形成しており、送り込まれてきた記録紙Pをこの定着ニップ内に挟み込む。そして、定着ローラ3bによる加熱やニップ圧の作用によってトナー像を記録紙Pに定着せしめ、記録紙P上に可視像を形成する。
定着装置3内でトナー像の定着処理が施され、表面上に可視像が形成された記録紙Pは、図示しない排紙ローラ対を経由した後、機外へと排出される。
プリンタ100においては、転写ニップを通過した後の感光体ベルト11の表面に付着している転写残トナーをクリーニングするためのクリーニング手段を設けていない。感光体ベルト11は、転写残トナーを付着させたままの状態で次工程のK,M,C,Y用の現像領域に進入することになるが、4つの帯電装置2(K,M,C,Y)によって転写残トナーが確実に正規極性(本実施形態では負極性)に帯電せしめられることで、再び転写ニップに進入したときに記録紙Pに転写される。転写残トナーが記録紙Pに転写されると多少の画像の乱れは生じるが、転写残トナーが記録紙Pに転写されても僅かな量であれば、視認される程度の画質劣化は生じない。
なお、転写残トナーの量が比較的多くなる場合には、転写ニップを通過した後、K用の帯電装置2Kとの対向位置に進入する前の感光体ベルト11の表面から転写残トナーを除去するクリーニング手段を設けてもよい。この場合、クリーニング手段と、現像装置とを一体的に構成してプロセスユニットとすることも可能である。
図3は、4つのプロセスユニット60(K,M,C,Y)のうちの一つのプロセスユニット60の説明図である。各プロセスユニット60は、使用するトナーDの色が互いに異なっているが、その他の構成についてはほぼ同様である。よって、以下の説明では、K,M,C,Yの色分け記号を省略して説明する。なお、本実施形態における現像装置6は、非磁性トナーからなる一成分現像剤を用いた現像装置の一例である。
図3に示すように、現像装置6は、感光体ベルト11に供給するトナーを収容するトナー収容部66を形成するケーシング61と、ケーシング61の開口部90で感光体ベルト11と対向するローラ状のトナー担持体であるトナー担持ローラ7とを備える。また、現像装置6は、トナー収容部66内のトナーDをトナー担持ローラ7に供給するトナー供給手段である供給ローラ62と、トナー収容部66内のトナーDを攪拌しながら供給ローラ62へトナーを汲み上げるパドル64とを備える。トナー担持ローラ7、供給ローラ62及びパドル64は不図示の回転駆動機構によって回転されるようになっている。
現像装置6のトナー収容部66内にはトナーDが収容されており、トナー収容部66から供給ローラ62へ受け渡されたトナーDは供給ローラ62との間で摩擦帯電をおこない、トナー担持ローラ7上に供給される。供給ローラ62には、供給電源62aから供給バイアスが印加されている。図3に示す現像装置6では、供給バイアスとして直流電圧を印加しているが、この供給バイアスは、直流電圧でも交流電圧でもよく、直流電圧に交流電圧を重畳させたバイアスでもよい。この供給バイアスによって供給ローラ62とトナー担持ローラ7との間に供給電界が生じる。供給ローラ62に担持されたトナーは、この供給電界からの静電気力を受け、供給ローラ62から離れ、トナー担持ローラ7の表面に移動する。
トナー担持ローラ7は、その表面に詳細は後述する複数の電極からなるトナー担持電極体20を備え、電極間に形成される電界によってトナーをクラウド状態にして担持し、回転駆動による表面移動によってトナーを感光体ベルト11との対向部である現像領域に搬送する。また、現像領域に対してトナー担持ローラ7のトナー搬送方向上流側には、トナー担持ローラ7上のトナー量を規制するブレード状の規制部材63が設置されている。規制部材63はトナー担持ローラ7に当接されており、規制部材63とトナー担持ローラ7との当接部を通過するときに、トナー担持ローラ7や規制部材63とトナーとの摩擦によってトナーは帯電される。なお、規制部材63としてはブレード状のものに限らず、ローラ状の部材をトナー担持ローラ7に当接させても良い。
本実施形態の現像装置6で収容するトナーDは、次のものを用いる。バインダー樹脂として、スチレン系またはアクリル系の重合性単量体を重合開始剤と共に水中に分散させた状態でラジカル重合させたものや、あるいはポリエステル系樹脂を水中に分散させ重付加反応により高分子化させる。これに着色剤、帯電制御剤などを加えて造粒することにより得られた、重量平均粒径約5[μm]の非磁性トナー粒子である。
次に、トナー担持ローラ7について説明する。
トナー担持ローラ7は、粉体であるトナー粒子を搬送、現像、回収する電界を発生するために、内部に複数の電極を有するローラ状のトナー担持体である。トナー担持ローラ7は、画像形成時には、感光体ベルト11に対して50〜1000[μm]、好ましくは150〜400[μm]の間隙をあけて非接触に対向している。
図4は、トナー担持ローラ7を示す斜視図である。このトナー担持ローラ7は、ローラ形状の周面上において、ローラ軸線方向に延在しつつローラ周方向に所定のピッチで並ぶ複数の電極を有している。より詳しく説明すると、これら複数の電極からなるトナー担持電極体20は、図5に示すように、A相電極20aと、B相電極20bとがローラ周方向に交互に並べられたものであり、A相電極20a及びB相電極20bによって櫛歯状の電極構成になっている。
図4に示すように、トナー担持ローラ7のローラ部における軸線方向の一端部には、A相共通電極21aがローラ部の全周に渡って延在するように設けられており、これには複数のA相電極20aの一端部がそれぞれ接続されている。また、ローラ部における軸線方向の他端部には、B相共通電極21bがローラ部の全周に渡って延在するように設けられており、これには複数のB相電極20bの他端部がそれぞれ接続されている。
便宜上、図4や図5には示していないが、複数のA相電極20aやB相電極20bの上には、図6に示すように、非導電性の材料からなる表面層22が被覆されており、この表面層22によって上述した複数の電極とトナーとの接触が回避される。但し、図4や図5に示したA相共通電極21aやB相共通電極21bの上には表面層22が設けられておらず、2つの共通電極は剥き出しの状態になっている。
トナー担持ローラ7の回転に伴ってその回転軌道上を無端移動するA相共通電極21aには、ケーシング61に固定されたA相ブラシ接点部材26aが摺擦する。そして、図4や図6に示される電源24から出力されるA相パルス電圧が、A相ブラシ接点部材26a及びA相共通電極21aを介して、各A相電極20aに印加される。また、トナー担持ローラ7の回転に伴ってその回転軌道上を無端移動するB相共通電極21bには、ケーシングに固定されたB相ブラシ接点部材26bが摺擦する。そして、電源24から出力されるB相パルス電圧が、B相ブラシ接点部材26b及びB相共通電極21bを介して、各B相電極20bに印加される。
なお、以下、A相パルス電圧が印加される複数のA相電極20aの集合をA相電極群という。また、B相パルス電圧が印加される複数のB相電極20bの集合をB相電極群という。A相電極20aとB相電極20bとは交互に配設されているため、複数のA相電極20aはローラ周方向における所定位置からの並び順が何れも、奇数番目又は偶数番目となる。また、複数のB相電極20bの並び順は、A相電極20aの並び順が奇数番目である場合には偶数番目、A相電極20aの並び順が偶数番目である場合には奇数番目となる。
A相電極群には、例えば図7に示すような所定周期で立ち上がりと立ち下がりとを繰り返す矩形波状のA相パルス電圧Vaが印加される。これに対し、B相電極群には、例えば図7に示すような、立ち上がりや立ち下がりの位相がA相パルス電圧Vbと逆位相になる矩形波状のB相パルス電圧Vbが印加される。それぞれのパルス電圧の周期T、周波数f(f=1/T)、ピーク・ツウ・ピーク電圧Vpp、及び振幅中心電位Vcは同じである。このようなパルス電圧が印加されると、トナー担持ローラ7上のトナーは、A相電極20aの真上から浮上して放物線を描くようにして隣のB相電極20bの真上に着地したり、B相電極20bの真上から浮上して放物線を描くようにして隣のA相電極20a上に逆戻りしたりするという、ホッピングによる往復移動を繰り返す。
このように、電源24は、複数の電極(A相電極20a、B相電極20b)間の電界が時間的に変化するように電圧を供給する電圧供給手段である。
このようにしてホッピングによる往復移動を繰り返しているトナーは、上述したように、トナー担持ローラ7の回転駆動によって現像領域まで搬送される。そして、現像領域にて、その放物線状のホッピング軌跡の頂点付近で感光体ベルト11の静電潜像の近傍に至ったトナーは、静電潜像の静電気力によって引かれながらホッピング軌跡から外れて、静電潜像に付着する。これに対し、放物線状のホッピング軌跡の頂点付近で感光体ベルト11の地肌部(一様帯電部)の近傍に至ったトナーは、ホッピング軌跡から外れることなく下降して、トナー担持ローラ7の表面に着地する。
かかる構成においては、ホッピングによってトナー担持ローラ7との吸着力が解かれた状態のトナーを現像に用いることで、従来の一成分現像方式や二成分現像方式では実現が望めなかったほどの低電位現像を実現することができる。なお、以下、本実施形態のプリンタ100のようにトナー担持体の電極間でトナーをホッピングによって往復移動させながら、トナー担持体の表面移動によって現像領域まで搬送して現像を行う方式をフレア(Flare)現像方式という。
A相パルス電圧VaやB相パルス電圧Vbとしては、ピーク・ツウ・ピーク電圧Vppが200〜1000[V]であり、周波数fが0.5〜5[kHz]であり、且つ振幅中心電位Vcが感光体ベルト11上の潜像電位と地肌部電位との間であるものを例示することができる。なお、振幅中心電位Vcは、潜像電位と地肌部電位との間で条件によって変動させる。A相パルス電圧VaとB相パルス電圧Vbとの位相は互いに1/2周期(π)だけずれている。これにより、パルス電圧の印加中においては、A相電極20aと、B相電極20bとの間に常にVppと等しい値の電位差が生じている。この電位差によって種類の異なる電極間に電界が発生し、この電界に応じてトナーが電極間をホッピングする。
A相電極群やB相電極群に印加する2つのパルス電圧の組合せとしては、図7に示す矩形波の場合、電圧の切り替わりが瞬時に起き、トナーのホッピングには適しているが、矩形波に限るものではない。図7に示した組合せの他、矩形波からなるA相パルス電圧Vaと、これの振幅の中心値である振幅中心電位VcからなるDC電圧Vbとの組合せを採用してもよい。また、この組合せにおけるA相、B相の関係を逆にして採用してもよい。さらに、パルス電圧の波形としては、矩形波以外のもの、例えばサイン波、時定数を持った三角波、時定数に相当する正弦波などを採用してもよい。
図6に示すように、トナー担持ローラ7の支持基板23の表面上には、2種類の電極(20a、20b)がトナー搬送方向に沿って所定の間隔で交互に配置されている。そして、これら電極の上や支持基板23の非電極形成面の上には、搬送面を形成する絶縁性の搬送面形成部材であり、電極(20a、20b)の表面を覆う保護膜となる、無機または有機の絶縁性材料から形成した表面層22が積層されている。
支持基板23としては、ガラス基材、樹脂基材、セラミックス基材等の絶縁性材料からなる基材を例示することができる。また、ステンレスなどの導電性材料からなる基板にSiO等の絶縁膜を成膜したもの、ポリイミドフィルムなどのフレキシブルに変形可能な材料からなる基材などを用いてもよい。
A相電極20aやB相電極20bについては、例えば次のようにして形成する。即ち、支持基板23の表面上にAl、Ni−Cr等の導電性材料からなる厚みが0.1〜10[μm]、好ましくは0.5〜2.0[μm]の膜を形成する。そして、この膜をフォトリソグラフィー法などによって所定の電極形状にパターン化して形成する。そして、各電極を形成した後、その上に表面層22を形成する。各電極(20a、20b)の幅(短手方向の長さ)については、トナー粒子の平均粒径の1倍以上、20倍以下とすることが望ましい。
表面層22としては、例えばSiO、TiO、TiO、SiON、BN、TiN、Taなどの材料を、厚さ0.5〜10[μm]、好ましくは0.5〜3[μm]に成膜したものを例示することができる。
図5に示すように、A相共通電極21aやB相共通電極21bについては、A相電極20aやB相電極20bと同様の方法によって形成することができる。また、A相電極20aやB相電極20bとは別に、次のようにして形成することも可能である。即ち、図8に示すように、金属からなるフランジ部材25を、トナー担持ローラ7のA相電極やB相電極が形成されたローラ部に対し、軸線方向の端部から圧入して、フランジ部材25をローラ部上のA相電極又はB相電極の端部に接続する。そして、このフランジ部材25の金属表面を共通電極として使用する。フランジ部材25としては、図示のように、トナー担持ローラ7の回転軸部材と一体形成したものを用いることが望ましい。
ところで、従来の二成分現像方式では、現像剤担持体に磁気吸着した磁性キャリアの表面に付着しているトナーを磁性キャリアとともに潜像担持体に擦り付けながら現像を行っている。また、従来の一成分現像方式では、現像剤担持体の表面に担持したトナーを潜像担持体に擦り付けたり、潜像担持体に対して非接触に配設された現像剤担持体上のトナーを交番電界によって現像剤担持体と潜像担持体との間で往復移動させたりして現像を行っている。そして、これらの方式では、本実施形態のプリンタ100のような重ね合わせ現像を行うと、潜像担持体上で先行して現像されたトナー像中のトナーが、後続の現像時に後続色の現像装置内に転移して混色を引き起こす。
これに対し、本実施形態のプリンタ100では、トナー担持ローラ7上のトナーを感光体ベルト11に摺擦させないで現像を行う。更には、交番電界による感光体ベルト11表面とトナー担持ローラ7表面との間のトナーの往復移動も行っておらず、ホッピングしたトナーのうち、現像に寄与しないものについて感光体ベルト11に接触させることなくトナー担持ローラ7上に戻す。しかも、感光体ベルト11の静電潜像に寄与したトナーをトナー担持ローラ7上に再転移させてしまうこともない。これらの結果、後続色の現像装置内での混色を回避することができる。
次に、現像装置6の特徴部について説明する。
本実施形態の現像装置6は、図32示すように、トナー担持ローラ7の外周面に対向する位置に近接配置され、互いに異なる電圧が印加される複数種類の対向部電極を備える対向部電極体である現像上流側電極体31及び現像下流側電極体32を備える。また、現像上流側電極体31の複数種類の対向部電極に対して互いに異なる電圧を印加することにより種類の異なる対向部電極の間に電界を形成する対向部電界形成手段である現像上流側電源31aを備える。さらに、現像下流側電極体32の複数種類の対向部電極に対して互いに異なる電圧を印加することにより種類の異なる対向部電極の間に電界を形成する対向部電界形成手段である現像下流側電源32aを備える。
現像上流側電源31aは現像上流側電極体31の対向部電極に印加する電圧を経時で変化させることで種類の異なる対向部電極の間に形成する電界を経時で変化させる。これにより、現像上流側電極体31が配置されたケーシング出口部61aの内側壁面に交番電界を形成する。
また、現像下流側電源32aは現像下流側電極体32の対向部電極に印加する電圧を経時で変化させることで種類の異なる対向部電極の間に形成する電界を経時で変化させる。これにより、現像下流側電極体32が配置されたケーシング入口部61bの内側壁面に交番電界を形成する。
ここで、現像装置6の特徴部である現像上流側電極体31や現像下流側電極体32を備えない従来の現像装置の問題点について説明する。
現像装置6にように、トナーを電極間の電界によりトナー担持ローラ7の表面をホッピングさせてクラウドを形成させるタイプの現像装置では、トナー粒子は静電搬送部材であるトナー担持ローラ7の表面を跳びはねるように移動する。このため、大部分の時間はトナー粒子とトナー担持ローラ7の表面とは非接触である。したがってトナー粒子とトナー担持ローラ7表面とが静電的に付着する力は弱い。よって、現像電界を弱く設定しても(例えば現像ポテンシャル100[V]以下でも)現像能力を容易に確保する事ができる利点がある。しかし、現像電界を弱く設定すると、僅かなトナー帯電のばらつきでも現像ムラを発生させてしまう。このため、トナー担持ローラ7の表面に供給されたトナー粒子に帯電のばらつきが生じると、現像性能に悪影響を与える。したがって現像ポテンシャル100[V]以下の低電位プロセスでは特に、均一にトナー粒子を現像するのは難しい。
このように、トナーを電極間の電界によりトナー担持体表面上をホッピングさせてクラウドを形成させるタイプの現像装置では、トナー担持体表面へ正常な帯電のトナー供給が重要となる。
しかし、トナー量を規制する時のストレスにより劣化が生じたトナー粒子は、正常なトナー帯電ができなくなり帯電不良のトナー粒子となる。これにより、トナー担持体上のトナーに帯電ムラが生じてしまうことがある。帯電不良のトナーはトナー担持電極体20で形成される交番電界から離脱しやすく、現像上流側電極体31や現像下流側電極体32を備えない構成では、トナー担持電極体20で形成される交番電界から離脱したトナー粒子は、その挙動を拘束する力がなくなり、トナー飛散となり易い。トナー飛散が発生すると、感光体上の潜像以外の箇所や記録紙P上にトナーが付着して画像に悪影響を与えたり、装置内汚染の原因となったりする。
このため、トナーを電極間の電界によりトナー担持体表面でホッピングさせてクラウドを形成させるタイプの現像装置では、帯電不良のトナーを電界より離脱させない工夫が必要となる。
なお、帯電不良のトナーを電界より離脱させないために、電界を強くして離脱させないことが考えられるが、強い電界のためトナーがトナー担持ローラ7の表面から引き離しできなくなり付着してしまうおそれがある。また、トナー担持ローラ7表面はごく薄い表面層22を絶縁層として設けているため、電極(20a、20b)に大きい電圧を掛けると表面層22が破壊されリークの原因になる。よって、電界を強くせずにトナーを離脱させない工夫が必要である。
このような問題に対して、本実施形態の現像装置6は、トナー担持ローラ7の外周面と対向する現像上流側電極体31や現像下流側電極体32の表面上に交番電界(以下、対向部交番電界と呼ぶ)が形成される。このような構成では、トナー粒子がトナー担持ローラ7の交番電界の影響を受ける範囲を離脱して、トナー担持ローラ7の外周面に対応する位置に近接配置された現像上流側電極体31や現像下流側電極体32の対向部交番電界の影響を受ける範囲に到達すると、その挙動は対向部交番電界に拘束される。このため、トナー粒子に対してその挙動を拘束する力が作用しなくなることに起因するトナー飛散の発生を抑制することが出来る。
さらに、対向部交番電界の影響を受ける範囲に到達したトナーは対向部交番電界の影響によってホッピングするため、現像上流側電極体31や現像下流側電極体32の表面に付着しない。そして、トナーが現像上流側電極体31や現像下流側電極体32の表面でのホッピングしながら対向部交番電界の影響を受ける範囲を離脱すると、トナー担持ローラ7の交番電界の影響を受ける範囲に到達し、再び、トナー担持ローラ7によって搬送される。このため、対向部電極体は特許文献3の電極部材のようにトナーが付着して堆積することがなく、対向部交番電界の影響を受ける範囲に到達したトナーの挙動を経時に渡って安定して拘束することができる。このような構成により、本実施形態の現像装置6は、トナーを電極間の電界によりトナー担持ローラ7の表面上でホッピングさせてクラウドを形成させるタイプの現像装置において、トナー担持ローラ7の表面に形成される交番電界を強くすることなく、帯電不良のトナー粒子が電界から離脱することを抑制し、トナー飛散の発生を抑制することが出来る。
以下、現像装置6の特徴部について、より詳しく説明する。
現像上流側電極体31及び現像下流側電極体32は、それぞれケーシングの内壁面に配置されおり、トナー担持ローラ7の外周面を一周するように配置されたトナー担持電極体20とは配置は異なるものの、電極構成としては、図5及び図6を用いて説明した構成と同様に櫛歯状の電極構成である。
現像上流側電極体31は、トナー担持ローラ7の外周面に対向して、0.5[mm]〜1[mm]程度のすきまをあけて規制部材63から現像領域となる開口部90の手前までの範囲のケーシング出口部61aの内側壁面に設置している。現像上流側電極体31の基材は、ポリイミドフィルムなどのフレキシブルに変形可能な材料にしたほうが設置しやすい。
現像上流側電極体31は、支持基材上にAl、Ni−Cr等の導電性材料からなる厚みが0.1〜10[μm]、好ましくは0.5〜2.0[μm]の膜を形成する。そして、この膜をフォトリソグラフィー法などによって所定の電極形状にパターン化して形成する。そして、各電極を形成した後、その上に表面層を形成する。各対向部電極の幅(短手方向の長さ)については、トナー粒子の平均粒径の1倍以上、20倍以下とする。
現像上流側電極体31の表面層としては、例えばSiO、TiO、TiO、SiON、BN、TiN、Taなどの材料を、厚さ0.5〜10[μm]、好ましくは0.5〜3[μm]に成膜している。
現像上流側電極体31は、トナー担持ローラ7の表面移動方向に沿って2種類の対向部電極を交互に配置した櫛歯状の電極構成となっており、その平面模式図は図5と同様であり、拡大横断面図は図6と同様である。
2種類の対向部電極を交互に配置した現像上流側電極体31の、規制部材63側から奇数番目の対向部電極をa相、偶数番目の対向部電極をb相とする。a相の対向部電極とこのa相の対向電極の共通電極とによって櫛歯状の電極を形成し、さらに、b相の対向部電極とこのb相の対向電極の共通電極とによって櫛歯状の電極を形成している。現像上流側電源31aがa相及びb相の対向部電極に印加する電圧は矩形波であり、Vppは100[V]〜1000[V]、周波数fは0.1〜3[kHz]であり、現像に寄与しないためなるべく低い周波数が好ましい。
現像上流側電源31aが印加する電圧の振幅中心電位Vcはトナー担持ローラ7のトナー担持電極体20に印加される電圧の条件によって変動させている。
a相の対向部電極に印加される電圧とb相の対向部電極に印加される電圧は、位相が互いに1/2周期(π)だけずれて印加されている。この位相差によって、a相の対向部電極とb相の対向部電極との間には、常にVppだけの電位差が生じている。この電位差によって種類が異なる対向部電極間に電界が発生し、この電界に応じてトナー粒子が対向部電極間をホッピングする。矩形波の場合電圧の切り替わりが瞬時に起き、トナーのホッピングには適しているが、サイン波でも三角波でもよい。
供給ローラ62や規制部材63との摩擦帯電により正常に帯電されなかった弱帯電のトナー粒子は、正常に帯電されたトナー粒子よりも電界による拘束力が弱い。よって、トナー担持ローラ7のトナー担持電極体20の電界により高く飛ばされた弱帯電のトナー粒子はトナー担持電極体20の電界から外れてしまう。しかし、トナー担持電極体20の電界から外れたトナー粒子は、トナー担持ローラ7に近接に対向して設置した現像上流側電極体31の電界に拘束される。そして、このトナー粒子は、現像上流側電極体31の表面上に形成される対向部交番電界によってホッピングすることにより、現像上流側電極体31の表面層との摩擦により帯電し、帯電量が正常に帯電されたトナー粒子に近づく。
現像装置6では、現像上流側電極体31上のトナー粒子を再びトナー担持ローラ7の表面に戻すため、現像上流側電極体31の振幅中心電位Vcを変化させ電位差によりトナー担持ローラ7上に向かう電界を形成させる。
具体的には、適度なタイミングで現像上流側電源31aから現像上流側電極体31に印加する電圧の振幅中心電位Vcをトナーと同極性(負極性)の側に大きくする。これにより、負極性に帯電したトナー粒子が現像上流側電極体31からトナー担持電極体20に向かう電界の強度を大きくすることで、現像上流側電極体31の対向部交番電界に拘束されたトナー粒子をトナー担持ローラ7上に戻すことができる。
一方、現像下流側電極体32は、トナー担持ローラ7の外周面に対向して、0.5[mm]〜1[mm]程度のすきまをあけて、現像領域となる開口部90の下流側端部から供給ローラ62がトナー担持ローラ7に当接する位置の近傍までの範囲のケーシング入口部61bの内側壁面に設置している。現像下流側電極体32の基材は、現像上流側電極体31と同様に、ポリイミドフィルムなどのフレキシブルに変形可能な材料であり、対向部電極は、導電性材料からなる膜をフォトリソグラフィー法などによって所定の電極形状にパターン化して形成し、その表面に表面保護層を形成する。
現像下流側電極体32は、トナー担持ローラ7の表面移動方向に沿って2種類の対向部電極を交互に配置した櫛歯状の電極構成となっており、その平面模式図は図5と同様であり、拡大横断面図は図6と同様である。現像下流側電源32aが2種類の対向部電極に印加する電圧は矩形波であり、種類が異なる対向部電極間には位相が互いに1/2周期(π)だけずれて印加されている。この位相差によって、種類の異なる対向部電極の間には電位差が生じ、この電位差によって対向部電極間に電界が発生し、この電界に応じてトナー粒子が対向部電極間をホッピングする。
開口部90の現像領域において、現像に寄与しなかった弱帯電のトナー粒子は、正常に帯電されたトナー粒子よりも電界による拘束力が弱いためトナー担持ローラ7のトナー担持電極体20の電界から外れやすい。開口部90よりも下流側でトナー担持ローラ7の電界から外れたトナー粒子は、トナー担持ローラ7に近接に対向して設置した現像下流側電極体32の電界に拘束される。現像下流側電極体32上に拘束されたトナー粒子は、現像下流側電極体32上に拘束されたトナーの量が適度な量となったタイミングで、現像下流側電源32aから現像下流側電極体32に印加する電圧の振幅中心電位Vcをトナーと同極性(負極性)の側に大きくする。これにより、負極性に帯電したトナー粒子が現像下流側電極体32からトナー担持電極体20に向かう電界の強度を大きくすることで、現像下流側電極体32の対向部交番電界に拘束されたトナー粒子をトナー担持ローラ7上に戻すことができる。
本実施形態の現像装置6では、トナー担持ローラ7に近接に対向して現像上流側電極体31及び現像下流側電極体32を配置しているのでトナー担持ローラ7のトナー担持電極体20の電界を現像上流側電極体31及び現像下流側電極体32の電界で補助することができる。これにより、弱帯電トナーがトナー担持電極体20の電界からの離脱して静電的に拘束力が作用しない状態となることを抑制し、トナー飛散の発生を抑制することができる。
本実施形態では、本発明の特徴部を備えた現像装置6を、感光体ベルト11を備えるプリンタ100に適用した構成について説明したが、中間転写ベルト、転写ドラム、中間転写ドラムなどを用いたカラ−画像形成装置やモノクロ画像形成装置などにも本発明の適用が可能である。
以上、本実施形態によれば、現像装置6は、互いに異なる電圧が印加される複数種類の電極(20a、20b)を備え、外周面に担持されたトナーを現像領域へ搬送するためのトナー担持体であるトナー担持ローラ7を有する。また、現像装置6は、複数種類の電極に対して互いに異なる電圧を印加することにより種類の異なる電極の間に電界を形成し、電極に印加する電圧を経時で変化させることで種類の異なる該電極の間に形成する電界を経時で変化させ、この電界の変化によってトナー担持ローラ7の外周面上でトナーをホッピングさせてクラウド状態にする電界形成手段である電源24を有する。そして、現像装置6は、トナー担持ローラ7が潜像担持体である感光体ベルト11に対向する現像領域でトナー担持ローラ7の外周面上で飛翔するトナーを用いて感光体ベルト11上の潜像を現像する。また、現像装置6は、トナー担持ローラ7のトナー担持電極体20の表面へトナー粒子を供給するためのトナー供給手段である供給ローラ62と、トナー担持ローラ7の表面上のトナーの量を規制するトナー規制手段である規制部材63と、現像に使用するトナーDを収容するためのトナー収容部66と、トナー収容部66のトナーDを攪拌するトナー攪拌手段であるパドル64を備える。このような現像装置6において、トナー担持ローラ7の外周面に対向する位置に近接配置され、互いに異なる電圧が印加される複数種類の対向部電極を備える対向部電極体である現像上流側電極体31及び現像下流側電極体32を備える。また、現像装置6は、現像上流側電極体31の複数種類の対向部電極に対して互いに異なる電圧を印加することにより種類の異なる対向部電極の間に電界を形成する対向部電界形成手段である現像上流側電源31aを備える。さらに、現像下流側電極体32の複数種類の対向部電極に対して互いに異なる電圧を印加することにより種類の異なる対向部電極の間に電界を形成する対向部電界形成手段である現像下流側電源32aを備える。このように対向部交番電界を形成する構成を備えることにより、トナー担持ローラ7の交番電界を対向部交番電界で補助することで静電的に挙動を拘束する力がなくなったトナーが生じることを抑制し、トナー飛散の発生を防止することが出来る。なお、現像上流側電極体31及び現像下流側電極体32の各対向電極とトナー担持電極体20の各電極(20a、20b)との間にも電界は形成されるため、この電界によっても静電的に挙動を拘束する力がなくなったトナーが生じることを抑制することができる。
さらに、対向部交番電界の影響を受ける範囲に到達したトナーは対向部交番電界の影響によって、現像上流側電極体31または現像下流側電極体32の表面上をホッピングするため、現像上流側電極体31及び現像下流側電極体32の表面上にトナーが付着することを防止できる。そして、トナーが、現像上流側電極体31及び現像下流側電極体32の表面でのホッピングしながら対向部交番電界の影響を受ける範囲を離脱すると、トナー担持ローラ7の交番電界の影響を受ける範囲に到達し、再び、トナー担持ローラ7によって搬送される。このため、現像上流側電極体31及び現像下流側電極体32は特許文献3の電極部材のようにトナーが付着して堆積することがなく、対向部交番電界の影響を受ける範囲に到達したトナーの挙動を経時に渡って安定して拘束することができる。
このように、現像装置6では、トナー飛散の原因となるトナー担持ローラ7の交番電界の影響を受ける範囲を離脱したトナー粒子は、トナー担持ローラ7に近接配置された現像上流側電極体31及び現像下流側電極体32の対向部交番電界の影響を受ける範囲に到達し、この範囲に到達したトナーの挙動は経時に渡って安定して拘束することができるため、トナー飛散の発生を経時に渡って抑制することができる。
また、現像装置6は、現像領域に対してトナー担持ローラ7のトナーの搬送方向上流側に現像上流側電極体31を配置しているため、供給ローラ62からトナー担持ローラ7上に供給されたトナー粒子は、トナー担持ローラ7の表面層だけでなく、現像上流側電極体31を構成する表面層にも接触しながらホッピングを繰り返す。これにより、トナーが他の部材と接触する回数が多くなり、摩擦による帯電を補助することができる。
また、現像装置6は、現像領域に対してトナー担持ローラ7のトナーの搬送方向下流側に現像下流側電極体32を配置しているため、現像領域通過後のトナー担持ローラ7の表面から帯電不良のトナーが離間することに起因するトナー飛散の発生を抑制することができる。
また、本実施形態のプリンタ100は、潜像担持体である感光体ベルト11上に形成された潜像に対して現像手段からトナーを供給することによって潜像を現像して得られる画像を、最終的に記録材である記録紙P上に転移させて、記録紙P上に画像を形成する画像形成装置であり、現像手段として、本実施形態の現像装置6を用いることにより、トナー飛散に起因する画像不良の発生を経時に渡って抑制することができ、良好な画像形成を経時に渡って行うことが出来る。
また、本実施形態のプロセスユニット60は、潜像を担持する潜像担持体である感光体ベルト11、感光体ベルト11の表面を一様帯電せしめる帯電手段である帯電装置2のうち帯電装置2と、感光体ベルト11に担持される潜像を現像する現像手段とを共通の保持体に保持させて、1つのユニットとしてプリンタ100本体に着脱可能にしたプロセスユニットである、そして、プロセスユニット60が備える現像手段として、本実施形態の現像装置6を用いたことにより、経時に渡ってトナー飛散の発生を抑制することが出来る現像装置6の交換時の操作性の向上を図ることができる。
1 ベルトユニット
2 帯電装置
3 定着装置
3a 加圧ローラ
3b 定着ローラ
4 光書込ユニット
6 現像装置
7 トナー担持ローラ
10 現像対向ローラ
11 感光体ベルト
11a 転写バックアップローラ
11b 駆動ローラ
11c テンションローラ
12 転写ローラ
20 トナー担持電極体
20a A相電極
20b B相電極
21a A相共通電極
21b B相共通電極
22 表面層
23 支持基板
24 電源
25 フランジ部材
26a A相ブラシ接点部材
26b B相ブラシ接点部材
31 現像上流側電極体
31a 現像上流側電源
32 現像下流側電極体
32a 現像下流側電源
50 給紙カセット
51 給紙コロ
52 給紙路
53 レジストローラ対
60 プロセスユニット
61 ケーシング
61a ケーシング出口部
61b ケーシング入口部
62 供給ローラ
62a 供給電源
63 規制部材
64 パドル
66 トナー収容部
90 開口部
100 プリンタ
D トナー
特開平3−21967号公報 特開2002−341656号公報 特開2009−109863号公報

Claims (5)

  1. 互いに異なる電圧が印加される複数の電極を備え、外周面に担持されたトナーを現像領域へ搬送するためのトナー担持体と、
    複数の電極に対して互いに異なる電圧を印加することによ複数の電極の間に電界を形成し、該複数の電極に印加する電圧を経時で変化させること複数の電極の間に形成する電界を経時で変化させ、この電界の変化によって該トナー担持体の外周面上でトナーをホッピングさせてクラウド状態にする電界形成手段とを有し、
    該トナー担持体が潜像担持体に対向する上記現像領域で該トナー担持体の外周面上で飛翔するトナーを用いて該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置において、
    上記トナー担持体の外周面に対向する位置に近接配置され、互いに異なる電圧が印加される複数の対向部電極を備える対向部電極体と、
    数の対向部電極に対して互いに異なる電圧を印加することによ複数の対向部電極の間に電界を形成し、該複数の対向部電極に印加する電圧を経時で変化させること複数の対向部電極の間に形成する電界を経時で変化させる対向部電界形成手段とを有し、
    該トナー担持体は表面移動によってトナーを上記現像領域に搬送することを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    上記現像領域に対して上記トナー担持体のトナーの搬送方向上流側に上記対向部電極体を配置したことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1の現像装置において、
    上記現像領域に対して上記トナー担持体のトナーの搬送方向下流側に上記対向部電極体を配置したことを特徴とする現像装置。
  4. 潜像担持体上に形成された潜像に対して現像装置からトナーを供給することによって該潜像を現像して得られる画像を、最終的に記録材上に転移させて、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
    上記現像装置として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 潜像を担持する潜像担持体、該潜像担持体の表面を一様帯電せしめる帯電手段、及び、該潜像担持体の表面をクリーニングするクリーニング手段、のうち少なくとも1つと、該潜像担持体に担持される潜像を現像する現像手段とを共通の保持体に保持させて、1つのユニットとして画像形成装置本体に着脱可能にしたプロセスユニットにおいて、
    上記現像手段として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とするプロセスユニット。
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