JP4721421B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真プロセスを用いるカラー画像形成装置に関し、特に、複数の帯電装置、露光装置、現像装置を用いて1つの像担持体上に色の異なるトナー像をイメージ・オン・イメージ方式のカラー画像形成も採用し重ね合わせて形成し、その重ね合わせトナー像を記録媒体に転写して画像を得るカラー画像形成装置に関する。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはその複合機などとして構成される画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この形式のカラー画像形成装置は、1つの感光体ベルト上に異なった色のトナー像を直に重ねて形成し、その重ねトナー像を記録媒体に転写するように構成されている。したがって、装置の構成を簡素化できるので小型化・低コスト化に対して有利であり、しかも高品質なカラー画像を形成することが可能である。かかるカラー画像形成装置は、イメージ・オン・イメージ方式のカラー画像形成装置とも称せられている。ところが、従来のこの形式のカラー画像形成装置には、次に示す重大な欠点があった。
感光体ベルト上に最初にトナー像を形成する現像装置を1色目の現像装置とし、それ以外の現像装置を2色目以降の現像装置と称することにすると、2色目以降の現像装置は、既にトナー像が形成されている感光体ベルト上に、そのトナー像とは異なる色のトナー像を形成する。したがって、2色目以降の現像は非接触で行われなければならない。従来の非接触現像装置としては、現像スリーブ上に現像剤を担持して搬送し、その現像スリーブと感光体ベルトとの間に、現像方向の電界と逆現像方向の電界を交互に形成(AC電界)し、トナーを現像スリーブと感光体ベルトとの間で往き来させながら静電潜像を可視像化する方式が採用されている。
ところが、係る現像装置をイメージ・オン・イメージ方式のカラー画像形成装置において2色目以降の現像装置に採用すると、逆現像方向の電界が形成された時、既に感光体ベルト上に形成されているトナー像の一部のトナーが現像スリーブ上の現像剤に移行してしまい、その現像剤の色が本来の色と異なってしまうという欠点を免れなかった。係る現像装置によって感光体ベルト上にトナー像を形成すればその画質が著しく劣化する。さらに、転写後に感光体ベルト上に残ったトナー(以下、転写残トナーという)を除去する必要があり、画像形成装置の保守の点で、この転写残トナーの廃棄が大きな問題である。特に感光体上重ね合わせ方式においては、転写残トナーが多くなる傾向がある。クリーニングにより回収されたトナーを一時的に廃棄用の容器に入れておき、まとめて廃棄する方法が一般的だが、作業に手間がかかり、廃物低減の観点からも好ましくない。また容器のスペースが必要である。
そこで、回収したトナーを再利用して廃棄トナーをなくす方法としていくつか提案されている。まず、クリーニング装置によって回収されたトナーを現像装置に搬送して再利用する装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、この方法を用いた場合には余分な部品が必要となり、小型化・低コスト化の目的に対しては逆効果である。
また、現像装置にクリーニング機能を持たせることにより、回収トナーをそのまま現像に再利用する装置も知られている(例えば、特許文献3参照)。しかし、かかる画像装置では、中間転写体上で多色のトナー重ねをするため、小型化・低コスト化の目的を果たすことができず、また中間転写体上の未転写トナーのクリーニング及び廃棄の問題がなおざりとなっている。
また、通常の現像装置の他にトナー回収手段兼テストプリント用の現像装置を設置する方式が提案されている(例えば、特許文献4参照)。しかし、この方式では現像装置を1つ増やすことになり、小型化・低コスト化にはふさわしくない。また、ブラックトナー現像に多色のトナーを回収する方式では黒色の画質が悪くなることが問題視されている。これは、現像装置のブラックトナー量の調整によって解決できる問題も含まれている。さらに、イメージ・オン・イメージ方式に用いる場合も提案されているが(例えば、特許文献4参照)、前述した2色目以降の現像装置の問題には全く触れられていない。
特開平8−339110号公報 特開昭60−156081号公報 特開平5−249796号公報 特開平9−80845号公報
しかしながら、上述のように、従来のカラー現像方式においては、他色を重ねる現像時の好ましくない画像の擾乱があり、また、クリーニングされたトナーの廃棄が問題で、転写されないトナーが多く、回収されたトナーを一時的に廃棄用の容器に入れて、まとめて廃棄する方法が一般的と考えられるが、作業に手間がかかり、廃棄物低減の観点からも好ましくない。また容器のスペースが必要であり、小型化・低コスト化に反する装置上の問題等がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、係る不具合を解決することを前提とし、イメージ・オン・イメージ方式を用いて、現像の1色目をブラックの接触現像、2色目以降をカラーの非接触現像とすることにより、重ね合わせトナー像を現像時に乱すことなく形成し高画質のカラー画像を形成し、かつ優れた保守性を有した小型で低コストの画像形成装置を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、発明は、複数の異なる色の現像装置を有するカラー画像形成装置であって、第1の現像装置は、感光体ベルトに対して接触方式によるブラックトナー現像を行なう現像装置であり、前記感光体ベルト上のトナーの回収を行う回収手段を有し、ブラックトナーの現像を前記感光体ベルト上のトナーの回収と同時に行い、複数の第2の現像装置は、前記感光体ベルトに対して非接触の状態で現像を行う現像装置であり、トナーの搬送方向に対して直交する方向に微小電極がトナーの搬送方向に微小の間隔をあけて配列した多数の電極列からなる多数電極群が形成され、前記多数電極群により形成される電界によりトナーが静電搬送される静電搬送手段と、前記感光体ベルトに形成された静電潜像にトナーを静電的に移行させる現像電界を形成するように前記多数電極群の電極に電圧を印加するトナー静電搬送手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、前述したイメージ・オン・イメージ方式の欠点を解消でき、高画質かつ小型・低コストの画像形成装置を実現することが可能となる。
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置および現像装置を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種種の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、複数の帯電装置、露光装置、現像装置を用いて1つの像担持体上に色の異なるトナー像を重ね合わせて形成し、その重ね合わせトナー像を転写装置によって記録媒体に転写して画像を得るカラー画像形成装置(イメージ・オン・イメージ方式)である。さらに、像担持体上に最初にトナー像を形成する現像装置を1色目の現像装置とし、それ以外の現像装置を2色目以降の現像装置として、1色目の現像装置を接触方式によってブラックトナーを現像する現像装置とし、2色目以降の現像装置を、トナーの搬送方向に対してほぼ直交する方向に延び、かつトナーの搬送方向に微小間隔をあけて配列された多数の電極を有し、トナーを静電搬送する進行波電界が形成されると共に、感光体ベルトに形成された静電潜像にトナーを静電的に移行させる現像電界が形成されるように、各電極に電圧を印加するトナー静電搬送装置を具備する静電現像装置(EH現像装置)とする。
図1は、本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。ここに示したカラー画像形成装置は、複数の支持ローラ1、2、3に巻き掛けられた無端状の感光体ベルト4を有し、この感光体ベルト4のまわりには、その感光体ベルト4の表面から離間して配置された第1乃至第4の複数の帯電装置5BK、5M、5C、5Yと、第1乃至第4の複数の現像装置6BK、7M、7C、7Yと、感光体ベルト4の表面に当接した転写ローラより成る転写装置8が配置されている。
本実施形態では、現像装置6BK、7M、7C、7Yは、感光体ベルト4上にブラックトナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びイエロートナー像をそれぞれ形成することができる。現像装置6BKは接触方式であり、感光体ベルト4上にブラックトナー像を形成すると共に、感光体ベルト上に付着した転写残トナーを回収する機能を持つ。また、現像装置7M、7C、7Yには非接触方式を用いる。本発明の特徴はこれらの現像装置6BK、7M、7C、7Yにあり、後に詳しく説明する。また図に一例として示した帯電装置5BK乃至5Yは、スコロトロン帯電器より成る。さらに、感光体ベルト4を挟んで、各現像装置6BK乃至6Cに対向した位置には、バックアップローラ9BK、9M、9Cがそれぞれ配置されている。感光体ベルト4は、基材ベルトの表面に感光層が形成され、それ自体周知な構成を有している。
上述した各要素は、全て、画像形成装置本体10内に配置されており、その画像形成装置本体10内には、さらに露光装置11、給紙装置12及び定着装置13などが設けられている。
このような画像形成装置により画像形成動作が開始されると、感光体ベルト4は図1の矢印Aに示す方向に駆動される。このとき第1の帯電装置5BKが感光体ベルト4を所定の極性(図の例ではマイナス極性)に帯電し、その帯電面に露光装置11から出射する光変調された書き込み光(図示した例ではレーザ光L)が照射され、これによって感光体ベルトに第1の静電潜像が形成される。この第1の静電潜像は、第1の現像装置6BKによってブラックトナー像として可視像化される。
引き続いて、このブラックトナー像の形成された感光体ベルト4は第2の帯電装置5Mによってマイナス極性に帯電され、その帯電面に露光装置11から出射した光変調されたレーザ光Lが照射される。これによって感光体ベルト4に第2の静電潜像が形成され、その静電潜像が第2の現像装置7Mによってマゼンタトナー像として可視像化される。以下同様にして、(ブラックトナー像とマゼンタトナー像の形成された)感光体ベルト4が、第3の帯電装置5Cによりマイナス極性に帯電され、その帯電面が露光装置11により露光されて第3の静電潜像が形成される。その潜像が第3の現像装置7Cによりシアントナー像として可視像化され、さらに第4の帯電装置5Y、露光装置11及び第4の現像装置7Yによって、イエロートナー像が形成される。このように、感光体ベルト4上に4色のトナー像が順次重ねられて形成される。
一方、給紙装置12の給紙カセット14には、転写紙又は樹脂シートなどから成る記録媒体Pが収容され、その最上位の記録媒体Pが給紙ローラ15の回転によって矢印B方向に給送され、所定タイミングで感光体ベルト4と転写装置7の間の転写部に送り込まれる。このとき、転写装置7には所定の転写電圧が印加されており、これによって感光体ベルト4上の重ねトナー像が記録媒体Pに転写される。トナー像の転写された記録媒体は定着装置13を通り、このとき熱と圧力が印加されて、転写されたトナー像が記録媒体Pに定着される。引き続き、その記録媒体は、矢印Cで示すように画像形成装置本体10の上部の排紙部16に排出される。トナー像転写後に感光体ベルト4上に付着した転写残トナーは、現像装置6BKにクリーニング機能も備えており、ブラックトナー現像時に同時に現像装置6BKによって回収される。
上述のように、本実施形態に係るカラー画像形成装置は、帯電装置により感光体ベルトを帯電し、その帯電面を露光装置により露光して感光体ベルトに静電潜像を形成し、その静電潜像を現像装置によってトナー像として可視像化する工程が複数回繰り返されることによって、感光体ベルト上に色の異なるトナー像を重ねて形成し、その重ねトナー像が転写装置により記録媒体に転写されて記録画像を得るように構成されている。かかる画像形成装置がイメージ・オン・イメージ方式のカラー画像形成装置である。感光体として感光体ベルト4を用いているので、その感光体ベルト4のまわりに複数の現像装置6BK、7M、7C、7Yや帯電装置5BK、5M、5C、5Yなどを、余裕をもって配置することができる。
感光体として感光体ドラムを用いたとすると、そのまわりに複数の現像装置や帯電装置を配置するために、その感光体ドラムの直径を非常に大きなものとする必要があり、これによって画像形成装置の全体構造が大型化することになるが、感光体ベルト4を用いることにより、このような欠点が生じることはない。
ここで、感光体ベルト4上に最初にトナー像を形成し始める第1の現像装置6BKを1色目の現像装置と称し、それ以外の第2乃至第4の現像装置7M、7C、7Yを2色目以降の現像装置と称する。1色目の現像装置と2色目以降の現像装置に別の方式のものを採用することが本発明の特徴である。
まず、2色目以降の現像装置7M、7C、7Yは、既に別の色のトナー像が形成されている感光体ベルト4上にトナー像を形成する。従って、2色目以降の現像装置が既に感光体ベルト4上に形成されているトナー像を乱さないように、その2色目以降の現像装置7M、7C、7Yとして、非接触現像方式の現像装置を用いる必要がある。しかも、既に感光体ベルト4上に形成されているトナー像のトナーが2色目以降の現像装置7M、7C、7Yに、混入しないようにしなければならない。
そこで、本発明においてはトナー静電搬送装置を具備する静電現像装置を用いる。この静電現像装置は、非接触方式で、かつ感光体ベルト上のトナーが現像装置の側に戻されないように構成されている。1色目の現像装置に関しては上記のような制約はない。また、本実施形態では1色目の現像装置6BKはブラックトナーの現像と同時に感光体ベルト4上の転写残トナーの回収を行う機能を有する接触方式の現像装置とする。回収したトナーはブラックトナーに混ぜて用いるため、廃棄トナーをなくすあるいは少なくとも減少させることができる。また、クリーニング装置を単独で設置する必要がなくなる。ここで、1色目の現像装置6BKは他の色のトナーが混入されても問題がないブラックとしている。
しかし、現像装置6BKに回収した他色のトナーが現像されて出て行かない場合に、他色のトナーが現像装置6BKに蓄積して元のブラックから色が変わってしまうという問題がある。そこで、現像装置6BKのブラックトナーよりも現像装置の7M、7C、7Yのトナーの方が、帯電量が小さくなるようにする。
例えば、2成分現像方式の場合に、同一キャリアに対して、現像装置6BKの元々のブラックトナーは-30μC/gとし、その他の現像装置7M〜7Yのトナーを-20μC/gとなるようにする。これによって、現像装置6BKに現像装置7M〜7Yの他色のトナーを回収した場合に、現像装置7M,7C,7Yの他色のトナーの方がブラックトナーより現像されやすくなるため、現像装置6BKに他色のトナーが蓄積するという問題を防ぐことができる。
トナーの帯電量の制御は、トナー成分の帯電制御剤または外添剤の調整によって実現できる。また、現像装置6BKのブラックトナーの粒径を例えば6μm程度と小さくし、その他の現像装置7M〜7Yのトナーの粒径を例えば10μm程度と大きくしても、上記のような帯電量の差をつけることができる。トナーの粒径は、一般に粉砕方法によって製造された場合に大きくなり、重合方法で製造された場合に小さくなるので、現像装置6BKのトナーと現像装置7M〜7Yのトナーの製造方法を適宜調節して製造することもできる。
以降、始めに1色目の現像装置6BKの具体的構成に関して、次に2色目以降の現像装置7M〜7Yの具体的構成に関して詳しく説明する。
現像装置6BKについて説明する。本実施形態では、通常は設置されているクリーニング装置がないため、転写残トナーが感光体ドラム4上に付着している状態で、帯電装置5BKによって感光体ドラム4の表面を例えば-700Vに帯電する。この時に、転写残トナーも同時に負に再帯電される。次に、露光装置11からのレーザ光Lによって感光体ドラム4が露光され、露光された部分の電位は減衰し、例えば-50V(残留電位)となる。転写残トナーによって露光が妨げられるが、転写残トナーはそれほど多くはないので、十分な強度の光を照射すれば感光体ドラム4の帯電を除いて表面電位を-50Vとできる。
図2に、現像装置6BKと感光体ベルト4との間を模式的に示す。図2は模式図なので現像装置6BKと感光体ベルト4は接触していないが、十分なクリーニング能力を持たせるために接触方式を採用している。現像電位を例えば-400Vとした時、露光された部分の電位は-50Vなのでブラックトナーが感光体ベルト4上の露光された部分に現像される。転写残トナーは量が少ないため、十分な量のブラックトナーを現像すれば覆い隠す事ができる。さらに、露光されていない部分の電位は-700Vなので、露光されていない部分では逆に転写残トナーが現像装置6BKの方へ移動する。したがって、現像装置6BKによってブラックトナーの現像と転写残トナーの回収が同時に行われる。したがって、必然的に回収した転写残トナーはブラックトナーに混ぜて再利用することになる。他の色が混入するのはブラックトナーのため、それほど影響はない。これによって廃トナーをなくすかまたは少なくとも減少させることができ、廃トナーを捨てるという作業を削減できるため、メンテナンスの観点から非常に有効である。また、廃トナーの回収容器のスペースが削減でき、画像形成装置の小型化にも寄与できる。さらに、独立したクリーニング装置を省略可能とすることもできるという利点もある。
また、現像装置6BKによる転写残トナーのクリーニング性があまり良くない場合には、転写残トナーの回収のみ行う動作モードを随時発動させれば良い。帯電装置5BKによって感光体ベルト4の表面を帯電した後、露光をまったく行わなければ感光体ベルト4の全面で転写残トナーの回収を行うことができる。
さらに、転写残トナーのクリーニングとブラックトナーの現像及び2色目以降のトナーの現像を交互に行う方法も採用できる。これは1回の画像出力ごとにクリーニングのために感光体ベルト4を1回転させるということである。したがって、1枚の画像を出力するために感光体ベルト4の回転が2回転必要となり、出力速度が遅くなるという欠点がある。また、感光体ベルト4の大きさが出力する紙の大きさによって決まってしまうという欠点もある。ブラックトナーの現像と転写残トナーの回収が同時に行った場合には、逆に感光体ベルト4の大きさは出力する紙によらずに決めることができるという利点がある。
次に、本発明の実施形態に係る2色目以降の現像装置7M〜7Yについて説明する。トナー静電搬送装置を有する静電現像装置7M〜7Yの構成は、全て実質的に同一であるため、そのうちの1つの現像装置7Mについてだけ説明すれば足りる。トナー静電搬送装置の概略を以下に説明する。
図3に示すように、現像装置7Mのトナー静電搬送装置20は、感光体ベルト4に対して所定の間隔をあけて配置されている。係るトナー静電搬送装置20は、図4に示すように、円柱状に形成された絶縁体より成る支持体21と、この支持体21の外周面に沿って固定配置された複数の電極22とを有し、これらの電極22と支持体21の外面には、絶縁層23が積層されている。
図4には、一部の電極22だけが示されている。が、実際には、図3に模式的に示すように支持体21の全周に亘って電極22が配設されている。後述するように、粉体状のトナーTは、図3及び図4に矢印Eで示すように、支持体21の周方向に搬送されるが、各電極22は、このトナー搬送方向Eにほぼ直交する方向に延伸して形成されており、感光体ベルト4の画像形成領域の全幅に亘って延在されている。係る電極22が、トナー搬送方向Eに微小間隔をあけて、環状に配列されている。図5に示すように、各電極22の幅Wは、例えば30μm、そのピッチPTは、例えば60μm程度である。なお、図3及び図4においては、トナーTを点々で表わし、後述するキャリアCAを小さな丸で示してある。また、図5において、各電極には斜線を付してある。
ここで、各電極22には、上述したトナー静電搬送装置の外周面に沿って、トナーTを静電搬送するための進行波電界と、感光体ベルト4に形成された静電潜像にトナーTを静電的に移動させる現像電界が形成されるように、図4に示した3相パルス電源19によって電圧がそれぞれ印加される。その一例を以下に説明する。
多数の電極22は、3本で1つの組を構成し、その各組の3本の電極それぞれに位相をずらして電圧を印加する。図6は、3本の電極22A〜Cから成る第1及び第2の組I、IIを並べて示した図である。ここで、図6の(a)に示すように、第1の組Iの電極22B上にマイナス極性に帯電したトナーTが存在していたとし、このとき各組のI、IIの電極22A〜Cには、それぞれ、−130V、−130Vおよび−40Vの電圧が順に印加されたとする。このとき、形成される電界によって、トナーTは、第1の組Iの電極22Bの隣りの電極22Cに静電的に移行する(たとえば図6の(a)のI→図6の(b)のIを参照)。次に、図6の(b)に示すように、各組I、IIの各電極22A〜Cに、それぞれ、−40V、−130V、−130Vの電圧が印加される。このため、第1の組Iの電極22C上にあったマイナストナーTは、第2の組IIの電極22A上に静電的に移行する。次いで、第1及び第2の組の各電極22A〜Cには、図6の(c)に示すように、それぞれ、−130V、−40Vおよび−130Vの電圧が順に印加されるので、第2の組IIの電極22A上にあったトナーTは、その隣りの電極22Bに移行し、全く同様にして、図6の(d)に示すように、トナーTは第2の組の電極22Cに静電的に移行する。このようにして、トナーTは矢印E方向に搬送されて行く。
上述したような電圧印加による電極の電圧変化が進行波電界の一例であり、かかる電界が形成されることにより、図3及び図4に示したトナー供給装置24からトナー静電搬送装置20に供給されたマイナス極性のトナーTが、そのトナー静電搬送装置20の周面状をホッピングしながら矢印E方向に搬送され、感光体ベルト4とトナー静電搬送装置20が互いに接近した現像領域に運ばれる。このとき、感光体ベルト4には、前述したように静電潜像が形成されている。この静電潜像は、感光体ベルト4が図1に示した帯電装置5Mにより帯電され、次いで露光装置11から出射するレーザ光Lを選択的に照射されることにより形成される。ここでは、一例として、感光体ベルト4が帯電装置5Mによって−150Vに帯電されるものとし、図4に示すように、レーザ光を照射されて形成された静電潜像Fの表面電位が−50Vであり、レーザ光の照射されない地肌部Gの表面電位は−150Vに維持される。
一方、図6から判るように、各組I、IIの電極22A〜Cに印加された電圧の平均値は−100Vである。このため、現像領域に搬送されたトナー静電搬送装置20上のマイナストナーTは、感光体ベルト4上の静電潜像Fのみに静電的に移行して、その静電潜像Fに付着する。このように、各電極に対して上に例示した電圧を印加することによって、感光体ベルト4に形成された静電潜像にトナーを静電的に移行させる現像電界を形成することができる。感光体ベルト4に移行せずに現像領域を通過したトナーは、さらにトナー静電搬送装置20の周面上を、ホッピングしながら、図4に矢印Hで示した方向に搬送され、トナー供給装置24の側に運ばれる。
図1に示した本実施形態に係る現像装置7Cおよび7Yも、同様にして現像動作が実行される。トナー静電搬送装置を有する静電現像装置は、前述したように、感光体ベルト4に対して非接触方式で現像動作を行うので、2色目以降の現像装置7M〜7Yが、既に感光体ベルト4上に形成されているトナー像を乱すことはない。しかも、現像電界は常に一方向であって、その向きが逆転することはないので、現像装置7M〜7Yに、既に感光体ベルト4上に形成されているトナー像のトナーが混入することはない。このため、いずれの現像装置にもトナーの混色は起こりえず、長期に亘って高品質なカラー画像を形成することができる。さらに、感光体ベルト4上に付着した紙粉などの汚染物質も現像装置7M〜7Yに流入することを防止できる。また、各現像装置で使用されるトナーは、磁性トナーであっても、非磁性トナーであってもよい。さらに、本例のトナー静電搬送装置20の多数電極22は、図3及び図4に示したように、環状に配列されているので、現像に供されなかったトナーをそのままトナー供給装置24の側に搬送することができる。また、感光体ベルト4上のトナーが現像装置7M〜7Yに混入することはないので、感光体ベルト4上のトナー像が記録媒体Pに転写される効率を高めることによって、転写残トナーが少なくなり、上述した1色目の現像装置6BKによる転写残トナーの回収が有効となる。
次に、図3に示した本発明の実施形態に係るトナー供給装置24について説明する。ここに示したトナー供給装置24は、スリーブ25と、このスリーブ25の内部に配置されたマグネットローラ26とから成る現像剤搬送装置27を有し、マグネットローラ26の周面には、その周方向にS極とN極が交互に着磁されている。スリーブ25は非磁性体より成り、その周面には、磁性キャリアCAとトナーTとを有する乾式の現像剤Dが磁力によって担持されている。この状態で、マグネットローラ26は回転せずに固定され、スリーブ25が図3において反時計方向に回転駆動されている。これにより、現像剤Dが反時計方向に搬送され、トナーTは、キャリアCAとの摩擦によりマイナス極性に帯電される。キャリアCAは、マグネットローラ26の磁極間を移動する際に、あたかもマグブラシ(マグネットブラシ)が転がるような微細な運動を行い、これによってトナーTとキャリアCAの撹拌運動が高められる。係る現像剤Dが、スリーブ25とトナー静電搬送装置20との対向領域に搬送され、このときトナー静電搬送装置20の各電極22には、前述したような電圧が印加されていると共に、スリーブ25には、例えば−600Vの電圧が印加されているので、現像剤D中のトナーがトナー静電搬送装置20の電極22に静電的に移行してトナー静電搬送装置20に供給される。
スリーブ25に担持されて搬送されるトナー中に、充分に帯電しない異常トナーが存在することがあるが、かかる異常トナーはトナー静電搬送装置20に供給されないか、又は供給されたとしても、異常トナーに対する静電搬送力は極めて低いので、異常トナーは現像領域に搬送されない。このように正常な帯電トナーだけが現像領域に運ばれるので、トナー飛散や地汚れが発生することを防止できる。
図3に示したスリーブ25を固定し、マグネットローラ26を回転させてスリーブ25上の現像剤Dを搬送することもできる。この構成によると、スリーブ25を現像装置7Mのケーシング28と一体化することもできる。また、スリーブ25とマグネットローラ26を互いに反対方向に回転してスリーブ25上の現像剤Dを搬送することも可能である。さらに、スリーブ25を省き、マグネットローラ26上に直に現像剤Dを担持し、そのマグネットローラ26を回転駆動して現像剤Dを搬送することもできる。係る現像剤搬送装置によれば、その構成を極めて簡素化することができる。
また、上述したいずれの現像剤搬送装置においても、スリーブ25又はマグネットローラ26に対向してドクターブレード(図示せず)を配置し、このドクターブレードによって、スリーブ25又はマグネットローラ26上に担持されて搬送される現像剤を撹拌するように構成すると、トナーに対する摩擦帯電能力を高めることができる。また、このようなドクターブレードを設けないように構成することによって、トナーとキャリアに対して過剰なストレスを与えることを防止し、キャリア表面の摩耗を低減することができる。
上述のように、トナー供給装置24は、磁性キャリアCAとトナーTを有する現像剤Dを、磁力によって担持しながら搬送する現像剤搬送装置27を有し、その現像剤搬送装置27により搬送されるトナーTがキャリアCAとの摩擦により帯電され、その帯電トナーTが静電的にトナー静電搬送装置20に供給されるように構成されている。
さらに、本実施形態に係る静電現像装置7Mには、図3に示すように、現像剤搬送装置27にトナーを補給するトナー補給装置29が設けられている。このトナー補給装置29は、現像装置7Mのケーシング28の一部によって構成されたトナー容器30と、回転羽根31とを有し、この回転羽根31は、図3における反時計方向に回転しながら、トナー容器30内の粉体状のトナーTを汲み上げて現像剤搬送装置27に補給する。その際、回転羽根31によって汲み上げられたトナーは、一旦、現像剤搬送装置27の入口部空間32に嵩だかに収容され、静電潜像の可視像化のために消費された分のトナーが、入口部空間32から現像剤搬送装置27に補給される。その補給されたトナーが回転羽根31によって入口部空間に補充される。このように、本実施形態のトナー補給装置29は、静電潜像の可視像化のために消費されたトナーを現像剤搬送装置27に自動補給する。係る構成によれば、現像剤搬送装置27によって搬送される現像剤Dのトナー濃度を調整する装置が不要となり、現像装置の構成を簡素化したり、さらにコンパクト化(小型化)することができる。
従来、この種のカラー画像形成装置に採用されている現像方式では、現像装置6BKで説明したように、感光体ベルトを例えば-700Vに帯電して、その帯電面を露光して静電潜像を形成し、その静電潜像の表面電位を例えば−50V程とした後に、ここにトナーを静電的に付着させていた。ところが、この構成では感光体ベルトの表面電位を−700Vから−50Vに大きく低下させる必要があるため、帯電面に多量の光を照射する必要があった。その際に、2色目以降のプロセスでは既にトナー像が形成されている感光体ベルトに静電潜像を形成するが、既に形成されているトナー像が光の進行を妨げ、よって、感光体ベルト表面に多量の光を照射することができない。このため、イメージ・オン・イメージ方式の従来のカラー画像形成装置では、感光体ベルトを透明に構成すると共に、感光体ベルトの裏面側に露光装置を配置し、感光体ベルトの裏面から光を照射して静電潜像を形成していた。このようにすれば、感光体ベルト上に既にトナー像が形成されていても、感光体ベルトに多量の光を照射して静電潜像を形成することができるが、感光体ベルトを透明にするためには、感光体ベルトの材料選択の幅が狭められてしまっていた。しかもその透明な感光体ベルトの裏面に汚れや傷が付くと多量の光を感光体ベルトに照射することができなくなる。また、無端状の感光体ベルトの裏面側に露光装置を配置すると、その露光装置と感光体ベルトの全体が極めて大型になってしまうという欠点を伴っていた。
これに対し、本発明では、2色目以降の現像装置として、前述した静電現像装置を用いているので、感光体ベルト4の帯電電位と露光部静電潜像の電位の差が小さくても確実に可視像化できる。このため、現像装置の帯電面に少量の光を照射するだけでよい。したがって、図1に示すような画像形成装置のような、露光装置11が感光体ベルト4の外周面に対して光を照射して感光体ベルト4に静電潜像を形成するように構成されている装置を用いても、感光体ベルト4上に既にトナー像が形成されている感光体ベルト4の表面にレーザ光を照射することにより、確実に静電潜像を形成することができる。
このように、本実施形態では、露光装置11が感光体ベルト4の内部ではなく、その外側に配置されているので、感光体ベルト4の大型化を阻止できる。さらに、感光体ベルト4の光疲労(光分解によるベルトの構成材料中の分子鎖の破断、光源等から発生する熱等による内部応力の温存化による疲労等)を抑制して感光体ベルト4の長寿命化を達成できる。
なお、感光体ベルト4を−150Vに帯電し、露光部静電潜像の電位を-50Vとして説明した。これには以下で説明する問題がある。本実施形態では1色目の現像装置には通常の現像装置6BKを用いる。1色目では感光体ベルト上にまだトナー像は形成されていないため、上述した問題は発生しない。ただし、1色目の帯電装置で感光体ベルト4を-700Vに帯電し、2色目以降の帯電装置では感光体ベルト4を-150Vで帯電する場合には、1色目の現像後に除電する必要がある。このために、除電装置を設置しなければならないが、これには小型化・低コスト化には障害となる。本実施形態では、除電する代わりに2色目以降の帯電装置も、感光体ベルト4を1色目の帯電装置による帯電電位の例えば700Vで帯電させたのと同様の帯電電位となるように帯電する。たとえば2色目以降の露光装置で感光体ベルト4の露光部静電潜像の電位を-600Vとなるように露光を行う。これに合わせて、上述した静電現像装置7の電極22A〜22Cの電圧値を平均で例えば-650Vとなるように調整する。このようにすると2色目以降の露光装置に大量の光を必要としない。このため、露光装置11を感光体ベルト4の外周面に対して光を照射するように設置して感光体ベルト4が極端に大型化することを阻止できる。さらに、感光体ベルト4の光疲労を抑制して感光体ベルト4の長寿命化を達成できる。
2色目以降にEH現像方式を用いると以下の効果を奏する。この方式では非接触で現像動作を行うので、既に像担持体上に形成されているトナー像を乱すことがない。また、現像電界は常に一方向であってその向きが逆転することはないので、2色目以降の現像装置に既に像担持体上に形成されているトナー像のトナーが混入することはない。
さらに、1色目を接触方式によってブラックトナーを現像する現像装置とすることには次の二点の効果がある。第一に、以下に述べる方法を用いて1色目の現像装置に未転写トナーを回収して混ぜて使うことにより廃棄トナーをなくし、さらなる小型化及び優れた保守性を達成できる。1色目をブラックとすることによって、他の色のトナーが混入されても影響を最小限にすることができる。第二に、1色目のブラックトナー現像を接触方式とすることによって、使用頻度の高い黒画像を解像力の高いものにできる。
また、1色目の現像装置は通常の接触方式なので、大きな地肌ポテンシャル(帯電電位と露光部電位の差)が必要である。転写残トナーの回収も地肌ポテンシャルが大きいほど有効である。また、2色目以降の現像装置ではEH現像装置を用いるため低電位での現像が可能であり、帯電電位が小さくてもよい。これによって、感光体への静電ストレスの低減の効果がある。さらに、2色目以降の露光装置による露光量を減らすことができるため、感光体の光疲労を抑える効果もある。
図7に、本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の概略図を示す。本実施形態では、図1に示す実施形態に、さらに、クリーニング装置17と回収トナー搬送経路18とを設置した。図1に示す実施形態では、現像装置6BKによって転写残トナーの回収も行っているが、転写残トナーの量が多い場合に本実施形態(図7)の構成が特に好ましい。すなわち、クリーニング装置17を増設し、これによって回収した転写残トナーを回収トナー搬送経路18によって現像装置6BKに供給する。この構成は多少複雑になるが、廃トナーを確実になくすことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種種変更可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置によりブラックトナーの現像と転写残トナーの回収を同時に行う原理を模式的に示す説明図である。 本発明の実施形態に係る静電現像装置の拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るトナー静電搬送装置の原理を示す断面説明図である。 本発明の実施形態に係るトナー静電搬送装置の電極部分の配列状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るトナー静電搬送装置によってトナーを搬送する原理を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の他の構成例を示す概略断面図である。
符号の説明
1,2,3 支持ローラ
4 感光体ベルト
5BK,5M,5C,5Y 帯電装置
6BK 接触方式の現像装置
7M,7C,7Y 静電現像装置
8 転写装置
9BK,9M,9C バックアップローラ
10 画像形成装置本体
11 露光装置
12 給紙装置
13 定着装置
14 給紙カセット
15 給紙ローラ
16 排紙部
17 クリーニング装置
18 回収トナー搬送経路
20 トナー静電搬送装置
21 支持体
22,22A,22B,22C 電極
23 絶縁層
24 トナー供給装置
25 スリーブ
26 マグネットローラ
27 現像剤搬送装置
28 ケーシング
29 トナー補給装置
30 トナー容器
31 回転羽根
32 入り口部空間
L レーザ光
P 記録媒体
CA キャリア
T トナー
D 現像剤

Claims (8)

  1. 複数の異なる色の現像装置を有するカラー画像形成装置であって、
    第1の現像装置は、感光体ベルトに対して接触方式によるブラックトナー現像を行なう現像装置であり、前記感光体ベルト上のトナーの回収を行う回収手段を有し、ブラックトナーの現像を前記感光体ベルト上のトナーの回収と同時に行い、
    複数の第2の現像装置は、前記感光体ベルトに対して非接触の状態で現像を行う現像装置であり、
    トナーの搬送方向に対して直交する方向に微小電極がトナーの搬送方向に微小の間隔をあけて配列した多数の電極列からなる多数電極群が形成され、前記多数電極群により形成される電界によりトナーが静電搬送される静電搬送手段と、
    前記感光体ベルトに形成された静電潜像にトナーを静電的に移行させる現像電界を形成するように前記多数電極群の電極に電圧を印加するトナー静電搬送手段と、を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記第1の現像装置による前記感光体ベルトの帯電電位が、前記複数の第2の現像装置による前記感光体ベルトの帯電電位より大きいことを特徴とする請求項に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記第1の現像装置による帯電電位と、前記第2の現像装置による帯電電位を略等しくし、前記第1の現像装置の露光装置である第1の露光装置による露光量は前記複数の第2の現像装置の各々が有する露光装置である複数の第2の露光装置による露光量とを変化させて露光部電位を異なるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記第1の現像装置のトナーは、前記第2の現像装置のトナーの帯電量よりも少ないことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記第1の現像装置のトナーの粒径は、複数の前記第2の現像装置のトナーの粒径よりも小さいことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記トナー静電搬送手段の多数の電極が環状に配列されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  7. 前記第2の現像装置は、前記トナー静電搬送手段にトナーを供給するトナー供給装置を具備し、
    前記トナー供給装置は、磁性キャリアとトナーを有する現像剤を磁力によって担持しながら搬送する現像剤搬送手段を有し、
    前記現像剤搬送手段により搬送される前記トナーが前記磁性キャリアとの摩擦により帯電されて静電的に前記トナー静電搬送手段に供給されることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  8. 前記第2の現像装置は、前記現像剤搬送手段にトナーを補給するトナー補給装置を具備し、
    前記トナー補給装置は、可視像化に消費されたトナーを前記現像剤搬送手段に自動補給することを特徴とする請求項に記載のカラー画像形成装置。
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