JP4810447B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、詳細にはETH(Electrostatic Transport & Hopping)現象を用いて、低電圧駆動で高い現像効率が得られる現像装置を備えた画像形成装置に関する。
複写装置、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置として、電子写真式プロセスを用いて、潜像担持体に潜像を形成し、この潜像に粉体である現像剤(以下、トナーと称す)を付着させて現像してトナー像として可視像化し、このトナー像を記録媒体に転写し、あるいは中間転写部材に一旦転写した後記録媒体に転写することで画像を形成するものがある。
このような画像形成装置において、潜像担持体に形成された潜像を現像する現像装置として、従来から、現像装置内で攪拌させたトナーを現像剤担持体である現像ローラの表面に担持し、当該現像ローラを回転させることによって潜像担持体の表面に対して対向する位置まで搬送し、潜像担持体の潜像を現像する。そして、現像終了後、潜像担持体に転写しなかったトナーは現像ローラの回転により現像装置内に回収され、新たにトナーを攪拌・帯電して再び現像ローラに担持して搬送するようにしたものが知られている。
また、従来の画像形成装置として、特許文献1、特許文献2に記載されているように、潜像担持体と現像ローラとの間にDCとACの重畳電圧を印加して、非接触で現像ローラから潜像担持体にトナーを転移させる所謂ジャンピング現像と称する方式で現像するものも知られている。更に、従来の他の画像形成装置としては、特許文献3、特許文献4に記載されているように、静電搬送基板を用いて、トナーを潜像担持体に対向する位置まで搬送し、振動、浮遊、スモーク化させて、潜像担持体との間で生じる吸引力で搬送面からトナーを分離して潜像担持体表面に付着させるようにしたものも提案されている。また、多色のトナーを潜像担持体上で重ねることで、カラー画像を得る画像形成装置としては、特許文献5に記載されているように、現像ローラからトナーをジャンピングさせて行う方法が知られており、また特許文献6に記載されているように、電界カーテンの作用により飛翔させたトナーにより重ね現像を行うものも提案されている。
特開平9−197781号公報 特開平9−329947号公報 特公平5−031146号公報 特公平5−031147号公報 特公平8−003673号公報 特開平3−021967号公報
しかしながら、上述した現像ローラを用いてトナーを潜像担持体に与える現像装置を備えた画像形成装置にあっては、現像ローラと現像装置側板との間にトナーが侵入して、トナーが擦れてトナー固着等が発生し、画像に悪影響を及ぼしたり、現像装置周りのシール材が経時劣化することで、現像装置内にて現像剤もしくはトナーを攪拌・帯電させることにより、トナーが飛散し、画像の地汚れなどを生じることがある。
また、摩擦帯電やコロナ放電帯電によってトナーを帯電させた場合、飽和帯電したトナーと不飽和帯電のトナーとが混在し、大きな帯電分布を有することになる。このようなトナーを強制的に磁気ブラシや転写ローラなどを用いて現像ローラに転写すると、現像ローラの現像速度(線速100cm/sec程度)の速さでは、一旦現像ローラに担持させた現像剤のうちの電荷が小さなトナーは離脱して、トナーが飛散したり、形成画像の地汚れが生じ易くなる。
更に、所謂ジャンピング現像を行う現像装置にあっては、高電圧による帯電トナーの授受を行わなければならないため、高電圧電源が必要になり、装置の大型化、コストの増加を招くという課題がある。また、粉体を用いる画像形成装置における現在の課題は、画質とコストと環境をいかにして満足するかということである。
また、画質について言えば、カラー画像を形成する場合に、直径わずか約30μmの1200dpiの孤立1ドットをいかに現像するか、それも好ましくは地汚れなしに現像するかということである。更に、コストについて言えば、パーソナルのレーザプリンタを考えた場合、現像器や現像剤の単体コストのみならず、メンテナンス及び最終処分費用まで含めたトータルのコストを下げることが重要になる。また、環境について言えば、特に、微小粉末であるトナーが装置内や装置外に飛散することを防止することが重要になる。
本発明はこれらの問題点を解決するためのものであり、ETH(Electrostatic Transport & Hopping)現象を用いて、より簡易な構成での良好な多色画像形成が可能となり、しかも粉体の飛散を防止できる、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
ここで、ETH現象とは、粉体が移相電界のエネルギーを与えられ、そのエネルギーが機械的なエネルギーに変換されて、粉体自身が動的に変動する現象をいう。このETH現象は、静電気力による粉体の水平方向の移動(搬送)と垂直方向の移動(ホッピング)を含む現象であり、静電搬送部材の表面を、移相電界によって粉体が進行方向の成分を持って飛び跳ねる現象であり、このETH現象を用いた現像方式をETH現像という。
なお、本明細書において、ETH現象における搬送部材上の粉体の振る舞いを区別して表現する場合、基板水平方向への移動については、「搬送」、「搬送速度」、「搬送方向」、「搬送距離」という表現を使用し、基板垂直方向への飛翔(移動)については、「ホッピング」、「ホッピング速度」、「ホッピング方向」、「ホッピング高さ(距離)」という表現を使用し、搬送部材上での「搬送及びホッピング」は「移送」と総称する。なお、搬送装置、搬送基板という用語に含まれる「搬送」は「移送」と同義である。
前記問題点を解決するために、本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表面移動方向に潜像担持体を帯電する帯電装置と、レーザー光が照射されて潜像担持体上に静電潜像が形成される露光部と、現像装置とからなる組を複数配設し、各現像装置は、前記潜像担持体に対向して配置され、粉体を移動させる電界を発生させる複数の搬送電極を有する搬送部材と、該搬送電極にn相(nは2以上の正の整数)の電圧を印加する電圧供給手段と、該搬送部材の表面電位を検知する搬送部材表面電位検出手段とを具備し、前記潜像担持体上に前記粉体を付着させて潜像担持体上の潜像を現像するものであって各組により前記潜像担持体上に帯電、露光、現像を順次行って、各組の現像装置により、互いに異なる色の粉体を前記潜像担持体上に順次付着させ、カラー画像を前記潜像担持体に形成する画像形成装置である。そして、本発明の画像形成装置は、前記潜像担持体上に前記粉体を最初に付着させる1組目の現像装置については、前記搬送部材の表面電位が、1組目の露光部で形成された静電潜像部の電位と非静電潜像部の電位との間となるように、前記搬送部材表面電位検出手段の検知結果に基づいて電圧供給手段を制御し、2組目以降の現像装置については、前記搬送部材の表面電位が、当該組の露光部で形成された静電潜像部のうち当該組より前の組の粉体が付着した箇所の電位と非静電潜像部の電位との間となるように、前記搬送部材表面電位検出手段の検知結果に基づいて電圧供給手段を制御する電位制御手段を設けたことに特徴がある。よって、潜像担持体の画像部には粉体を確実に付着させ、非画像部への粉体付着を低減させた良好な画像を得ることができる。
また多色の粉体を重ね合わせる場合においても、潜像担持体の画像部には粉体を確実に付着させ、非画像部への粉体付着を低減させた良好な画像を得られる。
更に、前記粉体が付着した箇所の静電潜像部の電位を、前記粉体が付着していない静電潜像部の電位に対して潜像担持体上に前記粉体を付着させるときから粉体が保持している電荷量分低下した電位とした。よって、2色目以降の粉体の現像において、先に現像した粉体が有する電荷によって潜像担持体の画像部の電位が低下した場合においても、良好な多色の画像を得ることができる。
また、前記粉体が付着した箇所の静電潜像部の電位を、前記粉体が付着していない静電潜像部の電位に対して帯電工程により増加した粉体の電荷量分低下した電位とした。よって、2色目以降の粉体の現像において、潜像書き込みに先駆けて行う帯電によって先に現像した粉体電荷が増加した場合においても良好な多色の画像を得ることができる。
更に、前記粉体が付着した箇所の静電潜像部の電位を、前記粉体が付着していない静電潜像部の電位に対して潜像担持体上に前記粉体を付着させるときから粉体が保持している電荷量に帯電工程により増加した電荷量を加えた分低下した電位とした。よって、2色目以降の粉体の現像において、潜像担持体の画像部の電位が先に現像した粉体が有する電荷と潜像書き込みに先駆けて行う帯電によって増加した粉体の電荷とにより低下した場合においても、良好な多色の画像を得ることができる。
また、粉体を移動させる電界は進行波電界であることが好ましい。
また、搬送部材の電極に印加される電圧の波形は、パルス電圧と直流バイアスとを重畳した波形であることにより、容易に粉体搬送を行わせ、良好な多色の画像を得ることができる。
更に、搬送部材上の表面電位Vを、潜像担持体上に粉体を付着する順にm番目(mは正の整数)をVmとすると、V>Vm+1であることにより、容易に多色重ね現像を行うことができる。
本発明の現像装置の電圧供給手段は、搬送部材上の表面電位が潜像担持体の画像部の電位と非画像部の電位との間となるように、搬送電極にn相の電圧を印加することに特徴がある。よって、潜像担持体の画像部には粉体を確実に付着させ、非画像部への粉体付着を低減させた良好な画像を得ることができると共に、粉体の飛散を防止できる。
図1は本発明の一実施の形態例に係る現像装置の構成を示す概略図である。同図に示す現像装置10は、粉体であるトナーTを搬送、ホッピング、回収するための電界を発生するための複数の搬送電極102を有する搬送部材である搬送基板11を備え、この搬送基板11の各搬送電極102に対しては駆動回路12から所要の電界を発生させるためのn相(nは2以上の正の整数。ここでは3相とする。)の異なる駆動波形Va1,Vb1,Vc1及びVa2,Vb2,Vc2が印加される。ここでは、搬送基板11は、駆動波形Va1,Vb1,Vc1及びVa2,Vb2,Vc2を与える搬送電極102の範囲及び潜像担持体である感光体ドラム20との関係において、トナーTを感光体ドラム20近傍まで搬送する搬送領域、感光体ドラム20の潜像にトナーTを付着させてトナー像を形成するための現像領域、トナーTを搬送基板11側に回収するための現像領域通過後の回収領域とに分けられる。
そして、この現像装置10において、搬送基板11の搬送領域ではトナーTを感光体ドラム20の近傍まで搬送し、現像領域では感光体ドラム20上の潜像の画像部に対してはトナーTが感光ドラム20側に向かい、非画像部に対してはトナーTが感光ドラム20と反対側(搬送基板側)に向かう方向の電界を形成して、トナーTを潜像に付着させて現像を行うための電界を発生し、回収領域ではトナーTが潜像の画像部及び非画像部のいずれに対しても感光体ドラム20と反対側(搬送基板11側)に向かう方向の電界を形成する。
ここで、本実施の形態例の現像装置における搬送基板の構成について、図2〜図6を参照して詳細に説明する。なお、図2は搬送基板の平面図、図3は図2のA−A’線断面図、図4は図2のB−B’線断面図、図5は図2のC−C’線断面図、図6は図2のD−D’線断面図である。
本実施の形態例の現像装置における搬送基板11は、図3の支持基板101上に3本の搬送電極102a、102b、102c(これらを搬送電極102と総称する)を1セットとして、図2及び図3の矢印方向のトナー搬送方向に沿って所定の間隔で、かつトナー搬送方向と略直交する方向に繰り返し形成され配置し、この上に搬送面を形成する絶縁性の搬送面形成部材となり、これらの搬送電極101の表面を覆う保護膜となる、無機又は有機の絶縁性材料で形成した表面保護層103を積層したものである。なお、ここでは、表面保護層103が搬送面を形成しているが、表面保護層103上に更に粉体(トナー)との適合性に優れた表面層を別途成膜することもできる。
これらの搬送電極102a、102b、102cの両側には、搬送電極102a、102b、102cとそれぞれ両端部で相互接続した共通電極104a、104b、104c(これらを共通電極104と総称する)をトナー搬送方向に沿って、すなわち搬送電極102a、102b、102cの各々と略直交する方向に設けている。この場合、共通電極104の幅(この幅は、トナー搬送方向と直交する方向の幅)は搬送電極102の幅(この幅は、トナー搬送方向に沿う方向の幅)よりも広くしている。なお、図2では、共通電極104を、搬送領域では共通電極104a1、104b1、104c1を、現像領域では共通電極104a2、104b2、104c2、回収領域では共通電極104a3、104b3、104c3と、区別して表記している。
ここでは、図4に示すように、支持基板101上に共通電極104a、104b、104cのパターンを形成した後層間絶縁膜105を形成し、この層間絶縁膜105にコンタクトホール106を形成した後搬送電極102a、102b、102cを形成することによって、搬送電極102a、102b、102cと共通電極104a、104b、104cとをそれぞれ相互接続している。なお、層間絶縁膜105は表面保護層103と同じ材料でも異なる材料のいずれでも良い。また、搬送電極102aと共通電極104aを一体形成したパターン上に層間絶縁膜105を形成し、この層間絶縁膜105上に搬送電極102bと共通電極104bを一体形成したパターンを形成し、更に層間絶縁膜105を形成して、この層間絶縁膜105上に搬送電極102cと共通電極104cを一体形成したパターンを形成する、つまり、電極を三層構造とすることもでき、あるいは一体形成に相互接続とコンタクトホール106による相互接続とを混在させることもできる。
更に、これらの共通電極104a、104b、104cには、図1の駆動回路12からの駆動信号(駆動波形)Va、Vb、Vcを入力するための駆動信号印加用入力端子(図示せず)を設けている。この駆動信号入力用端子は、支持基板101に裏面側に設けてスルーホールを介して各共通電極104に接続してもよいし、あるいは層間絶縁膜105上に設けてもよい。
ここで、支持基板101としては、ガラス基板、樹脂基板或いはセラミックス基板等の絶縁性材料からなる基板、或いはSUSなどの導電性材料からなる基板にSiO等の絶縁膜を成膜したもの、ポリイミドフィルムなどのフレキシブルに変形可能な材料からなる基板などを用いることができる。
また、搬送電極102は、支持基板101上にAl、Ni−Cr等の導電性材料を0.1〜10μm厚、好ましくは0.5〜2.0μmで成膜し、これをフォトリソ技術等を用いて所要の電極形状にパターン化して形成している。これらの複数の搬送電極102の粉体進行方向における幅Lは移動させる粉体の平均粒径の1倍以上20倍以下とし、かつ搬送電極102の粉体進行方向の間隔Rも移動させる粉体の平均粒径の1倍以上20倍以下としている。
更に、表面保護層103としては、例えばSiO、TiO、TiO、SiON、BN、TiN、Ta、ZrO、BaTiOなどを厚さ0.5〜10μm、好ましくは厚さ0.5〜3μmで成膜して形成している。また、無機ナイトライド化合物、例えばSiN、Bn、Wなどを用いることができる。特に、表面水酸基が増えると帯電トナーの帯電量が搬送途中で下がる傾向にあるので、表面水酸基(SiOH、シラトール基)が少ない無機ナイトライド化合物が好ましい。
次に、このように構成した搬送基板11におけるトナーの静電搬送の原理について説明する。搬送基板11の複数の搬送電極102に対してn相の駆動波形を印加することにより、複数の搬送電極102によって移相電界(進行波電界)が発生し、搬送基板11上の帯電したトナーは反発力及び/又は吸引力を受けて移送方向にホッピングと搬送を含んで移動する。
例えば、搬送基板11の複数の搬送電極102に対して図7に示すようにグランドG(0V)と正の電圧+との間で変化する3相のパルス状駆動波形(駆動信号)A(A相)、B(B相)、C(C相)を、タイミングをずらして印加する。
このとき、図8に示すように、搬送基板11上に負帯電のトナーTがあり、搬送基板11の連続した複数の搬送電極102に同図に(1)で示すようにそれぞれ「G」、「G」、「+」、「G」、「G」が印加されたとすると、負帯電のトナーTは「+」の搬送電極102上に位置する。
次のタイミングで複数の搬送電極102には(2)に示すようにそれぞれ「+」、「G」、「G」、「+」、「G」が印加され、負帯電のトナーTには同図で左側の「G」の搬送電極102との間で反発力が、右側の「+」の搬送電極102との間で吸引力がそれぞれ作用するので、負帯電のトナーTは「+」の搬送電極102側に移動する。さらに、次のタイミングで複数の搬送電極102には(3)に示すようにそれぞれ「G」、「+」、「G」、「G」、「+」が印加され、負帯電のトナーTには同様に反発力と吸引力がそれぞれ作用するので、負帯電のトナーTは更に「+」の搬送電極102側に移動する。
このように複数の搬送電極102に電圧の変化する複相の駆動波形を印加することで、搬送基板1上には進行波電界が発生し、この進行波電界の進行方向に負帯電のトナーTは搬送及びホッピングを行いながら移動する。なお、正帯電のトナーTの場合には駆動波形の変化パターンを逆にすることで同様に同方向に移動する。
このようなトナーTの搬送の様子について図9を参照して具体的に説明すると、同図の(a)に示すように、搬送基板11の搬送電極A〜Fがいずれも0V(G)で搬送基板11上に負帯電のトナーTが載っている状態から、同図の(b)に示すように搬送電極A、Dに「+」が印加されると、負帯電のトナーTは搬送電極A及び搬送電極Dに吸引されて搬送電極A、D上に移る。次のタイミングで、同図の(c)に示すように、搬送電極A、Dがいずれも「0」になり、搬送電極B、Eに「+」が印加されると、搬送電極A、D上のトナーTは反発力を受けるとともに、搬送電極B、Eの吸引力を受けることになって、負帯電のトナーTは搬送電極B及び搬送電極Eに搬送される。更に、次のタイミングで、同図の(d)に示すように、搬送電極B、Eがいずれも「0」になり、搬送電極C、Fに「+」が印加されると、搬送電極B、E上のトナーTは反発力を受けるとともに、搬送電極C、Fの吸引力を受けることになって負帯電のトナーTは搬送電極C及び搬送電極Fに搬送される。このように進行波電界によって負帯電のトナーは順次図中の右方向に搬送されることになる。
次に、図1の駆動回路の全体構成について図10を参照して説明する。この駆動回路12は、パルス信号を生成出力するパスル信号発生回路21と、このパルス信号発生回路21からのパルス信号を入力して駆動波形Va1、Vb1、Vc1を生成出力する波形増幅器22a、22b、22cと、パルス信号発生回路21からのパルス信号を入力して駆動波形Va2、Vb2、Vc2を生成出力する波形増幅器23a、23b、23cとを含んで構成されている。そして、パルス信号発生回路21は、例えばロジックレベルの入力パルスを受けて、各120°に位相シフトした2組のパルスで、次段の波形増幅器22a〜22c、23a〜23cに含まれるスイッチング手段(図示せず)、例えばトランジスタを駆動して100Vのスイッチングを行うことができるレベルの出力電圧10〜15Vのパルス信号を生成して出力する。
また、波形増幅器22a、22b、22cは、図1の搬送領域の各搬送電極102及び回収領域の各搬送電極102に対して、例えば図11に示すように、各相の+100Vの印加時間taを繰り返し周期tfの1/3である約33%に設定した(以下、これを「搬送電圧パターン」又は「回収搬送電圧パターン」と称す)3相の駆動波形(駆動パルス)Va1、Vb1、Vc1を印加する。更に、波形増幅器23a、23b、23cは、図1の現像領域の各搬送電極102に対して、例えば図12又は図13に示すように、各相の+100V又は0Vの印加時間taを繰り返し周期tfの2/3である約67%に設定した(以下、これを「ホッピング電圧パターン」と称す)3相の駆動波形(駆動パルス)Va2、Vb2、Vc2を印加する。
以上の説明のように、ETH現像はトナーの静電搬送を利用するものであるが、従来の静電搬送を用いた現像装置のように、静電搬送に伴って自然発生的に生じるトナーのスモーク化、クラウド化を利用して現像するのではなく、トナーを積極的に潜像担持体に向かって打ち上げて現像するものである。また、ETH現象は、従来の静電搬送基板を用いただけでは発生せず、電極幅、電極間隔と駆動波形との関係を設定することで発生することが見出されている。
以下、トナーの搬送及びホッピングを行うための搬送基板11の複数の搬送電極102の電極幅L及び電極間隔R、並びに表面保護層103について説明する。
搬送基板11における電極幅Lと電極間隔Rはトナーの搬送効率、ホッピング効率に大きく影響する。すなわち、搬送電極と搬送電極の間にあるトナーはほぼ水平方向の電界により、基板表面を隣接する搬送電極まで移動する。これに対して、搬送電極上に乗っているトナーは、少なくとも垂直方向の成分も持った初速が与えられることから、多くは基板面から離れて飛翔する。特に、電極端面付近にあるトナーは、隣接する搬送電極を飛び越えて移動するため、電極幅Lが広い場合には、その電極上に乗っているトナーの数が多くなり、移動距離の大きいトナーが増えて搬送効率が上がる。ただし、電極幅Lが広すぎると、電極中央付近の電界強度が低下するためにトナーが搬送電極に付着し、搬送効率が低下することになる。そこで、本発明は、低電圧で効率良く粉体を搬送、ホッピングするための適正な電極幅があることを見出した。
また、電極間隔Rは、距離と印加電圧の関係から電極間の電界強度を決定し、間隔Rが狭い程電界強度は当然強く、搬送、ホッピングの初速が得られやすい。しかし、搬送電極から搬送電極へ移動するようなトナーについては、一回の移動距離が短くなり、駆動周波数を高くしないと移動効率が上がらないことになる。これについても、本発明によれば、低電圧で効率良く粉体を搬送、ホッピングするための適正な電極間隔があることを見出した。
また、電極間隔Rは、距離と印加電圧の関係から電極間の電界強度を決定し、間隔Rが狭い程電界強度は当然強く、搬送、ホッピングの初速が得られやすい。しかし、電極から電極へ移動するようなトナーについては、一回の移動距離が短くなり、駆動周波数を高くしないと移動効率が上がらないことになる。これについても、本発明によれば、低電圧で効率よく粉体を搬送、ホッピングするための適正な電極間隔があることを見出した。
更に、電極表面を覆う表面保護層の厚さも電極表面の電界強度に影響を与え、特に垂直方向成分の電気力線への影響が大きく、ホッピングの効率を決定することをも見出した。
そこで、搬送基板の電極幅、電極間隔、表面保護層厚さの関係を適正に設定することによって、電極表面でのトナー吸着問題を解決し、低電圧で効率的な移動を行うことができる。
詳細に説明すると、先ず電極幅Lについては、電極幅Lをトナー径(粉体径)の1倍としたときは、最低1個のトナーを乗せて搬送、ホピングするための幅寸法であり、これより狭いとトナーに作用する電界が少なくなり、搬送力、飛翔力が低下して実用上は十分でない。また、電極幅Lが広くなるに従って、特に、電極上面中央付近で、電気力線が進行方向(水平方向)に傾斜し、垂直方向の電界の弱い領域が発生し、ホッピングの発生力が小さくなる。電極幅Lがあまり広くなると、極端な場合、トナーの帯電電荷に応じた鏡像力、ファンデルワールス力、水分等による吸着力が勝り、トナーの堆積が発生することがある。
そして、搬送及びホッピングの効率から、搬送電極の上にトナー20個程度が乗る幅であれば吸着が発生しにくく、100V程度の低電圧の駆動波形で効率良く搬送、ホッピングの動作が可能である。それ以上広いと部分的に吸着が発生する領域が生じる。例えば、トナーの平均粒径を5μmとすると、5μm〜100μmまでの範囲に相当する。
よって、電極幅Lのより好ましい範囲は、駆動波形による印加電圧を100V以下の低電圧でより効率的に駆動するため、粉体の平均粒径の2倍以上〜10倍以下である。電極幅Lをこの範囲内とすることで、電極表面中央付近の電界強度の低下が1/3以下に抑えられ、ホッピングの効率低下は10%以下となって、効率の大幅な低下をきたすことがなくなる。これは、例えばトナーの平均粒径を5μmとすると、10μm〜50μmの範囲に相当する。
更に、より好ましくは、電極幅Lは粉体の平均粒径の2倍以上〜6倍以下の範囲である。これは、例えばトナーの平均粒径を5μmとすると、10μm〜30μmに相当する範囲である。この範囲とすることによって非常に効率が良くなることが判明している。
ここで、図14に示すように、図1の搬送基板11上の搬送電極102の電極幅Lを30μm、電極間隔Rを30μm、搬送電極102の厚みを5μm、表面保護層103の厚みを0.1μmとし、隣接する2つの搬送電極102にそれぞれ+100V、0Vを印加し、電極幅L、電極間隔Rに対する搬送電界TE、ホッピング電界HEの強度を測定した結果を図15及び図16に示している。
なお、各評価データはシミュレーションと実測、および粒子の振る舞いについて高速度ビデオにより実測評価した結果である。図14では細部を分かり易くするために搬送電極102は2つを示しているが、実際のシミュレーション、及び実験は前述したように十分な数の搬送電極を有する領域について評価している。また、トナーTの粒径は8μm、電荷量は−20μC/gである。
これらの図15及び図16で示す電界の強度は電極表面の代表点の値であり、搬送電界TEの代表点TEaは図14に示す電極端部の5μm上方の点、ホッピング電界HEの代表点HEaは図14に示す電極中央部の5μm上方の点とし、それぞれX方向、Y方向のトナーに作用する一番電界の強い代表点に相当する。
これらの図15及び図16から、トナーの搬送、ホッピングに作用する力を付与できる電界としては(5E+5)V/m以上、吸着の問題がない好ましい電界としては(1E+6)V/m以上、更に十分な力を付与できるより好ましい電界としては(2E+6)V/m以上の範囲であることが分かる。
電極間隔Rについては、間隔が広くなるほど搬送方向の電界強度は低下するため、上記電界強度の範囲に対応する値としても同様で、前述したように、トナーの平均粒径の1倍以上〜20倍以下、好ましくは2倍以上〜10倍以下、更により好ましくは2倍以上〜6倍以下である。
また、図16からホッピングの効率は電極間隔Rが広がると低下するが、トナー平均粒径の20倍までは実用上のホッピング効率が得られる。トナー平均粒径の20倍を越えるとやはり多くのトナーの吸着力が無視できなくなり、ホッピングが全く発生しないトナーが発生するため、この点でも電極間隔Rはトナーの平均粒径の20倍以下とする必要がある。
以上のように、Y方向の電界強度は電極幅L、電極間隔Rで決定され、狭い方が電界強度は高くなる。また、電極端部寄りのX方向の電界強度も電極間隔Rで決定され、狭い方が電界強度は高くなる。
このように、電極のトナー進行方向における幅をトナーの平均粒径の1倍以上20倍以下で、かつ電極のトナー進行方向の間隔を粉体の平均粒径の1倍以上20倍以下とすることによって、電極上又は電極間にある帯電したトナーに対し、その鏡像力、ファンデルワールス力、その他、吸着力にうち勝って、トナーを搬送、ホッピングさせるのに十分な静電力を作用させることができ、トナーの滞留が防止されて、低電圧で安定して効率的に搬送及びホッピングをさせることができる。
また、トナーの平均粒径が2〜10μm、Q/Mが負帯電の場合には−3〜−40μC/g、より好ましくは、−10〜−30μC/g、正帯電の場合には+3〜+40μC/g、より好ましくは、+10〜+30μC/gであるときに、特に、上述した電極構成による搬送及びホッピングを効率的に行うことができた。
以上の説明のように、ETH現像ではトナーをホッピングさせることによって潜像担持体の静電潜像を一成分現像方式で反転現像を行うことができる。すなわち、現像領域でトナーが潜像の画像部に対しては潜像担持体に付着し、非画像部に対してはトナーが潜像担持体に付着しない電界を形成する手段を備えることによって現像を行うことができる。
また、搬送部材上のトナーが潜像担持体に付着するか、潜像担持体に付着しないかは、潜像担持体上と搬送部材上電位の関係で決まる。本発明によれば、搬送電圧の平均値が画像部電位と非画像部電位との間に位置することが、潜像担持体上の画像部に対してはトナーが向かい、非画像部に対してはトナーが静電潜像と反対側に向かうことを述べたが、この条件に関して詳細に検討した。その結果、ホッピングしているトナーの帯電量・密度・ホッピング高さによって、潜像担持体への付着の有無が変化することがわかった。ここで重要になるのがホッピングしているトナー(基板)側の電位であり、ホッピングするトナーの状態によって搬送部材上の電位が変化するためであり、基板上表面電位を把握することで、潜像担持体へのトナーの付着の有無を判断できることがわかった。すなわち、この搬送部材上電位に対し、潜像担持体側の電位が高い場合、マイナス極性を持ったトナーは潜像担持体に付着し、潜像担持体側の電位が搬送部材上電位より低い場合、マイナス極性を持ったトナーは潜像担持体に付着しない。
具体的には、搬送電極に図13に示すような駆動パターンの0〜−100Vで遷移する波形を印加しトナー搬送し、潜像を現像させた。潜像担持体上の電位は、非画像部−100V、画像部−20Vとし、搬送部材上をホッピングするトナーによって現像させた。潜像担持体上の画像部にはトナーが付着し、非画像部にはトナーが付着しない状態となり、良好な現像が得られた。潜像担持体側の条件を固定として、搬送電極に印加する電圧パターンにDCバイアスをオフセットすることで、良好な画像再現の限界を調べた。その結果、−30Vオフセットしたときに、非画像部にトナーの付着が見られた。このときの搬送部材上電位は約−90V〜−100V程度であった。また、プラスのDCバイアスをオフセットした場合には、搬送部材上電位が−20V前後となったところで、トナーが付着しない部分が生じた。その結果、搬送部材上の電位が潜像担持体上の画像部電位と非画像部との間に設定されている場合に、画像部にはトナーが付着し、非画像部にはトナーが付着しない良好な現像が可能であることがわかった。
このとき、ホッピングしているトナーに対する潜像の画像部への引力は、基板側の電位と潜像側の電位差による電界から受ける力である。搬送電極上のホッピングトナーの密度・電荷量・ホッピング高さにより、トナー層による電位は決定し、トナーの密度が低く、電荷量が小さく、ホッピング高さが低い場合にはトナー層による電位は低くなり、無視できるレベルとなる。
このように、ETH現像においては、トナーがホッピングしていることにより潜像の画像部に対してトナーが吸引付着し、非画像部ではトナーが反発されて付着されないので、トナーによる潜像の現像を行うことができ、このとき、既にホッピングしているトナーは搬送基板1との間で吸着力が生じないため、容易に潜像担持体側に搬送することができ、高い画像品質が得られる現像を低電圧で行うことができるようになる。
すなわち、従来の所謂ジャンピング現像方式にあっては、現像ローラから帯電トナーを剥離させて感光体に搬送させるには、トナーの現像ローラに対する付着力以上の印加電圧が必要であり、DC600〜900Vのバイアス電圧をかけなければならない。これに対して、本発明によれば、トナーの付着力は通常50〜200nNであるが、搬送基板11上でホッピングしているために搬送基板11に対する付着力が略零になるので、トナーを搬送基板11から剥離する力が不要になり、低電圧で十分にトナーを潜像担持体側に搬送することが可能になるのである。
しかも、各搬送電極102間に印加する電圧が|150〜100|V以下の低電圧であっても発生する電界が非常に大きい値となり、搬送電極102の表面に付着しているトナーを容易に剥離し、飛翔、ホッピングさせることが可能になる。また、OPC等の感光体を帯電する時に発生するオゾン、NOxが非常に少なく、又は皆無にすることができて、環境問題、感光体の耐久性に非常に有利となる。
従って、従来方式の現像ローラ表面、またはキャリア表面に付着しているトナーを剥離するために現像ローラと感光体の間に印加していた500V〜数KVの高電圧バイアスを必要とすることがなく、感光体の帯電電位を非常に低い値として、潜像を形成して現像することが可能になる。
ここで言う搬送基板の電極に印加する電位の平均値(平均値電位)とは、搬送部材上の時間的空間的平均値電位である。前述のように、搬送基板の電極パターンには周期的に変化する電位が与えられているが、搬送基板からある程度の距離をもった現像部の潜像担持体表面では、平均的な電位となっている。駆動電圧パターンのデューティーが50%であれば、駆動電圧パターンのハイレベル電位とローレベル電位の平均の値となる。従って、この平均値電位にトナー層の電位の影響を加えた値が搬送部材上表面電位となり、搬送部材上表面電位を潜像担持体の潜像の画像部電位と非画像部電位の間に設定することで、高品質の現像が可能となる。
更に、このような現像方式を用いた場合、カラー画像形成においても、従来方式と比較して効率的に、高画質の画像を得ることができる。すなわちETH現像においては、トナーがホッピングしていることにより潜像の画像部に対してトナーが吸引付着し、非画像部ではトナーが反発されて付着されないので、感光体上の潜像電界に忠実なトナーの付着が行われる。このとき、既にホッピングしているトナーは搬送基板との間で吸着力が生じないため、従来の現像方式において必要であったトナーをトナー担持体から引き剥がすための大きな力は不要となり、容易に潜像担持体側に搬送することができ、高い品質の現像が低電圧で可能となる。従来の現像方式においては、トナーをトナー担持体から引き剥がすためのおおきな力のために、例えばトナー像の上にさらにトナー像を形成しようとした場合、すでに存在するトナー像を乱してしまう問題点が生じていた。このETH現像では、すでに存在しているトナー像を乱すことなく、潜像にトナー像を形成することが可能である。
従って、前述のように2色目以降の場合においても、現像領域で、現像されようとしている色のトナーについて、トナーが潜像の画像部に付着し、非画像部に対してはトナーが潜像担持体付着しない電界を形成する手段を備えることによってすでに感光体上に存在するトナーを乱さず、良好な現像が可能となる。
次に、感光体上で多色のトナーを重ね合わせて画像を得る場合について、例を挙げて説明する。
第一のトナーについては、単色の場合と同様に考えられる。図13に示すホッピング電圧パターンの駆動波形のように、0〜−100Vで遷移するパルス状電圧波形である場合、潜像の非画像部の電位を−150Vや−170Vとした場合に、非画像部に対してはトナー付着せず、画像部を−20Vとしたとき、トナーは画像部に対しては潜像担持体方向に向かうことが確認された。このときの搬送部材上の電位を測定したところ−70V〜−80Vであった。
次に、トナー像が形成された潜像担持体上にさらに第二のトナー層を形成する。第二のトナーのホッピング電圧パターンとして、−50〜−150Vで遷移するパルス状電圧波形を設定した。潜像の非画像部の電位を−200Vや−220Vとした時に非画像部に対してトナーは潜像担持体に付着せず、画像部に対して潜像担持体に付着することを確認した。また、第二の現像に対する潜像の画像部の電位を−50Vとしたが、この場合画像部ではトナーは潜像担持体側に付着した。このときの搬送部材上の電位は−110V〜−120Vであった。
一色のみの現像時と同様に、画像部の電位と非画像部の電位の間の値に搬送部材上の電位が設定される場合、画像部に選択的にトナーを潜像担持体付着させることが可能であり良好な画像が得られる。現像されようとしている画像部が、既に潜像担持体上にトナーが付着している部分である場合には、この画像部の電位と非画像部の電位との間の値に搬送部材上の電位を設定することで、トナーを画像部では潜像担持体へ付着させ、非画像部ではトナーを潜像担持体に付着させないことができる。現像されようとしている画像部が既に潜像担持体上にトナーが付着している部分であるとき、既に潜像担持体上に付着しているトナーの持つ電荷の極性がマイナスであれば、その分画像部の電位は低下し、この低下した画像部の電位と非画像部の電位との間の値に搬送部材上の電位を設定すれば、画像部に選択的にトナーを潜像担持体へ付着させることができる。既に潜像担持体上に付着しているトナーが、該トナーの現像時から保持している電荷を持っている場合、トナーの電荷の極性がマイナスであれば、その分画像部の電位は低下し、この低下した画像部の電位と非画像部の電位との間の値に搬送部材上の電位を設定すれば、画像部に選択的にトナーを潜像担持体へ付着させることができる。
既に潜像担持体上に付着しているトナーが、潜像担持体に付着した以降、帯電又は露光により与えられた電荷を持っていた場合、トナーの電荷の極性がマイナスであれば、その分画像部の電位は低下し、この低下した画像部の電位と非画像部の電位との間の値に搬送部材上の電位を設定すれば、画像部に選択的にトナーを潜像担持体へ付着することができる。
前述したように現像されようとしている画像部が、既に潜像担持体上にトナーが付着している部分である場合の、トナー層上の画像部電位について説明する。図17はトナーが付着した感光体上の電位を示す図である。非画像部の電位が−Vdであり、潜像の画像部の電位がVsである。この画像部にトナーが付着したのちの電位がVtであるとすると、Vtには潜像の電位Vsと、トナー自体が持っている電位Vpが含まれている。次に二色目のトナーを付着させるために、潜像形成をする際、トナー層上に帯電、露光を行った場合、トナー層の電位は潜像の画像部の電位Vs2とトナー層が保持していた電位Vpと帯電によりトナーが付与された電位Vp2を含む電位となる。第二のトナー層の現像に先駆けて、帯電を行わないプロセスでは、帯電により加味されるVp2は作用せず、また、二色目の潜像形成の前に感光体上のトナーを除電するプロセスでは、二色目の現像時には、Vpは無視できる。
<実験例1>
感光体上に二色のトナー像を形成する実験を行った。感光体は直径60mmのドラム、感光体に対し、スコロトロン帯電器により感光体上を均一帯電する。その後、パターンに応じたレーザ光を照射する事で、感光体上に静電潜像を形成する。この静電潜像を本発明のETH現像方式によりトナーを選択的に付着させ、顕像化する。本実験では、この感光体上の均一帯電からトナー付着までの工程を2回繰り返し、感光体上に2色の像を形成した。実際のシステムにおいては、4色のトナーで画像を形成するのが一般的であるが、トナーの色数だけ繰り返し、感光体上に多色画像を形成する。その後転写媒体に転写し、定着することで画像が得られる。この実験では、2色トナー像形成後の感光体上の画像を評価した。一色目のトナーをシアン、二色目のトナーをマゼンタとした。トナーの平均帯電量は両色とも約−20μC/gであった。
先ず、感光体上を約−150Vに均一に帯電し、シアンのパターンのレーザ光を照射した。感光体上に、レーザ光が照射された部分が画像部となり、画像部が約−35V、そして非画像部が約−150Vの潜像が形成された。現像用の搬送電極は図2に示したようなものを使用し、駆動電圧パルスは図13のように3相、周波数5KHz、デューティー50%のパターンとし、ハイレベルの電位を−20V、ローレベルの電位を−120Vとした。現像後の画像部の電位は約−70V、非画像部の電位は約−140Vであった。このときの搬送部材上の電位は−80V〜−90Vであった。この状態で一旦、明室シアントナーの付着した感光体を取り出した。画像部にトナーが付着し、非画像部へのトナーの付着は見られなかった。このときに電位は画像部が約−35V、非画像部が0Vであった。明室では、感光体の電位はほぼ0になっており、画像部で測定された電位−35Vは、トナーの有している電荷による電位であると考えられる。次に2色重ねた実験を行う。前述のような方法で感光体上にシアンのトナー像を形成したのち、再び感光体上をスコロトロン帯電器で帯電した。帯電後の感光体上の電位が約−300Vとなるように帯電を行った。2色目のマゼンタのパターンをレーザでシアンのトナー像に重ねて書き込んだ。書き込み後の画像部の電位は約−95V、非画像部の電位は約−300Vであった。二色目の現像の駆動電圧は、一色目と同様で、ハイレベルを−70V、ローレベルを−170Vとして行った。現像後感光体を取り出し確認したところ、シアントナー層上にマゼンタトナー層を付着し、非画像部へのトナー付着は見られなかった。このときの搬送部材上の電位は−130V〜−140Vであった。明室に出した後の画像部の電位は約−80Vであり、一色目の現像の後測定されたトナー層電位と比較し、−45V程度低くなっている。これは、二色目のトナーの持つ電荷による電位と一色目のトナーが二色目のトナーの作像に先駆けて行われた帯電により、帯電した電荷とによると考えられる。このときの比較のために、二色目現像の駆動電圧のハイレベル、ローレベルを一色目と同じとし現像を試みたところ、画像部にもマゼンタトナーは付着していなかった。この場合、搬送部材上の電位が−80V〜−90Vとなり、二色目の画像での非画像部の電位と画像部の電位の間となっていなかったためと考えられる。
<実験例2>
実験例1と同様に一色目のトナー像を形成し、その後トナーの付着した感光体上にACコロトロン帯電器で除電を行った。感光体上の電位はトナー層のある部分でもほぼ0Vとなった。その後、シアントナー上にマゼンタトナーを付着させる。除電後の感光体を−300Vに均一帯電し、シアントナー上にレーザで書き込みし、マゼンタ現像用の画像パターンを形成した。このときの画像部の電位は、約−60Vであった。この−60Vは一色目のシアントナーが二色目の現像に先駆けて行われた帯電により、帯電した電荷による電位と画像部の感光体の電位であると考えられる。この場合にも、実験例1と同様の現像条件で二色目の現像を行ったところ良好な画像が得られた。
このように、除電を行うことで、トナーの重ね合わせによるトナー層電位の変化を少なくすることができ、多色画像形成時の現像駆動電圧を低く抑えることが可能である。
そして、感光体上にベタの一色目のトナー像を形成し、更に二色目のトナー像を形成する際、二色目の潜像形成を、一色目のトナーの付着した感光体を帯電し画像を書き込む方法で行った。一色目のトナー像上の潜像の電位は、約−70Vであったので、搬送電極上の電位を−120Vに調節して現像を行った。このときの非画像部の電位は−180Vであったので、搬送駆動電圧の平均値が画像部と非画像部の電位の間の値となっており、良好な現像が行われた。同じ条件で一色目の画像形成を行い、感光体近傍に設置したACチャージャにより、感光体上の一色目のトナーの電荷を除電した。その後、二色目の潜像形成のための帯電、露光を行い一色目のトナー層上の画像部の電位を計測した結果約−40Vであり、非画像部の電位は−180Vであったので、搬送電極上の電位を−120Vとして現像を行い、良好な画像が得られた。
このように搬送電極上の電位を潜像担持体の画像部と非画像部の間の値に設定することで、潜像担持体の画像部にはトナーを向かわせ、非画像部にはトナーを向かわせないようにする場合において、複数の現像間でのホッピング電圧と画像部の電位、非画像部の電位の関係を図18に示し説明する。なお、同図は一つの潜像担持体上に複数色のトナーを付着させるものであり、図18の(a)が一色目、図18の(b)が二色目である。先ず、一色目のトナーの現像に使用する搬送基板には、デューティー50%の搬送駆動電圧が印加されている。このときの搬送部材上電位はV1である。これに対し、潜像担持体上に形成される一色目の画像パターンP1の非画像部の電位と画像部の電位との関係が図18に示すようであるとする。この図18でのトナーはマイナス帯電を想定しているので、図中上方ほどトナーが付着しやすい電位の関係である。従って、このような電位の関係になっている場合、Vが画像部の電位と非画像部の電位の間の値となっており、良好な現像が行われている。トナーの画像部への付着は、トナー層電位Vt1がVを下回らない値で終了する。従ってVt1の下限はVである。
このトナー層の上にさらに二色目のトナーを付着させる場合を(b)で考える。二色目の画像幅はP2であるとする。P2に更にトナーを付着させるには、二色目の現像に使用する搬送部材上の電位VがVt1より小さい値である必要がある。そして、二色目トナーの現像後の電位Vt2はVを下回らない。従って、Vt2の下限はVである。
このような関係を繰り返すことで、トナー上に複数色のトナーを重ねることが可能である。つまり、m番目(mは正の整数)の現像に使用する搬送部材上の電位をVとするとV>Vm+1の関係が成り立つ場合良好なトナー重ね現像が可能である。
具体的には、一色目の現像に使用する搬送基板に印加する駆動電圧パルス電圧のハイレベルを−50V、ローレベルを−150Vとし現像を行った。このときの搬送部材上電位はおおよそ−120Vである。潜像の電位は、非画像部が−170V、画像部は約−80Vとした。トナーは良好に付着していることが確認できた。二色目のトナーを更に付着させるために、駆動電圧パルスをハイレベル−70V、ローレベル−170Vとした、搬送部材上の電位は−150V程度であった。二色目のトナー上の画像部の電位は約−100Vであり、非画像部の電位は−190Vであった。このとき、二色目のトナーは一色目のトナー上に良好に付着していることが確認できた。
このようなパルス電圧を印加する代わりに、±50Vのパルス電圧を作成し、DC成分をそれぞれ、−100V、−120V印加しても全く同じ結果が簡易な方法で得られた。
ここで、上述した図13に示すホッピング電圧パターンの駆動波形を発生するための波形増幅器23a〜23cの一例について図19を参照して説明する。
なお、前述したように図13に示すホッピング電圧パターンの駆動波形は、各相が0〜−100Vのパルス波形で、電位が相対的に+の時間(0Vの時間)が67%デューティーの波形であるが、ここでは、電位が相対的に+の時間(0Vの時間)が33%デューティーの波形で説明する。
波形増幅器23a〜23cは、入力信号を分圧するための抵抗R1、R2と、スイッチング用のトランジスタTr1と、コレクタ抵抗R3と、トランジスタTr2と、電流制限抵抗R4と、コンデンサC1、抵抗R5、ダイオードD1からなるクランプ回路25とで構成している。
この波形増幅器23a〜23cに対し、前述したパルス信号発生回路21から図20の(a)に示すように、例えば0〜15Vの図示の波形で15Vのデューティーが約67%の入力信号INが与えられると、この入力信号INは抵抗R1、R2で分圧されてトランジスタTr1のベースに入力され、トランジスタTr1がスイッチングを動作することで、位相が反転され、0〜+100Vにレベルアップされた同図の(b)に示すような電圧波形(コレクタ電圧)mが得られる。
このコレクタ電圧mをトランジスタTr2が受け、同じレベルの波形を低インピーダンスで出力する。このトランジスタTr2のエミッタに接続されたクランプ回路25は、+波形に対しては時定数が小さく、−波形に対しては時定数がコンデンサC1及び抵抗R5で決定されるが、パルスの周期に対してこの時定数を十分大きな値に設定することで、クランプ回路25からは、同図の(c)に示すように、0レベルがクランプされた0〜−100Vの出力波形OUTが得られる。
次に、上述した図11に示す回収搬送電圧パターンの駆動波形を発生するための波形増幅器22a〜22cの一例について図21を参照して説明する。
前述したように図11に示す回収搬送電圧パターンの駆動波形は、各相が0〜+100Vのパルス波形で、電位が相対的に+の時間(+100Vの時間)が33%デューティーの波形の例である。
波形増幅器22a〜22cは、入力信号を分圧するための抵抗R1、R2と、スイッチング用のトランジスタTr1と、コレクタ抵抗R3と、トランジスタTr2と、電流制限抵抗R4と、コンデンサC1、抵抗R5、ダイオードD2からなるクランプ回路26とで構成している。すなわち、波形増幅器23a〜23cのクランプ回路25のダイオードD1と波形増幅器22a〜22cのクランプ回路26のダイオードD2の向きが異なるだけである。
この波形増幅器22a〜22cに対し、前述したパルス信号発生回路21から図22の(a)に示すように、例えば、0〜15Vの図示の波形で15Vのデューティーが約67%の入力信号INが与えられると、この入力信号INは抵抗R1、R2で分圧されてトランジスタTr1のベースに入力され、トランジスタTr1がスイッチングを動作することで、位相が反転され、0〜+100Vにレベルアップされた同図の(b)に示すような電圧波形(コレクタ電圧)mが得られる。
このコレクタ電圧mをトランジスタTr2が受け、同じレベルの波形を低インピーダンスで出力する。このトランジスタTr2のエミッタに接続されたクランプ回路26は、−波形に対しては時定数が小さく、+波形に対しては時定数がコンデンサC1及び抵抗R5で決定されるが、パルスの周期に対してこの時定数を十分大きな値に設定することで、クランプ回路26からは、同図の(c)に示すように、0レベルがクランプされた0〜+100Vの出力波形OUTが得られる。
このように、搬送基板の各電極に印加する駆動波形をコンデンサ、抵抗、ダイオードから構成されるクランプ回路で形成することで、簡単な回路構成で、また低レベル側をクランプすることでドリフトのない、波高値が一定で安定な波形が得られるので、正確なトナー搬送、ホッピングが可能になる。
ここで、トナーの帯電極性と搬送基板11の電極102に印加する電圧(電位)との関係について説明すると、負帯電トナーを用いる場合には、現像領域では0〜−V1の電圧とし、現像領域通過後の領域では0〜+V2の電圧とする、つまりホッピング用駆動波形の電圧は0〜−Vとし、回収搬送用駆動波形の電圧は0〜+Vとすることで、上述したように駆動回路の構成が簡単で、信頼性が向上する。
同様に、正帯電トナーを用いる場合には、現像領域では0〜+V3の電圧とし、現像領域通過後の領域では0〜−V4の電圧とする、つまりホッピング用駆動波形の電圧は0〜+Vとし、回収搬送用駆動波形の電圧は0〜−Vとすることで、上述したように駆動回路の構成が簡単で、信頼性が向上する。
なお、上述した電圧V1、V2、V3、V4は、同じ絶対値の電圧であっても、異なる絶対値の電圧であってもよい。
図23は本発明の現像装置を使用した画像形成装置の構成例を示す図である。同図に示す画像形成装置30は、感光体ベルト31、レーザによる書き込み装置32、感光体ベルト31上を所定電位に帯電するスコロトロンチャージャ33、感光体ベルト31上の静電潜像にトナーを付着させる現像器34、感光体ベルト31上の画像を転写紙に転写する転写部35、転写紙上のトナーを定着する定着部36を含んで構成されている。また、現像器34内には、搬送部材上の表面電位を検知する電位検出装置(図示せず)が備えられている。更に、スコロトロンチャージャ33と現像器34は色毎に設けられている。また、感光体ベルト31は図中の矢印の方向に回転する。
次に、図23に示す画像形成装置30における作像時の動作について説明する。先ず、感光体ベルト31の表面は、スコロトロンチャージャ33−Yにより均一に帯電され、書き込み装置32から選択的にレーザ光を照射されることで、感光体ベルト31上にはイエローのデータに対応した静電潜像が形成される。この静電潜像には現像器34−Yにより、イエローのトナーが付着され、感光体ベルト31上にはイエローのトナー像が形成される。イエロートナー像は感光体ベルト31の移動に伴って移動し、スコロトロンチャージャ33−Mによって、再び均一に帯電される。これに対しマゼンタのデータに対応した静電潜像を形成するべくレーザの書き込みが行われ、更に現像器34−Mによってマゼンタのトナーが現像される。同様にシアン、ブラックのトナー像が感光体上に付着し、4色のトナーが感光体ベルト31上に付着した状態となる。この像は転写部35で転写紙上に転写され、定着部36で定着されカラー画像が得られる。このように本発明の現像装置を使用することで、感光体ベルト31が1回転するのみでカラー画像を形成でき、また感光体ベルト31上でトナー像を重ねるため中間転写体も不要であるので装置の小型化が可能であるとともに、感光体ベルト上のトナーが下流の現像によって乱されたり、下流の現像器に回収されたりすることが無いため、混色がなく良好な画像が経時に渡って得られる。
図24は本実施の形態例の現像器の構成例を示す概略図である。同図に示す現像装置は、磁性キャリアと非磁性トナーから成る二成分現像剤を用いる現像装置であり、静電潜像が形成される潜像担持体41との対向領域にトナーを搬送するローラ状に形成した搬送部材42と、この搬送部材42に対向し、搬送部材42に対してトナーを供給するトナー供給手段である現像剤担持体43と、この現像剤担持体43で供給するトナー及び磁性キャリアを収容する現像剤収容部44とを備えている。この場合、搬送部材42は潜像担持体41及び現像剤担持体43に対して径方向の反対側の領域で対向している配置としている。
なお、この搬送部材42と潜像担持体41は、50〜1000μm、好ましくは150〜400μmの間隙を開けて非接触で対向している。また、搬送部材42は回転せず、外周面をトナーが矢印Aの方向に搬送電界(移相電界)で搬送される。一方、現像剤担持体43は矢印Bの方向に回転する。
現像剤収容部44は、2室に分けられており、各室は現像装置内の両端部の図示しない現像剤通路によって連通している。この現像剤収容部44には二成分現像剤が収容されており、各室にある攪拌搬送スクリュー45a、45bによって攪拌されながら現像剤収容部44内を搬送されている。
また、現像剤収容部44には図示しないトナー収容部から現像剤を補給するためのトナー補給口46を設けている。そして、現像剤収容部44には現像剤の透磁率を検知する図示しないトナー濃度センサ(図示せず)が設置されており、現像剤の濃度を検知している。現像剤収容部44のトナー濃度が減少すると、トナー補給口46から現像剤収容部44にトナーが補給される。
更に、現像剤担持体43は、現像剤収容部44の攪拌搬送スクリュー45aと対向する領域に配置されている。現像剤担持体43の内部には、固定された磁石が配置されており、現像剤担持体43の回転と磁力によって、現像剤収容部44内の現像剤は現像剤担持体43表面に汲み上げられる。
また、現像剤の汲み上げ領域より現像剤担持体43の回転方向(矢印Bの方向)下流側で搬送部材42との対向領域より上流側には、現像剤担持体43と対向する領域に現像剤層規制部材47を設け、汲み上げ領域で汲み上げたれた現像剤を一定量の現像剤層厚に規制される。そして、現像剤層規制部材47を通った現像剤は現像剤担持体43の回転に伴って、搬送部材42と対向する領域まで搬送される。
ここで、現像剤担持体43には、第1電圧印加手段48によって供給バイアスが印加されている。また、搬送部材42には、第2電圧印加手段49によって搬送電極に電圧が印加されている。
これにより、現像剤担持体43と搬送部材42が対向する領域においては、第1電圧印加手段48と第2電圧印加手段49によって搬送部材42と現像剤担持体43との間に電界が生じている。その電界からの静電気力を受け、トナーはキャリアから解離し、搬送部材42の表面に移動する。
次いで、潜像担持体41と対向する領域まで搬送電界によって搬送されたトナーは、搬送部材42と潜像担持体41上の画像部との間の現像電界によって潜像担持体41上に搬送されて潜像担持体41上の潜像を可視像化(現像)する。搬送部材42上の表面電位を検出する表面電位測定部50が、搬送部材42に対向して設けられている。搬送電圧が搬送部材42上の電極に印加された状態での、搬送部材42の表面電位は搬送電圧および搬送されているトナーの状態により変化する。この表面電位測定部40により直接表面電位を測定し検出することで、正確な搬送部材32上の電位を知ることが可能となる。
次に、検知された搬送部材上の表面電位に従って、搬送部材42上表面電位が潜像担持体41上の画像部の電位と非画像部の電位の間の値となるようにプロセス条件を設定する。図25はプロセス条件の設定手順の一例を示すフローチャートである。図24の搬送部材42上の搬送電極には、VLとVhとの間で振動する3相の電圧が印加されている。そして、搬送部材32上の図24の表面電位測定部50から表面電位データVsを読み込む(ステップS101)。このVsがVLより小さい場合には、VLとVhから所定の値Vpを減算する(ステップS102;YES、ステップS103)。VLとVhは同時に動かすので、搬送電圧のVppは変化しない。反対に、VsがVLより大きい場合であってVhよりVsが大きい場合には、VLとVhにVpを加算する(ステップS101;NO、ステップS105;YES、ステップS106)。VsがVLより大きくなるか(ステップ104;NO)、VsがVhより小さくなる(ステップS107;NO)まで操作が繰り返される。具体的には、Vppが一定の電圧に対しDCを重畳した形の搬送電圧を設定すれば、状況に合わせて、Vsが図24の潜像担持体41の画像部の電位と非画像部の電位の間となるように、DCバイアスを調整すればよい。このような操作により、簡易な方法で適正な搬送部材上電位を設定することが可能となる。
次に、別の発明に係るプロセスカートリッジを備えた一実施の形態例の画像形成装置について、図26及び図27を参照して簡単に説明する。なお、図26は別の発明に係るプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の概略構成図、図27はプロセスカートリッジの概略構成図である。
図26に示す画像形成装置200は、水平に延在する転写ベルト(潜像担持体)201に沿って、各色のプロセスカ−トリッジ202−Y、202−M、202−C、202−Bk(以下、プロセスカートリッジ202と総称する)を並置したタンデム方式のカラー画像形成装置である。なお、プロセスカートリッジ202は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で説明したが、この順番に特定されるものではなく、どの順番で並置してもよい。
そして、図27に示すプロセスカ−トリッジ202は、潜像担持体205、帯電手段206、搬送基板207を含む本発明に係る現像装置208、クリーニング装置209等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やプリンタ等の画像形成装置本体に対して着脱可能に構成している。
通常、カラーの画像形成装置は複数の画像形成部を有するため装置が大きくなってしまう。また、現像装置、クリーニングや帯電などの各ユニットが個別で故障したり、寿命による交換時期がきた場合は、装置が複雑でユニットの交換に非常に手間がかかっていた。
そこで、少なくとも潜像担持体と現像装置の構成要素をプロセスカートリッジ202として一体に結合して構成することによって、ユーザによる交換も可能な小型で高耐久のカラー画像形成装置を提供することができる。
ここで、図26に示すように、各色のプロセスカートリッジ202−Y、202−M、202−C、202−Bkで現像された潜像担持体205上の現像トナーは水平に延在する転写電圧が印加された転写ベルト201に順次転写される。
このようにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと画像の形成が行なわれ、転写ベルト201上に多重に転写され、転写手段203で転写材204にまとめて転写される。そして、転写材204上の多重トナー像は図示しない定着装置によって定着される。
上記各実施の形態例の画像形成装置は、いずれも本発明に係る現像装置を備えているので、装置の小型化、低コスト化を図れ、トナー飛散などもなく、画像品質を向上することができる。
なお、上記実施の形態例においては、粉体としてトナーを例に説明しているが、トナー以外の粉体を搬送するための装置などにも同様に適用することができる。また、搬送電極に印加する駆動信号は3相を例に説明しているが、4相、6相などのn相(nは2以上の正の整数)でもよい。更に、搬送基板を円筒又はベルト状にすることにより、搬送基板表面の移動が可能となり、搬送基板からのトナー回収効率の向上、また装置の小型化が図れるので、利用効率も向上する。
また、本発明は上記実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態例に係る現像装置の構成を示す概略図である。 本実施の形態例の現像装置の搬送基板の平面図である。 図2のA−A’線断面図である。 図2のB−B’線断面図である。 図2のC−C’線断面図である。 図2のD−D’線断面図である。 搬送基板に与える駆動波形の一例を示す波形図である。 粉体の搬送及びホッピングの様子を示す概略図である。 粉体の搬送及びホッピングの様子の具体例を示す概略図である。 図1の駆動回路の一例を示すブロック図である。 搬送電圧パターン及び回収搬送電圧パターンの駆動波形の一例を示すタイムチャートである。 ホッピング電圧パターンの駆動波形の一例を示すタイムチャートである。 ホッピング電圧パターンの駆動波形の他の例を示すタイムチャートである。 本実施の形態例の現像装置の搬送基板の電極幅及び電極間隔を示す図である。 電極幅と0V電極端の電界(X方向)の関係の一例を示す特性図である。 電極幅と0V電極端の電界(Y方向)の関係の一例を示す特性図である。 トナーが付着した感光体上の電位を示す図である。 複数の現像間でのホッピング電圧と画像部の電位、非画像部の電位の関係を示す図である。 図10の波形増幅器の一例を示す回路図である。 図10のパルス信号発生回路からの信号波形を示す図である。 図10の波形増幅器の一例を示す回路図である。 図10のパルス信号発生回路からの信号波形を示す図である。 本発明の現像装置を使用した画像形成装置の構成例を示す図である。 本実施の形態例の現像器の構成例を示す概略図である。 プロセス条件の設定手順の一例を示すフローチャートである。 別の発明に係るプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の概略構成図である。 図26のプロセスカートリッジの構成を示す拡大概略構成図である。
符号の説明
10;現像装置、11;搬送基板、12;駆動回路、
20;感光体ドラム、21;パスル信号発生回路、
22a〜22c、23a〜23c;波形増幅器、
25,26;クランプ回路、30,200;画像形成装置、
101;支持基板、102;搬送電極、103;表面保護層、
104;共通電極、105;層間絶縁膜、106;コンタクトホール、
107;絶縁層、202;プロセスカートリッジ。

Claims (7)

  1. 潜像担持体の表面移動方向に潜像担持体を帯電する帯電装置と、レーザー光が照射されて潜像担持体上に静電潜像が形成される露光部と、現像装置とからなる組を複数配設し、
    各現像装置は、前記潜像担持体に対向して配置され、粉体を移動させる電界を発生させる複数の搬送電極を有する搬送部材と、該搬送電極にn相(nは2以上の正の整数)の電圧を印加する電圧供給手段と、該搬送部材の表面電位を検知する搬送部材表面電位検出手段とを具備し、前記潜像担持体上に前記粉体を付着させて潜像担持体上の潜像を現像するものであって
    各組により前記潜像担持体上に帯電、露光、現像を順次行って、各組の現像装置により、互いに異なる色の粉体を前記潜像担持体上に順次付着させ、カラー画像を前記潜像担持体に形成する画像形成装置において、
    前記潜像担持体上に前記粉体を最初に付着させる1組目の現像装置については、前記搬送部材の表面電位が、1組目の露光部で形成された静電潜像部の電位と非静電潜像部の電位との間となるように、前記搬送部材表面電位検出手段の検知結果に基づいて電圧供給手段を制御し、
    2組目以降の現像装置については、前記搬送部材の表面電位が、当該組の露光部で形成された静電潜像部のうち当該組より前の組の粉体が付着した箇所の電位と非静電潜像部の電位との間となるように、前記搬送部材表面電位検出手段の検知結果に基づいて電圧供給手段を制御する電位制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置
  2. 前記粉体が付着した箇所の静電潜像部の電位を、前記粉体が付着していない静電潜像部の電位に対して潜像担持体上に前記粉体を付着させるときから粉体が保持している電荷量分低下した電位としたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記粉体が付着した箇所の静電潜像部の電位を、前記粉体が付着していない静電潜像部の電位に対して帯電工程により増加した粉体の電荷量分低下した電位としたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記粉体が付着した箇所の静電潜像部の電位を、前記粉体が付着していない静電潜像部の電位に対して潜像担持体上に前記粉体を付着させるときから粉体が保持している電荷量に帯電工程により増加した電荷量を加えた分低下した電位としたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記粉体を移動させる電界は進行波電界である請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送部材の電極に印加される電圧の波形は、パルス電圧と直流バイアスとを重畳した波形である請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送部材上の表面電位Vを、前記潜像担持体上に前記粉体を付着する順にm番目(mは正の整数)をVとすると、V>Vm+1である請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
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