JP2003522264A - 1,3−プロパンジオールをエステル化する方法 - Google Patents

1,3−プロパンジオールをエステル化する方法

Info

Publication number
JP2003522264A
JP2003522264A JP2001558127A JP2001558127A JP2003522264A JP 2003522264 A JP2003522264 A JP 2003522264A JP 2001558127 A JP2001558127 A JP 2001558127A JP 2001558127 A JP2001558127 A JP 2001558127A JP 2003522264 A JP2003522264 A JP 2003522264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
tin
titanium
catalyst
esterification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001558127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4928698B2 (ja
Inventor
ブイ.クーリアン ジョーゼフ
リァン ユァンフェン
エドワード パッツーク ドナルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EI Du Pont de Nemours and Co
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2003522264A publication Critical patent/JP2003522264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4928698B2 publication Critical patent/JP4928698B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/78Preparation processes
    • C08G63/82Preparation processes characterised by the catalyst used
    • C08G63/85Germanium, tin, lead, arsenic, antimony, bismuth, titanium, zirconium, hafnium, vanadium, niobium, tantalum, or compounds thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/16Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/16Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • C08G63/18Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds the acids or hydroxy compounds containing carbocyclic rings
    • C08G63/181Acids containing aromatic rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 たとえばポリ(トリメチレンテレフタレート)のようなポリエステルを製造するエステル化工程および重縮合工程で使用することができる方法を開示する。該方法は、スズおよびチタンを含む触媒の存在下で、酸を1,3−プロパンジオールと接触させる工程を含む。20モルパーセントまでの別の酸及び/または第2のアルコールを含有する共重合体も開示される。さらに、テレフタル酸ビス(3−ヒドロキシプロピル)プレポリマーの組成物またはそれを含む組成物、または、ポリ(トリメチレンテレフタレート)ポリマーの組成物またはそれを含む組成物を開示する。該テレフタル酸ビス(3−ヒドロキシプロピル)プレポリマーおよびポリ(トリメチレンテレフタレート)ポリマーは、それぞれ、テレフタル酸含量に対して、10ppmから100ppmのスズおよび10ppmから200ppmのチタンを含有することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、1,3−プロパンジオールからのプレポリマーおよびポリエステル
を、スズおよびチタンを含む触媒の存在下で、直接エステル化反応によって製造
する方法に関する。
【0002】 (発明の背景) ポリエチレンテレフタレート(PET)およびポリブチレンテレフタレート(
PBT)は、一般に「ポリアルキレンテレフタレート」と呼ばれ、普通に市販さ
れているポリエステルである。ポリ(トリメチレンテレフタレート)(PTT)
は、ポリプロピレンテレフタレートとも称されるが、その弾性の回復度およびレ
ジリエンスによって測定される弾性のために、近ごろ、商業的に重要となってい
る。使用するグリコールの炭素原子の数に基づいて、上記のPET、PBT、P
TTは、それぞれ2GT、4GT、3GTとも呼ばれる。
【0003】 ポリアルキレンテレフタレートは、通常2つのルートのいずれかによって製造
される。すなわち、(1)典型的にはジメチルテレフタレートであるジアルキル
テレフタレートジエステルとグリコールとのエステル交換により中間体のビスグ
リコレートテレフタレートを形成し、次いで重縮合によりポリアルキレンテレフ
タレートを形成するか、または、(2)テレフタル酸(TPA)とグリコールと
の直接エステル化によってビスグリコレートテレフタレートを形成させ、次いで
重縮合によってポリアルキレンテレフタレートを形成する。
【0004】 直接エステル化によるポリアルキレンテレフタレートの製造においては、テレ
フタル酸とアルキレングリコールを触媒の存在下で反応させ、モノマーおよび水
を成形する。水は、反応中に形成されるそばから除去される。約4またはそれよ
り少ない重合度を有するオリゴマーも形成されうる。一般に、エステル化の間は
、モノマーおよびオリゴマーの混合物が生成される。この混合物は、プレポリマ
ーとも呼ばれ、その後、重縮合触媒の存在下において、減圧下、より高い温度で
重縮合または重合され、カーペット、織物、フィルムおよびその他の多くの最終
用途に適した所望のポリエステル樹脂を形成することができる。
【0005】 これらの反応は、バッチ法または連続法で行うことができる。エステル化段階
および重縮合段階に対して、同一または異なる触媒を使用することができる。
【0006】 当該技術分野で知られているエステル化触媒には、チタン化合物、スズ化合物
、およびジルコニウム化合物が含まれる。エステル化触媒用として使用するため
の有機チタン化合物および有機スズ化合物が、米国特許第3056818号に開
示されている。テレフタル酸と1,4−ブタンジオールのエステル化用の有機ス
ズ化合物および有機チタン化合物の併用が、米国特許第3936421号に開示
されている。2GTおよび4GT用のエステル化触媒として、スズ−チタン錯体
を使用することが、米国特許第4018708号および米国特許第402001
0号に開示されている。米国特許第5015759号(デュポン)は、比較的高
い量の有機チタン触媒、有機スズ触媒または有機ジルコニウム触媒を使用して2
GTまたは4GTを製造するための、より早い二塩基酸の直接エステル化の方法
を開示している。これらの参照文献のいずれも、これらの触媒が3GTの製造に
使用できることを開示または示唆していない。
【0007】 3GTの使用には、その調製の様々な困難による障害がある。驚いたことに、
2GTおよび4GTの調製のために開発されたものと類似の方法を直接使用して
も、十分な特性をもつ3GTは必ずしも得られない。
【0008】 たとえば、比較的高温(約290℃)のエステル化は、TPAから製造される
2GTに対して商業的に受け入れられると考えられる。しかしながら、同様の工
程条件下で3GTを製造するエステル化は、アクロレインおよびアリルアルコー
ルを含む好ましくない副生物のかなりの遊離を起こすことが明らかとなった。さ
らに、中間体の3GTプレポリマーは、この条件下では、3GTポリマーの品質
が劣ることのしるしである、高度の変色を起こすことがわかった。直接エステル
化法による4GTプレポリマーの製造方法における同様のエステル化の困難性は
、テレフタル酸の代わりにジメチルテレフタル酸を使用するエステル交換の経路
を優先することに繋がった。3GTについては、多くの国でテレフタル酸の入手
の可能性がより大きいことから、良品質の3GTプレポリマーを商業的に製造す
るための低温のエステル化法を開発することが重要である。
【0009】 米国特許第4611049号は、有機チタン触媒または有機スズ触媒を使用す
るとき、重合速度を増大するために、スルホン酸助触媒を使用して3GTまたは
4GTを製造する方法を開示している。
【0010】 米国特許第5340909号は、3GTを製造するために、重縮合段階用とし
て有効触媒量のスズを使用することを開示しており、その中でテレフタル酸を基
準にして約100ppm〜650ppmのスズを許容範囲として示している。得
られたポリマーの黄変を隠すために、青色の顔料を重縮合段階の前に添加しても
よい。プレポリマーを直接エステル化で製造するときは、チタン触媒(0ppm
〜125ppm)、または上記のスズ触媒(0ppm〜650ppm)の一部を
この段階の間に使用してもよい。直接エステル化に対するチタン触媒またはスズ
触媒のいずれか、または両方の使用または利点は、実施例には全く示されていな
い。
【0011】 3GT用の上記の方法においては、触媒量が高すぎると色の問題を生むことに
なり、一方、量が低すぎると許容できないほど遅い反応となる。特に、高濃度の
スズ触媒の使用は、ポリマーの変色と劣化並びに多量の好ましくない副生物の生
成を引き起こすので勧められない。さらに、最終ポリマー中に残留している高い
量のスズ化合物は、特定の最終用途の応用において望ましくないことがある。上
記の参照文献のいずれも、テレフタル酸と1,3−プロピレングリコールとの直
接エステル化用のスズ触媒とチタン触媒の組み合わせを特に開示していおらず、
また、この方法のためにこれら2つの触媒を組み合わせて使用することに何らか
の利点があることを示唆するいずれの情報もない。
【0012】 たとえばテレフタル酸のような酸と1,3−プロピレングリコールとの直接エ
ステル化のための改良された方法に対する要求がある。また、エステル化の反応
時間を短縮し、比較的低温でエステル化を行い、得られるポリマー中のスズの濃
度を減少させ、そして、マスキング用の顔料の必要のない改良された色を有する
製品を製造することの要求がある。
【0013】 (発明の概要) 第1の実施形態において、本発明は、スズおよびチタンを含む触媒の存在下で
酸を1,3−プロパンジオールと接触させる工程を含む方法を指向する。
【0014】 第2の実施形態において、本発明は、テレフタル酸含量に対して10ppm〜
100ppmのスズおよび10ppm〜200ppmのチタンを含有しうるテレ
フタル酸ビス(3−ヒドロキシプロピル)プレポリマーの組成物、または、これ
を含む組成物を指向する。
【0015】 第3の実施形態において、本発明は、テレフタル酸含量に対して10ppm〜
100ppmのスズおよび10ppm〜200ppmのチタンを含有しうるポリ
(トリメチレンテレフタレート)ポリマーの組成物、または、これを含む組成物
を指向する。
【0016】 (発明の詳細な説明) 本明細書で使用する「スズ」および「チタン」の用語は、他に指示がない限り
、「スズ化合物」または「チタン化合物」と相互に入れ替えることができる。
【0017】 たとえば3GTプレポリマーのようなプレポリマーは、テレフタル酸と1,3
−プロパンジオールとの触媒エステル化によって調製される。そのプレポリマー
は、その後、同一または追加の触媒を使用して、より高温で重合され、3GTポ
リマーとすることができる。
【0018】 本発明の方法は、酸、好ましくは有機二塩基酸を、スズおよびチタンを含む触
媒の存在下で1,3−プロパンジオールと接触する工程を含む。グリコールと接
触したときにエステルまたはポリエステルを生成することができるいずれの酸も
使用することができる。
【0019】 現在、好ましい有機二塩基酸は、式HO2CACO2Hを有する有機酸であり、
この式中Aは、アルキレン基、アリーレン基、アルケニレン基またはそれらの2
以上の組み合わせである。各Aは、基当たり、約2個から約30個、好ましくは
、約3個から約25個、より好ましくは、約4個から約20個、最も好ましくは
、4個から15個の炭素原子を有する。適切な有機酸の例には、テレフタル酸、
イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、グ
ルタル酸およびそれらの2個以上の組み合わせが含まれるが、これらに限定され
ない。現在、好ましい有機二塩基酸は、テレフタル酸またはナフタレンジカルボ
ン酸であり、なぜなら、それらから製造される、たとえば3GTのようなポリエ
ステルは、広範な産業上の応用を有するからである。
【0020】 エステル化触媒として使用することができるいずれのスズ含有化合物も使用す
ることができる。一般に、それは無機スズ化合物または有機スズ化合物であり得
る。適切なスズ化合物の例には、n−ブチルスズ酸、オクチルスズ酸、ジメチル
スズオキシド、ジブチルスズオキシド、ジオクチルスズオキシド、ジフェニルス
ズオキシド、トリ−n−ブチルスズアセテート、トリ−n−ブチルスズクロライ
ド、トリ−n−ブチルスズフルオライド、トリエチルスズクロライド、トリエチ
ルスズブロマイド、トリエチルスズアセテート、トリメチルスズヒドロキシド、
トリフェニルスズクロライド、トリフェニルスズブロマイド、トリフェニルスズ
アセテート、またはこれらの2以上の組み合わせが含まれる。スズ化合物は商業
的に利用可能である。たとえば、n−ブチルスズ酸はウイトコケミカルカンパニ
ー(Witco Chemical Company)から得ることができる。
【0021】 本発明に従えば、好ましいチタン化合物は、有機チタン化合物である。チタン
テトラヒドロカルビルオキシドは、本明細書ではテトラアルキルチタネートとも
呼ぶが、それらは容易に入手可能でありかつ効果的であるので、現在、最も好ま
しい有機チタン化合物である。適切なチタンテトラヒドロカルビルオキシド化合
物の例には、一般式Ti(OR)4により表されるものが含まれる。ここで、各
Rは、基当たり1個から約30個、好ましくは、2個から約18個、最も好まし
くは、2個から12個の炭素原子を含有するアルキル基またはアリール基から個
々に選択され、かつ、各Rは同一のものであるか、または異なるものであっても
よい。チタンテトラヒドロカルビルオキシドであって、ヒドロカルボキシル基が
基当たり2個から約12個の炭素原子を含有し、それが線状または枝分かれした
アルキル基であるものは、これらが比較的廉価であり、入手がいっそう容易であ
り、かつ溶液を形成するのに効果的であるため最も好ましい。適切なチタンテト
ラヒドロカルビルオキシドには、チタンテトラエトキシド、チタンテトラプロポ
キシド、チタンテトライソプロポキシド、チタンテトラ−n−ブトキシド、チタ
ンテトラヘキサオソキシド、チタンテトラ2−エチルヘキソキシド、チタンテト
ラオクトキシド、およびこれらの2以上の組み合わせが含まれるが、これらに限
定されない。
【0022】 本発明において使用するのに適するチタンテトラヒドロカルビルオキシドは、
たとえば、四塩化チタンとアルコールをアンモニアのような塩基の存在下で混合
し、チタンテトラカルビルオキシドまたはテトラアルキルチタネートを形成する
ことによって製造することができる。アルコールは、エタノール、n−プロパノ
ール、イソプロパノール、n−ブタノール、またはイソブタノールであり得る。
このように生成されたチタンテトラヒドロカルビルオキシドは、最初にろ過のよ
うな当業者に知られているいずれかの手段によって副生物の塩化アンモニウムを
除去し、続いて反応混合物からチタンテトラヒドロカルビルオキシドを蒸留する
ことによって回収することができる。この方法は、約0℃から約150℃の範囲
の温度で行うことができる。より長鎖のアルキル基を有するチタネートも、C4
までのR基を有するものと、分子当たり4個より多い炭素原子を有するアルコー
ルとのエステル交換によって製造することができる。
【0023】 市販の有機チタン化合物の例には、米国デラウエア州ウィルミントンのイー・
アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニーから入手できる、TYZ
OR(登録商標)TPTおよびTYZOR(登録商標)TBT(それぞれ、テト
ライソプロピルチタネートおよびテトラn−ブチルチタネート)が含まれるが、
これらに限定されない。
【0024】 スズ化合物対チタン化合物の重量比は、その比が酸と1,3−プロパンジオー
ルのエステル化を触媒し得る限りどんな比であってもよい。一般にその比は、約
0.01:1から約100:1、好ましくは、約0.1:1から約10:1であ
りうる。
【0025】 本発明に従えば、本発明の方法は、第2のグリコールの存在下で酸を1,3−
プロパンジオールと接触させる工程を含むこともできる。最終のポリエステル中
に組み込まれる第2のグリコールの量は、ポリエステルの約20モルパーセント
まででありうる。本発明の方法は、繰り返し単位の大部分がテレフタル酸と1,
3−プロパンジオールから誘導され、繰り返し単位の20モルパーセントまでが
他の酸または第2のグリコールまたはその両方から誘導される共重合体を製造す
ることも可能である。
【0026】 現在、好ましい第2のグリコールは、R(OH)nの式のもの、式(HO)n
(OH)nのアルキレングリコール、またはこれらの組み合わせである。ここで
、RおよびAは、上で開示したものと同一であり、nは、1から約10、好まし
くは、1から約7、最も好ましくは、1から5である。適切な第2のグリコール
の例には、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、1−メチルプロピレングリコール、ペンチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、およびこれらの2以
上の組み合わせが含まれるがこれらに限定されない。現在、最も好もしい第2の
グリコールはエチレングリコールのようなアルキレングリコールである。
【0027】 本発明に従えば、エステル化触媒は、その量が酸のエステル化を触媒しうる限
りは、エステル化媒体中にいかなる濃度で存在してもよい。一般に、触媒の重量
は、酸1kg当たり、約1mgから約1,000mg、好ましくは、約5mgか
ら500mgの触媒の範囲であり得る。
【0028】 触媒は、当業者に知られているいずれかの方法によって生成することができる
。たとえば、それはスズ化合物またはチタン化合物をエステル化媒体中の酸また
は1,3−プロパンジオールと別々に混合することによって生成することができ
る。また、それはエステル化媒体のその中で、スズ化合物またはチタン化合物を
、酸、1,3−プロパンジオール、またはその両方と混合することによってその
場で生成させることもできる。好ましくは、それはエステル化媒体中で酸または
1,3−プロパンジオールと接触させる前に、スズ化合物またはチタン化合物を
混合することによって生成される。言い換えると、スズ化合物およびチタン化合
物を含むか、本質的にそれらからなるか、または、それらからなる予め混合され
た触媒を、酸または1,3−プロパンジオールと接触させる前に生成させること
が好ましい。
【0029】 より好ましくは、そのスズとチタンの触媒は、反応系に加える前に有機溶媒中
で混合される。触媒を実質的に溶解または分散することができ、かつ、重合を阻
害しなければ、いずれの溶媒を使用してもよい。都合よくは、有機溶媒は1,3
−プロパンジオールでありうる。
【0030】 好ましくは、触媒として使用するスズの量は、約10ppmと100ppmの
間であり、触媒として使用するチタンの量は、約10ppmと200ppmの間
であり、各要素の量はエステル化反応媒体中に存在する酸の重量を基準とする。
【0031】 1,3−プロパンジオール対酸のモル比は、エステル化が起こりうる限り、ど
んな比でもよい。現在、その比は、約0.1:1から約10:1の範囲から選択
し、好ましくは、約0.5:1から約5:1の範囲、最も好ましくは、1.1:
1から約2.2:1の範囲であることが好ましい。そのエステル化は、当業者に
知られているいずれの条件下でも実施することができる。その条件には、約10
0℃から約300℃、好ましくは、約155℃から約250℃の温度が含まれ得
る。エステル化は、その温度を適応させることができるいずれの圧力下でも実施
することができる。
【0032】 第2の実施形態においては、テレフタル酸ビス(3−ヒドロキシプロピル)プ
レポリマーの組成物またはそれを含む組成物を提供する。このプレポリマーは、
この方法、または、その他の方法によって製造することができる。その組成物は
、テレフタル酸含量に対して約10ppmから100ppmのスズおよび0から
200ppmのチタンを含有することができる。本明細書で使用する「ppm」
の用語は、テレフタル酸1kg当たりのスズ元素またはチタン元素のmgを指す
【0033】 該プレポリマーは、バッチ法または連続法のどちらによっても製造することが
できる。バッチ法においては、テレフタル酸を触媒の存在下で1,3−プロパン
ジオールと接触させる。連続法においては、テレフタル酸と1,3−プロパンジ
オールを触媒の存在下で再循環しているプレポリマーの流れに合流させる。当業
者に明らかであろう、これらの方法の変形もまた使用することができる。反応温
度は、約100℃から約300℃の範囲であり、その温度範囲を適応させること
ができる圧力とすることができる。好ましい温度は、約155℃から250℃の
範囲である。上で開示したように、1,3−プロパンジオールはテレフタル酸と
比較してわずかに過剰のモル数で存在させることも好ましい。テレフタル酸は、
イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニーから商業的に入手
可能であり、1,3−プロパンジオールは、デグッサコーポレーション(Deg
ussa Corporation)から商業的に入手可能である。
【0034】 第3の実施形態においては、ポリ(トリメチレンテレフタレート)の組成物ま
たはそれを含む組成物を提供する。該ポリ(トリメチレンテレフタレート)ポリ
マーは、固有粘度(IV)を約0.3から約2.0の範囲で有し、b値を約10
未満、好ましくは8未満、より好ましくは約6未満、最も好ましくは約5未満か
らの範囲で有することができる。この組成物は上で開示したプレポリマーから製
造することができ、テレフタル酸含量に対して10ppmから100ppmのス
ズおよび10ppmから200ppmのチタンを含有することができる。本明細
書で使用する「ppm」の用語は、テレフタル酸1kg当たりのスズ元素または
チタン元素のmgを指す。
【0035】 該組成物は、重合法によって製造することができ、その重合法は、当該技術分
野で知られているように、プレポリマーを重縮合し、アルコールの放出を伴って
、たとえば、ポリ(トリメチレンテレフタレート)または3GTのようなポリエ
ステルを形成する重縮合としても知られている。典型的には、該アルコールは、
減圧下の蒸留によって除去することができる。上で開示した触媒を、単独または
追加の触媒と共に、その重縮合段階で使用することができる。重合は、得られる
ポリマーが、そのIVによって測定される、所望の重縮合度を有するまで継続さ
れうる。固有粘度は、ASTM D2857.95に示されているように、毛管
粘度計内のポリマー濃度既知溶液の流出時間およびポリマーの溶媒の流出時間を
測定することによって決定される。
【0036】 得られるポリマーの色は、SP−78分光光度計のような機器を使用して、L
値およびb値によって測定される。L値は、明るさを示し、その数値が大きい程
より高い(望ましい)明るさを示し、b値は、黄色の程度を示し、その数値が大
きい程より高い(望ましくない)黄色の程度を示す。
【0037】 以下の実施例によって本発明をさらに説明するが、本発明の範囲を過度に限定
するものと解釈すべきではない。比較例は、スズ触媒またはチタン触媒を片方を
存在させずに使用したものを示す。後の表1にこれらの結果をまとめ、スズ触媒
とチタン触媒の本発明の組み合わせを使用した実施例と比較した。
【0038】 比較例1 この例は、テレフタル酸ビス(3−ヒドロキシプロピル)を生成するためにエ
ステル化触媒としてn−ブチルスズ酸のみを使用したテレフタル酸の1,3−プ
ロパンジオールとのエステル化反応を例示する。
【0039】 スターラーを装着した250mlのフラスコに、1,3−プロパンジオール:
テレフタル酸(TPA)のモル比が1.6:1となるように、テレフタル酸(T
PA)の66.5g、1,3−プロパンジオールの48.7g、およびn−ブチ
ルスズ酸の35mg(TPAを基準として298ppmのスズ)を充填した。次
にフラスコを窒素でパージし、フラスコの内容物をかきまぜながら加熱した。温
度が約210℃に到達すると水が発生し始めた。温度を210℃に保持し、エス
テル化反応の終点を示す透明溶液に到達するまで3時間を要した。
【0040】 比較例2 この例は、エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸(TPAを基準として14
9ppmのスズ)を使用したテレフタル酸の1,3−プロパンジオールとのエス
テル化反応を例示する。エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸の17.4mg
を使用した以外は比較例1の手順に従った。透明溶液に到達するのに4.5時間
を要した。
【0041】 エステル化の完了したところで、得られたモノマーを、250℃の温度と0.
2mmHgの圧力下において、TPAを基準にして追加の62ppmのチタンの
存在下で、同一反応容器内で重合した。そのポリ(トリメチレンテレフタレート
)樹脂の色と固有粘度(IV)を表1に示す。
【0042】 比較例3 この例は、エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸(TPAを基準として99
ppmのスズ)を使用したテレフタル酸の1,3−プロパンジオールとのエステ
ル化反応を例示する。エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸の11.6mgを
使用した以外は比較例1の手順に従った。透明溶液に到達するのに210℃で5
.5時間を要した。
【0043】 比較例4 この例は、エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸(TPAを基準として62
ppmのスズ)を使用したテレフタル酸の1,3−プロパンジオールとのエステ
ル化反応を例示する。エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸の7.2mgを使
用した以外は比較例1の手順に従った。透明溶液に到達するのに210℃で9時
間を要した。
【0044】 比較例5 この例は、触媒を存在させないテレフタル酸の1,3−プロパンジオールとの
エステル化反応を例示する。触媒を使用しなかった以外は比較例1の手順に従っ
た。透明溶液に到達するのに210℃で16時間を越える時間を要した。
【0045】 比較例6 この例は、エステル化触媒としてテトライソプロピルチタネート(TPAを基
準として62ppmのTi)を使用したテレフタル酸の1,3−プロパンジオー
ルとのエステル化反応を例示する。エステル化触媒としてテトライソプロピルチ
タネートの24.4mgを使用した以外は比較例1の手順に従った。透明溶液に
到達するのに210℃で7.5時間を要した。
【0046】 実施例1 この例では、エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸(TPAを基準として3
1ppmのスズ)およびテトライソプロピルチタネート(TPAを基準として6
2ppmのTi)の組み合わせを使用したテレフタル酸の1,3−プロパンジオ
ールとのエステル化反応を例示する。エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸の
3.6mgおよびテトライソプロピルチタネートの24.4mgを使用した以外
は比較例1の手順に従った。エステル化反応の終点を示す透明溶液に到達するま
でに210℃で6時間45分を要した。
【0047】 実施例2 この例は、エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸(TPAを基準として99
ppmのスズ)およびテトライソプロピルチタネート(TPAを基準として62
ppmのTi)の組み合わせを使用したテレフタル酸の1,3−プロパンジオー
ルとのエステル化反応を例示する。エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸の1
1.6mgおよびテトライソプロピルチタネートの24.4mgを別々に加えた
以外は比較例1の手順に従った。透明溶液に到達するのに210℃で4時間15
分を要した。その後、得られたモノマーを、250℃の温度と0.2mmHgの
圧力で、何らの追加の触媒も用いずに、同一反応容器内で重合した。そのポリ(
トリメチレンテレフタレート)樹脂の色とIVを表1に示す。
【0048】 実施例3A この例は、エステル化触媒としてn−ブチルスズ酸(TPAを基準として99
ppmのスズ)およびテトライソプロピルチタネート(TPAを基準として62
ppmのTi)を予め混合した溶液を使用したテレフタル酸の1,3−プロパン
ジオールとのエステル化反応を例示する。エステル化触媒としてn−ブチルスズ
酸の11.6mgおよびテトライソプロピルチタネートの24.4mgを室温で
1,3−プロパンジオール中に予め混合して使用した以外は比較例1の手順に従
った。透明溶液に到達するのに210℃で3時間10分を要した。
【0049】 エステル化の完了したところで、得られたモノマー、テレフタル酸ビス(3−
ヒドロキシプロピル)を、250℃の温度と0.2mmHgの圧力で、追加の触
媒なしで、同一容器内で重合した。得られたポリ(トリメチレンテレフタレート
)樹脂は、0.78dl/gのIVおよび230℃の融点(示差走査熱量計、D
SC、の吸熱のピークとして測定)を有していた。
【0050】 実施例3B 実施例3Aの手順を繰り返した。透明溶液に到達するのに210℃で3時間1
5分を要した。重合後、得られたポリ(トリメチレンテレフタレート)樹脂は、
0.89dl/gの固有粘度を有していた。
【0051】 表1に上記の例の結果をまとめた。エステル化反応中に使用した触媒濃度は、
TPAの重量に対する百万分率(ppm)またはTPA1kg当たりの触媒のm
gとして表中に示されている。
【0052】
【表1】
【0053】 結果は、本発明方法(実施例1)のプレポリマーのスズ含量が、比較例4と比
較して50%まで減少しており、一方反応時間は25%まで短縮されることを示
している。本発明の方法が低いスズ含量で反応速度を増大することが実証された
【0054】 結果は、また、本発明方法(実施例2)のプレポリマーのスズ含量が、比較例
2と比較して3分の1まで減少しており、一方反応速度および製品の色も改良さ
れたことを示している。
【0055】 結果は、さらに、本発明方法が、本発明の触媒を予め混合したとき、既知の方
法を越えて大幅に改良されることを示している。実施例3A及び3Bは、実施例
2と比較すると、スズ触媒とチタン触媒を予め混合しておくことにより、試験し
た中では、最も反応時間が短くなり、最高のL値と最低のb値並びに最高のIV
を有するポリマーが生成されたことを示している。
【0056】 以上のことをまとめてみると、本発明の触媒、すなわち、スズ触媒およびチタ
ン触媒の組み合わせは、個々の触媒成分よりもエステル化を早く完了させ、それ
によってエステル化に必要な時間と温度を最低限にする。本発明の製品は、低い
スズ濃度を有する高品質の、3GTのようなポリエステルである。スズ化合物の
濃度が高いとポリマーの変色と分解並びに多量の副生物の形成を引き起こす。さ
らに、本発明の触媒は、エステル化と重縮合の両方に使用することができ、それ
によって、重縮合段階中での別の触媒の必要性が除かれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユァンフェン リァン アメリカ合衆国 19317 ペンシルベニア 州 チャッズ フォード コンコード ク ロッシング レーン 9 (72)発明者 ドナルド エドワード パッツーク アメリカ合衆国 19711 デラウェア州 ニューアーク フォージ ロード 11 Fターム(参考) 4J029 AA03 AB04 AB07 BA03 BA04 BA05 BA08 BF09 CA04 CA05 CA06 CB04A CB05A CB06A CC05A JF321 JF371

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒の存在下で酸を1,3−プロパンジオールと接触させる
    ことを含む方法であって、前記触媒がスズおよびチタンを含むことを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 前記接触の前に前記スズおよびチタンを混合することを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記接触の前に該スズおよびチタンを溶媒中で混合すること
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 1,3−プロパンジオール対前記酸のモル比が1.1:1か
    ら2.2:1までの範囲にあることを特徴とする請求項1、2または3に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記方法が155℃から250℃までの範囲の温度で行われ
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記スズが前記酸の重量を基準として10ppmと100p
    pmの間の量で存在することを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 前記酸が、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカル
    ボン酸、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、グルタル酸、またはそれらの2以上
    の組み合わせであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記酸がテレフタル酸またはナフタレンジカルボン酸である
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 該チタンが前記酸の重量を基準として10ppmから200
    ppmの量で存在することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 前記方法が前記酸を前記1,3−プロパンジオールおよび
    第2のグリコールと接触することを含むことを特徴とする請求項1から9のいず
    れか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第2のグリコールが、エチレングリコール、プロピレ
    ングリコール、イソプロピレングリコール、ブチレングリコール、1−メチルプ
    ロピレングリコール、ペンチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
    レングリコール、またはこれらの2以上の組み合わせであることを特徴とする請
    求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項8または9に記載の方法によって製造される、テレ
    フタル酸ビス(3−ヒドロキシプロピル)またはそのオリゴマーを含むことを特
    徴とする組成物。
  13. 【請求項13】 前記組成物が前記テレフタル酸ビス(3−ヒドロキシプロ
    ピル)またはそのオリゴマーであることを特徴とする請求項13に記載の組成物
JP2001558127A 2000-02-08 2000-08-10 1,3−プロパンジオールをエステル化する方法 Expired - Fee Related JP4928698B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/500,340 US6255442B1 (en) 2000-02-08 2000-02-08 Esterification process
US09/500,340 2000-02-08
PCT/US2000/021782 WO2001058983A1 (en) 2000-02-08 2000-08-10 Process for esterifying 1,3-propanediol

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003522264A true JP2003522264A (ja) 2003-07-22
JP4928698B2 JP4928698B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=23988979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001558127A Expired - Fee Related JP4928698B2 (ja) 2000-02-08 2000-08-10 1,3−プロパンジオールをエステル化する方法

Country Status (11)

Country Link
US (2) US6255442B1 (ja)
EP (1) EP1165651A1 (ja)
JP (1) JP4928698B2 (ja)
KR (1) KR100800955B1 (ja)
CN (1) CN1162458C (ja)
AR (1) AR025862A1 (ja)
BR (1) BR0011155A (ja)
CA (1) CA2366515C (ja)
MX (1) MXPA01010155A (ja)
TR (1) TR200102882T1 (ja)
WO (1) WO2001058983A1 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR0013557A (pt) * 1999-08-25 2002-04-09 Du Pont Processo para a preparação de poli(tereftalato de trimetileno)
US6951954B1 (en) 2000-02-11 2005-10-04 E.I. Du Pont De Nemours And Company Continuous process for producing bis(3-hydroxypropyl) terephthalate
BR0017106B1 (pt) * 2000-02-11 2010-07-27 processo contìnuo para a produção do poli(trimetileno tereftalato).
EP1183409B1 (en) 2000-03-03 2005-11-16 E.I. Du Pont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate) yarn
US6287688B1 (en) * 2000-03-03 2001-09-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Partially oriented poly(trimethylene terephthalate) yarn
US6383632B2 (en) 2000-03-03 2002-05-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fine denier yarn from poly (trimethylene terephthalate)
KR100456729B1 (ko) * 2001-09-27 2004-11-10 주식회사 효성 카치온 염료 가염성 폴리트리메틸렌 테레프탈레이트코폴리머의 제조방법
DE60318028T2 (de) * 2002-06-13 2008-11-27 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Polytrimethylenterephthalatharz
US6841505B2 (en) * 2002-07-26 2005-01-11 E..I. Du Pont De Nemours And Company Titanium-zirconium catalyst compositions and use thereof
US7052764B2 (en) * 2002-12-19 2006-05-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Shaped articles comprising poly[(trimethylene-co-dianhydrosugar ester) dicarboxylate] or poly(trimethylene-co-dianhydro-dicarboxylate with improved stability
AU2003243763A1 (en) * 2002-12-23 2004-07-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate) bicomponent fiber process
US7084311B2 (en) * 2003-05-06 2006-08-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Hydrogenation of chemically derived 1,3-propanediol
US7323539B2 (en) 2003-05-06 2008-01-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polytrimethylene ether glycol and polytrimethylene ether ester with excellent quality
US7342142B2 (en) * 2003-05-06 2008-03-11 E.I. Du Pont De Nemours And Company Hydrogenation of polytrimethylene ether glycol
US20070035057A1 (en) * 2003-06-26 2007-02-15 Chang Jing C Poly(trimethylene terephthalate) bicomponent fiber process
US20050147784A1 (en) * 2004-01-06 2005-07-07 Chang Jing C. Process for preparing poly(trimethylene terephthalate) fiber
US20080132714A1 (en) * 2004-06-18 2008-06-05 Hillshafer D Kip Manufacture of Esters Using a Multiple Catalyst Approach
US20060009103A1 (en) * 2004-07-08 2006-01-12 Singtex Industrial Co. , Ltd. Air permeable and waterproof stretchable woven fabric
US20060041039A1 (en) * 2004-08-20 2006-02-23 Gyorgyi Fenyvesi Fluorescent poly(alkylene terephthalate) compositions
US7357985B2 (en) * 2005-09-19 2008-04-15 E.I. Du Pont De Nemours And Company High crimp bicomponent fibers
US7666501B2 (en) * 2005-12-07 2010-02-23 E. I. Du Pont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate)/poly(alpha-hydroxy acid) bi-constituent filaments
US20070128459A1 (en) * 2005-12-07 2007-06-07 Kurian Joseph V Poly(trimethylene terephthalate)/poly(alpha-hydroxy acid) films
US20070203323A1 (en) * 2006-02-10 2007-08-30 Gyorgyi Fenyvesi Food compositions comprising biologically-based biodegradable 1,3-propanediol esters
US7943094B2 (en) 2006-12-07 2011-05-17 Grupo Petrotemex, S.A. De C.V. Polyester production system employing horizontally elongated esterification vessel
US20090043019A1 (en) * 2007-08-06 2009-02-12 Jing-Chung Chang Flame retardant polytrimethylene terephthalate composition
EP2403895A1 (en) * 2009-03-03 2012-01-11 E. I. du Pont de Nemours and Company Poly(trimethylene terephthalate) pellets with reduced oligomers and method to measure oligomer reduction
CN102702497B (zh) * 2012-06-07 2014-03-05 昆山天洋热熔胶有限公司 一种聚酯催化剂的制备方法
KR102191438B1 (ko) * 2014-08-26 2020-12-15 에스케이케미칼 주식회사 부산물의 함량이 낮은 폴리(트리메틸렌 테레프탈레이트)의 제조 방법
CN109369900A (zh) * 2018-06-29 2019-02-22 南京大学扬州化学化工研究院 一种用于聚酯合成的催化剂的制备方法及其应用

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4018708A (en) * 1975-12-29 1977-04-19 Basf Wyandotte Corporation Tin-titanium complexes as esterification/transesterification catalysts
JPH037728A (ja) * 1990-05-01 1991-01-14 Teijin Ltd ポリエステルの製造方法
JPH0753464A (ja) * 1989-12-08 1995-02-28 E I Du Pont De Nemours & Co ジ酸をグリコールで直接エステル化する反応の速度を増加させる方法
WO1998015559A1 (en) * 1996-10-09 1998-04-16 E.I. Du Pont De Nemours And Company Soluble mono-alkyl stannoic acid catalyst and its use in preparing high molecular weight polyesters

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3056818A (en) 1955-10-13 1962-10-02 Goodrich Co B F Titanium and zirconium esterification catalysts
JPS5530010B2 (ja) 1973-11-19 1980-08-07
US4020010A (en) 1975-12-29 1977-04-26 Basf Wyandotte Corporation Tin titanium complexes as esterification/transesterification catalysts
US4611049A (en) 1984-06-07 1986-09-09 Teijin Limited Process for producing aromatic polyester
US5340909A (en) 1991-12-18 1994-08-23 Hoechst Celanese Corporation Poly(1,3-propylene terephthalate)
US5434239A (en) 1993-10-18 1995-07-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Continuous polyester process
US5510454A (en) 1995-01-20 1996-04-23 E. I. Du Pont De Nemours And Company Production of poly(ethylene terephthalate)
US5811496A (en) 1995-12-21 1998-09-22 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process for polymerization of polyester oligomers
US5540868A (en) 1995-01-20 1996-07-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for pellet formation from amorphous polyester
US5633018A (en) 1995-01-20 1997-05-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Apparatus for forming crystalline polymer pellets
JPH08232117A (ja) 1995-02-23 1996-09-10 Nippon Ester Co Ltd ポリエステル極細糸
JP3483349B2 (ja) 1995-05-16 2004-01-06 日本エステル株式会社 熱可塑性ポリエステル樹脂
JPH08325391A (ja) 1995-05-30 1996-12-10 Nippon Ester Co Ltd 柔軟性ポリエステルフィルム
WO1997021754A1 (en) 1995-12-14 1997-06-19 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process of making polyester prepolymer
AR004241A1 (es) 1995-12-22 1998-11-04 Du Pont Composicion y particulas de poli(trimetilen-tereftalato) modificado o no modificado y procesos para cristalizar dicha composicion y para la polimerizacion en estado solido de la misma
US5670606A (en) 1996-01-05 1997-09-23 E. I. Du Pont De Nemours And Compant Crystalline form of poly(ethylene 2,6-naphthalate) and a method for its production
US5677415A (en) 1996-03-28 1997-10-14 E. I. Du Pont De Nemours And Company Apparatus and process for a polycondensation reaction
US5663281A (en) 1996-07-30 1997-09-02 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for preparing high molecular weight polyesters
US6093786A (en) 1996-11-27 2000-07-25 Shell Oil Company Process for preparing polytrimethylene terephthalate
ZA9710542B (en) 1996-11-27 1999-07-23 Shell Int Research Modified 1,3-propanediol-based polyesters.
US5990265A (en) 1997-06-23 1999-11-23 E. I. Du Pont De Nemours And Company Production of poly(trimethylene terephthalate)
US5840957A (en) 1998-03-16 1998-11-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Transesterification process using lanthanum compound catalyst
AU3565199A (en) 1998-04-17 1999-11-08 E.I. Du Pont De Nemours And Company Catalytic composition comprising a titanium compound, an amine and a phosphorus compound; preparation and use thereof
US6245844B1 (en) 1998-09-18 2001-06-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Nucleating agent for polyesters
DE69905856T2 (de) * 1999-04-22 2003-12-18 Zimmer Ag Verfahren zur Herstellung von Polytrimethylenterephthalat (PTT)

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4018708A (en) * 1975-12-29 1977-04-19 Basf Wyandotte Corporation Tin-titanium complexes as esterification/transesterification catalysts
JPH0753464A (ja) * 1989-12-08 1995-02-28 E I Du Pont De Nemours & Co ジ酸をグリコールで直接エステル化する反応の速度を増加させる方法
JPH037728A (ja) * 1990-05-01 1991-01-14 Teijin Ltd ポリエステルの製造方法
WO1998015559A1 (en) * 1996-10-09 1998-04-16 E.I. Du Pont De Nemours And Company Soluble mono-alkyl stannoic acid catalyst and its use in preparing high molecular weight polyesters

Also Published As

Publication number Publication date
CA2366515C (en) 2011-01-11
US6426398B2 (en) 2002-07-30
BR0011155A (pt) 2002-09-17
CN1162458C (zh) 2004-08-18
EP1165651A1 (en) 2002-01-02
KR100800955B1 (ko) 2008-02-04
WO2001058983A1 (en) 2001-08-16
TR200102882T1 (tr) 2002-08-21
CN1353730A (zh) 2002-06-12
KR20010112407A (ko) 2001-12-20
AR025862A1 (es) 2002-12-18
CA2366515A1 (en) 2001-08-16
JP4928698B2 (ja) 2012-05-09
US20010016642A1 (en) 2001-08-23
MXPA01010155A (es) 2002-04-24
US6255442B1 (en) 2001-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4928698B2 (ja) 1,3−プロパンジオールをエステル化する方法
JP3476833B2 (ja) 中性色相、高透明度及び増加した明るさを示す、テレフタル酸、エチレングリコール及び1,4―シクロヘキサンジメタノールのコポリエステルの製造方法
US5714570A (en) Method for the preparation of polyester by use of composite catalyst
US20020028904A1 (en) Crystalline polyester resins and processes for their preparation
JP2514759B2 (ja) 色調のすぐれたポリエステルの製造方法
HU214670B (hu) Eljárás homopoliészterek és kopoliészterek előállítására és azok alkalmazásai
KR100967769B1 (ko) 티타늄-지르코늄 촉매 조성물 및 그의 용도
KR100389291B1 (ko) 폴리에스테르계 중합체의 제조 방법
US6258925B1 (en) Polyester polycondensation with titanyl oxalate catalyst and a catalyst enhancer
JPH0429688B2 (ja)
JP2541792B2 (ja) ポリエステルの製造方法
EP0287840B1 (en) Process for producing polyesters using a niobium compound as a catalyst
JPH08208816A (ja) ポリブチレンテレフタレート系ポリマーの製造方法
JPS6159335B2 (ja)
JP3873428B2 (ja) ポリブチレンテレフタレートの製造法
JPH11130856A (ja) ポリエステル樹脂の製造方法
KR970009428B1 (ko) 폴리에스테르의 제조방법
JP2531584B2 (ja) ポリエステルの製造方法
KR0122004B1 (ko) 폴리에스테르의 제조방법
KR0122003B1 (ko) 폴리에스테르의 제조방법
JPS62235325A (ja) ポリエステル−ポリエ−テル共重合体の製造方法
KR101445242B1 (ko) 폴리에스테르 제조용 촉매 조성물, 및 이를 이용한 폴리에스테르의 제조 방법
JPS62235326A (ja) ポリエステル−ポリエ−テル共重合体の製造法
JPH0742349B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JPS6115088B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070808

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120213

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4928698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees