JP2003517472A - 自己免疫疾患を治療するための3−メチレンステロイド誘導体 - Google Patents

自己免疫疾患を治療するための3−メチレンステロイド誘導体

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JP2003517472A JP2001541008A JP2001541008A JP2003517472A JP 2003517472 A JP2003517472 A JP 2003517472A JP 2001541008 A JP2001541008 A JP 2001541008A JP 2001541008 A JP2001541008 A JP 2001541008A JP 2003517472 A JP2003517472 A JP 2003517472A
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プレイト,ラルフ
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アクゾ・ノベル・エヌ・ベー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、関節炎疾患および/または自己免疫疾患を治療するための一般式(1)を有する3−メチレンステロイド誘導体またはそのプロドラッグに関する。[式中、RはHであるかRと一緒にβ−エポキシドを形成するか、5−10または4−5二重結合がある場合にはRは存在せず;Rは(C〜C)アルキルまたはCFであり;RはβH、βCHであるかRと一緒にβ−エポキシドを形成するか、5−10二重結合がある場合にはRは存在せず;RはH、低級アルキルであり;Yは[H,H]、[OH,H]、=O、[OH,低級アルキル]、[OH,(C〜C)アルケニル]、[OH,(C〜C)アルキニル]または(C〜C)アルキリデン[前記アルキル、アルケニル、アルキニルおよびアルキリデンは場合によってハロゲン化されている。]、または=NOR[RはH、低級アルキルである。]であり;点線は任意二重結合を表す。] 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、治療効果を有する新しい3−メチレンステロイド誘導体および3−
アルキリデンステロイドを含む医薬品の調製に関する。
【0002】 ステロイド骨格の3位にメチレン置換基を有するステロイドおよび1−2また
は4−5二重結合を有するステロイドは治療的使用に有用であることが知られて
おり、特許請求の範囲に記載されている(それぞれ、BE696,235および
BE654,772)。推定される医療適用は、タンパク同化、エストロゲンお
よびプロゲストゲン作用のためである。これらの化合物はいずれもこのような使
用法への期待にこたえてこなかったし、他の領域における医薬としての有用性も
期待されていなかったが、多くの疾患は依然として、現在市販されている薬物に
よって不十分な治療がなされているままである。特に、慢性関節リウマチおよび
自己免疫疾患などの免疫系の疾患はより優れた薬物を必要としている。コルチコ
ステロイド剤はこれらの疾患の治療に一部役立つが、有効性および副作用の数ま
たは重症度の双方に関して改良が必要である。
【0003】 本発明は、3−メチレンステロイド誘導体およびそのプロドラッグを提供し、
ステロイド誘導体は以下の一般式1を有する。
【0004】
【化3】 [式中、 RはHであるかRと一緒にβ−エポキシドを形成するか、5−10または4
−5二重結合がある場合にはRは存在せず、 Rは(C〜C)アルキルまたはCFであり、 RはβH、βCHであるかRと一緒にβ−エポキシドを形成するか、5−
10二重結合がある場合にはRは存在せず、 RはH、低級アルキルであり、 Yは[H,H]、[OH,H]、=O、[OH,低級アルキル]、[OH,(C 〜C)アルケニル]、[OH,(C〜C)アルキニル]または(C
)アルキリデン[前記アルキル、アルケニル、アルキニルおよびアルキリデ
ンは場合によってハロゲン化されている。]、または=NOR[RはH、低
級アルキルである。]である。] 点線は任意二重結合を表す。
【0005】 本発明による好ましい化合物は、RがHであり、Yが[OH,H]、=O、
[OH,低級アルキル]、[OH,(C〜C)アルケニル]、[OH,(C 〜C)アルキニル]または(C〜C)アルキリデン[前記アルキル、ア
ルケニル、アルキニルおよびアルキリデンは場合によってハロゲン化されていて
もよい。]である化合物である。
【0006】 本明細書では、用語は以下の意味を有する。
【0007】 低級アルキルは、ヘキシル、イソブチル、三級ブチル、プロピル、イソプロピ
ル、エチル、およびメチルのような好ましくは1〜6個の炭素原子を有する分枝
または非分枝アルキル基である。1〜3個の炭素原子を有するアルキル基が最も
好ましい。
【0008】 (C〜C)アルキルは、例えばメチル、エチル、イソプロピル、ブチル、
sec−ブチル、tert−ブチルなどの1〜5個の炭素原子を有する分枝また
は非分枝アルキル基である。1〜3個の炭素原子を有するアルキル基が好ましい
【0009】 (C〜C)アルケニルは、エテニル、2−ブテニルなどの2から5個の炭
素原子を有する分枝または非分枝アルケニル基である。2〜3個の炭素原子を有
するアルケニル基が好ましい。
【0010】 (C〜C)アルキニルは、エチニルおよびプロピニルなどの2〜5個の炭
素原子を有する分枝または非分枝アルキニル基である。2〜3個の炭素原子を有
するアルキニル基が好ましい。
【0011】 (C〜C)アルキリデンは、メテニル、ブチリデンなどの1〜5個の炭素
原子を有する分枝または非分枝アルキリデン基である。2〜3個の炭素原子を有
するアルキリデン基が好ましい。
【0012】 ハロゲンはフッ素、塩素、臭素、およびヨウ素である。
【0013】 プロドラッグは、治療のためにレシピエントの体内で本発明の化合物を生成す
るように設計された化合物である。一般的に、このようなプロドラッグは17−
水酸基のエステルまたはエーテルであってよい。
【0014】 本発明の好ましい実施形態は、5−10二重結合を有する前述の化合物である
。化合物(7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグン−
5(10)−エン−20−イン−17−オールが最も好ましい。化合物(7α,
17β)−7α−メチル−3−メチレン−4−エストレン−17−オール、(7
α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグン−4−エン−1
7−オール、(7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19,21−ジノ
ルプレグン−4−エン−17−オール、(7α)−17−ケト−7−メチル−3
−メチレン−4−エストレン、(7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−
19−ノルプレグン−4−エン−20−イン−17−オール、17β−ヒドロキ
シ−7α−メチル−3−メチレン−17α−プロペン−2−イル−4−エストレ
ン、および17β−ヒドロキシ−7α−メチル−3−メチレン−17α−ブテン
−2−イル−4−エストレンは本発明から除外する。この放棄はBE696,2
35の開示と関係している。
【0015】 本発明のエポキシド化合物(RとRが一緒になってβ−O−を形成する)
は、記号が上記で定義した意味を有している式2を有する化合物のメタ−クロロ
ペルオキシ安息香酸による酸化によって調製することができる。
【0016】
【化4】
【0017】 本発明の化合物中の3−メチレン基は、Yが=Oではないことを除き上記で
定義したYと同じであり、他の記号が上記で定義した意味を有する式3によって
特徴付けられる対応する3−ケト前駆体ステロイドとの臭化メチルトリフェニル
ホスホニウムおよびカリウムt−ブトキシドを用いるウィッティヒ反応を行うこ
とによって得ることができる。
【0018】
【化5】
【0019】 本発明の17−アルキリデン化合物は、式4による17−ケト誘導体の3−ケ
タール誘導体(記号は上記で定義した意味を有する)の臭化メチルトリフェニル
ホスホニウムとのウィッティヒ反応と、続く3−ケタール官能基の加水分解によ
って調製することができる。本発明の17位にY=H、Hを有する化合物(式2
)は、式4の3−ケタール化合物(記号は上記で定義した意味を有する)の17
−ケト部分のウォルフ−キシュナー還元によって調製することができる。本発明
の17−オキシム誘導体は、17−ケト基(式4)のヒドロキシルアミン誘導体
との縮合によって調製することができる。本発明の16−アルキル化合物は、1
7−ケト化合物(Y=O、式4)の16位のアルキル化によって調製することが
できる。
【0020】
【化6】
【0021】 出発化合物を転換するための上記に示した試薬および化合物と反応させる方法
は当技術分野で知られているが、調製すべき化合物の群について本発明の化合物
を得るためには用いられていない。出発材料は、文献に記載された方法によって
得ることができる。具体的に関連する参考文献はVan Vliet他のRec
l.Trav.Chim.Pays−Bas;EN;105;4;1986;1
11〜115であり、その本文を参照により本明細書に組み込む。この参考文献
中には特に、式3の17−アルキル−3−ケト−誘導体(Yは[OH、低級ア
ルキル]であり、他の記号は上記で定義した意味を有する)は、式3の化合物(
は[OH、アルケニル]または[OH、アルキニル]であり、他の記号は上
記で定義した意味を有する)の例えばPtO/Hによる接触水素化によって
得られることが記載されている。式5の誘導体は、式6の4−エン−3−オン誘
導体のバーチ還元後に生成する化合物の混合物からの精製によって得ることがで
きる(式5および式6中の記号は上記で定義した意味を有する。)。
【0022】
【化7】
【0023】 式6の4−エン−3−オン誘導体(RはHであり、他の記号は上記で定義し
た意味を有する)は、二重結合異性化により式7の化合物から得ることができる
(van Vliet他1986年に記載の方法による)。
【0024】
【化8】
【0025】 式6の4−エン−3−オン誘導体(Rはメチルであり、他の記号は上記で定
義した意味を有する)は、Grunwell他、Steroids、27巻、7
59〜771ページ、1976年に記載の方法に従って得ることができ、その発
表を参照により本明細書に組み込む。
【0026】 出発材料として式7の化合物を得るための別の方法はvan Vliet他1
986年によって記載されたように調製することができる。
【0027】 式1によって定義される化合物の使用は、哺乳動物における免疫調節のためで
ある。本発明の化合物は特に、慢性関節リウマチ(RA)などの関節炎疾患なら
びにシェーグレン症候群および全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免
疫疾患(AID)の治療に使用することができる。本発明の化合物はまた、この
ような疾患に予防的に使用することができる。さらに、本発明による化合物は、
活性成分として本発明の化合物を含む医薬の調製に使用することができる。
【0028】 本発明はまた、Gennaro他、Remmington′s Pharma
ceutical Sciences(第18版、Mack publishi
ng Company、1990年、特にPart 8:Pharmaceut
ical Preparations and Their Manufact
ureを参照されたい)などに記載の1種類または複数の薬剤として許容される
補助剤と混合した本発明によるステロイド化合物を含む薬剤組成物に関する。本
発明による1種類または複数のステロイド化合物と1種類または複数の薬剤とし
て許容される補助剤の混合物は、圧縮して丸剤、錠剤などの固体用量単位とする
か、カプセル剤または坐剤に加工することができる。薬剤として適当な液体によ
り、化合物を溶液、懸濁液、乳濁液の形の注射用調製物として、またはスプレー
、例えば鼻腔用スプレーとして投与することができる。用量単位、例えば錠剤を
製造するためには、増量剤、着色料、ポリマー結合剤などの従来の添加物を使用
することが企図されている。一般的には、活性化合物の機能を妨害しない薬剤と
して許容される添加物はどれでも使用することができる。本発明のステロイド化
合物はまた、徐放のためのインプラント、パッチ、ジェル、および他のいかなる
調製物にも含めることができる。組成物と一緒に投与することができる適当な坦
体には、適当な量で使用される乳糖、デンプン、セルロース誘導体など、または
それらの混合物が含まれる。
【0029】 他の態様において、本発明は、哺乳動物の免疫系を調節するための薬物を製造
するための本発明によるステロイド化合物の使用に関する。より具体的には、本
発明は、慢性関節リウマチ(RA)などの関節炎疾患ならびにシェーグレン症候
群および全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患(AID)を治
療するための薬物を製造するための本発明によるステロイド化合物の使用に関す
る。このような薬物はまた、このような疾患の予防的使用のために調製すること
ができる。特に、様々な国々の保健機関の規制に準拠することによってヒトの治
療に適当な医薬が製造されることが好ましい。3−メチレンステロイド化合物、
(7α,17β)−7α−メチル−3−メチレン−4−エストレン−17−オー
ル、(7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグン−4−
エン−17−オール、(7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19,2
1−ジノルプレグン−4−エン−17−オール、(7α)−17−ケト−7−メ
チル−3−メチレン−4−エストレン、(7α,17α)−7−メチル−3−メ
チレン−19−ノルプレグン−4−エン−20−イン−17−オール、17β−
ヒドロキシ−7α−メチル−3−メチレン−17α−プロペン−2−イル−4−
エストレン、および17β−ヒドロキシ−7α−メチル−3−メチレン−17α
−ブテン−2−イル−4−エストレンの使用が本発明の範囲内に含まれる。
【0030】 さらに、本発明は、慢性関節リウマチ(RA)などの関節炎疾患ならびにシェ
ーグレン症候群および全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患(
AID)の治療であって、前述の化合物を患者に(適当な薬剤剤形で)投与する
ことを含む治療に関する。
【0031】 本ステロイドの投与量は、治療の必要な対象の1投与当たり0.001から1
00mgまでの範囲とする。すなわち、本発明の化合物を実際に使用する場合の
用量単位は0.001から100mgまでの範囲の量の活性成分を含有すること
ができる。
【0032】 本発明の化合物の免疫調節特性は、以下の手順で立証し使用することができる
【0033】 遅延型過敏症(DTH)法では、免疫反応の発生に対する化合物の効果をマウ
スで観察することができる(詳細は実施例16)。手短に言えば、化合物を毎日
投与し、続いてアジュバント中の抗原で動物を免疫化する。7日後、抗原を局所
的に(主に足に)注射することにより動物を局所的に抗原投与し、抗原の沈着に
反応して続いて発生する局所的腫脹を測定する。この腫脹の程度は、誘発する抗
原に対する免疫応答の発生に関連している。この腫脹の発生に対する本発明の化
合物の阻害作用は、処置群とプラセボ処置群を比較することによって測定するこ
とができる。参考処置としては、糖質コルチコイドの投与を使用することができ
る。
【0034】 本発明の化合物の効果はまた、関節炎マウスでもテストした。
【0035】 この手順では、アジュバント中のII型コラーゲン、主にウシ軟骨のコラーゲ
ンでマウスを免疫化する。3週間後に同一の抗原による追加免疫を行う。追加免
疫反応から約7〜10日後に関節(特に後肢および前肢)の浮腫が観察できる。
この腫脹は急速に大きくなり、発赤、炎症および正常な機能の歪みにつながる。
X線解析により、正常な関節構造の破壊が観察できる。これらの関節を組織学的
に調べると、正常な軟骨構造の破壊につながる重篤な炎症が観察できる。観察さ
れる変化の程度をランク付けすることができる。さらに組織学的変化の程度もラ
ンク付けすることができる。
【0036】 さらに、本発明の化合物の効果は、非肥満性糖尿病(NOD)マウスで観察す
ることができる。
【0037】 この手順において、マウスは、ヒトインスリン依存性糖尿病(IDDM)およ
びシェーグレン症候群に似た症状のある自己免疫疾患を自然発症的かつ徐々に呈
する。シェーグレン症候群の特徴は唾液腺および涙腺における浸潤の発生である
。NODマウスでは特に、唾液腺に浸潤が徐々に発生するという特徴がある。本
発明の化合物は顎下腺におけるこれらの浸潤の発生を用量依存的に阻害する。
【0038】 IDDMの特徴は、膵臓における浸潤の発生であり、インスリンを産生するラ
ンゲルハンス島の破壊につながる。これらすべての島が徐々に破壊された後には
、もはやインスリン産生はなくなりIDDMが発現することになる。
【0039】 以下の実施例で本発明を例示する。
【0040】 実施例1 (7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグン−5(1
0)−エン−20−イン−17−オールの調製 撹拌したカリウムt−ブトキシド(7.9g、70.4mmol)の乾燥TH
F130ml溶液に、窒素雰囲気中で臭化メチルトリフェニルホスホニウム(2
6.4g、73.9mmol)を加えた。黄色の懸濁液を室温で45分間撹拌し
た。チボロン(tibolone)20g、64mmolの乾燥THF200m
l溶液を懸濁液に素早く(約30秒)加えるとわずかな発熱反応(20℃から3
3℃)が起きた。黄色の反応混合物を室温で30分間撹拌し、氷水(700ml
)に注加して酢酸エチル(700ml)で抽出した。有機層を水(300ml)
で洗浄し、乾燥して(NaSO)蒸発乾固すると、黄色の油41.8gが得
られた。溶出液としてトルエン/酢酸エチル95/5(v/v%)を用いるカラ
ムクロマトグラフィにより、(7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−1
9−ノルプレグン−5(10)−エン−20−イン−17−オール約90%およ
び異性体のΔ誘導体10%を含有する無色の油19.5gが得られた。溶媒と
してヘプタン/石油エーテルを用いる再結晶(3回)により、白色の固体として
標題化合物(6.44g、収率32%)が得られた、融点91.6℃。
【0041】 実施例2 (7α,17β)−7−メチル−3−メチレンエストル−5(10)−エン−
17−オールの調製 撹拌したカリウムt−ブトキシド(1.26g、11.2mmol)の乾燥T
HF20ml溶液に、窒素雰囲気中で臭化メチルトリフェニルホスホニウム(4
.21g、11.8mmol)を加えた。黄色の懸濁液を室温で45分間撹拌し
た。(7α,17β)−7−メチル−3−ケト−エストル−5(10)−エン−
17−オール(3.4g、11.8mmol)の乾燥THF25ml溶液を懸濁
液に素早く加えた。黄色の反応混合物を室温で30分間撹拌し、氷水に注加して
酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥して(NaSO)蒸発乾
固すると、黄色の油として標題化合物5.3gが得られた。溶出液としてトルエ
ン/酢酸エチル95/5(v/v%)を用いるカラムクロマトグラフィにより、
無色の油2.3gが得られた。ヘプタン/石油エーテルを用いる結晶化により、
白色の固体として(7α,17β)−7−メチル−3−メチレンエストル−5(
10)−エン−17−オール(1.47g、44%)が得られた、融点111.
8℃。
【0042】 実施例3 (5β,7α,17α)−5,10−エポキシ−7−メチル−3−メチレン−
19−ノルプレグン−20−イン−17−オールの調製 実施例1に従って得られた化合物(7α,17α)−7−メチル−3−メチレ
ン−19−ノルプレグン−5(10)−エン−20−イン−17−オール(39
0mg、1.26mmol)を窒素雰囲気中、乾燥ジクロロメタン15ml中で
撹拌した。溶液を0℃まで冷却し、メタ−クロロ過安息香酸(1.26mmol
、70%mcpba310mg)を加えた。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、
飽和チオ硫酸ナトリウム溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液および飽和塩化ナトリ
ウム溶液で洗浄し、乾燥して(NaSO)蒸発乾固すると、粗製の(5β,
7α,17α)−5,10−エポキシ−7−メチル−3−メチレン−19−ノル
プレグン−20−イン−17−オール450mgが得られた。溶出液としてヘプ
タン/酢酸エチル95/5(v/v%)を用いるカラムクロマトグラフィにより
、泡として精製された標題化合物(150mg、37%)が得られた。
【0043】 実施例4 (5β,7α,17β)−5,10−エポキシ−7−メチル−3−メチレンエ
ストラン−17−オールの調製 実施例2に従って得られた化合物(7α,17β)−7−メチル−3−メチレ
ンエストル−5(10)−エン−17−オール(350mg、1.22mmol
)を窒素雰囲気中、乾燥ジクロロメタン15ml中で撹拌した。溶液を0℃まで
冷却し、メタ−クロロ過安息香酸(1.22mmol、70%mcpba301
mg)を加えた。反応混合物を0℃で75分間撹拌し、飽和チオ硫酸ナトリウム
溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥
して(NaSO)蒸発乾固すると、粗製の(5β,7α,17β)−5,1
0−エポキシ−7−メチル−3−メチレンエストラン−17−オール370mg
が得られた。溶出液としてヘプタン/酢酸エチル95/5(v/v%)を用いる
カラムクロマトグラフィにより、さらに生成された標題化合物(230mg、6
3%)が得られた。ヘプタン/酢酸エチル95/5(v/v%)を用いる結晶化
により、白色の固体として精製された標題化合物(120mg、33%)が得ら
れた、融点125℃。
【0044】 実施例5 (5α,7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグン−
20−エン−17−オールの調製 撹拌したカリウムt−ブトキシド(196mg、1.75mmol)の乾燥T
HF2ml溶液に、窒素雰囲気中で臭化メチルトリフェニルホスホニウム(68
8mg、1.93mmol)を加えた。黄色の懸濁液を室温で45分間撹拌した
。(5α,7α,17α)−7−メチル−3−ケト−19−ノルプレグン−20
−エン−17−オール(220mg、0.7mmol)の乾燥THF3ml溶液
を懸濁液に素早く加えた。黄色の反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、氷水に
注加して酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥して(NaSO )蒸発乾固すると、油500mgが得られた。溶出液としてトルエン/酢酸エチ
ル95/5(v/v%)を用いるカラムクロマトグラフィにより、粗製の(5α
,7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグン−20−エ
ン−17−オール200mgが得られた。ヘプタンから結晶化することにより、
白色の固体として精製された標題化合物(120mg、55%)が得られた、融
点105℃。
【0045】 実施例6 (5α,7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグン−
20−イン−17−オールの調製 撹拌したカリウムt−ブトキシド(527mg、4.7mmol)の乾燥TH
F4ml溶液に、窒素雰囲気中で臭化メチルトリフェニルホスホニウム(1.8
5g、5.18mmol)を加えた。黄色の懸濁液を室温で45分間撹拌した。
(5α,7α,17α)−7−メチル−3−ケト−19−ノルプレグン−20−
イン−17−オール(590mg、1.88mmol)の乾燥THF8ml溶液
を懸濁液に素早く加えた。黄色の反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、氷水に
注加して酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥して(NaSO )蒸発乾固すると、油1.8gが得られた。溶出液としてトルエン/酢酸エチル
95/5(v/v%)を用いるカラムクロマトグラフィにより、粗製の(5α,
7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグン−20−イン
−17−オール590mgが得られた。ヘプタンから結晶化することにより、白
色の固体として精製された標題化合物(290mg、50%)が得られた、融点
97℃。
【0046】 実施例7 (5β,7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグナン
−17−オールの調製 撹拌したカリウムt−ブトキシド(1.62g、14.4mmol)の乾燥T
HF27ml溶液に、窒素雰囲気中で臭化メチルトリフェニルホスホニウム(5
.4g、15.1mmol)を加えた。黄色の懸濁液を室温で40分間撹拌した
。(5β,7α,17α)−7−メチル−3−ケト−19−ノルプレグナン−1
7−オール(4.56g、14.4mmol)の乾燥THF50ml溶液を懸濁
液に素早く加えた。黄色の反応混合物を室温で30分間撹拌し、氷水に注加して
酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥して(NaSO)蒸発乾
固すると、油8.2gが得られた。溶出液としてトルエン/酢酸エチル95/5
(v/v%)を用いるカラムクロマトグラフィにより(5β,7α,17α)−
7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグナン−17−オール(3.65g
、81%)が得られ、放置すると固化した、融点104℃。
【0047】 実施例8 (7α)−7−メチル−3,17−ジメチレンエストル−5(10)エンの調
製 撹拌したカリウムt−ブトキシド(680mg、6mmol)の乾燥THF2
5ml溶液に、窒素雰囲気中で臭化メチルトリフェニルホスホニウム(2.2g
、6mmol)を加えた。黄色の懸濁液を室温で30分間撹拌した。(7α)−
7−メチル−3−ケト−17−メチレンエストル−5(10)エン(850mg
、3mmol)の乾燥THF25ml溶液を懸濁液に素早く(約30秒)加える
とわずかな発熱反応が起きた。反応混合物を室温で30分間撹拌し、氷水(10
0ml)に注加して酢酸エチル(100ml)で抽出した。有機層を水(50m
l)で洗浄し、乾燥して(NaSO)蒸発乾固すると、無色の油として(7
α)−7−メチル−3,17−ジメチレンエストル−5(10)エン(680m
g、80%)が得られた。[α]+115゜(c0.185、エタノール)。
【0048】 実施例9 (7α,16α,17β)−7,16−ジメチル−3−メチレン−17−(1
−プロピニル)エストル−5(10)−エン−17−オールの調製 (7α)−3,3−ジメトキシ−7−メチルエストル−5(10)−エン−1
7−オン(1.5g、4.5mmol)および1,3−ジメチルー3,4,5,
6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMPU、1.2mL、9.9
mmol)の蒸留THF30mL溶液を、撹拌したリチウムビス(トリメチルシ
リル)アミド(LiHMDS、4.96mL、1MのTHF溶液)の蒸留THF
15mL溶液に窒素雰囲気中−40℃で約8分かけて加えた。反応混合物を−4
0℃で45分間撹拌した。ヨードメタン(730μL、11.7mmol)の蒸
留THF1mL溶液を加えて1時間撹拌し、温度を0℃まで温めた。水および飽
和塩化アンモニウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄
し、乾燥して(NaSO)蒸発乾固した。溶出液としてヘプタン/酢酸エチ
ル95/5(v/v%)を用いるカラムクロマトグラフィにより、(7α,16
α)−3,3−ジメトキシ−7,16−ジメチルエストル−5(10)−エン−
17−オン(990mg、収率65%)が得られた。
【0049】 プロピン(約4g、100mmol)を、−70℃でn−BuLi(9mL、
1.6Mヘキサン溶液)の乾燥THF19mL溶液に通して泡立てると発熱反応
が起きた(−70℃から−30℃まで)。(7α,16α)−3,3−ジメトキ
シ−7,16−ジメチルエストル−5(10)−エン−17−オン(990mg
、2.86mmol)の乾燥THF10mL溶液を窒素雰囲気中、白色の懸濁液
に約5分で加えた。反応混合物を45分間撹拌し、温度を室温までゆっくりと温
めた。水および飽和塩化アンモニウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を食塩水で洗浄し、乾燥して(NaSO)蒸発乾固すると、(7α,16
α,17β)−3,3−ジメトキシ−7,16−ジメチル−17−(1−プロピ
ニル)エストル−5(10)−エン−17−オールが得られた。シュウ酸(72
mg、0.57mmol)の水6mL溶液を、(7α,16α,17β)−3,
3−ジメトキシ−7,16−ジメチル−17−(1−プロピニル)エストル−5
(10)−エン−17−オール(2.86mmol)のエタノール25mL溶液
に加え、反応混合物を室温で45分間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウムの溶液
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥して(Na
)蒸発乾固した。溶出液としてヘプタン/酢酸エチル9/1(v/v%)を
用いるカラムクロマトグラフィにより、7α,(16α−17β)−7,16−
ジメチル−17−ヒドロキシ−17−(1−プロピニル)エストル−5(10)
−エン−3−オン(940mg、収率97%)が得られた。
【0050】 カリウムt−ブトキシド(470mg、4.2mmol)の乾燥トルエン31
mL懸濁液に、窒素雰囲気中で臭化メチルトリフェニルホスホニウム(1.7g
、4.7mmol)を加えた。反応混合物を還流温度で45分間撹拌した。反応
混合物を4℃まで冷却し、(7α,16α−17β)−7,16−ジメチル−1
7−ヒドロキシ−17−(1−プロピニル)エストル−5(10)−エン−3−
オン(940mg、2.76mmol)の乾燥トルエン39ml溶液を約10分
で加えた。反応混合物を4℃で20分間撹拌し、希釈塩化ナトリウムを加え、酢
酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥して(NaSO)蒸発
乾固した。溶出液としてヘプタン/酢酸エチル95/5(v/v%)を用いるカ
ラムクロマトグラフィにより、油として(7α,16α,17β)−7,16−
ジメチル−3−メチレン−17−(1−プロピニル)エストル−5(10)−エ
ン−17−オール(630mg、収率67%)が得られた。生成物をジオキサン
から凍結乾燥した。[α]+83゜(c0.15、エタノール)。
【0051】 実施例10 (7α,16α,17β)−16−エチル−7−メチル−3−メチレン−17
−(1−プロピニル)エストル−5(10)−エン−17−オールの合成 この化合物は、(7α)−3,3−ジメトキシ−7−メチルエストル−5(1
0)−エン−17−オンおよびヨウ化エチルから出発し、前述の方法に従って調
製した、[α]+54゜(c0.13、エタノール)。
【0052】 実施例11 (7α,17β)−7−メチル−3−メチレン−17−(1−プロピニル)エ
ストル−5(10)−エン−17−オールの合成 この化合物は、(7α)−3,3−ジメトキシ−7−メチルエストル−5(1
0)−エン−17−オンから出発し、前述の方法に従って調製した。[α]
80゜(c0.14、エタノール)。
【0053】 実施例12 (7α,16β,17β)−16−エチル−7−メチル−3−メチレン−17
−ノルプレグン−5(10)−エン−20−イン−17−オールの合成 この化合物は、(7α)−3,3−ジメトキシ−7−メチルエストル−5(1
0)−エン−17−オンから出発し、前述の合成に従って調製した。[α]
94゜(c0.10、エタノール)。
【0054】 実施例13 (7α)−3−メチレン−7−メチルエストル−5(10)−エンの調製 水酸化カリウム(1.5g、27mmol)およびヒドラジン1水和物(3m
l、62mmol)を、窒素雰囲気中室温で(7α)−3,3−ジメトキシ−7
−メチルエストル−5(10)−エン−17−オン(1g、3mmol)のジエ
チレングリコール17mL懸濁液に加えた。反応混合物を130℃で1時間、続
いて230℃で1時間および15分間加熱した。ディーンスタークトラップを用
い、水および過剰のヒドラジンを除去した。反応混合物を室温まで冷却し、水を
加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥して(NaSO )蒸発乾固すると、粗生成物(7α)−3,3−ジメトキシ−7−メチルエス
トル−5(10)−エンが得られ、これを前述の手順に従って(7α,16α,
17β)−7,16−ジメチル−3−メチレン−17−(1−プロピニル)エス
トル−5(10)−エン−17−オールに変換した、融点57℃。
【0055】 実施例14 (7α)−3−メチレン−7−メチルエストル−5(10)−エン−17−オ
ン O−メチルオキシムの合成 (7α)−3,3−ジメトキシ−7−メチルエストル−5(10)−エン−1
7−オン(100mg、0.3mmol)を、メトキシルアミン.HCl(10
0mg、1.2mmol)および酢酸ナトリウム(123mg、1.5mmol
)のMeOH6mL溶液に加えた。反応混合物を室温で3日間撹拌した。水およ
び飽和炭酸水素ナトリウムの溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩
水で洗浄し、乾燥して(NaSO)蒸発乾固すると、粗製の(7α)−3,
3−ジメトキシ−7−メチルエストル−5(10)−エン−17−オン O−メ
チルオキシムが得られ、これを前述の方法に従って(7α)−3−メチレン−7
−メチルエストル−5(10)−エン−17−オン O−メチルオキシムに変換
した、[α]+149゜(c0.11、エタノール)。
【0056】 実施例15 (7α)−3−メチレン−7−メチルエストル−5(10)−エン−17−オン
オキシムの合成 このオキシムは、前述の方法に従い(7α)−3,3−ジメトキシ−7−メチ
ルエストル−5(10)−エン−17−オンおよびヒドロキシルアミン.HCl
から調製した、融点149℃ 実施例16 遅延型過敏症(DTH)反応 実験開始時に約8週齢の8匹の雌性Balb/c(Harlan、Zeist
、The Netherlands)マウスの群を用いた。これらのマウスを標
準的条件の下でMacrolonケージで飼育し、実験開始前に3〜5日間馴化
させた。この群に化合物あるいはプラセボを投与した。1日目および最後の処置
日に体重を測定した。1.2、3、4、6から12mg/kgまでの濃度範囲の
試験化合物で1日目から11日目まで、頸の後ろへ皮下(sc)注射することに
より、または経口胃管投与により、1日1回動物を処置した。注入量は、ゼラチ
ン0.5%およびマンニトール5%を含有する生理食塩水からなる注射用溶媒0
.1mLとした。プラセボ処置群(溶媒のみ)および基準化合物としてデキサメ
タゾン4mg/kgで処置した群をそれぞれの実験に含めた。2日目に、Pha
se Sepからの臭化ジメチルジオクタデシルアンモニウム1mg/ml中の
3.75Lf破傷風トキソイド抗原(RIVM、Zeist、The Neth
erlandsからのTT)の安定懸濁液0.1mlにより、胸の上の2ヶ所で
動物を皮内で免疫化した。9日目には、1mL当たり50LfTTおよびAl(
OH)1mgを含有する溶液0.05mLで、動物の右[R]足の腹側にチャ
レンジした。左[L]足蹠(対照)にはAl(OH)のみを含む溶媒を投与し
た。24および48時間後、左と右の足蹠厚(それぞれ、パラメータLおよびR
)をノギスデンシトメータによりmm単位で測定し、式[(R−L)/L]×1
00%に従って抗原特異的足蹠腫脹の割合を計算した。 結果
【0057】
【表1】
【0058】 実施例17 非肥満性糖尿病(NOD)マウス 使用したNODマウスは、社内で繁殖させるか(もともとはHattori、
Boston、USAから購入したペアを58世代まで繁殖させた)、6〜7週
齢でBomholtgard(Denmark)から入手した。顎下腺の白血球
浸潤によって特徴付けられる自然発症唾液腺炎発生に対する化合物の効果を評価
するために雌性マウスのみを使用した。
【0059】 6〜8匹の雌性マウスの群を標準的条件の下で飼育し、化合物0.1ml(濃
度1.2、4、または12mg/kg/日)またはプラセボ(溶媒のみ)により
8週齢から14または20週齢まで1日1回(皮下または経口により)処置する
か、処置しなかった。12週目から、尿中グルコースの存在について毎週検査し
た(Diaburテスト5000、Boehringer Mannheim)
【0060】 8週目(前処置群)またはそれぞれ6週間または12週間の処置後の14週目
または20週目に、エーテル麻酔下で動物を死亡させ、器官を取り出し、解剖し
て脂肪を取り去り、重量を測定した。顎下腺を昇華−ホルモール中で18〜24
時間固定し、70%アルコールに移した。組織切片をパラフィンに包理し、標準
的方法に従ってHE染色した。浸潤に関する組織切片の記録は、標準的方法に従
って二人の独立した観察者によって光顕的に行われた。このテストで本発明の化
合物の活性を立証することができる。
【0061】 実施例18 コラーゲン関節炎 雌性DBA−1J/BOMマウスは、Bomholtgard、Denmar
kから購入した。動物はすべて標準的条件の下で飼育し、少なくとも7日間馴化
させた。
【0062】 10〜12週齢で、等しい容積の完全フロインドアジュバント(CFA、MT H37Ra4mg/mLを含有する、Difco Laboratories
、Detroit、USA)中で乳化した精製ウシII型コラーゲン[CII]
(2mg/mLの0.05酢酸溶液)の乳濁液100μgにより、尾の付け根で
すべての動物を経皮的に免疫化した。免疫化の21日後、食塩水に溶かしたCI
I100μgの追加免疫注射を腹腔内投与した。処置は、1日目(免疫化前日)
から開始して44日目の剖検まで1日1回行った。
【0063】 9から10匹の動物からなる群を、試験化合物(22日目まで毎日1.5mg
/kg/日とし、その日からは1週3回に減らす)、またはシクロスポリンA(
当初は100mg/kg/日、4日目からは20mg/kg)、またはデキサメ
タゾン(2mg/kg/日)、または溶媒(食塩水に溶かした5%Mulgof
en(EL719、GAF))で処置した。非処置対照群を含めた。
【0064】 マウスの体重を毎週測定し、臨床的な関節炎活性(末梢関節における関節炎の
外観)を、19日目からは2〜3日毎に44日目の剖検まで、行われた処置を知
らない一人の観察者が(標準的方法に従って)記録した。
【0065】 臨床的関節炎は、一本の足につき0〜2の尺度でランク付けし、最大のスコア
を8として1匹のマウスごとの累積関節炎スコアとして表した。実験の終了時に
膝および足関節を摘出し、骨破壊のマーカーとしてX線解析に用い、続いて組織
学のために4%ホルムアルデヒドで直ちに固定した。
【0066】 実体顕微鏡を用いてX線写真を注意深く調べ、関節の骨破壊を、標準的方法に
従い/無傷から完全破壊までの0〜5の尺度で記録した。このテストで本発明の
化合物の活性を立証することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 29/00 101 A61P 29/00 101 37/02 37/02 C07J 3/00 C07J 3/00 9/00 9/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 DA08 DA09 DA11 MA01 MA04 NA14 ZA96 ZB05 ZB07 ZB11 ZB15 4C091 AA02 BB07 CC01 DD01 EE02 FF01 FF03 FF14 GG02 GG05 HH01 JJ01 JJ03 KK01 LL01 MM03 NN01 PA01 PA02 PA03 PA05 PA09 PB03 QQ01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)を有する3−メチレンステロイド誘導体または
    そのプロドラッグ。 【化1】 [式中、R1はHであるかR3と一緒にβ−エポキシドを形成するか、5−10
    または4−5二重結合がある場合にはR1は存在せず; R2は(C1〜C5)アルキルまたはCF3であり; R3はβH、βCH3であるかR1と一緒にβ−エポキシドを形成するか、5−
    10二重結合がある場合にはR3は存在せず; R4はH、低級アルキルであり; Yは[H,H]、[OH,H]、=O、[OH,低級アルキル]、[OH,(C
    2〜C5)アルケニル]、[OH,(C2〜C5)アルキニル]または(C1〜
    C6)アルキリデン[前記アルキル、アルケニル、アルキニルおよびアルキリデ
    ンは場合によってハロゲン化されている。]、または=NOR5[R5はH、低
    級アルキルである。]であり; 点線は任意二重結合を表し、 ただし、この3−メチレンステロイド誘導体は、(7α,17β)−7α−メチ
    ル−3−メチレン−4−エストレン−17−オール、(7α,17α)−7−メ
    チル−3−メチレン−19−ノルプレグン−4−エン−17−オール、(7α,
    17α)−7−メチル−3−メチレン−19,21−ジノルプレグン−4−エン
    −17−オール、(7α)−17−ケト−7−メチル−3−メチレン−4−エス
    トレン、(7α,17α)−7−メチル−3−メチレン−19−ノルプレグン−
    4−エン−20−イン−17−オール、17β−ヒドロキシ−7α−メチル−3
    −メチレン−17α−プロペン−2−イル−4−エストレン、および17β−ヒ
    ドロキシ−7α−メチル−3−メチレン−17α−ブテン−2−イル−4−エス
    トレンのリストのいずれでもない。]
  2. 【請求項2】 3−メチレンステロイド誘導体が5−10二重結合を有し、
    R1およびR3が存在しないことを特徴とする、請求項1に記載の3−メチレン
    ステロイド誘導体。
  3. 【請求項3】 3−メチレンステロイド誘導体(7α,17α)−7−メチ
    ル−3−メチレン−19−ノルプレグン−5(10)−エン−20−イン−17
    −オール。
  4. 【請求項4】 薬剤として使用するための請求項1から3のいずれか一項に
    記載の3−メチレンステロイド誘導体。
  5. 【請求項5】 請求項1から3に記載の3−メチレンステロイド誘導体また
    は薬剤として許容されるその塩もしくはその溶媒和物を薬剤として許容される補
    助剤との混合物として含む薬剤組成物。
  6. 【請求項6】 関節炎疾患および/または自己免疫疾患を治療および/また
    は予防するための医薬を調製するための一般式(1)を有する3−メチレンステ
    ロイド誘導体またはそのプロドラッグの使用。 【化2】 [式中、R1はHであるかR3と一緒にβ−エポキシドを形成するか、5−10
    または4−5二重結合がある場合にはR1は存在せず; R2は(C1〜C5)アルキルまたはCF3であり; R3はβH、βCH3であるかR1と一緒にβ−エポキシドを形成するか、5−
    10二重結合がある場合にはR3は存在せず; R4はH、低級アルキルであり; Yは[H,H]、[OH,H]、=O、[OH,低級アルキル]、[OH,(C
    2〜C5)アルケニル]、[OH,(C2〜C5)アルキニル]または(C1〜
    C6)アルキリデン[前記アルキル、アルケニル、アルキニルおよびアルキリデ
    ンは場合によってハロゲン化されている。]、または=NOR5[R5はH、低
    級アルキルである。]であり; 点線は任意二重結合を表す。]
  7. 【請求項7】 関節炎疾患および/または自己免疫疾患を治療および/また
    は予防する方法であって、請求項6に記載の3−メチレンステロイド誘導体を前
    記治療または予防を必要とする患者に投与することによる方法。
JP2001541008A 1999-11-29 2000-11-23 自己免疫疾患を治療するための3−メチレンステロイド誘導体 Pending JP2003517472A (ja)

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EP99204000 1999-11-29
EP99204000.6 1999-11-29
PCT/EP2000/011787 WO2001040253A2 (en) 1999-11-29 2000-11-23 3-methylene steroid derivative for the treatment of autoimmune diseases

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