JP2003511086A - L−システイン又はl−システイン誘導体を発酵により製造する方法 - Google Patents
L−システイン又はl−システイン誘導体を発酵により製造する方法Info
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- C12P13/04—Alpha- or beta- amino acids
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Abstract
Description
造する方法及びこの方法に好適な微生物に関する。
質(殊にベーキング工業で)として、化粧品中の装入物として又は薬剤作用物質
(殊にN-アセチル-システイン及びS-カルボキシ-メチル-システイン)の製造
のための出発物質として使用される。
産物、即ちシスチン、メチオニン、グルタチオン、ビオチン、チアゾリジン、チ
アミン、リポン酸及び補酵素Aである。
産物)が、L-システインによる最終生成物-阻害の基礎となっている。このこと
は、L-システインの蓄積が、直接、システイン-生合成の最初の特異的反応を阻
害し、更なる合成が妨げられることを意味する。
)が、転写アクチベータとして機能し、還元硫黄の調節性製造(regulierte Ber
eitstellung)のために作用する。O-アセチルセリン-スルフヒドリラーゼ-反応
のために充分な還元硫黄が利用されない場合には、CysBは、インジューサー
として細胞中でO-アセチル-セリンから生じるN-アセチル-セリンを必要とする
。結果的に、硫黄の吸収、還元及び取り込みと結びついている全ての遺伝子が、
CysBのコントロール下にある。これらは、オペロン:cysPTWAM、c
ysDNC、cysJIH及びcysK-遺伝子である。アセチル-セリンはCy
sBのインジューサーとして作用し、他方で硫化物及びチオ硫酸塩は、その存在
がSH-基の利用性を示すので、いわゆる「抗インジューサー」としての負の効
果を示す。
7/15673(米国特許出願SN09/065104に相当)中で議論されてい
る。WO97/15673それ自体は、フィード-バック抵抗性のセリン-アセチ
ル-トランスフェラーゼを使用する発酵による製造法を記載している。更に、こ
の出願は遺伝子面上のレギュレータ蛋白質CysBの付加的脱調節によりシステ
イン収率の更なる上昇が、構成的発現の意味で可能であることを開示している。
9に相当)明細書は、L-システイン、L-シスチン、N-アセチル-セリン及びチ
アゾリジン誘導体の発酵による製造のために好適である微生物を開示しており、
これは、それらが、直接、細胞からの抗生物質又は微生物に有害な他の物質の流
出のために好適である蛋白質をコードする少なくとも一つの遺伝子を過剰発現さ
せることを特徴としている。
属し、その内、既に100以上の代表が公知である(Schell M. A., 1993, Annu
. Rev. Mocrobiol. 47 : 597-626 ) 。これらは、ヘリクス-ターン-ヘリクス-モ
チーフを有するN-末端DNA-結合ドメイン及びC-末端インジューサー-結合ド
メインにより特徴的である。CysBの詳細なDNA-結合研究が存在する。更
に、CysBは、その結晶構造も利用できる最初のLTTR-蛋白質である(Tyr
ell et al., 1997, Structure 5: 1017-1032) 。LTTR-蛋白質は、通常は、
インジューサー分子の存在に依存している正の遺伝子レギュレータとしての作用
をする。従来は、エフェクタ分子とは無関係である高活性CysB-変体(いわ
ゆる構成的に活性な変体)のみが、システイン-生産を上昇させることができる
と想定されていた。それというのも、そのような形が一様に高い遺伝子活性を発
揮するからである(Nakamori S. et al., 1998, Appl. Env. Microbiol. 64: 16
07-1611) 。
た。この変体は、高い活性を示し、この際、その活性は、インジューサーN-ア
セチル-セリン及びチオ硫酸塩及び硫化物の負の作用とは全く無関係である(Col
yer T. E., Kredich N. M., 1994, Mol. Microbiol. 13: 797-805) 。
好適であり、脱調節性システイン代謝(deregulierten Cysteinstoffwechsel)を
有し、この際、システイン代謝のこの脱調節は変更されたCysB-活性に基づ
くものではない、微生物株に関し、それは、付加的に高められたCysB-活性
を有し、この際、このCysB-活性は野生型-CysBに典型的な調節パターン
を有することを特徴とする。
イン代謝を有する微生物株は公知である。これは、例えばWO97/15673
(参照文献として提出)中に記載のような、又はNakamori S. et al., 1988 ,Ap
pl. Env. Microbiol. 64: 1607-1611( 参照文献として提出)に記載のような、
修飾cysB-アレルを有する菌株又は例えばEP0885962A1(US特
許出願整理番号SN09/097759に相当)(参照文献として提出)に記載
のような、エフラックス-遺伝子が使用される菌株又は例えばWO97/1567
3又はNakamori S. et al., 1988, Appl. Env. Microbiol. 64: 1607-1611 に記
載されている様な、システイン過剰生産又は減少されたシステイン-分解のため
のスクリーニング-法と組み合わされた非特異的突然変異生成法の使用下に得ら
れる株である。
て少なくとも10%だけ高められている場合に、高められたCysB-活性と記
載される。
::λKZL300)は、例2に記載されている。これは、DSMZ(Deusche
Sammlung fuer Microorganismen und Zellkulturen GmbH, D-38152 Braunschwei
g) に、ブダペスト条約により199年6月23日にDSM12886なる番号
で寄託された。更に、それぞれのcysB-含有構造は、株MC4100::λ
KZL300中に公知方法で取り入れられる。
、この際、チオ硫酸塩で生長される細胞のCysB-活性は、硫酸塩を用いて生
長される細胞に比べて75%を下回り、シスチンを用いて生長される細胞のCy
sB-活性は硫酸塩を用いて生長される細胞に比べて20%を下回っている(例
2参照)。
B-活性を有しない微生物株に比べて高められた量でL-システイン又はL-シス
テイン誘導体を分泌する。
物株であり、この際、このシステイン代謝の脱調節は変更されたCysB-活性
に基づくものではなく、その中で、野生型-CysBに典型的な調節パターンを
有するCysBをコードする相同又は非相同cysB-遺伝子が増強して発現さ
れる。
このシステイン代謝の脱調節は変更されたCysB-活性に基づくものではなく
、この中で、野生型-cysB-遺伝子が過剰発現される。
際、このシステイン代謝の脱調節は変更されたCysB-活性に基づくものでは
なく、その中で、エセリキア・コリの野生型-cysB-遺伝子のコピー数が高く
、この遺伝子が過剰発現される。
-調節蛋白質をコードするcysB-アレルの使用がシステイン-生産を上昇させ
ることが自明であるとは仮定されず、全く逆に、野生型-cysB-遺伝子の増強
された発現がシステイン-生産を上昇させることが明らかになった。
増加した発現が代謝産物の過剰発現を可能とする例は従来は公知でなかったので
、この発見は意想外かつ予想外でもある。
ギュレータ蛋白質を、代謝産物の過剰生産のために使用すること及び代謝産物の
過剰生産の方法にも関し、これは、LysR-タイプ-転写レギュレータのファミ
リーからのレギュレータ遺伝子を微生物中に過剰発現させ、微生物中でのこの代
謝産物の増強された生産を引き起こすことを特徴とする。
は、例えば: 1. プロモータのコントロール下での、微生物中の野生型-CysBに典型的な
調節パターンを有するCysBをコードするcysB-遺伝子のコピー数の増加
又は 2. 野生型-cysB-遺伝子の発現を調節するプロモータを強力なプロモータ
で交換することによる、野生型-CysBに典型的なレギュレータパターンを有
するCysBをコードするcysB-遺伝子の増強された発現 により達成することができる。
ブシエラ・アエロゲネス、ヘモフィルス・インフルエンザ、シュードモナス・ア
エルギノサ及びチオカプサ・ロセオペルシチナから公知である。cysB-遺伝
子とは、エセリキア・コリのCysB-蛋白質を有するその遺伝子産物が少なく
とも40%のアイデンテイテイを有する遺伝子であると理解される。その相同性
値は、コンピュータプログラム”Wisconsin Package Version 9.0 , Genetics C
omputer Group (GCG), Madison, Wisconsin "を用いて得られる結果と関連して
いる。この場合に、データバンクの探索を標準パラメータの使用下でサブルーチ
ン”blast" を用いて行った。
それによって典型的な野生型-CysB調節パターンを失っていないような野生
型-cysB-遺伝子のアレルである。この例は、保存性アミノ酸-交換を有する
CysB-変体である。
この際、このシステイン代謝の脱調節は変更されたCysB-活性に基づくもの
ではない)中で自体公知の方法を用いて、野生型-cysB-遺伝子の又は野生型
-CysBに典型的な調節パターンを有するCysBをコードするcysB-遺伝
子のコピー数を高めることによるか又は自体公知の方法を用いて野生型-Cys
B-遺伝子の又は野生型-CysBに典型的な調節パターンを有するCysBをコ
ードするcysB-遺伝子の増強された発現を引き起こすことにより製造するこ
とができる。
に典型的な調節パターンを有するCysB-変体」をも意味する。以下で、概念
「cysB-遺伝子」は、「野生型-cysB-遺伝子」をも、「野生型-CysB
に典型的な調節パターンを有するCysBをコードするcysB-遺伝子」をも
意味する。
て行うことができる。例えば、1細胞当たり多数のコピー数を有するプラスミド
-ベクター中のcysB-遺伝子(例えばpUC19、pBR322、pACYC
184)をクローニングし、脱調節性システイン代謝を有する微生物中に取り込
むことができる。このcysB-遺伝子を脱調節性システイン代謝を有する微生
物の染色体中に多数組み込むこともできる。組み込み法としては、テンペレート
バクテリオファージを有する公知系、組み込み可能なプラスミド又は相同組み換
えを介しての組み込みを利用することができる(例えばHamilton et al., 1989,
J. Bacteriol. 171: 4617-4622) 。
のクローニングによるコピー数の増加が有利である。pACYC-誘導体、例え
ばpACYC184-LH(ブダペスト条約により、Deutsche Sammlung fuer Mi
croorganismen und Zellkulturen GmbH, D-38152 Braunschweigに、1995年
8月18日にDSM10172の番号で寄託)中でのcysB-遺伝子のクロー
ニングによるコピー数の増加が特に有利である。
して、遺伝子の天然のプロモータ-又はオペレータ-領域を使用することができる
。
て行うこともできる。相応するプロモータ系は当業者には公知である(Makrides
S. C., 1996, Microbiol. Rev. 60: 512-538)。このような構成は、自体公知の
方法でプラスミド上で又は染色体中で使用することができる。
的プライマー(これはプロモータ-及びオペレータ-配列を有する完全cysB-
遺伝子を包含する)の使用下でのポリメラーゼ-連鎖-反応を用いる特異的増幅及
び引き続くベクター-DNA-フラグメントとの連結反応により行われる。
イン代謝の脱調節のための遺伝的機能因子(genetische Element)を含有するプ
ラスミド、例えばcysEX-遺伝子(WO97/15673)及びエフラックス
-遺伝子(EP0885962A1)が使用される。このようなベクターは、微
生物中でシステイン代謝の脱調節の作用もするので、このようなベクターは、任
意の微生物株からの本発明による微生物株の製造を可能にする。
ことを特徴とするプラスミドにも関し、この際、この遺伝的機能因子は、Cys
B-活性の変更に作用せず、かつプロモータのコントロール下にcysB-遺伝子
を含有する。
は、細菌中に取り込まれ、例えば抗生物質-耐性を用いてプラスミド担持性クロ
ーン上で選択される。
徴とする、本発明の微生物株の製法にも関する。
酵槽中で自体公知の方法で行われる。C-源としては、例えばグルコース、ラク
トース又は他の糖類を、N-源としては、アンモニウム又は蛋白質加水分解物を
使用することができる。S-源としては、例えば硫化物、亜硫酸塩、硫酸塩又は
チオ硫酸塩を使用することができる。発酵の間に形成されるL-システインは、
酸化によって難溶性のシスチンまで、又はアルデヒド又はケトンとの縮合により
チアゾリジンまで(例えば、焦性ブドウ酸を用いて2-メチル-チアゾリジン-2,
4-ジカルボン酸まで)反応させることができる。
この発酵バッチからL-システイン又はL-システイン誘導体を分離することを特
徴とする、L-システイン又はL-システイン誘導体の製法にも関する。
ニング エセリキア・コリの野生型-cysB-遺伝子を、ポリメラーゼ-連鎖-反応(P
CR)の使用下にクローニングさせた。特異的オリゴヌクレオチド-プライマー
(1バッチ当たり20pモル)cysBP1(SEQ.ID.NO:1)及びc
ysBP2(SEQ.ID.NO:2)を用いて、フランキング領域を有する野生
型-cysB-遺伝子を包含し、末端EcoRI-又はSalI-制限切断位置を有
するゲノム性3107塩基対長さのDNA-フラグメントを増幅させた。
ガー社(Firma Boehringer (Mannheim, D))のPwo-DNA-ポリメラーゼを用
いて実施した。このプログラムは、アニーリング温度56℃(1サイクル当たり
30秒)、エクステンシヨン温度72℃(1サイクル当たり60秒)及び変性温
度94℃(1サイクル当たり30秒)での29サイクルを包含した。このDNA
-フラグメントを、制限酵素EcoRI及びSalIで後処理し、調製用ゲル電
気泳動及び遺伝子クリーン-法(Geneclean Kit BIO101 P. O. Box 2284, La Jol
la, California ,USA, 92038-2284) により精製した。このフラグメントを、Fir
ma Bio-Rad Laboratories (Hercules,California,USA )のEcoRI-SalI-
切断され、かつホスファターゼ-処理されたプラスミド-ベクターpTZ19U中
で連結させ、こうしてプラスミドpTZ19U-cysBを得た(図2)。この
形質転換の後に、制限分析により陽性のクローンが同定された。
994, Mol. Microbiol. 13: 797-805 に記載のサルモネラ・チフィムリウムの野
生型cysB-遺伝子中の突然変異生成と同様に)、野生型-cysB-遺伝子の
コドン147の突然変異生成によるメチオニン-コドンへの変換を、Firma Bio-R
ad Laboratories (Hercules, California (USA) の”Mutagene In Vitro Mutage
nesis"-キットを用いて実施した。この場合に、オリゴヌクレオチドCysBM
ut4(SEQ.ID.NO.3)を使用した。下線付き塩基は、野生型-配列から
の差異を示している。
ラグメントとしての二つのcysB-アレルを、Ecol136II-切断され、
ホスファターゼ-処理されたベクターpA-CYC184-LH中でクローニング
させた。
めに、cysK-遺伝子のコントロール-領域を、酵素β−ガラクトシダーゼをコ
ードするlacZ-遺伝子と融合させた。内因性β−ガラクトシダーゼなしでの
株中へのこの融合の組み込みにより、この酵素はCysB-活性に依存して形成
され、それに伴いβ−ガラクトシダーゼ-活性の形でCysB-活性の間接的尺度
を提供する。
R. W. et al., 1987, Gene 53: 85-96) 。先ず、最初の15個のコドンを含む
cysK-遺伝子のプロモータ領域をオリゴヌクレオチドプライマーcysKP
1(SEQ.ID.NO:4)及びcysKP3(SEQ.ID.NO:5)及びエ
セリキア・コリの染色体DNA10ng及びPwo-ポリメラーゼの使用下に、
ポリメラーゼ-連鎖-反応を用いて増幅させた。
者指示に従い制限酵素EcoRI及びBamHIを用いて消化させ、調製用ゲル
電気泳動及び遺伝子クリーン-法を用いて精製した。引き続き、この産物を同様
にEcoRI-BamHI-消化され、かつホスファターゼ-処理されたベクター
pRS552(ブダペスト条約によって、Deutsche Sammlung fuer Microorgani
smen und Zellkulturen GmbH, D-38152 Braunschweigに1999年9月14日に
DSM13034の番号で寄託)と連結させた。電気穿孔を用いて、株MC41
00(ATCC35695)を連結バッチで形質転換させ、陽性のクローンを制
限分析を用いて同定した。これは、翻訳cysK-lacZ-融合を含有する。得
られるプラスミドは、後記のSimons 等の指示に従がい、引き続きバクテリオフ
ァージλRS45(ブダペスト条約によって、Deutsche Sammlung fuer Microor
ganismen und Zellkulturen GmbH, D-38152 Braunschweigに1999年9月14
日にDSM13035の番号で寄託)で組み換え、かつ、名称λKZL300を
有するこの組み換えファージの相同リゼートを製造した。このファージを用いて
、Δlac-株MC4100を感染させ、カナマイシン-選択により、リソゲンク
ローンを同定(MC4100::λKZL300)すると、これは、今やCys
B-活性の測定のために使用することができた。
cysB(T149M)-遺伝子の作用の比較のために、MC4100::λK
ZL300を相応するプラスミドpACYC-cysB及びpACYC-cysB
(T149M)で形質転換させた。
4)HPO43.5g/l;KH2PO410g/l;クエン酸塩×H2O2g/l
;MgCl20.078g/l;NaOHでpH6.5まで調節、グルコース5g/
l;ビタミンB15mg/l)中で培養し、その際、テトラサイクリン15mg/
lを添加した。β−ガラクトシダーゼ-活性の測定をミラーにより記載された方
法で行った(Miller, J.H., 1972, Experiments in Molecular Genetics, Cold
Spring Harbour , New York, 352-355)。
ACYC184-LH)では、CysB-活性のCysB-野生型に典型的な調節
パターンがS-源に依存していることが明らかである:チオ硫酸塩で生長される
細胞のCysB-活性は、硫酸塩に比べて75%を下回り、シスチンで生長され
る細胞のCysB-活性は硫酸塩に比べて20%を下回る。このパターンは、野
生型-cysB-遺伝子の存在の場合には、多コピーで全体的に高められた活性水
準に保持される(本発明の例MC4100::λKZL300/pACYC-cy
sB)。これに反して、cysB(T149M)-アレルは、典型的な調節パタ
ーンの損失下に構成的に高い活性をもたらす。
ー数でのcysB-遺伝子により特徴的である。このような生物体を製造するた
めに、基本構造としてプラスミド(pACYC184-cysEX-GAPDH-
ORF306)を選択した。このプラスミドは、システイン代謝の脱調節のため
の機能因子フィードバック-抵抗性cysE-アレル及びエフラックス-遺伝子を
含有する。これは、特許出願EP0885962A1(例2D)中に詳細に記載
されている。制限酵素SnaBIで消化され、かつホスファターゼ-処理された
この構造内に、cysEX-アレルとエフラックス-遺伝子との間にcysB-フ
ラグメントを挿入した。後者は酵素EcoRI及びBstXIを用いる制限によ
り、かつ引き続くクレノフ-酵素を用いるDNA-末端の平滑化により、プラスミ
ドpTZ19U-cysBから取得される(図2)。このプラスミドは、名称p
HC34を有する。
, In: Neidhardt F. C. (ed) Escheichia coli und Salmonella : cellular and
molecular biology, American Society for Microbiology, Washington D.C.,
Chapter 133) の形質転換により本発明による生物体が生じる。形質転換は,電
気穿孔を用いて実施した。この場合に、氷冷10%グリセリン溶液中の密な細胞
懸濁液にプラスミド-DNA0.1μgを加え、2500V、200Ω及び12.
5μFで電気パルスを当てた。このバッチの無菌LB-培地(トリプトン1%、
酵母エキス0.5%、NaCl1%)中への移行及び30℃で1時間インキュベ
ーションの後に、プラスミド担持クローンをテトラサイクリン15μg/mlを
有するLB-寒天プレート上で選択した。
用の比較のために、類縁構造(pHC30)を用意し、同様に株W3100中に
取り込んだ。更に、EP885962A1に記載の生物体W3110を、プラス
ミドpACYC184/cysEX-GAPDH-orf306で形質転換して、
技術水準に対する比較と同時に制限のための遺伝子構造として用いた。
コード化遺伝子に帰せしめることができる。
グルコース-及びチオ硫酸塩-供給を伴うフエド-バッチ-モード(Fed-Batch-Modu
s)で培養した。装置として、Firma Braun Biotech (Melsungen ,D) の最大培養
容積2リットルを有するビオスタットM-装置を用いた。
(トリプトン10g/l、酵母エキス5g/l、NaCl10g/l)20mlを
接種し、30℃及び150rpmで振動装置中でインキュベートした。7時間後
に全バッチを、グルコース5g/l、ビタミンB10.5mg/l及びテトラサイ
クリン15mg/lが補充されたSM1-培地100ml(K2HPO412g/
l;KH2PO43g/l;(NH4)2SO45g/l;MgSO4×7H2O
0.3g/l;CaCl2×2H2O0.015g/l;FeSO4×7H2O0.
002g/l;クエン酸Na3×2H2O1g/l;NaCl0.1g/l;Na2 MoO4×2H2O0.15g/l、NaBO32.5g/l、CoCl2×6H2 O0.7g/l、CuSO4×5H2O0.25g/l、MnCl2×4H2O1.
6g/l、ZnSO4×7H2O0.3g/lからなる微量元素溶液1ml/l)中
に移した。30℃、150rpmで更に17時間インキュベートした。
g/l;トリプトン10g/l;酵母エキス5g/l;(NH4)2SO45g/l
;KH2PO41.5g/l;NaCl0.5g/l;MgSO4×7H2O0.3
g/l;CaCl2×2H2O0.015g/l;FeSO4×7H2O0.075
g/l;クエン酸Na3×2H2O1g/l;及び微量元素溶液(上記参照)1m
l/l;ビタミンB15mg/l及びテトラサイクリン15mg/l;25%アン
モニアを用いてpH7.0に調節)900mlを有する発酵槽に接種した。この
発酵の間に、30℃の温度に調節し、pH値を25%アンモニアの供給により7
.0の値で一定に保持した。この培養液に除菌圧縮空気を1.5vol/vol/
minで吹き込み、200rpmの撹拌回転数で撹拌した。酸素飽和度を50%
の値まで低下の後に、50%の飽和度を保持するために、コントロール装置を介
して回転数を1200rpmの値まで高めた。
酵槽中の含分が最初の15g/lから約5〜10g/lまで低下したら直ちに、5
6%原液からグルコースを供給した。このグルコース供給は、8〜14ml/l
の流速で行い、この際、約5〜10g/lのグルコース濃度を一定に保つ試みを
した。このグルコース-測定を、Firma YSI (Yellow Springs ,Ohio, USA) のグ
ルコース分析装置を用いて実施した。
hem. J. 104, 627-633) を用いて比色的に追跡した。この場合に、このテストは
L-システインとEP0885962A1に記載のL-システイン及びピルベート
の縮合生成物(2-メチル-チアゾリジン-2,4-ジカルボン酸)との間を区別し
ないことを考慮すべきである。L-システインから酸化により生じる難溶性シス
チンは、8%塩酸中の溶解及び引き続くpH8.0で希溶液中でのジチオレイト
ール(DTT)を用いる還元の後に、同様にL-システインとして証明された。
sEX-GAPDH-ORF306を有する生物体の発酵の生産経過を、本発明に
よるプラスミドpHC34と、かつ構成的活性のCysB-遺伝子産物をコード
するcysB(T149M)-アレルを有する相応する構造と比較して示してい
る。野生型-cysB-遺伝子の本発明による使用は生産能力に正の効果を発揮す
るが、構成的アレルcysB(T149M)は負の作用効果を示していることが
明らかになる。
Claims (10)
- 【請求項1】 L-システイン又はL-システイン誘導体を発酵により製造す
るために好適であり、脱調節性システイン代謝を有し、この際、このシステイン
代謝の脱調節は変更されたCysB-活性に基づくものではない、微生物株にお
いて、これは、付加的に高められたCysB-活性を有し、この際、このCys
B-活性は野生型-CysBに典型的な調節パターンを有することを特徴とする、
微生物株。 - 【請求項2】 L-システイン又はL-システイン誘導体を発酵により製造す
るために好適であり、脱調節性システイン代謝を有し、この際、このシステイン
代謝の脱調節は変更されたCysB-活性に基づくものではなく、その中で野生
型-CysBに典型的な調節パターンを有するCysBをコードする相同又は非
相同cysB-遺伝子が増強されて発現される、微生物株。 - 【請求項3】 その中で野生型-cysB-遺伝子が過剰発現される、脱調節
性システイン代謝を有するエセリキア・コリ株であることを特徴とする、請求項
2に記載の微生物株。 - 【請求項4】 その中でエセリキア・コリの野生型-cysB-遺伝子のコピ
ー数が高められていて、この遺伝子が過剰発現される、脱調節性システイン代謝
を有するエセリキア・コリ株であることを特徴とする、請求項3に記載の微生物
株。 - 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか1項に記載の微生物を製造す
る方法において、脱調節性システイン代謝を有する微生物株中で、自体公知の方
法を用いて、野生型-cysB-遺伝子の又は野生型-CysBに典型的な調節パ
ターンを有するCysBをコードするcysB-遺伝子のコピー数を高めるか、
又は自体公知の方法を用いて、野生型-cysB-遺伝子の又は野生型-CysB
に典型的な調節パターンを有するCysBをコードするcysB-遺伝子の増強
された発現を引き起こすことを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項
に記載の微生物を製造する方法。 - 【請求項6】 L-システイン又はL-システイン誘導体を製造する方法にお
いて、請求項1から4までのいずれか1項に記載の微生物株を、自体公知の方法
で発酵に使用し、この発酵バッチからL-システイン又はL-システイン誘導体を
分離することを特徴とする、L-システイン又はL-システイン誘導体を製造する
方法。 - 【請求項7】 システイン代謝の脱調節のための遺伝的機能因子を有し、こ
の際、この遺伝的機能因子はCysB-活性の変更に作用せず、かつプロモータ
ーのコントロール下にcysB-遺伝子を含有することを特徴とする、プラスミ
ド。 - 【請求項8】 微生物株中に請求項7に記載のプラスミドを取り込むことを
特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の微生物株の製造法。 - 【請求項9】 LysR-タイプ-転写レギュレータのファミリーからの調節
遺伝子を1微生物中で過剰発現させ、この微生物中での代謝産物の増強された生
産を引き起こすことを特徴とする、代謝産物の過剰生産法。 - 【請求項10】 代謝産物の過剰生産のための、LysR-タイプ-転写レギ
ュレータのファミリーからの調節遺伝子の使用。
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