JP2003503403A - 呼吸合胞体ウイルス複製阻害剤 - Google Patents

呼吸合胞体ウイルス複製阻害剤

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JP2003503403A JP2001507023A JP2001507023A JP2003503403A JP 2003503403 A JP2003503403 A JP 2003503403A JP 2001507023 A JP2001507023 A JP 2001507023A JP 2001507023 A JP2001507023 A JP 2001507023A JP 2003503403 A JP2003503403 A JP 2003503403A
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amino
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アンドリース,ケンラート・ジヨゼフ・ロデウイーク・マルセル
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、呼吸合胞体ウイルス複製阻害剤としての式(I)の化合物、これらのプロドラッグ、N−酸化物、付加塩、第四級アミン、金属錯体および立体化学的異性体形〔式中、−a1 =a2 −a3 =a4 −は、式−CH=CH−CH=CH−、−N=CH−CH=CH−、−CH=N−CH=CH−、−CH=CH−N=CH−、−CH=CH−CH=N−の基を表し、式中それぞれの水素原子は場合により置換されてもよく、Qは、式(b−1)、(b−2)、(b−3)、(b−4)、(b−5)、(b−6)、(b−7)および(b−8)の基であり、式中、AlkはC1 〜C6 −アルカンジイルであり、Y1 は、式−NR2 −または−CH(NR24 )−の二価基であり、X1 は、NR4 、S、S(=O)、S(=O)2 、O、CH2 、C(=O)、C(=CH2 )、CH(OH)、CH(CH3 )、CH(OCH3 )、CH(SCH3 )、CH(NR5a5b)、CH2 −NR4 またはNR4 −CH2 であり、X2 は、直接結合、CH2 、C(=O)、NR4 、C1 〜C4 −アルキル−NR4 、NR4 −C1 〜C4 −アルキルであり、tは2〜5であり、uは1〜5であり、vは2または3であり、そしてここでAlk中および基(b−3)、(b−4)、(b−5)、(b−6)、(b−7)および(b−8)中のそれぞれの水素原子は場合によりR3 により置換されてもよく、ただしR3 がヒドロキシまたはC1 〜C6 −アルキルオキシの場合には、R3 は窒素原子に対してα−位にある水素原子を置換できず、Gは、直接結合または場合により置換されたC1 〜C10−アルカンジイルであり、R1 は、場合により置換された二環式複素環であり、R2 は、水素、ホルミル、C1 〜C6 −アルキルカルボニル、Hetカルボニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、C3 〜C7 −シクロアルキルまたはN(R62 で置換され、そして場合により他の置換基で置換されたC1 〜C10−アルキルであり、R3は、水素、ヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルキルオキシ、アリールC1 〜C6 −アルキルまたはアリールC1 〜C6 −アルキルオキシであり、R4 は、水素、C1 〜C6 −アルキルまたはアリールC1 〜C6 −アルキルであり、R5a、R5b、R5cおよびR5dは、水素またはC1 〜C6 −アルキルであるか、またはR5aおよびR5b、またはR5cおよびR5dは、一緒になって式−(CH2s −(式中sは4または5である)の二価基を形成し、R6 は、水素、C 1 〜C4 −アルキル、ホルミル、ヒドロキシC1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6−アルキルカルボニルまたはC1 〜C6 −アルキルオキシカルボニルであり、アリールは、場合により置換されたフェニルであり、Hetは、ピリジル、ピリミジニル、ピリジニル、ピリダジニルである〕、これらの調製、これらを含む組成物および薬剤としてのこれらの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、抗ウイルス活性を有するベンゾイミダゾールおよびイミダゾピリジ
ンに関し、さらに具体的には、これらは呼吸合胞体ウイルスの複製に対する阻害
活性を有する。本発明はさらに、これらの調製およびこれらを含んでなる組成物
、ならびに薬剤としてのこれらの使用にも関する。
【0002】 ヒトRSV、すなわち呼吸合胞体ウイルスは、大型のRNAウイルスであり、
パラミクソウイルス科、ウシRSVウイルスと一緒のニューモウイルス亜科の一
種である。ヒトRSVは、世界中のあらゆる年齢の人々に各種の気道疾患を起こ
す。これは乳児および幼児の間の下気道疾患の主要な原因である。人生の最初に
1年間にすべての乳児の半分以上、および最初の2年間にほとんどすべてがRS
Vに遭遇する。若い幼児の感染は、数年にわたる肺障害を起こすことがあり、そ
してその後の生涯で慢性の肺疾患(慢性喘鳴、喘息)の原因となるであろう。こ
れ以上の年齢の幼児および成年は、RSV感染するとしばしば(悪性の)通常の
感冒を起こす。老齢では、感受性が再び高くなり、そしてRSVは老人における
多くの肺炎の原因となり、高い致死率となる。
【0003】 上記の亜科からのウイルスの感染は、次の冬季における同じ亜科からのRSV
単離物の後続の感染を防御しない。従って、AとBとのただ2種の亜科が存在す
るにもかかわらず、RSVの再感染は普通のことである。
【0004】 今日では、ESV感染に対抗して使用するために、3種の薬剤だけが認可され
ている。ヌクレオシド類似物であるリバビリンは、入院した幼児の重症RSV感
染にエーロゾル治療を提供する。投与のエーロゾル経路、毒性(催奇性のリスク
)、コストおよび効力の大きい変動がその使用を制限している。2種の他の薬剤
、レスピガム(RespiGam (R) ) およびパリヴィズマブ(palivizumab) は、ポリク
ローナルおよびモノクローナル抗体免疫促進剤であり、予防法での使用を意図し
ている。
【0005】 安全で有効なRSVワクチンを開発するための他の試みは、これまですべて失
敗している。不活性化ワクチンは、疾患から保護することを失敗し、そして実際
にある場合には後続の感染の間に疾患を悪化した。寿命短縮ワクチン(Life atte
nuted vaccine)が試みられたが限定された成功であった。明らかに、RSV複製
に対して有効で非毒性でありそして投与が容易な薬剤に対する要望がある。
【0006】 EP−A第0,005,318号、EP−A第0,099,139号、EP−
A第0,145,037号、EP−A第0,144,101号、EP−A第0,
151,826号、EP−A第0,151,824号、EP−A第0,232,
937号、EP−A第0,295,742号、EP第0,297,661号、E
P−A第0,307,014号、WO92/01697号は、ベンゾイミダゾー
ルおよびイミダゾピリジン置換ピペリジンおよびピペラジン誘導体を抗ヒスタミ
ン剤、抗アレルギー剤またはセロトニンアンタゴニストとして記載している。
【0007】 従って本発明は、式(I)
【0008】
【化26】
【0009】 の化合物、これらのプロドラッグ、N−酸化物、付加塩、第四級アミン、金属錯
体および立体化学的異性体形に関する〔式中、 −a1 =a2 −a3 =a4 −は、式 −CH=CH−CH=CH− (a−1); −N=CH−CH=CH− (a−2); −CH=N−CH=CH− (a−3); −CH=CH−N=CH− (a−4);または −CH=CH−CH=N− (a−5); の二価基を表し、式中、基(a−1)、(a−2)、(a−3)、(a−4)お
よび(a−5)中のそれぞれの水素原子は、場合によりハロ、C1 〜C6 −アル
キル、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキルオキシ、ポリハロC 1 〜C6 −アルキル、カルボキシル、アミノC1 〜C6 −アルキル、モノ−もし
くはジ(C1 〜C4 −アルキル)アミノC1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −ア
ルキルオキシカルボニル、ヒドロキシC1 〜C6 −アルキル、または式
【0010】
【化27】
【0011】 (式中、=Zは=O、=CH−C(=O)−NR5a5b、=CH2 、=CH−C 1 〜C6 −アルキル、=N−OHまたは=N−O−C1 〜C6 −アルキルである
)の基により置換されてもよく、 Qは、式
【0012】
【化28】
【0013】 の基であり、式中、AlkはC1 〜C6 −アルカンジイルであり、 Y1 は、式−NR2 −または−CH(NR24 )−の二価基であり、 X1 は、NR4 、S、S(=O)、S(=O)2 、O、CH2 、C(=O)、C
(=CH2 )、CH(OH)、CH(CH3 )、CH(OCH3 )、CH(SC
3 )、CH(NR5a5b)、CH2 −NR4 またはNR4 −CH2 であり、 X2 は、直接結合、CH2 、C(=O)、NR4 、C1 〜C4 −アルキル−NR 4 、NR4 −C1 〜C4 −アルキルであり、 tは、2、3、4または5であり、 uは、1、2、3、4または5であり、 vは、2または3であり、そして ここでAlkおよび基(b−3)、(b−4)、(b−5)、(b−6)、(b
−7)および(b−8)中に定義された炭素環および複素環中のそれぞれの水素
原子は、場合によりR3 により置換されてもよく、ただしR3 がヒドロキシまた
はC1 〜C6 −アルキルオキシの場合には、R3 は窒素原子に対してα−位にあ
る水素原子を置換できず、 Gは、直接結合またはヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキルオキシ、アリールC1
〜C6 −アルキルオキシ、C1 〜C6 −アルキルチオ、アリールC1 〜C6 −ア
ルキルチオ、アリールカルボニル、HO(−CH2 −CH2 −O)n −、C1
6 −アルキルオキシ(−CH2 −CH2 −O)n −、アリールC1 〜C6 −ア
ルキルオキシ(−CH2 −CH2 −O)n −、アミノ、モノ−もしくはジ(C1
〜C6 −アルキル)アミノ、C1 〜C6 −アルキルオキシカルボニルアミノおよ
びアリールから選ばれた置換基1、2または3個で場合により置換されたC1
10−アルカンジイルであり、 R1 は、キノリニル、キノキサリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベン
ゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ピリドピリジル、ナ
フチリジリル、1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジニル、3H−イミダゾ〔4
,5−b〕ピリジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジニル、2,3−ジヒドロ
−1,4−ジオキシノ〔2,3−b〕ピリジルまたは式
【0014】
【化29】
【0015】 の基から選ばれた二環式複素環でありそして該二環式複素環は、2個の環のいず
れにおいても、場合により、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、カルボキシ、
1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルキルオキシ、C1 〜C6 −アルキルチ
オ、C1 〜C6 −アルキルオキシ−C1 〜C6 −アルキル、アリール、アリール
1 〜C6 −アルキル、アリールC1 〜C6 −アルキルオキシ、ヒドロキシC1
〜C6 −アルキル、モノ−もしくはジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノ、モノ−
もしくはジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノC1 〜C6 −アルキル、ポリハロC 1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルキルカルボニルアミノ、C1 〜C6 −ア
ルキル−SO2 −NR5c−、アリール−SO2 −NR5c−、C1 〜C6 −アルキ
ルオキシカルボニル、−C(=O)−NR5c−R5d、HO(−CH2 −CH2
O)n −、ハロ(−CH2 −CH2 −O)n −、C1 〜C6 −アルキルオキシ(
−CH2 −CH2 −O)n −、アリールC1 〜C6 −アルキルオキシ(−CH2
−CH2 −O)n −およびモノ−もしくはジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノ(
−CH2 −CH2 −O)n −から選ばれた置換基の1個または可能な場合にはそ
れ以上、例えば2、3または4個で置換されてもよく、 それぞれのnは、独立して1、2、3または4であり、 それぞれのmは、独立して1または2であり、 それぞれのpは、独立して1または2であり、 それぞれのR2 は、独立して水素、ホルミル、C1 〜C6 −アルキルカルボニル
、Hetカルボニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、N(R 62 で置換されたC3 〜C7 −シクロアルキルまたはN(R62 で置換され
、そして場合により、アミノ、ヒドロキシ、C3 〜C7 −シクロアルキル、C2
〜C5 −アルカンジイル、ピペリジニル、モノ−もしくはジ(C1 〜C6 −アル
キル)アミノ、C1 〜C6 −アルキルオキシカルボニルアミノ、アリールおよび
アリールオキシから選ばれた第二、第三または第四の置換基で置換されてもよい
1 〜C10−アルキルであり、 R3 は、水素、ヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルキルオキ
シ、アリールC1 〜C6 −アルキルまたはアリールC1 〜C6 −アルキルオキシ
であり、 R4 は、水素、C1 〜C6 −アルキルまたはアリールC1 〜C6 −アルキルであ
り、 R5a、R5b、R5cおよびR5dは、それぞれ独立して水素またはC1 〜C6 −アル
キルであるか、または R5aおよびR5b、またはR5cおよびR5dは、一緒になって式−(CH2s −(
式中sは4または5である)の二価基を形成し、 R6 は、水素、C1 〜C4 −アルキル、ホルミル、ヒドロキシC1 〜C6 −アル
キル、C1 〜C6 −アルキルカルボニルまたはC1 〜C6 −アルキルオキシカル
ボニルであり、 アリールは、フェニルまたはハロ、ヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキル、ヒドロ
キシC1 〜C6 −アルキル、ポリハロC1 〜C6 −アルキル、およびC1 〜C6
−アルキルオキシから選ばれた1個またはそれ以上、例えば2、3または4個の
置換基で置換されたフェニルであり、そして Hetは、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニルである〕。
【0016】 本明細書を通じて使用される用語プロドラッグは、得られた誘導体の生体内変
換産生物が、式(I)の化合物に定義した活性薬剤である、薬剤学的に許容でき
る誘導体、例えばエステルおよびアミドを意味する。プロドラッグを一般的に説
明したグッドマンとジルマンによる文献(The Pharmacological Basis of Therap
eutics, 8th. ed ., McGraw-Hill, Int. Ed. 1992, "Biotransformation of Dru
gs", p.13-15) をここに本明細書中に編入する。
【0017】 本明細書に使用される基または基の一部分としてのC1 〜C3 −アルキルは、
炭素原子1〜3個を有する直鎖または分枝鎖の飽和炭化水素基、例えばメチル、
エチル、プロピル、1−メチルエチルなどを定義する。基または基の一部分とし
てのC1 〜C4 −アルキルは、炭素原子1〜4個を有する直鎖または分枝鎖の飽
和炭化水素基、例えばC1 〜C3 −アルキルで定義された基およびブチルなどを
定義する。基または基の一部分としてのC2 〜C4 −アルキルは、炭素原子2〜
4個を有する直鎖または分枝鎖の飽和炭化水素基、例えばエチル、プロピル、1
−メチルエチル、ブチルなどを定義する。基または基の一部分としてのC1 〜C 6 −アルキルは、炭素原子1〜6個を有する直鎖または分枝鎖の飽和炭化水素基
、例えばC1 〜C4 −アルキルで定義された基およびペンチル、ヘキシル、2−
メチルブチルなどを定義する。基または基の一部分としてのC1 〜C9 −アルキ
ルは、炭素原子1〜9個を有する直鎖または分枝鎖の飽和炭化水素基、例えばC 1 〜C6 −アルキルで定義された基およびヘプチル、オクチル、ノニル、2−メ
チルヘキシル、2−メチルヘプチルなどを定義する。基または基の一部分として
のC1 〜C10−アルキルは、炭素原子1〜10個を有する直鎖または分枝鎖の飽
和炭化水素基、例えばC1 〜C9 −アルキルで定義された基およびデシル、2−
メチルノニルなどを定義する。C3 〜C7 −シクロアルキルは、シクロプロピル
、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルの総称
である。C2 〜C5 −アルカンジイルは、炭素原子2〜5個を有する二価で直鎖
または分枝鎖の飽和炭化水素基、例えば1,2−エタンジイル、1,3−プロパ
ンジイル、1,4−ブタンジイル、1,2−プロパンジイル、2,3−ブタンジ
イル、1,5−ペンタンジイルなどを定義し、C2 〜C5 −アルカンジイルは、
2 の定義で規定したようにC1 〜C10−アルキル上に置換され、これは1個の
炭素原子上に置換されてスピロ部分を形成すると考える。C1 〜C4 −アルカン
ジイルは、炭素原子1〜4個を有する二価で直鎖または分枝鎖の飽和炭化水素基
、例えばメチレン、1,2−エタンジイル、1,3−プロパンジイル、1,4−
ブタンジイルなどを定義する。C1 〜C6 −アルカンジイルは、C1 〜C4 −ア
ルカンジイルおよび炭素原子5〜6個を有するその高級同族体、例えば1,5−
ペンタンジイル、1,6−ヘキサンジイルなどを含むと考える。C1 〜C10−ア
ルカンジイルは、C1 〜C6 −アルカンジイルおよび炭素原子7〜10個を有す
るその高級同族体、例えば1,7−ヘプタンジイル、1,8−オクタンジイル、
1,9−ノナンジイル、1,10−デカンジイルなどを含むと考える。
【0018】 これまで本明細書中で使用した用語(=O)は、炭素原子と結合した場合には
カルボニル部分を形成し、硫黄原子と結合した場合にはスルホキシド部分、そし
て該用語の2個が硫黄原子1個と結合した場合にはスルホニル部分を形成する。
用語(=N−OH)は、炭素原子と結合した場合にはヒドロキシルイミン部分を
形成する。
【0019】 用語ハロは、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードの総称である。本明細書
中で以前および以後に使用する基または基の一部分としてのポリハロC1 〜C6
−アルキルは、モノ−またはポリハロ置換されたC1 〜C6 −アルキル、特には
1個またはそれ以上のフッ素原子を有するメチル、例えばジフルオロメチルまた
はトリフルオロメチルを定義する。ポリハロC1 〜C6 −アルキルの定義中で1
個以上のハロゲン原子がアルキル基1個に結合した場合には、これらは同じかま
たは異なってもよい。
【0020】 これまで本明細書中に記載したR1 は、場合により置換されていてもよい二環
式複素環を定義する。置換基は、両方の環に別れていてもまたはこれらは1個の
同じ環に結合していてもよい。
【0021】 あらゆる変数(例えばアリール、R2 、R3 、R4 、R5a、R5bなど)がいか
なる成分内においてでも1回以上出現した場合、これらの定義は独立である。
【0022】 式(I)の化合物およびこれらのプロドラッグ、N−酸化物、付加塩、第四級
アミン、金属錯体および立体化学的異性体形の一部は、1個またはそれ以上のキ
ラリティーの中心を含み、そして立体化学的異性体形で存在してもよいことが認
められる。
【0023】 これまで本明細書中で使用した用語「立体化学的異性体形」は、式(I)の化
合物およびこれらのプロドラッグ、N−酸化物、付加塩、第四級アミン、金属錯
体または生理学的機能性誘導体が有するであろうすべての可能な立体異性体形を
定義する。別途に記載または指摘しない限り、化合物の化学的名称は、すべての
可能な立体化学的異性体の混合物を表し、該混合物は、基本分子構造のすべての
ジアステレオマーおよび鏡像異性体ならびに式(I)およびこれらのプロドラッ
グ、N−酸化物、塩、溶媒和物または第四級アミンの個々の異性体形それぞれを
表し、これらは他の異性体を本質的に含まず、すなわち他の異性体10%未満、
好ましくは5%未満、特には2%未満および最も好ましくは1%未満を含む。式
(I)の化合物の立体化学的異性体形は、本発明の範囲内に入ると明確に考える
。以後使用する用語のトランスまたはシスは、当該技術分野の熟練者には周知で
ある。
【0024】 治療に使用するために、式(I)の化合物の塩は、対イオンが薬剤的に許容可
能であるものである。しかし、薬剤的に許容可能ではない酸および塩基の塩も、
例えば薬剤的に許容できる化合物の調製または精製のための用途を見いだすであ
ろう。すべての塩は、薬剤的に許容できてもできなくても、本発明の範囲内に含
まれると考える。
【0025】 以上に記載の薬剤的に許容できる酸および塩基付加塩は、式(I)の化合物が
形成できる治療的に活性な非毒性酸および塩基付加塩形を含んでなると考える。
薬剤的に許容できる酸付加塩は、塩基形をこのような適当な酸で処置して便利に
得ることができる。適当な酸は、例えば無機酸、例えばハロゲン化水素酸、例え
ば塩化水素酸または臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの酸、または有機酸、
例えば酢酸、プロパン酸、ヒドロキシ酢酸、酪酸、ピルビン酸、シュウ酸(すな
わちエタン二酸)、マロン酸、コハク酸(すなわちブタン二酸)、マレイン酸、
フマル酸、リンゴ酸(すなわちヒドロキシブタン二酸)、酒石酸、クエン酸、メ
タンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホ
ン酸、シクラミン酸、サリチル酸、p−アミノサリチル酸、パモ酸などの酸を含
んでなる。
【0026】 反対に、該塩形は、適当な塩基を用いて処理して遊離酸形に変換できる。
【0027】 酸性プロトンを含む式(I)の化合物は、適当な有機および無機塩基を用いる
処理によりこれらの非毒性金属またはアミン付加塩の形に変化してもよい。適当
な塩基塩形は、例えばアンモニウム塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属、
例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム塩等、有機
塩基との塩、例えばベンザチン、N−メチル−D−グルカミン、ヒドラバミン塩
、およびアミノ酸、例えばアルギニン、リシンなどとの塩を含んでなる。
【0028】 本明細書中で以上に使用した付加塩の用語は、式(I)の化合物ならびにこれ
らの塩が形成できる溶媒和物も含んでなる。このような溶媒和物は、例えば水和
物、アルコール和物などである。
【0029】 本明細書中で以上に使用した「第四級アミン」の用語は、式(I)の化合物が
、式(I)の化合物の塩基性窒素と適当な四級化剤、例えば場合により置換され
たハロゲン化アルキル、ハロゲン化アリールまたはハロゲン化アリールアルキル
、例えばヨウ化メチルまたはヨウ化ベンジルとの間の反応により形成できる第四
級アンモニウム塩を定義する。好ましい脱離基を有するその他の反応物も使用で
き、例えばアルキルトリフルオロメタンスルホナート、アルキルメタンスルホナ
ート、およびアルキル−p−トルエンスルホナートである。第四級アミンは正に
帯電した窒素を有する。薬剤的に許容できる対イオンは、クロロ、ブロモ、ヨー
ド、トリフルオロアセタートおよびアセタートを含む。選択した対イオンは、イ
オン交換樹脂を用いて導入できる。
【0030】 式(I)の化合物は金属結合、キレート化、錯体化性質を有してもよく、従っ
て金属錯体または金属キレートとして存在してもよいことが認められる。このよ
うな式(I)の化合物の金属化誘導体は本発明の範囲内に含まれると考える。
【0031】 式(I)の化合物の一部は、これらの互変異性体形で存在してもよい。上記の
式中に顕示的には示されていないけれども、このような形は、本発明の範囲内に
含まれると考える。
【0032】 化合物の特別の群は、下記の制限の1種またはそれ以上が適用される式(I)
の化合物である:すなわち −Qが、式(b−1)、(b−3)、(b−4)、(b−5)、(b−6)、(
b−7)または(b−8)の基である; −X2 が直接結合、CH2 またはC(=O)である; −R1 が、キノリニル、キノキサリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベ
ンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ピリドピリジル、
ナフチリジリル、1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジニル、3H−イミダゾ〔
4,5−b〕ピリジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジニル、または式
【0033】
【化30】
【0034】 の基から選ばれた二環式複素環でありそして該二環式複素環は、2個の環のいず
れにおいても、場合により、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、カルボキシ、
1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルキルオキシ、C1 〜C6 −アルキルチ
オ、C1 〜C6 −アルキルオキシ−C1 〜C6 −アルキル、アリール、アリール
1 〜C6 −アルキル、アリールC1 〜C6 −アルキルオキシ、ヒドロキシC1
〜C6 −アルキル、モノ−もしくはジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノ、モノ−
もしくはジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノC1 〜C6 −アルキル、ポリハロC 1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルキルカルボニルアミノ、C1 〜C6 −ア
ルキル−SO2 −NR5c−、アリール−SO2 −NR5c−、C1 〜C6 −アルキ
ルオキシカルボニル、−C(=O)−NR5c−R5d、HO(−CH2 −CH2
O)n −、ハロ(−CH2 −CH2 −O)n −、C1 〜C6 −アルキルオキシ(
−CH2 −CH2 −O)n −、アリールC1 〜C6 −アルキルオキシ(−CH2
−CH2 −O)n −およびモノ−もしくはジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノ(
−CH2 −CH2 −O)n −から選ばれた置換基の1個または可能な場合にはそ
れ以上、例えば2、3または4個で置換されてもよく、 それぞれのnは、独立して1、2、3または4であり、 それぞれのmは、独立して1または2であり、 それぞれのpは、独立して1または2であり、 −それぞれのR2 は、独立して水素、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリ
ジニル、HNR6 で置換されたC3 〜C7 −シクロアルキル、HNR6 で置換さ
れそして場合により、アミノ、ヒドロキシ、C3 〜C7 −シクロアルキル、C2
〜C5 −アルカンジイル、ピペリジニル、モノ−もしくはジ(C1 〜C6 −アル
キル)アミノ、C1 〜C6 −アルキルオキシカルボニルアミノ、アリールおよび
アリールオキシから選ばれた第二、第三または第四の置換基で置換されてもよい
1 〜C10−アルキルであり、 R3 は、水素、ヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルキルオキ
シまたはアリールC1 〜C6 −アルキルであり、 R6 は、水素、C1 〜C4 −アルキル、ホルミル、C1 〜C6 −アルキルカルボ
ニルまたはC1 〜C6 −アルキルオキシカルボニルである。
【0035】 化合物の別の特別の群は、−a1 =a2 −a3 =a4 −が式(a−1)、(a
−2)または(a−3)の基である化合物である。
【0036】 化合物のさらに別の特別の群は、Qが式(b−5)の基であり、ここでvが2
そしてY1 が−NR2 −である化合物である。
【0037】 重要な化合物は、R2 がHNR6 で置換されたC1 〜C10−アルキルである化
合物である。
【0038】 別の重要な化合物は、Gが直接結合またはヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキル
オキシ、アリールC1 〜C6 −アルキルオキシ、HO(−CH2 −CH2 −O) n −、C1 〜C6 −アルキルオキシ(−CH2 −CH2 −O)n −、アリールC 1 〜C6 −アルキルオキシ(−CH2 −CH2 −O)n −から選択された1、2
または3個の置換基で場合により置換されたC1 〜C10−アルカンジイルである
化合物である。
【0039】 好ましい化合物は、 (±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−4−メチル−
1−〔1−(8−キノリニル)エチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミ
ン 一水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−(2−ブロモ−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)−1H−
ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 三水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−〔(2−エトキシエトキシ)−8−キノリニルメチル〕−4−メチル−1H
−ベンゾイミダゾール−2−アミン; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキサリニル)−1
H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 三水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−〔(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル)メチル〕−1H−
ベンゾイミダゾール−2−アミン; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−(エトキシ−8−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−ア
ミン; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
4−メチル−1−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキサリニル)−1
H−ベンゾイミダゾール−2−アミン; (±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−7−メチル−
3−(8−キノリニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−2−
アミン テトラヒドロクロリド 三水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
7−メチル−3−(8−キノリニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピ
リジン−2−アミン テトラヒドロクロリド 一水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−(8−キノリニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−2−
アミン トリヒドロクロリド 二水和物; N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−4−メチル−1−(8
−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン; N−〔1−(8−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕
−1,3−プロパンジアミン トリヒドロクロリド 一水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−1−〔(2−
エトキシエトキシ)−8−キノリニルメチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2
−アミン トリヒドロクロリド 二水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−(8−キノリニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−2−
アミン トリヒドロクロリド 二水和物; (±)−N−〔1−〔1−(アミノメチル)−2−メチルプロピル〕−4−ピペ
リジニル〕−1−〔(2−エトキシエトキシ)−8−キノリニルメチル〕−1H
−ベンゾイミダゾール−2−アミン; (±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−3−(2−キ
ノリニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−2−アミン トリ
ヒドロクロリド 三水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−(1−イソキノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 三水和物; N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−1−(5,6,7,8
−テトラヒドロ−5−キノキサリニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミ
ン トリヒドロクロリド 三水和物; これらのプロドラッグ、N−酸化物、付加塩、第四級アミン、金属錯体および立
体化学的異性体形である。 最も好ましい化合物は、 (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
3−(キノリニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−2−アミ
ン; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
4−メチル−1−(8−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−
アミン; (±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−1−(2−ク
ロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキサリニル)−4−メチル−1
H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 三水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−1−(5,6
,7,8−テトラヒドロ−2,3−ジメチル−5−キノキサリニル)−1H−ベ
ンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 三水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−〔(2−エトキシエトキシ)−8−キノリニルメチル〕−1H−ベンゾイミ
ダゾール−2−アミン; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−(3−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキサリニル)−1
H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 一水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−1−(3−ク
ロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキサリニル)−4−メチル−1
H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 二水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−1−〔(2−
エトキシエトキシ)−8−キノリニルメチル〕−4−メチル−1H−ベンゾイミ
ダゾール−2−アミン 一水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
3−(8−キノリニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−2−
アミン トリヒドロクロリド 四水和物; (±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−3−(8−キ
ノリニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−2−アミン; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
4−メチル−1−〔(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル)メチ
ル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン; (±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−
1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキサリニル)−4
−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン、 これらのプロドラッグ、N−酸化物、付加塩、第四級アミン、金属錯体および立
体化学的異性体形である。
【0040】 一般に、式(I)の化合物は、式(II−a)または(II−b)〔式中、P
は保護基、例えばC1 〜C4 −アルキルオキシカルボニル、またはT. Greene an
d P. Wuytsの「有機合成における保護基」('Protective Groups in Organic Syn
thesis' (John Wiley & Sons Inc., 1991)) の第7章に記載の保護基を表す〕の
中間体と、式(III)〔式中、W1 は適当な脱離基、例えばハロ原子、例えば
クロロ、ブロモである〕の中間体とを、適当な塩基、例えば水素化ナトリウム、
の存在下で反応させて調製できる。該反応は、反応に不活性の溶剤、例えばN,
N−ジメチルホルムアミド中で行うことができる。
【0041】
【化31】
【0042】 式(I)の化合物〔式中、Qの定義において、R2 または少なくとも1個のR 6 置換基は水素であり、該QはH−Q1 で表され、そして該化合物は式(I−a
)で表される〕は、式(IV)〔式中、Pは保護基、例えばC1 〜C4 −アルキ
ルオキシカルボニル、ベンジル、またはT. Greene and P. Wuytsの「有機合成に
おける保護基」('Protective Groups in Organic Synthesis' (John Wiley & So
ns Inc., 1991)) の第7章に記載の保護基を表す〕の中間体を脱保護して調製で
きる。
【0043】
【化32】
【0044】 Pが例えばC1 〜C4 −アルキルオキシカルボニルを表す場合には、該脱保護
反応は、例えば、適当な酸、例えば臭化水素酸、塩化水素酸、硫酸、酢酸、また
はトリフルオロ酢酸または上記の酸の混合物の存在下での酸加水分解、または適
当な塩基、例えば水酸化カリウムの存在下ででのアルカリ加水分解により、適当
な溶剤、例えば水、アルコール、水−アルコールの混合物、塩化メチレン中で行
うことができる。適当なアルコールは、メタノール、エタノール、2−プロパノ
ール、1−ブタノールなどである。反応速度を高めるために、反応混合物を、特
には還流温度まで加熱すると有利である。あるいは、Pが、例えば、ベンジルを
表す場合には、脱保護反応は、水素および適当な触媒の存在下、反応に不活性な
溶剤内での接触水素化により行うことができる。上記の反応における適当な触媒
は、例えば、活性炭(charcoal)担持白金、活性炭担持パラジウムなどである。該
反応に対して適当な反応に不活性な溶剤は、例えば、アルコール、例えばメタノ
ール、エタノール、2−プロパノールなど、エステル、例えば酢酸エチルなど、
酸、例えば酢酸などである。
【0045】 上記の接触水素化反応は、式(I−a)の化合物を調製するために、式(IV
)の中間体〔式中Q1 は不飽和結合を含んでなり、該Q1 はQ1a(CH=CH)
により表され、そして該中間体は、式(IV−a)で表される〕を脱保護および
還元して調製するためにも使用できる。
【0046】
【化33】
【0047】 式(I)の化合物〔式中、Qの定義において、両方のR6 置換基は水素または
2 であり、そしてR4 は両方共に水素であり、該QはH2 N−Q2 で表され、
そして該化合物は式(I−a−1)で表される〕は、式(V)の中間体を脱保護
しても調製できる。
【0048】
【化34】
【0049】 該脱保護反応は、適当な塩基、例えばヒドラジンの存在下、または適当な酸、
例えば塩化水素酸などの存在下、適当な溶剤、例えばアルコール、酢酸などの中
で行うことができる。
【0050】 式(I−a−1)の化合物は、式(I−a)の化合物の調製のために記載した
手順に従って式(VI)の中間体を脱保護しても調製できる。
【0051】
【化35】
【0052】 式(I−a)または式(I−a−1)の化合物〔式中、Q1 またはQ2 はヒド
ロキシ置換基を含んでなり、該Q1 またはQ2 はQ1'(OH)またはQ2'(OH
)により表され、そして該化合物は式(I−a−2)または(I−a−1−1)
で表される〕は、式(I−a)の化合物の調製に対して以上に記載したようにし
て、式(VII)または(VIII)の中間体を脱保護して調製できる。
【0053】
【化36】
【0054】 式(I)の化合物〔式中、Qの定義において、両方のR6 置換基は水素または
2 であり、そしてR4 は両方共に水素であり、R6 、またはR2 およびR4
換基を有する窒素に隣接する炭素は少なくとも1個の水素を有し、該QはH2
−Q3 Hで表され、そして該化合物は式(I−a−1−2)で表される〕は、適
当なアミノ化剤、例えばアンモニア、ヒドロキシルアミン、またはベンジルアミ
ンの存在下、および適当な還元剤、例えば水素および適当な触媒の存在下で、式
(IX)の中間体を還元アミノ化して得ることもできる。上記の反応における適
当な触媒は、例えば、場合により触媒毒、例えばチオフェン溶液の存在下におけ
る活性炭担持白金、活性炭担持パラジウム、Al23 担持ロジウムなどである。
上記の反応に適当な反応に不活性な溶剤は、例えばアルコール、例えばメタノー
ル、エタノール、2−プロパノールなどである。
【0055】
【化37】
【0056】 式(I)の化合物〔式中、Qは−CH2 NH2 部分を含んでなり、該QはH2
N−CH2 −Q4 により表され、そして該化合物は式(I−a−1−3)により
表される〕は、式(X)の中間体を還元して調製できる。
【0057】
【化38】
【0058】 該還元は、適当な還元剤、例えば水素化アルミニウムリチウムまたは水素を用
い、場合により適当な触媒、例えばラネーニッケルの存在下で行うことができる
。上記の反応のために適当な溶剤は、例えばテトラヒドロフラン、またはアルコ
ール中のアンモニアの溶液である。適当なアルコールは、メタノール、エタノー
ル、2−プロパノールなどである。アルコール中のアンモニアの溶液中で行われ
る該還元反応は、式(I−a−1−3)の化合物〔式中、R1 はC1 〜C6 −ア
ルキルオキシC1 〜C6 −アルキルにより置換され、該R1 はR1'−C1 〜C6
−アルキルオキシC1 〜C6 −アルキルにより表され、そして該化合物は式(I
−a−1−3−1)により表される〕の式(X−a)の中間体から出発する調製
にも使用できる。
【0059】
【化39】
【0060】 式(I)の化合物〔式中、Qは−CH2 −CHOH−CH2 −NH2 部分を含
んでなり、該QはH2 N−CH2 −CHOH−CH2 −Q4 により表され、そし
て該化合物は式(I−a−1−3−2)により表される〕は、式(XI)の中間
体をアンモニアと、適当な反応に不活性の溶剤、例えばアルコール、例えばメタ
ノールの存在下で反応させて調製できる。
【0061】
【化40】
【0062】 式(I)の化合物〔式中、Qの定義において、R2 または一個のR6 置換基は
ホルミルであり、該QはH−C(=O)−Q1 により表され、そして該化合物は
式(I−b)により表される〕は、式(XII)の中間体をギ酸、ホルムアミド
およびアンモニアと反応させて調製できる。
【0063】
【化41】
【0064】 式(I)の化合物〔式中、Qの定義において、R2 は水素以外であり、該R2
はR2aにより表され、R4 は水素であり、そしてR2 およびR4 置換基を有する
窒素原子に隣接する炭素原子は少なくとも1個の水素原子も有し、該QはR2a
NH−HQ5 により表され、そして該化合物は式(I−c)により表される〕は
、式(XIV)の中間体を用いる式(XIII)の中間体の還元性アミノ化によ
り、適当な還元剤、例えば水素、および適当な触媒、例えば活性炭担持パラジウ
ム、活性炭担持白金などの存在下で調製できる。上記の反応に対して適当な反応
に不活性な溶剤は、例えばアルコール、例えばメタノール、エタノール、2−プ
ロパノールなどである。
【0065】
【化42】
【0066】 式(I−c)の化合物〔式中、R2aはN(R62 およびヒドロキシで置換さ
れたC1 〜C10−アルキルを表し、そしてヒドロキシを有する炭素原子は水素原
子2個も有し、該R2aは〔(C1 〜C9 −アルキル)CH2 OH〕−N(R6 2 により表され、そして該化合物は式(I−c−1)により表される〕は、式(
XV)の中間体を適当な還元剤、例えば水素化アルミニウムリチウムの存在下で
、適当な反応に不活性な溶剤、例えばテトラヒドロフラン中で還元して調製でき
る。
【0067】
【化43】
【0068】 式(I)の化合物〔式中、Qの定義において、R2 または一個のR6 置換基は
水素であり、該QはH−Q1 により表され、そして式中、R1 はヒドロキシ、ヒ
ドロキシ−C1 〜C6 −アルキル、またはHO(−CH2 −CH2 −O)n −よ
り選ばれた1個またはそれ以上の置換基で置換された二環式複素環であり、該置
換基は式A−OHにより表され、該R1 はR1a−(A−OH)w により表され、
ここでwはR1a上の1〜4個の置換基の数であり、そして該化合物は式(I−d
)により表される〕は、適当な酸、例えば塩化水素酸などを用い、場合により適
当な溶剤、例えばアルコールの存在下で式(XVI)の中間体を脱保護して調製
できる。適当なアルコールは、メタノール、エタノール、2−プロパノールなど
である。
【0069】 あるいは、1個の保護基は、R1aの1個を越える置換基を保護してもよく、該
保護基は、式(XVI−a)により表されるP1 により表される。R1aの置換基
を保護する2方法、すなわち式(XVI)中のような個別、または式(XVI−
a)中のような組合わせの保護基は、式(XVI−b)に表されるように同じ中
間体内で組合わせてもよい。
【0070】
【化44】
【0071】 式(I)の化合物〔式中、Qは式(b−2)の基であり、該化合物は式(I−
e)により表される〕は、式(XVII)の中間体を式(XVIII)の中間体
と、シアン化ナトリウムおよび適当な反応に不活性の溶剤、例えばアルコール、
例えばメタノールなどの存在下で反応させて調製できる。
【0072】
【化45】
【0073】 式(I)の化合物〔式中、Qの定義において、X2 はC2 〜C4 −アルキル−
NR4 であり、該QはQ6 N−CH2 −C1 〜C3 −アルキル−NR4 により表
され、そして該化合物は式(I−p)により表される〕は、式(XIX)の中間
体を式(XX)の中間体と、チタン酸(IV)イソプロピルおよび適当な還元剤
、例えばNaBH3 CNの存在下、および適当な反応に不活性な溶剤、例えば塩
化メチレンまたはアルコール、例えばエタノールの存在下で反応させて調製でき
る。
【0074】
【化46】
【0075】 式(I−p)の化合物〔式中、R2 はC1 〜C6 −アルキルカルボニル、そし
てQは式(b−6)の基(式中Y1 はNR2 であり、該化合物は式(I−p−1
)による表される〕は、式(XIX)の中間体を式(XX−a)の中間体と、式
(I−p)の化合物の調製について記載された操作に従って反応させて調製でき
る。
【0076】
【化47】
【0077】 式(I)の化合物〔式中、GはヒドロキシまたはHO(−CH2 −CH2 −O
n −で置換され、該GはG1 −OHにより表され、そして該化合物は式(I−
q)で表される〕は、式(XXI)〔式中Pは適当な保護基、例えばベンジルを
表す〕の中間体を脱保護して調製してもよい。該脱保護反応は、水素および適当
な触媒の存在下、反応に不活性な溶剤中での接触水素化により行うことができる
。上記の反応に適当な触媒は、例えば活性炭担持白金、活性炭担持パラジウムな
どである。該反応に適当な反応に不活性な溶剤は、例えばアルコール、例えばメ
タノール、エタノール、2−プロパノールなど、エステル、例えば酢酸エチルな
ど、酸、例えば酢酸などである。
【0078】
【化48】
【0079】 式(I)の化合物〔式中、Gはヒドロキシで置換されそしてヒドロキシ置換基
を有する炭素原子は少なくとも1個の水素を有し、該GはH−G2 −OHにより
表され、そして該化合物は(I−q−1)で表される〕は、式(XXII)の中
間体を還元しても調製できる。
【0080】
【化49】
【0081】 該還元反応は、適当な還元剤、例えばホウ水素化ナトリウムの存在下で、反応
に不活性な溶剤、例えばアルコールまたはテトラヒドロフランまたはこれらの混
合物中で行うことができる。適当なアルコールは、メタノール、エタノール、2
−プロパノールなどである。
【0082】 式(I)の化合物は、本明細書中、以下に記載のものを含んでなる当該技術分
野で公知の官能基変換反応に従って互いに変換してもよい。
【0083】 式(I)の化合物は、三価窒素をそのN−酸化物形に変換するための当該技術
分野では公知の方法に従って、相当するN−酸化物形に変換してもよい。該N−
酸化反応は、一般に、式(I)の出発物質を適当な有機または無機過酸化物と反
応させて行ってもよい。適当な無機過酸化物は、例えば、過酸化水素、アルカリ
金属またはアルカリ土類金属の過酸化物、例えば過酸化ナトリウム、過酸化カリ
ウムを含んでなる。適当な有機過酸化物は、ペルオキシ酸、例えばベンゼンカル
ボペルオキシ酸またはハロ置換ベンゼンカルボペルオキシ酸、例えば3−クロロ
ベンゼンカルボペルオキシ酸、ペルオキシアルカン酸、例えばペルオキシ酢酸、
アルキルヒドロ過酸化物、例えばt−ブチルヒドロペルオキシドを含んでなって
もよい。適当な溶剤は、例えば水、低級アルコール、例えばエタノールなど、炭
化水素、例えばトルエン、ケトン、例えば2−ブタノン、ハロゲン化炭化水素、
例えばジクロロメタン、およびこれらの溶剤の混合物である。
【0084】 式(I)の化合物〔式中、R1 はC1 〜C6 −アルキルオキシカルボニルで置
換された二環式複素環であり、該R1 はR1'−C(=O)OC1 〜C6 −アルキ
ルにより表され、そして該化合物は式(I−f)により表される〕は、式(I−
g)の化合物のエステル化により、適当なアルコール、例えばメタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノールなどの存在下
、および適当な酸、例えば塩化水素酸などの存在下で調製できる。
【0085】
【化50】
【0086】 式(I−a)の化合物は、式(I)の化合物〔式中、Qの定義において、R2
または少なくとも1個のR6 置換基は水素以外であり、該R2 またはR6 はZ1
により表され、該QはZ1 −Q1 により表され、そして該化合物は式(I−h)
により表される〕に、式(XXIII)の薬剤〔式中、W2 は適当な脱離基、例
えばハロ原子、例えばブロモ、または4−メチルベンゼンスルホナートである〕
と、適当な塩基、例えば炭酸二ナトリウム、炭酸二カリウム、水酸化ナトリウム
などの存在下、反応に不活性な溶剤、例えば3−メチル−2−ブタノン、アセト
ニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド内で反応させて変換してもよい。
【0087】
【化51】
【0088】 式(I−h)の化合物〔式中、Z1 の定義において、R2 はN(R62 によ
り置換されたCH2 −C1 〜C9 −アルキルであり、該化合物は式(I−h−1
)により表される〕は、式(I−a)の化合物〔式中、H−Q1 の定義において
、R2 は水素であり、該H−Q1 はH−Q1bにより表され、そして該化合物は式
(I−a−3)により表される〕を式(XXIV)の中間体と、適当な還元剤、
例えばシアノホウ素水素化ナトリウムの存在下、適当な反応に不活性の溶剤、例
えばアルコール中で反応させても調製できる。
【0089】
【化52】
【0090】 式(I−h)の化合物〔式中、Z1 はホルミル、C1 〜C6 −アルキルカルボ
ニル、HetカルボニルまたはC1 〜C6 −アルキルオキシカルボニルを含んで
なり、該Z1 はZ1aにより表され、そして該化合物は式(I−h−2)により表
される〕は、式(I−a)の化合物に、適当な酸、例えば臭化水素酸、塩化水素
酸、硫酸、酢酸またはトリフルオロ酢酸またはこれらの酸の混合物の存在下にお
ける酸加水分解により、または適当な塩基、例えば水酸化カリウムの存在下にお
ける塩基加水分解により、適当な溶剤、例えば水、アルコール、水−アルコール
混合物、塩化メチレン中で変換できる。適当なアルコールは、メタノール、エタ
ノール、2−プロパノール、1−ブタノール、sec−ブタノールなどである。
反応速度を高くするために、高温で操作すると有利である。
【0091】
【化53】
【0092】 式(I−b)の化合物は、式(I−a)の化合物をギ酸と反応させて得ることが
できる。
【0093】
【化54】
【0094】 式(I)の化合物〔式中、R1 はヒドロキシで置換された二環式複素環であり
、該R1 はHO−R1'により表され、そして該化合物は式(I−i)により表さ
れる〕は、式(I−j)の化合物〔式中、R1 はC1 〜C6 −アルキルオキシま
たはアリールC1 〜C6 −アルキルオキシにより置換された二環式複素環であり
、該C1 〜C6 −アルキルまたはアリールC1 〜C6 −アルキルはZ2 により表
され、そして該R1 はZ2 −O−R1'により表される〕を脱保護して調製できる
。該脱保護は、反応に不活性な溶剤、例えば塩化メチレン中、適当な脱保護剤、
例えばトリブロモボランの存在下で行うことができる。
【0095】
【化55】
【0096】 式(I)の化合物〔式中、R1 はハロ(−CH2 −CH2 −O)n で置換され
た二環式複素環であり、該化合物は式(I−k)により表される〕は、式(I−
1−1)または式(I−1−2)の化合物に、式(XXV)または(XXVI)
の適当なアミンと、適当な反応に不活性の溶剤、例えばテトラヒドロフラン中で
反応させて変換できる。
【0097】
【化56】
【0098】 式(I)の化合物〔式中、R1 はハロで置換された二環式複素環であり、該化
合物は式(I−m)により表される〕は、式(I)の化合物に、1−ブタンチオ
ールと、活性炭担持パラジウムおよびCaOの存在下、適当な反応に不活性の溶
剤、例えばテトラヒドロフラン中で反応させて変換できる。
【0099】
【化57】
【0100】 式(I)の化合物〔式中、式(a−1)、(a−2)、(a−3)、(a−4
)または(a−5)の基の中の水素原子がニトロにより置換されており、該化合
物は式(I−n)により表される〕は、式(I−o)の化合物に、適当な還元剤
、例えば水素の存在下、場合により適当な触媒、例えば活性炭担持白金の存在下
、および場合により適当な触媒毒、例えばチオフェン溶液の存在下で還元しても
よい。この反応は、適当な反応に不活性な溶剤、例えばアルコール中で行っても
よい。
【0101】
【化58】
【0102】 以下のパラグラフには、上記の調製法における中間体調製の数種の方法を記載
する。多数の中間体および出発物質は、市場で入手できるかまたは公知の化合物
であって、これらは当該技術分野に一般的に公知またはEP−A第000531
8号、EP−A第0099139号、EP−A第0151824号、EP−A第
0151826号、EP−A第0232937号、EP−A第0295742号
、EP−A第0297661号、EP−A第0539420号、EP−A第05
39421号、US第4,634,704号、US第4,695,569号に記
載の手順に類似の慣用の反応操作により調製してもよい。
【0103】 上記および下記の調製において、反応混合物は当該技術分野で公知の方法で処
理され、そして反応生成物が単離され、必要な場合にはさらに精製される。
【0104】 式(III)の中間体は、式(XXVII)の中間体を、適当な脱離基、すな
わちW1 、の導入剤、例えば1−ハロ−2,5−ピロリジンジオンと、ジベンゾ
イルペルオキシドの存在下、反応に不活性な溶剤、例えばテトラクロロメタン中
で反応させて調製できる。
【0105】
【化59】
【0106】 式(XXVII)の中間体〔式中、R1 はクロロ置換された二環式複素環であ
り、該R1 はCl−R1'により表され、そして該中間体は式(XXVII−a)
により表される〕は、式(XXVIII)〔式中、(O=)R1bHはR1'のカル
ボニル誘導体として定義され、ここでカルボニルに隣接する1個の炭素または窒
素は、少なくとも1個の水素を有する〕の中間体を塩化ホスホリルと反応させて
調製できる。式(XXVIII)の中間体は、これらのエノール互変異性形とし
て反応してもよい。
【0107】
【化60】
【0108】 式(XXVII)の中間体〔式中、R1 は、2−トリフルオロメチル−3−メ
チル(3H)−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジンであり、そしてGはCH2 であ
り、該中間体は式(XXVII−b)で表される〕は、N−2,6−ジメチル−
2,3−ピリジンジアミン(Heterocycles, 38, p529, 1994)をトルフルオロ酢酸
と反応させて調製できる。
【0109】
【化61】
【0110】 式(III)の中間体〔式中、W1 はクロロであり、これは少なくとも1個の
水素を有する炭素原子に結合し、該GはG3 Hにより表され、そして該中間体は
式(III−a)により表される〕も、式(XXIX)の中間体をチオニルクロ
リドと、反応に不活性な溶剤、例えば塩化メチレン中で反応させても調製できる
【0111】
【化62】
【0112】 式(XXIX)の中間体は、式(XXX)の中間体を、反応に不活性な溶剤、
例えばアルコール中、適当な還元剤例えばホウ水素化ナトリウムの存在下で反応
させて調製できる。
【0113】
【化63】
【0114】 あるいは、式(XXIX)の中間体は、式(XXXI)〔式中、Pは適当な保
護基、例えばC1 〜C4 −アルキルカルボニルである〕の中間体を、反応に不活
性な溶剤、例えばアルコール中、適当な塩基、例えば水酸化ナトリウムの存在下
で脱保護しても調製できる。
【0115】
【化64】
【0116】 式(XXX)の中間体〔式中、G3 (=O)はCH(=O)であり、該中間体
は式(XXX−a)により表される〕は、式(XXXII)〔式中、W3 は適当
な脱離基、例えばハロ原子、例えばブロモである〕の中間体を、N,N−ジメチ
ルホルムアミドと、ブチルリチウムの存在下、反応に不活性な溶剤、例えばテト
ラヒドロフラン、ジエチルエーテルまたはこれらの混合物中で反応させて調製で
きる。
【0117】
【化65】
【0118】 式(XXX−a)の中間体は、式R1 −CH2 −OHの中間体を、適当な酸化
剤、例えばMnO2 の存在下、反応に不活性な溶剤、例えば塩化メチレン中で酸
化しても調製できる。
【0119】
【化66】
【0120】 式R1−CH2−OHの中間体[式中、R1は2,3−ジメチルキノキサリンで
あり、該中間体は式(XCI)で表される〕は、式(XCII)の中間体を反応
に不活性な溶剤、例えばテトラヒドロフラン中、適当な還元剤、例えば塩化リチ
ウムの存在下のホウ水素化カリウムの存在下で還元して調製できる。
【0121】
【化67】
【0122】 式(XCII)の中間体は、エチル 2,3−ジアミノベンゾアート(Tetrahy
dron, 28, 3271, 1972) を2,3−ブタンジオンと二亜硫酸二ナトリウムの存在
下で反応させて調製できる。
【0123】
【化68】
【0124】 式(XXXI)の中間体〔式中、R1 は、場合により置換されることができる
5,6,7,8−テトラヒドロキノリンであり、G3 HはCH2 であり、そして
PはC1 〜C4 −アルキルカルボニルであり、該中間体は式(XXXI−a)で
表される〕は、式(XCIII)の中間体を無水C1 〜C4 −アルキル酸と、高
温で、適当な塩基、例えば水酸化ナトリウムの存在下で反応させて調製できる。
【0125】
【化69】
【0126】 式(XCIII)の中間体は、式(XCIV)の中間体を適当な酸化剤、例え
ば過酸化物、例えば3−クロロベンゼンカルボペルオキシ酸と、反応に不活性な
溶剤、例えば塩化メチレン中で酸化して調製できる。
【0127】
【化70】
【0128】 式(XCIV)の中間体は、式(XCV)の中間体(Org. Prep. Proced. Int.
23, p386-387 1991) を、適当な還元剤、例えば水素と、適当な触媒、例えば活
性炭担持パラジウムおよび適当な酸、例えばトリフルオロ酢酸の存在下で還元し
て調製できる。
【0129】
【化71】
【0130】 式(IV)の中間体は、式(XXXIII−a)または式(XXXIII−b
)〔式中、Pは適当な保護基、例えばC1 〜C4 −アルキルオキシカルボニルで
ある〕の中間体を、式(III)の中間体と、式(I)の化合物の一般的調製の
ために記載した反応に従って反応させて調製できる。
【0131】
【化72】
【0132】 式(IV)の中間体は、式(XXXIII−a)の中間体を、メタンスルホニ
ルクロリドと反応させた式(XXXIV)の中間体と、適当な塩基、例えば水酸
化ナトリウムの存在下および適当な反応に不活性な溶剤、例えばN,N−ジメチ
ルホルムアミドの存在下で反応させても調製できる。
【0133】
【化73】
【0134】 式(IV)の中間体は、反応に不活性な溶剤、例えばアルコールまたはN,N
−ジメチルホルムアミド中で、酸化水銀および硫黄の存在下での式(XXXV)
の中間体の環化反応によっても調製できる。
【0135】
【化74】
【0136】 式(IV)の中間体〔式中、Q1 は不飽和結合を含んでなり、該Q1 はQ1a
CH=CH)により表され、該中間体は(IV−a)により表される〕は、式(
XXXVI)の中間体を式(III)の中間体と、適当な塩基、例えば炭酸二カ
リウムの存在下で反応させて調製できる。
【0137】
【化75】
【0138】 式(IV)の中間体〔式中、Q1 の定義において、式(b−1)〜(b−8)
の基内のX1 またはX2 部分がNHを表し、該Q1 がQ1c−NHにより表され、
そして該中間体は式(IV−b)により表される〕は、式(XXXVII)の中
間体を式(XXXVIII)の中間体と反応させて調製してもよい。
【0139】
【化76】
【0140】 式(IV)の中間体〔式中、R1 はアミノまたはモノ−もしくはジ(C1 〜C 6 −アルキル)アミノで置換された二環式複素環であり、該R1 はR5a5bN−
1'(式中、R5aおよびR5bは以上に定義されている)により表され、そして該
中間体は、式(IV−c)により表される〕は、式(XXXIX)の中間体を、
式(XL)により表される適当なアミンと、適当な触媒、例えばパラジウム、お
よび(R)−(+)−2,2’−ビス(ジフェニル−ホスフィノ)−1,1’−
ビナフチルの存在下で、適当な反応に不活性な溶剤、例えばテトラヒドロフラン
中で反応させて調製できる。
【0141】
【化77】
【0142】 式(IV)の中間体〔式中、R1 はC(=O)−NR5a5b(式中、R5aおよ
びR5bは以上に定義されている)により置換された二環式複素環であり、該R1
はR5a5bN−C(=O)−R1'により表され、そして該中間体は、式(IV−
d)により表される〕は、式(XXXIX)の中間体を、式(XL)により表さ
れる適当なアミンと、一酸化炭素雰囲気中、適当な触媒、例えば酢酸パラジウム
(II)および1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパンの存在下、適当
な反応に不活性な溶剤、例えばテトラヒドロフラン中で反応させて調製できる。
【0143】
【化78】
【0144】 式(IV)の中間体〔式中、P−Q1 は、NR6 −Pにより置換されたC1
10−アルキルまたはC3 〜C7 −シクロアルキルを含んでなり、該C1 〜C10 −アルキルまたはC3 〜C7 −シクロアルキルはZ3 により表され、該P−Q1
はP−NR6 −Z3 −Q1bにより表され、そして該中間体は式(IV−e)によ
り表される〕は、式(I−a−3)の化合物を式(XLI)〔式中、W4 は適当
な脱離基、例えばp−トルエンスルホナートを表す〕の中間体と反応させて調製
できる。該反応は、反応に不活性な溶剤、例えばアセトニトリル中、適当な塩基
、例えば炭酸二カリウムの存在下で行うことができる。
【0145】
【化79】
【0146】 式(IV−e)の中間体〔式中、R6 はヒドロキシ−C1 〜C6 −アルキルで
あり、該中間体は式(IV−e−1)により表される〕は、式(XLII)の中
間体を式(XLIII)の中間体と、適当な塩基、例えば炭酸二カリウムおよび
適当な溶剤、例えばアセトニトリルの存在下で反応させて調製できる。
【0147】
【化80】
【0148】 式(XXXIII−a)または(XXXIII−b)の中間体は、式(XLI
V)の中間体を適当な保護基、例えばC1 〜C4 −アルキルオキシカルボニルを
用い、反応に不活性な溶剤、例えば塩化メチレンまたはアルコール、例えばメタ
ノール、エタノール、2−プロパノールなどの中、適当な試薬、例えばジC1
4 −アルキルジカーボネートの存在下、そして場合により適当な塩基、例えば
酢酸ナトリウムの存在下で保護して調製できる。
【0149】
【化81】
【0150】 あるいは、式(XXXIII−a)または(XXXIII−b)の中間体は、
式(XLIV)の中間体に、適当な酸、例えば塩化水素酸または臭化水素酸など
またはこれらの混合物と、適当な溶剤、例えば水の存在下で反応させて転換でき
る。
【0151】 式(XXXIII−a)または(XXXIII−b)の中間体〔式中、Q1
定義において、式(b−1)〜(b−8)の基中のX1 またはX2 部分がNHを
表し、該Q1 はQ1c−NHにより表され、そして該中間体は、式(XXXIII
−a−1)または(XXXIII−b−1)により表される〕は、式(XLV−
a)または(XLV−b)〔式中、W5 は適当な脱離基、例えばハロ原子、例え
ばクロロを表す〕の中間体を、式(XLVI)の中間体と反応させて調製できる
【0152】
【化82】
【0153】 式(XLV−a)または(XLV−b)の中間体は、式(XLVII−a)ま
たは(XLVII−b)の中間体をH2 P(=O)(W53 と、適当な酸、例
えば塩化水素酸の存在下で反応させて調製できる。
【0154】
【化83】
【0155】 式(XLVII−a)または(XLVII−b)の中間体は、式(XLVII
I−a)または(XLVIII−b)の中間体を式(IL)の中間体と反応させ
て調製できる。
【0156】
【化84】
【0157】 式(XXXIII−a)の中間体は、式(XLVIII−a)の中間体をP−
1 −C(=NH)−O−CH2 −CH3 と、反応に不活性の溶剤、例えばアル
コール中で反応させても調製できる。
【0158】
【化85】
【0159】 式(XXXV)の中間体は、式(L)の中間体を式P−Q1 =C=Sの中間体
(EP第0005318号に記載の方法により合成する)と、反応に不活性な溶
剤、例えばアルコール、例えばエタノール中で反応させて調製できる。反応速度
を高くするために、反応を高温で行ってもよい。
【0160】
【化86】
【0161】 式(L)の中間体は、式(LI)の中間体を反応に不活性な溶剤、例えばアル
コール中、適当な還元剤、例えば水素、および適当な触媒、例えばラネーニッケ
ルの存在下で還元して調製できる。
【0162】
【化87】
【0163】 式(LI)の中間体は、式(LII)の中間体を式(LIII)〔式中、W6
は適当な脱離基、例えばハロ原子、例えばクロロを表す〕の中間体と反応させて
調製できる。この反応は、反応に不活性は溶剤、例えばアセトニトリル中、適当
な塩基、例えば炭酸二カリウムの存在下で行ってもよい。
【0164】
【化88】
【0165】 式(LII)の中間体は、式(LIV)の中間体を適当な酸、例えば塩化水素
酸と、適当な溶剤、例えばアルコール、例えばエタノールの存在下で反応させて
調製できる。
【0166】
【化89】
【0167】 式(LIV)の中間体は、式(III)の中間体をNaN〔C(=O)H〕2
と反応させて調製できる。
【0168】
【化90】
【0169】 式(LI)の中間体は、式(LIII)の中間体を式(LV)の中間体(J. Or
g. Chem., 25 p1138, 1960) と、反応に不活性な溶剤、例えばN,N−ジメチル
ホルムアミド中、適当な塩基、例えば水素化ナトリウムの存在下で反応させても
調製できる。
【0170】
【化91】
【0171】 式(XXXVI)の中間体は、式(LVI)の中間体を適当な酸、例えば硫酸
を用いて脱水して調製できる。
【0172】
【化92】
【0173】 式(LVI)の中間体〔式中、Q1aの定義において、X1 またはX2 部分はC
2 であり、該Q1aはQ1a' により表され、そして該中間体は式(LVI−a)
により表される〕は、式(LVII)のカルボニル部分を式(LVIII)の中
間体と、N,N−ジイソプロピルアミンおよびブチルリチウムの存在下、適当な
反応に不活性な溶剤、例えばテトラヒドロフラン中で反応させて調製できる。
【0174】
【化93】
【0175】 式(IV)の中間体〔式中、Gは、C1 〜C6 −アルキルオキシ、アリールC 1 〜C6 −アルキルオキシ、HO(−CH2 −CH2 O)n −、C1 〜C6 −ア
ルキルオキシ(−CH2 −CH2 O)n −、またはアリールC1 〜C6 −アルキ
ルオキシ(−CH2 −CH2 O)n −により置換されたC1 〜C10−アルカンジ
イルであり、該置換基はO−Z4 により表され、該GはZ4 −O−G1 により表
され、そして該中間体は式(IV−f)により表される〕は、式(XXXIII
−a)の中間体を、式(LIX)の中間体と、場合により適当な酸、例えばp−
トルエンスルホン酸などの存在下、および場合により適当な溶剤、例えばN,N
−ジメチルアセトアミドの存在下で反応させて調製できる。反応速度を上げるた
めに、反応は高い温度で行ってもよい。
【0176】
【化94】
【0177】 式(LIX)の中間体は、式(LX)の中間体を式(LXI)または(LXI
I)の試薬と、反応に不活性な溶剤、例えばアルコール、またはトルエン中、酸
、例えば4−メチルベンゼンスルホン酸の存在下で反応させて調製できる。
【0178】
【化95】
【0179】 式(LX)の中間体は、式(LXIII)の中間体を適当な酸化剤、例えばM
nO2 を用い、反応に不活性な溶剤、例えば塩化メチレン中で酸化して調製でき
る。
【0180】
【化96】
【0181】 式(IV−f)の中間体は、式(IV)の中間体〔式中、Gはヒドロキシで置
換されたC1 〜C10−アルカンジイルであり、該GはG1 −OHにより表され、
そして該中間体は式(IV−g)で表される〕を、式(LXIV)〔式中、W7
は適当な脱離基、例えばハロ原子、例えばヨウ素である〕の中間体と、適当な塩
基、例えば水酸化ナトリウムの存在下、反応に不活性な溶剤、例えばテトラヒド
ロフラン中で反応させても調製できる。
【0182】
【化97】
【0183】 式(IV−g)の中間体〔式中、ヒドロキシを有するG1 の炭素原子は水素原
子も有し、該G1 −OHはH−G2 −OHにより表され、そして該中間体は式(
IV−g−1)により表される〕は、式(LXV)の中間体を適当な還元剤、例
えばホウ水素化ナトリウムの存在下、反応に不活性な溶剤、例えばアルコール、
テトラヒドロフランまたはこれらの混合物中で還元して調製できる。式(LXV
)の中間体は、最初に例えば適当な酸、例えば塩化水素酸などの存在下で脱保護
して式(LXVI)の中間体をもたらし、次いで還元により式(I−q−1)の
化合物〔式中、QはH−Q1 を表し、該化合物は式(I−q−1−1)により表
される〕をもたらすこともできる。
【0184】
【化98】
【0185】 式(IV)の中間体〔式中、Gはヒドロキシで置換されたエチルであり、該中
間体は式(IV−g−2)で表される〕は、式(XXXIII−a)の中間体を
式(LXVII)の中間体と、適当な塩基、例えば水酸化ナトリウムの存在下で
、反応に不活性な溶剤、例えばN,N−ジメチルホルムアミド中で反応させても
調製できる。
【0186】
【化99】
【0187】 式(IV−g−2−1)で表される式(IV−g−2)の中間体の従属群は、
式(LXVIII)の中間体を式(LXIX)の中間体と、1,3−ジシクロヘ
キシルカルボジイミドの存在下、反応に不活性な溶剤、例えばトルエン中で反応
させても調製できる。
【0188】
【化100】
【0189】 式(LXV)の中間体は、式(XXXIII−a)の中間体を式(LXX)〔
式中、W8 は適当な脱離基、例えばハロ原子、例えば臭素である〕の中間体と、
適当な塩基、例えば水素化ナトリウムの存在下、反応に不活性な溶剤、例えばN
,N−ジメチルホルムアミド中で反応させて調製できる。
【0190】
【化101】
【0191】 式(V)の中間体は、式(LXXI)の中間体を1H−イソインドール−1,
3(2H)−ジオンと、トリフェニルホスフィンおよびジエチルアゾジカルボキ
シラートの存在下で反応させて調製できる。
【0192】
【化102】
【0193】 式(V)の中間体は、式(LXXII)の中間体を1H−イソインドール−1
,3(2H)−ジオンと、適当な塩基、例えば水素化ナトリウムおよび適当な溶
剤、例えばN,N−ジメチルホルムアミドの存在下で反応させても調製できる。
【0194】
【化103】
【0195】 式(LXXII)の中間体は、式(LXXI)の中間体を式(LXXIII)
〔式中、W9 は適当な脱離基、例えばハロ原子、例えばクロロを表す〕の中間体
と、適当な塩基、例えばN,N−ジエチル−エタンアミンおよび適当な溶剤、例
えば塩化メチレンの存在下で反応させて調製できる。
【0196】
【化104】
【0197】 式(V)の中間体〔式中、Q2 の定義において、R2 はC1 〜C10−アルキル
であり、該Q2 はC1 〜C10−アルキル−Q1bにより表され、そして該中間体は
式(V−a)により表される〕は、式(I−a−3)の化合物を、式(LXXI
V)〔式中、W10は適当な脱離基、例えばハロ原子、例えばクロロである〕の中
間体と、適当な塩基、例えば炭酸二カリウムおよび適当な溶剤、例えばアセトニ
トリルの存在下で反応させて調製できる。
【0198】
【化105】
【0199】 式(LXXI)の中間体〔式中、Q2 の定義において、ヒドロキシを有する炭
素原子は、また2個の水素原子を有し、該HO−Q2 はHO−CH2 −Q2'によ
り表され、そして該中間体は式(LXXI−a)により表される〕は、式(LX
XV)の中間体を、適当な還元剤、例えば水素化リチウムアルミニウムの存在下
、適当な反応に不活性な溶剤、例えばテトラヒドロフラン中で還元して調製でき
る。
【0200】
【化106】
【0201】 式(LXXI)の中間体〔式中、Q2 の定義において、ヒドロキシを有する炭
素原子は、また少なくとも1個の水素を有し、該HO−Q2 はHO−Q3 Hによ
り表され、そして該中間体は式(LXXI−b)により表される〕は、式(IX
)の中間体を、適当な還元剤、例えばホウ水素化ナトリウムと、反応に不活性な
溶剤、例えばアルコール中で還元して調製できる。
【0202】
【化107】
【0203】 式(VI)の中間体〔式中、Q2 の定義において、R2 はN(P)2 で置換さ
れたC1 〜C10−アルキルであり、そして窒素原子に隣接してR2 置換基を有す
る炭素原子は少なくとも1個の水素原子も有し、該Q2 は(P)2 N−C1 〜C 10 −アルキル−NH−Q2aHにより表され、そして該中間体は式(VI−a)に
より表される〕は、式(LXXVI)の中間体を、式(LXXVII)の中間体
を用い、適当な還元剤、例えば水素および適当な触媒、例えば活性炭担持パラジ
ウム、活性炭担持白金などの存在下、そして場合により適当な触媒毒、例えばチ
オフェン溶液の存在下で還元性アミノ化して調製できる。この反応における適当
な溶剤は、反応に不活性な溶剤、例えばアルコールである。
【0204】
【化108】
【0205】 式(LXXVI)の中間体は、式(LXXVIII)の中間体を適当な酸、例
えば塩化水素酸などの存在下、適当な溶剤、例えば水中で脱保護して調製できる
【0206】
【化109】
【0207】 式(IX)の中間体は、式(LXXIX)の中間体を、適当な酸、例えば塩化
水素酸などの存在下で脱保護して調製してもよい。
【0208】
【化110】
【0209】 式(LXXIX)の中間体は、式(LXXX)の中間体を式(III)の中間
体と、適当な塩基、例えば炭酸二カリウムの存在下、適当な反応に不活性な溶剤
、例えばアセトニトリル中で反応させて調製できる。
【0210】
【化111】
【0211】 式(LXXX)の中間体〔式中、Q3 の定義において、式(b−1)〜(b−
8)の基のX1 またはX2 部分はNHを表し、該Q3 はQ3'−NHにより表され
、そして該中間体は式(LXXX−a)により表される〕は、式(LXXXI)
の中間体を、酸化水銀および硫黄の存在下、適当な反応に不活性な溶剤、例えば
アルコール中で環化して調製してもよい。
【0212】
【化112】
【0213】 式(LXXXI)の中間体は、式(LXXXII)の中間体を、適当な還元剤
、例えば水素の存在下、適当な触媒、例えば活性炭担持パラジウム、活性炭担持
白金などの存在下、適当な溶剤、例えばアルコール中のアンモニアの混合物中で
反応させて調製できる。適当なアルコールは、メタノール、エタノール、2−プ
ロパノールなどである。
【0214】
【化113】
【0215】 式(LXXXII)の中間体は、式(LXXXIII)の中間体を式(LXX
XIV)の中間体と、適当な反応に不活性な溶剤、例えばエタノール中で反応さ
せて調製できる。
【0216】
【化114】
【0217】 式(IX)の中間体〔式中、Q3 の定義において、R2 はC1 〜C10−アルキ
ルを含んでなり、該Q3 はC1 〜C10−アルキル−Q1bにより表され、そして該
中間体は式(IX−a)により表される〕は、式(I−a−3)の化合物を式(
LXXXV)〔式中、(O=)−C1 〜C10−アルキルはC1 〜C10−アルキル
のカルボニル誘導体を表し、そしてW11は適当な脱離基、例えばハロ原子、例え
ばブロモである〕の試薬と、反応に不活性な溶剤、例えばアセトニトリル中、適
当な塩基、例えば炭酸二カリウムの存在下で反応させて調製できる。
【0218】
【化115】
【0219】 式(X)の中間体〔式中、Q4 はC1 〜C9 −アルキルを含んでなり、該Q4
はC1 〜C9 −アルキル−Q1bにより表され、そして該中間体は式(X−a)に
より表される〕は、式(I−a−3)の化合物を、式(LXXXIV)〔式中、
12は適当な脱離基、例えばハロ原子、例えばクロロを表す〕の試薬と、反応に
不活性な溶剤、例えば3−メチル−2−ブタノン中、適当な塩基、例えば炭酸二
カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの存在下で反応させて調製できる。
【0220】
【化116】
【0221】 式(X)の中間体〔式中、NC−Q4 はNC−(C1 〜C9 −アルキル)(R 4 )N−C(=O)−Alk−X1 を表し、該中間体は式(X−b)により表さ
れる〕は、式(LXXXVII)の中間体を、式(LXXXVIII)の中間体
と、ジ−1H−イミダゾール−2−イル−メタノン、適当な塩基、例えばN,N
−ジエチル−エタンアミン、および適当な溶剤、例えば塩化メチレンの存在下で
反応させて調製できる。
【0222】
【化117】
【0223】 式(XI)の中間体〔式中、Q4'はQ1bを表し、該中間体は式(XI−a)に
より表される〕は、式(I−a−3)の化合物を、式(LXXXIX)〔式中、
13は適当な脱離基、例えばハロ原子、例えばクロロを表す〕の中間体と、適当
な塩基、例えば炭酸二ナトリウムの存在下、および適当な溶剤、例えば3−メチ
ル−2−ブタノンの存在下で反応させて調製できる。
【0224】
【化118】
【0225】 式(XIX)の中間体は、式(XC)の中間体を適当な酸、例えば塩化水素酸
と反応させて調製できる。
【0226】
【化119】
【0227】 式(I)の化合物の純粋な立体化学的異性体形は、当該技術分野で公知の方法
を適用して得てもよい。ジアステレオマーは、物理的方法、例えば選択結晶化お
よびクロマトグラフィー法、例えば向流分配液体クロマトグラフィーなどにより
得てもよい。
【0228】 本明細書の上記の方法で調製された式(I)の化合物は、一般に、当該技術分
野で公知の分割方法に従ってたがいに分離できる鏡像異性体のラセミ混合物であ
る。十分に塩基性または酸性である式(I)のラセミ化合物は、適当なキラル酸
、あるいはキラル塩基と反応させて相当するジアステレオマー塩形に変換しても
よい。上記のジアステレオマー塩形は、引き続いて、例えば選択的または分別的
結晶化により分離され、そして鏡像異性体はアルカリまたは酸によりこれらから
遊離される。式(I)の化合物の鏡像形を分離する別の方法は、液体クロマトグ
ラフィー、特にはキラル固定相を有する液体クロマトグラフィーを含む。上記の
純粋の立体化学的異性体形は、反応が立体特異的に起きる場合には適当な出発物
質の相当する純粋な立体化学的異性体形から誘導してもよい。好ましくは、特定
の立体異性体を所望する場合には、該化合物は調製の立体特異性的方法により合
成される。これらの方法は、有利には鏡像的に純粋な出発物質を用いる。
【0229】 式(I)の化合物は抗ウイルス性を示す。本発明の化合物および方法を用いて
治療できるウイルス感染は、オルト−およびパラミクソウイルス、殊にはヒトお
よびウシ呼吸合胞体ウイルス(RSV)によりもたらされる感染を含む。
【0230】 本化合物のRSVに対する生体外抗ウイルス活性は、本明細書の実験の部に記
載の試験で試験され、そしてウイルス収率低下アッセイでも実証されるであろう
。本化合物のRSVに対する生体内抗ウイルス活性は、ワイドら(Wyde et al, A
ntiviral Research (1998), 38, 31-42)に記載のようなコットンラット(cotton
rat)を用いる試験モデルで実証されるであろう。
【0231】 これらの抗ウイルス性、特にはこれらの抗−RSV性により、式(I)の化合
物またはこれらのあらゆる従属群、これらのプロドラッグ、N−酸化物、付加塩
、第四級アミン、金属錯体および立体化学的異性体形は、ウイルス感染、特には
RSV感染を経験した個体の治療、およびこれらの感染の予防に対して有用であ
る。一般に、本発明の化合物は、ウイルス、特には呼吸合胞体ウイルスに感染し
た温血動物の治療に有用であろう。
【0232】 従って、本発明による化合物またはこれらのあらゆる従属群は、薬剤として使
用してもよい。薬剤としての上記の使用または治療の方法は、ウイルス感染患者
またはウイルス感染の疑いがある患者に、ウイルス感染、特にはRSV感染に関
連する病状に対抗するために有効な量の全身投与を含んでなる。
【0233】 本発明は、ウイルス感染、特にはRSV感染の治療または予防に対する薬剤の
製造における本化合物またはこれらのあらゆる従属群の使用にも関する。
【0234】 本発明の化合物またはこれらのあらゆる従属群は、投与目的のために種々の剤
形に調剤してもよい。適当な組成物として、全身投与薬剤のために通常使用され
るすべての組成物を考慮してもよい。本発明の薬剤組成物を調製するために、特
定の化合物の有効量を、場合により付加塩形または金属錯体として、有効成分と
して、薬剤的に許容できるキャリヤーとの緊密な混合物に組み合わせ、そのキャ
リヤーは投与のために所望の調剤の形に応じて広範囲の種々の形をとってもよい
。これらの薬剤組成物は、特に経口、直腸経由、経皮、または非経口注入による
投与に適する単位投与形が望ましい。例えば、経口投与形の組成物を調製する場
合に、あらゆる通常の薬剤媒体、例えば水、グリコール、油、アルコールなどを
経口液体調剤、例えば懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤、乳剤および液剤の場
合に、または固体キャリヤー、例えばデンプン、糖類、カオリン、滑り剤、結合
剤、崩壊剤などを散剤、ピル剤、カプセル剤、および錠剤の場合に使用してもよ
い。これらの投与の容易さのために、錠剤およびカプセル剤が最も有利な経口投
与単位形であり、この場合に薬剤キャリヤーが際立って用いられる。非経口組成
物に対して、キャリヤーは通常滅菌水を少なくとも大きい部分として含んでなる
が、しかし他の成分を例えば溶解性支援のために含んでもよい。例えば、キャリ
ヤーが生理食塩水、グルコース溶液または生理食塩水とグルコース溶液との混合
物を含んでなる注射用液剤を調製してもよい。注射用懸濁剤は、適当な液状キャ
リヤー、懸濁剤などを使用してもよい場合に調製してもよい。さらに、使用の直
前に液状調剤に変換することを考える固体形の調剤も含まれる。経皮投与のため
に適する組成物中には、キャリヤーは場合により浸透促進剤および/または適当
な湿潤剤を場合により少量のあらゆる種類の適当な添加剤と組み合わせて含んで
なり、この添加剤は皮膚に対して著しい有害作用をもたらさないものである。
【0235】 本発明の組成物は、経口吸入または吹送を介して、この投与方法による投与の
ための当該技術分野で使用される方法および製剤により投与してもよい。従って
、一般に、本発明の化合物は、肺に対して、液剤、懸濁剤または乾燥散剤の形で
投与してもよく、液剤が好ましい。経口吸入または吹送を介する液剤、懸濁剤ま
たは乾燥散剤の投与のために開発されたあらゆるシステムは、本発明の化合物の
投与に適する。
【0236】 従って、本発明は、口を通した吸入または吹送による投与に適し、式(I)の
化合物および薬剤的に許容できるキャリヤーを含んでなる薬剤組成物も提供する
。好ましくは、本発明の組成物は、ネブライザーまたはエーロゾル処方における
液剤の吸入を介して投与される。
【0237】 投与の容易さと投与量の均一性のために上記の薬剤組成物を単位用量形に処方
することが特に好ましい。本明細書中に記載の単位用量形は、単位用量として適
する物理的に区分された単位を呼び、それぞれの単位は必要な薬剤キャリヤーを
伴って、所望の治療効果を生むように計算された有効成分の所定の量を含む。こ
のような単位用量形の例は、錠剤(線入り(scored)または被覆錠剤を含む)、カ
プセル剤、ピル剤、座薬、散剤パケット、ウエファー、注射用液剤または懸濁剤
など、およびこれらの隔離された複数形である。
【0238】 一般に、抗ウイルス的に有効な日用量は、0.01mg/kg〜500mg/
kg(体重)、さらに好ましくは0.1mg/kg〜50mg/kg(体重)が
考えられる。所要の用量を2、3、4またはそれ以上の分割投与量として、1日
を通じて適当な間隔を置いて投与することが適当であろう。該分割投与量は、例
えば単位用量形あたりに有効成分の1〜1000mg、特には5〜200mgを
含む単位用量形として製剤してもよい。
【0239】 投与の正確な用量および頻度は、使用する式(I)の化合物の特定の化合物、
治療される特定の病状、治療する病状の重症度、特定の患者の年齢、体重、性別
、障害の程度および全般的な身体状況ならびに個体が摂取しているその他の薬剤
に、当該技術分野の熟練者には周知のように依存する。さらに、上記の有効日用
量は、治療される個体の反応に応じておよび/または本発明の化合物を処方する
医師の評価に応じて増減してもよいことは明らかである。従って、以上に記載し
た有効な日用量範囲は、単なる指針である。
【0240】 また、他の抗ウイルス剤と式(I)の化合物との組み合わせも薬剤として使用
できる。従って、本発明は、(a)式(I)の化合物、および(b)他の抗ウイ
ルス化合物を含み、抗ウイルス治療における同時、個別または連続使用のための
組み合わせ調剤としての製品にも関する。異なる薬剤を薬剤的に許容できるキャ
リヤーと一緒に単一調剤内に組み合わせてもよい。例えば、本発明の化合物は、
RSV感染を治療または防止するために、インターフェロン−ベータまたは腫瘍
壊死因子−アルファーと組み合わせてもよい。
【0241】 下記の実施例は、本発明を説明することを意図するものである。実験の部 以下において、「DMF」は、N,N−ジメチルホルムアミドとして定義され
、「DIPE」は、ジイソプロピルエーテルとして定義される。A.中間体化合物の調製 実施例A1 a)ナトリウムメトキシド(0.2モル)をメタノール(389ml)中のN−
(4−ピペリジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン ジヒドロブロ
ミド(0.1モル)の混合物に加え、混合物を氷浴上で冷却しそして2時間攪拌
した。ジ−t−ブチルジカルボナート(0.1モル)を氷浴上で冷却した混合物
に加え次いで18時間室温で攪拌した。混合物を蒸発しそして水/DIPE中に
懸濁した。残留物を濾別、水/DIPEを用いて洗浄しそして乾燥した。残留物
をCH3 OH内で煮沸すると、1,1−ジメチルエチル 4−(1H−ベンゾイ
ミダゾール−2−イルアミノ)−1−ピペリジンカルボキシラート17.46g
(55.2%)、融点249.4℃(中間体1)が得られた。 b)DMF(250ml)中の中間体(1)(0.05モル)、2−(クロロメ
チル)キノリン モノヒドロクロリド(0.055モル)および炭酸ナトリウム
(0.075モル)の混合物を55℃で一晩攪拌した。溶剤を蒸発した。残留物
をH2 OおよびCH2 Cl2 中に取り込んだ。有機層を分離、乾燥、濾過しそし
て溶剤を蒸発した。残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精
製した。(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH 97/3および95/5)。純
粋の画分を集めそして溶剤を蒸発した。残留物をDIPE中に懸濁、濾別しそし
て乾燥すると、1,1−ジメチルエチル 4−〔〔1−(キノリニルメチル)−
1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジンカルボキシラ
ート13.5g(59%)(中間体2)が得られた。実施例A2 a)塩化ホスホリル(200ml)中の5,6,7,8−テトラヒドロ−2(1
H)−キノキサリノンの混合物を3時間攪拌および還流した。溶剤を蒸発した。
残留物を氷およびCH2 Cl2 中に取り上げた。混合物をNH4 OHを用いて塩
基性化した。有機層を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発する
と、2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン34g(86%)
(中間体3)が得られた。 b)テトラクロロメタン(400ml)中の中間体(3)、1−ブロモ−2,5
−ピロリジンジオン(0.116モル)およびジベンゾイルペルオキシド(1.
3g)の混合物を35分間攪拌および還流し、室温として次いで濾過した。同じ
量を用いて反応を再度行った。残留物を一緒にした。溶剤を蒸発した。残留物(
60g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:
シクロヘキサン/EtOAc 85/5;15−35μm)。純粋の画分2個を
集めそしてこれらの溶剤を蒸発すると、(±)−5−ブロモ−2−クロロ−5,
6,7,8−テトラヒドロキノキサリン25g(43%)(中間体4)および(
±)−8−ブロモ−2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン1
2g(21%)が得られた。 c)鉱油中の水素化ナトリウムの分散液(60%)(0.0518モル)を、5
℃、N2 流中で、DMF(200ml)中の中間体(1)(0.0471モル)
の混合物に少しずつ加えた。混合物を5℃/10℃で1時間攪拌した。DMF(
50ml)中の中間体(4)(0.0565モル)の溶液を滴下して加えた。混
合物を室温で3時間攪拌しそしてH2 O中に注加した。沈殿物を濾別しそしてC
2 Cl2 中に取り上げた。有機溶液を乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤
を蒸発した。残留物(32g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによ
り精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH 95/5/0.
1;20−45μm)。純粋の画分を集めそして溶剤を蒸発すると、(±)−1
,1−ジメチルエチル 4−〔〔1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒ
ドロ−5−キノキサリニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕
−1−ピペリジンカルボキシラート13.3g(58%)(中間体5)が得られ
た。実施例A3 a)2,3−ブタンジオン(0.0776モル)を、水(75ml)中のピロ亜
硫酸ナトリウム(0.1モル)の溶液に室温で加えた。混合物を70℃に加熱し
次いで水(75ml)中の2,3−ジアミノ安息香酸エチル(0.0776モル
)の溶液に加えた。混合物を100℃で12時間攪拌、冷却、10%K2 CO3
を用いて塩基性化しそしてEtOAcを用いて抽出した。有機層を分離、乾燥(
MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物(17.5g)をシリカゲ
ル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /Et
OAc 93/7;20−45μm)。純粋の画分を集めそして溶剤を蒸発する
と、エチル 2,3−ジメチル−5−キノキサリンカルボキシラート12g(6
7%)(中間体6)が得られた。 b)塩化リチウム(0.6モル)をテトラヒドロフラン(300ml)中の中間
体(6)(0.06モル)およびテトラヒドロホウ酸カリウム(0.6モル)の
混合物に80℃で少しずつ加えた。混合物を80℃で5時間攪拌、冷却、H2
中で注加しそしてEtOACを用いて抽出した。有機層を分離、H2 Oを用いて
洗浄、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発すると、(±)−1,2,
3,4−テトラヒドロ−2,3−ジメチル−5−キノキサリン−メタノール10
.5g(91%)(中間体7)が得られた。 c)MnO2 (100g)をジクロロメタン(500ml)中の中間体(7)(
0.0546モル)の混合物に室温で少しずつ加えた。混合物を室温で一晩攪拌
し、セライト(celite)上で濾過し、CH2 Cl2 を用いて洗浄しそして濾液を蒸
発した。生成物はこれ以上は精製しないで使用し、2,3−ジメチル−5−キノ
キサリンカルボキシアルデヒド7.8g(77%)(中間体8)が得られた。 d)テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.084モル)をメタノール(100m
l)中の中間体(8)(0.042モル)の混合物に5℃で少しずつ加えた。混
合物を5℃で30分間攪拌し、低温で加水分解しそしてEtOAcを用いて抽出
した。有機層を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発すると、2
,3−ジメチル−5−キノキサリンメタノール6.7g(85%)(中間体9)
が得られた。 e)塩化チオニル(0.045モル)をジクロロメタン(50ml)中の中間体
(9)(0.03モル)の混合物に5℃で滴下して加えた。混合物を室温で2時
間攪拌し、氷および10%K2 CO3 上に注加した。有機層を分離し、10%K 2 CO3 を用いて洗浄し、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。
生成物はこれ以上は精製しないで使用し、5−(クロロメチル)−2,3−ジメ
チル−キノキサリン6.2g(定量的)(中間体10)が得られた。 f)鉱油中の水素化ナトリウムの分散液(60%)(0.021モル)を、5℃
、N2 流下で、DMF(30ml)中の中間体(1)(0.02モル)の混合物
に少しずつ加えた。混合物を5℃、N2 流下で1時間攪拌した。少量のDMF中
の中間体(10)(0.03モル)の溶液を5℃で滴下して加えた。混合物を室
温、N2 流下で2時間攪拌し、加水分解しそしてEtOAcを用いて抽出した。
有機層を分離し、H2 Oを用いて数回洗浄、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして
溶剤を蒸発した。残留物(12.5g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフ
ィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH 97.
5/2.5/0.1;20−45μm)。純粋の画分2個を集めそしてこれらの
溶剤を蒸発すると、1,1−ジメチルエチル 4−〔〔1−(2,3−ジメチル
−5−キノキサリニル)メチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミ
ノ〕−1−ピペリジンカルボキシラート7.8g(80%)(中間体11)が得
られた。実施例A4 8−ブロモ−2−メチルキノリン(0.0675モル)を、テトラヒドロフラ
ン(300ml)およびジエチルエーテル(300ml)中のヘキサン中のブチ
ルリチウムの溶液(1.6M)(0.135モル)の混合物に、−70℃、N2
流下で少しずつ加えた。混合物を30分間攪拌した。テトラヒドロフラン(10
0ml)中のDMF(0.405モル)の溶液を手早く加えた。混合物を−70
℃に冷却し、15分間攪拌した。エタノール(70ml)および10%NH4
l溶液を加えた。混合物を室温としそして15分間攪拌した。NH4 Clを加え
た。混合物をEtOAcを用いて抽出した。有機層を分離、H2 Oを用いて洗浄
、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。生成物をこれ以上は精製
しないで使用し、2−メチル−8−キノリンカルボキシアルデヒド15g(>1
00%)が得られた(中間体12)。実施例A5 a)トルフルオロ−酢酸(150ml)中の3−メトキシ−2−メチルキノリン
(0.081モル)の混合物を室温、圧力3〜4バール下、48時間で、触媒と
して活性炭担持パラジウム(2g)を用いて加水分解した。水素の取り込み(2
当量)の後、触媒をセライトを通して濾過しそしてH2 Oを用いて洗浄した。濾
液を濃NH4 OH溶液を用いて塩基性化し、そしてCH2 Cl2 を用いて抽出し
た。有機層を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発すると、5,
6,7,8−テトラヒドロ−3−メトキシ−2−メチルキノリン14.3g(定
量的)(中間体13)が得られた。 b)3−クロロベンゼンカルボペルオキソ酸(0.1モル)をジクロロメタン(
300ml)中の中間体(13)(0.067モル)の混合物に5℃で少しずつ
加えた。混合物を室温で一晩混合し、10%K2 CO3 を用いて塩基性化しそし
てその層に分離した。水層をCH2 Cl2 を用いて抽出した。一緒にした有機層
を乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発すると、5,6,7,8−テト
ラヒドロ−3−メトキシ−2−メチルキノリン、1−オキシド13.7g(定量
的)(中間体14)が得られた。 c)無水酢酸(100ml)中の中間体(14)(0.067モル)の混合物を
90℃で1時間攪拌し、氷上に注加しそして3N NaOHを用いて塩基性化し
た。CH2 Cl2 を加えた。有機層を分離し、希NaOH溶液を用いて洗浄、乾
燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発すると、5,6,7,8−テトラヒ
ドロ−3−メトキシ−2−キノリンメタノール アセタート(エステル)16.
8g(定量的)(中間体15)が得られた。 d)メタノール(60ml)中の中間体(15)(0.067モル)および水酸
化ナトリウム(13g)の混合物を20分間攪拌および還流し、氷上に注加しそ
してCH2 Cl2 を用いて抽出した。有機層を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過
しそして溶剤を蒸発すると、5,6,7,8−テトラヒドロ−3−メトキシ−2
−キノリンメタノール12.3g(95%)(中間体16)が得られた。
【0242】 同様の方法で、(±)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−メチル−8−キ
ノリノール(中間体17)も調製された。実施例A6 三臭化リン(0.0105モル)を0℃/5℃において、N2 流下で、トルエ
ン(20ml)中の(±)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−メチル−2−
キノリノール(中間体17)(0.03モル)の混合物に滴下して加えた。混合
物を室温としそして室温で一晩攪拌した。氷水を加えた。混合物を濃NaOH溶
液を用いて塩基性化しそしてCH2 Cl2 を用いて抽出した。有機層を分離、乾
燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物(6g)をシリカゲル
上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3
OH 99/1;20−45μm)。純粋の画分を集めそして溶剤を蒸発すると
、(±)−8−ブロモ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−メチルキノリン2
g(29%)(中間体18)が得られた。実施例A7 a)トリフロロ酢酸(250ml)中のN−2,6−ジメチル−2,3−ピリジ
ンジアミン(0.122モル)の混合物を6時間攪拌および還流しそして室温と
した。溶剤を蒸発した。残留物をCH2 Cl2 および10%K2 CO3 中に取り
上げた。有機層を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残
留物(32g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶
離剤:CH2 Cl2 /EtOAc 97/3;20−45μm)。純粋の画分を
集めそして溶剤を蒸発した。残留物を石油エーテル中に取り上げた。沈殿物を濾
別しそして乾燥すると、残留物15gが得られた(画分1)。母液を蒸発した。
残留物を画分1の14.1gと一緒にすると、1,6−ジメチル−2−(トルフ
ルオロメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン28.9g;融点10
0℃が得られた(中間体19)。 b)1−ブロモ−2,5−ピロリジンジオン(0.0735モル)およびジベン
ソイルペルオキシド(1.5g)をテトラクロロメタン(450ml)中の中間
体(19)(0.07モル)の溶液に室温で加えた。混合物を7時間攪拌および
還流し、次いで室温として濾過した。同じ量を用いて反応を再度行った。混合物
を一緒にした。溶剤を蒸発した。残留物(50g)をシリカゲル上のカラムクロ
マトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH 100/
0および98/2;20−45μm)。純粋の画分を集めそして溶剤を蒸発する
と、6−(ブロモメチル)−1−メチル−2−(トリフルオロメチル)−1H−
イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン20.2g(49%)(中間体20)が得られ
た。 c)アセトニトリル(250ml)中のエチル 4−(1H−ベンゾイミダゾー
ル−2−イルアミノ)−1−ピペリジン−カルボキシラート(0.0464モル
)、中間体(20)(0.051モル)および炭酸カリウム(0.1392モル
)の混合物を90分間攪拌および還流し次いで室温とした。水を加えそして混合
物をCH2 Cl2 を用いて2回抽出した。一緒にした有機層を乾燥(MgSO4
)、濾過しそして溶剤を蒸発した。生成物はこれ以上精製しないで使用し、エチ
ル 4−〔〔1−〔〔1−メチル−2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダ
ゾ〔4,5−b〕ピリジン−6−イル〕メチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−
2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジンカルボキシラート23g(>100%)(
中間体21)が得られた。実施例A8 アセトニトリル(250ml)中のエチル 4−(1H−ベンゾイミダゾール
−2−イルアミノ)−1−ピペリジン−カルボキシラート(0.0289モル)
、7−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ〔b〕ピリジン(0.0
289モル)および炭酸カリウム(0.0867モル)の混合物を48時間攪拌
および還流し次いで室温とした。同じ量を用いて反応を再度行った。混合物を一
緒にし、H2 O中に注加しそしてEtOAcを用いて抽出した。有機層を分離、
2 Oを用いて洗浄、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留
物(25g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離
剤:CH2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH 97/3/0.5;20−45μ
m)。画分2個を集めそしてこれらの溶剤を蒸発すると、エチル 4−〔〔1−
(6,7−ジヒドロ−5H−1−ピリジン−7−イル)−1H−ベンゾイミダゾ
ール−2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジンカルボキシラート8g(中間体22
)が得られた。実施例A9 a)鉱油中の水素化ナトリウムの分散液(0.261モル)を室温、N2 流下で
DMF(500ml)中のN−8−キノリニルホルムアミド(0.174モル)
の混合物に少しずつ加えた。混合物を室温で1時間攪拌した。DMF(200m
l)中の1−クロロ−2−ニトロベンゼン(0.53モル)の溶液を滴下して加
えた。混合物を140℃で12時間攪拌し次いで室温とした。H2 Oを加え、そ
して混合物をCH2 Cl2 を用いて抽出した。有機層を分離し、乾燥(MgSO 4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物(100g)をシリカゲル上のカラ
ムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /シクロヘキサン
80/20;20−45μm)。純粋の画分を集めそして溶剤を蒸発すると、
N−(2−ニトロフェニル)−8−キノリンアミン9.8g(21%)(中間体
23)が得られた。 b)アセトニトリル(200ml)中の6−キノリンメタンアミン(0.074
モル)、2−クロロ−3−ニトロピリジン(0.0888モル)および炭酸カリ
ウム(0.185モル)の混合物を5時間攪拌および還流し次いで室温に冷却し
た。EtOAcおよびH2 Oを加えた。混合物を3N HClを用いて抽出した
。水層をK2 CO3 を用いて塩基性化しそしてCH2 Cl2 を用いて抽出した。
一緒にした有機層を乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発すると、N−
(3−ニトロ−2−ピリジニル)−8−キノリンメタンアミン17.8g(84
%)(中間体24)が得られた。実施例A10 a)メタノール(200ml)中の中間体(24)(0.064モル)の混合物
を圧力3バールで2時間、触媒としてラネーニッケル(10g)を用いて水素化
した。水素(3当量)の取り込みの後、触媒をセライトを通して濾過しそして濾
液を蒸発すると、N2−(8−キノリニルメチル)−2,3−ピリジンジアミン
14.8g(93%)(中間体25)が得られた。 b)メタノール(150ml)中の中間体(25)(0.059モル)およびエ
チル 4−イソチオシアナト−1−ピペリジン−カルボキシラート(0.059
モル)の混合物を4時間攪拌および還流しそして室温とした。溶剤を蒸発した。
残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:C
2 Cl2 /CH3 OH 97/3;20−45μm)。所望の画分を集めそし
て溶剤を蒸発すると、エチル 4−〔〔〔〔2−〔(8−キノリニルメチル)ア
ミノ〕−3−ピリジニル〕アミノ〕スルフィニル〕−アミノ〕−1−ピペリジン
−カルボキシラート10.5g(37%)(中間体26)が得られた。 c)エタノール(120ml)中の中間体(26)(0.026モル)、酸化水
銀(II)(0.052モル)および硫黄(0.2g)の混合物を2時間攪拌お
よび還流し、室温とし、そしてセライト上で濾過した。濾液を蒸発すると、4−
〔〔1−(8−キノリニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−
2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジン−カルボキシラート8.7g(96%)(
中間体27)が得られた。実施例A11 a)2−エトキシエタノール(110ml)中の8−キノリンカルボキシアルデ
ヒド(0.092モル)および4−メチルベンゼンスルホン酸(0.3g)の混
合物を24時間、ディーン・スターク(Dean Stark)装置を用いて攪拌および還流
した。溶剤を蒸発した。同じ量を用いて反応を再度行った。残留物を一緒にして
CH2 Cl2 中に取り上げた。有機溶液を10%K2 CO3 を用いて洗浄しデカ
ンテーションした。有機層を乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した
。残留物(41g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した
(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH 98/2;20−45μm)。純粋の画
分2個を集めそしてこれらの溶剤を蒸発すると、8−〔ビス(2−エトキシエト
キシ)メチル〕キノリン20g(34%)(中間体28)が得られた。 b)エタノール(250ml)中の8−キノリンカルボキシアルデヒド(0.2
48モル)、トリエトキシメタン(0.4464モル)および4−メチルベンゼ
ンスルホン酸(4g)の混合物を1時間攪拌および還流し、室温とし、10%K 2 CO3 中に注加しそしてEtOAcを用いて抽出した。有機層を分離、乾燥(
MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。生成物はこれ以上精製しないで使
用し、8−(ジエトキシメチル)−キノリン48.5g(80%)(中間体28
)が得られた。 c)エタノール(100ml)中の2−キノリンカルボキシアルデヒド(0.0
8モル)および4−メチルベンゼンスルホン酸(0.25g)の混合物を48時
間攪拌および還流しそして室温とした。同じ量を用いて反応を再度行った。混合
物を一緒にした。溶剤を蒸発した。残留物をCH2 Cl2 中に取り上げた。有機
溶液を10%K2 CO3 およびH2 Oを用いて洗浄し、次いで乾燥(MgSO4
)、濾過しそして溶剤を蒸発した。生成物はこれ以上精製しないで使用し、2−
(ジエトキシメチル)キノリン32.5g(中間体30)が得られた。実施例A12 中間体(1)(0.0377モル)および中間体(29)(0.0755モル
)を160℃で1時間加熱し次いでシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーに
より精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH 98/2;15−35μm
)。純粋の画分を集めそして溶剤を蒸発すると、(±)−1,1−ジメチルエチ
ル 4−〔〔1−〔エトキシ(8−キノリニル)メチル〕−1H−ベンゾイミダ
ゾール−2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジンカルボキシラート15g(79%
)(中間体31)が得られた。実施例A13 4−メチルベンゼンスルホニルクロリド(0.2222モル)をピリジン(6
5ml)中の1,1−ジメチルエチル 〔1−(ヒドロキシメチル)−2−メチ
ルプロピル〕カルバミン酸(エステル)(0.202モル)の混合物に10℃で
少しずつ加えた。混合物を10℃で2時間攪拌した。H2 O(75ml)を10
℃で加えた。沈殿物を濾別し、H2 Oを用いて洗浄しそしてCH2 Cl2 中に取
り上げた。有機溶液をH2 Oを用いて洗浄、乾燥、濾過しそして溶剤を蒸発する
と、(±)−1,1−ジメチルエチル 〔1−〔〔〔(4−メチルフェニル)ス
ルホニル〕オキシ〕メチル〕−2−メチルプロピル〕カルバマート49g(68
%)、融点85℃(中間体32)が得られた。実施例A14 a)アセトニトリル(255ml)中の化合物(33)(0.0347モル)、
1−ブロモ−3−メチル−2−ブタノン(0.052モル)および炭酸カリウム
(0.104モル)の混合物を2時間攪拌および還流しそして濾過した。濾液を
蒸発した。残留物をH2 O中に取り上げそして混合物をEtOAcを用いて抽出
した。有機層を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。生成
物はこれ以上精製しないで使用し、(±)−1−〔4−〔〔1−〔エトキシ(8
−キノリニル)メチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕−1
−ピペリジニル〕−3−メチル−2−ブタノン16.84g(中間体34)(定
量的)が得られた。
【0243】 同様の方法で下記も調製された。 1−〔4−〔1H−ベンゾイミダゾール−2−イルアミノ〕−1−ピペリジニル
〕−3−メチル−2−ブタノン、 1−〔4−〔〔1−(8−キノリニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル
〕アミノ〕−1−ピペリジニル〕−3−メチル−2−ブタノン、および 1−〔4−〔〔1−(2−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2
−イル〕アミノ〕−1−ピペリジニル〕−3−メチル−2−ブタノン。 b)メタノール(200ml)中の中間体(34)(0.036モル)の混合物
を10℃で攪拌した。テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.04モル)を少しず
つ加えた。混合物を90分間攪拌した。H2 Oを加えた。溶剤を蒸発した。残留
物をCH2 Cl2 を用いて抽出した。有機層を分離、H2 Oを用いて洗浄、乾燥
(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発すると、(±)−4−〔〔1−〔エト
キシ(8−キノリニル)メチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミ
ノ〕−アルファ−(1−メチルエチル)−1−ピペリジンエタノール17g(9
6%)(中間体35)が得られた。 c)ジエチルアゾジカルボキシラート(0.015モル)をテトラヒドロフラン
(100ml)中の中間体(35)(0.01モル)、フタルイミド(0.01
5モル)およびトリフェニルホスフィン(0.015モル)の溶液に、0℃、N 2 流中で滴下して加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。EtOAcを加えた
。混合物を3N HClを用いて抽出しそしてその層に分離した。水層をEtO
Acを用いて2回洗浄、固体状K2 CO3 を用いて塩基性化しそしてCH2 Cl 2 を用いて抽出した。一緒にした有機層を乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶
剤を蒸発した。残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製し
た(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH 97/3/0.2;20
−45μm)。純粋の画分2個を集めそしてこれらの溶剤を蒸発すると、(±)
−2−〔2−〔4−〔〔1−〔エトキシ(8−キノリニル)メチル〕−1H−ベ
ンゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジニル〕−3−メチルブチ
ル〕−1H−イソインドール−1,3(2H)ジオン2.3g(30%)(中間
体.)が得られた。 d)中間体(80)
【0244】
【化120】
【0245】 の調製 CH2 Cl2 (100ml)中の
【0246】
【化121】
【0247】 (0.024モル)(A14bに従って調製)およびEt3 N(0.072モル
)の溶液を0℃、N2 流中で冷却した。CH2 Cl2 (少量)中のメタンスルホ
ニルクロリド(0.036モル)の混合物を滴下して加えた。混合物を3時間攪
拌する間に室温まで放冷した。水を加えた。混合物をデカンテーションした。有
機層を乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発すると、中間体(80)8
.5g(86%)が得られた。 e)中間体(81)
【0248】
【化122】
【0249】 の調製 DMF(80ml)中の1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(0
.0828モル)の溶液を10℃に冷却した。油中の60%NaH(0.082
8モル)を少しずつ加えた。混合物を1時間攪拌する間に室温まで放冷した。D
MF(少量)中の中間体(80)(0.0207モル)(A14dに従って調製
)の混合物を滴下して加えた。混合物を室温で1.5時間、60℃で5時間そし
て室温で週末の間攪拌した。残留物(9.6g)をジエチルエーテルおよびCH 3 CNから結晶化した。沈殿物を濾別しそして乾燥すると中間体(81)4g(
42%)が得られた。実施例A15 メタノール(200ml)中の1−〔4−(1H−ベンゾイミダゾール−2−
イルアミノ)−1−ピペリジニル〕−3−メチル−2−ブタノン(0.03モル
)およびベンゼンメタンアミン(0.09モル)の混合物を40℃、圧力3バー
ルで48時間、触媒として活性炭担持パラジウム(1.3g)を用いて水素化し
た。水素取り込みの後、触媒をセライトを通して濾過し、CH3 OHを用いて洗
浄しそして濾液を蒸発した。水素化を24時間継続した。水素取り込みの後、触
媒をセライトを通して濾過、CH3 OHを用いて洗浄しそして濾液を蒸発した。
残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:C
2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH 85/14/1;20−45μm)。所
望の画分を集めそして溶剤を蒸発した。残留物をジエチルエーテルから結晶化し
た。沈殿物を濾別しそして乾燥すると、(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−
メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−1−1H−ベンゾイミダゾール−2−ア
ミン0.4g、融点138℃(中間体37)が得られた。 b)ジ−t−ブチル ジカルボナート(0.02モル)をジクロロメタン(60
ml)中の中間体(37)(0.0186モル)の混合物に5℃で加えた。混合
物を室温で3時間攪拌し、H2 O中に注加した。有機層を分離、乾燥(MgSO 4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。生成物をこれ以上精製しないで使用し、(
±)−1,1−ジメチルエチル 〔1−〔〔4−〔〔1−〔(1,1−ジメチル
エトキシ)カルボニル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕−1
−ピペリジニル〕メチル〕−2−メチルプロピル〕カルバナート5.9g(中間
体38)5.9gが得られた。実施例A16 メタノール(250ml)中の1−〔4−〔〔1−(8−キノリニル)−1H
−ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジニル〕−3−メチル
−2−ブタノン(0.0222モル)およびベンゼンメタンアミン(0.066
6モル)の混合物を、40℃、圧力3バールで24時間、触媒として活性炭担持
パラジウム(1.5g)を用いて水素化した。水素の取り込みの後、触媒をセラ
イトを通して濾過し、CH2 Cl2 およびCH3 OHを用いて洗浄しそして濾液
を蒸発した。活性炭担持パラジウム(1.5g)およびメタノール(250ml
)を再び加えた。水素化を40℃、圧力3バールで24時間継続した。水素の取
り込みの後、触媒をセライトを通して濾過し、CH2 Cl2 を用いて洗浄しそし
て濾液を蒸発した。残留物(22g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィ
ーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH 95/5
/0.1および85/15/1;20−45μm)。画分3個を集めそしてこれ
らの溶剤を蒸発すると、1−〔4−〔〔1−(1,2,3,4−テトラヒドロ−
8−キノリニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕−1−ピペ
リジニル〕−3−メチル−2−ブタノン2.6g(中間体40)(画分1)、画
分2の2.9gおよび画分3の0.7gが得られた。画分2および3をCH3
Nから結晶化した。沈殿物を濾別しそして乾燥すると、(±)−N−〔1−〔3
−メチル−2−〔(フェニルメチル)アミノ〕ブチル〕−4−ピペリジニル〕−
1−(1,2,3,4−テトラヒドロ−8−キノリニル)−1H−ベンゾイミダ
ゾール−2−アミン0.82g、融点126℃およびN−(4−ピペリジニル)
−1−1,2,3,4−テトラヒドロ−8−キノリニル)−1H−ベンゾイミダ
ゾール−2−アミン0.55g、融点205℃(化合物48)が得られた。実施例A17 a)4−メチル−2−ペンタノン(80ml)中のN−(4−ピペリジニル)−
1−(4−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン(化合
物23)(0.0129モル)、クロロアセトニトリル(0.0155モル)、
ヨウ化カリウム(0.00129モル)および炭酸カリウム(0.0258モル
)の混合物を5時間攪拌および還流した。H2 Oを加えた。溶剤を蒸発した。H 2 OおよびCH2 Cl2 を加えた。沈殿物を濾別した。濾液をその層に分離した
。有機層を乾燥(MgSO4 )、濾過し溶剤を蒸発した。残留物(3.5g)を
シリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl 2 /CH3 OH/NH4 OH 95/5/0.3;15−40μm)。純粋の画
分を集めそして溶剤を蒸発した。残留物をCH3 CNから結晶化した。沈殿物を
濾別しそして乾燥すると、4−〔〔1−(4−キノリニルメチル)−1H−ベン
ゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジンアセトニトリル0.94
g、融点190℃(中間体41)が得られた。 b)DMF(50ml)中のN−(4−ピペリジニル)−〔1,2’−ビ−1H
−ベンゾイミダゾール〕−2−アミン(化合物71)(0.01モル)、クロロ
アセトニトリル(0.01モル)および炭酸水素ナトリウム(0.02モル)の
混合物を50℃で一晩攪拌した。溶剤を蒸発した。残留物をH2 O中に取り上げ
そして混合物をCH2 Cl2 を用いて抽出した。有機層を分離、乾燥、濾過し溶
剤を蒸発した。残留物をDIPE中に懸濁、濾別しそして乾燥すると、生成物2
.3g(63%)が得られた。この画分をシリカゲル上のカラムクロマトグラフ
ィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /(CH3 OH/NH3 ) 97/
3)。純粋の画分を集めそして溶剤を蒸発すると、4−〔(1,2’−ビ−1H
−ベンゾイミダゾール−2−イル)アミノ〕−1−ピペリジン−アセトニトリル
1.36g(37%)(中間体42)が得られた。実施例A18 中間体(84)
【0250】
【化123】
【0251】 の調製 2−クロロ−1H−ベンゾイミダゾール(0.0189モル)および1,1−
ジメチルエチル 2−アミノシクロヘキサンカルバモアート(0.04725モ
ル)(A1aに従って調製)の混合物を140℃で3時間攪拌し、次いで室温と
しそしてCH2 Cl2 /CH3 OH中に取り上げた。同じ量の2−クロロ−1H
−ベンゾイミダゾールおよび1,1−ジメチルエチル 2−アミノシクロヘキサ
ンカルバモアートを用いて同じ操作を3回反復した。母液を一緒にし、乾燥(M
gSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物(28g)をシリカゲル上の
カラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH
/NH4 OH 96/4/0.1;15−35μm)。画分2個を集めそして溶
剤を蒸発すると、中間体(84)4.5g(24%)が得られた。実施例A19 中間体(76)
【0252】
【化124】
【0253】 の調製 CH3 CN(50ml)およびDMF(5ml)中のエチル 4−(1H−ベ
ンゾイミダゾール−2−イルアミノ)−1−ピペリジン カルボキシラート(0
.0154モル)、
【0254】
【化125】
【0255】 (0.0154モル)(A14dに従って調製)およびK2 CO3 (0.046
3モル)の量の混合物を6時間攪拌および還流し、H2 O中に注加しそしてEt
OAcを用いて抽出した。有機層を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶
剤を蒸発した。残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製し
た(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH 97/3;35−70μm)。純粋の
画分を集めそして溶剤を蒸発すると、中間体(76)0.87g(13%)が得
られた。実施例A20 a)中間体(82)
【0256】
【化126】
【0257】 の調製 6N HCl(60ml)中の
【0258】
【化127】
【0259】 (0.0105モル)(A1bに従って調製)の溶液を12時間攪拌および還流
し次いで室温にした。溶剤を蒸発した。残留物を2−プロパノール中に取り上げ
た。沈殿物を濾別、CH3 CNを用いて洗浄、ジエチルエーテルを用いて洗浄し
そして乾燥すると、中間体(82)4g(94%)が得られた。 b)中間体(83)
【0260】
【化128】
【0261】 の調製 中間体(82)(0.0094モル)を室温でCH2 Cl2 (70ml)に加
えた。Et3 N(0.0188モル)を加えた。1,1’−カルボニルビス−1
H−イミダゾール(0.0188モル)を加えた。混合物を室温で4.5時間攪
拌した。(メチルアミノ)アセトニトリル・HCl(0.0188モル)を加え
た。混合物を室温で12時間攪拌した。有機層を分離、水を用いて2回洗浄、乾
燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物をシリカゲル上のカラ
ムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH 9
8.5/1.5;35−70μm)。純粋の画分を集めそして溶剤を蒸発した。
残留物(2.2g)をCH3 CNから結晶化した。沈殿物を濾別しそして乾燥す
ると、中間体(83)1.5g(41%)が得られた。実施例A21 3N HCl(200ml)中の
【0262】
【化129】
【0263】 (中間体85)(0.0461モル)(A1bに従って調製)の混合物を1時間
攪拌および還流した。溶剤を蒸発した。残留物をEtOAcおよびNH4 OH中
に取り上げた。混合物を30分間攪拌しそして濾過した。溶剤を蒸発した。生成
物をこれ以上は精製しないで使用し、
【0264】
【化130】
【0265】 (中間体86)14g(100%)が得られた。
【0266】 表12および3は上記の実施例の1例に類似して調製した中間体を表示する。
【0267】
【表1】
【0268】
【表2】
【0269】
【表3】
【0270】
【表4】
【0271】 B.最終化合物の調製実施例B1 a)2−プロパノールおよび塩化水素酸(15ml)の混合物を2−プロパノー
ル(150ml)中の中間体(2)(0.0284モル)の混合物に加えた。混
合物を90分間攪拌および還流しそして冷却した。沈殿物を濾別、2−プロパノ
ールおよびDIPEを用いて洗浄しそして乾燥すると、N−(4−ピペリジニル
)−1−(2−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン ジヒドロクロリド10.36g(化合物1)が得られた。 b)4−メチル−2−ペンタノン(250ml)中の化合物(1)(0.01モ
ル)および炭酸ナトリウム(0.03モル)の混合物を水分離器を用いて数時間
攪拌および還流した(気体発生が止まるまで)。2−ブロモエチルカルバミン酸
1,1−ジメチルエチルエステル(0.015モル)を加えた。混合物を水分
離器を用いて18時間攪拌および還流し、次いで冷却、H2 Oを用いて洗浄、乾
燥、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラ
フィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /C25 OH 95/5および
90/10)。純粋の画分を集めそして溶剤を蒸発すると、1,1−ジメチルエ
チル 〔2−〔4−〔〔1−(2−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾ
ール−2−イル〕アミノ〕−2−ピペリジニル〕エチル〕カルバマート3.8g
(化合物2)が得られた。 c)2−プロパノールおよび塩化水素酸(10ml)の混合物中の化合物(2)
(0.0076モル)および2−プロパノール(100ml)の混合物を1時間
攪拌および還流し次いで冷却した。沈殿物を濾別、2−プロパノールおよびDI
PEを用いて洗浄しそして乾燥すると、N−〔1−(2−アミノエチル)−4−
ピペリジニル〕−1−(2−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−
2−アミン テトラヒドロクロリド 一水和物3.08g(化合物3)が得られ
た。 d)33%HBr/HOAc(34ml)中の化合物(115)(0.0030
5モル)の混合物を室温で2時間攪拌、氷上に注加、濃NH4 OH溶液を用いて
塩基性化しそしてCH2 Cl2 を用いて抽出した。有機層を分離、乾燥(MgS
4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物をシリカゲル上のカラムクロマト
グラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH
96/4/0.2;15〜40μm)。画分2個(F1およびF2)を集めそし
て溶剤を蒸発すると、F1 0.56g(46%)およびF2 0.69g(5
0%)が得られた。F1をジエチルエーテルから結晶化した。沈殿物を濾別しそ
して乾燥すると、(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−
ピペリジニル〕−4−メチル−1−(8−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイ
ミダゾール−2−アミン0.27g(化合物116)が得られた。 e)CH3 OH(3ml)および2−プロパノール(15ml)中の化合物(1
55)(0.0024モル)の混合物を2時間攪拌および還流、濾過、2−プロ
パノールを用いて洗浄しそして乾燥した。残留物(1.05g)をCH2 Cl2
中に取り上げ、そしてNH4 OHを用いて塩基性化した。有機層を分離、乾燥(
MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物(0.42g)をシリカゲ
ル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH 3 OH/NH4 OH 85/15/2;15〜40μm)。純粋の画分を集めそ
して溶剤を蒸発した。残留物(0.35g)をCH3 OH中に溶かしそしてエタ
ン二酸塩に変換した。沈殿物を濾別しそして乾燥した。この画分を水およびCH 2 Cl2 中に取り上げそして10%K2 CO3 を用いてアルカリ性化した。有機
層を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物(0.2
1g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:C
2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH 75/28/1;15〜40μm)。純
粋の画分を集めそして溶剤を蒸発すると化合物(156)0.13gが得られた
実施例B2 塩化水素酸(6N)(85ml)中の中間体(27)(0.02モル)の混合
物を50℃で一晩攪拌および還流し次いで室温とした。溶剤を蒸発した。残留物
を10%K2 CO3 中に取り上げそしてCH2 Cl2 を用いて抽出した。有機層
を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発すると、N−(4−ピペ
リジニル)−3−(8−キノリニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピ
リジン−2−アミン5g(69%)(化合物41)が得られた。実施例B3 メタノール中のアンモニア溶液(7N)(70ml)中の中間体(41)(0
.0068モル)の混合物を室温、圧力3バールで5時間、触媒としてラネーニ
ッケル(2.7g)を用いて水素化した。水素の取り込み(2当量)の後、触媒
をセライトを通して濾過、CH2 Cl2 およびCH3 OHを用いて洗浄しそして
濾液を蒸発した。残留物をCH2 Cl2 および少量のCH3 OH中に取り上げた
。有機溶液をH2 Oを用いて洗浄、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸
発した。残留物をEtOAcから結晶化した。残留物を濾別しそして乾燥すると
、N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−1−(4−キノリニ
ルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン1.6g(60%)、融点
196℃(化合物24)が得られた。実施例B4 ヒドラジン(2.5ml)およびエタノール(30ml)中の中間体(36)
(0.00351モル)の混合物を20分間攪拌および還流しそして室温とした
。氷水を加えた。混合物をCH2 Cl2 を用いて抽出しその層に分離した。水層
をCH2 Cl2 を用いて2回洗浄した。一緒にした有機層を乾燥(MgSO4
、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物をジエチルエーテル中に取り上げた。沈
殿物を濾別しそして乾燥すると、(±)−N−〔1−〔1−(アミノメチル)−
2−メチルプロピル〕−4−ピペリジニル〕−1−〔エトキシ(8−キノリニル
)メチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン1g、融点202℃(化合
物100)が得られた。実施例B5 中間体(32)(0.1382モル)をアセトニトリル(108ml)および
DMF(20ml)中の(±)−1−〔エトキシ(3−メトキシ−2−キノリニ
ル)メチル〕−N−(4−ピペリジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−ア
ミン(0.0346モル)および炭酸カリウム(0.242モル)の混合物に5
5℃で加えた(中間体(32)1当量を1時間毎に加えた)。混合物を55℃で
1時間攪拌しそして濾過した。濾液をH2 O中に注加しそして混合物をEtOA
cを用いて抽出した。有機層を分離、飽和NaCl溶液を用いて洗浄、乾燥(M
gSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物をシリカゲル上のカラムクロ
マトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH/NH4
H 98/2/0.4および96/4/0.5;20〜45μm)。画分2個を
集めそしてこれらの溶剤を蒸発すると(±)−1,1−ジメチルエチル 〔1−
〔〔4−〔〔1−〔エトキシ(3−メトキシ−2−キノリニル)メチル〕−1H
−ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジニル〕メチル〕−2
−メチルプロピル〕カルバマート2.5g(23%)(化合物38)が得られた
実施例B6 メタノール(150ml)中の1−〔4−〔〔1−(2−キノリニルメチル)
−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジニル〕−3−
メチル−2−ブタノン(0.0158モル)およびベンゼンメタンアミン(0.
0474モル)の混合物を40℃、圧力3バールで48時間、触媒として活性炭
担持パラジウム(0.7g)を用いて水素化した。水素の取り込み(1当量)の
後、触媒をセライトを通して濾過、CH2 Cl2 /CH3 OHを用いて洗浄しそ
して濾液を蒸発した。残留物(11.5g)をシリカゲル上のカラムクロマトグ
ラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH 9
4/6/0.5;20〜45μm)。純粋の画分を集めそしてこれらの溶剤を蒸
発すると残留物4gが得られた。この画分を2−プロパノール/HClを用いて
塩酸塩に変換した。沈殿物を濾別しそして乾燥すると生成物5.1gが得られた
。この画分を遊離塩基に変換し次いでC18上のカラムクロマトグラフィーにより
精製した(溶離剤:CH3 OH/NH4 OAc 60/40および80/20;
カラム クロマジル(KROMASIL)C18)。純粋の画分2個を集めそしてこれらの
溶剤を蒸発すると、画分1 0.8gおよび画分2 2gが得られた。画分1を
ジエチルエーテルから結晶化した。沈殿物を濾別しそして乾燥すると、(±)−
N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−1−(2
−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン0.5g、融点
135℃(化合物6)が得られた。画分2を2−プロパノール中に溶解しそして
塩酸塩(1:4)に変換した。沈殿物を濾別しそして乾燥すると、(±)−N−
〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−1−〔(1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−キノリニル)メチル〕−1H−ベンゾイミダゾ
ール−2−アミン テトラヒドロクロリド 一水和物2.2g、融点230℃(
化合物46)が得られた。実施例B7 a)鉱油中の水素化ナトリウムの分散液(60%)(0.01モル)を、DMF
(25ml)中の中間体(38)(0.005モル)の混合物に0℃、N2 流下
で少しずつ加えた。混合物を室温で1時間攪拌した。DMF(10ml)中の2
−(ブロモメチル)−3−メトキシキノリン(0.0055モル)の溶液を滴下
して加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、10%K2 CO3 を用いて加水分解
しそしてEtOAcを用いて抽出した。有機層を分離、NaClを用いて洗浄、
乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発すると、(±)−1,1−ジメチ
ルエチル 〔1−〔〔4−〔〔1−〔(3−メトキシ−2−キノリニル)メチル
〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕−アミノ〕−1−ピペリジニル〕メ
チル〕−2−メチルプロピル〕カルバマート4.5g(>100%)(化合物1
4)が得られた。 b)鉱油中の水素化ナトリウムの分散液(60%)(0.014モル)を、DM
F(30ml)中の中間体(38)(0.007モル)の混合物に0℃、N2
下で少しずつ加えた。混合物を5℃で1時間攪拌した。DMF(10ml)中の
(±)−2,8−ジブロモ−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン(0.00
84モル)の溶液を滴下して加えた。この混合物を室温で2時間攪拌した。H2
OおよびEtOAcを加えた。有機層を分離、NaCl溶液を用いて洗浄、乾燥
(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物(5.6g)をシリカゲ
ル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH 3 OH/NH4 OH 97/3/0.5;20〜45μm)。純粋の画分を集め
そして溶剤を蒸発すると(±)−1,1−ジメチルエチル 〔1−〔〔4−〔〔
1−(2−ブロモ−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)−1H−
ベンゾイミダゾール−2−イル〕アミノ〕−1−ピペリジニル〕メチル〕−2−
メチルプロピル〕カルバマート1.1g(25%)(化合物55)が得られた。 c)CH3 N(70ml)中の中間体(84)(0.0145モル)、8−ブロ
モメチルキノリン(0.0174モル)およびK2 CO3 (0.029モル)の
混合物を4時間攪拌および還流し、次いで室温とした。溶剤を蒸発した。残留物
をH2 O中に取り上げそしてCH2 Cl2 を用いて2回抽出した。有機層を分離
、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物をジエチルエーテ
ル/CH3 CNから結晶化した。沈殿物を濾別しそして乾燥すると、化合物79
5.07g(74%)が得られた。実施例B8 c)(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル
〕−1−〔(5,6,7,8−テトラヒドロ−3−メトキシ−2−キノリニル)
メチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン テトラヒドロクロリド 一
水和物(0.00218モル)を10%K2 CO3 を用いて塩基性化した。混合
物をCH2 Cl2 を用いて抽出した。有機層を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過
しそして溶剤を蒸発するとA’が得られた。ジクロロメタン(50ml)中のA
’の混合物を0℃に冷却した。ジクロロメタン中のトリブロモボランの溶液(0
.01526モル)を滴下して加えた。混合物を室温で一晩攪拌、氷上に注加、
濃NH4 OH溶液を用いて塩基性化、デカンテーションしそしてCH2 Cl2
用いて抽出した。有機層(1.1g)を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過しそし
て溶剤を蒸発した。残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精
製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH 90/10/0.5
;20〜45μm)。所望の画分を集めそして溶剤を蒸発した。残留物をHCl
/2−プロパノールを用いて塩酸塩(1:4)に変換した。沈殿物を濾別しそし
て乾燥すると、(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピ
ペリジニル〕−1−〔(5,6,7,8−テトラヒドロ−3−ヒドロキシ−2−
キノリニル)メチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン テトラヒドロ
クロリド 一水和物0.5g(37%)、融点240℃(化合物63)が得られ
た。実施例B9 a)3N HCl(40ml)中の化合物158(0.0089モル)の混合物
を100℃で12時間攪拌し、次いで室温としそして氷およびNH4 OH上に注
加した。EtOAcを加えた。沈殿物を濾別、EtOAcを用いて洗浄しそして
乾燥すると、化合物159 2gが得られた。 b)3N HCl(35ml)中の化合物168(0.00895モル)の混合
物を100℃で24時間攪拌した。溶剤を蒸発した。沈殿物をEtOAc中に取
り上げた。混合物をNH4 OHを用いて塩基性化した。有機層を分離、乾燥(M
gSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。この画分の一部分(0.7g)をC
3 CNから結晶化した。沈殿物を濾別しそして乾燥すると、化合物167 0
.3gが得られた。 c)3N HCl(20ml)中の化合物176(0.00373モル)の混合
物を100℃で12時間攪拌し、室温とし、氷上に注加し、NH4 OHを用いて
塩基性化しそしてEtOAcを用いて抽出した。有機層を分離、乾燥(MgSO 4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。この画分を2−プロパノール中に溶かしそ
して塩酸塩(1:3)に変換した。沈殿物を濾別しそして乾燥すると、化合物1
73 1.5g(77%)が得られた。実施例B10 CH3 OH(7ml)中の中間体
【0272】
【化131】
【0273】 (中間体87)(0.002モル)(A1bに従って調製)、1,2−エタンジ
アミン(0.02モル)およびNaCN(0.0002モル)の混合物を45℃
で4時間加熱し次いで室温とした。水を加えた。混合物をCH2 Cl2 を用いて
抽出した。有機層を分離、乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。
残留物(0.65g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製し
た(溶離剤:CH2 Cl2 /CH3 OH/NH4 OH 90/10/1;35〜
70μm)。純粋の画分を集めそして溶剤を蒸発すると化合物170 0.42
g(56%)が得られた。実施例B11 ホルムアミド(35ml)中の中間体
【0274】
【化132】
【0275】 (中間体88)(0.0077モル)(A14a)に従って調製)およびギ酸/
NH3 (0.0462モル)の混合物を140℃で30分間攪拌し次いで室温と
した。CH2 Cl2 を加えた。有機層を分離、10%K2 CO3 を用いて洗浄、
乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物(4g)をシリカゲ
ル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2 Cl2 /CH 3 OH/NH4 OH 97/3/0.1;15〜40μm)。純粋の画分2個を
集めそしてそれらの溶剤を蒸発した。第二の画分をCH3 CNおよびジエチルエ
ーテルから結晶化した。沈殿物を濾別しそして乾燥すると、化合物137 1.
37g(46%)が得られた。実施例B12 チタン酸(IV)イソプロピル(0.0294モル)をCH2 Cl2 (50m
l)およびエタノール(50ml)中の中間体(85)(0.0245モル)お
よび1−アセチルピペラジン(0.027モル)の混合物に室温で加えた。混合
物を室温で7時間攪拌した。NaBH3 CN(0.0245モル)を少しずつ加
えた。混合物を室温で12時間攪拌した。H2 Oを加えた。混合物をセライト上
で濾過しそしてCH2 Cl2 を用いて洗浄した。濾液をその層に分離させた。有
機層を乾燥(MgSO4 )、濾過しそして溶剤を蒸発した。残留物(6.7g)
をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:CH2
2 /CH3 OH/NH4 OH 95/5/0.2;15〜40μm)。純粋の
画分を集めそして溶剤を蒸発した。この画分を2−プロパノールから結晶化した
。沈殿物を濾別しそして乾燥すると、化合物176 0.64gが得られた。
【0276】 表4〜13は、上記実施例の一例に従って調製した式(I)の化合物を表示す
る。
【0277】
【表5】
【0278】
【表6】
【0279】
【表7】
【0280】
【表8】
【0281】
【表9】
【0282】
【表10】
【0283】
【表11】
【0284】
【表12】
【0285】
【表13】
【0286】
【表14】
【0287】
【表15】
【0288】
【表16】
【0289】
【表17】
【0290】
【表18】
【0291】
【表19】
【0292】
【表20】
【0293】 C.薬理学的実施例実施例C1:呼吸合胞体ウイルスに対抗する活性に関する生体外スクリーニング 供試化合物により達成されるウイルスにより起きる細胞病理に対する保護の割
合(抗ウイルス活性またはIC50)およびこれらの細胞毒性(CC50)は、両者
共に投与量反応曲線から算出される。抗ウイルス効果の選択性は、CC50(細胞
の50%に対する細胞毒性量)をIC50(細胞の50%に対する抗ウイルス活性
)で割って計算される選択率指数(SI)により表される。
【0294】 自動化し、テトラゾリウムに基づく熱量計アッセイを供試化合物のIC50およ
びCC50の測定に使用した。平底、96−ウエルプラスチックマイクロタイター
トレイに、5%FCS(FLUに対して0%)および20mM Hepes緩衝
液を補足したイーグルの基本培地180μlを充填した。次いで、化合物の原液
(7.8x最終試験濃度)を一連の3個のウエルに体積45μlを加え、ウイル
ス−および疑似感染細胞へのこれらの作用の同時評価を可能とした。5回の5倍
希釈をロボットシステムを用いてマイクロタイタートレイ内で直接行った。未処
理ウイルス対照、およびHeLa細胞対照をそれぞれの試験中に含めた。呼吸合
胞体ウイルスの約100TCID50を、3列の中の2列に体積50μlで加えた
。等量の培地を第三の列に加え、抗ウイルス活性を測定するために使用されるも
のと同じ濃度での化合物の細胞毒性を測定した。2時間のインキュベーションの
後に、HeLa細胞の懸濁液(4x105 細胞/ml)を体積50μlですべて
のウエルに加えた。培養物を37℃で5%CO2 雰囲気中でインキュベーション
した。感染の7日後に細胞毒性および抗ウイルス活性を分光測定により検査した
。マイクロタイタートレイのそれぞれのウエルに、MTT(3−(4,5−ジメ
チルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウム・ブロミド)
の溶液25μlを加えた。トレイをさらに37℃で2時間インキュベーションし
、その後、それぞれのカップから培地を取り除いた。ホルマザン結晶の可溶化は
、2−プロパノール100μlを加えて行った。ホルマザン結晶の完全な溶解は
、トレイをプレートシェーカー上に10分間置いた後に得られた。最後に、吸光
度を8チャンネルコンピューター制御光度計(Multiskan MCC, Flow Laboratori
es) で、2種の波長(540および690nm)で読み取った。690nmで測
定した吸光度を540nmにおける吸光度から自動的に差し引いて、非−特異性
吸光の効果を排除した。
【0295】 特定のIC50、CC50およびSI値を下記の表15に表示する。
【0296】
【表21】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4709 A61K 31/4709 31/496 31/496 31/498 31/498 A61P 31/12 A61P 31/12 43/00 123 43/00 123 C07D 401/14 C07D 401/14 417/14 417/14 471/04 105 471/04 105C 105E 491/056 491/056 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ラクランプ,ジヤン・フエルナン・アルマ ン フランス・エフ−92787イシ−レ−ムーリ ヌオセーデクス9・テイエスエイ91003・ リユカミーユデスムーラン1・ジヤンセン −シラグエスエイ (72)発明者 ギユレモン,ジエローム・エミール・ジヨ ルジユ フランス・エフ−92787イシ−レ−ムーリ ヌオセーデクス9・テイエスエイ91003・ リユカミーユデスムーラン1・ジヤンセン −シラグエスエイ (72)発明者 ブネ,マルク・ガストン フランス・エフ−92787イシ−レ−ムーリ ヌオセーデクス9・テイエスエイ91003・ リユカミーユデスムーラン1・ジヤンセン −シラグエスエイ (72)発明者 アンドリース,ケンラート・ジヨゼフ・ロ デウイーク・マルセル ベルギー・ビー−2340ビールセ・トウルン ホウトセベーク30・ジヤンセン・フアーマ シユーチカ・ナームローゼ・フエンノート シヤツプ Fターム(参考) 4C050 AA01 BB07 CC18 EE01 FF02 GG01 HH04 4C063 AA01 AA03 BB03 BB09 CC26 CC34 CC52 CC62 CC94 DD10 DD14 DD26 EE01 4C065 AA05 BB06 CC01 DD03 EE02 HH01 LL06 PP12 PP13 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC37 BC52 BC70 BC80 CB05 CB22 GA04 GA07 GA09 GA10 GA12 GA16 MA01 MA04 NA14 NA15 ZB33 4H039 CA40 CA71 CB10 CB30 CE40 【要約の続き】 るか、またはR5aおよびR5b、またはR5cおよびR5d は、一緒になって式−(CH2s −(式中sは4ま たは5である)の二価基を形成し、R6 は、水素、C 1 〜C4 −アルキル、ホルミル、ヒドロキシC1 〜C6 − アルキル、C1 〜C6−アルキルカルボニルまたはC1 〜C6 −アルキルオキシカルボニルであり、アリール は、場合により置換されたフェニルであり、Hetは、 ピリジル、ピリミジニル、ピリジニル、ピリダジニルで ある〕、これらの調製、これらを含む組成物および薬剤 としてのこれらの使用に関する。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 〔式中、 −a1 =a2 −a3 =a4 −は、式 −CH=CH−CH=CH− (a−1); −N=CH−CH=CH− (a−2); −CH=N−CH=CH− (a−3); −CH=CH−N=CH− (a−4);または −CH=CH−CH=N− (a−5); の二価基を表し、式中、基(a−1)、(a−2)、(a−3)、(a−4)お
    よび(a−5)中のそれぞれの水素原子は、場合によりハロ、C1 〜C6 −アル
    キル、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキルオキシ、ポリハロC 1 〜C6 −アルキル、カルボキシル、アミノC1 〜C6 −アルキル、モノ−もし
    くはジ(C1 〜C4 −アルキル)アミノC1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −ア
    ルキルオキシカルボニル、ヒドロキシC1 〜C6 −アルキル、または式 【化2】 (式中、=Zは=O、=CH−C(=O)−NR5a5b、=CH2 、=CH−C 1 〜C6 −アルキル、=N−OHまたは=N−O−C1 〜C6 −アルキルである
    )の基により置換されてもよく、 Qは、式 【化3】 の基であり、式中、AlkはC1 〜C6 −アルカンジイルであり、 Y1 は、式−NR2 −または−CH(NR24 )−の二価基であり、 X1 は、NR4 、S、S(=O)、S(=O)2 、O、CH2 、C(=O)、C
    (=CH2 )、CH(OH)、CH(CH3 )、CH(OCH3 )、CH(SC
    3 )、CH(NR5a5b)、CH2 −NR4 またはNR4 −CH2 であり、 X2 は、直接結合、CH2 、C(=O)、NR4 、C1 〜C4 −アルキル−NR 4 、NR4 −C1 〜C4 −アルキルであり、 tは、2、3、4または5であり、 uは、1、2、3、4または5であり、 vは、2または3であり、そして ここでAlkおよび基(b−3)、(b−4)、(b−5)、(b−6)、(b
    −7)および(b−8)中に定義された炭素環および複素環中のそれぞれの水素
    原子は、場合によりR3 により置換されてもよく、ただしR3 がヒドロキシまた
    はC1 〜C6 −アルキルオキシの場合には、R3 は窒素原子に対してα−位にあ
    る水素原子を置換できず、 Gは、直接結合またはヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキルオキシ、アリールC1
    〜C6 −アルキルオキシ、C1 〜C6 −アルキルチオ、アリールC1 〜C6 −ア
    ルキルチオ、アリールカルボニル、HO(−CH2 −CH2 −O)n −、C1
    6 −アルキルオキシ(−CH2 −CH2 −O)n −、アリールC1 〜C6 −ア
    ルキルオキシ(−CH2 −CH2 −O)n −、アミノ、モノ−もしくはジ(C1
    〜C6 −アルキル)アミノ、C1 〜C6 −アルキルオキシカルボニルアミノおよ
    びアリールから選ばれた置換基1、2または3個で場合により置換されたC1
    10−アルカンジイルであり、 R1 は、キノリニル、キノキサリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベン
    ゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ピリドピリジル、ナ
    フチリジリル、1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジニル、3H−イミダゾ〔4
    ,5−b〕ピリジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジニル、2,3−ジヒドロ
    −1,4−ジオキシノ〔2,3−b〕ピリジルまたは式 【化4】 の基から選ばれた二環式複素環でありそして該二環式複素環は、2個の環のいず
    れにおいても、場合により、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、カルボキシ、
    1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルキルオキシ、C1 〜C6 −アルキルチ
    オ、C1 〜C6 −アルキルオキシ−C1 〜C6 −アルキル、アリール、アリール
    1 〜C6 −アルキル、アリールC1 〜C6 −アルキルオキシ、ヒドロキシC1
    〜C6 −アルキル、モノ−もしくはジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノ、モノ−
    もしくはジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノC1 〜C6 −アルキル、ポリハロC 1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルキルカルボニルアミノ、C1 〜C6 −ア
    ルキル−SO2 −NR5c−、アリール−SO2 −NR5c−、C1 〜C6 −アルキ
    ルオキシカルボニル、−C(=O)−NR5c−R5d、HO(−CH2 −CH2
    O)n −、ハロ(−CH2 −CH2 −O)n −、C1 〜C6 −アルキルオキシ(
    −CH2 −CH2 −O)n −、アリールC1 〜C6 −アルキルオキシ(−CH2
    −CH2 −O)n −およびモノ−もしくはジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノ(
    −CH2 −CH2 −O)n −から選ばれた置換基の1個または可能な場合にはそ
    れ以上、例えば2、3または4個で置換されてもよく、 それぞれのnは、独立して1、2、3または4であり、 それぞれのmは、独立して1または2であり、 それぞれのpは、独立して1または2であり、 それぞれのR2 は、独立して水素、ホルミル、C1 〜C6 −アルキルカルボニル
    、Hetカルボニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、N(R 62 で置換されたC3 〜C7 −シクロアルキル、またはN(R62 で置換さ
    れ、そして場合により、アミノ、ヒドロキシ、C3 〜C7 −シクロアルキル、C 2 〜C5 −アルカンジイル、ピペリジニル、モノ−もしくはジ(C1 〜C6 −ア
    ルキル)アミノ、C1 〜C6 −アルキルオキシカルボニルアミノ、アリールおよ
    びアリールオキシから選ばれた第二、第三または第四の置換基で置換されていて
    もよいC1 〜C10−アルキルであり、 R3 は、水素、ヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルキルオキ
    シ、アリールC1 〜C6 −アルキルまたはアリールC1 〜C6 −アルキルオキシ
    であり、 R4 は、水素、C1 〜C6 −アルキルまたはアリールC1 〜C6 −アルキルであ
    り、 R5a、R5b、R5cおよびR5dは、それぞれ独立して水素またはC1 〜C6 −アル
    キルであるか、または R5aおよびR5b、またはR5cおよびR5dは、一緒になって式−(CH2s −(
    式中sは4または5である)の二価基を形成し、 R6 は、水素、C1 〜C4 −アルキル、ホルミル、ヒドロキシC1 〜C6 −アル
    キル、C1 〜C6 −アルキルカルボニルまたはC1 〜C6 −アルキルオキシカル
    ボニルであり、 アリールは、フェニルまたはハロ、ヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキル、ヒドロ
    キシC1 〜C6 −アルキル、ポリハロ−C1 〜C6 −アルキル、およびC1 〜C 6 −アルキルオキシから選ばれた1個またはそれ以上、例えば2、3または4個
    の置換基で置換されたフェニルであり、 Hetは、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニルである〕 の化合物、このプロドラッグ、N−酸化物、付加塩、第四級アミン、金属錯体ま
    たは立体化学的異性体形。
  2. 【請求項2】 −a1 =a2 −a3 =a4 −が式(a−1)、(a−2)ま
    たは(a−3)の基である、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Qが、式(b−5)〔式中vが2でありそしてY1 が−NR 2 である〕の基である、請求項1または2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R2 がNHR6 で置換されたC1 〜C10−アルキルである、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Gが、直接結合またはヒドロキシ、C1 〜C6 −アルキルオ
    キシ、アリールC1 〜C6 −アルキルオキシ、HO(−CH2 −CH2 −O)n
    −、C1 〜C6 −アルキルオキシ(−CH2 −CH2 −O)n −、アリールC1
    〜C6 −アルキルオキシ(−CH2 −CH2 −O)n −から選択された1、2ま
    たは3個の置換基で場合により置換されたC1 〜C4 −アルカンジイルである、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 化合物が、(±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−
    ピペリジニル〕−4−メチル−1−〔1−(8−キノリニル)エチル〕−1H−
    ベンゾイミダゾール−2−アミン 一水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノ
    −3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−1−(2−ブロモ−5,6,7,
    8−テトラヒドロ−8−キノリニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 三水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチ
    ルブチル)−4−ピペリジニル〕−1−〔(2−エトキシエトキシ)−8−キノ
    リニルメチル〕−4−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン;(±)
    −N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−1−(
    2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキサリニル)−1H−ベ
    ンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 三水和物;(±)−N−
    〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−1−〔(1−
    メチル−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル)メチル〕−1H−ベンゾイミダ
    ゾール−2−アミン;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−
    4−ピペリジニル〕−1−(エトキシ−8−キノリニルメチル)−1H−ベンゾ
    イミダゾール−2−アミン;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチ
    ル)−4−ピペリジニル〕−4−メチル−1−(5,6,7,8−テトラヒドロ
    −5−キノキサリニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン;(±)−N
    −〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−7−メチル−3−(8−
    キノリニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−2−アミン テ
    トラヒドロクロリド 三水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチル
    ブチル)−4−ピペリジニル〕−7−メチル−3−(8−キノリニルメチル)−
    3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−2−アミン テトラヒドロクロリド 一水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリ
    ジニル〕−1−(8−キノリニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリ
    ジン−2−アミン トリヒドロクロリド 二水和物;N−〔1−(2−アミノエ
    チル)−4−ピペリジニル〕−4−メチル−1−(8−キノリニルメチル)−1
    H−ベンゾイミダゾール−2−アミン;N−〔1−(8−キノリニルメチル)−
    1H−ベンゾイミダゾール−2−イル〕−1,3−プロパンジアミン トリヒド
    ロクロリド 一水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリ
    ジニル〕−1−〔(2−エトキシエトキシ)−8−キノリニルメチル〕−1H−
    ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 二水和物;(±)−N
    −〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−1−(8−
    キノリニルメチル)−1H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−2−アミン ト
    リヒドロクロリド 二水和物;(±)−N−〔1−〔1−(アミノメチル)−2
    −メチルプロピル〕−4−ピペリジニル〕−1−〔(2−エトキシエトキシ)−
    8−キノリニルメチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン;(±)−N
    −〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−3−(2−キノリニルメ
    チル)−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−2−アミン トリヒドロクロ
    リド 三水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−
    ピペリジニル〕−1−(1−イソキノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾー
    ル−2−アミン トリヒドロクロリド 三水和物;N−〔1−(2−アミノエチ
    ル)−4−ピペリジニル〕−1−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキ
    サリニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 三
    水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジ
    ニル〕−3−(キノリニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−
    2−アミン;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペ
    リジニル〕−4−メチル−1−(8−キノリニルメチル)−1H−ベンゾイミダ
    ゾール−2−アミン;(±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジ
    ニル〕−1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキサリニ
    ル)−4−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリ
    ド 三水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕
    −1−(5,6,7,8−テトラヒドロ−2,3−ジメチル−5−キノキサリニ
    ル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 三水和物
    ;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕
    −1−〔(2−エトキシエトキシ)−8−キノリニルメチル〕−1H−ベンゾイ
    ミダゾール−2−アミン;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル
    )−4−ピペリジニル〕−1−(3−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−
    5−キノキサリニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロク
    ロリド 一水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニ
    ル〕−1−(3−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキサリニル
    )−4−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン トリヒドロクロリド 二水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−
    1−〔(2−エトキシエトキシ)−8−キノリニルメチル〕−4−メチル−1H
    −ベンゾイミダゾール−2−アミン 一水和物;(±)−N−〔1−(2−アミ
    ノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−3−(8−キノリニルメチル)
    −3H−イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−2−アミン トリヒドロクロリド 四水和物;(±)−N−〔1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル〕−3
    −(8−キノリニルメチル)−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−2−ア
    ミン;(±)−N−〔1−(2−アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニ
    ル〕−4−メチル−1−〔(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル
    )メチル〕−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン;(±)−N−〔1−(2
    −アミノ−3−メチルブチル)−4−ピペリジニル〕−1−(2−クロロ−5,
    6,7,8−テトラヒドロ−5−キノキサリニル)−4−メチル−1H−ベンゾ
    イミダゾール−2−アミン、このプロドラッグ、N−酸化物、付加塩、第四級ア
    ミン、金属錯体または立体化学的異性体形から選ばれた、請求項1記載の化合物
  7. 【請求項7】 薬剤として使用するための請求項1から6までのいずれか1
    項に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 薬剤的に許容できるキャリヤー、および有効成分として請求
    項1から6のいずれか1項記載の化合物の治療的な有効量を含んでなる薬剤組成
    物。
  9. 【請求項9】 薬剤的に許容できるキャリヤーが、請求項1から6のいずれ
    か1項記載の化合物の治療的な有効量と緊密に混合されることを特徴とする、請
    求項8記載の組成物を調製する方法。
  10. 【請求項10】 式 【化5】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、Pは保護基であり、そしてQ1 は、請求項1記載のQと同様に定
    義されるがしかしこれがR2 またはR6 置換基を欠くものである〕の中間体。
  11. 【請求項11】 式 【化6】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そして(O=)Q3 はQのカルボニル誘導体であり、該Qは、こ
    れがNR24 またはNR2 置換基を欠くことを前提に請求項1により定義され
    るものである〕の中間体。
  12. 【請求項12】 式 【化7】 〔式中、R1 、Qおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そして(O=)G2 はGのカルボニル誘導体であり、該Gは請求
    項1により定義されるものである〕の中間体。
  13. 【請求項13】 a)式(II−a)または(II−b)の中間体を、式(
    III)の中間体 【化8】 〔式中、R1 、G、Qおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるの
    と同様に定義され、そしてW1 は適当な脱離基である〕と、適当な塩基の存在下
    そして適当な反応に不活性な溶剤中で反応させ、 b)式(IV) 【化9】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、H−Q1 は、R2 または少なくとも1個のR6 置換基が水素であ
    る場合には請求項1記載のQと同様に定義されるものであり、そしてPは保護基
    である〕の中間体を脱保護し、 c)式(IV−a) 【化10】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、H−Q1 は、R2 または少なくとも1個のR6 置換基が水素であ
    る場合には請求項1記載のQと同様に定義されるものであり、Q1a(CH=CH
    )は、Q1 が不飽和結合を含んでなる場合にはQ1 と同様に定義されるものであ
    り、そしてPは保護基である〕の中間体を脱保護および還元し、 d)式(V) 【化11】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そしてH2 N−Q2 は、両方のR6 置換基が水素であるかまたは
    2 およびR4 が共に水素である場合には請求項1記載のQと同様に定義される
    ものである〕の中間体を脱保護し、 e)式(VI) 【化12】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そしてH2 N−Q2 は、両方のR6 置換基が水素であるかまたは
    2 およびR4 が共に水素である場合には請求項1記載のQと同様に定義される
    ものであり、そしてPは保護基である〕の中間体を脱保護し、 f)式(VII)または(VIII) 【化13】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、H−Q1'(OH)は、R2 または少なくとも1個のR6 置換基が
    水素である場合およびQがヒドロキシ部分を含んでなる場合には請求項1記載の
    Qと同様に定義されるものであり、H2 N−Q2'(OH)は、両方のR6 置換基
    が水素であるかまたはR2 およびR4 が共に水素である場合およびQがヒドロキ
    シ部分を含んでなる場合には請求項1記載のQと同様に定義されるものであり、
    そしてPは保護基である〕の中間体を脱保護し、 g)式(IX) 【化14】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そしてH2 N−Q3 Hは、両方のR6 置換基が水素であるかまた
    はR2 およびR4 が共に水素であり、そしてR6 を有する窒素に隣接する炭素、
    またはR2 およびR4 置換基が少なくとも1個の水素を有する場合には請求項1
    記載のQと同様に定義されるものである〕の中間体を適当なアミノ化剤の存在下
    でアミノ化し、 h)式(X) 【化15】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そしてH2 N−CH2 −Q4 は、Qが−CH2 −NH2 部分を含
    んでなる場合には請求項1記載のQと同様に定義されるものである〕の中間体を
    適当な還元剤の存在下で還元し、 i)式(X−a) 【化16】 〔式中、G、および−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同様に
    定義され、H2 N−CH2 −Q4 は、Qが−CH2 −NH2 部分を含んでなる場
    合には請求項1記載のQと同様に定義され、そしてR1 は、これが少なくとも1
    個の置換基を含んでなる場合には請求項1記載のR1 と同様に定義されるもので
    ある〕の中間体を適当な還元剤および適当な溶剤の存在下で還元し、 j)式(XI) 【化17】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そしてH2 N−CH2 −CHOH−CH2 −Q4'は、QがCH2
    −CHOH−CH2 −NH2 部分を含んでなる場合には請求項1記載のQと同様
    に定義されるものである〕の中間体の、適当なアミノ化剤の存在下でのアミノ化
    、 k)式(XII)の中間体 【化18】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そしてH−C(=O)−Q1 は、R2 または少なくとも1個のR 6 置換基がホルミルである場合には請求項1記載のQと同様に定義されるもので
    ある〕をギ酸、ホルムアミドおよびアンモニアと反応させ、 l)式(XIII)の中間体と式(XIV)の中間体 【化19】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そしてR2a−NH−HQ5 は、R2 が水素以外でありそしてR2a により表され、R4 が水素であり、そしてR2 およびR4 置換基を有する窒素原
    子に隣接する炭素原子が少なくとも1個の水素原子も有する場合には請求項1記
    載のQと同様に定義されるものである〕とを、適当な還元剤の存在下で反応させ
    るアミノ化、 m)式(XV) 【化20】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そして(R62 N−〔(C1 〜C9 −アルキル)CH2 OH〕
    −NH−HQ5 は、R2 が水素以外でありそしてN(R62 およびヒドロキシ
    で置換されたC1 〜C10−アルキルにより表され、そしてヒドロキシを有する炭
    素原子が水素原子2個も有する場合、およびR4 が水素であり、そしてR2 およ
    びR4 置換基を有する窒素原子に隣接する炭素原子も少なくとも1個の水素原子
    を有する場合には請求項1記載のQと同様に定義されるものである〕の中間体を
    適当な還元剤で還元し、 n)式(XVI)、(XVI−a)または(XVI−b)の中間体 【化21】 〔式中、G、および−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同様に
    定義され、そしてH−Q1 は、R2 または少なくとも1個のR6 置換基が水素で
    ある場合には請求項1記載のQと同様に定義されるものであり、そしてR1a−(
    A−O−H)w 、R1a' −(A−O−H)2 およびR1a" −(A−O−H)3
    、R1 がヒドロキシ、ヒドロキシC1 〜C6 −アルキル、またはHO(−CH2
    −CH2 −O)n −により置換された場合には請求項1記載のR1 と同様に定義
    されるものであり、wは1から4の整数であり、そしてPまたはP1 は、適当な
    保護基である〕を適当な酸を用いて脱保護し、 o)式(XVII)の中間体 【化22】 〔式中、R1 、G、−a1 =a2 −a3 =a4 −、Alk、X1 、R2 およびR 4 は請求項1におけるのと同様に定義される〕の適当なアミノ化剤の存在下での
    アミノ化、 p)式(XIX)の中間体 【化23】 〔式中、R1 、Gおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そしてQ6 N−CH2 −C1 〜C3 −アルキル−NR4 は、Qの
    定義において、X2 がC2 〜C4 −アルキル−NR4 である場合には請求項1記
    載のQと同様に定義されるものである〕の適当なアミノ化剤の存在下でのアミノ
    化、 q)式(XXI) 【化24】 〔式中、R1 、Qおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そしてHO−G1 は、GがヒドロキシまたはHO−(CH2 −C
    2 −O)n で置換されている場合には請求項1記載のGと同様に定義されるも
    のである〕の中間体を脱保護し、 r)式(XXII) 【化25】 〔式中、R1 、Qおよび−a1 =a2 −a3 =a4 −は請求項1におけるのと同
    様に定義され、そしてH−G2 −OHは、Gがヒドロキシで置換されそしてヒド
    ロキシ置換基を有する炭素原子が少なくとも1個の水素も有する場合には請求項
    1記載のGと同様に定義されるものである〕の中間体を適当な還元剤の存在下で
    還元し、 そして、希望する場合には、式(I)の化合物を当該技術分野では既知の変換に
    従ってたがいに変換し、そしてさらに希望する場合には、式(I)の化合物を、
    酸を用いる処理により治療的に活性な非毒性の酸付加塩に、または塩基を用いる
    処理により治療的に活性な非毒性の塩基付加塩に変換し、または逆にアルカリを
    用いる処理により酸付加塩形を遊離塩基に変換し、または酸を用いる処置により
    塩基付加塩を遊離酸に変換し、そして、希望する場合には、これらの立体化学的
    異性体形、金属錯体、第四級アミンまたはN−酸化物形を調製することを特徴と
    する、請求項1記載の化合物を調製する方法。
  14. 【請求項14】 ウイルス感染の治療または予防に同時、個別または連続的
    に使用するための複合調剤として、(a)請求項1に定義した化合物、および(
    b)他の抗ウイルス化合物を含む製品。
  15. 【請求項15】 薬剤的に許容できるキャリヤーおよび有効成分として(a
    )請求項1に定義した化合物、および(b)他の抗ウイルス化合物を含んでなる
    薬剤組成物。
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