JP2002505277A - グリシン輸送阻害剤 - Google Patents

グリシン輸送阻害剤

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JP2002505277A JP2000534198A JP2000534198A JP2002505277A JP 2002505277 A JP2002505277 A JP 2002505277A JP 2000534198 A JP2000534198 A JP 2000534198A JP 2000534198 A JP2000534198 A JP 2000534198A JP 2002505277 A JP2002505277 A JP 2002505277A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、中枢および末梢神経系の障害、とりわけ精神病、痛み、癲癇、神経変性性疾患(アルツハイマー病)、卒中、頭部外傷、多発性硬化症などを治療するための医薬の製造のためのグリシン輸送を阻害する[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−1−(ピペラジニルおよびピペリジニル)誘導体の使用に関する。本発明はさらに、新規化合物、それらの製造法およびそれらの製薬学的形態を含んで成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、中枢および末梢神経系の障害、とりわけ精神病、痛み、癲癇、神経
変性性疾患(アルツハイマー病)、卒中、頭部外傷、多発性硬化症などを治療す
るための医薬の製造のためのグリシン輸送を阻害する4,4−ビス(4−フルオ
ロフェニル)ブチル]−1−(ピペラジニルおよびピペリジニル)誘導体の使用
に関する。本発明は、さらに、新規化合物、それらの製造法およびそれらの製薬
学的形態を含んで成る。
【0002】 4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−1−(ピペラジニルおよび
ピペリジニル)誘導体は公知のヒスタミンおよびセロトニンアンタゴニストであ
る。これらの化合物、それらの活性および製造法は欧州特許出願公開第0,15
1,826号および英国特許第1,055,100号に開示された。
【0003】 本発明は、中枢および末梢神経系の障害を治療するための医薬の製造のための
グリシン輸送阻害化合物[前記化合物は、式
【0004】
【化8】
【0005】 を有する]、 そのN−オキシド、立体異性体および製薬学的に許容できる付加塩の使用に関し
、上式中、 XはCHもしくはNを表わす; Lは、式
【0006】
【化9】
【0007】 上式中、nは0もしくは1である; mは0もしくは1である; AlkはC1-6アルカンジイルを表わす; AはNもしくはCHを表わす; B1はCH2もしくはNHを表わす; −a1=a2−a3=a4−は、式 −CH=CH−CH=CH− (a−1);もしくは −N=CH−CH=CH− (a−2) の二価の基を表わす; R1は、C1-4アルキルオキシ、ピリジニル、アリール、アリールカルボニル、チ
エニル、フラニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、チアゾリルで場合によ
っては置換されるC1-4アルキルを表わす; R2は水素もしくはアリールを表わす; R3は、水素、C1-6アルキルもしくはC3-7シクロアルキルを表わす; R4は、チエニル、フラニル、アリールアミノもしくは式
【0008】
【化10】
【0009】 上式中R5は水素もしくはアリールである、 の基を表わす; アリールは、C1-4アルキル、ハロ、ヒドロキシ、C1-4アルキルオキシから選択
される1もしくは2個の置換基で場合によっては置換されるフェニルを表わす、
の基を表わす。
【0010】 本発明はまた、中枢および末梢神経系の障害、とりわけ精神病、痛み、癲癇、
神経変性性疾患(アルツハイマー病)、卒中、頭部外傷、多発性硬化症などに罹
っている温血動物の治療方法にも関する。前記方法は、製薬学的担体との混合状
態にある治療上有効な量の式(I)の化合物あるいはそのN−オキシドの形態、
製薬学的に許容できる酸もしくは塩基付加塩または立体異性体の投与を含んで成
る。
【0011】 前述の定義および以下で使用されるところのハロはフルオロ、クロロ、ブロモ
およびヨードに包括的なものであり;C3-7シクロアルキルはシクロプロピル、 シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルに包括的
なものであり;C1-4アルキルは、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、 1−メチルエチル、2−メチルプロピル、2,2−ジメチルエチルなどのような
1から4個までの炭素原子を有する直鎖および分枝状鎖の飽和炭化水素基を定義
し;C1-6アルキルは、C1-4アルキルならびに例えばペンチル、2−メチルブチ
ル、ヘキシル、2−メチルペンチルなどのような5もしくは6個の炭素原子を有
するその高級相同物を包含することを意味され;C1-6アルカンジイルは、例え ば1,1−メタンジイル、1,2−エタンジイル、1,3−プロパンジイル、1
,4−ブタンジイル、1,5−ペンタンジイル、1,6−ヘキサンジイル、1,
2−プロパンジイル、2,3−ブタンジイルなどのような1から6個までの炭素
原子を有する二価の直鎖および分枝状鎖の飽和炭化水素基を定義する。
【0012】 上で挙げられるような製薬学的に許容できる付加塩は、式(I)の化合物が形
成することが可能である治療上有効な非毒性の塩基および酸付加塩の形態を含ん
で成ることを意味される。塩基としてその遊離の形態で存在する式(I)の化合
物の酸付加塩の形態は、前記遊離塩基の形態を、無機酸、例えばハロ水素酸、例
えば塩酸もしくは臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸など;または例えば酢酸、ヒ
ドロキシ酢酸、プロパン酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸
、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エ
タンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、シクラミン酸
、サリチル酸、p−アミノサリチル酸、パモン酸などのような有機酸のような適
切な酸で処理することにより得ることができる。
【0013】 酸性プロトンを含有する式(I)の化合物は、適切な有機および無機塩基での
処理によりそれらの治療上有効な非毒性の塩基、すなわち金属もしくはアミン付
加塩の形態に転化されうる。適切な塩基塩の形態は、例えば、アンモニウム塩、
アルカリおよびアルカリ土類金属塩、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、
マグネシウム、カルシウム塩など、有機塩基との塩、例えばベンザチン、N−メ
チル−D−グルカミン、ヒドラバミン塩、ならびに例えばアルギニン、リシンな
どのようなアミノ酸との塩を含んで成る。
【0014】 逆に、前記塩の形態は、適切な塩基もしくは酸での処理により遊離の形態に転
化され得る。
【0015】 上で使用されるところの付加塩という用語はまた、式(I)の化合物ならびに
それらの塩が形成することが可能である溶媒和物も含んで成る。こうした溶媒和
物は、例えば、水和物、アルコール和物などである。
【0016】 式(I)の化合物のN−オキシドの形態は、1もしくは数個の窒素原子がいわ
ゆるN−オキシドに酸化される式(I)の化合物を含んで成ることを意味される
【0017】 上および以下で使用されるところの「立体異性体」という用語は、式(I)の
化合物が存在しうる全部の可能な立体異性体を定義する。別に挙げられないもし
くは示されない限り、化合物の化学的呼称は全部の可能な立体異性体の混合物、
およびとりわけラセミ混合物を示し、前記混合物は基本的分子構造の全部のジア
ステレオマーおよび鏡像異性体を含有する。式(I)の化合物の立体異性体およ
びこうした形態の混合物は、明らかに、式(I)により包含されることを意図さ
れる。
【0018】 とりわけ、式(I)の化合物および以下の中間体のいくつかは、それらの構造
中に最低1個のステレオジェン中心を有する。このステレオジェン中心はRもし
くはS配置で存在することができ、前記RおよびS表示はPure Appl.
Chem.、1976、45、11−30に記述される規則に一致して使用され
る。
【0019】 式(I)の化合物のいくつかはそれらの互変異性体でもまた存在しうる。こう
した形態は上の式で明確に示されないとは言え本発明の範囲内に包含されること
を意図される。
【0020】 以下で使用される場合はいつでも、式(I)の化合物という用語は、N−オキ
シド、製薬学的に許容できる付加塩および全部の立体異性体もまた包含すること
を意味される。
【0021】 式(I)の本化合物は新規と思われるが、ただし、 −XがCHであり;LがB1が−CH2−でありかつR1がピリジン−2−イルメ チル、チエン−2−イルメチル、フラン−2−イルメチル、ベンジルもしくは4
−フルオロベンジルである式(a)の基である場合には、−a1=a2−a3=a4 −は−N=CH−CH=CH−以外である;また、 −XがCHであり;LがB1が−CH2−でありかつR1が4−メトキシフェニル メチルもしくはチアゾル−4−イルメチルである式(a)の基である場合には、
−a1=a2−a3=a4−は−CH=CH−CH=CH−以外である;また、 −XがNであり;LがAlkが1,3−プロパンジイルである式(d)の基であ
る場合には、R4はフェニルアミノ以外である。
【0022】 本発明はまた、医薬としての使用のための上に定義されるような式(I)の新
規化合物にも関する。
【0023】 化合物の興味深い一群は、nが0であり、mが1である;R1が、C1-4アルキ
ルオキシ、アリールカルボニルもしくはイミダゾ[1,2−a]ピリジニルで場
合によっては置換されるC1-4アルキルであり、そしてR4がチエニル、フラニル
もしくは式(d−1)の基である、式(I)の化合物である。
【0024】 好ましい化合物は、Lが式(a)もしくは(b)の基である式(I)の化合物
である。
【0025】 一般に、式(I)の化合物は、欧州特許出願第0,151,826号および英
国特許第1,055,100号に記述される反応手順に従って、より具体的には
、W1が例えばハロゲンのような適切な脱離基である式(II)の中間体を式( III)の中間体と反応させることにより製造し得る。
【0026】
【化11】
【0027】 前記反応は、例えば、メチルイソブチルケトン、N,N−ジメチルアセトアミ
ドもしくはN,N−ジメチルホルムアミドのような反応不活性溶媒中、例えば炭
酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムもしくはトリエチルアミンのような適する塩基
の存在下、そして場合によってはヨウ化カリウムの存在下で実施されてよい。
【0028】 これおよび以下の製造法において、反応生成物は反応媒体から単離されること
ができ、そして、必要な場合は、例えば抽出、結晶化、蒸留、摩砕およびクロマ
トグラフィーのような当該技術分野で公知の方法論に従ってさらに精製されるこ
とができる。
【0029】 あるいは、式(I)の化合物は還元的アルキル化により製造し得る。式(IV
)の中間体がその後、例えばメタノールのような反応不活性溶媒中、例えば水素
のような還元剤の存在下、適する触媒、例えば活性炭上パラジウムの存在下に式
(III)の中間体と反応される。便宜的には、チオフェンが反応混合物に添加
される。
【0030】
【化12】
【0031】 XがNである式(I)の化合物[前記化合物は式(I−a)により表わされる
]は、式(V)の中間体を、W1が例えばハロゲンのような適する脱離基である 式(VI)の中間体と反応させることにより製造しうる。
【0032】
【化13】
【0033】 前記反応は、例えば、メチルイソブチルケトン、N,N−ジメチルアセトアミ
ドもしくはN,N−ジメチルホルムアミドのような反応不活性溶媒中、例えば炭
酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムもしくはトリエチルアミンのような適する塩基
の存在下、そして場合によってはヨウ化カリウムの存在下で実施しうる。
【0034】 Lが式(b)の基である式(I)の化合物[前記化合物は式(I−b)により
表わされる]は、式(VII)の中間体を式(VIII)のイソシアナト誘導体
と反応させることにより製造しうる。
【0035】
【化14】
【0036】 前記反応は例えばジイソプロピルエーテルのような反応不活性溶媒中で実施し
てもよい。
【0037】 式(I)の化合物はまた官能基転換の技術既知の手順に従って相互に転化する
こともできる。
【0038】 式(I)の化合物はまた、三価の窒素をそのN−オキシドの形態に転化するた
めの技術既知の手順に従って対応するN−オキシドの形態に転化されてもよい。
前記N−酸化反応は、一般に、式(I)の出発原料を3−フェニル−2−(フェ
ニルスルホニル)オキサジリジンまたは適切な有機もしくは無機過酸化物と反応
することにより実施してよい。適切な無機過酸化物は、例えば、過酸化水素、ア
ルカリ金属もしくはアルカリ土類金属過酸化物、例えば過酸化ナトリウム、過酸
化カリウムを含んで成り;適切な有機過酸化物は、例えばベンゼンカルボペルオ
キシ酸もしくはハロ置換ベンゼンカルボペルオキシ酸、例えば3−クロロベンゼ
ンカルボペルオキシ酸、ペルオキソアルカン酸、例えばペルオキソ酢酸、アルキ
ルヒドロペルオキシド、例えばt−ブチルヒドロペルオキシドのような過酸を含
みうる。適する溶媒は、例えば、水、低級アルカノール、例えばエタノールなど
、炭化水素、例えばトルエン、ケトン、例えば2−ブタノン、ハロゲン化炭化水
素、例えばジクロロメタン、およびこうした溶媒の混合物である。
【0039】 式(I)の化合物のいくつかおよび本発明の中間体のいくつかは不斉炭素原子
を含有しうる。前記化合物および前記中間体の純粋な立体異性体は技術既知の手
順の応用により得ることができる。例えば、ジアステレオマーは、選択的結晶化
もしくはクロマトグラフィー技術、例えば向流分配、液体クロマトグラフィーな
どの方法のような物理的方法により分離し得る。鏡像異性体は、最初にラセミ混
合物を例えばキラルな酸のような適する分割剤を用いてジアステレオマー塩もし
くは化合物の混合物に転化すること;その後ジアステレオマー塩もしくは化合物
の前記混合物を例えば選択的結晶化もしくはクロマトグラフィー技術、例えば液
体クロマトグラフィーなどの方法により物理的に分離すること;そして最後に前
記分離されたジアステレオマー塩もしくは化合物を対応する鏡像異性体に転化す
ることにより、前記ラセミ混合物から得ることができる。純粋な立体異性体はま
た適切な中間体および出発原料の純粋な立体異性体からも得ることができるが、
ただし、介在する反応が立体特異的に起こることが前提である。
【0040】 式(I)の化合物および中間体の鏡像異性体を分割する代替の一様式は液体ク
ロマトグラフィー、とりわけキラルな固定相を使用する液体クロマトグラフィー
を必要とする。
【0041】 中間体および出発原料のいくつかは既知化合物であり、そして商業的に入手可
能であることができるか、もしくは技術既知の手順に従って製造してよい。
【0042】 グリシンは阻害および興奮双方のシナプスでの中枢および末梢神経系中のアミ
ノ酸神経伝達物質である。グリシンのこれらの別個の機能は2種の型のレセプタ
ーにより媒介され、そのそれぞれは異なる分類のグリシン輸送体と関連する。グ
リシンの阻害作用は痙攣性アルカロイドストリキニーネに感受性であるグリシン
レセプターにより媒介され、そして従って「ストリキニーネ感受性」と称される
。ストリキニーネ感受性のグリシンレセプターは脊髄および脳幹中で主に見出さ
れる。
【0043】 グリシンは、神経系中の主要な興奮性神経伝達物質グルタミン酸の作用を調節
することにより興奮性伝達で機能する(ジョンソン(Johnson)とアッシ
ャー(Ascher)、Nature、325、529−531(1987);
フレッチャー(Fletcher)ら、Glycine Transmissi on 、(オターソン(Otterson)とシュトルム・マティセン(Stor
m−Mathisen)編、1990)、pp.193−219)。とりわけ、
グリシンは、N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)レセプターと命名さ
れるグルタミン酸レセプターの分類での必須の補助アゴニスト(co-agonist)であ
る。NMDAレセプターは、脳全体に、大脳皮質および海馬構成体でとりわけ高
密度で、広範に分布する。
【0044】 輸送体は神経伝達物質をシナプスから取り込み、それによりシナプス中での神
経伝達物質の濃度および期限(一緒にシナプス伝達の大きさを決定する)を調節
する。近接するシナプスへの神経伝達物質の広がりを予防することにより、輸送
体はシナプス伝達の忠実を維持する。最後に、放出された伝達物質のシナプス前
終末への再取り込みにより、輸送体は伝達物質の再利用を見込む。神経伝達物質
輸送体は細胞外ナトリウムおよび膜を横切る電位の差異に依存性である。特定の
条件下、例えば発作の間に、輸送体は逆に機能する可能性があり、カルシウム非
依存的な非エキソサイトーシスの様式で神経伝達物質を放出する(アットウェル
(Attwell)ら、Neuron11、401−407(1993))。
神経伝達物質輸送体の調節は従ってシナプス活性を調節するための手段を提供し
、これは中枢および末梢神経系の障害の治療のための有用な療法を提供する。
【0045】 分子クローニングが、GlyT−1およびGlyT−2と命名された2種の分
類のグリシン輸送体の存在を示した。GlyT−1は主として前脳中で見出され
、そしてその分布はグルタミン作動性経路およびNMDAレセプターのものに対
応する(スミス(Smith)ら、Neuron、927−935(199
2))。GlyT−1の少なくとも3種のスプライス変異体すなわちGlyT−
1a、GlyT−1bおよびGlyT−1cが既知であり(キム(Kim)ら、 Molecular Pharmacology45、608−617(19
94))、それらのそれぞれは脳および末梢組織中で独特の分布を示す。Gly
T−2は、対照的に、主として脳幹および脊髄中で見出され、そしてその分布は
ストリキニーネ感受性のグリシンレセプターのものに緊密に対応する(リウ(L
iu)ら、J Biological Chemistry.268、228
02−22808(1993);ジャースキ(Jursky)とネルソン(Ne
lson)、Neurochemistry64、10261033(199
5))。従って、グリシンのシナプスでのレベルを調節することによりGlyT
−1およびGlyT−2はそれぞれNMDAレセプターおよびストリキニーネ感
受性グリシンレセプターの活性を選択的に調節することを予期することができる
【0046】 グリシン輸送体を阻害もしくは活性化する化合物は、従ってレセプター機能を
変えそして多様な疾患状態において治療上の恩恵を提供することが予期されるで
あろう。従って、GlyT−2の阻害を、グリシンのシナプスでのレベルを増大
させることを介してストリキニーネ感受性のグリシンレセプターを有するニュー
ロンの活動を消失させ、そうして脊髄における痛みに関する(すなわち侵害受容
)情報の伝達(これらのレセプターにより媒介されることが示されている)を消
失させるのに使用し得る。ヤクシュ(Yaksh)、Pain37、111−
123(1989)。加えて、脊髄中のストリキニーネ感受性のグリシンレセプ
ターを通じて阻害性のグリシン作動性伝達を高めることを、筋の機能亢進を減少
させるのに使用することができ、これは痙縮、ミオクロヌスおよび癲癇のような
増大された筋収縮を伴う疾患もしくは状態の治療で有用である(トゥロング(T
ruong)ら、Movement Disorders、77−87(1
988);ベッカー(Becker)、FASEB J 2767−277
4(1990))。グリシンレセプターの調節を介して治療され得る痙縮は、癲
癇、卒中、頭部外傷、多発性硬化症、脊髄傷害、ジストニア、ならびに神経系の
疾病および傷害の他の状態に関連する。
【0047】 NMDAレセプターは記憶および学習に関与し(ライソン(Rison)とス
タントン(Stanton)、Neurosci.Biobehav.Rev.19、533 552(1995);ダニズ(Danysz)ら、Behav ioral Pharmacol.、455−474(1995));また
、NMDA媒介性の神経伝達の低下された機能は精神分裂病の症状に寄与するよ
うである(オルネイ(Olney)とファーバー(Farber)、Archi ves General Psychiatry52、998−1007(1
996))。従って、GlyT−1を阻害しそしてそれによりNMDAレセプタ
ーのグリシン活性化を増大させる作用物質を、新規抗精神病薬および抗痴呆薬と
して、ならびに多動症候群および器質性脳症候群のような認識過程が損なわれる
他の疾患を治療するために使用し得る。逆に、NMDAレセプターの過剰活性化
は、多数の疾患状態、とりわけ卒中、頭部外傷、および、おそらくアルツハイマ
ー病、多発脳梗塞性痴呆、AIDS痴呆、ハンチントン病、パーキンソン病、筋
萎縮性側索硬化症もしくはニューロン細胞死が起こる他の状態のような神経変性
性疾患に関連するニューロン死に関係している。コイル(Coyle)とプット
ファルケン(Puttfarcken)、Science262、689−6
95(1993);リプトン(Lipton)とローゼンバーグ(Rosenb
erg)、New Engl.J.of Medicine330、613−
622(1993);チョイ(Choi)、Neuron 、623−634
(1988)。従って、GlyT−1の活性を増大させる薬理学的作用物質はN
MDAレセプターでのグリシン活性化の低下をもたらすことができ、その活性は
これらおよび関連疾患状態を治療するのに使用し得る。同様に、NMDAレセプ
ター上のグリシン部位を直接封鎖する薬物をこれらおよび関連疾患状態を治療す
るのに使用し得る。
【0048】 投与の目的上、主題の化合物を、製薬学的に許容できる担体および有効成分と
して治療上有効な量の式(I)の新規化合物を含んで成る多様な製薬学的組成物
に処方することができる。本発明の製薬学的組成物を製造するために、有効成分
としての付加塩または遊離の酸もしくは塩基の形態の有効量の特定の化合物が製
薬学的に許容できる担体と緊密な混合状態で組み合わせられ、それは投与に所望
される製剤の形態に依存して広範な形態をとってよい。これらの製薬学的組成物
は、望ましくは、好ましくは経口で、経皮でもしくは非経口注入による投与に適
する単位投与剤形にある。例えば、経口投薬形態の組成物の製造においては、懸
濁剤、シロップ剤、エリキシル剤および溶液のような経口の液体製剤の場合には
例えば水、グリコール、油、アルコールなどのような通常の製薬学的媒体のいず
れか;もしくは散剤、丸剤、カプセル剤および錠剤の場合にはデンプン、糖類、
カオリン、滑沢剤、結合剤、崩壊剤などのような固体の担体を使用してよい。投
与におけるそれらの容易さのため、錠剤およびカプセル剤が最も有利な経口の投
薬単位形態を代表し、この場合固体の製薬学的担体が明らかに使用される。非経
口組成物については、担体は通常少なくとも大きな部分で滅菌水を含んで成るこ
とができるが、とは言え例えば溶解を図るための他の成分を包含してよい。例え
ば、担体が生理的食塩水溶液、ブドウ糖溶液もしくは生理的食塩水およびブドウ
糖溶液の混合物を含んで成る注入可能な溶液を製造することができる。式(I)
の化合物を含有する注入可能な溶液は持続性作用のために油中で処方されること
ができる。この目的上適切な油は、例えば、ラッカセイ油、ゴマ油、綿実油、ト
ウモロコシ油、大豆油、長鎖脂肪酸の合成グリセロールエステル、ならびにこれ
らおよび他の油の混合物である。注入可能な懸濁剤もまた製造することができ、
その場合、適切な液体担体、沈殿防止剤などを使用してよい。経皮投与に適する
組成物において、担体は、場合によっては、小さい比率でいずれかの性質の適す
る添加物と場合によっては組み合わせられる浸透増強剤および/もしくは適する
湿潤剤を含んで成り、これら添加物は皮膚上でいかなる有意の有害な影響も引き
起こさない。前記添加物は皮膚への投与を助長することができ、そして/もしく
は所望の組成物の製造に役立つことができる。これらの組成物は多様な様式で、
例えば経皮貼付物、スポット・オン(spot-on)もしくは軟膏として投与されてよ い。(I)の付加塩は、対応する遊離塩基もしくは遊離酸の形態を上回るそれら
の増大された水溶性により、明らかに水性組成物の製造でより適する。
【0049】 前述の製薬学的組成物を、投与の容易さおよび投薬量の均一性のために投薬単
位形態で処方することがとりわけ有利である。本明細書の明細および請求の範囲
で使用されるところの投薬単位形態は、単位投薬量として適する物理的に別個の
単位を指し、各単位は、必要とされる製薬学的担体と共同して所望の治療効果を
生じさせるよう算出された、予め決められた量の有効成分を含有する。こうした
投薬単位形態の例は、錠剤(割線をつけられたもしくはコーチングされた錠剤を
包含する)、カプセル剤、丸剤、散剤の包装(powder packet)、カシェ剤、注入 可能な溶液もしくは懸濁剤、茶さじ一杯、テーブルスプーン一杯など、およびそ
れらの分離された複数である。
【0050】 以下の実施例は本発明を具体的に説明することを意図される。 実験の部 実施例A.1 1−クロロ−4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブタン(5.6g)、4
−(1,2,3,4−テトラヒドロ−2−オキソ−3−キナゾリニル)ピペリジ
ン(3.5g)、炭酸ナトリウム(6.36g)、KIの数個の結晶のメチルイ
ソブチルケトン(160ml)中混合物を2時間攪拌かつ還流した。冷却した後
に水を添加した(250ml)。分離された有機層を乾燥し、濾過しかつ溶媒を
蒸発させた。残渣をメチルイソブチルケトン(80ml)から再結晶し、3gの
3−[1−[4,4−ビス(4−フルオロメチル)ブチル]−4−ピペリジニル
]−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キナゾリノン;mp.199−200.5
℃(化合物1)を生じた。 類似に、 4−[2−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペ
リジニル]アセチル]−3,4−ジヒドロ−3−フェニル−2(1H)−キノキ
サリノンエタンジオエート(1:1);mp.190.8℃(化合物2); N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
ル]−1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−1H−ベン
ズイミダゾル−2−アミン;mp.160.1℃(化合物3); 2−[[4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−1−ピペラジ
ニル]メチル−3−(2−エトキシエチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピ
リジンエタンジオエート(1:2);mp.173.2℃(化合物4); 3−[1−[4,4−ビス(4−フルオロメチル)ブチル]−4−ピペリジニル
]−3,4−ジヒドロピリド[2,3−d]−2(1H)−ピリミジノンジヒド
ロクロリド;mp.220−222℃(化合物5) を製造した。 実施例A.2 4−フルオロ−γ−(4−フルオロフェニル)ベンゼンブタナール(2.6g
)、1−(4−フルオロフェニル)−3−[2−(4−ピペリジニルメチル)−
1H−ベンズイミダゾル−1−イル]−1−プロパノンジヒドロブロミド一水和
物(5.5g)、チオフェンのエタノール3%溶液(1g)、酢酸カリウム(3
g)およびメタノール(200ml)の混合物を、10%炭上パラジウム触媒(
2g)を用いて常圧かつ50℃で水素化した。算出された量の水素が取り込まれ
た後に触媒を濾過分離し、そして濾液を蒸発させた。水を油状残渣に添加し、そ
して全体を水酸化アンモニウムでアルカリ性化した。生成物を4−メチル−2−
ペンタノンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過しそして蒸発させた。油状残渣を
、溶離液としてトリクロロメタンおよびメタノールの混合物(体積で95:5)
を使用するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製した。油状残渣
を、アセトニトリルおよび4−メチル−2−ペンタノン中でエタンジオエート塩
に転化した。塩を結晶化させた。生成物を濾過分離しそして乾燥して、5g(6
3.3%)の3−[2−[[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチ
ル]−4−ピペリジニル]メチル]−1H−ベンズイミダゾル−1−イル]−1
−(4−フルオロフェニル)−1−プロパノンエタンジオエート(1:2);m
p.156.4℃(化合物6)を生じた。 実施例A.3 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]ピペラジン(6.9g
)、4−クロロ−1−(2−チエニル)ブタノン(4.1g)、炭酸ナトリウム
(3.18g)、ヨウ化カリウムの数個の結晶の4−メチル−2−ペンタノン(
200ml)中混合物を24時間還流した。その後、第二の部分の4−クロロ−
1−(2−チエニル)ブタノン(4.1g)を添加し、そして全体を追加の36
時間攪拌かつ還流した。冷却した後に水を添加した(100ml)。有機層を分
離し、炭酸カリウムで乾燥し、濾過しかつ蒸発させた。油状残渣を無水エーテル
(480ml)に溶解した。溶液を濾過し、そして気体の塩化水素を濾液に導入
した。沈殿された塩を濾過分離しそして2−プロパノール(320ml)から結
晶化して、4−[4,4−ビス(2−フルオロフェニル)ブチル]−1−ピペラ
ジニル]−1−(2−チエニル)ブタノン;mp.227.5−230℃(化合
物7)を生じた。 実施例A.4 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−N−(4−メトキシ
フェニル)−4−ピペリジンアミン(6.75g)の攪拌された2,2’−オキ
シビスプロパン(105ml)およびテトラヒドロフラン(45ml)溶液に、
2−イソシアナトプロパン(1.36g)の2,2’−オキシビスプロパン(3
5ml)溶液を一滴ずつ添加した。完了に際して、攪拌を最初に室温で1日間、
そしてさらに約50℃で1時間継続した。反応混合物を蒸発させ、そして残渣を
2,2’−オキシビスプロパンおよび2−プロパノールの混合物から結晶化して
、N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジ
ニル]−N−(4−メトキシフェニル)−N’−(1−メチルエチル)尿素(4
.8g、59%);mp.170.9℃(化合物8)を生じた。 類似に、 N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
ル]−N’−ブチル−N−(4−メトキシフェニル)尿素;mp.101.9℃
(化合物9); N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
ル]−N−(4−メトキシフェニル)−N’−プロピル尿素;mp.124.1
℃(化合物10); N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
ル]−N’−シクロヘキシル−N−(4−メトキシフェニル)尿素;mp.12
8.2℃(化合物11); N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
ル]−N’−エチル−N−(4−メトキシフェニル)尿素;mp.129.1℃
(化合物12); N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
ル]−N’−(1−メチルエチル)−N−(4−メチルフェニル)尿素;mp.
167.2℃(化合物13);および N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
ル]−N’−(4−クロロフェニル)−N’−(1−メチルエチル)尿素;mp
.157.4℃(化合物14) を製造した。 薬理学的実施例 実施例B.1:GlyT1輸送体を介する輸送のアッセイ コンフルエント以下の(subconfluent)HEK293−GlyT1細胞(すなわ
ちヒトグリシン輸送体1を安定に発現する細胞系)を、100μlのDMEM培
地(10%ウシ胎児血清、1mMピルビン酸ナトリウム、2mMグルタミン、1
00Uペニシリン/mlおよび0.1mg/mlのストレプトマイシンで補充さ
れたダルベッコの改変イーグル培地)中ウェルあたり細胞50,000個の濃度
でサイトスター(Cytostar)−Tプレートに植え付けた。細胞を37℃
、5%CO2、95%湿度で48時間インキュベーションした。
【0051】 第3日に、細胞を、取り込み緩衝液(2MトリスでpH7.5に調節された、
25mM Hepes、5.4mMグルコン酸カリウム、1.8mMグルコン酸
カルシウム、0.8mM MgSO4、140mM NaCl、5mMブドウ糖 、5mMアラニン)で同時にマイクロプレートの全96個のウェルを洗浄するよ
う設計されたティーカン(Tecan)PW96マイクロプロセッサ制御洗浄器
を使用して洗浄した。ティーカン(Tecan)PW96を、各ウェル中に75
μlを残して細胞を5回洗浄するようプログラムした。試験化合物をDMSO中
にマイクロモル濃度範囲で多様な濃度で溶解した。1μlの試験溶液を各ウェル
に添加し、そして細胞を周囲温度で5分ないし10分間インキュベーションした
。その後、25μlの取り込み緩衝液で希釈された30μMの[U14C]グリシ
ンを添加した。細胞を周囲温度で1時間インキュベーションした。プレートをそ
の後シールし、そして[U14C]グリシンの取り込みをパッカード(Packa
rd)マイクロプレートシンチレーション計数器(トップカウント(TopCo
unt))上で測定した。多様な濃度の各試験薬物について得られた結果から、
グリシン取り込みの50%阻害を与える濃度(IC50)を算出した。本発明の試
験化合物についての算出されたデータをpIC50値(IC50の負の対数値)とし
て表1に示す。
【0052】 2−[[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリ
ジニル]メチル]−3−(2−ピリジニルメチル)−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジンエタンジオエート(1:2)である化合物15; 2−[[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジ
ニル]メチル]−3−[(4−フルオロフェニル)メチル]−3H−イミダゾ[
4,5−b]ピリジンエタンジオエート(1:2)である化合物16; 2−[[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジ
ニル]メチル]−3−(フェニルメチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジンエタンジオエート(1:2)である化合物17; 2−[[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジ
ニル]メチル]−3−(2−チエニルメチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]
ピリジンエタンジオエート(1:1)である化合物18; 2−[[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジ
ニル]メチル]−3−(2−フラニルメチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]
ピリジンエタンジオエート(1:2)である化合物19; 2−[[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジ
ニル]メチル]−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−1H−ベンズイミ
ダゾールエタンジオエート(1:2)である化合物20; 欧州特許出願公開第0,151,826号に開示されるような;2−[[1−[
4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニル]メチル]
−3−(4−チアゾリルメチル)−1H−ベンズイミダゾールエタンジオエート
(1:2)である化合物21; および、英国特許第1,055,100号に開示されるような[1−[4,4−
ジ(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−[3−(アニリノカルボニル)プロ
ピル]ピペラジンジヒドロクロリドである化合物22もまた試験した。
【0053】
【表1】
【0054】 C.組成物実施例 以下の処方は、本発明に従った動物およびヒト被験体への全身投与に適する典
型的な製薬学的組成物を例示する。
【0055】 これらの実施例を通じて使用されるところの「有効成分」(A.I.)は、式
(I)の化合物もしくはその製薬学的に許容できる付加塩に関する。 実施例C.1:フィルムコーチング錠 錠剤核の製造 100gのA.I.、570gの乳糖および200gのデンプン
の混合物を十分に混合し、そしてその後、5gのドデシル硫酸ナトリウムおよび
10gのポリビニルピロリドンの約200ml水溶液で湿らせた。湿潤粉末混合
物を篩過し、乾燥しそして再度篩過した。その後、100gの微晶質セルロース
および15gの水素化植物油を添加した。全体を十分に混合し、そして錠剤に圧
縮し、10,000個の錠剤を与え、それぞれは10mgの有効成分を含んだ。
コーチング 10gのメチルセルロースの75mlの変性エタノール溶液に、5
gのエチルセルロースの150mlのジクロロメタン溶液を添加した。その後、
75mlのジクロロメタンおよび2.5mlの1,2,3−プロパントリオール
を添加した。10gのポリエチレングリコールを溶融し、そして75mlのジク
ロロメタンに溶解した。後者の溶液を前者に添加し、そしてその後2.5gのオ
クタデカン酸マグネシウム、5gのポリビニルピロリドンおよび30mlの濃縮
色懸濁液を添加し、そして全体を均質化した。錠剤核を、かように得られた混合
物を用いてコーチング装置中でコーチングした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/497 A61K 31/497 31/498 31/498 31/517 31/517 31/519 31/519 A61P 25/00 A61P 25/00 25/04 25/04 25/08 25/08 25/28 25/28 43/00 111 43/00 111 C07D 333/22 C07D 333/22 401/04 401/04 401/06 401/06 471/04 107 471/04 107Z 108 108Q 118 118Z (C07D 471/04 (C07D 471/04 235:00 235:00 221:00) 221:00) (C07D 471/04 (C07D 471/04 239:00 239:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ルイテン,ワルター・ヘルマン・マリア・ ルイ ベルギー・ビー−2340ビールセ・トウルン ホウトセベーク30・ジヤンセン・フアーマ シユーチカ・ナームローゼ・フエンノート シヤツプ (72)発明者 ジヤンセン,フラン・エドウアール ベルギー・ビー−2340ビールセ・トウルン ホウトセベーク30・ジヤンセン・フアーマ シユーチカ・ナームローゼ・フエンノート シヤツプ (72)発明者 ケニス,ルド・エドモンド・ジヨセフイー ヌ ベルギー・ビー−2340ビールセ・トウルン ホウトセベーク30・ジヤンセン・フアーマ シユーチカ・ナームローゼ・フエンノート シヤツプ Fターム(参考) 4C023 DA02 4C054 AA02 CC03 DD01 EE01 FF30 4C063 AA01 BB03 CC26 CC75 CC92 DD12 DD26 EE01 4C065 AA04 BB05 CC01 DD03 EE02 HH01 JJ01 KK01 KK04 KK05 KK09 LL01 LL06 PP03 PP15 QQ05 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC21 BC45 BC50 BC51 CB05 GA07 MA01 MA04 NA14 ZA02 ZA06 ZA08 ZA15 ZA16 ZA18 ZA20 ZC02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中枢および末梢神経系の障害を治療するための医薬の製造の
    ためのグリシン輸送阻害化合物[前記化合物は、式 【化1】 を有する]、 そのN−オキシド、立体異性体もしくは製薬学的に許容できる付加塩の使用であ
    って、上式中、 XはCHもしくはNを表わす; Lは、式 【化2】 上式中、nは0もしくは1である; mは0もしくは1である; AlkはC1-6アルカンジイルを表わす; AはNもしくはCHを表わす; B1はCH2もしくはNHを表わす; −a1=a2−a3=a4−は、式 −CH=CH−CH=CH− (a−1);もしくは −N=CH−CH=CH− (a−2) の二価の基を表わす; R1は、は、C1-4アルキルオキシ、ピリジニル、アリール、アリールカルボニル
    、チエニル、フラニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、チアゾリルで場合
    によっては置換されるC1-4アルキルを表わす; R2は水素もしくはアリールを表わす; R3は、水素、C1-6アルキルもしくはC3-7シクロアルキルを表わす; R4は、チエニル、フラニル、アリールアミノもしくは式 【化3】 上式中、R5は水素もしくはアリールである、 の基を表わす; アリールは、C1-4アルキル、ハロ、ヒドロキシ、C1-4アルキルオキシから選択
    される1もしくは2個の置換基で場合によっては置換されるフェニルを表わす、
    の基を表わす使用。
  2. 【請求項2】 Lが式(a)もしくは(b)の基である、請求項1に記載の
    使用。
  3. 【請求項3】 障害が、精神病、痛み、癲癇、神経変性性疾患、卒中、頭部
    外傷もしくは多発性硬化症である、請求項1に記載の使用。
  4. 【請求項4】 請求項1もしくは2で定義されるような式(I)の化合物で
    あるが、ただし、 −XがCHであり;LがB1が−CH2−でありかつR1がピリジン−2−イルメ チル、チエン−2−イルメチル、フラン−2−イルメチル、ベンジルもしくは4
    −フルオロベンジルである式(a)の基である場合には、−a1=a2−a3=a4 −は−N=CH−CH=CH−以外である;また、 −XがCHであり;LがB1が−CH2−でありかつR1が4−メトキシフェニル メチルもしくはチアゾル−4−イルメチルである式(a)の基である場合には、
    −a1=a2−a3=a4−は−CH=CH−CH=CH−以外である;また、 −XがNであり;LがAlkが1,3−プロパンジイルである式(d)の基であ
    る場合には、R4はフェニルアミノ以外である化合物。
  5. 【請求項5】 nが0であり、mが1であり;R1が、C1-4アルキルオキシ
    、アリールカルボニルもしくはイミダゾ[1,2−a]ピリジニルで場合によっ
    ては置換されるC1-4アルキルであり、そしてR4がチエニル、フラニルもしくは
    式(d−1)の基である、請求項4で記載されるような化合物。
  6. 【請求項6】 化合物が、 3−[1−[4,4−ビス(4−フルオロメチル)ブチル]−4−ピペリジニル
    ]−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キナゾリノン; 4−[2−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペ
    リジニル]アセチル]−3,4−ジヒドロ−3−フェニル−2(1H)−キノキ
    サリノン; N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
    ル]−1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル−メチル)−1H−ベ
    ンズイミダゾル−2−アミン; 2−[[4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−1−ピペラジ
    ニル]メチル]−3−(2−エトキシエチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]
    ピリジン; 3−[1−[4,4−ビス(4−フルオロメチル)ブチル]−4−ピペリジニル
    ]−3,4−ジヒドロピリド[2,3−d]−2(1H)−ピリミジノン; 3−[2−[[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピ
    ペリジニル]メチル]−1H−ベンズイミダゾル−1−イル]−1−(4−フル
    オロフェニル)−1−プロパノン; 4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−1−ピペラジニル]−
    1−(2−チエニル)ブタノン; N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
    ル]−N−(4−メトキシフェニル)−N’−(1−メチルエチル)尿素; N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
    ル]−N’−ブチル−N−(4−メトキシフェニル)尿素; N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
    ル]−N−(4−メトキシフェニル)−N’−プロピル尿素; N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
    ル]−N’−シクロヘキシル−N−(4−メトキシフェニル)尿素; N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
    ル]−N’−エチル−N−(4−メチルフェニル)尿素; N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
    ル]−N’−(1−メチルエチル)−N−(4−メチルフェニル)尿素;もしく
    は N−[1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4−ピペリジニ
    ル]−N’−(4−クロロフェニル)−N’−(1−メチルエチル)尿素;その
    N−オキシド、立体異性体もしくは製薬学的に許容できる付加塩 である、請求項4で記載されるような化合物。
  7. 【請求項7】 製薬学的に許容できる担体および有効成分として治療上有効
    な量の請求項4ないし6にのいずれか一に記述されるような化合物を含んで成る
    製薬学的組成物。
  8. 【請求項8】 治療上有効な量の請求項4ないし6のいずれか一で請求され
    るような化合物が製薬学的担体と緊密に混合されることを特徴とする、請求項7
    で請求されるような製薬学的組成物の製造方法。
  9. 【請求項9】 医薬としての使用のための請求項4ないし6のいずれか一に
    記述されるような化合物。
  10. 【請求項10】 a)W1が適切な脱離基である式(II)の中間体を、反 応不活性溶媒中、適する塩基の存在下、かつ、場合によってはヨウ化カリウムの
    存在下に式(III)の中間体と反応させること; 【化4】 b)反応不活性溶媒中、還元剤の存在下、場合によっては適する触媒の存在下で
    の式(IV)の中間体での式(III)の中間体の還元的アルキル化; 【化5】 c)反応不活性溶媒中、適する塩基の存在下かつ場合によってはヨウ化カリウム
    の存在下に、式(V)の中間体を、W1が適する脱離基である式(VI)の中間 体と反応させ;かように式(I−a)の化合物を形成すること; 【化6】 d)式(VII)の中間体を、反応不活性溶媒中、式(VIII)のイソシアナ
    ト誘導体と反応させ;かように式(I−b)の化合物を形成すること; 【化7】 そして、所望の場合は、式(I)の化合物を、酸での処理により酸付加塩に、も
    しくは塩基での処理により塩基付加塩に転化すること、または、逆に、アルカリ
    での処理により酸付加塩の形態を遊離塩基に転化すること、もしくは酸での処理
    により塩基付加塩を遊離酸に転化すること;そして、所望の場合はそのN−オキ
    シドおよび/もしくは立体異性体を製造すること を特徴とする、請求項4に記述されるような化合物の製造方法。
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