JP2003309105A - プラズマ処理方法 - Google Patents
プラズマ処理方法Info
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Abstract
ッチングレートの面内、面間のばらつきを低減できるプ
ラズマ処理方法を提供する。 【解決手段】 基板8を真空容器1内の基板電極6上に
載置し、真空容器1内に反応ガスを供給しつつ排気し、
高周波電力を供給してプラズマを発生させ、基板8をプ
ラズマ処理する際に、基板8の表面の自然酸化膜を除去
する第1の工程と、真空容器1内及び半導体基板8の表
面をクリーニングする第2の工程と、半導体基板の少な
くとも自然酸化膜の除去により露出させた薄膜をプラズ
マ処理する第3の工程とを行い、反応堆積物の発生を抑
制できるようにした。
Description
通信デバイスを製造する半導体基板などの各種基板の処
理に好適に適用されるプラズマ処理方法に関するもので
ある。
どの製造分野において、化合物半導体基板が注目され始
めている。それは、化合物半導体基板を主体としたデバ
イスは、従来のSi半導体基板を主体としたデバイスよ
りも、高出力、低歪、高周波数特性などに優れているこ
とによる。
は、従来から種々のプラズマ処理方法が適用されてい
る。その中で、第1の従来例のプラズマ処理方法とし
て、ICPプラズマ源(誘導結合方式でプラズマを発生
させるプラズマ源)を搭載した設備における化合物半導
体基板のドライエッチングプロセスについて、図4を参
照して説明する。
ス供給口、23は排気手段としての分子ターボポンプ、
24はICPコイル、25はICPコイル24に電力を
供給する第1の高周波電源、26は真空容器21内で半
導体基板28を載置する基板電極、27は基板電極26
に高周波電力を供給する第2の高周波電源、29は基板
電極26を冷却する冷却ユニットである。
理として自然酸化膜除去処理を行った。この表面処理
は、NH3 の濃度が30%の水溶液中で液温を60℃に
してウエットエッチング処理を行い、十分に水洗した。
その直後に、半導体基板28を真空容器21内に投入し
て基板電極26上に載置した。そして、真空容器21内
にガス供給口22からエッチングガスであるCl2 ガス
を15sccmの流量で導入しつつ、ターボ分子ポンプ
23により排気を行い、真空容器21内を所定の圧力2
Paに保った。その状態で、プラズマ源としてのICP
コイル24に対して第1の高周波電源25により13.
56MHzの高周波電力600Wを供給しつつ、基板電
極26に対して第2の高周波電源27により13.56
MHzの高周波電力30Wを供給することで、真空容器
21内にCl2 プラズマを発生させ、半導体基板28に
対してプラズマ処理を行った。この際、半導体基板28
のプラズマに曝される表面にはGaN薄膜を成膜させた
ものを用いた。また、基板電極26は水冷ユニット29
にて18℃に制御した。
を、第1の従来例と同様に図4を参照しながら説明す
る。
て基板電極26上に載置した。そして、真空容器21内
にガス供給口22から還元性ガスであるNH3 ガスを1
5sccmの流量で導入しつつ、ターボ分子ポンプ23
により排気を行い、真空容器21内を所定の圧力5Pa
に保った。その状態で、プラズマ源としてのICPコイ
ル24に対して第1の高周波電源25により13.56
MHzの高周波電力200Wを供給しつつ、基板電極2
6に対して第2の高周波電源27により13.56MH
zの高周波電力20Wを供給することで、真空容器21
内にNH3 プラズマを発生させ、半導体基板28に対し
てプラズマ処理を行った。この際、半導体基板28のプ
ラズマに曝される表面にはGaN薄膜を成膜させたもの
を用いた。また、基板電極26は水冷ユニット29にて
18℃に制御した。
2 ガスを15sccmの流量で導入しつつ、ターボ分子
ポンプ23により排気を行い、真空容器21内を所定の
圧力2Paに保った。その状態で、プラズマ源としての
ICPコイル24に対して第1の高周波電源25により
13.56MHzの高周波電力600Wを供給しつつ、
基板電極26に対して第2の高周波電源27により1
3.56MHzの高周波電力30Wを供給することで、
真空容器21内にCl2 プラズマを発生させ、半導体基
板28に対してプラズマ処理を行った。
第2の従来例のようなプラズマ処理方法によって化合物
半導体基板を処理していた。
従来例のプラズマ処理方法で適用したように、NH3 水
溶液にて前処理を行うと、エッチングレートの向上の障
害となるGaOx 層が除去されることは、橋詰らの報告
〔1〕(橋詰保、大友晋哉、小山晋、中崎竜介、長谷川
英機、電子情報通信学会、7、37、2000年)によ
って明らかとなっている。上記第1の従来例のプラズマ
処理方法では、GaNをプラズマ処理した際のエッチン
グレートが67.1(Å/min)±3%程度、面間ば
らつき±5%程度であった。
と、理由は明確ではないが、GaN表面でのリーク電流
が増大するなどの問題を生じることになる。
非常にシビアであるため、自然酸化膜除去された直後に
基板を大気に曝すことなく、所望の薄膜をプラズマ処理
方法が求められている。
では、前工程でNH3 プラズマで処理しているが、Ga
Nをプラズマ処理した際のエッチングレートは38.8
(Å/min)±12%程度、面間ばらつき±12%程
度であり、第1の従来例に比べてエッチングレートが6
2%程度まで減少し、面内、面間のばらつきがともに大
きな値となった。
に反応生成物の堆積があったことから次のように考えら
れる。この反応生成物の堆積は、前工程での残留NH3
ガスと後工程でのCl2 ガスにより生成される塩化アン
モニウム(沸点:520℃)である可能性が高く、この
反応生成物の堆積がエッチングレートの低下及び面内、
面間のばらつきの主な原因であると考えられる。また、
真空容器内の壁等に付着したNH3 やH元素とCl元素
との反応にCl2 ガスが消費されることも、エッチング
レートの低下などを誘発していると考えられる。
l2 プラズマ処理を行うと、GaNの面内、面間のばら
つきが大きくなり、かつエッチングレートが低下し、エ
ッチング寸法がばらつくという問題があった。
の処理レートの低下や処理レートの面内、面間のばらつ
きを低減できるプラズマ処理方法を提供することを目的
とする。
法は、真空容器内にガスを供給するとともに排気し、真
空容器内を所定圧力に維持しながら、コイルに高周波電
力を印加することでプラズマを発生し、コイルに対向し
て配置された基板を処理するプラズマ処理方法におい
て、前記ガスとして第1のガスを供給して処理する第1
の工程と、前記第1のガスとは異なるガスを供給して処
理する第2の工程と、前記第1及び第2のガスとは異な
るガスを供給して処理する第3の工程とを行うものであ
り、第1〜第3の処理を組み合わせることで、処理レー
トや処理の面内ばらつきの低減などの処理特性の向上を
図ることができる。
を除去し、第2の工程で真空容器内若しくは基板表面を
クリーニングし、第3の工程で少なくとも自然酸化膜の
除去により基板表面に露出した薄膜を処理すると、自然
酸化膜除去処理工程と薄膜処理工程の間にクリーニング
工程を介在させることで、自然酸化膜除去に用いた反応
ガスの残留ガスを除去して反応堆積物の発生を防止する
ことにより、半導体基板の処理レートの低下や処理レー
トの面内、面間のばらつきを低減することができる。
を少なくとも1種類含み、第2の工程で供給するガス
は、少なくとも1種類の不活性ガス又は窒素ガス又はフ
ッ素系ガスを含み、第3の工程で供給するガスは、塩素
系ガスを少なくとも1種類含むのが好適である。
P、Asのうち少なくとも1種類の元素を含む場合に効
果的である。
H3)、硫化水素(H2 S)、水素(H2)から選択された
ものが好適である。
3 、CF4 、C2 F6 、C3 F8 、C4 F8 、C
5 F8 、CHF3 、CH3 F、HF、F2 、フロンから
選択されたものであるのが好適である。
化ホウ素(BCl3)、四塩化珪素(SiCl4)から選択
されたものであるのが好適である。
の工程の反応ガスを含むと、プラズマ処理時間を短縮で
きてスループットを向上できる。
含む化合物半導体基板や、アルミニウム窒化ガリウム
(AlGaN)を含む化合物半導体基板である場合に効
果的である。
極を所定温度以上の温度に保持し、又は真空容器、もし
くは真空容器内で基板を載置する基板電極と対向する位
置に配置した電極、又は真空容器に設けられた高周波電
力を導入する誘電窓を所定温度、好適には50℃以上の
温度に保持すると、反応堆積物を生成する残留ガスの脱
離を促進できて効果である。
とを異なった真空容器内で行うと、より確実に反応堆積
物を生成するのを防止できる。
のプラズマ処理方法の第1の実施形態について、図1を
参照して説明する。
口2と、排気手段としての分子ターボポンプ3を備えて
いる。また、真空容器1の上壁は誘電体板1aにて構成
され、その上部にコイル4が配設されている。このコイ
ル4に第1の高周波電源5から高周波電力を供給するよ
うに構成されている。真空容器1内には、コイル4に対
向して基板8を載置する基板電極6が配設されている。
この基板電極6に第2の高周波電源7から高周波電力を
供給するように構成されている。また、基板電極6は冷
却ユニット9によって冷却される仕組みになっている。
る。基板8を真空容器1内に搬入して基板電極6上に載
置し、真空容器1内にガス供給口2から還元性ガスであ
るNH3 ガスを15sccmの流量で導入しつつ、ター
ボ分子ポンプ3により排気を行い、真空容器1内を所定
の圧力5Paに保った。その状態で、真空容器1の外部
に配設されたコイル4に対して第1の高周波電源5によ
り13.56MHzの高周波電力200Wを供給しつ
つ、基板電極6に対して第2の高周波電源7により1
3.56MHzの高周波電力20Wを供給し、真空容器
1内にNH3 プラズマを発生させ、化合物半導体薄膜を
有する基板8に対してプラズマ処理を行った。この際、
基板8のプラズマに曝される表面にはGaN薄膜を成膜
させたものを用いた。また、基板電極6は水冷ユニット
9にて18℃に制御した。
導入しつつ、ターボ分子ポンプ3により排気を行い、真
空容器1内を所定の圧力2Paに保った。その状態で、
コイル4に対して第1の高周波電源5により13.56
MHzの高周波電力600Wを供給することで真空容器
1内にArプラズマを発生させ、基板8に対してプラズ
マ処理を行った。
を15sccmの流量で導入しつつ、ターボ分子ポンプ
3により排気を行い、真空容器1内を所定の圧力2Pa
に保った。その状態で、コイル4に対して第1の高周波
電源5により13.56MHzの高周波電力600Wを
供給しつつ、基板電極6に対して第2の高周波電源7に
より13.56MHzの高周波電力30Wを供給するこ
とで、真空容器1内にCl2 プラズマを発生させ、基板
8に対してプラズマ処理を行った。
ラズマ処理した際のエッチングレートは63.2(Å/
min)±4%、面間ばらつき±4%であり、第2の従
来例に比べてエッチングレートが大きく向上し、面内、
面間のばらつきが大きく低減した。
うなレジスト側面への反応生成物の堆積は見られなかっ
た。これは、第1の工程においてNH3 ガスが基板表面
の自然酸化膜を除去したことによる効果と、第2の工程
におけるArガスが基板表面及び真空容器1内に吸着し
た残留ガスに対して不活性であるため、反応生成物を生
成させずに残留ガスを除去したことによる効果であると
考えられる。
マ処理方法の第2の実施形態について、図1を参照して
説明する。
表面の自然酸化膜を除去した後、第2の工程で反応生成
物を生成させずに残留ガスを除去し、その後第3の工程
で基板8に対するエッチング処理を行うことで、エッチ
ングレートの向上を達成したが、基板電極6の温度につ
いては特に制御していなかった。
ユニット9にて基板電極6の温度を、室温よりも高温の
50℃に制御した状態で第1の実施形態と同様のプロセ
ス条件でプラズマ処理を行った。
プラズマ処理した際のエッチングレートは68.9(Å
/min)±3%、面間ばらつき±4%となり、第2の
従来例に比べてエッチングレートが大きく向上し、面
内、面間のばらつきが大きく低減し、さらに第1の実施
形態に比べて一層エッチングレートが向上した。
うなレジスト側面への反応生成物の堆積は見られなかっ
た。これは、第1の実施形態による効果に加えて、基板
電極6を少なくとも室温よりも高温とすることで、基板
8に吸着したNH3 ガスが脱離しやすくなったことの効
果であると考えられる。
マ処理方法の第3の実施形態について、図2を参照して
説明する。
を制御してエッチングレートの一層の向上を図ったが、
本実施形態では基板電極6に代えて、真空容器1の側壁
温度を制御した状態で、第1の実施形態と同様のプロセ
ス条件でプラズマ処理を行った。
ーユニット10により真空容器1の側壁温度を、室温よ
りも高温の50℃に制御し、第1の実施形態と同様のプ
ロセス条件においてプラズマ処理を行った。
プラズマ処理した際のエッチングレートは65.2(Å
/min)±4%、面間ばらつき±4%となり、第2の
従来例に比べてエッチングレートが大きく向上し、面
内、面間のばらつきが大きく低減し、さらに第2の実施
形態と同様に第1の実施形態に比べて一層エッチングレ
ートが向上した。
うなレジスト側面への反応生成物の堆積は見られなかっ
た。これは、第1の実施形態による効果に加えて、真空
容器1を少なくとも室温よりも高温とすることで、真空
容器1内の壁などに吸着したNH3 ガスが脱離しやすく
なったことの効果であると考えられる。
マ処理方法の第4の実施形態について、図3を参照して
説明する。
で第1の工程〜第3の工程を行うようにしたが、本実施
形態では複数の真空容器を用い、前処理工程である第1
と第2の工程と第3の処理工程を別の真空容器で行うよ
うにしている。
Bは第2の真空容器、11は基板8を各真空容器1A、
1Bに対して搬送する搬送用真空容器である。各真空容
器1A、1Bの内部構成は図1、図2に示した上記実施
形態における真空容器1と同様である。
る。
入して基板電極6上に載置した。次に、真空容器1A内
にガス供給口2から還元性ガスであるNH3 ガスを15
sccmの流量で導入しつつ、ターボ分子ポンプ3によ
り排気を行い、真空容器1A内を所定の圧力5Paに保
った。その状態で、コイル4に対して第1の高周波電源
5により13.56MHzの高周波電力200Wを供給
しつつ、基板電極6に対して第2の高周波電源7により
13.56MHzの高周波電力20Wを供給すること
で、真空容器1A内にNH3 プラズマを発生させた。こ
うして、化合物半導体薄膜を有する基板8に対してプラ
ズマ処理を行った。この際、基板8のプラズマに曝され
る表面にはGaN薄膜を成膜させたものを用いた。ま
た、基板電極6は水冷ユニット9にて18℃に制御し
た。
sccmの流量で導入しつつ、ターボ分子ポンプ3によ
り排気を行い、真空容器1A内を所定の圧力2Paに保
った。その状態で、コイル4に対して第1の高周波電源
5により13.56MHzの高周波電力600Wを供給
することで、真空容器1A内にArプラズマを発生させ
た。こうして、基板8に対してプラズマ処理を行った。
取り出し、搬送用真空容器11を経由して真空容器1B
に半導体基板8を投入した。その後、この真空容器1B
内にエッチングガスであるCl2 ガスを15sccmの
流量で導入しつつ、ターボ分子ポンプ3により排気を行
い、真空容器1B内を所定の圧力2Paに保った。その
状態で、コイル4に対して第1の高周波電源5により1
3.56MHzの高周波電力600Wを供給しつつ、基
板電極6に対して第2の高周波電源7により13.56
MHzの高周波電力30Wを供給し、真空容器1内にC
l2 プラズマを発生させた。こうして、基板8に対して
プラズマ処理を行った。
ラズマ処理した際のエッチングレートは69.9(Å/
min)±3%、面間ばらつき±4%となり、第2の従
来例に比べてエッチングレートが大きく向上し、面内、
面間のばらつきが大きく低減し、さらに第1〜第3の実
施形態と比べて一層エッチングレートが向上した。
うなレジスト側面への反応生成物の堆積は見られなかっ
た。これは、第1の実施形態による効果に加えて、第1
のプラズマ処理工程と第3のプラズマ処理工程を異なる
真空容器1A、1Bにて行うことで、半導体基板表面だ
けでなく、真空容器内に付着した残留ガスの少ない状態
にて第3のプラズマ処理を行うことによる効果であると
考えられる。
8としてGaNについてのみ説明したが、例えばGa、
N、Al、In、P、Asの内、少なくとも1種類の元
素を含む化合物半導体基板においても、デバイス構造と
して用いられる場合に極薄膜で構成されることが多く、
還元性ガスプラズマによる自然酸化膜の除去工程の必要
性が高く、本発明のプラズマ処理方法を効果的に適用す
ることができる。
aN)を含む化合物半導体基板である場合も、デバイス
構造として用いられる場合に極薄膜で構成されることが
多く、還元性ガスプラズマによる自然酸化膜の除去工程
の必要性が高く、本発明のプラズマ処理方法を効果的に
適用することができる。
6又は真空容器1の温度として50℃を例示したが、温
度が50℃以上の場合、半導体基板8及び真空容器内の
残留ガスの脱離が促進されることが容易に予想され、な
お良い。
ラズマ処理工程における反応ガスとして、NH3 ガスを
例示したが、還元性を有する他のガス、例えば硫化水素
(H 2 S)、水素(H2)などにおいても同様の効果が得
られる。
ラズマ処理工程における反応ガスとして、Arガスを例
示したが、第1のプラズマ処理工程における残留ガスに
対して化学的反応性に富み、かつ半導体基板とりわけ化
合物半導体に対して不動態や高融点の反応生成物を生成
しやすいフッ素系ガス、例えばSF6 、NF3 、C
F 4 、C2 F6 、C3 F8 、C4 F8 、C5 F8 、CH
F3 、CH3 F、HF、F 2 、フロンにおいても、残留
ガス除去が進行しやすいため、同様の効果が得られる。
反応ガスとして、塩素系ガスを少なくとも1種類含める
と、半導体基板や真空容器に付着した残留ガスをクリー
ニングしつつ、Cl元素を含むガスによるプラズマ処理
を行うことで、プラズマ処理時間を短縮でき、スループ
ットが向上する。
ラズマ処理工程における反応ガスとして、Cl2 ガスを
例示したが、Cl元素を含む他のガス、例えば三塩化ホ
ウ素(BCl3)、四塩化珪素(SiCl4)においても同
様の効果が得られる。
板として化合物半導体基板を例示したが、本発明のプラ
ズマ処理方法は、それ以外半導体基板、例えばSi半導
体基板、液晶基板、プラズマディスプレイパネルなどに
適用することができ、同様の効果が得られる。
程についてのみ説明したが、それ以外のプラズマ処理、
例えばCVD、スパッタ、蒸着などの成膜処理工程に適
用しても同様の効果が得られる。
ラズマ源を用いたものを例示したが、それ以外のプラズ
マ源、例えば平行平板型、RIEプラズマ源、VHFプ
ラズマ源、ECRプラズマ源、μ波プラズマ源、マグネ
トロンプラズマ源、マグネトロンRIEプラズマ源を用
いたものにも適用でき、同様の効果が得られる。
1のガスを供給して処理する第1の工程と、前記第1の
ガスとは異なるガスを供給して処理する第2の工程と、
前記第1及び第2のガスとは異なるガスを供給して処理
する第3の工程とを行うので、第1〜第3の処理を組み
合わせることで、処理レートや処理の面内ばらつきの低
減などの処理特性の向上を図ることができる。
を除去し、第2の工程で真空容器内若しくは基板表面を
クリーニングし、第3の工程で少なくとも自然酸化膜の
除去により基板表面に露出した薄膜を処理し、自然酸化
膜除去処理工程と薄膜処理工程の間にクリーニング工程
を介在させると、自然酸化膜除去に用いたガスの残留ガ
スを除去して反応堆積物の発生を防止でき、半導体基板
の処理レートの低下や、半導体基板間の処理レートのば
らつきを低減することができる。
の実施形態における装置構成を示す断面図。
おける装置構成を示す断面図。
おける全体配置構成を示す平面図。
示す断面図。
Claims (16)
- 【請求項1】 真空容器内にガスを供給するとともに排
気し、真空容器内を所定圧力に維持しながら、コイルに
高周波電力を印加することでプラズマを発生し、コイル
に対向して配置された基板を処理するプラズマ処理方法
において、前記ガスとして第1のガスを供給して処理す
る第1の工程と、前記第1のガスとは異なるガスを供給
して処理する第2の工程と、前記第1及び第2のガスと
は異なるガスを供給して処理する第3の工程とを行うこ
とを特徴とするプラズマ処理方法。 - 【請求項2】 第1の工程で基板表面の自然酸化膜を除
去し、第2の工程で真空容器内若しくは基板表面をクリ
ーニングし、第3の工程で少なくとも自然酸化膜の除去
により基板表面に露出した薄膜を処理することを特徴と
する請求項1記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項3】 第1の工程で供給するガスは、還元性ガ
スを少なくとも1種類含むことを特徴とする請求項1又
は2記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項4】 第2の工程で供給するガスは、少なくと
も1種類の不活性ガス又は窒素ガス又はフッ素系ガスを
含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のプ
ラズマ処理方法。 - 【請求項5】 第3の工程で供給するガスは、塩素系ガ
スを少なくとも1種類含むことを特徴とする請求項1〜
4の何れかに記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項6】 基板は、Ga、N、Al、In、P、A
sのうち少なくとも1種類の元素を含むことを特徴とす
る請求項1〜5の何れかに記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項7】 還元性ガスは、アンモニア、硫化水素、
水素から選択されたものであることを特徴とする請求項
3記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項8】 フッ素系ガスは、SF6 、NF3 、CF
4 、C2 F6 、C3F8 、C4 F8 、C5 F8 、CHF
3 、CH3 F、HF、F2 、フロンから選択されたもの
であることを特徴とする請求項4記載のプラズマ処理方
法。 - 【請求項9】 塩素系ガスは、塩素、三塩化ホウ素、四
塩化珪素から選択されたものであることを特徴とする請
求項5記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項10】 第2の工程で供給するガスは、第3の
工程の反応ガスを含むことを特徴とする請求項1〜6の
何れかに記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項11】 基板は、窒化ガリウムを含む化合物半
導体基板であることを特徴とする請求項1〜10の何れ
かに記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項12】 基板は、アルミニウム窒化ガリウムを
含む化合物半導体基板であることを特徴とする請求項1
〜10の何れかに記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項13】 真空容器内で基板を載置する基板電極
を所定温度以上の温度に保持することを特徴とする請求
項1〜12の何れかに記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項14】 真空容器、もしくは真空容器内で基板
を載置する基板電極と対向する位置に配置した電極、又
は真空容器に設けられた高周波電力を導入する誘電窓を
所定温度以上の温度に保持することを特徴とする請求項
1〜13の何れかに記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項15】 所定温度は50℃であることを特徴と
する請求項13又は14記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項16】 少なくとも第1の工程と第3の工程と
を異なった真空容器内で行うことを特徴とする請求項1
〜15の何れかに記載のプラズマ処理方法。
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Cited By (9)
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