JPH10223616A - レジストパターン整形方法 - Google Patents

レジストパターン整形方法

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Publication number
JPH10223616A
JPH10223616A JP3981597A JP3981597A JPH10223616A JP H10223616 A JPH10223616 A JP H10223616A JP 3981597 A JP3981597 A JP 3981597A JP 3981597 A JP3981597 A JP 3981597A JP H10223616 A JPH10223616 A JP H10223616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist pattern
etching
gaas
plasma treatment
shaping
Prior art date
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Pending
Application number
JP3981597A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Kimizuka
正勝 君塚
Kunihiko Meike
邦彦 女池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 GaAs表面に酸化膜が形成されないレジス
トパターンの整形方法を提供すること。 【解決手段】 6弗化硫黄ガスを用いてレジストパター
ンを整形することにより、化合物半導体表面に酸化膜を
形成することなくレジストパターンを整形すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジストパターン
整形方法に係わり、特に、化合物半導体基板あるいは化
合物半導体層上に形成されたレジストパターンの整形方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光電子集積回路あるいは高移動度トラン
ジスタの構成材料として用いられているGaAsはAl
GaAs,InGaAs,InGaPなどのヘテロ接合
材料と格子整合のとれる結晶材料として重要なものとな
っている。これらの材料の微細加工は、フォトリソグラ
フィ技術により形成されたレジストパターンをマスクに
して、反応性イオンエッチング法(RIEと呼称する)
あるいは電子サイクロトロン共鳴型反応性イオンビーム
エッチング法(ECR RIBEと呼称する)などによ
り行われる。GaAs基板上あるいは結晶成長したGa
As層上にレジストパターンを形成する場合、露光工程
における定在波に起因するレジストパターンの裾引き現
象が発生する。すなわち、下地からの反射波による定在
波の影響でレジストパターンに裾引きが生じ、レジスト
パターン下部の線幅が上部の線幅より太く形成されてし
まう。このような形状のレジストパターンをマスクにし
てGaAs基板あるいはGaAs層をRIE法あるいは
ECR RIBE法によりエッチングした場合、エッチ
ングパターン形状はレジストパターンの裾引きの影響を
受け、側壁が垂直に形成できなかったり、側壁が平滑に
形成できないなど高精度の加工寸法を維持することが困
難となる。
【0003】このような不具合を解消するために、通
常、酸素プラズマを用いてレジストパターンを数十nm
エッチングするデスカム処理と呼ばれるレジストパター
ンの裾切り処理を行っている。しかし、酸素プラズマに
よるデスカム処理を行うと、GaAs基板あるいはGa
As層の表面が酸素プラズマに曝されるためにGaAs
表面が酸化される。自然酸化膜のような薄いものであれ
ば、次工程のRIEあるいはECR RIBEによるG
aAsパターン形成は問題なく行われる。通常、酸素プ
ラズマに曝されたGaAs表面には数nmの酸化膜が形
成されるために、次工程のRIEあるいはECR RI
BEによるGaAsエッチングの際に、初期のエッチン
グ速度の低減現象などの問題が生じる。この対策として
は、酸素プラズマ処理によってGaAs表面に形成され
た酸化膜層をバッファ弗酸液などにより除去することが
必要となる。すなわち、酸化膜層を除去する工程を追加
する必要があり、工程増を来してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の欠点を改善するために提案されたもので、GaAs表
面に酸化膜が形成されないレジストパターン整形方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は化合物半導体層上にレジストを塗布する工程
と、リソグラフィ工程により所定のレジストパターンを
形成する工程と、前記レジストパターンをプラズマ処理
する工程とを少なくとも有するレジストパターン整形方
法において、前記プラズマ処理を6弗化硫黄を用いて行
うことを特徴とするレジストパターン整形方法を発明の
特徴とするものである。すなわち、本発明は、6弗化硫
黄ガスを用いてレジストパターンの整形を行うことを最
も主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、6弗化硫黄ガスを用
いてレジストパターンを整形することにより、化合物半
導体表面に酸化膜を形成することなくレジストパターン
を整形することが可能である。
【0007】
【実施例】図1(a)〜(b)は、本発明のレジストパ
ターン整形方法を光半導体デバイス形成工程に適用した
一実施例を説明するための各工程における形成構造の断
面図である。本実施例のレジストパターン整形方法は、
まず、図1(a)に示すように、n形のGaAsからな
る基板1上に、n形のAlGaAsからなる下部クラッ
ド層2、多重量子井戸構造の活性層3、p形のAlGa
Asからなる上部クラッド層4、p形のGaAsからな
るキャップ層5を形成する。ついで、キャップ層5上に
フォトリソグラフィ技術により、所望のレジストパター
ン6を形成する。この際、レジストパターン下部には、
定在波に起因する裾引き6aが生じている。
【0008】次に、図1(b)に示すように、エッチン
グガスに6弗化硫黄(SF6 )を用いたRIE法により
レジストパターン6を数十nmエッチングする。このプ
ラズマ処理により、図1(a)に示したレジストパター
ン6下部の裾引き6a除去され、垂直側壁のレジストパ
ターン6が形成される。このときのエッチング条件は、
SF6 流量40sccm、ガス圧力20Pa、RF電力
100Wとした。この条件におけるレジストおよびGa
Asのエッチレートは、550Å/分および30Å/分
であった。したがって、同上条件で約1分間プラズマ処
理をすれば、レジストパターン6の裾引き6aを除去す
ることができる。このときの下地GaAs層のエッチン
グ量は30Åであり、次工程のプロセスには影響を及ぼ
さない。
【0009】SF6 RIEによりプラズマ処理したGa
As表面を走査形電子顕微鏡(SEM)で観察したとこ
ろ、図2に示すように、GaAs表面に数十mm径の斑
点が生じていた。また、同様な処理をしたGaAs基板
表面をオージェ電子分析(AES)で調べたところ、図
3に示すように、SF6 RIEによりプラズマ処理した
GaAs基板表面にはSとOの信号強度が強く検出さ
れ、これを水洗するとOの信号が減少しているというこ
とが明らかになった。さらに、水洗後のGaAs表面を
SEMで観察したところ、斑点は消失していた。
【0010】上記の結果から、SF6 RIEによりプラ
ズマ処理してレジストパターンを整形することにより、
GaAs表面はS原子あるいはS化合物で覆われ、さら
に、これを水洗すると、GaAs表面のS化合物のうち
SOn は脱離して除去されるということが分かる。すな
わち、上記の結果は、GaAs試料をSF6 RIEによ
りプラズマ処理をした後、水洗処理を行うことによりG
aAs表面に形成されていた酸化膜が除去されるという
ことを示唆している。また、SF6 RIE後にGaAs
表面に発生している斑点は、試料を大気中に数時間放置
した場合にも消失している。上記のSOn 化合物がGa
As表面に斑点として存在しているとすれば、SOn
合物は非常に脱離し易い性質を有する物質であり、次工
程のGaAs層のエッチングに及ぼす影響は殆どないと
推測される。SF6 ガスを用いたプラズマ処理によりレ
ジストパターンを整形した後、すぐに、次工程のGaA
s層のエッチングを実施したが、エッチレートの低減や
表面荒れなどの不具合は見られなかった。上記の実施例
では、SF6 ガスを用いたRIEの場合について述べた
が、本発明は他のプラズマ処理装置、例えば、ECRプ
ラズマエッチング装置などを用いても実現できることは
明らかである。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレジスト
パターン整形方法によれば、SF6 をエッチングガスと
したプラズマを用いて、前記GaAs層上に形成された
裾引きのあるレジストパターンをエッチングしてこれを
整形することができる。すなわち、GaAs層表面を酸
化することなしにレジストパターンを整形することがで
きるので、次工程のGaAs層エッチングの際に、エッ
チレートの低減や表面荒れのないエッチングが実現でき
る。さらに、有利なことは、GaAs表面をSF6 プラ
ズマに曝らすことにより、S原子が表面を覆い、その一
部は表面酸化膜と結合し、表面から脱離し易いSOn
合物を形成していると考えられることである。上述のよ
うに、AESにおいて、水洗するとO原子が大幅に減少
しているということは、SF6 プラズマは表面酸化膜の
除去効果を有している証拠である。したがって、本発明
によれば、GaAs表面の酸化膜の形成を除去しつつ、
レジストパターンを整形しているので、プロセスの簡略
化を図れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるレジストパターン
整形方法を適用した光半導体デバイスの一部製造工程を
示す説明図である。(a),(b)は各工程を示す。
【図2】本発明の実施の形態におけるSF6 RIEによ
りプラズマ処理したGaAs表面の走査形電子顕微鏡像
を示す。
【図3】本発明の実施の形態におけるSF6 RIEによ
りプラズマ処理したGaAs表面のオージェ分析結果を
示す。
【符号の説明】
1 基板 2 下層クラッド層 3 活性層 4 上部クラッド層 5 キャップ層 6 レジストパターン 6a 裾引き

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物半導体層上にレジストを塗布する
    工程と、リソグラフィ工程により所定のレジストパター
    ンを形成する工程と、前記レジストパターンをプラズマ
    処理する工程とを少なくとも有するレジストパターン整
    形方法において、前記プラズマ処理を6弗化硫黄を用い
    て行うことを特徴とするレジストパターン整形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたレジストパターン
    整形方法において、前記化合物半導体がGaAsである
    ことを特徴とするレジストパターン整形方法。
JP3981597A 1997-02-06 1997-02-06 レジストパターン整形方法 Pending JPH10223616A (ja)

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JPH10223616A true JPH10223616A (ja) 1998-08-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003309105A (ja) * 2002-04-15 2003-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理方法

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