JP2003303940A - 絶縁回路基板および半導体装置 - Google Patents
絶縁回路基板および半導体装置Info
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Abstract
れを用いた半導体装置を提供する。 【解決手段】本発明の絶縁回路基板は、第1の金属板
と、該第1の金属板に2層の樹脂絶縁層を介して電気回
路パターン状に形成した第2の金属板である導電性金属
板を積層し、前記第1の金属基板に接する第1の樹脂層
が、熱伝導率が20W/m・K以上のフィラーを50w
t%以上充填した、厚さ20μm以上の樹脂層であっ
て、前記第2の金属板に接する第2の樹脂層は、フィラ
ーの充填率が前記第1の樹脂層のフィラーの充填率より
10wt%以上小さく、厚さが5μm以下である。
Description
電気部品を搭載する絶縁回路基板およびこの絶縁回路基
板に半導体素子を搭載した半導体装置に関する。
子機器では、搭載しているダイオード,トランジスタ,
IGBT,MOSFET等パワー系半導体素子の発熱を
放熱するために、金属板上に高い熱伝導性の絶縁層を設
けた金属基板を回路用基板に用いている。搭載する部品
の発熱量の大小に応じて、前記絶縁層の材料が次のよう
に選択されている。発熱量が大きい大,中容量パワー半
導体モジュールでは、熱抵抗が小さいアルミナセラミッ
クス,窒化アルミニウムセラミックス等を絶縁層とし、
発熱量が小さな小容量がパワー半導体モジュールでは、
樹脂を絶縁層に用いている。
は樹脂絶縁層の熱抵抗が大きいので、安価な樹脂絶縁層
を備えた回路用基板を大,中容量品にも適用できない。
また、従来技術のセラミックス基板は表裏面に金属箔を
設けた構造であり、表裏面それぞれ、半導体スイッチン
グ素子,放熱板に半田付けする必要がある。また、それ
ぞれの半田は温度階層を持たせる必要があり、融点が隔
たった半田を選定するしなければならない。環境に配慮
した鉛フリー半田は、温度階層を設けられるものが現在
ないので、セラミックス基板を用いた場合は鉛入りの半
田を用いざるを得ない。
板に、フィラーを充填した樹脂を塗布してから、導電性
金属箔を該樹脂層の上に配置し、これらを加熱加圧成型
により一体化し金属板/樹脂層/導電性金属箔積層構造
体を得る。この後、導電性金属箔をエッチングして電気
回路パターンを形成して製作する。
OSFET等パワー半導体素子をこの絶縁回路基板に搭
載するためには、これら素子の発熱を有効に放散するた
め、絶縁回路基板の熱抵抗を小さくする必要がある。
方法は、樹脂絶縁層を薄くすることである。しかし、絶
縁耐圧を確保するためには、樹脂絶縁層を薄くすること
には限界がある。これは、樹脂層を薄くすると、電界強
度が樹脂の絶縁破壊強度を超えてしまうこととともに、
ピンホールが発生しやすくなり信頼性が低下するためで
ある。これより、樹脂絶縁層は20μm以上は必要であ
る。
は、樹脂の熱伝導率を大きくすることである。これに
は、樹脂中のフィラーの充填率を大きくすることが有効
である。フィラーの充填率を上げるためには、樹脂に溶
剤を加える必要がある。溶剤は、フィラーを混ぜるため
のものであり、絶縁回路基板の本来の機能である熱伝
導,絶縁の機能の妨げとなるので、途中工程で蒸発させ
て抜く必要がある。従来技術の、金属板上に樹脂を塗布
後、金属箔を樹脂上に配置し、加熱加圧成型する方法で
は、樹脂の上面が金属箔で覆われるために溶剤を蒸発さ
せて抜くことができず、溶剤が気泡として樹脂中に残
り、絶縁回路基板の絶縁耐圧低下,熱抵抗増大の原因と
なり信頼性が低下する。
である絶縁回路基板およびこれを用いた半導体装置を提
供することである。
は、第1の金属板と、該第1の金属板に絶縁層を介して
電気回路パターン状に形成した第2の金属板である導電
性金属板を積層し、前記絶縁層が、2層の樹脂層を備
え、前記第1の金属基板に接する第1の樹脂層が、熱伝
導率が20W/m・K以上のフィラーを50wt%以上
充填した、厚さ20μm以上の樹脂層であって、前記第
2の金属板に接する第2の樹脂層は、フィラーの充填率
が前記第1の樹脂層のフィラーの充填率より10wt%
以上小さく、厚さが5μm以下である。
該第1の金属板に絶縁層を介して電気回路パターン状に
形成した第2の金属板である導電性金属板を積層した絶
縁回路基板と、前記第2の金属基板に半田層を介して配
置した半導体素子とを備え、前記絶縁回路基板の絶縁層
が2層の樹脂層を有し、前記第1の金属基板に接する第
1の樹脂層が、熱伝導率が20W/m・K以上のフィラ
ーを50wt%以上充填した、厚さ20μm以上の樹脂
層であって、前記第2の金属板に接する第2の樹脂層
が、フィラーの充填率を、前記第1の樹脂層のフィラー
の充填率より10wt%以上小さく、厚さを5μm以下
にし、前記半導体素子が電力半導体スイッチング素子で
あるIGBTやパワーMOSFETであって、さらに、
電力半導体スイッチング素子を制御する半導体集積回路
チップを第2の金属板上に半田層を介して配置した。
1を用いて説明する。図1は本発明の絶縁回路基板の断
面図である。絶縁回路基板を低い熱抵抗にするために樹
脂中に多くのフィラーを充填するためには樹脂中に溶剤
を入れる必要がある。このフィラーの充填率は50wt
%以上が望ましい。さらに望ましくはフィラーの充填率
は50〜95wt%の範囲である。フィラーの充填率を
95wt%より大きくすると均一にフィラーを充填でき
ない。
が妨げになり、樹脂から溶剤を抜くことが容易ではな
い。本発明の絶縁回路基板では、第1の金属板101上
に、フィラーを高い密度で充填した、溶剤を含む第1の
樹脂層102を塗布する。第1の金属板の上面に第1の
樹脂層を塗布するために、塗布液の粘度が0.1PaS
〜10PaS程度に小さい。本発明では、シート状の絶
縁樹脂を、第1の金属板に貼り付けずに、第1の樹脂層
を塗布するので、シート形成に必要なゴム成分等の添加
成分の配合が不要であり、絶縁特性に優れる。
1の樹脂層を形成する塗布液に溶剤を加えてあるので、
0.1 〜10PaS(25℃での値である。以下、粘度
は25℃での値を示す。)の低い粘度である。本発明で
は第1の樹脂層を塗布後、加熱し、溶剤を蒸発させるの
で、樹脂層中に気泡が残留せず、樹脂層の熱抵抗の増大
や、絶縁耐圧の低下のおそれがないので、絶縁回路基板
の信頼性が高く、半導体装置の信頼性も高くなる。
(本発明の第2の金属板は従来技術の金属箔に相当す
る。)を接着する機能は失う。そこで、第1の樹脂層1
02と第2の金属板104とを接着するために、第2の
樹脂層103を用いる。しかし、第2の樹脂層は上面に
第2の金属板が配置されるのでこれに溶剤を加えると気
泡が残るので、溶剤を含まないか、可能な限り溶媒を少
なくする。このために、第2の樹脂層のフィラーの充填
率は第1の樹脂層のフィラーの充填率より小さくする。
このままでは、第2の樹脂層全体の熱伝導率が小さくな
るので、厚さを5μm以下と薄くし、絶縁回路基板全体
の熱抵抗が高くならないようにする。
の全面であっても良いし、絶縁回路基板上の第2の金属
板が概略配置される範囲であっても良い。第2の樹脂層
を絶縁回路基板の全面に塗布する場合は、第1の樹脂層
と同ように粘度が低い(0.1PaS〜10PaS)こと
が望ましい。第2の樹脂層は溶剤を含まないが、フィラ
ーの充填率が低いので粘度が低い。また、絶縁回路基板
上の第2の金属板が概略配置される領域に選択的に塗布
する際は、10〜500PaS程度の高い粘度が好適で
あり、フィラーの充填率を調整し高粘度にする。
小さく、信頼性が高い絶縁回路基板とこれを用いた半導
体装置とを提供できる。
細に説明する。
回路基板をIGBTと、IGBTに逆並列に接続したフ
リーホイールダイオードからなる3相パワー回路とパワ
ー回路を制御する制御回路を含む半導体装置に適用した
ものであって、図2は平面構造を、図3は図2のA−
A′断面を表わす。以下、IGBTを搭載した半導体装
置の実施例を説明するが、IGBTをパワーMOSFE
Tに置き換えても構わない。
金属板101の一方の面(図3では上側の面)に、絶縁
基板となる第1の樹脂層102と第2の樹脂層103を
設け、その上に第2の金属板104を接合し、第2の金
属板104の所定位置に半導体スイッチング素子107
を半田で接合する。
2,103の上に制御基板106を接着してある。制御
基板106は半導体スイッチング素子の制御用IC10
8等の電子部品を搭載している。なお、図2,図3では
制御基板106に実装した電子部品は図示していない。
半導体スイッチング素子107と、第2の金属板104
と、制御基板106とは金属細線105で接続する。こ
の金属細線105は、300〜500μmφ前後のアル
ミニウム合金のワイヤを用いる。第2の金属板104と
制御基板106とにそれぞれ、パワー用の外部端子10
9a,信号用の外部接続端子109bを接続する。樹脂
ケース110を樹脂層102,103を介して第1の金
属板101に接着し、封止樹脂111でモジュール全体
を封止する。
ュールの軽量化を優先する場合には、アルミニウム若し
くはアルミニウム合金で作る。これは、第1の金属板は
半導体装置内で比較的大きな体積を有するので、銅より
軽量にできるアルミニウムが適しているためである。し
かし、放熱を重視する場合は、アルミニウムより熱伝導
率が大きな銅や銅合金を用いる。第1の金属板101
は、内部で熱を広げて、熱抵抗が低減するように、厚さ
を1.5 〜5mmにする。さらに、第1の金属板101に
は取付穴112を設けて、半導体装置を、図示してない
冷却フィンに取付けできるようになっている。
を説明する。まず、寸法500mm×500mmで表面粗化
した第1の金属板101上に、溶媒を添加しフィラーを
80wt%充填した第1の樹脂層102を塗布する。第
1の樹脂は、フィラーを多量に含んでいても、溶剤を添
加しているので、粘度が0.1 〜10PaSと低く、均
一に塗布できる。フィラーは、アルミナ,シリカ,窒化
アルミニウム,窒化ホウ素などの材料を単独またはそれ
らを適宜混合して用いる。本実施例ではこれらフィラー
の熱伝導率が20〜400W/m・Kである。このフィ
ラーの熱伝導率は、例えば、バルクのフィラー材料をレ
ーザーフラッシュ法等で測定した値である。
を用いた。また、絶縁回路基板の絶縁を確保するために
第1の樹脂層の厚さを20μm以上にした。この厚さ
は、好ましくは、20〜500μmである。これは、第
1の樹脂層が厚くなると絶縁回路基板の熱抵抗が大きく
なり薄いと絶縁が不充分になるためである。
の樹脂層102上に、第2の樹脂層103を塗布し、第
2の金属板104を配置後、加熱加圧して接着する。第
2の樹脂層103は前述のように、第2の金属板104
で上面を覆っているため溶剤を蒸発させて除去できない
ので、溶剤を添加できない。このために、第2の樹脂層
103にフィラーを第1の樹脂層102のように多量に
充填できず、熱伝導率が第1の樹脂層より低くなる。そ
のため、絶縁回路基板の熱抵抗を全体として小さくする
ために、第2の樹脂層103の厚さを5μm以下とする
ことが望ましい。さらに望ましくは第2の樹脂層103
の厚さが0.01 〜5μmの範囲が望ましい。第2の樹
脂層の厚さが0.01μm 以下では、第2の金属板が接
着されない部分が生じたり、第2の金属板が剥がれ易く
なり信頼性が低下する。また、第2の樹脂層の厚さが5
μm以上では、熱抵抗が大きくなる。第2の樹脂層10
3を、第1の樹脂層102を介して例えば500mm×5
00mmの第1の金属板101に塗布するためにはその粘度
が0.1PaS 〜10PaSである必要がある。第2の
樹脂層103は溶剤は含んでいないがフィラーの充填率
が小さいので0.1PaS〜10PaSの粘度を容易に
実現できる。
とが良好な、銅を用いる。厚さは、この後のエッチング
工程で薄くなる分を考慮して決める。第2の金属板10
4をエッチングして電気回路パターンを形成後、図2の
平面図のようにプレスで打ち抜いて絶縁回路基板を完成
する。
上に第1の樹脂層,第2の樹脂層,第2の金属層を積層
し、電気回路を形成後、プレス加工で絶縁回路基板を製
作したが、寸法の大きな、第1の金属板をプレス打ち抜
き後に、第1の樹脂層,第2の樹脂層および第2の金属
板を積層し、電気回路をエッチングで形成しても構わな
い。
属板104に、IGBT107aと、このIGBT10
7aに逆並列接続したフリーホイールダイオード107
bとが半田で接合している。第1の樹脂層の樹脂と、第
2の樹脂層の樹脂とに耐熱性の高い樹脂、例えばビスフ
ェノールAD型エポキシ樹脂(例えば、三井化学(株)商
品名 EPOMIK R710等)を用いて、融点の高
いSn−Ag系,Sn−Ag−Cu系等の鉛フリー半田
を適用できる。
設けたセラミックで形成されており、表裏面がそれぞ
れ、放熱板と半導体スイッチング素子とに半田付けされ
ている。これらの半田は温度階層を持たせるために、ど
ちらか一方は鉛を含んだ半田を用いている。本実施例
は、低い熱抵抗の絶縁回路基板であるにも係わらず、鉛
を用いずに半田付けでき、環境に配慮した半導体装置に
できる。
ルダイオード107bとは金属細線105によって、電
気回路パターンを形成した第2の金属板104と樹脂層
を介して第1の金属板101に接着した制御基板106
に結線している。第2の金属板104と、制御基板10
6とはそれぞれ、パワー用外部端子109aや信号用外
部端子109bに接続している。外部端子109は、ケ
ースにインサート形成で設けた外部端子に半田付けで第
2の金属板,制御回路基板を接続する方法や、ケースに
インサート形成で設けた外部端子と第2の金属板,制御
基板とを金属細線で結線する。
子107と金属細線105とを覆う部分は、金属細線や
半導体スイッチング素子等を封止樹脂の硬化時の熱収縮
や、使用時の熱サイクルで痛めないように、弾性率の低
いシリコーンゲルであり、外部と接する部分は内部保護
のために、弾性率の高いエポキシ樹脂である。
く、高信頼性の絶縁回路基板と、これを用いた半導体装
置を実現できる。
を用いて説明する。図1〜図3と同じ符号は同じ内容を
示しており、重複する説明は割愛する。本実施例では樹
脂絶縁層を部分的に塗布し、かつ、エッチングが困難な
300μm以上の厚さの第2の金属板を用いた。図4は
本実施例の平面図を示し、図5は図4のA−A′断面を
示す。本実施例では、図5に示すように、第1の金属板
101は、第2の金属板104が概略配置される部分の
み表面が凹んでいて、凹んだ部分に第1の樹脂層102
を塗布してある。この第1の樹脂層102上に第2の金
属板104が第2の樹脂層103により接着している。
この際、第2の金属板104の回路パターンの形成はエ
ッチングによらないので厚さ300μm以上の厚い第2
の金属板104を本実施例に用いることができる。
金属板101にはエッチングやプレス加工,切削加工等
により凹んだ部分を設ける。
属板101に塗布した後、“すりこぐ”ことにより前期
凹部に、第1の樹脂層102を配置する。その後、加熱
工程で溶剤を蒸発させて、部分的に第1の樹脂層102
を設ける。このように本実施例では第1の樹脂の使用量
を減らせる。第1の樹脂はフィラーの充填量を大きくす
るために、溶剤を含んでおり、粘度が0.1PaS 〜1
0PaSと低い。平らな板の上に塗布するだけでは、周
辺部の厚さが薄くなり、絶縁耐圧が確保し難いが、図5
のように、予め第1の樹脂を供給する部分を凹ませてお
けば必要な厚さにできる。第1の金属板101で、第1
の樹脂層が必要な範囲は、第2の金属板104の周囲の
少なくとも絶縁を確保する沿面距離の範囲である。図5
では、第2の金属板の周囲を4辺で囲う長方形の範囲に
第1の樹脂を塗布しているが、例えば、500mm×50
0mm程度の寸法の大きな第1の金属板101に第1の樹
脂を塗布する場合は、第1の樹脂の塗布範囲は、第2の
金属板を2辺で挟む帯状としても良い。
103で第1の樹脂層102に接着する。第2の樹脂層
103のフィラーを含んだ樹脂をスクリーン印刷で、第
2の金属板が概略配置される部分に選択的に塗布後、第
2の金属板を配置し加圧加熱して接着する。第2の樹脂
は部分的に塗布した後、はじかれたり、濡れ広がらない
ように、ある程度の粘度があることが必要である。その
粘度は10〜500PaS程度が好ましく、粘度はフィ
ラー充填量で調整する。
予め電気回路パターンを形成したので、エッチングでは
困難な300μm以上の板厚の電気回路パターンが利用
できる。本実施例では板厚が大きいので、第2の金属板
上に搭載した半導体スイッチング素子の発熱が、第2の
金属板中で横方向に広がり、実効的な伝熱面積が拡大
し、絶縁回路基板の熱抵抗が小さくなるので、特に、大
容量の半導体装置に用いる絶縁回路基板に好適な構造で
ある。なお、制御基板を接着する接着材113と第2の
樹脂層103は同じ材料でもよい。
法の第1の金属板上に第1の樹脂層を形成後プレスで打
ち抜き加工しても良いし、寸法の大きな第1の金属板を
プレス打ち抜き加工後に、第1の樹脂層を形成しても構
わない。また、制御基板106と第1の金属板101とを
接着する接着材113を第2の樹脂層103と同じ材料
としても構わない。
を用いて説明する。図1〜図5と同じ符号は同じ内容を
示しており、重複する説明は割愛する。図7は図6のA
−A′断面を示す。第1の金属板101上に予め、第1
の樹脂層の樹脂を塗布する部分を除いて、樹脂114を
塗布する。その後、第1の樹脂層の樹脂を塗布し、実施
例2と同様に“すりこぐ”ことにより、選択的に第1の
樹脂層102の樹脂を塗布できる。また、樹脂114の
厚さで第1の樹脂層102の厚さを制御できる。また、
樹脂114は絶縁破壊強度を有すると厚さがあるが、熱
伝導は第1の樹脂層102より悪い。制御基板106に
は、半導体スイッチング素子107のように発熱の大き
い部品を搭載しないので、熱抵抗の大きい樹脂114が
下部にあっても問題とならない。一方、樹脂114は絶
縁耐圧が高いので、制御基板106の裏面(図7では下
側)に電気回路パターンを設けることができる。
である絶縁回路基板およびこれを用いた半導体装置を提
供できた。
…第2の樹脂層、104…第2の金属板、105…金属細
線、106…制御基板、107…半導体スイッチング素
子、108…制御用IC、109…外部端子、110…
ケース、111…封止樹脂、112…取付穴、113…
接着材、114…樹脂。
Claims (4)
- 【請求項1】第1の金属板と、該第1の金属板に絶縁層
を介して電気回路パターン状に形成した第2の金属板で
ある導電性金属板を積層した絶縁回路基板において、 前記絶縁層が、2層の樹脂層を備え、 前記第1の金属基板に接する第1の樹脂層が、熱伝導率
が20W/m・K以上のフィラーを50wt%以上充填
した、厚さ20μm以上の樹脂層であって、 前記第2の金属板に接する第2の樹脂層は、フィラーの
充填率が前記第1の樹脂層のフィラーの充填率より10
wt%以上小さく、厚さ5μm以下であることを特徴と
した絶縁回路基板。 - 【請求項2】第1の金属板と、該第1の金属板に絶縁層
を介して電気回路パターン状に形成した第2の金属板で
ある導電性金属板を積層した絶縁回路基板と、前記第2
の金属基板に半田層を介して配置した半導体素子とを備
えた半導体装置において、 前記絶縁回路基板の絶縁層が2層の樹脂層を有し、 前記第1の金属基板に接する第1の樹脂層が、熱伝導率
が20W/m・K以上のフィラーを50wt%以上充填
した、厚さ20μm以上の樹脂層であって、 前記第2の金属板に接する第2の樹脂層が、フィラーの
充填率を、前記第1の樹脂層のフィラーの充填率より1
0wt%以上小さく、厚さを5μm以下にした絶縁回路
基板であって、 前記半導体素子が電力半導体スイッチング素子であるこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】請求項2において、前記電力半導体スイッ
チング素子がIGBTであることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項4】請求項2において、前記電力半導体スイッ
チング素子に加えて、電力半導体スイッチング素子を制
御する半導体集積回路チップを第2の金属板上に半田層
を介して配置したことを特徴とする半導体装置。
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---|---|---|---|
JP2002109868A JP2003303940A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 絶縁回路基板および半導体装置 |
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