JP2001177006A - 熱伝導基板とその製造方法 - Google Patents
熱伝導基板とその製造方法Info
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Abstract
脂混合物層104をリードフレーム101表面まで充填一体化
し、電気絶縁性樹脂混合物層104の厚さ方向の任意の部
分にリードフレーム101に接するように高熱伝導部102を
形成し、電気絶縁性層の熱膨張率を変化させることなく
熱抵抗を小さくした熱伝導基板とその製造方法を提供す
る。 【解決手段】リードフレーム101と高熱伝導部102は直接
接触し、高熱伝導部と放熱板103とも直接接触接してい
る。高熱伝導部102は、例えばAl2O3やAlNによるセラミ
ック焼結体か、又は無機フィラーとしてAl2O3,MgO,BN及
びAlNから選ばれた少なくとも一種のフィラーと、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂、シアネート樹脂から選ばれ
た少なくとも一種からなる熱硬化樹脂との混合物であ
る。
Description
にパワー用エレクトロニクス実装に用いられる高放熱樹
脂基板(熱伝導基板)とその製造方法に関するものであ
る。
求に伴い、半導体の高密度、高機能化が要請されてい
る。これによりそれらを実装するため回路基板もまた小
型高密度なものが望まれている。その結果、回路基板の
放熱を考慮した設計が重要となってきている。回路基板
の放熱性を改良する技術として、従来のガラス−エポキ
シ樹脂によるプリント基板に対し、アルミニウムなどの
金属基板を使用し、この金属基板の片面もしくは両面に
電気絶縁性層を介して回路パターンを形成する金属ベー
ス基板が知られている。またより高熱伝導性を要求され
る場合は、アルミナや窒化アルミなどのセラミック基板
に銅板をダイレクトに接合した基板が利用されている。
比較的小電力な用途には、金属ベース基板が一般的に利
用されるが、熱伝導を良くするため電気絶縁性層が薄く
なければならず、金属ベース間でノイズの影響を受ける
ことと、電気絶縁性耐圧に課題を有している。また金属
ベース基板およびセラミック基板は性能およびコストの
面で両立が難しいため、熱可塑性樹脂に熱伝導性フィラ
ーを充填した組成物を電極であるリードフレームと一体
化した射出成形による熱伝導モジュールが提案されてい
る。この射出成形熱伝導モジュールはセラミック基板に
よるそれと比べ機械的強度の面で優れている反面、熱可
塑性樹脂に放熱性を付与するための無機フィラーを高濃
度に充填することが困難であるため放熱性が悪い。これ
は熱可塑性樹脂を高温で溶融させフィラーと混練する
際、フィラー量が多いと溶融粘度が急激に高くなり混練
できないばかりか射出成形すらできなくなるからであ
る。また充填させるフィラーが研磨剤として作用し、成
形金型を摩耗させ多数回の成形が困難となる。そのため
充填フィラー量に限界が生じセラミック基板の熱伝導に
対し低い性能しか得られないという問題があった。
るために特開平10−173097号公報では、無機フ
ィラーを高濃度に充填することが可能で、しかも簡易な
工法によって作製される熱伝導モジュールで、さらに基
板の平面方向の熱膨脹係数が半導体と近く、放熱性に優
れた熱伝導基板及びその製造方法が提案されている。
きに無機フィラーの量をあまりに増やすと成型性に支障
を来す恐れがある。また、無機フィラーの増減によって
基板の平面方向の熱膨張係数が変化する恐れもある。さ
らに無機フィラーは電気絶縁性層全体に高濃度に充填さ
れており、高価な無機フィラーでは基板のコストに与え
る影響も少なくない。
め、電気絶縁性層の熱膨張率を変化させることなく熱抵
抗を小さくした熱伝導基板とその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
め、本発明の熱伝導基板は、無機フィラーと熱硬化樹脂
を含む電気絶縁性樹脂混合物層がリードフレーム表面ま
で充填一体化された熱伝導基板であって、前記電気絶縁
性樹脂混合物層の厚さ方向の任意の部分に前記リードフ
レームに接するように高熱伝導部を形成したことを特徴
とする。これにより、リードフレームに接する任意の箇
所での放熱性を高めた熱伝導基板となる。
物層と前記リードフレームとが一体化した面の反対側の
面に、さらに放熱板を設けることが好ましい。このよう
にすると、放熱性をさらに高めた熱伝導基板となる。
て、前記熱伝導基板の垂直方向に設けた前記高熱伝導部
が、沿面距離を持つように厚み方向で断面積を変化させ
る事ができる。高熱伝導部と電気絶縁性層の界面に沿っ
た沿面距離を拡大することで電気絶縁性破壊を防止でき
る。
直方向に設けた前記高放熱部分の面積が、前記高放熱部
分に接する前記リードフレーム上に実装する電子部品面
積の60%以上ある事が望ましい。特に、本熱伝導基板
ではリードフレームが熱の拡散に寄与しており電子部品
面積の110〜150%で最も効果を発揮する。
直方向に設けた前記高熱伝導部の厚みが、電気絶縁性樹
脂混合物層厚みの80%以上であることが望ましい。
は、無機フィラーとしてAl2O3、MgO、BN及びA
lNから選ばれた少なくとも一種のフィラーを含んだ構
成を備える。このとき、無機質フィラーは70〜95重
量%含まれる。
O、BN及びAlNから選ばれた少なくとも一種のセラ
ミック焼結体により構成されている。
脂、フェノール樹脂、シアネート樹脂から選ばれた少な
くとも一種からなる熱硬化樹脂とAlN、Al2O3、M
gO及びBNから選ばれた少なくとも一種からなる粉体
混合物から構成されていても良い。この時、無機フィラ
ーは85〜97重量%まで含まれる。
度が10〜150(W/mK)の範囲であることが好ま
しい。この範囲であれば、実用的に放熱が十分なものと
なる。熱伝導度のさらに好ましい範囲は100〜150
(W/mK)である。この範囲であれば、搭載した部品
の発熱を拡散させるに十分な熱抵抗の小さい絶縁層が得
られる。
フィラーと熱硬化樹脂からなる電気絶縁性樹脂混合物を
シート状に加工し、前記シート状物の厚み方向に貫通す
る所望の部分に開口部を形成し、前記開口部に高熱伝導
部材を挿入し、別途作製した任意の開口面積を有するシ
ート状物に高熱伝導材を挿入した前記シート状物を所望
の枚数準備し、リードフレームに前記複数のシート状物
を重ね、加熱加圧により前記リードフレーム表面まで前
記電気絶縁性樹脂混合物を充填し、かつ前記電気絶縁性
樹脂混合物層中の熱硬化樹脂を硬化して前記リードフレ
ームと接着一体化することを特徴とする。
フィラーと熱硬化樹脂からなる電気絶縁性樹脂混合物を
シート状に加工し、リードフレームの所望の部分に高熱
伝導部を固定し、前記リードフレームと高熱伝導部に複
数枚の前記シート状物を重ね、加熱加圧により前記リー
ドフレーム表面まで前記電気絶縁性樹脂混合物を充填
し、かつ前記電気絶縁性樹脂混合物層中の熱硬化樹脂を
硬化して前記リードフレームと接着一体化することを特
徴とする。
フィラーと熱硬化樹脂からなる電気絶縁性樹脂混合物を
シート状に加工し、放熱板の所望の部分に高熱伝導部を
固定し、前記放熱板と高熱伝導部に複数枚の前記シート
状物を重ね、さらに重ねられたシート状物にリードフレ
ームを重ね、加熱加圧により前記リードフレーム表面ま
で前記電気絶縁性樹脂混合物を充填し、かつ前記電気絶
縁性樹脂混合物層中の熱硬化樹脂を硬化して前記リード
フレームと接着一体化することを特徴とする。これによ
り、電気絶縁性樹脂混合物のシート化と高熱伝導部の形
成が同時に行うことができる。
中に高熱伝導部を、リードフレームの所望の部分に高熱
伝導部が形成されるように位置合わせを行って固定し、
前記金型内に無機フィラーと熱硬化樹脂からなる電気絶
縁性樹脂混合物を入れ、半硬化してシート状に形成し、
前記シート状とリードフレームを重ね、加熱加圧により
前記リードフレーム表面まで前記電気絶縁性樹脂混合物
を充填し、かつ前記電気絶縁性樹脂混合物層中の熱硬化
樹脂を硬化して前記リードフレームと接着一体化するこ
とを特徴とする。これにより、電気絶縁性樹脂混合物の
シート化と高熱伝導部の形成が同時に行うことができ
る。
ドフレームに高熱伝導部を固定し、前記リードフレーム
に固定した高熱伝導部のリードフレーム固定面と反対面
に放熱板を固定し、前記リードフレームと放熱板の間に
無機フィラーと熱硬化樹脂からなる電気絶縁性樹脂混合
を充填することを特徴とする。これにより、電気絶縁性
樹脂混合物のシート化と高熱伝導部の形成が同時に行う
ことができる。
開口部を形成する方法が、金型による打ち抜きプレス、
レーザ加工、ドリル加工及びパンチング加工から選ばれ
る少なくとも一つの加工方法による方法であることが好
ましい。
加熱加圧する工程は、リードフレームとシート状物にさ
らに放熱板と重ね、放熱板をリードフレーム接着面と反
対側に接着することが好ましい。なお、リードフレーム
と高熱伝導部との固定は、接着以外にもリードフレーム
に凹部を設け高熱伝導部をはめ込む方法、高熱伝導部に
凸部を設け高熱伝導部に凹部を設けて固定する方法が使
用できる。
いては、前記リードフレームと前記高熱伝導部を固定す
る方法が、リードフレームに設けた凹部に高熱伝導部を
挿入して固定する方法またはリードフレームに設けた凸
部を高熱伝導部に設けた凹部に挿入して固定することが
好ましい。
板を簡易かつ安価に提供することができる。
ーと熱硬化樹脂からなる電気絶縁樹脂混合物がリードフ
レーム表面まで充填一体化したものであり、前記電気絶
縁樹脂混合物と垂直方向の任意の部分に前記リードフレ
ームに接するように高放熱部分を少なくとも一個所形成
したことにより、リードフレーム上の任意の部分で放熱
性を向上することができることから、発熱量の多い電子
部品の搭載位置にあわせて放熱性をコントロールでき、
多様な部品の実装に対応することが可能になる。
記高熱伝導部が、沿面距離を持つように断面積を厚み方
向で変化させたことによって、高電圧をかけたことによ
る前記電気絶縁性樹脂層と高熱伝導部との界面を通じた
リードフレームと反対面の放熱板との間での電気絶縁性
破壊を防ぐ効果がある。
記高熱伝導部の面積が、前記高熱伝導部に接する前記リ
ードフレーム上に実装する電子部品面積の60%以上必
要であり、特に110〜150%のとき、最も放熱効果
が得られる。これは電子部品がリードフレーム上に半田
実装されており、電子部品より発生する熱はリードフレ
ームを介して電気絶縁性樹脂混合物層に伝わる。このと
き、金属であるリードフレームである程度基板の平面方
向への熱拡散がおこるためである。このため、リードフ
レーム直下の高熱伝導部は電子部品面積に対して60%
が必要となる。また、リードフレームによる平面方向へ
の熱拡散を効果的に高熱伝導部を通じて反対面に放熱さ
せるには電子部品面積の110〜150%あればよい。
前記高放熱部分の厚みが、電気絶縁性樹脂混合物層厚み
の80%以上が望ましい。発熱部品の放熱に適している
からである。
O3、MgO及びBNから選ばれた少なくとも一種から
なることが望ましい。最も高い放熱性を示すからであ
る。
用いて説明する。
実施形態におけるリードフレームと高熱伝導部との関係
を示す断面図であル。リードフレーム101と高熱伝導
部102は直接接している。また、高熱伝導部と放熱板
103との間も直接接している。この高熱伝導部102
はAl2O3やAlNによるセラミック焼結体か、もしく
は無機フィラーとしてAl2O3、MgO、BN及びAl
Nから選ばれた少なくとも一種のフィラーと、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、シアネート樹脂から選ばれた少
なくとも一種からなる熱硬化樹脂との混合物であっても
かまわない。電気絶縁性樹脂混合物層104は無機フィ
ラーとしてAl2O3、MgO、BN及びAlNから選ば
れた少なくとも一種のフィラーを含むのが望ましい。こ
れは電気絶縁性樹脂に無機フィラーを添加することで高
熱伝導部からの放熱を助け、リードフレームに伝わった
熱を反対面に向けて放熱することで高い放熱性が可能と
なるためである。このようにリードフレームと放熱板の
間に高熱伝導のセラミックの焼結体、もしくは無機フィ
ラーを高濃度混合した電気絶縁性樹脂による高熱伝導部
を形成することにより、従来例の基板よりも高い発熱を
持った電子部品の実装が可能になる。
他の実施の形態を示したものであり、リードフレーム1
01と高熱伝導部102は接着剤201を介して接着さ
れている。また、高熱伝導部と放熱板103も接着剤2
01を介して接着されている。この接着剤は無機フィラ
ーとしてAl2O3、MgO、BN及びAlNから選ばれ
た少なくとも一種のフィラーとエポキシ系接着剤、フェ
ノール系接着剤、シアネート系接着剤から選ばれた少な
くとも一種の接着剤とを混合した熱伝導性接着剤であ
る。なお、前記熱伝導接着剤の変わりに電気絶縁性樹脂
混合物層104で接着しても良い。また、高熱伝導部と
の接着は、リードフレームもしくは放熱板の一方だけで
あっても良い。高熱伝導部と、リードフレームもしくは
放熱板とを接着することにより、効率良く放熱すること
ができる。
高熱伝導部とリードフレームおよび放熱板との関係を示
したものである。このとき高熱伝導部102は放熱板1
03に直接接している。高熱伝導部は、リードフレーム
101下面から放熱板までの電気絶縁性樹脂混合物層の
厚みの80%以上あることが望ましい。高熱伝導部の占
める割合が大きい方がより高放熱となるためである。リ
ードフレームと高熱伝導部との間には電気絶縁性樹脂混
合物があり、リードフレームから高熱伝導部に向けて熱
を伝えている。
ードフレーム101と直接接しており、高熱伝導部と放
熱板の間に電気絶縁性樹脂混合物層がある場合でもよ
い。このように、高熱伝導部が必ずしもリードフレーム
と放熱板に直に接していなくても、その距離が一定の範
囲内であれば高い熱伝導度を得られる。なお、高熱伝導
部とリードフレーム、もしくは放熱板は前記熱伝導性接
着剤を介して接着されていても良い。
特に電気絶縁性耐圧が必要である場合において有効な高
熱伝導部の形状を示す。
み方向に断面積を変化させた高熱伝導部501を挟んで
つながっている。高熱伝導部は、厚み方向に断面積を変
化させたことによって、リードフレームと放熱板との間
の沿面距離を大きくとることで、高い電圧負荷時にも電
気絶縁性破壊に対して十分な信頼性を保つことができ
る。
発明による熱伝導基板の製造工程を示す工程別断面図で
ある。図6(a)はシート状物601であり、図6
(b)においてはシート状物に開口部603を形成した
ものであり、このとき任意の異なる径の開口部を形成す
ることもできる。この、開口部の加工は金型による打ち
抜きプレス、レーザ加工、ドリル加工、及びパンチング
加工から選ばれる少なくとも一つの加工によって行われ
る。なおシート状物は前記無機フィラーと前記熱硬化樹
脂、および有機溶剤によって混合物スラリーである電気
絶縁性樹脂混合物を作製する工程と、前記電気絶縁性樹
脂混合物を所望の厚みに造膜する工程と、前記造膜され
た電気絶縁性樹脂混合物から溶剤を乾燥する工程により
作製される。このとき、電気絶縁性樹脂混合物の造膜方
法はドクターブレード法、コーター法及び押し出し成形
法なから選ばれる少なくとも一つの方法で行われ、離型
性フィルム602上に任意の厚みに造膜される。図6
(c)はペースト604を開口部に充填したものであ
り、このときペーストは無機フィラーとしてAl2O3、
MgO、BN及びAlNから選ばれた少なくとも一種の
フィラーと、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シアネー
ト樹脂から選ばれた少なくとも一種からなる熱硬化樹脂
との混合物である。なお、前記開口部にAl2O3やAl
Nのセラミック焼結体から選ばれた少なくとも一つの高
熱伝導部材を開口部に圧入する方法でも良い。図6
(d)は前記ペーストを充填したシート状物605を複
数枚加圧して張り合わせて、厚み方向に断面積を変化さ
せた高熱伝導部606を持った電気絶縁性樹脂混合物6
07が得られる。図6(e)はリードフレーム101と
前記高熱伝導部を持った電気絶縁性樹脂混合物を加熱加
圧してリードフレーム表面まで充填一体化して熱硬化性
樹脂を硬化させた状態を示しており、これにより高熱伝
導部を有した熱伝導基板が得られる。これにより、高熱
伝導部が沿面距離を持つように厚み方向に断面積を変化
させることができ、高電圧負荷時の電気絶縁性破壊を防
ぐ効果がある。
なる熱伝導基板の製造工程を示している。図7は金型7
01で電気絶縁性樹脂混合物を半硬化させてシート状物
702にした状態を示している。このとき開口部603
は金型で形成しているがドリル加工、レーザ加工によっ
ても形成できる。このシート状物を用いて前記の図6
(d)以降の工程を経て熱伝導基板が得られる。この方
法によれば、電気絶縁性樹脂混合物をシート状物に形成
するのと同時に開口部を形成することが可能となる。
なる高熱伝導部の形成方法を示している。図8(a)は
Al2O3、MgO、BN及びAlNの内の少なくとも一
つを高熱伝導部形状に加工したセラミック焼結体801
である。図7(b)は前記セラミック焼結体をシート状
物601に圧入したときの状態を示している。図8
(c)はリードフレーム101と前記セラミックを埋め
込んだシート状物802を充填一体化して硬化させた状
態を示している。なお、この高熱伝導部形状のセラミッ
ク焼結体801の変わりにAl2O3、MgO、BN及び
AlNを無機質フィラーとし、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、シアネート樹脂から選ばれた少なくとも一種か
らなる熱硬化樹脂との混合物を用いても良い。また、図
8(d)は、これら高熱伝導部形状のセラミック焼結体
もしくは無機質フィラーを含んだ電気絶縁性樹脂を予め
リードフレームに熱伝導性接着剤201で固定した状態
を示しており、これを用いてリードフレームとの一体成
形時に上記のセラミック焼結体の圧入を兼ねても良い。
なお、セラミック焼結体を放熱板に固定した後に、同じ
く加熱加圧して成形するのも良い。また固定方法はリー
ドフレームもしくは放熱板に窪みを設けておきセラミッ
ク焼結体をはめ込むようにもできる。これによりシート
状物にあらかじめ開口部を設けることを省略することが
でき、また、高熱伝導部とリードフレームもしくは放熱
板とが接着もしくははめ込まれることで高い熱伝導性が
得られる。
伝導基板の製造工程を示す工程別断面図である。図9
(a)は前記セラミック焼結体801を予めリードフレ
ーム101と放熱板103の間に固定した状態のもので
ある。図8(b)はリードフレーム101と放熱板10
3の間に溶融した電気絶縁性樹脂混合物を流し込んで硬
化させて電気絶縁性樹脂混合物層104を形成して熱伝
導基板を得た。高熱伝導部がリードフレームと放熱板双
方に確実に固定されることにより、高い熱伝導効果があ
る。
明する。以下の実施例において、熱伝導度及び熱膨脹係
数は下記のとおりである。 (1)熱伝導度 熱伝導度は、10mm角に切断した厚み1.0mmの試
験片の表面を加熱ヒータに接触加熱し、反対面の温度の
伝わり方から計算して求める。具体的には、試験片の一
方を一定電力の熱量となるように加熱し、他方を室温
(25℃)になるように冷却した放熱フィンに固定し、
試験片の上下面の温度差から熱抵抗値(℃/W)を求
め、下記式(数1)の計算により試験片の熱伝導度(W
/mK)を求める。熱抵抗は1Wあたりの熱の移動であ
り、毎秒1ジュールの熱の移動による温度差で表され
る。すなわち、1Wあたりの温度上昇値を示し、単位体
積あたりに換算したものが熱伝導度である。 [数1] 熱抵抗値(℃/W)=1/(Tc×t)/S Tc:熱伝導度(W/mK) t:厚み(m) S:断面積(m2) (2)熱膨脹係数 一定の圧力下で温度を変えたときの材料の長さが増加す
る割合を示し、熱分析装置により、試験片(5mm×5
mm×厚み1.0mm)を5℃/分の割合で昇温させ、
厚み方向の熱膨脹量を測定することにより、1℃あたり
の伸びとして求める。熱硬化樹脂の熱膨脹係数は、一般
にガラス点移転(Tg)以上で大きくなるため、Tg温
度以下で表す。本発明では40〜100℃までの平均値
で示した。
して無機フィラーと熱硬化性樹脂の混合物をシート状に
加工した物を用い、リードフレームと一体化するときに
高熱伝導部を形成した熱伝導基板の実施例を示す。本実
施例に使用したシート状物は無機フィラーとしてAl2
O3(90重量%(昭和電工(株)製「AS−40」
(商品名)))を用い、シアネートエステル樹脂(9.
5重量%(旭チバ(株)製、「AroCy M30」
(商品名)))を主成分とし、ブチルカルビトール0.
5重量%の組成で混合し、さらにメチルエチルケトン溶
剤を加え粘度が約20Pa・sになるまで添加し、混練
して電気絶縁性樹脂混合物を得た。次に、離型フィルム
として厚み75μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムを準備し、前記電気絶縁性樹脂混合物をドクターブ
レード法でギャップ約1.4mmで成膜した。これを1
00℃の温度で1時間乾燥させてシート状物(厚み77
0μm)が得られた。これに打ち抜き加工により円形の
貫通穴を形成した後、貫通穴に上記シート状物のAl2
O3を97重量%加えて混合し円柱状(770μm)に
プレスしたものを先に示したシート状物の開口部に挿入
した。このシート状物とリードフレームとして厚み50
0μmの銅板をエッチング法で加工し、さらにニッケル
メッキを施したものとを重ね合わせて175℃の温度で
40Kg/cm2 の圧力で加熱加圧した。これによりリ
ードフレームの間隙に前記シート状物が流れ込み、リー
ドフレームの表面まで充填された図2(d)のような構
造に成形できた。この後前記リードフレームと一体化さ
れたシート状物を乾燥機を用いて175℃の温度で3時
間加熱し、前記シート状物中の熱硬化樹脂を完全硬化さ
せた。
更した場合の放熱性能を熱抵抗測定により評価した。結
果を表1に示す。このとき、熱伝導基板の熱抵抗はパワ
ーFET(三菱電機(株)製FS70VS)をリードフ
レーム上に半田実装して測定した。また、直下の電気絶
縁性層の厚みは500μmである。
上のリードフレームに半田実装したとき熱抵抗に比べて
高熱伝導部を設けた部分では熱抵抗が低く抑えられる。
このように表1から明らかなように、開口部の面積が部
品面積の60%以上必要であり、特に110〜150%
において従来の射出成形法や金属基板に比べ約3倍の高
性能化が図れた。
したシート状物(620μm)を用い、別の方法で高熱
伝導部を形成する実施例を示す。前記シート状物の離型
フィルムを剥離した後、このシート状物を所定の大きさ
にカットしたものを2枚重ねて、リードフレームと放熱
用のアルミ金属板(500μm)で挟んで175℃の温
度で40Kg/cm2 の圧力で加熱加圧した。このと
き、アルミ金属板には予め高熱伝導部として直径10m
mの円柱状に形状加工されたAlN(京セラ(株)製
「AN215」(商品名))のセラミック焼結体がAl
2O3(68重量%(昭和電工(株)製「AS−40」
(商品名)))を混合したエポキシ系接着剤により接着
されており、加熱加圧と同時にシート状物に挿入され
る。これによりリードフレームとアルミ放熱板の間に高
熱伝導部が形成される。この後前記高熱伝導部を持った
熱伝導基板を乾燥機で175℃の温度で3時間加熱し、
前記シート状物中の熱硬化樹脂を完全硬化させた。
させたときの性能を実施例1と同様な方法で評価した。
結果を表2に示す。
高熱伝導部の厚みが電気絶縁性樹脂混合層の厚みの80
%以上ある時、従来の射出成形法や金属基板に比べ最大
で約4倍の放熱性があることから、電気絶縁性樹脂混合
物層の厚みの80%以上であればよい。
を厚み方向で変化させた高熱伝導部を有した熱伝導基板
の実施例を示す。本実施例に使用したシート状物は無機
フィラーとしてAl2O3(70重量%(昭和電工(株)
製「AS−40」(商品名)))を用い、エポキシ樹脂
(28重量%(日本レック(株)製、「NRV−101
0」(商品名)))を主成分とし、ブチルカルビトール
2重量%の組成に、粘度調整用のメチルエチルケトンを
加えて、ドクターブレード法により作製されたシート
(380μm)である。
カットしたものを2枚用意し、離型フィルム面から、ド
リルを用いて一つには直径10mmの開口部を形成した
(図5(b))。また、別のシート状物には直径20m
mの開口部を形成した。これらの開口部(図5(b))
に充填物として、AlN(ダウケミカル日本(株)製
「SCAN70」(商品名))85重量%と、樹脂組成
としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート8
28 油化シェルエポキシ製)4重量%とグルシジルエ
ステル系エポキシ樹脂(YD−171 東都化成製)1
0重量%および硬化剤としてアミンアダクト硬化剤(M
Y−24 味の素製)4重量%を三本ロールにて混練し
たものを、スクリーン印刷法により充填した(図5
(d))。ペーストが充填されたシート状物から離型フ
ィルム502を除去した後、これらシート状物を重ね合
わせて厚み方向で断面積を変化させた高熱伝導部を形成
する。この高熱伝導部を有した電気絶縁性樹脂混合物を
リードフレームと放熱用のアルミ金属板(300μm)
で挟んで175℃の温度で40Kg/cm2 の圧力で加
熱加圧した。これによりリードフレームの間に前記電気
絶縁性樹脂混合物が流れ込み、リードフレームの表面ま
で充填された図2(d)のような構造に成形できた。こ
の後前記リードフレームと一体化された電気絶縁性樹脂
混合物を乾燥機を用いて175℃の温度で3時間加熱
し、前記電気絶縁性樹脂混合物中の熱硬化樹脂を完全硬
化させた。本方法により作製された熱伝導基板を実施例
1と同様な方法による熱抵抗測定と電気絶縁性耐電圧測
定をしたところ、リードフレーム下の電気絶縁性層の厚
みが500μmのときに電気絶縁性樹脂混合物のみでは
熱抵抗値は2.2℃/Wであったが、高熱伝導部を設け
た箇所では0.64℃/Wであり、また電気絶縁性耐電
圧は15kVでは異常なく、良好な結果が得られた。さ
らに、この基板をヒートサイクル試験(−40〜125
℃を300回)行った後に電気絶縁性耐電圧を測定した
が異常はみられなかった。
電気絶縁性樹脂混合物層を形成すると同時に高熱伝導部
を設ける実施例を示す。本実施例で使用した無機フィラ
ーはAl2O3(87重量%(住友化学(株)製「AM−
28」(商品名)))を用い、熱硬化性樹脂はフェノー
ル樹脂(11.5重量%(大日本インキ製「フェノライ
ト、VH4150」(商品名)))を主成分とし、エチ
ルカルビトール1.5重量%を加えて混練された。本樹
脂を直径10mmの円柱状に形状加工されたAlN(京
セラ(株)製「AN215」(商品名))のセラミック
焼結体(490μm)をセットした金型に所定量投入
し、70℃で30Kg/cm2 の圧力で加熱加圧しシー
ト状物を形成した。
放熱板で挟み込んで185℃の温度で60Kg/cm2
の圧力で加熱加圧し、リードフレームの表面まで電気絶
縁性樹脂が充填された構造に成形できた。この後前記リ
ードフレームと一体化された熱伝導基板を乾燥機を用い
て185℃の温度で6時間加熱し、電気絶縁性樹脂混合
物層中の熱硬化樹脂を完全硬化させた。
ドフレーム下の電気絶縁性層厚みが500μmであると
きに電気絶縁性樹脂混合物層での熱抵抗は0.92℃/
Wであったが、高熱伝導部を設けた箇所では0.46℃
/Wであり、また熱膨張係数(室温から150℃の範
囲)は18ppm/℃で高熱伝導部の形成の影響は見ら
れず、良好な値であった。
伝導基板は高熱伝導部として基板の任意の部分で放熱性
を向上させながら、同時に基板全体での無機フィラーの
使用量を抑える事ができ、高熱伝導性を有する熱伝導基
板を安価に提供できる。また、未硬化状態で可撓性を有
するシート状物、もしくは金型へ投入できる液状または
粉体の熱硬化性樹脂に対して本発明は簡便な方法で高熱
伝導部を形成することができる。さらに、高熱伝導部の
形状を工夫することで、放熱性が良好であるととともに
電気絶縁性破壊を防止し長期の信頼性も良好な基板が得
られる。
伝導部を有することで高濃度に無機フィラーを充填する
ことができるため通常のプリント基板では得られない高
い熱伝導性を有するものである。また高熱伝導部を簡便
なプロセスで形成でき、工業上極めて有効なものであ
る。しかも基板としての電気絶縁性信頼性も確保されて
いる。このため、今後益々増大するパワー回路用基板や
高電力ロスを生じるディジタル高速LSI実装用基板と
して有望である。加えて半導体を直接実装するフリップ
チップ実装用マルチチップモジュール用基板としても有
効なものである。
おける構成を示す断面図。
面図。
面図。
リードフレーム側にサーマルビアを固定した例の構成を
示す断面図。
面積が変化した高熱伝導部を有する熱伝導基板の断面
図。
積が変化した高熱伝導部を有する熱伝導基板を製造する
工程を示す工程別断面図。
造する工程を示す工程別断面図。
成方法を示す工程別断面図。
つ熱伝導基板の製造方法を示す工程別断面図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 無機フィラーと熱硬化樹脂を含む電気絶
縁性樹脂混合物層がリードフレーム表面まで充填一体化
された熱伝導基板であって、前記電気絶縁性樹脂混合物
層の厚さ方向の任意の部分に前記リードフレームに接す
るように高熱伝導部を形成したことを特徴とする熱伝導
基板。 - 【請求項2】 前記電気絶縁性樹脂混合物層と前記リー
ドフレームとが一体化した面の反対側の面に、さらに放
熱板を設けた請求項1に記載の熱伝導基板。 - 【請求項3】 前記高熱伝導部が、沿面距離を持つよう
に厚み方向で断面積を変化させている請求項1または2
に記載の熱伝導基板。 - 【請求項4】 前記高熱伝導部の面積が、前記高熱伝導
部に接する前記リードフレーム上に実装する電子部品面
積の60%以上の範囲である請求項1〜3のいずれかに
記載の熱伝導基板。 - 【請求項5】 前記高熱伝導部の面積が、前記高熱伝導
部に接する前記リードフレーム上に実装する電子部品面
積の110〜150%の範囲である請求項1〜4のいず
れかに記載の熱伝導基板。 - 【請求項6】 前記高熱伝導部の厚みが、前記リードフ
レーム直下の電気絶縁性樹脂混合物層の厚みの80%以
上である請求項1〜5のいずれかに記載の熱伝導基板。 - 【請求項7】 前記高熱伝導部が接着剤を介して前記リ
ードフレームまたは前記放熱板と接着されている請求項
1または2に記載の熱伝導基板。 - 【請求項8】 前記無機フィラーが、AlN、Al
2O3、MgO及びBNから選ばれた少なくとも一種であ
る請求項1〜3のいずれかに記載の熱伝導基板。 - 【請求項9】 前記熱硬化樹脂が、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂及びシアネート樹脂から選ばれた少なくとも
一種である請求項1〜3のいずれかに記載の熱伝導基
板。 - 【請求項10】 前記高熱伝導部が、AlN、Al
2O3、MgO及びBNから選ばれた少なくとも一種のセ
ラミック焼結体である請求項1〜7のいずれかに記載の
熱伝導基板。 - 【請求項11】 前記高熱伝導部が、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂及びシアネート樹脂から選ばれた少なくと
も一種からなる熱硬化樹脂とAlN、Al2O3、MgO
及びBNから選ばれた少なくとも一種からなる粉体混合
物で形成されてなる請求項1〜7のいずれかに記載の熱
伝導基板。 - 【請求項12】 高熱伝導部の熱伝導度が10〜150
(W/mK)の範囲である請求項1〜11のいずれかに
記載の熱伝導基板。 - 【請求項13】 無機フィラーと熱硬化樹脂からなる電
気絶縁性樹脂混合物をシート状に加工し、 前記シート状物の厚み方向に貫通する所望の部分に開口
部を形成し、 前記開口部に高熱伝導部材を挿入し、 別途作製した任意の開口面積を有するシート状物に高熱
伝導材を挿入した前記シート状物を所望の枚数準備し、
リードフレームに前記複数のシート状物を重ね、加熱加
圧により前記リードフレーム表面まで前記電気絶縁性樹
脂混合物を充填し、かつ前記電気絶縁性樹脂混合物層中
の熱硬化樹脂を硬化して前記リードフレームと接着一体
化することを特徴とする熱伝導基板の製造方法。 - 【請求項14】 無機フィラーと熱硬化樹脂からなる電
気絶縁性樹脂混合物をシート状に加工し、 リードフレームの所望の部分に高熱伝導部を固定し、 前記リードフレームと高熱伝導部に複数枚の前記シート
状物を重ね、加熱加圧により前記リードフレーム表面ま
で前記電気絶縁性樹脂混合物を充填し、かつ前記電気絶
縁性樹脂混合物層中の熱硬化樹脂を硬化して前記リード
フレームと接着一体化することを特徴とする熱伝導基板
の製造方法。 - 【請求項15】 無機フィラーと熱硬化樹脂からなる電
気絶縁性樹脂混合物をシート状に加工し、 放熱板の所望の部分に高熱伝導部を固定し、 前記放熱板と高熱伝導部に複数枚の前記シート状物を重
ね、さらに重ねられたシート状物にリードフレームを重
ね、加熱加圧により前記リードフレーム表面まで前記電
気絶縁性樹脂混合物を充填し、かつ前記電気絶縁性樹脂
混合物層中の熱硬化樹脂を硬化して前記リードフレーム
と接着一体化することを特徴とする熱伝導基板の製造方
法。 - 【請求項16】 金型中に高熱伝導部を、リードフレー
ムの所望の部分に高熱伝導部が形成されるように位置合
わせを行って固定し、 前記金型内に無機フィラーと熱硬化樹脂からなる電気絶
縁性樹脂混合物を入れ、半硬化してシート状に形成し、 前記シート状とリードフレームを重ね、加熱加圧により
前記リードフレーム表面まで前記電気絶縁性樹脂混合物
を充填し、かつ前記電気絶縁性樹脂混合物層中の熱硬化
樹脂を硬化して前記リードフレームと接着一体化するこ
とを特徴とする熱伝導基板の製造方法。 - 【請求項17】 リードフレームに高熱伝導部を固定
し、前記リードフレームに固定した高熱伝導部のリード
フレーム固定面と反対面に放熱板を固定し、前記リード
フレームと放熱板の間に無機フィラーと熱硬化樹脂から
なる電気絶縁性樹脂混合を充填することを特徴とする熱
伝導基板の製造方法。 - 【請求項18】 請求項14または16の加熱加圧する
工程において、リードフレームとシート状物にさらに放
熱板と重ね、放熱板をリードフレーム接着面と反対側に
接着することを特徴とする熱伝導基板の製造方法。 - 【請求項19】 前記開口部を形成する方法が、金型に
よる打ち抜きプレス、レーザ加工、ドリル加工及びパン
チング加工から選ばれる少なくとも一つの加工方法によ
る請求項12または13に記載の熱伝導基板の製造方
法。 - 【請求項20】 前記リードフレームと前記高熱伝導部
を固定する方法が、リードフレームに設けた凹部に高熱
伝導部を挿入して固定する方法またはリードフレームに
設けた凸部を高熱伝導部に設けた凹部に挿入して固定す
る方法である請求項13、14または16に記載の熱伝
導基板の製造方法。
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