JP2003272393A - ファイルストレージ型不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
ファイルストレージ型不揮発性半導体記憶装置Info
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Abstract
を、メモリセルに対して同時にリードまたはプログラム
するのに好適なファイルストレージ型不揮発性半導体装
置を提供すること。 【解決手段】 ファイルストレージ型不揮発性半導体記
憶装置は、メモリセルアレイ領域200が列方向Aで分
割され、複数のセクタ領域210を有する。各セクタ領
域210には、行方向Bに沿って延びる4本のメインコ
ントロールゲート線MCGと、それらを駆動するコント
ロールゲート駆動部CGDRV0〜3と、列方向Bに沿
って延びる複数のサブコントロールゲート線SCGとが
設けられる。各サブコントロールゲート線SCGは、行
方向Bで隣合う各行の2つのツインメモリセル100の
うち、行方向Bで隣接する第1,第2のコントロールゲ
ート106A,106Bにそれぞれ共通接続される。複
数のサブコントロールゲート線SCGの各々は、行方向
で順番に、4本のメインコントロールゲート線MCGの
いずれか1本に接続される。
Description
トと、2つのコントロールゲートにより制御される2つ
の不揮発性メモリ素子を備えたツインメモリセルにて構
成される不揮発性半導体記憶装置に関する。
半導体装置として、チャネルとゲートとの間のゲート絶
縁層が、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜及び酸化シリ
コン膜の積層体からなり、窒化シリコン膜に電荷がトラ
ップされるMONOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide -S
emiconductorまたは-substrate)型が知られている。
は、文献(Y.Hayashi,et al,2000 Symposium on VLSI T
echnology Digest of Technical Papers p.122-p.123)
に開示されている。この文献には、1つのワードゲート
と、2つのコントロールゲートにより制御される2つの
不揮発性メモリ素子(MONOSメモリ素子またはセル
ともいう)を備えたツインMONOSフラッシュメモリ
セルが開示されている。すなわち、1つのフラッシュメ
モリセルが、電荷のトラップサイトを2つ有している。
NOSフラッシュメモリセルを行方向及び列方向にそれ
ぞれ複数配列させて、メモリセルアレイ領域が構成され
る。
ルには、2本のビット線と、1本のワード線と、2本の
コントロールゲート線とが接続される。
ータの消去、プログラム及び読み出しがある。データの
プログラム及び読み出しは、複数ビットの選択セル(選
択された不揮発性メモリ素子)にて同時に実施される。
この各ビット信号は、I/O線を介して入出力される。
々に接続されるビット線は、それぞれパスゲート回路を
介して一つのI/O端子に共通接続され、いずれか一つ
のパスゲート回路を介して1本のビット線が一つのI/
O端子に接続される。この動作が、複数個のI/O端子
に対して同時に実施されることで、例えば8ビットまた
は16ビット単位でデータリードまたはデータプログラ
ムが実施される。
トデータを、メモリセルに対して同時にリードまたはプ
ログラムするのに好適なファイルストレージ型不揮発性
半導体記憶真装置を提供することを目的とする。
ァイルストレージ型不揮発性半導体記憶装置は、1つの
ワードゲートと、第1,第2のコントロールゲートによ
り制御される第1,第2の不揮発性メモリ素子とを有す
るツインメモリセルを、行方向及び列方向に複数配列し
てなるメモリセルアレイ領域と、前記メモリセルアレイ
領域が前記列方向で分割された複数のセクタ領域と、前
記複数のセクタ領域の各々に対して一つずつ設けられた
複数のコントロールゲート駆動部と、前記複数のセクタ
領域の各々にて、前記行方向に沿って延びる4本のメイ
ンコントロールゲート線と、前記複数のセクタ領域の各
々にて前記列方向に沿って延び、前記行方向で隣合う各
行の2つのツインメモリセルのうち、前記行方向で隣接
する第1,第2のコントロールゲートをそれぞれ共通接
続する複数のサブコントロールゲート線と、を有し、前
記複数のセクタ領域の各々にて、複数のサブコントロー
ルゲート線の各々が、前記行方向に沿って順番に、前記
4本のメインコントロールゲート線のいずれか1本に接
続されていることを特徴とする。
一行に属する複数のツインメモリセルが、ワードゲート
への電位設定により選択される。列方向のセルの選択
は、複数のコントロールゲート駆動部の一つにより駆動
される、一セクタ領域内の4本のメインコントロールゲ
ート線を介して、行方向で隣接する各4本のサブコント
ロールゲート線に、リード、プログラム等のモードに応
じた電位を設定することで実施する。
本としたのは、一つのセルを駆動するのに、2進法でア
ドレス指定した時の必要最小数のツインメモリセルの数
が4個となるからである。これにより、同一行のツイン
メモリセル群のうち、行方向で隣接する各4個のツイン
メモリセルの中の各一セルが選択される。よって、多数
のセルに対して、同時にリードまたはプログラムを実行
するのに有利な構成となる。しかも、メイン・サブコン
トロールゲート線はセクタ毎に独立しているので、選択
セルを含む一セクタ領域以外の他のセクタ領域では、デ
ータプログラム時またはデータ消去時に、非選択セルで
のディスターブを防止できる。
ントロールゲート線は4本のメインコントロールゲート
線に直結され、コントロールゲート選択ゲートが存在し
ない。よって、そのコントロールゲート選択ゲートとそ
れを駆動するドライバを配置する必要が無く、その分の
専有面積が減少して高密度実装が可能となる。
イ領域にて前記列方向に沿って延び、前記行方向で隣合
う各行の第1,第2の不揮発性メモリセルにそれぞれ共
通接続された複数のメインビット線と、複数のメインビ
ット線の各々に設けられた複数の列選択ゲートと、前記
複数の列選択ゲートのうちの各4つの列選択ゲートにそ
れぞれ共通接続され2M個のラッチ回路と、2N(N<
M)個の入出力端子と、前記2N個の入出力端子の各一
つに対して2(M-N)個のラッチ回路が共通接続され、各
一つの入出力端子と2(M-N)個のラッチ回路との間に設
けられた2(M-N)個のラッチ選択ゲートとをさらに有す
ることができる。
ラッチ回路とメモリセルアレイ領域との間で、入出力端
子(I/O)の数よりも多いビット数である2M個(M
=10の場合に128バイトデータ)のデータを、同時
にリードまたプログラミングすることができる。
ば128×8個)のラッチ回路420に2M個(例えば
128バイト)のデータを格納する。その後、計2N個
(N=3の場合に8個)の各一つの入出力端子と、2
(M-N)個(M=10,N=3の場合128個)のラッチ
回路との間に設けられた2(M-N)個のラッチ選択ゲート
を一つずつオンさせて、2M個のデータを2(M-N)回に分
けて2N個の入出力端子より出力させることができる。
このとき、ラッチ回路は、センスアンプを内蔵すること
ができる。
同様にして実施できる。つまり、データプログラム時
に、各一つの入出力端子と2(M-N)個のラッチ回路との
間に設けられた2(M-N)個のラッチ選択ゲートを一つず
つオンさせて、2N個の入出力端子より2M個のラッチ回
路に、2M個のデータを2(M-N)回に分けて書き込むこと
ができる。
域の各々は、前記行方向にて分割された複数のブロック
領域と、前記複数のブロック領域の各々にて前記列方向
に沿って複数設けられ、各行の2つのツインメモリセル
のうち、前記行方向で隣合う各行の第1,第2の不揮発
性メモリセルにそれぞれ共通接続された複数のサブビッ
ト線と、前記複数のメインビット線の各1本と、該1本
のメインビット線と同一列の前記複数のサブビット線と
の間にそれぞれ設けられたビット線選択ゲートとを有す
ることができる。
ット線のみをビット線選択ゲートを介してメインビット
線に接続させることで、メインビット線に接続される負
荷容量を低減できる。
各々は、酸化膜(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)
からなるONO膜を電荷のトラップサイトとして有する
ことができるが、これに限らず他の構造を採用すること
ができる。
て、図面を参照して説明する。
半導体記憶装置の一断面を示している。図1において、
1つのツインメモリセル100は、P型ウェル102上
にゲート酸化膜を介して例えばポリシリコンを含む材料
から形成されるワードゲート104と、第1,第2のコ
ントロールゲート106A,106Bと、第1,第2の
メモリ素子(MONOSメモリ素子)108A,108
Bとを有する。
A,106Bは、ワードゲート104の両側壁に形成さ
れ、ワードゲート104とはそれぞれ電気的に絶縁され
ている。
Bの各々は、MONOSのM(金属)に相当するポリシ
リコンにて形成される第1,第2のコントロールゲート
106A,106Bの一つと、P型ウェル102との間
に、酸化膜(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)を積
層することで構成される。なお、第1,第2のコントロ
ールゲート106A,106Bは、シリサイドなどの導
電材で構成することもできる。
0は、スプリットゲート(第1,第2のコントロールゲ
ート106A,106B)を備えた第1,第2のMON
OSメモリ素子108A,108Bを有し、第1,第2
のMONOSメモリ素子108A,108Bにて一つの
ワードゲート104を共用している。
08A,108Bは、それぞれ電荷のトラップサイトと
して機能する。第1,第2のMONOSメモリ素子10
8A,108Bの各々は、ONO膜109にて電荷をト
ラップすることが可能である。
方向B)に間隔をおいて配列された複数のワードゲート
104は、ポリサイドなどで形成される1本のワード線
WLに共通接続されている。
6A,106Bは、列方向(図1の紙面に垂直な第1の
方向A)に沿って延び、列方向に配列される複数のツイ
ンメモリセル100にて共用される。よって、符号10
6A,106Bをコントロールゲート線とも称する。
00[i]のコントロールゲート線106Bと、[i+
1]番目のツインメモリセル100[i+1]のコント
ロールゲート線106Aとには、例えばワードゲート,
コントロールゲート,ワード線よりも上層の金属層で形
成されるサブコントロールゲート線SCG[i+1]が
接続されている。
ンメモリセル100[i]のMONOSメモリ素子10
8Bと、[i+1]番目のツインメモリセル100[i
+1]のMONOSメモリ素子108Aとに共用される
[i+1]番目の不純物層110[i+1]が設けられ
ている。
1],[i+2]は例えばP型ウェル内に形成されるn
型不純物層で、列方向(図1の紙面に垂直な第1の方向
A方向)に沿って延び、列方向に配列される複数のツイ
ンメモリセル100にて共用されるビット線として機能
する。よって、符号110[i],[i+1],[i+
2]などをビット線BL[i],[i+1],[i+
2]とも称する。
述のツインメモリセル100を用いて構成される不揮発
性半導体記憶装置の全体構成について、図2(A)〜図
2(E)を参照して説明する。
憶装置の平面レイアウト図であり、メモリセルアレイ領
域200を有する。メモリセルアレイ領域200は、列
方向でA複数に分割され、例えば8個の第0〜第7のセ
クタ領域210を有する。
であり、セクタ領域210内の記憶データは一括してま
たは時分割で消去される。
のワード線WLと、4K本のビット線BLとを有する。
ここで、本実施の形態では1本のビット線BLに2つの
MONOSメモリ素子108A,108Bが接続される
ため、4K本のビット線BLは8Kbitの記憶容量を
意味する。
行方向にて例えば128個のラージブロック212に分
割されている。
関係上、メモリセルアレイ200は、例えば218個の
縦ブロック列213−0〜213−127に分割されて
いる。一列8個のラージブロック212により、縦ブロ
ック列213が構成される。
縦ブロック列213は、行方向Bにて分割され、例えば
8個のI/O用メモリブロック(入出力ビットに対応し
たメモリブロック)214を有している。各I/O用メ
モリブロック列214は、図2(B)に示すように、4
K(4096)本のワード線WLを有する。
13−0〜213−15は、I/O0を介してデータが
リード・ライトされる。左端から16個の縦ブロック列
212−0〜213−127は、I/O7を介してデー
タがリード・ライトされる。その間の16個の縦ブロッ
ク列213−i〜213−(i+15)は、I/O1〜
I/O6を介して、データがリード・ライトされる。
示すように、列方向Aにて8個のスモールブロック21
5に分割されている。各スモールブロック215は、図
2(E)に示すように、64本のワード線WLを有す
る。また、各スモールブロック215は、行方向にて8
個のスモールメモリブロック216に分割されている。
詳細)図3は、1セクタ領域210内でのメインコント
ロールゲート線MCGとサブコントロールゲート線SC
Gとの関係を示している。
は、4本のメインコントロールゲートMCG0〜MCG
3が行方向Bに沿って延びている。この4本のメインコ
ントロールゲート線MCG0〜MCG3をそれぞれ駆動
するコントロールゲートドライバCGDRV0〜CGD
RV3が設けられている。さらに、多数のサブコントロ
ールゲート線SCGが、1セクタ領域210の全域にわ
たって、列方向Aに沿って延びている。これらサブコン
トロールゲート線SCGの各々は、行方向に沿って順番
に、4本のメインコントロールゲート線MCG0〜MC
G3のいずれか1本に接続され、メインコントロールゲ
ート線MCG0に接続されるサブコントロールゲート線
をSCG0とする。サブコントロールゲート線SCG1
〜SCG3は、メインコントロールゲート線MCG1〜
MCG3にそれぞれ接続されている。
ントロールゲート線SCG0〜SCG3は、1セクタ領
域210内の同一列に配列された64個のスモールメモ
リブロック216に共用されている。
のメイン・サブコントロールゲート線の関係を示してい
るが、他の全てのセクタ領域210も同様である。
クタ領域210毎に独立して、1セクタ領域210内の
全てのツインメモリセル100にコントロールゲート電
位を設定することができる。
0にのみコントロールゲート電位が供給され、それ以外
の他のセクタ領域210にはコントロールゲート電位が
供給されない。このため、非選択のセクタ領域210で
は、データプログラム時またはデータ消去時に、非選択
セルでのディスターブを防止できる。
ブコントロールゲート線SCGは4本のメインコントロ
ールゲート線MCGに直結され、コントロールゲート選
択ゲートが存在しない。よって、そのコントロールゲー
ト選択ゲートとそれを駆動するドライバを配置する必要
が無く、その分の専有面積が減少して高密度実装が可能
となる。特に、コントロールゲート選択ゲートは、ツイ
ンメモリセル100のウェルとは異なるウェルを必要と
するので、そのコントロールゲート選択ゲートを省略で
きることで、工程数を省略でき製造上の利点も大きい。
ブロック216は、図4に示すように、ツインメモリセ
ル100を列方向に例えば64個、行方向に例えば4個
配列したものである。一つのスモールメモリブロック2
16には、例えば4本のサブコントロールゲート線SC
G0〜SCG3と、データの入出力線である4本のサブ
ビット線BL0〜SBL3と、64本のワード線WLと
が接続されている。
SCG0,SCG2には、偶数列(第0列または第2
列)の複数のツインメモリセルの各々の第2のコントロ
ールゲート106Bと奇数列(第1列または第3列)の
複数のツインメモリセルの各々の第1のコントロールゲ
ート106Aとが共通接続されている。同様に、奇数の
サブコントロールゲート線SCG1,SCG3には、奇
数列(第1列または第3列)の複数のツインメモリセル
の各々の第2のコントロールゲート106Bと偶数列
(第2列または第4列)の複数のツインメモリセルの各
々の第1のコントロールゲート106Aとが共通接続さ
れている。
リブロック216(図5では行方向の両端の2つのみを
示し、他は省略されている)を示している。同一行の各
スモールメモリブロック216では64本のワード線W
L0〜WL63が共用される。
6の側方には、偶数番目のワード線WL0,2,…62
を駆動するローカルワード線ドライバWLDRV0,…
WLDRV63が配置されている。右端のスモールメモ
リブロック216の側方には、奇数番目のワード線WL
1,3,…63を駆動するローカルワード線ドライバW
LDRV1,…WLDRV63が配置されている。
れた各サブビット線SBL0(不純物層)は、ビット線
選択スイッチング素子であるビット線選択ゲート217
Aまたは217Bを介して、金属配線であるメインビッ
ト線MBLに接続されている。各4本のメインビット線
MBLは、同一列に配列されたスモールメモリブロック
216間で共有されている。なお、例えば偶数本目のサ
ブビット線SBLに接続されたビット線選択ゲート21
7Aは、ビット線選択ドライバBSDRV0により駆動
される。奇数本目のサブビット線SBLに接続されたビ
ット線選択ゲート217Bは、ビット線選択ドライバB
SDRV1により駆動される。
メモリセルアレイ200とI/O0〜I/O7との関係
を示している。図6に示すように、I/O端子は、16
個の縦ブロック列213−i〜213−(i+1)に対
して1つ配置されている。例えば、縦ブロック列213
−0〜213−15に対してI/O0が設けられてい
る。
I/O0との間には、Yパス回路400と、ラッチ&ス
イッチ回路410とが設けられている。他の縦ブロック
列とI/O端子との間にも、同様に、Yパス回路400
と、ラッチ&スイッチ回路410とが設けられている。
0〜213−15に接続されるYパス回路400及びラ
ッチ&スイッチ回路410の詳細を示している。図2
(A)(B)から明らかなように、一つの縦ブロック列
213には8個のI/O用メモリブロック列214が配
置されるため、16個の縦ブロック列213−0〜21
3−15には、図7に示すように8×16=128個の
I/O用メモリブロック列214−0〜214−127
が存在する。
内の同一行には、4つのツインメモリセル100が設け
られ、その4つのツインメモリセル100に設けられた
8つのセル(不揮発性メモリ素子)を、図7に示すよう
にセルC0〜C7と定義する。なお、各行の最端部には
ダミーセル101が配置されている。
対して一つのラッチ回路420が設けられている。Yパ
ス回路400は、一つのI/O用ブロック列213に存
在する8つのセルC0〜C7の一つに対してリード・ラ
イトされるデータを、一つのラッチ回路420との間で
伝送する経路を確立させるためのものである。
る16個の縦メモリブロック列213−0〜213−1
5には、計128個のI/O用ブロック列214[0]
〜214[127]が存在する。よって、I/O0に対
応する16個の縦メモリブロック列213−0〜213
−15には、計128個のラッチ回路420が存在す
る。
20とを択一的に接続するために、いずれか一つが順次
アクティブとなるゲート信号ZS0〜ZS127により
オン・オフ制御される128個のラッチ選択ゲート52
0が設けられている。
オンさせると、I/O0と128個のラッチ回路420
との間で、順次データ転送することができる。
内に縦ブロック列214が計128×8=210個存在す
るので、ラッチ回路420も210個(2M個と定義する
とM=10の例である)存在する。一方、I/O端子は
計8個(2N個と定義するとN=3の例である)存在す
る。
/O端子の各一つに対して、2(M-N)個(M=10,N
=3の場合128個)のラッチ回路210が、2(M-N)
個のラッチ選択ゲート520を介して接続されている。
420とメモリセルアレイ200との間で、同時に2M
個(M=10の場合に128バイトデータ)のデータを
リードまたプログラミングすることができる。
用ブロック列214にて一つのセルから同時にデータを
リードして、2M個(例えば128×8個)のラッチ回
路420に2M個(例えば128バイト)のデータを格
納する。その後、計2N個(N=3の場合に8個)の各
一つのI/O端子と、2(M-N)個(M=10,N=3の
場合128個)のラッチ回路420との間に設けられた
2(M-N)個のラッチ選択ゲートを一つずつオンさせて、
2M個のデータを2(M-N)回に分けて2N個のI/O端子
より出力させることができる。データプログラムも、同
様にして実施できる。
行方向で隣り合う各対のツインメモリセル100同士
は、接続線600により接続されている。この複数の接
続線600の各々に、メインビット線MBLが接続され
る。一つのI/O用ブロック列214内に配置されるメ
インビット線MBLを、図7の通りMBL0〜MBL3
とする。なお、上述した実施の形態において、接続線6
00にはサブビット線SBLが接続され、ビット線選択
トランジスタを介してさらにメインビット線MBLに接
続されるのであるが、図7では図の簡略化のためメイン
ビット線MBLとして描いてある。
各々には、トランジスタ501の一端が接続され、この
トランジスタ501を以下、第1選択ゲートと称する。
一つのI/O用ブロック列214に対応して設けられた
4つの第1選択ゲート501のゲートには、電圧YS0
〜YS3のいずれかが印加される。4つの第1選択ゲー
ト501の各々の他端は、一つのラッチ回路420に共
通接続されている。従って、4つの第1選択ゲート50
1のいずれか一つをオンさせることで、メインビット線
MBL0〜MBL3のいずれか1本をラッチ回路420
に接続することができる。
には、ゲート電圧を/YS0〜/YS3のいずれかとす
る第2のトランジスタ502がそれぞれ接続されてい
る。なお、第2のトランジスタ502がオンすると、そ
のトランジスタ501のソースに接続された電圧BLV
Sがメインビット線MBLに供給されるようになってい
る。この電圧BLVSは、動作モードに応じてVddま
たは0Vに設定される。
10がさらに設けられている。この第2選択ゲート51
0は、例えばI/O用ブロック列214[0]とその隣
のI/O用ブロック列214[1]の境界に位置するメ
インビット線MBL0を、I/O用ブロック列214
[0]に対応して設けられたラッチ回路420に接続/
非接続するためのものである。この第2選択ゲート51
0は、行方向にて隣り合う(i)番目と(i+1)番目
のブロック列とに配置される一対のツインメモリセル1
00,100間の接続線600に接続されてブロック領
域間の境界に位置するメインビット線、つまりメインビ
ット線MBL0に接続されている。この第2選択ゲート
510にはゲート電圧YS4が供給される。
内の8つのセルC0〜C7のいずれかが選択セルとして
選択されたデータリード時の各所の電圧を表1に示す。
圧を示しており、例えば選択セルC3からデータを読み
出すには、対向セルC2に接続されたメインビット線M
BL1に接続された第1選択ゲート501のみをオンさ
せるように、その第1選択ゲート501のゲート電圧Y
S1のみが電圧Vddに設定され、他のゲート電圧YS
0,YS2〜VS4は0Vとなっている。
ルC6からデータをリバースリードする場合にのみオン
される。リバースリード動作では、例えばI/O用ブロ
ック列214[0]に属する選択セルC6のデータに基
づき、I/O用ブロック列214[1]に属するメイン
ビット線MBL0に電流が流れる。このとき、表1に示
すように、YS0=0V,/YS0=0V,YS4=V
ddなので、メインビット線MBL0に接続されている
第2選択ゲート510のみがオンされる。よって、I/
O用ブロック列214[1]のメインビット線MBL0
と、ラッチ回路420とが接続される。ラッチ回路42
0がセンスアンプを内蔵していれば、メインビット線M
BL0に流れる電流をセンシングすることができる。
する場合には、I/O用ブロック列214[0]のコン
トロールゲート線CG2,CG3をそれぞれ0V,1.
5Vに設定すると共に、I/O用ブロック列214
[1]のコントロールゲート線CG0,CG1をそれぞ
れ3V,0Vに設定している。
[0]に属する選択セルC6からデータリードするとき
に、その隣のI/O用ブロック列214[1]に属する
ビット線、コントロールゲート線を使用して、リード動
作を行うことが分かる。
動作を行う場合には、選択セルC7からデータリードす
る際に第2選択ゲート510がオンされ、メインビット
線MBL0に流れる電流をI/O0にてセンシングすれ
ばよい。
ルC0〜C7のいずれかが選択セルとして選択されたデ
ータプログラム時の各所の電圧を表2に示す。
って第2選択ゲート510がオンする場合とは、選択セ
ルC7へのデータプログラムを実施する場合である。こ
の場合、選択セルC7は、メインビット線BL0、第2
選択ゲート510を介してラッチ回路420に接続さ
れ、メインビット線MBL0にプログラム用ビット線電
圧が供給される。
列214[0]のコントロールゲート線CG2,CG3
がそれぞれ0V,2.5Vと設定され、その隣のI/O
用ブロック列214[1]のコントロールゲート線CG
0,CG1がそれぞれ5.5V,0Vに設定される。
[0]に属する選択セルC6をデータプログラムすると
きに、その隣のI/O用ブロック列214[1]に属す
るメインビット線、コントロールゲート線を使用して、
プログラム動作を行うことが分かる。
電圧設定はブロック領域間で同一となるので、下記の表
3に示すような電圧設定となる。
されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変
形実施が可能である。
08Bの構造については、MONOS構造に限定される
ものではない。1つのワードゲート104と第1,第2
のコントロールゲート106A,106Bにより、2箇
所にて独立して電荷をトラップできる他の種々のツイン
メモリセルを用いた不揮発性半導体記憶装置に、本発明
を適用することができる。
分割数、ラージブロック、スモールブロックの分割数及
びスモールメモリブロック内のメモリセル数については
一例であり、他の種々の変形実施が可能である。
列214,214でメインビット線MBL0を共用する
ために第2選択ゲート510を設けたが、隣り合うI/
O用ブロック列214,214間にダミーセル101を
設け、メインビット線MML0を共用しないようにすれ
ば、第2選択ゲート101は不要である。
憶装置に用いられるメモリセルの断面図である。
置全体の平面レイアウト図、図2(B)は図2(A)中
の2つのセクタ領域の平面図、図2(C)は図2(B)
中の一つのメモリブロックの平面図、図2(D)は図2
(C)中の一つのラージブロックの平面図、図2(E)
は図2(D)中の一つのスモールブロックの平面図であ
る。
カルコントロールゲート線とスモールメモリブロックと
の関係を示す概略説明図である。
ックの回路図である。
回路の概略説明図である。
略説明図である。
図である。
メモリ素子) 109 ONO膜 110 不純物層(ビット線) 200 メモリセルアレイ領域 201 グローバルワード線デコーダ 210 セクタ領域 212 ラージブロック 213−0〜213−127 縦ブロック列 214 メモリブロック 215 スモールブロック 216 スモールメモリブロック 217A,217B ビット線選択トランジスタ 400 Yパス回路 410 ラッチ&スイッチ回路 420 ラッチ回路 501 第1選択ゲート 510 第2選択ゲート 520 ラッチ選択ゲート WL ワード線 GWL グローバルワード線 BL ビット線 SBL サブビット線(不純物層) MBL メインビット線 SCG サブコントロールゲート線 MCG メインコントロールゲート線 CGDRV コントロールゲート線ドライバ WLDRV ワード線ドライバ BSDRV ビット線選択ドライバ
2)
6の側方には、偶数番目のワード線WL0,2,…62
を駆動するローカルワード線ドライバWLDRV0,…
WLDRV62が配置されている。右端のスモールメモ
リブロック216の側方には、奇数番目のワード線WL
1,3,…63を駆動するローカルワード線ドライバW
LDRV1,…WLDRV63が配置されている。
れた各サブビット線SBL0(不純物層)は、ビット線
選択スイッチング素子であるビット線選択ゲート217
Aまたは217Bを介して、金属配線であるメインビッ
ト線MBLに接続されている。各4本のメインビット線
MBLは、同一列に配列されたスモールメモリブロック
216間で共有されている。なお、例えば偶数本目のサ
ブビット線SBLに接続されたビット線選択ゲート21
7Aは、ビット線選択ドライバBSDRV1により駆動
される。奇数本目のサブビット線SBLに接続されたビ
ット線選択ゲート217Bは、ビット線選択ドライバB
SDRV0により駆動される。
Claims (8)
- 【請求項1】 1つのワードゲートと、第1,第2のコ
ントロールゲートにより制御される第1,第2の不揮発
性メモリ素子とを有するツインメモリセルを、行方向及
び列方向に複数配列してなるメモリセルアレイ領域と、 前記メモリセルアレイ領域が前記列方向で分割された複
数のセクタ領域と、 前記複数のセクタ領域の各々に対して一つずつ設けられ
た複数のコントロールゲート駆動部と、 前記複数のセクタ領域の各々にて、前記行方向に沿って
延びる4本のメインコントロールゲート線と、 前記複数のセクタ領域の各々にて前記列方向に沿って延
び、前記行方向で隣合う各行の2つのツインメモリセル
のうち、前記行方向で隣接する第1,第2のコントロー
ルゲートをそれぞれ共通接続する複数のサブコントロー
ルゲート線と、を有し、 前記複数のセクタ領域の各々にて、複数のサブコントロ
ールゲート線の各々が、前記行方向に沿って順番に、前
記4本のメインコントロールゲート線のいずれか1本に
接続されていることを特徴とするファイルストレージ型
不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記メモリセルアレイ領域にて前記列方向に沿って延
び、前記行方向で隣合う各行の第1,第2の不揮発性メ
モリセルにそれぞれ共通接続された複数のメインビット
線と、 複数のメインビット線の各々に設けられた複数の列選択
ゲートと、 前記複数の列選択ゲートのうちの各4つの列選択ゲート
にそれぞれ共通接続され2M個のラッチ回路と、 2N(N<M)個の入出力端子と、 前記2N個の入出力端子の各一つに対して2(M-N)個のラ
ッチ回路が共通接続され、各一つの入出力端子と2
(M-N)個のラッチ回路との間に設けられた2(M-N)個のラ
ッチ選択ゲートと、をさらに有することを特徴とするフ
ァイルストレージ型不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記2M個のラッチ回路と前記メモリセルアレイ領域と
の間で、同時に2M個のデータをリードまたプログラミ
ングすることを特徴とするファイルストレージ型不揮発
性半導体装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 データリード時に、前記2M個のラッチ回路に読み出さ
れた2M個のデータを、前記各一つの入出力端子と前記
2(M-N)個のラッチ回路との間に設けられた2(M- N)個の
ラッチ選択ゲートを一つずつオンさせて、2(M-N)回に
分けて前記2N個の入出力端子より出力させることを特
徴とするファイルストレージ型不揮発性半導体装置。 - 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかにおいて、 前記複数のラッチ回路は、センスアンプを内蔵すること
を特徴とするファイルストレージ型不揮発性半導体記憶
装置。 - 【請求項6】 請求項3において、 データプログラム時に、前記各一つの入出力端子と前記
2(M-N)個のラッチ回路との間に設けられた2(M-N)個の
ラッチ選択ゲートを一つずつオンさせて、前記2N個の
入出力端子より前記2M個のラッチ回路に、2M個のデー
タを2(M-N)回に分けて書き込むことを特徴とするファ
イルストレージ型不揮発性半導体装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかにおいて、 前記複数のセクタ領域の各々は、 前記行方向にて分割された複数のブロック領域と、 前記複数のブロック領域の各々にて前記列方向に沿って
複数設けられ、各行の2つのツインメモリセルのうち、
前記行方向で隣合う各行の第1,第2の不揮発性メモリ
セルにそれぞれ共通接続された複数のサブビット線と、 前記複数のメインビット線の各1本と、該1本のメイン
ビット線と同一列の前記複数のサブビット線との間にそ
れぞれ設けられたビット線選択ゲートと、を有すること
を特徴とするファイルストレージ型不揮発性半導体記憶
装置。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかにおいて、 前記第1,第2の不揮発性メモリ素子の各々は、酸化膜
(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)からなるONO
膜を電荷のトラップサイトとして有することを特徴とす
る不揮発性半導体記憶装置。
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