JP3640176B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つのワードゲートと、2つのコントロールゲートにより制御される2つの不揮発性メモリ素子を備えたツインメモリセルにて構成される不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【背景技術】
不揮発性半導体装置として、チャネルとゲートとの間のゲート絶縁層が、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜及び酸化シリコン膜の積層体からなり、窒化シリコン膜に電荷がトラップされるMONOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide -Semiconductorまたは-substrate)型が知られている。
【0003】
このMONOS型不揮発性半導体記憶装置は、文献(Y.Hayashi,et al,2000 Symposium on VLSI Technology Digest of Technical Papers p.122-p.123)に開示されている。この文献には、1つのワードゲートと、2つのコントロールゲートにより制御される2つの不揮発性メモリ素子(MONOSメモリ素子またはセルともいう)を備えたツインMONOSフラッシュメモリセルが開示されている。すなわち、1つのフラッシュメモリセルが、電荷のトラップサイトを2つ有している。
【0004】
このような構造を有する複数のツインMONOSフラッシュメモリセルを行方向及び列方向にそれぞれ複数配列させて、メモリセルアレイ領域が構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このツインMONOSフラッシュメモリセルを駆動するには、2本のビット線と、1本のワード線と、2本のコントロールゲート線とを要する。ただし、多数のツインメモリセルを駆動するに際して、異なるコントロールゲートであっても同じ電位に設定する場合には、これらの線を共通接続することができる。
【0006】
この種のフラッシュメモリの動作には、データの消去、プログラム及び読み出しがある。データのプログラム及び読み出しは、通常、8ビットまたは16ビットの選択セル(選択された不揮発性メモリ素子)にて同時に実施される。
【0007】
ここで、MONOSフラッシュメモリでは、1本のワード線に、互いに素子分離されていない複数のツインMONOSフラッシュメモリセルが接続される。そして、ある特定の選択セルにデータをプログラムするには、その選択セルを有するツインMONOSフラッシュメモリの電圧設定だけでなく、それと隣接するツインMONOSフラッシュメモリセルを適切に電圧設定しなければならない。
【0008】
ここで、この種の不揮発性メモリでは、データのディスターブが課題となっている。データのディスターブとは、選択セルのコントロールゲート線及びビット線に高電位を印加してプログラムまたは消去するときに、共用される配線によって非選択のセルにも高電位が印加され、プログラムまたは消去の度にその状態が繰り返されることで非選択セル(非選択の不揮発性メモリ素子)がプログラムまたは消去されて、非選択セルのデータがディスターブされることを言う。
【0009】
このような事態を防止するには、コントロールゲート線に選択ゲート回路を設けて、選択セクタ内のセルにのみ高電位が印加され、非選択セクタ内の非選択セクタのセルには高電位が印加されないようにすることができる。
【0010】
しかし、このようにすると、選択ゲート回路のために面積を占有され、メモリセルの高集積化が妨げられる。さらには、選択ゲートにて電圧降下が生ずると、プログラム時に選択セクタのセルに高電位を供給するために、電圧降下分を上乗せして供給する必要がある。結果的に、低電圧駆動が妨げられ、特に携帯機器のように低消費電力化が求められる機器には不適合となる。
【0011】
また、上記のよううに選択セクタ内だけに高電位を印加しても、選択セクタ内の非選択セルにも高電位が印加され、特にデータ消去時に選択セクタ内の非選択セルでのディスターブは防止し得ない。
【0012】
そこで、本発明は、選択セルでのプログラム時または消去時に、非選択セクタ中の非選択セルの他、選択セクタ中の非選択セルにおいても、データがディスターブされることを回避しながら、しかもコントロールゲート線の選択ゲート回路を要せずに高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、コントロールゲート線の選択ゲート回路を不要とすることで電圧降下を回避して、消費電力を低減することができる不揮発性半導体装置を提供することにある。
【0014】
本発明のさらに他の目的は、コントロールゲート線を短くして負荷を低減することで、特にデータリード動作を高速化し、消費電力を低減することができる不揮発性半導体装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様に係る不揮発性半導体装置は、1つのワードゲートと、第1,第2のコントロールゲートにより制御される第1,第2の不揮発性メモリ素子とを有するツインメモリセルを、列方向及び行方向にそれぞれ複数配列してなるメモリセルアレイ領域と、
前記メモリセルアレイ領域内の前記複数のツインメモリセルの各々の前記第1,第2のコントロールゲートを駆動するコントロールゲート駆動部と、
を有し、
前記メモリセルアレイ領域は、前記方向で分割された複数のセクタ領域を有し、
前記複数のセクタ領域の各々は、前記方向で分割された複数のブロック領域を有し、
前記コントロールゲート駆動部は、前記複数のブロック領域の各一つにそれぞれ対応する複数のコントロールゲートドライバを有し、前記複数のコントロールゲートドライバの各々は、対応する一つのブロック領域内の前記第1,第2のコントロールゲートの電位を、他のブロック領域とは独立して設定可能であることを特徴とする。
【0016】
本発明の一態様によれば、選択セクタ内のある一つの選択ブロック領域内のツインメモリセルの一方の選択セルについて例えばプログラムする際には、その選択ブロック領域内のツインメモリセル(選択セル及び非選択セルを含む)のコントロールゲート電位のみを、対応するコントロールゲートドライバによってプログラム電位とすることができる。選択セクタ内及び非選択セクタ内の非選択ブロック領域では、それに対応するコントロールゲートドライバによって、プログラム電位以外の電位に設定できるので、非選択のブロック領域内のセルにてデータがディスターブされることがない。しかもこのことは、コントロールゲート線のための選択ゲート回路を用いずに達成できるため、メモリセルを高集積化することができる。また、コントロールゲート線の選択ゲート回路での電圧降下も生じないので、低電圧駆動が可能となり、特に携帯機器のメモリとして有効に利用できる。
【0017】
データプログラムは例えば1バイト単位等で実施されるため、選択ブロック内の非選択セルにも高電位は印加される。ただし、データプログラムの前には必ずその選択ブロックを含むセクタ内が一括消去され、しかもデータ消去後に同一ブロック領域内をプログラムする回数は限られているので、ディスターブの虞は低減する。
【0018】
本発明の一態様において、複数のブロック領域の各々に、第1〜第4のコントロールゲート線を設けることができる。この第1〜第4のコントロールゲート線の各々は、方向で隣接する一方のツインメモリセルの第1のコントロールゲートと他方のツインメモリセルの第2のコントロールゲートとをそれぞれ接続するコントロールゲート線を、3本置きに共通接続して形成できる。この場合、複数のブロック領域の各々は、前記第1〜第4のコントロールゲート線をそれぞれ駆動する第1〜第4のコントロールゲートドライバを有する。
【0019】
本発明の対象となるツインメモリセルを駆動するには、リードまたはプログラム時に選択されたツインメモリセルの一方の選択セル(不揮発性メモリ素子)と他方の対向セル(不揮発性メモリ素子)のコントロールゲートにそれぞれ所定の電圧を印加すると共に、その選択されたツインメモリセルと方向で隣接する非選択のツインメモリセルのコントロールゲートには非選択用のオフ電圧を供給する必要がある。このため、4つのコントロールゲートドライバを各ブロック領域毎に設ければよい。
【0020】
複数のコントロールゲートドライバは、複数のブロック領域の各々と方向にて隣接するローカルドライバ領域に配置することができる。こうすると、コントロールゲート線の長さを短くでき、それによりコントロールゲート線の負荷を低減できる。従って、特にデータリード動作を消費電力を低減しながら高速化することができる。
【0021】
ローカルドライバ領域には、ブロック領域内にて方向に沿って配列されたツインメモリセルのワードゲートに共通接続されたワード線を駆動するワード線ドライバを設けることができる。ワード線を他のセクタと共用してもディスターブの問題は生じないが、上記のようにするとワード線を短くしてその負荷を低減することで、高速動作が可能となる。
【0022】
複数のブロック領域の各々には、前記方向に沿って延びる複数のサブビット線を設け、複数のブロック領域に亘ってそれぞれ方向に沿って延在形成され、複数のブロック領域内の複数のサブビット線の各々に共通接続される複数のメインビット線が設けることができる。この場合、複数のメインビット線の各々と、複数のサブビット線の各々との共通接続箇所に、接続/非接続をそれぞれ選択する複数のビット線選択スイッチング素子が設けられる。本発明の一態様では、ビット線を他のブロック領域と共用してもディスターブはかからないが、ブロック領域毎にビット線選択スイッチング素子を介してサブビッ線を選択すれば、ビット線の負荷を低減して高速動作が可能となる。
【0023】
ローカルドライバ領域には、ブロック領域内に配置されたビット線選択スイッチング素子を駆動するビット線選択ドライバを設けることができる。こうすると、さらに動作の高速化が図られる。
【0024】
ローカルドライバ領域は、奇数番目のセクタ領域内のブロック領域と偶数番目のセクタ領域内のブロック領域とを方向にて挟んだ両側にそれぞれ設けることができる。
【0025】
この場合、複数のワード線を、奇数番目のセクタ領域内のブロック領域と偶数番目のセクタ領域内のブロック領域とに亘って延長形成し、2セクタでワード線を共用することができる。
【0026】
この場合、奇数番目のセクタ領域内のブロック領域と隣接するローカルドライバ領域には、2セクタで共用される複数のワード線の一部を駆動する第1のワード線ドライバが設け、偶数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と隣接するローカルドライバ領域には、2セクタで共用される複数のワード線の他の一部を駆動する第2のワード線ドライバが設けることができる。こうすると、一つのローカルドライバ領域に配置されるワード線ドライバの数が低減するので、レイアウトが容易となる。
【0027】
また、第1,第2のワード線ドライバの各々には、2セクタで共用される複数のワード線のうち、方向にて1本置きに配列された半数のワード線がそれぞれ接続することができる。こうすると、ローカルドライバ領域にて配置されるワード線ドライバの第1の方向での配列ピッチを2倍にすることができ、配線レイアウトが容易となる。
【0028】
また、奇数番目のセクタ領域内のブロック領域と偶数番目のセクタ領域内のブロック領域とにそれぞれ配置された複数のサブビット線のうち、方向にて1本置きに配置された半数のサブビット線に複数の第1のビット線選択スイッチング素子を接続し、残りの半数のサブビット線に複数の第2のビット線選択スイッチング素子を接続することができる。そして、奇数番目のセクタ領域内のブロック領域と隣接するローカルドライバ領域には、複数の第1のビット線選択スイッチング素子を駆動する第1のビット線選択ドライバを設け、偶数番目のセクタ領域内のブロック領域と隣接するローカルドライバ領域には、複数の第2のビット線選択スイッチング素子を駆動する第2のビット線選択ドライバを設けることができる。このようにすると、第1,第2のビット線選択ドライバを2セクタで共用できる。
【0029】
なお、第1,第2の不揮発性メモリ素子の各々は、酸化膜(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)からなるONO膜を電荷のトラップサイトとして有することができるが、これに限らず他の構造を採用することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0031】
(ツインメモリセル構造)
図1は不揮発性半導体記憶装置の一断面を示している。図1において、1つのツインメモリセル100は、P型ウェル102上にゲート酸化膜を介して例えばポリシリコンを含む材料から形成されるワードゲート104と、第1,第2のコントロールゲート106A,106Bと、第1,第2のメモリ素子(MONOSメモリ素子)108A,108Bとを有する。
【0032】
第1,第2のコントロールゲート106A,106Bは、ワードゲート104の両側壁に形成され、ワードゲート104とはそれぞれ電気的に絶縁されている。
【0033】
第1,第2のメモリ素子108A,108Bの各々は、MONOSのM(金属)に相当するポリシリコンにて形成される第1,第2のコントロールゲート106A,106Bの一つと、P型ウェル102との間に、酸化膜(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)を積層することで構成される。なお、第1,第2のコントロールゲート106A,106Bは、シリサイドなどの導電材で構成することもできる。
【0034】
このように、1つのツインメモリセル100は、スプリットゲート(第1,第2のコントロールゲート106A,106B)を備えた第1,第2のMONOSメモリ素子108A,108Bを有し、第1,第2のMONOSメモリ素子108A,108Bにて一つのワードゲート104を共用している。
【0035】
この第1,第2のMONOSメモリ素子108A,108Bは、それぞれ電荷のトラップサイトとして機能する。第1,第2のMONOSメモリ素子108A,108Bの各々は、ONO膜109にて電荷をトラップすることが可能である。
【0036】
図1に示すように、行方向(図1の第2の方向B)に間隔をおいて配列された複数のワードゲート104は、ポリサイドなどで形成される1本のワード線WLに共通接続されている。
【0037】
また、図1に示すコントロールゲート106A,106Bは、列方向(図1の紙面に垂直な第1の方向A)に沿って延び、列方向に配列される複数のツインメモリセル100にて共用される。よって、符号106A,106Bをコントロールゲート線とも称する。
【0038】
ここで、[i]番目のツインメモリセル100[i]のコントロールゲート線106Bと、[i+1]番目のツインメモリセル100[i+1]のコントロールゲート線106Aとには、例えばワードゲート,コントロールゲート,ワード線よりも上層の金属層で形成されるサブコントロールゲート線SCG[i+1]が接続されている。
【0039】
P型ウェル102には、[i]番目のツインメモリセル100[i]のMONOSメモリ素子108Bと、[i+1]番目のツインメモリセル100[i+1]のMONOSメモリ素子108Aとに共用される[i+1]番目の不純物層110[i+1]が設けられている。
【0040】
これらの不純物層110[i],[i+1],[i+2]は例えばP型ウェル内に形成されるn型不純物層で、列方向(図1の紙面に垂直な第1の方向A方向)に沿って延び、列方向に配列される複数のツインメモリセル100にて共用されるサブビット線として機能する。よって、符号110[i],[i+1],[i+2]などをサブビット線SBL[i],[i+1],[i+2]とも称する。
【0041】
(不揮発性半導体記憶装置の全体構成)
上述のツインメモリセル100を用いて構成される不揮発性半導体記憶装置の全体構成について、図2(A)〜図2(E)を参照して説明する。
【0042】
図2(A)は1チップの不揮発性半導体記憶装置の平面レイアウト図であり、メモリセルアレイ領域200とグローバルワード線デコーダ201とを有する。メモリセルアレイ領域200は、例えば計64個の第0〜第63のセクタ領域210を有する。
【0043】
64個のセクタ領域210は、図2(A)に示すようにメモリセルアレイ領域200を第2の方向(行方向)Bでそれぞれ分割したもので、各セクタ領域210は第1の方向(列方向)Aを長手方向とする縦長形状を有する。データ消去の最小単位がセクタ領域210であり、セクタ領域210内の記憶データは一括してまたは時分割で消去される。
【0044】
メモリアレイ領域200は、例えば4K本のワード線WLと、4K本のビット線BLとを有する。ここで、本実施の形態では1本のビット線BLに2つのMONOSメモリ素子108A,108Bが接続されるため、4K本のビット線BLは8Kbitの記憶容量を意味する。各セクタ領域210の記憶容量はメモリ全体の記憶容量の1/64であり、(4K本のワード線WL)×(64本のビット線BL)×2で定義される記憶容量を有する。
【0045】
図2(B)は、図2(A)に示す不揮発性半導体記憶装置の隣り合う2つの第0及び第1のセクタ領域210の詳細を示している。図2(B)に示すように、2つのセクタ210の両側に、ローカルドライバ領域(ローカルコントロールゲートドライバ、ローカルビット線選択ドライバ及びローカルワード線ドライバを含む)220A,220Bが配置されている。また、2つのセクタ210と2つのローカルドライバ領域220A,220Bの例えば上辺には、セクタ制御回路222が配置されている。
【0046】
各セクタ領域210は第2の方向にて分割され、16ビットのデータをリード・ライト可能にI/O0〜I/O15用の16個のメモリブロック(入出力ビットに対応したメモリブロック)214を有している。各メモリブロック214は、図2(B)に示すように、4K(4096)本のワード線WLを有する。
【0047】
図2(C)に示すように、図2(B)に示す一つのセクタ領域210は、第1の方向Aにて8個のラージブロック212に分割されている。この各ラージブロック212は、図2(D)に示すように、第1の方向Aにて8個のスモールブロック215に分割されている。
【0048】
各スモールブロック215は、図2(E)に示すように、64本のワード線WLを有する。
【0049】
(セクタ領域の詳細)
図3は、図2(A)に示すセクタ領域0の詳細を示している。図3に示すスモールメモリブロック216は、図4に示すように、ツインメモリセル100を列方向に例えば64個、行方向に例えば4個配列したものである。一つのスモールメモリブロック216には、例えば4本のサブコントロールゲート線SCG0〜SCG3と、データの入出力線である4本のサブビット線SBL0〜SBL3と、64本のワード線WLとが接続されている。
【0050】
ここで、偶数のサブコントロールゲート線SCG0,SCG2には、偶数列(第0列または第2列)の複数のツインメモリセルの各々の第2のコントロールゲート106Bと奇数列(第1列または第3列)の複数のツインメモリセルの各々の第1のコントロールゲート106Aとが共通接続されている。同様に、奇数のサブコントロールゲート線SCG1,SCG3には、奇数列(第1列または第3列)の複数のツインメモリセルの各々の第2のコントロールゲート106Bと偶数列(第2列または第4列)の複数のツインメモリセルの各々の第1のコントロールゲート106Aとが共通接続されている。
【0051】
図3に示すように、一つのメモリブロック214内にはスモールメモリブロック216が列方向に64個配列され(この一群がスモールブロック215となる)、16ビットの入出力を行うために、16個のI/O0〜I/O15に対応した16個のメモリブロック214が行方向に配列されている。
【0052】
行方向に配列された16個のスモールメモリブロック216の16本のサブコントロールゲート線SCG0が、行方向にメインコントロールゲート線MCG0に共通接続されている。同様に、16本のサブコントロールゲート線SCG1はメインコントロールゲート線MCG1に、16本のサブコントロールゲート線SCG2はメインコントロールゲート線MCG2に、16本のサブコントロールゲート線SCG3はメインコントロールゲート線MCG3にそれぞれ共通接続されている。
【0053】
このセクタ領域0内の各スモールブロック215には、コントロールゲート駆動部であるCGドライバ300−0〜300−63の一つがそれぞれ設けられている。この各CGドライバ300−0〜300−63には、行方向に延びる上述の4本のメインコントロールゲート線MCG0〜MCG3が接続されている。
【0054】
図5は、相隣り合うセクタ領域0とセクタ領域1にそれぞれ属する2つのスモールブロック215の関係を示している。セクタ領域0とセクタ領域1とでは64本のワード線WL0〜WL63が共用されるが、メインコントロールゲート線MCG0〜MCG3及びメインビット線MBLはそれぞれ独立して設けられている。特に図5では、セクタ領域0内のスモールブロック215に対応するCGドライバCGDRV0〜3と、セクタ領域1内のスモールブロック215に対応するCGドライバCGDRV0〜3とが示され、CGドライバはスモールブロック215毎に独立して設けられている。
【0055】
スモールブロック215毎に配置された各サブビット線SBL0(不純物層)は、金属配線であるメインビット線MBLに共通接続されている。このメインビット線MBLは、列方向(第1の方向A)に配列されたスモールメモリブロック216間で共有されている。このメインビット線MBLからスモールメモリブロック内の各サブビット線SBL0に至る各経路途中には、ビット線選択スイッチング素子であるビット線選択ゲート217A,217Bが配置されている。なお、例えば 奇数本目のサブビット線SBLには上述のビット線選択ゲート217Aがそれぞれ接続されるのに対して、偶数本目のサブビット線SBLにはビット線選択ゲート217Bが接続されている。
【0056】
隣り合う2つの第0,第1のセクタ領域210内の2つのスモールブロック215及びその両側のローカルドライバ領域220A,220Bの詳細を図6に示す。図6に示すように、左側のローカルドライバ領域220Aには、図5に示す4つのローカルコントロールゲート線ドライバCGDRV0〜CGDRV3が配置されている。同様に、右側のローカルドライバ領域220Bには、図5に示す4つのローカルコントロールゲート線ドライバCGDRV0〜CGDRV3が配置されている。
【0057】
また、左側のローカルドライバ領域220Aには、セクタ0,1内の偶数番目のワード線WL0,2,…62を駆動するローカルワード線ドライバWLDRV0,…WLDRV62が配置されている。右側のローカルドライバ領域220Bには、セクタ0,1内の奇数番目のワード線WL1,3,…63を駆動するローカルワード線ドライバWLDRV1,…WLDRV63が配置されている。
【0058】
さらに、図5及び図6に示すように、右側のローカルドライバ領域220Bには、セクタ0,1の例えば奇数番目のサブビット線SBLに接続されたビット線選択ゲート217Aを駆動するローカルビット線ドライバBSDRV1が配置されている。左側のローカルドライバ領域220Aには、セクタ0,1の例えば偶数番目のサブビット線SBLに接続されたビット線選択ゲート217Bを駆動するローカルビット線ドライバBSDRV0が配置されている。
【0059】
(セクタ0,1の駆動回路)
次に、図7を参照してセクタ0,1内の各スモールブロック215内のツインメモリセルを駆動する回路について説明する。
【0060】
まず、セクタ0〜63に共用される構成として、プリデコーダ400と、64個のグローバルデコーダ402−0〜402−63と、Yデコーダ404とが設けられている。
【0061】
プリデコーダ400は、選択対象の不揮発性メモリ素子(選択セル)を特定するアドレス信号A[20−0]をデコードするものである。このアドレス信号A[20−0]の意味付けを下記の表1に示す。
【0062】
【表1】
Figure 0003640176
【0063】
表1に示すように、上位のアドレス信号A[20−15]で64セクタの中の一つのセクタが選択され、中位のアドレス信号A[14−12]で図4に示す一つのスモールメモリブロック216内の4セル(8ビット)の中の1ビットが選択され、下位のアドレス信号A[11−0]で一つのセクタ内の4096本の中の1本のワード線WLが選択される。また、アドレス信号A[11−9]で一つのセクタ内に存在する8つのラージブロック212の中の一つが選択され、アドレス信号A[8−6]で一つのラージブロック212内に存在する8つのスモールブロック215の中の一つが選択され、アドレス信号A[5−0]で一つのスモールブロック215内に存在する64本のワード線WLの中の1本が選択される。
【0064】
64個のグローバルデコーダ402−0〜402−63は、下位のアドレス信号A[11−0]をプリデコーダ400にてプリデコードした結果に基づいて、64本のグローバルワード線GWL[0]〜GWL[63]をアクティブとする。なお、データリード時とデータプログラム時では1本のグローバルワード線GWLのみがアクティブ(Vdd)とされる。データイレース時で、一つのセクタ内を一括して消去する際には64本のグローバルワード線GWLが全てアクティブ(Vdd)とされる。このことにより、一つのセクタ内の全てのワード線WLが選択されて、消去用のワード線電圧が供給される。
【0065】
Yデコーダ404は、Yパス選択ドライバ410を介してYパス回路412を駆動して、スモールブロック215内の選択されたビット線を、後段のセンスアンプまたはビット線ドライバに接続するものである。
【0066】
図5及び図6にて既に説明した通り、図7の各スモールブロック215の左右には、ローカルドライバ領域220A,220Bが設けられている。
【0067】
セクタ0,1内の例えば第1行目のスモールメモリブロック0を例に挙げれば、その左側のローカルドライバ領域220Aには、セクタ0内の4本のメインコントロールゲート線MCGを駆動するコントロールゲート線ドライバCGDRV[3−0]と、セクタ0,1内の偶数本目の31本のワード線WLを駆動するワード線ドライバWLDRV[31−0]と、セクタ0,1内の偶数本目のサブビット線SBLに接続されたビット線選択トランジスタ217Bを駆動するビット線選択ドライバBSDRV[0]が配置されている。右側のローカルドライバ領域220Bには、セクタ1内の4本のメインコントロールゲート線MCGを駆動するコントロールゲート線ドライバCGDRV[3−0]と、セクタ0,1内の奇数本目の31本のワード線WLを駆動するワード線ドライバWLDRV[63−32]と、セクタ0,1内の奇数本目のサブビット線SBLに接続されたビット線選択トランジスタ217Aを駆動するビット線選択ドライバBSDRV[1]が配置されている。
【0068】
次に、セクタ0,1の例えば上辺に配置されたセクタ制御回路222の詳細について、図7を参照して説明する。
【0069】
セクタ0,1にそれぞれ対応して設けられた2つのコントロールゲート電圧制御回路EOCTLは、プリデコーダ400からのプリデコード出力に基づき、VP1及びVP2のいずれかの電位に設定される2種類のコントロールゲート用高電圧VPCG[1:0]を出力する。すなわち、一方のコントロールゲート用高電圧VPCG[0]がVP1であれば、他方のコントロールゲート用高電圧VPCG[1]はVP2となる。
【0070】
ここで、電圧VP1,VP2は図示しない昇圧回路(チャージポンプ)にて生成され、モードによって異なる昇圧電圧に設定されている。例えば、データリード時であればVP1=1.5V,VP2=3Vとなる。一方、データプログラム時であればVP1=5.5V,VP2=2.5Vとなる。
【0071】
図8に、コントロールゲート電圧制御回路EOCTLのうち、コントロールゲート用高電圧VPCG[0]を出力する回路の一例を示す。図8において、プリデコード出力がHIGHであれば、P型MOSトランジスタ420がオフ、P型MOSトランジスタ422がオンして、コントロールゲート用高電圧VPCG[0]としてVP2が出力される。逆に、プリデコード出力がLOWであれば、P型MOSトランジスタ420がオン、P型MOSトランジスタ422がオフして、コントロールゲート用高電圧VPCG[0]としてVP1が出力される。
【0072】
セクタ0,1にそれぞれ対応して設けられた2つのプリコントロールゲート線ドライバPCGDRVは、プリデコーダ400からのプリデコード出力に基づき、セクタ0,1内の各スモールブロック215に対応して設けられた4つのコントロールゲート線ドライバCGDRV0〜3のいずれかをアクティブとするドライバ選択信号PCG[3:0]を出力する。
【0073】
ここで、セクタ0内のスモールブロック0〜63に対応して設けられたコントロールゲート線ドライバCGDRV[3:0]〜CGDRV[255:252]を図9に示す。
【0074】
図9において、コントロールゲート用高電圧VPCG[0]は、コントロールゲート線ドライバCGDRV0,2に入力され、コントロールゲート用高電圧VPCG[1]は、コントロールゲート線ドライバCGDRV1,3に入力される。
【0075】
また、ドライバ選択信号PCG[3:0]の各々は、対応するコントロールゲート線ドライバCGDRV0−3の一つにそれぞれ入力される。
【0076】
コントロールゲート線ドライバCGDRV0を例に挙げれば、グローバルワード線信号GWL[0]がHIGHであって、ドライバ選択信号PCG[0]がHIGHである場合に限り、コントロールゲート線ドライバCGDRV0より、VP1またはVP2のコントロールゲート用高電圧VPCG[0]が出力される。他の場合には、コントロールゲート線ドライバCGDRV0の出力は0Vとなる。この動作は、他のコントロールゲート線ドライバでも同様である。
【0077】
セクタ0,1にそれぞれ対応して設けられた2つのプリコントロールゲート用負電圧供給回路VNCGは、プリデコーダ400からのプリデコード出力に基づき、データイレース時にコントロールゲートに印加される負電圧VNCG(例えば−3V)を、セクタ0,1内の各スモールブロック215に対応して設けられた4つのコントロールゲート線ドライバCGDRV0〜3に供給する。
【0078】
図9ではデータイレース時に負電圧VNCGを供給する回路は省略されているが、データイレース時にはセクタ内の全てのスモールブロック215内のコントロールゲートに負電圧VNCGを供給して、セクタ毎に一括消去が可能である。
【0079】
セクタ0,1に共通して設けられた2セクタ制御回路SEC2CTLは、セクタ0,1内の各スモールブロック215に対応して設けられたワード線ドライバWLDRVを選択する信号XA[7:0],XB[3:0],XB[7:4]を出力し、さらにビット線選択ドライバBSDRVを駆動する電圧VPBS[1:0]を出力するものである。
【0080】
ここで、ワード線ドライバを選択する信号XA[7:0]とは、アドレス信号A[2:0]に対応し、8ビットの信号により、ワード線が共有されるセクタ0,1の各々一つのスモールブロック215の中の一つのワード線ドライバWLDRVを選択するものである。一方、選択信号XB[7:0]とは、アドレス信号A[5:3]に対応している。そして、4ビットの選択信号XB[3:0]により、一つのスモールブロック215に対応する64個のワード線ドライバWLDRV[63−0]の中から、偶数番目のワード線WLに接続されたワード線ドライバWLDRV8個ずつ選択される。他の4ビットの選択信号XB[7:4]により、一つのスモールブロック215に対応する64個のワード線ドライバWLDRV[63−0]の中から、奇数番目のワード線WLに接続されたワード線ドライバWLDRVが8個ずつ選択される。
【0081】
図10のワード線ドライバWLDRV[0]を例に挙げれば、GWL[0],XA[0]及びXB[0]の全てがアクティブとなったときに、ワード線WL[0]に電位VPWLを供給し、それ以外の時には接地電位を供給する。電位VPWLとしては、書き込み時には書き込み電位となり、読み出し時には読み出し電位となる。
【0082】
次に、2セクタ制御回路SEC2CTLから出力されるビット線選択用高電圧VPBS[1:0]について説明する。
【0083】
この2セクタ制御回路SEC2CTLは、図11に示すように、図8に示すコントロールゲート電圧制御回路EOCTLと同様な構成を有するビット線選択電圧制御回路430を有している。
【0084】
図11は、ビット線選択用高電圧VPBS[0]を出力するビット線選択電圧制御回路430の一例を示す。図11において、プリデコード出力がHIGHであれば、P型MOSトランジスタ432がオフ、P型MOSトランジスタ434がオンして、ビット線選択用高電圧VPBS[0]としてVP2が出力される。逆に、プリデコード出力がLOWであれば、P型MOSトランジスタ432がオン、P型MOSトランジスタ434がオフして、ビット線選択用高電圧VPBS[0]としてVP1が出力される。
【0085】
なお、これらの電圧VP1,VP2も上述した昇圧回路にて、各モードに対応して生成されている。すなわち、データリード時には例えばVP1=Vdd(1.5V),VP2=4.5Vであり、データプログラム時及びデータイレース時には例えばVP1=VP2=8Vである。
【0086】
ここで、セクタ0内のスモールブロック0に対応して設けられたビット線選択ドライバBSDRV[0]を図12に示す。
【0087】
図12において、ビット線選択用用高電圧VPBS[0]とグローバルワード線信号GWL[0]とが、ビット線選択ドライバBSDRV[0]に入力される。グローバルワード線信号GWL[0]がHIGHであれば、ビット線選択ドライバBSDRV[0]より、VP1またはVP2のビット線選択用高電圧VPBS[0]が出力される。他の場合には、ビット線選択ドライバBSDRV[0]の出力は0Vとなる。この動作は、他のビット線選択ドライバでも同様である。
【0088】
(動作説明)
ここで、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置でのデータ読み出し、データプログラム及びデータ消去動作について説明する。
【0089】
以下の説明において、選択ブロック(Selected Block)、非選択の対向ブロック(Opposite Block)及び非選択ブロック(Unselected Block)なる用語を用いる。これらはスモールブロック215の呼び名の種類である。選択ブロックとは、図13に示すように、例えば一対のセクタ0,1を例に挙げれば、例えばセクタ0内にて選択された一つのスモールブロック215を意味する。非選択の対向ブロックとは、セクタ0と隣接するセクタ1内のスモールブロック215であって、選択ブロックと隣接するスモールブロック215を意味する。非選択ブロックとは、セクタ0,1内の選択ブロック及び対向ブロック以外の全てのスモールブロック215を意味する(セクタ2〜63も含む)。
【0090】
また、リード時またはプログラム時の選択ブロック内には、選択されたツインメモリセル(Selected Twin Memory Cell:選択されたツインメモリセル100)と非選択セル(Unselected Twin Memory Cell:選択されなかったツインメモリセル100)とがある。さらに、選択されたツインメモリセルには、選択セル(Selected Cell)のメモリ素子108Aまたは108Bと、対向セル(Opposite Cell)のメモリ素子108Bまたは108Aとがある。
【0091】
以上のような定義の下で、リード時、プログラム時及び消去(イレーズ)時のコントロールゲート線CG、ビット線BL及びワード線WLの各電位を、下記の表2及び表3に示す。
【0092】
【表2】
Figure 0003640176
【0093】
【表3】
Figure 0003640176
【0094】
以下、表2及び表3に基づいて、各モードの動作について説明する。
【0095】
(メモリセルからのデータ読み出し)
一つのツインメモリセル100は、図14に示すように、ワードゲート104により駆動されるトランジスタT2と、第1,第2のコントロールゲート106A,106Bによりそれぞれ駆動されるトランジスタT1,T3とを直列に接続したものと模式化することができる。
【0096】
ツインメモリセル100の動作を説明するに際して、図15に示すように、例えばセクタ0中のある選択ブロック(選択されたスモールブロック215)内にて隣接する4つのツインメモリセル100[i−1],[i],[i+1],[i+2]の各所の電位の設定についてまず説明する。図15は、ワード線WL1に接続されたツインメモリセル100[i]のワードゲート104の右側のMONOSメモリ素子108B(選択セル)からのデータをリバースリードモードで読み出す場合について説明する図であり、図16はその時の選択ブロックでの電圧設定を示している。
【0097】
ここで、リバースリードとは、ツインメモリセル100[i]の右側の選択セル108Bに接続されたビット線BL[i+1]をソースとし、ツインメモリセル100[i]の対向セル108Aに接続されたビット線BL[i]をドレインとして、ビット線BL[i]に流れる電流をセンシングしてデータリードを行うものである。
【0098】
なお、本発明はフォワードリードにも適用することができる。フォワードリードの場合には、ツインメモリセル100[i]の右側の選択セル108Bに接続されたビット線BL[i+1]をドレインとし、ツインメモリセル100[i]の対向セル108Aに接続されたビット線BL[i]をソースとして、ビット線BL[i+1]に流れる電流をセンシングしてデータリードが行われる。
【0099】
以下、リバースリードを例に挙げてそのリード動作を説明する。この場合、ツインメモリセル100[i]と同じ行にあるワードゲートWL1に読み出し用ワード線選択電圧としてVdd(例えば1.5V)を印加して、その行の各トランジスタT2をオンさせる。また、ツインメモリセル100[i]の左側(対向セル)のコントロールゲート106Aに、サブコントロールゲート線SCG[i]を介してオーバライド電圧(図8のVP2=例えば3V)を印加して、MONOSメモリ素子108Aに相当するトランジスタT1をオンさせる。ツインメモリセル100[i]の右側のコントロールゲート106Bの電圧VCGとして、読み出し電圧Vread(図8のVP1=例えば1.5V)を印加する。
【0100】
このとき、ワードゲート104の右側のMONOSメモリ素子108B(選択セル)に電荷が蓄積されていたか否かで、MONOSメモリ素子108Bに相当するトランジスタT3の動作は以下のように分かれる。
【0101】
図17は、ツインメモリセル100[i]の右側(選択セル側)のコントロールゲート106Bへの印加電圧と、それによって制御されるMONOSメモリ素子108B(選択セル)に相当するトランジスタT3のソース−ドレイン間に流れる電流Idsとの関係を示している。
【0102】
図17に示すように、MONOSメモリ素子108B(選択セル)に電荷が蓄積されていない場合には、コントロールゲート電圧VCGが低いしきい値電圧Vlowを超えると電流Idsが流れ始める。これに対して、MONOSメモリ素子108B(選択セル)に電荷が蓄積されている場合には、選択サイドのコントロールゲート電位VCGが高いしきい値電圧Vhighを超えない限り電流Idsが流れ始めない。
【0103】
ここで、データ読み出し時に選択サイドのコントロールゲート106Bに印加される電圧Vreadは、2つのしきい値電圧Vlow,Vhighのほぼ中間電圧に設定されている。
【0104】
従って、MONOSメモリ素子108B(選択セル)に電荷が蓄積されていない場合には電流Idsが流れ、MONOSメモリ素子108B(選択セル)に電荷が蓄積されている場合には電流Idsが流れないことになる。
【0105】
ここで、図16に示すように、データ読み出し時には対向セルに接続されたビット線BL[i](不純物層110[i])をセンスアンプに接続し、他のビット線BL[i−1],[i+1],[i+2]の電位VD[i−1],[i+1],[i+2]を0Vにそれぞれ設定しておく。こうすると、MONOSメモリ素子108B(選択セル)に電荷が蓄積されていない場合には電流Idsが流れるため、オン状態のトランジスタT1,T2を介して、対向サイドのビット線BL[i]に例えば25μA以上の電流が流れる。これに対し、MONOSメモリ素子108B(選択セル)に電荷が蓄積されている場合には電流Idsが流れないため、トランジスタT1,T2がオン状態であっても、対向セルに接続されたビット線BL[i]に流れる電流は例えば10nA未満となる。よって、対向サイドのビット線BL[i]に流れる電流をセンスアンプにて検出することで、ツインメモリセル100[i]のMONOSメモリ素子108B(選択セル)からのデータ読み出しが可能となる。
【0106】
なお本実施の形態では、図16に示すように、ビット線BL[i],[i+2]にはビット線選択トランジスタ(n型MOSトランジスタ)217Aが、ビット線BL[i−1],[i+1]にはビット線選択トランジスタ217Bが接続されている。
【0107】
これらの選択トランジスタ217A,127Bはサイズの関係で電流駆動能力を高く確保することは困難であり、本実施の形態では例えばチャネル幅W=0.9μm、チャネル長L=0.8μmとなっている。
【0108】
センスアンプに接続されるビット線BL[i]には上述の電流を確保する必要上、ビット線選択トランジスタ217Aのゲート電圧BS0を、図11に示す回路により例えば4.5V(=VP2)の高電圧に設定している。
【0109】
一方、図16の選択サイドのMONOSメモリ素子108Aのソース側の電圧は0Vに近い電圧(数十〜百mV程度)となる。このため、ビット線選択トランジスタ217Bのバックゲートの影響は少ないので、そのゲート電圧BS1を、図11と同様な回路によりVdd(=VP1)に設定している。このゲートには4.5Vを供給しなくてもよいので、4.5Vの電圧を生成する図示しない昇圧回路(チャージポンプ)の負荷を少なくできる。
【0110】
なお、図16において、選択セルをツインメモリセル100[i]の左側の不揮発性メモリ素子108Aとしたときには、リバースリードではビット線BL[i]がソースとなり、対向セル108Bに接続されるビット線BL[i+1]がセンスアンプに接続されるドレインとなる。よって、この場合には、ビット線選択トランジスタ217Aのゲート電圧BS0をVddとし、ビット線選択トランジスタ217Bのゲート電圧BS1を4.5Vに設定すればよい。
【0111】
なお、選択ブロック内の非選択セルについては、表2の通りの電圧設定となる。
【0112】
次に、セクタ0内の選択ブロックと対向するセクタ1内の対向ブロック(スモールブロック215)では、上述の表3の通りの電圧設定となり、その様子を図18に示す。図18において、各ワード線WLの電圧、ビット線選択トランジスタのゲート電圧は、セクタ0,1で共用されるため、図16に示す選択ブロック内と同じ設定となる。ビット線は全て0Vに設定される。
【0113】
選択ブロック及び対向ブロック以外であって、セクタ0〜63に存在する非選択ブロック(スモールブロック215)では、上述の表3の通りの電圧設定となり、その様子を図19に示す。
【0114】
この非選択ブロックでは、ビット線選択トランジスタ217A,217Bのゲート電圧、ワード線WL、コントロールゲート線CGのいずれもが0Vに設定される。ビット線選択トランジスタ217A,217Bがオフしているので、ビット線BLはフローティング状態となる。
【0115】
(メモリセルのプログラミング)
図20は、ワード線WL1に接続されたツインメモリセル100[i]のワードゲード104の右側のMONOSメモリ素子108B(選択セル)のデータプログラミングについて説明する図であり、図21は選択ブロック内の電圧設定の様子を示している。このデータプログラミング動作の前には、後述するデータ消去動作が実施されている。
【0116】
図20では、図15と同じく、サブコントロールゲート線SCG[i]の電位はオーバライド電位(図8のVP1=例えば2.5V)とされ、サブコントロールゲート線SCG[i−1],[i+2]の電位は0Vとされている。ここで、オーバライド電位とは、ツインメモリセル100[i]の左側のMONOSメモリ素子108A(選択セルとは反対側の対向セル)のプログラムの有無に拘わらず、MONOSメモリ素子108Aに相当するトランジスタT1をオンさせてプログラム電流を流すために必要な電位である。また、図21の各ワードゲート104の電位は、ワード線WL1により、電源電圧Vddより低い例えば1.0V程度のプログラム用ワード線選択電圧に設定される。また、ツインメモリセル100[i+1]の右側のコントロールゲート108B(選択セル)の電位は、サブコントロールゲート線SCG[i+1]を介して、プログラム用コントロールゲート電圧である図4に示す書き込み電圧Vwrite(図8のVP2=例えば5.5V)に設定される。
【0117】
次に、ビット線BLの電圧設定について、図22を参照して説明する。図22は、メインビット線MBLに接続されるYパス回路412の内部を概略的に示している。
【0118】
このYパス回路412内には、メインビット線MBLをセンスアンプまたはビット線ドライバに接続するための第1のトランジスタ501と、それ以外の経路に接続するための第2のトランジスタ502とが設けられる。第1,第2のトランジスタ501,502のゲートには相反する信号YS0,/YSOが入力される。
【0119】
第2のトランジスタ502のソースには、スイッチ503を介して電源電圧Vdd(1.8V)と、例えば5μAの定電流を流す定電流源504が設けられている。
【0120】
プログラム時には、図20及び図21のビット線BL[i+1]の電圧VD[i+1]は、図22の第1のトランジスタ501を介してビット線ドライバに接続されて、プログラム用ビット線電圧である例えば5Vに設定される。
【0121】
また、ビット線BL[i+2]は、図22の第2のトランジスタ502及びスイッチ503を介してVddに設定される。
【0122】
ビット線BL[i−1],[i]は共に、図22の第2のトランジスタ502及びスイッチ503を介して定電流源504に接続される。ただし、ビット線BL[i−1]に接続されたMONOSセルは、そのコントロールゲート線CG[i−1]が0Vのためオフしており、電流が流れないため定電流源504を介して0Vに設定される。
【0123】
こうすると、ツインメモリセル100[i]のトランジスタT1,T2がそれぞれオンして、ビット線BL[i]に向けて電流Idsが流れる一方で、MONOSメモリ素子108BのONO膜109にはチャンネルホットエレクトロン(CHE)がトラップされる。こうして、MONOSメモリ素子108Bのプログラミング動作が実施されて、データの「0」または「1」が書き込まれる。
【0124】
ここで、プログラム用ワード線選択電圧を約1Vでなく0.77V程度に設定し、ビット線BL[i]を0Vとする方法もある。本実施の形態では、プログラム用ワード線選択電圧を約1Vと上げてソース・ドレイン間電流を増やしながらも、プログラム時にビット線BL[i]に流れ込む電流を、定電流源504にて制限しているので、ビット線BL[i]の電圧を最適に(0〜1Vの範囲で本実施形態では0.7V程度)に設定でき、プログラム動作を最適に実施できるようにしている。
【0125】
上述の動作上、非選択のツインメモリセル100[i+1]の右側の不揮発性メモリ素子108Aのコントロールゲートにも5.5Vが印加される。このとき、ツインメモリセル100[i+1]の右側のコントロールゲートCG[i+2]を0Vとしているので、本来ツインメモリセル100[i+1]のソース・ドレイン間(ビット線間)には電流が流れない。しかし、ビット線BL[i+1]には5Vが印加されるので、ツインメモリセル100[i+1]のソース・ドレイン間(ビット線間)に高電界がかかると、パンチスルー電流が流れて、ライトディスターブが生じてしまう。そこで、ビット線BL[i+2]の電圧を0Vでなく、例えばVddとし、ソース・ドレイン間の電位差を小さくして、ライトディスターブを防止している。また、ビット線BL[i+2]の電圧を0Vを超える電圧、好ましくはプログラム時のワード線選択電圧と同等以上とすることで、メモリセル[i+1]のトランジスタT2をオンしにくくなるため、それによってもディスターブを防止することができる。
【0126】
また、ビット線BL[i+1]に5Vを供給する必要があるため、ビット線選択トランジスタ217Bのゲートには、図11と同様な回路によりVP1=VP2=8Vを印加している。一方、ビット線選択トランジスタ217Aのゲートにも同じく8V(図11のVP1=VP2=8V)を印加した。ビット線BL[i+2]に上述した理由でVddに設定する必要上、トランジスタ217AのゲートにもVddより高い電圧を印加する必要があるため、トランジスタ217Bのゲート電圧と同じ8Vを使用した。なお、ビット線選択トランジスタ217Aのゲート電圧は、Vdd+Vthより高ければよい。
【0127】
なお、選択ブロック内の非選択セルについては、表2の通りの電圧設定となる。
【0128】
次に、セクタ0内の選択ブロックと対向するセクタ1内の対向ブロック(スモールブロック215)では、上述の表3の通りの電圧設定となり、その様子を図23に示す。図23において、各ワード線WLの電圧、ビット線選択トランジスタのゲート電圧は、セクタ0,1で共用されるため、図20に示す選択ブロック内と同じ設定となる。ビット線は全て0Vに設定される。
【0129】
選択ブロック及び対向ブロック以外であって、セクタ0〜63に存在する非選択ブロック(スモールブロック215)では、上述の表3の通りの電圧設定となり、その様子を図24に示す。
【0130】
この非選択ブロックでは、ビット線選択トランジスタ217A,217Bのゲート電圧、ワード線WL、コントロールゲート線CGのいずれもが0Vに設定される。ビット線選択トランジスタ217A,217Bがオフしているので、ビット線BLはフローティング状態となる。
【0131】
ツインメモリセル100[i]の左側のMONOSメモリ素子108Aをプログラムするには、ツインメモリセル100[i−1],[i],[i+1]の各所の電位を、図25に示すように設定すればよい。
【0132】
(メモリセルのデータ消去)
図26は、セクタ0内の全メモリセルを一括してデータ消去するための概略説明図であり、図27にそのセクタ0の一部のメモリセルに対する設定電圧の様子が図示されている。
【0133】
図26では、各ワードゲート104の電位は、ワード線WLによって0Vに設定され、サブコントロールゲート線SCG[i−1],[i],[i+1],[i+2]によって、コントロールゲート106A,106Bの電位は例えば−1〜−3V程度の消去用コントロールゲート線電圧VNCGに設定される。さらに、ビット線BL[i−1],[i],[i+1],[i+2]の各電位は、ビット線選択トランジスタ217A,217B,ビット線ドライバにより例えば4.5〜5Vの消去用ビット線電圧に設定される。
【0134】
こうすると、各MONOSメモリ素子108A,108BのONO膜109にトラップされていた電子は、コントロールゲートに印加された消去用コントロールゲート電圧と、ビット線に印加された消去用ビット線電圧とで形成される電界により、トンネル効果により抜かれて消去される。これにより、複数のツインメモリセルにて同時にデータ消去が可能となる。なお、消去動作としては、上述のものとは異なり、ビットとなる不純物層の表面のバンド−バンドトンネリングによりホットホールを形成し、蓄えられていたエレクトロンを消去するものであっても良い。
【0135】
また、セクタ内を一括してデータ消去するものに限らず、時分割でデータ消去しても良い。
【0136】
次に、セクタ0内の選択ブロックと対向するセクタ1内の対向ブロック(スモールブロック215)では、上述の表3の通りの電圧設定となり、その様子を図28に示す。図28において、各ワード線WLの電圧、ビット線選択トランジスタのゲート電圧は、セクタ0,1で共用されるため、図24に示す選択ブロック内と同じ設定となる。ビット線は全て0Vに設定される。この対向ブロック内の各セルでは、コントロールゲート線CGとビット線BLとが共に0Vであるので、ディスターブが生ずることはない。
【0137】
選択ブロック及び対向ブロック以外であって、セクタ0〜63に存在する非選択ブロック(スモールブロック215)では、上述の表3の通りの電圧設定となり、その様子を図29に示す。
【0138】
この非選択ブロックでは、ビット線選択トランジスタ217A,217Bのゲート電圧、ワード線WL、コントロールゲート線CGのいずれもが0Vに設定される。ビット線選択トランジスタ217A,217Bがオフしているので、ビット線BLはフローティング状態となる。ただし、ビット線BLの電圧はほとんど0Vに近い電圧であるので、この非選択ブロック内のセルでもディスターブが生ずるとこはない。
【0139】
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0140】
例えば、不揮発性メモリ素子108A,108Bの構造については、MONOS構造に限定されるものではない。1つのワードゲート104と第1,第2のコントロールゲート106A,106Bにより、2箇所にて独立して電荷をトラップできる他の種々のツインメモリセルを用いた不揮発性半導体記憶装置に、本発明を適用することができる。
【0141】
また、上述の実施形態では、セクタ領域の分割数、ラージブロック、スモールブロックの分割数及びスモールメモリブロック内のメモリセル数については一例であり、他の種々の変形実施が可能である。ちなみに、ラージブロックの分割数を8としたのはメタル配線ピッチの制約から決められた。もしメタル配線ピッチを狭く出来れば、分割数をさらに増やすことができる。例えば16分割にすれば、1本のコントロールゲート線の負荷容量(ゲート容量)はさらに減るので、より高速駆動が可能となる。ただし、16分割とするとメインコントロールゲート線の数が増えるので、ライン&スペースを狭くするか、面積を増大させるしかない。また、コントロールゲートドライバの数も増えるので、その分面積が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置に用いられるメモリセルの断面図である。
【図2】図2(A)は図1に示す不揮発性半導体記憶装置全体の平面レイアウト図、図2(B)は図2(A)中の2つのセクタ領域の平面図、図2(C)は図2(B)中の一つのメモリブロックの平面図、図2(D)は図2(C)中の一つのラージブロックの平面図、図2(E)は図2(D)中の一つのスモールブロックの平面図である。
【図3】図2(B)に示す一つのセクタ領域の多数のスモールメモリブロックとその配線とを説明するための概略説明図である。
【図4】図3に示すスモールメモリブロックの回路図である。
【図5】図3に示すスモールブロックとローカルドライバ領域との関係を示す図である。
【図6】隣接する2セクタ中の2つのスモールブロックとローカルドライバ領域との関係を示す概略説明図である。
【図7】隣接する2セクタの周辺駆動回路を示すブロック図である。
【図8】図7に示すコントロールゲート電圧制御回路EOCTLの一例を示す回路図である。
【図9】図7に示すコントロールゲート線ドライバCGDRVの一例を示す回路図である。
【図10】図7に示すワード線ドライバWLDRVの一例を示す回路図である。
【図11】図7に示す2セクタ制御回路SEC2CTL中に含まれるビット線選択電圧制御回路430の一例を示す回路図である。
【図12】図7に示すビット線ドライバBSDRV[0]の一例を示す回路図である。
【図13】選択ブロック、それと対向する非選択の対向ブロック、及びその他の非選択ブロックを示す概略説明図である。
【図14】図1に示すメモリセルの等価回路図である。
【図15】図1に示す不揮発性半導体記憶装置でのデータ読み出し動作を説明するための概略説明図である。
【図16】データ読み出し時での選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図17】図1に示すメモリセルでのコントロールゲート電圧VCGとソース−ドレイン電流Idsとの関係を示す特性図である。
【図18】データ読み出し時での非選択の対向ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図19】データ読み出し時での対向ブロック以外の非選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図20】図1に示す不揮発性半導体記憶装置でのデータ書き込み(プログラム)動作を説明するための概略説明図である。
【図21】データプログラム時での選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図22】ビット線に接続されるYパス回路を概略的に示す回路図である。
【図23】データプログラム時での非選択の対向ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図24】データプログラム時での対向ブロック以外の非選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図25】図21とは異なる選択サイドのメモリ素子に対するデータプログラム時での選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図26】図1に示す不揮発性半導体記憶装置でのデータ消去動作を説明するための概略説明図である。
【図27】データ消去時での選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図28】データ消去時での非選択の対向ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図29】データ消去時での対向ブロック以外の非選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【符号の説明】
100 ツインメモリセル
102 P型ウェル
104 ワードゲート
106A,106B コントロールゲート(線)
108A,108B 不揮発性メモリ素子(MONOSメモリ素子)
109 ONO膜
110 不純物層(ビット線)
200 メモリセルアレイ領域
201 グローバルワード線デコーダ
210 セクタ領域
212 ラージブロック
214 メモリブロック
215 スモールブロック(ブロック領域)
216 スモールメモリブロック
217A,217B ビット線選択トランジスタ
220A,220B ローカルドライバ領域
300,301 CG(コントロールゲート)ドライバ
400 プリデコーダ
402−0〜402−63 グローバルデコーダ
404 Yデコーダ
410 Y選択ドライバ
412 Yパス回路
420,422,432,434 P型MOSトランジスタ
430 ビット線選択電圧制御回路
501 第1のトランジスタ
502 第2のトランジスタ
503 スイッチ
504 定電流源
WL ワード線
GWL グローバルワード線
BL ビット線
SBL サブビット線(不純物層)
MBL メインビット線
SCG サブコントロールゲート線
MCG メインコントロールゲート線
CGDRV コントロールゲート線ドライバ
WLDRV ワード線ドライバ
BSDRV ビット線選択ドライバ
EOCTL コントロールゲート電圧制御回路

Claims (12)

  1. 1つのワードゲートと、第1,第2のコントロールゲートにより制御される第1,第2の不揮発性メモリ素子とを有するツインメモリセルを、列方向及び行方向にそれぞれ複数配列してなるメモリセルアレイ領域と、
    前記メモリセルアレイ領域内の前記複数のツインメモリセルの各々の前記第1,第2のコントロールゲートを駆動するコントロールゲート駆動部と、
    を有し、
    前記メモリセルアレイ領域は、前記方向で分割された複数のセクタ領域を有し、
    前記複数のセクタ領域の各々は、前記方向で分割された複数のブロック領域を有し、
    前記コントロールゲート駆動部は、前記複数のブロック領域の各一つにそれぞれ対応する複数のコントロールゲートドライバを有し、前記複数のコントロールゲートドライバの各々は、対応する一つのブロック領域内の前記第1,第2のコントロールゲートの電位を、他のブロック領域とは独立して設定可能であることを特徴とする不揮発性半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記複数のブロック領域の各々には、第1〜第4のコントロールゲート線が設けられ、前記第1〜第4のコントロールゲート線の各々は、前記方向で隣接する一方の前記ツインメモリセルの前記第1のコントロールゲートと他方の前記ツインメモリセルの前記第2のコントロールゲートとをそれぞれ接続するコントロールゲート線を3本置きに共通接続したものであり、
    前記複数のブロック領域の各々は、前記第1〜第4のコントロールゲート線をそれぞれ駆動する第1〜第4のコントロールゲートドライバを有することを特徴とする不揮発性半導体装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記複数のコントロールゲートドライバは、前記複数のブロック領域の各々と前記方向にて隣接するローカルドライバ領域に配置されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 請求項3において、
    前記ローカルドライバ領域には、前記ブロック領域内にて前記方向に沿って配列された前記ツインメモリセルの前記ワードゲートに共通接続されたワード線を駆動するワード線ドライバが設けられていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 請求項3または4において、
    前記複数のブロック領域の各々には、前記方向に沿って延びる複数のサブビット線が設けられ、
    前記複数のブロック領域に亘ってそれぞれ前記方向に沿って延在形成され、前記複数のブロック領域内の前記複数のサブビット線の各々に共通接続される複数のメインビット線が設けられ、
    前記複数のメインビット線の各々と、前記複数のサブビット線の各々との共通接続箇所に、接続/非接続をそれぞれ選択する複数のビット線選択スイッチング素子が設けられていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 請求項5において、
    前記ローカルドライバ領域には、前記ブロック領域内に配置された前記ビット線選択スイッチング素子を駆動するビット線選択ドライバが設けられていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれかにおいて、
    前記ローカルドライバ領域は、奇数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と偶数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域とを前記方向にて挟んだ両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 請求項7において、
    複数のワード線が、奇数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と偶数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域とに亘って延長形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  9. 請求項8において、
    前記奇数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と隣接する前記ローカルドライバ領域には、前記複数のワード線の一部を駆動する第1のワード線ドライバが設けられ、前記偶数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と隣接するローカルドライバ領域には、前記複数のワード線の他の一部を駆動する第2のワード線ドライバが設けられていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  10. 請求項9において、
    前記第1,第2のワード線ドライバの各々には、前記複数のワード線のうち、前記方向にて1本置きに配列された半数のワード線がそれぞれ接続されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  11. 請求項7乃至10のいずれかにおいて、
    前記奇数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と偶数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域とにそれぞれ配置された複数のサブビット線のうち、前記方向にて1本置きに配置された半数のサブビット線に接続された複数の第1のビット線選択スイッチング素子と、残りの半数のサブビット線に接続された複数の第2のビット線選択スイッチング素子とが設けられ、
    前記奇数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と隣接する前記ローカルドライバ領域には、前記複数の第1のビット線選択スイッチング素子を駆動する第1のビット線選択ドライバが設けられ、
    前記偶数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と隣接する前記ローカルドライバ領域には、前記複数の第2のビット線選択スイッチング素子を駆動する第2のビット線選択ドライバが設けられていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記第1,第2の不揮発性メモリ素子の各々は、酸化膜(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)からなるONO膜を電荷のトラップサイトとして有し、前記トラップサイトにデータをプログラムすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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