JP2002367378A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスターブを回避しながらも、選択ゲート
領域を要せずに高集積化と低電圧駆動とが可能な不揮発
性半導体装置を提供すること。 【解決手段】 不揮発性半導体記憶装置は、ワードゲー
トとコントロールゲートにより制御される第1,第2の
MONOSメモリセル108A,108Bを有するツインメモリ
セル100を、第1,第2の方向A,Bにそれぞれ複数配
列してなるメモリセルアレイ領域を有する。メモリセル
アレイ領域は、第2の方向Bで分割され、第1の方向A
を長手方向とする複数のセクタ0,1,…を有する。複
数のセクタ0,1,…の各々は、第1の方向Aで分割さ
れたスモールブロック215を有する。隣接する2つのス
モールブロック215を挟んだ両側のローカルドライバ領
域220A,220Bにそれぞれ、第1〜第4のコントロールゲ
ート線ドライバCGDRV0〜3が配置される。第1〜
第4のコントロールゲートドライバCGDRV0〜3
は、対応する一つのスモールブロック215内の第1,第
2のコントロールゲートの電位を、他のスモールブロッ
ク215とは独立して設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのワードゲー
トと、2つのコントロールゲートにより制御される2つ
の不揮発性メモリ素子を備えたツインメモリセルにて構
成される不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【背景技術】不揮発性半導体装置として、チャネルとゲ
ートとの間のゲート絶縁層が、酸化シリコン膜、窒化シ
リコン膜及び酸化シリコン膜の積層体からなり、窒化シ
リコン膜に電荷がトラップされるMONOS(Metal-Ox
ide-Nitride-Oxide -Semiconductorまたは-substrate)
型が知られている。
【0003】このMONOS型不揮発性半導体記憶装置
は、文献(Y.Hayashi,et al,2000 Symposium on VLSI T
echnology Digest of Technical Papers p.122-p.123)
に開示されている。この文献には、1つのワードゲート
と、2つのコントロールゲートにより制御される2つの
不揮発性メモリ素子(MONOSメモリ素子またはセル
ともいう)を備えたツインMONOSフラッシュメモリ
セルが開示されている。すなわち、1つのフラッシュメ
モリセルが、電荷のトラップサイトを2つ有している。
【0004】このような構造を有する複数のツインMO
NOSフラッシュメモリセルを行方向及び列方向にそれ
ぞれ複数配列させて、メモリセルアレイ領域が構成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このツインMONOS
フラッシュメモリセルを駆動するには、2本のビット線
と、1本のワード線と、2本のコントロールゲート線と
を要する。ただし、多数のツインメモリセルを駆動する
に際して、異なるコントロールゲートであっても同じ電
位に設定する場合には、これらの線を共通接続すること
ができる。
【0006】この種のフラッシュメモリの動作には、デ
ータの消去、プログラム及び読み出しがある。データの
プログラム及び読み出しは、通常、8ビットまたは16
ビットの選択セル(選択された不揮発性メモリ素子)に
て同時に実施される。
【0007】ここで、MONOSフラッシュメモリで
は、1本のワード線に、互いに素子分離されていない複
数のツインMONOSフラッシュメモリセルが接続され
る。そして、ある特定の選択セルにデータをプログラム
するには、その選択セルを有するツインMONOSフラ
ッシュメモリの電圧設定だけでなく、それと隣接するツ
インMONOSフラッシュメモリセルを適切に電圧設定
しなければならない。
【0008】ここで、この種の不揮発性メモリでは、デ
ータのディスターブが課題となっている。データのディ
スターブとは、選択セルのコントロールゲート線及びビ
ット線に高電位を印加してプログラムまたは消去すると
きに、共用される配線によって非選択のセルにも高電位
が印加され、プログラムまたは消去の度にその状態が繰
り返されることで非選択セル(非選択の不揮発性メモリ
素子)がプログラムまたは消去されて、非選択セルのデ
ータがディスターブされることを言う。
【0009】このような事態を防止するには、コントロ
ールゲート線に選択ゲート回路を設けて、選択セクタ内
のセルにのみ高電位が印加され、非選択セクタ内の非選
択セクタのセルには高電位が印加されないようにするこ
とができる。
【0010】しかし、このようにすると、選択ゲート回
路のために面積を占有され、メモリセルの高集積化が妨
げられる。さらには、選択ゲートにて電圧降下が生ずる
と、プログラム時に選択セクタのセルに高電位を供給す
るために、電圧降下分を上乗せして供給する必要があ
る。結果的に、低電圧駆動が妨げられ、特に携帯機器の
ように低消費電力化が求められる機器には不適合とな
る。
【0011】また、上記のよううに選択セクタ内だけに
高電位を印加しても、選択セクタ内の非選択セルにも高
電位が印加され、特にデータ消去時に選択セクタ内の非
選択セルでのディスターブは防止し得ない。
【0012】そこで、本発明は、選択セルでのプログラ
ム時または消去時に、非選択セクタ中の非選択セルの
他、選択セクタ中の非選択セルにおいても、データがデ
ィスターブされることを回避しながら、しかもコントロ
ールゲート線の選択ゲート回路を要せずに高集積化が可
能な不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、コントロールゲート
線の選択ゲート回路を不要とすることで電圧降下を回避
して、消費電力を低減することができる不揮発性半導体
装置を提供することにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、コントロール
ゲート線を短くして負荷を低減することで、特にデータ
リード動作を高速化し、消費電力を低減することができ
る不揮発性半導体装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様に係る不
揮発性半導体装置は、1つのワードゲートと、第1,第
2のコントロールゲートにより制御される第1,第2の
不揮発性メモリ素子とを有するツインメモリセルを、相
交差する第1及び第2の方向にそれぞれ複数配列してな
るメモリセルアレイ領域と、前記メモリセルアレイ領域
内の前記複数のツインメモリセルの各々の前記第1,第
2のコントロールゲートを駆動するコントロールゲート
駆動部と、を有し、前記メモリセルアレイ領域は、前記
第2の方向で分割された複数のセクタ領域を有し、前記
複数のセクタ領域の各々は、前記第1の方向で分割され
た複数のブロック領域を有し、前記コントロールゲート
駆動部は、前記複数のブロック領域の各一つにそれぞれ
対応する複数のコントロールゲートドライバを有し、前
記複数のコントロールゲートドライバの各々は、対応す
る一つのブロック領域内の前記第1,第2のコントロー
ルゲートの電位を、他のブロック領域とは独立して設定
可能であることを特徴とする。
【0016】本発明の一態様によれば、選択セクタ内の
ある一つの選択ブロック領域内のツインメモリセルの一
方の選択セルについて例えばプログラムする際には、そ
の選択ブロック領域内のツインメモリセル(選択セル及
び非選択セルを含む)のコントロールゲート電位のみ
を、対応するコントロールゲートドライバによってプロ
グラム電位とすることができる。選択セクタ内及び非選
択セクタ内の非選択ブロック領域では、それに対応する
コントロールゲートドライバによって、プログラム電位
以外の電位に設定できるので、非選択のブロック領域内
のセルにてデータがディスターブされることがない。し
かもこのことは、コントロールゲート線のための選択ゲ
ート回路を用いずに達成できるため、メモリセルを高集
積化することができる。また、コントロールゲート線の
選択ゲート回路での電圧降下も生じないので、低電圧駆
動が可能となり、特に携帯機器のメモリとして有効に利
用できる。
【0017】データプログラムは例えば1バイト単位等
で実施されるため、選択ブロック内の非選択セルにも高
電位は印加される。ただし、データプログラムの前には
必ずその選択ブロックを含むセクタ内が一括消去され、
しかもデータ消去後に同一ブロック領域内をプログラム
する回数は限られているので、ディスターブの虞は低減
する。
【0018】本発明の一態様において、複数のブロック
領域の各々に、第1〜第4のコントロールゲート線を設
けることができる。この第1〜第4のコントロールゲー
ト線の各々は、第2の方向で隣接する一方のツインメモ
リセルの第1のコントロールゲートと他方のツインメモ
リセルの第2のコントロールゲートとをそれぞれ接続す
るコントロールゲート線を、3本置きに共通接続して形
成できる。この場合、複数のブロック領域の各々は、前
記第1〜第4のコントロールゲート線をそれぞれ駆動す
る第1〜第4のコントロールゲートドライバを有する。
【0019】本発明の対象となるツインメモリセルを駆
動するには、リードまたはプログラム時に選択されたツ
インメモリセルの一方の選択セル(不揮発性メモリ素
子)と他方の対向セル(不揮発性メモリ素子)のコント
ロールゲートにそれぞれ所定の電圧を印加すると共に、
その選択されたツインメモリセルと第2の方向で隣接す
る非選択のツインメモリセルのコントロールゲートには
非選択用のオフ電圧を供給する必要がある。このため、
4つのコントロールゲートドライバを各ブロック領域毎
に設ければよい。
【0020】複数のコントロールゲートドライバは、複
数のブロック領域の各々と第2の方向にて隣接するロー
カルドライバ領域に配置することができる。こうする
と、コントロールゲート線の長さを短くでき、それによ
りコントロールゲート線の負荷を低減できる。従って、
特にデータリード動作を消費電力を低減しながら高速化
することができる。
【0021】ローカルドライバ領域には、ブロック領域
内にて第2の方向に沿って配列されたツインメモリセル
のワードゲートに共通接続されたワード線を駆動するワ
ード線ドライバを設けることができる。ワード線を他の
セクタと共用してもディスターブの問題は生じないが、
上記のようにするとワード線を短くしてその負荷を低減
することで、高速動作が可能となる。
【0022】複数のブロック領域の各々には、前記第1
の方向に沿って延びる複数のサブビット線を設け、複数
のブロック領域に亘ってそれぞれ第1の方向に沿って延
在形成され、複数のブロック領域内の複数のサブビット
線の各々に共通接続される複数のメインビット線が設け
ることができる。この場合、複数のメインビット線の各
々と、複数のサブビット線の各々との共通接続箇所に、
接続/非接続をそれぞれ選択する複数のビット線選択ス
イッチング素子が設けられる。本発明の一態様では、ビ
ット線を他のブロック領域と共用してもディスターブは
かからないが、ブロック領域毎にビット線選択スイッチ
ング素子を介してサブビッ線を選択すれば、ビット線の
負荷を低減して高速動作が可能となる。
【0023】ローカルドライバ領域には、ブロック領域
内に配置されたビット線選択スイッチング素子を駆動す
るビット線選択ドライバを設けることができる。こうす
ると、さらに動作の高速化が図られる。
【0024】ローカルドライバ領域は、奇数番目のセク
タ領域内のブロック領域と偶数番目のセクタ領域内のブ
ロック領域とを第2の方向にて挟んだ両側にそれぞれ設
けることができる。
【0025】この場合、複数のワード線を、奇数番目の
セクタ領域内のブロック領域と偶数番目のセクタ領域内
のブロック領域とに亘って延長形成し、2セクタでワー
ド線を共用することができる。
【0026】この場合、奇数番目のセクタ領域内のブロ
ック領域と隣接するローカルドライバ領域には、2セク
タで共用される複数のワード線の一部を駆動する第1の
ワード線ドライバが設け、偶数番目のセクタ領域内の前
記ブロック領域と隣接するローカルドライバ領域には、
2セクタで共用される複数のワード線の他の一部を駆動
する第2のワード線ドライバが設けることができる。こ
うすると、一つのローカルドライバ領域に配置されるワ
ード線ドライバの数が低減するので、レイアウトが容易
となる。
【0027】また、第1,第2のワード線ドライバの各
々には、2セクタで共用される複数のワード線のうち、
第1の方向にて1本置きに配列された半数のワード線が
それぞれ接続することができる。こうすると、ローカル
ドライバ領域にて配置されるワード線ドライバの第1の
方向での配列ピッチを2倍にすることができ、配線レイ
アウトが容易となる。
【0028】また、奇数番目のセクタ領域内のブロック
領域と偶数番目のセクタ領域内のブロック領域とにそれ
ぞれ配置された複数のサブビット線のうち、第2の方向
にて1本置きに配置された半数のサブビット線に複数の
第1のビット線選択スイッチング素子を接続し、残りの
半数のサブビット線に複数の第2のビット線選択スイッ
チング素子を接続することができる。そして、奇数番目
のセクタ領域内のブロック領域と隣接するローカルドラ
イバ領域には、複数の第1のビット線選択スイッチング
素子を駆動する第1のビット線選択ドライバを設け、偶
数番目のセクタ領域内のブロック領域と隣接するローカ
ルドライバ領域には、複数の第2のビット線選択スイッ
チング素子を駆動する第2のビット線選択ドライバを設
けることができる。このようにすると、第1,第2のビ
ット線選択ドライバを2セクタで共用できる。
【0029】なお、第1,第2の不揮発性メモリ素子の
各々は、酸化膜(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)
からなるONO膜を電荷のトラップサイトとして有する
ことができるが、これに限らず他の構造を採用すること
ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0031】(ツインメモリセル構造)図1は不揮発性
半導体記憶装置の一断面を示している。図1において、
1つのツインメモリセル100は、P型ウェル102上
にゲート酸化膜を介して例えばポリシリコンを含む材料
から形成されるワードゲート104と、第1,第2のコ
ントロールゲート106A,106Bと、第1,第2の
メモリ素子(MONOSメモリ素子)108A,108
Bとを有する。
【0032】第1,第2のコントロールゲート106
A,106Bは、ワードゲート104の両側壁に形成さ
れ、ワードゲート104とはそれぞれ電気的に絶縁され
ている。
【0033】第1,第2のメモリ素子108A,108
Bの各々は、MONOSのM(金属)に相当するポリシ
リコンにて形成される第1,第2のコントロールゲート
106A,106Bの一つと、P型ウェル102との間
に、酸化膜(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)を積
層することで構成される。なお、第1,第2のコントロ
ールゲート106A,106Bは、シリサイドなどの導
電材で構成することもできる。
【0034】このように、1つのツインメモリセル10
0は、スプリットゲート(第1,第2のコントロールゲ
ート106A,106B)を備えた第1,第2のMON
OSメモリ素子108A,108Bを有し、第1,第2
のMONOSメモリ素子108A,108Bにて一つの
ワードゲート104を共用している。
【0035】この第1,第2のMONOSメモリ素子1
08A,108Bは、それぞれ電荷のトラップサイトと
して機能する。第1,第2のMONOSメモリ素子10
8A,108Bの各々は、ONO膜109にて電荷をト
ラップすることが可能である。
【0036】図1に示すように、行方向(図1の第2の
方向B)に間隔をおいて配列された複数のワードゲート
104は、ポリサイドなどで形成される1本のワード線
WLに共通接続されている。
【0037】また、図1に示すコントロールゲート10
6A,106Bは、列方向(図1の紙面に垂直な第1の
方向A)に沿って延び、列方向に配列される複数のツイ
ンメモリセル100にて共用される。よって、符号10
6A,106Bをコントロールゲート線とも称する。
【0038】ここで、[i]番目のツインメモリセル1
00[i]のコントロールゲート線106Bと、[i+
1]番目のツインメモリセル100[i+1]のコント
ロールゲート線106Aとには、例えばワードゲート,
コントロールゲート,ワード線よりも上層の金属層で形
成されるサブコントロールゲート線SCG[i+1]が
接続されている。
【0039】P型ウェル102には、[i]番目のツイ
ンメモリセル100[i]のMONOSメモリ素子10
8Bと、[i+1]番目のツインメモリセル100[i
+1]のMONOSメモリ素子108Aとに共用される
[i+1]番目の不純物層110[i+1]が設けられ
ている。
【0040】これらの不純物層110[i],[i+
1],[i+2]は例えばP型ウェル内に形成されるn
型不純物層で、列方向(図1の紙面に垂直な第1の方向
A方向)に沿って延び、列方向に配列される複数のツイ
ンメモリセル100にて共用されるサブビット線として
機能する。よって、符号110[i],[i+1],
[i+2]などをサブビット線SBL[i],[i+
1],[i+2]とも称する。
【0041】(不揮発性半導体記憶装置の全体構成)上
述のツインメモリセル100を用いて構成される不揮発
性半導体記憶装置の全体構成について、図2(A)〜図
2(E)を参照して説明する。
【0042】図2(A)は1チップの不揮発性半導体記
憶装置の平面レイアウト図であり、メモリセルアレイ領
域200とグローバルワード線デコーダ201とを有す
る。メモリセルアレイ領域200は、例えば計64個の
第0〜第63のセクタ領域210を有する。
【0043】64個のセクタ領域210は、図2(A)
に示すようにメモリセルアレイ領域200を第2の方向
(行方向)Bでそれぞれ分割したもので、各セクタ領域
210は第1の方向(列方向)Aを長手方向とする縦長
形状を有する。データ消去の最小単位がセクタ領域21
0であり、セクタ領域210内の記憶データは一括して
または時分割で消去される。
【0044】メモリアレイ領域200は、例えば4K本
のワード線WLと、4K本のビット線BLとを有する。
ここで、本実施の形態では1本のビット線BLに2つの
MONOSメモリ素子108A,108Bが接続される
ため、4K本のビット線BLは8Kbitの記憶容量を
意味する。各セクタ領域210の記憶容量はメモリ全体
の記憶容量の1/64であり、(4K本のワード線W
L)×(64本のビット線BL)×2で定義される記憶
容量を有する。
【0045】図2(B)は、図2(A)に示す不揮発性
半導体記憶装置の隣り合う2つの第0及び第1のセクタ
領域210の詳細を示している。図2(B)に示すよう
に、2つのセクタ210の両側に、ローカルドライバ領
域(ローカルコントロールゲートドライバ、ローカルビ
ット線選択ドライバ及びローカルワード線ドライバを含
む)220A,220Bが配置されている。また、2つ
のセクタ210と2つのローカルドライバ領域220
A,220Bの例えば上辺には、セクタ制御回路222
が配置されている。
【0046】各セクタ領域210は第2の方向にて分割
され、16ビットのデータをリード・ライト可能にI/
O0〜I/O15用の16個のメモリブロック(入出力
ビットに対応したメモリブロック)214を有してい
る。各メモリブロック214は、図2(B)に示すよう
に、4K(4096)本のワード線WLを有する。
【0047】図2(C)に示すように、図2(B)に示
す一つのメモリブロック214は、第1の方向Aにて8
個のラージブロック212に分割されている。この各ラ
ージブロック212は、図2(D)に示すように、第1
の方向Aにて8個のスモールブロック215に分割され
ている。
【0048】各スモールブロック215は、図2(E)
に示すように、64本のワード線WLを有する。
【0049】(セクタ領域の詳細)図3は、図2(A)
に示すセクタ領域0の詳細を示している。図3に示すス
モールメモリブロック216は、図4に示すように、ツ
インメモリセル100を列方向に例えば64個、行方向
に例えば4個配列したものである。一つのスモールメモ
リブロック216には、例えば4本のサブコントロール
ゲート線SCG0〜SCG3と、データの入出力線であ
る4本のサブビット線SBL0〜SBL3と、64本の
ワード線WLとが接続されている。
【0050】ここで、偶数のサブコントロールゲート線
SCG0,SCG2には、偶数列(第0列または第2
列)の複数のツインメモリセルの各々の第2のコントロ
ールゲート106Bと奇数列(第1列または第3列)の
複数のツインメモリセルの各々の第1のコントロールゲ
ート106Aとが共通接続されている。同様に、奇数の
サブコントロールゲート線SCG1,SCG3には、奇
数列(第1列または第3列)の複数のツインメモリセル
の各々の第2のコントロールゲート106Bと偶数列
(第2列または第4列)の複数のツインメモリセルの各
々の第1のコントロールゲート106Aとが共通接続さ
れている。
【0051】図3に示すように、一つのメモリブロック
214内にはスモールメモリブロック216が列方向に
64個配列され(この一群がスモールブロック215と
なる)、16ビットの入出力を行うために、16個のI
/O0〜I/O15に対応した16個のメモリブロック
214が行方向に配列されている。
【0052】行方向に配列された16個のスモールメモ
リブロック216の16本のサブコントロールゲート線
SCG0が、行方向にメインコントロールゲート線MC
G0に共通接続されている。同様に、16本のサブコン
トロールゲート線SCG1はメインコントロールゲート
線MCG1に、16本のサブコントロールゲート線SC
G2はメインコントロールゲート線MCG2に、16本
のサブコントロールゲート線SCG3はメインコントロ
ールゲート線MCG3にそれぞれ共通接続されている。
【0053】このセクタ領域0内の各スモールブロック
215には、コントロールゲート駆動部であるCGドラ
イバ300−0〜300−63の一つがそれぞれ設けら
れている。この各CGドライバ300−0〜300−6
3には、行方向に延びる上述の4本のメインコントロー
ルゲート線MCG0〜MCG3が接続されている。
【0054】図5は、相隣り合うセクタ領域0とセクタ
領域1にそれぞれ属する2つのスモールブロック215
の関係を示している。セクタ領域0とセクタ領域1とで
は64本のワード線WL0〜WL63が共用されるが、
メインコントロールゲート線MCG0〜MCG3及びメ
インビット線MBLはそれぞれ独立して設けられてい
る。特に図5では、セクタ領域0内のスモールブロック
215に対応するCGドライバCGDRV0〜3と、セ
クタ領域1内のスモールブロック215に対応するCG
ドライバCGDRV0〜3とが示され、CGドライバは
スモールブロック215毎に独立して設けられている。
【0055】スモールブロック215毎に配置された各
サブビット線SBL0(不純物層)は、金属配線である
メインビット線MBLに共通接続されている。このメイ
ンビット線MBLは、列方向(第1の方向A)に配列さ
れたスモールメモリブロック216間で共有されてい
る。このメインビット線MBLからスモールメモリブロ
ック内の各サブビット線SBL0に至る各経路途中に
は、ビット線選択スイッチング素子であるビット線選択
ゲート217A,217Bが配置されている。なお、例
えば 奇数本目のサブビット線SBLには上述のビット
線選択ゲート217Aがそれぞれ接続されるのに対し
て、偶数本目のサブビット線SBLにはビット線選択ゲ
ート217Bが接続されている。
【0056】隣り合う2つの第0,第1のセクタ領域2
10内の2つのスモールブロック215及びその両側の
ローカルドライバ領域220A,220Bの詳細を図6
に示す。図6に示すように、左側のローカルドライバ領
域220Aには、図5に示す4つのローカルコントロー
ルゲート線ドライバCGDRV0〜CGDRV3が配置
されている。同様に、右側のローカルドライバ領域22
0Bには、図5に示す4つのローカルコントロールゲー
ト線ドライバCGDRV0〜CGDRV3が配置されて
いる。
【0057】また、左側のローカルドライバ領域220
Aには、セクタ0,1内の偶数番目のワード線WL0,
2,…62を駆動するローカルワード線ドライバWLD
RV0,…WLDRV63が配置されている。右側のロ
ーカルドライバ領域220Bには、セクタ0,1内の奇
数番目のワード線WL1,3,…63を駆動するローカ
ルワード線ドライバWLDRV1,…WLDRV63が
配置されている。
【0058】さらに、図5及び図6に示すように、右側
のローカルドライバ領域220Bには、セクタ0,1の
例えば奇数番目のサブビット線SBLに接続されたビッ
ト線選択ゲート217Aを駆動するローカルビット線ド
ライバBSRV1が配置されている。左側のローカルド
ライバ領域220Aには、セクタ0,1の例えば偶数番
目のサブビット線SBLに接続されたビット線選択ゲー
ト217Bを駆動するローカルビット線ドライバBSR
V0が配置されている。
【0059】(セクタ0,1の駆動回路)次に、図7を
参照してセクタ0,1内の各スモールブロック215内
のツインメモリセルを駆動する回路について説明する。
【0060】まず、セクタ0〜63に共用される構成と
して、プリデコーダ400と、64個のグローバルデコ
ーダ402−0〜402−63と、Yデコーダ404と
が設けられている。
【0061】プリデコーダ400は、選択対象の不揮発
性メモリ素子(選択セル)を特定するアドレス信号A
[20−0]をデコードするものである。このアドレス
信号A[20−0]の意味付けを下記の表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】表1に示すように、上位のアドレス信号A
[20−15]で64セクタの中の一つのセクタが選択
され、中位のアドレス信号A[14−12]で図4に示
す一つのスモールメモリブロック216内の4セル(8
ビット)の中の1ビットが選択され、下位のアドレス信
号A[11−0]で一つのセクタ内の4096本の中の
1本のワード線WLが選択される。また、アドレス信号
A[11−9]で一つのセクタ内に存在する8つのラー
ジブロック212の中の一つが選択され、アドレス信号
A[8−6]で一つのラージブロック212内に存在す
る8つのスモールブロック215の中の一つが選択さ
れ、アドレス信号A[5−0]で一つのスモールブロッ
ク215内に存在する64本のワード線WLの中の1本
が選択される。
【0064】64個のグローバルデコーダ402−0〜
402−63は、下位のアドレス信号A[11−0]を
プリデコーダ400にてプリデコードした結果に基づい
て、64本のグローバルワード線GWL[0]〜GWL
[63]をアクティブとする。なお、データリード時と
データプログラム時では1本のグローバルワード線GW
Lのみがアクティブ(Vdd)とされる。データイレー
ス時で、一つのセクタ内を一括して消去する際には64
本のグローバルワード線GWLが全てアクティブ(Vd
d)とされる。このことにより、一つのセクタ内の全て
のワード線WLが選択されて、消去用のワード線電圧が
供給される。
【0065】Yデコーダ404は、Yパス選択ドライバ
410を介してYパス回路412を駆動して、スモール
ブロック215内の選択されたビット線を、後段のセン
スアンプまたはビット線ドライバに接続するものであ
る。
【0066】図5及び図6にて既に説明した通り、図7
の各スモールブロック215の左右には、ローカルドラ
イバ領域220A,220Bが設けられている。
【0067】セクタ0,1内の例えば第1行目のスモー
ルメモリブロック0を例に挙げれば、その左側のローカ
ルドライバ領域220Aには、セクタ0内の4本のメイ
ンコントロールゲート線MCGを駆動するコントロール
ゲート線ドライバCGDRV[3−0]と、セクタ0,
1内の偶数本目の31本のワード線WLを駆動するワー
ド線ドライバWLDRV[31−0]と、セクタ0,1
内の偶数本目のサブビット線SBLに接続されたビット
線選択トランジスタ217Bを駆動するビット線選択ド
ライバBSDRV[0]が配置されている。右側のロー
カルドライバ領域220Bには、セクタ1内の4本のメ
インコントロールゲート線MCGを駆動するコントロー
ルゲート線ドライバCGDRV[3−0]と、セクタ
0,1内の奇数本目の31本のワード線WLを駆動する
ワード線ドライバWLDRV[63−32]と、セクタ
0,1内の奇数本目のサブビット線SBLに接続された
ビット線選択トランジスタ217Aを駆動するビット線
選択ドライバBSDRV[1]が配置されている。
【0068】次に、セクタ0,1の例えば上辺に配置さ
れたセクタ制御回路222の詳細について、図7を参照
して説明する。
【0069】セクタ0,1にそれぞれ対応して設けられ
た2つのコントロールゲート電圧制御回路EOCTL
は、プリデコーダ400からのプリデコード出力に基づ
き、VP1及びVP2のいずれかの電位に設定される2
種類のコントロールゲート用高電圧VPCG[1:0]
を出力する。すなわち、一方のコントロールゲート用高
電圧VPCG[0]がVP1であれば、他方のコントロ
ールゲート用高電圧VPCG[1]はVP2となる。
【0070】ここで、電圧VP1,VP2は図示しない
昇圧回路(チャージポンプ)にて生成され、モードによ
って異なる昇圧電圧に設定されている。例えば、データ
リード時であればVP1=1.5V,VP2=3Vとな
る。一方、データプログラム時であればVP1=5.5
V,VP2=2.5Vとなる。
【0071】図8に、コントロールゲート電圧制御回路
EOCTLのうち、コントロールゲート用高電圧VPC
G[0]を出力する回路の一例を示す。図8において、
プリデコード出力がHIGHであれば、P型MOSトラ
ンジスタ420がオフ、P型MOSトランジスタ422
がオンして、コントロールゲート用高電圧VPCG
[0]としてVP2が出力される。逆に、プリデコード
出力がLOWであれば、P型MOSトランジスタ420
がオン、P型MOSトランジスタ422がオフして、コ
ントロールゲート用高電圧VPCG[0]としてVP1
が出力される。
【0072】セクタ0,1にそれぞれ対応して設けられ
た2つのプリコントロールゲート線ドライバPCGDR
Vは、プリデコーダ400からのプリデコード出力に基
づき、セクタ0,1内の各スモールブロック215に対
応して設けられた4つのコントロールゲート線ドライバ
CGDRV0〜3のいずれかをアクティブとするドライ
バ選択信号PCG[3:0]を出力する。
【0073】ここで、セクタ0内のスモールブロック0
〜63に対応して設けられたコントロールゲート線ドラ
イバCGDRV[3:0]〜CGDRV[255:25
2]を図9に示す。
【0074】図9において、コントロールゲート用高電
圧VPCG[0]は、コントロールゲート線ドライバC
GDRV0,2に入力され、コントロールゲート用高電
圧VPCG[1]は、コントロールゲート線ドライバC
GDRV1,3に入力される。
【0075】また、ドライバ選択信号PCG[3:0]
の各々は、対応するコントロールゲート線ドライバCG
DRV0−3の一つにそれぞれ入力される。
【0076】コントロールゲート線ドライバCGDRV
0を例に挙げれば、グローバルワード線信号GWL
[0]がHIGHであって、ドライバ選択信号PCG
[0]がHIGHである場合に限り、コントロールゲー
ト線ドライバCGDRV0より、VP1またはVP2の
コントロールゲート用高電圧VPCG[0]が出力され
る。他の場合には、コントロールゲート線ドライバCG
DRV0の出力は0Vとなる。この動作は、他のコント
ロールゲート線ドライバでも同様である。
【0077】セクタ0,1にそれぞれ対応して設けられ
た2つのプリコントロールゲート用負電圧供給回路VN
CGは、プリデコーダ400からのプリデコード出力に
基づき、データイレース時にコントロールゲートに印加
される負電圧VNCG(例えば−3V)を、セクタ0,
1内の各スモールブロック215に対応して設けられた
4つのコントロールゲート線ドライバCGDRV0〜3
に供給する。
【0078】図9ではデータイレース時に負電圧VNC
Gを供給する回路は省略されているが、データイレース
時にはセクタ内の全てのスモールブロック215内のコ
ントロールゲートに負電圧VNCGを供給して、セクタ
毎に一括消去が可能である。
【0079】セクタ0,1に共通して設けられた2セク
タ制御回路SEC2CTLは、セクタ0,1内の各スモ
ールブロック215に対応して設けられたワード線ドラ
イバWLDRVを選択する信号XA[7:0],XB
[3:0],XB[7:4]を出力し、さらにビット線
選択ドライバBSDRVを駆動する電圧VPBS[1:
0]を出力するものである。
【0080】ここで、ワード線ドライバを選択する信号
XA[7:0]とは、アドレス信号A[2:0]に対応
し、8ビットの信号により、ワード線が共有されるセク
タ0,1の各々一つのスモールブロック215の中の一
つのワード線ドライバWLDRVを選択するものであ
る。一方、選択信号XB[7:0]とは、アドレス信号
A[5:3]に対応している。そして、4ビットの選択
信号XB[3:0]により、一つのスモールブロック2
15に対応する64個のワード線ドライバWLDRV
[63−0]の中から、偶数番目のワード線WLに接続
されたワード線ドライバWLDRVを8個ずつ選択され
る。他の4ビットの選択信号XB[7:4]により、一
つのスモールブロック215に対応する64個のワード
線ドライバWLDRV[63−0]の中から、奇数番目
のワード線WLに接続されたワード線ドライバWLDR
Vが8個ずつ選択される。
【0081】図10のワード線ドライバWLRV[0]
を例に挙げれば、GWL[0],XA[0]及びXB
[0]の全てがアクティブとなったときに、ワード線W
L[0]に電位VPWLを供給し、それ以外の時には接
地電位を供給する。電位VPWLとしては、書き込み時
には書き込み電位となり、読み出し時には読み出し電位
となる。
【0082】次に、2セクタ制御回路SEC2CTLか
ら出力されるビット線選択用高電圧VPBS[1:0]
について説明する。
【0083】この2セクタ制御回路SEC2CTLは、
図11に示すように、図8に示すコントロールゲート電
圧制御回路EOCTLと同様な構成を有するビット線選
択電圧制御回路430を有している。
【0084】図11は、ビット線選択用高電圧VPBS
[0]を出力するビット線選択電圧制御回路430の一
例を示す。図11において、プリデコード出力がHIG
Hであれば、P型MOSトランジスタ432がオフ、P
型MOSトランジスタ434がオンして、ビット線選択
用高電圧VPBS[0]としてVP2が出力される。逆
に、プリデコード出力がLOWであれば、P型MOSト
ランジスタ432がオン、P型MOSトランジスタ43
4がオフして、ビット線選択用高電圧VPCG[0]と
してVP1が出力される。
【0085】なお、これらの電圧VP1,VP2も上述
した昇圧回路にて、各モードに対応して生成されてい
る。すなわち、データリード時には例えばVP1=Vd
d(1.5V),VP2=4.5Vであり、データプロ
グラム時及びデータイレース時には例えばVP1=VP
2=8Vである。
【0086】ここで、セクタ0内のスモールブロック0
に対応して設けられたビット線選択ドライバBSDRV
[0]を図12に示す。
【0087】図12において、ビット線選択用用高電圧
VPBS[0]とグローバルワード線信号GWL[0]
とが、ビット線選択ドライバBSDRV[0]に入力さ
れる。グローバルワード線信号GWL[0]がHIGH
であれば、ビット線選択ドライバBSDRV[0]よ
り、VP1またはVP2のビット線選択用高電圧VPB
S[0]が出力される。他の場合には、ビット線選択ド
ライバBSDRV[0]の出力は0Vとなる。この動作
は、他のビット線選択ドライバでも同様である。
【0088】(動作説明)ここで、本実施形態の不揮発
性半導体記憶装置でのデータ読み出し、データプログラ
ム及びデータ消去動作について説明する。
【0089】以下の説明において、選択ブロック(Sele
cted Block)、非選択の対向ブロック(Opposite Bloc
k)及び非選択ブロック(Unselected Block)なる用語
を用いる。これらはスモールブロック215の呼び名の
種類である。選択ブロックとは、図13に示すように、
例えば一対のセクタ0,1を例に挙げれば、例えばセク
タ0内にて選択された一つのスモールブロック215を
意味する。非選択の対向ブロックとは、セクタ0と隣接
するセクタ1内のスモールブロック215であって、選
択ブロックと隣接するスモールブロック215を意味す
る。非選択ブロックとは、セクタ0,1内の選択ブロッ
ク及び対向ブロック以外の全てのスモールブロック21
5を意味する(セクタ2〜63も含む)。
【0090】また、リード時またはプログラム時の選択
ブロック内には、選択されたツインメモリセル(Select
ed Twin Memory Cell:選択されたツインメモリセル1
00)と非選択セル(Unselected Twin Memory Cell:
選択されなかったツインメモリセル100)とがある。
さらに、選択されたツインメモリセルには、選択セル
(Selected Cell)のメモリ素子108Aまたは108
Bと、対向セル(Opposite Cell)のメモリ素子108
Bまたは108Aとがある。
【0091】以上のような定義の下で、リード時、プロ
グラム時及び消去(イレーズ)時のコントロールゲート
線CG、ビット線BL及びワード線WLの各電位を、下
記の表2及び表3に示す。
【0092】
【表2】
【0093】
【表3】
【0094】以下、表2及び表3に基づいて、各モード
の動作について説明する。
【0095】(メモリセルからのデータ読み出し)一つ
のツインメモリセル100は、図14に示すように、ワ
ードゲート104により駆動されるトランジスタT2
と、第1,第2のコントロールゲート106A,106
Bによりそれぞれ駆動されるトランジスタT1,T3と
を直列に接続したものと模式化することができる。
【0096】ツインメモリセル100の動作を説明する
に際して、図15に示すように、例えばセクタ0中のあ
る選択ブロック(選択されたスモールブロック215)
内にて隣接する4つのツインメモリセル100[i−
1],[i],[i+1],[i+2]の各所の電位の
設定についてまず説明する。図15は、ワード線WL1
に接続されたツインメモリセル100[i]のワードゲ
ート104の右側のMONOSメモリ素子108B(選
択セル)からのデータをリバースリードモードで読み出
す場合について説明する図であり、図16はその時の選
択ブロックでの電圧設定を示している。
【0097】ここで、リバースリードとは、ツインメモ
リセル100[i]の右側の選択セル108Bに接続さ
れたビット線BL[i+1]をソースとし、ツインメモ
リセル100[i]の対向セル108Aに接続されたビ
ット線BL[i]をドレインとして、ビット線BL
[i]に流れる電流をセンシングしてデータリードを行
うものである。
【0098】なお、本発明はフォワードリードにも適用
することができる。フォワードリードの場合には、ツイ
ンメモリセル100[i]の右側の選択セル108Bに
接続されたビット線BL[i+1]をドレインとし、ツ
インメモリセル100[i]の対向セル108Aに接続
されたビット線BL[i]をソースとして、ビット線B
L[i+1]に流れる電流をセンシングしてデータリー
ドが行われる。
【0099】以下、リバースリードを例に挙げてそのリ
ード動作を説明する。この場合、ツインメモリセル10
0[i]と同じ行にあるワードゲートWL1に読み出し
用ワード線選択電圧としてVdd(例えば1.5V)を
印加して、その行の各トランジスタT2をオンさせる。
また、ツインメモリセル100[i]の左側(対向セ
ル)のコントロールゲート106Aに、サブコントロー
ルゲート線SCG[i]を介してオーバライド電圧(図
8のVP2=例えば3V)を印加して、MONOSメモ
リ素子108Aに相当するトランジスタT1をオンさせ
る。ツインメモリセル100[i]の右側のコントロー
ルゲート106Bの電圧VCGとして、読み出し電圧Vr
ead(図8のVP1=例えば1.5V)を印加する。
【0100】このとき、ワードゲート104の右側のM
ONOSメモリ素子108B(選択セル)に電荷が蓄積
されていたか否かで、MONOSメモリ素子108Bに
相当するトランジスタT3の動作は以下のように分かれ
る。
【0101】図17は、ツインメモリセル100[i]
の右側(選択セル側)のコントロールゲート106Bへ
の印加電圧と、それによって制御されるMONOSメモ
リ素子108B(選択セル)に相当するトランジスタT
3のソース−ドレイン間に流れる電流Idsとの関係を
示している。
【0102】図17に示すように、MONOSメモリ素
子108B(選択セル)に電荷が蓄積されていない場合
には、コントロールゲート電圧VCGが低いしきい値電圧
Vlowを超えると電流Idsが流れ始める。これに対
して、MONOSメモリ素子108B(選択セル)に電
荷が蓄積されている場合には、選択サイドのコントロー
ルゲート電位VCGが高いしきい値電圧Vhighを超え
ない限り電流Idsが流れ始めない。
【0103】ここで、データ読み出し時に選択サイドの
コントロールゲート106Bに印加される電圧Vrea
dは、2つのしきい値電圧Vlow,Vhighのほぼ
中間電圧に設定されている。
【0104】従って、MONOSメモリ素子108B
(選択セル)に電荷が蓄積されていない場合には電流I
dsが流れ、MONOSメモリ素子108B(選択セ
ル)に電荷が蓄積されている場合には電流Idsが流れ
ないことになる。
【0105】ここで、図16に示すように、データ読み
出し時には対向セルに接続されたビット線BL[i]
(不純物層110[i])をセンスアンプに接続し、他
のビット線BL[i−1],[i+1],[i+2]の
電位VD[i−1],[i+1],[i+2]を0Vに
それぞれ設定しておく。こうすると、MONOSメモリ
素子108B(選択セル)に電荷が蓄積されていない場
合には電流Idsが流れるため、オン状態のトランジス
タT1,T2を介して、対向サイドのビット線BL
[i]に例えば25μA以上の電流が流れる。これに対
し、MONOSメモリ素子108B(選択セル)に電荷
が蓄積されている場合には電流Idsが流れないため、
トランジスタT1,T2がオン状態であっても、対向セ
ルに接続されたビット線BL[i]に流れる電流は例え
ば10nA未満となる。よって、対向サイドのビット線
BL[i]に流れる電流をセンスアンプにて検出するこ
とで、ツインメモリセル100[i]のMONOSメモ
リ素子108B(選択セル)からのデータ読み出しが可
能となる。
【0106】なお本実施の形態では、図16に示すよう
に、ビット線BL[i],[i+2]にはビット線選択
トランジスタ(n型MOSトランジスタ)217Aが、
ビット線BL[i−1],[i+1]にはビット線選択
トランジスタ217Bが接続されている。
【0107】これらの選択トランジスタ217A,12
7Bはサイズの関係で電流駆動能力を高く確保すること
は困難であり、本実施の形態では例えばチャネル幅W=
0.9μm、チャネル長L=0.8μmとなっている。
【0108】センスアンプに接続されるビット線BL
[i]には上述の電流を確保する必要上、ビット線選択
トランジスタ217Aのゲート電圧BS0を、図11に
示す回路により例えば4.5V(=VP2)の高電圧に
設定している。
【0109】一方、図16の選択サイドのMONOSメ
モリ素子108Aのソース側の電圧は0Vに近い電圧
(数十〜百mV程度)となる。このため、ビット線選択
トランジスタ217Bのバックゲートの影響は少ないの
で、そのゲート電圧BS1を、図11と同様な回路によ
りVdd(=VP1)に設定している。このゲートには
4.5Vを供給しなくてもよいので、4.5Vの電圧を
生成する図示しない昇圧回路(チャージポンプ)の負荷
を少なくできる。
【0110】なお、図16において、選択セルをツイン
メモリセル100[i]の左側の不揮発性メモリ素子1
08Aとしたときには、リバースリードではビット線B
L[i]がソースとなり、対向セル108Bに接続され
るビット線BL[i+1]がセンスアンプに接続される
ドレインとなる。よって、この場合には、ビット線選択
トランジスタ217Aのゲート電圧BS0をVddと
し、ビット線選択トランジスタ217Bのゲート電圧B
S1を4.5Vに設定すればよい。
【0111】なお、選択ブロック内の非選択セルについ
ては、表2の通りの電圧設定となる。
【0112】次に、セクタ0内の選択ブロックと対向す
るセクタ1内の対向ブロック(スモールブロック21
5)では、上述の表3の通りの電圧設定となり、その様
子を図18に示す。図18において、各ワード線WLの
電圧、ビット線選択トランジスタのゲート電圧は、セク
タ0,1で共用されるため、図16に示す選択ブロック
内と同じ設定となる。ビット線は全て0Vに設定され
る。
【0113】選択ブロック及び対向ブロック以外であっ
て、セクタ0〜63に存在する非選択ブロック(スモー
ルブロック215)では、上述の表3の通りの電圧設定
となり、その様子を図19に示す。
【0114】この非選択ブロックでは、ビット線選択ト
ランジスタ217A,217Bのゲート電圧、ワード線
WL、コントロールゲート線CGのいずれもが0Vに設
定される。ビット線選択トランジスタ217A,217
Bがオフしているので、ビット線BLはフローティング
状態となる。
【0115】(メモリセルのプログラミング)図20
は、ワード線WL1に接続されたツインメモリセル10
0[i]のワードゲード104の右側のMONOSメモ
リ素子108B(選択セル)のデータプログラミングに
ついて説明する図であり、図21は選択ブロック内の電
圧設定の様子を示している。このデータプログラミング
動作の前には、後述するデータ消去動作が実施されてい
る。
【0116】図20では、図15と同じく、サブコント
ロールゲート線SCG[i]の電位はオーバライド電位
(図8のVP1=例えば2.5V)とされ、サブコント
ロールゲート線SCG[i−1],[i+2]の電位は
0Vとされている。ここで、オーバライド電位とは、ツ
インメモリセル100[i]の左側のMONOSメモリ
素子108A(選択セルとは反対側の対向セル)のプロ
グラムの有無に拘わらず、MONOSメモリ素子108
Aに相当するトランジスタT1をオンさせてプログラム
電流を流すために必要な電位である。また、図21の各
ワードゲート104の電位は、ワード線WL1により、
電源電圧Vddより低い例えば1.0V程度のプログラ
ム用ワード線選択電圧に設定される。また、ツインメモ
リセル100[i+1]の右側のコントロールゲート1
08B(選択セル)の電位は、サブコントロールゲート
線SCG[i+1]を介して、プログラム用コントロー
ルゲート電圧である図4に示す書き込み電圧Vwrit
e(図8のVP2=例えば5.5V)に設定される。
【0117】次に、ビット線BLの電圧設定について、
図22を参照して説明する。図22は、メインビット線
MBLに接続されるYパス回路412の内部を概略的に
示している。
【0118】このYパス回路412内には、メインビッ
ト線MBLをセンスアンプまたはビット線ドライバに接
続するための第1のトランジスタ501と、それ以外の
経路に接続するための第2のトランジスタ502とが設
けられる。第1,第2のトランジスタ501,502の
ゲートには相反する信号YS0,/YSOが入力され
る。
【0119】第2のトランジスタ502のソースには、
スイッチ503を介して電源電圧Vdd(1.8V)
と、例えば5μAの定電流を流す定電流源504が設け
られている。
【0120】プログラム時には、図20及び図21のビ
ット線BL[i+1]の電圧VD[i+1]は、図22
の第1のトランジスタ501を介してビット線ドライバ
に接続されて、プログラム用ビット線電圧である例えば
5Vに設定される。
【0121】また、ビット線BL[i+2]は、図22
の第2のトランジスタ502及びスイッチ503を介し
てVddに設定される。
【0122】ビット線BL[i−1],[i]は共に、
図22の第2のトランジスタ502及びスイッチ503
を介して定電流源504に接続される。ただし、ビット
線BL[i−1]に接続されたMONOSセルは、その
コントロールゲート線CG[i−1]が0Vのためオフ
しており、電流が流れないため定電流源504を介して
0Vに設定される。
【0123】こうすると、ツインメモリセル100
[i]のトランジスタT1,T2がそれぞれオンして、
ビット線BL[i]に向けて電流Idsが流れる一方
で、MONOSメモリ素子108BのONO膜109に
はチャンネルホットエレクトロン(CHE)がトラップ
される。こうして、MONOSメモリ素子108Bのプ
ログラミング動作が実施されて、データの「0」または
「1」が書き込まれる。
【0124】ここで、プログラム用ワード線選択電圧を
約1Vでなく0.77V程度に設定し、ビット線BL
[i]を0Vとする方法もある。本実施の形態では、プ
ログラム用ワード線選択電圧を約1Vと上げてソース・
ドレイン間電流を増やしながらも、プログラム時にビッ
ト線BL[i]に流れ込む電流を、定電流源504にて
制限しているので、ビット線BL[i]の電圧を最適に
(0〜1Vの範囲で本実施形態では0.7V程度)に設
定でき、プログラム動作を最適に実施できるようにして
いる。
【0125】上述の動作上、非選択のツインメモリセル
100[i+1]の右側の不揮発性メモリ素子108A
のコントロールゲートにも5.5Vが印加される。この
とき、ツインメモリセル100[i+1]の右側のコン
トロールゲートCG[i+2]を0Vとしているので、
本来ツインメモリセル100[i+1]のソース・ドレ
イン間(ビット線間)には電流が流れない。しかし、ビ
ット線BL[i+1]には5Vが印加されるので、ツイ
ンメモリセル100[i+1]のソース・ドレイン間
(ビット線間)に高電界がかかると、パンチスルー電流
が流れて、ライトディスターブが生じてしまう。そこ
で、ビット線BL[i+2]の電圧を0Vでなく、例え
ばVddとし、ソース・ドレイン間の電位差を小さくし
て、ライトディスターブを防止している。また、ビット
線BL[i+2]の電圧を0Vを超える電圧、好ましく
はプログラム時のワード線選択電圧と同等以上とするこ
とで、メモリセル[i+1]のトランジスタT2をオン
しにくくなるため、それによってもディスターブを防止
することができる。
【0126】また、ビット線BL[i+1]に5Vを供
給する必要があるため、ビット線選択トランジスタ21
7Bのゲートには、図11と同様な回路によりVP1=
VP2=8Vを印加している。一方、ビット線選択トラ
ンジスタ217Aのゲートにも同じく8V(図11のV
P1=VP2=8V)を印加した。ビット線BL[i+
2]に上述した理由でVddに設定する必要上、トラン
ジスタ217AのゲートにもVddより高い電圧を印加
する必要があるため、トランジスタ217Bのゲート電
圧と同じ8Vを使用した。なお、ビット線選択トランジ
スタ217Aのゲート電圧は、Vdd+Vthより高け
ればよい。
【0127】なお、選択ブロック内の非選択セルについ
ては、表2の通りの電圧設定となる。
【0128】次に、セクタ0内の選択ブロックと対向す
るセクタ1内の対向ブロック(スモールブロック21
5)では、上述の表3の通りの電圧設定となり、その様
子を図23に示す。図23において、各ワード線WLの
電圧、ビット線選択トランジスタのゲート電圧は、セク
タ0,1で共用されるため、図20に示す選択ブロック
内と同じ設定となる。ビット線は全て0Vに設定され
る。
【0129】選択ブロック及び対向ブロック以外であっ
て、セクタ0〜63に存在する非選択ブロック(スモー
ルブロック215)では、上述の表3の通りの電圧設定
となり、その様子を図24に示す。
【0130】この非選択ブロックでは、ビット線選択ト
ランジスタ217A,217Bのゲート電圧、ワード線
WL、コントロールゲート線CGのいずれもが0Vに設
定される。ビット線選択トランジスタ217A,217
Bがオフしているので、ビット線BLはフローティング
状態となる。
【0131】ツインメモリセル100[i]の左側のM
ONOSメモリ素子108Aをプログラムするには、ツ
インメモリセル100[i−1],[i],[i+1]
の各所の電位を、図25に示すように設定すればよい。
【0132】(メモリセルのデータ消去)図26は、セ
クタ0内の全メモリセルを一括してデータ消去するため
の概略説明図であり、図27にそのセクタ0の一部のメ
モリセルに対する設定電圧の様子が図示されている。
【0133】図26では、各ワードゲート104の電位
は、ワード線WLによって0Vに設定され、サブコント
ロールゲート線SCG[i−1],[i],[i+
1],[i+2]によって、コントロールゲート106
A,106Bの電位は例えば−1〜−3V程度の消去用
コントロールゲート線電圧VNCGに設定される。さら
に、ビット線BL[i−1],[i],[i+1],
[i+2]の各電位は、ビット線選択トランジスタ21
7A,217B,ビット線ドライバにより例えば4.5
〜5Vの消去用ビット線電圧に設定される。
【0134】こうすると、各MONOSメモリ素子10
8A,108BのONO膜109にトラップされていた
電子は、コントロールゲートに印加された消去用コント
ロールゲート電圧と、ビット線に印加された消去用ビッ
ト線電圧とで形成される電界により、トンネル効果によ
り抜かれて消去される。これにより、複数のツインメモ
リセルにて同時にデータ消去が可能となる。なお、消去
動作としては、上述のものとは異なり、ビットとなる不
純物層の表面のバンド−バンドトンネリングによりホッ
トホールを形成し、蓄えられていたエレクトロンを消去
するものであっても良い。
【0135】また、セクタ内を一括してデータ消去する
ものに限らず、時分割でデータ消去しても良い。
【0136】次に、セクタ0内の選択ブロックと対向す
るセクタ1内の対向ブロック(スモールブロック21
5)では、上述の表3の通りの電圧設定となり、その様
子を図28に示す。図28において、各ワード線WLの
電圧、ビット線選択トランジスタのゲート電圧は、セク
タ0,1で共用されるため、図24に示す選択ブロック
内と同じ設定となる。ビット線は全て0Vに設定され
る。この対向ブロック内の各セルでは、コントロールゲ
ート線CGとビット線BLとが共に0Vであるので、デ
ィスターブが生ずることはない。
【0137】選択ブロック及び対向ブロック以外であっ
て、セクタ0〜63に存在する非選択ブロック(スモー
ルブロック215)では、上述の表3の通りの電圧設定
となり、その様子を図29に示す。
【0138】この非選択ブロックでは、ビット線選択ト
ランジスタ217A,217Bのゲート電圧、ワード線
WL、コントロールゲート線CGのいずれもが0Vに設
定される。ビット線選択トランジスタ217A,217
Bがオフしているので、ビット線BLはフローティング
状態となる。ただし、ビット線BLの電圧はほとんど0
Vに近い電圧であるので、この非選択ブロック内のセル
でもディスターブが生ずるとこはない。
【0139】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変
形実施が可能である。
【0140】例えば、不揮発性メモリ素子108A,1
08Bの構造については、MONOS構造に限定される
ものではない。1つのワードゲート104と第1,第2
のコントロールゲート106A,106Bにより、2箇
所にて独立して電荷をトラップできる他の種々のツイン
メモリセルを用いた不揮発性半導体記憶装置に、本発明
を適用することができる。
【0141】また、上述の実施形態では、セクタ領域の
分割数、ラージブロック、スモールブロックの分割数及
びスモールメモリブロック内のメモリセル数については
一例であり、他の種々の変形実施が可能である。ちなみ
に、ラージブロックの分割数を8としたのはメタル配線
ピッチの制約から決められた。もしメタル配線ピッチを
狭く出来れば、分割数をさらに増やすことができる。例
えば16分割にすれば、1本のコントロールゲート線の
負荷容量(ゲート容量)はさらに減るので、より高速駆
動が可能となる。ただし、16分割とするとメインコン
トロールゲート線の数が増えるので、ライン&スペース
を狭くするか、面積を増大させるしかない。また、コン
トロールゲートドライバの数も増えるので、その分面積
が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る不揮発性半導体記
憶装置に用いられるメモリセルの断面図である。
【図2】図2(A)は図1に示す不揮発性半導体記憶装
置全体の平面レイアウト図、図2(B)は図2(A)中
の2つのセクタ領域の平面図、図2(C)は図2(B)
中の一つのメモリブロックの平面図、図2(D)は図2
(C)中の一つのラージブロックの平面図、図2(E)
は図2(D)中の一つのスモールブロックの平面図であ
る。
【図3】図2(B)に示す一つのセクタ領域の多数のス
モールメモリブロックとその配線とを説明するための概
略説明図である。
【図4】図3に示すスモールメモリブロックの回路図で
ある。
【図5】図3に示すスモールブロックとローカルドライ
バ領域との関係を示す図である。
【図6】隣接する2セクタ中の2つのスモールブロック
とローカルドライバ領域との関係を示す概略説明図であ
る。
【図7】隣接する2セクタの周辺駆動回路を示すブロッ
ク図である。
【図8】図7に示すコントロールゲート電圧制御回路E
OCTLの一例を示す回路図である。
【図9】図7に示すコントロールゲート線ドライバCG
DRVの一例を示す回路図である。
【図10】図7に示すワード線ドライバWLDRVの一
例を示す回路図である。
【図11】図7に示す2セクタ制御回路SEC2CTL
中に含まれるビット線選択電圧制御回路430の一例を
示す回路図である。
【図12】図7に示すビット線ドライバBSDRV
[0]の一例を示す回路図である。
【図13】選択ブロック、それと対向する非選択の対向
ブロック、及びその他の非選択ブロックを示す概略説明
図である。
【図14】図1に示すメモリセルの等価回路図である。
【図15】図1に示す不揮発性半導体記憶装置でのデー
タ読み出し動作を説明するための概略説明図である。
【図16】データ読み出し時での選択ブロック内の電圧
設定を説明するための概略説明図である。
【図17】図1に示すメモリセルでのコントロールゲー
ト電圧VCGとソース−ドレイン電流Idsとの関係を示
す特性図である。
【図18】データ読み出し時での非選択の対向ブロック
内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図19】データ読み出し時での対向ブロック以外の非
選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図
である。
【図20】図1に示す不揮発性半導体記憶装置でのデー
タ書き込み(プログラム)動作を説明するための概略説
明図である。
【図21】データプログラム時での選択ブロック内の電
圧設定を説明するための概略説明図である。
【図22】ビット線に接続されるYパス回路を概略的に
示す回路図である。
【図23】データプログラム時での非選択の対向ブロッ
ク内の電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図24】データプログラム時での対向ブロック以外の
非選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明
図である。
【図25】図21とは異なる選択サイドのメモリ素子に
対するデータプログラム時での選択ブロック内の電圧設
定を説明するための概略説明図である。
【図26】図1に示す不揮発性半導体記憶装置でのデー
タ消去動作を説明するための概略説明図である。
【図27】データ消去時での選択ブロック内の電圧設定
を説明するための概略説明図である。
【図28】データ消去時での非選択の対向ブロック内の
電圧設定を説明するための概略説明図である。
【図29】データ消去時での対向ブロック以外の非選択
ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図であ
る。
【符号の説明】
100 ツインメモリセル 102 P型ウェル 104 ワードゲート 106A,106B コントロールゲート(線) 108A,108B 不揮発性メモリ素子(MONOS
メモリ素子) 109 ONO膜 110 不純物層(ビット線) 200 メモリセルアレイ領域 201 グローバルワード線デコーダ 210 セクタ領域 212 ラージブロック 214 メモリブロック 215 スモールブロック(ブロック領域) 216 スモールメモリブロック 217A,217B ビット線選択トランジスタ 220A,220B ローカルドライバ領域 300,301 CG(コントロールゲート)ドライバ 400 プリデコーダ 402−0〜402−63 グローバルデコーダ 404 Yデコーダ 410 Y選択ドライバ 412 Yパス回路 420,422,432,434 P型MOSトランジ
スタ 430 ビット線選択電圧制御回路 501 第1のトランジスタ 502 第2のトランジスタ 503 スイッチ 504 定電流源 WL ワード線 GWL グローバルワード線 BL ビット線 SBL サブビット線(不純物層) MBL メインビット線 SCG サブコントロールゲート線 MCG メインコントロールゲート線 CGDRV コントロールゲート線ドライバ WLDRV ワード線ドライバ BSDRV ビット線選択ドライバ EOCTL コントロールゲート電圧制御回路
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月27日(2002.5.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様に係る不
揮発性半導体装置は、1つのワードゲートと、第1,第
2のコントロールゲートにより制御される第1,第2の
不揮発性メモリ素子とを有するツインメモリセルを、
方向及び行方向にそれぞれ複数配列してなるメモリセル
アレイ領域と、前記メモリセルアレイ領域内の前記複数
のツインメモリセルの各々の前記第1,第2のコントロ
ールゲートを駆動するコントロールゲート駆動部と、を
有し、前記メモリセルアレイ領域は、前記方向で分割
された複数のセクタ領域を有し、前記複数のセクタ領域
の各々は、前記方向で分割された複数のブロック領域
を有し、前記コントロールゲート駆動部は、前記複数の
ブロック領域の各一つにそれぞれ対応する複数のコント
ロールゲートドライバを有し、前記複数のコントロール
ゲートドライバの各々は、対応する一つのブロック領域
内の前記第1,第2のコントロールゲートの電位を、他
のブロック領域とは独立して設定可能であることを特徴
とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本発明の一態様において、複数のブロック
領域の各々に、第1〜第4のコントロールゲート線を設
けることができる。この第1〜第4のコントロールゲー
ト線の各々は、方向で隣接する一方のツインメモリセ
ルの第1のコントロールゲートと他方のツインメモリセ
ルの第2のコントロールゲートとをそれぞれ接続するコ
ントロールゲート線を、3本置きに共通接続して形成で
きる。この場合、複数のブロック領域の各々は、前記第
1〜第4のコントロールゲート線をそれぞれ駆動する第
1〜第4のコントロールゲートドライバを有する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】本発明の対象となるツインメモリセルを駆
動するには、リードまたはプログラム時に選択されたツ
インメモリセルの一方の選択セル(不揮発性メモリ素
子)と他方の対向セル(不揮発性メモリ素子)のコント
ロールゲートにそれぞれ所定の電圧を印加すると共に、
その選択されたツインメモリセルと方向で隣接する非
選択のツインメモリセルのコントロールゲートには非選
択用のオフ電圧を供給する必要がある。このため、4つ
のコントロールゲートドライバを各ブロック領域毎に設
ければよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】複数のコントロールゲートドライバは、複
数のブロック領域の各々と方向にて隣接するローカル
ドライバ領域に配置することができる。こうすると、コ
ントロールゲート線の長さを短くでき、それによりコン
トロールゲート線の負荷を低減できる。従って、特にデ
ータリード動作を消費電力を低減しながら高速化するこ
とができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】ローカルドライバ領域には、ブロック領域
内にて方向に沿って配列されたツインメモリセルのワ
ードゲートに共通接続されたワード線を駆動するワード
線ドライバを設けることができる。ワード線を他のセク
タと共用してもディスターブの問題は生じないが、上記
のようにするとワード線を短くしてその負荷を低減する
ことで、高速動作が可能となる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】複数のブロック領域の各々には、前記
向に沿って延びる複数のサブビット線を設け、複数のブ
ロック領域に亘ってそれぞれ方向に沿って延在形成さ
れ、複数のブロック領域内の複数のサブビット線の各々
に共通接続される複数のメインビット線が設けることが
できる。この場合、複数のメインビット線の各々と、複
数のサブビット線の各々との共通接続箇所に、接続/非
接続をそれぞれ選択する複数のビット線選択スイッチン
グ素子が設けられる。本発明の一態様では、ビット線を
他のブロック領域と共用してもディスターブはかからな
いが、ブロック領域毎にビット線選択スイッチング素子
を介してサブビッ線を選択すれば、ビット線の負荷を低
減して高速動作が可能となる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】ローカルドライバ領域は、奇数番目のセク
タ領域内のブロック領域と偶数番目のセクタ領域内のブ
ロック領域とを方向にて挟んだ両側にそれぞれ設ける
ことができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、第1,第2のワード線ドライバの各
々には、2セクタで共用される複数のワード線のうち、
方向にて1本置きに配列された半数のワード線がそれ
ぞれ接続することができる。こうすると、ローカルドラ
イバ領域にて配置されるワード線ドライバの第1の方向
での配列ピッチを2倍にすることができ、配線レイアウ
トが容易となる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】また、奇数番目のセクタ領域内のブロック
領域と偶数番目のセクタ領域内のブロック領域とにそれ
ぞれ配置された複数のサブビット線のうち、方向にて
1本置きに配置された半数のサブビット線に複数の第1
のビット線選択スイッチング素子を接続し、残りの半数
のサブビット線に複数の第2のビット線選択スイッチン
グ素子を接続することができる。そして、奇数番目のセ
クタ領域内のブロック領域と隣接するローカルドライバ
領域には、複数の第1のビット線選択スイッチング素子
を駆動する第1のビット線選択ドライバを設け、偶数番
目のセクタ領域内のブロック領域と隣接するローカルド
ライバ領域には、複数の第2のビット線選択スイッチン
グ素子を駆動する第2のビット線選択ドライバを設ける
ことができる。このようにすると、第1,第2のビット
線選択ドライバを2セクタで共用できる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】図2(C)に示すように、図2(B)に示
一つのセクタ領域210は、第1の方向Aにて8個
のラージブロック212に分割されている。この各ラー
ジブロック212は、図2(D)に示すように、第1の
方向Aにて8個のスモールブロック215に分割されて
いる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】また、左側のローカルドライバ領域220
Aには、セクタ0,1内の偶数番目のワード線WL0,
2,…62を駆動するローカルワード線ドライバWLD
RV0,…WLDRV62が配置されている。右側のロ
ーカルドライバ領域220Bには、セクタ0,1内の奇
数番目のワード線WL1,3,…63を駆動するローカ
ルワード線ドライバWLDRV1,…WLDRV63が
配置されている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】さらに、図5及び図6に示すように、右側
のローカルドライバ領域220Bには、セクタ0,1の
例えば奇数番目のサブビット線SBLに接続されたビッ
ト線選択ゲート217Aを駆動するローカルビット線ド
ライバBSDRV1が配置されている。左側のローカル
ドライバ領域220Aには、セクタ0,1の例えば偶数
番目のサブビット線SBLに接続されたビット線選択ゲ
ート217Bを駆動するローカルビット線ドライバBS
DRV0が配置されている。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】ここで、ワード線ドライバを選択する信号
XA[7:0]とは、アドレス信号A[2:0]に対応
し、8ビットの信号により、ワード線が共有されるセク
タ0,1の各々一つのスモールブロック215の中の一
つのワード線ドライバWLDRVを選択するものであ
る。一方、選択信号XB[7:0]とは、アドレス信号
A[5:3]に対応している。そして、4ビットの選択
信号XB[3:0]により、一つのスモールブロック2
15に対応する64個のワード線ドライバWLDRV
[63−0]の中から、偶数番目のワード線WLに接続
されたワード線ドライバWLDRV8個ずつ選択され
る。他の4ビットの選択信号XB[7:4]により、一
つのスモールブロック215に対応する64個のワード
線ドライバWLDRV[63−0]の中から、奇数番目
のワード線WLに接続されたワード線ドライバWLDR
Vが8個ずつ選択される。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】図10のワード線ドライバWLDRV
[0]を例に挙げれば、GWL[0],XA[0]及び
XB[0]の全てがアクティブとなったときに、ワード
線WL[0]に電位VPWLを供給し、それ以外の時に
は接地電位を供給する。電位VPWLとしては、書き込
み時には書き込み電位となり、読み出し時には読み出し
電位となる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】図11は、ビット線選択用高電圧VPBS
[0]を出力するビット線選択電圧制御回路430の一
例を示す。図11において、プリデコード出力がHIG
Hであれば、P型MOSトランジスタ432がオフ、P
型MOSトランジスタ434がオンして、ビット線選択
用高電圧VPBS[0]としてVP2が出力される。逆
に、プリデコード出力がLOWであれば、P型MOSト
ランジスタ432がオン、P型MOSトランジスタ43
4がオフして、ビット線選択用高電圧VPBS[0]と
してVP1が出力される。
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのワードゲートと、第1,第2のコ
    ントロールゲートにより制御される第1,第2の不揮発
    性メモリ素子とを有するツインメモリセルを、相交差す
    る第1及び第2の方向にそれぞれ複数配列してなるメモ
    リセルアレイ領域と、 前記メモリセルアレイ領域内の前記複数のツインメモリ
    セルの各々の前記第1,第2のコントロールゲートを駆
    動するコントロールゲート駆動部と、 を有し、 前記メモリセルアレイ領域は、前記第2の方向で分割さ
    れた複数のセクタ領域を有し、 前記複数のセクタ領域の各々は、前記第1の方向で分割
    された複数のブロック領域を有し、 前記コントロールゲート駆動部は、前記複数のブロック
    領域の各一つにそれぞれ対応する複数のコントロールゲ
    ートドライバを有し、前記複数のコントロールゲートド
    ライバの各々は、対応する一つのブロック領域内の前記
    第1,第2のコントロールゲートの電位を、他のブロッ
    ク領域とは独立して設定可能であることを特徴とする不
    揮発性半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記複数のブロック領域の各々には、第1〜第4のコン
    トロールゲート線が設けられ、前記第1〜第4のコント
    ロールゲート線の各々は、前記第2の方向で隣接する一
    方の前記ツインメモリセルの前記第1のコントロールゲ
    ートと他方の前記ツインメモリセルの前記第2のコント
    ロールゲートとをそれぞれ接続するコントロールゲート
    線を3本置きに共通接続したものであり、 前記複数のブロック領域の各々は、前記第1〜第4のコ
    ントロールゲート線をそれぞれ駆動する第1〜第4のコ
    ントロールゲートドライバを有することを特徴とする不
    揮発性半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記複数のコントロールゲートドライバは、前記複数の
    ブロック領域の各々と前記第2の方向にて隣接するロー
    カルドライバ領域に配置されていることを特徴とする不
    揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記ローカルドライバ領域には、前記ブロック領域内に
    て前記第2の方向に沿って配列された前記ツインメモリ
    セルの前記ワードゲートに共通接続されたワード線を駆
    動するワード線ドライバが設けられていることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、 前記複数のブロック領域の各々には、前記第1の方向に
    沿って延びる複数のサブビット線が設けられ、 前記複数のブロック領域に亘ってそれぞれ前記第1の方
    向に沿って延在形成され、前記複数のブロック領域内の
    前記複数のサブビット線の各々に共通接続される複数の
    メインビット線が設けられ、 前記複数のメインビット線の各々と、前記複数のサブビ
    ット線の各々との共通接続箇所に、接続/非接続をそれ
    ぞれ選択する複数のビット線選択スイッチング素子が設
    けられていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記ローカルドライバ領域には、前記ブロック領域内に
    配置された前記ビット線選択スイッチング素子を駆動す
    るビット線選択ドライバが設けられていることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれかにおいて、 前記ローカルドライバ領域は、奇数番目のセクタ領域内
    の前記ブロック領域と偶数番目のセクタ領域内の前記ブ
    ロック領域とを前記第2の方向にて挟んだ両側にそれぞ
    れ設けられていることを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 複数のワード線が、奇数番目のセクタ領域内の前記ブロ
    ック領域と偶数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域
    とに亘って延長形成されていることを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記奇数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と隣接
    する前記ローカルドライバ領域には、前記複数のワード
    線の一部を駆動する第1のワード線ドライバが設けら
    れ、前記偶数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と
    隣接するローカルドライバ領域には、前記複数のワード
    線の他の一部を駆動する第2のワード線ドライバが設け
    られていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記第1,第2のワード線ドライバの各々には、前記複
    数のワード線のうち、前記第1の方向にて1本置きに配
    列された半数のワード線がそれぞれ接続されていること
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至10のいずれかにおい
    て、 前記奇数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と偶数
    番目のセクタ領域内の前記ブロック領域とにそれぞれ配
    置された複数のサブビット線のうち、前記第2の方向に
    て1本置きに配置された半数のサブビット線に接続され
    た複数の第1のビット線選択スイッチング素子と、残り
    の半数のサブビット線に接続された複数の第2のビット
    線選択スイッチング素子とが設けられ、 前記奇数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と隣接
    する前記ローカルドライバ領域には、前記複数の第1の
    ビット線選択スイッチング素子を駆動する第1のビット
    線選択ドライバが設けられ、 前記偶数番目のセクタ領域内の前記ブロック領域と隣接
    する前記ローカルドライバ領域には、前記複数の第2の
    ビット線選択スイッチング素子を駆動する第2のビット
    線選択ドライバが設けられていることを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかにおい
    て、 前記第1,第2の不揮発性メモリ素子の各々は、酸化膜
    (O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)からなるONO
    膜を電荷のトラップサイトとして有し、前記トラップサ
    イトにデータをプログラムすることを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
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