JP2003091996A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

Info

Publication number
JP2003091996A
JP2003091996A JP2001285078A JP2001285078A JP2003091996A JP 2003091996 A JP2003091996 A JP 2003091996A JP 2001285078 A JP2001285078 A JP 2001285078A JP 2001285078 A JP2001285078 A JP 2001285078A JP 2003091996 A JP2003091996 A JP 2003091996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
bit line
charge pump
driver
constant voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001285078A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Natori
完治 名取
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001285078A priority Critical patent/JP2003091996A/ja
Priority to US10/246,665 priority patent/US6778446B2/en
Publication of JP2003091996A publication Critical patent/JP2003091996A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/30Power supply circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • G11C5/145Applications of charge pumps; Boosted voltage circuits; Clamp circuits therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】1つのチャージポンプを用いて複数の動作電圧
を得ることにより、占有面積及びコストの低減並びに消
費電力の削減を図る。 【解決手段】ストロングチャージポンプ11は、5.0
V及び8.0Vの電源電圧を発生する。この電源電圧は
定電圧回路13〜18に供給される。定電圧回路13〜
18は、リード、プログラム及び消去の各動作モードに
応じて、夫々電圧VPBL、VPYS、VPCGL,V
PCGL,VPCGH,VPCGHを発生する。これら
の電圧は、アレイブロックのビット線BL及びコントロ
ールゲート線CGに供給される。こうして、チャージポ
ンプ11からの電源電圧を利用して複数の動作電圧を得
て、ツインメモリセルの不揮発性メモリ素子に対するリ
ード、プログラム又は消去を可能にする。1つのストロ
ングチャージポンプ11によって複数の動作電圧を発生
させており、占有面積及びコストの低減並びに消費電力
の削減が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置に関し、特に電源電圧を昇圧させるチャージポン
プ手段を具備した不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置は、機能に応じて様々な
種々に分類される。このような半導体記憶装置において
は、一般的に、メモリセルがマトリクス状に配列されて
構成されるメモリセルアレーに対して、行方向と列方向
のアドレスを指定することで、各メモリセルに対するリ
ード、プログラム、消去等を行うようになっている。
【0003】各メモリセルに接続された行方向の信号線
と列方向の信号線とに印加する電圧を制御することで、
特定のメモリセルにアクセスしてリード、プログラム及
び消去のうち所定の動作をすることが可能である。即
ち、所定のメモリセルを選択するためには、他のメモリ
セルに印加する電圧に対して異なる電圧を電源電圧から
発生させて印加させればよい。
【0004】ところで、近年、電気的な消去が可能で不
揮発性を有する不揮発性半導体装置として、MONOS
(Metal-Oxide-Nitride-Oxide-Semiconductorまたは-su
bstrate)型が開発されている。このMONOS型不揮
発性半導体記憶装置は、文献(Y.Hayashi,et al,2000 S
ymposiumon VLSI Technology Digest of Technical Pap
ers p.122-p.123)に詳述されているように、各メモリ
セルが夫々2つのメモリ素子を有する。
【0005】この文献にも記載されているように、この
ようなMONOS型不揮発性半導体記憶装置の各メモリ
素子に対して、各メモリセルの数に応じた信号線(制御
線)でアクセスするためには、2種類の電圧値だけでな
く、複数種類の電圧値を各信号線(制御線)に設定する
必要がある。
【0006】この場合には、電源電圧で動作するチャー
ジポンプ回路及びレギュレータの組の装置を、メモリの
各動作に対して必要な電圧の種類だけ用意すればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、必要な
電圧値の数だけチャージポンプ回路及びレギュレータの
組の装置が必要であることから、特にチャージポンプに
よるチップ上の占有面積が増大し、コスト高となってし
まう。また、チャージポンプ回路は比較的大きな電流を
消費することから、必要な動作電圧の数が多くなると、
チャージポンプ回路及びレギュレータの組の装置の数が
多くなり、装置全体の消費電流が増大してしまうという
問題点があった。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、動作電圧として必要な電圧値が多い場合で
も、1つのチャージポンプ回路を用いて複数種類の電圧
値を発生させることにより、チャージポンプ回路による
占有面積を低減してコストを下げ、消費電流を抑制する
ことができる不揮発性半導体記憶装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る不揮発性半
導体記憶装置は、電源電圧を昇圧させるチャージポンプ
手段と、前記チャージポンプ手段からの電圧が与えられ
て、1又は複数の電圧値の定電圧を夫々発生する1又は
複数の定電圧手段と、複数の不揮発性メモリ素子によっ
て構成されたメモリアレイ内の所定の不揮発性メモリ素
子に対するリード、プログラム又は消去のうちの少なく
とも1つを実行させるために、前記1又は複数の定電圧
手段が夫々発生した前記1又は複数の定電圧を、前記複
数の不揮発性メモリ素子に対して設定する動作電圧設定
手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】このような構成によれば、チャージポンプ
手段によって、電源電圧が昇圧される。チャージポンプ
手段からの電圧を用いて、1つ又は複数の定電圧手段に
よって、夫々1又は複数の電圧値の定電圧が得られる。
即ち、1つのチャージポンプ手段によって、同時に複数
の電圧値の定電圧を発生させることができると共に、例
えばモード毎に各定電圧手段が発生する電圧値を変化さ
せることができる。動作電圧設定手段は、各不揮発性メ
モリ素子に対して、1又は複数の定電圧手段が夫々発生
した1又は複数の定電圧を設定する。これにより、不揮
発性メモリ素子を複数の動作電圧によって駆動する必要
がある場合でも、1つのチャージポンプ手段によって、
これらの複数の動作電圧を得ることができる。チャージ
ポンプ手段を1つ設ければよく、複数の動作電圧が必要
な場合でも、占有面積を低減して低コスト化を図ると共
に、消費電流を抑制することができる。
【0011】前記チャージポンプ手段は、電源電圧を昇
圧させて複数の電圧を発生することを特徴とする。
【0012】このような構成によれば、1又は複数の定
電圧手段によって発生可能な電圧値の幅を広げることが
できる。
【0013】前記1又は複数の定電圧手段は、夫々、前
記不揮発性メモリ素子に対するリード、プログラム又は
消去の各モードに応じて、異なる電圧値の定電圧を発生
可能であることを特徴とする。
【0014】このような構成によれば、1又は複数の定
電圧手段は、リード、プログラム又は消去の各モードに
応じた定電圧を得ることができ、モード毎に複数の動作
電圧が必要な場合でも、各モードの実行が可能である。
【0015】前記不揮発性メモリ素子は、1つのワード
ゲートと、第1,第2のコントロールゲートによって制
御されるツインメモリセルを構成するメモリ素子である
ことを特徴とする。
【0016】このような構成によれば、ツインメモリセ
ルによるメモリアレイに対して、例えばリード、プログ
ラム又は消去が可能である。
【0017】前記動作電圧設定手段は、前記1又は複数
の定電圧手段からの電圧値を、前記第1,第2のコント
ロールゲート及び前記不揮発性メモリ素子のトラップ電
荷に対してアクセスするための不純物層に対して、夫々
独立して設定することを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、動作電圧設定手
段は、ツインメモリセルを選択するワードゲートに必要
な動作電圧を設定し、選択されたツインメモリセル内の
不揮発性メモリ素子を選択するための第1,第2のコン
トロールゲートに必要な動作電圧を設定し、選択された
不揮発性メモリ素子のトラップ電荷にアクセスするため
の不純物層に対して必要な動作電圧を設定する。これに
より、所定のツインメモリセルの所定の不揮発性メモリ
素子に対して、例えばリード、プログラム又は消去が可
能である。
【0019】前記動作電圧設定手段は、同一行の前記ツ
インメモリセルのワードゲートに接続されるワード線
と、行方向に隣接する前記ツインメモリセル同士の相互
に隣接する前記第1,第2のコントロールゲートが同一
列で共通接続されたコントロールゲート線と、行方向に
隣接する前記ツインメモリセル同士の相互に隣接する不
揮発性メモリ素子のトラップ電荷に対してアクセスする
ための不純物層が同一列の共通接続されたビット線とを
具備し、前記1又は複数の定電圧手段からの電圧値を、
コントロールゲート線及びビット線に対して、夫々独立
して設定することを特徴とする。
【0020】このような構成によれば、動作電圧設定手
段は、ワード線によって同一行のツインメモリセルを選
択し、コントロールゲート線によって行方向に隣接する
ツインメモリセル同士の相互に隣接する第1,第2のコ
ントロールゲートについて同一列で共通に選択し、ビッ
ト線によって行方向に隣接するツインメモリセル同士の
相互に隣接する不揮発性メモリ素子のトラップ電荷に対
してアクセスするための不純物層について同一列で共通
に選択する。これにより、多数の不揮発性メモリ素子に
よって構成されるメモリアレイであっても、動作電圧を
設定すべき箇所を少なくすることができる。
【0021】また、前記不揮発性メモリ素子は、酸化膜
(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)からなるONO
膜を電荷のトラップサイトとすることを特徴とする。
【0022】このような構成によれば、MONOS型不
揮発性メモリを用いた装置の動作電圧の設定が可能であ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を示すブロ
ック図である。
【0024】本実施の形態は、1つのチャージポンプを
有する電圧発生回路によって、ツインメモリセルを用い
て構成されたアレイブロックへの複数種類の電圧の供給
を可能にしたものである。
【0025】また、本実施の形態は、リード時には、他
のモード時よりも、必要な動作電圧に対するチャージポ
ンプ出力の余裕を大きくすることにより、チャージポン
プの出力を、常時必要な動作電圧以上の電圧に維持させ
るようにしたものである。
【0026】また、本実施の形態は、低消費電流のレギ
ュレータ(定電圧回路)を用い、スタンバイ時とアクテ
ィブ時とで使用するレギュレータを変化させることによ
り、スタンバイ時における消費電流を低減させるように
したものである。
【0027】先ず、図2を参照してアレイブロックを構
成するツインメモリセルの構成及びその動作について説
明する。図2はツインメモリセルの構造を示す模式的断
面図である。
【0028】図2に示すように、P型ウェル102上に
は、複数のツインメモリセル100(…,100
[i],100[i+1],…)がB方向(以下、行方
向又はワード線方向という)に配列されて構成されてい
る。後述するように、ツインメモリセル100は、列方
向(図2の紙面に垂直な方向)(以下、ビット線方向と
もいう)にも複数配列されて、マトリクス状に構成され
る。
【0029】各ツインメモリセル100は、P型ウェル
102上にゲート絶縁膜を介して形成されるワードゲー
ト104と、第1,第2のコントロールゲート106
A,106Bと、第1,第2のメモリ素子(MONOS
メモリ素子)108A,108Bとによって構成され
る。
【0030】第1,第2のメモリ素子108A,108
Bの各々は、P型ウェル102上に、酸化膜(O)、窒
化膜(N)及び酸化膜(O)を積層したONO膜109
を有し、ONO膜109にて電荷をトラップすることが
可能である。第1,第2のメモリ素子の各ONO膜10
9上には、夫々第1,第2のコントロールゲート106
A,106Bが形成されている。MONOSのM(金
属)に相当するポリシリコンにて形成される第1,第2
のコントロールゲート106A,106Bによって、第
1,第2のメモリ素子108A,108Bの動作状態を
制御するようになっている。なお、第1,第2のコント
ロールゲート106A,106Bは、シリサイドなどの
導電材で構成することもできる。
【0031】第1,第2のメモリ素子108A,108
B相互間には、電気的に絶縁されて、例えばポリシリコ
ンを含む材料によって形成されたワードゲート104が
形成されている。ワードゲート104に印加される電圧
によって、各ツインメモリセル100の第1,第2のメ
モリ素子108A,108Bが選択されるか否かが決定
される。
【0032】このように、1つのツインメモリセル10
0は、スプリットゲート(第1,第2のコントロールゲ
ート106A,106B)を備えた第1,第2のMON
OSメモリ素子108A,108Bを有し、第1,第2
のMONOSメモリ素子108A,108Bにて1つの
ワードゲート104が共用される。
【0033】第1,第2のMONOSメモリ素子108
A,108Bは、独立して電荷のトラップサイトとして
機能し、電荷のトラップを制御するワードゲート104
は、図2に示すように、行方向に間隔をおいて配列され
て、ポリサイド等で形成される1本のワード線WLに共
通接続されている。ワード線WLに所定の信号を供給す
ることで、同一行の各ツインメモリセル100の第一及
び第二のメモリ素子の少なくとも1つを選択可能とする
ことができる。
【0034】各コントロールゲート106A,106B
は、列方向に沿って延び、同一列に配列された複数のツ
インメモリセル100にて共用されて、コントロールゲ
ート線として機能する。行方向に隣接するメモリセル1
00同士の相互に隣接するコントロールゲート106
A,106Bは、サブコントロールゲート線SCG
(…,SCG[i],SCG[i+1],…)に共通接
続されている。サブコントロールゲート線SCGは、例
えばワードゲート104、コントロールゲート106
A,106B及びワード線WLよりも上層の金属層で形
成される各サブコントロールゲート線SCGに独立して
電圧を印加することによって、後述するように、各メモ
リセル100の2つのメモリ素子108A及びメモリ素
子108Bを独立して制御することができる。
【0035】行方向に隣接するメモリセル100同士の
相互に隣接するメモリ素子108A,108B相互間に
は、P型ウェル102内において不純物層110(…,
110[i],110[i+1],…)が形成されてい
る。これらの不純物層110は、例えばP型ウェル10
2内に形成されたn型不純物層であり、列方向に沿って
延び、同一列に配列された複数のツインメモリセル10
0にて共用されて、ビット線BL(…,BL[i],B
L[i+1],…)として機能する。
【0036】ビット線BLに対する電圧の印加及び電流
検出によって、ワード線WL及びサブコントロールゲー
ト線SCGによって選択された各メモリセル100の一
方のメモリ素子に対して、電荷(情報)のリード及びプ
ログラムが可能となる。
【0037】(不揮発性半導体記憶装置の全体構成)上
述のツインメモリセル100を用いて構成される不揮発
性半導体記憶装置の全体構成について、図3(A)〜図
3(E)を参照して説明する。図3は図1中のアレイブ
ロックの具体的な構成を示すブロック図である。
【0038】図3(A)は1チップの不揮発性半導体記
憶装置のブロック図であり、メモリセルアレイ領域20
0とグローバルワード線デコーダ201とを有する。メ
モリセルアレイ領域200は、例えば計64個の第0〜
第63のセクタ領域210(210−0〜210−6
3)を有する。
【0039】64個のセクタ領域210は、図3(A)
に示すようにメモリセルアレイ領域200を第2の方向
(行方向)Bでそれぞれ分割したもので、各セクタ領域
210は第1の方向(列方向)Aを長手方向とする縦長
形状を有する。データ消去の最小単位がセクタ領域21
0であり、セクタ領域210内の記憶データは一括して
または時分割で消去される。
【0040】メモリセルアレイ領域200は、例えば4
K本のワード線WLと、4K本のビット線BLとを有す
る。ここで、本実施の形態では1本のビット線SBLに
2つのMONOSメモリ素子108A,108Bが接続
されるため、4K本のサブビット線SBLは8Kbit
の記憶容量を意味する。各セクタ領域210の記憶容量
はメモリ全体の記憶容量の1/64であり、(4K本の
ワード線WL)×(64本のビット線BL)×2で定義
される記憶容量を有する。
【0041】図3(B)は、図3(A)に示す不揮発性
半導体記憶装置の隣り合う2つの第0及び第1のセクタ
領域210の詳細を示している。図3(B)に示すよう
に、2つのセクタ210の両側に、ローカルドライバ領
域(ローカルコントロールゲートドライバ、ローカルビ
ット線選択ドライバ及びローカルワード線ドライバを含
む)220A,220Bが配置されている。また、2つ
のセクタ210と2つのローカルドライバ領域220
A,220Bの例えば上辺には、セクタ制御回路222
が配置されている。
【0042】各セクタ領域210は第2の方向にて分割
され、16ビットのデータをリード・ライト可能にI/
O0〜I/O15用の16個のメモリブロック(入出力
ビットに対応したメモリブロック)214を有してい
る。各メモリブロック214は、図3(B)に示すよう
に、4K(4096)本のワード線WLを有する。
【0043】図3(C)に示すように、図3(B)に示
す1つのセクタ領域210は、第1の方向Aにて8個の
ラージブロック212に分割されている。この各ラージ
ブロック212は、図3(D)に示すように、第1の方
向Aにて8個のスモールブロック215に分割されてい
る。
【0044】各スモールブロック215は、図3(E)
に示すように、64本のワード線WLを有する。そし
て、各スモールブロック215は、行方向に沿って配列
された16個のスモールメモリブロック216により構
成されている。
【0045】図4は図3のスモールメモリブロック21
6の具体的な構成を示す回路図である。
【0046】図4においては、ツインメモリセル100
を、ワードゲート104により駆動されるトランジスタ
T2と、第1,第2のコントロールゲート106A,1
06Bによって夫々駆動されるトランジスタT1,T3
とを直列に接続したものと模式化して示している。スモ
ールメモリブロック216は、図4に示すように、ツイ
ンメモリセル100を列方向に例えば64個配列し、行
方向に例えば4個配列して構成され、64本のワード線
WL、4本のサブコントロールゲート線SCG0〜SC
G3及び4本のビット線BL0〜BL3を有している。
【0047】各行の全てのワードゲート104は、各行
のワード線WLに共通接続されている。行方向に隣接す
るツインメモリセル100同士の相互に隣接する第1,
第2のコントロールゲート106A,106Bには、同
一列の各ツインメモリセル100において共用されて、
共通のサブコントロールゲート線SCG0〜SCG3が
接続されている。また、行方向に隣接するツインメモリ
セル100同士の相互に隣接する不純物層110には、
同一列のツインメモリセル100において共用されて、
共通のビット線BL0〜BL3が接続されている。
【0048】スモールメモリブロック216は、リード
及びプログラムの最小制御単位である。64本のワード
線WLによっていずれかの行の4つのワードゲート10
4が選択され、4本のサブコントロールゲート線SCG
0〜4の各々を所定の電圧とすることにより選択された
行の、行方向の8つのメモリ素子108A,108Bの
うちの1つが選択メモリ素子として選択される。即ち、
行方向の8つのメモリ素子のうちの1つ(1ビット)を
選択メモリ素子として選択することができ、ビット線B
Lによってリード及びプログラムが可能である。
【0049】図5はセクタ210の具体的な構成を示す
ブロック図である。
【0050】上述したように、セクタ210は、行方向
に配列された16個のメモリブロック214、即ち、列
方向に配列された64個のスモールメモリブロック21
6によって構成される。行方向に配列された16個のス
モールメモリブロック216の全てのサブコントロール
ゲート線SCG0〜SCG3は、夫々共通接続されてメ
インコントロールゲート線MCG0〜MCG3を構成す
る。
【0051】スモールブロック215(215−0〜2
15−63)のメインコントロールゲート線MCG0〜
MCG3は、CGドライバ300(300−0〜300
−63)に接続される。CGドライバ300は、セクタ
210単位のコントロールゲート駆動部であり、メイン
コントロールゲート線MCG0〜MCG3を制御して、
スモールブロック215(スモールブロック216)の
サブコントロールゲート線SCG0〜SCG3の電圧レ
ベルを設定する。
【0052】64個のスモールブロック215のうちの
1つのスモールブロック215が選択ブロックとして選
択され、選択ブロック内の選択メモリ素子からビット単
位でリード及びプログラムが行われるようになってい
る。また、隣接する2つのセクタのうち、1つのセクタ
内に選択ブロックがあるときこれに隣接する他のセクタ
のスモールブロック215を対向ブロックと呼ぶ。
【0053】図6は第0セクタのあるスモールブロック
215とこれに対向する第1セクタのスモールブロック
215を制御する各ドライバの構成を示すブロック図で
ある。図6では、隣り合う2つの第0,第1のセクタ2
10内の2つのスモールブロック215及びその両側に
配置されたローカルドライバ領域220A,220Bの
詳細を示している。なお、隣接する第2,第3セクタ、
第4,第5セクタ,…の構成も図6と同様である。
【0054】図6に示すように、紙面左側のローカルド
ライバ領域220Aには、第0乃至第3のローカルコン
トロールゲート線ドライバ(CGDRV0〜CDGRV
3)が配置されている。図6の4つのローカルコントロ
ールゲート線ドライバCGDRV0〜CGDRV3によ
って図5の1つのCGドライバ300が構成される。ロ
ーカルコントロールゲート線ドライバCGDRV0〜C
GDRV3によって、スモールブロック215内の各ス
モールメモリブロック216の各サブコントロールゲー
ト線SCG0〜SCG3が制御される。
【0055】また、第0セクタ内のローカルドライバ領
域220Aには、第0及び第1セクタ内の偶数番のワー
ド線WL0,WL2,…WL62を夫々駆動する第0,
第2,…,第62ローカルワード線ドライバ(WLDR
V0,WLDRV2,…WLDRV62)が設けられて
いる。同様に、第1セクタ内のローカルドライバ領域2
20Bには、第0及び第1セクタ内の奇数番のワード線
WL1,WL3,…WL63を夫々駆動する第1,第
3,…,第63ローカルワード線ドライバ(WLDRV
1,WLDRV3,…WLDRV63)が設けられてい
る。なお、ローカルドライバ領域220A,220Bに
は、第0セクタ内の1本の冗長ワード線を駆動する図示
しない冗長ワード線ドライバ(WLDRVR)も配置さ
れている。
【0056】ローカルワード線ドライバ(WLDRV0
〜WLDRV63)は、図3のグローバルWLデコーダ
201に制御されて、第0,第1セクタの各行のワード
ゲート104を、行単位で選択することが可能である。
また、ローカルコントロールゲート線ドライバ(CGD
RV0〜CDGRV3)によって、各セクタ毎に、所定
列のツインメモリセル100の一方のメモリ素子を、メ
モリ素子単位で選択することが可能である。
【0057】また、ローカルドライバ領域220A,2
20Bには、夫々第0,第1のローカルビット線ドライ
バ(BSDRV0,BSDRV1)が配置されている。
第1のローカルビット線ドライバ(BSDRV1)は、
第0及び第1セクタの奇数番のビット線BL1,BL3
をスモールブロック215の単位毎にメインビット線に
接続するか否かを制御するビット線選択トランジスタ2
17A(図7参照)を駆動する。第0のローカルビット
線ドライバ(BSDRV0)は、第0,第1セクタの例
えば偶数番のビット線BL0,BL2をスモールブロッ
ク215の単位毎にメインビット線に接続するか否かを
制御するビット線選択トランジスタ217B(図7参
照)を駆動する。
【0058】図7は第0,第1セクタの隣接するスモー
ルブロック215の具体的な構成を示す回路図である。
なお、他の隣接するセクタの組についても同様の構成を
有している。
【0059】ビット線BL(BL0〜BL3)は、図4
に示すように、各スモールメモリブロック216毎に独
立して配置されている。ある入出力用メモリブロック内
の各スモールメモリブロック216内の各ビット線BL
0(不純物層)同士、BL1同士、BL2同士及びBL
3同士は、夫々金属配線によって共通接続されてメイン
ビット線MBLが構成される。各メインビット線MBL
からスモールメモリブロック216内の各ビット線BL
1,BL3に至る各経路途中には、夫々ビット線選択ト
ランジスタ217Aが配置され、各ビット線BL0,B
L2に至る各経路途中には、夫々ビット線選択トランジ
スタ217Bが配置されている。
【0060】各入出力用メモリブロックの信号の入出力
経路が4本のメインビット線MBLであり、ローカルビ
ット線ドライバ(BSDRV0,BSDRV1)によっ
て4つのビット線選択トランジスタ217A,217B
をオンにすることによって、各ビット線BLをアクティ
ブにし、各ビット線BLの印加電圧及び電流供給を制御
することによって、1ビット単位でデータのリード及び
プログラムが可能となる。
【0061】図6及び図7に示すように、第0セクタと
第1セクタとでは、ワード線WLは共用されるが、メイ
ンビット線MBL及びメインコントロールゲート線MC
Gは夫々独立して設けられている。
【0062】(第0及び第1セクタの駆動回路)次に、
図1を参照して第0及び第1セクタ内の各スモールブロ
ック215内のツインメモリセルを駆動する回路につい
て説明する。
【0063】まず、第0乃至第63セクタに共用される
構成として、コントロールロジック53、電圧発生回路
55、プリデコーダ400と、64個のグローバルデコ
ーダ402−0〜402−63と、Yデコーダ404と
が設けられている。コントロールロジック53には各種
制御入力が入力され、電圧発生回路55に対する制御信
号を含む各種制御信号を生成する。
【0064】プリデコーダ400は、選択対象の不揮発
性メモリ素子(選択セル)を特定するアドレス信号A
[20−0]をデコードするものである。このアドレス信
号A[20−0]の意味付けを下記の表1に示す。
【0065】 (表1) アドレス グループ 機能 A[20−15] セクタ Choose 1 of 64 A[14−12] 行 Choose 1 of 8 A[11−0] Choose 1 of 4096 A[11−9] ラージブロック Choose 1 of 8 A[8−6] スモールブロック Choose 1 of 8 A[5−0] 列 Choose 1 of 64 上記表1に示すように、上位のアドレス信号A[20−
15]で64セクタの中の1つのセクタが選択され、中
位のアドレス信号A[14−12]で図4に示す1つのス
モールメモリブロック216内の4セル(8ビット)の
中の1ビットが選択され、下位のアドレス信号A[11
−0]で1つのセクタ内の4096本の中の1本のワー
ド線WLが選択される。また、アドレス信号A[11−
9]で1つのセクタ内に存在する8つのラージブロック
212の中の1つが選択され、アドレス信号A[8−6]
で1つのラージブロック212内に存在する8つのスモ
ールブロック215の中の1つが選択され、アドレス信
号A[5−0]で1つのスモールブロック215内に存在
する64本のワード線WLの中の1本が選択される。
【0066】64個のグローバルデコーダ402−0〜
402−63は、下位のアドレス信号A[11−0]をプ
リデコーダ400にてプリデコードした結果に基づい
て、64本のグローバルワード線GWL[0]〜GWL
[63]をアクティブとする。なお、データリード時とデ
ータプログラム時では1本のグローバルワード線GWL
のみがアクティブ(Vdd)とされる。データイレース
時で、1つのセクタ内を一括して消去する際には64本
のグローバルワード線GWLが全てアクティブ(Vd
d)とされることにより、1つのセクタ内のすべてのワ
ード線が選択されて、消去用のワード線電圧が供給され
る。また、1つのセクタ内のすべてのコントロールゲー
ト線が選択されて、消去用のコントロールゲート電圧が
供給される。
【0067】Yデコーダ404は、Yパス選択ドライバ
410を介してYパス回路412を駆動して、スモール
ブロック215内の選択されたビット線を、後段のセン
スアンプまたはビット線ドライバに接続するものであ
る。
【0068】上述したように、図7の各スモールブロッ
ク215の左右には、ローカルドライバ領域220A,
220Bが設けられている。
【0069】第0及び第1セクタ内の例えば第1行目の
スモールブロック215−0を例に挙げれば、その左側
のローカルドライバ領域220Aには、第0セクタ内の
第1行目のスモールブロック215−0の4本のメイン
コントロールゲート線MCGを駆動するコントロールゲ
ート線ドライバCGDRV、すなわちローカルCGドラ
イバCGDRV0〜3と、第0及び第1セクタ内の偶数
番の32本のワード線WLを駆動するローカルワード線
ドライバWLDRV[31−0]と、第0及び第1セクタ
内の奇数番のサブコントロールゲート線SCG1,3,
・・・,63に接続されたビット線選択トランジスタ2
17Bを駆動するローカルコントロールゲート線選択ド
ライバCSDRV[0]が配置されている。右側のローカ
ルドライバ領域220Bには、第1セクタ内の第1行目
のスモールブロック215−0の4本のメインコントロ
ールゲート線MCGを駆動するコントロールゲート線ド
ライバCGDRV、すなわちローカルCGドライバCG
DRV0〜3と、第0及び第1セクタ内の奇数番の32
本のワード線WLを駆動するローカルワード線ドライバ
WLDRV[63−32]と、第0及び第1セクタ内の偶
数番のサブコントロールゲート線SCG0,2,・・
・,62に接続されたビット線選択トランジスタ217
Aを駆動するローカルコントロールゲート線選択ドライ
バCSDRV[1]が配置されている。
【0070】本実施の形態においては、セルアレイブロ
ックがツインメモリセルを採用していることから、後述
するように、セルアレイを駆動してデータリード、デー
タプログラム及びデータ消去動作を行うためには、消去
動作時以外の各動作においても、複数種類の電圧を供給
する必要がある。電圧発生回路55は、コントロールロ
ジック53に制御されて、メモリセルアレイブロックに
おいて用いる複数種類の電圧を発生するようになってい
る。
【0071】次に、電圧発生回路55からの電圧を用い
た、メモリセルアレイ領域200からのデータ読み出
し、データプログラム及びデータ消去動作について説明
する。
【0072】データ読み出し及びデータプロラムについ
ては、例えば、隣接する奇数番目と偶数番目の2つのセ
クタ210を単位として制御が行われる。図8は2つの
セクタに対する制御を説明するための説明図である。図
8の四角の枠はスモールブロック行を示している。左側
のスモールブロック行の列は、1セクタ(図8の例では
第0セクタ)を示しており、右側のスモールブロック行
の列は、第0セクタに隣接するセクタ(第1セクタ)を
示している。
【0073】選択ブロックは、選択されたスモールブロ
ック行であり、対向ブロックは選択ブロックに隣接する
非選択のスモールブロック行である。図8の斜線のスモ
ールブロック行は、選択ブロック及び対向ブロック以外
の全ての非選択ブロックを示している。
【0074】下記表2及び表3は、リード時、プログラ
ム時及び消去(イレーズ)時のコントロールゲート線C
G、ビット線BL及びワード線WLの各電位を示してい
る。
【0075】以下、表2及び表3に基づいて、各モード
の動作について説明する。動作説明においては、図9の
説明図に示すように、1つのツインメモリセル100
を、ワードゲート104により駆動されるトランジスタ
T2と、第1,第2のコントロールゲート106A,1
06Bにより夫々駆動されるトランジスタT1,T3と
を直列に接続したものと模式化して説明する。
【0076】 先ず、メモリセルからのデータ読み出しモード時の動作
について図10及び図11の概略説明図、図12のグラ
フ、並びに図13及び図14の概略説明図を参照して説
明する。図10は1本のワード線WLに接続されたツイ
ンメモリセル100[i]を選択セルとし、選択セルの
ワードゲート104に隣接するMONOSメモリ素子1
08B側を選択サイドとして、選択メモリ素子108B
からデータをリバースモードで読み出す場合の各所の電
位設定を示している。図10では選択セル及び選択セル
に隣接した非選択セルであるツインメモリセル100
[i−1]〜100[i+2]の各所の電位設定を示し
ている。また、図11は選択ブロックにおける電圧設定
を示している。なお、選択セルの各メモリ素子のうち選
択メモリ素子の逆側を対向サイドとして、対向サイドの
メモリ素子を対向メモリ素子とする。
【0077】図11に示すように、選択セルである図1
0のツインメモリセル100[i]は、ワードゲート1
04がメモリブロック214の第2行目のワード線WL
1に接続されているものとする。この場合には、ワード
線WL1に読み出し用ワード線選択電圧としてVdd
(例えば1.8V)を印加する。これにより、第2行目
の各ツインメモリセルの各トランジスタT2が全てオン
となる。なお、他のワード線WL0,WL3,WL4,
…には、0Vが印加される。
【0078】ローカルコントロールゲート線ドライバ
(CGDRV0〜CGDRV3)は、定電圧回路18か
ら電圧VPCGHとして3Vが供給され、ツインメモリ
セル100[i]の対向サイドのコントロールゲート1
06Aに対して、サブコントロールゲート線SCG
[i]を介してオーバライド電圧として印加する。ま
た、ローカルドライバ領域220Aは、定電圧回路16
から電圧VPCGLとして1.5Vが供給され、ツイン
メモリセル100[i]の選択サイドのコントロールゲ
ート106Bに供給するゲート電圧VCGとして、この
1.5Vを読み出し電圧Vreadとして印加する。
【0079】なお、オーバライド電位は、ツインメモリ
セル100[i]中の対向メモリ素子のプログラムの有
無に拘わらず、対向メモリ素子に相当するトランジスタ
をオンさせてプログラム電流を流すために必要な電位で
ある。
【0080】対向サイドのコントロールゲート106A
に印加されたオーバライド電圧によって、MONOSメ
モリ素子108Aに相当するトランジスタT1はオンと
なる。この場合には、MONOSメモリ素子108Bに
相当するトランジスタT3の動作は、選択セルであるM
ONOSメモリ素子108Bに電荷が蓄積されていたか
否かによって異なる。
【0081】図12は横軸に選択サイドのコントロール
ゲートに対するゲート電圧VCGをとり縦軸に選択メモリ
素子に相当するトランジスタのソース・ドレイン間に流
れる電流Idsをとって、両者の関係を示している。
【0082】図12に示すように、選択メモリ素子であ
るMONOSメモリ素子108Bに電荷が蓄積されてい
ない場合には、コントロールゲート電圧VCGが低いしき
い値電圧Vlowを超えると電流Idsが流れ始める。
これに対して、選択メモリ素子であるMONOSメモリ
素子108Bに電荷が蓄積されている場合には、選択サ
イドのコントロールゲート電圧VCGが高いしきい値電圧
Vhighを超えない限り電流Idsは流れ始めない。
【0083】データ読み出し時に選択サイドのコントロ
ールゲート106Bに印加される電圧Vreadは、2
つのしきい値電圧Vlow,Vhighのほぼ中間電圧
に設定されている。従って、選択メモリ素子であるMO
NOSメモリ素子108Bに電荷が蓄積されていない場
合には、電流Idsが流れ、選択メモリ素子であるMO
NOSメモリ素子108Bに電荷が蓄積されている場合
には電流Idsが流れないことになる。
【0084】データ読み出し時には、図11に示すよう
に、対向メモリ素子に接続されたビット線BL[i]
(不純物層110[i])にはセンスアンプ24を接続
する。また、他のビット線BL[i−1],[i+
1],[i+2]の電位VD[i−1],[i+1],
[i+2]を0Vに夫々設定する。そうすると、選択メ
モリ素子であるMONOSメモリ素子108Bに電荷が
蓄積されていない場合には、電流Idsが流れて、オン
状態のトランジスタT1,T2を介して、対向サイドの
ビット線BL[i]に例えば25μA以上の電流が流れ
る。これに対し、選択メモリ素子であるMONOSメモ
リ素子108Bに電荷が蓄積されている場合には、電流
Idsが流れず、トランジスタT1,T2がオン状態で
あっても、対向メモリ素子に接続されたビット線BL
[i]に流れる電流は、例えば10nA未満となる。
【0085】このように、対向サイドのビット線BL
[i]に流れる電流をセンスアンプ24にて検出するこ
とで、選択メモリ素子であるツインメモリセル100
[i]のMONOSメモリ素子108Bからのデータ読
み出しが可能となる。
【0086】なお、ビット線選択トランジスタ(n型M
OSトランジスタ)217Aによって、ビット線BL
[i],[i+2]がアクティブにされ、ビット線選択
トランジスタ217Bによって、ビット線BL[i−
1],[i+1]がアクティブにされる。
【0087】これらの選択トランジスタ217A,12
7Bはサイズの関係で電流駆動能力を高く確保すること
は困難であり、本実施の形態では、例えばチャネル幅W
=0.9μm、チャネル長L=0.8μmとなってい
る。
【0088】センスアンプ24に接続されるビット線B
L[i]には上述の電流を確保する必要上、ビット線選
択トランジスタ217Aのゲート電圧を、定電圧回路1
4により、例えば4.5Vの高電圧に設定している。
【0089】一方、図11の選択サイドのMONOSメ
モリ素子108Aのソース側の電圧は0V近傍の電圧
(数十〜百mV程度)となる。このため、ビット線選択
トランジスタ217Bのバックゲートの影響は少ないの
で、そのゲート電圧をVddに設定している。ビット線
選択トランジスタ217Bのゲートには4.5Vを供給
しなくてもよいので、電圧発生回路55(ストロングチ
ャージポンプ11)の負荷を少なくできる。
【0090】なお、選択ブロック内の非選択セルについ
ては、上述した表2に示す電圧値に設定される。
【0091】図13はメモリセルからのデータ読み出し
モード時における対向ブロックの電圧設定を示す説明図
である。
【0092】第1セクタ内の対向ブロックにおいては、
上記表3に示す電圧設定が行われる。即ち、図13に示
すように、各ワード線WLの電圧、ビット線選択トラン
ジスタのゲート電圧は、第0,第1セクタで共用される
ため、図11に示す選択ブロック内と同一設定値とな
る。ビット線BL0〜BL3は全て0Vに設定される。
【0093】図14は選択ブロック及び対向ブロック以
外であって、第0〜第63セクタに存在する非選択ブロ
ック(スモールブロック215)における電圧設定の状
態を示している。図13に示す各非選択ブロックにおい
ても、上記表3に示す電圧設定が行われる。
【0094】これらの非選択ブロックにおいては、ビッ
ト線選択トランジスタ217A,217Bのゲート電
圧、ワード線WL、コントロールゲート線CGのいずれ
もが0Vに設定される。ビット線選択トランジスタ21
7A,217Bがオフしているので、ビット線BLはフ
ローティング状態となる。
【0095】次に、ツインメモリセルのプログラミング
時の動作について図15乃至図20の概略説明図を参照
して説明する。
【0096】図15は1本のワード線WLに接続された
ツインメモリセル100[i]を選択セルとし、選択セ
ルのワードゲート104に隣接するMONOSメモリ素
子108B側を選択サイドとして、選択メモリ素子10
8Bに対するデータプログラミングを行う場合の各所の
電位設定を示している。図16は選択ブロックにおける
電圧設定を示している。なお、このデータプログラミン
グ動作の前には、後述するデータ消去動作が実施されて
いる。
【0097】図15では、図10と同様に、サブコント
ロールゲート線SCG[i]の電位は、定電圧回路16
の出力を用いてオーバライド電位(2.5V)に設定さ
れ、サブコントロールゲート線SCG[i−1],[i
+2]の電位は、0Vに設定されている。
【0098】また、図16の各ワードゲート104の電
位は、ワードゲート電圧発生回路20の出力に基づい
て、ワード線WL1により、電源電圧Vddより低い
1.0V程度のプログラム用ワード線選択電圧に設定さ
れる。また、ツインメモリセル100[i]の選択メモ
リ素子のコントロールゲート106Bには、定電圧回路
18の出力を用いて、サブコントロールゲート線SCG
[i+1]を介して、プログラム用コントロールゲート
電圧である書き込み電圧Vwrite(表2参照(5.
5V))が印加される。
【0099】ところで、BL選択をセクタ単位で制御す
ることができるように、メモリ素子の入出力経路である
ビット線BLには、前述したように、セクタ毎にYパス
回路が配置されている。Yパス回路によってセクタ単位
でビット線BLの入出力を制御することができる。
【0100】図17はビット線BLに接続されるこのよ
うなYパス回路412の内部を概略的に示している。な
お、図17の回路は後述する図25のトランジスタQ9
に相当する。
【0101】Yパス回路412内には、ビット線BLを
センスアンプ24に接続するための第1のトランジスタ
441と、それ以外の経路に接続するための第2のトラ
ンジスタ442とが設けられる。第1,第2のトランジ
スタ441,442のゲートには夫々信号YS0とその
反転信号 /YS0とが入力される。
【0102】第2のトランジスタ442のソースはスイ
ッチ443を介して定電流源444に接続される。スイ
ッチ443は、“0”書込み時に5μAを流し、“1”
書込み時にVddに接続する。
【0103】プログラム時には、信号YS0によって第
1のトランジスタ441がオンとなり、ビット線BL
[i+1]はトランジスタ441を介してビット線ドラ
イバに接続されて、図15及び図16に示すように、ビ
ット線BL[i+1]の電圧VD[i+1]は、プログ
ラム用ビット線電圧である例えば5Vに設定される。こ
の5Vの電圧は、定電圧回路13が発生する5.2Vの
電圧VPBLから得られる。
【0104】一方、BL[i+2]に接続されているYパ
ス回路412内の第2のトランジスタ442は信号 /Y
S0によってオフとなり、スイッチ443が電源電圧V
ddを選択することで、ビット線BL[i+2]は、電
圧Vddに設定される。
【0105】ビット線BL[i−1],[i]に接続さ
れるYパス回路412によって、ビット線BL[i−
1],BL[i]には、第2のトランジスタ442及び
スイッチ443を介して定電流源444からの電流が流
れる。なお、ビット線BL[i−1]に接続されたMO
NOSセルは、そのコントロールゲート線CG[i−
1]が0Vでありオフしている。従って、このMONO
Sセルには電流が流れず、ビット線BL[i−1]は定
電流源444を介して0Vに設定される。
【0106】このような設定では、ツインメモリセル1
00[i]のトランジスタT1,T2がいずれもオンと
なり、ビット線BL[i]に向けて電流Idsが流れる
一方で、MONOSメモリ素子108BのONO膜10
9にはチャンネルホットエレクトロン(CHE)がトラ
ップされる。こうして、MONOSメモリ素子108B
のプログラミング動作が実施されて、データの「0」が
書き込まれる。
【0107】ここで、プログラム用ワード線選択電圧を
約1Vでなく0.77V程度に設定し、ビット線BL
[i]を0Vとする方法もある。本実施の形態ではプロ
グラム用ワード線選択電圧を約1Vと上げてソース・ド
レイン間電流を増やしながらも、プログラム時にビット
線BL[i]に流れ込む電流を、定電流源444にて制
限しているので、ビット線BL[i]の電圧を最適に
(0〜1Vの範囲で本実施の形態では0.7V程度)に
設定することができ、プログラム動作を最適に実施する
ことができるようにしている。
【0108】上述の動作上、非選択セルであるツインメ
モリセル100[i+1]の左側の不揮発性メモリ素子
108Aのコントロールゲートにも、定電圧回路18の
出力に基づく5.5Vが印加される。この場合でも、ツ
インメモリセル100[i+1]の右側のコントロール
ゲートCG[i+2]に印加する電圧は0Vであるの
で、ツインメモリセル100[i+1]のソース・ドレ
イン間(ビット線間)には電流が流れない。しかし、ビ
ット線BL[i+1]には5Vが印加されるので、ツイ
ンメモリセル100[i+1]のソース・ドレイン間
(ビット線間)に高電界がかかると、パンチスルー電流
が流れて、ライトディスターブが生じてしまう。
【0109】そこで、ビット線BL[i+2]の電圧を
0Vでなく、例えばVddとし、ソース・ドレイン間の
電位差を小さくして、ライトディスターブを防止してい
る。また、ビット線BL[i+2]の電圧を0Vを超え
る電圧、好ましくはプログラム時のワード線選択電圧と
同等以上とすることで、メモリセル[i+1]のトラン
ジスタT2がオンされにくくなるため、これによっても
ディスターブを防止するようになっている。
【0110】また、ビット線BL[i+1]には5Vを
供給する必要があることから、ビット線選択トランジス
タ217BのゲートにはBL_セレクトドライバ21に
よって8Vを印加している。一方、ビット線選択トラン
ジスタ217Bのゲートにも同じく8Vを印加した。ビ
ット線BL[i+2]に上述した理由でVddに設定す
る必要上、トランジスタ217AのゲートにもVddよ
り高い電圧を印加する必要があり、トランジスタ217
Bのゲート電圧と同電圧の8Vを使用した。なお、ビッ
ト線選択トランジスタ217Aのゲート電圧は、Vdd
+Vthより高ければよい。
【0111】なお、選択ブロック内の非選択メモリ素子
については、表2に示す電圧設定が行われる。
【0112】第1セクタ内の対向ブロックにおいては、
上記表3に示す電圧設定が行われる。即ち、図18に示
すように、各ワード線WLの電圧、ビット線選択トラン
ジスタのゲート電圧は、第0,第1セクタで共用される
ため、図15に示す選択ブロック内と同一設定値とな
る。ビット線BL0〜BL3は全て0Vに設定される。
【0113】図19は選択ブロック及び対向ブロック以
外であって、第0〜第63セクタに存在する非選択ブロ
ック(スモールブロック215)における電圧設定の状
態を示している。図19に示す各非選択ブロックにおい
ても、上記表3に示す電圧設定が行われる。
【0114】これらの非選択ブロックにおいては、ビッ
ト線選択トランジスタ217A,217Bのゲート電
圧、ワード線WL、コントロールゲート線CGのいずれ
もが0Vに設定される。ビット線選択トランジスタ21
7A,217Bがオフしているので、ビット線BLはフ
ローティング状態となる。
【0115】なお、図20はツインメモリセル100
[i]の左側のMONOSメモリ素子108Aをプログ
ラムする場合における、ツインメモリセル100[i−
1],100[i],100[i+1]の各所の電位設
定を示している。
【0116】次に、ツインメモリセルのデータ消去時の
動作について図21乃至図24の概略説明図を参照して
説明する。
【0117】図21は第0セクタ内の全メモリセルを一
括してデータ消去するため場合の各所の電位設定を示し
ている。図22は第0セクタの一部のメモリセルに対す
る設定電圧を示している。
【0118】図21及び図22に示すように、データ消
去時には、各ワードゲート104の電位は、デコーダで
0Vが選択され、ワード線WLによって0Vに設定さ
れ、コントロールゲート106A,106Bの電位は、
ネガティブチャージポンプ26の出力を用いて、サブコ
ントロールゲート線SCG[i−1],[i],[i+
1],[i+2]によって、例えば−1〜−3V程度の
消去用コントロールゲート線電圧に設定される。更に、
ビット線BL[i−1],[i],[i+1],[i+
2]の各電位は、定電圧回路13及び14の出力を用い
て、ビット線選択トランジスタ217A,217B,ビ
ット線ドライバによって、例えば4.5〜5Vの消去用
ビット線電圧に設定される。
【0119】この場合には、コントロールゲートに印加
された消去用コントロールゲート電圧と、ビット線に印
加された消去用ビット線電圧とで形成される電界によっ
てトンネル効果が生じ、各MONOSメモリ素子108
A,108BのONO膜109にトラップされていた電
子は移動してONO膜109から消去される。こうし
て、複数のツインメモリセルの各メモリ素子のデータは
同時に“1”となってデータの消去が行われる。
【0120】なお、消去動作としては、上述のものとは
異なり、ビットとなる不純物層の表面のバンド−バンド
トンネリングによりホットホールを形成し、蓄えられて
いたエレクトロンを消去するものであってもよい。
【0121】また、セクタ内を一括してデータ消去する
ものに限らず、時分割でデータ消去することも可能であ
る。
【0122】第1セクタ内の対向ブロックにおいては、
上記表3に示す電圧設定が行われる。即ち、図23に示
すように、各ワード線WLの電圧、ビット線選択トラン
ジスタのゲート電圧は、第0,第1セクタで共用される
ため、図19に示す選択ブロック内と同一設定値とな
る。ビット線BL0〜BL3は全て0Vに設定される。
【0123】なお、対向ブロック内の各セルでは、コン
トロールゲート線CGとビット線BLとが共に0Vであ
るので、ディスターブが生ずることはない。
【0124】図24は選択ブロック及び対向ブロック以
外であって、第0〜第63セクタに存在する非選択ブロ
ック(スモールブロック215)における電圧設定の状
態を示している。図24に示す各非選択ブロックにおい
ても、上記表3に示す電圧設定が行われる。
【0125】これらの非選択ブロックにおいては、ビッ
ト線選択トランジスタ217A,217Bのゲート電
圧、ワード線WL、コントロールゲート線CGのいずれ
もが0Vに設定される。ビット線選択トランジスタ21
7A,217Bがオフしているので、ビット線BLはフ
ローティング状態となる。
【0126】ただし、ビット線BLの電圧はほとんど0
Vに近傍の電圧であるので、この非選択ブロック内のセ
ルでもディスターブが生ずることはない。
【0127】図25は図1中の電圧発生回路55の具体
的な構成を示すブロック図である。図25では図面の簡
略化のために、各種ドライバ及び信号線等については、
複数を1つで代表して示しており、電圧発生及びその供
給先を明確にするために、接続関係等については簡略化
して示している。なお、図25中の…V@Stanby、…V
@Read、…V@Pgm、…V@Ers等は、夫々、スタンバイ
モード時、リード時、プログラム時又は消去時等の電圧
を示している。
【0128】本実施の形態においては、1つのチャージ
ポンプを用いて、メモリのリード、プログラム及び消去
に必要な複数種類の電圧を同時に発生することができる
ようになっている。
【0129】図25において、ストロングチャージポン
プ11は、1つの電源Vddから複数種類の電圧を発生
する。図26は図25中のストロングチャージポンプ1
1の具体的な構成を示すブロック図である。
【0130】ストロングチャージポンプ11は、発振回
路32、チャージポンプ回路34及びレベルセンサ33
によって構成されている。発振回路32は、所定周波数
の発振出力をチャージポンプ回路34に出力する。チャ
ージポンプ回路34は、発振出力に対するチャージポン
プ動作による昇圧処理によって、昇圧した電圧を発生す
る。レベルセンサ33は、チャージポンプ回路34の出
力電圧のレベルを検出し、レベルが所定値になるよう
に、発振回路32の発振を制御するようになっている。
これにより、ストロングチャージポンプ11は、所定レ
ベルの電圧を発生することができるようになっている。
【0131】本実施の形態においては、ストロングチャ
ージポンプ11は、例えば、1.8Vの電源電圧Vdd
を昇圧して、メモリセルアレイの動作状態によって、ス
タンバイ、リード時には5.0V、プログラム、イレー
ス時には8.0Vの電圧を発生するようになっている。
【0132】ストロングチャージポンプ11の出力端と
基準電位点との間には、プールキャパシタ27が設けら
れている。プールキャパシタ27は、ストロングチャー
ジポンプ11の出力をプールするようになっている。な
お、本実施の形態においては、プールキャパシタ27の
容量は比較的小さい値に設定されている。
【0133】ストロングチャージポンプ11の出力(プ
ールキャパシタ27の保持電圧)は、レギュレータRG
1〜RG6及びトランジスタQ1 〜Q6 によって構成さ
れる定電圧回路13〜18に供給される。図27は図2
5中の定電圧回路13の構成を示す回路図である。な
お、他の定電圧回路14〜18の構成も定電圧回路13
と同様である。
【0134】端子35にはストロングチャージポンプ1
1からの電圧が供給される。差動増幅器40の正極性入
力端には所定の基準電圧Vrefが印加される。差動増
幅器40の出力端はp型MOSトランジスタQ1 のゲー
トに接続される。トランジスタQ1 のソースは端子35
に接続され、ドレインは差動増幅器40の負極性入力端
に接続される。また、トランジスタQ1 のドレインは抵
抗R1 及び可変抵抗VR1 を介して基準電位点に接続さ
れている。差動増幅器40、抵抗R1 及び可変抵抗VR
1 によって、図25のレギュレータ13が構成される。
【0135】トランジスタQ1 は可変抵抗素子として機
能し、差動増幅器40は2入力の差を0にするように出
力を変化させる。これにより、トランジスタQ1 のドレ
インの電圧は、基準電圧Vrefに一致する。出力端3
6に現れる電圧は、基準電圧Vrefを抵抗R1 及び可
変抵抗VR1 によって抵抗分割したものとなり、可変抵
抗VR1 の抵抗値を適宜設定することによって、定電圧
回路13の出力として複数の電圧を発生させることがで
きる。
【0136】図25に示すように、本実施の形態におい
ては、定電圧回路13は、出力する電圧VPBLとし
て、5.2V又は電源電圧Vddを発生することができ
る。また、定電圧回路14は、出力する電圧VPYSと
して、5.2V、4.5V又は8.0Vを発生すること
ができる。定電圧回路13からの電圧VPBLはBLド
ライバ23に供給され、定電圧回路14からの電圧VP
YSは、BL_セレクトドライバ21及びY_セレクト
ドライバ22に供給される。
【0137】後述する電圧VPCGLとしては電源電圧
Vdd(1.8V)以下の電圧を用いることがある。そ
こで、定電圧回路15は、電源電圧Vddを降圧して、
電圧VPCGLとして、1.5V、1.3V又は電圧V
ddを発生して、CGデコーダ/ドライバ25に供給す
るようなっている。また、CGデコーダ/ドライバ25
には、電圧VPCGLが定電圧回路16からも供給され
るようになっている。
【0138】定電圧回路15の出力端には、p型MOS
トランジスタQ7 が接続されている。トランジスタQ7
のゲートにはHVSW(ハイボルテージスイッチ)19
が接続されている。HVSW19は、ストロングチャー
ジポンプ11からの電源電圧が与えられており、ハイレ
ベル(以下、“H”という)の電圧をトランジスタQ7
に印加することでトランジスタQ7 をオフさせることが
できる。これにより、電圧VPCGLとして電源電圧V
ddよりも高い電圧が定電圧回路16から供給された場
合に、トランジスタQ7 をオフさせることで、電流が定
電圧回路15に流れ込むことが防止される。
【0139】なお、定電圧回路16は、出力する電圧V
PCGLとして、1.5V、2.5V、電圧Vdd、
1.8V又は1.3Vを発生することができる。
【0140】また、定電圧回路18は、アクティブ(Ac
tive)モード時に動作して、出力する電圧VPCGHと
して、3.0V又は5.5Vを発生することができるよ
うになっている。
【0141】本実施の形態においては、定電圧回路18
と並列に定電圧回路17が設けられている。定電圧回路
18は、発生した電圧VPCGHの供給時に、例えば数
百μAオーダーの電流を消費する。一方、定電圧回路1
7は、差動増幅器40、抵抗R1 及び可変抵抗VR1
(図27参照)を適宜設定することにより、発生した電
圧供給時の電流消費量が例えば数μAオーダーに設定さ
れている。定電圧回路17は、スタンバイ(Stanby)モ
ード時を含む全てのモード時に動作して、出力する電圧
VPCGHとして、リード時に必要な電圧近傍の電圧
(例えば2.5V)を発生するようになっている。
【0142】BLドライバ23は、図1のセンスアンプ
及びBLドライバ内のBLドライバ部分に相当する。B
Lドライバ23は、電圧発生回路50から供給された電
圧VPBLを用いて、プログラム及び消去時に5.2V
の電圧を発生する。
【0143】BL_セレクトドライバ21は、図6のロ
ーカルビット線ドライバ(BSDRV0,BSDRV
1)に相当する。BL_セレクトドライバ21は電圧V
PYSが与えられて、トランジスタQ8 のゲートにリー
ド時4.5V、プログラム時8.0V、消去時8.0V
の電圧を印加する。トランジスタQ8 は、図7のビット
線選択トランジスタ217A,217Bに相当する。な
お、上述したように、1スモールブロックでは、各2個
ずつの4個のビット線選択トランジスタ217A,21
7Bが設けられて、各ビット線BL0〜BL3をアクテ
ィブにすることができる。
【0144】Y_セレクトドライバ22及びトランジス
タQ9 は、図1のYパス選択ドライバ410及びYパス
回路に相当する。即ち、Y_セレクトドライバ22は、
電圧発生回路55からの電圧VPYSがYデコーダ40
4を介して供給されて、トランジスタQ9 のゲートに、
リード時4.5V、プログラム時8.0V、消去時8.
0Vを印加する。
【0145】トランジスタQ9 は、図1のYパス回路4
12内のスイッチを構成する。トランジスタQ9 のソー
ス及びドレインのうち一方はBL端子を介してトランジ
スタQ8 に接続され、他方はセンスアンプ24及びBL
ドライバ23に接続される。BLドライバ23は、トラ
ンジスタQ9 及びQ8 を介してビット線BLに、5.2
Vの電圧を印加することができる。こうして、各ビット
線BLには、電圧発生回路55によって、5Vの電圧が
印加可能となる。
【0146】ネガティブチャージポンプ26は、電圧V
NCGとして、−3V又はグランド電位GNDをCGデ
コーダ/ドライバ25に出力するようになっている。C
Gデコーダ/ドライバ25は、図6のローカルコントロ
ールゲート線ドライバ(CGDRV0〜CGDRV3)
に相当し、CGデコーダ/ドライバ25の出力は、スモ
ールブロック行の4本のメインコントロールゲート線
(MCG0〜MCG3)に供給される。ローカルコント
ロールゲート線ドライバ(CGDRV0〜CGDRV
3)には、電圧発生回路55からの電圧VPCGL,V
PCGHがコントロールゲート線ドライバ(CGdrv
0〜CGdrv7)を経て入力される。CGデコーダ/
ドライバ25は、入力された電圧VPCGL,VPCG
Hを各メインコントロールゲート線毎に独立して供給す
ることができるようになっている。
【0147】ワードゲート電圧発生回路20は、電圧V
PWLとして、1.0V又はグランド電位GNDを発生
するようになっている。
【0148】このように、本実施の形態においては、1
つのストロングチャージポンプ11からの電圧を用い
て、メモリの各動作に必要な複数の電圧を発生してい
る。
【0149】また、本実施の形態においては、上述した
ように、ストロングチャージポンプ11は、リード時に
は5.0Vの電圧を発生し、プログラム時には8.0V
の電圧を発生する。プログラム時においてトランジスタ
Q8 に印加すべき電圧は8.0Vである。これに対し、
リード時にメインコイントールゲート線MCG0〜MC
G3に必要な動作電圧は4.5Vである。
【0150】即ち、本実施の形態においては、リード時
には、ストロングチャージポンプ11の出力電圧の余裕
を大きくしている。これにより、リード時において、各
メインコイントールゲート線MCG0〜MCG3に印加
すべき電圧が短い周期で変化しても、ストロングチャー
ジポンプ11の出力は必要な動作電圧4.5V以上を常
に維持することができる。
【0151】また、ストロングチャージポンプ11の出
力電圧に余裕が生じるので、プールキャパシタ27の容
量を比較的小さいものにすることができる。これによ
り、プールキャパシタ27の占有面積を低減させて、装
置全体の小型化を図ることができる。
【0152】また、電圧VPCGHを発生する定電圧回
路17,18のうちの定電圧回路17は、スタンバイモ
ード時においても動作している。定電圧回路17が発生
する電圧は2.5Vであり、スタンバイモードからリー
ドモード等のアクティブモードに移行した場合でも、移
行直後にメモリ素子へのアクセスが可能である。しか
も、定電圧回路17において消費される電流は極めて少
なく、スタンバイモード時における消費電流を著しく低
減することができる。
【0153】なお、図1の装置全体の電源電圧Vddと
しては、例えば1.8Vが採用される。この電源電圧V
ddについては装置の各部に常時供給可能である。
【0154】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0155】図1のコントロールロジック53は、制御
入力に従って、所定の制御信号を電圧発生回路55に出
力する。この制御信号に従って、電圧発生回路55は、
ストロングチャージポンプ11及び定電圧回路13〜1
8等を制御する。
【0156】(Read時の動作)いま、コントロール
ロジック53によって、リード(Read)モードが指示さ
れているものとする。この場合には、ストロングチャー
ジポンプ11は、レベルセンサ33を制御して、5.0
Vの電圧を発生する。この電圧は定電圧回路13乃至1
8に供給される。
【0157】定電圧回路14は、可変抵抗VR1 を調整
して、リード時に4.5Vの電圧VPYSを発生する。
この電圧VPYSは、BL_セレクトドライバ21及び
Y_セレクトドライバ22に供給される。電圧VPYS
は図6のローカルビット線ドライバ(BSDRV0,B
SDRV1)に供給される。
【0158】BL_セレクトドライバ21(ローカルビ
ット線ドライバ(BSDRV0,BSDRV1))は、
4.5Vの電圧を選択してトランジスタQ8 (ビット線
選択トランジスタ217A,217B)に出力する。こ
れにより、ビット線BL0〜BL3をアクティブにする
ことができる。
【0159】また、電圧発生回路55は、電圧VPYS
をY_セレクトドライバ22に与え、Y_セレクトドラ
イバ22は、4.5Vの電圧を選択してトランジスタQ
9 のゲートに印加する。これにより、トランジスタQ9
をオンにして、ビット線BL0〜BL3のうちの所定の
ビット線をセンスアンプへ導通させることができる。
【0160】リード時においてはBLドライバは使用し
ない。また、定電圧回路13からの電圧VPBLは用い
ない。この場合には、対向メモリ素子に接続されたビッ
ト線にセンスアンプ24を接続させると共に、各ビット
線BL0〜BL3のうちの他の3本のビット線に、0V
の電圧を供給する。こうして、選択メモリ素子及び対向
メモリ素子が接続されたビット線に流れる電流によっ
て、データを読み出すことができる。
【0161】定電圧回路15,16は、1.5Vの電圧
VPCGLを発生して、CGデコーダ/ドライバ25に
供給する。即ち、電圧発生回路55は発生した電圧VP
CGLをローカルコントロールゲート線ドライバ(CG
DRV0〜CGDRV3)に供給する。CGデコーダ/
ドライバ25(ローカルコントロールゲート線ドライバ
(CGDRV0〜CGDRV3))は、1.5Vの電圧
VPCGLを選択メモリ素子に接続されたメインコント
ロールゲート線MCGに与える。
【0162】定電圧回路17,18は3.0Vの電圧V
PCGHをCGデコーダ/ドライバ25に出力する。C
Gデコーダ/ドライバ25(ローカルコントロールゲー
ト線ドライバ(CGDRV0〜CGDRV3))は、
3.0Vの電圧VPCGHを対向メモリ素子に接続され
たメインコントロールゲート線MCGに与える。
【0163】リード時における各メインコントロールゲ
ート線MCGの電位の変化は極めて高速である。このた
め、ストロングチャージポンプ11の出力電圧が元の電
圧に復帰する前に次のリードが発生することがある。こ
の場合でも、本実施の形態においては、ストロングチャ
ージポンプ11の出力電圧がリード時に必要な電圧
(3.0V)よりも大きな十分な余裕を有した電圧
(5.0V)であることから、定電圧回路18が出力す
る電圧が3.0Vよりも低下することはない。
【0164】(プログラム時の動作)次に、プログラム
(Program)モードが設定された場合について説明す
る。
【0165】この場合には、ストロングチャージポンプ
11は、レベルセンサ33を制御して、8.0Vの電源
電圧を発生する。定電圧回路14は、8.0Vの電圧V
PYSを発生してBL_セレクトドライバ21に供給す
る。BL_セレクトドライバ21(ローカルビット線ド
ライバ(BSDRV0,BSDRV1))は、8Vの電
圧を選択してトランジスタQ8 (ビット線選択トランジ
スタ217A,217B)に出力する。これにより、ビ
ット線BL0〜BL3をアクティブにすることができ
る。
【0166】また、定電圧回路14は、8.0Vの電圧
VPYSをY_セレクトドライバ22にも出力する。Y
_セレクトドライバ22は、8.0Vの電圧を選択して
トランジスタQ9 のゲートに印加する。これにより、ト
ランジスタQ9 をオンにして、ビット線BL0〜BL3
のうちの所定のビット線をアクティブにすることができ
る。
【0167】定電圧回路13は、5.2Vの電圧VPB
Lを発生し、BLドライバ23に出力する。BLドライ
バ23は、5.2Vの電圧を選択して各ビット線BL0
〜BL3に供給する。 定電圧回路16は、2.5Vの
電圧VPCGLを発生して、CGデコーダ/ドライバ2
5に供給する。CGデコーダ/ドライバ25(ローカル
コントロールゲート線ドライバ(CGDRV0〜CGD
RV3))は、2.5Vの電圧VPCGLを対向メモリ
素子に接続されたメインコントロールゲート線MCGに
与える。
【0168】定電圧回路18は、8.0Vの電源電圧か
ら5.5Vの電圧VPCGHを発生してCGデコーダ/
ドライバ25に出力する。CGデコーダ/ドライバ25
(ローカルコントロールゲート線ドライバ(CGDRV
0〜CGDRV3))は、5.5Vの電圧VPCGHを
選択メモリ素子に接続されたメインコントロールゲート
線MCGに与える。
【0169】(消去時の動作)次に、消去(Erase)モー
ドが設定された場合について説明する。
【0170】この場合にも、ストロングチャージポンプ
11は、レベルセンサ33を制御して、8.0Vの電源
電圧を発生する。定電圧回路14は、8.0Vの電圧V
PYSを発生してBL_セレクトドライバ21に供給す
る。BL_セレクトドライバ21(ローカルビット線ド
ライバ(BSDRV0,BSDRV1))は、8Vの電
圧を選択してトランジスタQ8 (ビット線選択トランジ
スタ217A,217B)に出力する。これにより、ビ
ット線BL0〜BL3をアクティブにする。
【0171】また、定電圧回路14は、8.0Vの電圧
VPYSをY_セレクトドライバ22にも出力する。Y
_セレクトドライバ22は、8.0Vの電圧を選択して
トランジスタQ9 のゲートに印加する。これにより、ト
ランジスタQ9 をオンにして、ビット線BL0〜BL3
のうちの所定のビット線をアクティブにする。
【0172】定電圧回路13は、5.2Vの電圧VPB
Lを発生し、BLドライバ23に出力する。BLドライ
バ23は、5.2Vの電圧を選択して各ビット線BL0
〜BL3に供給する。
【0173】ネガティブチャージポンプ26は、−3V
の電圧VNCGを発生してCGデコーダ/ドライバ25
に供給する。CGデコーダ/ドライバ25(ローカルコ
ントロールゲート線ドライバ(CGDRV0〜CGDR
V3))は、−3Vの電圧VNCGを各メインコントロ
ールゲート線MCGに与える。
【0174】他のモード時においても同様の動作が行わ
れ、モードに応じて各定電圧回路13乃至18によっ
て、メモリセルアレイ領域200内の各メモリ素子に対
するリード、プログラム及び消去のために必要な電圧V
PBL、VPYS、VPCGL、VPCGHが作成され
る。
【0175】また、本実施の形態においては、スタンバ
イモード時には、定電圧回路17,18のうちの一方の
定電圧回路17のみが動作する。定電圧回路17は、
2.5Vの電圧VPCGHを発生しており、スタンバイ
モードからリード等のアクティブモードに移行した場合
でも、移行直後から高速なアクセスが可能である。な
お、スタンバイモードにおいて定電圧回路17において
消費される電流は極めて小さく、スタンバイモード時に
おける消費電流を著しく低減させることができる。
【0176】なお、ワードゲート電圧発生回路20は、
各ワード線WL0,WL1,…に供給する電圧VPWL
を発生している。この電圧VPWLは、ローカルワード
線ドライバ(WLDRV0〜WLDRV63)に供給さ
れる。これにより、ローカルワード線ドライバ(WLD
RV0〜WLDRV63)は、各ワード線WL0,WL
1,…に所定の電圧を印加する。
【0177】このように、本実施の形態においては、1
つのチャージポンプ回路と複数のレギュレータを用いる
ことによって、各モードに必要な複数の動作電圧を得て
おり、占有面積を低減してコストを下げると共に、消費
電流を抑制することができる。
【0178】また、本実施の形態においては、リード時
におけるストロングチャージポンプ11の出力電圧の余
裕を大きく設定していることから、リード時において、
各メインコイントールゲート線MCG0〜MCG3に印
加すべき電圧が短い周期で変化しても、ストロングチャ
ージポンプ11の出力を常に必要な動作電圧以上に維持
させることができる。また、ストロングチャージポンプ
11の出力電圧に余裕が生じるので、プールキャパシタ
27の容量を比較的小さいものにすることができ、プー
ルキャパシタ27の占有面積を低減させて、装置全体の
小型化を図ることができる。
【0179】また、本実施の形態は、スタンバイモード
時には、低消費電流の定電圧回路17のみを動作させて
おり、アクティブモード用の定電圧回路18を動作させ
ていないので、スタンバイ時における消費電流を著しく
低減させることができる。
【0180】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変
形実施が可能である。
【0181】例えば、不揮発性メモリ素子108A,1
08Bの構造については、MONOS構造に限定される
ものではない。1つのワードゲート104と第1,第2
のコントロールゲート106A,106Bにより、2箇
所にて独立して電荷をトラップできる他の種々のツイン
メモリセルを用いた不揮発性半導体記憶装置に、本発明
を適用することができる。
【0182】また、上述の実施形態では、セクタの分割
数、ラージブロック、スモールブロックの分割数及びス
モールブロック内のメモリセル数については一例であ
り、他の種々の変形実施が可能である。ちなみに、ラー
ジブロックの分割数を8としたのはメタル配線ピッチの
制約から決められた。もしメタル配線ピッチを狭く出来
れば、分割数をさらに増やすことができる。例えば16
分割にすれば、1本のコントロールゲート線の負荷容量
(ゲート容量)はさらに減るので、より高速駆動が可能
となる。ただし、16分割とするとメインコントロール
ゲート線の数が増えるので、ライン&スペースを狭くす
るか、面積を増大させるしかない。また、コントロール
ゲートドライバの数も増えるので、その分面積が増大す
る。
【0183】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、動
作電圧として必要な電圧値が多い場合でも、1つのチャ
ージポンプ回路によって複数種類の電圧値を発生させる
ことにより、占有面積を低減してコストを下げ、消費電
流を抑制することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半
導体記憶装置を示すブロック図。
【図2】 ツインメモリセルの構造を示す模式的断面
図。
【図3】 図1中のアレイブロックの具体的な構成を示
すブロック図。
【図4】 スモールブロックの回路図。
【図5】 1つのセクタの多数のスモールブロックとそ
の配線とを説明するための概略説明図。
【図6】 隣接する2セクタ中のスモールブロック行と
ローカルドライバとの関係を示す概略説明図。
【図7】 スモールブロックとコントロールゲートドラ
イバとの関係を示す回路図。
【図8】 選択ブロック、それと対向する非選択の対向
ブロック、及びその他の非選択ブロックを示す概略説明
図。
【図9】 メモリセルの等価回路図。
【図10】 不揮発性半導体記憶装置でのデータ読み出
し動作を説明するための概略説明図。
【図11】 データ読み出し時での選択ブロック内の電
圧設定を説明するための概略説明図。
【図12】 メモリセルでのコントロールゲート電圧V
CGとソース−ドレイン電流Idsとの関係を示す特性
図。
【図13】 データ読み出し時での非選択の対向ブロッ
ク内の電圧設定を説明するための概略説明図。
【図14】 データ読み出し時での対向ブロック以外の
非選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明
図。
【図15】 不揮発性半導体記憶装置でのデータ書き込
み(プログラム)動作を説明するための概略説明図。
【図16】 データプログラム時での選択ブロック内の
電圧設定を説明するための概略説明図。
【図17】 ビット線に接続されるYパス回路を概略的
に示す回路図。
【図18】 データプログラム時での非選択の対向ブロ
ック内の電圧設定を説明するための概略説明図。
【図19】 データプログラム時での対向ブロック以外
の非選択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説
明図。
【図20】 図16とは異なる選択サイドのメモリ素子
に対するデータプログラム時での選択ブロック内の電圧
設定を説明するための概略説明図。
【図21】 不揮発性半導体記憶装置でのデータ消去動
作を説明するための概略説明図。
【図22】 データ消去時での選択ブロック内の電圧設
定を説明するための概略説明図。
【図23】 データ消去時での非選択の対向ブロック内
の電圧設定を説明するための概略説明図。
【図24】 データ消去時での対向ブロック以外の非選
択ブロック内の電圧設定を説明するための概略説明図。
【図25】 図1中の電圧発生回路の具体的な構成を示
すブロック図。
【図26】 図25中のチャージポンプ11の具体的な
構成を示す回路図。
【図27】 図25中の定電圧回路13〜18の具体的
な構成を示す回路図。
【符号の説明】
11…ストロングチャージポンプ 13〜18…定電圧回路 21…BL_セレクトドライバ 22…Y_セレクトドライバ 23…BLドライバ 24…センスアンプ 25…CGデコーダ/ドライバ 27…プールキャパシタ Q1 〜Q9 …トランジスタ 53…コントロールロジック 55…電圧発生回路 56…CGデコーダ 100 ツインメモリセル 102 P型ウェル 104 ワードゲート 106A,106B コントロールゲート(線) 108A,108B 不揮発性メモリ素子(MONOS
メモリ素子) 109 ONO膜 110 不純物層(ビット線) 210 セクタ 212 ラージブロック 214 メモリブロック 215 スモールブロック 217A,217B ビット線選択トランジスタ 220A,220B ドライバ 404…Yデコーダ WL ワード線 BL ビット線(不純物層) MBL メインビット線 SCG サブコントロールゲート線 MCG メインコントロールゲート線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を昇圧させるチャージポンプ手
    段と、 前記チャージポンプ手段からの電圧が与えられて、1又
    は複数の電圧値の定電圧を夫々発生する1又は複数の定
    電圧手段と、 複数の不揮発性メモリ素子によって構成されたメモリア
    レイ内の所定の不揮発性メモリ素子に対するリード、プ
    ログラム又は消去のうちの少なくとも1つを実行させる
    ために、前記1又は複数の定電圧手段が夫々発生した前
    記1又は複数の定電圧を、前記複数の不揮発性メモリ素
    子に対して設定する動作電圧設定手段とを具備したこと
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記チャージポンプ手段は、電源電圧を
    昇圧させて複数の電圧を発生することを特徴とする請求
    項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記1又は複数の定電圧手段は、夫々、
    前記不揮発性メモリ素子に対するリード、プログラム又
    は消去の各モードに応じて、異なる電圧値の定電圧を発
    生可能であることを特徴とする請求項1に記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記不揮発性メモリ素子は、1つのワー
    ドゲートと、第1,第2のコントロールゲートによって
    制御されるツインメモリセルを構成するメモリ素子であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  5. 【請求項5】 前記動作電圧設定手段は、前記1又は複
    数の定電圧手段からの電圧値を、前記第1,第2のコン
    トロールゲート及び前記不揮発性メモリ素子のトラップ
    電荷に対してアクセスするための不純物層に対して、夫
    々独立して設定することを特徴とする請求項4に記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記動作電圧設定手段は、同一行の前記
    ツインメモリセルのワードゲートに接続されるワード線
    と、 行方向に隣接する前記ツインメモリセル同士の相互に隣
    接する前記第1,第2のコントロールゲートが同一列で
    共通接続されたコントロールゲート線と、 行方向に隣接する前記ツインメモリセル同士の相互に隣
    接する不揮発性メモリ素子のトラップ電荷に対してアク
    セスするための不純物層が同一列の共通接続されたビッ
    ト線とを具備し、 前記1又は複数の定電圧手段からの電圧値を、コントロ
    ールゲート線及びビット線に対して、夫々独立して設定
    することを特徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記不揮発性メモリ素子は、酸化膜
    (O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)からなるONO
    膜を電荷のトラップサイトとすることを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
JP2001285078A 2001-09-19 2001-09-19 不揮発性半導体記憶装置 Withdrawn JP2003091996A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001285078A JP2003091996A (ja) 2001-09-19 2001-09-19 不揮発性半導体記憶装置
US10/246,665 US6778446B2 (en) 2001-09-19 2002-09-19 Non-volatile semiconductor memory apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001285078A JP2003091996A (ja) 2001-09-19 2001-09-19 不揮発性半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003091996A true JP2003091996A (ja) 2003-03-28

Family

ID=19108291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001285078A Withdrawn JP2003091996A (ja) 2001-09-19 2001-09-19 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6778446B2 (ja)
JP (1) JP2003091996A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7433236B2 (en) 2005-06-07 2008-10-07 Samsung Eelctronics Co., Ltd. Multi-voltage generator generating program voltage, read voltage and high voltage in response to operating mode of flash memory device
US7692977B2 (en) 2006-08-29 2010-04-06 Samsung Electronics Co., Ltd Voltage generator circuit capable of generating different voltages based on operating mode of non-volatile semiconductor memory device
JP2010108541A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Samsung Electronics Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置の書込み方法および書込み装置
JP2018517223A (ja) * 2015-03-31 2018-06-28 シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッドSilicon Storage Technology, Inc. フラッシュメモリシステムにおける選択していないビット線のプログラミングを禁止する方法及び装置
CN111785308A (zh) * 2020-06-10 2020-10-16 深圳市芯天下技术有限公司 减少非型闪存编程泵面积的方法、系统、储存介质和终端

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3843869B2 (ja) 2002-03-15 2006-11-08 セイコーエプソン株式会社 不揮発性半導体記憶装置
JP3821032B2 (ja) 2002-03-20 2006-09-13 セイコーエプソン株式会社 ファイルストレージ型不揮発性半導体記憶装置
JP2004199738A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Seiko Epson Corp 不揮発性記憶装置
JP3985689B2 (ja) * 2003-02-21 2007-10-03 セイコーエプソン株式会社 不揮発性半導体記憶装置
JP3873908B2 (ja) * 2003-02-28 2007-01-31 セイコーエプソン株式会社 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP3786095B2 (ja) * 2003-02-28 2006-06-14 セイコーエプソン株式会社 不揮発性半導体記憶装置
JP2004265508A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Seiko Epson Corp 不揮発性半導体記憶装置
DE602004010226D1 (de) * 2004-02-20 2008-01-03 St Microelectronics Srl Leistungsverwaltungseinheit für einen Flashspeicher mit einer gemeinsamen Regulierung mehrerer Ladungspumpen
US10147734B1 (en) 2017-08-30 2018-12-04 Cypress Semiconductor Corporation Memory gate driver technology for flash memory cells

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10106283A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Toshiba Corp 半導体装置
JPH10302492A (ja) * 1997-02-27 1998-11-13 Toshiba Corp 半導体集積回路装置および記憶装置
JP2001156275A (ja) * 1999-09-17 2001-06-08 Hitachi Ltd 半導体集積回路

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3170038B2 (ja) * 1992-05-19 2001-05-28 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置
JPH07161851A (ja) 1993-12-10 1995-06-23 Sony Corp 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法
US5408115A (en) 1994-04-04 1995-04-18 Motorola Inc. Self-aligned, split-gate EEPROM device
US5422504A (en) 1994-05-02 1995-06-06 Motorola Inc. EEPROM memory device having a sidewall spacer floating gate electrode and process
US5969383A (en) 1997-06-16 1999-10-19 Motorola, Inc. Split-gate memory device and method for accessing the same
KR100271840B1 (ko) * 1997-08-27 2000-11-15 다니구찌 이찌로오 회로 면적의 증대를 억제하면서 복수의 전위를 출력할 수 있는내부 전위 발생 회로
JP2978477B1 (ja) 1998-06-12 1999-11-15 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP3973819B2 (ja) 1999-03-08 2007-09-12 株式会社東芝 半導体記憶装置およびその製造方法
US6255166B1 (en) 1999-08-05 2001-07-03 Aalo Lsi Design & Device Technology, Inc. Nonvolatile memory cell, method of programming the same and nonvolatile memory array
US6177318B1 (en) 1999-10-18 2001-01-23 Halo Lsi Design & Device Technology, Inc. Integration method for sidewall split gate monos transistor
US6248633B1 (en) 1999-10-25 2001-06-19 Halo Lsi Design & Device Technology, Inc. Process for making and programming and operating a dual-bit multi-level ballistic MONOS memory
JP3606166B2 (ja) * 2000-06-21 2005-01-05 セイコーエプソン株式会社 半導体装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10106283A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Toshiba Corp 半導体装置
JPH10302492A (ja) * 1997-02-27 1998-11-13 Toshiba Corp 半導体集積回路装置および記憶装置
JP2001156275A (ja) * 1999-09-17 2001-06-08 Hitachi Ltd 半導体集積回路

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7433236B2 (en) 2005-06-07 2008-10-07 Samsung Eelctronics Co., Ltd. Multi-voltage generator generating program voltage, read voltage and high voltage in response to operating mode of flash memory device
US7692977B2 (en) 2006-08-29 2010-04-06 Samsung Electronics Co., Ltd Voltage generator circuit capable of generating different voltages based on operating mode of non-volatile semiconductor memory device
JP2010108541A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Samsung Electronics Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置の書込み方法および書込み装置
JP2018517223A (ja) * 2015-03-31 2018-06-28 シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッドSilicon Storage Technology, Inc. フラッシュメモリシステムにおける選択していないビット線のプログラミングを禁止する方法及び装置
CN111785308A (zh) * 2020-06-10 2020-10-16 深圳市芯天下技术有限公司 减少非型闪存编程泵面积的方法、系统、储存介质和终端
CN111785308B (zh) * 2020-06-10 2021-09-10 芯天下技术股份有限公司 减少非型闪存编程泵面积的方法、系统、储存介质和终端

Also Published As

Publication number Publication date
US6778446B2 (en) 2004-08-17
US20030179609A1 (en) 2003-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5267209A (en) EEPROM programming method
US5457652A (en) Low voltage EEPROM
US6704224B2 (en) Non-volatile semiconductor memory apparatus
JP4715024B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置のプログラム方法
JP3652453B2 (ja) 半導体メモリ装置
JP3659205B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法
JP3640177B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2002334588A (ja) 不揮発性半導体記憶装置のプログラム方法
JP3640180B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3873679B2 (ja) 半導体容量装置、昇圧回路および不揮発性半導体記憶装置
JP3772756B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3738838B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US6717854B2 (en) Non-volatile semiconductor memory apparatus
JP2003091996A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3640176B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2003091997A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2002313964A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH11134886A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2003272395A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP4168637B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050822