JP4168637B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇圧回路からの電圧に基づいて駆動される不揮発性メモリセルを備えた不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【背景技術】
不揮発性半導体記憶装置の一例として、チャネルとゲートとの間のゲート絶縁層が、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜及び酸化シリコン膜の積層体からなり、窒化シリコン膜に電荷がトラップされるMONOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide -Semiconductorまたは-substrate)型が知られている。
【0003】
このMONOS型不揮発性半導体記憶装置は、文献(Y.Hayashi,et al,2000 Symposium on VLSI Technology Digest of Technical Papers p.122-p.123)に開示されている。この文献には、1つのワードゲートと、2つのコントロールゲートにより制御される2つの不揮発性メモリセル(MONOSメモリ素子またはセルともいう)を備えたツインMONOSフラッシュメモリセルが開示されている。すなわち、1つのフラッシュメモリセルが、電荷のトラップサイトを2つ有している。
【0004】
このような構造を有する複数のツインMONOSフラッシュメモリセルを行方向及び列方向にそれぞれ複数配列させて、メモリセルアレイ領域が構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このツインMONOSフラッシュメモリセルを駆動するには、2本のビット線と、1本のワード線と、2本のコントロールゲート線とを要する。ただし、多数のツインメモリセルを駆動するに際して、異なるコントロールゲートであっても同じ電位に設定する場合には、これらの線を共通接続することができる。
【0006】
この種のフラッシュメモリの動作には、データの消去、プログラム及び読み出しがある。データのプログラム及び読み出しは、通常、8ビットまたは16ビットの選択セル(選択された不揮発性メモリセル)にて同時に実施される。
【0007】
このような不揮発性メモリセルを駆動するには、電源電圧及びそれ以下の駆動電圧の他、電源電圧よりも高い駆動電圧を要する。電源電圧より高い駆動電圧は、チャージポンプ型昇圧回路を用いて生成できる。
【0008】
このチャージポンプ型昇圧回路は、クロック信号に従って、電源電圧に基づいて複数のキャパシタを充電させて、電源電圧よりも高い駆動電圧を生成するものである。この昇圧回路の出力電圧は負荷側にて消費されるため電圧降下が生ずる。そこで、昇圧回路へのクロック信号の供給/停止を制御して昇圧回路の動作をON/OFFしていた。昇圧回路の出力電圧が所定値を下回ったら、昇圧回路にクロック信号を供給して、その出力電圧を上昇させてほぼ一定に維持するように制御していた。
【0009】
この場合、昇圧回路の動作が停止したときの高い出力電圧と、昇圧回路の動作を再開させるときの低い出力電圧との電圧差(リップル)が大きく、結果として不揮発性メモリセルに供給される電圧が安定しなかった。
【0010】
本発明の目的は、不揮発性メモリセルに供給される電圧を安定させることができる不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る不揮発性半導体装置は、
不揮発性メモリセルを行方向及び列方向に複数配列してなるメモリセルアレイ領域と、
クロック信号に従って、電源電圧に基づいて複数のキャパシタを充電させて、前記電源電圧よりも高い出力電圧を生成するチャージポンプ型昇圧回路と、
前記出力電圧に基づいて、前記メモリセルアレイ領域に配置された前記複数の不揮発性メモリセルを駆動する駆動部と、
前記出力電圧と基準電圧とを比較する比較器と、
前記比較器の出力に基づいて、前記クロック信号の周波数を可変する可変周波数発振器と、
を有することを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、チャージポンプ型昇圧回路へのクロック信号を供給/停止するのでなく、クロック信号の周波数が出力電圧に従って連続的に変化するので、その出力電圧に生ずるリップルを充分に小さくすることができる。
【0013】
本発明に用いられる前記可変周波数発振器は、リング状に接続された複数段の遅延回路を有するリングオシレータにて構成することができる。この場合、複数段の遅延回路に流れる電流が、前記比較器からの出力に基づいて決定されるので、比較器の出力に基づいて各遅延回路での遅延量が決定され、出力周波数を可変できる。
【0014】
本発明に用いられる前記複数の不揮発性メモリセルの各々は、一つのワードゲートと、二つのコントロールゲートとを有するツインメモリセルとすることができる。そして、前記メモリセルアレイ領域には、前記複数のツインメモリセルに接続された、複数のコントロールゲート線及び複数のビット線とが設けられる。この場合、前記駆動部は、前記複数のコントロールゲート線を駆動するコントロールゲート駆動部と、前記複数のビット線を駆動するビット線駆動部とを含むことができる。このコントロールゲート駆動部及びビット線駆動部は、前記昇圧回路からの出力電圧に基づいて、前記複数のコントロールゲート線及び前記複数のビット線をそれぞれ駆動することになる。
【0015】
本発明に用いられる前記昇圧回路は第1及び第2の昇圧回路を含むことができる。この場合、リード時、プログラム時及びイレース時には第1の昇圧回路の出力電圧が供給され、スタンバイ時には前記第2の昇圧回路の出力電圧が供給される。そして、第2の昇圧回路の電流駆動能力を第1の昇圧回路の電流駆動能力よりも低く設定することができる。スタンバイ時には負荷側にて消費される電力が少ないので、電流駆動能力を低くして消費電力を低減することができる。
【0016】
本発明では、複数の抵抗器を有して、前記第1の昇圧回路の出力電圧を分圧する分圧回路をさらに有することができる。この場合、少なくとも前記第1の昇圧回路に対応して前記比較器及び可変周波数発振器が設けられ、前記比較器は、前記分圧回路にて分圧された電圧と前記参照電圧とを比較し、かつ、前記リード時と、前記プログラム時及び前記イレース時とで、前記複数の抵抗器の少なくとも一つの抵抗値が異なるように設定される。
【0017】
こうすると、第1の昇圧回路からの出力電圧を、前記リード時と、前記プログラム時及び前記イレース時とで異ならせることができる。
【0018】
本発明に用いられる複数のツインメモリセルの各々は、第1,第2の不揮発性メモリセルを含むことができる。この場合、リード時及びプログラム時に前記第1,第2の不揮発性メモリセルの一方が選択セル、他方が非選択対向セルとされる。前記昇圧回路と前記コントロールゲート駆動部との間には、前記昇圧回路からの出力電圧をそれぞれレギュレートする第1,第2のレギュレータ回路を設けることができる。この場合、前記第1のレギュレータ回路は前記プログラム時の前記選択セル用のコントロール電圧を生成し、前記第2のレギュレータ回路は前記リード時及び前記プログラム時の前記非選択対向セル用のコントロール電圧を生成することができる。
【0019】
本発明では、電源端子と前記コントロールゲート駆動部との間に、前記電源端子からの電源電圧をレギュレートする第3のレギュレート回路をさらに設けることができる。この第3のレギュレート回路は、リード時の選択セル用のコントロール電圧を生成することができる。
【0020】
本発明では、前記昇圧回路と前記ビット線駆動部との間には、前記昇圧回路からの前記出力電圧をレギュレートする第4のレギュレート回路をさらに設けることができる。この第4のレギュレート回路は、プログラム時の選択セル用ビット線電圧と、イレース時の選択セル及び非選択対向セル用ビット線電圧とを生成することができる。
【0021】
本発明では、前記複数のビット線にそれぞれ接続され、前記ビット線駆動部からの駆動電圧を前記複数のビット線に選択して供給する複数のビット線選択ゲートと、前記複数のビット線選択ゲートを選択駆動するビット線選択ゲート駆動部とをさらに設けることができる。そして、前記昇圧回路と前記ビット線選択ゲート駆動部との間には、前記昇圧回路からの前記出力電圧をレギュレートする第5のレギュレート回路をさらに設けることができる。この第5のレギュレート回路は、前記リード時、前記プログラム時及び前記イレース時に、前記複数のビット線選択ゲートを選択駆動する電圧を生成することができる。
【0022】
本発明では、前記複数のビット線を複数のデータ入出力端子に選択して接続する複数の列選択ゲートと、前記複数の列選択ゲートを選択駆動する列選択ゲート駆動部とをさらに設けることができる。この場合、前記列選択ゲート駆動部には、前記第5のレギュレート回路からの出力電圧を供給すればよい。
【0023】
本発明は1つのワードゲートと、第1,第2のコントロールゲートにより制御される第1,第2の不揮発性メモリセルとを有するツインメモリセルを、行方向及び列方向に配列したものにも適用できる。もちろん、ツインメモリセル以外のメモリセル構造を有する不揮発性半導体記憶装置であってもよい。
【0024】
なお、ツインメモリセルを構成する第1,第2の不揮発性メモリセルの各々は、酸化膜(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)からなるONO膜を電荷のトラップサイトとして有することができる。ただし、これ以外のトラップ構造を採用することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0026】
(昇圧回路及びその周辺回路)
図1には、不揮発性半導体記憶装置に内蔵される昇圧回路及びその周辺回路が示されている。チャージポンプ型昇圧回路10は、複数のキャパシタと、それらの接続状態を切り換える複数のスイッチ例えば複数のN型MOSトランジスタとを有する。図1では、2つのキャパシタC1,C2と、3つのN型MOSトランジスタT1〜T3とが設けられている。このチャージポンプ型昇圧回路10は、複数相例えば2相のクロック信号CKL及び/CLKに従って、電源電圧Vddに基づいてキャパシタC1,C2を充電させて、電源電圧Vddよりも高い駆動電圧を生成する。
【0027】
このチャージポンプ型昇圧回路10の出力電圧VOUTは、キャパシタCLに充電され、不揮発性メモリセル等を駆動する電圧として用いられる。図1の例では、N型MOSトランジスタT1〜T3のしきい値をVthとすると、キャパシタCLには3×(Vdd−Vth)の電圧が充電される。このキャパシタCLに充電された電圧は負荷側に放電されるので、2相のクロック信号CLK,/CLKを繰り返し入力させることで、キャパシタCLに充電される電圧をほぼ一定に維持している。
【0028】
このチャージポンプ型昇圧回路10に入力されるクロック信号CLK及び/CLKの周波数を可変制御する周辺回路が設けられている。チャージポンプ型昇圧回路10の出力線に接続された分圧回路20は、複数の抵抗器R1,R2を有する。抵抗器R1,R2にて分圧された電圧と、基準電圧VREFとを比較する比較器30が設けられている。比較器30の出力VCに基づいて、クロック信号CLK及び/CLKの周波数を可変する可変周波数発振器40が設けられている。この可変周波数発振器40の出力信号は、偶数個例えば2つのインバータINV1,INV2を介してクロック信号CLKとなる。さらに、可変周波数発振器40の出力は、奇数個例えば一つのインバータINV3を介してクロック信号/CLKとなる。
【0029】
図2は、図1に示す可変周波数発振器40の一例である定電流型リングオシレータの回路図である。図2に示すように、この定電流型リングオシレータ40には、制御電圧VCとして図1に示す比較器30の出力電圧が供給され、駆動電圧として電源電圧Vddが供給される。本実施形態では、電源電圧Vddは、中心電圧が例えば1.8Vであり、1.65V〜1.95Vの範囲で変動する。
【0030】
この定電流型リングオシレータ40は、リング状に接続された複数段の遅延回路40A〜40Eを有する。リング状接続された遅延回路40A〜40Eの各々は、P型MOSトランジスタ及びN型MOSトランジスタからなるインバータINVの共通ゲートに、前段の遅延回路の出力電圧が印加される。
【0031】
このリングオシレータ40の動作原理は、奇数段例えば5段の遅延回路40A〜40Eのうちの初段の遅延回路40AのインバータINVのゲート入力がHIGHであると、各段のインバータINVにて論理が反転され、最終段の遅延回路40EのインバータINVの出力はLOWとなる。このLOW出力が初段の遅延回路40AのインバータINVのゲートに戻し供給されるので、これを繰り返すことで、最終段のインバータINVの出力はHIGH,LOWを繰り返して発振出力f0が得られる。
【0032】
ここで、各段の遅延回路40A〜40Eには、インバータINVと電源電圧VDD側にて直列接続されたP型MOSトランジスタ41と、インバータINVと接地電圧側にて直列接続されたN型MOSトランジスタ42とを有する。そして、各段の遅延回路40A〜40Eにて、電源電圧Vdd側よりP型MOSトランジスタ41、インバータINV及びN型MOSトランジスタ42を介して接地側に流れる電流Iは、比較器30からの制御電圧VCによって定まる。このように、リングオシレータ40の各段の遅延回路40A〜40Eに流れる電流Iは、制御電圧VCにより連続的に可変され、この電流Iは各インバータINVのゲートに流れ込む。各インバータINVを構成するP型及びN型MOSトランジスタはゲート容量を有するので、制御電圧VCに応じて各段の遅延回路40A〜40Eでの遅延時間が制御される。こうしてリングオシレータ40の出力周波数f0は、制御電圧VCに従って連続的に可変される。
【0033】
さらに、各段の遅延回路40A〜40Eに流れる電流Iは、電源電圧Vddの変動に拘らず一定となる。よって、出力周波数f0は制御電圧VCによってのみ決定され、電源電圧Vddの変動の影響を受けない。
【0034】
このリングオシレータ40からの出力周波数f0に基づいて生成される2相のクロックCLK及び/CLKもまた、電源電圧Vddの変動に拘らず安定すると共に、昇圧回路10の出力電圧に応じてクロック周波数が連続的に可変される。すなわち、昇圧回路10の出力電圧が所定値よりも下がればクロック周波数が高くなり、昇圧回路10の出力電圧が所定値よりも上がればクロック周波数は低くなる。
【0035】
このように、昇圧回路10の出力電圧の変動によって、その昇圧回路10を駆動するクロック信号CLK及び/CLKの周波数を変化させることにより、昇圧回路10の出力電圧をほぼ一定に維持できる。
【0036】
従来は、昇圧回路へのクロック信号の周波数を一定とし、そのクロック信号の供給/停止を制御して昇圧回路の動作をON/OFFしていた。この場合、昇圧回路の動作が停止したときの高い出力電圧と、昇圧回路の動作を再開させるときの低い出力電圧との電圧差(リップル)が大きく、結果として不揮発性メモリセルに供給される電圧が安定しなかった。
【0037】
本実施の形態では、昇圧回路10は常に駆動されており、それを駆動するクロック信号CLK及び/CLKの周波数が出力電圧に従って連続的に変化するので、その出力電圧に生ずるリップルを充分に小さくすることができる。
【0038】
(ツインメモリセル構造)
図3は不揮発性半導体記憶装置の一断面を示している。図3において、1つのツインメモリセル100は、P型ウェル102上にゲート酸化膜を介して例えばポリシリコンを含む材料から形成されるワードゲート104と、第1,第2のコントロールゲート106A,106Bと、第1,第2のメモリ素子(MONOSメモリ素子)108A,108Bとを有する。
【0039】
第1,第2のコントロールゲート106A,106Bは、ワードゲート104の両側壁に形成され、ワードゲート104とはそれぞれ電気的に絶縁されている。
【0040】
第1,第2のメモリ素子108A,108Bの各々は、MONOSのM(金属)に相当するポリシリコンにて形成される第1,第2のコントロールゲート106A,106Bの一つと、P型ウェル102との間に、酸化膜(O)、窒化膜(N)及び酸化膜(O)を積層することで構成される。なお、第1,第2のコントロールゲート106A,106Bは、シリサイドなどの導電材で構成することもできる。
【0041】
このように、1つのツインメモリセル100は、スプリットゲート(第1,第2のコントロールゲート106A,106B)を備えた第1,第2のMONOSメモリ素子108A,108Bを有し、第1,第2のMONOSメモリ素子108A,108Bにて一つのワードゲート104を共用している。
【0042】
この第1,第2のMONOSメモリ素子108A,108Bは、それぞれ電荷のトラップサイトとして機能する。第1,第2のMONOSメモリ素子108A,108Bの各々は、ONO膜109にて電荷をトラップすることが可能である。
【0043】
図3に示すように、行方向(図3に示す第2の方向B)に間隔をおいて配列された複数のワードゲート104は、ポリサイドなどで形成される1本のワード線WLに共通接続されている。
【0044】
また、図3に示すコントロールゲート106A,106Bは、列方向(図3の紙面に垂直な第1の方向A)に沿って延び、列方向に配列される複数のツインメモリセル100にて共用される。よって、符号106A,106Bをコントロールゲート線とも称する。
【0045】
ここで、[i]番目のツインメモリセル100[i]のコントロールゲート線106Bと、[i+1]番目のツインメモリセル100[i+1]のコントロールゲート線106Aとには、例えばワードゲート,コントロールゲート,ワード線よりも上層の金属層で形成されるサブコントロールゲート線SCG[i+1]が接続されている。
【0046】
P型ウェル102には、[i]番目のツインメモリセル100[i]のMONOSメモリ素子108Bと、[i+1]番目のツインメモリセル100[i+1]のMONOSメモリ素子108Aとに共用される[i+1]番目の不純物層110[i+1]が設けられている。
【0047】
これらの不純物層110[i],[i+1],[i+2]は例えばP型ウェル内に形成されるn型不純物層で、列方向(図3の紙面に垂直な第1の方向A方向)に沿って延び、列方向に配列される複数のツインメモリセル100にて共用されるサブビット線として機能する。よって、符号110[i],[i+1],[i+2]などをサブビット線SBL[i],[i+1],[i+2]とも称する。
【0048】
(不揮発性半導体記憶装置の全体構成)
上述のツインメモリセル100を用いて構成される不揮発性半導体記憶装置の全体構成について、図4(A)〜図4(E)を参照して説明する。
【0049】
図4(A)は1チップの不揮発性半導体記憶装置の平面レイアウト図であり、メモリセルアレイ領域200とグローバルワード線デコーダ201とを有する。メモリセルアレイ領域200は、例えば計64個の第0〜第63のセクタ領域210を有する。
【0050】
64個のセクタ領域210は、図4(A)に示すようにメモリセルアレイ領域200を第2の方向(行方向)Bでそれぞれ分割したもので、各セクタ領域210は第1の方向(列方向)Aを長手方向とする縦長形状を有する。データ消去の最小単位がセクタ領域210であり、セクタ領域210内の記憶データは一括してまたは時分割で消去される。
【0051】
メモリアレイ領域200は、例えば4K本のワード線WLと、4K本のビット線BLとを有する。ここで、本実施の形態では1本のビット線BLに2つのMONOSメモリ素子108A,108Bが接続されるため、4K本のビット線BLは8Kbitの記憶容量を意味する。各セクタ領域210の記憶容量はメモリ全体の記憶容量の1/64であり、(4K本のワード線WL)×(64本のビット線BL)×2で定義される記憶容量を有する。
【0052】
図4(B)は、図4(A)に示す不揮発性半導体記憶装置の隣り合う2つの第0及び第1のセクタ領域210の詳細を示している。図4(B)に示すように、2つのセクタ210の両側に、ローカルドライバ領域(ローカルコントロールゲートドライバ、ローカルビット線選択ドライバ及びローカルワード線ドライバを含む)220A,220Bが配置されている。また、2つのセクタ210と2つのローカルドライバ領域220A,220Bの例えば上辺には、セクタ制御回路222が配置されている。
【0053】
各セクタ領域210は第2の方向Bにて分割され、16ビットのデータをリード・ライト可能にI/O0〜I/O15用の16個のメモリブロック(入出力ビットに対応したメモリブロック)214を有している。各メモリブロック214は、図4(B)に示すように、4K(4096)本のワード線WLを有する。
【0054】
図4(C)に示すように、図4(B)に示す各一つのセクタ領域210は、第1の方向Aにて8個のラージブロック212に分割されている。この各ラージブロック212は、図4(D)に示すように、第1の方向Aにて8個のスモールブロック215に分割されている。
【0055】
各スモールブロック215は、図4(E)に示すように、64本のワード線WLを有する。
【0056】
(セクタ領域の詳細)
図5は、図4(A)に示すセクタ領域0の詳細を示している。図5に示すスモールメモリブロック216は、図6に示すように、ツインメモリセル100を列方向に例えば64個、行方向に例えば4個配列したものである。一つのスモールメモリブロック216には、例えば4本のサブコントロールゲート線SCG0〜SCG3と、データの入出力線である4本のサブビット線SBL0〜SBL3と、64本のワード線WLとが接続されている。
【0057】
ここで、偶数のサブコントロールゲート線SCG0,SCG2には、偶数列(第0列または第2列)の複数のツインメモリセルの各々の第2のコントロールゲート106Bと奇数列(第1列または第3列)の複数のツインメモリセルの各々の第1のコントロールゲート106Aとが共通接続されている。同様に、奇数のサブコントロールゲート線SCG1,SCG3には、奇数列(第1列または第3列)の複数のツインメモリセルの各々の第2のコントロールゲート106Bと偶数列(第2列または第4列)の複数のツインメモリセルの各々の第1のコントロールゲート106Aとが共通接続されている。
【0058】
図5に示すように、一つのメモリブロック214内にはスモールメモリブロック216が列方向に64個配列され(この一群がスモールブロック215となる)、16ビットの入出力を行うために、16個のI/O0〜I/O15に対応した16個のメモリブロック214が行方向に配列されている。
【0059】
行方向に配列された16個のスモールメモリブロック216の16本のサブコントロールゲート線SCG0が、行方向にメインコントロールゲート線MCG0に共通接続されている。同様に、16本のサブコントロールゲート線SCG1はメインコントロールゲート線MCG1に、16本のサブコントロールゲート線SCG2はメインコントロールゲート線MCG2に、16本のサブコントロールゲート線SCG3はメインコントロールゲート線MCG3にそれぞれ共通接続されている。
【0060】
このセクタ領域0内の各スモールブロック215には、コントロールゲート駆動部であるCGドライバ300−0〜300−63の一つがそれぞれ設けられている。この各CGドライバ300−0〜300−63には、行方向に延びる上述の4本のメインコントロールゲート線MCG0〜MCG3が接続されている。
【0061】
図7は、相隣り合うセクタ領域0とセクタ領域1にそれぞれ属する2つのスモールブロック215の関係を示している。セクタ領域0とセクタ領域1とでは64本のワード線WL0〜WL63が共用されるが、メインコントロールゲート線MCG0〜MCG3及びメインビット線MBLはそれぞれ独立して設けられている。特に図7では、セクタ領域0内のスモールブロック215に対応するCGドライバCGDRV0〜3(図5のドライバ300−1に相当)と、セクタ領域1内のスモールブロック215に対応するCGドライバCGDRV0〜3とが示され、CGドライバはスモールブロック215毎に独立して設けられている。
【0062】
スモールブロック215毎に配置された各サブビット線SBL0(不純物層)は、金属配線であるメインビット線MBLに共通接続されている。このメインビット線MBLは、列方向(第1の方向A)に配列されたスモールメモリブロック216間で共有されている。このメインビット線MBLからスモールメモリブロック内の各サブビット線SBL0に至る各経路途中には、ビット線選択ゲート217A,217Bが配置されている。なお、例えば奇数本目のサブビット線SBLには上述のビット線選択ゲート217Aがそれぞれ接続されるのに対して、偶数本目のサブビット線SBLにはビット線選択ゲート217Bが接続されている。
【0063】
隣り合う2つの第0,第1のセクタ領域210内の2つのスモールブロック215及びその両側のローカルドライバ領域220A,220Bの詳細を図8に示す。図8に示すように、左側のローカルドライバ領域220Aには、図7に示す4つのローカルコントロールゲート線ドライバCGDRV0〜CGDRV3が配置されている。同様に、右側のローカルドライバ領域220Bには、図7に示す4つのローカルコントロールゲート線ドライバCGDRV0〜CGDRV3が配置されている。
【0064】
また、左側のローカルドライバ領域220Aには、セクタ0,1内の偶数番目のワード線WL0,2,…62を駆動するローカルワード線ドライバWLDRV0,…WLDRV63が配置されている。右側のローカルドライバ領域220Bには、セクタ0,1内の奇数番目のワード線WL1,3,…63を駆動するローカルワード線ドライバWLDRV1,…WLDRV63が配置されている。
【0065】
さらに、図7及び図8に示すように、右側のローカルドライバ領域220Bには、セクタ0,1の例えば奇数番目のサブビット線SBLに接続されたビット線選択ゲート217Aを駆動するローカルビット線ドライバBSRV1が配置されている。左側のローカルドライバ領域220Aには、セクタ0,1の例えば偶数番目のサブビット線SBLに接続されたビット線選択ゲート217Bを駆動するローカルビット線ドライバBSRV0が配置されている。これらドライバBSDRV0,1がビット線駆動部である。
【0066】
(セクタ0,1の駆動回路)
次に、図9を参照してセクタ0,1内の各スモールブロック215内のツインメモリセルを駆動する回路について説明する。
【0067】
まず、セクタ0〜63に共用される構成として、プリデコーダ400と、64個のグローバルデコーダ402−0〜402−63と、Yデコーダ404とが設けられている。
【0068】
プリデコーダ400は、選択対象の不揮発性メモリセル(選択セル)を特定するアドレス信号A[20−0]をデコードするものである。このアドレス信号A[20−0]の意味付けを下記の表1に示す。
【0069】
【表1】
Figure 0004168637
【0070】
表1に示すように、上位のアドレス信号A[20−15]で64セクタの中の一つのセクタが選択され、中位のアドレス信号A[14−12]で図6に示す一つのスモールメモリブロック216内の4セル(8ビット)の中の1ビットが選択され、下位のアドレス信号A[11−0]で一つのセクタ内の4096本の中の1本のワード線WLが選択される。また、アドレス信号A[11−9]で一つのセクタ内に存在する8つのラージブロック212の中の一つが選択され、アドレス信号A[8−6]で一つのラージブロック212内に存在する8つのスモールブロック215の中の一つが選択され、アドレス信号A[5−0]で一つのスモールブロック215内に存在する64本のワード線WLの中の1本が選択される。
【0071】
64個のグローバルデコーダ402−0〜402−63は、下位のアドレス信号A[11−0]をプリデコーダ400にてプリデコードした結果に基づいて、64本のグローバルワード線GWL[0]〜GWL[63]をアクティブとする。なお、データリード時とデータプログラム時では1本のグローバルワード線GWLのみがアクティブ(Vdd)とされる。データイレース時で、一つのセクタ内を一括して消去する際には64本のグローバルワード線GWLが全てアクティブ(Vdd)とされる。このことにより、一つのセクタ内の全てのワード線WLが選択されて、消去用のワード線電圧が供給される。
【0072】
Yデコーダ404は、Yパス選択ドライバ(列選択駆動部)410を介してYパス回路(列選択ゲート)412を駆動して、スモールブロック215内の選択されたビット線を、後段のセンスアンプまたはビット線ドライバに接続するものである。
【0073】
図7及び図8にて既に説明した通り、図9の各スモールブロック215の左右には、ローカルドライバ領域220A,220Bが設けられている。
【0074】
セクタ0,1内の例えば第1行目のスモールメモリブロック0を例に挙げれば、その左側のローカルドライバ領域220Aには、セクタ0内の4本のメインコントロールゲート線MCGを駆動するコントロールゲート線ドライバCGDRV[3−0]と、セクタ0,1内の偶数本目の31本のワード線WLを駆動するワード線ドライバWLDRV[31−0]と、セクタ0,1内の偶数本目のサブビット線SBLに接続されたビット線選択ゲート217Bを駆動するビット線選択ゲートドライバBSDRV[0]が配置されている。右側のローカルドライバ領域220Bには、セクタ1内の4本のメインコントロールゲート線MCGを駆動するコントロールゲート線ドライバCGDRV[3−0]と、セクタ0,1内の奇数本目の31本のワード線WLを駆動するワード線ドライバWLDRV[63−32]と、セクタ0,1内の奇数本目のサブビット線SBLに接続されたビット線選択ゲート217Aを駆動するビット線選択ゲートドライバBSDRV[1]が配置されている。
【0075】
(各種駆動電圧の生成回路)
図3において、例えばツインメモリセル100[i]が選択された場合、その選択ツインメモリセル100[i]の一方例えば第2の不揮発性メモリセル108Bが選択セルに指定され、その他方の第2の不揮発性メモリセル108Aが非選択の対向セルとなる。ツインメモリセル100[i]と隣接するツインメモリセル100[i−1],100[i+1]などは非選択とされる。
【0076】
以上のような定義の下で、リード時、プログラム時及び消去(イレース)時のコントロールゲート線CG、ビット線BL及びワード線WLの各電位を、下記の表2に示す。
【0077】
【表2】
Figure 0004168637
【0078】
表2に示す各種電圧は、図1に示す昇圧回路10からの出力電圧に基づいて生成され、その電圧生成回路の一例を図10に示す。図10には、第1,第2のチャージポンプ型昇圧回路10A,10Bが設けられている。リード時、プログラム時及びイレース時には第1のチャージポンプ型昇圧回路10Aの出力電圧が供給され、スタンバイ時には第2の昇圧回路10Bの出力電圧が供給される。第2のチャージポンプ型昇圧回路10Bの電流駆動能力は、第1のチャージポンプ型昇圧回路10Aの電流駆動能力よりも低い。スタンバイ時には負荷側での電流消費が少ないので、スタンバイ時に第2のチャージポンプ型昇圧回路10Bでの消費電力を低減させている。
また、第1のプリチャージ型昇圧回路10Aからの出力電圧は、リード時は5V、プログラム時及びイレース時は8Vと異なる。このために、図1に示す分圧回路20の抵抗器R1,R2の少なくとも一方の抵抗値を可変するか、他の抵抗器に切り換え可能である。
【0079】
図10に示すように、昇圧回路10A,10Bとコントロールゲートドライバ(コントロールゲート駆動部)CGDRVとの間には、昇圧回路10A,10Bからの出力電圧をそれぞれレギュレートする第1,第2のレギュレータ回路500,502が設けられている。第1のレギュレータ回路500は、プログラム時の選択セル用のコントロール電圧VPCGL(2.5V)などを生成する。第2のレギュレータ回路502は、リード時、プログラム時の非選択対向セル用のコントロール電圧VPCGH(3V,5V)などを生成する。
【0080】
電源端子504とコントロールゲートドライバCDRVとの間に、電源端子504からの電源電圧Vddをレギュレートして、リード時の選択セル用のコントロール電圧VPCGL(1.5V)などを生成する第3のレギュレート回路506が設けられている。
【0081】
昇圧回路10A,10Bとビット線ドライバ(ビット線駆動部)BLDRVとの間には、昇圧回路10A,10Bからの出力電圧をレギュレートして、プログラム時の選択セル用ビット線電圧(5.0V)、イレース時の選択セル及び非選択対向セル用ビット線電圧(5.0V)などの元になる電圧VPBL(5.2V)を生成する第4のレギュレート回路508が設けられている。
【0082】
なお、ビット線ドライバBLDRVからの電圧5.2Vは、省スペースのためにゲート幅を小さくした図7のビット線選択ゲート(N型MOSトランジスタ)217A,217Bの電流駆動能力を高めるために設定され、ビット線BLには表2の通り電圧5Vが印加される。
【0083】
昇圧回路10A,10Bとビット線選択ゲートドライバBSDRVとの間には、昇圧回路10A,10Bからの出力電圧をレギュレートして、リード時、プログラム時及びイレース時に、ビット線選択ゲート217A,217Bを選択駆動する電圧VPBS(4.5V,8V)を生成する第5のレギュレート回路510が設けられている。
【0084】
また、Yパス選択ドライバ(列選択駆動部)410(図9参照)には、図10に示すように第5のレギュレート回路510からの出力電圧VPBSが、Yパス選択ドライバ用電圧VPYSとして供給されている。
【0085】
このように、昇圧回路10A,10Bからの出力電圧または電源端子504からの電源電圧Vddを第1〜第5のレギュレート回路にてレギュレートすることで、ツインメモリセル100を駆動するための表2に示す各種電圧を生成できる。
【0086】
本実施の形態では、イレース時には選択セル及び非選択対向セルに接続されたコントロールゲート線に負電圧(−3V)が供給される(表2参照)。このために、図10に示すように負電圧チャージポンプ512が設けられ、イレース時に負電圧(−4V)を第6のレギュレート回路514に供給している。第6のレギュレート回路514は、負電圧チャージポンプ512からの出力電圧をレギュレートして得られる電圧(−3V)を、コントロールゲートドライバCGDRVに供給している。
【0087】
また、ワード線WLに駆動電圧を供給する回路は、図10に示す回路とは別に設けられている。ワード線駆動電圧は、昇圧回路を要せずに電源電圧Vddから生成できる。
【0088】
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0089】
本発明はコントロールゲート電圧の設定に特徴があり、ワード線、ビット線の電圧設定、不揮発性メモリセルのリード動作、プログラム動作及び消去動作の詳細説明は省略したが、必要があれば本願出願人による先願の特願平2001−137165等に詳述されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る昇圧回路及びその周辺回路の回路図である。
【図2】図1に示す可変周波数発振回路の一例であるリングオシレータの回路図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置に用いられるメモリセルの断面図である。
【図4】図4(A)は図3に示す不揮発性半導体記憶装置全体の平面レイアウト図、図4(B)は図4(A)中の2つのセクタ領域の平面図、図4(C)は図4(B)中の一つのメモリブロックの平面図、図4(D)は図4(C)中の一つのラージブロックの平面図、図4(E)は図4(D)中の一つのスモールブロックの平面図である。
【図5】図4(B)に示す一つのセクタ領域の多数のスモールメモリブロックとその配線とを説明するための概略説明図である。
【図6】図5に示すスモールメモリブロックの回路図である。
【図7】図5に示すスモールブロックとローカルドライバ領域との関係を示す図である。
【図8】隣接する2セクタ中の2つのスモールブロックとローカルドライバ領域との関係を示す概略説明図である。
【図9】隣接する2セクタの周辺駆動回路を示すブロック図である。
【図10】図1に示す昇圧回路からの出力電圧をレギュレートして各駆動部に供給する回路のブロック図である。
【符号の説明】
100 ツインメモリセル
102 P型ウェル
104 ワードゲート
106A,106B コントロールゲート(線)
108A,108B 不揮発性メモリセル(MONOSメモリ素子)
109 ONO膜
110 不純物層(ビット線)
200 メモリセルアレイ領域
300,301 コントロールゲート駆動部
400 プリデコーダ
410 Yパス選択ドライバ(列選択ゲート駆動部)
412 Yパス回路(列選択ゲート)
500 第1のレギュレート回路
502 第2のレギュレート回路
504 電源端子
506 第3のレギュレート回路
508 第4のレギュレート回路
510 第5のレギュレート回路
512 負電圧チャージポンプ
514 第6のレギュレート回路
CGDRV コントロールゲート駆動部
BLDRV ビット線駆動部
BSDRV ビット線選択ゲート駆動部
YSDRV 列選択ゲート駆動部
VPCGH 第1,第2のオーバライド電圧
VPCGL 第1,第2のコントロールゲート選択電圧
INV インバータ
WL ワード線
BL ビット線
CG コントロールゲート線

Claims (8)

  1. 不揮発性メモリセルを行方向及び列方向に複数配列してなるメモリセルアレイ領域と、
    クロック信号に従って、電源電圧に基づいて複数のキャパシタを充電させて、前記電源電圧よりも高い出力電圧を生成するチャージポンプ型昇圧回路と、
    前記出力電圧に基づいて、前記メモリセルアレイ領域に配置された前記複数の不揮発性メモリセルを駆動する駆動部と、
    前記出力電圧と基準電圧とを比較する比較器と、
    前記比較器の出力に基づいて、前記クロック信号の周波数を連続的に可変する可変周波数発振器と、
    を有し、
    前記昇圧回路は、第1及び第2の昇圧回路と、複数の抵抗器を有して、前記第1の昇圧回路の出力電圧を分圧する分圧回路とを含み、
    前記不揮発性メモリセルのリード時、プログラム時及びイレース時には第1の昇圧回路の出力電圧が供給され、スタンバイ時には前記第2の昇圧回路の出力電圧が供給され、
    前記第2の昇圧回路の電流駆動能力が前記第1の昇圧回路の電流駆動能力よりも低く設定され、
    少なくとも前記第1の昇圧回路に対応して前記比較器及び可変周波数発振器が設けられ、前記比較器は、前記分圧回路にて分圧された電圧と前記基準電圧とを比較し、かつ、前記リード時と、前記プログラム時及び前記イレース時とで、前記複数の抵抗器の少なくとも一つの抵抗値が異なるように設定されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 請求項1において、
    前記可変周波数発振器は、リング状に接続された複数段の遅延回路を有し、前記複数段の遅延回路に流れる電流が、前記比較器からの出力に基づいて決定されるリングオシレータであることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記複数の不揮発性メモリセルの各々は、一つのワードゲートと、二つのコントロールゲートとを有するツインメモリセルであり、
    前記メモリセルアレイ領域には、前記複数のツインメモリセルに接続された、複数のコントロールゲート線及び複数のビット線とを有し、
    前記駆動部は、前記複数のコントロールゲート線を駆動するコントロールゲート駆動部と、前記複数のビット線を駆動するビット線駆動部とを含み、
    前記コントロールゲート駆動部及び前記ビット線駆動部は、前記昇圧回路からの出力電圧に基づいて、前記複数のコントロールゲート線及び前記複数のビット線をそれぞれ駆動することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 請求項3において、
    前記複数のツインメモリセルの各々は、第1,第2の不揮発性メモリセルを含み、リード時及びプログラム時に前記第1,第2の不揮発性メモリセルの一方が選択セル、他方が非選択対向セルとされ、
    前記昇圧回路と前記コントロールゲート駆動部との間には、前記昇圧回路からの出力電圧をそれぞれレギュレートする第1,第2のレギュレータ回路が設けられ、前記第1のレギュレータ回路は前記プログラム時の前記選択セル用のコントロール電圧を生成し、前記第2のレギュレータ回路は前記リード時及び前記プログラム時の前記非選択対向セル用のコントロール電圧を生成することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 請求項4において、
    電源端子と前記コントロールゲート駆動部との間に、前記電源端子からの電源電圧をレギュレートする第3のレギュレート回路をさらに有し、前記第3のレギュレート回路は、前記リード時の前記選択セル用のコントロール電圧を生成することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 請求項5において、
    前記昇圧回路と前記ビット線駆動部との間に、前記昇圧回路からの出力電圧をレギュレートする第4のレギュレート回路をさらに有し、前記第4のレギュレート回路は、前記プログラム時の前記選択セル用ビット線電圧と、前記イレース時の前記選択セル及び前記非選択対向セル用ビット線電圧とを生成することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 請求項6において、
    前記複数のビット線にそれぞれ接続され、前記ビット線駆動部からの駆動電圧を前記複数のビット線に選択して供給する複数のビット線選択ゲートと、
    前記複数のビット線選択ゲートを選択駆動するビット線選択ゲート駆動部と、
    をさらに有し、
    前記昇圧回路と前記ビット線選択ゲート駆動部との間には、前記昇圧回路からの前記出力電圧をレギュレートする第5のレギュレート回路をさらに有し、前記第5のレギュレート回路は、前記リード時、前記プログラム時及び前記イレース時に、前記複数のビット線選択ゲートを選択駆動する電圧を生成することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 請求項7において、
    前記複数のビット線を複数のデータ入出力端子に選択して接続する複数の列選択ゲートと、
    前記複数の列選択ゲートを選択駆動する列選択ゲート駆動部と、
    をさらに有し、
    前記列選択ゲート駆動部には、前記第5のレギュレート回路からの出力電圧が供給されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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