JP2003236281A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2003236281A JP2002043474A JP2002043474A JP2003236281A JP 2003236281 A JP2003236281 A JP 2003236281A JP 2002043474 A JP2002043474 A JP 2002043474A JP 2002043474 A JP2002043474 A JP 2002043474A JP 2003236281 A JP2003236281 A JP 2003236281A
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    • D05B49/00Take-up devices, e.g. levers, for the needle thread
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B47/00Needle-thread tensioning devices; Applications of tensometers
    • D05B47/04Automatically-controlled tensioning devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B65/00Devices for severing the needle or lower thread
    • D05B65/02Devices for severing the needle or lower thread controlled by the sewing mechanisms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 課題は、縫製開始前において針の穴から上糸
端までの長さを短くすることである。 【解決手段】 ミシン1は、上糸に押圧力を与える糸調
子装置17と、糸調子装置17から導かれた上糸を手繰
る上糸手繰り部材29と、上糸手繰り部材29を最前位
置P10〜中間位置P30〜最後位置P20へ移動する
エアシリンダ26,27と、上糸を切る上糸切りメス1
4と、エアシリンダ26,27を制御する制御装置50
と、を備える。上糸は、上糸手繰り部材29から天秤1
8へ導かれ、最終的には針6の糸通し孔6aに至ってい
る。縫製開始直前に上糸手繰り部材29が最前位置P1
0から最後位置P20へ移動する。縫製終了後上糸手繰
り部材29は最後位置P20から中間位置P30へ移動
する。その後、糸調子装置17によって上糸への押圧力
が上昇する。次に、上糸手繰り部材29は中間位置P3
0から最前位置P10へ移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製終了後に針の
目孔から被縫製物まで繋がった上糸を切断する糸切り手
段を具備するミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミシンの縫製による縫い目は、下
降した針からルーパが上糸を捕捉することでループが形
成され、次に針が下降した際に針から導出した上糸や下
糸がループに絡むことにより形成される。このため、ミ
シンの縫い始めに上糸に張力がかかっている場合には、
上糸が針の目孔から抜けてしまったり、ルーパで上糸が
捕捉されなかったりするため、特に一針目の縫い目が形
成されなくなってしまい、所謂目飛びが発生する。
【0003】そこで、従来のミシンでは、縫製終了後で
上糸切断前に、上糸供給源から糸調子を介して針の目孔
に至る上糸に対して、糸調子と針の目孔との間において
弛みを確保することによって、次の縫製の際に所謂目飛
びを防止する。例えば、図8に示すような機構がミシン
の上端部に設けられており、このような機構にて上糸に
弛みを確保している。即ち、ミシンの上端部に糸案内1
01が設けられ、上糸供給源から導き出された上糸は糸
案内101にて折り返されている。上糸は糸案内101
から糸調子102へ導かれており、上糸が糸調子102
によって押圧されることで上糸に張力が作用している。
上糸は糸調子102にて折り返されており、糸手繰り部
材103へ導かれている。そして、上糸は糸手繰り部材
103にて折り返されており、天秤104へ導かれてい
る。上糸は天秤104にて折り返されており、最終的に
針105(図9に図示)の目孔105a(図9に図示)
に導かれている。糸手繰り部材103及び天秤104は
前後方向に移動するように構成されている。
【0004】ミシンの縫製終了後で次の縫製開始前で
は、糸手繰り部材103は天秤104から遠い位置P1
に位置しており、糸調子102から天秤104までの間
において上糸は張っている。そして、図8(a)に示す
ように、ミシンの次の縫製開始直前(まだ、天秤104
及び針105は駆動されていない)では、糸手繰り部材
103が天秤104に近い位置P2へ移動することによ
って、糸調子102から天秤104までの間において上
糸が弛む。上糸の弛みによって、次の縫製の一針目に縫
い目が確実に形成される。
【0005】そして、次の縫製中では、糸手繰り部材1
03は位置P2に位置したままであり、天秤104は前
後に往復移動する。これにより、縫製中には上糸供給源
から針へと上糸が供給される。縫製終了直後に停止した
状態では、図9(a)に示すように、針105は上昇し
た位置にあり、ルーパ106とスプレッダ107によっ
てループが形成されている。また、縫製終了直後では、
図8(b)に示すように、糸調子102から天秤104
の間において上糸が張っている。
【0006】その後、図8(c)に示すように、糸手繰
り部材103が位置P2から位置P1へと移動する。ま
だ上糸が切断されおらず上糸が被縫製物の縫い目に繋が
っているため、糸手繰り部材103の移動に伴い、上糸
は上糸供給源から引き出される。
【0007】その後、図9(b)に示すように、ルーパ
106及びスプレッダ107の近傍において、上糸切断
メス108によって上糸が切断される。そして、次の縫
製開始直前では、図8(c)に示すように、再び糸手繰
り部材103が位置P1へ移動することによって、上糸
が弛む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、糸切断直前
では、被縫製物の近傍において上糸はルーパ106及び
スプレッダ107によってループ状となっている(図9
(a)に図示)。従って、上糸が切断されると、針10
5の目孔105aから上糸端までの長さが非常に長い
(図9(c)に図示)。針105の目孔105aから上
糸端までの長さが長いために、図10に示すように次の
縫製の前に下降した押え109に上糸が挟まれてしま
い、針105が押え109にて引っ張れて曲がってしま
う。また、ボタン穴かがり縫いにおいては、かがり縫い
の見栄えを良くするために被縫製物の縫い始め位置から
延び出た糸端を縫製終了後に手作業で切り取る作業が必
要であるが、この作業を不要とするために、縫い始めの
上糸端をクランプするクランプ装置をミシンに設けて、
縫い始めの上糸の端部をボタン穴のかがり縫い目の下に
縫い込むことがある。しかし、針105の目孔から上糸
端までの長さが長すぎると、上糸の端部が図11のA部
分のように、かがり縫い目の途中からはみ出して、手作
業での切り取りができないという問題が発生していた。
また、縫い始めから延び出た糸が縫い目に縫い込まない
としても、図12に示すようにその延び出た長さが長い
から、それを縫製終了後に手作業で切断しなければなら
ない。
【0009】そこで、本発明は、縫製開始前において針
の目孔から上糸端までの長さを短くすることを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、例えば図1〜図5に示す
ように、糸供給源から針(例えば、針6)に設けられた
目孔(例えば、糸通し孔6a)へ至る上糸に張力を与え
る糸調子手段(例えば、糸調子装置17)と、縫製終了
後に前記目孔から被縫製物に連なる上糸を切断する糸切
り手段(例えば、上糸切りメス14及び上糸切断駆動機
構32)と、縫製終了後に前記目孔と前記糸供給源との
間において上糸を引き出して、前記目孔と前記糸供給源
との間において上糸を弛ませておく糸引き手段(例え
ば、糸引き機構19)と、縫製終了後、前記糸供給源及
び前記目孔の双方から上糸が引き出されるように、前記
糸調子手段、前記糸切り手段及び前記糸引き手段を制御
する制御手段(例えば、制御装置50)と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明では、縫い始めの針の
目孔からの糸抜けや目飛びの防止のため、針の目孔と糸
供給源との間に糸の弛みを確保する際に、弛みを確保す
るための上糸を糸供給源側から引き出すとともに、針の
目孔側から引き出すため、針の目孔から上糸の切断端ま
での長さを、従来に比較して短くすることができ、縫い
始めの針の目孔からの糸抜けを防止できるとともに、針
の目孔からの上糸の切断端までの長さが長いことによる
従来の種々の欠点を解消することができる。即ち、次の
縫製の際に、針の目孔から切断端までの間において上糸
が押えに挟まれなくなり、更に、次の縫い目の縫い始め
から延び出た糸の長さを短くすることができ、その糸が
次の縫い目に巻き込まれることも防止され、その糸を次
の縫製終了後に切断するといった労力が不要となる。ま
た、本発明では、糸の弛みを確保するための機構及び処
理時間を利用して、針の目孔から上糸の端部までの長さ
を短くしているので、独立した機構や処理を新たに追加
する場合と比較して、機構を簡単に構成でき、信頼性の
向上が図れるとともにコストが低減でき、また、処理時
間を低減して縫製効率の低下を防ぐことができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のミ
シンであって、前記制御手段は、縫製終了後に上糸が引
き出される際において、上糸が前記糸供給源側から引き
出された後に上糸が切断されるように、その後前記目孔
側から上糸が引き出されるように、前記糸調子手段、前
記糸切り手段及び前記糸引き手段を制御することを特徴
とする。
【0013】請求項2記載の発明では、縫製終了後上糸
が引き出される際に、上糸が切断される前、即ち上糸が
布に連なって拘束されている間に、上糸が糸供給源側か
ら引き出されるので、このとき針の目孔側から上糸が引
き出されるのを確実に防止することができる。また、上
糸が切断された後、即ち上糸の端部が自由になってから
針の目孔側から上糸が引き出されるので、無理なく上糸
が引き出され上糸を針の目孔から引き出す際の糸切れや
布に対する糸の引き連れを防ぐことができる。
【0014】請求項3記載の発明は、例えば図4及び図
5に示すように、請求項1記載のミシンであって、前記
糸引き手段が、前記糸供給源と前記目孔との間において
上糸を手繰る手繰り部材(例えば、上糸手繰り部材2
9)と、前記糸供給源から前記手繰り部材を通じて前記
目孔までの上糸の経路が短い第一位置(例えば、最後位
置P20)と、上糸の経路が前記第一位置より長い第二
位置(例えば、最前位置P10)と、前記第一位置での
上糸の経路より長く、且つ前記第二位置での上糸の経路
より短い第三位置(例えば、中間位置P30)とへ前記
手繰り部材を移動する移動手段(例えば、エアシリンダ
26,27)と、を備え、前記制御手段は、縫製中は前
記第一位置に前記手繰り部材が位置するように、縫製終
了後上糸切断前までは前記第三位置に前記手繰り部材が
位置するように、更に、上糸切断後は前記手繰り部材が
前記第三位置に位置した後に前記第一位置に位置するよ
うに前記移動手段を制御することを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明では、縫製終了後上糸
切断前に、手繰り部材が第一位置から第三位置へと位置
するため、上糸の経路が長くなり、手繰り部材によって
上糸が引き出される。この際、上糸が切断されていない
ため、上糸は糸供給源から引き出される。上糸切断後
は、手繰り部材が第三位置から第二位置へと位置するた
め、更に、上糸の経路が長くなり、手繰り部材によって
上糸が引き出される。この際、上糸が切断されているた
め、上糸は針の目孔から引き出される。その後、手繰り
部材が第一位置から第三位置へ位置するため、上糸が弛
む。この構成は、手繰り部材を第三位置(中間位置)に
位置するように構成した以外は、機械的に従来と同様で
ある。そのため、針の目孔から上糸が引き抜かれること
を防止して、次の縫製の際に所謂目飛びを確実に防止
し、更に、次の縫い目の縫い始めから延び出た糸の長さ
を短くするといったことが、従来と比較して複雑な機構
を用いることなく実現される。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載のミ
シンであって、前記糸供給源から引き出される上糸の長
さ、及び、前記目孔から引き出される上糸の長さのうち
の少なくとも一方を変更可能としたことを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明では、糸供給源から引
き出される上糸の長さ、及び、針の目孔から引き出され
る上糸の長さのうちの少なくとも一方を変更可能とした
ため、上糸切断後の目孔から上糸の切断端までの長さを
調整でき、次の縫製の縫い始めから延び出た糸の長さを
調整することができる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1記載のミ
シンであって、前記糸供給源から引き出される上糸の長
さと、前記目孔から引き出される上糸の長さとの総和を
一定のまま、前記糸供給源から引き出される上糸の長
さ、及び、前記目孔から引き出される上糸の長さを変更
可能としたことを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明では、糸供給源から引
き出される上糸の長さと、針の目孔から引き出される上
糸の長さとの総和が一定のまま、糸供給源から引き出さ
れる上糸の長さ、及び、針の目孔から引き出される上糸
の長さを変更可能としたため、作業者は、縫い始めの針
の目孔からの糸抜けや目飛びの防止するに対する糸の緩
み量の変化を気にすることなく、針の目孔から上糸の切
断端までの長さ、即ち、次の縫製の縫い始めから延び出
た糸の長さを調整することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明の具
体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲を図示例に
限定するものではない。図1に示されるミシン1は、鳩
目穴かがり縫いを行うミシンとしての基本構成を具備し
ているものである。即ち、ミシン1は、略矩形箱状をな
すベッド部2と、ベッド部2の後端部に立設された縦胴
部3と、縦胴部3の上部からベッド部2と略平行になる
ように前方に延出するアーム部4と、アーム部4の前端
部を上下に貫通する針棒5と、針棒5の下端部に取り付
けられた針6と、ベッド部2内において針6の直下に設
けられたルーパ機構7と、ミシン1全体を制御する制御
装置50(図5に図示)とを備えている。
【0021】ベッド部2の上面部には送り台11が設け
られており、送り台11には被縫製物60が載置され
る。この送り台11には一対の押え12が設けられてい
る。押え12は、図示しないソレノイド等を備えた上下
動機構によって上下に移動され、押え12が下降する
と、被縫製物60が送り台11の上面と押え12の間に
挟持される。また、送り台11及び押え12は、一体と
なって、ベッド部2に設けられたモータ等からなる送り
機構によって左右方向及び前後方向に水平移動される。
上下動機構及び送り機構は、制御装置50によって制御
される。
【0022】ミシン1には、被縫製物60に鳩目穴を開
ける布切り機構が設けられている。布切り機構は、アー
ム部4の下方において上下動自在に設けられた可動メス
13と、可動メス13の直下においてベッド部2に設け
られたメス受台と、該可動メス13を上下駆動するメス
駆動機構とを備え、可動メス13をメス駆動機構で下降
して、可動メス13とメス受けで被縫製物60を押し切
る。メス駆動機構は、制御装置50によって制御され
る。
【0023】図1及び図2に示すように、針棒5は、下
方に延出しており、上下動及び左右への振れ移動可能に
設けられている。針棒5は、管状となっており、上端か
ら下端へ上糸を通せるようになっている。針棒5内を通
った上糸は、針6の先端部分に設けられた糸通し孔(つ
まり、目孔)6aに挿通している。ルーパ機構7は、針
6から上糸を補足して上糸のループを形成するルーパ8
と、上糸のループを広げるスプレッダ9と、ルーパ8及
びスプレッダ9を上部に備えたルーパ土台10と、を備
える。
【0024】ミシンモータ54(図5のブロック図に図
示)の駆動力によって針棒5が上下動及び左右への振れ
移動することで、更に針棒5に同期してルーパ8及びス
プレッダ9が駆動されることで、針棒5、ルーパ8及び
スプレッダ9が協働し、縫い目が被縫製物60に形成さ
れる。
【0025】また、鳩目穴の円弧部の周囲をかがり縫い
する際に縫い目を放射状とするため、針棒5及びルーパ
土台10は、タイミングベルト41及び伝動シャフト4
2を備えた回転機構によって垂直な回転軸周り(針棒5
の軸線周り)に回転される。回転機構は、制御装置50
によって制御される。
【0026】このミシン1は、縫製終了後に上糸を切断
する上糸切断機構を備える。上糸切断機構は、ルーパ土
台10の上部に駆動可能に設けられた上糸切りメス14
と、ソレノイド等を有する上糸切断駆動機構32(図5
に図示)と、を備える。上糸切りメス14は、上糸切断
駆動機構32によって駆動されて、ルーパ8及びスプレ
ッダ9によって形成された上糸ループにおいて上糸を切
断する。
【0027】また、図1及び図3に示すように、ミシン
1は、上糸供給源である糸駒から針6の糸通し孔6aに
導く上糸案内機構15を備える。上糸案内機構15は、
上糸供給源から針6の糸通し孔6aまでの上糸経路に配
された糸案内部材16と、上糸供給源から針6までの間
の上糸経路において上糸を押圧して上糸に抵抗力を与え
る糸調子装置17と、縫製中に上糸供給源から針6の糸
通し孔6aまでの間の上糸経路において上糸供給源から
針6へと上糸を供給する天秤18と、天秤18から針6
までの上糸の経路に配された天秤糸案内40と、縫製終
了後に上糸を引き出して、次の縫製開始時まで上糸供給
源から針6の糸通し孔6aまでの間の上糸経路において
上糸を弛ませておく糸引き機構19(図4に主に図示)
等とを備える。なお、図1においては、図面を見易くす
るために、天秤糸案内40の図示を省略している。
【0028】糸案内部材16は、アーム部4の上端から
上方へ突出した棒状の部材である。糸案内部材16に
は、糸通し孔16a,16bが形成されている。上糸供
給源から導き出された上糸は、糸通し孔16a,16b
の順に通っている。
【0029】糸調子装置17は、糸案内部材20と、可
動皿21及び固定皿22からなる調子皿組23と、ソレ
ノイド24と、段ネジ25等とを備える。糸案内部材2
0、調子皿組23及びソレノイド24は、糸案内部材1
6より後方に配されている。糸案内部材20は、アーム
部4の上端に取り付けられており、糸通し孔20a,2
0bが形成されている。固定皿22は、糸案内部材20
上に配されている。可動皿21は固定皿22に対向配置
されている。可動皿21及び固定皿22には貫通孔が形
成されており、可動皿21及び固定皿22の貫通孔に段
ネジ25が上下方向に挿入している。段ネジ25の頭部
は可動皿21の上部にあり、段ネジ25のネジ部分がソ
レノイド24のプランジャ24aに締められている。ソ
レノイド24はアーム部4内に固定されている。ソレノ
イド24は、電磁アクチュエータであって、電流が流れ
ることによってプランジャ24aを上下方向に進退する
ものである。
【0030】糸案内部材16の糸通し孔16bで後へ折
り返された上糸は、糸案内部材20の糸通し孔20aを
通って、調子皿組23で前に折り返されている。調子皿
組23では、上糸が固定皿22と可動皿21との間に挟
まれている。更に、上糸は、調子皿組23から糸案内部
材20の糸通し孔20bに導かれて、糸通し孔20bに
挿入している。
【0031】ソレノイド24に電流が流れるとプランジ
ャ24aが下に引かれて、調子皿組23に推力が作用
し、調子皿組23に挟まれている上糸に抵抗力(押圧
力)が作用する。これにより、上糸に張力が作用する。
調子皿組23に作用する推力の大きさ、つまり、調子皿
組23から上糸に作用する抵抗力の大きさは、ソレノイ
ド24に流れる電流のレベルに比例する。制御装置50
がソレノイド24に流れる電流のレベルを制御すること
によって、上糸に作用する抵抗力の大きさが制御され
る。なお、この糸調子装置17は、特開2000−20
2183号公報に記載されている糸調子装置と同様の構
成の糸調子装置であり、ソレノイド24の可動部(プラ
ンジャ24a)から調子皿組23に作用する推力が可動
部のストロークに依らない区間を有し、ソレノイド24
に流れる電流が一定であれば、調子皿組23から上糸に
作用する糸張力(つまり、押圧力)が上糸の太さによっ
て異ならない。また、ソレノイド24に流れる電流を制
御すれば、調子皿組23から上糸に作用する糸張力を制
御することができる。
【0032】図4に示すように、糸引き機構19は、エ
アシリンダ26,27と、シリンダブラケット28と、
上糸手繰り部材29とを備える。エアシリンダ26はア
ーム部4の内部空間に配されており、アーム部4に固定
されている。エアシリンダ26のプランジャ26aは前
方に突出している。エアシリンダ26にエアが吸気され
ると、プランジャ26aが前方へ押し出て、エアシリン
ダ26からエアが排気されると、プランジャ26aが後
方へ引き込む。
【0033】エアシリンダ27は、エアシリンダ26に
並んで、アーム部4の内部空間に配されている。エアシ
リンダ27のプランジャ27aは前方に突出しており、
エアの吸排気によってプランジャ27aが前後に進退す
る。
【0034】エアシリンダ27はシリンダブラケット2
8に固定されている。シリンダブラケット28にはネジ
30,30の貫通する貫通孔が形成されている。一方、
アーム部4の上面には前後に長尺な長穴31が形成され
ており、この長穴31にもネジ30,30が貫通してお
り、ネジ30,30はナットに締結している。ネジ3
0,30が緩むと長穴31に沿ってネジ30,30が前
後に移動自在になり、前後方向におけるエアシリンダ2
7及びシリンダブラケット28の位置が変更可能とな
る。ネジ30,30がナットに締結すると、アーム部4
に対してエアシリンダ27及びシリンダブラケット28
が固定される。なお、図3において、図示方向から見る
とネジ30,30は天秤糸案内40の裏側に配されてい
るため、図3ではネジ30,30の図示を省略してい
る。
【0035】エアシリンダ26のプランジャ26aの先
端部には上糸手繰り部材29が取り付けられている。エ
アシリンダ26によって上糸手繰り部材29が前後に移
動するようになっている。上糸手繰り部材29の端片2
9aは、エアシリンダ27のプランジャ27aの前方に
延出しており、プランジャ27aの前後軌道の範囲内に
配されている。従い、エアシリンダ27によって上糸手
繰り部材29が前後に移動するようになっている。エア
シリンダ27のストロークはエアシリンダ26のストロ
ークと同じか又はそれより短く、エアシリンダ26及び
エアシリンダ27のストロークは常に一定である。
【0036】エアシリンダ27が前後のどの位置にあっ
ても、エアシリンダ26のプランジャ26aが前方に押
し出ていると、エアシリンダ27のプランジャ27aが
押し出てもプランジャ27aの先端は端片29aから離
れている。また、エアシリンダ27が前後のどの位置に
あっても、エアシリンダ27のプランジャ27aが引き
込んでいると、プランジャ27aの先端は端片29aか
ら離れている。また、エアシリンダ27が前後のどの位
置にあっても、エアシリンダ26のプランジャ26aが
引き込んでいる場合にエアシリンダ27のプランジャ2
7aが押し出ると、端片29aがプランジャ27aに押
されて上糸手繰り部材29が前方に移動する。
【0037】つまり、図4(c)に示すように、エアシ
リンダ26のプランジャ26aが押し出ていると、上糸
手繰り部材29は前後軌道の最前端に位置している。以
下、この位置を最前位置P10と述べる。また、図4
(a)に示すように、エアシリンダ26のプランジャ2
6a及びエアシリンダ27のプランジャ27aがともに
引き込んでいると、上糸手繰り部材29は前後軌道の最
後端に位置している。以下、この位置を最後位置P20
と述べる。また、図4(b)に示すように、エアシリン
ダ26のプランジャ26aが引き込んでおり、かつ、エ
アシリンダ27のプランジャ27aが押し出ていると、
上糸手繰り部材29は最前位置P10と最後位置P20
との間に位置している。以下、この位置を中間位置P3
0と述べる。
【0038】エアシリンダ26のストロークは常に一定
であるため、最前位置P10から最後位置P20までの
距離は常に一定となる。また、最後位置P20から中間
位置P30までの距離はエアシリンダ27の前後位置に
よって定まり、エアシリンダ27がより後方にあるにつ
れて、最後位置P20から中間位置P30までの距離は
短くなり、エアシリンダ27がより前方にあるにつれ
て、最後位置P20から中間位置P30までの距離は長
くなる。
【0039】図1及び図3に示すように、上糸手繰り部
材29の上片29bは、アーム部4内からアーム部4の
上方へ延出している。上糸手繰り部材29の上片29b
は、糸調子装置17より前方に配されている。上片29
bの上端部分には、左右に貫通する糸通し孔29cが形
成されている。糸案内部材20の糸通し孔20bを通っ
た上糸は、上糸手繰り部材29の糸通し孔29cに導か
れて、糸通し孔29cで後ろに折り返されている。
【0040】図1及び図3に示すように、天秤18は、
アーム部4内からアーム部4の上方へ延出しており、上
糸手繰り部材29の上片29bより後方に配されてい
る。天秤18の上端部に糸通し孔18aが形成されてい
る。また、天秤18及び上糸手繰り部材の前方且つ針棒
5の上端より後方に天秤糸案内40が配設されている。
上糸手繰り部材29の糸通し孔29cを通った上糸は、
天秤18の糸通し孔18aに導かれて、糸通し孔18a
で前へ折り返されている。糸通し孔18aを通った上糸
は、天秤糸案内40を通って針棒5の上端へ至り、針棒
5の上端から針棒5内を通って針6の糸通し孔6aへ至
る。
【0041】また、天秤18は、ミシンモータ54に連
結したクランク機構に連結しており、縫製中にミシンモ
ータ54によって前後に移動して針6へと上糸を供給す
る。
【0042】次に、ミシン1の制御系について説明す
る。図5に示すように、制御装置50は、CPU51
と、RAM52と、ROM53と、これらを接続するシ
ステムバスとを有する演算処理装置を基本構成としてい
る。そして、CPU51には、システムバス及び駆動回
路等を介してミシンモータ54、上糸切断駆動機構3
2、ソレノイド24及び電磁弁56,57が接続されて
いる。電磁弁56は、エアシリンダ26にエアの注入・
排出するための弁であって、電磁弁57は、エアシリン
ダ27にエアの注入・排出するための弁である。
【0043】ROM53には、ミシン1の各部(つま
り、ミシンモータ54、上糸切断駆動機構32、ソレノ
イド24及び電磁弁56,57等)を制御して縫製動作
及び縫製に付随する動作を行わせるための制御プログラ
ム及びこの制御プログラムで使用される制御データ等が
格納されている。CPU51は、RAM52を作業領域
としてROM53に格納された制御プログラムに従った
演算を行える。CPU51は演算結果に応じた信号をミ
シン1の各部に信号を出力できる。つまり、制御装置5
0は、CPU51の演算によりミシン1を制御でき、こ
れによりミシン1は鳩目穴の周りにかがり縫いを行い、
縫いに付随する動作も行う。
【0044】次に、ミシン1の動作について説明する。
ミシン1が動作を行う前、つまり、縫製開始前では、針
棒5及び針6は上昇した位置にある。更に、縫製開始前
では、制御装置50によって制御されて、エアシリンダ
26のプランジャ26aが押し出ており、図6(a)及
び図4(c)に示すように上糸手繰り部材29は最前位
置P10に位置している。上糸手繰り部材29が最前位
置P10に位置している場合には、調子皿組23から針
6の糸通し孔6aまでの間の上糸経路が最も長くなって
いる。
【0045】また、縫製開始前では、通常、所定の張力
が上糸に与えられる必要があるため、制御装置50はソ
レノイド24に駆動指令を与え、調子皿組23から上糸
に押圧力(抵抗力)が作用する。この時、糸案内部材1
6から天秤18にかけて上糸が張っている。
【0046】次いで、被縫製物60が送り台11上に載
置されて、押え12が下降し、更に、制御装置50によ
って制御されてエアシリンダ26のプランジャ26a及
びエアシリンダ27のプランジャ27aが引き込む。こ
れにより、図6(b)及び図4(a)に示すように、上
糸手繰り部材29は最前位置P10から最後位置P20
へ移動して、上糸手繰り部材29は天秤18及びに近づ
く。最後位置P20では、調子皿組23から針6の糸通
し孔6aまでの間の上糸経路が最も短くなるから、上糸
は調子皿組23から糸通し孔6aの間において弛む。
【0047】次いで、制御装置50からミシンモータ5
4に駆動信号が出力されて、ミシンモータ54によって
天秤18が前後に往復移動することで上糸供給源から針
6へ上糸が供給されるとともに、ミシンモータ54によ
って針棒5、ルーパ8及びスプレッダ9が協働すること
で、被縫製物60に縫い目が形成される。縫製の際、最
初に針6が下降する時点で上糸が弛んでいるため(図6
(b)に図示)、針6が下降した場合でも針6の糸通し
孔6aから上糸が抜けず、上糸がルーパ8によって確実
に捕捉され、所謂目飛びが起こらない。
【0048】縫い目の形成が完了すると、制御装置50
はミシンモータ54を停止させる。図2(a)に示すよ
うに、ミシンモータ54が停止した時点では、針棒5及
び針6が上昇した位置にあり、上糸はスプレッダ9次い
でルーパ8に掛けられてループとなって、被縫製物60
へと至っている。また、この時点では、図6(c)に示
すように、調子皿組23から針6の糸通し孔6aの間に
おいて、上糸は張っている。
【0049】次いで、図6(d)及び図4(b)に示す
ように、制御装置50によって制御されて、エアシリン
ダ27のプランジャ27aが押し出て、上糸手繰り部材
29が最後位置P20から中間位置P30へ移動する。
上糸手繰り部材29が天秤18及び調子皿組23から遠
ざかるため、中間位置P30での調子皿組23から針6
にかけての上糸の経路は最後位置P20での経路より長
くなるから、上糸が上糸手繰り部材29によって引き出
される。この際、調子皿組23から糸通し孔6aにかけ
て上糸が張っている上、上糸が被縫製物60の縫い目に
繋がっているから、上糸手繰り部材29が中間位置P3
0へ移動することで上糸は糸通し孔6aからは引き出さ
れず、上糸供給源から引き出される。
【0050】次いで、制御装置50が上糸切断駆動機構
32に駆動指令を出力することで、上糸切断駆動機構3
2が上糸切りメス14を駆動して、図2(b)に示すよ
うに上糸はループにおいて上糸切りメス14によって切
られる。次いで、制御装置50がソレノイド24に流す
電流のレベルを上昇させることで、ソレノイド24の推
力が上昇して、調子皿組23から上糸に作用する押圧力
が縫製時より増大し、上糸の張力が増大する。
【0051】次いで、図6(e)及び図4(c)に示す
ように、制御装置50によって制御されて、エアシリン
ダ26のプランジャ26aが押し出て、上糸手繰り部材
29が中間位置P30から最前位置P10へ移動する。
上糸手繰り部材29が天秤18及び調子皿組23から遠
ざかるため、最前位置P10での調子皿組23から針6
にかけての上糸の経路は、中間位置P30での経路より
長くなるから、上糸が上糸手繰り部材29によって引き
出される。この際、上糸が切断されている上、調子皿組
23から上糸に縫製中よりも増大した押圧力が作用して
いるから、上糸手繰り部材29が最前位置P10へ移動
することで上糸は上糸供給源から引き出されず、針6の
糸通し孔6aから引き出される。そのため、図2(c)
に示すように、糸通し孔6aから上糸の先端までの長さ
が、図9(c)の従来の場合と比較しても短くなる。な
お、このときの縫製中よりも増大した押圧力、即ち、上
糸手繰り部材29が最前位置P10に移動するときの調
子皿組23から上糸に作用する押圧力は、上糸手繰り部
材29の最前位置P10への移動による上糸供給源から
の上糸の引出しを阻止するのに十分な大きさである。
【0052】次いで、制御装置50がソレノイド24に
流す電流のレベルを初期のレベルに下降させる。これ
で、一つの鳩目穴にかがり縫いを施す一連の動作が終了
し、新たにかがり縫いを施す場合には、ミシン1は図
2、図4及び図6で説明してきた動作を繰り返す。つま
り、新たにかがり縫いを施す前には、再び上糸手繰り部
材29が最後位置P20へ移動する(図6(b)。次の
新たなかがり縫いでは、糸通し孔6aから上糸の先端ま
での長さが短くなっているため、押え12によって上糸
が挟まれて引っ張られることが防止されて、針6が曲が
ることが防止される。更に、糸通し孔6aから上糸端ま
での長さが短いために、新たなかがり縫いの縫い始めか
ら延びた糸も短くなるから、その延び出た糸が新たな縫
い目に巻き込むことが防止される上、延び出た糸を縫製
終了後に切断するといった作業も行わなくて済む。もち
ろん、新たなかがり縫いを施す際にも、図6(b)のよ
うに上糸が弛んでいるため、所謂目飛びが起こらない。
【0053】また、以上のミシン1では、作業者等がネ
ジ30,30を緩めて、エアシリンダ27を前後に移動
することで、中間位置P30の位置を変更可能であり、
上糸切断後の針6の糸通し孔6aから引かれる上糸の量
(長さ)を変更可能である。つまり、中間位置P30を
最後位置P20に近づけるにつれて、図6(d)のよう
な上糸手繰り部材29の移動に伴って糸供給源から引き
出される上糸の量が少なくなるとともに、図6(e)の
ような上糸手繰り部材29に伴って針6の糸通し孔6a
から引かれる上糸の量が多くなる。中間位置P30の位
置が変更可能なため、上糸切断後の糸通し孔6aから上
糸の切断端までの長さを調整でき、次の縫製の縫い始め
から延び出た糸の長さを調整することができる。
【0054】また、中間位置P30の位置を変えたもの
としても、最前位置P10から最後位置P20までの距
離が一定であるため、図6(a)における調子皿組23
から糸通し孔6aまでの上糸の経路の長さは変わらず、
図6(b)のような上糸手繰り部材29の移動に伴った
所謂上糸の弛み量は変わることはない。つまり、図6
(d)のような上糸手繰り部材29の移動に伴って上糸
の引き出された長さと、図6(e)の上糸手繰り部材2
9の移動に伴って上糸の引き出された長さとの総和は、
常に一定である。ところで、所謂上糸の弛み量が基準量
より多くなると、新たな縫い目はゆるみ、上糸の弛み量
が基準量より少なくなると、所謂目飛びが発生しやすく
なる。しかし、以上のミシン1では、中間位置P30の
位置を変更したものとしても所謂弛み量が変わらないた
め(つまり、所謂弛み量は基準量で一定であるため)、
新たな縫い目のゆるみ及び所謂目飛びを防止することが
できる。
【0055】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良及び設計の変更を行っても良い。例えば、縫
製開始の際に、針6の糸通し孔6aから先の上糸端をク
ランプ装置を用いて、押え12のすぐ上で保持させても
良い。こうすることによって、縫い始めから延び出た糸
を縫い目に縫い込むことができ、縫い始めから延び出た
糸を縫製終了後に手作業で切る作業が不要となる。
【0056】また、上記実施形態では、最前位置P10
から最後位置P20への駆動をエアシリンダ26で行
い、最後位置P20から中間位置P30への駆動をエア
シリンダ27で行い、中間位置P30から最前位置P1
0への駆動をエアシリンダ26で行っていた。しかしな
がら、上述のように最前位置P10→最後位置P20→
中間位置P30→最前位置P10の順に上糸手繰り部材
29が移動できるのであれば、エアシリンダ26,27
の組み合わせに限らず、電磁ソレノイド、モータ若しく
はこれらの組み合わせ又はこれらとエアシリンダの組み
合わせによって上糸手繰り部材29を移動させても良
い。例えば、駆動取出軸の回転角度を制御可能なパルス
モータを駆動源として、伝動機構を介して上糸手繰り部
材29を移動させても良い。この場合、制御装置50が
パルスモータの回転角度を制御することで、上糸手繰り
部材29が上述のように最前位置P10→最後位置P2
0→中間位置P30→最前位置P10の順に移動する。
もちろん、この場合も、最前位置P10から最後位置P
20の位置は常に一定であって、例えば操作パネル等か
らの設定によって、制御装置50は中間位置P30の位
置を変更することができる。
【0057】また、糸調子装置17はソレノイド24を
用いて調子皿組23から上糸に押圧力(張力)を作用さ
せていたが、エアシリンダ又はモータを用いて調子皿組
23から上糸に押圧力を作用させても良い。この場合
も、縫製の工程から上糸手繰り部材29が中間位置P3
0へ移動する工程までの間に調子皿組23から上糸に作
用する押圧力より、中間位置P30から最前位置P10
へ移動する工程で調子皿組23から上糸に作用する押圧
力が大きくなるように、制御装置50はエアシリンダ又
はモータを制御する。エアシリンダの場合には、エアシ
リンダに注入するエアの圧力を高くすれば、調子皿組2
3から上糸に作用する押圧力が大きくなる。
【0058】また、糸調子装置の数又は位置も上記実施
の形態に限らず、以下の〜のようにしても良い。
【0059】…例えば、上糸供給源から上糸手繰り部
材29までの間の上糸経路に複数の糸調子装置を設けた
場合。縫製の工程から上糸手繰り部材29が中間位置P
30へ移動する工程までの間に複数の糸調子装置から上
糸に作用する総押圧力より、中間位置P30から最前位
置P10へ移動する工程で複数の糸調子装置から上糸に
作用する総押圧力が大きくなるように、制御装置50が
複数の糸調子装置を制御する。
【0060】…例えば、上糸手繰り部材29から針6
の糸通し孔6aまでの間の上糸経路に複数(又は単数)
の糸調子装置を設けた場合。縫製の工程から上糸手繰り
部材29が中間位置P30へ移動する工程までの間に複
数(又は単数)の糸調子装置から上糸に作用する総押圧
力より、上糸手繰り部材29が中間位置P30から最前
位置P10へ移動する工程では複数(又は単数)の糸調
子装置から上糸に作用する総押圧力が小さくなるよう
に、制御装置が複数(又は単数)の糸調子装置を制御す
る。
【0061】…例えば、上糸供給源から上糸手繰り部
材29までの間の上糸経路に複数(又は単数)の糸調子
装置(以下、上流側糸調子装置という。)を設け、か
つ、上糸手繰り部材29から針6の糸通し孔6aまでの
間の上糸経路に複数(又は単数)の糸調子装置(以下、
下流側糸調子装置という。)を設けた場合。縫製の工程
から上糸手繰り部材29が中間位置P30へ移動する工
程までの間では、上流側糸調子装置から上糸に作用する
総押圧力は、下流側糸調子装置から下糸に作用する総押
圧力より小さくなるように、制御装置50は下流側糸調
子装置及び上流側糸調子装置を制御する。上糸手繰り部
材29が中間位置P30から最前位置P10へ移動する
工程では、上流側糸調子装置から上糸に作用する総押圧
力は、下流側糸調子装置から下糸に作用する総押圧力よ
り大きくなるように、制御装置50は下流側糸調子装置
及び上流側糸調子装置を制御する。
【0062】上記〜の何れの場合でも、上糸手繰り
部材29が最前位置P10から中間位置P30へ移動す
る時には(図6(d)に示す工程では)、上糸は上糸供
給源から引き出され、上糸手繰り部材29が中間位置P
30から最後位置P20へ移動する時には(図6(e)
に示す工程では)、上糸は針6の糸通し孔6aから引か
れる。
【0063】また、上糸案内機構15を図7に示すよう
な上糸案内機構70に代えても良い。なお、上糸案内機
構70を具備するミシンは、上糸案内機構15以外は上
記実施形態のミシン1と同様の構成である。図7の上糸
案内機構70は、天秤18と、アーム部4上で固定され
た糸案内部材74と、糸案内部材74より前方に配置さ
れているとともに前後に移動自在となってアーム部4上
に設けられた糸手繰り部材71,72と、糸手繰り部材
71を前後駆動する第一駆動手段と、糸手繰り部材72
を前後駆動する第二駆動手段とを備え、第一駆動手段及
び第二駆動手段は制御装置50によって制御される。
【0064】上糸供給源から導き出された上糸は、糸手
繰り部材71の糸通し孔を通って後ろに折り返されて、
糸案内部材74に導かれている。そして、上糸は、糸案
内部材74の糸通し孔を通って、前に折り返されて、糸
手繰り部材72に導かれている。更に、上糸は、糸手繰
り部材72の糸通し孔を通って、後ろに折り返されて、
天秤18に導かれている。そして、天秤18の糸通し孔
を通った上糸は、針棒5を介して針6の糸通し孔6aに
導かれている。なお、上糸供給源から糸通し孔6aの間
の上糸経路に糸調子装置が設けられていても良い。ま
た、糸案内部材74に代えて、上糸を押圧して上糸に抵
抗力を与える糸調子装置が糸案内部材74の位置に設け
られても良い。
【0065】制御装置50が第一駆動手段及び第二駆動
手段を制御することで、第一駆動手段及び第二駆動手段
によって手繰り部材71,72は以下のように動作す
る。つまり、縫製開始前では、手繰り部材71,72は
自身の前後軌道範囲で最も前に位置しており、上糸供給
源から糸通し孔6aの間の上糸経路において上糸が張っ
ている。縫製開始直前で、手繰り部材71及び手繰り部
材72が自身の前後軌道範囲で最も後ろ(なお、糸案内
部材74よりは前方である。)に位置する。これによ
り、上糸が弛む。そして、ミシン1により縫製が行われ
るが、この際にも手繰り部材71,72は最も後ろに位
置している。縫製の際、最初に針6が下降する時点で上
糸が弛んでいるため、所謂目飛びが起こらない。
【0066】縫製が完了すると、手繰り部材71が最も
後ろの位置から最も前の位置へ移動する。これにより、
上糸が被縫製物60に繋がっているために、上糸供給源
から上糸が引き出される。次いで、上糸が上糸切りメス
14によって切断される。次いで、手繰り部材72が最
も後ろの位置から最も前の位置へ移動する。これによ
り、上糸が切断されているために、針6の糸通し孔6a
から上糸が引かれる。このように手繰り部材71,72
が動作することによって、縫製終了後上糸切断前は、上
糸供給源から上糸が引き出され、上糸切断後は針6の糸
通し孔6aから上糸が引かれる。なお、糸案内部材47
に代えて糸調子装置が設けられている場合、縫製中に糸
調子装置から上糸に作用する押圧力より、縫製終了後に
手繰り部材71,72が動作している時に糸調子装置か
ら上糸に作用する押圧力が大きい。ここで、手繰り部材
71,72、第一駆動手段及び第二駆動手段が、糸引き
手段となる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、縫製終
了後に上糸が弛んでいるため、次の縫製の際に針が最初
に下降しても針の目孔から上糸が引き抜かれない。従っ
て、所謂目飛びの防止となる。また、針の目孔から上糸
が引き出されるため、針の目孔から上糸の切断端部まで
の長さが短くなる。更に、針の目孔及び糸供給源の双方
から上糸が引き出されるため、針の目孔から上糸が引き
抜かれることが防止される上、次の縫製の際に針が最初
に下降しても針の目孔から上糸が引き抜かれない。従っ
て、目飛びが確実に防止されるとともに、次の縫製開始
前において針の目孔から上糸の切断端までの長さを従来
に比較して短くすることができる。また、本発明では、
糸の弛みを確保するための機構及び処理時間を利用し
て、針の目孔から上糸の端部までの長さを短くしている
ので、独立した機構や処理を新たに追加する場合と比較
して、機構を簡単に構成でき、信頼性の向上が図れると
ともにコストが低減でき、また、処理時間を低減して縫
製効率の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されたミシンを示す側面図であ
り、ミシンの送り台、ベッド部及びアーム部が破断して
示されている。
【図2】上記ミシンに設けられた針、上糸切断装置及び
ルーパ機構を示す側面図であり、縫製終了後から次の縫
製開始前までの過程が図2(a)〜図2(c)の順に示
されている。
【図3】上記ミシンの上部を示す斜視図である。
【図4】上記ミシンに設けられた糸引き機構を示す平面
図であり、糸引き機構の動作状態が図4(a)〜図4
(c)に示されている。
【図5】上記ミシンの制御系を示すブロック図である。
【図6】上記ミシンの上部を示す側面図であり、縫製開
始前から1サイクルして次の縫製開始前までの過程が図
6(a)〜図6(e)の順に示されている。
【図7】別の例のミシンに設けられた上糸案内機構を示
す概略平面図である。
【図8】従来のミシンの上部を示す側面図であり、縫製
開始前から1サイクルして次の縫製開始前の過程が図8
(a)〜図8(c)の順に示されている。
【図9】上記従来のミシンに設けられた針、上糸切断装
置及びルーパ機構を示す側面図であり、縫製終了後から
次の縫製開始前までの過程が図9(a)〜図9(c)の
順に示されている。
【図10】上記従来のミシンの針及びその周辺を示す側
面図である。
【図11】上記従来のミシンによって形成された縫い目
を示す平面図である。
【図12】上記従来のミシンによって形成された縫い目
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ミシン 6 針 6a 糸通し孔(目孔) 15 上糸案内機構 17 糸調子装置(糸調子手段) 19 糸引き機構(糸引き手段) 23 調子皿組 24 ソレノイド 26 エアシリンダ(移動手段) 27 エアシリンダ(移動手段) 29 上糸手繰り部材(糸手繰り部材) 50 制御装置(制御手段) 60 被縫製物 70 上糸案内機構 71 糸手繰り部材(糸引き手段) 72 糸手繰り部材(糸引き手段) P10 最前位置(第二位置) P20 最後位置(第一位置) P30 中間位置(第三位置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA24 CD02 CD06 CD10 CE17 CE23 CE27 FC01 FD07 FG04 JA02 JA07 JA11 JA13 LA56 LA89 NA45 NA47 NA48 NA67 NA71 NB14 NB15 NB16 NC02 NC06 NC11 NC18 PA09 QA01 QA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸供給源から針に設けられた目孔へ至る上
    糸に張力を与える糸調子手段と、 縫製終了後に前記目孔から被縫製物に連なる上糸を切断
    する糸切り手段と、 縫製終了後に前記目孔と前記糸供給源との間において上
    糸を引き出して、前記目孔と前記糸供給源との間におい
    て上糸を弛ませておく糸引き手段と、 縫製終了後、前記糸供給源及び前記目孔の双方から上糸
    が引き出されるように、前記糸調子手段、前記糸切り手
    段及び前記糸引き手段を制御する制御手段と、を備える
    ことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、縫製終了後に上糸が引き
    出される際において、上糸が前記糸供給源側から引き出
    された後に上糸が切断されるように、その後前記目孔側
    から上糸が引き出されるように、前記糸調子手段、前記
    糸切り手段及び前記糸引き手段を制御することを特徴と
    する請求項1記載のミシン。
  3. 【請求項3】前記糸引き手段が、 前記糸供給源と前記目孔との間において上糸を手繰る手
    繰り部材と、 前記糸供給源から前記手繰り部材を通じて前記目孔まで
    の上糸の経路が短い第一位置と、上糸の経路が前記第一
    位置より長い第二位置と、前記第一位置での上糸の経路
    より長く、且つ前記第二位置での上糸の経路より短い第
    三位置とへ前記手繰り部材を移動する移動手段と、を備
    え、 前記制御手段は、縫製中は前記第一位置に前記手繰り部
    材が位置するように、縫製終了後上糸切断前までは前記
    第三位置に前記手繰り部材が位置するように、更に、上
    糸切断後は前記手繰り部材が前記第三位置に位置した後
    に前記第一位置に位置するように前記移動手段を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載のミシン。
  4. 【請求項4】前記糸供給源から引き出される上糸の長
    さ、及び、前記目孔から引き出される上糸の長さのうち
    の少なくとも一方を変更可能としたことを特徴とする請
    求項1記載のミシン。
  5. 【請求項5】前記糸供給源から引き出される上糸の長さ
    と、前記目孔から引き出される上糸の長さとの総和を一
    定のまま、前記糸供給源から引き出される上糸の長さ、
    及び、前記目孔から引き出される上糸の長さを変更可能
    としたことを特徴とする請求項1記載のミシン。
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