JP3877829B2 - オーバーロックミシンの糸供給装置 - Google Patents

オーバーロックミシンの糸供給装置 Download PDF

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Description

【発明の属する技術分野】
この発明はオーバーロックミシンの糸供給装置に係り、特に、糸調子作業を不要にして、布に縫目形成を行なう縫目形成装置に縫糸を供給できるオーバーロックミシンの糸供給装置に関する。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から、本縫ミシンやオーバーロックミシンにおいては糸調子バネで所定の押圧力に挟持される一対の糸調子皿からなる糸調子器を備え、糸調子皿の間に縫糸を挟持し縫針やルーパによる縫目形成時に縫糸に生じる張力を所定の値に糸調子器で調整して、縫糸の種類や太さが変っても縫目が綺麗に仕上るようにしていた。この場合、糸調子器と針糸天秤やルーパ糸天秤との共働で引き込み、糸締めをして縫糸の繰出しが行われる。これらのミシンでは、糸調子器を調整するための極めて煩雑なマニュアル操作入力が必要になる。特に、オーバーロックミシンにおいては縫糸数が多くなるため、縫糸間の糸調子バランスを取ることが極めて面倒である。
さらに、一対のエンコーダ付ローラとそれぞれに電磁式糸把持器を設け、エンコーダで糸の長さを測定し、各電磁式糸把持器を開閉して縫目形成に必要な縫糸量だけ供給するコンピュータオーバーロックミシンが知られている(特開平2−45088号公報)。このコンピュータオーバーロックミシンでは機構が複雑となり、縫糸の供給量は縫糸の種類、縫糸の太さ、布厚、縫幅などのデータを予めコンピュータに入力するマニュアル操作が必要になり、このマニュアル入力と縫目の仕上りの対応がとりづらいという難点がある。また、このコンピュータオーバーロックミシンでは糸切れが発生したときにもローラが強制的に縫糸を供給するので、無駄な縫糸を繰出してしまうという結果をもたらす。
このため、本出願人は先に糸調子作業を行わずに、適正な糸調子を行うミシン糸供給装置を提案している(特開平9−19583号公報)。このミシン糸供給装置では、縫糸を縫目形成装置の1縫目に必要な縫糸量として蓄糸し、縫目形成時に放糸する蓄糸器を使用していることから、機構が複雑で製造の精度を確保するのが難しく、また耐久性も低く、高速縫製に対応できないという課題があった。また、このミシン糸供給装置では、針の本数や変形巻ロック縫に対応するという市場の要求に応えるものではなかった。
本発明は、このような従来の要求を満足するためになされたもので、機構が簡素化され製造の精度を確保でき、また耐久性も向上し、高速縫製に対応できるオーバーロックミシンの糸供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため本発明は、布に縫目形成を行なう縫目形成装置に縫糸を供給するオーバーロックミシンの糸供給装置であって、糸巻から給糸される縫糸を把持し、縫目形成装置により縫目形成時に閉成され、布の布送り時に開成される上流側把持器と、上流側把持器から導かれた縫糸を把持し、縫目形成時に開成されて縫糸が縫目形成装置により引出され、布の布送り時に閉成される下流側把持器と、縫目形成装置と同期して直線状の往復運動するよう駆動され、布の布送り時に開成された上流側把持器および閉成された下流側把持器間に延びる糸道の縫糸を縫目形成装置の1縫目に必要な偏倚量として直線状に偏倚し、縫目形成時に縫糸を解放する振動子と、振動子の直線状の往復運動と並行に直線状に往復運動され、布に縫目形成を行なう縫幅、縫目送り量および(または)布押えによる布厚に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して糸道の振動子によって偏倚される偏倚量を調節する偏倚子とを備えるものである。
また、本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置においては、振動子を上流側把持器および下流側把持器間に給糸方向に隔置して配設された一対の糸案内の間に配置し、振動子は縫糸を挿入口から一対の糸案内に整致する糸道点に導入する傾斜部を有するものが好ましい。
また、本発明は、布に縫目形成を行なう縫目形成装置の針、上ルーパ、下ルーパに針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸をそれぞれ供給するオーバーロックミシンの糸供給装置であって、糸巻からそれぞれ給糸される針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、縫目形成装置により縫目形成時に閉成され、布の布送り時に開成される針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器と、針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器からそれぞれ導かれた針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、縫目形成時に開成されて針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸が縫目形成装置により引出され、布の布送り時に閉成される針糸下流側把持器、上ルーパ糸下流側把持器、下ルーパ糸下流側把持器と、それぞれの針、上ルーパ、下ルーパと同期して直線状の往復運動するようそれぞれ駆動され、布の布送り時に開成された針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器および閉成された針糸下流側把持器、上ルーパ糸下流側把持器、下ルーパ糸下流側把持器間にそれぞれ延びる糸道の針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を縫目形成装置の1縫目にそれぞれ必要な偏倚量として直線状に偏倚し、縫目形成時に針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を解放する針糸振動子、上ルーパ糸振動子、下ルーパ糸振動子と、それぞれの振動子の直線状の往復運動と並行に直線状にそれぞれ往復運動され、布に縫目形成を行なう縫幅、縫目送り量および(または)布押えによる布厚に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して糸道の針糸振動子、上ルーパ糸振動子、下ルーパ糸振動子によって偏倚される偏倚量をそれぞれ調節する針糸偏倚子、上ルーパ糸偏倚子下ルーパ糸偏倚子とを備えるものである。
また、本発明は、布に縫目形成を行なう縫目形成装置の針、上ルーパ、下ルーパに針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸をそれぞれ供給するオーバーロックミシンの糸供給装置であって、
糸巻からそれぞれ給糸される針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、縫目形成装置により縫目形成時に閉成され、布の布送り時に開成される針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器と、
針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器からそれぞれ導かれた針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、縫目形成時に開成されて針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸が縫目形成装置により引出され、布の布送り時に閉成される針糸下流側把持器、上ルーパ糸下流側把持器、下ルーパ糸下流側把持器と、
それぞれの針、上ルーパ、下ルーパと同期して直線状の往復運動するようそれぞれ駆動され、布の布送り時に開成された針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器および閉成された針糸下流側把持器、上ルーパ糸下流側把持器、下ルーパ糸下流側把持器間にそれぞれ延びる糸道の針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を縫目形成装置の1縫目にそれぞれ必要な偏倚量として直線状に偏倚し、縫目形成時に針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を解放する針糸振動子、上ルーパ糸振動子、下ルーパ糸振動子と、
それぞれの振動子の直線状の往復運動と並行に直線状にそれぞれ往復運動され、布に縫目形成を行なう縫幅、縫目送り量および(または)布押えによる布厚に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して糸道の針糸振動子、上ルーパ糸振動子および下ルーパ糸振動子によって偏倚される偏倚量をそれぞれ調節する針糸偏倚子、上ルーパ糸偏倚子下ルーパ糸偏倚子と、
針の本数および(または)布の縫幅に応じて針糸偏倚子、上ルーパ糸偏倚子、下ルーパ糸偏倚子を直線状に変移させる切換手段とを備えるものである。
また、本発明は、布に縫目形成を行なう縫目形成装置の針、上ルーパ、下ルーパに針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸をそれぞれ供給するオーバーロックミシンの糸供給装置であって、糸巻からそれぞれ給糸される針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、縫目形成装置により縫目形成時に閉成され、布の布送り時に開成される針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器と、針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器からそれぞれ導かれた針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、縫目形成時に開成されて針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸が縫目形成装置により引出され、布の布送り時に閉成される針糸下流側把持器、上ルーパ糸下流側把持器、下ルーパ糸下流側把持器と、それぞれの針、上ルーパ、下ルーパと同期して直線状の往復運動するようそれぞれ駆動され、布の布送り時に開成された針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器および閉成された針糸下流側把持器、上ルーパ糸下流側把持器、下ルーパ糸下流側把持器間にそれぞれ延びる糸道の針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を縫目形成装置の1縫目にそれぞれ必要な縫糸量として偏倚し、縫目形成時に針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を解放する針糸振動子、上ルーパ糸振動子、下ルーパ糸振動子と、それぞれの振動子の直線状の往復運動と並行に直線状にそれぞれ往復運動され、布に縫目形成を行なう縫幅、縫目送り量および(または)布押えによる布厚に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して糸道の針糸振動子、上ルーパ糸振動子および下ルーパ糸振動子によって偏倚される偏倚量をそれぞれ調節する針糸偏倚子、上ルーパ糸偏倚子下ルーパ糸偏倚子と、巻ロック縫時には1縫目に必要な上ルーパ糸および下ルーパ糸の偏倚量を実質的に同量になるように、変形巻ロック縫時には1縫目に必要な上ルーパ糸の偏倚量を増量し、下ルーパ糸の偏倚量を減量するように上ルーパ糸偏倚子、下ルーパ糸偏倚子をそれぞれ直線状に変移させる切換手段とを備えるものである。
このようなオーバーロックミシンにおいて、布送り時は、縫目形成装置に連動して上流側把持器が開成され、下流側把持器が閉成されるので、この間に振動子が上流側把持器および下流側把持器間に延びる糸道の縫糸を偏倚することにより、縫目形成装置の1縫目に必要な縫糸量を確保することができる。そして、縫目形成時は、縫目形成装置に連動して上流側把持器が閉成され、下流側把持器が開成されるので、この間に振動子が上流側把持器および下流側把持器間に延びる糸道の縫糸を開放することにより、縫目形成装置の1縫目に必要な縫糸量を供給することができる。
なお、布に縫目形成を行う縫幅、縫目送り量および(または)布押えによる布厚に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応させるために、偏倚子で振動子によって偏倚される偏倚量を調節することができる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の実施の形態を2本針4本糸オーバロックミシンに組み込んだ状態で、図面を参照して説明する。
2本針4本糸オーバロックミシンは図1に示すように、機枠1に、はずみ車2に固定された駆動軸3が軸承されている。はずみ車2はモータMによってタイミングベルトBを介して回転駆動される。
駆動軸3には針駆動偏心カム4(図2)が設けられ、針駆動偏心カム4にはカムフォロアである針駆動ロッド5(図2)の下端部が枢着され、針駆動ロッド5の他端は機枠1に枢支された針駆動腕6に枢着されている。針駆動腕6のU字形の先端部6aには連結ピン10により針留リンク7が枢支されている。針留リンク7は機枠1に固定された案内棒11に摺動可能に取り付けられた針留8に連結ピン12により枢着されている。針留8には左針9A、右針9Bが固定されている。
また、駆動軸3には図2に示すように、下ルーパ駆動傾斜カム13、上ルーパ駆動傾斜カム14が固定され、下ルーパ駆動傾斜カム13、上ルーパ駆動傾斜カム14にはそれぞれ下ルーパ駆動二又15、上ルーパ駆動二又16に取り付けられたカムフォロアであるローラ17、18が係合されている。下ルーパ駆動二又15は下ルーパ駆動軸19にピン20により枢着されている。下ルーパ駆動軸19には下ルーパ21が固定されている。上ルーパ駆動二又16は上ルーパ駆動軸22にピン23により枢着されている。上ルーパ駆動軸22には上ルーパ駆動腕24の一端が固定され、上ルーパ駆動腕24の他端には上ルーパ取付軸25が枢着されている。上ルーパ取付軸25は機枠1に回動可能に装着されたピボット26に摺動可能に軸支されている。上ルーパ取付軸25の上端には上ルーパ27が固定されている。
さらに、駆動軸3には図3に示すように、縫目送り調節部900の部品である水平送りカム910が固定されている。この縫目送り調節部900は主送り歯901および副送り歯902がそれぞれ布送り方向に前後するように主送り歯取付軸903、副送り歯取付軸904に固定され、主送り歯取付軸903、副送り歯取付軸904は送り土台905の2つの支持部905a、905bに摺動自在に支持されている。これら主送り歯取付軸903および副送り歯取付軸904には主送り駆動体906および副送り駆動体907が嵌装されており、主送り歯取付軸903は主送り駆動体906に固定され、副送り駆動体907に対しては摺動自在になっている。同様に副送り歯取付軸904は副送り駆動体907に固定され、主送り駆動体906に対しては摺動自在になっている。これら部材を支持する送り土台905は、円筒状のボス部905cを有し、この円筒状のボス部905cで土台軸908に支持されている。土台軸908は機枠1に枢支される。
一方、駆動軸3に固定された水平送りカム910には水平送りロッド911が嵌合されている。水平送りロッド911の一端は主送り駆動腕912の一端912aに連結され、主送り駆動腕912の長方形の孔912bには主送りスライドロッド913が2つの止め板914A、914Bで挟持され摺動自在に支持されている。主送りスライドロッド913は送り土台905の円筒状のボス部905cに近い部分に揺動軸(図示せず)によって支持されている。主送り駆動腕912の他端912cは、主送りリンク916を介して主送り歯取付け軸903に固定された主送り駆動体906に連結されている。
また、送り土台905には主送り駆動腕912が取付けられる側の反対側に副送りスライドロッド918が揺動軸915によって支持されており、副送りスライドロッド918は副送り駆動腕917の長方形の孔917a内に2つの止め板(図示せず)で挟持されて摺動自在に支持されている。副送り駆動腕917には、主送りスライドロッド913および主送り駆動腕912の揺動運動を伝達する連結ロッド920が連結されている。連結ロッド920は、主送り駆動体906に連結されている。一方、副送り駆動腕917の一端917bは、副送りリンク921を介して副送り歯取付け軸904に固定された副送り駆動体907に連結されている。
このように構成された縫目送り調節部900には、主送りを調節するために送り目調節ダイヤル930が設けられている。この送り目調節ダイヤル930は送りダイヤル軸936を介して略半円板931に固定され、略半円板931はリンク932および調節板933を介して調節腕934に連結されている。調節腕934は土台軸908に軸支され、腕部934aは調節リンク935を介して主送り駆動腕912の一端912aに連結されている。また、調節腕934には後述する糸調子微調整手段400の縫目送り調節腕421が固定ねじ422によって固定されている。なお、副送りを調節するために差動調節レバー940(図1)が設けられている。この差動調節レバー940はリンク、土台軸、副送り駆動腕等を介して副送り駆動腕917の他端917cに連結されている。
このような縫目送り調節部900の主送り歯901および副送り歯902は、機枠1に摺動可能に取着された押棒1051の先端に固定された布押え1050によって針板937(図1)に押えられた布を、適切な布送り量で移動させることができる。
また、2本針4本糸オーバロックミシンには、縫製直前に布の縁を切りそろえるためのメス駆動機構36で布切り幅(メス切り幅)を変更するために、図4に示すような縫幅調節部800を有している。縫幅調節部800は機枠1に固定された軸801に縫幅調節ダイヤル802が螺合され、この縫幅調節ダイヤル802によって下メス土台803が軸支されている。なお、下メス土台803は機枠1に固定された回転止め軸804によって、回転方向の動きを規制されている。
このように構成されたオーバーロックミシンの縫目形成装置100の左針9A、右針9B、上ルーパ27、下ルーパ21により、布に縫目形成を行なう。この縫目形成装置100の左針9A、右針9B、上ルーパ27、下ルーパ21に各縫糸を供給するために糸供給装置が使用される。
糸供給装置は図5に示すように、糸巻51、52、53、54からそれぞれ給糸される左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸34を把持し、縫目形成装置100により縫目形成時に閉成され、布の布送り時に開成される左針糸上流側把持器40、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ糸上流側把持器60(図1、図6)を備えている。
左針糸上流側把持器40、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ糸上流側把持器60は、それぞれ図1、図6、図7、図8ように、機枠1に固定された糸供給ユニット基板501に固着された5つの上流側把持器支板43それぞれに枢着される上流側把持軸42と、上流側把持軸42に一対の把持皿44、加圧ばね受け45、圧縮ばね46、スラスト受け47、ばね受け48とを有している。
この一対の把持皿44、加圧ばね受け45、圧縮ばね46、スラスト受け47およびばね受け48はセットで上流側把持器支板43間にそれぞれ設けられている。具体的には、上流側把持軸42に軸着された加圧ばね受け45とばね受け48との間に圧縮ばね46が介在されている。また、上流側把持軸42には一対の把持皿44と加圧ばね受け45との間にスラスト受け47が螺着されている。このスラスト受け47は布送り時に左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33および下ルーパ糸34を開放するために、加圧ばね受け45を介して一対の把持皿44を所定位置に停止させるものである。
また、糸供給装置は、左針糸上流側把持器40、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ糸上流側把持器60からそれぞれ導かれる左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸34を把持し、縫目形成時に開成されて左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸34が縫目形成装置100により引出され、布の布送り時に閉成される左針糸下流側把持器70、右針糸下流側把持器71、上ルーパ糸下流側把持器80、下ルーパ糸下流側把持器90を備えている。
左針糸下流側把持器70、右針糸下流側把持器71、上ルーパ糸下流側把持器80、下ルーパ糸下流側把持器90は、それぞれ図1、図6、図8、図9、図10に示すように、機枠1に固定された糸供給ユニット基板501に偏倚子支軸511、スペーサ512と、振動子支軸508A、スペーサ509Aと、振動子支軸508B、スペーサ509Bと、偏倚子支軸521、スペーサ522とを介して結合ねじ510で固定される糸供給ユニット前板502に設けられている。このような左針糸下流側把持器70、右針糸下流側把持器71、上ルーパ糸下流側把持器80、下ルーパ糸下流側把持器90は、糸供給ユニット前板502に固着された5つの下流側把持器支板73それぞれに枢着される下流側把持軸72と、この下流側把持軸72に一対の把持皿44、加圧ばね受け45、圧縮ばね46、スラスト受け47、ばね受け48とを有している。
この一対の把持皿44、加圧ばね受け45、圧縮ばね46、スラスト受け47およびばね受け48はセットで下流側把持器支板73間にそれぞれ設けられている。具体的には、下流側把持軸72に軸着された加圧ばね受け45とばね受け48との間に圧縮ばね46が介在されている。また、下流側把持軸72には一対の把持皿44と加圧ばね受け45との間にスラスト受け47が螺着されている。このスラスト受け47は縫目形成時に左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33および下ルーパ糸34を開放するために、加圧ばね受け45を介して一対の把持皿44を所定位置に停止させるものである。
また、糸供給装置は図6、図7、図9に示すように、左針糸上流側把持器40、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ糸上流側把持器60を縫目形成時に閉成し、布の布送り時に開成し、左針糸下流側把持器70、右針糸下流側把持器71、上ルーパ糸下流側把持器80、下ルーパ糸下流側把持器90を縫目形成時に開成し、布の布送り時に閉成する糸供給駆動部300を備えている。この糸供給駆動部300は、駆動軸3に固着された糸供給駆動部プーリ301の回転をタイミングベルト303(図1)を介して左針糸上流側把持器40、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ糸上流側把持器60、および左針糸下流側把持器70、右針糸下流側把持器71、上ルーパ糸下流側把持器80、下ルーパ糸下流側把持器90へ伝達するものである。
このような糸供給駆動部300は、糸供給駆動部プーリ301の回転を伝達するタイミングベルト303が巻き掛けられる糸供給駆動軸プーリ302が、糸供給ユニット基板501に固着された糸供給駆動軸受305に軸支される糸供給駆動軸304の一端に固着され、この糸供給駆動軸304の他端には正面カムが形成された糸把持駆動カム307が固着されている。糸把持駆動カム307の正面カムは縫目形成時に左針糸上流側把持器40、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ糸上流側把持器60を閉成し、左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸34を把持し、布の布送り時に開成するよう縫目形成装置100と同期するように形成されている。
このような左針糸上流側把持器40、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ糸上流側把持器60、および左針糸下流側把持器70、右針糸下流側把持器71、上ルーパ糸下流側把持器80、下ルーパ糸下流側把持器90をそれぞれ閉成、開成するために、糸供給駆動部300は把持器開閉駆動機構300Aを有している。この把持器開閉駆動機構300Aは、糸把持駆動カム307の正面カムによって作動するカムフォロア308がそれぞれ軸309にて軸着された下流側把持器駆動腕310および上流側把持器開放腕311を備えている。この下流側把持器駆動腕310および上流側把持器開放腕311は、糸供給ユニット基板501と糸供給ユニット前板502との間に挟持された把持器駆動軸受313に軸支される把持器駆動軸312の一端に固定され、この把持器駆動軸312の他端には下流側把持器開放腕314が固定されている。
このように構成された把持器開閉駆動機構300Aは、糸把持駆動カム307が回転することにより上流側把持器開放腕311が上流側把持軸42の一端を、下流側把持器開放腕314が下流側把持器駆動腕310を介して下流側把持軸72の一端をそれぞれ押し上げることができる。
さらに、糸供給装置は図10に示すように、左針9A、右針9B、上ルーパ27、下ルーパ21と同期してそれぞれ駆動され、布の布送り時に開成された左針糸上流側把持器40、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ糸上流側把持器60および閉成された左針糸下流側把持器70、右針糸下流側把持器71、上ルーパ糸下流側把持器80、下ルーパ糸下流側把持器90間にそれぞれ延びる糸道の左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸34を縫目形成装置100の1縫目にそれぞれ必要な縫糸量として偏倚し、縫目形成時に左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸33を解放する一対の振動子503、504を備えている。
この一対の振動子503、504には、左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸33に対応した左針糸振動子503a、504a、右針糸振動子503b、504b、上ルーパ糸振動子503c、504c、下ルーパ振動子503d、504dがそれぞれ形成されている。左針糸振動子503a、504a、右針糸振動子503b、504b、上ルーパ糸振動子503c、504c、下ルーパ糸振動子503d、504dには、それぞれ左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸33を各挿入口Eから糸供給ユニット基板501および糸供給ユニット前板502に形成された各一対の糸案内G1、G2に整致する糸道点Sに導入する傾斜部SSを有している。
このような一対の振動子503、504は、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ糸上流側把持器60および左針糸下流側把持器70、右針糸下流側把持器71、上ルーパ糸下流側把持器80、下ルーパ糸下流側把持器90間に給糸方向に隔置して配設された糸供給ユニット基板501および糸供給ユニット前板502間に配置されている。具体的には、一対の振動子503、504はスペーサ506を介して振動子駆動軸505の一方に形成された雄ねじ部およびナット507で連結され、この連結された一対の振動子503、504は糸供給ユニット基板501および糸供給ユニット前板502間に固定された振動子支軸508A、508Bによって振動可能に支持されている。また、振動子駆動軸505の他方にはカムフォロワ525が固定され、このカムフォロワ525は糸供給ユニット基板501に穿設された穴501bから突出して、糸供給駆動軸304に固着された振動子駆動カム306の溝306aに係合している(図7、図11)。この振動子駆動カム306の溝306aは、糸供給駆動軸304の回転により振動子駆動軸505を介して一対の振動子503、504を振動させることができるように凹設されている。
また、糸供給装置は図10に示すように、布に縫目形成を行う縫幅、縫目送り量に応じ変化する1縫目に必要な各縫糸量に対応して糸道の一対の振動子503、504によって偏倚される各偏倚量をそれぞれ調節する針糸偏倚子514、上ルーパ糸偏倚子530、下ルーパ糸偏倚子531を有している。
針糸偏倚子514、上ルーパ糸偏倚子530、下ルーパ糸偏倚子531は、一対の振動子503、504間に配置されている。針糸偏倚子514には左針糸31および右針糸32を導入するための糸溝514b、514cが形成され、糸供給ユニット基板501および糸供給ユニット前板502間に固定された偏倚子支軸511および一方の振動子支軸508Aによって、給糸方向に対して垂直な方向に移動可能に支持されている。また、針糸偏倚子514の一端には孔514aが穿設され、糸供給ユニット基板501に段ねじ519で軸着された縫目送り調節偏倚レバー520の一端に突設された針糸偏倚子駆動軸520aが挿入されている。この縫目送り調節偏倚レバー520にはばね掛け520bが突設され、このばね掛け520bと糸供給ユニット基板501に突設されたピン501aとの間には引張ばね518が張設されている。また、縫目送り調節偏倚レバー520には、かしめ段ピン516にて連接リンク517の一端が軸着され、連接リンク517の他端はかしめ段ピン515にて偏倚調節板513に軸着されている。この偏倚調節板513は、偏倚子支軸511および一方の振動子支軸508Aによって、給糸方向に対して垂直な方向に移動可能に支持されている。
これにより、縫目送り調節偏倚レバー520はミシンを縫製作業者側から見て時計方向に常時回転弾撥されるので、針糸偏倚子514および偏倚調節板513は右方向へ水平弾撥されることになる。
上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531は、上ルーパ糸33および下ルーパ糸34を導入するための糸溝530dおよび531cがそれぞれ形成され、糸供給ユニット基板501および糸供給ユニット前板502間に固定された偏倚子支軸521および他方の振動子支軸508Bによって、給糸方向に対して垂直な方向に移動可能に支持されている。上ルーパ糸偏倚子530の一端には第1のばね掛け530aが突設され、この第1のばね掛け530aと、糸供給ユニット前板502の一端に突設されたばね掛け502eとの間には引張りばね533が張設されている。これにより、上ルーパ糸偏倚子530は、糸供給ユニット前板502側から見て右方向へ水平弾撥されることになる。また、上ルーパ糸偏倚子530の他端には第2のばね掛け530bが突設され、この第2のばね掛け530bと、下ルーパ糸偏倚子531の一端に突設されたばね掛け531aとの間には引張りばね532が張設されている。これにより、下ルーパ糸偏倚子531は糸供給ユニット前板502側から見て左方向へ水平弾撥されることになる。
このような糸供給装置は、巻ロック縫時には1縫目に必要な上ルーパ糸33および下ルーパ糸34の偏倚量を実質的に同量になるように、変形巻ロック縫時には1縫目に必要な上ルーパ糸33の偏倚量を増量し、下ルーパ糸34の偏倚量を減量するように上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531を変移させる切換手段である縫目切換手段500を備えている(図1)。
縫目切換手段500は図12に示すように、縫目選択ダイヤル560を回転させて縫目切換カム板550を水平移動させることにより巻ロック縫、変形巻ロック縫、1本針オーバロック縫および2本針オーバロック縫に切換えることができる。この縫目切換カム板550には巻ロック縫および変形巻ロック縫に切換えるための巻ロック切換カム550aと、1本針オーバロック縫および2針オーバロック縫に切換えるためのルーパ糸補正カム550bとが穿設され、糸供給ユニット基板501に固定された2本の縫目切換カム板支軸551A、551Bに水平方向へ移動可能に支持されている。
一方の縫目切換カム板支軸551Aにはルーパ糸補正腕552の一端が軸着され、ルーパ糸補正腕552の他端は縫目切換カム板550のルーパ糸補正カム550bに係合されるルーパ糸補正カムフォロワ553に軸着されている。また、ルーパ糸補正カムフォロワ553にはルーパ糸補正リンク554の一端が軸着され、ルーパ糸補正リンク554の他端に突設された滑車軸554aは偏倚調節板513に穿設されたカム溝513a(図10)に係合されている。
他方の縫目切換カム板支軸551Bには巻ロック切換腕557の一端が軸着され、巻ロック切換腕557の他端は縫目切換カム板550のルーパ糸補正カム550aに係合される巻ロックカムフォロワ556に軸着されている。また、巻ロックカムフォロワ556には巻ロック切換リンク558の一端が軸着され、巻ロック切換リンク558の他端に突設された巻ロック切換駒558aは上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531にそれぞれ形成される端面カム530cおよび531b(図10)に係合されている。この端面カム530cおよび531bは巻ロック切換駒558aが上昇してくると、上ルーパ糸偏倚子530の挿入口530dおよび下ルーパ糸偏倚子531の挿入口531c(図10)が互いに離間していくような関係に構成されている。
縫目選択ダイヤル560は、機枠1に固定された縫目選択ダイヤル支持台567に軸支された縫目選択ダイヤル軸561の一端に固定され、縫目選択ダイヤル軸561の他端は縫目選択腕562に固定され、縫目選択腕562の先端は連結リンク564の一端に軸着され、連結リンク564の他端は縫目切換カム板550の一端に、かしめ段ピン565にて軸着されている。
このように構成された糸供給装置は、上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531を縫幅調節部800(図1)の縫幅調節ダイヤル802の操作に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して連動させて駆動するために、図4、図10、図13、図14に示すような糸調子微調整手段400を有している。糸調子微調整手段400は縫幅調節部800の下メス土台803と上ルーパ糸偏倚子530に突設されたワイヤ掛け530eとを縫幅調節連動ワイヤ410で連結し、また縫目送り調節部900の調節腕934に固定された縫目送り調節腕421に突設されたワイヤ掛け421a(図3)と縫目送り調節偏倚レバー520のワイヤ掛け520cとを縫目送り調節連動ワイヤ420で連結するものである。
縫幅調節連動ワイヤ410は滑車412、滑車404A、滑車424Aおよび滑車555に巻き掛けられて下メス土台803から上ルーパ糸偏倚子530に、縫目送り調節連動ワイヤ420は滑車404B、滑車424Bおよび滑車524に巻き掛けられて縫目送り調節腕421から縫目送り調節偏倚レバー520にそれぞれ導かれている。滑車412は機枠1の縫幅調節部800側に軸411にて回動自在に固定され、滑車424A、424Bは機枠1の中央部付近に固定された中間滑車台423に突設された軸にそれぞれ回動自在に固定されている。滑車404A、404Bは微調整滑車軸403A、403Bに回動自在に固定され、この微調整滑車軸403A、403Bは機枠1の縫目送り調節部900側に固定された糸調子微調整台401に穿設されている長円孔に、縫幅微調整台402A、402Bを取付座にして取付けられている。縫幅微調整台402A、402Bはそれぞれ糸調子微調整台401に対して縫幅微調整ねじ406で移動可能に取付けられており、この縫幅微調整台402A、402Bと糸調子微調整台401との間には圧縮ばね405が介在され、縫幅微調整台402A、402Bを常時所定方向へ弾撥している。したがって、縫幅微調整ねじ406によって滑車404A、404Bの固定位置を変化させることができる。
また、滑車555は偏倚調節板513のカム溝513aから突出している縫目切換手段500のルーパ糸補正リンク554に突設された滑車軸554aに、滑車524は糸供給ユニット基板501に突設された滑車軸523にそれぞれ回動自在に固定されている。
以上のような構成における糸供給装置の動作について説明する。なお、動作説明において、方向性を示す場合はミシンを縫製作業者側から見たものとする。
まず、左針糸、右針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸の各糸巻51、52、53、54からそれぞれ左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸34を引出し、糸案内37(図5)を経て各糸をそれぞれ左針糸上流側把持器40、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ糸上流側把持器60の各一対の把持皿44間、糸供給ユニット基板501の各縫糸に対応した糸案内G1、振動子503の各挿入口E、針糸偏倚子514の各挿入口514b、514c、上ルーパ糸偏倚子530の挿入口530d、下ルーパ糸偏倚子531の挿入口531c、振動子504の各挿入口E、糸供給ユニット前板502の各縫糸に対応した糸案内G2および左針糸下流側把持器70、右針糸下流側把持器71、上ルーパ糸下流側把持器80、下ルーパ糸下流側把持器90の各一対の把持皿44間にそれぞれ挿入する。挿入後、左針糸31は糸案内29、針糸天秤29を経て左針9Aの針穴に、右針糸32は糸案内28、針糸天秤29を経て左針9Bの針穴に、上ルーパ糸33および下ルーパ糸34は加圧気体を利用して自動的に糸を通すための糸通し器35を経て上ルーパ27、下ルーパ21の糸口にそれぞれ通す。
このように糸通しが終了した後、縫い動作を開始すると駆動軸3が回転し、その一回転において駆動軸3に設けられた針駆動偏心カム4に枢着された針駆動ロッド5によって針駆動腕6は一往復の揺動運動を行うので、右針9Aおよび左針9Bは一往復の上下運動を行う。この際、駆動軸3に固着された糸供給駆動部プーリ301は、タイミングベルト303、糸供給駆動軸プーリ302および糸供給駆動軸304を介して糸把持駆動カム307を一回転させる。この糸把持駆動カム307が一回転する間に、上流側把持器開放腕311および下流側把持器開放腕312が糸把持駆動カム307の正面カムによって交互に揺動運動を行う。これにより、上流側把持軸42および下流側把持軸72は上流側把持器開放腕311および下流側把持器開放腕312によって、右方に交互に移動しながら往復運動するので、左針糸上流側把持器40、右針糸上流側把持器41、上ルーパ糸上流側把持器50、下ルーパ上流側把持器60を縫目形成時に閉成させ、布送り時に開成させ、左針糸下流側把持器70、右針糸下流側把持器71、上ルーパ糸下流側把持器80、下ルーパ糸下流側把持器90を縫目形成時に開成させ、布送り時に閉成させることができる。
このような把持器の各糸を開成、閉成する動作と同時に、駆動軸3の一回転において駆動軸3に固定された振動子駆動カム306の溝306aに嵌合するカムフォロワ525と連動する振動子503、504は、一往復運動を行う。この際、左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸34はそれぞれ振動子503、504の各傾斜部SSにより、糸供給ユニット基板501および糸供給ユニット前板502に形成された各一対の糸案内G1、G2に整致する糸道点Sに導入される。この振動子503、504の往復運動により左針糸31、右針糸32、上ルーパ糸33、下ルーパ糸34は、縫目形成装置100の1縫目に必要な縫糸量として偏倚・開放される。
なお、2本針オーバロック縫、1本針オーバロック縫、巻ロック縫、変形巻ロック縫をそれぞれ選択したい場合には、縫目切換手段500の縫目選択ダイヤル560を回転させることにより切換える。例えば、2本針オーバロック縫を縫目選択ダイヤル560で選択すると図14に示すように、縫目切換カム板550が最も左方へ位置するので、縫目切換カム板550のルーパ糸補正カム550bに係合しているルーパ糸補正カムフォロワ553が、ルーパ糸補正カム550bに沿って上昇する。ルーパ糸補正カムフォロワ553が上昇すると、滑車555が偏倚調節板513のカム溝513aの最上段位置に上がるので縫幅調節連動ワイヤ410が引き上げられ、この縫幅調節連動ワイヤ410が引っ掛けられた上ルーパ糸偏倚子530を左方へ変移する。この際、下ルーパ糸偏倚子531も引張ばね532の引張力により左方へ変移する。これにより、上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531と、上ルーパ糸振動子503c、504cおよび下ルーパ糸振動子503d、504dとは図18(a)に示すように、左針9A、右針9Bが上死点に位置する場合において、上ルーパ糸33および下ルーパ糸34の偏倚量が最も多くなるような位置関係になる。これは図19に示すように、後述する1本針オーバロック縫、巻ロック縫、変形巻ロック縫に比べて針幅WL分だけ上ルーパ糸33および下ルーパ糸34の縫幅Wが増えるからである。
また、1本針オーバロック縫を縫目選択ダイヤル560で選択すると図15に示すように、縫目切換カム板550が2本針オーバロック縫よりも右方へ移動するので、縫目切換カム板550のルーパ糸補正カム550bに係合しているルーパ糸補正カムフォロワ553が、ルーパ糸補正カム550bに沿って下方へ移動する。ルーパ糸補正カムフォロワ553が下降すると、滑車555が偏倚調節板513のカム溝513aの中段位置に下がるので縫幅調節連動ワイヤ410が下がり、この縫幅調節連動ワイヤ410が引っ掛けられた上ルーパ糸偏倚子530は引張ばね533の引張力により右方へ変移する。この際、下ルーパ糸偏倚子531も引張ばね532の引張力により右方へ変移する。これにより、上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531と、上ルーパ糸振動子503c、504cおよび下ルーパ糸振動子503d、504dとは図18(b)に示すように、左針9A、右針9Bが上死点に位置する場合において、上ルーパ糸33および下ルーパ糸34の偏倚量が2本針オーバロック縫に比べて減量するような位置関係になる。これは図20に示すように、2本針オーバロック縫に比べて針幅WL分だけ上ルーパ糸33および下ルーパ糸34の縫幅Wが減るからである。
また、巻ロック縫を縫目選択ダイヤル560で選択すると図16に示すように、縫目切換カム板550が1本針オーバロック縫よりも右方へ移動するので、縫目切換カム板550のルーパ糸補正カム550bに係合しているルーパ糸補正カムフォロワ553が、ルーパ糸補正カム550bに沿って最下端へ移動する。ルーパ糸補正カムフォロワ553が最下端へ下降すると、滑車555が偏倚調節板513のカム溝513aの最下段位置に下がるので縫幅調節連動ワイヤ410が下がり、この縫幅調節連動ワイヤ410が引っ掛けられた上ルーパ糸偏倚子530は引張ばね533の引張力により右方へ変移する。この際、下ルーパ糸偏倚子531も引張ばね532の引張力により右方へ変移する。これにより、上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531と、上ルーパ糸振動子503c、504cおよび下ルーパ糸振動子503d、504dとは図18(c)に示すように、左針9A、右針9Bが上死点に位置する場合において、上ルーパ糸33および下ルーパ糸34の偏倚量が1本針オーバロック縫に比べて減量するような位置関係になる。これは図21に示すように布を巻き込むので、1本針オーバロック縫に比べて上ルーパ糸33および下ルーパ糸34の縫幅Wが減るからである。
さらに、変形巻ロック縫を縫目選択ダイヤル560で選択すると図17に示すように、縫目切換カム板550が巻ロック縫よりも右方へ移動するので、縫目切換カム板550のルーパ糸補正カム550bに係合しているルーパ糸補正カムフォロワ553が、ルーパ糸補正カム550bに沿って上昇する。ルーパ糸補正カムフォロワ553が上昇すると、滑車555が偏倚調節板513のカム溝513aの中段位置に上がるので縫幅調節連動ワイヤ410が引き上げられ、この縫幅調節連動ワイヤ410が引っ掛けられた上ルーパ糸偏倚子530は1本針オーバロックと同じ位置へ変移する。この際、縫目切換カム板550の巻ロック切換カム550aに係合している巻ロックカムフォロワ556が、巻ロック切換カム550aに沿って上昇するので、巻ロック切換駒558aが端面カム530cおよび端面カム531bを介して上ルーパ糸偏倚子530の挿入口530dと下ルーパ糸偏倚子531の挿入口531cとは離間される。これにより、上ルーパ糸偏倚子530と上ルーパ糸振動子503c、504c とは図18(d)に示すように、左針9A、右針9Bが上死点に位置する場合において、上ルーパ糸33の偏倚量が巻ロック縫に比べて増量するような位置関係になる。また、下ルーパ糸偏倚子531と下ルーパ糸振動子503d、504dとは左針9A、右針9Bが上死点に位置する場合において、下ルーパ糸34の偏倚量が巻ロック縫に比べて減量するような位置関係になる。これは図22に示すように、1縫目に必要な上ルーパ糸33が布の縫幅Wの表裏を包み込み、下ルーパ糸34が布の裏面で上ルーパ糸33に直結されるからである。
このような本実施の一形態である糸供給装置の具体的な糸供給動作を、上ルーパ糸上流側把持器50、上ルーパ糸下流側把持器80、上ルーパ糸振動子503c、504c、上ルーパ糸偏倚子530によって説明する。
布送り時は図8(b)に示すように、上流側把持軸42が上流側把持器開放腕311によって押圧されるので、上ルーパ糸上流側把持器50の一対の把持皿44に対する圧縮ばね46からの弾撥力がスラスト受47およびばね受45の右方への移動により弱くなり、上ルーパ糸上流側把持器50は開成される。また、このときには下流側把持軸72が下流側把持器開放腕314によって押圧されないので、圧縮ばね46の弾撥力がばね受45を介して一対の把持皿44に付与される。これにより、上ルーパ糸下流側把持器80は閉成される。この際、上ルーパ糸振動子503c、504cが、上ルーパ糸32を糸巻52から引出しながら右方へ移動する。したがって、縫目形成装置100の1縫目に必要な縫糸量として偏倚することができる。
また縫目形成時は図8(a)に示すように、上流側把持軸42が上流側把持器開放腕311によって押圧されないので、上ルーパ糸上流側把持器50の圧縮ばね46の弾撥力がばね受45を介して一対の把持皿44に付与される。これにより、上ルーパ糸上流側把持器50は閉成される。また、このときには、下流側把持軸72が下流側把持器開放腕314によって押圧されるので、上ルーパ糸下流側把持器80の一対の把持皿44に対する圧縮ばね46からの弾撥力がスラスト受47およびばね受45の右方への移動により弱くなり、上ルーパ糸下流側把持器80は開成される。この際、上ルーパ糸振動子503c、504cが、左方へ移動することから、縫目形成装置100の1縫目に必要な縫糸量として開放することができる。
なお、左針糸上流側把持器40、左針糸振動子503a、504a、針糸偏倚子514、左針糸下流側把持器70と、右針糸上流側把持器41、右針糸振動子503b、504b、針糸偏倚子514、右針糸下流側把持器71と、下ルーパ糸上流側把持器60、下ルーパ糸振動子503d、504d、下ルーパ糸偏倚子531、下ルーパ糸下流側把持器90とにおいても、同様の糸供給動作をするのは言うまでもない。
このような糸供給装置において、布に縫目形成を行なうときの縫幅を変更して糸の縫糸量を調整する場合には、縫幅調節ダイヤル802を回して、糸調子微調整手段400の縫幅調節連動ワイヤ410を介して上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531を変移させる。即ち、縫幅調節ダイヤル802が縫幅が広くなるように設定されているときには、縫幅調節連動ワイヤ410が引張られるので、上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531は左方に変移する。これにより、上ルーパ糸振動子503c、504cおよび下ルーパ糸振動子503d、504dによる上ルーパ糸33および下ルーパ糸34の偏倚量を増量することができるので、図19、図20、図21、図22に示す縫幅Wが広いときの縫糸量分を増量できる。
また、縫幅調節ダイヤル802が縫幅が狭くなるように設定されているときには、縫幅調節連動ワイヤ410が弛緩されるので、上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531は引張ばね533によって引張られ右方に変移する。これにより、上ルーパ糸振動子503c、504cおよび下ルーパ糸振動子503d、504dによる上ルーパ糸33および下ルーパ糸34の偏倚量を減量することができるので、図19、図20、図21、図22に示す縫幅Wが狭いときの縫糸量分を減量できる。
また、布に縫目形成を行なうときの縫目送り量の変更に対応して糸の縫糸量を調整する場合には、送り目調節ダイヤル930を回して、調節腕934に固定された縫目送り調節腕421を回転させ、糸調子微調整手段400の縫目送り調節連動ワイヤ420を介して縫目送り調節偏倚レバー520を回転させる。これにより、縫目送り調節偏倚レバー520の針糸偏倚子駆動軸520aに係合している針糸偏倚子514が変移する。同時に、縫目送り調節偏倚レバー520に連接リンク517を介して連結されている偏倚調節板513が変移することから、偏倚調節板513のカム溝513aに係合している滑車555が変移するので、縫幅調節連動ワイヤ410を介して上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531が変移する。
したがって、図19、図20、図21、図22に示す縫目送りピッチPを変えるために送り目調節ダイヤル930を回すと、針糸偏倚子514を、糸調子微調整手段400を介して縫目送り調節部900に連動させることができるので、送り目調節ダイヤル930の操作に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応させることができる。この際、縫目送りピッチPが変化すると、左針糸31および右針糸32だけではなく上ルーパ糸33および下ルーパ糸34の縫糸量も若干変わることになるので、上ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子530も糸調子微調整手段400を介して縫目送り調節部900に連動することになる。
なお、糸供給装置は、針糸偏倚子514、ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531を布押え1050による布厚に応じて変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して連動させて駆動するために、図13、図23に示すような布厚調節連動手段700を設けてもよい。この布厚調節連動手段700は機枠1にかしめ段ピン702にて回動自在に固定された布厚検出腕701によって、針糸偏倚子514、ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531を布厚に連動させる。具体的には、かしめ段ピン702による取付位置を中心に、布厚検出腕701の一端が布押え1050を機枠1に取付けるための押棒1051に固定された布厚検出ピン703に係合される。また、他端は滑車424Bから導かれる縫目送り調節連動ワイヤ420を引っ掛けるための滑車524が、かしめ段軸704によって回動自在に固定される。これにより、滑車524が上述のオーバロックミシンのように糸供給ユニット基板501の滑車軸523に固定されていないので、布押え1050に連動することができるようになる。
このような布厚調節連動手段700は、布に縫目形成を行なうときに布押え1050による布押え量が布厚によって変化すると、押棒1051に固定された布厚検出腕701がその変化に応じて回転する。この布厚検出腕701の回転動作により縫目送り調節連動ワイヤ420を介して縫目送り調節偏倚レバー520が回転するので、針糸偏倚子514、ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531が変移することになる。したがって、布押え1050による布厚に応じて変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して、針糸偏倚子514、ルーパ糸偏倚子530および下ルーパ糸偏倚子531が変移することになる。
なお、本実施の一形態においては一対の振動子503、504に対して、左針糸振動子503a、504a、右針糸振動子503b、504b、上ルーパ糸振動子503c、504c、下ルーパ振動子503d、504dをそれぞれ形成させていたが、これに限らず、これら各振動子を個別に設けてもよい。
また、本実施の一形態においてはオーバーロックミシンの糸供給装置を2本針4本糸オーバロックミシンに適用させていたが、これに限らず、1本針3本糸オーバロックミシンにも適用させることができる。
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置によれば、振動子によって縫糸を偏倚、開放するだけで1縫目に必要な縫糸量として、縫糸を縫目形成装置に供給することができるので、機構を簡素化できる。また、振動子により偏倚される偏倚量を調節する偏倚子によって、布に縫目形成を行う縫幅、縫目送り量および(または)布押えによる布厚に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応させるので、針の本数や変形巻ロック縫に対応させることができる。したがって、オーバロックミシンの製造の精度を確保することができ、また耐久性も向上し、高速縫製に対応させることができる。
また、縫目形成装置に連動させて上流側把持器、下流側把持器および振動子を駆動することができるので、糸調子作業を行わずに適正な糸調子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置が適用されるオーバロックミシンを示す全体斜視図。
【図2】 図1のオーバロックミシンの上ルーパおよび下ルーパを駆動させるための機構を示す斜視図。
【図3】 図1のオーバロックミシンの縫目送り調節部の機構を示す斜視図。
【図4】 図1のオーバロックミシンの縫幅調節部の機構を示す分解斜視図。
【図5】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置が適用されるオーバロックミシンを示す外観斜視図。
【図6】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置を示す斜視図。
【図7】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の上流側把持器および糸供給駆動部を示す分解斜視図。
【図8】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の上流側把持器および下流側把持器を示す断面図で、(a)は閉成状態の図、(b)は開成状態の図。
【図9】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の下流側把持器を示す分解斜視図。
【図10】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の振動子および偏倚子を示す分解斜視図。
【図11】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の振動子と、糸供給駆動部の振動子駆動カムとの関係を示す説明図。
【図12】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の縫目切換手段を示す分解斜視図。
【図13】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の糸調子微調整手段を示す解斜視図。
【図14】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の縫目切換手段によって2本針オーバーロック縫を選択した場合の針糸偏倚子、上ルーパ糸偏倚子および下ルーパ糸偏倚子の移動位置を示す説明図。
【図15】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の縫目切換手段によって1本針オーバーロック縫を選択した場合の針糸偏倚子、上ルーパ糸偏倚子および下ルーパ糸偏倚子の移動位置を示す説明図。
【図16】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の縫目切換手段によって巻ロック縫を選択した場合の針糸偏倚子、上ルーパ糸偏倚子および下ルーパ糸偏倚子の移動位置を示す説明図。
【図17】 本発明のオーバーロックミシンの糸供給装置の縫目切換手段によって変形巻ロック縫を選択した場合の針糸偏倚子、上ルーパ糸偏倚子および下ルーパ糸偏倚子の移動位置を示す説明図。
【図18】 針が上死点に位置する場合における糸供給ユニット基板、振動子、偏倚子および糸供給ユニット前板の配置を示す図で、(a)は2本針オーバーロック縫の配置図、(b)は1本針オーバーロック縫の配置図、(c)は巻ロック縫の配置図、(d)は変形巻ロック縫の配置図。
【図19】 図1に示すオーバロックミシンによる2本針オーバロック縫の縫目を示す説明図。
【図20】 図1に示すオーバロックミシンによる1本針オーバロック縫の縫目を示す説明図。
【図21】 図1に示すオーバーロックミシンによる巻ロック縫の縫目を示す説明図。
【図22】 図1に示すオーバーロックミシンによる変形巻ロック縫の縫目を示す説明図。
【図23】 本発明のオーバロックミシンに布厚調節連動手段を適用した状態を示す全体斜視図。
【符号の説明】
9A・・・・左針
9B・・・・右針
21・・・・下ルーパ
27・・・・上ルーパ
31・・・・左針糸
32・・・・右針糸
33・・・・上ルーパ糸
34・・・・下ルーパ糸
51、52、53、54・・・・糸巻
100・・・・縫目形成装置
40・・・・左針糸上流側把持器
41・・・・右針糸上流側把持器
50・・・・上ルーパ糸上流側把持器
60・・・・下ルーパ糸上流側把持器
70・・・・左針糸下流側把持器
71・・・・右針糸下流側把持器
80・・・・上ルーパ糸下流側把持器
90・・・・下ルーパ糸下流側把持器
503a、504a・・・・左針糸振動子
503b、504b・・・・右針糸振動子
503c、504c・・・・上ルーパ糸振動子
503d、504d・・・・下ルーパ糸振動子
514・・・・針糸偏倚子
530・・・・上ルーパ糸偏倚子
531・・・・下ルーパ糸偏倚子
400・・・・糸調子微調整手段(切換手段)
500・・・・縫目切換手段
G1、G2・・・・一対の糸案内
E・・・・挿入口
S・・・・糸道点
SS・・・・傾斜部

Claims (5)

  1. 布に縫目形成を行なう縫目形成装置(100)に縫糸(31、32、33、34)を供給するオーバーロックミシンの糸供給装置であって、
    糸巻(51、52、53、54)から給糸される前記縫糸を把持し、前記縫目形成装置により縫目形成時に閉成され、前記布の布送り時に開成される上流側把持器(40、41、50、60)と、
    前記上流側把持器から導かれた前記縫糸を把持し、前記縫目形成時に開成されて前記縫糸が前記縫目形成装置により引出され、前記布の布送り時に閉成される下流側把持器(70、71、80、90)と、
    前記縫目形成装置と同期して直線状の往復運動するよう駆動され、前記布の布送り時に開成された前記上流側把持器および閉成された前記下流側把持器間に延びる糸道の前記縫糸を前記縫目形成装置の1縫目に必要な偏倚量として直線状に偏倚し、前記縫目形成時に前記縫糸を解放する振動子(503a、504a、503b、504b、503c、504c、503d、504d)と、
    前記振動子の直線状の往復運動と並行に直線状に往復運動され、前記布に縫目形成を行なう縫幅、縫目送り量および(または)布押えによる布厚に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して前記糸道の前記振動子によって偏倚される偏倚量を調節する偏倚子(514、530、531)とを備えることを特徴とするオーバーロックミシンの糸供給装置。
  2. 前記振動子を前記上流側把持器および前記下流側把持器間に給糸方向に隔置して配設された一対の糸案内(G1、G2)の間に配置し、前記振動子は前記縫糸を挿入口(E)から前記一対の糸案内に整致する糸道点(S)に導入する傾斜部(SS)を有することを特徴とする請求項1記載のオーバーロックミシンの糸供給装置。
  3. 布に縫目形成を行なう縫目形成装置(100)の針(9A、9B)、上ルーパ(27)、下ルーパ(21)に針糸(31、32)、上ルーパ糸(33)、下ルーパ糸(34)をそれぞれ供給するオーバーロックミシンの糸供給装置であって、
    糸巻(51、52、53、54)からそれぞれ給糸される前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、前記縫目形成装置により縫目形成時に閉成され、前記布の布送り時に開成される針糸上流側把持器(40、41)、上ルーパ糸上流側把持器(50)、下ルーパ糸上流側把持器(60)と、
    前記針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器からそれぞれ導かれた前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、前記縫目形成時に開成されて前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸が前記縫目形成装置により引出され、前記布の布送り時に閉成される針糸下流側把持器(70、71)、上ルーパ糸下流側把持器(80)、下ルーパ糸下流側把持器(90)と、
    それぞれの針、上ルーパ、下ルーパと同期して直線状の往復運動するようそれぞれ駆動され、前記布の布送り時に開成された前記針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器および閉成された前記針糸下流側把持器、上ルーパ糸下流側把持器、下ルーパ糸下流側把持器間にそれぞれ延びる糸道の前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を前記縫目形成装置の1縫目にそれぞれ必要な偏倚量として直線状に偏倚し、前記縫目形成時に前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を解放する針糸振動子(503a、504a、503b、504b)、上ルーパ糸振動子(503c、504c)、下ルーパ糸振動子(503d、504d)と、
    それぞれの振動子の直線状の往復運動と並行に直線状にそれぞれ往復運動され、前記布に縫目形成を行なう縫幅、縫目送り量および(または)布押えによる布厚に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して前記糸道の前記針糸振動子、前記上ルーパ糸振動子、下ルーパ糸振動子によって偏倚される偏倚量をそれぞれ調節する針糸偏倚子(514)、上ルーパ糸偏倚子(530)、下ルーパ糸偏倚子(531)とを備えることを特徴とするオーバーロックミシンの糸供給装置。
  4. 布に縫目形成を行なう縫目形成装置(100)の針(9A、9B)、上ルーパ(27)、下ルーパ(21)に針糸(31、32)、上ルーパ糸(33)、下ルーパ糸(34)をそれぞれ供給するオーバーロックミシンの糸供給装置であって、
    糸巻(51、52、53、54)からそれぞれ給糸される前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、前記縫目形成装置により縫目形成時に閉成され、前記布の布送り時に開成される針糸上流側把持器(40、41)、上ルーパ糸上流側把持器(50)、下ルーパ糸上流側把持器(60)と、
    前記針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器からそれぞれ導かれた前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、前記縫目形成時に開成されて前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸が前記縫目形成装置により引出され、前記布の布送り時に閉成される針糸下流側把持器(70、71)、上ルーパ糸下流側把持器(80)、下ルーパ糸下流側把持器(90)と、
    それぞれの針、上ルーパ、下ルーパと同期して直線状の往復運動するようそれぞれ駆動され、前記布の布送り時に開成された前記針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器および閉成された前記針糸下流側把持器、上ルーパ糸下流側把持器、下ルーパ糸下流側把持器間にそれぞれ延びる糸道の前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を前記縫目形成装置の1縫目にそれぞれ必要な偏倚量として直線状に偏倚し、前記縫目形成時に前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を解放する針糸振動子(503a、504a、503b、504b)、上ルーパ糸振動子(503c、504c)、下ルーパ糸振動子(503d、504d)と、
    それぞれの振動子の直線状の往復運動と並行に直線状にそれぞれ往復運動され、前記布に縫目形成を行なう縫幅、縫目送り量および(または)布押えによる布厚に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して前記糸道の前記針糸振動子、前記上ルーパ糸振動子および下ルーパ糸振動子によって偏倚される偏倚量をそれぞれ調節する針糸偏倚子(514)、上ルーパ糸偏倚子(530)、下ルーパ糸偏倚子(531)と、
    前記針の本数および(または)前記布の縫幅に応じて前記針糸偏倚子、前記上ルーパ糸偏倚子、前記下ルーパ糸偏倚子を直線状に変移させる切換手段(400、500)とを備えることを特徴とするオーバーロックミシンの糸供給装置。
  5. 布に縫目形成を行なう縫目形成装置(100)の針(9A、9B)、上ルーパ(27)、下ルーパ(21)に針糸(31、32)、上ルーパ糸(33)、下ルーパ糸(34)をそれぞれ供給するオーバーロックミシンの糸供給装置であって、
    糸巻(51、52、53、54)からそれぞれ給糸される前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、前記縫目形成装置により縫目形成時に閉成され、前記布の布送り時に開成される針糸上流側把持器(40、41)、上ルーパ糸上流側把持器(50)、下ルーパ糸上流側把持器(60)と、
    前記針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器からそれぞれ導かれた前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を把持し、前記縫目形成時に開成されて前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸が前記縫目形成装置により引出され、前記布の布送り時に閉成される針糸下流側把持器(70、71)、上ルーパ糸下流側把持器(80)、下ルーパ糸下流側把持器(90)と、
    それぞれの針、上ルーパ、下ルーパと同期して直線状の往復運動するようそれぞれ駆動され、前記布の布送り時に開成された前記針糸上流側把持器、上ルーパ糸上流側把持器、下ルーパ糸上流側把持器および閉成された前記針糸下流側把持器、上ルーパ糸下流側把持器、下ルーパ糸下流側把持器間にそれぞれ延びる糸道の前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を前記縫目形成装置の1縫目にそれぞれ必要な縫糸量として偏倚し、前記縫目形成時に前記針糸、上ルーパ糸、下ルーパ糸を解放する針糸振動子(503a、504a、503b、504b)、上ルーパ糸振動子(503c、504c)、下ルーパ糸振動子(503d、504d)と、
    それぞれの振動子の直線状の往復運動と並行に直線状にそれぞれ往復運動され、前記布に縫目形成を行なう縫幅、縫目送り量および(または)布押えによる布厚に応じ変化する1縫目に必要な縫糸量に対応して前記糸道の前記針糸振動子、前記上ルーパ糸振動子および下ルーパ糸振動子によって偏倚される偏倚量をそれぞれ調節する針糸偏倚子(514)、上ルーパ糸偏倚子(530)、下ルーパ糸偏倚子(531)と、
    巻ロック縫時には1縫目に必要な前記上ルーパ糸および前記下ルーパ糸の偏倚量を実質的に同量になるように、変形巻ロック縫時には1縫目に必要な前記上ルーパ糸の偏倚量を増量し、前記下ルーパ糸の偏倚量を減量するように前記上ルーパ糸偏倚子、前記下ルーパ糸偏倚子をそれぞれ直線状に変移させる切換手段(500)とを備えることを特徴とするオーバーロックミシンの糸供給装置。
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