JP2579534B2 - 縁かがり縫いミシンの自動糸供給装置 - Google Patents

縁かがり縫いミシンの自動糸供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は縁かがい縫いミシンの自動糸供給装置に関
し、殊に縁かがり縫いミシン等において良好な空環を形
成するための改良に関する。
従来の技術 例えば米国特許3,145,672号公報に示される縁かがり
縫いミシン等においては、縫製中に布地の後端が針落ち
を通過すると、その直後から針糸とルーパー糸とが絡み
あったいわゆる空環が形成される。この布からつながる
空環は特に米国特許3,123,033号公報に開示されている
ように空環縫い込み工程において、ミシンに設置されて
いるカッタによって所定の長さに切断されると共に保持
される。そして、後続の布片を縫製する際に、布片の前
端側裏面に針及びルーパーからつらなる空環が縫い込ま
れる。
この場合、空環が弾力性があり、引っ張るとゴム紐の
如く細く伸びるなら、第11図(a)にTで示す如く細く
引き伸ばした状態で縫製幅W内におさまるように布片M
端縁に縫い込まれるが、空環が弾力性のないものである
場合には第11図(b)にTで示す如く引き伸ばされない
まま縫い付けられる。このため、空環Tの一部がT1,T2
で示すように布片Mの前端から突出したり、縫製幅Wか
らはみ出したりして、外観上の見栄えが悪いという欠点
がある。
従って、空環は弾力性があり、細く引き伸ばすことが
できることが縫製上必要とされる。このような良質の空
環を形成するには、一縫目当りの針糸及びルーパー糸の
糸を適切に調整することが必要である。これに対応する
ため、従来のミシンでは空環形成時に各糸調子器のバネ
圧を変更するようにしていたが、この方法では針糸及び
ルーパー糸の張力を変えることで各糸の糸量比を調整し
ようとするものであるため、正確な糸量比の制御が非常
に困難で、あまり良好な空環が形成できるとはいえなか
った。
本発明はこのような課題に鑑みて、弾力性のある良好
な空環を形成することのできる新規手段を提供すること
を目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明に係る縁かがり縫い
ミシンにおける自動糸供給装置は一縫い目を構成する針
糸及びルーパー糸の数に対応する数だけ配設され、その
各々がミシンの主軸とは独立して一定速度で回転する給
糸ローラと、各糸供給源から糸を引き出すために糸を給
糸ローラに押え付ける押圧手段と、給糸ローラと糸供給
源との間に設けられ、一縫製サイクル内の所定期間、糸
を保持して給糸ローラへの糸の供給を停止する糸供給停
止手段と、縫製部に被縫製布が存在するかどうかを検出
する布検知手段と、縫い目の種類毎に縫製時と空環形成
時の両者について各糸の一縫目構成するのに必要な糸量
比を記憶したRAMと、布検知手段の検出に基づき、布有
りの場合には、RAMから縫製時の糸量比を読み込み、一
方、布無しの場合には空環形成時の糸量比を読み込ん
で、針糸とルーパー糸の糸量比が所定の比になるよう針
糸及びルーパー糸の糸供給停止手段の糸保持期間を制御
する手段と、を備えてなることを特徴とする。
尚、上記構成において、給糸ローラは針糸及びルーパ
ー糸に対応する数だけ配設しなくても、1個の給糸ロー
ラを各糸で共用することもできる。そのようにしても各
糸毎に糸供給停止手段が設けられるので、各糸の給糸量
の独立した調整が可能である。
また、布検知手段は、布片の長さが決まっている場合
や操作者が目視により縫製部から布が脱するのを把握
し、足踏みペダル等を操作するような場合には不要であ
る。即ち、布片の長さが決まっている場合には、布片の
前端を縫製し始めた時点でカウントを開始する運針カウ
ンタを用い、該カウンタが所定のカウント値に達すると
布が縫製部から脱したと判定して制御手段にその旨の指
令を入力すれば、布検知手段がなくても同様な動作が行
い得る。また、操作者が目視により縫製部から布が脱す
るのを把握し、足踏みペダル等を操作する場合は、ペダ
ル等の操作によりオンするスイッチを用い、そのオン信
号を制御手段に入力すれば布検知手段と同様、制御手段
への指令が行い得る。
作用 本発明によれば、給糸は従来のミシンのように糸調子
器を用いた張力制御でなく、給糸ローラと押圧手段によ
る強制的な送り出し方法なので、針糸及びルーパー糸の
給糸量の制御が正確であり、従って空環形成時には糸供
給停止手段の糸保持期間をコントロールして給糸量を調
整することにより良好な空環を形成することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を説明する。第1図は本発明
の実施例としての糸供給装置の一部を示した斜視図であ
る。図中、1はオーバーロックミシンであり、これは、
大別すると被縫製物である布等を載置すると共に、所定
のピッチで搬送する搬送部2や被縫製物を載置する布台
3と、布台3に載置された布を該布台3側に所定の力で
押圧する押圧部4や縫製のための針5が取付けられたア
ーム6と、針5及びルーパーにかけられた3本の糸S1,S
2,S3の一縫目当りの供給量をそれぞれ調節するための糸
供給装置7と、前述した各構成部である布台3,アーム6
及び糸供給装置7を最適な位置に配置し各機構を収容し
たミシン本体8と、より構成されている。
ミシン本体8の左側方に設けられた布台3は、上部に
布を載置する平板状の布板11が設けられ、該布板11の搬
送部側には針板12が設けられている。送り歯は、縫製に
したがって布を搬送するため、針5の動作に伴った所定
のピッチで前記針板12上面に出没するよう構成されてい
る。
前記押圧部4は、布台3に相対する位置まで延設され
たアーム6部分に設けられて、布板11の上方から布を押
圧する構成とされている。そして、この押圧部4は、前
記送り歯との間で布を挟持するための押え金14が、布板
11にほぼ平行状態に配置された押え台15の先端に取付け
られており、前記押え台15は、布を押圧する必要の無い
時、基部に設けられた駆動部16によって送り歯から離反
させられる構造である。
アーム6の左側壁には、針落箇所に被縫製布が存在す
るかどうかを光学的に検出する生地センサ18が配されて
いる。図示はしないがセンサとしてはその他に針5が上
死点と下死点の間のどの位置にあるかを検出する針位置
検出センサがミシンのプーリに設けられている。
糸供給装置7は、針糸用給糸ローラ21、上ルーパー用
給糸ローラ22、下ルーパー用給糸ローラ23及び押えロー
ラ24〜26並びに各給糸ローラ21〜23に対して糸供給方向
前後に設けられた把持器27〜32とから構成されている。
各給糸ローラ21〜23は第2図に示すようにミシン本体
8のケーシング33を貫通して前方に突出された回転軸34
…に取着されている。各回転軸34…はケーシング33内で
軸承部材35に回転自在に軸承され、後端はカップリング
36を介してモータ37に連結されている。尚、図面では便
宜上最左側の回転軸34のみの支持構造を示している。
前記モータ37はミシンの主軸の回転とは独立していて
常に一定回転で回転している。回転速度は例えばミシン
の主軸が最高回転数で回転している場合に、必要量の給
糸が出来る程度の速度に定めてある。このモータ37の回
転速度は回転軸34に取着したスリット付き円板38と、ケ
ーシングに取着された光学的検出器39から成るパルスエ
ンコーダ40によって検出されている。尚、モータ37は図
示では各給糸ローラ34…毎に別個に設けられているが、
モータは1個でそれからの動力伝達路を3つに分岐して
各給糸ローラを駆動するようにすることもできる。
押えローラ24〜26はケーシング33に回転自在に支持さ
れた揺動レバー41〜43の一端に回動自在に設けられてい
る。揺動レバー41〜43の他端は第3図に示すようにソレ
ノイド44によってスライドするスライド板体45の長孔45
a〜cに挿通されている。前記ソレノイド44はミシンの
停止時に通電され、それによってスライド板体45を矢印
A方向にスライドさせる。スライド板体45のA方向への
スライドによって長孔45a〜cと係合した揺動レバー41
〜43が所定量揺動し、押えローラ24〜26を給糸ローラ21
〜23から離間する。ソレノイド44の通電が停止すると、
ソレノイド44の軸に設けたコイルスプリング46によって
スライド板体45は元位置に復帰するし、揺動レバー41〜
43はコイルバネ47〜49によって押えローラ24〜26が給糸
ローラ21〜23に圧接する。この圧接力は、針糸及びルー
パー糸を給糸ローラ21〜23と押えローラ24〜26の間に挟
んだ状態でそれらの糸に給糸ローラ21〜23の搬送力が確
実に作用するのに必要な程度以上としてあるが、上限
は、把持器27〜29が糸を把持しているときに針糸及びル
ーパー糸が引きちぎられることなく給糸ローラ周面をス
リップする程度に定められている。
把持器27〜32は方形状をしたソレノイド本体27a〜32a
とソレノイドの軸先端に取着した角板27b〜32bから成
り、通電時には角板27b〜32bがソレノイド本体27a〜32a
に近付き、両者間で針糸又はルーパー糸を把持する。各
把持器の把持力は給糸ローラ21〜23の糸搬送力よりも十
分強いものとしてある。把持器のうち、給糸ローラより
糸供給源寄りにある把持器27〜29は、給糸ローラ21〜23
による糸供給量を制御するためのものであり、縫製部に
近い側にある把持器30〜32は、縫製部側で発生する張力
によって針糸及びルーパー糸が余分に糸供給源側から引
き出されるのを防止するためのものである。
糸供給量を制御する把持器27〜29は、各縫製サイクル
においてミシンの最大糸消費量を上限としてそれ以外の
所定の糸量の供給を許容するよう把持期間が定められて
いる。また、把持器30〜32は各縫製サイクルにおいて、
前記把持器27〜29が糸把持していない開放期間中で縫製
部側の張力が大きくなる期間だけ把持動作を行なう。
第4図〜第6図は把持器27〜29の把持期間としてミシ
ンの最大糸消費量の供給を許容するための最小把持期間
と、把持器30〜32の把持期間の一例を示している。第4
図は針糸用把持器27,30の把持期間、第5図は上ルーパ
ー糸用把持器28,31の把持期間、第6図は下ルーパー糸
用把持器29,32の把持期間を夫々示している。最も各図
とも把持期間だけでなく、把持期間を定める根拠となっ
た糸の張力の変化及び針、上下ルーパーのモーションダ
イヤグラムもいっしょに掲げている。なお、各図とも糸
の張力は、糸調子器による糸調子制御を行なう従来のミ
シンにおいて測定したデータである。また、各図とも横
軸は主軸の回転角で目盛ってある。主軸の回転角が360
゜で一縫製サイクルに相当する。
これらの図からわかるように把持器27〜29の把持期間
は糸の張力が大きい期間と略一致している。即ち、把持
器27は主軸の回転角で110゜〜190゜、把持器28は110゜
〜220゜、把持器29は80゜〜220゜の期間夫々糸の把持を
行っている。従来のミシン(糸調子器による糸調子制御
を行なうミシン)であれば、前記期間は大きな糸張力の
ために糸が糸供給源から無理矢理引き出されていたが、
本実施例ではこの期間、糸は全く引き出されることはな
い。しかし、その代わりに把持期間以外の開放期間の間
にミシンの最大糸消費量に相当する糸量が給糸ローラと
押えローラによって供給されることとなる。例えばミシ
ンの最高速度が6000spmで最大糸消費量が16mmのミシン
であれば、針糸は主軸の回転角で190゜〜110゜の期間、
時間にして約7. の間に16mmの糸が縫製部に供給される。同様に上ルーパ
ー糸は約7msec の間に、下ルーパー糸は約6msec の間に16mmの糸が各ルーパーに供給される。
但し、以上の事はミシンの最大糸消費量の糸を供給す
るために必要な開放期間であり、実際の縫製時には、糸
量は少なく、従って開放期間は短い。実際の縫製時の糸
量は布の厚み及び縫製の種類によって異なる。一例とし
て、JIS L0120ステッチ形式504の縁かがり縫いを、針
糸が1針当たり2mmの糸量を必要とし、針糸、上ルーパ
ー糸、下ルーパー糸の糸量比が1:4:4で行なう場合につ
いて説明すれば、針糸用把持器27の開放期間は約1msec となり、上ルーパー糸用把持器28の開放期間は約3.5mse
c 下ルーパー糸用把持器29の開放期間は約3msec となる。
把持器30〜32については、第4〜6図から明らかなよ
うに主軸の回転角が320゜〜360゜の間把持するように設
定してある。しかし、この期間に糸の張力が増大してい
るのは針糸だけなので、上下ルーパー糸の把持器31,32
については把持動作をさせなくてもかまわない。
糸供給制御用把持器27〜29の糸把持動作は、布が縫製
箇所に存在する期間、各縫製サイクル毎に繰り返し行わ
れるが、布が縫製箇所から脱した後も、しばらくの間行
われる。但し、この期間は空環形成期間であるので、良
好な空環を形成できるよう各把持器27〜29の開放期間を
各糸が所定の糸量比となるよう変更する。実験によれ
ば、既に例示したステッチ形式504の縁かがり縫いにお
いては、空環形式には針糸対上ルーパー糸と下ルーパー
糸の和の糸量比が1:5以下となるよう糸把持器27〜29の
開放期間を変更すれば良好な空環が形成できることが確
認された。1:5以下というのは、針糸に比べて上下ルー
パー糸の和の糸量比が1:5よりも少なくなることをい
う。1:5以下で最も良好な空環状態が得られる糸量比は
針糸:上ルーパー糸:下ルーパー糸=1:3:2であった。
尚、糸量比の下限は、針糸上下ルーパー糸のうち最も糸
量の少ない糸に対する残りの糸の糸量の和の比が1:2で
あることが確認された。またステッチ形式505の縁かが
り縫いについても良好な空環状態が得られる糸量比は、
ステッチ形式504の針糸量を1とすると、下記の通りで
ある。
上表から針糸対上下ルーパー糸の和の糸量比が2.5:6.
5で、既述した1:5以下で且つ1:2以上の範囲内であるこ
とがわかる。尚、上表は空環形成時だけでなく縫製時の
糸量比も掲げている。両者を比べると明らかなように縫
製の種類によって縫製時と空環形成時とで糸量比を変更
しなくて良い。
第7図は上記したミシンの縫製動作を制御する制御ブ
ロック図である。図中、71は中央処理装置(以下、CPU
と略す。)72,73はメモリ装置としてのROM,RAMである。
このうち例えばRAM73には、第8図に示すように、縫目
の種類毎に縫製時と空環形成時の両者について各糸の糸
量比が記憶されている。74は主軸に設けられた針位置検
出器、75は該検出器及びその他既述したセンサ,エンコ
ーダ,把持器等の入力器とCPU71をつなぐインターフェ
イスである。
第9図に上記制御回路の動作を説明するフローチャー
トを掲げる。同図により制御回路の動作を説明すると、
先ず、針位置検出器74が検出している針位置検出信号を
受けて(#1)、第4〜6図のデータを基として給糸を
してもよいかどうかを判断する(#2)。そして、給糸
をしてもよい針位置と判断されると、生地センサ18の出
力をみて、布が縫製部にあるかどうか判断する(#
3)。そして、布有りの場合には、RAM内の所定のメモ
リ空間から地縫時の給糸量設定値を読み込み(#4)、
一方、布無しの場合には別のメモリ空間に格納されてい
る空環時の給糸量設定値を読み込む(#5)。いずれか
の設定値を読み込めば、把持器27〜29のソレノイドを非
通電として給糸ローラと押えローラとの協同による給糸
を行なう(#6)。この給糸開始と同時に給糸量検出エ
ンコーダ40の検出信号をカウントして、ソレノイド開放
中の給糸量が設定値に達したかどうか判定する(#
7)。そして、設定値に達すれば、ソレノイドを通電
し、給糸を停止する(#8)。以後、各縫製サイクル毎
にソレノイドの通電,非通電を繰り返す。この制御動作
により、空環形成時には伸びのある良好な空環が形成で
きる。本実施例のミシンによって作製された良好な糸紐
状の空環を第10図に示す。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、給糸ローラと押
圧手段の協同によって針糸及びルーパー糸を強制的に縫
製側へ供給する糸供給装置を備えると共に、空環形成時
には一縫製サイクルにおける針糸対全ルーパー糸の糸量
和が所定の比となるよう給糸量を制御するので、糸調子
器による張力制御によって糸量比を変更する従来ミシン
に比べて非常に簡単に良好な空環が確実に作製でき、こ
の結果、空環を第10図(a)に示すように糸紐状に引伸
ばした状態で布端縁に縫い込むことができ、見栄えの良
い縫製品が製造しやすいという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の適用されたミシンの全体構成を示
す図、第2図は給糸ローラの駆動部を示す断面図、第3
図は押えローラの駆動部を示す断面図、第4図〜第6図
は把持器の把持期間を説明する図、第7図は制御ブロッ
ク図、第8図はRAM内のメモリマップ、第9図はフロー
チャート、第10図は本発明装置を用いて作製された空環
を示す図、第11図(a)は良好な空環を用いた縫製例、
同図(b)は悪い空環を用いた縫製例を示す図である。 18……生地センサ、21,22,23……給糸ローラ、24,25,26
……押えローラ、27,28,29……把持器、S1〜S3……針
糸,ルーパー糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−29191(JP,A) 特開 昭63−109896(JP,A) 特開 昭61−279294(JP,A) 実開 昭63−12378(JP,U) 特公 昭61−21432(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一縫い目を構成する針糸及びルーパー糸の
    数に対応する数だけ配設され、その各々がミシンの主軸
    とは独立して一定速度で回転する給糸ローラと、 各糸供給源から糸を引き出すために糸を給糸ローラに押
    え付ける押圧手段と、 給糸ローラと糸供給源との間に設けられ、一縫製サイク
    ル内の所定期間、糸を保持して給糸ローラへの糸の供給
    を停止する糸供給停止手段と、 縫製部に被縫製布が存在するかどうかを検出する布検知
    手段と、 縫い目の種類毎に縫製時と空環形成時の両者にいて各糸
    の一縫目構成するのに必要な糸量比を記憶したRAMと、 布検知手段の検出に基づき、布有りの場合には、RAMか
    ら縫製時の糸量比を読み込み、一方、布無しの場合には
    空環形成時の糸量比を読み込んで、針糸とルーパー糸の
    糸量比が所定の比になるよう針糸及びルーパー糸の糸供
    給停止手段の糸保持期間を制御する制御手段と、を備え
    てなる縁かがり縫いミシンの自動糸供給装置。
  2. 【請求項2】空環形成時の針糸とルーパー糸の糸量比
    は、針糸とルーパー糸の糸量の和の比であらわして1:5
    以下となるように定められることを特徴とする請求項
    (1)に記載の縁かがり縫いミシンの自動糸供給装置。
  3. 【請求項3】ミシンの主軸とは独立して一定速度で回転
    する給糸ローラと、 各糸供給源から糸を引き出すために糸を給糸ローラに押
    え付ける押圧手段と、 給糸ローラと糸供給源との間に設けられ、一縫製サイク
    ル内の所定期間、糸を保持して給糸ローラへの糸の供給
    を停止する糸供給停止手段と、 ミシン主軸に設けられた針位置検出器と、 縫い目の種類毎に空環形成時における各糸の糸量比を記
    憶したRAMと、 針位置検出器が検出している針位置検出信号を受けて、
    給糸をしてもよいかどうか判断する判断手段と、 判断手段により給糸をしてもよい針位置と判断される
    と、縫製部に布が存在しない空環形成時には、RAMから
    空環形成時の糸量比を読み込んで、針糸とルーパー糸の
    糸量比が所定の比になるよう針糸及びルーパー糸の糸供
    給停止手段の糸保持期間を制御する制御手段と、を備え
    てなる縁かがり縫いミシンの自動糸供給装置。
  4. 【請求項4】請求項(3)の自動糸供給装置において、
    制御手段は各縫製サイクル毎の給糸量を測定する手段を
    含むことを特徴とする縁かがり縫いミシンの自動糸供給
    装置。
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