JPH0510796Y2 - - Google Patents

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JPH0510796Y2
JPH0510796Y2 JP1987191381U JP19138187U JPH0510796Y2 JP H0510796 Y2 JPH0510796 Y2 JP H0510796Y2 JP 1987191381 U JP1987191381 U JP 1987191381U JP 19138187 U JP19138187 U JP 19138187U JP H0510796 Y2 JPH0510796 Y2 JP H0510796Y2
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thread
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needle
bobbin
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B57/00Loop takers, e.g. loopers
    • D05B57/08Loop takers, e.g. loopers for lock-stitch sewing machines

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はミシンの下糸調節装置に関し、特には
直線縫いとジグザグ縫いとが選択可能なミシンの
模様選択に対応して、下糸を調節する装置に関す
る。
(従来技術) 本縫いミシンに於ける直線縫いの縫い目は第1
4図に示す如くのノーマルステツチと第15図に
示す如くのヒツチステツチとがあり、混入すると
第18図の如く縫目の乱れを生じ、一般的には縫
糸の撚り戻りの生じないノーマルステツチのみで
縫うことが望まれる。
ノーマルステツチとヒツチステツチの発生は第
16図及び第17図の如く各種のステツチは下糸
保持手段から引出された下糸40に対し、縫いの
進行方向正面から見て針17が左右いずれの側に
落ちるかにより決まるものである。一般に回転す
る釜28の剣先が縫いの進行方向正面から見て下
糸引出し点より前側、即ち針17の左側に下糸4
0が位置する状態の場合は第16図AからGの如
き経路でノーマルステツチとなり、逆に下糸引出
し点より後側、即ち針17の右側に下糸40が位
置する場合は第17図の如きヒツチステツチにな
る。
従つて一般的には下糸40の供給源を第16図
の如く縫いの進行方向正面から見て、下糸引出し
点より前側、即ち針40の左側に下糸がくるよう
にするためには下糸引出し点を第19a図の如く
向かつて左側からとして下糸40を供給すること
が効果的であり、多くのミシンはこの方式にてヒ
ツチステツチを回避している。しかしながらこの
ような方法ではジグザグ縫いにおいては第20図
の如く下糸40が片寄る現象が生じる。この現象
は縫目ピツチの小なる時に顕著であり、これを解
消して第21図の如くの下糸の片寄らない縫目を
得るためには、従来第19b図の如く下糸引出し
点をジグザグ縫いの振幅の中央に設定する必要が
ある。
上記の如く下糸の片寄りを防止及びヒツチステ
ツチの防止をするために下糸に対して下糸引出し
口を直線縫いとジグザグ縫いとでは異なる位置が
適正位置であり、その位置に設定するものが望ま
しい。
これに対して本出願人は実開昭56−23704号に
て下糸引出し口を振幅の中央とするミシンにおい
て、直線縫い時下糸引出し口を左方に移動設定す
る移動部材を模様選択部に連結し、直線縫い選択
時に下糸に係合して左方に案内するものを示し
た。
従来の例においては、模様選択により案内部材
を左右動して案内部材を直接下糸に作用して下糸
引出し口を案内するものであつて下糸引出し口の
切替えが明確に行なえる点で優れているが、下糸
の案内を解放した時の下糸は屈曲されて案内され
ていた分だけ解放による糸タルミが発生し、次の
縫い目の形成に際して縫い目側に吸収されること
により糸タルミがなくなるがこの糸タルミの発生
により、模様の変更時の切り換え直後の縫い目が
乱れたり、縫い障害の発生が生じることがある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案では上記の如き直線縫いとジグザグ縫い
とにおいて下糸に対して異なる条件、即ち下糸引
出し位置を模様の選択時に模様に対応する如く設
定すると共に、屈曲位置からの解放時に糸タルミ
が生じない下糸案内装置を提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) このため本考案においては、上下動し且つ左右
動する針と該針と協働する針糸捕捉手段とでなる
縫い目形成手段と、前記針の左右動を制御する模
様の発生装置と、該模様の中から所望の模様を選
択する選択手段とを備えるジグザグミシンにおい
て、前記模様の選択手段に連結され下糸引出し位
置を模様に対応して二位置に設定しそのうちの一
位置では下糸案内部を下糸に作用させて下糸引出
し位置を針の振巾の略中心に案内する下糸案内手
段と、他の位置への作動時に前記下糸案内手段と
協働して前記下糸案内部に係合する下糸を離脱さ
せる下糸案内離脱手段とを備えた。
(作用) 前記模様の選択手段を操作して所望の模様を選
択する。
該模様の種類に対応して前記下糸案内手段が作
動する。
選択した模様が直線縫い以外のジグザグ縫い等
の場合、前記下糸案内部に下糸を係合させて下糸
引出し位置を針の振幅の略中心に案内設定し、模
様の選択手段により選択した模様が直線縫いの場
合は前記下糸案内手段を作動させて前記下糸案内
離脱手段と協働して前記下糸案内手段の下糸案内
部に係合し保持されている下糸を係合離脱させて
前記下糸案内手段の案内壁により、針の振幅範囲
より左方に下糸引出し位置を案内設定する。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面により詳細に説明す
る。
第9図はミシンの外観図であり、ミシン機枠1
には記憶されている多模様の中から所望の模様を
選択するための模様選択手段4の操作部のキーボ
ード5が装着されている。
第10図において前記ミシン機枠1には駆動部
(図示せず)に駆動される上軸2に連結する針棒
3が上下動可能に支承されている。
該針棒は前記ミシン機枠1に回転可能に支承さ
れる上軸2の軸端に固着のクランク7の一端に前
記上軸2に対し偏心して固着される針棒クランク
8の軸部に回転可能に連結するクランクロツド9
の他端に回転可能に連結する針棒抱き10に挿通
固着されており、該針棒抱きの上部と下部で針棒
支持体11に挿通し、上下動可能に支持されてい
る。
該針棒支持体は前記ミシン機枠1に固着の軸1
2に嵌装し上下動を規制されて回転のみ可能に支
持されている。
前記針棒支持体11の他端は連結ロツド13の
一端に連結されており、該連結ロツドの他端は前
記ミシン機枠1に固着の針棒振幅用ステツピング
モータ14の出力軸14aに固着の腕15とリン
ク16を介して連結している。
17は針であつて前記針棒3の先端に固着さ
れ、前記ミシン機枠1に固着される針板18の針
穴18aに出没可能に形成されている。19は送
り歯であつて前記針板18に設けられた送り歯溝
18bから出没して押え金20と協働して布送り
可能に構成されている。
前記送り歯19は前記駆動軸2により駆動され
る水平送り腕21に固着されており、該水平送り
腕の運動量の調節は水平送り腕の揺動角を調節す
ることで行なうが、揺動角調節部材22が調節軸
23の軸端に固着され、該揺動角調節部材の回動
により前記水平送り腕21への伝達量を調節する
ものであつて、前記調節軸23の他端に固着の腕
24と前記ミシン機枠1に固着の送り調節用ステ
ツピングモータ25の出力軸に固着のクランク2
6とがリンク27を介して連結している。
28は針糸捕捉手段たる釜であつて前記針板1
8の下側で前記ミシン機枠1に回転可能に支承さ
れ、前記上軸2により前記針棒3と同期して回転
せしめられる下軸29に固着の下軸歯車30と前
記釜28の下部に一体的に固着の釜の歯車31と
が噛合している。
次に下糸調節装置について説明する。
第1図および第2図において、前記釜28内に
は中釜32が回転可能に支持されている。
該中釜は前記ミシン機枠1に固着される回転止
め33及び34に当接して回転を阻止されてい
る。35は下糸引出し枠であつて、前記中釜32
に設けたボビン収納室32aの外周に固着されて
おり下糸引出し口35aが設けられている。36
は下糸調子バネであつて薄板状のバネで形成され
ており一端を前記下糸引出し枠35にネジ37に
より固着されている。
前記下糸調子バネ36の先端36aは前記下糸
引出し口35aのスリツト上に位置しており、そ
の中間に外部から調節可能な頭付きネジ38の軸
部が挿通可能な開口部が設けられている。
前記頭付きネジ38は前記下糸調子バネ36の
開口部に挿通し前記下糸引出し枠35のネジ穴に
螺合して、頭部により前記下糸調子バネ36を押
圧して先端36aと前記下糸引出し口35aとの
間の押圧力を調節可能としている。39は下糸4
0を巻いたボビンであつて前記中釜32のボビン
収納室32aに回転可能に嵌装されており、前記
下糸40は前記下糸引出し枠35に設けた糸案内
用のスリツトを通して前記下糸引出し口35aか
ら引出され、前記下糸調子バネ36の押圧により
張力を付勢されて前記針板18の針穴18aから
上方の布側へ引出されている。
48は作動レバーであつて前記中釜32上に空
間を有し、前記下糸引出し口35aと前記針穴1
8aとの間で前記送り歯19のブリツジ19aよ
り手前側に前記針17の振幅方向に平行に長板状
で形成され、前記ミシン機枠1に支持され押圧片
49に押圧されて配置され、矢印A及び矢印Aと
反対方向、即ち針の振幅方向に往復移動可能に支
持されている。
前記作動レバー48の中央部には切り欠き48
aが形成されている。
前記作動レバー48の一端には同じく矢印A方
向及び矢印Aと反対方向に移動可能に前記ミシン
機枠1に支持される作動体50の一端が固着して
いる。
該作動体の他端にはピン51が固着されてお
り、前記ミシン機枠1に回転可能に支持される作
動爪52の一端に形成した長穴52aに前記ピン
51が長穴の長手方向に移動可能に挿通してい
る。53は作動カムであつて前記ミシン機枠1に
固着の下糸調節用ステツピングモータ54の出力
軸54aに固着されており、そのカム外周に作用
部53aと不作用部53bとが形成されている。
該不作用部は前記出力軸54a中心に対して大
径側に形成されており、前記作用部53aは前記
出力軸54a中心に対して小径側に形成されてい
る。
前記作動爪52の一端には爪部52bが形成さ
れており、前記作動体50に一端が連結し他端が
前記ミシン機枠1に連結するバネ55の付勢によ
り、前記ピン51を介して前記作動爪52は矢印
C方向に回転して前記爪部52bは前記作動カム
53のカム面に当接している。
第11図は制御ブロツク図であつて、4は模様
の種類の選択手段、56は模様形成情報の記憶手
段、57は模様の種類の判別手段であり、これら
の手段は中央演算装置59と連結している。
前記作動レバー48の切り欠き48aの左方に
該作動レバーの下辺から上方に切り上がる案内壁
48bが設けられている。57は下糸案内離脱手
段であつて、一端は前記ミシン機枠1に固着され
ており、立上がり部は前記作動レバー41と平行
に形成されて配置されている。該先端は下辺から
上方に切り上がる離脱壁57aが形成されてい
る。
このように構成された下糸案内装置の動作につ
いて説明する。
前記模様選択手段4のキーボード5を操作して
所望の模様を選択する。該選択に対して前記模様
形成情報記憶手段56から模様形成情報と模様コ
ードを読み出し前記選択模様の記憶手段61に記
憶する。模様コードは該模様が直線縫いであるか
否かを判別するために付されており、直線縫いに
は『1』、直線縫い以外の模様には『0』が付さ
れている。
選択した模様が直線縫い以外の模様縫いの場合
について説明する。
選択操作により前記模様形成情報記憶手段56
から模様形成情報と模様コードを読み出し、前記
選択模様の記憶手段61に記憶する。
前記模様の種類の判別手段57は模様コードが
『0』であることから、前記中央演算装置59に
「直線縫い以外の模様であつて下糸調節手段を模
様縫い条件に設定すること」を出力する。該出力
に対して前記下糸用ステツピングモータ54を矢
印B方向に回転して第1図から第4図の位置とな
つて前記作動カム53の不作用部53bと前記作
動爪52の爪部52bとが当接する位置となる。
前記不作用部53bは前記ステツピングモータ
54の出力軸54aに対して最大偏心位置である
ことから前記作動爪52を矢印Cと反対に回転さ
せる。該作動爪の長穴52aに係合している前記
ピン51を介して前記作動体50と作動レバー4
8を前記バネ55の付勢に抗して矢印A方向に移
動させる。
前記作動レバー48の移動により該作動レバー
の切り欠き48aは移動する。
該切り欠き48aの位置は針の振幅範囲の略中
心であつて該左側の壁48cは前記下糸40に作
用して下糸の引出し位置を針の振幅範囲の略中心
位置に設定することとなり、ジグザグ縫い等の模
様縫いおける下糸の片寄りの発生を防止する。
又前記切り欠き48aの上端48dは前記作動
レバー48の上辺48eに近接する如く上方に形
成されていることから、下糸40は第4図の如く
この切欠き48aの上端48dの下側に案内さ
れ、更に前記送り歯19のブリツジ部19aの下
側を経由して前記針板18の針穴18aに導かれ
る。
前記送り歯19の上下動によりブリツジ部19
aは図中点線で示す上方位置と図中実線で示す下
方位置とに上下動する。前記切り欠き48aの上
端は前記ブリツジ部19aの上方位置と前記中釜
28の上面とを結ぶ線より上方にあることから、
前記ブリツジ部19aの上下位置とも前記下糸4
0に当接することとなり、前記ブリツジ部19a
の上下量aに対応した下糸繰出しが行なわれてジ
グザグ縫い等の模様縫いに適応した多めの下糸供
給が行なわれる。
次に選択した模様が直線縫いの場合について説
明する。
前記模様の種類の判別手段57は模様コードが
『1』であることから、前記中央演算装置59に
「直線縫いであつて下糸調節手段を直線縫い条件
に設定すべきこと」を出力する。
該出力に対して前記下糸調節用ステツピングモ
ータ54は矢印B方向に回転して第5図から第8
図の位置となつて前記作動カム53の作用部53
aと前記作動爪52の爪部52bとが当接する位
置となる。
前記作用部53aは前記ステツピングモータ5
4の出力軸54aに対して最小偏心位置であるこ
とから前記作動爪52を矢印C方向に回転させ
る。該作動爪の長穴52aに係合している前記ピ
ン51を介して前記作動体50と作動レバー48
を前記バネ55の付勢により矢印Aと反対方向に
移動させる。
前記作動レバー48の切り欠き48aの矢印A
と反対方向の移動により該切り欠きに保持された
下糸40も矢印Aと反対方向に移動する。該下糸
は前記下糸案内離脱手段57の離脱壁57aに当
接する。前記作動レバー48移動による下糸の矢
印Aの反対方向移動は前記離脱壁57aの傾斜面
に案内されて下方に導かれる。
該離脱壁の下端は前記作動レバー48の下端よ
り下方にまで設けられているため傾斜面により下
方に導かれた下糸40は前記作動レバー48の下
端の更に下方に至つて前記切り欠き48aから離
脱する。
該切り欠きから離脱した下糸は前記作動レバー
48の矢印Aと反対方向への移動及び該作動レバ
ーの左方下側から更に左方の上方に向つて形成さ
れる傾斜面48bに案内されて針の振幅範囲の最
左位置より左方に位置する。従つて直線縫いの実
行に際してヒツチステツチの発生を防止してパー
フエクトステツチを形成する。
なお、前記傾斜面48bに下糸が当接する位置
は第8図に示す如く前記中釜28の上面と前記送
り歯19のブリツジ部19aとを結ぶ下糸経路よ
り下方に位置することから、前記ブリツジ部19
aの上方位置では該ブリツジ部は下糸に接触せ
ず、図中一点鎖線で示す如く上方位置と下方位置
との中間位置にて下糸に当接し、該中間位置から
下方位置への間の上下量bに対応した下糸繰出し
が行なわれて直線縫いに適応した少なめの下糸供
給が行なわれる。
次に本考案の他の実施例を説明する。
この実施例は前述のミシンの電子的に制御する
ものと異なり、第12図から第13図に示す如く
いわゆる機械式ミシンに装着したものである。
第12図において104は模様の選択手段であ
る模様選択ダイヤルであつてミシン機枠101に
回転可能に支承されるダイヤル軸(図示せず)の
前記ミシン機枠101の外部に固着されている。
114は模様形成情報の記憶手段の針棒振幅の
模様カムであつて前記ミシン機枠101に回転可
能に支承されるカム軸(図示せず)に送り調節カ
ム(図示せず)と共に嵌装固着している。115
はカム軸歯車であつて前記カム軸に嵌装固着して
おり前記ミシン機枠101に回転可能に支承され
る上軸102に嵌装固着する上端ウオーム116
と嵌合している。
前記模様カム114には爪117が従動してお
り、該爪は伝達手段118を介して連結ロツド1
13の一端と連結している。該連結ロツドの他端
は針棒支持体111に連結している。
前記ダイヤル軸159には爪作動カム156及
び下糸調節カム153が固着されており、前記爪
作動カム156に従動する従動体161が前記爪
117の前記模様カム114のうちの1つの係合
する如く設定されている。
前記下糸調節カム153は第9図の如くその外
周カム部に一部分小径部である作動部153aを
形成しており、外周の他の部分は大径部で不作動
部153bを形成している。該下糸調節カムに作
動爪152の爪部152bが係合している。
該作動爪に連結する下糸調節手段の構成につい
ては第1の実施例と同一であるので説明を省略す
る。
次に作動について説明する。前記選択ダイヤル
104を操作してジグザグ縫い等の模様縫いを選
択するために回転操作することにより、前記作動
爪52の爪部は前記下糸調節カム153の不作動
部153bに当接して、矢印Cと反対方向に回転
して第1図から第4図の位置に設定される。この
位置は第1の実施例のジグザグ縫い等の模様選択
時と同一であつて前記作動レバー48は矢印A方
向に移動させる。前記作動レバー48の移動によ
り該作動レバーの切り欠き48aは針の振幅範囲
の略中心であつて該左側の壁48cは前記下糸4
0に作用して下糸の引出し位置を針の振幅範囲の
略中心に設定することとなり、ジグザグ縫い等の
模様縫いにおける下糸の片寄りの発生を防止す
る。又前記切り欠き穴48aの上端48dは前記
作動レバー48の上辺に近接する如く上方に形成
されていることから、前記下糸40は第4図の如
く前記送り歯19のブリツジ19aの上方位置及
び下方位置のいずれにおいてもブリツジ19aに
当接することとなり、前記ブリツジ19aの上下
量aに対応した下糸繰出しが行なわれてジグザグ
縫い等の模様縫いに適応した多めの下糸供給が行
なわれる。
次に前記模様選択ダイヤル104を操作して直
線縫いを選択すると前記作動爪52の爪部52b
は前記下糸調節カム153の作動部153aに係
合して矢印C方向に回転して第5図から第8図の
位置に設定される。この位置は第1の実施例の直
線縫い選択時と同一であつて、前記作動レバー4
8を前記バネ55の付勢により矢印Aと反対方向
に移動させる。
前記作動レバー48の切り欠き48aを矢印A
と反対方向の移動により該切り欠きに保持された
下糸も矢印Aと反対方向に移動する。
該下糸の移動は前記下糸案内離脱手段57の離
脱壁57aの傾斜面により下方に案内されて前記
切り欠き48aから離脱し更に作動レバー48の
移動と該作動レバー左方の傾斜面48bに案内さ
れて針の振幅範囲の最左位置より左方に位置す
る。
従つて直線縫いの実行に際してヒツチステツチ
の発生を防止してパーフエクトステツチを形成す
る。なお前記傾斜面に下糸が当接案内される位置
は第8図に示す如く前記中釜28の上面と前記送
り歯19のブリツジ部19aとを結ぶ下糸経路よ
り下方に位置することから、前記ブリツジ部19
aの上方位置では該ブリツジ部は下糸に接触せ
ず、図中一点鎖線で示す如く上方位置と下方位置
との中間位置にて下糸に当接し、該中間位置から
下方位置への間の上下量bに対応した下糸繰り出
しが行なわれて直線縫いに適応した少なめの下糸
供給が行なわれる。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば、多模様のうち選択
操作により、選択された模様の種類に応じて下糸
糸繰出し量の設定及び下糸引出し位置の設定を行
なうことができ、直線縫いではヒツチステツチの
発生を防止し、直線縫い以外のジグザグ模様では
下糸の片寄りを防止すると共に下糸張力を糸繰出
し量を多くして振幅方向の布縮みを防止して広い
ジグザグ幅の模様を布上に針の振幅の大きさと同
一に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第13図は本発明の実施例に係り、
第1図は下糸調節装置の平面図、第2図は下糸調
節装置の一部平面図、第3図は下糸調節装置の斜
視図、第4図は釜部分の一部断面図、第5図は下
糸調節装置の作動説明図、第6図はその一部断面
図、第7図は下糸調節装置作動時の斜視図、第8
図はその釜部分の一部断面図、第9図はミシンの
外観図、第10図はミシンの機構説明図、第11
図は制御ブロツク図、第12図は他の実施例のミ
シンの機構説明図、第13図はその下糸調節装置
の一部断面図、第14図はパーフエクトステツチ
の説明図、第15図はヒツチステツチの説明図、
第16図はパーフエクトステツチ発生工程説明
図、第17図はヒツチステツチ発生工程説明図、
第18図は縫い目の乱れ説明図、第19図は下糸
引出し位置説明図、第20図はジグザグ縫いにお
ける下糸片寄り縫い目の説明図、第21図は下糸
の片寄りのない縫い目の説明図であり、4は模様
の選択手段、17は針、28は下糸捕捉手段であ
る釜、32は下糸保持手段である中釜、36は下
糸張力付与手段である下糸調子バネ、41は押圧
手段であるレバーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下動し且つ左右動する針と該針と協働する針
    糸捕捉手段とでなる縫い目形成手段と、前記針の
    左右動を制御する模様の発生装置と、該模様の中
    から所望の模様を選択する選択手段とを備えるジ
    グザグミシンにおいて、前記模様の選択手段に連
    結され下糸引出し位置を模様に対応して二位置に
    設定しそのうちの一位置では下糸案内部を下糸に
    作用させて下糸引出し位置を針の振幅の略中心に
    案内する下糸案内手段と、他の位置への作動時に
    前記下糸案内手段と協働して前記下糸案内部に係
    合する下糸を離脱させる下糸案内離脱手段とを備
    えたことを特徴とするミシンの下糸案内装置。
JP1987191381U 1987-12-18 1987-12-18 Expired - Lifetime JPH0510796Y2 (ja)

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