JP2003225796A - ハンダ付けフラックス - Google Patents

ハンダ付けフラックス

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JP2003225796A JP2002020925A JP2002020925A JP2003225796A JP 2003225796 A JP2003225796 A JP 2003225796A JP 2002020925 A JP2002020925 A JP 2002020925A JP 2002020925 A JP2002020925 A JP 2002020925A JP 2003225796 A JP2003225796 A JP 2003225796A
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンダ付け性の優れたハンダ付けフラックス、
ハンダペースト、糸ハンダ、並びにファインピッチ化、
部品の多様化に対応した、ハンダ付け方法、回路板、電
子部品の接合方法及び接合物を提供する。 【解決手段】ハンダ付けフラックスの活性剤としてハロ
ゲン含有水素供与体化合物と第一級または第二級または
第三級CH結合を1つ以上含む炭化水素化合物を用い
る。第一級または第二級または第三級CH結合を1つ以
上含む炭化水素化合物として、テトラリン、テトライソ
ブチレン、オクタヒドロアントラセン、1−α−ナフチ
ル−1−n−ブチルヘキサデセン、9,10−ジヒドロ
−9,10−ジイソブチルアントラセン、n−オクタデ
シルベンゼン、β−n−オクタデシルテトラリン、ポリ
イソブチレンからなる群から選ばれた何れか1種を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を回路基
板へ実装するために用いられるハンダ付けフラックスに
関する。
【0002】
【従来の技術】ハンダ付けフラックス、ハンダペース
ト、糸ハンダ、フロ−用液状フラックス等は、エレクト
ロニクス産業において電子部品を表面実装するために用
いられている。例えばハンダペーストは、プリント基板
の上にスクリーン印刷または場合によってはディスペン
サーにより塗布され、その後部品が搭載され、ハンダペ
ーストがリフローされる。リフローとは、部品が搭載さ
れた基板を予備、その後ハンダの融点以上に加熱し部品
の接合を行なう一連の操作をいう。
【0003】また、最近は環境問題から、鉛を含まない
Pbフリーハンダが推奨されており、これに対応してP
bフリーハンダに移行すべく開発が進められ、接合強度
の信頼性から、錫−銀系、錫−銅系、錫−亜鉛系が特に
有望視されている。
【0004】従来の錫−鉛系ハンダは、錫、鉛の電位が
非常に近いため安定であるが、鉛フリーハンダは、錫と
銀、銅、亜鉛に電位差が生じるため、ハンダ金属が酸化
されやすく、ハンダ付け性が低下する。特に、錫・亜鉛
系のハンダでは、亜鉛が鉛よりも卑な電位のために、非
常に酸化が激しく大気でのハンダ付けの実用化は困難と
されてきた。大気でのハンダ付けには、フラックスとし
て強い活性剤や添加量を多くして使用する必要がある
が、その場合ハンダ金属とフラックスが反応しやすく、
ハンダペーストの安定性が低下してしまうのが実情であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑みなされたもので、特に鉛フリーハンダにおいて
大気でのハンダ付け性に優れたフラックスを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決すべく鋭意検討した結果、活性剤として第一級また
は第二級または第三級CH結合を1つ以上含む炭化水素
化合物とハロゲン含有水素供与体化合物とを用いること
により、従来使用が困難であった鉛フリーハンダの大気
でのハンダ付けにおいても、良好なハンダ付けができる
ことを見出し本発明を完成させた。即ち、本発明は以下
に関する。
【0007】(1)第一級または第二級または第三級C
H結合を1つ以上含む炭化水素化合物とハロゲン含有水
素供与体化合物とを含むことを特徴とするハンダ付けフ
ラックス。
【0008】(2)ハロゲン含有水素供与体化合物が有
機ハロゲン化合物であることを特徴とする(1)に記載
のハンダ付けフラックス。
【0009】(3)第一級または第二級または第三級C
H結合を1つ以上含む炭化水素化合物が、テトラリン、
テトライソブチレン、オクタヒドロアントラセン、1−
α−ナフチル−1−n−ブチルヘキサデセン、9,10
−ジヒドロ−9,10−ジイソブチルアントラセン、n
−オクタデシルベンゼン、β−n−オクタデシルテトラ
リン、ポリイソブチレンからなる群から選ばれた何れか
1種であることを特徴とする(1)または(2)に記載
のハンダ付けフラックス。
【0010】(4)ハロゲン含有水素供与体化合物の含
有量が、ハンダ付けフラックス全量に対し、塩素換算量
で0.02質量%〜20質量%の範囲内であることを特
徴とする(1)〜(3)の何れか1項に記載のハンダ付
けフラックス。
【0011】(5)第一級または第二級または第三級C
H結合を1つ以上含む炭化水素化合物の含有量が、ハン
ダ付けフラックス全量に対し、0.01質量%〜20質
量%の範囲内であることを特徴とする(1)〜(4)の
何れか1項に記載のハンダ付けフラックス。
【0012】(6)(1)〜(5)の何れか1項に記載
のハンダ付けフラックスと、ハンダ粉末とを含むハンダ
ペースト。
【0013】(7)ハンダ粉末が亜鉛を含むことを特徴
とする(6)に記載のハンダペースト。
【0014】(8)ハンダペースト中のハンダ粉末の比
率が、86質量%〜92質量%の範囲内であることを特
徴とする(6)または(7)に記載のハンダペースト。
【0015】(9)(6)〜(8)の何れか1項に記載
のハンダペーストを回路基板上に塗布し、該塗布部に電
子部品を載置し、その後回路基板を加熱して電子部品を
回路基板上に接合する回路基板の製造方法。
【0016】(10)(1)〜(5)の何れか1項に記
載のハンダ付けフラックスを溶剤で希釈して作製したフ
ロー用液状フラックス。
【0017】(11)(1)〜(5)の何れか1項に記
載のハンダ付けフラックスとハンダ合金とを含むヤニ入
り糸ハンダ。
【0018】(12)ハンダ合金が亜鉛を含むことを特
徴とする(11)に記載のヤニ入り糸ハンダ。
【0019】
【発明の実施の形態】ハンダ付けフラックス、ハンダペ
ースト、糸ハンダ、フロ−用液状フラックスには、活性
剤、合成樹脂やロジンからなる樹脂成分、溶剤、チクソ
トロピック剤、その他必要に応じてpH調整剤、防錆
剤、酸化防止剤、有機酸成分等が配合されている。
【0020】本発明のハンダ付けフラックスは活性剤と
して第一級または第二級または第三級CH結合を1つ以
上含む炭化水素化合物とハロゲン含有水素供与体化合物
とを含むことを特徴とする。
【0021】ハロゲン含有水素供与体化合物とは、ハロ
ゲンを含有する化合物であって、さらにハンダ付けフラ
ックス中で還元作用を有する化合物を指し、特に、ハン
ダ付けフラックスの使用温度において熱分解してハロゲ
ンを発生する化合物が好ましい。
【0022】このような化合物としては、例えば、ハン
ダ付けフラックスの使用温度において熱分解してハロゲ
ン化水素を発生する有機ハロゲン化合物があげられる。
【0023】従来、活性剤としてはイオン性のものが多
く用いられてきた。しかしイオン性の活性剤は、室温下
でも活性を有するため、特に酸化を起こしやすい鉛フリ
ーハンダにおいては保存安定性に悪影響を与えていた。
そのため、鉛フリーハンダでは、リフロー時に分解し活
性を発現する有機臭素化合物が好適である。ハンダ付け
フラックスに有機ハロゲン化合物を添加することは、た
とえば、特公昭56−32079号公報、特開平3−1
06594号公報、特公平4−59079号公報、特開
平8−155676号公報などに開示されている。
【0024】本発明において、用いることが好ましい有
機ハロゲン化合物としては、例えば、1−ブロモ−2−
ブタノール、1−ブロモ−2−プロパノール、3−ブロ
モ−1−プロパノール、3−ブロモ−1,2−プロパン
ジオール、1,4−ジブロモ−2−ブタノール、1,3
−ジブロモ−2−プロパノール、2,3−ジブロモ−1
−プロパノール、1,4−ジブロモ−2,3−ブタンジ
オール、2,3−ジブロモ−2−ブテン−1,4−ジオ
ール、1−ブロモ−3−メチル−1−ブテン、1,4−
ジブロモブテン、1−ブロモ−1−プロペン、2,3−
ジブロモプロペン、ブロモ酢酸エチル、α−ブロモカプ
リル酸エチル、α−ブロモプロピオン酸エチル、β−ブ
ロモプロピオン酸エチル、α−ブロモ−酢酸エチル、
2,3−ジブロモコハク酸、2−ブロモコハク酸、2,
2−ジブロモアジピン酸、2,4−ジブロモアセトフェ
ノン、1,1−ジブロモテトラクロロエタン、1,2−
ジブロモ−1−フェニルエタン、1,2−ジブロモスチ
レン、4−ステアロイルオキシベンジルブロマイド、4
−ステアリルオキシベンジルブロマイド、4−ステアリ
ルベンジルブロマイド、4−ブロモメチルベンジルステ
アレート、4−ステアロイルアミノベンジルブロマイ
ド、2,4−ビスブロモメチルべンジルステアレート、
4−パルミトイルオキシベンジルブロマイド、4−ミリ
ストイルオキシベンジルブロマイド、4−ラウロイルオ
キシべンジルブロマイド、4−ウンデカノイルオキシベ
ンジルブロマイド、9,10,12,13,15,16
−ヘキサブロモステアリン酸、9,10,12,13,
15,16−へキサブロモステアリン酸メチルエステ
ル、同エチルエステル、9,10,12,13−テトラ
ブロモステアリン酸、同メチルエステル、同エチルエス
テル、9,10,12,13,15,16−へキサブロ
モステアリルアルコール、9,10,12,13−テト
ラブロモステアリルアルコール、1,2,5,6,9,
10−ヘキサブロモシクロドデカン、ビス(2,3−ジ
ブロモプロピル)スクシネート、ビス(2,3−ジブロ
モプロピル)o−フタレート、ビス(2,3−ジブロモ
プロピル)p−フタレート、ビス(2,3−ジブロモプ
ロピル)o−フタルアミド、ビス(2,3−ジブロモプ
ロピル)p−フタルアミド、トリス(2,3−ジブロモ
プロピル)トリメリテート、トリス(2,3−ジブロモ
プロピル)トリメリトアミド、テトラ(2,3−ジブロ
モプロピル)ピロメリテート、テトラ(2,3−ジブロ
モプロピル)ピロメリトアミド、ビス(2,3−ジブロ
モプロピル)グリセロール、トリメチロールプロパンビ
ス(2,3−ジブロモプロピル)エーテル、ビス(2,
3−ジブロモプロピル)タータミド、N,N‘−ビス
(2,3−ジブロモプロピル)スクシアミド、N,N,
N’,N’−テトラ(2,3−ジブロモプロピル)スク
シアミド、N,N‘−ビス(2,3−ジブロモプロピ
ル)ウレア、N,N,N’,N’−テトラ(2,3−ジ
ブロモプロピル)ウレア、2,2−ビス[4−(2,3
−ジブロモプロピル)−3,5−ジブロモフェニル]プ
ロパン、α、α、α−トリブロモメチルスルフォン、
α、β−ジブロモエチルベンゼン、トリス(2,3−ジ
ブロモプロピル)イソシアヌレート等が例示できる。こ
の中で特に、有機ハロゲン化合物が、9,10,12,
13,15,16−ヘキサブロモステアリン酸、9,1
0,12,13,15,16−へキサブロモステアリン
酸メチルエステル、同エチルエステル、トリス(2,3
−ジブロモプロピル)イソシアヌレートを用いることが
好ましい。以上の有機ハロゲン化合物がハンダ付けフラ
ックスに用いることが好ましい理由は定かではないが、
熱分解してハロゲン化水素を発生する温度がプレヒート
温度に近く好適なためと考えられる。
【0025】また臭素の代わりに、塩素、ヨウ素を含む
有機ハロゲン化合物を用いても良い。またこれらの有機
ハロゲン化合物は、単独で使用してもよいし、2種類以
上を併用してもよい。
【0026】有機ハロゲン化合物の添加量としては、ハ
ンダ付けフラックス全量に対し、塩素換算量で0.02
質量%〜20質量%の範囲内、好ましくは0.1質量%
〜10質量%の範囲内とする。有機ハロゲン化合物の添
加量が0.02質量%より少ないと、リフロー時に十分
なハンダ付け性が得られず、20質量%より多いと、経
済的でないばかりか、他のフラックス成分を減ずること
になりフラックスに求められる他の機能を十分に果たす
ことができなくなる。
【0027】なお塩素換算量とは、有機臭素化合物の臭
素を塩素に換算した分子量を用いての換算量を示す。
【0028】イオン性の臭素を含む活性剤は安価で少量
の添加で活性を出すため、ペーストの安定性を損なわな
い程度の量で使用できる。また、高価な有機ハロゲン化
合物の添加量を低減する目的で、併用して用いることが
有効である。
【0029】その他の添加が好ましいイオン性活性剤と
しては、例えばイソプロピルアミン臭化水素酸塩、ブチ
ルアミン塩化水素酸塩、シクロヘキシルアミン臭化水素
酸塩等のハロゲン化水素酸アミン塩、1,3−ジフェニ
ルグアニジン臭化水素酸塩等が挙げられる。
【0030】また臭素の代わりに、塩素、ヨウ素のハロ
ゲン水素塩を用いても良い。またこれらのハロゲン水素
塩物は、単独で使用してもよいし、2種類以上を併用し
てもよい。配合量としてはフラックス全量に対し、0.
0005質量%〜2質量%の範囲内、好ましくは0.0
1質量%〜1質量%の範囲内である。添加量が0.00
05質量%未満では、活性の効果はほとんどない。添加
量が2質量%を超えると、フラックスに含まれる活性剤
と反応しハンダペーストの安定性が損なわれる。
【0031】本発明では、第一級または第二級または第
三級CH結合を1つ以上含む炭化水素化合物を添加する
が、約100〜150℃において酸素と反応して酸化し
やすいもの化合物を用いるのが望ましい。このような化
合物としては、テトラリン、テトライソブチレン、オク
タヒドロアントラセン、1−α−ナフチル−1−n−ブ
チルヘキサデセン、9,10−ジヒドロー9,10−ジ
イソブチルアントラセン、n−オクタデシルベンゼン、
β−n−オクタデシルテトラリン、ポリイソブチレン、
α―フェニル−2−テトラリルブタン、9,10−ジイ
ソブチルパーヒドロアントラセン、5−イソブチルアセ
ナフテンなどが例示できる。添加量としてはフラックス
全量に対して0.01質量%〜20質量%、好ましくは
0.5質量%〜5質量%の範囲で使用する。
【0032】その作用は明確ではないが、ハンダ付けフ
ラックスに添加した第一級または第二級または第三級C
H結合を1つ以上含む炭化水素化合物は、プレヒート温
度として一般的な約100〜150℃において酸素と反
応して酸化し、ハロゲン含有水素供与体化合物はこの酸
化反応を触媒的な作用で促進することが考えられる。
【0033】従来のハンダペーストにおいては、約15
0℃でプレヒートされた段階でハンダ粉末が著しく酸化
される。本発明のハンダペーストは、第一級または第二
級または第三級CH結合を1つ以上含む炭化水素化合物
を含むことにより、プレヒート温度で本発明の炭化水素
化合物が酸素と反応して酸素を吸収するため、プレヒー
ト温度でのハンダ粉末の酸化を抑制する。さらにハロゲ
ン化水素がハンダの酸化された表面を還元するため、ハ
ンダ付け性を向上すると考えられる。
【0034】本発明のハンダ付けフラックスにおいて
は、溶剤、樹脂成分、チキソトロピック剤、その他必要
に応じて、防錆剤、酸化防止剤、pH調整剤を添加する
ことができる。
【0035】本発明のハンダ付けフラックスに配合され
る溶剤としては、従来のフラックスやハンダペーストと
同様に、アルコール類、エーテル類、エステル類、グリ
コールの中級または高級アルコール、芳香族系の溶剤を
一種または一種以上を混合して用いることができる。例
えばベンジルアルコール、ブタノール、エチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ、ブチルカルビトール、プロピレ
ンジグリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールヘキ
シルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエー
テル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジ
エチレングリコールーモノ2エチルヘキシルエーテル、
ジオクチルフタレート、キシレン、2−メチル−1,3
−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジ
オールまたはこれらの混合溶剤を用いることができる。
【0036】本発明のハンダ付けフラックスに配合され
る樹脂成分としては、従来フラックスに配合されている
周知の樹脂を用いることができ、たとえば、天然ロジ
ン、不均化ロジン、重合ロジン、水添ロジン、変性ロジ
ン、ロジンエステルなどのロジン誘導体、合成樹脂とし
てはポリエステル、ポリウレタン、アクリル系樹脂その
他を用いることができる。
【0037】本発明の印刷性を改善するために添加され
るチキソトロピック剤としては、微細なシリカ粒子、カ
オリン粒子などの無機系のもの、または水添ヒマシ油、
アマイド化合物などの有機系のものが使用される本発明
のハンダ付けフラックスに用いることのできるpH調整
剤として、アルカノールアミン類、脂肪族第1〜第3ア
ミン類、脂肪族不飽和アミン類、脂環式アミン類、芳香
族アミン類などのアミン化合物を例示することができ
る。これらの化合物を単独で使用してもよいし、2種類
以上を併用してもよい。
【0038】本発明のハンダ付けフラックスはpH値
を、4〜9の範囲内、より好ましくは6〜8の範囲とす
ることが、ハンダ粉とフラックスとの反応を抑制する意
味で好ましい。本発明のpH調製剤の添加量は、ハンダ
付けフラックスの全量に対し、0.05質量%〜20質
量%の範囲内とすることが好ましい。添加量が0.05
質量%未満ではpH調整剤としての効果が十分でなく、
添加量が20質量%を超えるとハンダペーストが吸湿し
やすくなり好ましくない。
【0039】これらアミン化合物の具体的な化合物とし
ては、エタノールアミン、ブチルアミン、アミノプロパ
ノール、ポリオキシエチレンオレイルアミン、ポリオキ
シエチレンラウレルアミン、ポリオキシエチレンステア
リルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、メト
キシプロピルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、
ジブチルアミノプロピルアミン、エチルへキシルアミ
ン、エトキシプロピルアミン、エチルへキシルオキシプ
ロピルアミン、ビスプロピルアミン、イソプロピルアミ
ン、ジイソプロピルアミン、ピペリジン、2,6−ジメ
チルピペリジンなどを挙げることができる。
【0040】本発明のハンダ付けフラックスは防錆剤と
してフラックス中に、アゾール類、例えばベンゾトリア
ゾール、ベンズイミダゾール、トリルトリアゾールなど
を添加しても良い。防錆剤の添加量は、フラックス全量
に対して0.05質量%〜20質量%の範囲内が好まし
い。
【0041】本発明のハンダ付けフラックスは酸化防止
剤を添加することが好ましい。酸化防止剤としては、通
常合成樹脂などの還元剤として使用されている、溶剤に
溶解可能なフェノール系化合物、リン酸系化合物、硫黄
系化合物、トコフェノール及びその誘導体またはアスコ
ルビン酸及びその誘導体が挙げられる。これらの還元剤
は単独で使用しても良いし、または混合して使用しても
よい。配合量としてはフラックス全量に対し、0.00
05質量%〜20質量%の範囲内、好ましくは0.01
質量%〜10質量%の範囲内である。
【0042】酸化防止剤を添加することの作用機構は十
分に解明できていないが、おそらくはこれらの酸化防止
剤がハンダペースト中の溶存酸素あるいは空気中の酸素
に働き、ハンダ金属の酸化を抑制することによると思わ
れる。また、これらの酸化防止剤はハロゲン含有成分か
ら遊離してくるハロゲンのアクセプターとして働くの
で、遊離したハロゲンがハンダ金属と反応するのを効果
的に防止しているためと考えられる。
【0043】有機酸成分としては、従来周知のコハク
酸、フタル酸、ステアリン酸、セバシン酸等が挙げら
れ、リフロー温度に達した時に有機酸を発生する化合物
である有機酸誘導体は好適に用いられる。分解性の有機
酸エステルは、単独ではリフロー温度においても分解性
が低いため、分解を促進するためには少量のエステル分
解触媒の添加が有効である。エステル分解触媒として
は、分解性の有機酸エステルがリフロー温度で分解して
酸の発生を促進する作用を有する触媒であればよいが、
その中で特に有機塩基とハロゲン化水素酸塩が有効であ
る。
【0044】有機酸エステルとしては、各種脂肪族カル
ボン酸エステル、芳香族カルボン酸エステル、脂肪族ス
ルホン酸エステル、芳香族スルホン酸エステル等が挙げ
られる。具体的な例としては、パラトルエンスルホン酸
−n−プロピル、パラトルエンスルホン酸イソプロピ
ル、パラトルエンスルホン酸イソブチル、パラトルエン
スルホン酸−n−ブチル、ベンゼンスルホン酸−n−プ
ロピル、ベンゼンスルホン酸イソプロピル、ベンゼンス
ルホン酸イソブチル、サリチル酸−n−プロピル、サリ
チル酸イソプロピル、サリチル酸イソブチル、サリチル
酸−n−ブチル、4−ニトロ安息香酸イソプロピル、4
−ニトロ安息香酸−t−ブチル、メタクリル酸−t−ブ
チル、アクリル酸−t−ブチル、マロン酸−t−ブチ
ル、ブロモ酢酸−t−ブチルなどが挙げられる。添加量
としてはフラックス全量に対して0.01質量%〜20
質量%の範囲内、好ましくは0.05質量%〜5質量%
の範囲内で使用する。
【0045】本発明のハンダ付けフラックスに好適に使
用できる鉛フリーハンダ合金の金属組成としては、Sn
−In系、Sn−Bi系、In−Ag系、In−Bi
系、Sn−Zn系、Sn−Ag系、Sn−Cu系、Sn
−Sb系、Sn−Au系、Sn−Bi−Ag−Cu系、
Sn−Ge系、Sn−Bi−Cu系、Sn−Cu−Sb
−Ag系、Sn−Ag−Zn系、Sn−Cu−Ag系、
Sn−Bi−Sb系、Sn−Bi−Sb−Zn系、Sn
−Bi−Cu−Zn系、Sn−Ag−Sb系、Sn−A
g−Sb−Zn系、Sn−Ag−Cu−Zn系、Sn−
Zn−Bi系が挙げられる。
【0046】上記の具体例としては、48Sn/52I
n(48質量%のSnと52質量%のInとの合金を示
す。以下同じ。)、43Sn/57Bi、97In/3
Ag、58Sn/42In、95In/5Bi、60S
n/40Bi、91Sn/9Zn、93Sn/7Zn、
96.5Sn/3.5Ag、99.3Sn/0.7C
u、95Sn/5Sb、20Sn/80Au、90Sn
/10Ag、Sn90/Bi7.5/Ag2/Cu0.
5、97Sn/3Cu、99Sn/1Ge、92Sn/
7.5Bi/0.5Cu、97Sn/2Cu/0.8S
b/0.2Ag、95.5Sn/3.5Ag/1Zn、
95.5Sn/4Cu/0.5Ag、52Sn/45B
i/3Sb、51Sn/45Bi/3Sb/1Zn、8
5Sn/10Bi/5Sb、84Sn/10Bi/5S
b/1Zn、88.2Sn/10Bi/0.8Cu/1
Zn、89Sn/4Ag/7Sb、88Sn/4Ag/
7Sb/1Zn、98Sn/1Ag/1Sb、97Sn
/1Ag/1Sb/1Zn、91.2Sn/2Ag/
0.8Cu/6Zn、91.5Sn/8Zn/0.5B
i、91Sn/8Zn/1Bi、89Sn/8Zn/3
Bi、86Sn/8Zn/6Bi、89.1Sn/2A
g/0.9Cu/8Znなどが挙げられる。この中でも
特にZnを含有したハンダ合金が本発明の効果が著し
い。また、ハンダ粉末の場合、異なる組成のハンダ粉末
を2種類以上混合したものでもよい。
【0047】本発明のハンダ付けフラックスは、フロー
用の液状フラックスや糸ハンダのヤニにも使用できる。
液状フラックスで使用する場合は溶剤にイソプロピルア
ルコール等を使用して40質量%〜70質量%の範囲内
に希釈すればよい。また糸ハンダ用ヤニ使用する場合、
溶剤を使用せず、溶剤以外の材料をロジンの軟化点以上
で調合し、常温で固化し糸ハンダとすればよい。
【0048】本発明のフラックスおよびハンダペースト
は、例えば、プリント配線板にハンダペーストを印刷
し、これに電子部品を仮止めし、リフローして回路板を
製造する際に好適に使用される。本発明のフラックス、
ハンダペーストおよび糸ハンダ等の使用方法、並びに電
子部品接合物の製造方法では、例えばハンダ付けを所望
する部分に、印刷法等でハンダペーストを塗布し、電子
部品を載置、仮止めし、その後加熱してハンダ粒子を溶
融し凝固させることにより電子部品を基板に接合するこ
とができる。
【0049】基板と電子部品の接合方法(実装方法)とし
ては、例えば表面実装技術(SMT)があげられる。この
実装方法は、まずハンダペーストを印刷法により基板、
例えば配線板上の所望する箇所に塗布する。
【0050】ついで、チップ部品やQFPなどの電子部品
を該ハンダペースト上に載置し、リフロー熱源により一
括してハンダ付けを行なう。リフロー熱源には、熱風
炉、赤外線炉、蒸気凝縮ハンダ付け装置、光ビームハン
ダ付け装置を使用することができる。
【0051】本発明のリフロープロセスは、プリント配
線板の温度を均一にするためのプレヒートとハンダの融
点以上に加熱する工程で行なわれる。それぞれの条件
は、ハンダ合金で異なるが、93Sn/7Zn,91S
n/9Zn, 91.5Sn/8Zn/0.5Bi、91
Sn/8Zn/1Bi、89Sn/8Zn/3Bi,8
6Sn/8Zn/6Biなどの錫−亜鉛系の場合、それ
ぞれの条件は、プレヒートが130℃〜180℃の範囲
内、好ましくは、150℃〜170℃の範囲内、プレヒ
ート時間が60秒〜120秒の範囲内、好ましくは、6
0秒〜90秒の範囲内、リフロー温度は200℃〜23
0℃の範囲内、好ましくは、210℃〜220℃の範囲
内、リフロー時間が20秒〜60秒の範囲内、好ましく
は、30秒〜40秒の範囲内である。
【0052】なお、他の合金系におけるリフロー温度
は、用いる合金の融点に対して、+20℃〜+50℃の
範囲内、好ましくは、合金の融点に対し、+20℃〜+
30℃の範囲内とし、他のプレヒート温度、プレヒート
時間、リフロー時間は上記と同様の範囲であればよい。
【0053】本発明のハンダ付けフラックスを用いるこ
とにより、従来大気中でリフローが難しかった、鉛フリ
ーハンダ、特に亜鉛を含むハンダ合金系でもハンダ付け
を実施することが可能となり、また配線板などの基板へ
のハンダの濡れ性が向上し、ハンダボールの発生も少な
くなり、リフロー特性の高い処理ができる。
【0054】リフロー後、基板を冷却し表面実装が完了
する。この実装方法による電子接合物の製造方法におい
ては、プリント配線板等の基板(被接合板)の両面に接
合を行なうことも容易にできる。なお、本発明のハンダ
ペーストを使用できる電子部品としては、例えば、LS
I、抵抗器、コンデンサ、トランス、インダクタンス、
発振子・振動子等があげられるが、これに限定されるも
のではない。
【0055】また本発明は、あらかじめ基板の所定の表
面、例えばプリント基板の回路金属の、所定の表面にの
み化学反応により粘着性皮膜を形成し、これにハンダ粉
末を付着させた後、フラックスを塗布し、ハンダの溶融
温度まで加熱してリフローさせ、ハンダバンプを形成し
た回路基板(特開平7−7244公報)上に、本発明の
ハンダペーストを用いてSMT(表面実装技術)で実装
した場合、ハンダ中のボイドが減少するなどの優れた接
合物の信頼性が得られる。
【0056】
【実施例】以下実施例をもって発明の内容をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。 <試験法>ハンダ付け性評価として、ソルダボール試験
とボイド観察を行った。
【0057】<ソルダボール試験>また、厚さ0.2m
m、直径6.5mmの孔を5個もつ印刷マスクを用い、
アルミナ基板にハンダペーストを印刷した。それらのサ
ンプルを9個作成した。そのうち8個を、30℃90%
の恒温恒湿槽にいれ三時間毎に8個ずつ取り出した。
【0058】これらのサンプルを、予め235℃に設定
したホットプレートにのせ、ハンダが溶融してから5秒
後に取り出し、ハンダが冷却するまで放置した。
【0059】凝固したハンダ外観全景を10倍の拡大鏡
で観察し、JISZ−3284(付属書11)表1及び
図1に規定するハンダ粒子の凝集状態によって評価し
た。
【0060】すなわち、ハンダ粉末が溶融して、ハンダ
は1つの大きな球となり、周囲にソルダボールがない場
合を評価1、ハンダ粉末が溶融してハンダは1つの大き
な球となり周囲に直径75μm以下のソルダーボールが
3つ以上ある場合を評価2、ハンダ粉末が溶融してハン
ダは1つの大きな球となり周囲に直径75μm以下のソ
ルダーボールが3つ以上あり、半連続の環状に並んでは
いない場合を評価3、ハンダ粉末が溶融してハンダは1
つの大きな球となり周囲に多数の細かい球が半連続の環
状に並んでいる場合を評価4、上記以外のものを評価5
とした。
【0061】<ボイド観察>60mm平方の銅板に厚さ
150ミクロンのメタルマスクを用いて、直径6mm×
6個のパターンを印刷後、大気雰囲気下でリフローし、
次いでカッタでハンダと共に銅板を切断した後、該ハン
ダ部分を顕微鏡により観察し、ボイドの発生状況を観察
した。6個のパターンについて大きさが10μm以上の
ボイドを計測し、1個のパターン当たりの平均個数が2
個以上であった場合を不合格とした。
【0062】(実施例1〜4、比較例1〜3) <フラックス及びハンダペーストの製造>チクソトロピ
ック剤として水添ヒマシ油、樹脂成分として付均化ロジ
ン、重合ロジン、イオン性活性剤としてシクロヘキシル
アミン臭化水素酸塩または、1,3−ジフェニルグアニ
ジン臭化水素酸塩、防錆剤としてベンゾトリアゾール、
溶剤として、プロピレンジグリコールモノブチルエーテ
ル、有機ハロゲン化合物として9,10,12,13,
15,16−ヘキサブロモステアリン酸または9,1
0,12,13,15,16−へキサブロモステアリン
酸メチルエステルまたはトリス(2,3−ジブロモプロ
ピル)イソシアヌレート、アミンとしてトリプロピルア
ミン、有機酸成分としてパラトルエンスルホン酸−n−
プロピルを用いた。
【0063】このハンダ付けフラックス10質量%に、
91Sn/8Zn/1Biのハンダ粉末90質量%を添
加し、プラネタリーミルで混練し、ハンダペ−ストを製
造した。
【0064】その配合を表1、評価結果を表2に示し
た。
【0065】活性剤としてハロゲン含有水素供与体化合
物と第一級または第二級または第三級CH結合を1つ以
上含む炭化水素化合物を使用した実施例1〜6において
は、ソルダボール試験、ボイド観察においても、比較例
1に比べ明らかにハンダ付け性がよくなった。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鉛フリー
ハンダの活性剤としてハロゲン含有水素供与体化合物と
第一級または第二級または第三級CH結合を1つ以上含
む炭化水素化合物を用いることにより、ハンダ付け性が
向上した。特に、リフロー後のソルダーボールの発生
や、バンプ中のボイドが低減できた。
【0069】本発明のハンダ付けフラックスを用いて製
造した回路板や電子部品の接合物は接合部にソルダーボ
ールやボイドが無いため信頼性の高いものであり、ま
た、ファインピッチの回路基板の製造が容易となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒住 忠利 千葉県千葉市緑区大野台1丁目1−1 昭 和電工株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 5E319 BB02 BB05 CD21 GG03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一級または第二級または第三級CH結合
    を1つ以上含む炭化水素化合物とハロゲン含有水素供与
    体化合物とを含むことを特徴とするハンダ付けフラック
    ス。
  2. 【請求項2】ハロゲン含有水素供与体化合物が有機ハロ
    ゲン化合物であることを特徴とする請求項1に記載のハ
    ンダ付けフラックス。
  3. 【請求項3】第一級または第二級または第三級CH結合
    を1つ以上含む炭化水素化合物が、テトラリン、テトラ
    イソブチレン、オクタヒドロアントラセン、1−α−ナ
    フチル−1−n−ブチルヘキサデセン、9,10−ジヒ
    ドロ−9,10−ジイソブチルアントラセン、n−オク
    タデシルベンゼン、β−n−オクタデシルテトラリン、
    ポリイソブチレンからなる群から選ばれた何れか1種で
    あることを特徴とする請求項1または2項に記載のハン
    ダ付けフラックス。
  4. 【請求項4】ハロゲン含有水素供与体化合物の含有量
    が、ハンダ付けフラックス全量に対し、塩素換算量で
    0.02質量%〜20質量%の範囲内であることを特徴
    とする請求項1〜3の何れか1項に記載のハンダ付けフ
    ラックス。
  5. 【請求項5】第一級または第二級または第三級CH結合
    を1つ以上含む炭化水素化合物の含有量が、ハンダ付け
    フラックス全量に対し、0.01質量%〜20質量%の
    範囲内であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1
    項に記載のハンダ付けフラックス。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れか1項に記載のハンダ
    付けフラックスと、ハンダ粉末とを含むハンダペース
    ト。
  7. 【請求項7】ハンダ粉末が亜鉛を含むことを特徴とする
    請求項6に記載のハンダペースト。
  8. 【請求項8】ハンダペースト中のハンダ粉末の比率が、
    86質量%〜92質量%の範囲内であることを特徴とす
    る請求項6または7に記載のハンダペースト。
  9. 【請求項9】請求項6〜8の何れか1項に記載のハンダ
    ペーストを回路基板上に塗布し、該塗布部に電子部品を
    載置し、その後回路基板を加熱して電子部品を回路基板
    上に接合する回路基板の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1〜5の何れか1項に記載のハン
    ダ付けフラックスを溶剤で希釈して作製したフロー用液
    状フラックス。
  11. 【請求項11】請求項1〜5の何れか1項に記載のハン
    ダ付けフラックスとハンダ合金とを含むヤニ入り糸ハン
    ダ。
  12. 【請求項12】ハンダ合金が亜鉛を含むことを特徴とす
    る請求項11に記載のヤニ入り糸ハンダ。
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