JP2003145854A - プリンタ及びプリンタユニット - Google Patents
プリンタ及びプリンタユニットInfo
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- platen
- lid
- head
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/02—Platens
- B41J11/04—Roller platens
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/24—Detents, brakes, or couplings for feed rollers or platens
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
- B41J29/12—Guards, shields or dust excluders
- B41J29/13—Cases or covers
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】プラテンローラと印字ヘッドとの位置合せ精度
を高めて、プリンタの印字品質を向上させる。 【解決手段】プリンタ１０は、筐体１１側に設けられる
印字ヘッド１７と、蓋体１４側に設けられるプラテンロ
ーラ１８とを備える。印字ヘッド１７を支持す印字ヘッ
ド支持部材３０は、筐体１１側にヘッド回動軸３３を介
して回動自在に設けられ、ヘッド付勢バネ３１によって
プラテンローラ１８側に付勢される。プラテンローラ１
８を位置決めするロックレバー２５ａは、プラテン軸２
４を支点として回動し、蓋体１４が閉じ状態のとき、ヘ
ッド回動軸３３に係合してプラテンローラ１８を位置決
めする。
を高めて、プリンタの印字品質を向上させる。 【解決手段】プリンタ１０は、筐体１１側に設けられる
印字ヘッド１７と、蓋体１４側に設けられるプラテンロ
ーラ１８とを備える。印字ヘッド１７を支持す印字ヘッ
ド支持部材３０は、筐体１１側にヘッド回動軸３３を介
して回動自在に設けられ、ヘッド付勢バネ３１によって
プラテンローラ１８側に付勢される。プラテンローラ１
８を位置決めするロックレバー２５ａは、プラテン軸２
４を支点として回動し、蓋体１４が閉じ状態のとき、ヘ
ッド回動軸３３に係合してプラテンローラ１８を位置決
めする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙等の連続
紙に印字を行うプリンタ及びプリンタユニットに関す
る。
紙に印字を行うプリンタ及びプリンタユニットに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】筐体内部にロール紙等の連続紙を収納す
る収納部を備え、該収納部から連続紙を引き出して印字
を行うプリンタが知られている。この種のプリンタにお
いては、連続紙を交換した際に、収納部から手動で連続
紙を引き出すと共に、引き出した連続紙を所定の紙経路
に沿ってセットする必要があるため、印字ヘッドの対向
位置に配置されるプラテンローラを、筐体の開口部（連
続紙交換口）を開閉する蓋体側に設けることが提唱され
る。つまり、このものでは、ロール紙を交換すべく蓋体
を開くと、プラテンローラが蓋体と共に退避して紙経路
が開放されるので、連続紙を容易に紙経路に沿わせるこ
とが可能になる。
る収納部を備え、該収納部から連続紙を引き出して印字
を行うプリンタが知られている。この種のプリンタにお
いては、連続紙を交換した際に、収納部から手動で連続
紙を引き出すと共に、引き出した連続紙を所定の紙経路
に沿ってセットする必要があるため、印字ヘッドの対向
位置に配置されるプラテンローラを、筐体の開口部（連
続紙交換口）を開閉する蓋体側に設けることが提唱され
る。つまり、このものでは、ロール紙を交換すべく蓋体
を開くと、プラテンローラが蓋体と共に退避して紙経路
が開放されるので、連続紙を容易に紙経路に沿わせるこ
とが可能になる。
【０００３】また、上記印字ヘッドがサーマル方式であ
る場合は、その印字品質を確保するために、印字ヘッド
の印字ラインにプラテンローラを精度良く位置合せし、
該プラテンローラで連続紙を印字ヘッドの印字ラインに
押し付けることが要求される。そのため、通常のサーマ
ルプリンタでは、蓋体側に回動自在なロックレバーを設
け、該ロックレバーを筐体側に係合させることによって
プラテンローラを位置決めしている。
る場合は、その印字品質を確保するために、印字ヘッド
の印字ラインにプラテンローラを精度良く位置合せし、
該プラテンローラで連続紙を印字ヘッドの印字ラインに
押し付けることが要求される。そのため、通常のサーマ
ルプリンタでは、蓋体側に回動自在なロックレバーを設
け、該ロックレバーを筐体側に係合させることによって
プラテンローラを位置決めしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプリンタでは、プラテンフレームに突設したレバー
軸でロックレバーを回動自在に支持し、該ロックレバー
を、印字ヘッドフレームに突設したロック軸に係合させ
ているため、プラテンフレームの加工誤差、プラテンフ
レームに対するレバー軸の取付誤差、印字ヘッドフレー
ムの加工誤差、印字ヘッドフレームに対するロック軸の
取付誤差等により、プラテンローラと印字ヘッドとの位
置合せ精度が低下する可能性がある。
来のプリンタでは、プラテンフレームに突設したレバー
軸でロックレバーを回動自在に支持し、該ロックレバー
を、印字ヘッドフレームに突設したロック軸に係合させ
ているため、プラテンフレームの加工誤差、プラテンフ
レームに対するレバー軸の取付誤差、印字ヘッドフレー
ムの加工誤差、印字ヘッドフレームに対するロック軸の
取付誤差等により、プラテンローラと印字ヘッドとの位
置合せ精度が低下する可能性がある。
【０００５】本発明の目的は、プラテンローラと印字ヘ
ッドとの間に介在する誤差要素を可及的に減らすことに
より、プラテンローラと印字ヘッドとの位置合せ精度を
向上させることができ、しかも、専用のレバー軸やロッ
ク軸を不要にして、部品点数の削減および構造の簡略化
を図ることができるプリンタ及びプリンタユニットを提
供することにある。
ッドとの間に介在する誤差要素を可及的に減らすことに
より、プラテンローラと印字ヘッドとの位置合せ精度を
向上させることができ、しかも、専用のレバー軸やロッ
ク軸を不要にして、部品点数の削減および構造の簡略化
を図ることができるプリンタ及びプリンタユニットを提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のプリンタは、連続紙を収納する筐体と、前記筐
体の開口部を開閉する蓋体と、前記筐体側に設けられ、
前記連続紙に印字を行う印字ヘッドと、前記蓋体側にプ
ラテン軸を介して回転自在に設けられるプラテンローラ
であって、前記蓋体が閉じ状態のとき、前記連続紙を介
して前記印字ヘッドに当接すると共に、その回転に応じ
て前記連続紙を紙送りするものと、前記印字ヘッドが一
体的に設けられる印字ヘッド支持部材であって、前記筐
体側にヘッド回動軸を介して回動自在に設けられ、その
回動に応じて前記印字ヘッドを前記プラテンローラに対
して進退させるものと、前記プラテン軸を支点として回
動するロックレバーであって、前記蓋体が閉じ状態のと
き、前記ヘッド回動軸に係合して前記プラテンローラを
位置決めするものとを備えて構成される。
本発明のプリンタは、連続紙を収納する筐体と、前記筐
体の開口部を開閉する蓋体と、前記筐体側に設けられ、
前記連続紙に印字を行う印字ヘッドと、前記蓋体側にプ
ラテン軸を介して回転自在に設けられるプラテンローラ
であって、前記蓋体が閉じ状態のとき、前記連続紙を介
して前記印字ヘッドに当接すると共に、その回転に応じ
て前記連続紙を紙送りするものと、前記印字ヘッドが一
体的に設けられる印字ヘッド支持部材であって、前記筐
体側にヘッド回動軸を介して回動自在に設けられ、その
回動に応じて前記印字ヘッドを前記プラテンローラに対
して進退させるものと、前記プラテン軸を支点として回
動するロックレバーであって、前記蓋体が閉じ状態のと
き、前記ヘッド回動軸に係合して前記プラテンローラを
位置決めするものとを備えて構成される。
【０００７】また、前記ヘッド回動軸は、前記印字ヘッ
ドの印字面よりも前記蓋体の回動支点寄りにオフセット
されることが好ましい。この場合においては、ロックレ
バーを、蓋体の先端から突出しないように配置できるた
め、蓋体の開閉に際してロックレバーが邪魔になる不都
合を解消できる許りでなく、筐体の設計も容易にするこ
とができる。
ドの印字面よりも前記蓋体の回動支点寄りにオフセット
されることが好ましい。この場合においては、ロックレ
バーを、蓋体の先端から突出しないように配置できるた
め、蓋体の開閉に際してロックレバーが邪魔になる不都
合を解消できる許りでなく、筐体の設計も容易にするこ
とができる。
【０００８】また、側面視において、前記プラテン軸と
前記ヘッド回動軸とを結ぶ仮想直線が、前記印字ヘッド
の印字面と略平行であることが好ましい。この場合にお
いては、印字ヘッドに対するプラテンローラの位置決め
が容易になる許りでなく、駆動反力によるプラテンロー
ラの変位を抑制して印字精度を向上させることができ
る。
前記ヘッド回動軸とを結ぶ仮想直線が、前記印字ヘッド
の印字面と略平行であることが好ましい。この場合にお
いては、印字ヘッドに対するプラテンローラの位置決め
が容易になる許りでなく、駆動反力によるプラテンロー
ラの変位を抑制して印字精度を向上させることができ
る。
【０００９】また、上記目的を達成するため本発明のプ
リンタユニットは、連続紙を収納する筐体側に設けられ
る印字ヘッドユニットと、前記筐体の開口部を開閉する
蓋体側に設けられるプラテンユニットとで構成されるプ
リンタユニットにおいて、前記印字ヘッドユニット側に
設けられ、前記連続紙に印字を行う印字ヘッドと、前記
プラテンユニット側にプラテン軸を介して回転自在に設
けられるプラテンローラであって、前記蓋体が閉じ状態
のとき、前記連続紙を介して前記印字ヘッドに当接する
と共に、その回転に応じて前記連続紙を紙送りするもの
と、前記印字ヘッドが一体的に設けられる印字ヘッド支
持部材であって、前記印字ヘッドユニット側にヘッド回
動軸を介して回動自在に設けられ、その回動に応じて前
記印字ヘッドを前記プラテンローラに対して進退させる
ものと、前記プラテン軸を支点として回動するロックレ
バーであって、前記蓋体が閉じ状態のとき、前記ヘッド
回動軸に係合して前記プラテンローラを位置決めするも
のとを備えて構成される。
リンタユニットは、連続紙を収納する筐体側に設けられ
る印字ヘッドユニットと、前記筐体の開口部を開閉する
蓋体側に設けられるプラテンユニットとで構成されるプ
リンタユニットにおいて、前記印字ヘッドユニット側に
設けられ、前記連続紙に印字を行う印字ヘッドと、前記
プラテンユニット側にプラテン軸を介して回転自在に設
けられるプラテンローラであって、前記蓋体が閉じ状態
のとき、前記連続紙を介して前記印字ヘッドに当接する
と共に、その回転に応じて前記連続紙を紙送りするもの
と、前記印字ヘッドが一体的に設けられる印字ヘッド支
持部材であって、前記印字ヘッドユニット側にヘッド回
動軸を介して回動自在に設けられ、その回動に応じて前
記印字ヘッドを前記プラテンローラに対して進退させる
ものと、前記プラテン軸を支点として回動するロックレ
バーであって、前記蓋体が閉じ状態のとき、前記ヘッド
回動軸に係合して前記プラテンローラを位置決めするも
のとを備えて構成される。
【００１０】また、前記ヘッド回動軸は、前記印字ヘッ
ドの印字面よりも前記蓋体の回動支点寄りにオフセット
されることが好ましい。この場合においては、ロックレ
バーを、蓋体の先端から突出しないように配置できるた
め、蓋体の開閉に際してロックレバーが邪魔になる不都
合を解消できる許りでなく、筐体の設計も容易にするこ
とができる。
ドの印字面よりも前記蓋体の回動支点寄りにオフセット
されることが好ましい。この場合においては、ロックレ
バーを、蓋体の先端から突出しないように配置できるた
め、蓋体の開閉に際してロックレバーが邪魔になる不都
合を解消できる許りでなく、筐体の設計も容易にするこ
とができる。
【００１１】また、側面視において、前記プラテン軸と
前記ヘッド回動軸とを結ぶ仮想直線が、前記印字ヘッド
の印字面と略平行であることが好ましい。この場合にお
いては、印字ヘッドに対するプラテンローラの位置決め
が容易になる許りでなく、駆動反力によるプラテンロー
ラの変位を抑制して印字精度を向上させることができ
る。
前記ヘッド回動軸とを結ぶ仮想直線が、前記印字ヘッド
の印字面と略平行であることが好ましい。この場合にお
いては、印字ヘッドに対するプラテンローラの位置決め
が容易になる許りでなく、駆動反力によるプラテンロー
ラの変位を抑制して印字精度を向上させることができ
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って説明する。図１は、蓋体が閉じた状態を示すプ
リンタの斜視図、図２は、蓋体が開いた状態を示すプリ
ンタの斜視図、図３はプリンタの概略断面図である。こ
れらの図に示されるように、プリンタ１０は筐体１１で
覆われており、その内部にロール状の連続紙Ｐを収納す
る収納部１２を備える。収納部１２の上方には開口部１
３が形成され、該開口部１３を介して連続紙Ｐの交換等
が行われる。開口部１３は、後端側を支点として上下回
動自在な蓋体１４によって開閉される。蓋体１４の先端
部と開口部１３の前端縁との間には、スリット状の排紙
口１５が形成されており、収納部１２内で回転自在に保
持される連続紙Ｐの一端側が紙経路１６を通って排紙口
１５から引き出される。紙経路１６上には、サーマル式
の印字ヘッド１７と、該印字ヘッド１７の対向位置で連
続紙Ｐを搬送するプラテンローラ１８と、その下流側で
連続紙Ｐを切断するカッター機構１９とが配置される。
プリンタ１０が印字指令を受けると、プラテンローラ１
８で連続紙Ｐを送りながら、印字ヘッド１７によって連
続紙Ｐに印字が行われる。印字された連続紙Ｐが排紙口
１５から排出されると、カッター機構１９が動作され、
連続紙Ｐの印字部分がカット紙として利用者に提供され
る。
に沿って説明する。図１は、蓋体が閉じた状態を示すプ
リンタの斜視図、図２は、蓋体が開いた状態を示すプリ
ンタの斜視図、図３はプリンタの概略断面図である。こ
れらの図に示されるように、プリンタ１０は筐体１１で
覆われており、その内部にロール状の連続紙Ｐを収納す
る収納部１２を備える。収納部１２の上方には開口部１
３が形成され、該開口部１３を介して連続紙Ｐの交換等
が行われる。開口部１３は、後端側を支点として上下回
動自在な蓋体１４によって開閉される。蓋体１４の先端
部と開口部１３の前端縁との間には、スリット状の排紙
口１５が形成されており、収納部１２内で回転自在に保
持される連続紙Ｐの一端側が紙経路１６を通って排紙口
１５から引き出される。紙経路１６上には、サーマル式
の印字ヘッド１７と、該印字ヘッド１７の対向位置で連
続紙Ｐを搬送するプラテンローラ１８と、その下流側で
連続紙Ｐを切断するカッター機構１９とが配置される。
プリンタ１０が印字指令を受けると、プラテンローラ１
８で連続紙Ｐを送りながら、印字ヘッド１７によって連
続紙Ｐに印字が行われる。印字された連続紙Ｐが排紙口
１５から排出されると、カッター機構１９が動作され、
連続紙Ｐの印字部分がカット紙として利用者に提供され
る。
【００１３】図４は、蓋体が閉じた状態におけるプリン
タユニットの部分側面図、図５は、蓋体が閉じた状態に
おけるプリンタユニットの斜視図、図６は、蓋体が開い
た状態におけるプリンタユニットの斜視図、図７は、図
６のプリンタユニットを別角度から見た斜視図である。
これらの図に示されるように、プリンタ１０の印字機構
部分は、プリンタユニット２０としてユニット化され
る。プリンタユニット２０は、プリンタ本体側（筐体１
１側）に設けられる印字ヘッドユニット２１と、蓋体１
４側に設けられるプラテンユニット２２とを備えて構成
される。これにより、蓋体１４が開かれた状態では、プ
ラテンユニット２２に組み込まれるプラテンローラ１８
が、印字ヘッドユニット２１に組み込まれる印字ヘッド
１７から退避し、紙経路１６が開かれる。つまり、連続
紙Ｐを交換する際には、蓋体１４を開いて連続紙Ｐを収
納部１２に収納した後、連続紙Ｐの一端側を筐体１１の
外部まで引き出し、この状態で蓋体１４を閉じることに
より、連続紙Ｐが紙経路１６に沿ってセットされる。
タユニットの部分側面図、図５は、蓋体が閉じた状態に
おけるプリンタユニットの斜視図、図６は、蓋体が開い
た状態におけるプリンタユニットの斜視図、図７は、図
６のプリンタユニットを別角度から見た斜視図である。
これらの図に示されるように、プリンタ１０の印字機構
部分は、プリンタユニット２０としてユニット化され
る。プリンタユニット２０は、プリンタ本体側（筐体１
１側）に設けられる印字ヘッドユニット２１と、蓋体１
４側に設けられるプラテンユニット２２とを備えて構成
される。これにより、蓋体１４が開かれた状態では、プ
ラテンユニット２２に組み込まれるプラテンローラ１８
が、印字ヘッドユニット２１に組み込まれる印字ヘッド
１７から退避し、紙経路１６が開かれる。つまり、連続
紙Ｐを交換する際には、蓋体１４を開いて連続紙Ｐを収
納部１２に収納した後、連続紙Ｐの一端側を筐体１１の
外部まで引き出し、この状態で蓋体１４を閉じることに
より、連続紙Ｐが紙経路１６に沿ってセットされる。
【００１４】プラテンユニット２２は、蓋体１４の先端
部下面に固定されるプラテンフレーム２３と、該プラテ
ンフレーム２３に回転自在に支持されるプラテン軸２４
と、該プラテン軸２４を中心として前後に回動するロッ
ク部材２５と、該ロック部材２５を後方に付勢するロッ
ク部材付勢バネ２６とを備えて構成される。プラテンフ
レーム２３は、図８に示されるように、正面視冂字形状
に形成されており、左右両側の側板部２３ａに長孔状の
プラテン支持孔２３ｂを備える。プラテン軸２４は、中
間部に前記プラテンローラ１８を一体的に備える共に、
左端部にプラテン歯車２７が一体的に設けられる。プラ
テン軸２４の左右両端部は、前記プラテン支持孔２３ｂ
を貫通し、軸受部材２８を介してプラテンフレーム２３
に支持される。軸受部材２８は、通常よりも幅広なもの
が使用され、その内側端がプラテンローラ１８側に延出
される。
部下面に固定されるプラテンフレーム２３と、該プラテ
ンフレーム２３に回転自在に支持されるプラテン軸２４
と、該プラテン軸２４を中心として前後に回動するロッ
ク部材２５と、該ロック部材２５を後方に付勢するロッ
ク部材付勢バネ２６とを備えて構成される。プラテンフ
レーム２３は、図８に示されるように、正面視冂字形状
に形成されており、左右両側の側板部２３ａに長孔状の
プラテン支持孔２３ｂを備える。プラテン軸２４は、中
間部に前記プラテンローラ１８を一体的に備える共に、
左端部にプラテン歯車２７が一体的に設けられる。プラ
テン軸２４の左右両端部は、前記プラテン支持孔２３ｂ
を貫通し、軸受部材２８を介してプラテンフレーム２３
に支持される。軸受部材２８は、通常よりも幅広なもの
が使用され、その内側端がプラテンローラ１８側に延出
される。
【００１５】ロック部材２５は、図９に示されるよう
に、正面視冂字形状に形成されており、その左右両側に
ロックレバー２５ａを備える。ロックレバー２５ａに
は、係合フック２５ｂ、ストッパ片２５ｃ、バネ係止片
２５ｄ、ロック解除片２５ｅおよび回動支持孔２５ｆが
一体的に形成され、該回動支持孔２５ｆが前記軸受部材
２８に回動自在に外嵌することにより、ロック部材２５
がプラテン軸２４を中心として前後回動自在に支持され
る。ロック部材付勢バネ２６は、プラテンフレーム２３
の後端部に形成されるバネ係止片２３ｃと、ロックレバ
ー２５ａのバネ係止片２５ｄとの間に引張状態で介設さ
れる。ロック部材付勢バネ２６で後方に付勢されるロッ
クレバー２５ａは、前記ストッパ片２５ｃがプラテンフ
レーム２３側のストッパ片２３ｄに当接することによ
り、それ以上の後方回動が規制される。このとき係合フ
ック２５ｂは、蓋体１４に対して略垂直な方向を向き、
蓋体１４の先端から突出することが回避される。
に、正面視冂字形状に形成されており、その左右両側に
ロックレバー２５ａを備える。ロックレバー２５ａに
は、係合フック２５ｂ、ストッパ片２５ｃ、バネ係止片
２５ｄ、ロック解除片２５ｅおよび回動支持孔２５ｆが
一体的に形成され、該回動支持孔２５ｆが前記軸受部材
２８に回動自在に外嵌することにより、ロック部材２５
がプラテン軸２４を中心として前後回動自在に支持され
る。ロック部材付勢バネ２６は、プラテンフレーム２３
の後端部に形成されるバネ係止片２３ｃと、ロックレバ
ー２５ａのバネ係止片２５ｄとの間に引張状態で介設さ
れる。ロック部材付勢バネ２６で後方に付勢されるロッ
クレバー２５ａは、前記ストッパ片２５ｃがプラテンフ
レーム２３側のストッパ片２３ｄに当接することによ
り、それ以上の後方回動が規制される。このとき係合フ
ック２５ｂは、蓋体１４に対して略垂直な方向を向き、
蓋体１４の先端から突出することが回避される。
【００１６】印字ヘッドユニット２１は、プリンタ本体
側に固定される印字ヘッドフレーム２９と、該印字ヘッ
ドフレーム２９に前後回動自在に設けられる印字ヘッド
支持部材３０と、該印字ヘッド支持部材３０をプラテン
ローラ１８側に付勢するヘッド付勢バネ３１と、前記プ
ラテンローラ１８に駆動力を伝達するプラテン駆動系３
２とを備えて構成される。印字ヘッドフレーム２９は、
正面視凵字形状に形成されており、その後端部には、収
納部１２から引き出された連続紙Ｐを、印字ヘッド１７
とプラテンローラ１８との間に導く段差状の紙ガイド２
９ａが形成される。また、印字ヘッドフレーム２９は、
左右両側の側板部２９ｂに嵌入溝２９ｃを有し、蓋体１
４が閉じられたとき、前記左右の軸受部材２８が上方か
ら嵌入溝２９ｃに嵌入される。
側に固定される印字ヘッドフレーム２９と、該印字ヘッ
ドフレーム２９に前後回動自在に設けられる印字ヘッド
支持部材３０と、該印字ヘッド支持部材３０をプラテン
ローラ１８側に付勢するヘッド付勢バネ３１と、前記プ
ラテンローラ１８に駆動力を伝達するプラテン駆動系３
２とを備えて構成される。印字ヘッドフレーム２９は、
正面視凵字形状に形成されており、その後端部には、収
納部１２から引き出された連続紙Ｐを、印字ヘッド１７
とプラテンローラ１８との間に導く段差状の紙ガイド２
９ａが形成される。また、印字ヘッドフレーム２９は、
左右両側の側板部２９ｂに嵌入溝２９ｃを有し、蓋体１
４が閉じられたとき、前記左右の軸受部材２８が上方か
ら嵌入溝２９ｃに嵌入される。
【００１７】印字ヘッド支持部材３０は、図１０および
図１１に示されるように、平面視凵字形状に形成されて
おり、プラテンローラ１８と対向するヘッド支持面３０
ａに前記印字ヘッド１７が一体的に接着される。サーマ
ル式の印字ヘッド１７は、所定の厚みを有する平板形状
のもので、その正面上端側に左右方向を向いて印字ライ
ン（発熱体）１７ａが形成される。この種の印字ヘッド
１７においては、その印字品質を確保するために、連続
紙Ｐを印字ライン１７ａに押し付けることが要求され
る。この要求に応えるために、印字ヘッド支持部材３０
は、ヘッド回動軸３３を介して印字ヘッドフレーム２９
に前後回動自在に設けられ、ヘッド付勢バネ３１の付勢
力によって印字ヘッド１７をプラテンローラ１８に押し
付けるように構成される。印字ヘッド支持部材３０は、
その左右両側に後方に延出する腕部３０ｂを備える。左
右の腕部３０ｂには、蓋体１４が閉じられたとき、前記
左右の軸受部材２８が上方から嵌入する嵌入溝３０ｃが
形成されると共に、軸受部材２８に接触して印字ヘッド
支持部材３０（印字ヘッド１７）をプラテンローラ１８
から一時的に退避させる突起状の接触部３０ｄが一体形
成される。また、左右の腕部３０ｂにおいては、嵌入溝
３０ｃの下方近傍位置に回動支持孔３０ｅが形成され
る。この回動支持孔３０ｅを貫通する前記ヘッド回動軸
３３は、印字ヘッド１７の印字面よりも後方（蓋体１４
の回動支点寄り）にオフセットしており、その両端部
は、前記ロックレバー２５ａの係合フック２５ｂが係合
するロック軸に兼用される。ヘッド付勢バネ３１は、印
字ヘッドフレーム２９に立設される左右一対のバネ支持
片２９ｄと印字ヘッド支持部材３０との間に圧縮状態で
介設される。ヘッド付勢バネ３１で後方に付勢される印
字ヘッド支持部材３０は、その左右両端部に突設される
ストッパ片３０ｆが印字ヘッドフレーム２９側のストッ
パ片２９ｅに当接することにより、それ以上の後方回動
が規制される。
図１１に示されるように、平面視凵字形状に形成されて
おり、プラテンローラ１８と対向するヘッド支持面３０
ａに前記印字ヘッド１７が一体的に接着される。サーマ
ル式の印字ヘッド１７は、所定の厚みを有する平板形状
のもので、その正面上端側に左右方向を向いて印字ライ
ン（発熱体）１７ａが形成される。この種の印字ヘッド
１７においては、その印字品質を確保するために、連続
紙Ｐを印字ライン１７ａに押し付けることが要求され
る。この要求に応えるために、印字ヘッド支持部材３０
は、ヘッド回動軸３３を介して印字ヘッドフレーム２９
に前後回動自在に設けられ、ヘッド付勢バネ３１の付勢
力によって印字ヘッド１７をプラテンローラ１８に押し
付けるように構成される。印字ヘッド支持部材３０は、
その左右両側に後方に延出する腕部３０ｂを備える。左
右の腕部３０ｂには、蓋体１４が閉じられたとき、前記
左右の軸受部材２８が上方から嵌入する嵌入溝３０ｃが
形成されると共に、軸受部材２８に接触して印字ヘッド
支持部材３０（印字ヘッド１７）をプラテンローラ１８
から一時的に退避させる突起状の接触部３０ｄが一体形
成される。また、左右の腕部３０ｂにおいては、嵌入溝
３０ｃの下方近傍位置に回動支持孔３０ｅが形成され
る。この回動支持孔３０ｅを貫通する前記ヘッド回動軸
３３は、印字ヘッド１７の印字面よりも後方（蓋体１４
の回動支点寄り）にオフセットしており、その両端部
は、前記ロックレバー２５ａの係合フック２５ｂが係合
するロック軸に兼用される。ヘッド付勢バネ３１は、印
字ヘッドフレーム２９に立設される左右一対のバネ支持
片２９ｄと印字ヘッド支持部材３０との間に圧縮状態で
介設される。ヘッド付勢バネ３１で後方に付勢される印
字ヘッド支持部材３０は、その左右両端部に突設される
ストッパ片３０ｆが印字ヘッドフレーム２９側のストッ
パ片２９ｅに当接することにより、それ以上の後方回動
が規制される。
【００１８】プラテン駆動系３２は、印字ヘッドフレー
ム２９の左内側部に設けられるモータ３４と、該モータ
３４の動力をプラテン歯車２７に伝動する歯車列３５と
を備えて構成される。歯車列３５は、モータ３４のモー
タ軸３４ａに設けられる駆動歯車３６と、該駆動歯車３
６に噛み合う第１伝動歯車３７と、該第１伝動歯車３７
に一体形成される第２伝動歯車３７ａと、該第２伝動歯
車３７ａに噛み合う第３伝動歯車３８と、該第３伝動歯
車３８に一体形成される第４伝動歯車３８ａとを備えて
構成され、印字ヘッドフレーム２９の左外側面に沿って
配置される。蓋体１４が閉じられると、プラテン歯車２
７が第４伝動歯車３８ａに噛み合い、この状態でモータ
３４を所定方向に駆動させることにより、プラテンロー
ラ１８が紙送り動作される。
ム２９の左内側部に設けられるモータ３４と、該モータ
３４の動力をプラテン歯車２７に伝動する歯車列３５と
を備えて構成される。歯車列３５は、モータ３４のモー
タ軸３４ａに設けられる駆動歯車３６と、該駆動歯車３
６に噛み合う第１伝動歯車３７と、該第１伝動歯車３７
に一体形成される第２伝動歯車３７ａと、該第２伝動歯
車３７ａに噛み合う第３伝動歯車３８と、該第３伝動歯
車３８に一体形成される第４伝動歯車３８ａとを備えて
構成され、印字ヘッドフレーム２９の左外側面に沿って
配置される。蓋体１４が閉じられると、プラテン歯車２
７が第４伝動歯車３８ａに噛み合い、この状態でモータ
３４を所定方向に駆動させることにより、プラテンロー
ラ１８が紙送り動作される。
【００１９】次に、蓋体１４の閉じ操作時における印字
ヘッド１７の一時退避動作を図１２に沿って説明する。
図１２の（Ａ）に示されるように、蓋体１４が開かれた
状態では、蓋体１４と共にプラテンローラ１８が印字ヘ
ッド１７から退避し、紙経路１６が開かれる。このとき
印字ヘッド支持部材３０は、ヘッド付勢バネ３１の付勢
によって後方に回動し、それに伴って印字ヘッド１７が
プラテンローラ１８の移動軌跡に進入している。図１２
の（Ｂ）に示されるように、蓋体１４が閉じ操作される
と、プラテン軸２４の左右両側を支持する軸受部材２８
が、閉じ位置の手前で印字ヘッド支持部材３０の接触部
３０ｄに接触する。印字ヘッド支持部材３０は、この接
触によって前方に一時的に退避回動し、それに伴って印
字ヘッド１７の上面エッジがプラテンローラ１８の移動
軌跡から退避される。これにより、プラテンローラ１８
を印字ヘッド１７の上面エッジに接触させることなく、
蓋体１４を閉じることが可能になる。図１２の（Ｃ）に
示されるように、蓋体１４が所定の閉じ位置まで達する
と、一時的に前方に退避回動していた印字ヘッド支持部
材３０は、前記接触部３０ｄと軸受部材２８との接触が
解除されるのに伴い、ヘッド付勢バネ３１の付勢力で後
方に回動する。これにより、印字ヘッド１７の印字ライ
ン１７ａが連続紙Ｐを介してプラテンローラ１８に押し
当てられ、印字可能な状態となる。
ヘッド１７の一時退避動作を図１２に沿って説明する。
図１２の（Ａ）に示されるように、蓋体１４が開かれた
状態では、蓋体１４と共にプラテンローラ１８が印字ヘ
ッド１７から退避し、紙経路１６が開かれる。このとき
印字ヘッド支持部材３０は、ヘッド付勢バネ３１の付勢
によって後方に回動し、それに伴って印字ヘッド１７が
プラテンローラ１８の移動軌跡に進入している。図１２
の（Ｂ）に示されるように、蓋体１４が閉じ操作される
と、プラテン軸２４の左右両側を支持する軸受部材２８
が、閉じ位置の手前で印字ヘッド支持部材３０の接触部
３０ｄに接触する。印字ヘッド支持部材３０は、この接
触によって前方に一時的に退避回動し、それに伴って印
字ヘッド１７の上面エッジがプラテンローラ１８の移動
軌跡から退避される。これにより、プラテンローラ１８
を印字ヘッド１７の上面エッジに接触させることなく、
蓋体１４を閉じることが可能になる。図１２の（Ｃ）に
示されるように、蓋体１４が所定の閉じ位置まで達する
と、一時的に前方に退避回動していた印字ヘッド支持部
材３０は、前記接触部３０ｄと軸受部材２８との接触が
解除されるのに伴い、ヘッド付勢バネ３１の付勢力で後
方に回動する。これにより、印字ヘッド１７の印字ライ
ン１７ａが連続紙Ｐを介してプラテンローラ１８に押し
当てられ、印字可能な状態となる。
【００２０】次に、プラテンローラ１８の位置決め動作
（蓋体ロック動作）を図１３および図１４に沿って説明
する。図１３に示されるように、ロックレバー２５ａ
は、プラテン軸２４を中心に前後回動自在に設けられ、
蓋体１４が開かれた状態では、ロック部材付勢バネ２６
の付勢によって後方に回動している。このときロックレ
バー２５ａの係合フック２５ｂは、蓋体１４に対して略
垂直な方向を向き、蓋体１４の先端から突出することが
回避される。蓋体１４が閉じ操作されると、係合フック
２５ｂの先端部に形成されるテーパ部２５ｇが、閉じ位
置の手前でヘッド回動軸３３の両端部に当り、それに伴
ってロックレバー２５ａが前方に回動される。図１４に
示されるように、蓋体１４が閉じ位置に達すると、ロッ
クレバー２５ａがロック部材付勢バネ２６の付勢によっ
て後方に回動し、係合フック２５ｂがヘッド回動軸３３
の両端部に係合される。この係合によって、プラテンロ
ーラ１８が印字ヘッド１７の印字ライン１７ａに対して
位置決めされると共に、蓋体１４の開閉動作がロックさ
れる。そして、印字ヘッド１７の印字ライン１７ａに対
するプラテンローラ１８の位置決め精度は、印字ヘッド
１７とプラテンローラ１８との間に介在する部材、つま
り、印字ヘッド支持部材３０、ヘッド回動軸３３、ロッ
クレバー２５ａ（ロック部材２５）、軸受部材２８およ
びプラテン軸２４によって決まるので、印字ヘッドフレ
ーム２９やプラテンフレーム２３の精度に影響を受ける
ことなく、プラテンローラ１８を印字ライン１７ａに対
して精度良く位置決めすることが可能になる。また、図
１４に示されるように、側面視において、プラテン軸２
４とヘッド回動軸３３とを結ぶ仮想直線Ｌは、印字ヘッ
ド１７の印字面と略平行である。つまり、プラテン軸２
４の直下にヘッド回動軸３３が配置されるので、印字ヘ
ッド１７に対するプラテンローラ１８の縦方向の位置決
めが容易になり、しかも、プラテンローラ１８に作用す
る駆動反力を、その直下で受止めることにより、駆動反
力によるプラテンローラ１８の変位を抑制し、印字精度
を向上させることが可能になる。尚、ロックレバー２５
ａのロック解除動作は、ロックレバー２５ａのロック解
除片２５ｅに係合するロック解除ボタン（図示せず）の
操作に応じて行われる。
（蓋体ロック動作）を図１３および図１４に沿って説明
する。図１３に示されるように、ロックレバー２５ａ
は、プラテン軸２４を中心に前後回動自在に設けられ、
蓋体１４が開かれた状態では、ロック部材付勢バネ２６
の付勢によって後方に回動している。このときロックレ
バー２５ａの係合フック２５ｂは、蓋体１４に対して略
垂直な方向を向き、蓋体１４の先端から突出することが
回避される。蓋体１４が閉じ操作されると、係合フック
２５ｂの先端部に形成されるテーパ部２５ｇが、閉じ位
置の手前でヘッド回動軸３３の両端部に当り、それに伴
ってロックレバー２５ａが前方に回動される。図１４に
示されるように、蓋体１４が閉じ位置に達すると、ロッ
クレバー２５ａがロック部材付勢バネ２６の付勢によっ
て後方に回動し、係合フック２５ｂがヘッド回動軸３３
の両端部に係合される。この係合によって、プラテンロ
ーラ１８が印字ヘッド１７の印字ライン１７ａに対して
位置決めされると共に、蓋体１４の開閉動作がロックさ
れる。そして、印字ヘッド１７の印字ライン１７ａに対
するプラテンローラ１８の位置決め精度は、印字ヘッド
１７とプラテンローラ１８との間に介在する部材、つま
り、印字ヘッド支持部材３０、ヘッド回動軸３３、ロッ
クレバー２５ａ（ロック部材２５）、軸受部材２８およ
びプラテン軸２４によって決まるので、印字ヘッドフレ
ーム２９やプラテンフレーム２３の精度に影響を受ける
ことなく、プラテンローラ１８を印字ライン１７ａに対
して精度良く位置決めすることが可能になる。また、図
１４に示されるように、側面視において、プラテン軸２
４とヘッド回動軸３３とを結ぶ仮想直線Ｌは、印字ヘッ
ド１７の印字面と略平行である。つまり、プラテン軸２
４の直下にヘッド回動軸３３が配置されるので、印字ヘ
ッド１７に対するプラテンローラ１８の縦方向の位置決
めが容易になり、しかも、プラテンローラ１８に作用す
る駆動反力を、その直下で受止めることにより、駆動反
力によるプラテンローラ１８の変位を抑制し、印字精度
を向上させることが可能になる。尚、ロックレバー２５
ａのロック解除動作は、ロックレバー２５ａのロック解
除片２５ｅに係合するロック解除ボタン（図示せず）の
操作に応じて行われる。
【００２１】以上の如く本実施形態によれば、プリンタ
１０は、連続紙Ｐを収納する筐体１１と、前記筐体１１
の開口部１３を開閉する蓋体１４と、前記筐体１１側に
設けられ、前記連続紙Ｐに印字を行う印字ヘッド１７
と、前記蓋体１４側にプラテン軸２４を介して回転自在
に設けられるプラテンローラ１８であって、前記蓋体１
４が閉じ状態のとき、前記連続紙Ｐを介して前記印字ヘ
ッド１７に当接すると共に、その回転に応じて前記連続
紙Ｐを紙送りするものと、前記印字ヘッド１７が一体的
に設けられる印字ヘッド支持部材３０であって、前記筐
体１１側にヘッド回動軸３３を介して回動自在に設けら
れ、その回動に応じて前記印字ヘッド１７を前記プラテ
ンローラ１８に対して進退させるものと、前記プラテン
軸２４を支点として回動するロックレバー２５ａであっ
て、前記蓋体１４が閉じ状態のとき、前記ヘッド回動軸
３３に係合して前記プラテンローラ１８を位置決めする
ものとを備えて構成される。つまり、プラテンローラ１
８と印字ヘッド１７との間に介在する誤差要素を可及的
に減らすことにより、プラテンローラ１８と印字ヘッド
１７との位置合せ精度を向上させることができ、しか
も、専用のレバー軸やロック軸を不要にして、部品点数
の削減および構造の簡略化を図ることができる。
１０は、連続紙Ｐを収納する筐体１１と、前記筐体１１
の開口部１３を開閉する蓋体１４と、前記筐体１１側に
設けられ、前記連続紙Ｐに印字を行う印字ヘッド１７
と、前記蓋体１４側にプラテン軸２４を介して回転自在
に設けられるプラテンローラ１８であって、前記蓋体１
４が閉じ状態のとき、前記連続紙Ｐを介して前記印字ヘ
ッド１７に当接すると共に、その回転に応じて前記連続
紙Ｐを紙送りするものと、前記印字ヘッド１７が一体的
に設けられる印字ヘッド支持部材３０であって、前記筐
体１１側にヘッド回動軸３３を介して回動自在に設けら
れ、その回動に応じて前記印字ヘッド１７を前記プラテ
ンローラ１８に対して進退させるものと、前記プラテン
軸２４を支点として回動するロックレバー２５ａであっ
て、前記蓋体１４が閉じ状態のとき、前記ヘッド回動軸
３３に係合して前記プラテンローラ１８を位置決めする
ものとを備えて構成される。つまり、プラテンローラ１
８と印字ヘッド１７との間に介在する誤差要素を可及的
に減らすことにより、プラテンローラ１８と印字ヘッド
１７との位置合せ精度を向上させることができ、しか
も、専用のレバー軸やロック軸を不要にして、部品点数
の削減および構造の簡略化を図ることができる。
【００２２】また、前記ヘッド回動軸３３は、前記印字
ヘッド１７の印字面よりも前記蓋体１４の回動支点１４
ａ寄りにオフセットされるため、ロックレバー２５ａ
を、蓋体１４の先端から突出しないように配置でき、そ
の結果、蓋体１４の開閉に際してロックレバー２５ａが
邪魔になる不都合を解消できる許りでなく、筐体１１の
設計も容易にすることができる。
ヘッド１７の印字面よりも前記蓋体１４の回動支点１４
ａ寄りにオフセットされるため、ロックレバー２５ａ
を、蓋体１４の先端から突出しないように配置でき、そ
の結果、蓋体１４の開閉に際してロックレバー２５ａが
邪魔になる不都合を解消できる許りでなく、筐体１１の
設計も容易にすることができる。
【００２３】また、側面視において、前記プラテン軸２
４と前記ヘッド回動軸３３とを結ぶ仮想直線Ｌが、前記
印字ヘッド１７の印字面と略平行であるため、印字ヘッ
ド１７に対するプラテンローラ１８の位置決めが容易に
なる許りでなく、駆動反力によるプラテンローラ１８の
変位を抑制して印字精度を向上させることができる。
４と前記ヘッド回動軸３３とを結ぶ仮想直線Ｌが、前記
印字ヘッド１７の印字面と略平行であるため、印字ヘッ
ド１７に対するプラテンローラ１８の位置決めが容易に
なる許りでなく、駆動反力によるプラテンローラ１８の
変位を抑制して印字精度を向上させることができる。
【００２４】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。
【００２５】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、プラテンロ
ーラと印字ヘッドとの間に介在する誤差要素を可及的に
減らすことにより、プラテンローラと印字ヘッドとの位
置合せ精度を向上させることができ、しかも、専用のレ
バー軸やロック軸を不要にして、部品点数の削減および
構造の簡略化を図ることができる。
ーラと印字ヘッドとの間に介在する誤差要素を可及的に
減らすことにより、プラテンローラと印字ヘッドとの位
置合せ精度を向上させることができ、しかも、専用のレ
バー軸やロック軸を不要にして、部品点数の削減および
構造の簡略化を図ることができる。
【図１】蓋体が閉じた状態を示すプリンタの斜視図であ
る。
る。
【図２】蓋体が開いた状態を示すプリンタの斜視図であ
る。
る。
【図３】プリンタの概略断面図である。
【図４】蓋体が閉じた状態におけるプリンタユニットの
部分側面図である。
部分側面図である。
【図５】蓋体が閉じた状態におけるプリンタユニットの
斜視図である。
斜視図である。
【図６】蓋体が開いた状態におけるプリンタユニットの
斜視図である。
斜視図である。
【図７】図６のプリンタユニットを別角度から見た斜視
図である。
図である。
【図８】プラテンフレームの斜視図である。
【図９】ロック部材の斜視図である。
【図１０】印字ヘッド支持部材の斜視図である。
【図１１】印字ヘッドが設けられた印字ヘッド支持部材
の斜視図である。
の斜視図である。
【図１２】印字ヘッドの一時退避動作を示す説明図であ
る。
る。
【図１３】プラテンローラの位置決め動作（蓋体開状
態）を示す説明図である。
態）を示す説明図である。
【図１４】プラテンローラの位置決め動作（蓋体閉状
態）を示す説明図である。
態）を示す説明図である。
【符号の説明】
Ｐ 連続紙
１０ プリンタ
１１ 筐体
１２ 収納部
１３ 開口部
１４ 蓋体
１５ 排紙口
１６ 紙経路
１７ 印字ヘッド
１７ａ 印字ライン
１８ プラテンローラ
２０ プリンタユニット
２１ 印字ヘッドユニット
２２ プラテンユニット
２３ プラテンフレーム
２４ プラテン軸
２５ ロック部材
２５ａ ロックレバー
２６ ロック部材付勢バネ
２７ プラテン歯車
２８ 軸受部材
２９ 印字ヘッドフレーム
３０ 印字ヘッド支持部材
３０ｄ 接触部
３１ ヘッド付勢バネ
３２ プラテン駆動系
３３ ヘッド回動軸
３４ モータ
３５ 歯車列
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 2C058 AB17 AC06 AC12 AD01 AE04
AE10 AF06 AF31 DA10 DA22
DA28 DC04 DC13
2C061 AS06 BB08 CD07 CD12
2C065 AA01 AC03 CC05 CC07 CC10
CC13 CC16 CC17 CC18 CC19
CC25
Claims (6)
- 【請求項１】 連続紙を収納する筐体と、 前記筐体の開口部を開閉する蓋体と、 前記筐体側に設けられ、前記連続紙に印字を行う印字ヘ
ッドと、 前記蓋体側にプラテン軸を介して回転自在に設けられる
プラテンローラであって、前記蓋体が閉じ状態のとき、
前記連続紙を介して前記印字ヘッドに当接すると共に、
その回転に応じて前記連続紙を紙送りするものと、 前記印字ヘッドが一体的に設けられる印字ヘッド支持部
材であって、前記筐体側にヘッド回動軸を介して回動自
在に設けられ、その回動に応じて前記印字ヘッドを前記
プラテンローラに対して進退させるものと、 前記プラテン軸を支点として回動するロックレバーであ
って、前記蓋体が閉じ状態のとき、前記ヘッド回動軸に
係合して前記プラテンローラを位置決めするものと、を
備えることを特徴とするプリンタ。 - 【請求項２】 前記ヘッド回動軸は、前記印字ヘッドの
印字面よりも前記蓋体の回動支点寄りにオフセットされ
ることを特徴とする請求項１に記載のプリンタ。 - 【請求項３】 側面視において、前記プラテン軸と前記
ヘッド回動軸とを結ぶ仮想直線が、前記印字ヘッドの印
字面と略平行であることを特徴とする請求項１又は２に
記載のプリンタ。 - 【請求項４】 連続紙を収納する筐体側に設けられる印
字ヘッドユニットと、前記筐体の開口部を開閉する蓋体
側に設けられるプラテンユニットとで構成されるプリン
タユニットにおいて、 前記印字ヘッドユニット側に設けられ、前記連続紙に印
字を行う印字ヘッドと、 前記プラテンユニット側にプラテン軸を介して回転自在
に設けられるプラテンローラであって、前記蓋体が閉じ
状態のとき、前記連続紙を介して前記印字ヘッドに当接
すると共に、その回転に応じて前記連続紙を紙送りする
ものと、 前記印字ヘッドが一体的に設けられる印字ヘッド支持部
材であって、前記印字ヘッドユニット側にヘッド回動軸
を介して回動自在に設けられ、その回動に応じて前記印
字ヘッドを前記プラテンローラに対して進退させるもの
と、 前記プラテン軸を支点として回動するロックレバーであ
って、前記蓋体が閉じ状態のとき、前記ヘッド回動軸に
係合して前記プラテンローラを位置決めするものと、を
備えることを特徴とするプリンタユニット。 - 【請求項５】 前記ヘッド回動軸は、前記印字ヘッドの
印字面よりも前記蓋体の回動支点寄りにオフセットされ
ることを特徴とする請求項４に記載のプリンタユニッ
ト。 - 【請求項６】 側面視において、前記プラテン軸と前記
ヘッド回動軸とを結ぶ仮想直線が、前記印字ヘッドの印
字面と略平行であることを特徴とする請求項４又は５に
記載のプリンタユニット。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001352183A JP3885564B2 (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | プリンタ及びプリンタユニット |
| CNB02150539XA CN1196597C (zh) | 2001-11-16 | 2002-11-13 | 打印装置和配备该打印装置的打印设备 |
| CN02284658U CN2589200Y (zh) | 2001-11-16 | 2002-11-15 | 打印装置和配备该打印装置的打印设备 |
| KR10-2002-0071136A KR100461744B1 (ko) | 2001-11-16 | 2002-11-15 | 프린터 유닛 및 그것을 포함한 프린팅 장치 |
| US10/294,899 US6758614B2 (en) | 2001-11-16 | 2002-11-15 | Printer unit and printing apparatus incorporating the same |
| HK03106932A HK1056530A1 (en) | 2001-11-16 | 2003-09-25 | Printing device and printing apparatus provided with same. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001352183A JP3885564B2 (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | プリンタ及びプリンタユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003145854A true JP2003145854A (ja) | 2003-05-21 |
| JP3885564B2 JP3885564B2 (ja) | 2007-02-21 |
Family
ID=19164397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001352183A Expired - Fee Related JP3885564B2 (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | プリンタ及びプリンタユニット |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6758614B2 (ja) |
| JP (1) | JP3885564B2 (ja) |
| KR (1) | KR100461744B1 (ja) |
| CN (2) | CN1196597C (ja) |
| HK (1) | HK1056530A1 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008006680A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Toshiba Tec Corp | サーマルプリンタ |
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