JP2003138040A - 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 - Google Patents

芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体

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JP2003138040A
JP2003138040A JP2001341957A JP2001341957A JP2003138040A JP 2003138040 A JP2003138040 A JP 2003138040A JP 2001341957 A JP2001341957 A JP 2001341957A JP 2001341957 A JP2001341957 A JP 2001341957A JP 2003138040 A JP2003138040 A JP 2003138040A
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film
aromatic polyamide
carbon nanotubes
polyamide film
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JP2001341957A
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Akimitsu Tsukuda
佃  明光
Nobuaki Ito
伸明 伊藤
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芳香族ポリアミドフィルムの剛性、寸法安定
性を更に向上させる。 【解決手段】 カーボンナノチューブを0.01〜40
重量%含有し、少なくとも一方向の破断伸度が5%以上
である芳香族ポリアミドフィルムとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性、寸法安定性
の改良された芳香族ポリアミドフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリアミドフィルムは、その優れ
た耐熱性、機械特性を活かして種々な用途に展開されて
いる。特にパラ配向系の芳香族ポリアミドフィルムは剛
性、強度等の機械特性が他のポリマーより優れているた
め、薄物化に非常に有利であり、プリンターリボン、磁
気記録媒体、コンデンサー、太陽電池等の用途が考えら
れている。
【0003】しかしながら、薄膜化の進行、加工/製品
使用時の条件過酷化に伴い、芳香族ポリアミドフィルム
にも更なる高剛性化、寸法安定性の向上が求められてき
ている。そのため、従来より延伸倍率の高倍率化や、金
属層を裏打ちするなどの試みがなされているが、伸度が
低下してフィルムが脆くなったり、生産性が低下してコ
ストが大幅に増加する等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解決し、剛性、寸法安定性に優れ、且つ生産性に
優れた芳香族ポリアミドフィルムを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めの本発明は、カーボンナノチューブを0.01〜40
重量%含有し、少なくとも一方向の破断伸度が5%以上
である芳香族ポリアミドフィルムと特徴とするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の芳香族ポリアミドとして
は、次の一般式(I)および/または一般式(II)で
表わされる繰り返し単位を50モル%以上含むものを用
いることが好ましく、70モル%以上からなるものを用
いるとより好ましい。一般式(I)
【0007】
【化1】 一般式(II)
【0008】
【化2】 ここで、Ar1、Ar2、Ar3は、例えば、
【0009】
【化3】 などを用いることができ、また、X、Yは、−O−、−
CH2−、−CO−、−SO2−、−S−、−C(C
32−、等から選択することができるが、これらに限
定されるものではない。更にこれらの芳香環上の水素原
子の一部が、フッ素や塩素、臭素などのハロゲン基(特
に塩素)、ニトロ基、およびメチル基やエチル基、プロ
ピル基などのアルキル基(特にメチル基)、メトキシ基
やエトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基などの
アルコキシ基などの置換基で置換されているものでもよ
く、また、重合体を構成するアミド結合中の水素が他の
置換基によって置換されているものもよい。
【0010】特性面からは上記の芳香環がパラ配向位で
結合されたものが、全芳香環の50モル%以上、好まし
くは75モル%以上を占める重合体が、フィルムの剛性
が高く耐熱性も良好となるため好ましい。ここで言うパ
ラ配向位とは互い結合位が直線的になるものである。ま
た芳香環上の水素原子の一部がハロゲン基(特に塩素)
で置換された芳香環が全体の30モル%以上であると耐
湿性が向上し、吸湿による寸法変化、剛性低下などの特
性が改善されるために好ましい。
【0011】本発明の芳香族ポリアミドは、一般式
(I)および/または一般式(II)で表される繰り返
し単位を50モル%以上含むものが好ましいが、50モ
ル%未満は他の繰り返し単位が共重合、またはブレンド
されていても差し支えない。
【0012】本発明の芳香族ポリアミドフィルムは、カ
ーボンナノチューブを0.01〜40重量%含有する。
カーボンナノチューブとは、繊維直径(D)として1〜
1,000nm程度、長さ(L)として0.1〜1,0
00μm程度を有し、L/Dとして100〜10,00
0程度の大きなアスペクト比を有する径の細長い炭素か
らなるチューブ状の炭素であり、1991年に偶然に発
見されたものである。
【0013】カーボンナノチューブの製法は、アーク放
電法、レーザー蒸着法、触媒化学気相成長法などで行わ
れており、斎藤弥八、板東俊治著「カーボンナノチュー
ブの基礎」(コロナ社)などで開示されている。カーボ
ンナノチューブには、単層ナノチューブと多層ナノチュ
ーブの2種類があり、単層ナノチューブでは1枚のグラ
フェン(単原子層の炭素六角網面)が円筒状に閉じた単
原子層厚さのチューブであり、本発明の場合、特に限定
されないが、単層ナノチューブの方がカーボン繊維本数
も1,014本/gと多いため、本発明の効果が得られ
やすいことから好ましい。具体的なカーボンナノチュー
ブとしては、Hyperion社Graphite f
ibril(登録商標)、昭和電工品、さらにはASI
SH社PyrografIII(登録商標)などがよく
知られているが、本発明の場合、アスペクト比が500
〜2,000程度の大きな値を有するHyperion
社のものが特に好ましい。
【0014】本発明の芳香族ポリアミドフィルムは、カ
ーボンナノチューブを0.01〜40重量%含有する。
含有量は好ましくは、0.03〜20重量%、より好ま
しくは0.05〜10重量%、更に好ましくは0.1〜
6重量%である。カーボンナノチューブの含有量が0.
01重量%未満であると、剛性、寸法安定性向上の効果
が得られないことがある。また、40重量%を超える
と、フィルムが脆くなったり、表面が大きく粗れたりし
て実用性を失うことがある。
【0015】本発明の芳香族ポリアミドフィルムが、剛
性、寸法安定性に優れる理由は以下のように考えられ
る。カーボンナノチューブは前述の如く、径が極めて小
さく、且つアスペクト比が大きく、更に化学活性が高い
ため、芳香族ポリアミドと親和し、長径方向が面内方向
を向くため、剛性、寸法安定性が高くなるものと考えら
れる。こうした効果は、他のポリマーでもある程度得ら
れるものと思われるが、特に芳香族ポリアミドの場合、
その効果が極めて大きい。これは、芳香族ポリアミドフ
ィルム製造工程においては、ポリマー溶液を口金から支
持体上にキャスト後、脱溶媒する工程で、厚み方向に収
縮すると共に芳香族ポリアミドの分子鎖が面内方向に配
向するが、この分子鎖の動きに連れられてカーボンナノ
チューブも面内方向に配向することによると考えられ
る。一方、通常滑剤として用いられる無機粒子(例え
ば、アルミナやシリカ)を添加しても、剛性、寸法安定
性向上には大きく寄与しないが、この理由は上記考え方
に従えば理解できるものである。
【0016】すなわち、芳香族ポリアミドそしてその製
膜工程の特徴を十全に活用することにより、カーボンナ
ノチューブの特長、効果を導出したものといえる。
【0017】しかしながらこうした効果を得るために
は、芳香族ポリアミドフィルム中にカーボンナノチュー
ブが良好に分散していることが重要である。
【0018】分散状態は不十分であれば、フィルムの特
性を低下させてしまうことがあり、後述する分散方法に
従うことが重要である。カーボンナノチューブが均一に
分散されないと、剛性、寸法安定性向上の効果が低くな
るだけでなく、フィルムが極端に脆くなったり、表面に
粗大突起が多数形成され、実用性を失うことがある。特
に、以下に述べるような方法を用いることにより、破断
伸度を5%以上とすることが可能となる。
【0019】芳香族ポリアミドフィルム中にカーボンナ
ノチューブを均一に分散させる方法としては、特に限定
されないが、以下の方法を好適に用いることができる。
すなわち、芳香族ポリアミドポリマーを溶解する溶剤中
にカーボンナノチューブを添加し、かかる溶液を溶剤の
沸点以下で高速攪拌/分散した溶液を芳香族ポリアミド
ポリマー溶液に添加し、攪拌する方法である。使用する
溶剤としてN−メチル−2−ピロリドン(以下、NM
P)を例にとって具体的に説明する。
【0020】溶剤とカーボンナノチューブの組成比は、
重量ベースで、カーボンナノチューブ/溶剤=0.1/
99.9〜20/80の範囲が分散性を向上させる上で
好ましく、より好ましくは、0.5/99.5〜15/
85の範囲であり、更に好ましくは、2/98〜12/
88の範囲である。尚、カーボンナノチューブを溶剤に
添加する時の添加速度は、溶剤重量に対し、0.01〜
2重量%/分、より好ましくは、0.1〜1重量%/分
であると、分散させやすくなるため好ましい。
【0021】次に、この混合溶液を、パドル翼、アンカ
ー翼、ヘリカル翼などにより攪拌し、カーボンナノチュ
ーブの分散溶液を得る。ここで、混合温度が、50〜1
80℃、より好ましくは、80℃〜120℃であり、且
つ攪拌翼の周速度が、0.25m/秒以上、より好まし
くは、2.5m/秒以上であるとカーボンナノチューブ
がNMPとの化学的親和性を獲得し、ポリマーへの分散
性が良好となるため好ましい。混合温度が50℃未満で
あると、カーボンナノチューブと溶剤がなじみにくくな
ることがあり、180℃を超えると突沸によりカーボン
ナノチューブが凝集することがある。また、攪拌翼の周
速度が、0.25m/秒未満であると、均一分散出来な
いことがある。周速度の上限は特に限定されるものでは
ないが、高すぎると温度制御が困難になるため、10m
/秒程度である。また、攪拌時間は、10分〜360
分、より好ましくは30分〜120分であると分散性良
好となるため好ましい。
【0022】また、超音波分散器、ホモジナイザー等の
分散手法をとっても差し支えなく、攪拌と併用しても差
し支えない。
【0023】本発明の芳香族ポリアミドフィルムの少な
くとも一方向の破断伸度は、5%以上である。破断伸度
が5%未満であると、フィルムが脆く実用性を失うこと
がある。破断伸度は好ましくは、少なくとも一方向につ
いて10%以上であり、より好ましくは15%以上であ
る。破断伸度の上限は特に限定されるものではないが、
本発明の芳香族ポリアミドフィルムの場合、80%程度
である。また、破断伸度は、全ての方向について本願範
囲を充たすことが好ましいのはいうまでもない。
【0024】本発明の芳香族ポリアミドフィルムは、少
なくとも片面の高さ0.27μm以上の粗大突起が40
0個/100cm2以下であると、磁気記録媒体のベー
スフィルム等に使用されたとき、出力特性が良好となる
ため好ましい。より好ましくは、200個/100cm
2以下であり、更に好ましくは50個/100cm2以下
である。
【0025】本発明のフイルムには、カーボンナノチュ
ーブの他に、本発明の目的を阻害しない範囲で、有機高
分子体を含有する粒子、無機物からなる粒子、酸化防止
剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤が含有されていても
よい。
【0026】本発明のフィルムは、厚みが1〜25μm
の範囲内であると、本発明の効果をより奏することがで
きるので好ましい。より好ましくは1〜12μmの範囲
内、更に好ましくは1〜6μmの範囲内である。
【0027】本発明のフィルムは、少なくとも一方向の
引張りヤング率が7GPa以上であることが、近年ます
ます顕著になってきている基材フィルムの薄膜化を達成
するため好ましい。例えば磁気テープの出力は、テープ
とヘッドとのヘッドタッチ性の向上に伴って上がるが、
そのために基材フィルムの高ヤング率化が求められる。
記録方法が固定ヘッド式の場合は長手方向の、ヘリカル
スキャン方式の場合は幅方向の高ヤング率化が特に必要
であり、基材フィルムのいずれの方向も7GPa未満で
あれば、いずれの記録方式を採用しても高出力が得られ
にくくなる。なお、本発明のフィルムの少なくとも一方
向のヤング率は、より好ましくは9GPa以上、更に好
ましくは11GPa以上である。ヤング率が高すぎると
フィルムが脆くなるおそれがあるため、通常上限として
は35GPa程度である。もちろん、長手方向と幅方向
の両方、さらには全ての方向のヤング率が7GPa以上
であることが好ましいのはいうまでもない。
【0028】さらに、本発明のフィルムの吸湿率は、5
%以下、より好ましくは3%以下、更に好ましくは2%
以下であると、湿度変化によるフィルムの伸縮が抑えら
れ、良好な加工適性、製品特性を保てるので好ましい。
また、吸湿率を大幅に低下させようとした場合に他のフ
ィルム特性を損なう可能性があるため、下限としては
0.3%程度がよい。ここでいう吸湿率とは、フィルム
を200℃のオーブン中で1時間乾燥させた後の重量
(W0)と、そのフィルムを25℃、75RH%の環境
下に48時間静置後の重量(W1)との差を吸湿重量
(W1−W0)とし、これをW0で除した値を百分率で
表したものをいう。
【0029】本発明のフィルムは、フレキシブルプリン
ト基板、コンデンサー、プリンタリボン、音響振動板、
太陽電池のベースフィルムなど種々の用途に好ましく用
いられるが、少なくとも片面に磁性層を設けた磁気記録
媒体として用いられると、フィルムの剛性、寸法安定性
が良好なため、加工適性が高く、また、磁気特性の高い
磁気記録媒体となるため、特に好ましい。
【0030】磁気記録媒体の形態は、ディスク状、カー
ド状、テープ状等特に限定されないが、本発明の芳香族
ポリアミドフィルムの優れた表面性、高ヤング率を活か
した薄膜化に対応するため、芳香族ポリアミドフィルム
からなる支持体の厚みが6.5μm以下、幅が2.3〜
13mm、長さが200m/巻以上、最短記録波長が
0.7μm以下、トラックピッチが10μm以下の長
尺、高密度の磁気テープとした時に優れた平面性と高い
磁気特性を発現する効果をより一層奏することができる
ので特に好ましい。
【0031】また本発明の磁気記録媒体は、民生用、プ
ロ用、D−1やD−2、D−3等の放送局用、デジタル
ビデオカセット、DDS−2や3、4、データ8mm、
QIC、AIT、DLT、LTO、“mommoth”
等のデータストレージ用途に好適に用いることができる
が、高記録密度化が重視されるデータストレージ用途に
最適に用いることができる。
【0032】また磁性層の形成法は、酸化鉄、メタル粉
等の磁性粉を熱硬化性、熱可塑性あるいは放射線硬化性
などのバインダーと混練し塗布、乾燥を行う塗布法、N
i、Co、Cr、Fe、γ−Fe23などの金属または
それらの合金を蒸着、スパッタリング、イオンプレーテ
ィング法などにより基材フィルム上に直接磁性金属薄膜
層を形成する乾式法のいずれの方式も採用できるが、本
発明の効果をより一層奏するためには乾式法で形成され
ることが好ましい。乾式法を採用した場合、得られた磁
気記録媒体の更なる耐久性向上、滑り性付与を目的とし
てダイアモンド・ライク・コーティングのような保護
層、更にその上に潤滑層が形成されることがある。
【0033】また、磁化方式については、水平磁化、垂
直磁化のいずれをも問わず、更に光記録テープにも好適
に使用できる。
【0034】また、本発明のフィルムは、単層であって
も、多層であっても差し支えない。芳香族ポリアミドを
用いる場合、例えば2層の場合には、重合した芳香族ポ
リアミド溶液を二分し、少なくとも一方に本発明で使用
するポリマーを積層する。さらに3層以上の場合も同様
である。これら積層の方法としては、たとえば、口金内
での積層、複合管での積層や、一旦1層を形成しておい
てその上に他の層を形成する方法などがある。
【0035】次に本発明のフィルムの製造法について記
すが、これに限定されるものではない。
【0036】まず芳香族ポリアミドであるが、酸クロリ
ドとジアミンから得る場合には、N−メチルピロリドン
(NMP)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメ
チルホルムアミド(DMF)などの非プロトン性有機極
性溶媒中で、溶液重合したり、水系媒体を使用する界面
重合などで合成するとよい。この時、低分子量物の生成
を抑制するため、反応を阻害するような水、その他の物
質の混入は避けるべきであり、効率的な攪拌手段をとる
ことが好ましい。また、原料の当量性は重要であるが、
製膜性を損なう恐れのある時は、適当に調整することが
できる。また、溶解助剤として塩化カルシウム、塩化マ
グネシウム、塩化リチウム、臭化リチウム、硝酸リチウ
ムなどの無機塩を添加しても良い。
【0037】単量体として芳香族ジ酸クロリドと芳香族
ジアミンを用いると塩化水素が副生するが、これを中和
する場合には、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、炭
酸リチウムなどの周期律表I族かII族のカチオンと、
水酸化物イオン、炭酸イオンなどのアニオンとからなる
塩に代表される無機の中和剤、またエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、アンモニア、トリエチルア
ミン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンなど
の有機の中和剤を使用するとよい。また、基材フィルム
の湿度特性を改善する目的で、塩化ベンゾイル、無水フ
タル酸、酢酸クロリド、アニリン等を重合の完了した系
に添加し、ポリマーの末端を封鎖しても良い。また、イ
ソシアネートとカルボン酸との反応は、非プロトン性有
機極性溶媒中、触媒の存在下で行うことが好ましい。
【0038】カーボンナノチューブの添加時期について
は、前述したカーボンナノチューブ/溶剤の分散溶液を
重合前の溶液に添加しても、また、ポリマー調製途中、
最終ポリマーの何れの時期に添加しても差し支えない。
【0039】これらのポリマー溶液はそのまま製膜原液
として使用してもよく、あるいはポリマーを一度単離し
てから上記の有機溶媒や、硫酸等の無機溶剤に再溶解し
てブレンド用原液を調製してもよい。
【0040】上記のように調製された製膜原液は、濾過
精度が10μm以下のフィルターによって濾過された
後、いわゆる溶液製膜法によりフィルム化が行なわれ
る。溶液製膜法には乾湿式法、乾式法、湿式法があり何
れの方法でも差し支えないが、本発明の芳香族ポリアミ
ドフィルムを得るためには、芳香族ポリアミド、カーボ
ンナノチューブの面内への配向を制御し易い点で、乾湿
式、または乾式法が好ましい。以下に、乾湿式法を例に
とって説明する。
【0041】乾湿式法で製膜する場合は該原液を口金か
らドラム、エンドレスベルト等の支持体上に押し出して
薄膜とし、次いでかかる薄膜層から溶媒を飛散させ薄膜
が自己保持性をもつまで乾燥する。乾燥温度は、100
〜200℃が好ましく、より好ましくは120〜180
℃である。乾燥温度が200℃を超えると、フィルム表
面が荒れたり、機械特性が低下することがある。
【0042】こうして自己支持性を得たフィルムは、次
いで湿式工程に導入される。湿式浴は一般に水系媒体か
らなるものであり、水の他に有機、無機の溶剤や無機塩
等を含有していてもよい。該浴温度は通常0〜100℃
で使用され、湿式浴を通すことでフィルム中に含有され
た塩類、溶媒の抽出が行なわれる。ここで湿式浴に導入
されるときのフィルムは未だ充分な表面硬度を持ってい
ないため、湿式浴媒体にコンタミ等があるとフィルム表
面の付着し表面性が悪化する。このため湿式浴に使用さ
れる媒体は、濾過精度6,000nm以下、好ましくは
5,000nm以下、更に好ましくは3,000nm以
下のフィルターを通して供給されることが好ましい。こ
れら湿式浴全体を通過する時間はフィルムの厚みにもよ
るが10秒〜30分である。さらに必要に応じフィルム
の長手方向に延伸が行なわれる。
【0043】湿式工程を経たフィルムは水分を乾燥後、
テンターにて乾燥・熱処理、幅方向への延伸が行われ
る。熱処理温度は200〜350℃、好ましくは250
〜300℃で行うことが、フィルムの平面性を向上させ
る上で好ましく、また、横方向の延伸倍率は1.15〜
2.0倍、好ましくは1.2〜1.8倍の範囲内である
ことがフィルムの剛性を高める上で好ましい。
【0044】次に、本発明に関連する種々の特性値につ
いて、その測定法および評価基準を説明する。 (1)引張ヤング率、破断伸度 ロボットテンシロンRTA(オリエンテック社製)を用
いて20℃、相対湿度60%において測定した。試験片
は10mm幅で50mm長さ、引っ張り速度は300m
m/分である。ただし、試験を開始してから加重が0.
98Nを通過した点を伸びの原点とした。
【0045】また、((フィルムが破断したときの長
さ:mm−初期試料長:50mm)/50mm)x10
0(%)を伸度とした。
【0046】尚、測定n数は5本であり、その測定結果
から最大値と最小値を除いたものの算術平均値をヤング
率、伸度とした。 (2)カーボンナノチューブの含有量 フィルムを秤量後(P0)、フィルムを溶解する溶媒
(NMP、硫酸等)に溶解させ、目開き1μm以下の濾
紙(フィルター)で濾過し、残渣を上記溶媒、水、メタ
ノールで洗浄後、乾燥して残渣量を秤量し(P1)、
(P1/P0)×100(%)を含有量とした。
【0047】また、上記方法が適用困難な場合は、60
0℃での熱減量から含有量を求めても差し支えない。 (3)高さ0.27μm以上の粗大突起 フィルム表面10cm2以上を実体顕微鏡により、偏光
下で異物を観察し、マーキングする。マーキングした異
物の高さを波長546nmで多重干渉計を用いて観測
し、干渉縞が1重環以上のものの個数を100cm2
たりの個数に換算する。 (4)熱収縮率 JIS−C2318に従って、測定した。
【0048】試料サイズ:幅10mm、標線間隔150
mm 測定条件:温度250℃、処理時間10分、無荷重状態 100℃熱収縮率を次式より求めた。
【0049】熱収縮率(%)=[(L0−L)/L0]
×100 L0:加熱処理前の標線間隔 L:加熱処理後の標線間隔 (5)寸法安定性(クリープコンプライアンス) 下記の測定装置および測定条件に基づき、30分後のフ
ィルム伸び量を測定した。
【0050】測定装置 :真空理工(株)製TMA T
M−3000(加熱制御部TA−1500) 試料サイズ:幅4mm、試長15mm 温度 :50℃ 荷重 :28MPa フィルムの伸縮量(ΔL:%表示)は、カノープス電子
(株)製ADコンバーターADX−98Eを介して、日
本電気(株)製パーソナルコンピューターPC−980
1により求め、次式からクリープコンプライアンスを算
出した。
【0051】クリープコンプライアンス(GPa-1)=
(ΔL/100)/0.028
【0052】
【実施例】次に実施例に基づき本発明を説明するが、こ
れらに限定されるものではない。 (実施例1)NMPに芳香族ジアミン成分として85モ
ル%に相当する2−クロルパラフェニレンジアミンと、
15モル%に相当する4、4’−ジアミノジフェニルエ
ーテルとを溶解させ、これに99モル%に相当する2−
クロルテレフタル酸クロリドを添加し、2時間撹拌して
重合を完了した。これを水酸化リチウムで中和して、ポ
リマ濃度10重量%、粘度300Pa・sの芳香族ポリ
アミド溶液を得た。
【0053】一方、パドル翼を有する釜中にNMP中を
仕込み、次いでカーボンナノチューブ(Hyperio
n社のGraphite Fibril、繊維直径=1
0nm、アスペクト比=1,000、比表面積=1014
mm2/g)を添加速度1.0%/分で、カーボンナノ
チューブ/NMP=15/85となるように添加し、温
度100℃、攪拌周速3m/秒で、120分攪拌分散を
行った。
【0054】このカーボンナノチューブ/NMP溶液
を、上記芳香族ポリアミド溶液に、カーボンナノチュー
ブ濃度がポリマーに対して、6重量%となるように添加
し、60℃で2時間攪拌し、製膜原液とした。
【0055】次いで、この製膜原液を濾過精度5μmの
フィルターを通した後、厚さ1mmのステンレス板上に
アプリケーターを用いて流延し、120℃の熱風オーブ
ン中で6分間乾燥後、ステンレス板から剥離し、四辺を
枠に固定した。続いて濾過精度15μmのフィルターを
通した40℃の流水中に10分間浸漬後、280℃の熱
風オーブン中で1分間熱処理を行い、厚さ5μmの芳香
族ポリアミドフィルムを得た。
【0056】得られたフィルムの物性を表1に示す。カ
ーボンナノチューブを含有しないフィルム(比較例1)
と較べて、ヤング率、寸法安定性、熱収縮率が大きく改
善され、且つ、破断伸度、粗大突起は同等レベルとな
り、本発明の効果が実証された。 (実施例2〜6)カーボンナノチューブの含有量を変え
る他は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフィル
ムを得た。得られたフィルムの物性を表1に示す。何れ
も、比較例1と較べ、剛性、寸法安定性が向上した。 (比較例1)カーボンナノチューブを添加しない他は、
実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得
た。得られたフィルムの物性を表1に示す。 (比較例2)カーボンナノチューブの含有量を0.00
1重量%とした他は、実施例1と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。得られたフィルムの物性を表1
に示す。カーボンナノチューブの添加量が低いため、比
較例1と同様の特性しか得られなかった。 (比較例3)カーボンナノチューブの含有量を45重量
%とした他は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。得られたフィルムの物性を表1に示
す。比較例1と較べて破断伸度、粗大突起が悪化してい
るだけでなく、寸法安定性、剛性、熱収の改善も見られ
なかった。 (比較例4)カーボンナノチューブの分散処理を行わな
かった以外は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。得られたフィルムの物性を表1に示
す。フィルム中には、カーボンナノチューブの粗大凝集
物が数多く見られ、フィルム特性も却って悪化したもの
であった。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明の芳香族ポリアミドフィルムは、
カーボンナノチューブを含有することにより、芳香族ポ
リアミドフィルムの剛性、寸法安定性を更に高めるもの
とすることができる。本発明のフィルムは、磁気記録媒
体分野、電気電子分野、包装分野等のいずれの用途にも
好適に用いることができるが、特に、磁気記録媒体用ベ
ースフィルムとして好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 77:00 B29K 77:00 105:12 105:12 B29L 7:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F071 AA54 AB03 AF21Y AH14 BC01 BC14 4F210 AA29 AB25 AC05 AF16 AG01 AH38 QA08 QC05 QD01 QG01 QG17 QS01 QW05 4J002 CL001 DA016 FA036 FA056 GS01 5D006 CB03 CB06 CB07 FA02 FA03 FA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボンナノチューブを0.01〜40
    重量%含有し、少なくとも一方向の破断伸度が5%以上
    である芳香族ポリアミドフィルム。
  2. 【請求項2】 少なくとも片面の高さ0.27μm以上
    の突起個数が400個/100cm2以下である、請求
    項1に記載の芳香族ポリアミドフィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の芳香族ポリア
    ミドフィルムの少なくとも片面に磁性層を設けてなる磁
    気記録媒体。
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