JP2003101013A - 半導体装置およびその製造方法および集積回路および半導体システム - Google Patents

半導体装置およびその製造方法および集積回路および半導体システム

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JP2003101013A JP2001293751A JP2001293751A JP2003101013A JP 2003101013 A JP2003101013 A JP 2003101013A JP 2001293751 A JP2001293751 A JP 2001293751A JP 2001293751 A JP2001293751 A JP 2001293751A JP 2003101013 A JP2003101013 A JP 2003101013A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 占有面積の低減とゲート幅の確保を簡単な構
成で実現でき、フォトリソグラフィーの能力で決定され
る最小加工寸法に制限されることなくさらなる微細化が
可能な半導体装置およびその製造方法および集積回路お
よび半導体システムを提供する。 【解決手段】 互いに接することなく形成された第1導
電型のソース領域301,ドレイン領域401と、ソー
ス領域301とドレイン領域401と間に、ソース領域
301,ドレイン領域401に接するように形成された
第2導電型のチャネル領域501と、ゲート電極201
A,202Aがチャネル領域501にゲート絶縁膜60
1,602を介して対向するゲート電極領域201,20
2とを有する単結晶半導体基板を備える。上記ソース領
域301,ドレイン領域401,チャネル領域501およ
びゲート電極領域201,202が、素子分離領域21
01で囲まれた素子領域2111内にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、埋め込み型MO
Sトランジスタ等の半導体装置およびその製造方法およ
び集積回路および半導体システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置として、トランジスタ
微細化の試みの1つであるSGT(Surroununding Gat
e Transistor)が知られている。このSGTは、図25
に示すように、縦型トランジスタ構造をしており、ゲー
ト電極領域を縦方向に設置することによって、占有面積
の縮小が期待できる。上記SGTは、基板表面10に対
してシリコン柱50を垂直に配置し、これを囲むように
ゲート絶縁膜60およびゲート電極20を配置してい
る。すなわち、チャネル電流の流れる方向は基板表面に
垂直方向であり、ソース領域30,ドレイン領域30を
シリコン柱50の上下に配置している。したがって、ゲ
ート長Lがシリコン柱50の長さで決定され、ゲート幅
Wがシリコン柱50の断面周囲長で決定される。このよ
うな縦型トランジスタ構造を用いることによって、横型
MOSトランジスタに比べて平面上の占有面積が減少す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記縦
型トランジスタ構造の半導体装置(SGT)では、微細化
を進めていくとゲート幅Wが減少してしまい、その結
果、十分なチャネル電流が確保できなくなる。すなわ
ち、微細化がかえってトランジスタの高速化の阻害要因
となるという重大な欠点がある。
【0004】また、その他の半導体装置として、多層配
線のように基板上の1層目のトランジスタの上にさらに
トランジスタを形成する層をもうけて、多層構造にする
ことによって、実質的に基板表面に対する占有面積を減
少させるものも提案されている。しかしながら、そのよ
うな多層構造では、チャネル領域等を単結晶にするため
にエピタキシャル成長法を用いる必要があり、工程が増
大して複雑になるため、生産性が劣るという欠点があ
る。
【0005】そこで、この発明の目的は、占有面積の低
減とゲート幅の確保を簡単な構成で実現でき、フォトリ
ソグラフィーの能力で決定される最小加工寸法に制限さ
れることなくさらなる微細化が可能な半導体装置および
その製造方法およびその半導体装置を用いた集積回路お
よびその集積回路を用いた半導体システムを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の半導体装置は、第1導電型のソース領
域と、第1導電型のドレイン領域と、上記第1導電型の
ソース領域,ドレイン領域間に形成された第2導電型の
チャネル領域と、ゲート絶縁膜とゲート電極からなるゲ
ート電極領域とが単結晶半導体基板の表面に平行な面内
にある半導体装置であって、上記ゲート電極領域の上記
ゲート電極が上記第2導電型のチャネル領域に上記ゲー
ト絶縁膜を介して対向しており、上記第1導電型のソー
ス領域,ドレイン領域と上記第2導電型のチャネル領域
および上記ゲート電極領域は、素子分離領域で囲まれた
素子領域内にあることを特徴としている。
【0007】上記構成の半導体装置によれば、上記第1
導電型のソース領域,ドレイン領域と第2導電型のチャ
ネル領域とゲート電極領域および素子分離領域が、上記
単結晶半導体基板の表面に平行な面内に並存している。
すなわち、上記ソース領域,ドレイン領域,チャネル領
域,ゲート電極領域および素子分離領域は、上記平行な
面に交差する方向に延在している。したがって、横型M
OSトランジスタに比べて平面上の占有面積が減少する
上、単結晶半導体基板の表面に対して垂直な方向(基板
の厚み方向)にチャネル幅を増大させていっても基板表
面の占有面積は一定であり、また、微細化を進めていっ
てもゲート幅は自由に設定することができる。このよう
な半導体装置では、SGTに代表される従来の縦型トラ
ンジスタのように微細化を進めていくとゲート幅が必然
的に減少してしまって十分なチャネル電流が確保できな
くなり、微細化がかえってトランジスタの高速化の阻害
要因となるという欠点がなく、高速性も確保することが
できる。また、横型MOSトランジスタに比べて平面上
の占有面積が減少するので、集積化が容易であると共
に、上記第1導電型のソース領域,ドレイン領域と第2
導電型のチャネル領域およびゲート電極領域が素子分離
領域で囲まれた素子領域内にあるので、寄生容量を低減
でき、より高速化が可能である。
【0008】また、一実施形態の半導体装置は、上記ゲ
ート電極領域の大部分が、上記単結晶半導体基板の表面
よりも下方にあることを特徴としている。
【0009】上記実施形態の半導体装置によれば、上記
ゲート電極領域の大部分が単結晶半導体基板の表面より
も下方にあるので、基板表面よりも上部にゲート電極を
設けるよりも、基板上方の膜厚および落差を減らすこと
ができ、製膜ばらつきによる歩留まり低下を抑制でき
る。
【0010】また、第2の発明の半導体装置は、互いに
接することなく形成された第1導電型のソース領域およ
び第1導電型のドレイン領域と、上記第1導電型のソー
ス領域,ドレイン領域と間に、上記第1導電型のソース
領域,ドレイン領域に接するように形成された第2導電
型のチャネル領域と、ゲート絶縁膜とゲート電極からな
り、上記ゲート電極が上記第2導電型のチャネル領域に
上記ゲート絶縁膜を介して対向するゲート電極領域とを
有する単結晶半導体基板を備えた半導体装置であって、
上記ゲート電極領域は、上記第2導電型のチャネル領域
を挟んで互いに対向する2つのゲート電極領域であり、
上記第1導電型のソース領域,ドレイン領域と上記第2
導電型のチャネル領域および上記ゲート電極領域は、上
記素子分離領域で囲まれた素子領域内にあり、上記第1
導電型のソース領域,ドレイン領域と上記第2導電型の
チャネル領域と上記ゲート電極領域および上記素子分離
領域は、上記単結晶半導体基板の表面に平行な面内にあ
ることを特徴としている。
【0011】上記構成の半導体装置によれば、上記第1
導電型のソース領域,ドレイン領域と第2導電型のチャ
ネル領域とゲート電極領域および素子分離領域が、上記
単結晶半導体基板の表面に平行な面内に並存している。
すなわち、上記ソース領域,ドレイン領域,チャネル領
域,ゲート電極領域および素子分離領域は、上記平行な
面に交差する方向に延在している。したがって、横型M
OSトランジスタに比べて平面上の占有面積が減少する
上、チャネル幅を増大させていっても基板表面の占有面
積は一定であり、また、微細化を進めていってもゲート
幅は自由に設定することができる。このような半導体装
置では、SGTに代表される従来の縦型トランジスタの
ように微細化を進めていくとゲート幅が必然的に減少し
てしまって十分なチャネル電流が確保できなくなり、微
細化がかえってトランジスタの高速化の阻害要因となる
という欠点がなく、高速性も確保することができる。ま
た、ゲート電極を2つ有するので、ゲート電極が1つの
場合よりもほぼ2倍の能力を有する一方、占有面積は2
倍未満に抑えることができる。
【0012】また、上記第2導電型のチャネル領域を挟
んで互いに対向する2つのゲート電極領域でダブルゲー
ト電極構造を有するので、チャネルをオンにするときに
一方のゲート電極に電圧を印加すると同時に他方のゲー
ト電極にも同じ極性の電圧を印加することによりチャネ
ル領域の空乏化を助け、チャネル領域に対するドレイン
電圧の影響を低減して、一層、短チャネル効果を抑制で
きる。また、他方のゲート電極に電圧を印加させること
により、チャネル領域の電位を上昇させることができる
ので、実質的にトランジスタのオン時にのみ閾値電圧V
thを低下させることが可能になる。これにより、ゲート
電圧Vgから上記閾値電圧Vthを減算したドレイン飽和
電圧Vd(≒Vg−Vth)を上昇させると共に、実効移動
度を上昇させるので、チャネル電流が増加して高速動作
を図ることができる。
【0013】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記素子分離領
域が、上記第1導電型のソース領域,ドレイン領域およ
び上記ゲート電極領域のいずれの領域よりも、上記単結
晶半導体基板の表面から深くまで形成されていることを
特徴としている。
【0014】上記実施形態の半導体装置によれば、上記
素子分離領域がソース領域,ドレイン領域およびゲート
電極領域のいずれの領域よりも深くまで形成されている
ため、素子間の短絡の発生を効果的に抑制できる。
【0015】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記ゲート電極
領域が上記素子分離領域と接していることを特徴として
いる。
【0016】上記実施形態の半導体装置によれば、ゲー
ト電極領域の一部が素子分離領域と接することにより、
ゲート電極領域の接合容量を低減することが可能とな
り、低消費電力化と高速動作が可能となる。また、上記
ゲート電極領域が、第2導電型のチャネル領域を挟んで
互いに対向する2つのゲート電極領域である場合は、2
つのゲート電極領域によって、素子領域がソース領域側
とドレイン領域側に分断することによって、特にソース
領域とドレイン領域を画定する手間が省ける。
【0017】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記単結晶半導
体基板がSOI(Semiconductor on Insulator: シリコ
ン・オン・インシュレータ)基板であることを特徴とし
ている。
【0018】一般に、SOI基板の表面から絶縁層まで
の深さが基板面内で一定である。したがって、上記実施
形態の半導体装置によれば、製造時にソース領域,ドレ
イン領域およびゲート電極領域を形成する場合、SOI
基板にそれぞれの領域に対応する開口部を開口するとき
に、半導体と絶縁体の選択性のあるエッチングにより各
々の開口部の基板表面からの深さをSOI基板の表面か
ら絶縁層までの深さとすることによって、容易にソース
領域,ドレイン領域およびゲート電極領域の基板表面か
らの深さを精度よく揃えることができる。したがって、
ゲート幅を精度よく揃えることができ、従来のトランジ
スタにおけるフォト条件やエッチング条件によるゲート
幅の製造ばらつきに比べて格段に製造ばらつきの少ない
半導体装置を実現することができる。また、チャネル領
域は、ソース領域,ドレイン領域を介する部分を除きS
OI基板と電気的に分離することができるので、ゲート
電圧によるチャネル領域の制御をより完全にすることが
可能となる。これによりさらにドレイン電圧のチャネル
領域への影響が少なくなって短チャネル効果が抑制され
ると共に、ゲート電圧の印加に伴うチャネル領域の電位
の上昇も効果的になされるので、閾値電圧も効果的に減
少する。この結果、さらに高速動作が可能となる。
【0019】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記ゲート絶縁
膜を介して上記チャネル領域に対向する上記ゲート電極
領域の面が上記単結晶半導体基板の[111]面に平行
であるかまたは略平行であることを特徴としている。こ
こで「略平行」とは製造誤差、ばらつきの範囲内で平行
であることをいう。
【0020】上記実施形態の半導体装置によれば、ゲー
ト電極領域のゲート絶縁膜とチャネル領域の界面は[1
11]面となるので、ゲート電極領域を開口するための
工程において基板表面に対して垂直に開口を行い易く、
界面状態も平坦化されやすいので、ゲート幅の誤差やば
らつきを抑制することができ、また界面のラフネスによ
る移動度の低下を防ぐことができる。また、チャネル領
域を挟んで互いに対向する2つのゲート電極領域を有す
るダブルゲート電極構造とした場合は、2つのゲート電
極の間隔Dを基板表面側から基板内部側にかけて一定に
することが容易となる。したがって、性能の悪化やばら
つきを抑制することが可能となる。
【0021】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記ゲート絶縁
膜を介して上記チャネル領域に対向する上記ゲート電極
領域の面が上記単結晶半導体基板の[100]面に垂直
であるかまたは略垂直であることを特徴としている。こ
こで「略垂直」とは製造誤差、ばらつきの範囲内で垂直
であることをいう。
【0022】上記実施形態の半導体装置によれば、チャ
ネル電流の流れる方向が[100]方向となるので、電
子の移動度が大きく、界面準位密度も低くなる。したが
って、高移動度が可能となる。なお、ここで[100]面
とは、[100]と等価な[010],[001],[1
11]および[1-11]等などを含む結晶面を意味す
るものとする。
【0023】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
2の発明の半導体装置において、上記単結晶半導体基板
が、上記第2導電型のチャネル領域にゲート絶縁膜を介
して対向する第3のゲート電極を有し、上記第3のゲー
ト電極と上記第2導電型のチャネル領域は、上記単結晶
半導体基板の表面に垂直な平面内にあることを特徴とし
ている。
【0024】上記実施形態の半導体装置によれば、同一
のチャネル領域に作用するゲート電極が増えるため、チ
ャネルをオンにするときに上記ゲート電極領域のゲート
電極(第3のゲート電極以外)に電圧を印加すると同時に
第3のゲート電極にも同じ極性の電圧を印加することに
より実効的なゲート幅を大きくすることができる。した
がって駆動能力を増大することが可能となり、高速動作
が可能となる。また、第3のゲート電極とチャネル領域
は単結晶半導体基板の平面に垂直な平面内にあるので、
第3のゲート電極を有することによる占有面積の増大は
ほとんどなく、効果的な駆動能力の向上が可能となる。
【0025】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記チャネル領
域に対向する上記ゲート電極領域が複数あるとき、その
複数のゲート電極領域のゲート電極が互いに電気的に接
続されていることを特徴としている。
【0026】上記構成の半導体装置によれば、一方のゲ
ート電極に電圧を印加すれば他方のゲート電極にも同電
圧が印加されるため、ゲート電極毎にコンタクトを作成
する必要がなく、工程の簡略とコンタクト工程でのマー
ジンに余裕が生まれるので、生産性に優れる。また、性
能面においても印加電圧のばらつきを抑制できるので、
信頼性が向上する。
【0027】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記ゲート電極
領域が、上記第2導電型のチャネル領域を挟んで互いに
対向する2つのゲート電極領域であるとき、対向する上
記2つのゲート電極領域のゲート電極の間隔が0.3μ
m以下であることを特徴としている。
【0028】上記実施形態の半導体装置によれば、上記
第2導電型のチャネル領域の全面空乏化が容易に可能と
なる。したがって、短チャネル特性を向上できると共
に、低ゲート電圧での高い移動度が可能となる。
【0029】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記第2導電型
のチャネル領域に接する上記ゲート絶縁膜の部分の厚さ
をToxとし、上記第1導電型のソース領域および上記第
1導電型のドレイン領域と接する上記ゲート絶縁膜の部
分の厚さをTsdとするとき、Tox < Tsdの条件を満
たすことを特徴としている。
【0030】上記実施形態の半導体装置によれば、接合
容量を低減することが可能となり、より高速動作が可能
となる。
【0031】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記素子分離領
域の大部分が堆積物で形成されていることを特徴として
いる。
【0032】上記実施形態の半導体装置によれば、上記
素子分離領域の大部分が堆積物として例えば熱酸化で形
成されているので、素子分離領域における応力を緩和さ
せることができ、応力による素子特性の劣化を防ぐこと
が可能となる。
【0033】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記素子分離領
域の少なくとも上記素子領域側がシリコン窒化膜からな
ることを特徴としている。
【0034】上記実施形態の半導体装置によれば、シリ
コン窒化膜は緻密な構造であり、製造工程で用いられる
フッ化水素溶液にも耐性があり、例えば酸化などの後工
程によって素子分離領域が酸化されるなどの影響をうけ
て応力が発生して素子特性が劣化したり、製造ばらつき
が発生したりするのを防ぐことができ、信頼性を向上で
きる。
【0035】また、一実施形態の半導体装置は、上記第
1,第2の発明の半導体装置において、上記単結晶半導
体基板として球状の半導体単結晶粒を用いたことを特徴
としている。
【0036】上記実施形態の半導体装置によれば、同じ
材料の量でも平面基板よりも球状の半導体単結晶粒であ
る球状基板のほうが表面積を多くでき、材料を効率的に
利用できる。また、球状の半導体単結晶粒である球状基
板の3次元性を利用して積み上げたり並べたりすること
で立体構造を作ることが可能になるので、より実効的な
占有面積を削減でき、小型が可能となる。
【0037】また、この発明の集積回路は、上記半導体
装置を用いたことを特徴としている。
【0038】上記集積回路によれば、占有面積の小さい
半導体装置を用いて作製されるので高集積化が可能とな
る。また、占有面積を拡大せずに縦方向にゲート幅を大
きくすることが可能であるので高速化も容易である。
【0039】また、この発明の半導体システムは、上記
集積回路を用いたことを特徴としている。
【0040】上記半導体システムによれば、集積度が高
く、高速化も容易な集積回路を用いて構築されているの
で小型で高速動作が可能な半導体システムを実現でき
る。
【0041】また、この発明の半導体装置の製造方法
は、上記第1,第2の発明の半導体装置を製造する半導
体装置の製造方法であって、単結晶半導体基板の素子分
離領域となる領域にフォトリソグラフィーと異方性エッ
チングによって第1の開口部を形成する第1の開口工程
と、上記第1の開口部の内側に絶縁体を形成する絶縁体
形成工程と、上記単結晶半導体基板のソース領域,ドレ
イン領域となる領域にフォトリソグラフィーと異方性エ
ッチングによって第2の開口部を形成する第2の開口工
程と、上記第2の開口部を半導体または導体を堆積する
ことによって埋め込む第1の埋め込み工程と、上記第1
の埋め込み工程の後、上記単結晶半導体基板に堆積した
上記半導体または導体をエッチバックして、上記第2の
開口部に上記ソース領域,ドレイン領域を形成する第1
のエッチバック工程と、上記単結晶半導体基板のゲート
電極領域となる領域にフォトリソグラフィーと異方性エ
ッチングによって第3の開口部を形成する第3の開口工
程と、上記第3の開口部の内壁にゲート絶縁膜を形成す
るゲート絶縁膜形成工程と、上記ゲート絶縁膜形成工程
の後、上記第3の開口部を半導体または導体を堆積する
ことによって埋め込む第2の埋め込み工程と、上記第2
の埋め込み工程の後、上記単結晶半導体基板上に堆積し
た上記半導体または導体をエッチバックして、上記第3
の開口部にゲート電極を形成する第2のエッチバック工
程とを有することを特徴としている。
【0042】上記半導体装置の製造方法によれば、上記
第1の開口工程において単結晶半導体基板に素子分離領
域となる領域にフォトリソグラフィーと異方性エッチン
グによって第1の開口部を開口する。次に、上記絶縁体
形成工程においてその第1の開口部の内側に絶縁体を形
成することによって絶縁化し、基板上部に形成された上
記絶縁体をエッチバックすることにより、基板表面に垂
直な方向に延びた素子分離領域を形成する。また、上記
第2の開口工程において、上記単結晶半導体基板のソー
ス領域,ドレイン領域となる領域にフォトリソグラフィ
ーと異方性エッチングによって第2の開口部を開口す
る。次に、上記第1の埋め込み工程において、上記第2
の開口部を半導体または導体を堆積することによって埋
め込み、その後、第1のエッチバック工程により単結晶
半導体基板上に堆積した上記半導体または導体をエッチ
バックすることにより、単結晶半導体基板上の表面に垂
直な方向に延びたソース領域,ドレイン領域を形成す
る。次に、上記第3の開口工程において、上記単結晶半
導体基板のゲート電極となる領域にフォトリソグラフィ
ーと異方性エッチングによって第3の開口部を開口す
る。そして、上記ゲート絶縁膜形成工程において、第3
の開口部の内壁にゲート絶縁膜を形成することによっ
て、ゲート絶縁膜の形成と同時に後に形成されるゲート
電極をその他の領域と電気的に分離する。次に、上記第
2の埋め込み工程において、第3の開口部を半導体また
は導体を堆積することによって埋め込み、その後、第2
のエッチバック工程において、単結晶半導体基板上に堆
積した上記半導体または導体をエッチバックすることに
より、ゲート電極を形成することができる。これによ
り、ソース領域,ドレイン領域,チャネル領域およびゲー
ト電極領域が素子分離領域で囲まれた素子領域内にあ
り、かつ、ソース領域,ドレイン領域,チャネル領域,ゲ
ート電極領域および素子分離領域が、基板表面に平行な
面内にある半導体装置を作製することができる。
【0043】また、一実施形態の半導体装置の製造方法
は、上記第3の開口工程の後、上記第3の開口部の内壁
を酸化することにより酸化膜を形成した後にその酸化膜
を除去する酸化膜除去工程を有することを特徴としてい
る。
【0044】上記実施形態の半導体装置の製造方法によ
れば、上記第3の開口部の内壁を酸化して酸化膜を形成
した後、その酸化膜を除去することによって、エッチン
グによるダメージを除去できると共に、2つのゲート電
極がチャネル領域を挟んで互いに対向する形態である場
合には、2つのゲート電極の間隔を小さくすることがで
きる。
【0045】また、一実施形態の半導体装置の製造方法
は、上記絶縁体形成工程では、酸化シリコンまたは窒化
シリコンを堆積することを特徴としている。
【0046】上記実施形態の半導体装置の製造方法によ
れば、素子分離領域を従来の半導体CVD(Chemical Va
por Deposition;化学的気相成長)装置で作成すること
ができ、安価で信頼性に優れる。また、堆積物で開口部
を埋め込むので、内壁を熱酸化等の方法で絶縁化するよ
りも応力が少なく、素子特性を劣化させる恐れが無く、
ばらつきが少ない。したがって、歩留まりと信頼性が向
上する。
【0047】また、一実施形態の半導体装置の製造方法
は、上記絶縁体形成工程では、少なくとも窒化シリコン
を堆積することを特徴としている。
【0048】上記実施形態の半導体装置の製造方法によ
れば、例えばゲート電極を形成する領域にフォトリソグ
ラフィーと異方性エッチングによって開口した開口部の
内壁を酸化した後、酸化膜を除去する工程において、窒
化シリコンは酸化膜を除去するフッ化水素水溶液等に対
して耐性を有するので、誤って素子分離領域を一部また
は全部を除去してしまう可能性を低減できる。したがっ
て、製造が容易になり、歩留まりを向上することが可能
となる。
【0049】また、一実施形態の半導体装置の製造方法
は、上記第3の開口工程において、上記単結晶半導体基
板のチャネル領域となる領域を挟んで互いに対向する2
つのゲート電極領域となる領域に上記第3の開口部を形
成すると共に、上記第2のエッチバック工程において、
上記単結晶半導体基板上に堆積した上記半導体または導
体をエッチバックにより除去しつつ、上記チャネル領域
を挟んで互い対向する上記2つのゲート電極領域のゲー
ト電極を上記チャネル領域上でつなぐように上記半導体
または導体を残すことによって、上部ゲート電極を形成
することを特徴としている。
【0050】上記実施形態の半導体装置の製造方法によ
れば、上記第3の開口工程において、上記単結晶半導体
基板のチャネル領域となる領域を挟んで互いに対向する
2つのゲート電極領域となる領域に第3の開口部を形成
し、その第3の開口部を半導体または導体を堆積するこ
とによって埋め込んだ後、第2のエッチバック工程にお
いて、単結晶半導体基板上に堆積した半導体または導体
をエッチバックにより除去しつつ、上記チャネル領域を
挟んで互い対向する2つのゲート電極領域のゲート電極
をチャネル領域上でをつなぐように上記半導体または導
体を残すことによって、簡単な方法で上部ゲート電極を
形成することができる。これにより上部ゲート電極はゲ
ート絶縁膜を介してチャネル領域と接しており、上記上
部ゲート電極とチャネル領域は単結晶半導体基板の平面
に垂直な平面内に作製することが可能となる。
【0051】また、一実施形態の半導体装置の製造方法
は、上記第1の埋め込み工程または上記第2の埋め込み
工程において、少なくとも1つの開口部をポリシリコン
によって埋め込むことを特徴としている。
【0052】上記実施形態の半導体装置の製造方法によ
れば、上記第1の埋め込み工程または上記第2の埋め込
み工程において、開口部を半導体または導体を堆積する
ことによって埋め込むときに、少なくとも開口部の1つ
がポリシリコンによって埋め込まれるので、必ずしもエ
ピタキシャル成長を行う必要がなく、従来のLSI(大
規模集積回路)の製造工程で用いられるシリコンCVD
装置等を用いることができ、従来の製造装置を用いて製
造することが可能である。したがって、新たな設備導入
を減らすことができる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、この発明の半導体装置およ
びその製造方法および集積回路および半導体システムを
図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0054】(第1実施形態)図1はこの発明の第1実
施形態の半導体装置としてのトランジスタの模式的な立
体斜視図を示しており、単結晶半導体基板の表面に平行
な平面100と、その平面100に平行な平面101と
の間の領域でのトランジスタの立体的な構造を示してい
る。また、図2は上記トランジスタの主要部分の平面図
を示し、図3は図2のIII−III線から見た断面を示し、
図4は図2のIV−IV線から見た断面を示している。図1
〜図4を参照しながらこの第1実施形態のトランジスタ
の構造を説明する。
【0055】図1に示すように、第1導電型のソース領
域301,第1導電型のドレイン領域401およびゲー
ト電極領域201,202は、平面100と平面101
との間で縦方向(Z方向)に延在している。このソース領
域301とドレイン領域401は、所定の間隔を隔て
て、X方向に対向している。また、上記ゲート電極領域
201,202は、所定の間隔を隔てて、Y方向に対向
している。上記ゲート電極領域201はゲート絶縁膜6
01とゲート電極201Aからなり、ゲート電極領域2
02はゲート絶縁膜602とゲート電極202Aからな
る。
【0056】このゲート電極領域201,202とソー
ス領域301,ドレイン領域401とで囲まれた領域
が、第2導電型のチャネル領域501になっている。こ
のチャネル領域501は、ゲート電極領域201のゲー
ト絶縁膜601を介してゲート電極201Aに対向する
と共に、チャネル領域501は、ゲート電極領域202
のゲート絶縁膜602を介してゲート電極202Aに対
向している。
【0057】また、上記ソース領域301,ドレイン領
域401は、チャネル領域501側の端部が、ゲート電
極領域201,202によって、Y方向の両側から挟み
込まれた状態になっている。この端部は基部に比べて、
Y方向の厚さが小さく、上記チャネル領域501と略同
じ厚さになっている。
【0058】また、図2に示すように、ソース領域30
1,ドレイン領域401と、チャネル領域501と、ゲ
ート電極領域201,202とが、平面100(単結晶半
導体基板の表面に平行な面)に平行な面101内に並存
している。そして、図1,図2に示すように、このゲー
ト電極領域201,202が有するゲート電極201A,
202Aは、X−Y平面による切断面おいて断面長方形
形状の四角柱であり、その4つの側面をゲート絶縁膜6
01,602で夫々被覆している。
【0059】この第1実施形態では、ゲート電極201
A,202Aとソース領域301,ドレイン領域401
は、いずれもドープされたポリシリコンからなり、チャ
ネル領域501は単結晶シリコンからなる。
【0060】また、図3では、平面101よりもZ方向
上方の構造も示している。なお、図1,図2では、この
平面101よりもZ方向上方の構造は示されていない。
【0061】図3に示すように、上記ソース領域30
1,ドレイン領域401は、平面101よりもZ方向上
方に延在しており、このソース領域301,ドレイン領
域401のZ方向の寸法が、ゲート幅Wとなる。上記ソ
ース領域301,ドレイン領域401の上に、層間絶縁
膜1001を形成している。上記ソース領域301,ド
レイン領域401を、層間絶縁膜1001のコンタクト
ホール1002を経由して、ソースコンタクト801,
ドレインコンタクト901に接続している。
【0062】また、図4では、平面101よりもZ方向
上方の構造および平面100よりもZ方向下方の構造も
示している。なお、図1では、この平面101よりもZ
方向上方の構造および平面100よりもZ方向下方の構
造は示されていない。
【0063】図4に示すように、上記ゲート電極201
A,202Aは、チャネル領域501に対する対向面が
ゲート絶縁膜601,602で被覆されており、この対
向面のY方向反対側の面もゲート絶縁膜601,602
で被覆されている。さらに、上記ゲート電極201A,
202Aは、平面100に面する端面もゲート絶縁膜6
01,602で被覆されている。また、このゲート電極
領域201,202は、平面101よりも縦方向(Z方
向)上方に延在しており、このゲート電極領域201,2
02上に、上記層間絶縁膜1001を形成している。こ
の層間絶縁膜1001に、コンタクトホール1003を
形成しており、ゲート電極201A,202Aを、コン
タクトホール1003を経由して、層間絶縁膜1001
上に形成されたゲートコンタクト701,702に接続
している。
【0064】この第1実施形態のトランジスタは、ゲー
ト幅Wが基板表面に対して垂直方向であるので、ゲート
幅Wを大きくしても基板表面の占有面積はかわらず、集
積度、高速応答性に優れている。
【0065】また、上記ゲート電極領域201,202
の大部分が単結晶半導体基板の表面よりも下方にあるの
で、基板表面よりも上部にゲート電極を設けるよりも、
基板上方の膜厚および落差を減らすことができ、製膜ば
らつきによる歩留まり低下を抑制することができる。
【0066】さらに、上記ゲート電極201A,202
Aのように容易にダブルゲート電極構造とすることがで
き、チャネル領域501に対するゲート電圧の制御性を
高めて、チャネル領域501に対するドレイン電圧の影
響を相対的に低減し、素子の微細化を妨げる種々の短チ
ャネル効果を抑制することができ、駆動能力を向上でき
る。
【0067】また、上記素子分離領域2101は、ソー
ス領域301,ドレイン領域401およびゲート電極領
域201,202のいずれよりも深くまで形成されてい
るため、素子間の短絡の発生を効果的に抑制することが
できる。例えば、ソース領域301,ドレイン領域40
1およびゲート電極領域201,202は、1μmの深
さに対して素子分離領域は1.4μmの深さに形成して
いる。
【0068】また、上記ゲート電極領域201,202
の一部が素子分離領域2101と接することにより、ゲ
ート電極領域201,202の接合容量を低減すること
が可能となり、低消費電力化と高速動作が可能となる。
【0069】また、上記ゲート電極領域201,202
によって、素子領域2111がソース領域301側とド
レイン領域401側に分断されているので、特にソース
領域301とドレイン領域401を画定する手間が省け
る。
【0070】さらに、上記ソース領域301,ドレイン
領域401に対するゲート電極201A,202Aのア
ライメントは、チャネル領域501がソース領域30
1,ドレイン領域401に接する範囲でアライメントず
れが許されるため、製造が容易で歩留まりもよく生産性
に優れている。
【0071】また、ソースコンタクト801,ドレイン
コンタクト901およびゲートコンタクト701,70
2に関しても、直接ソース領域301,ドレイン領域4
01およびゲート電極201A,202Aにコンタクト
を落とすことができる。したがって、従来技術と異な
り、ゲート電極領域から配線を介して別の領域にコンタ
クトを設ける必要がなく、さらに製造が容易で歩留まり
もよく生産性を向上できる。
【0072】また、上記ゲート電極領域が他の領域と接
するゲート界面はほぼ平面であり、ゲート界面に対して
結晶方位が揃っている。したがって、この第1実施形態
によれば、ゲート電極が活性層を跨ぐような形状のトラ
ンジスタに見られる曲率の小さい部位で発生する局所的
な電界集中や結晶方位依存性による局所的な空乏化や反
転による特性劣化を抑制することができるので、高性能
なトランジスタを実現することができる。
【0073】なお、この第1実施形態のトランジスタ
は、ゲート絶縁膜601,602を介してチャネル領域
501に対向するゲート電極201A,202Aの面が
[111]面に平行であるほうが望ましく、その場合、
加工するときに容易に加工でき、さらに、エピタキシャ
ル成長が行いやすくなる。
【0074】また、この第1実施形態のトランジスタ
は、ゲート絶縁膜601,602を介してチャネル領域
501に対向するゲート電極領域201,202の面が
単結晶半導体基板の[100]面に垂直になるようにし
て、そのチャネル電流の方向を基板結晶方位の[10
0]面に平行にするほうが電子の移動度が大きくなるの
で望ましい。この第1実施形態のトランジスタは、エピ
タキシャル成長法を用いずとも製造可能であるから、安
価で高性能なトランジスタが得られる。
【0075】(第2実施形態)図5はこの発明の第2実
施形態の半導体装置としてのトランジスタの模式的な立
体斜視図であり、図6この半導体装置としてのトランジ
スタの主要部分の平面図であり、図7は図6のVII−VII
線から見た断面図であり、図8は図6のVIII−VIII線か
ら見た断面図である。なお、この第2実施形態のトラン
ジスタは、上部ゲート電極およびゲートコンタクトを除
いて第1実施形態のトランジスタと同一の構成をしてお
り、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略す
る。また、この第2実施形態のトランジスタでは、素子
分離領域は第1実施形態のトランジスタと同じであるの
で、図5〜図8では省いている。
【0076】この第2実施形態のトランジスタでは、第
1実施形態のトランジスタの構成にさらにゲート電極2
01A,202Aをつなぐようにチャネル領域501の
上方にも上部ゲート電極203を有する。上記上部ゲー
ト電極203を層間絶縁膜1001上に形成されたゲー
トコンタクト703に接続している。上記上部ゲート電
極203によって、ゲート電極201A,202Aおよ
び上部ゲート電極203は互いに電気的に接続された状
態となるので、ゲート電極用のコンタクトは1つでよく
なり、コンタクトを形成する工程での信頼性の向上が可
能となる。また、上記上部ゲート電極203によって、
実効的なゲート幅を大きくでき、さらに駆動能力を向上
することが可能となる。
【0077】また、この第2実施形態では、ゲート電極
201A,202Aおよび上部ゲート電極203は互い
に電気的に接続された状態にしたが、必要に応じて電気
的に切り離しておいて、別個に駆動可能にしておくこと
も可能である。
【0078】(第3実施形態)この発明の第3実施形態
のトランジスタは、第1,第2実施形態のトランジスタ
においてゲート電極201A,202Aの間を十分に狭
め、動作状態においてチャネル領域501を完全に空乏
化することを可能としたものである。
【0079】「CMOS集積回路(榎本忠儀著、培風館、
1998年発行)」によれば、空乏層では、空乏層幅をX
d(cm)とし、表面電位をφs(V)とし、シリコンの比誘
電率をεsi、真空の誘電率をε0(F/cm)、単位電荷を
q(C)、アクセプタイオンの単位体積当りの密度NA(個
/cm2)とすれば、空乏層幅Xdは次式(1)で表される。
【0080】 Xd=(2φsεsiε0/qNA)1/2 ……… (1) この空乏層幅Xdは、ゲート電圧を印加した直後に、最
大のXdmaxになり、そのときの表面電位φsは、ゲート
電圧をVG(V)とし、単位面積当りのゲート絶縁膜容量
をC0(F/cm2)とすれば、次式(2)で表される。
【0081】 φs=VG+VC−(2VGC+VC 2)1/2 ……… (2) ただし、ここで、VC=εsiε0qNA/C0 2 である。し
たがって、ゲート電極201Aとゲート電極202Aと
の間隔Dは、互いの影響を考えない概算によれば、次式
(3)を満たすようにする。
【0082】 D/2≦Xdmax ……… (3) したがって、通常、用いられる範囲の条件では、ゲート
電極201Aとゲート電極202Aとの間隔Dは、0.
3μm以下が好ましく、この実施の形態では0.1μm
としている。
【0083】このトランジスタの構造により、ドレイン
電圧破壊電圧を高め、動作電圧の高速化が可能となる。
また、SOI基板等を用いた従来の完全空乏化のMOS
トランジスタのような下地酸化膜へのホットエレクトロ
ン注入等の欠点も解決することができる。また、上記ゲ
ート電極201Aとゲート電極202Aとの間隔Dは極
端に小さくするとチャネル抵抗が増大するので、反転層
よりも厚くするのが望ましく、1nm以上を確保するこ
とが望ましい。
【0084】(第4実施形態)図9この発明の第4実施
形態の半導体装置としてのトランジスタの主要部分の平
面図である。図9中で素子分離領域は省いている。
【0085】この第4実施形態のトランジスタは、ゲー
ト絶縁膜の厚さが局所的に厚い。例えばゲート絶縁膜6
41,642の領域のうちソース領域341,ドレイン領
域441と接する領域のゲート絶縁膜を厚くしている。
すなわち、上記第2導電型のチャネル領域541に接す
るゲート絶縁膜641,642の部分の厚さをToxと
し、第1導電型のソース領域341および第1導電型の
ドレイン領域441と接するゲート絶縁膜641,64
2の部分の厚さをTsdとするとき、Tox < Tsdの条
件を満たすようにする。そうすることによって、接合容
量を低減することができ、動作速度の向上および低消費
電力化がより一層可能となる。
【0086】この第4実施形態のトランジスタの構造
は、言うまでもなく通常のバルク基板以外のSOI基板
などにも適用できる。また、単結晶半導体基板の表面と
は球状のシリコン粒の表面のような曲面も含まれる。
【0087】また、上記単結晶半導体基板としてSOI
基板を用いた場合には、ゲート電極241A,242A
の基板表面に垂直な方向(Z方向)におけるゲート幅W
は、SOI基板の絶縁膜までの長さとする。すなわち、
ゲート幅Wは、ゲート電極241A,242Aとも正確
に揃えることができる。また、チャネル領域を電気的に
単結晶半導体基板と分離できるので、より完全空乏化の
効果を増大することができる。例えば、SOI基板の表
面から1μmの深さにシリコン酸化層のあるSOI基板
を用いて、ゲート幅Wが略1μmの複数のトランジスタ
をほとんどばらつきなく作成することができる。
【0088】(第5実施形態)図10はこの発明の第5
実施形態の半導体装置としてのトランジスタの主要部分
の断面図を示している。この図10は、第1実施形態に
おける図3に相当し、単結晶半導体基板の表面に平行な
平面100に平行な平面101に対して垂直なZ−X平
面における断面図である。この第5実施形態のトランジ
スタでは、図10中では、第1実施形態の図3の素子分
離領域は省いている。なお、図中の矢線は説明のための
もので電流の様子を示している。この第5実施形態のト
ランジスタでは、素材となる単結晶半導体基板として球
状のシリコン粒を用いた点が、前述の第1実施形態と異
なる。したがって、この第5実施形態では、前述の第1
実施形態と異なる点を説明する。
【0089】上記球状のシリコン粒の表面のような曲面
上では、従来の表面チャネル型のMOSトランジスタを
用いると、図24に示すように、チャネル領域が直線か
らずれるので平面基板を用いたときより特性が劣るとい
った問題があった。図24に示すように、チャネル領域
9が直線からずれる。図24において、1は層間絶縁
膜、2,3,4はコンタクトホール、5はゲート電極、7
はゲート絶縁膜、6はソース、8はドレインである。
【0090】これに対して、この第5実施形態による埋
め込み型MOSトランジスタの構造によれば、図10に
示すように、ソース領域351,ドレイン領域451
が、縦方向(Z方向)すなわち前述の平面101に垂直な
方向に延在している。なお、図10において、1051
は層間絶縁膜、851はソースコンタクト、951ドレ
インコンタクトである。
【0091】したがって、チャネル領域551も縦方向
に延在している。したがって、このチャネル領域551
は、そのほとんどの部分が、上記球状のシリコン粒の表
面555よりも内部の部分となる。このため、球状のシ
リコン粒を用いていても、従来のようなチャネル領域の
湾曲(電流経路の湾曲)がほとんどなくなり、特性の劣化
はほとんど起らない。
【0092】また、単結晶半導体基板として球状のシリ
コン粒を採用した場合には、平板状の単結晶半導体基板
を採用した場合に比べて、体積当りの表面積の割合が大
きくなり、また、3次元的に積み重ねることも可能にな
るので、集積度をさらに向上できる。
【0093】(第6実施形態)次に、この発明の第6実
施形態の半導体装置としてのトランジスタの製造方法に
ついて、図11〜図19を参照しながら説明する。
【0094】図11〜図13は素子分離領域を形成した
後、ゲート電極201A,202Aを形成する領域を開
口した時点の概略図で、図11は上記トランジスタの平
面を示し、図12は図11のXII−XII線から見た断面を
示し、図13は図11のXIII−XIII線から見た断面を示
している。図14〜図19は図13と同じ断面での製造
工程を説明するための図である。
【0095】まず、単結晶半導体基板としてのシリコン
基板上に素子分離領域2161(図11に示す)となる領
域にフォトリソグラフィーと異方性エッチングによって
第1の開口部を開口する(第1の開口工程)。
【0096】次に、上記第1の開口部を例えば酸化シリ
コンを堆積することによって埋め込む(絶縁体形成工
程)。この第1の開口部の深さは任意に行うことができ
るが、作成しようとするトランジスタのゲート幅Wより
深く掘り込むのが望ましい。例えば、必要に応じて10
nm〜1mm程度の範囲で作成する。この第6実施形態
では約1.6μm掘り込んでいる。
【0097】なお、上記第1の開口部を埋める酸化シリ
コンの代わりに、熱酸化膜を形成してもよいが、発生応
力の少ない堆積法を用いるほうが好ましい。また、絶縁
体であれば、酸化シリコンに限らず酸窒化物、酸化物と
窒化物の積層膜、金属酸化物等の電気絶縁性の物質であ
ればよく、堆積法のほか、スパッタなど様々の方法を用
いて、様々な材質を用いることができる。また、素子分
離領域の幅はトンネル電流が流れない以上の厚さをもつ
ことが望ましく約5nm以上の幅を有することが好まし
い。また、逆に必要以上に素子分離領域の幅が大きくて
も集積度が低下するので、できるだけ小さくするのが望
ましい。この第6実施形態では0.2μmとした。これ
は、用いた製造装置の加工限界の値である。
【0098】そして、上記第1の開口部を埋め込んだ
後、シリコン基板上に堆積した余分な酸化シリコンを除
去する。
【0099】次に、図12に示すように、ソース領域,
ドレイン領域となる領域にフォトリソグラフィーと異方
性エッチングによって第2の開口部2361,2461
を開口する(第2の開口工程)。
【0100】その後、第2の開口部2361,2461
に例えばポリシリコンを堆積することによって埋め込む
(第1の埋め込み工程)。
【0101】上記第2の開口部2361,2461の深
さは、作成しようとするトランジスタのゲート幅Wによ
る。ただし、酸化工程等の後工程による表面の変動を考
慮する必要があり、例えば、必要に応じて10nm〜1
mm程度の範囲で作成する。この第6実施形態では約
1.2μm掘り込んでいる。また、上記第2の開口部2
361,2461は、用いた製造装置の加工限界の0.2
μm角の大きさとしている。また、上記第2の開口部2
361,2461を埋めるポリシリコンは、アンドープ
として後工程でイオン注入等によってN型またはP型に
ドープしてもよいが、ドープしたポリシリコンを用いる
ほうが、工程がより簡単になり、開口部を深くしても均
一な濃度になるので望ましい。なお、ドープするときの
導電型は、通常、チャネル領域の導電型と反対の導電型
である。
【0102】上記ポリシリコンを堆積して第2の開口部
2361,2461を埋め込んだ後、シリコン基板上に
堆積したポリシリコンをエッチバックにより除去する
(第1のエッチバック工程)。そうして、第2の開口部2
361,2461内にソース領域,ドレイン領域を形成す
る。
【0103】そして、図13に示すように、ゲート電極
となる領域にフォトリソグラフィーと異方性エッチング
によって第3の開口部2261,2262を開口する(第
3の開口工程)。上記第3の開口部2261,2262の
深さは、任意に行うことができるが、作成しようとする
トランジスタのゲート幅Wより深く掘り込むのが望まし
い。例えば、必要に応じて10nm〜1mm程度の範囲
で作成する。この第6実施形態では約1.0μm掘り込
んでいる。また、開口部は用いた装置の加工限界の0.
2μm角の大きさとしている。
【0104】対向するゲート電極の間隔をフォトリソグ
ラフィーによる限界以上に狭める場合は、図14に示す
ように、第3の開口部2261,2262の内壁を酸化
して酸化膜1161を形成した後、図15に示すよう
に、酸化膜1161を例えばHFなどで除去することに
より拡大した第3の開口部2261a,2262aを得る
(酸化膜除去工程)。このようにして、最小加工寸法F以
下のゲート電極間の間隔Dを得る。
【0105】この第6実施形態では、0.2μmの初期
の開口部および0.2μmのゲート電極間の初期の間隔
Dに対して第3の開口部を拡大して0.3μmおよびゲ
ート電極間の間隔Dを0.1μmとした。また、酸化膜
厚の制御は、フォトリソグラフィーのアライメント精度
に比べてはるかに精度がよいので、従来の方法に比べて
ゲート電極間の間隔は精度よく再現できる。また、一旦
酸化したのち酸化膜を除去することによって、エッチン
グによるダメージの除去を行うことができる。
【0106】次に、図16に示すように、再度、拡大し
た第3の開口部2261a,2262aの内壁を酸化して
ゲート絶縁膜661,662を形成する(ゲート絶縁膜形
成工程)。上記ゲート絶縁膜661,662は、酸化によ
る酸化膜以外にも、例えば開口部を窒化することにより
形成された窒化膜を用いてもよく、酸窒化膜、酸化膜と
窒化膜の積層膜、金属酸化膜等の電気絶縁性の物質であ
ればよく、その他堆積、スパッタなど様々の方法を用い
て、様々な材質を用いることができる。この第6実施形
態では、N2O酸化とHCl酸化を併用して4nmのゲー
ト絶縁膜を作成している。
【0107】次に、図17に示すように、内壁にゲート
絶縁膜661,662が形成された第3の開口部226
1a,2262aに例えばポリシリコン1261を堆積す
ることによって埋め込む(第2の埋め込み工程)。上記第
3の開口部2261a,2262aを埋めるポリシリコン
は、アンドープとして後工程でイオン注入等によってN
型またはP型にドープしてもよいが、ドープしたポリシ
リコンを用いるほうが、工程がより簡単になり開口部を
深くしても均一な濃度になり望ましい。なお、ドープす
るときの導電型は通常、チャネル領域の導電型と反対の
導電型である。
【0108】次に、デポした後、図18に示すように、
シリコン基板上に堆積したポリシリコンをエッチバック
により除去する(第2のエッチバック工程)。そうして、
上記第3の開口部2261a,2262a内にゲート電極
261,262を形成する。
【0109】次に、図19に示すように、シリコン基板
上に層間絶縁膜1061を形成した後、通常の方法によ
ってそれぞれゲート電極261,262とソース電極と
ドレイン電極の取り出し口となる開口部を形成し、金属
等の導電体を埋め込んで、図2に示すように、それぞれ
ゲートコンタクト701,702、ソースコンタクト8
01およびドレインコンタクト901を形成して工程を
完了する。
【0110】このようにして、ゲート長Lが約0.2μ
m、ゲート幅が約1.0μm、ゲート電極261,262
の間隔Dが約0.1μmの完全空乏化ダブルゲート電極
型トランジスタを得る。
【0111】この第6実施形態のトランジスタの製造方
法によれば、エピタキシャル成長法を用いることなく、
極めて簡単な工程でシリコン基板表面に平行な平面内
に、ゲート電極261,262とチャネル領域とソース
領域およびドレイン領域が存在する構造を形成すること
が可能となる。
【0112】また、上記酸化膜除去工程において、第3
の開口部2261,2262の内壁を酸化した後、酸化
膜を除去することによって、エッチングによるダメージ
を除去できると共に、2つのゲート電極201A,20
2Aの間隔Dを最小加工寸法Fよりも小さくすることが
できる。
【0113】また、上記絶縁体形成工程において、酸化
シリコンまたは窒化シリコンを堆積することによって、
素子分離領域を従来の半導体CVD装置で作成できると
共に、堆積物で第1の開口部を埋め込むので、内壁を熱
酸化等の方法で絶縁化するよりも応力が少なく、素子特
性を劣化させる恐れが無く、ばらつきが少ない。したが
って、低コストで製造でき、歩留まりと信頼性を向上で
きる。
【0114】上記第1の埋め込み工程または上記第2の
埋め込み工程において開口部にポリシリコンによって埋
め込まれるので、必ずしもエピタキシャル成長法を用い
る必要がなく、従来のLSI製造工程で用いられるシリ
コンCVD装置等を用いて製造することが可能である。
したがって、新たな設備導入を減らすことができる。
【0115】(第7実施形態)次に、この発明の第7実
施形態の半導体装置の製造方法として、ゲート電極領域
の形成方法に注目したトランジスタの製造方法について
説明する。
【0116】図20は上記トランジスタの平面図であ
り、図21は図20のXXI−XXI線から見た断面図であ
り、図22は図20のXXII−XXII線から見た断面図であ
る。なお、素子分離領域は図示していない。また、ゲー
ト絶縁膜671,672,673、絶縁膜674は、同時
に形成される絶縁膜である。
【0117】まず、第6実施形態のトランジスタの製造
方法と同様の方法で、図17に示すように、ゲート電極
領域となる第3の開口部に例えばポリシリコンを堆積し
て埋め込む工程まで行う。
【0118】次に、フォトリソグラフィーと異方性エッ
チングによって、図20〜図22に示すように、基板上
部に堆積したポリシリコンをエッチバックにより除去し
つつ、チャネル領域571を挟んで互いに対向するゲー
ト電極領域271,272をチャネル領域571上でつ
なぐようにポリシリコンを残し、上部ゲート電極273
を形成する。
【0119】次に、層間絶縁膜を形成した後、通常の方
法によってそれぞれゲート電極,ソース電極およびドレ
イン電極の取り出し口となる開口部を形成し、金属等の
導電体を埋め込んで、図5〜図8に示すように、それぞ
れゲートコンタクト703とソースコンタクト801お
よびドレインコンタクト901を形成して、工程を完了
する。
【0120】この第7実施形態のトランジスタの製造方
法によれば、エピタキシャル成長法を用いることなく、
極めて簡単な工程で基板表面に平行な平面内に、ゲート
電極271A,272Aとチャネル領域571とソース
領域371およびドレイン領域471が存在する構造を
形成することが可能となる。
【0121】また、上部ゲート電極273によって、ゲ
ート電極271A,272Aどうしは電気的に接続され
るので、ゲート電極用の取り出し口となる開口部は1つ
で済む。
【0122】(第8実施形態)次に、この発明の第8実
施形態の半導体装置の製造方法として、素子分離領域の
形成方法に注目したトランジスタの製造方法について説
明する。
【0123】図23は上記トランジスタの平面図であ
り、第6実施形態のトランジスタの製造方法における図
11に対応している。
【0124】図23において、281,282はゲート
電極領域、281A,282Aはゲート電極、381は
ソース領域、481はドレイン領域、581はチャネル
領域、681,682はゲート絶縁膜、2281は窒化
シリコン膜、2181は素子分離領域である。
【0125】まず、シリコン基板の素子分離領域218
1となる領域にフォトリソグラフィーと異方性エッチン
グによって第1の開口部を開口する(第1の開口工程)。
【0126】その後、上記第1の開口部に例えば酸化シ
リコンを堆積する前に、第1の開口部の内壁に窒化シリ
コン膜2281を形成する。または、第1の開口部全体
を窒化シリコンで埋め込んでもよい。すなわち、窒化シ
リコンで素子分離領域全体を形成してもよい。
【0127】この後、第6実施形態または第7実施形態
のトランジスタの製造方法と同様の工程でトランジスタ
を完成する。
【0128】この第8実施形態のトランジスタの製造方
法では、窒化シリコンはフッ化水素水溶液に対して耐性
を有するので、チャネル領域と反対側へ開口部が拡大し
て、必要以上にゲート電極領域281,282が拡大す
るのを防ぐことができる。また、素子分離領域がフッ化
水素水溶液に侵されることを防ぐことができる。したが
って、この第8実施形態のトランジスタの製造方法は、
ゲート電極261,262を形成する領域にフォトリソ
グラフィーと異方性エッチングによって第3の開口を開
口する工程や、対向するゲート電極間の間隔をフォトリ
ソグラフィーによる限界以上に狭める場合に、第3の開
口部の内壁を酸化して酸化膜を形成した後、酸化膜を例
えばフッ化水素水溶液などで除去することにより拡大し
た開口部を得る工程において特に有効である。
【0129】また、上記第3の開口部を開口する第3の
開口工程においても、酸化シリコンまたは窒化シリコン
に対するレートの低いシリコンエッチングを用いれば、
一般にアライメント精度のほうが最小加工寸法より小さ
いので、フォトリソグラフィーによる限界以下の大きさ
の開口部を開口することができる。ただし、後でフッ化
水素水溶液を用いて拡大した開口部を得る酸化膜除去工
程を行う場合には、窒化シリコンが残るようにする。
【0130】したがって、この第8実施形態のトランジ
スタの製造方法では、ゲート電極容量、接合容量を低減
することが可能であり、低消費、高速動作が可能とな
る。
【0131】なお、以上に述べた第1〜第8実施形態の
トランジスタの製造方法は、単結晶半導体基板として通
常のSi基板はもちろんSOI基板や球状半導体、また
は、Si以外のGeやGaAsなどの半導体基板を用いるこ
ともできる。また、一般に、フォトリソグラフィーを用
いることによる微細加工寸法の限界以下の構造を形成す
る方法として利用することができる。
【0132】また、ソース領域,ドレイン領域,ゲート電
極領域にエピタキシャル成長法を用いることもできる
が、ポリシリコンデポジションやタングステンCVDな
どの堆積法を用いるほうが、はるかに製造が容易で生産
性を向上できる。
【0133】この発明の半導体装置としてのトランジス
タを集積回路に適用することによって、占有面積の小さ
いトランジスタを用いて作製されるので、高集積化が可
能となる。また、占有面積を拡大せずに縦方向(基板の
厚み方向)にゲート幅を大きくすることが可能であるの
で、容易に高速化が可能な集積回路を実現することがで
きる。
【0134】また、この発明の半導体装置としてのトラ
ンジスタを用いた集積回路を半導体システムに適用する
ことによって、集積度が高く、高速化も容易な集積回路
を用いて構築されるので、小型で高速動作が可能な半導
体システムを実現することができる。
【0135】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の半
導体装置およびその製造方法によれば、埋め込み型トラ
ンジスタにおいて、ダブルゲート電極構造とその対をな
すゲート電極の対向関係を精度よく作ることが容易にで
き、さらにはフォトリソグラフィーの能力で決定される
最小加工寸法によらずゲート電極の微細化を可能にし、
全面空乏化が可能な程度にまでゲート電極の間隔を狭め
ることができる。また、埋め込み型トランジスタの特性
向上を可能にさせる効果がある。また、それに適した素
子分離構造によって、寄生容量を低減することができ
る。
【0136】また、この発明の集積回路は、占有面積の
小さい上記半導体装置を用いることによって、高集積化
と高速化も図ることができる。
【0137】また、この発明の半導体システムは、集積
度が高く高速化も容易な上記集積回路を用いることによ
って、小型で高速動作が可能な半導体システムを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の半導体装置
としてのトランジスタの模式的な立体斜視図である。
【図2】 図2は上記トランジスタの主要部分の平面図
であり、図3は図2のIII−III線から見た断面図であ
り、図4は図2のIII−III線から見た断面図である。
【図3】 図3は図2のIII−III線から見た断面図であ
る。
【図4】 図4は図2のIV−IV線から見た断面図であ
る。
【図5】 図5はこの発明の第2実施形態の半導体装置
としてのトランジスタの模式的な立体斜視図である。
【図6】 図6上記トランジスタの主要部分の平面図で
ある。
【図7】 図7は図6のVII−VII線から見た断面図であ
る。
【図8】 図8は図6のVIII−VIII線から見た断面図で
ある。
【図9】 図9はこの発明の第4実施形態の半導体装置
としてのトランジスタの主要部分の平面図である。
【図10】 図10はこの発明の第5実施形態の半導体
装置としてのトランジスタの主要部分の断面図である。
【図11】 図11はこの発明の第6実施形態の半導体
装置としてのトランジスタの主要部分の平面図である。
【図12】 図12は図11のXII−XII線から見た断面
図である。
【図13】 図13は図11のXIII−XIII線から見た断
面図である。
【図14】 図14は図13と同じ断面での工程を説明
するための断面図である。
【図15】 図15は図14に続く工程を説明するため
の断面図である。
【図16】 図16は図15に続く工程を説明するため
の断面図である。
【図17】 図17は図16に続く工程を説明するため
の断面図である。
【図18】 図18は図17に続く工程を説明するため
の断面図である。
【図19】 図19は図18に続く工程を説明するため
の断面図である。
【図20】 図20はこの発明の第7実施形態の半導体
装置としてのトランジスタの製造方法を説明するための
平面図である。
【図21】 図21は図20のXXI−XXI線から見た断面
図である。
【図22】 図22は図20のXXII−XXII線から見た断
面図である。
【図23】 図23はこの発明の第8実施形態の半導体
装置としてのトランジスタの製造方法を説明するための
平面図である。
【図24】 図24は従来の半導体装置の構造を説明す
るための模式断面図である。
【図25】 図25は従来の半導体装置の構造を説明す
るための模式断面図である。
【符号の説明】
100,101…平面、 201,202,271,272,281,282…ゲート
電極領域、 201A,202A,271A,272A,281A,28
2A…ゲート電極、 203…上部ゲート電極、 2261,2262…第2の開口部、 2361,2461…第3の開口部、 2261a,2262a…拡大された第3の開口部、 301,341,351,361,371,381…ソース
領域、 401,441,451,461,471,481…ドレイ
ン領域、 501,541,551,571,581…チャネル領域、 601,602,603,641,642,661,662,
671,672,673,681,682…ゲート絶縁膜、 674…絶縁膜、 701,702,703…ゲートコンタクト、 801,851…ソースコンタクト、 901,951…ドレインコンタクト、 1001,1051,1061…層間絶縁膜、 1002,1003…コンタクトホール、 1161…酸化膜、 1261…ポリシリコン、 2101,2161,2181…素子分離領域、 2111…素子領域、 2281…窒化シリコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F140 AA01 AA21 AA29 AA39 AB01 AC36 BA01 BA03 BA07 BA20 BB01 BB05 BC15 BD07 BD09 BD11 BD18 BE07 BE08 BE09 BF01 BF04 BF43 BF47 BF51 BG37 BH02 BH05 BH25 BH26 BH28 BJ01 BJ05 BJ27 BK11 BK12 BK13 BK17 CB04

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型のソース領域と、第1導電型
    のドレイン領域と、上記第1導電型のソース領域,ドレ
    イン領域間に形成された第2導電型のチャネル領域と、
    ゲート絶縁膜とゲート電極からなるゲート電極領域とが
    単結晶半導体基板の表面に平行な面内にある半導体装置
    であって、 上記ゲート電極領域の上記ゲート電極が上記第2導電型
    のチャネル領域に上記ゲート絶縁膜を介して対向してお
    り、 上記第1導電型のソース領域,ドレイン領域と上記第2
    導電型のチャネル領域および上記ゲート電極領域は、素
    子分離領域で囲まれた素子領域内にあることを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 上記ゲート電極領域の大部分は、上記単結晶半導体基板
    の表面よりも下方にあることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 互いに接することなく形成された第1導
    電型のソース領域および第1導電型のドレイン領域と、 上記第1導電型のソース領域,ドレイン領域と間に、上
    記第1導電型のソース領域,ドレイン領域に接するよう
    に形成された第2導電型のチャネル領域と、 ゲート絶縁膜とゲート電極からなり、上記ゲート電極が
    上記第2導電型のチャネル領域に上記ゲート絶縁膜を介
    して対向するゲート電極領域とを有する単結晶半導体基
    板を備えた半導体装置であって、 上記ゲート電極領域は、上記第2導電型のチャネル領域
    を挟んで互いに対向する2つのゲート電極領域であり、 上記第1導電型のソース領域,ドレイン領域と上記第2
    導電型のチャネル領域および上記ゲート電極領域は、上
    記素子分離領域で囲まれた素子領域内にあり、 上記第1導電型のソース領域,ドレイン領域と上記第2
    導電型のチャネル領域と上記ゲート電極領域および上記
    素子分離領域は、上記単結晶半導体基板の表面に平行な
    面内にあることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    半導体装置において、 上記素子分離領域は、上記第1導電型のソース領域,ド
    レイン領域および上記ゲート電極領域のいずれの領域よ
    りも、上記単結晶半導体基板の表面から深くまで形成さ
    れていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    半導体装置において、 上記ゲート電極領域は上記素子分離領域と接しているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    半導体装置において、 上記単結晶半導体基板はSOI基板であることを特徴と
    する半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    半導体装置において、 上記ゲート絶縁膜を介して上記チャネル領域に対向する
    上記ゲート電極領域の面が上記単結晶半導体基板の[1
    11]面に平行であるかまたは略平行であることを特徴
    とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の
    半導体装置において、 上記ゲート絶縁膜を介して上記チャネル領域に対向する
    上記ゲート電極領域の面が上記単結晶半導体基板の[1
    00]面に垂直であるかまたは略垂直であることを特徴
    とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の半導体装置において、 上記単結晶半導体基板は、上記第2導電型のチャネル領
    域にゲート絶縁膜を介して対向する第3のゲート電極を
    有し、 上記第3のゲート電極と上記第2導電型のチャネル領域
    は、上記単結晶半導体基板の表面に垂直な平面内にある
    ことを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記チャネル領域に対向する上記ゲート電極領域が複数
    あるとき、その複数のゲート電極領域のゲート電極が互
    いに電気的に接続されていることを特徴とする半導体装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1つに記
    載の半導体装置において、 上記ゲート電極領域が、上記第2導電型のチャネル領域
    を挟んで互いに対向する2つのゲート電極領域であると
    き、対向する上記2つのゲート電極領域のゲート電極の
    間隔が0.3μm以下であることを特徴とする半導体装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1つに記
    載の半導体装置において、 上記第2導電型のチャネル領域に接する上記ゲート絶縁
    膜の部分の厚さをToxとし、上記第1導電型のソース領
    域および上記第1導電型のドレイン領域と接する上記ゲ
    ート絶縁膜の部分の厚さをTsdとするとき、 Tox < Tsd の条件を満たすことを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか1つに記
    載の半導体装置において、上記素子分離領域の大部分は
    堆積物で形成されていることを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至12のいずれか1つに記
    載の半導体装置において、 上記素子分離領域の少なくとも上記素子領域側がシリコ
    ン窒化膜からなることを特徴とする半導体装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれか1つに記
    載の半導体装置において、 上記単結晶半導体基板として球状の半導体単結晶粒を用
    いたことを特徴とする半導体装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれか1つに記
    載の半導体装置を用いたことを特徴とする集積回路。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の集積回路を用いた
    ことを特徴とする半導体システム。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至15のいずれか1つに記
    載の半導体装置の製造方法であって、 単結晶半導体基板の素子分離領域となる領域にフォトリ
    ソグラフィーと異方性エッチングによって第1の開口部
    を形成する第1の開口工程と、 上記第1の開口部の内側に絶縁体を形成する絶縁体形成
    工程と、 上記単結晶半導体基板のソース領域,ドレイン領域とな
    る領域にフォトリソグラフィーと異方性エッチングによ
    って第2の開口部を形成する第2の開口工程と、 上記第2の開口部を半導体または導体を堆積することに
    よって埋め込む第1の埋め込み工程と、 上記第1の埋め込み工程の後、上記単結晶半導体基板に
    堆積した上記半導体または導体をエッチバックして、上
    記第2の開口部に上記ソース領域,ドレイン領域を形成
    する第1のエッチバック工程と、 上記単結晶半導体基板のゲート電極領域となる領域にフ
    ォトリソグラフィーと異方性エッチングによって第3の
    開口部を形成する第3の開口工程と、 上記第3の開口部の内壁にゲート絶縁膜を形成するゲー
    ト絶縁膜形成工程と、 上記ゲート絶縁膜形成工程の後、上記第3の開口部を半
    導体または導体を堆積することによって埋め込む第2の
    埋め込み工程と、 上記第2の埋め込み工程の後、上記単結晶半導体基板上
    に堆積した上記半導体または導体をエッチバックして、
    上記第3の開口部にゲート電極を形成する第2のエッチ
    バック工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の半導体装置の製造
    方法において、 上記第3の開口工程の後、上記第3の開口部の内壁を酸
    化することにより酸化膜を形成した後にその酸化膜を除
    去する酸化膜除去工程を有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項18または19に記載の半導体
    装置の製造方法において、 上記絶縁体形成工程では、酸化シリコンまたは窒化シリ
    コンを堆積することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項18または19に記載の半導体
    装置の製造方法において、 上記絶縁体形成工程では、少なくとも窒化シリコンを堆
    積することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項18乃至21のいずれか1つに
    記載の半導体装置の製造方法において、 上記第3の開口工程において、上記単結晶半導体基板の
    チャネル領域となる領域を挟んで互いに対向する2つの
    ゲート電極領域となる領域に上記第3の開口部を形成す
    ると共に、 上記第2のエッチバック工程において、上記単結晶半導
    体基板上に堆積した上記半導体または導体をエッチバッ
    クにより除去しつつ、上記チャネル領域を挟んで互い対
    向する上記2つのゲート電極領域のゲート電極を上記チ
    ャネル領域上でつなぐように上記半導体または導体を残
    すことによって、上部ゲート電極を形成することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項18乃至22のいずれか1つに
    記載の半導体装置の製造方法において、 上記第1の埋め込み工程または上記第2の埋め込み工程
    において、少なくとも1つの開口部をポリシリコンによ
    って埋め込むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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