JPH0945904A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0945904A
JPH0945904A JP19291495A JP19291495A JPH0945904A JP H0945904 A JPH0945904 A JP H0945904A JP 19291495 A JP19291495 A JP 19291495A JP 19291495 A JP19291495 A JP 19291495A JP H0945904 A JPH0945904 A JP H0945904A
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groove
punch
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partition wall
film
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JP19291495A
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Nobuyuki Takenaka
信之 竹中
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Matsushita Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子の微細化が進展してもパンチスルー現象
を完全に抑制できる半導体装置を実現する。 【解決手段】 シリコン基板11上にエピタキシャルシ
リコン膜14を形成し、ソース17およびドレイン18
をエピタキシャルシリコン膜14とシリコン基板11上
に形成し、エピタキシャルシリコン膜14上にゲート絶
縁膜15を介してゲート電極16を形成している。さら
に、ゲート電極16下方にあたるエピタキシャルシリコ
ン膜14下のシリコン基板11に溝12を設け、その溝
12に絶縁膜を埋め込んだ隔壁13を形成している。ゲ
ート電極16に閾値以上の電圧を印加したときにチャン
ネル領域がエピタキシャルシリコン膜14に形成され、
その直下に、絶縁膜の隔壁13を形成しているため、微
細MOSFETで発生するシリコン基板11中を流れる
パンチスルー電流を確実に遮断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MOS型電界効
果トランジスタ(以下「MOSFET」と記す)やMO
SFETを集積化したMOS型集積回路(以下「MOS
LSI」と記す)等の半導体装置およびその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、MOSFETを集積化したMOS
LSIの微細化の進展はめざましく、すでに0.5μm
ルールのLSIが量産されている。しかしながら、MO
SLSIを構成するMOSFET、素子分離、配線等の
微細化には種々の障害があり、従来のトレンドに沿って
MOSLSIの微細化を進めるのが難しくなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置のM
OSFETを微細化した場合、短チャンネル効果の抑
制、特に図9に示すように、ソース1・ドレイン2間の
パンチスルー電流(矢印Aで示す)を抑制するのが難し
くなる。パンチスルー現象は、ソース1・ドレイン2間
の距離を縮めた場合、ドレイン側の空乏層3とソース側
の空乏層4とがつながり、ゲート電極5に電圧を印加し
ない状態(すなわちMOSFETがオフ状態)で漏れ電
流が流れてしまう現象である。このパンチスルー現象を
抑制するために、ドレイン領域の不純物拡散層の伝導
型、濃度、拡散深さ等を精密に制御するいわゆるドレイ
ンエンジニアリングが提唱されているが、MOSFET
の微細化がさらに進展した場合、ドレインエンジニアリ
ングだけではパンチスルーを完全に止めることはできな
い。
【0004】また、MOSLSIでは、これまで周知の
LOCOS法を用いた選択酸化膜でMOSFET間を分
離していたが、この方法の欠点として選択酸化膜部分が
マスクサイズよりも横方向に拡がる問題(いわゆるバー
ズビーク部分の酸化膜の張り出し)がある。この問題を
解決するためにトレンチ分離等、種々の方法が考案され
ているが、LOCOS法に比べてプロセスが大幅に複雑
化し、製造コストがアップするという課題があった。
【0005】この発明の目的は、素子の微細化が進展し
てもパンチスルー現象を完全に抑制できる半導体装置お
よびその製造方法を提供することである。また、この発
明の他の目的は、素子の微細化が進展してもパンチスル
ー現象を完全に抑制できるとともに、プロセスを複雑化
することなく微細な素子分離を実現できる半導体装置お
よびその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置は、一導電型の半導体基板上に形成した溝と、この溝
に埋め込んだ絶縁体からなる隔壁と、この隔壁上および
半導体基板上に形成した半導体薄膜と、この半導体薄膜
を介して隔壁上に形成したゲート絶縁膜と、このゲート
絶縁膜上に形成したゲート電極と、このゲート電極を挟
む両側の少なくとも半導体薄膜中に形成した他導電型の
ソース・ドレインとを備えている。
【0007】請求項2記載の半導体装置は、請求項1記
載の半導体装置において、隔壁は、絶縁体の内部に導電
体を埋め込んだことを特徴とする。請求項3記載の半導
体装置は、一導電型の半導体基板上の活性領域を取り巻
くように形成した素子分離用の溝と、この素子分離用の
溝に埋め込んだ絶縁体からなる素子分離用の隔壁と、活
性領域内の半導体基板上に形成したパンチスルー電流阻
止用の溝と、このパンチスルー電流阻止用の溝に埋め込
んだ絶縁体からなるパンチスルー電流阻止用の隔壁と、
このパンチスルー電流阻止用の隔壁上および半導体基板
上に形成した半導体薄膜と、この半導体薄膜を介してパ
ンチスルー電流阻止用の隔壁上に形成したゲート絶縁膜
と、このゲート絶縁膜上に形成したゲート電極と、この
ゲート電極を挟む両側の少なくとも半導体薄膜中に形成
した他導電型のソース・ドレインとを備えている。
【0008】請求項4記載の半導体装置は、請求項3記
載の半導体装置において、素子分離用の隔壁およびパン
チスルー電流素子用の隔壁の少なくとも一方は、絶縁体
の内部に導電体を埋め込んだことを特徴とする。請求項
5記載の半導体装置は、請求項3または4記載の半導体
装置において、素子分離用の隔壁の幅をパンチスルー電
流素子用の隔壁の幅よりも広くしたことを特徴とする。
【0009】請求項6記載の半導体装置の製造方法は、
一導電型の半導体基板上に溝を形成する工程と、溝に絶
縁膜を埋め込む工程と、エピタキシャル成長により半導
体基板および絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程と、
半導体薄膜を介して絶縁膜上にゲート絶縁膜およびゲー
ト電極を順次積層形成する工程と、ゲート電極を挟む両
側の少なくとも半導体薄膜中に他導電型のソース・ドレ
インを形成する工程とを含んでいる。
【0010】請求項7記載の半導体装置の製造方法は、
一導電型の半導体基板上の活性領域を取り巻く素子分離
用の溝と活性領域内の半導体基板上に素子分離用の溝よ
り幅の狭いパンチスルー電流阻止用の溝とを形成する工
程と、素子分離用の溝およびパンチスルー電流阻止用の
溝に絶縁膜を埋め込む工程と、エピタキシャル成長によ
り半導体基板上およびパンチスルー電流阻止用の溝に埋
め込んだ絶縁膜上の全面を覆いかつ素子分離用の溝に埋
め込んだ絶縁膜上の一部分を覆うように半導体薄膜を形
成する工程と、半導体薄膜を介してパンチスルー電流阻
止用の溝に埋め込んだ絶縁膜上にゲート絶縁膜およびゲ
ート電極を順次積層形成する工程と、ゲート電極を挟む
両側の少なくとも半導体薄膜中に他導電型のソース・ド
レインを形成する工程とを含んでいる。
【0011】この発明によれば、ゲート電極下方の半導
体薄膜にチャンネルが形成されるが、そのチャンネルの
直下に絶縁体からなる隔壁を形成することによって、素
子の微細化が進展してもソース・ドレイン間を流れるパ
ンチスルー電流を完全に抑止することができる。また、
チャンネルの直下の隔壁を、絶縁体の内部に導電体を埋
め込んだ構成とすることにより、ドレイン空乏層の電気
力線が導電体で遮断され、ソース側に伝搬しないので、
パンチスルー電流をより完全に抑止することができる。
【0012】さらに、チャンネルの直下に形成したパン
チスルー電流阻止用の隔壁と、それと同様の隔壁を素子
分離用として形成することによって、素子の微細化が進
展してもパンチスルー現象を完全に抑制できるととも
に、プロセスを複雑化することなく微細な素子分離を実
現することができる。また、素子分離用の隔壁を、絶縁
体の内部に導電体を埋め込んだ構成とし、導電体を固定
電位に接続することにより、絶縁体と半導体基板との界
面の電位が安定し、素子分離能力が高められる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の半導体装置にお
ける第1の実施の形態について、図面を参照しながら説
明する。図1は、この発明の半導体装置の第1の実施の
形態における断面図であり、Nチャンネル型MOSFE
Tに適用した場合の要部断面図を示す。図1において、
11はP型シリコン基板(半導体基板)、12は溝、1
3は溝12に形成した絶縁膜からなる隔壁、14はエピ
タキシャルシリコン膜(半導体薄膜)、15はゲート絶
縁膜、16はゲート電極、17はN型不純物拡散層から
なるソース、18はN型不純物拡散層からなるドレイン
である。
【0014】図1に示したこの実施の形態のMOSFE
Tは、シリコン基板11上にエピタキシャルシリコン膜
14を形成し、ソース17およびドレイン18をエピタ
キシャルシリコン膜14とシリコン基板11上に形成
し、エピタキシャルシリコン膜14上にゲート絶縁膜1
5を介してゲート電極16を形成している。さらに、ゲ
ート電極16下方にあたるエピタキシャルシリコン膜1
4下のシリコン基板11に溝12を設け、その溝12に
絶縁膜を埋め込んだ隔壁13を形成している。
【0015】この実施の形態によれば、ゲート電極16
に閾値以上の電圧を印加した時に表面反転層(チャンネ
ル領域)がエピタキシャルシリコン膜14に形成され、
その直下に、絶縁膜の隔壁13が形成されているのが特
徴であり、この隔壁13の存在により微細MOSFET
で発生するシリコン基板11中を流れるパンチスルー
(バルクパンチスルー)電流を確実に遮断することがで
きる。シリコン基板11中を流れるバルクパンチスルー
電流を抑止する力は隔壁13の深さに依存しており、シ
リコン基板11の不純物濃度等にもよるが、隔壁13の
深さとしては約1μm以上あることが望ましい。
【0016】また、シリコン基板11上および隔壁13
上に形成されたエピタキシャルシリコン膜14は上記の
表面反転層以上の厚さであれば、できるだけ薄い方がゲ
ート絶縁膜15の直下を流れる表面パンチスルー電流を
抑止する力が強い。エピタキシャルシリコン膜14の不
純物濃度にもよるが、図1に示したこの実施の形態の場
合、エピタキシャルシリコン膜14の膜厚は約0.1μ
m〜0.2μmである。
【0017】また、隔壁13上のエピタキシャルシリコ
ン膜14は、シリコン基板11上に選択的に成長したエ
ピタキシャルシリコン膜14が横方向に成長した膜であ
るが、シリコン基板11上のエピタキシャルシリコン膜
14よりも膜質が悪くなるので、隔壁13の幅はできる
だけ狭くするのが望ましい。図1に示したこの実施の形
態の場合、ゲート電極16の幅(ゲート長)が約0.5
μmにあるのに対して、隔壁13の幅は約0.15μm
であるが、製造プロセスをもっと工夫すれば、さらに狭
くすることは可能である。
【0018】また、図1に示した実施の形態では、ソー
ス17,ドレイン18となるN型不純物拡散層は、エピ
タキシャルシリコン膜14およびシリコン基板11表面
に形成されているが、このN型不純物拡散層の深さがエ
ピタキシャルシリコン膜14の膜厚以下、すなわちソー
ス17,ドレイン18がエピタキシャルシリコン膜14
にのみ形成されていても、この発明の効果が大きく変わ
ることはない。
【0019】次に、この発明の半導体装置における第2
の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図2は、この発明の半導体装置の第2の実施の形態にお
ける断面図であり、Nチャンネル型MOSFETに適用
した場合の要部断面図を示す。図2において、11はP
型シリコン基板(半導体基板)、12は溝、14はエピ
タキシャルシリコン膜(半導体薄膜)、15はゲート絶
縁膜、16はゲート電極、17はN型不純物拡散層から
なるソース、18はN型不純物拡散層からなるドレイ
ン、19は絶縁膜、20はポリシリコン膜からなる導電
体である。
【0020】図2に示した第2の実施の形態は、パンチ
スルー電流を隔壁で遮断する点は図1の実施の形態と同
じであるが、溝12に埋め込んだ隔壁が、絶縁膜19の
内部に導電体20を形成している点が異なっている。図
1に示した隔壁13は絶縁膜単体で形成されており、パ
ンチスルー電流の経路を遮断する効果を有するが、ドレ
イン空乏層が隔壁13まで到達した場合に、空乏層の電
気力線を遮ることはできず、隔壁13中を透過した電気
力線はソース側にまで拡がることになる。一方、図2に
示した隔壁は絶縁膜19で覆われた導電体20で形成さ
れているので、ドレイン空乏層が隔壁まで到達したとし
ても、導電体20によって空乏層の電気力線を遮断する
ことが可能となる。このため、ドレイン空乏層の電気力
線はソース側に伝搬しないので、ソース・ドレイン間の
パンチスルーが発生することは絶無である。導電体20
が電気力線を遮断する力は、導電体20の伝導度に依存
しており、低抵抗ほど遮断する力が強い。図2に示した
この実施の形態の場合、導電体20を構成するポリシリ
コン膜の不純物濃度は約1020cm-3としているので、
電気伝導度は約1mΩ・cm以下である。
【0021】また、図2に示した実施の形態において、
隔壁の深さ,幅およびエピタキシャルシリコン膜14の
膜厚、さらにソース17,ドレイン18の深さについて
の要件は図1に示した実施の形態と同じである。次に、
この発明の半導体装置における第3の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0022】図3は、この発明の半導体装置の第3の実
施の形態における断面図であり、MOSLSIに適用し
た場合のNチャンネル型のMOSFETと素子分離部分
について示した要部断面図である。図3において、11
はP型シリコン基板(半導体基板)、14はエピタキシ
ャルシリコン膜(半導体薄膜)、15はゲート絶縁膜、
16はゲート電極、17はN型不純物拡散層からなるソ
ース、18はN型不純物拡散層からなるドレイン、21
は第2の溝(素子分離用の溝)、22は第1の溝(パン
チスルー電流阻止用の溝)、23は絶縁膜からなる第2
の隔壁(素子分離用の隔壁)、24は絶縁膜からなる第
1の隔壁(パンチスルー電流阻止用の隔壁)である。
【0023】図3に示すこの実施の形態では、第2の溝
21と第2の隔壁23はMOSFETの活性領域を取り
巻くように形成されてあり、隣接するMOSFET間を
電気的に分離する素子分離領域の役割を果たす。この素
子分離領域の幅は第2の溝21の幅で決定され、周知の
LOCOS法で発生するバーズビークがないので、最小
幅の素子分離を実現できる。また、隣接する素子の間隔
は少なくとも隔壁の深さの2倍は確保できるので分離能
力は非常に高い。次に、第1の溝22と第1の隔壁24
は、MOSFETを取り巻く第2の溝21を分断するよ
うに形成されてあり、この第1の隔壁24の役割につい
ては図1に示した実施の形態の場合と全く同じである。
この第2の隔壁23と第1の隔壁24は役割は異なる
が、図3に示すように断面の形状(幅,深さ)を同じに
することは可能である。図3に示すこの実施の形態の場
合、それぞれの隔壁23,24は、幅が約0.15μm
で、深さが約1μmである。
【0024】このようにこの実施の形態によれば、素子
分離用の第2の溝21と第2の隔壁23は、MOSFE
Tのパンチスルー電流阻止用の第1の溝22と第1の隔
壁24と同時に形成することが可能となるので、バーズ
ビークのない且つ分離能力の優れた非常に狭い素子分離
がプロセスステップ数を増やすことなく、低コストで可
能となり、パンチスルー電流を抑制できる微細なMOS
FETとプロセスを複雑化しない微細な素子分離を有す
る高密度MOSLSIを実現できる。
【0025】また、エピタキシャルシリコン膜14は第
1の隔壁24とシリコン基板11上には形成されている
が、隣接するMOSFET間を電気的に絶縁するため、
図3に示すように、素子分離となる第2の隔壁23上で
はエピタキシャルシリコン膜14同士が連結されてない
ように形成する必要がある。図3においては第2の隔壁
23の幅分だけエピタキシャルシリコン膜14が分断さ
れているが、これは電気的に絶縁される幅であれば、第
2の隔壁23の幅以上であっても、幅以下であっても一
向に差し支えない。
【0026】また、図3に示すこの実施の形態におい
て、エピタキシャルシリコン膜14の膜厚、さらにソー
ス17,ドレイン18の深さについての要件は図1に示
した実施の形態と同じである。次に、この発明の半導体
装置における第4の実施の形態について、図面を参照し
ながら説明する。
【0027】図4は、この発明の半導体装置の第4の実
施の形態における断面図であり、MOSLSIに適用し
た場合のNチャンネル型のMOSFETと素子分離部分
について示した要部断面図である。図4において、11
はP型シリコン基板(半導体基板)、14はエピタキシ
ャルシリコン膜(半導体薄膜)、15はゲート絶縁膜、
16はゲート電極、17はN型不純物拡散層からなるソ
ース、18はN型不純物拡散層からなるドレイン、21
は第2の溝(素子分離用の溝)、22は第1の溝(パン
チスルー電流阻止用の溝)、25は絶縁膜、26は導電
体である。
【0028】図4に示すこの実施の形態のMOSLSI
において、図3に示す実施の形態との違いは、図3に示
す実施の形態では、隔壁23,24が絶縁膜単層である
のに対して、図4に示すこの実施の形態では、溝21,
22に埋め込んだ隔壁が、絶縁膜25の内部に導電体2
6を形成している点である。なお、図4に示すこの実施
の形態のMOSLSIにおいて、MOSFET部分は図
2に示した実施の形態と同じ構成なので、その部分の構
成要素の要件は図2の実施の形態と全く同じである。
【0029】図4に示したこの実施の形態の場合、図3
に示した実施の形態の効果に加え、第2の溝21に形成
された導電体26をMOSLSI中の固定電位(例えば
接地電位)に接続すれば、絶縁膜25とシリコン基板1
1界面の電位が安定するので、素子分離能力がさらに高
められることになる。また、図2に示した実施の形態の
効果が得られることは言うまでもない。
【0030】次に、この発明の半導体装置における第5
の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図5は、この発明の半導体装置の第5の実施の形態にお
ける断面図であり、MOSLSIに適用した場合のNチ
ャンネル型のMOSFETと素子分離部分について示し
た要部断面図である。図5において、11はP型シリコ
ン基板(半導体基板)、14はエピタキシャルシリコン
膜(半導体薄膜)、15はゲート絶縁膜、16はゲート
電極、17はN型不純物拡散層からなるソース、18は
N型不純物拡散層からなるドレイン、27は幅の狭い第
1の溝(パンチスルー電流阻止用の溝)、28は幅の広
い第2の溝(素子分離用の溝)、29は絶縁膜からなる
第1の隔壁(パンチスルー電流阻止用の隔壁)、30は
絶縁膜からなる第2の隔壁(素子分離用の隔壁)であ
る。
【0031】図5に示したこの実施の形態のMOSLS
Iは、図3に示したMOSLSIと基本的には同じ構成
である。但し、図3の実施の形態の場合、素子分離用の
溝21とMOSFET部分のパンチスルー電流阻止用の
溝22は同じ幅であるが、図5に示したこの実施の形態
の場合、素子分離用の溝28の方がMOSFET部分の
パンチスルー電流阻止用の溝27よりも幅が広く形成さ
れている点で異なっている。
【0032】図5に示したこの実施の形態の場合、第1
の溝27の幅は約0.15μmであるのに対して、第2
の溝28の幅は約0.6μmである。この第2の溝28
の幅の最適値は、エピタキシャルシリコン膜14をシリ
コン基板11と第1の隔壁29上に成長させたときに、
エピタキシャルシリコン膜14の横方向成長によって、
第2の隔壁30上においてエピタキシャルシリコン膜1
4同士が接続されないために必要な最小幅である。図5
に示したこの実施の形態の場合、エピタキシャルシリコ
ン膜14の膜厚は約0.2μmであり、エピタキシャル
シリコン14膜の横方向成長はその膜厚とほぼ同程度で
あるので、第2の溝28の幅(すなわち第2の隔壁30
の幅)は約0.5μm以上あれば良いことになるが、こ
の実施の形態では余裕をもって、第2の溝28の幅は
0.6μmとした。このように、図5に示したこの実施
の形態では、エピタキシャルシリコン膜14をシリコン
基板11上と第1の隔壁29上にのみ選択的に成長し、
第2の隔壁30上の全面には成長しないように、それぞ
れの隔壁29,30の幅を適正化することで、図3に示
した実施の形態に比べて、素子分離用の隔壁30上のエ
ピタキシャルシリコン膜14を除去する工程が不要にな
る分、さらにプロセスステップ数を短縮することができ
る。
【0033】次に、この発明の半導体装置における第6
の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図6は、この発明の半導体装置の第6の実施の形態にお
ける断面図であり、MOSLSIに適用した場合のNチ
ャンネル型のMOSFETと素子分離部分について示し
た要部断面図である。図6において、11はP型シリコ
ン基板(半導体基板)、14はエピタキシャルシリコン
膜(半導体薄膜)、15はゲート絶縁膜、16はゲート
電極、17はN型不純物拡散層からなるソース、18は
N型不純物拡散層からなるドレイン、27は幅の狭い第
1の溝(パンチスルー電流阻止用の溝)、28は幅の広
い第2の溝(素子分離用の溝)、31は絶縁膜、32は
第1の溝27に埋め込まれた導電体、33は第2の溝2
8に埋め込まれた導電体である。
【0034】図6に示したこの実施の形態のMOSLS
Iは、基本的には図4のMOSLSIと同じ構成である
が、図4の実施の形態の場合、素子分離用の溝21とM
OSFET部分のパンチスルー電流阻止用の溝22は同
じ幅であるのに対して、図6に示したこの実施の形態の
場合、素子分離用の溝28の方がMOSFET部分のパ
ンチスルー電流阻止用の溝27よりも幅が広く形成され
ている点で異なっている。
【0035】なお、図6において、絶縁膜31で覆われ
た導電体32,33からなる隔壁の要件は図4に示した
実施の形態と同じであり、また第2の溝28の幅が第1
の溝27の幅よりも広い点に関する要件は図5の実施の
形態と同じである。したがって、この図6に示す実施の
形態では、図4の効果に加え、図5の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0036】なお、図4,図6の実施の形態では、素子
分離用の隔壁およびパンチスルー電流阻止用の隔壁の両
方が、絶縁膜の内部に導電体を形成している構成とした
が、どちらか一方が絶縁膜の内部に導電体を形成し、他
方を絶縁膜のみで形成してもよいことは言うまでもな
い。次に、この発明の半導体装置の製造方法の第1の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0037】図7は、この発明の半導体装置の製造方法
の第1の実施の形態における工程順断面図であり、この
発明の半導体装置の製造方法をMOSLSIに適用した
場合を示す。まず、図7(a)に示すように、シリコン
基板11上に膜厚約300nmの第1のCVD酸化膜3
4を周知の方法で形成し、次にフォトリソグラフィー技
術にて溝形成部分の第1のCVD酸化膜34を約0.5
μmの幅で除去する。次に、第1のCVD酸化膜34を
取り除いたシリコン基板11表面と第1のCVD酸化膜
34の表面および側壁に、膜厚約200nmの第2のC
VD酸化膜を形成し、全面に異方性エッチングを施し
て、第1のCVD酸化膜34の側壁に第2のCVD酸化
膜からなるサイドウォール35を形成する。この状態で
サイドウォール35間の間隔は約0.15μmであっ
た。次に、第1のCVD酸化膜34とサイドウォール3
5をマスクにして、シリコン基板11を異方性エッチン
グして、深さ約1μmの素子分離用の第2の溝21およ
びパンチスルー電流阻止用の第1の溝22を形成する。
【0038】次に、図7(b)に示すように、エッチン
グマスクとして使用した第1のCVD酸化膜34および
サイドウォール35を除去した後、シリコン基板11上
および溝21,22中に膜厚約200nmの第3のCV
D酸化膜を形成し、その後、異方性エッチングにてシリ
コン基板11上に形成された第3のCVD酸化膜を除去
して、溝21,22中に第3のCVD酸化膜からなる素
子分離用の第2の隔壁23およびパンチスルー電流阻止
用の第1の隔壁24を形成する。次に、シリコン基板1
1および隔壁23,24上にCVD法にて膜厚約0.2
μmのエピタキシャルシリコン膜14を形成する。
【0039】このエピタキシャル成長時、まず成長初期
にシリコン基板11上にのみ選択的にエピタキシャルシ
リコン膜14が成長するようにCVD条件を適正化す
る。図7に示したこの実施の形態の場合、ガスの体積比
(SiH4 ガスの体積:HClガスの体積)が(5:
1)〜(10:1)程度、成長温度が約950度の条件
でシリコンの選択成長が実現できた。次のステップで、
エピタキシャルシリコン膜14が隔壁23,24上に横
方向成長するようにCVD条件を適正化する。この実施
の形態の場合、上記の選択成長条件で横方向成長が実現
できた。最終的には膜厚約0.2μmのエピタキシャル
シリコン膜14を成長させたときに、隔壁23,24の
全面が横方向に成長したエピタキシャルシリコン膜14
で完全に覆われるようにCVD条件を設定する。
【0040】次に、図7(c)に示すように、第2の隔
壁23上部分のエピタキシャルシリコン膜14を周知の
フォトリソグラフィー技術で除去する。図7(c)では
隔壁23直上のエピタキシャルシリコン膜14だけが除
去されているが、第2の隔壁23上を含むもっと幅広い
領域のエピタキシャルシリコン膜14が除去されても一
向に差し支えない。
【0041】次に、図7(d)に示すように、エピタキ
シャルシリコン膜14上に膜厚約10nmの酸化膜から
なるゲート絶縁膜15と、その上に膜厚約300nmの
リンをドープしたポリシリコン膜からなるゲート電極1
6とを形成する。次に、ゲート電極16をマスクにし
て、エピタキシャルシリコン膜14中に、Asイオンを
加速電圧20keV、ドーズ量5×1015cm-2の条件
で注入し、約850度でアニールしてN型不純物拡散層
であるソース17とドレイン18を形成することでMO
SLSIが完成する。このMOSLSIは、図3と同じ
ものである。
【0042】このようにこの実施の形態によれば、素子
分離用の第2の溝21と第2の隔壁23は、MOSFE
Tのパンチスルー電流阻止用の第1の溝22と第1の隔
壁24と同時に形成するので、プロセスステップ数を増
やすことなく、微細なMOSFETと微細な素子分離を
有する高密度MOSLSIを実現できる。なお、図7
(d)に示したこの実施の形態の場合、ソース17,ド
レイン18となるN型不純物拡散層をシリコン基板11
表面まで形成しているが、ソース17,ドレイン18と
なるN型不純物拡散層の拡散深さはエピタキシャルシリ
コン膜14の膜厚以下であっても差し支えない。
【0043】次に、この発明の半導体装置の製造方法の
第2の実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。図8は、この発明の半導体装置の製造方法の第2の
実施の形態における工程順断面図であり、この発明の半
導体装置の製造方法をMOSLSIに適用した場合を示
す。
【0044】まず、図8(a)に示すように、シリコン
基板11上に膜厚約300nmの第1のCVD酸化膜3
4を周知の方法で形成し、次にフォトリソグラフィー技
術にて第1の溝27形成部分の第1のCVD酸化膜34
を約0.5μmの幅で除去するとともに、第2の溝28
形成部分の第1のCVD酸化膜34を約1μm弱の幅で
除去する。次に、第1のCVD酸化膜34を取り除いた
シリコン基板11表面と第1のCVD酸化膜34の表面
および側壁に、膜厚約200nmの第2のCVD酸化膜
を形成し、全面に異方性エッチングを施して、第1のC
VD酸化膜34の側壁に第2のCVD酸化膜からなるサ
イドウォール35を形成する。この状態でサイドウォー
ル35間の間隔は第1の溝27形成部分で約0.15μ
m、第2の溝28形成部分で約0.6μmであった。次
に、第1のCVD酸化膜34とサイドウォール35をマ
スクにして、シリコン基板11を異方性エッチングし
て、幅約0.15μm、深さ約1μmのパンチスルー電
流阻止用の第1の溝27と、幅約0.6μm、深さ約1
μmの素子分離用の第2の溝28とを形成する。
【0045】次に、図8(b)に示すように、エッチン
グマスクとして使用した第1のCVD酸化膜34および
サイドウォール35を除去した後、シリコン基板11上
および溝27,28中に膜厚約400nmの第3のCV
D酸化膜を形成し、その後、異方性エッチングにてシリ
コン基板11上に形成された第3のCVD酸化膜を除去
して、溝27,28中に第3のCVD酸化膜からなるパ
ンチスルー電流阻止用の幅の狭い第1の隔壁29および
素子分離用の幅の広い第2の隔壁30を形成する。次
に、シリコン基板11および隔壁29,30上にCVD
法にて膜厚約0.2μmのエピタキシャルシリコン膜1
4を形成する。
【0046】このエピタキシャル成長時、まず成長初期
には、シリコン基板11上にのみ選択的にエピタキシャ
ルシリコン膜14が成長するようにCVD条件を適正化
する。図8に示したこの実施の形態の場合、ガスの体積
比(SiH4 ガスの体積:HClガスの体積)が(5:
1)〜(10:1)程度、成長温度が約950度の条件
でシリコンの選択成長が実現できた。次のステップで、
エピタキシャルシリコン膜14が隔壁29,30上に横
方向成長するようにCVD条件を適正化する。この実施
の形態の場合、上記の選択成長条件で横方向成長が実現
できた。最終的には膜厚約0.2μmのエピタキシャル
シリコン膜14を成長させたときに、幅の狭い第1の隔
壁29の全面が横方向に成長したエピタキシャルシリコ
ン膜14で完全に覆われ、且つ幅の広い第2の隔壁30
上は端部が横方向成長でエピタキシャルシリコン膜14
で覆われるものの、中央部まではエピタキシャルシリコ
ン膜14が到達しないようにCVD条件を設定する。
【0047】次に図8(c)に示すように、エピタキシ
ャルシリコン膜14上に膜厚約10nmの酸化膜からな
るゲート絶縁膜15と、その上に膜厚約300nmのリ
ンをドープしたポリシリコン膜からなるゲート電極16
とを形成する。次に、ゲート電極16をマスクにして、
エピタキシャルシリコン膜14中に、Asイオンを加速
電圧20keV、ドーズ量5×1015cm-2の条件で注
入し、約850度でアニールしてN型不純物拡散層であ
るソース17とドレイン18を形成することでMOSL
SIが完成する。このMOSLSIは、図5と同じもの
である。
【0048】なお、図8(c)に示したこの実施の形態
の場合、ソース17,ドレイン18となるN型不純物拡
散層をシリコン基板11表面まで形成しているが、ソー
ス17,ドレイン18となるN型不純物拡散層の拡散深
さはエピタキシャルシリコン膜14の膜厚以下であって
も差し支えない。このように、この図8に示した実施の
形態では、第1の隔壁29の幅と第2の隔壁30の幅、
エピタキシャルシリコン膜14の成長条件(膜厚、ガス
比、成長温度等)を適正化することで、第1の隔壁29
上にはエピタキシャルシリコン膜14が成長し、第2の
隔壁30上の中央部には成長しないようにできるので、
図7に示した実施の形態では必要であった図7(c)の
エピタキシャルシリコン膜14の選択的な除去工程が不
要になる。
【0049】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ゲート
電極下方の半導体薄膜にチャンネルが形成されるが、そ
のチャンネルの直下に絶縁体からなる隔壁を形成するこ
とによって、素子の微細化が進展してもソース・ドレイ
ン間を流れるパンチスルー電流を完全に抑止することが
できる。また、チャンネルの直下の隔壁を、絶縁体の内
部に導電体を埋め込んだ構成とすることにより、ドレイ
ン空乏層の電気力線が導電体で遮断され、ソース側に伝
搬しないので、パンチスルー電流をより完全に抑止する
ことができる。
【0050】さらに、チャンネルの直下に形成したパン
チスルー電流阻止用の隔壁と、それと同様の隔壁を素子
分離用として形成することによって、素子の微細化が進
展してもパンチスルー現象を完全に抑制できるととも
に、プロセスを複雑化することなく微細な素子分離を実
現することができる。また、素子分離用の隔壁を、絶縁
体の内部に導電体を埋め込んだ構成とし、導電体を固定
電位に接続することにより、絶縁体と半導体基板との界
面の電位が安定し、素子分離能力が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体装置の第1の実施の形態にお
ける断面図。
【図2】この発明の半導体装置の第2の実施の形態にお
ける断面図。
【図3】この発明の半導体装置の第3の実施の形態にお
ける断面図。
【図4】この発明の半導体装置の第4の実施の形態にお
ける断面図。
【図5】この発明の半導体装置の第5の実施の形態にお
ける断面図。
【図6】この発明の半導体装置の第6の実施の形態にお
ける断面図。
【図7】この発明の半導体装置の製造方法の第1の実施
の形態における工程順断面図。
【図8】この発明の半導体装置の製造方法の第2の実施
の形態における工程順断面図。
【図9】従来の半導体装置であるMOSFETのパンチ
スルー状態の説明図。
【符号の説明】
11 シリコン基板 12,21,22,27,28 溝 13,23,24,29,30 隔壁 14 エピタキシャルシリコン膜 15 ゲート絶縁膜 16 ゲート電極 17 ソース 18 ドレイン 19,25,31 絶縁膜 20,26,32,33 導電体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板上に形成した溝
    と、この溝に埋め込んだ絶縁体からなる隔壁と、この隔
    壁上および前記半導体基板上に形成した半導体薄膜と、
    この半導体薄膜を介して前記隔壁上に形成したゲート絶
    縁膜と、このゲート絶縁膜上に形成したゲート電極と、
    このゲート電極を挟む両側の少なくとも前記半導体薄膜
    中に形成した他導電型のソース・ドレインとを備えた半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 隔壁は、絶縁体の内部に導電体を埋め込
    んだことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 一導電型の半導体基板上の活性領域を取
    り巻くように形成した素子分離用の溝と、この素子分離
    用の溝に埋め込んだ絶縁体からなる素子分離用の隔壁
    と、前記活性領域内の半導体基板上に形成したパンチス
    ルー電流阻止用の溝と、このパンチスルー電流阻止用の
    溝に埋め込んだ絶縁体からなるパンチスルー電流阻止用
    の隔壁と、このパンチスルー電流阻止用の隔壁上および
    前記半導体基板上に形成した半導体薄膜と、この半導体
    薄膜を介して前記パンチスルー電流阻止用の隔壁上に形
    成したゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に形成した
    ゲート電極と、このゲート電極を挟む両側の少なくとも
    前記半導体薄膜中に形成した他導電型のソース・ドレイ
    ンとを備えた半導体装置。
  4. 【請求項4】 素子分離用の隔壁およびパンチスルー電
    流素子用の隔壁の少なくとも一方は、絶縁体の内部に導
    電体を埋め込んだことを特徴とする請求項3記載の半導
    体装置。
  5. 【請求項5】 素子分離用の隔壁の幅をパンチスルー電
    流素子用の隔壁の幅よりも広くしたことを特徴とする請
    求項3または4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 一導電型の半導体基板上に溝を形成する
    工程と、前記溝に絶縁膜を埋め込む工程と、エピタキシ
    ャル成長により前記半導体基板上および前記絶縁膜上に
    半導体薄膜を形成する工程と、前記半導体薄膜を介して
    前記絶縁膜上にゲート絶縁膜およびゲート電極を順次積
    層形成する工程と、前記ゲート電極を挟む両側の少なく
    とも前記半導体薄膜中に他導電型のソース・ドレインを
    形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 一導電型の半導体基板上の活性領域を取
    り巻く素子分離用の溝と前記活性領域内の半導体基板上
    に前記素子分離用の溝より幅の狭いパンチスルー電流阻
    止用の溝とを形成する工程と、前記素子分離用の溝およ
    び前記パンチスルー電流阻止用の溝に絶縁膜を埋め込む
    工程と、エピタキシャル成長により前記半導体基板上お
    よびパンチスルー電流阻止用の溝に埋め込んだ絶縁膜上
    の全面を覆いかつ前記素子分離用の溝に埋め込んだ絶縁
    膜上の一部分を覆うように半導体薄膜を形成する工程
    と、前記半導体薄膜を介して前記パンチスルー電流阻止
    用の溝に埋め込んだ絶縁膜上にゲート絶縁膜およびゲー
    ト電極を順次積層形成する工程と、前記ゲート電極を挟
    む両側の少なくとも前記半導体薄膜中に他導電型のソー
    ス・ドレインを形成する工程とを含む半導体装置の製造
    方法。
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