JPH06112480A - 半導体装置並びにその製造方法 - Google Patents
半導体装置並びにその製造方法Info
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- JPH06112480A JPH06112480A JP25616092A JP25616092A JPH06112480A JP H06112480 A JPH06112480 A JP H06112480A JP 25616092 A JP25616092 A JP 25616092A JP 25616092 A JP25616092 A JP 25616092A JP H06112480 A JPH06112480 A JP H06112480A
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- Japan
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- source
- drain
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ソース及びドレイン領域の浅い接合が不要で
ありかつ短チャネル効果が抑制され、更に高電流駆動能
力を有する半導体装置並びにその製造方法を提供する。 【構成】 P型の半導体基板の表面領域に溝13と、溝
13にゲート酸化膜16を介してゲート電極17とを形
成し、ゲート電極17を挟持する位置にソース4及びド
レイン5を形成した。更に、ソース4及びドレイン5
に、水平方向及び垂直方向でゲート電極17と接しない
部分Xeff を設けた。従って、実効的なソース4及びド
レイン5の不純物領域の深さは垂直方向でゲート電極と
接しない部分Xeff に相当し、ソース4及びドレイン5
の不純物領域の深さを浅くする必要が全くなく、短チャ
ネル効果を抑制しかつ超微細化を実現し得る。また、ゲ
ート電極17のソース4及びドレイン5と接触しない面
によりチャネルを構成し、トランンジスタの占有面積を
増加することなくチャネル幅を増加して高電流駆動能力
を得る。
ありかつ短チャネル効果が抑制され、更に高電流駆動能
力を有する半導体装置並びにその製造方法を提供する。 【構成】 P型の半導体基板の表面領域に溝13と、溝
13にゲート酸化膜16を介してゲート電極17とを形
成し、ゲート電極17を挟持する位置にソース4及びド
レイン5を形成した。更に、ソース4及びドレイン5
に、水平方向及び垂直方向でゲート電極17と接しない
部分Xeff を設けた。従って、実効的なソース4及びド
レイン5の不純物領域の深さは垂直方向でゲート電極と
接しない部分Xeff に相当し、ソース4及びドレイン5
の不純物領域の深さを浅くする必要が全くなく、短チャ
ネル効果を抑制しかつ超微細化を実現し得る。また、ゲ
ート電極17のソース4及びドレイン5と接触しない面
によりチャネルを構成し、トランンジスタの占有面積を
増加することなくチャネル幅を増加して高電流駆動能力
を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高集積半導体集積回
路に用いられる電界効果トランジスタ等の半導体装置並
びにその製造方法に関するものである。
路に用いられる電界効果トランジスタ等の半導体装置並
びにその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、超高集積半導体集積回路に用いら
れる半導体装置として例えばプレーナ型MOS電界効果
トランジスタが知られている。このプレーナ型MOS電
界効果トランジスタは、シリコン基板表面にゲート酸化
膜を形成し、ゲート酸化膜上にゲート電極を形成してい
る。更に、ゲート電極をマスクにしてイオン注入を行
い、ソース及びドレイン領域を形成し、ゲート電極に電
圧を印加することによりシリコン基板表面に反転層を誘
起してチャネルを形成している。
れる半導体装置として例えばプレーナ型MOS電界効果
トランジスタが知られている。このプレーナ型MOS電
界効果トランジスタは、シリコン基板表面にゲート酸化
膜を形成し、ゲート酸化膜上にゲート電極を形成してい
る。更に、ゲート電極をマスクにしてイオン注入を行
い、ソース及びドレイン領域を形成し、ゲート電極に電
圧を印加することによりシリコン基板表面に反転層を誘
起してチャネルを形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たプレーナ型MOS電界効果トランジスタでは、チャネ
ル長が短くなるに伴ってドレイン電界がチャネルの電荷
に影響を及ぼし、チャネルのポテンシャルがゲート電圧
のみでは制御できなくなり、スレッショルド電圧が減少
するいわゆる短チャネル効果が顕著となる。
たプレーナ型MOS電界効果トランジスタでは、チャネ
ル長が短くなるに伴ってドレイン電界がチャネルの電荷
に影響を及ぼし、チャネルのポテンシャルがゲート電圧
のみでは制御できなくなり、スレッショルド電圧が減少
するいわゆる短チャネル効果が顕著となる。
【0004】また、チャネル長が短くなるに伴ってソー
ス及びドレイン不純物注入後の熱拡散工程で不純物が横
方向へも拡散するため、所定の実効チャネル長を確保す
るためには、ソース及びドレイン領域の浅い接合が要求
され、MOS電界効果トランジスタの微細化の大きな障
害となっている。
ス及びドレイン不純物注入後の熱拡散工程で不純物が横
方向へも拡散するため、所定の実効チャネル長を確保す
るためには、ソース及びドレイン領域の浅い接合が要求
され、MOS電界効果トランジスタの微細化の大きな障
害となっている。
【0005】例えば、MOS電界効果トランジスタをサ
ブミクロンから、クオーターミクロン、0.1ミクロン
以下に微細化する場合、短チャネル効果を抑制するため
に0.1μm以下の接合深さを有する極浅ソース及びド
レイン領域が必要である。
ブミクロンから、クオーターミクロン、0.1ミクロン
以下に微細化する場合、短チャネル効果を抑制するため
に0.1μm以下の接合深さを有する極浅ソース及びド
レイン領域が必要である。
【0006】このため、ソース及びドレイン不純物注入
前にシリコンイオンやフッ素イオン等をイオン注入する
ことにより単結晶シリコン基板をアモルファス状態にし
てからソース、ドレイン不純物を注入し、不純物の飛程
を単結晶状態のときよりも小さくしたり、ランプアニー
ルにより高昇温速度、短時間アニールなどが検討されて
いる。しかし、これらの努力によって0.1μm以下の
浅い接合が形成されても、結晶性が十分に回復しないた
め、接合に逆バイアス電圧が印加されることによって流
れる漏れ電流が大きく、MOS電界効果トランジスタの
微細化の大きな障害となっている。
前にシリコンイオンやフッ素イオン等をイオン注入する
ことにより単結晶シリコン基板をアモルファス状態にし
てからソース、ドレイン不純物を注入し、不純物の飛程
を単結晶状態のときよりも小さくしたり、ランプアニー
ルにより高昇温速度、短時間アニールなどが検討されて
いる。しかし、これらの努力によって0.1μm以下の
浅い接合が形成されても、結晶性が十分に回復しないた
め、接合に逆バイアス電圧が印加されることによって流
れる漏れ電流が大きく、MOS電界効果トランジスタの
微細化の大きな障害となっている。
【0007】そこで、特公昭61−4196号公報に開
示されているように、ソース、ドレイン及びゲート領域
に溝を形成することにより、平面面積を拡大することな
く、チャネル幅を増大して高い絶縁耐圧を得る電界効果
トランジスタが提案されている(図9参照)。しかし、
この電界効果トランジスタでは構造が微細になるにつれ
て、ソース1、ドレイン2及びゲート3領域に形成する
溝1a、2a、3aは一層微細になり、溝を形成する製
造加工が難しくなるという問題点があった。
示されているように、ソース、ドレイン及びゲート領域
に溝を形成することにより、平面面積を拡大することな
く、チャネル幅を増大して高い絶縁耐圧を得る電界効果
トランジスタが提案されている(図9参照)。しかし、
この電界効果トランジスタでは構造が微細になるにつれ
て、ソース1、ドレイン2及びゲート3領域に形成する
溝1a、2a、3aは一層微細になり、溝を形成する製
造加工が難しくなるという問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、ソース及びドレイン領域の浅い
接合が不要でありかつ短チャネル効果が抑制され、更に
高電流駆動能力を有する半導体装置並びにその製造方法
を提供することを目的とする。
ためになされたもので、ソース及びドレイン領域の浅い
接合が不要でありかつ短チャネル効果が抑制され、更に
高電流駆動能力を有する半導体装置並びにその製造方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたもので、本発明に係る半導体装置は、第1導
電型の半導体基体と、第1導電型の半導体基体の表面領
域に設けられた少なくとも1つの溝と、この溝に絶縁膜
を介して形成されたゲート電極と、ゲート電極を挟持す
る位置に形成されかつソース及びドレインを構成する少
なくとも2つの第2導電型不純物領域と、ゲート電極の
第2導電型不純物領域と接触しない面により構成された
チャネルとを備えることを特徴とするものである。
みなされたもので、本発明に係る半導体装置は、第1導
電型の半導体基体と、第1導電型の半導体基体の表面領
域に設けられた少なくとも1つの溝と、この溝に絶縁膜
を介して形成されたゲート電極と、ゲート電極を挟持す
る位置に形成されかつソース及びドレインを構成する少
なくとも2つの第2導電型不純物領域と、ゲート電極の
第2導電型不純物領域と接触しない面により構成された
チャネルとを備えることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明に係る半導体装置は、前記第
2導電型不純物領域に、水平方向及び垂直方向でゲート
電極と接しない部分を形成したことを特徴とするもので
ある。
2導電型不純物領域に、水平方向及び垂直方向でゲート
電極と接しない部分を形成したことを特徴とするもので
ある。
【0011】更に、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、第1導電型の半導体基体の表面領域に少なくとも1
つの溝を形成する第1の工程と、この溝の表面に絶縁膜
を形成する第2の工程と、この溝にゲート電極を形成す
る第3の工程と、ゲート電極を挟持する位置にソース及
びドレインを構成する少なくとも2つの第2導電型不純
物領域を、そのゲート電極と対向する面において、水平
方向及び垂直方向でゲート電極と接しない部分を持つよ
うに形成する第4の工程とからなることを特徴とする。
は、第1導電型の半導体基体の表面領域に少なくとも1
つの溝を形成する第1の工程と、この溝の表面に絶縁膜
を形成する第2の工程と、この溝にゲート電極を形成す
る第3の工程と、ゲート電極を挟持する位置にソース及
びドレインを構成する少なくとも2つの第2導電型不純
物領域を、そのゲート電極と対向する面において、水平
方向及び垂直方向でゲート電極と接しない部分を持つよ
うに形成する第4の工程とからなることを特徴とする。
【0012】
【作用】上述構成に基づき、本発明における半導体装置
は、第1導電型の半導体基体の表面領域に設けられた少
なくとも1つの溝に絶縁膜を介してゲート電極を形成
し、ゲート電極を挟持する位置に第2導電型のソース及
びドレイン不純物領域を形成し、ゲート電極のソース及
びドレイン不純物領域と接触しない面によりチャネルを
構成したことにより、実効的なソース及びドレイン不純
物領域の深さは垂直方向でゲート電極と接しない部分X
eff に相当し、ソース及びドレイン不純物領域の深さを
浅くする必要が全くなく、極めて浅い部分Xeff が得ら
れることになり、短チャネル効果を抑制しかつ超微細化
を実現し得る。
は、第1導電型の半導体基体の表面領域に設けられた少
なくとも1つの溝に絶縁膜を介してゲート電極を形成
し、ゲート電極を挟持する位置に第2導電型のソース及
びドレイン不純物領域を形成し、ゲート電極のソース及
びドレイン不純物領域と接触しない面によりチャネルを
構成したことにより、実効的なソース及びドレイン不純
物領域の深さは垂直方向でゲート電極と接しない部分X
eff に相当し、ソース及びドレイン不純物領域の深さを
浅くする必要が全くなく、極めて浅い部分Xeff が得ら
れることになり、短チャネル効果を抑制しかつ超微細化
を実現し得る。
【0013】また、ソース及びドレイン不純物領域を埋
め込んだゲート電極に対して、水平方向にもゲート電極
と接しない部分Xeff を有することにより、チャネルを
ソース及びドレイン不純物領域が位置しない両側及び底
面に形成し、トランンジスタの占有面積を増加すること
なくチャネル幅を増大して高電流駆動能力を得る。
め込んだゲート電極に対して、水平方向にもゲート電極
と接しない部分Xeff を有することにより、チャネルを
ソース及びドレイン不純物領域が位置しない両側及び底
面に形成し、トランンジスタの占有面積を増加すること
なくチャネル幅を増大して高電流駆動能力を得る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。
する。
【0015】(1)請求項1及び2記載の発明の実施例 図1は、本発明に係るNチャネルMOS電界効果トラン
ジスタを示す斜視図である。
ジスタを示す斜視図である。
【0016】NチャネルMOS電界効果トランジスタ
は、第1導電型の半導体基体としてのP型不純物濃度を
有するシリコン基板に、開口したレジストマスクを介し
て異方性ドライエッチングにより形成した例えば長さL
t=0.5μm、幅Wt=1.0μm、深さDt=0.
18μmの溝13を有している。更に、溝13内には、
熱酸化により所定の膜厚(例えば10nm)になるよう
にゲート酸化膜16が形成されている。
は、第1導電型の半導体基体としてのP型不純物濃度を
有するシリコン基板に、開口したレジストマスクを介し
て異方性ドライエッチングにより形成した例えば長さL
t=0.5μm、幅Wt=1.0μm、深さDt=0.
18μmの溝13を有している。更に、溝13内には、
熱酸化により所定の膜厚(例えば10nm)になるよう
にゲート酸化膜16が形成されている。
【0017】そして、溝13内には、ポリシリコンから
なるゲート電極17が埋め込まれており、ポリシリコン
電極17を挟持する位置には、第2導電型すなわちN型
のソース4の不純物領域及びドレイン5の不純物領域が
形成されている。更に、ソース不純物領域4及びドレイ
ン不純物領域5は、水平方向及び垂直方向でゲート電極
17よりXeff だけ大きく形成されており、この部分X
eff によりゲート電極17と接しない部分を構成してい
る。なお、Xeff を0.02μm以下になるように形成
する。
なるゲート電極17が埋め込まれており、ポリシリコン
電極17を挟持する位置には、第2導電型すなわちN型
のソース4の不純物領域及びドレイン5の不純物領域が
形成されている。更に、ソース不純物領域4及びドレイ
ン不純物領域5は、水平方向及び垂直方向でゲート電極
17よりXeff だけ大きく形成されており、この部分X
eff によりゲート電極17と接しない部分を構成してい
る。なお、Xeff を0.02μm以下になるように形成
する。
【0018】以上のように構成したので、チャネルの幅
Lt(例えば0.5μm)が同一のMOS電界効果トラ
ンジスタに比較して、チャネル長を2Dt+Wt(1.
36μm)に増大して、電流駆動能力を向上し得る。
Lt(例えば0.5μm)が同一のMOS電界効果トラ
ンジスタに比較して、チャネル長を2Dt+Wt(1.
36μm)に増大して、電流駆動能力を向上し得る。
【0019】更に、実効的なソース及びドレイン不純物
領域の深さは垂直方向でゲート電極17と接しない部分
Xeff に相当し、ソース不純物領域4及びドレイン不純
物領域5の深さを浅くする必要が全くなく、極めて浅い
部分Xeff が得られることになり、短チャネル効果を抑
制しかつ超微細化を行える。
領域の深さは垂直方向でゲート電極17と接しない部分
Xeff に相当し、ソース不純物領域4及びドレイン不純
物領域5の深さを浅くする必要が全くなく、極めて浅い
部分Xeff が得られることになり、短チャネル効果を抑
制しかつ超微細化を行える。
【0020】なお、上述実施例においては、シリコン基
板上にゲート電極17を埋め込む溝13が1つのみ形成
されていたが、本発明はゲート電極17を埋め込む溝の
数に限定されるものではなく、図2に示すように、溝1
3〜nの数は複数個でもよい。
板上にゲート電極17を埋め込む溝13が1つのみ形成
されていたが、本発明はゲート電極17を埋め込む溝の
数に限定されるものではなく、図2に示すように、溝1
3〜nの数は複数個でもよい。
【0021】(2)請求項3記載の発明の実施例 図3から図8までは、本発明に係るCMOS電界効果ト
ランジスタの製造方法を示す図である。
ランジスタの製造方法を示す図である。
【0022】図3に示すように、半導体基板10の所定
領域にPウエル11及びNウエル12を形成し、開口し
たフォトレジストにより溝13、14、15を形成する
(第1工程)。それから、熱酸化によりゲート酸化膜1
6を所定の膜厚(例えば10nm)になるように形成す
る(第2工程)。
領域にPウエル11及びNウエル12を形成し、開口し
たフォトレジストにより溝13、14、15を形成する
(第1工程)。それから、熱酸化によりゲート酸化膜1
6を所定の膜厚(例えば10nm)になるように形成す
る(第2工程)。
【0023】その後、図4に示すように、減圧CVD等
によりポリシリコンをウエハ全面に堆積し、溝13、1
4、15が存在することにより生じる段差をレジストや
スピンオングラス膜を塗布することにより平坦化する。
それから、図5に示すように、異方性を有するドライエ
ッチングを施し、溝13、14、15にポリシリコンゲ
ート電極を埋め込む(第3工程)。更に、溝14の領域
を開口したフォトレジストを介して酸素イオンを注入す
る。
によりポリシリコンをウエハ全面に堆積し、溝13、1
4、15が存在することにより生じる段差をレジストや
スピンオングラス膜を塗布することにより平坦化する。
それから、図5に示すように、異方性を有するドライエ
ッチングを施し、溝13、14、15にポリシリコンゲ
ート電極を埋め込む(第3工程)。更に、溝14の領域
を開口したフォトレジストを介して酸素イオンを注入す
る。
【0024】なお、NMOS、PMOSとも表面チャネ
ル型にする場合は、ポリシリコンにNMOS形成領域に
開口したフォトレジストを介してりん等のN型不純物を
ドーピングし(図6参照)、PMOS形成領域に開口し
たフォトレジストを介してP型不純物をドーピングし
(図7参照)、熱工程を経ることによってN型ポリシリ
コンからなるゲート電極17、素子分離酸化膜18、P
型ポリシリコンからなるゲート電極19を形成する(図
8参照)。
ル型にする場合は、ポリシリコンにNMOS形成領域に
開口したフォトレジストを介してりん等のN型不純物を
ドーピングし(図6参照)、PMOS形成領域に開口し
たフォトレジストを介してP型不純物をドーピングし
(図7参照)、熱工程を経ることによってN型ポリシリ
コンからなるゲート電極17、素子分離酸化膜18、P
型ポリシリコンからなるゲート電極19を形成する(図
8参照)。
【0025】その後、N型ソース不純物領域、及びドレ
イン不純物領域を形成する領域を開口したレジストマス
クを介して、例えばヒ素をイオン注入し、P型ソース不
純物領域、及びドレイン不純物領域を形成する領域を開
口したレジストマスクを介して、例えばホウ素をイオン
注入し、熱拡散を経てソース不純物領域、及びドレイン
不純物領域を形成する(第4工程)。この際、イオン注
入、熱拡散の条件は図1中のXeff が極めて浅く、ソー
ス不純物領域、及びドレイン不純物領域の深さが溝の深
さよりも若干深くなるように設定する。
イン不純物領域を形成する領域を開口したレジストマス
クを介して、例えばヒ素をイオン注入し、P型ソース不
純物領域、及びドレイン不純物領域を形成する領域を開
口したレジストマスクを介して、例えばホウ素をイオン
注入し、熱拡散を経てソース不純物領域、及びドレイン
不純物領域を形成する(第4工程)。この際、イオン注
入、熱拡散の条件は図1中のXeff が極めて浅く、ソー
ス不純物領域、及びドレイン不純物領域の深さが溝の深
さよりも若干深くなるように設定する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1導電型の半導体基体の表面領域に設けられた少なく
とも1つの溝に絶縁膜を介してゲート電極を形成し、ゲ
ート電極を挟持する位置に第2導電型のソース及びドレ
イン不純物領域を形成し、ゲート電極のソース及びドレ
イン不純物領域と接触しない面によりチャネルを構成し
たので、ソース及びドレイン不純物領域のチャネル面か
らの実効的な深さは垂直方向でゲート電極と接しない部
分に相当し、ソース及びドレイン不純物領域の深さを浅
くする必要がなく、短チャネル効果を抑制でき、超微細
化を図ることができる。
第1導電型の半導体基体の表面領域に設けられた少なく
とも1つの溝に絶縁膜を介してゲート電極を形成し、ゲ
ート電極を挟持する位置に第2導電型のソース及びドレ
イン不純物領域を形成し、ゲート電極のソース及びドレ
イン不純物領域と接触しない面によりチャネルを構成し
たので、ソース及びドレイン不純物領域のチャネル面か
らの実効的な深さは垂直方向でゲート電極と接しない部
分に相当し、ソース及びドレイン不純物領域の深さを浅
くする必要がなく、短チャネル効果を抑制でき、超微細
化を図ることができる。
【0027】また、ソース及びドレイン不純物領域を埋
め込んだゲート電極に対して、水平方向にもゲート電極
と接しない部分を有するので、チャネルをソース及びド
レイン不純物領域が位置しない両側及び底面に形成し
て、トランンジスタの占有面積を増加することなくチャ
ネル幅を増加して高電流駆動能力を得ることができる。
め込んだゲート電極に対して、水平方向にもゲート電極
と接しない部分を有するので、チャネルをソース及びド
レイン不純物領域が位置しない両側及び底面に形成し
て、トランンジスタの占有面積を増加することなくチャ
ネル幅を増加して高電流駆動能力を得ることができる。
【図1】請求項1及び2記載の発明に係るNチャネルM
OS電界効果トランジスタを示す斜視図である。
OS電界効果トランジスタを示す斜視図である。
【図2】請求項1及び2記載の発明の他の実施例を示す
平面図である。
平面図である。
【図3】請求項3記載の発明に係るNチャネルMOS電
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図4】請求項3記載の発明に係るNチャネルMOS電
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図5】請求項3記載の発明に係るNチャネルMOS電
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図6】請求項3記載の発明に係るNチャネルMOS電
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図7】請求項3記載の発明に係るNチャネルMOS電
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図8】請求項3記載の発明に係るNチャネルMOS電
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
界効果トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図9】従来の電界効果トランジスタを示す斜視図であ
る。
る。
4 ソース 5 ドレイン 11 Pウエル 12 Nウエル 13、14、15 溝 16 ゲート酸化膜 17、19 ゲート電極 18 素子分離酸化膜
Claims (3)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基体と、 第1導電型の半導体基体の表面領域に設けられた少なく
とも1つの溝と、 この溝に絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、 ゲート電極を挟持する位置に形成されかつソース及びド
レインを構成する少なくとも2つの第2導電型不純物領
域と、 ゲート電極の第2導電型不純物領域と接触しない面によ
り構成されたチャネルと、 を備えることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記第2導電型不純物領域を、その前記
ゲート電極に対向する面に、水平方向及び垂直方向でゲ
ート電極と接しない部分ができるように形成したことを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 第1導電型の半導体基体の表面領域に少
なくとも1つの溝を形成する第1の工程と、 この溝の表面に絶縁膜を形成する第2の工程と、 この溝ゲート電極を形成する第3の工程と、 ゲート電極を挟持する位置にソース及びドレインを構成
する少なくとも2つの第2導電型不純物領域に、水平方
向及び垂直方向でゲート電極と接しない部分を形成する
第4の工程と、 からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25616092A JPH06112480A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 半導体装置並びにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25616092A JPH06112480A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 半導体装置並びにその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06112480A true JPH06112480A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17288741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25616092A Pending JPH06112480A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 半導体装置並びにその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06112480A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003086795A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-20 | Sharp Corp | 半導体装置およびその製造方法と集積回路と半導体システム |
JP2003101013A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-04 | Sharp Corp | 半導体装置およびその製造方法および集積回路および半導体システム |
JP2005260241A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Interuniv Micro Electronica Centrum Vzw | 半導体デバイスの製造方法および半導体デバイス |
JP2009105227A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Elpida Memory Inc | 半導体装置及びその製造方法並びにデータ処理システム |
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1992
- 1992-09-25 JP JP25616092A patent/JPH06112480A/ja active Pending
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