JP2003086795A - 半導体装置およびその製造方法と集積回路と半導体システム - Google Patents

半導体装置およびその製造方法と集積回路と半導体システム

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JP2003086795A JP2001274922A JP2001274922A JP2003086795A JP 2003086795 A JP2003086795 A JP 2003086795A JP 2001274922 A JP2001274922 A JP 2001274922A JP 2001274922 A JP2001274922 A JP 2001274922A JP 2003086795 A JP2003086795 A JP 2003086795A
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gate
semiconductor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 占有面積の低減とゲート幅の確保を簡単な方
法を用いて実現でき、さらには、ホトリソグラフィーの
能力で決定される最小加工寸法によらず微細化を可能と
することができる半導体装置およびその製造方法を提供
する。 【解決手段】 この半導体装置では、第1導電型のソー
ス領域301およびドレイン領域401と、第2導電型
のチャネル領域501と、ゲート電極領域201,20
2とが、単結晶半導体基板の表面に平行な面101内に
並存している。すなわち、ソース領域,ドレイン領域,チ
ャネル領域およびゲート電極領域は、面101に交差す
る方向へ延在している。したがって、横型MOSトラン
ジスタに比べて、半導体基板の平面100上の占有面積
を減少させることが可能になる上に、チャネル領域50
1のチャネル幅を、平行な面101に交差する方向へ増
大させて行っても、半導体基板表面上での占有面積を一
定にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、埋め
込み型MOSトランジスタ等の半導体装置およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トランジスタ微細化の試みの一つとし
て、SGT(Surroununding Gate Transistor)が知ら
れている。そのSGTの構造を、図16に示す。この図
16は、縦型トランジスタを示し、ゲート電極20とゲ
ート絶縁膜60からなるゲート領域を縦方向に配設する
ことによって、占有面積の縮小が期待できる。
【0003】この縦型トランジスタでは、基板表面10
に対し、シリコン柱50が垂直に配置され、このシリコ
ン柱50を囲むように、ゲート絶縁膜60とゲート電極
20が配置されている。したがって、チャネル電流の流
れる方向は基板表面に垂直方向であり、ソースドレイン
領域30はシリコン柱50の上下に配置されている。
【0004】したがって、シリコン柱50の長さがゲー
ト長Lとなり、シリコン柱50の断面周囲長がゲート幅
Wで決定される。このSGT構造を用いることで、横型
MOSトランジスタに比べて、平面上の占有面積が減少
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造では、微細化を進めて行くと、ゲート幅Wが減
少してしまい、その結果、十分なチャネル電流が確保で
きなくなる。すなわち、微細化が、かえってトランジス
タの高速化の阻害要因となるという重大な欠点を有する
といった問題があった。
【0006】また、その他の方法として、多層配線のよ
うに、基板上の1層目のトランジスタの上に、さらに、
トランジスタを形成する層を設けて、多層構造にするこ
とによって、実質的に基板表面に対する占有面積を減少
させる方法なども提案されている。
【0007】しかしながら、チャネル部等を単結晶にす
るために、エピタキシャル法を用いる必要があり、工程
が増大し、複雑で生産性に劣るといった欠点を有すると
いう問題があった。
【0008】そこで、この発明は、上記問題を考慮して
なされたもので、その目的は、占有面積の低減とゲート
幅の確保を簡単な方法を用いて実現でき、さらには、ホ
トリソグラフィーの能力で決定される最小加工寸法によ
らず微細化を可能とすることができる半導体装置および
その製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の半導体装置は、互いに接することなく形
成された第1導電型のソース領域およびドレイン領域
と、ゲート電極とゲート絶縁膜からなるゲート電極領域
と、第2導電型のチャネル領域とを有する単結晶半導体
基板を備え、上記ソース領域およびドレイン領域と接す
るように、上記ソース領域とドレイン領域との間に形成
された第2導電型のチャネル領域が、上記ゲート絶縁膜
を介して、上記ゲート電極と対向しており、上記第1導
電型のソース領域およびドレイン領域と、上記第2導電
型のチャネル領域と、上記ゲート電極領域とが、上記単
結晶半導体基板の表面に平行な面内にあることを特徴と
している。
【0010】この発明の半導体装置では、上記第1導電
型のソース領域およびドレイン領域と、上記第2導電型
のチャネル領域と、上記ゲート電極領域とが、上記単結
晶半導体基板の表面に平行な面内に並存している。すな
わち、上記ソース領域,ドレイン領域,チャネル領域およ
びゲート電極領域は、上記平行な面に交差する方向へ延
在している。
【0011】したがって、この半導体装置によれば、横
型MOSトランジスタに比べて、上記半導体基板の平面
上の占有面積を減少させることが可能になる。その上、
上記チャネル領域のチャネル幅を、上記平行な面に交差
する方向へ増大させて行っても、半導体基板表面上での
占有面積を一定にすることができる。
【0012】また、この半導体装置では、微細化を進め
ていっても、ゲート幅Wを、自由に設定することができ
る。このため、SGTに代表される従来型の縦型トラン
ジスタのように、微細化を進めていくとゲート幅Wが必
然的に減少してしまうという不具合が発生しない。した
がって、十分なチャネル電流を確保でき、微細化に起因
してトランジスタの高速化が阻害されるという従来の欠
点を解消でき、高速性を確保することができる。
【0013】また、一実施形態の半導体装置は、互いに
接することなく形成された第1導電型のソース領域およ
びドレイン領域と、互いに接することなく形成された第
1,第2の2つのゲート電極領域と、第2導電型のチャ
ネル領域とを有する単結晶半導体基板を備え、上記2つ
のゲート電極領域は、それぞれ、ゲート電極とゲート絶
縁膜からなり、上記第2導電型のチャネル領域は、上記
ソース領域およびドレイン領域と接するように、上記ソ
ース領域とドレイン領域との間に形成され、上記ゲート
絶縁膜を介して、上記2つのゲート電極領域と接してお
り、上記2つのゲート電極領域は、互いに上記チャネル
領域を挟んで対向しており、上記第1導電型のソース領
域およびドレイン領域と、上記第2導電型のチャネル領
域と、上記2つのゲート電極領域とが、上記単結晶半導
体基板の表面に平行な面内にある。
【0014】この実施形態の半導体装置では、上記第1
導電型のソース領域およびドレイン領域と、上記第2導
電型のチャネル領域と、上記2つのゲート電極領域と
が、上記単結晶半導体基板の表面に平行な面内に並存し
ている。
【0015】したがって、この半導体装置によれば、横
型MOSトランジスタに比べて、上記単結晶半導体基板
の表面に平行な面上の占有面積を減少させることが可能
となる。その上、チャネル幅を増大させていっても、上
記半導体基板の表面に対する占有面積を一定にすること
ができる。
【0016】また、微細化を進めていっても、ゲート幅
を自由に設定することができるので、SGTに代表され
る従来型の縦型トランジスタとは異なり、微細化を進め
ていくとゲート幅が必然的に減少してしまうという欠点
を解消できる。このため、十分なチャネル電流を確保で
き、微細化がかえってトランジスタの高速化の阻害要因
となるという欠点もなくなって、高速性を確保できる。
【0017】また、2つのゲート電極を有するので、1
つのゲート電極を有する場合に比べて、ほぼ2倍の能力
を有し、かつ、占有面積を2倍未満に抑えることができ
る。
【0018】また、ダブルゲート構造を有するので、チ
ャネルをオン(ON)にするときに、一方のゲート電極に
電圧を印加するのと同時に、他方のゲート電極にも同じ
極性の電圧を印加することによって、チャネル領域の空
乏化を助けて、チャネル領域に対するドレイン電圧の影
響を低減できる。これにより、一層、短チャネル効果を
抑制できる。
【0019】また、他方のゲート電極に電圧を印加させ
ることにより、チャネル領域の電位を上昇させることが
できるので、実質的にトランジスタがオンのときにの
み、閾値電圧Vthを低下させることが可能になる。これ
により、ゲート電圧Vgから上記閾値電圧Vthを減算し
たドレイン飽和電圧Vd(≒Vg−Vth)を上昇させ、ま
た、実効移動度を上昇させることができるので、チャネ
ル電流が増加して高速動作を図れる。
【0020】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、上記単結晶半導体基板は、SOI
(シリコン・オン・インシュレータ)基板であることを特
徴としている。
【0021】この実施形態の半導体装置では、上記単結
晶半導体基板は、SOI基板である。一般に、半導体基
板表面から上記SOI基板の絶縁層までの深さは、半導
体基板内で一定である。
【0022】したがって、この半導体装置によれば、S
OI基板の表面からのソースドレイン領域およびゲート
領域の深さを、上記SOI基板の表面から上記SOI基
板の絶縁層までの深さに、精度よく容易に揃えることが
できる。すなわち、製造時において、ソースドレイン領
域およびゲート領域を形成するに際し、半導体と絶縁体
との選択性があるエッチングを用いて、上記各領域に対
応する開口部をSOI基板に形成すればよい。
【0023】したがって、この半導体装置によれば、ゲ
ート幅を精度よく揃えることができ、従来のトランジス
タでのフォト条件やエッチング条件によるゲート幅の製
造ばらつきに比べて、格段に製造ばらつきの少ない半導
体装置を実現できる。
【0024】また、この半導体装置によれば、チャネル
領域は、ソースドレイン領域を経由する部分を除いて、
SOI基板に対して、電気的に分離できる。したがっ
て、ゲート電圧によってチャネル領域をより完全に制御
することができる。
【0025】したがって、この半導体装置によれば、ド
レイン電圧がチャネル部へ及ぼす影響が、さらに少なく
なって、短チャネル効果を抑制できるとともに、ゲート
電圧の印加に伴うチャネル領域の電位の上昇も効果的に
なされる。したがって、閾値電圧の減少も効果的に起こ
る。この結果、さらなる高速動作が可能となる。
【0026】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、上記ゲート電極が、上記ゲート絶
縁膜を介して、上記チャネル領域に対向する面が、上記
単結晶半導体基板の[111]面に平行あるいは略平行
である。
【0027】この実施形態では、上記ゲート電極領域
が、上記ゲート絶縁膜を介して、上記チャネル領域に対
向する面が、上記単結晶半導体基板の[111]面に平
行あるいは略平行である。ここで、「略平行」とは、製
造誤差、ばらつきの範囲内で平行であることをいう。
【0028】上記半導体装置によれば、上記ゲート電極
領域のゲート絶縁膜と上記チャネル領域との界面が[1
11]面となる。したがって、ゲート電極領域となる開
口部を形成するための工程において、上記基板表面に対
して垂直に開口部を形成し易く、上記界面の状態も平坦
化されやすい。したがって、ゲート幅の誤差やばらつき
を抑制することができ、また、上記界面のラフネスによ
る移動度の低下を防止できる。
【0029】また、上記半導体装置によれば、ゲート電
極領域を2つ有するダブルゲート構造においては、2つ
のゲート電極領域の間の間隔Dを上記基板表面側から上
記基板内部側にかけて一定にすることが容易となる。し
たがって、性能の劣化やばらつきを抑制できる。
【0030】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、上記ゲート電極が、上記ゲート絶
縁膜を介して、上記チャネル領域に対向する面が、上記
単結晶半導体基板の[100]面に垂直あるいは略垂直
である。
【0031】この実施形態では、上記ゲート電極が、上
記ゲート絶縁膜を介して、上記チャネル領域に対向する
面が、上記単結晶半導体基板の[100]面に垂直ある
いは略垂直である。
【0032】上記半導体装置によると、チャネル電流が
流れる方向が[100]方向となるので、電子の移動度
が大きくなり、界面準位密度も低くなる。したがって、
高移動度が可能となる。
【0033】なお、言うまでもないが、上記[100]
面と[010]面、[001]面等は等価であり、上記
[111]面と[1−11]面なども等価である。
【0034】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、さらに、第3のゲート電極を有し
ており、上記第3のゲート電極は、ゲート絶縁膜を介し
て、上記チャネル領域に対向しており、上記第3のゲー
ト電極と上記チャネル領域は、上記単結晶半導体基板の
表面に垂直な平面内にある。
【0035】この実施形態の半導体装置では、上記ゲー
ト絶縁膜を介して上記チャネル領域と対向している第3
のゲート電極を有し、この第3のゲート電極と上記チャ
ネル領域とは、上記単結晶半導体基板の平面に垂直な平
面内にある。
【0036】この半導体装置によれば、この第3のゲー
ト電極の分だけ、同一のチャネル領域に作用するゲート
電極の数が増える。このため、チャネルをオンにすると
きに、第3のゲート電極以外のゲート電極に電圧を印加
するのと同時に、この第3のゲート電極にも同じ極性の
電圧を印加することによって、実効的なゲート幅を増加
させることができる。したがって、この半導体装置によ
れば、駆動能力を増大することが可能となり、高速動作
が可能となる。
【0037】また、上記第3のゲート電極と上記チャネ
ル領域とが上記単結晶半導体基板の表面に垂直な平面内
にあるので、この第3のゲート電極を有することによる
占有面積の増大はほとんどなく、効果的な駆動能力の向
上が可能となる。
【0038】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、複数のゲート電極が、電気的に接
続されている。
【0039】この実施形態の半導体装置では、複数のゲ
ート電極が、電気的に接続されている。したがって、一
方のゲート電極に電圧を印加すれば、他方のゲート電極
にも同電圧が印加されることになるから、ゲート電極毎
にコンタクトを作製する必要がなくなる。このため、製
造工程を簡略化でき、また、コンタクト工程でのマージ
ンに余裕が生まれるから、生産性が優れている。また、
性能面においても、印加電圧のばらつきを抑制できるの
で、信頼性を向上できる。
【0040】また、一実施形態は、上記の半導体装置に
おいて、複数のゲート電極が互いに対向する電極間隔
が、0.3μm以下である。
【0041】この実施形態の半導体装置では、複数のゲ
ート電極が互いに対向する電極間隔が、0.3μm以下
である。この半導体装置によれば、チャネル領域の全面
空乏化が容易に可能となる。したがって、短チャネル特
性を向上させることができ、また、低ゲート電圧での高
い移動度を実現できる。
【0042】また、一実施形態は、上記の半導体装置に
おいて、上記ゲート絶縁膜のうち、上記チャネル領域に
接する部分の厚さが、上記ゲート絶縁膜のうち、上記ソ
ース領域およびドレイン領域と接する部分の厚さ以下で
ある。
【0043】この実施形態の半導体装置では、上記ゲー
ト絶縁膜のうち、上記チャネル領域に接する部分の厚さ
が、上記ゲート絶縁膜のうち、上記ソース領域およびド
レイン領域と接する部分の厚さ以下である。これによ
り、ソース領域およびドレイン領域とゲート電極との接
合容量を低減することが可能となり、より高速な動作が
可能となる。
【0044】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、上記単結晶半導体基板は、球状の
半導体単結晶粒からなる。
【0045】この実施形態では、上記単結晶半導体基板
は、球状の半導体単結晶粒からなるから、基板材料を効
率的に利用できる。つまり、同じ材料の量でも平面基板
よりも球状基板の方が表面積を大きくできる。また、球
状の半導体単結晶粒の3次元性を利用して、積み上げた
り並べたりすることで、立体構造を作ることが可能にな
るので、実効的な占有面積をより削減でき、小型化が可
能となる。
【0046】また、一実施形態の集積回路は、上記の半
導体装置のうちの少なくとも1つを備えている。
【0047】この実施形態の集積回路では、上記記載の
半導体装置のうちの少なくとも1つを備えていること
で、占有面積の小さい半導体装置で構成されることとな
る。したがって、高集積化が可能となる。また、占有面
積を拡大せずに、ゲート幅を大きくすることが可能とな
るから、高速化も容易である。
【0048】また、一実施形態の半導体システムは、上
記の集積回路を備えている。
【0049】この実施形態の半導体システムによれば、
集積度が高く、高速化も容易な集積回路を用いて構築さ
れているので、小型で高速動作が可能となる。
【0050】また、一実施形態の半導体装置の製造方法
は、シリコン基板のソースドレイン領域となる領域に、
フォトリソグラフィーと異方性エッチングによって、第
1の開口部を形成する第1の開口工程と、上記第1の開
口部に、半導体もしくは導体を堆積することによって、
上記第1の開口部を埋め込む第1の埋め込み工程と、上
記シリコン基板上に堆積した上記半導体もしくは導体を
エッチバックする第1エッチバック工程と、ゲート電極
を形成する上記シリコン基板の領域に、フォトリソグラ
フィーと異方性エッチングによって、第2の開口部を形
成する第2の開口工程と、上記第2の開口部の内壁を酸
化して酸化膜を形成した後、この酸化膜を除去する酸化
膜除去工程と、上記第2の開口部に、ゲート絶縁膜を形
成するゲート絶縁膜形成工程と、上記第2の開口部に、
半導体もしくは導体を堆積することによって、上記第2
の開口部を埋め込む第2の埋め込み工程と、上記シリコ
ン基板上に堆積した上記半導体もしくは導体をエッチバ
ックする第2エッチバック工程とを有する。
【0051】この実施形態の半導体装置の製造方法で
は、シリコン基板のソースドレイン領域となる領域に、
フォトリソグラフィと異方性エッチングによって、第1
の開口部が形成される。この第1の開口部に半導体もし
くは導体を堆積することによって埋め込み、シリコン基
板上に堆積した上記半導体もしくは導体をエッチバック
することにより、シリコン基板の表面に垂直な方向に延
びたソースドレイン領域を形成できる。
【0052】また、ゲート電極を形成する領域にフォト
リソグラフィーと異方性エッチングによって、第2の開
口部が形成される。この第2の開口部の内壁を酸化して
酸化膜を形成した後、この酸化膜を除去することによっ
て、エッチングによるダメージを上記内壁から除去でき
る。また、2つのゲート電極を対向配置させる場合にお
いては、2つのゲート電極の間隔Dを小さく設定でき
る。
【0053】また、この製造方法では、上記第2の開口
部にゲート絶縁膜を形成することによって、ゲート絶縁
膜を形成するのと同時に、ゲート電極をその他の領域に
対して電気的に分離できる。また、上記第2の開口部に
半導体もしくは導体を堆積することによって埋め込み、
シリコン基板上に堆積した上記半導体もしくは導体をエ
ッチバックすることにより、ゲート電極を形成できる。
【0054】これにより、ソース領域,ドレイン領域,チ
ャネル領域およびゲート絶縁膜を有するゲート電極領域
とが、シリコン基板の表面に平行な面内にある半導体装
置を作製できる。
【0055】また、一実施形態は、上記の半導体装置の
製造方法において、上記第2の開口工程と酸化膜除去工
程とゲート絶縁膜形成工程と第2埋め込み工程と第2エ
ッチバック工程とでもって、チャネル領域を挟んで対向
する複数のゲート電極領域を形成し、上記第2エッチバ
ック工程は、上記シリコン基板上に堆積した半導体もし
くは導体をエッチバックにより除去しつつ、上記チャネ
ル領域を挟んで対向する複数のゲート電極領域を上記チ
ャネル領域上でつなぐような上記半導体もしくは導体を
残して、上部ゲート電極を形成する。
【0056】この実施形態の半導体装置の製造方法で
は、上記第2エッチバック工程は、上記シリコン基板上
に堆積した半導体もしくは導体をエッチバックにより除
去しつつ、上記チャネル領域を挟んで対向する複数のゲ
ート電極領域を上記チャネル領域上でつなぐような上記
半導体もしくは導体を残して、上部ゲート電極を形成す
る。したがって、簡単な方法で上部ゲート電極を形成で
きる。また、上部ゲート電極はゲート絶縁膜を介してチ
ャネル領域と接しており、上部ゲート電極とチャネル領
域とを、単結晶半導体基板の表面に垂直な平面内に作製
することが可能となる。
【0057】また、一実施形態は、上記の半導体装置の
製造方法において、上記第1または第2の埋め込み工程
では、少なくとも一つの開口部をポリシリコンで埋め込
む。
【0058】この実施形態の半導体装置の製造方法で
は、開口部を半導体もしくは導体を堆積することによっ
て埋め込むときに、少なくとも一つの開口部がポリシリ
コンによって埋め込まれる。したがって、必ずしもエピ
タキシャル成長を行なう必要がなく、従来のLSIの製
造工程で用いられるシリコンCVD装置等を用いること
ができ、従来の製造装置を用いて製造することが可能で
ある。したがって、新たな製造設備の導入を減らすこと
ができる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態を説明する。
【0060】(第1の実施の形態)図1〜図4を参照し
て、この発明の半導体装置の第1実施形態のトランジス
タの構造を説明する。
【0061】図1に、この第1の実施形態としてのトラ
ンジスタの主要部を立体的に示す。この図1では、単結
晶半導体基板における表面に平行な平面100と平面1
01との間の領域での上記トランジスタの立体的な構造
を示している。上記平面101は上記平面100に平行
な平面である。
【0062】図1に示すように、ソースドレイン領域3
01と401およびゲート電極領域201と202は、
平面100と101との間で縦方向(Z方向)に延在して
いる。このソースドレイン領域301と401とは、所
定の間隔を隔てて、X方向に対向している。また、上記
ゲート電極領域201と202は、所定の間隔を隔て
て、Y方向に対向している。ゲート電極領域201はゲ
ート絶縁膜601とゲート電極201Aからなり、ゲー
ト電極領域202はゲート絶縁膜602とゲート電極2
02Aからなる。
【0063】このゲート電極領域201,202とソー
スドレイン領域301,401とで囲まれた領域が、チ
ャネル領域501になっている。このチャネル領域50
1は、ゲート電極領域201,202のゲート絶縁膜6
01,602を介して、ゲート電極201A,202Aに
対向している。
【0064】また、上記ソースドレイン領域301,4
01は、チャネル領域501側の端部が、ゲート電極領
域201,202によって、Y方向の両側から挟み込ま
れた状態になっている。この端部は基部に比べて、Y方
向の厚さが小さく、上記チャネル領域501と略同じ厚
さになっている。
【0065】図1の平面101における平面図である図
2に示すように、ソースドレイン領域301,401
と、チャネル領域501と、ゲート電極領域201,2
02とが、単結晶半導体基板の平面100に平行な面1
01内に並存している。そして、図1,図2に示すよう
に、このゲート電極領域201,202が有するゲート
電極201A,202Aは、X−Y平面による切断面に
おいて、4周がゲート絶縁膜601,602で被覆され
ている。
【0066】この実施形態では、ゲート電極201A,
202Aとソースドレイン領域301,401は、いず
れもドープされたポリシリコンからなり、チャネル領域
501は単結晶シリコンからなる。
【0067】図2のA−A線断面を図3に示す。なお、
この図3では、平面101よりもZ方向上方の構造も示
している。この平面101よりもZ方向上方の構造は、
図1,図2では示されていない。
【0068】図3に示すように、上記ソースドレイン領
域301,401は、平面101よりもZ方向上方に延
在しており、このソースドレイン領域301,401の
Z方向の寸法が、ゲート幅Wとなる。このソースドレイ
ン領域301,401の上には、層間絶縁膜1001が
形成されている。ソースドレイン領域301,401
は、層間絶縁膜1001のコンタクトホール1002を
経由して、ソース・ドレインコンタクト801,901
に接続されている。
【0069】また、図2のB−B線断面を図4に示す。
この図4では、平面101よりもZ方向上方の構造およ
び平面100よりもZ方向下方の構造も示している。こ
の平面101よりもZ方向上方の構造および平面100
よりもZ方向下方の構造は、図1では示されていない。
【0070】図4に示すように、上記ゲート電極201
A,202Aは、チャネル領域501に対する対向面が
ゲート絶縁膜601,602で被覆されており、この対
向面のY方向反対側の面もゲート絶縁膜601,602
で被覆されている。さらに、上記ゲート電極201A,
202Aは、平面100に面するZ方向の端面もゲート
絶縁膜601,602で被覆されている。また、このゲ
ート電極領域201,202は、平面101よりも縦方
向(Z方向)上方に延在しており、このゲート電極領域2
01,202上に、上記層間絶縁膜1001が形成され
ている。この層間絶縁膜1001には、コンタクトホー
ル1003が形成されており、ゲート電極201A,2
02Aは、このコンタクトホール1003を経由して、
層間絶縁膜1001上に形成されたゲートコンタクト7
01,702に接続されている。
【0071】この実施形態のトランジスタは、図3に示
すように、ゲート幅Wが基板表面に平行な面101に対
して垂直方向の寸法であるので、ゲート幅Wを大きくし
ても基板表面における占有面積は変わらない。したがっ
て、集積度および高速応答性に優れる。さらに、2つの
ゲート電極201A,202Aを備えるダブルゲート構
造を、容易に構築できるから、チャネル領域501に対
するゲート電圧の制御性を高めることができる。したが
って、チャネルに対するドレイン電圧の影響を相対的に
低減でき、素子の微細化を妨げる種々の短チャネル効果
を抑制でき、駆動能力を向上できる。
【0072】さらに、ソースドレイン領域301,40
1に対するゲート電極201A,202Aのアライメン
トについては、チャネル領域501がソースドレイン領
域301,401に接する範囲でアライメントずれが許
されるので、製造が容易で歩留まりも良くなり、生産性
に優れる。
【0073】また、コンタクト801,901および7
01,702に関しても、ソースドレイン領域301,4
01およびゲート電極201A,202Aに、コンタク
トを直接に、落とすことができる。したがって、この実
施形態によれば、従来技術と異なり、ゲート電極領域2
01,202から配線を介して別の領域にコンタクトを
設ける必要がない。したがって、さらに製造が容易で歩
留まりも良く生産性に優れる。
【0074】また、ゲート電極領域201,202が他
の領域と接するゲート界面がほぼ平面であり、このゲー
ト界面に対して結晶方位が揃っている。したがって、こ
の実施形態によれば、ゲート電極が活性層を跨ぐような
形状のトランジスタに見られるゲート界面の曲率の小さ
い部位で発生する局所的な電界集中や結晶方位依存性に
よる局所的な空乏化や反転による特性劣化を抑制でき
る。したがって、高性能のトランジスタを実現できる。
【0075】なお、この実施形態の半導体装置では、ゲ
ート電極201A,202Aがゲート絶縁膜601,60
2を介して、チャネル領域501に対向する面が、上記
単結晶半導体基板の[111]面に平行であることが望
ましい、この場合には、加工が容易になる利点があり、
さらに、エピタキシャル成長を行い易くなるから、エピ
タキシャル成長を用いる場合には望ましい。
【0076】または、この実施形態の装置では、そのチ
ャネル電流の方向が、基板結晶方位の[100]面に平
行になることが望ましい、この場合には、電子の移動度
が大きくなる利点がある。なお、この実施形態の半導体
装置は、エピタキシャル成長を用いなくても、製造可能
であるので、安価で高性能な半導体装置とすることが可
能である。
【0077】(第2の実施の形態)次に、図5〜図8を参
照して、この発明の半導体装置の第2実施形態を説明す
る。
【0078】図5に、この第2実施形態の主要部を立体
的に示し、図6に図5の平面101における断面を示
し、図7に図6のB−B線断面を示し、図8に図6のA
−A線断面を示す。
【0079】この第2実施形態は、次の点が、前述の第
1実施形態と異なる。すなわち、この第2実施形態は、
図5の立体図に示すように、第3のゲート電極としての
上部ゲート電極203を有する。図7,図8に示すよう
に、この上部ゲート電極203は、ゲート絶縁膜603
を介して、チャネル領域501に対向している。
【0080】また、この上部ゲート電極203とチャネ
ル領域501とは、単結晶半導体基板の表面に平行な平
面100,平面101に垂直な平面内に存在している。
【0081】この実施形態では、上部ゲート電極203
が、チャネル領域501およびゲート絶縁膜603を跨
いで、ゲート電極201Aと202Aとをつないでい
る。この上部ゲート電極203によって、ゲート電極2
01Aと202Aおよび上記ゲート電極203とは、電
気的に接続状態となる。これにより、図7に示すよう
に、ゲート電極用のコンタクト1005が1つで済む。
したがって、コンタクト工程での信頼性を向上できる。
また、上部ゲート電極203の存在によって、駆動能力
をさらに向上させることが可能となる。
【0082】また、この実施の形態では、3つのゲート
電極201A,202A,203を、電気的に接続した状
態にしているが、この3つのゲート電極を電気的に切り
離しておいて、3つのゲート電極を別個に駆動可能にし
ておくことも可能である。
【0083】(第3の実施の形態)次に、この発明の第3
の実施の形態を説明する。この第3実施形態は、上記第
1または第2の実施形態において、ゲート電極201A
とゲート電極202Aとの間の間隔を十分に狭め、動作
状態において、チャネル領域501を完全に空乏化する
ことを可能としたものである。
【0084】「CMOS集積回路(榎本忠儀著、培風館、
1998年発行)」によれば、空乏層では、空乏層幅をX
d(cm)とし、表面電位をφs(V)とし、シリコンの比誘
電率をεsi、真空の誘電率をε(F/cm)、単位電荷
をq(C)、アクセプタイオンの単位体積当りの密度N
(個/cm)とすれば、空乏層幅Xdは次式(1)で表され
る。
【0085】 Xd=(2φsεsiε/qN)1/2 … (1) この空乏層幅Xdは、ゲート電圧を印加した直後に、最
大のXdmaxになり、その時の表面電位φsは、ゲート電
圧をV(V)とし、単位面積当りのゲート絶縁膜容量を
(F/cm)とすれば、次式(2)で表される。
【0086】 φs=V+V−(2V+V )1/2 … (2) ただし、ここで、V=εsiεqN/C であ
る。したがって、ゲート電極201Aとゲート電極20
2Aとの間の間隔Dは、互いの影響を考えない概算によ
れば、次式(3)を満たすようにする。
【0087】 D/2≦Xdmax … (3) したがって、通常、用いられる範囲の条件では、ゲート
電極201Aとゲート電極202Aとの間の間隔Dは、
おおよそ、0.3μm以下が好ましく、この実施の形態
では、0.1μmとした。
【0088】この構造によれば、ドレイン電圧における
破壊電圧を高めて、動作電圧の高速化が可能となる。ま
た、この構造によれば、SOI(シリコン・オン・イン
シュレータ)基板等を用いた従来の完全空乏化のMOS
トランジスタのような下地酸化膜へのホットエレクトロ
ン注入等の欠点も解消することができる。
【0089】また、上記ゲート電極201Aとゲート電
極202Aとの間の間隔Dを、極端に小さくすると、チ
ャネル抵抗が増大するので、反転層よりも厚くするのが
望ましく、1nm以上を確保することが望ましい。
【0090】(第4の実施の形態)次に、図9に、この発
明の半導体装置の第4実施形態の断面を示す。この第4
実施形態は、前述の第1実施形態と比較して、この図9
に示す断面の構造が異なる。図9は、単結晶半導体基板
の表面に平行な平面100に平行な平面101における
断面を示している。
【0091】図9に示すように、この第4実施形態で
は、ゲート電極領域241,242のゲート電極241
A,242Aの4隅が湾曲している。ゲート絶縁膜64
1,642は、ソースドレイン領域341,441に接す
るコーナーの部分641A,641B,642A,642
Bの肉厚が、ソースドレイン領域341,441に非接
触の部分に比べて厚くなっている。
【0092】この構造により、ソースドレイン領域34
1,441とゲート電極領域241,242との接合容量
を低減でき、動作速度をより一層向上でき、より一層低
消費電力化できた。
【0093】なお、この構造は、いうまでもなく、通常
のバルク基板以外のSOI基板などにも適用できる。ま
た、上記単結晶半導体基板の表面とは、球状のシリコン
粒の表面のような曲面も含まれる。
【0094】また、上記単結晶半導体基板として、SO
I基板を用いた場合には、ゲート電極241A,242
Aの基板表面に平行な面101に垂直な方向(Z方向)に
おけるゲート幅Wを、SOI基板の絶縁膜までの長さに
設定することで、ゲート幅Wをゲート電極241A,2
42AのZ方向寸法に正確に揃えることができる。ま
た、ゲート電極241A,242Aを上記基板と電気的
に分離できるので、より完全空乏化の効果を増大するこ
とができる。
【0095】(第5の実施形態)次に、図10に、この発
明の半導体装置の第5実施形態の断面を示す。この断面
は、上記単結晶半導体基板の表面に平行な平面100に
平行な平面101に対して垂直なZ−X平面における断
面である。また、図10において、矢印は電流の流れる
方向を示している。この図10は、前述の第1実施形態
における図3に相当する。
【0096】この第5実施形態の半導体装置では、素材
となる単結晶半導体基板として球状のシリコン粒を用い
た点が、前述の第1実施形態と異なる。したがって、こ
の第5実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を
説明する。
【0097】この球状のシリコン粒の表面のような曲面
上では、従来の表面チャネル型のMOSトランジスタに
おいては、図15に示すように、チャネル領域9が直線
からずれる。図15において、1は層間絶縁膜、2,3,
4はコンタクトホール、5はゲート電極、7はゲート絶
縁膜、6,8はソースドレインである。この図8の構造
では、平面基板を用いた場合に比べて、特性が劣ってい
た。
【0098】これに対し、この第5実施形態による埋め
込み型MOSトランジスタの構造によれば、図10に示
すように、ソースドレイン領域461,361が、縦方
向(Z方向)すなわち前述の平面101に垂直な方向に延
在している。したがって、チャネル領域561も縦方向
に延在している。したがって、このチャネル領域561
は、そのほとんどの部分が、上記球状のシリコン粒の表
面565よりも内部の部分となる。このため、この実施
形態では、球状のシリコン粒を用いていても、従来のよ
うなチャネル領域の湾曲(電流経路の湾曲)がほとんどな
くなり、特性の劣化はほとんど起らない。
【0099】また、この実施形態のように、単結晶半導
体基板として、球状のシリコン粒を採用した場合には、
平板状の単結晶半導体基板を採用した場合に比べて、体
積当りの表面積の割合が大きくなり、また、3次元的に
積み重ねることも可能になるので、集積度をさらに向上
できる。
【0100】(第6の実施形態)次に、図11,図12,図
13を参照して、この発明の第6の実施形態としての半
導体装置の製造方法を説明する。この第6実施形態は、
前述の第1実施形態の半導体装置を製造する方法であ
る。
【0101】図11(A),(B),(C)は、この第6実施形
態において、ゲート電極201,202を形成する領域
に、開口部211,212,311,411を形成した時
点での構造を示している。図11(A)は、単結晶半導体
基板の表面に平行な平面100に平行な平面101にお
ける断面を示し、図11(B)は図11(A)におけるA−
A矢視断面を示し、図11(C)は図11(A)におけるB
−B矢視断面を示している。また、図12(A)〜図12
(C)および図13(D)〜図13(F)は、図11(C)に示
す断面において、この製造方法の工程を順に示してい
る。
【0102】まず、図11(B)に示すように、シリコン
基板99に、ソースドレイン領域301,401となる
領域に、フォトリソグラフィーと異方性エッチングによ
って、開口部311,411を形成する。次に、この開
口部311,411に、例えば、ポリシリコンを堆積す
ることによって、埋め込む。
【0103】上記開口部311,411を埋めるポリシ
リコンはアンドープとして、後工程でイオン注入等によ
って、上記ポリシリコンをN型あるいはP型にドープし
てもよいが、ドープしたポリシリコンを用いることが望
ましい。この場合、工程がより簡単になる上に、開口部
311,411を深くしても、ソースドレイン領域30
1,401が均一な濃度になる。なお、ドープするとき
の導電型は通常、チャネルの導電型と反対の導電型とす
る。
【0104】次に、上記デポジション(堆積)の後、シリ
コン基板99の上部に堆積したポリシリコンをエッチバ
ックによって、除去する。
【0105】そして、図11(C)に示すように、ゲート
電極201A,202Aを形成する領域に、フォトリソ
グラフィーと異方性エッチングによって、開口部21
1,212を形成する。
【0106】ここで、対向するゲート電極201Aと2
02Aとの間の間隔を、フォトリソグラフィーによる限
界以上に狭める場合は、図12(A)に示すように、開口
部211,212の内壁を酸化して酸化膜1011を形
成した後、図12(B)に示すように、酸化膜1011
を、例えば、HF(フッ化水素)などで除去し、拡大した
開口部221,222を得る。
【0107】これにより、ゲート電極201Aと202
Aとの間の間隔Dを、フォトリソグラフィーによる最小
加工寸法F以下にすることができる。また、酸化膜10
11の酸化膜厚の制御は、フォトリソグラフィーのアラ
イメント精度に比べてはるかに高精度にすることができ
るので、従来の方法に比べて、ゲート電極間の間隔を高
精度に設定できる。また、この実施形態では、開口部2
11,212の内壁を、一旦酸化したのち、酸化膜10
11を除去することによって、開口部211,212形
成時のエッチングによる内壁のダメージを除去できる。
【0108】次に、図12(C)に示すように、開口部2
21,222の内壁を、再度、酸化して、ゲート絶縁膜
601,602を形成する。
【0109】なお、このゲート絶縁膜601,602と
しては、酸化による酸化膜に限るものではなく、例え
ば、開口部221,222の内壁を窒化して形成した窒
化膜としてもよい。さらには、上記ゲート絶縁膜60
1,602としては、酸窒化膜,酸化膜と窒化膜の積層
膜,金属酸化膜などを採用でき、電気絶縁性の物質から
なる絶縁膜であればよい。したがって、上記ゲート絶縁
膜601,602の形成方法としては、様々な材質を用
いて、酸化,窒化の他に、堆積、スパッタなど様々の方
法を用いることができる。
【0110】次に、図13(D)に示すように、開口部2
21,222に、例えば、ポリシリコン1201を堆積
することによって、開口部221,222を埋め込む。
【0111】ここで、この開口部221,222を埋め
るポリシリコン1201をアンドープとし、後工程で、
イオン注入等によって、ポリシリコン1201をN型あ
るいはP型にドープしてもよい。ただし、ここでは、ド
ープしたポリシリコンを用いることが望ましい。これに
より、製造工程がより簡単になり、かつ、開口部22
1,222を深くしても、ゲート電極201A,202A
が均一な濃度になる。なお、上記ドープするときの導電
型は、通常、チャネルの導電型と反対の導電型とする。
【0112】次に、上記デポジション(堆積)ののち、図
13(E)に示すように、基板上部に堆積したポリシリコ
ン1201をエッチバックによって除去し、ゲート電極
201A,202Aを形成する。このゲート電極201
A,202Aと上記ゲート絶縁膜601,602がゲート
電極領域201と202を構成している。
【0113】次に、図13(F)に示すように、層間絶
縁膜1001を形成したのち、通常の方法によって、こ
の層間絶縁膜1001に、それぞれ、ゲート電極,ソー
ス電極,ドレイン電極の取り出し口となる開口部を形成
する。そして、この電極の取り出し口となる開口部に、
金属等の導電体を埋め込んで、図3,図4に示す第1実
施形態のように、それぞれ、ゲートコンタクト701,
702、ソースおよびドレインコンタクト801,90
1を形成して工程を完了する。
【0114】この第6実施形態の製造方法によれば、エ
ピタキシャル成長を用いることなく、極めて簡単な工程
で、基板99の表面に平行な平面101内に、ゲート電
極201A,202Aとチャネル領域501、さらには
ソースドレイン領域301,401が存在する構造を形
成することが可能となる。
【0115】(第7の実施の形態)次に、図14(A),図
14(B),図14(C)を参照して、この発明の半導体装
置の製造方法の第7実施形態を説明する。この第7実施
形態は、ゲート領域の形成方法に注目した製造方法であ
る。
【0116】この第7実施形態では、まず、前述の第6
の実施形態の製造方法と同様の方法でもって、図13
(D)に示すように、ゲート電極領域201,202とな
る開口部221,222に、ポリシリコン1201を堆
積して埋め込む工程まで行なう。
【0117】次に、フォトリソグラフィーと異方性エッ
チングによって、基板99上に堆積したポリシリコン1
201をエッチバックにより除去しつつ、一方のゲート
電極領域201を、チャネル領域501上を経由して、
他方のゲート電極領域202につなぐように、ポリシリ
コンを残す。このポリシリコンが、図14(C)に示すよ
うに、前述の第2実施形態における上部ゲート電極20
3となる。
【0118】なお、この図14(C)は、図14(A)にお
けるB−B矢視断面であり、この図14(A)は、単結晶
半導体基板99の表面に平行な平面での断面を示してい
る。図14(A)に示すように、上部ゲート電極203
は、ゲート電極領域202と201とをつないでいる。
また、この図14(A)におけるA−A矢視断面を示す図
14(B)に示すように、この上部ゲート電極203は、
チャネル領域501上のゲート絶縁膜603上に形成さ
れている。このゲート絶縁膜603、および、ソースド
レイン領域401,301上の絶縁膜604、さらに
は、図14(C)に示すゲート絶縁膜601,602は、
同時に形成される絶縁膜である。
【0119】次に、層間絶縁膜を形成したのち、通常の
方法によって、それぞれ、ゲート電極,ソース電極,ドレ
イン電極の取り出し口となる開口部を形成し、その開口
部に金属等の導電体を埋め込む。これにより、図7,図
8に示したように、それぞれ、ゲートコンタクト70
3、ソース、ドレインコンタクト801,901を形成
して工程を完了する。
【0120】この実施形態の製造方法によれば、エピタ
キシャル成長を用いることなく、極めて簡単な工程で、
基板表面に平行な平面内にゲート電極201A,202
Aとチャネル領域501、さらには、ソースドレイン領
域301,401が存在する構造を形成することが可能
となる。
【0121】また、上部ゲート電極203によって、ゲ
ート電極201Aと202Aとが電気的に接続されるか
ら、ゲート電極用の取り出し口となる開口部は1つで済
む。
【0122】なお、以上の実施形態において述べた製造
方法では、通常のSi基板はもちろんSOI基板や球状
半導体、あるいはSi以外の半導体基板を用いることも
できる。また、一般に、フォトリソグラフィーを用いる
ことによる微細加工寸法の限界以下の構造を形成する方
法として利用することができる。
【0123】また、ソース領域,ドレイン領域,ゲート領
域を、エピタキシャル成長を用いて形成することもでき
るが、ポリシリコンデポジションやタングステンCVD
などの堆積法を用いる方が、製造がはるかに容易であり
生産性に優れる。
【0124】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の半
導体装置では、第1導電型のソース領域およびドレイン
領域と、第2導電型のチャネル領域と、ゲート電極領域
とが、単結晶半導体基板の表面に平行な面内に並存して
いる。すなわち、上記ソース領域,ドレイン領域,チャネ
ル領域およびゲート電極領域は、上記平行な面に交差す
る方向へ延在している。したがって、この半導体装置に
よれば、横型MOSトランジスタに比べて、上記半導体
基板の平面上の占有面積を減少させることが可能にな
る。その上、上記チャネル領域のチャネル幅を、上記平
行な面に交差する方向へ増大させて行っても、半導体基
板表面上での占有面積を一定にすることができる。
【0125】また、この半導体装置では、微細化を進め
ていっても、ゲート幅Wを、自由に設定することができ
る。このため、SGTに代表される従来型の縦型トラン
ジスタのように、微細化を進めていくとゲート幅Wが必
然的に減少してしまうという不具合が発生しない。した
がって、十分なチャネル電流を確保でき、微細化に起因
してトランジスタの高速化が阻害されるという従来の欠
点を解消でき、高速性を確保できる。
【0126】また、一実施形態の半導体装置は、第1導
電型のソース領域およびドレイン領域と、第2導電型の
チャネル領域と、2つのゲート電極領域とが、単結晶半
導体基板の表面に平行な面内に並存している。
【0127】したがって、この半導体装置によれば、横
型MOSトランジスタに比べて、上記単結晶半導体基板
の表面に平行な面上の占有面積を減少させることが可能
となる。その上、チャネル幅を増大させていっても、上
記半導体基板の表面に対する占有面積を一定にできる。
【0128】また、微細化を進めていっても、ゲート幅
Wを自由に設定できるので、SGTに代表される従来型
の縦型トランジスタとは異なり、微細化を進めていくと
ゲート幅Wが必然的に減少してしまうという欠点を解消
できる。このため、十分なチャネル電流を確保でき、微
細化がかえってトランジスタの高速化の阻害要因となる
という欠点もなくなって、高速性を確保できる。
【0129】また、2つのゲート電極を有するので、1
つのゲート電極を有する場合に比べて、ほぼ2倍の能力
を有し、かつ、占有面積を2倍未満に抑えることができ
る。また、ダブルゲート構造を有するので、チャネルを
オン(ON)にするときに、一方のゲート電極に電圧を印
加するのと同時に、他方のゲート電極にも同じ極性の電
圧を印加することによって、チャネル領域の空乏化を助
けて、チャネル領域に対するドレイン電圧の影響を低減
できる。これにより、一層、短チャネル効果を抑制でき
る。
【0130】また、他方のゲート電極に電圧を印加させ
ることにより、チャネル領域の電位を上昇させることが
できるので、実質的にトランジスタがオンのときにの
み、閾値電圧Vthを低下させることが可能になる。これ
により、ゲート電圧Vgから上記閾値電圧Vthを減算し
たドレイン飽和電圧Vd(≒Vg−Vth)を上昇させ、ま
た、実効移動度を上昇させることができるので、チャネ
ル電流が増加して高速動作を図れる。
【0131】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、上記単結晶半導体基板がSOI基
板である。一般に、半導体基板表面から上記SOI基板
の絶縁層までの深さは、半導体基板面内で一定である。
【0132】したがって、この半導体装置によれば、S
OI基板の表面からのソースドレイン領域およびゲート
領域の深さを、上記SOI基板の表面から上記SOI基
板の絶縁層までの深さに、精度よく容易に揃えることが
できる。すなわち、製造時において、ソースドレイン領
域およびゲート領域を形成するに際し、半導体と絶縁体
との選択性があるエッチングを用いて、上記各領域に対
応する開口部をSOI基板に形成すればよい。
【0133】したがって、この半導体装置によれば、ゲ
ート幅Wを精度よく揃えることができ、従来のトランジ
スタでのフォト条件やエッチング条件によるゲート幅W
の製造ばらつきに比べて、格段に製造ばらつきの少ない
半導体装置を実現できる。
【0134】また、この半導体装置によれば、チャネル
領域は、ソースドレイン領域を経由する部分を除いて、
SOI基板に対して、電気的に分離できる。したがっ
て、ゲート電圧によってチャネル領域をより完全に制御
することができる。
【0135】したがって、この半導体装置によれば、ド
レイン電圧がチャネル部へ及ぼす影響が、さらに少なく
なって、短チャネル効果を抑制できるとともに、ゲート
電圧の印加に伴うチャネル領域の電位の上昇も効果的に
なされる。したがって、閾値電圧の減少も効果的に起こ
る。この結果、さらなる高速動作が可能となる。
【0136】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、上記ゲート電極が上記ゲート絶縁
膜を介して、上記チャネル領域に対向する面が、上記単
結晶半導体基板の[111]面に平行あるいは略平行で
ある。ここで、「略平行」とは、製造誤差、ばらつきの
範囲内で平行であることをいう。
【0137】上記半導体装置によれば、上記ゲート電極
領域のゲート絶縁膜と上記チャネル領域との界面が[1
11]面となる。したがって、ゲート電極領域を開口す
るための工程において、上記基板表面に対して垂直に開
口を形成し易く、上記界面の状態も平坦化されやすい。
したがって、ゲート幅Wの誤差やばらつきを抑制するこ
とができ、また、上記界面のラフネスによる移動度の低
下を防止できる。
【0138】また、上記半導体装置によれば、ゲート電
極領域を2つ有するダブルゲート構造においては、2つ
のゲート電極領域の間の間隔Dを上記基板表面側から上
記基板内部側にかけて一定にすることが容易となる。し
たがって、性能の劣化やばらつきを抑制できる。
【0139】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、上記ゲート電極が、上記ゲート絶
縁膜を介して、上記チャネル領域に対向する面が、上記
単結晶半導体基板の[100]面に垂直あるいは略垂直
である。
【0140】上記半導体装置によると、チャネル電流が
流れる方向が[100]方向となるので、電子の移動度
が大きくなり、界面準位密度も低くなる。したがって、
高移動度が可能となる。
【0141】また、一実施形態の半導体装置は、上記半
導体装置において、上記ゲート絶縁膜を介して上記チャ
ネル領域に対向している第3のゲート電極を有し、この
第3のゲート電極と上記チャネル領域とは、上記単結晶
半導体基板の平面に垂直な平面内にある。
【0142】この半導体装置によれば、この第3のゲー
ト電極の分だけ、同一のチャネル領域に作用するゲート
電極の数が増える。このため、チャネルをオンにすると
きに、第3のゲート電極以外のゲート電極に電圧を印加
するのと同時に、この第3のゲート電極にも同じ極性の
電圧を印加することによって、実効的なゲート幅Wを増
加させることができる。したがって、この半導体装置に
よれば、駆動能力を増大することが可能となり、高速動
作が可能となる。
【0143】また、上記第3のゲート電極と上記チャネ
ル領域とが上記単結晶半導体基板の表面に垂直な平面内
にあるので、この第3のゲート電極を有することによる
占有面積の増大はほとんどなく、効果的な駆動能力の向
上が可能となる。
【0144】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、複数のゲート電極が、電気的に接
続されている。したがって、一方のゲート電極に電圧を
印加すれば、他方のゲート電極にも同電圧が印加される
ことになるから、ゲート電極毎にコンタクトを作製する
必要がなくなる。このため、製造工程を簡略化でき、ま
た、コンタクト工程でのマージンに余裕が生まれるか
ら、生産性が優れている。また、性能面においても、印
加電圧のばらつきを抑制できるので、信頼性を向上でき
る。
【0145】また、一実施形態は、上記の半導体装置に
おいて、複数のゲート電極が互いに対向する電極間隔
が、0.3μm以下である。この半導体装置によれば、
チャネル領域の全面空乏化が容易に可能となる。したが
って、短チャネル特性を向上させることができ、また、
低ゲート電圧での高い移動度を実現できる。
【0146】また、一実施形態は、上記の半導体装置に
おいて、上記ゲート絶縁膜のうち、上記チャネル領域に
接する部分の厚さ(Tox)が、上記ゲート絶縁膜のうち、
上記ソース領域およびドレイン領域と接する部分の厚さ
(Tsd)以下である。これにより、ソース領域およびドレ
イン領域とゲート電極との接合容量を低減することが可
能となり、より高速な動作が可能となる。
【0147】また、一実施形態の半導体装置は、上記の
半導体装置において、上記単結晶半導体基板は、球状の
半導体単結晶粒からなるから、基板材料を効率的に利用
できる。つまり、同じ材料の量でも平面基板よりも球状
基板の方が表面積を大きくできる。また、球状の半導体
単結晶粒の3次元性を利用して、積み上げたり並べたり
することで、立体構造を作ることが可能になるので、実
効的な占有面積をより削減でき、小型化が可能となる。
【0148】また、一実施形態の集積回路は、上記の半
導体装置のうちの少なくとも1つを備えていることで、
占有面積の小さい半導体装置で構成されることとなる。
したがって、高集積化が可能となる。また、占有面積を
拡大せずに、ゲート幅Wを大きくすることが可能となる
から、高速化も容易である。
【0149】また、一実施形態の半導体システムは、上
記の集積回路を備えている。この実施形態の半導体シス
テムによれば、集積度が高く、高速化も容易な集積回路
を用いて構築されているので、小型で高速動作が可能と
なる。
【0150】また、一実施形態の半導体装置の製造方法
では、シリコン基板のソースドレイン領域となる領域
に、フォトリソグラフィと異方性エッチングによって、
第1の開口部が形成される。この第1の開口部に半導体
もしくは導体を堆積することによって埋め込み、シリコ
ン基板上に堆積した上記半導体もしくは導体をエッチバ
ックすることにより、シリコン基板の表面に垂直な方向
に延びたソースドレイン領域を形成できる。
【0151】また、ゲート電極を形成する領域にフォト
リソグラフィーと異方性エッチングによって、第2の開
口部が形成される。この第2の開口部の内壁を酸化して
酸化膜を形成した後、この酸化膜を除去することによっ
て、エッチングによるダメージを上記内壁から除去でき
る。また、2つのゲート電極を対向配置させる場合にお
いては、2つのゲート電極の間隔Dを小さく設定でき
る。
【0152】また、この製造方法では、上記第2の開口
部にゲート絶縁膜を形成することによって、ゲート絶縁
膜を形成するのと同時に、ゲート電極をその他の領域に
対して電気的に分離できる。また、上記第2の開口部に
半導体もしくは導体を堆積することによって埋め込み、
シリコン基板上に堆積した上記半導体もしくは導体をエ
ッチバックすることにより、ゲート電極を形成できる。
【0153】これにより、ソース領域,ドレイン領域,チ
ャネル領域およびゲート絶縁膜を有するゲート電極領域
とが、シリコン基板の表面に平行な面内にある半導体装
置を作製できる。
【0154】また、一実施形態の半導体装置の製造方法
は、上記の半導体装置の製造方法において、上記第2エ
ッチバック工程は、上記シリコン基板上に堆積した半導
体もしくは導体をエッチバックにより除去しつつ、上記
チャネル領域を挟んで対向する複数のゲート電極領域を
上記チャネル領域上でつなぐような上記半導体もしくは
導体を残して、上部ゲート電極を形成する。したがっ
て、簡単な方法で上部ゲート電極を形成できる。また、
上部ゲート電極はゲート絶縁膜を介してチャネル領域と
接しており、上部ゲート電極とチャネル領域とを、単結
晶半導体基板の表面に垂直な平面内に作製することが可
能となる。
【0155】また、一実施形態の半導体装置の製造方法
は、上記の半導体装置の製造方法において、開口部を半
導体もしくは導体を堆積することによって埋め込むとき
に、少なくとも一つの開口部がポリシリコンによって埋
め込まれる。したがって、必ずしもエピタキシャル成長
を行なう必要がなく、従来のLSIの製造工程で用いら
れるシリコンCVD装置等を用いることができ、従来の
製造装置を用いて製造することが可能である。したがっ
て、新たな製造設備の導入を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の半導体装置の第1の実施形態の模
式的な立体図である。
【図2】 上記第1実施形態の平面図である。
【図3】 上記図2のA−A線断面図である。
【図4】 上記図2のB−B線断面図である。
【図5】 この発明の半導体装置の第2の実施形態の模
式的な立体図である。
【図6】 上記第2実施形態の平面図である。
【図7】 上記図6のA−A線断面図である。
【図8】 上記図6のB−B線断面図である。
【図9】 この発明の半導体装置の第4の実施形態の平
面図である。
【図10】 この発明の半導体装置の第5の実施形態の
平面図である。
【図11】 図11(A)はこの発明の第6実施形態とし
ての半導体装置の製造方法を説明するための平面図であ
り、図11(B)は図11(A)のA−A線断面図であり、
図11(C)は図11(A)のB−B線断面図である。
【図12】 図12(A)〜図12(C)は、上記第6実施
形態の半導体装置の製造方法の前半を順に示す模式断面
図である。
【図13】 図13(D)〜図13(F)は、上記第6実施
形態の半導体装置の製造方法の後半を順に示す模式断面
図である。
【図14】 図14(A)は、この発明の第7実施形態と
しての半導体装置の製造方法を説明する平面図であり、
図14(B)は、図14(A)のA-A線断面図であり、図
14(C)は、図14(A)のB-B線断面図である。
【図15】 従来のトランジスタの構造を説明するため
の模式断面図である。
【図16】 従来のトランジスタの構造を説明するため
の模式断面図である。
【符号の説明】
99…シリコン基板、100…基板の平面、101…基
板表面に平行な平面、201A,202A,203,24
1A,242A…ゲート電極、201,202…ゲート電
極領域、301,401,341,441,361,461
…ソースドレイン領域、501,541,561…チャネ
ル領域、601,602,603,641,642…ゲート
絶縁膜、604…絶縁膜、211,212,221,22
2,311,411…開口部、701,702…ゲートコ
ンタクト、801,901…ソース・ドレインコンタク
ト、1001…層間絶縁膜、1011…酸化膜、120
1…ポリシリコン。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F110 AA02 AA04 CC10 DD05 DD13 EE04 EE09 EE21 EE27 EE29 EE30 EE45 EE48 FF02 FF03 FF04 FF09 FF23 FF26 FF28 GG02 GG17 GG21 GG22 HJ13 HK04 HM04 HM07 QQ04 5F140 AA01 AA21 AA39 BA01 BA20 BB01 BB05 BD07 BD09 BE01 BE03 BE07 BE08 BE09 BE10 BF01 BF04 BF41 BF43 BF47 BF60 BG24 BG37 BG46 BH28 BJ07 BJ27 BK09 BK11 BK13 BK23 BK25 BK30 CF05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接することなく形成された第1導
    電型のソース領域およびドレイン領域と、ゲート電極と
    ゲート絶縁膜からなるゲート電極領域と、第2導電型の
    チャネル領域とを有する単結晶半導体基板を備え、 上記ソース領域およびドレイン領域と接するように、上
    記ソース領域とドレイン領域との間に形成された第2導
    電型のチャネル領域が、上記ゲート絶縁膜を介して、上
    記ゲート電極と対向しており、 上記第1導電型のソース領域およびドレイン領域と、上
    記第2導電型のチャネル領域と、上記ゲート電極領域と
    が、上記単結晶半導体基板の表面に平行な面内にあるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 互いに接することなく形成された第1導
    電型のソース領域およびドレイン領域と、互いに接する
    ことなく形成された第1,第2の2つのゲート電極領域
    と、第2導電型のチャネル領域とを有する単結晶半導体
    基板を備え、 上記2つのゲート電極領域は、それぞれ、ゲート電極と
    ゲート絶縁膜からなり、 上記第2導電型のチャネル領域は、上記ソース領域およ
    びドレイン領域と接するように、上記ソース領域とドレ
    イン領域との間に形成され、上記ゲート絶縁膜を介し
    て、上記2つのゲート電極領域と対向しており、 上記2つのゲート電極領域は、互いに上記チャネル領域
    を挟んで対向しており、 上記第1導電型のソース領域およびドレイン領域と、上
    記第2導電型のチャネル領域と、上記2つのゲート電極
    領域とが、上記単結晶半導体基板の表面に平行な面内に
    あることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体装置に
    おいて、 上記単結晶半導体基板は、SOI基板であることを特徴
    とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    半導体装置において、 上記ゲート電極が、上記ゲート絶縁膜を介して、上記チ
    ャネル領域に対向する面が、上記単結晶半導体基板の
    [111]面に平行あるいは略平行であることを特徴と
    する半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    半導体装置において、 上記ゲート電極が、上記ゲート絶縁膜を介して、上記チ
    ャネル領域に対向する面が、上記単結晶半導体基板の
    [100]面に垂直あるいは略垂直であることを特徴と
    する半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の半導体装置において、 さらに、第3のゲート電極を有しており、 上記第3のゲート電極は、ゲート絶縁膜を介して、上記
    チャネル領域に対向しており、上記第3のゲート電極と
    上記チャネル領域は、上記単結晶半導体基板の表面に垂
    直な平面内にあることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    半導体装置において、 複数のゲート電極が、電気的に接続されていることを特
    徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の
    半導体装置において、 複数のゲート電極が互いに対向する電極間隔が、0.3
    μm以下であることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1つに記載の
    半導体装置において、 上記ゲート絶縁膜のうち、上記チャネル領域に接する部
    分の厚さが、上記ゲート絶縁膜のうち、上記ソース領域
    およびドレイン領域と接する部分の厚さ以下であること
    を特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記単結晶半導体基板は、球状の半導体単結晶粒からな
    ることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1つに記
    載の半導体装置のうちの少なくとも1つを備えた集積回
    路。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の集積回路を備えた
    半導体システム。
  13. 【請求項13】 シリコン基板のソースドレイン領域と
    なる領域に、フォトリソグラフィーと異方性エッチング
    によって、第1の開口部を形成する第1の開口工程と、 上記第1の開口部に、半導体もしくは導体を堆積するこ
    とによって、上記第1の開口部を埋め込む第1の埋め込
    み工程と、 上記シリコン基板上に堆積した上記半導体もしくは導体
    をエッチバックする第1エッチバック工程と、 ゲート電極を形成する上記シリコン基板上の領域に、フ
    ォトリソグラフィーと異方性エッチングによって、第2
    の開口部を形成する第2の開口工程と、 上記第2の開口部の内壁を酸化して酸化膜を形成した
    後、この酸化膜を除去する酸化膜除去工程と、 上記第2の開口部に、ゲート絶縁膜を形成するゲート絶
    縁膜形成工程と、 上記第2の開口部に、半導体もしくは導体を堆積するこ
    とによって、上記第2の開口部を埋め込む第2の埋め込
    み工程と、 上記シリコン基板上に堆積した上記半導体もしくは導体
    をエッチバックする第2エッチバック工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の半導体装置の製造
    方法において、 上記第2の開口工程と酸化膜除去工程とゲート絶縁膜形
    成工程と第2埋め込み工程と第2エッチバック工程とで
    もって、チャネル領域を挟んで対向する複数のゲート電
    極領域を形成し、 上記第2エッチバック工程は、 上記シリコン基板上に堆積した半導体もしくは導体をエ
    ッチバックにより除去しつつ、 上記チャネル領域を挟んで対向する複数のゲート電極領
    域を上記チャネル領域上でつなぐような上記半導体もし
    くは導体を残して、上部ゲート電極を形成することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項13または14に記載の半導体
    装置の製造方法において、 上記第1または第2の埋め込み工程では、少なくとも一
    つの開口部をポリシリコンで埋め込むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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