JP2002544224A - 環状デプシペプチド及びピペラジンを含有する殺内部寄生虫相乗性組み合わせ - Google Patents

環状デプシペプチド及びピペラジンを含有する殺内部寄生虫相乗性組み合わせ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は殺内部寄生虫剤における環状デプシペプチドの殺内部寄生虫作用を強めるためのピペラジンの使用に関する。該デプシペプチドは環構成要素として働くアミノ酸及びヒドロキシカルボン酸を含んでなりそして24個の環原子を有する。本発明はこのタイプの作用剤及び殺内部寄生虫剤を製造するためのピペラジンと環状デプシペプチドの使用にも関し、該デプシペプチドは環構成要素として働くアミノ酸及びヒドロキシカルボン酸を含んでなりそして24個の環原子を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、殺内部寄生虫組成物(endoparasiticidal co
mpositions)における環状デプシペプチド(cyclic deps
ipeptides)の殺内部寄生虫作用を増加させるためのピペラジン類の使
用に関する。
【0002】 内部寄生虫(endoparasites)に対するピペラジン類及びそれら
の作用は公知である。(Mehlhorn et al.,Diagnosti
k und Therapie der Parasitosen des M
enschen[Diagnosis and Therapy of Hum
an Parasitoses],2nd Edition,Gustav F
ischer Verlag,(1995),Mehlhorn et al.
, Diagnstik und Therapie der Parasit
osen von Haus−,Nutz− und Heimtieren[
Diagnosis and Therapy of Parasitoses
], ofDomestic,Agricultural and Pet A
nimals],2nd Edition,Gustav Fischer V
erlag,(1993))。
【0003】 環状デプシペプチドPF1022及び内部寄生虫に対するその作用はEP−O
S(German Published Specification)382
173に開示されている。
【0004】 更なる環状デプシペプチド及びそれらの殺内部寄生虫作用はEP−OS(Ge
rman Published Specification)0626375
、EP−OS(German Published Specificatio
n)0626376及びWO93/25543の主題である。
【0005】 本発明は、環単位としてアミノ酸及びヒドロキシカルボン酸からなりそして2
4個の環原子[脱落]環状デプシペプチドの殺内部寄生虫作用を増加させるため
のピペラジンの使用に関する。
【0006】 本発明は更に環単位としてアミノ酸及びヒドロキシカルボン酸からなりそして
24個の環原子[脱落]環状デプシペプチドと共にピペラジンを含有する殺内部
寄生虫組成物に関する。
【0007】 本発明は更に殺内部寄生虫組成物の製造のために、作用を増加させるための、
環単位としてアミノ酸及びヒドロキシカルボン酸からなりそして24個の環原子
[脱落]環状デプシペプチドと合わせたピペラジンの使用に関する。
【0008】 24個の環原子を有する環状デプシペプチドは、一般式(I)
【0009】
【化5】
【0010】 式中、 R1、R2、R11及びR12は互いに独立にC1-8−アルキル、C1-8−ハロゲノア
ルキル、C3-6−シクロアルキル、アラルキル、アリールを表し、 R3、R5、R7、R9は互いに独立に水素又は直鎖状もしくは分岐鎖状C1-8
アルキルを表し、該C1-8−アルキルは場合によりヒドロキシル、C1-4−アルコ
キシ、カルボキシル、
【0011】
【化6】
【0012】 、カルボキサミド、
【0013】
【化7】
【0014】 、イミダゾリル、インドリル、グアニジノ、−SH又はC1-4−アルキルチオに
より置換されていてもよく、そして更にアリール又はアラルキルを表し、該アリ
ール又はアラルキルはハロゲン、ヒドロキシル、C1-4−アルキル、C1-4−アル
コキシにより置換されていてもよく、 R4、R6、R8、R10は互いに独立に水素、直鎖状C1-5−アルキル、C2-6
アルケニル、C3-7−シクロアルキルを表し、それらの各々は場合によりヒドロ
キシル、C1-4−アルコキシ、カルボキシル、カルボキサミド、イミダゾリル、
インドリル、グアニジノ、SH又はC1-4−アルキルチオにより置換されていて
もよく、そして更にアリール又はアラルキルを表し、該アリール又はアラルキル
はハロゲン、ヒドロキシル、C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシにより置換さ
れていてもよい、 の化合物及びそれらの光学的異性体及びラセメート(racemates)を包
含する。
【0015】 好ましくは、 R1、R2、R11及びR12が、互いに独立にメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、n−,s−,t−ブチル又はフェニルを表し、これらは場合によりハロ
ゲン、C1-4−アルキル、OH、C1-4−アルコキシにより置換されていてもよく
、そしてベンジル又はフェネチルを表し、その各々は場合によりフェニルの場合
に示された基により置換されていてもよく、そして R3〜R10は上記した意味を有する、 式(I)の化合物が使用される。
【0016】 特に好ましい式(I)の化合物は、 R1、R2、R11及びR12が互いに独立にメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル又はn−、s−、t−ブチルを表し、 R3、R5、R7、R9は水素、直鎖状又は分岐鎖状C1-8−アルキル、特にメチ
ル、エチル、プロピル、i−プロピル又はn−、s−、t−ブチルを表し、それ
らの各々は場合によりC1-4−アルコキシ、特にメトキシ、エトキシ、イミダゾ
リル、インドリル又はC1-4−アルキルチオ、特にメチルチオ、エチルチオによ
り置換されていてもよく、そして更にフェニル、ベンジル又はフェネチルを表し
、これらの各々はハロゲン、特に塩素により置換されていてもよく、そして R4、R6、R8及びR10は互いに独立に水素、メチル、エチル、n−プロピル
、n−ブチル、ビニル、シクロヘキシルを表し、それらの各々は場合によりメト
キシ、エトキシ、イミダゾリル、インドリル、メチルチオ、エチルチオにより置
換されていてもよく、そしてイソプロピル、s−ブチルを表しそして更に場合に
よりハロゲン置換されていてもよいフェニル、ベンジル又はフェニルエチルを表
す、式(I)の化合物である。
【0017】 更に、EP−OS(German Published Specifica
tion)382173に開示された下記式の化合物PF1022を24個の環
員のデプシペプチドとして挙げることができる。
【0018】
【化8】
【0019】 更に、PCT出願WO93/19053に開示された化合物をデプシペプチド
として挙げることができる。
【0020】 特に、下記式の化合物をPCT出願WO93/19053から挙げることがで
きる。
【0021】
【化9】
【0022】 式中、 Zはモルホリニル、ニトロ、アミノ、モノ−もしくはジメチルアミノ、特に強
調すると、モルホリニルを表す。
【0023】 更に下記式の化合物を挙げることができる。
【0024】
【化10】
【0025】 式中、 R1a、R2a、R3a、R4aは互いに独立に水素、C1−C10−アルキル又はアリ
ール、特にフェニルを表し、それらの各々は場合によりヒドロキシル、C1−C1 0 −アルコキシ又はハロゲンにより置換されていてもよい。
【0026】 式(I)の化合物は、式(II)
【0027】
【化11】
【0028】 式中、 R1〜R12は上記した意味を有する、 の開鎖(open−chain)オクタデプシペプチドを希釈剤の存在下にそし
てカップリング剤の存在下に環化させることにより製造することができる。
【0029】 適当なカップリング試薬は、アミド結合の形成に適当なすべての化合物(例え
ば、Houben−Weyl,Methoden der organisch
en Chemie[Methods of Organic Chemist
ry],Volume 15/2;Bodanszky et al.,Pep
tide Synthesis 2nd ed.(Wiley/Sons,Ne
w York 1976)参照)。
【0030】 下記の試薬及び方法が好ましくは適当である:ペンタフルオロフェノール(P
fp)、N−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを
使用する活性エステル法、カルボジイミド、例えばジシクロヘキシルカルボジイ
ミド、又はN′−(3−ジメチルアミノプロピル)−N−エチル−カルボジイミ
ド(Ebc)を使用するカップリング、並びにホスホニウム試薬、例えばベンゾ
トリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノホスホニウム)ヘキサ
フルオロホスフェート(BOP)、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)
−ホスフィン酸クロリド(BOP−Cl)を使用するか又はホスホン酸エステル
試薬、例えばジエチルシアノホスホネート(DEPC)及びジフェニルホスファ
リルアジド(DPPA)を使用する混合無水物法又はカップリング。
【0031】 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)の存在下にビス(2−オキソ
−3−オキサゾリジニル)−ホスホニウム酸クロリド(BOP−Cl)及びN′
−(3−ジメチルアミノプロピル)−N−エチル−カルボジイミド(EDC)を
使用するカップリングは特に好ましい。
【0032】 反応は0〜150℃、好ましくは20〜100℃の温度、特に好ましくは室温
で行われる。
【0033】 適当な希釈剤はすべての不活性有機溶媒である。これらは、特に脂肪族及び芳
香族の、場合によりハロゲン化されていてもよい炭化水素、例えばペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油エーテル、ベンジン、リグロイン、ベ
ンゼン、トルエン、塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
クロロベンゼン及びo−ジクロロベンゼン、更にエーテル、例えばジエチル及び
ジブチルエーテル、グリコールジメチルエーテル、及びジグリコールジメチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン及びジオキサン、更にケトン、例えばアセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソプロピルケトン及びメチルイソブチルケトン、更
にエステル、例えば酢酸メチル及び酢酸エチル、更にニトリル、例えばアセトニ
トリル及びプロピオニトリル、ベンゾニトリル、グルタロニトリル、更にアミド
、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド及びN−メチルピロリド
ン並びにジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホン及びヘキサメチルホス
ホルアミドを包含する。
【0034】 式(II)の化合物及びカップリング試薬は互いに1:1〜1:1.5の割合
で使用される。ほぼ等モル比ガ好ましい。
【0035】 反応が起こった後、希釈剤を留去しそして式(I)の化合物が慣用の方法、例
えばクロマトグラフィーにより精製される。
【0036】 式(II)
【0037】
【化12】
【0038】 式中、基は上記した意味を有する、 の開鎖オクタデプシペプチドは、式(III)
【0039】
【化13】
【0040】 式中 Aはベンジル[脱落]そして R1〜R12は上記した意味を有する、 の化合物を希釈剤及び触媒の存在下に水素化分解すること(hydrogeno
lyzing)により得られる。
【0041】 式(III)
【0042】
【化14】
【0043】 式中、基は上記した意味を有する、 の化合物は、式(IV)
【0044】
【化15】
【0045】 式中、基A及びR1〜R12は上記した意味を有しそしてBはt−ブトキシを表
す、 の化合物を加水分解することにより得られる。
【0046】 式(IV)の化合物及びそれらの立体異性体は、式(V)
【0047】
【化16】
【0048】 式中、 Aはベンジルを表しそして ZはOHを表しそして R1、R2、R3、R4、R5及びR10は上記した意味を有する、 のテトラデプシペプチドと、式(VI)
【0049】
【化17】
【0050】 式中、 Dは水素を表し、そして Bはtert−ブトキシを表し、そして R6、R7、R8、R9、R11及びR12は上記した意味を有する、 のテトラデプシペプチドとを希釈剤及びカップリング試薬の存在下に縮合させる
ことにより得られる。
【0051】 式(V)のテトラデプシペプチドは、式(VII)
【0052】
【化18】
【0053】 式中、 Aはベンジルを表し、そして Bはtert−ブトキシを表し、そして R1、R2、R3、R4、R5及びR10は上記した意味を有する、 のテトラデプシペプチドを希釈剤及びプロトン酸の存在下にケン化することによ
り得られる。
【0054】 式(VI)
【0055】
【化19】
【0056】 式中、 Dは水素を表し、そして Bはtert−ブトキシを表し、そして他の基は上記した意味を有する、 のテトラデプシペプチドは、式(VII)
【0057】
【化20】
【0058】 式中、 Aはベンジルを表し、そして Bはtert−ブトキシを表し、そして R1、R2、R3、R4、R5及びR10は上記した意味を有する、 のテトラデプシペプチドを、希釈剤及び触媒の存在下に水素化分解することによ
り得られる。
【0059】 式(VII)のテトラデプシペプチドは、式(VIII)
【0060】
【化21】
【0061】 式中、 Aはベンジルを表しそして ZはOHを表し、そして R1、R3及びR10は上記した意味を有する、 のジデプシペプチド及び式(IX)
【0062】
【化22】
【0063】 式中、 Dは水素を表し、そして Bはtert−ブトキシを表し、そして R2、R4及びR5は上記した意味を有する、 のジデプシペプチドをカップリング試薬の存在下に希釈剤中で縮合させることに
より得られる。
【0064】 WO93/19053又はEP−OS(German Published
Specification)382173に開示されたデプシペプチドはそこ
に記載された方法により含まれうる。
【0065】 ピペラジンは式(X)
【0066】
【化23】
【0067】 式中、 R13及びR14は互いに独立に基水素(group hydrogen)の同一
の又は相異なる置換基であって、各場合に、場合により置換されていてもよいア
ルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール及び−CONR1516又は
−CSNR1516を表し、ここで R15及びR16は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
場合に、場合により置換されていてもよいアルキル又はシクロアルキルを表す、
のすべての化合物を包含する。
【0068】 式(X)の好ましい化合物は、 R13及びR14が互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
場合に、場合により置換されていてもよいC1−C6−アルキル、C3−C8−シク
ロアルキル及び−CONR1516又は−CSNR1516を表し、ここで R15及びR16は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
場合に、場合により置換されていてもよいC1−C6−アルキル又はC3−C8−シ
クロアルキルを表す、 式(X)の化合物である。
【0069】 特に好ましい式(X)の化合物は、 R13及びR14は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
場合に、場合により置換されていてもよいC1−C4−アルキル、C6−シクロア
ルキル及び−CONR1516又は−CSNR1516を表し、ここで R15及びR16は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
場合に、場合により置換されていてもよいC1−C4−アルキル又はC6−シクロ
アルキルを表す、 式(X)の化合物である。
【0070】 式(X)の極めて特に好ましい化合物は、 R13及びR14は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、C 1 −C4−アルキル、シリーズF、Cl又はBrの1〜9個の同一な又は相異なる
ハロゲン原子を有するC1−C4−ハロアルキル、C6−シクロアルキル及び−C
ONR1516又は−CSNR1516を表し、ここで R15及びR16は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、C 1 −C4−アルキル又はC6−シクロアルキルを表す、 式(X)の化合物である。
【0071】 下記の化合物: ピペラジン、ジエチルカルバマジン、N,N′−ジメチルピペラジン、N−メ
チルピペラジン、N,N′−ジエチルピペラジン、N−エチルピペラジン、N−
エチル−N′−メチルピペラジン、N,N′−ジプロピルピペラジン、N−プロ
ピルピペラジン、N−エチル−N′−プロピルピペラジン、N−メチル−N′−
プロピルピペラジン、N−シクロヘキシルピペラジン、N,N′−ジシクロヘキ
シルピペラジン、
【0072】
【化24】
【0073】 を例として挙げることができるが限定的なものではない。
【0074】 ピペラジン及びジエチルカルバマジンがここで特に強調されうる。
【0075】 ピペラジンは公知の有機化合物でありそして商業的に入手可能であるか又は既
知の方法により得ることができる。(Mehlhorn et al.Diag
nostik und Therapie der Parasitosen
des Menschen 2nd Edition,Gustav Fisc
her(1995),Mehlhorn et al.Diagnostik
und Therapie der Parasitosen von Hau
s−,Nutz− und Heimtieren,2nd Edition,
Gustav Fischer(1993)。
【0076】 本発明に従う組成物は、ヒトにおいて及び農業用動物、繁殖動物(breed
ing animals)、動物園動物、実験室動物、実験動物及びペットの場
合に動物飼育及び動物繁殖において存在する病原性内部寄生虫を防除するのに適
当であり、そして温血動物に対する有利な毒性を有する。それらは有害生物の発
生のすべての又は個々の段階に対して有効であり、そして耐性種及び普通に感受
性の種に対しても有効である。病原性内部寄生虫の防除の結果として、疾患、死
亡及び収量減少(例えば、肉、乳、羊毛、皮、卵、蜜等の製造において)を減少
させ、それにより活性化合物の使用の結果として更に経済的な且つより簡単な動
物飼育が可能である。病原性内部寄生虫は条虫類(cestodes)、吸虫類
(trematodes)、線虫類(nematodes)、鉤頭虫(acan
tocephalae)、特に、 擬葉目(order of Pseudophyllidea)、例えば、裂
頭条虫属の種(Diphyllobothrium spp)、スピロメトラ属
の種(Spirometra spp)、スキストセファルス属の種(Schi
stocephalus spp)、リグラ属の種(Ligula spp)、
ボスリジウム属の種(Bothridium spp)、ジフロゴノポルス属の
種(Diphlogonoporus spp)、 円葉目(order of Cyclophyllidea)、例えば、メゾ
セストイド属の種(Mesocestoides spp)、葉状条虫属の種(
Anoplocephala spp)、パラノプロセファラ属の種(Para
noplocephala spp)、モニエジア属の種(Moniezia
spp)、チサノソムサ属の種(Thysanosomsa spp)、チサニ
エジア属の種(Thysaniezia spp)、アビテリナ属の種(Avi
tellina spp)、スチレシア属の種(Stilesia spp)、
シトタエニア(Cittotaenia spp)、アンジラ属の種(Andy
ra spp)、ベルチエラ属の種(Bertiella spp)、条虫(タ
エニア)属の種(Taenia spp)、エキノコックス属の種(Echin
ococcus spp)、ハイダチゲラ属の種(Hydatigera sp
p)、ダバイネア属の種(Davainea spp)、ライリエチナ属の種(
Raillietina spp)、膜様条虫属の種(Hymenolepis
spp)、エキノレピス属の種(Echinolepis spp)、エキノ
コチレ属の種(Echinocotyle spp)、ジオルキス属の種(Di
orchis spp)、ジピリジウム属の種(Dipylidium spp
)、ジョイオキシエラ属の種(Joyeuxiella spp)、ジフロピリ
ジウム属の種(Diplopylidium spp)、 単生亜綱(subclass of the Monogenea)、例えば
、ギロダクチルス属の種(Gyrodactylus spp)、ダクチロギル
ス属の種(Dactylogyrus spp)、ポリストマ属の種(Poly
stoma spp)、 二生亜綱(subclass of the Digenea)、例えば、ジ
プロストムム属の種(Diplostomum spp)、ポスソジプロストム
ム属の種(Posthodiplostomum spp)、住血吸虫属の種(
Schistosoma spp)、トリコビルハルジア属の種(Tricho
bilharzia spp)、オルニトビルハルジア属の種(Ornitho
bilharzia spp)、アウストロビルハルジア属の種(Austro
bilharzia spp)、ギガントビルハルジア属の種(Giganto
bilharzia spp)、ロイコクロリジウム属の種(Leucochl
oridium spp)、ブラキライマ属の種(Brachylaima s
pp)、棘口吸虫属の種(Echinostoma spp)、エキノパリフィ
ウム属の種(Echinoparyphium spp)、エキノカスムス属の
種(Echinochasmus spp)、ヒポデラエウム属の種(Hypo
deraeum spp)、ファスキオラ属の種(Fasciola spp)
、ファスキオリデス属の種(Fasciolides spp)、肥大吸虫属の
種(Fasciolopsis spp)、シクロコエルム属の種(Cyclo
coelum spp)、ティフロコエルム属の種(Typhlocoelum
spp)、パラムフィストムム属の種(Paramphistomum sp
p)、カリコフォロン属の種(Calicophoron spp)、コチロフ
ォロン属の種(Cotylophoron spp)、ギガントコチレ属の種(
Gigantocotyle spp)、フィスコエデリウス属の種(Fisc
hoederius spp)、ガストロチラクス属の種(Gastrothy
lacus spp)、ノトコチルス属の種(Notocotylus spp
)、カタトロピス属の種(Catatropis spp)、プラギオルキス属
の種(Plagiorchis spp)、プロストゴニムス属の種(Pros
thogonimus spp)、二腔吸虫属の種(Diclocoelium
spp)、ユーリトレマ属の種(Eurytrema spp)トログロトレ
マ属の種(Troglotrema spp)、肺吸虫属の種(Paragon
imus spp)、コリリクルム属の種(Collyriclum spp)
、ナノフィエタス属の種(Nanophyetus spp)、オピストルキス
属の種(Opisthorchis spp)、クロノルキス属の種(Clon
orchis spp)、メトルキス属の種(Metorchis spp)、
異形吸虫属の種(Heterophyes spp)、メタゴニムス属の種(M
etagonimus spp)、 エノプルス目(order of the Enoplida)、例えば、鞭
虫属の種(Trichuris spp)、カピラリア属の種(Capilla
ria spp)、トリコモソイデス属の種(Trichomosoides
spp)、トリキネラ属の種(Trichinella spp)、 桿線虫目(order of the Rhabditia)、例えば、ミク
ロネマ属の種(Micronema spp)、ストロンギロイデス属の種(S
trongyloides spp)、 円虫目(order of the Strongylida)、例えば、ス
トロニルス属の種(Stronylus spp)、トリオドントホルス属の種
(Triodontophorus spp)、エソファゴドンツス属の種(E
sophagodontus spp)、トリコネマ属の種(Trichone
ma spp)、ギアロセファルス属の種(Gyalocephalus sp
p)、シリンドロファリンクス属の種(Cylindropharynx sp
p)、ポテリオストムム属の種(Poteriostomum spp)、シク
ロコセルクス属の種(Cyclococerucus spp)、シリコステフ
ァヌス属の種(Cylicostephanus spp)、エソファゴストム
ム属の種(腸結節虫属の種)(Oesophagostomum spp)、シ
ャベルチア属の種(Chabertia spp)、ステファヌルス属の種(S
tephanurus spp)、鉤虫(アンシロストマ)属の種(Ancyl
ostoma spp)、鉤虫(ウンシナリア)属の種(Uncinaria
spp)、ブノストムム属の種(Bunostomum spp)、 グロボセファルス属の種(Globocephalus spp)、シンガム
ス属の種(Syngamus spp)、シアトストムム属の種(Cyatho
stomum)、メタストロンギルス属の種(Metastrongylus
spp)、ジクチオカウルス属の種(Dictyocaulus spp)、ム
エレリウス属の種(Muellerius spp)、プロトストロンギルス属
の種(Protostrongylus spp)、ネオストロンギルス属の種
(Neostrongylus spp)、シストカウルス属の種(Cysto
caulus spp)、ニューモストロンギルス属の種(Pneumostr
ongylus spp)、スピコカウルス属の種(Spicocaulus
spp)、エラフォストロンギルス属の種(Elaphostrongylus
spp)、パレラフォストロンギルス属の種(Parelaphostron
gylus spp)、クレノソマ属の種(Crenosoma spp)、パ
ラクレノソマ属の種(Paracrenosoma spp)、アンギオストロ
ンギルス属の種(Angiostrongylus spp)、アエルロストロ
ンギルス属の種(Aelurostrongylus spp)、フィラロイデ
ス属の種(Filaroides spp)、パラフィラロイデス属の種(Pa
rafilaroides spp)、毛様線虫属の種(Trichostro
ngylus spp)、ヘモンカス属(針虫属)の種(Haemonchus
spp)、オステルタジア属の種(Ostertagia spp)、マルシ
ャラジア属の種(Marshallagia spp)、クーペリア属の種(C
ooperia spp)、ネマトディルス属の種(Nematodirus
spp)、ヒオストロンギルス属の種(Hyostrongylus spp)
、オベリスコイデス(Obeliscoides spp)、アミドストムム属
の種(Amidostomum spp)、オルラヌス属の種(Ollulan
us spp)、シリコシクルス属の種(Cylicocyclus spp)
、クラテオストヌム属の種(Crateostonum spp)、シリコドン
トホルス属の種(Cylicodontophorus spp)、 蟯虫目(order of the Oxyurida)、例えば、蟯虫属(
オキシウリス属)の種(Oxyuris spp)、蟯虫属(エンテロビウス属
)の種(Enterobius spp)、パサルルス属の種(Passal
urus spp)、サイファシア属の種(Syphacia spp)、アス
ピクルリス属の種(Aspiculuris spp)、ヘテラキス属の種(H
eterakis spp)、 回虫目(order of the Ascarida)、例えば、回虫属の
種(Ascaris spp)、トキサスカリス属の種(Toxascaris
spp)、トキソカラ属の種(Toxocara spp)、パラアスカリス
属の種(Parascaris spp)、アニサキス属の種(Anisaki
s spp)、回虫属(アスカリディア属)の種(Ascaridia spp
)、 旋尾線虫目(order of the Spirurida)、例えば、顎
口虫属の種(Gnathostoma spp)、フィサロプテラ属の種(Ph
ysaloptera spp)、テラジア属の種(Thelazia spp
)、ゴンギロネマ属の種(Gogylonema spp)、ハブロネマ属の種
(Habronema spp)、パラブロネマ属の種(Parabronem
a spp)、ドラスキア属の種(Draschia spp)、ドラクンクル
ス属の種(Dracunculus spp)、 糸状虫目(order of the Filariida)、例えば、ステ
ファノフィラリア属の種(Stephanofilaria spp)、パラフ
ィラリア属の種(Parafilaria spp)、セタリア属の種(Set
aria spp)、ロア糸状虫属の種(Loa spp)、ジロフィラリア属
の種(Dirofilaria spp)、リトモソイデス属の種(Litom
osoides spp)、ブルジア属の種(Brugia spp)、糸状虫
属(ブケレリア属)の種(Wuchereria spp)、糸状虫属(オンコ
セルカ属)の種(Onchocerca spp)、 ギガントリンクス目(order of the Gigantorhync
hida)、例えば、フィリコリス属の種(Filicollis spp)、
モニリフォルミス属の種(Moniliformis spp)、マクラカント
リンクス属の種(Macracanthorhynchus spp)、プロス
テノルキス属の種(Prosthenorchis spp)を包含する。
【0077】 農業用動物及び繁殖動物は、哺乳動物、例えば、ウシ、ウマ、ヒツジ、ブタ、
ヤギ、ラクダ、スイギュー、ロバ、ウサギ、ダマジカ(fallow deer
)、トナカイ、毛皮で覆われた動物(fur−bearing animals
)、例えば、ミンク、チンチラ、アライグマ、鳥、例えばニワトリ、ガチョウ(
geese)、シチメンチョウ、アヒル、ダチョウ、淡水魚及び塩水魚、例えば
マス、コイ、ウナギ、爬虫類、昆虫、例えばミツバチ及びカイコを包含する。
【0078】 実験室用動物及び実験用動物はマウス、ラット、モルモット、ゴールデンハム
スター、イヌ及びネコを包含する。
【0079】 ペットはイヌ及びネコを包含する。
【0080】 投与は予防的及び治療的の両方で行うことができる。
【0081】 活性化合物混合物は、適当な製剤の形態で、生息地の処理により又は、ストリ
ップ、プレート、テープ、カラー、耳タグ(ear tags)、肢バンド(l
imb bands)、マーキング装置の如き活性化合物含有成形品の助けによ
り直接又は腸内に、非経口的に、皮膚に、鼻に投与される。
【0082】 活性化合物混合物の腸内投与は、例えば、粉末剤、錠剤、カプセル剤、ペース
ト剤、ドリンク剤、顆粒剤、経口投与可能な溶液剤、懸濁液剤及び乳濁液剤、丸
塊剤(boli)、医薬品を加えた(medicated)飼料又は飲料水の形
態で経口的に行われる。皮膚への投与は、例えば、浸漬、噴霧又は注ぎ(pou
ring−on)及びスポッティング(spotting−on)の形態で行わ
れる。非経口投与は、例えば注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内)の形態で又
は移植組織によって行われる。
【0083】 適当な製剤は、 溶液剤、例えば、注射溶液、経口溶液、希釈後の経口投与用濃厚物、皮膚又は
体腔(body cavities)での使用のための溶液剤、注ぎ配合物(p
our−on formulations)、ゲル剤、 経口投与又は皮膚投与及び注射のための乳濁液剤又は懸濁液剤、 半固体製剤、 活性化合物混合物が軟膏基剤中に又は水中油又は油中水乳濁液基剤中に加工さ
れている配合物、 固体製剤、例えば、粉末剤、プレミックス剤又は濃厚物、顆粒剤、ペレット剤
、錠剤、丸塊、カプセル剤、エアゾル及び吸入剤、活性化合物混合物含有成形品
、である。
【0084】 注射溶液は静脈内、筋肉内及び皮下投与される。
【0085】 注射溶液は、適当な溶媒中に活性化合物混合物を溶解し、そして可溶化剤、酸
、塩基、緩衝剤塩、酸化防止剤、保存剤の如き可能な添加剤を加えることにより
製造される。溶液は無菌ろ過されそしてボトルに入れられる。
【0086】 挙げることができる溶媒は、生理学的に許容できる溶媒、例えば、水、アルコ
ール、例えば、エタノール、ブタノール、ベンジルアルコール、グリセロール、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、N−メチルピロリドン及びそ
の混合物である。
【0087】 活性化合物混合物は、場合により、注射に適当な生理学的に許容できる植物油
又は合成油に溶解することもできる。
【0088】 挙げることができる可溶化剤は主溶媒への活性化合物混合物の溶解を促進する
か又はその沈殿を阻止する溶媒である。例はポリビニルピロリドン、ポリオキシ
エチル化ひまし油、ポリオキシエチル化ソルビタンエステルである。
【0089】 保存剤はベンジルアルコール、トリクロロブタノール、p−ヒドロキシ安息香
酸エステル、n−ブタノールである。
【0090】 経口溶液は直接投与される。濃厚物は投与濃度に前以て希釈の後経口投与され
る。経口溶液及び濃厚物は注射溶液の場合に上記した如くして製造され、無菌条
件下の作業を省くことが可能である。
【0091】 皮膚に使用するための溶液剤は、一滴ずつ加えられ、平滑化され(smoot
hed)、擦り込まれ(rubbed in)、スプラッシュされる(spla
sged on)か又は噴霧される。これらの溶液は注射溶液の場合に上記した
如くして製造される。
【0092】 製造期間中に増粘剤を加えることは有利でありうる。増粘剤は、無機増粘剤、
例えば、ベントナイト、コロイドケイ酸、アルミニウムモノステアレート、有機
増粘剤、例えばセルロース誘導体、ポリビニルアルコール及びそれらのコポリマ
ー、アクリレート及びメタクリレートである。
【0093】 ゲルは皮膚に塗布されるか、体腔に平滑化されるか又は体腔内に導入される。
ゲルは、注射溶液の場合に記載の如くして製造された溶液を軟膏様稠度(oin
tment−like consistency)を有する清澄な(clear
)物質を生じさせる十分な増粘剤と混合することにより製造される。使用される
増粘剤は上記に示された増粘剤である。
【0094】 注ぎ配合物(pour−on formulations)は皮膚の制限され
た区域に注がれるか又はスプラッシュされる、活性化合物は皮膚を透過しそして
全身系に(systemically)作用する。
【0095】 注ぎ配合物は活性化合物混合物を適当な皮膚と適合性の溶媒又は溶媒混合物中
に溶解、懸濁又は乳化させることにより製造される。適当ならば、更なる助剤、
例えば着色剤、吸収促進物質、酸化防止剤、光遮断剤、粘着付与剤が加えられる
【0096】 挙げることができる溶媒は、水、アルカノール、グリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、グリセロール、芳香族アルコール、例え
ばベンジルアルコール、フェニルエタノール、フェノキシエタノール、エステル
、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸ベンジル、エーテル、例えばアル
キレングリコールアルキルエーテル、例えばジプロピレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノ−ブチルエーテル、ケトン、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、芳香族及び/又は脂肪族炭化水素、植物油又は合成油
、DMF、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、2,2−ジメチル−
4−オキシ−メチレン−1,3−ジオキソランである。
【0097】 着色剤は溶解又は懸濁させることができる動物に対する使用を許容されたすべ
ての着色剤である。
【0098】 吸収促進物質は、例えば、DMSO、展延油(spreading oils
)、例えば、イソプロピルミリステート、ジプロピレングリコールペラルゴネー
ト、シリコーン油、脂肪酸エステル、トリグリセリド、脂肪アルコールである。
【0099】 酸化防止剤は、亜硫酸塩又はメタ重亜硫酸塩、例えばメタ重亜硫酸カリウム、
アスコルビン酸、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ト
コフェロールである。
【0100】 光遮蔽剤は例えばノバンチソル酸(novantisolic acid)で
ある。
【0101】 増粘剤は例えばセルロース誘導体、デンプン誘導体、ポリアクリレート、天然
ポリマー、例えばアルギネート、ゼラチンである。
【0102】 乳濁液は経口で、皮膚に又は注射として投与することができる。
【0103】 乳濁液は油中水型又は水中油型のいずれかである。
【0104】 それらは疎水性相又は親水性相中に活性化合物混合物を溶解し、そしてこれを
適当な乳化剤及び適当ならば更なる助剤、例えば、着色剤、吸収促進物質、保存
剤、酸化防止剤、光遮蔽剤、粘度増加物質の助けにより他の相の溶媒で均一化す
ることにより製造される。
【0105】 挙げることができる疎水性相(油)は、パラフィン油、シリコーン油、天然植
物油、例えば、ごま油、アーモンド油、ひまし油、合成トリグリセリド、例えば
カプリル酸/カプリン酸ビグリセリド、鎖長C8-12の植物脂肪酸又は他の特定的
に選ばれた天然脂肪酸とのトリグリセリド混合物、場合によりヒドロキシル基も
含有する飽和もしくは不飽和脂肪酸の部分グリセリド混合物、C8/C10脂肪酸
のモノ−及びジグリセリド、 脂肪酸エステル、例えば、ステアリン酸エチル、アジピン酸ジ−n−ブチリル
、ラウリン酸ヘキシル、ジプロピレングリコールペラルゴネート、中位鎖長の分
岐状脂肪酸の鎖長C16−C18の飽和脂肪アルコールとのエステル、ミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、鎖長C12−C18の飽和脂肪アルコー
ルのカプリル/カプリン酸エステル、ステアリン酸イソプロピル、オレイン酸オ
レイル、オレイン酸デシル、オレイン酸エチル、乳酸エチル、ワックス脂肪酸エ
ステル、例えば人口アヒル尾腺脂肪(artificial duck uro
pygial gland fat)、アタル酸ジブチル、アジピン酸ジイソプ
ロピル、後者等に関連したエステル混合物、 脂肪アルコール、例えばイソトリデシルアルコール、2−オクチルドデカノー
ル、セチルステアリルアルコール、オレイルアルコール、 脂肪酸、例えばオレイン酸及びその混合物、 である。
【0106】 挙げることができる親水性相は、 水、アルコール、例えばプロピレングリコール、グリセロール、ソルビトール
及びそれらの混合物である。
【0107】 挙げることができる乳化剤は、非イオン性界面活性剤、例えばポリオキシエチ
ル化ひまし油、ポリオキシエチレン化ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモ
ノステアレート、グリセリルモノステアレート、ポリオキシエチルステアレート
、アルキルフェノールポリグリコールエーテル; 両性界面活性剤、例えばジ−Na N−ラウリル−β−イミノジプロピオネー
ト又はレシチン; アニオン界面活性剤、例えばラウリル硫酸Na、脂肪アルコールエーテルサル
フェート、モノ/ジアルキルポリグリコールエーテルオルトリン酸エステルモノ
エタノールアミン塩; カチオン界面活性剤、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、 である。
【0108】 挙げることができる更なる助剤は、粘度を増加させそして乳濁液を安定化させ
る物質、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース及び他のセル
ロース及びデンプン誘導体、ポリアクリレート、アルギネート、ゼラチン、アラ
ビアゴム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルビニルエーテ
ルと無水マレイン酸とのコポリマー、ポリエチレングリコール、ワックス、コロ
イド状ケイ酸又は挙げられた物質の混合物である。
【0109】 懸濁液剤は、経口で、皮膚に又は注射として投与することができる。それらは
、適当ならば更なる助剤、例えば湿潤剤、着色剤、吸収促進物質、保存剤、酸化
防止剤、光遮蔽剤を添加して、活性化合物を担体液体中に懸濁させることにより
製造される。
【0110】 挙げることができる担体液体はすべての均質な溶媒及び溶媒混合物である。
【0111】 挙げることができる湿潤剤(分散剤)は上記に示された界面活性剤である。
【0112】 挙げることができる更なる助剤は上記に示された助剤である。
【0113】 半固体製剤は経口で又は皮膚に投与することができる。それらは、それらの高
い粘度によってのみ上記した懸濁液剤及び乳濁液剤と異なる。
【0114】 固体製剤の製造のために、活性化合物は適当ならば、助剤を添加して適当な担
体と混合されそして所望の形態にされる。
【0115】 挙げることができる担体はすべての生理学的に許容できる固体不活性物質であ
る。使用することができる担体は無機及び有機物質である。無機物質は、例えば
、塩化ナトリウム、炭酸塩、例えば炭酸カルシウム、炭酸水素塩、アルミナ、ケ
イ酸、礬土(argillaceous earths)、沈降シリカ又はコロ
イドシリカ、リン酸塩である。
【0116】 有機物質は、例えば、糖、セルロース、食品及び飼料、例えば、乳粉、家畜荒
粉(animal meals)、穀物荒粉(cereal meals)及び
粗穀物荒粉(coarse cereal meals)、デンプンである。
【0117】 助剤は既に上記した保存剤、酸化防止剤及び着色剤である。
【0118】 更なる適当な助剤は、滑剤(lubricants)及びグライダント(gl
idants)、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、
ベントナイト、崩壊促進物質、例えばデンプン又は架橋したポリビニルピロリド
ン、結合剤、例えばデンプン、ゼラチン又は線状ポリビニルピロリドン及びドラ
イバインダー、例えば微結晶セルロースである。
【0119】 製剤において、活性化合物混合物は病原性内部寄生虫に対して作用する更なる
相乗剤(synergists)又は他の活性化合物との混合物として存在する
こともできる。このような活性化合物は、例えばL−2,3,5,6−テトラヒ
ドロ−6−フェニル−イミダゾチアゾール、ベンゾイミダゾールカルバメート、
ピランテルである。
【0120】 使用する用意のできた製剤(ready−to−use preparati
ons)は活性化合物混合物を10ppm〜20重量%、好ましくは0.1〜1
0重量%の濃度で含有する。
【0121】 投与の前に希釈される製剤は活性化合物混合物を0.5〜90重量%、好まし
くは5〜50重量%の濃度で含有する。
【0122】 一般に、有効な結果を達成するために、1日当たり体重1kg当たり活性化合
物混合物約10〜100mgの本発明に従う混合物の量を投与するのが有利であ
ることが証明された。体重1kg当たり活性化合物混合物10〜50mgが好ま
しい。
【0123】 一般に、例えば50:1〜1000:1、好ましくは100:1〜1000:
1、非常に特に好ましくは250:1〜1000:1、特に250:1及び10
00:1の如きピペラジン対デプシペプチドの重量比が本組成物において堅持さ
れる(adhered)。
【0124】 生物学的実施例において、WO93/19053に開示された式
【0125】
【化25】
【0126】 の化合物を「デプシペプチドI」として使用した。
【0127】 生物学的試験を既知の方法(Plant et al.Pesticide
Science,1996,48,p.351ff)に従って行った。
【0128】 生物学的実施例
【0129】
【表1】
【0130】
【表2】
【0131】 製造実施例 24個の環原子を有する環状デプシペプチドの製造の実施例 1.式(I)の化合物の製造 BOP−Cl(0.124ミリモル)をジクロロメタン(100ml)中の式
IIの化合物(0.104ミリモル)及びヒュニッヒノ塩基(Huenig's
base)(0.258ミリモル)の溶液に0℃で加えそして混合物を室温で
24時間撹拌した。この時間の後、同じ量のBOP−Cl及び塩基を加えそして
混合物をさらに24時間撹拌した。溶液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で2回洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥しそして濃縮した。残留物を溶離剤シクロヘキサ
ン/酢酸エチル2:1を使用してカラムクロマトグラフィーにより精製した。
【0132】 置換基が下記の意味(表3)を有する式(I)の化合物が得られた。
【0133】
【表3】
【0134】 式(II)の化合物の製造の実施例 エタノール(50ml)中の式(III)(1.222ミリモル)の開鎖オク
タデプシペプチドの溶液を水素の吸収が完了するまで(約2時間)Pd(OH)
2/C(20%;200mg)の存在下に水素化した。触媒をろ別した後、式I
Iの純粋な化合物が得られ、このものは更に精製しないで反応させた。
【0135】 この方法に従って、置換基が表4に従う意味を有する式(II)の化合物が得
られた。
【0136】
【表4】
【0137】 式(III)の化合物の製造 HClガスをジクロロメタン(40ml)中の式(IV)のtert−ブチル
エステル(1.609ミリモル)の液に0℃で1.5時間通した。次いで混合物
を室温に加温しそして12時間撹拌した。溶液を回転蒸発器で濃縮しそして高真
空で乾燥した。残留物を更に精製しないで反応させた。
【0138】 同様に、置換基が下記の意味(表5)を有する式(III)の化合物が得られ
た。
【0139】
【表5】
【0140】 式(IV)の化合物の製造 エチルジイソプロピルアミン(0.912ミリモル))及びBOP−Cl(0
.438ミリモル))の溶液を、ジクロロメタン(15ml)中の式(VI)及
び(V)のテトラデプシペプチド各(2.52ミリモル)の溶液に0℃で加えた
。混合物を0℃で1時間及び室温で1.5時間撹拌し、ジクロロメタン20ml
で希釈し、少量の水で2回洗浄し、Na2SO4上で乾燥しそして濃縮した。残留
物を溶離剤シクロヘキサン/t−BuOMe=2:1を使用してシリカゲルで精
製した。
【0141】 式(V)の化合物の製造 HClガスをジクロロメタン(50ml)中の式(VII)を有するテトラデ
プシペプチド(2.848ミリモル)の溶液に0℃で2時間通した。
【0142】 次いで混合物を室温で8時間撹拌し、濃縮しそして高真空で乾燥した。残留物
を更に精製しないで使用した。
【0143】 式(VI)の化合物の製造 エタノール(37ml)中の式(VII)を有するテトラデプシペプチド(9
.53ミリモル)の溶液をPd(OH)2/C(20%)(0.6g)で処理し
そして室温及び常圧で約3時間水素化した。反応混合物をろ過し、濃縮しそして
残留物を溶離剤t−BuOMe/シクロヘキサン/エタノール=1:1:0.5
を使用してシリカゲルで分離した。
【0144】 式(VII)の化合物の製造 0℃に冷却したジクロロメタン(80ml)中のジデプシペプチドIX(22
.9ミリモル)及びジデプシペプチドVIIIa(27.5ミリモル)の溶液を
ジイソプロピルエチルアミン(57.3ミリモル)及びBOP−Cl(29.8
ミリモル)で処理し、0℃で1時間及び室温で1時間撹拌した。沈殿をろ別した
後、溶液をジクロロメタンで希釈し、少量の水で3回洗浄し、硫酸ナトリウム上
で乾燥しそして濃縮した。残留物を溶離剤シクロヘキサン/酢酸エチル=15:
1を使用してシリカゲルで分離した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C084 AA02 BA27 CA62 DA43 MA02 NA05 NA14 ZB391 ZC751 ZC752 4C086 AA01 AA02 BC50 MA02 MA04 MA07 NA05 NA14 ZB39 ZC75

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環単位としてアミノ酸及びヒドロキシカルボン酸からなりそ
    して24個の環原子を有する環状デプシペプチドの殺内部寄生虫作用を増加させ
    るためのピペラジン類の使用。
  2. 【請求項2】 環単位としてアミノ酸及びヒドロキシカルボン酸からなりそ
    して24個の環原子を有する環状デプシペプチドト共にピペラジン類を含有する
    殺内部寄生虫組成物。
  3. 【請求項3】 殺内部寄生虫組成物の製造のための環単位としてアミノ酸及
    びヒドロキシカルボン酸からなりそして24個の環原子を有する環状デプシペプ
    チドと合わせたピペラジン類の使用。
  4. 【請求項4】 環状デプシペプチドが、式(I) 【化1】 式中、 R1、R2、R11及びR12は互いに独立にC1-8−アルキル、C1-8−ハロゲノア
    ルキル、C3-6−シクロアルキル、アラルキル、アリールを表し、 R3、R5、R7、R9は互いに独立に水素又は直鎖状もしくは分岐鎖状C1-8
    アルキルを表し、該C1-8−アルキルは場合によりヒドロキシル、C1-4−アルコ
    キシ、カルボキシル、 【化2】 、カルボキサミド、 【化3】 、イミダゾリル、インドリル、グアニジノ、−SH又はC1-4−アルキルチオに
    より置換されていてもよく、そして更にアリール又はアラルキルを表し、該アリ
    ール又はアラルキルはハロゲン、ヒドロキシル、C1-4−アルキル、C1-4−アル
    コキシにより置換されていてもよく、 R4、R6、R8、R10は互いに独立に水素、直鎖状C1-5−アルキル、C2-6
    アルケニル、C3-7−シクロアルキルを表し、それらの各々は場合によりヒドロ
    キシル、C1-4−アルコキシ、カルボキシル、カルボキサミド、イミダゾリル、
    インドリル、グアニジノ、SH又はC1-4−アルキルチオにより置換されていて
    もよく、そして更にアリール又はアラルキルを表し、該アリール又はアラルキル
    はハロゲン、ヒドロキシル、C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシにより置換さ
    れていてもよい、 及びそれらの光学的異性体及びラセメートに相当することを特徴とする請求項1
    に記載のピペラジン類の使用。
  5. 【請求項5】 環状デプシペプチドが、式(I) 式中、 R1、R2、R11及びR12が、互いに独立にメチル、エチル、プロピル、イソプ
    ロピル、n−,s−,t−ブチル又はフェニルを表し、これらは場合によりハロ
    ゲン、C1-4−アルキル、OH、C1-4−アルコキシにより置換されていてもよく
    、そしてベンジル又はフェネチルを表し、その各々は場合によりフェニルの場合
    に示された基により置換されていてもよく、そして R3〜R10は請求項4に示された意味を有する、 に相当することを特徴とする請求項4に記載の使用。
  6. 【請求項6】 環状デプシペプチドが、式(I) 式中、 R1、R2、R11及びR12が互いに独立にメチル、エチル、プロピル、イソプロ
    ピル又はn−、s−、t−ブチルを表し、 R3、R5、R7、R9は水素、直鎖状又は分岐鎖状C1-8−アルキル、特にメチ
    ル、エチル、プロピル、i−プロピル、n−、s−、t−ブチルを表し、それら
    の各々は場合によりC1-4−アルコキシ、特にメトキシ、エトキシ、イミダゾリ
    ル、インドリル又はC1-4−アルキルチオ、特にメチルチオ、エチルチオにより
    置換されていてもよく、そして更にフェニル、ベンジル又はフェネチルを表し、
    これらの各々は場合によりハロゲン、特に塩素により置換されていてもよく、そ
    して R4、R6、R8及びR10は互いに独立に水素、メチル、エチル、n−プロピル
    、n−ブチル、ビニル、シクロヘキシルを表し、それらの各々は場合によりメト
    キシ、エトキシ、イミダゾリル、インドリル、メチルチオ、エチルチオにより置
    換されていてもよく、そしてイソプロピル、s−ブチルを表しそして更に場合に
    よりハロゲン置換されていてもよいフェニル、ベンジル又はフェニルエチルを表
    す、に相当することを特徴とする請求項4に記載の使用。
  7. 【請求項7】 ピペラジンが、式(X) 【化4】 式中、 R13及びR14は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
    場合に、場合により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アリール
    、ヘテロアリール及び−CONR1516又は−CSNR1516を表し、ここで R15及びR16は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
    場合に、場合により置換されていてもよいアルキル又はシクロアルキルを表す、
    に相当することを特徴とする請求項1又は4〜6に記載の使用。
  8. 【請求項8】 ピペラジンが、式(X) 式中、 R13及びR14は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
    場合に、場合により置換されていてもよいC1−C6−アルキル、C3−C8−シク
    ロアルキル及び−CONR1516又は−CSNR1516を表し、ここで R15及びR16は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
    場合に、場合により置換されていてもよいC1−C6−アルキル又はC3−C8−シ
    クロアルキルを表す、 に相当することを特徴とする請求項1又は4〜6に記載の使用。
  9. 【請求項9】 ピペラジンが、式(X) 式中、 R13及びR14は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
    場合に、場合により置換されていてもよいC1−C4−アルキル、C6−シクロア
    ルキル及び−CONR1516又は−CSNR1516を表し、ここで R15及びR16は互いに独立に基水素の同一の又は相異なる置換基であって、各
    場合に、場合により置換されていてもよいC1−C4−アルキル又はC6−シクロ
    アルキルを表す、 に相当することを特徴とする請求項1又は4〜6に記載の使用。
  10. 【請求項10】 環状デプシペプチドが請求項4〜6に記載の定義の1つに
    相当し及び/又はピペラジンが請求項7〜9に記載の定義の1つに相当すること
    を特徴とする請求項2に記載の組成物。
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