JP3798824B2 - 開鎖ヘキサデプシペプチドに基づく殺内部寄生虫性組成物 - Google Patents

開鎖ヘキサデプシペプチドに基づく殺内部寄生虫性組成物 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は内部寄生虫の防除のための開鎖ヘキサデプシペプチドの利用に関する。
【0002】
18の環原子を有する殺内部寄生虫活性環状デプシペプチド(エンニアチン(enniatins))のための出発物質としてのある種の開鎖ヘキサデプシペプチドは先行するが公開されていない特許出願の主題である(ドイツ特許出願第4 317 458.2号)。
【0003】
しかし内部寄生虫に対するこれらの化合物の利用についてはまだ開示されていない。
【0004】
ここで一般式(I)
【0005】
【化2】
Figure 0003798824
【0006】
[式中、
Aは水素、アルキル、アラルキル又はアリール基、特に式−CO−R10の基を示し、ここで
10はアルキル部分の炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、アラルキル、アルコキシ又はアリールアルコキシを示し、
1、R3及びR5は互いに独立して水素、炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキルを示し、これらは場合により1つ又は2つのベンジルオキシカルボニル基により、あるいは1、2、3又は4つのアルキル基により置換されていることができるか、あるいはアルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)−アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、場合により置換されていることができるアリール、ヘタリールメチルならびにアリールアルキルを示し、挙げることができる置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ニトロ又は基−NR1112であり、ここでR11及びR12は互いに独立して水素又はアルキルを示すか、あるいはR1112は隣接N原子と一緒になって5−、6−又は7−員炭素環を示し、それは場合によりO、S及びNにより中断されていることもでき、そして場合によりC1−C4−アルキルにより置換されていることができ、
2、R4及びR6は互いに独立して水素、炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘタリールメチル及び場合により置換されていることができるアリールアルキルを示し、挙げることができる置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ニトロ又は基−NR1112であり、ここでR11及びR12は互いに独立して水素又はアルキルを示すか、あるいはR1112は隣接N原子と一緒になって5−、6−又は7−員炭素環を示し、それは場合によりO、S及びNにより中断されていることもでき、そして場合によりC1−C4−アルキルにより置換されていることができ、
7、R8及びR9は互いに独立して水素、C1-8−アルキル、C3-6−シクロアルキル又はアラルキルを示し、
Bはヒドロキシル又は炭素数が最高4のアルコキシを示す]
の開鎖ヘキサデプシペプチドならびにそれらの光学異性体及びラセミ体を、医学及び獣医学において内部寄生虫の防除に用いることができることが見いだされた。
【0007】
式(I)は本発明に従って用いられる開鎖ヘキサデプシペプチドの一般的定義を示す。本発明に従って用いるのが好ましい式(I)の化合物は、
Aが水素、C1-4−アルキル、ベンジル又は式−CO−R10の基を示し、ここでR10が直鎖状もしくは分枝鎖状C1-4−アルキル、C2-4−アルケニル、C1-4−アルコキシ又はアルキル部分の炭素数が最高6のフェニルアルコキシ、特にtert−ブトキシ、ベンジルオキシ、エトキシ、アリルオキシ、フルオレニル−9−メトキシ又はメトキシを示し、
1、R3及びR5が互いに独立して水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1-8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、tert−ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、ヒドロキシ−C1−C6−アルキル、特にヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、C1−C4−アルカノイルオキシ−C1−C6−アルキル、特にアセトキシメチル、1−アセトキシエチル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキル、特にメトキシメチル、1−メトキシエチル、アリール−C1−C4−アルキルオキシ−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシメチル、1−ベンジルオキシエチル、メルカプト−C1−C6−アルキル、特にメルカプトメチル、C1−C4−アルキルチオ−C1−C6−アルキル、特にメチルチオエチル、C1−C4−アルキルスルフィニル−C1−C6−アルキル、特にメチルスルフィニルエチル、C1−C4−アルキルスルホニル−C1−C6−アルキル、特にメチルスルホニルエチル、カルボキシ−C1−C6−アルキル、特にカルボキシメチル、カルボキシエチル、C1−C4−アルコキシカルボニル−C1−C6−アルキル、特にメトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルエチル、C1−C4−アリールアルコキシカルボニル−C1−C6−アルキル、ベンジルオキシカルニボニルメチル、カルバモイル−C1−C6−アルキル、特にカルバモイルメチル、カルバモイルエチル、アミノ−C1−C6−アルキル、特にアミノプロピル、アミノブチル、C1−C4−アルキルアミノ−C1−C6−アルキル、特にメチルアミノプロピル、メチルアミノブチル、C1−C4−ジアルキルアミノ−C1−C6−アルキル、特にジメチルアミノプロピル、ジメチルアミノブチル、グアニド−C1−C6−アルキル、特にグアニドプロピル、C1−C4−アルコキシカルボニルアミノ−C1−C6−アルキル、特にtert−ブトキシカルボニルアミノプロピル、tert−ブトキシカルボニルアミノブチル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)−アミノプロピル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)−アミノブチル、C2−C8−アルケニル、特にビニル、アリル、ブテニル、C3−C7−シクロアルキル、特にシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘプチルメチル、アリール、特にフェニル、ヘタリールメチル、特にベンゾ[b]チエン−1−イル−メチル、ベンゾ[b]チエン−3−イル−メチル、1−ナフチル−メチル、2−ナフチル−メチル、2−ピリジル−メチル、3−ピリジル−メチル、2−フリル−メチル、3−フリル−メチル、チエン−2−イル−メチル、チエン−3−イル−メチル、インドール−3−イル−メチル、N−メチル−インドール−3−イル−メチル、イミダゾール−4−イル−メチル、N−メチル−イミダゾール−4−イル−メチル、フェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルを示し、これは場合によりハロゲン、特にフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、ヒドロキシル、C1−C4−アルキル、特にメチル又はtert−ブチル、C1−C4−アルコキシ、特にメトキシ、エトキシ、メチレンジオキシ、又はエチレンジオキシ、ニトロ、あるいはC1−C4−アルキルアミノ、特にメチルアミノ、C1−C4−ジアルキルアミノ、特にジメチルアミノ、C3−C6−シクロアルキルアミノ、特にピペリジノ又はピロリジノ、C3−C6−シクロアルコキシアミノ、特にモルホリノ、C3−C6−シクロアルキル−チオキシアミノ、特にチオモルホリノを含む系からの基により置換されていることができ、
2、R4及びR6が互いに独立して水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1-8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、tert−ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、ヒドロキシ−C1−C6−アルキル、特にヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、C1−C4−アルカノイルオキシ−C1−C6−アルキル、特にアセトキシメチル、1−アセトキシエチル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキル、特にメトキシメチル、1−メトキシエチル、アリール−C1−C4−アルキルオキシ−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシメチル、1−ベンジルオキシエチル、メルカプト−C1−C6−アルキル、特にメルカプトメチル、C1−C4−アルキルチオ−C1−C6−アルキル、特にメチルチオエチル、C1−C4−アルキルスルフィニル−C1−C6−アルキル、特にメチルスルフィニルエチル、C1−C4−アルキルスルホニル−C1−C6−アルキル、特にメチルスルホニルエチル、カルボキシ−C1−C6−アルキル、特にカルボキシメチル、カルボキシエチル、C1−C4−アルコキシカルボニル−C1−C6−アルキル、特にメトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルエチル、C1−C4−アリールアルコキシカルボニル−C1−C6−アルキル、ベンジルオキシカルニボニルメチル、カルバモイル−C1−C6−アルキル、特にカルバモイルメチル、カルバモイルエチル、アミノ−C1−C6−アルキル、特にアミノプロピル、アミノブチル、C1−C4−アルキルアミノ−C1−C6−アルキル、特にメチルアミノプロピル、メチルアミノブチル、C1−C4−ジアルキルアミノ−C1−C6−アルキル、特にジメチルアミノプロピル、ジメチルアミノブチル、グアニド−C1−C6−アルキル、特にグアニドプロピル、C1−C4−アルコキシカルボニルアミノ−C1−C6−アルキル、特にtert−ブトキシカルボニルアミノプロピル、tert−ブトキシカルボニルアミノブチル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノプロピル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノブチル、C2−C8−アルケニル、特にビニル、アリル、ブテニル、C3−C7−シクロアルキル、特にシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘプチルメチル、アリール、特にフェニル、ヘタリールメチル、特にベンゾ[b]チエン−1−イル−メチル、ベンゾ[b]チエン−3−イル−メチル、1−ナフチル−メチル、2−ナフチル−メチル、2−ピリジル−メチル、3−ピリジル−メチル、2−フリル−メチル、3−フリル−メチル、チエン−2−イル−メチル、チエン−3−イル−メチル、インドール−3−イル−メチル、N−メチル−インドール−3−イル−メチル、イミダゾール−4−イル−メチル、N−メチル−イミダゾール−4−イル−メチル、フェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルを示し、これは場合によりハロゲン、特にフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、ヒドロキシル、C1−C4−アルキル、特にメチル又はtert−ブチル、C1−C4−アルコキシ、特にメトキシ、エトキシ、メチレンジオキシ、又はエチレンジオキシ、ニトロ、あるいはC1−C4−アルキルアミノ、特にメチルアミノ、C1−C4−ジアルキルアミノ、特にジメチルアミノ、C3−C6−シクロアルキルアミノ、特にピペリジノ又はピロリジノ、C3−C6−シクロアルコキシアミノ、特にモルホリノ、C3−C6−シクロアルキル−チオキシアミノ、特にチオモルホリノを含む系からの基により置換されていることができ、
7、R8及びR9が互いに独立して水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C4−アルキル、特にメチル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、s−ブチル、ベンジル、シクロプロピル又はシクロヘキシルを示し、
Bがヒドロキシル又はtert−ブチルオキシを示す化合物ならびにそれらの光学異性体及びラセミ体である。
【0008】
本発明に従って用いるのが特に好ましい式(I)の化合物は、
Aが水素又はベンジルを示すか、あるいは式−CO−R10の基を示し、ここでR10はアルキル部分の炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシ又はアリールアルコキシ、特にtert−ブトキシ又はベンジルオキシを示し、
1、R3及びR5が互いに独立して水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、ヒドロキシ−C1−C4−アルカノイルオキシ−C1−C6−アルキル、特にアセトキシメチル、1−アセトキシエチル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキル、特にメトキシメチル、1−メトキシエチル、アリール−C1−C4−アルキルオキシ−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシメチル、1−ベンジルオキシエチル、C1−C4−アルコキシカルボニルアミノ−C1−C6−アルキル、特にtert−ブトキシカルボニルアミノプロピル、tert−ブトキシカルボニルアミノブチル、C2−C8−アルケニル、特にビニル、アリル、C3−C7−シクロアルキル、特にシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘプチルメチル、アリール、特にフェニル、ヘタリールメチル、特に1−ナフチル−メチル、2−ピリジル−メチル、3−ピリジル−メチル、チエン−2−イル−メチル、チエン−3−イル−メチル、インドール−3−イル−メチル、N−メチル−インドール−3−イル−メチル、イミダゾール−4−イル−メチル、N−メチル−イミダゾール−4−イル−メチル、フェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルを示し、これは場合により上記の基からの1つ又はそれ以上の同一又は異なる基により置換されていることができ、
2、R4及びR6が互いに独立して水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、ヒドロキシ−C1−C4−アルカノイルオキシ−C1−C6−アルキル、特にアセトキシメチル、1−アセトキシエチル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキル、特にメトキシメチル、1−メトキシエチル、アリール−C1−C4−アルキルオキシ−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシメチル、1−ベンジルオキシエチル、C1−C4−アルコキシカルボニルアミノ−C1−C6−アルキル、特にtert−ブトキシカルボニルアミノプロピル、tert−ブトキシカルボニルアミノブチル、C2−C8−アルケニル、特にビニル、アリル、C3−C7−シクロアルキル、特にシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘプチルメチル、アリール、特にフェニル、ヘタリールメチル、特にベンゾ[b]チエン−2−イル−メチル、1−ナフチル−メチル、2−ナフチル−メチル、2−ピリジル−メチル、3−ピリジル−メチル、2−フリル−メチル、3−フリル−メチル、チエン−2−イル−メチル、チエン−3−イル−メチル、フェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルを示し、これは場合により上記の基からの1つ又はそれ以上の同一又は異なる基により置換されていることができ、
7、R8及びR9が互いに独立して水素、メチル、ベンジル又はシクロプロピルを示し、
Bがヒドロキシル又はtert−ブチルオキシを示す化合物ならびにそれらの光学異性体及びラセミ体である。
【0009】
本発明に従って用いるのが特別に好ましい式(I)の化合物は、
Aが水素、ベンジル、tert−ブチルオキシカルボニル(Boc)又はベンジルオキシカルボニル(Z)を示し、
1、R3及びR5が互いに独立して水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、C2−C8−アルケニル、特にアリル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロヘキシルメチル、フェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルを示し、
2、R4及びR6が互いに独立して水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、C2−C8−アルケニル、特にビニル、アリル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロヘキシルメチル、フェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルを示し、これは場合により上記の基からの1つ又はそれ以上の同一又は異なる基により置換されていることができ、
7、R8及びR9がメチルを示し、
Bがヒドロキシル又はtert−ブチルオキシを示す化合物ならびにそれらの光学異性体及びラセミ体である。
【0010】
本発明に従って用いられる一般式(I)の開鎖ヘキサデプシペプチドの製造は、本出願会社による先行公開されていない以前の特許出願の主題である(ドイツ特許出願第4 317 458−2号)。
【0011】
式(I)
【0012】
【化3】
Figure 0003798824
【0013】
[式中、
A、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9ならびにBは上記の記載の意味を有する]
の化合物は、例えば
a)一般式(IIb)
【0014】
【化4】
Figure 0003798824
【0015】
[式中、
A、R1、R2、R3、R4、R7及びR8は上記の意味を有する]
のテトラデプシペプチドを一般式(VIc)
【0016】
【化5】
Figure 0003798824
【0017】
[式中、
B、R5、R6及びR9は上記の意味を有する]
のジデプシペプチドと、適したカップリング剤の存在下、塩基性反応助剤の存在下、及び希釈剤の存在下で反応させる、又は
b)一般式(IIIc)
【0018】
【化6】
Figure 0003798824
【0019】
[式中、
B、R3、R4、R5、R6、R8及びR9は上記の意味を有する]
のテトラデプシペプチドを一般式(IVb)
【0020】
【化7】
Figure 0003798824
【0021】
[式中、
A、R1、R2及びR7は上記の意味を有する]
のジデプシペプチドと、適したカップリング剤の存在下、塩基性反応助剤の存在下、及び希釈剤の存在下で反応させると得られる。
【0022】
一般式(I)の化合物は光学活性、立体異性体の形態又はラセミ混合物の形態で存在することができ、それらの形態で用いることができる。しかし一般式(I)の化合物における光学活性、立体異性体の形態を本発明に従って用いるのが好ましい。
【0023】
基R7〜R9がメチルを示し、基A、R1〜R6及びBが以下の意味を有する一般式(I)の以下の化合物:
【0024】
【化8】
Figure 0003798824
【0025】
をそれぞれ挙げることができる。
【0026】
【表1】
Figure 0003798824
【0027】
【表2】
Figure 0003798824
【0028】
本発明に従って用いることができるデプシペプチド及びそれらの出発化合物は従来の方法により、例えばH.−G.Lerchen and H.Kunz(Tetrahedron Lett.26(43)(1985)pp.5257−5260;28(17)(1987)pp,1873−1876)に記載の方法によりB.F.Gisin(Helv.Chim.Acta 56(1973)p.1476に記載のエステル化法を用いて製造することができる。
【0029】
出発材料として用いられるN−メチル−アミノ酸及び2−ハロゲノ−カルボン酸誘導体のいくつかは既知である(例えばN−メチル−アミノ酸:R.Bowmann et al.J.Chem.Soc.(1950)p.1346;J.R.McDermott et al.Can.J.Chem.51(1973)p.1915;H.Wurzinger et al.,Kontakte[Catalysts](Merck.Darmstadt)3(1987)p.8;2−ハロゲノカルボン酸誘導体:S.M.Birnbaum et al.J.Amer.Chem.Soc.76(1954)p.6054,C.S.Rondestvedt,Jr.et al.Org.Reactions 11(1960)p.189[Review]を参照)か、あるいはこれらの出版物に記載の方法により得ることができる。
【0030】
出発化合物として用いられるデプシペプチド(II)、(III)、(IV)、(V)及び(VI)の合成のためのカップリング反応に用いることができるカップリング剤は、アミド結合の製造に適したすべてのカップリング剤である(例えばHouben−Weyl,Methoden der organischen Chemie[Methods in Organic Chemistry],Vol.15/2;Bodanszky et al.,Peptide Synthesis 2nd ed.(Wiley & Sons,NewYork 1976)又はGross,Meienhofer,The Peptides:Analysis synthesis,biology(Academic Press,New York 1979を参照)。
【0031】
従って基R7〜R9がメチルを示し、本発明に従う式(I)の開鎖ヘキサデプシペプチドは、以下の反応式により得ることができる:
a)式(IV)〜(VI)のジデプシペプチドの合成:
【0032】
【化9】
Figure 0003798824
【0033】
ここで、AはN−末端保護基、例えばベンジル又はベンジルオキシカルボニル基を示し、BはC−末端保護基、例えばtert−ブトキシ基を示す。
【0034】
例えば式(VIa)の場合、以下の式に従う:
【0035】
【化10】
Figure 0003798824
【0036】
式(IV)、(V)及び(VI)のエナンチオマー的に純粋な化合物の製造も、例えば結晶化、カラムクロマトグラフィー又は向流分配などの通常の方法によるジアステレオマーの分離を介して適宜行うことができる。それぞれの場合に最良の方法が突き止められねばならない。各方法を組み合わせて用いるのが有利なこともある。
【0037】
この段階の最後にそれ自体既知の方法で、例えば接触水添により式(VIa)の誘導体からN−末端保護基を除去して式(VIc)の誘導体を製造するか、あるいはそれ自体既知の方法で、例えば酸分解により式(IV)及び(V)の誘導体からC−末端保護基を脱離して誘導体(IVb)及び(Vb)を合成することができる:
【0038】
【化11】
Figure 0003798824
【0039】
b)式(II)及び(III)のテトラデプシペプチドの合成
【0040】
【化12】
Figure 0003798824
【0041】
式(IIIa)の場合、これは以下の式に従う:
【0042】
【化13】
Figure 0003798824
【0043】
式(IIIc)の誘導体の製造のために
【0044】
【化14】
Figure 0003798824
【0045】
続いてN−末端保護基を、例えば上記の接触水添により式(IIIa)の誘導体から脱離することができる。
【0046】
c)式(I)の開鎖ヘキサデプシペプチドの合成
【0047】
【化15】
Figure 0003798824
【0048】
以下の式による:
【0049】
【化16】
Figure 0003798824
【0050】
続いてC−末端保護基を式(Ia)の誘導体からそれ自体既知の方法で、例えば酸分解により脱離し、誘導体
【0051】
【化17】
Figure 0003798824
【0052】
を製造するか、あるいは式(Ia)の誘導体をそれ自体既知の方法で、例えば上記の接触水添によりN−末端脱保護し、式(Ic)
【0053】
【化18】
Figure 0003798824
【0054】
の誘導体を製造することができる。
【0055】
この段階の最後にN−末端又はC−末端保護基をそれぞれ式(Ib)又は(Ic)の誘導体からそれ自体既知の方法で、例えば上記の接触水添又は酸分解により脱離し、式(IId)
【0056】
【化19】
Figure 0003798824
【0057】
の誘導体を製造することができる。
【0058】
得られた生成物は再結晶又はカラムクロマトグラフィーにより通常の方法で精製することができる(製造実施例も参照)。
【0059】
温血動物種に好ましい毒性を有するが、活性化合物は人間において起こる、ならびに生産家畜(productive livestock)、飼育動物(breeding animals)、動物園動物、実験室動物、実験動物及びペットの動物飼育及び家畜飼育において起こる病原性内部寄生虫の防除に適している。これらは有害生物の発生のすべての、又は各段階に対して、ならびに耐性の、及び通常の感受性の種に対して活性である。病原性内部寄生虫の防除により病気、死亡及び性能の低下(例えば肉、ミルク、ウール、皮革、卵、蜜などの生産において)を軽減することが目的であり、活性化合物の使用により、より経済的で簡単な動物飼育が可能となる。病原性内部寄生虫には条虫類、吸虫類、線虫類及び鉤頭虫類、特に:
擬葉類(Pseudophyllidea)から、例えば裂頭条虫種(Diphyllobothrium spp.)、スピロメトラ種(Spirometra spp.)、シストセファルス種(Schistocephalus spp.)、リグラ種(Ligula spp.)、ボツリジウム種(Bothridium spp.)、大複殖門条虫(Diphlogonoporus spp.)、
環葉類(Cyclophyllidea)から、例えばメソセストイデス種(Mesocestoides spp.)、葉状条虫(Anoplocephala spp.)、パラノプロセファラ種(Paranoplocephala spp.)、拡張条虫(Moniezia spp.)、チサノソムサ種(Thysanosomsa spp.)、チサニエジア種(Thysanieziaspp.)、アビテリナ種(Avitellina spp.)、スチレシア種(Stilesia spp.)、シトタエニア種(Cittotaeniaspp.)、アンディラ種(Andyra spp.)、ベルチエラ種(Bertiella spp.)、有鉤条虫(Taenia spp.)、エキノコックス種(Echinococcus spp.)、ヒダチゲラ種(Hydatigera spp.)、ダバイネア種(Davainea spp.)、ライリエチナ種(Raillietina spp.)、矮小条虫(Hymenolepis spp.)、エキノレピス種(Echinolepis spp.)、エキノコチレ種(Echinocotyle spp.)、ジオルキス種(Diorchis spp.)、瓜実条虫(Diphlidium spp.)、ジョエウキシエラ種(Joyeuxiella spp.)、ジプロピリジウム種(Diplopylidium spp.)、
単生類(Monogenea)から、例えば三代虫(Gyrodactylusspp.)、ダクチロギルス種(Dactylogyrus spp.)、ポリストマ種(Polystoma spp.)、
二生類(Digenea)から、例えばジプロストマム種(Diplostomum spp.)、ポストジプロストマム種(Posthodiplostomum spp.)、シストソマ種(Schistosoma spp.)、トリコビルハルジア種(Trichobilharzia spp.)、オルニトビルハルジア種(Ornithobilharzia spp.)、アウストロビルハリジア種(Austrobilharzia spp.)、ギガントビルハルジア種(Gigantobilharzia spp.)、リューコクロリジウム種(Leucochloridium spp.)、ブラキライマ種(Brachylaima spp.)、エキノストマ種(Echinostoma spp.)、エキノパリフィウム種(Echinoparyphium spp.)、エキノカスムス種(Echinochasmus spp.)、ヒポデラエウム種(Hypoderaeum spp.)、カンテツ種(Fasciola spp.)、ファシオリデス種(Fasciolides spp.)、肥大吸虫(Fasciolopsis spp.)、シクロコエルム種(Cyclocoelum spp.)、チフロコエルム種(Typhlocoelum spp.)、アズキムシ種(Paramphistomum spp.)、カリコフォロン種(Calicophoron spp.)、コチロフォロン種(Cotylophoron spp.)、ギガントコチレ種(Gigantocotyle spp.)、フィスコエデリウス種(Fischoederius spp.)、グストロチラクス種(Gastrothylacus spp.)、ノトコチルス種(Notocotylus spp.)、カタトロピス種(Catatropis spp.)、プラギオルキス種(Plagiorchisspp.)、プロストゴニムス種(Prosthogonimus spp.)、槍形吸虫(Dicrocoelium spp.)、膵蛭類(Eurytrema spp.)、トログロトレマ種(Troglotrema spp.)、肺吸虫(Paragonimus spp.)、コリリクルム種(Collyriclum spp.)、ナノフィエツス種(Nanophyetus spp.)、オピストルキス種(Opisthorchis spp.)、肝ジストマ種(Clonorchis spp.)、メトルキス種(Metorchisspp.)、異形吸虫(Heterophyes spp.)、メタゴニスムス種(Metagonismus spp.)、
エノプルス類(Enoplida)から、例えば鞭虫(Trichuris spp.)、毛細線虫(Capillaria spp.)、トリコモソイデス種(Trichomosoides spp.)、旋毛虫(Trichinella spp.)、
捍線虫類(Rhabditia)から、例えばミクロネマ種(Micronema spp.)、糞線虫種(Strongyloides spp.)、
円虫類(Strongylida)から、例えば円虫種(Stronylus spp.)、トリオドントホルス種(Triodontophorus spp.)、オエソファゴドンツス種(Oesophagodontus spp.)、トリコネマ種(Trichonema spp.)、ギアロセファルス種(Gyalocephalus spp.)、シリンドロファリンクス種(Cylindropharynx spp.)、ポテリオストマム種(Poteriostomum spp.)、シクロコセルクス種(Cyclococercus spp.)、シリコステファヌス種(Cylicostephanus spp.)、オエソファゴストマム種(Oesophagostomum spp.)、チャベルチア種(Chabertia spp.)、豚腎虫(Stephanurus spp.)、ズビニ鉤虫(Ancylostoma spp.)、極東鉤虫(Uncinaria spp.)、ブノストマム種(Bunostomum spp.)、グロボセファルス種(Globocephalus spp.)、交合線虫(Syngamus spp.)、シアトストマ種(Cyathostoma spp.)、肺虫(Metastrongylus spp.)、ジクチオカウルス種(Dictyocaulus spp.)、ムエレリウス種(Muellerius spp.)、プロトストロンギルス種(Protostrongylus spp.)、ネオストロンギルス種(Neostrongylus spp.)、シストカウルス種(Cystocaulus spp.)、ニューモストロンギルス種(Pneumostrongylus spp.)、スピコカウルス種(Spicocaulus spp.)、エラフォストロンギルス種(Elaphostrongylus spp.)、パレラフォストロンギルス種(Parelaphostrongylus spp.)、クロノソマ種(Crenosoma spp.)、パラクレノソマ種(Paracrenosoma spp.)、アンギオストロンギルス種(Angiostrongylus spp.)、アエルロストロンギルス種(Aelurostrongylus spp.)、フィラロイデス種(Filaroides spp.)、パラフィラロイデス種(Parafilaroides spp.)、毛様線虫(Trichostrongylus spp.)、捻転胃虫(Haemonchus spp.)、オステルタギア種(Ostertagia spp.)、マーシャラギア種(Marshallagia spp.)、クーペリア種(Cooperia spp.)、ネマトジルス種(Nematodirusspp.)、ヒオストロンギルス種(Hyostrongylus spp.)、オベリスコイデス種(Obeliscoides spp.)、アミドストマム種(Amidostomum spp.)、オルラヌス種(Ollulanus spp.)、
蟯虫類(Oxyurida)から、例えばウマギョウチュウ種(Oxyurisspp.)、ギョウチュウ種(Enterobius spp.)、パサルルス種(Passalurus spp.)、シファシア種(Cyphacia spp.)、アスピクルリス種(Aspiculuris spp.)、ヘテラキス種(Heterakis spp.)、
回虫類(Ascaridia)から、例えば回虫種(Ascaris spp.)、トキサスカリス種(Toxascaris spp.)、犬回虫種(Toxocara spp.)、馬回虫(Parascaris spp.)、アニサキス種(Anisakis spp.)、アスカリジア種(Ascaridia
spp.)、
旋尾線虫類(Spirurida)から、例えば顎口虫(Gnathostoma spp.)、フィサロプテラ種(Physaloptera spp.)、テラジア種(Thelazia spp.)、ゴンギロネマ種(Gongylonema spp.)、ハブロネマ種(Habronema spp.)、パラブロネマ種(Parabronema spp.)、ドラシア種(Draschia spp.)、ドラクンクルス種(Dracunculus spp.)、糸状虫類(Filariida)から、例えばステファノフィラリア種(Stephanofilaria spp.)、パラフィラリア種(parafilaria spp.)、セタリア種(Setaria spp.)、ロア種(Loa spp.)、犬糸状虫種(Dirofilaria spp.)、リトモソイデス種(Litomosoides spp.)、ブルギア種(Brugiaspp.)、糸状虫種(Wuchereria spp.)、オンコセルカ種(Onchocerca spp.)、
ギガントリンキダ類(Gigantorhynchida)から、例えばフィリコリス種(Filicollis spp.)、モニリホルミス種(Moniliformis spp.)、マクラカントリンクス種(Macracanthorhynchus spp.)、プロステノルキス種(Prosthenorchis spp.)が含まれる。
【0060】
生産家畜及び飼育動物には、例えば牛、馬、羊、豚、山羊、らくだ、水牛、ろば、うさぎ、黄じか、となかいなどの哺乳類、例えばミンク、チンチラ、あらいぐまなどの毛皮動物(fur−bearing animals)、例えば鶏、がちょう、七面鳥、あひるなどの鳥、例えばます、鯉、うなぎなどの淡水及び海水魚、爬虫類、例えば蜜蜂及び蚕などの昆虫が含まれる。
【0061】
実験室動物及び実験動物にはマウス、ラット、モルモット、ゴールデンハムスター、犬及び猫が含まれる。
【0062】
ペットには犬及び猫が含まれる。
【0063】
投与は予防的に、ならびに治療的に行うことができる。
【0064】
活性化合物は直接、又は適した調剤の形態で腸内、非経口的、経皮的、経鼻的に、環境処置を用いて、あるいは例えばストリップ、プレート、バンド、カラー、耳印、肢バンド、標識具などの活性化合物含有成型品を用いて投与することができる。
【0065】
活性化合物は粉末、錠剤、カプセル、ペースト、飲料、顆粒剤、又は経口的に投与できる溶液、懸濁液及び乳液、大型丸剤、飼料剤あるいは飲料水の形態で腸内に、例えば経口的に投与される。経皮投与は、例えば浸漬、噴霧又はポアオン(pouring−on)及びスポッツオン(spotting−on)の形態で行われる。非経口的投与は、例えば注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内)の形態で、又は体内埋植により行われる。
【0066】
適した調剤は:
注射用溶液、経口溶液、希釈後の投与のための濃厚液、皮膚又は体腔で用いるための溶液、ポアオン及びスポッツオン調剤、ゲルなどの溶液;
経口的又は経皮的投与のため、及び注射用の乳液;半固体調剤;
活性化合物がクリームベース、あるいは水中油型又は油中水型乳液ベース中に挿入された調剤;
粉末、予備混合物又は濃厚剤、顆粒剤、ペレット、錠剤、大型丸剤、カプセルなどの固体調剤;
エアゾール及び吸入剤、活性化合物を含む成型品である。
【0067】
注射用溶液は静脈内、筋肉内及び皮下に投与される。
【0068】
注射用溶液は、活性化合物を適用溶剤に溶解し、可溶化剤、酸、塩基、緩衝塩、酸化防止剤及び防腐剤などの添加剤を適宜加えることにより調製される。溶液は細菌濾過され、採取される。
【0069】
以下を溶剤として挙げることができる:水、アルコール、例えばエタノール、ブタノール、ベンジルアルコール、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、N−メチル−ピロリドン及びこれらの混合物などの生理学的に許容し得る溶剤。
【0070】
適宜、注射に適した生理学的に許容し得る植物又は合成油に活性化合物を溶解することもできる。
【0071】
以下を可溶化剤として挙げることができる:主溶剤中の活性化合物の溶解度を向上させる、又はその沈澱を予防する溶剤。例はポリビニルピロリドン、ポリオキシエチル化ひまし油、ポリオキシエチル化ソルビタンエステル。
【0072】
防腐剤は:ベンジルアルコール、トリクロロブタノール、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、n−ブタノールである。
【0073】
経口的溶液は直接投与される。濃厚液は、あらかじめ投与濃度に希釈した後に経口的に投与される。経口的溶液及び濃厚液は、注射用溶液の場合に上記に記載した通りに調製され、無菌条件下の作業を省略することができる。
【0074】
皮膚上で用いるための溶液は、滴下、はけ塗り、すり込み、はねかけ又は噴霧により適用される。これらの溶液は注射用溶液の場合に上記に記載した通りに調製される。
【0075】
調製の間に増粘剤を加えるのが有利であり得る。増粘剤は:無機増粘剤、例えばベントナイト、コロイドシリカ、モノステアリン酸アルミニウム、有機増粘剤、例えばセルロース誘導体、ポリビニルアルコール及びそれらのコポリマー、アクリル酸塩及びメタクリル酸塩である。
【0076】
ゲルは皮膚に適用もしくははけ塗りされるか、又は体腔中に導入される。ゲルは、注射用溶液の場合に上記で記載した通りに調製された溶液を、クリーム様稠度の透明な物質が形成される量の増粘剤で処理することにより調製される。用いられる増粘剤は上記で示した増粘剤である。
【0077】
ポアオン及びスポッツオン調剤は皮膚の限られた領域に注がれるか、又ははねかけ、活性化合物が浸透して全身的に作用する。ポアオン及びスポッツオン調剤は皮膚が耐性である適した溶剤又は溶剤混合物に活性化合物を溶解、懸濁又は乳化することにより調製される。着色剤、吸収促進剤、酸化防止剤、光安定剤及び粘着剤などの他のアジュバントを適宜加える。
【0078】
挙げることができる溶剤は:水、アルカノール、グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセロール、芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール、フェニルエタノール、フェノキシエタノール、エステル、例えば酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸ベンジル、エーテル、例えばアルキレングリコールアルキルエーテル、例えばジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、芳香族及び/又は脂肪族炭化水素、植物又は合成油、DMF、ジメチルアセトアミド、N−メチル−ピロリドン、2,2−ジメチル−4−オキシ−メチレン−1,3−ジオキソランである。
【0079】
着色剤は動物に用いるために発売され、溶解又は懸濁することができるすべての着色剤である。
【0080】
吸収促進剤の例はDMSO、展延油、例えばミリスチン酸イソプロピル、ジプロピレングリコールペラルゴネート、シリコン油、脂肪酸エステル、トリグリセリド、脂肪族アルコールである。
【0081】
酸化防止剤は亜硫酸塩又はメタビサルファイト、例えばカリウムメタビサルファイト、アスコルビン酸、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、トコフェロールである。
【0082】
光安定剤の例はノバンチソール酸(novantisolic acid)である。
【0083】
粘着剤の例はセルロース誘導体、澱粉誘導体、ポリアクリル酸塩、天然ポリマー、例えばアルギン酸塩、ゼラチンである。
【0084】
乳液は経口的、経皮的に、又は注射の形態で投与することができる。
【0085】
乳液は油中水型又は水中油型の乳液であることができる。
【0086】
それらは活性化合物を疎水性又は親水性相に溶解し、この相を適した乳化剤及び適宜、他の助剤、例えば着色剤、吸収促進剤、防腐剤、酸化防止剤、光安定剤、増粘物質を用いて他の相の溶剤と均質化することにより調製される。
【0087】
疎水性相(油)として以下を挙げることができる:パラフィン油、シリコン油、天然植物油、例えばごま油、アーモンド油、ひまし油、合成トリグリセリド、例えばカプリル/カプリン酸ビグリセリド、鎖長がC8-12の植物脂肪酸又は他の特別に選ばれた天然脂肪酸とのトリグリセリド混合物、ヒドロキシル基も含む飽和又は不飽和脂肪酸の部分的グリセリド混合物、及びC8/C10−脂肪酸のモノ−及びジグリセリド。
【0088】
脂肪酸エステル、例えばステアリン酸エチル、アジピン酸ジ−n−ブチリル、ラウリン酸ヘキシル、ジプロピレングリコールペラルゴネート、中鎖長の分枝状脂肪酸と鎖長がC16−C18の飽和脂肪族アルコールのエステル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、鎖長がC12−C18の飽和脂肪族アルコールのカプリル/カプリン酸エステル、ステアリン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、オレイン酸エチル、乳酸エチル、ワックス状脂肪酸エステル、例えばあひるからの人工尾隆起腺脂肪、フタル酸ジブチル、アジピン酸ジイソプロピル、後者に関連するエステル混合物など。
【0089】
脂肪族アルコール、例えばイソトリデシルアルコール、2−オクチルドデカノール、セチルステアリルアルコール、オレイルアルコール。
【0090】
脂肪酸、例えばオレイン酸及びその混合物。
【0091】
以下を親水性相として挙げることができる:水、アルコール、例えばプロピレングリコール、グリセロール、ソルビトール及びそれらの混合物。
【0092】
以下は乳化剤として挙げることができる:非イオン性界面活性剤、例えばポリオキシエチル化ひまし油、ポリオキシエチル化ソルビタンモノオレート、ソルビタンモノステアレート、グリセロールモノステアレート、ポリオキシエチルステアレート、アルキルフェノールポリグリコールエーテル;
両性界面活性剤、例えばN−ラウリル−β−イミノジプロピオン酸二ナトリウム又はレシチン;
アニオン性界面活性剤、例えばラウリル硫酸ナトリウム、脂肪族アルコールエーテル硫酸塩、モノ/ジアルキルポリグリコールエーテルオルトリン酸エステルのモノエタノールアミン塩。
【0093】
以下は他の助剤として挙げることができる:増粘物質及び乳液を安定化する物質、例えばカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース及び他のセルロースならびに澱粉誘導体、ポリアクリル酸塩、アルギン酸塩、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルビニルエーテルとマレイン酸無水物のコポリマー、ポリエチレングリコール、ワックス、コロイドシリカ、あるいは上記の物質の混合物。
【0094】
懸濁液は経口的、経皮的又は注射の形態で投与することができる。これらは活性化合物を賦形液中に、適宜さらに別の助剤、例えば湿潤剤、着色剤、吸収促進剤、防腐剤、酸化防止剤、光安定剤を添加して懸濁することにより調製される。
挙げることができる賦形液はすべての均一な溶剤及び溶剤混合物である。
【0095】
挙げることができる湿潤剤(分散剤)は上記に示した界面活性剤である。
【0096】
挙げることができるさらに別の助剤は上記に示した助剤である。
【0097】
半固体調剤は経口的又は経皮的に投与することができる。それらは粘度がより高いことのみで上記の懸濁液及び乳液と区別される。
【0098】
固体調剤の調製のために、活性化合物は適した賦形剤と、適宜助剤を添加して混合され、混合物は所望通りに調製される。
【0099】
挙げることができる賦形剤はすべての生理学的に許容し得る固体不活性物質である。無機及び有機物質がそのまま適している。無機物質の例は塩化ナトリウム、炭酸塩、例えば炭酸カルシウム、水素炭酸塩、酸化アルミニウム、シリカ、クレー、沈降又はコロイド二酸化ケイ素及びリン酸塩である。
【0100】
有機物質の例は糖、セルロース、食物及び動物飼料、例えばドライミルク、カーカスミール(carcass meals)、穀類粉及び穀類粗粉、ならびに澱粉である。
【0101】
助剤はすでに上記で示した防腐剤、酸化防止剤及び着色剤である。
【0102】
他の適した助剤は滑剤及びすべり剤(gliding agents)、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、ベントナイト、崩壊剤、例えば澱粉又は架橋ポリビニルピロリドン、結合剤、例えば澱粉、ゼラチン又は直鎖状ポリビニルピロリドン、及び又乾燥結合剤、例えば微結晶セルロースである。
【0103】
調剤において活性化合物は、相乗剤又は病原性内部寄生虫に対して作用する他の活性化合物との混合物の形態で存在することもできる。そのような活性化合物の例はL−2,3,5,6−テトラヒドロ−6−フェニルイミダゾチアゾール、ベンズイミダゾールカルバメート、プラジクアンテル、ピランテル、フェバンテルである。
【0104】
調製済み調剤は活性化合物を10ppm〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%の濃度で含む。
【0105】
投与前に希釈される調剤は活性化合物を0.5〜90重量%、好ましくは5〜50重量%の濃度で含む。
【0106】
一般に有効な結果を達成するために1日に体重1kg当たり約1〜約100mgの量の活性化合物を投与するのが有利であることがわかった。
【0107】
【実施例】
実施例A
生体内線虫試験
捻転胃虫コントルツス(Haemonchus contortus)/羊
実験的に捻転胃虫コントルツスに感染させた羊を、寄生虫の解放前期間(prepatency period)の経過の後に処置した。活性化合物は純粋な活性化合物の形態で経口的及び/又は静脈内に投与した。
【0108】
有効性の程度を、処置の前及び後に排泄物と共に排泄される線虫の卵を定量測定することにより決定する。
【0109】
処置の後に卵の排泄が完全に止まったら、これは線虫がもはや卵を生産しない程度まで退化したか、又は損傷を受けていることを意味する(有効投薬量)。
【0110】
調べた活性化合物及び有効投薬比(有効投薬量)は以下の表からわかる:
Figure 0003798824
製造実施例
実施例1
N−ベンジルオキシカルボニル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸tert−ブチル
【0111】
【化20】
Figure 0003798824
【0112】
4.7g(36.3ミリモル)のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(“Huenig塩基”)及び4.6g(18.1ミリモル)のビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスフィン酸クロリド(BOP−Cl)を0℃で150mlのメチレンクロリド中の5.8g(16.5ミリモル)のZ−L−MeIle−D−Lac−OH及び7.8g(16.5ミリモル)のH−(−L−MeIle−D−Lac−)2−O−tBuの溶液に加え、混合物を4時間撹拌する。反応溶液を水と共に2回振り、有機相を分離し、乾燥し、続いて硫酸ナトリウム上の真空中で濃縮する。残った粗生成物をシリカゲルカラム(シリカゲル60−Merck,メッシュサイズ:0.04−0.063mm)上でトルエン:酢酸エチル(5:1)を溶離剤として用いたクロマトグラフィーにかける。10.3g(理論値の77.4%)のN−ベンジルオキシカルボニル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸tert−ブチルが得られる。
【0113】
FAB−MS m/z(%):805(M+,3);749(M+−H2C=CMe2,10);732(9);793(10);91(100)
実施例2
N−ベンジル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−フェニルアラニル−D−乳酸tert−ブチル
【0114】
【化21】
Figure 0003798824
【0115】
7.4g(14.6ミリモル)のN−ベンジル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸
4.5g(14.6ミリモル)のN−メチル−L−フェニルアラニル−D−乳酸tert−ブチル
150mlのメチレンクロリド、
4.1g(32.2ミリモル)のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(“Huenig塩基”)及び
4.1g(16.1ミリモル)のビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスフィン酸クロリド(BOP−Cl)を用いる以外は実施例1の反応案と同様にしてカップリング反応を行う。
【0116】
残った粗生成物を最初にシリカゲルカラム(シリカゲル60−Merck,メッシュサイズ:0.04−0.063mm)上でトルエン:酢酸エチル(3:1)及びメチレンクロリド:メタノール(8:1)を溶離剤として用い、続いてトルエン:酢酸エチル(10:1)を溶離剤として用いてクロマトグラフィーにかける。
【0117】
5.2g(理論値の44.6%)のN−ベンジル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−フェニルアラニル−D−乳酸tert−ブチルが得られる。
【0118】
EI−MS m/z(%):794(M+,1);297(8);190(100)
実施例(II−2)
N−ベンジルオキシカルボニル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸
【0119】
【化22】
Figure 0003798824
【0120】
0℃に冷却した150mlの無水メチレンクロリド中の9.2g(11.2ミリモル)のZ−(−L−MeIle−D−Lac−)3−O−tBuの溶液に乾燥塩化水素ガスを20分間通過させる。続いて溶液を室温で約16時間撹拌し、反応バッチ全体を真空中で濃縮する。7.1g(理論値の82.9%)のN−ベンジルオキシカルボニル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸が得られる。
【0121】
MS m/z(%):749(M+,10);721(1);693(2);533(0.5);91(100)
実施例4
N−メチル−L−ロイシル−D−フェニルラクチル−N−メチル−L−ロイシル−D−フェニルラクチル−N−メチル−L−ロイシル−D−乳酸tert−ブチル
【0122】
【化23】
Figure 0003798824
【0123】
5.5g(6.02ミリモル)のBn−L−MeLeu−D−PheLac−L−MeLeu−D−PheLac−MeLeu−D−Lac−OtBuを120mlのエタノール中の0.6gのPd(OH)2/活性炭(Pd含有率:20%]の存在下で水素が吸収されなくなるまで(約4時間)水添する。触媒を濾過した後、反応溶液全体を真空中で濃縮する。4.8g(理論値の97%)のN−メチル−L−ロイシル−D−フェニルラクチル−N−メチル−D−フェニルラクチル−N−メチル−L−ロイシル−D−乳酸tert−ブチルが得られる。
【0124】
実施例5
N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸
【0125】
【化24】
Figure 0003798824
【0126】
1.00g(1.33ミリモル)のN−ベンジルオキシカルボニル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸
0.15gのPd(OH)2/活性炭(Pd含有率:20%)及び
20mlのエタノールを用いる以外は実施例4の反応案と同様にして約2時間かけてN−末端脱保護を行う。
【0127】
0.81g(理論値の100%)のN−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸が得られる。
【0128】
EI−MS m/z(%):615(M+,3);600(1);558(7);472(8);386(14);100(100)
下表1に挙げる一般式(I;R7〜R9=−Me)の化合物を同様にしてLDLDLD立体異性体の形態で製造することができる。
【0129】
【表3】
Figure 0003798824
【0130】
【表4】
Figure 0003798824
【0131】
【表5】
Figure 0003798824
【0132】
【表6】
Figure 0003798824
【0133】
【表7】
Figure 0003798824
【0134】
【表8】
Figure 0003798824
【0135】
【表9】
Figure 0003798824
【0136】
【表10】
Figure 0003798824
【0137】
【表11】
Figure 0003798824
【0138】
【表12】
Figure 0003798824
【0139】
【表13】
Figure 0003798824
【0140】
【表14】
Figure 0003798824
【0141】
【表15】
Figure 0003798824
【0142】
式(II)及び(III)の出発物質
実施例(II−1)
N−ベンジル−N−メチル−L−ロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−ロイシル−D−乳酸tert−ブチル
【0143】
【化25】
Figure 0003798824
【0144】
12.4g(40.3ミリモル)のN−ベンジル−N−メチル−L−ロイシル−D−乳酸
11.0g(40.3ミリモル)のN−メチル−L−ロイシル−D−乳酸tert−ブチル、
100mlのメチレンクロリド、
11.5g(88.7ミリモル)のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(“Huenig塩基”)、
11.3g(44.3ミリモル)のビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド(BOP−Cl)を用いる以外は実施例1の反応プロトコールと同様にしてカップリング反応を行う。
【0145】
残った粗生成物をシリカゲルカラム(シリカゲル60−Merck,メッシュサイズ:0.04−0.063mm)上でトルエン:酢酸エチル(20:1)を溶離剤として用いてクロマトグラフィーにかける。21.8g(理論値の96.0%)のN−ベンジル−N−メチル−L−ロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−ロイシル−D−乳酸tert−ブチルが得られる。
【0146】
EI−MS m/z(%):562(M+,3);489(M+−OCMe3,7);443(2);387(3);344(1);190(PhCH2−NMe−CH−CH2Me2,100);120(PhCH2−NMe−,31)
実施例(II−2)
N−ベンジル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸
【0147】
【化26】
Figure 0003798824
【0148】
9.0g(16.0ミリモル)のN−ベンジル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸tert−ブチル、及び
300mlのメチレンクロリドを用いる以外は実施例3の反応プロトコールと同様にしてC−末端酸分解を行う。
【0149】
8.2g(理論値の100%)のN−ベンジル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−イソロイシル−D−乳酸が得られる。
【0150】
EI−MS m/z(%):506(M+,3);449(7);190(PhCH2−NMe−CH−CHMeCH2Me,100)
実施例(III−1)
N−メチル−L−ロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−ロイシル−D−乳酸tert−ブチル
【0151】
【化27】
Figure 0003798824
【0152】
21.8g(38.7ミリモル)のBn−(−L−MeLeu−D−Lac−)2−O−tBuを300mlのエタノールに溶解し、2.2gのPd(OH)2/活性炭[Pd含有率:20%]の存在下で水素が吸収されなくなるまで(約2.5時間)水添する。触媒の濾過後、反応溶液全体を真空中で濃縮する。18.3g(理論値の100%)のN−メチル−L−ロイシル−D−ラクチル−N−メチル−L−ロイシル−D−乳酸tert−ブチルが得られ、これはさらに精製せずにカップリング反応に用いることができる。
【0153】
EI−MS m/z(%):472(M+,4);457(1);428(1);399(6);100(HNMe−CH−CH2Me2,100)
下表2に挙げる一般式(III;R8,R9=Me)の化合物をLDLD立体異性体の形態で同様にして製造することができる。
【0154】
【表16】
Figure 0003798824
【0155】
【表17】
Figure 0003798824
【0156】
式(IV)、(V)及び(VI)の出発物質
実施例(IV−1)
N−ベンジルオキシカルボニル−N−メチル−L−ロイシル−D−乳酸tert−ブチル
【0157】
【化28】
Figure 0003798824
【0158】
10.0g(35.8ミリモル)のN−ベンジルオキシカルボニル−N−メチル−L−ロイシンを150mlのメタノール及び15mlの水に溶解し、19.5mlの20%濃度炭酸セシウム溶液を加え、混合物を室温で約1時間撹拌する。続いて約50mlづつの無水ジメチルホルムアミドを2回加え、混合物を真空中で濃縮し、生成物を高真空下で乾燥する。セシウム塩を75mlのジメチルホルムアミド中に導入し、7.0g(35.8ミリモル)のL−2−クロロ−プロピオン酸tert−ブチルを加え、混合物を室温で約18時間撹拌する。反応溶液全体を真空中で濃縮し、油状の残留物をメチレンクロリドに取り上げ、混合物を水と共に2回振る。続いて有機相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮する。残った粗生成物をシリカゲルカラム(シリカゲル60−Merck,メッシュサイズ:0.04−0.063mm)上でトルエン:酢酸エチル(40:1)を溶離剤として用いてクロマトグラフィーにかける。14.4g(理論値の100%)のN−ベンジルオキシカルボニル−N−メチル−L−ロイシル−D−乳酸tert−ブチルが得られる。
【0159】
EI−MS m/z(%):407(M+,2);351(10);234(39);387(3);344(1);190(PhCH2−NMe−CH−CH2Me2,69);91(PhCH2,100)
実施例(V−1)
N−ベンジル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ヒドロキシイソ吉草酸
【0160】
【化29】
Figure 0003798824
【0161】
10.5g(26.8ミリモル)のN−ベンジル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ヒドロキシイソ吉草酸tert−ブチル、
250mlのメチレンクロリドを用いる以外は実施例(I−2)の反応プロトコールと同様にしてC−末端酸分解を行う。
【0162】
8.5g(理論値の94.5%)のN−ベンジル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ヒドロキシイソ吉草酸が得られ、これはさらに精製せずに反応させることができる。
【0163】
EI−MS m/z(%);335(M+,1);278(19);190(PhCH2−NMe−CH−CHMeCH2Me,100);91(PhCH2,84)
実施例(VI−1)
N−メチル−L−フェニルアラニル−D−ヒドロキシ吉草酸tert−ブチル
【0164】
【化30】
Figure 0003798824
【0165】
10.0g(23.5ミリモル)のN−ベンジル−N−メチル−L−フェニルアラニル−D−ヒドロキシイソ吉草酸tert−ブチル、
250mlのエタノール、及び
1.0gのPd(OH)2/活性炭[Pd含有率:20%]を用いる以外は実施例(III−2)の反応プロトコールと同様にしてN−末端脱保護を行う。
【0166】
7.5g(理論値の95.2%)のN−メチル−L−フェニルアラニル−D−ヒドロキシ吉草酸tert−ブチルが得られ、これはさらに精製せずにさらに反応させることができる。
【0167】
1H−NMR(400MHz,CDCl3,δ):0.80;0.85(2d,6H,2x−CH 3;J=6.9Hz);1.46(s,9H,−C(CH 33);2.42(s,3H,−N−CH 3);2.94;2.97(2d,2H,−CH 2−Phe);3.55(m,1H,−O−CH);4.58(d,1H,−N−CH;J=4.7Hz);7.18−7.26(m,5H,芳香族H)ppm
EI−MS m/z(%):336(M++H,7);335(M+,2);262(M+−O−CMe3,12);188(100);134(81)
下表3、4及び5に挙げる一般式(IV;R7=Me)、(V;R8=−Me)及び(VI;R9=−Me)の化合物を同様にしてL−D立体異性体の形態で製造することができる。
【0168】
【表18】
Figure 0003798824
【0169】
【表19】
Figure 0003798824
【0170】
【表20】
Figure 0003798824
【0171】
本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0172】
1.一般式(I)
【0173】
【化31】
Figure 0003798824
【0174】
[式中、
Aは水素、アルキル、アラルキル又はアリール基、特に式−CO−R10の基を示し、ここで
10はアルキル部分の炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、アラルキル、アルコキシ又はアリールアルコキシを示し、
1、R3及びR5は互いに独立して水素、炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキルを示し、これらは場合により1つ又は2つのベンジルオキシカルボニル基により、あるいは1、2、3又は4つのアルキル基により置換されていることができるか、あるいはアルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)−アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、場合により置換されていることができるアリール、ヘタリールメチルならびにアリールアルキルを示し、挙げることができる置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ニトロ又は基−NR1112であり、ここでR11及びR12は互いに独立して水素又はアルキルを示すか、あるいはR1112は隣接N原子と一緒になって5−、6−又は7−員炭素環を示し、それは場合によりO、S及びNにより中断されていることもでき、そして場合によりC1−C4−アルキルにより置換されていることができ、
2、R4及びR6は互いに独立して水素、炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘタリールメチル及び場合により置換されていることができるアリールアルキルを示し、挙げることができる置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ニトロ又は基−NR1112であり、ここでR11及びR12は互いに独立して水素又はアルキルを示すか、あるいはR1112は隣接N原子と一緒になって5−、6−又は7−員炭素環を示し、それは場合によりO、S及びNにより中断されていることもでき、そして場合によりC1−C4−アルキルにより置換されていることができ、
7、R8及びR9は互いに独立して水素、C1-8−アルキル、C3-6−シクロアルキル又はアラルキルを示し、
Bはヒドロキシル又は炭素数が最高4のアルコキシを示す]
の開鎖ヘキサデプシペプチドならびにそれらの光学異性体及びラセミ体の、医学及び獣医学において内部寄生虫を防除するための利用。
【0175】
2.上記1項に記載の式(I)の開鎖ヘキサデプシペプチドを少なくとも1種含むことを特徴とする殺内部寄生虫性組成物。
【0176】
3.上記1項に記載の式(I)の開鎖ヘキサデプシペプチドを伸展剤及び/又は界面活性剤と混合することを特徴とする殺内部寄生虫性組成物の調製法。
【0177】
4.上記1項に記載の式(I)の開鎖ヘキサデプシペプチドの、殺内部寄生虫性組成物の調製のための利用。

Claims (1)

  1. 一般式(I)
    Figure 0003798824
    [式中、
    Aは水素、C1-4−アルキル、ベンジル又は式−CO−R10の基を示し、ここで
    10は直鎖状もしくは分枝鎖状C1-4−アルキル、C2-4−アラルキル、C1-4−アルコキシ又はアルキル部分の炭素数が最高6個のアリールアルコキシを示し、
    1、R3及びR5は互いに独立して水素、炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキルを示し、これらは場合により1つ又は2つのベンジルオキシカルボニル基により、あるいは1、2、3又は4つのアルキル基により置換されていることができるか、あるいはアルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)−アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、場合により置換されていることができるアリール、ヘタリールメチルならびにアリールアルキルを示し、挙げることができる置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ニトロ又は基−NR1112であり、ここでR11及びR12は互いに独立して水素又はアルキルを示すか、あるいはR1112は隣接N原子と一緒になって5−、6−又は7−員炭素環を示し、それは場合によりO、S及びNにより中断されていることもでき、そして場合によりC1−C4−アルキルにより置換されていることができ、
    2、R4及びR6は互いに独立して水素、炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘタリールメチル及び場合により置換されていることができるアリールアルキルを示し、挙げることができる置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ニトロ又は基−NR1112であり、ここでR11及びR12は互いに独立して水素又はアルキルを示すか、あるいはR1112は隣接N原子と一緒になって5−、6−又は7−員炭素環を示し、それは場合によりO、S及びNにより中断されていることもでき、そして場合によりC1−C4−アルキルにより置換されていることができ、
    7、R8及びR9は、同時に水素、C1-8−アルキル、C3-6−シクロアルキル又はアラルキルを示し、
    Bはヒドロキシル又は炭素数が最高4のアルコキシを示す]
    で表される開鎖ヘキサデプシペプチド又はその光学異性体若しくはラセミ体を有効成分とする内部寄生虫用抗寄生虫剤。
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