JP4163746B2 - 内部寄生虫を駆除するためのジオキソモルホリンの使用、新規ジオキソモルホリンおよびそれらの製造方法 - Google Patents

内部寄生虫を駆除するためのジオキソモルホリンの使用、新規ジオキソモルホリンおよびそれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、内部寄生虫を駆除するためのジオキソモルホリンの使用、新規ジオキソモルホリンおよびそれらの製造方法に関する。
ある種のジオキソモルホリンおよびそれらの製造方法は、既に知られている(例えば、Liebigs Ann. Chem. 1952 (1982), Makromol. Chem., Rapid Commun., 6 (1985), 607; Tetrahedron, 37 (1981), 2797; WO 9403441A1;参照)が、内部寄生虫に対するこれらの化合物の使用に関するデータについては、何ら開示されていない。
本発明は、
1.医薬および動物薬において、内部寄生虫を駆除するための式(I)
Figure 0004163746
[式中、R1およびR2は、互いに独立して、水素、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
1およびR2は、一緒になって、場合により置換されてもよいスピロ環式基を表し、
3は、水素、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、シクロアルキル、アルアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
2およびR3は、それらが結合される原子と一緒になって、場合により置換されてもよい5または6員環を表し、
4およびR5は、互いに独立して、水素、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
4およびR5は、場合により置換されてもよいスピロ環式基を表す]
のジオキソモルホリン、ならびにそれらの光学異性体およびラセミ化合物の使用に関する。
好ましくは、式(I)
Figure 0004163746
[式中、R1およびR2は、互いに独立して、水素、場合により、1または2個のベンジルオキシカルボニル基によるか、または1,2,3または4個のアルキル基によって置換されてもよい炭素原子8個までをもつ直鎖または分枝アルキル、ハロゲノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニル−メトキシカルボニル(Fmoc)−アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルを表すか、あるいは場合により置換されてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
1およびR2は、一緒になって、スピロ環式基を表し、
3は、水素、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
2およびR3は、それらが結合される原子と一緒になって、場合により置換されてもよい5または6員環を表し、
4およびR5は、互いに独立して、水素、場合により、1または2個のベンジルオキシカルボニル基によるか、または1,2,3または4個のアルキル基によって置換されてもよい炭素原子8個までをもつ直鎖または分枝アルキル、ハロゲノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)−アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルを表すか、あるいは場合により置換されてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
4およびR5は、スピロ環式基を表す]
のジオキソモルホリンならびにそれらの光学異性体およびラセミ化合物は、医薬および動物薬において、内部寄生虫を駆除するために使用される。
さらにまた、本発明は、
2.式(I)
Figure 0004163746
[式中、R1は、水素、場合により、1または2個のベンジルオキシカルボニル基によるか、または1,2,3または4個のアルキル基によって置換されてもよい炭素原子8個までをもつ直鎖または分枝アルキル、ハロゲノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルを表すか、あるいは場合により置換されてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
2は、水素、場合により、1または2個のベンジルオキシカルボニル基によるか、または1,2,3または4個のアルキル基によって置換されてもよい炭素原子8個までをもつ直鎖または分枝アルキル、ハロゲノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルを表すか、あるいは場合により置換されてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
1およびR2は、一緒になって、スピロ環式基を表すことができ、
3は、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、シクロアルキル、アルアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
4は、水素、場合により、1または2個のベンジルオキシカルボニル基によるか、または1,2,3または4個のアルキル基によって置換されてもよい炭素原子8個までをもつ直鎖または分枝アルキル、ハロゲノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルを表すか、あるいは場合により置換されてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
5は、水素、場合により、1または2個のベンジルオキシカルボニル基によるか、または1,2,3または4個のアルキル基によって置換されてもよい炭素原子8個までをもつ直鎖または分枝アルキル、ハロゲノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルを表すか、あるいは場合により置換されてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
4およびR5は、一緒になって、スピロ環式基を表すが、
この場合、R2が、水素、メチル、ベンジルもしくはイソプロピル基を表し、そしてR3が、メチルもしくはアルキル−置換されたフェニル基を表し、R1が、水素以外の基を表すという条件を伴う]
の新規ジオキソモルホリン、ならびにそれらの光学異性体およびラセミ化合物に関する。
3.2.(上記)による式(I)
Figure 0004163746
[式中、基R1〜R5は、2.において定められた意味をもつ]
の新規ジオキソモルホリンの製造方法であって、
a)式(II)
Figure 0004163746
[式中、基R1〜R5は、前記意味をもつ]
の開鎖デプシペプチドを、希釈剤の存在下およびカップリング剤の存在下で環化させるか、あるいは
b)式(I)
Figure 0004163746
[式中、R3は水素を表し、そしてR1、R2、R4およびR5は、前記意味をもつ]
の化合物を、式(III)
X−R3 (III)
[式中、R3は、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、シクロアルキル、アルアルキルもしくはヘテロアリールアルキルを表し、Xは、I.ClもしくはBrを表す]
の化合物と、希釈剤および塩基の存在下で反応させる、ことを特徴とする方法。
4.式(II)
Figure 0004163746
[式中、R1〜R5は、2.で定められた意味をもつ]
の開鎖デプシペプチド。
5.式(II)
Figure 0004163746
[式中、R1〜R5は、先に(2.で)定められた意味をもつ]
の開鎖デプシペプチドの製造方法であって、
a)式(IV)
Figure 0004163746
[式中、Aは、tert−ブトキシを表し、R1〜R5は、前記意味をもつ]
の化合物を、希釈剤およびプロトン酸の存在下で加水分解させるか、あるいは
b)式(V)
Figure 0004163746
[式中、Aは、tert−ブトキシを表し、Dは、tert−ブトキシカルボニル(−CO2 tBu)を表し、R1〜R5は、前記意味をもつ]
の化合物を、希釈剤およびプロトン酸の存在下で加水分解させる、ことを特徴とする方法。
6.式(IV)
Figure 0004163746
[式中、Aは、tert−ブトキシを表し、R1〜R5は、前記意味をもつ]の化合物。
7.式(IV)
Figure 0004163746
[式中、Aは、tert−ブトキシを表し、R1〜R5は、前記意味をもつ]の化合物の製造方法であって、
式(VI)
Figure 0004163746
[式中、Aはtert−ブトキシ、Bはベンジルであり、R1〜R5は、前記意味をもつ]
の化合物を、希釈剤および触媒の存在下で水素化分解させる、ことを特徴とする方法。
8.式(V)
Figure 0004163746
[式中、Aは、tert−ブトキシを表し、Dは、tert−ブトキシカルボニルを表し、R1〜R5は、前記意味をもつ]
の化合物。
9.式(V)
Figure 0004163746
[式中、Aは、tert−ブトキシを表し、Dは、tert−ブトキシカルボニルを表し、R1〜R5は、前記意味をもつ]
の化合物の製造方法であって、
アルカリ金属塩、好ましくはセシウム塩型の式(VII)
Figure 0004163746
[式中、Dは、tert−ブトキシカルボニルを表し、R1〜R3は、前記意味をもつ]
の化合物および式(VIII)
Figure 0004163746
[式中、Xは、ClもしくはBrであり、Aは、tert−ブトキシを表し、R4およびR5は、前記意味をもつ]
のα−ハロゲノカルボン酸を、希釈剤の存在下で反応させる、ことを特徴とする方法。
10.式(VI)
Figure 0004163746
[式中、Aはtert−ブトキシであり、Bはベンジルを表し、R1〜R5は、前記意味をもつ]
の化合物。
11.式(VI)
Figure 0004163746
[式中、Aはtert−ブトキシを表し、Bはベンジルであり、そしてR1〜R5は、前記意味をもつ]
の化合物の製造方法であって、
アルカリ金属塩、好ましくはセシウム塩型の式(IX)
Figure 0004163746
[式中、Bは、ベンジルを表し、R1〜R3は、前記意味をもつ]
の化合物および式(VIII)
Figure 0004163746
[式中、Xは、ClもしくはBrを表し、Aは、tert−ブトキシであり、R4およびR5は、前記意味をもつ]
のα−ハロゲノカルボン酸を、希釈剤の存在下で反応させる、ことを特徴とする方法。
5がベンジルを表す場合には、フェニル環は、通常の置換反応によって誘導できる。
次に述べるニトロ化は、そのような置換反応の例として挙げられてもよい。
次の式では、置換基R1〜R4は、1.において(先に)定められた意味をもつ。
Figure 0004163746
ニトロ基(I)は、還元されて一または二アミノ置換されたフェニル誘導体を生成することができる。これらは、第2の反応、例えば、
Figure 0004163746
においてアシル化またはアルキル化できる。
式(I)のジオキソモルホリンならびにそれらの酸付加塩および金属塩複合体は、非常に良好な殺内部寄生虫作用、特に、駆虫作用を有し、そして好ましくは、動物薬の分野で使用することができる。驚くべきことに、本発明による物質は、同様の活性をもつ構造上類似の既知化合物よりも、病害寄生虫を駆除することにおいて有意に良好な活性を示す。
一般式において、それ自体についてまたは基の成分として場合により置換されたアルキルは、好ましくは1〜9個、特に1〜5個の炭素原子をもつ直鎖または分枝アルキルを示す。場合により置換されたメチル、エチル、n−およびi−プロピル、およびn−、i−およびt−ブチルが、例として、そして好適なものとして挙げることができる。
一般式において、それ自体についてまたは基の成分として場合により置換されたアルケニルは、好ましくは2〜20個、特に2〜18個の炭素原子をもつ直鎖または分枝アルケニルを示す。場合により置換されたエテニル、プロペン−1−イル、プロペン−2−イルおよびブテン−3−イルが、例として、そして好適なものとして挙げることができる。
一般式において、場合により置換されたシクロアルキルは、好ましくは3〜10個、特に3,5または6個の炭素原子をもつ単、二または三環式シクロアルキルを示す。場合により置換されたシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ビシクロ[2,2,1]ヘプチル、ビシクロ[2,2,2]オクチルおよびアダマンチルが、例として、そして好適なものとして挙げることができる。
一般式において、場合により置換されたアルコキシは、好ましくは1〜6個、特に1〜4個の炭素原子をもつ直鎖または分枝アルコキシを示す。場合により置換されたメトキシ、エトキシ、n−およびi−プロポキシ、そしてn−,i−およびt−ブトキシが、例として、そして好適なものとして挙げることができる。
一般式において、場合により置換されたアルキルチオは、好ましくは1〜6個、特に1〜4個の炭素原子をもつ直鎖または分枝アルキルチオを示す。場合により置換されたメチルチオ、エチルチオ、n−およびi−プロピルチオ、そしてn−,o−およびt−ブチルチオが、例として、そして好適なものとして挙げることができる。
一般式において、ハロゲノアルキルは、1〜4個、特に1または2個の炭素原子、そしてハロゲン原子が、好ましくは、フッ素、塩素および臭素、特にフッ素および塩素によって表される好ましくは1〜9個、特に1〜5個の同一または異なるハロゲン原子を含有する。トリフルオロメチル、クロロ−ジ−フルオロメチル、ブロモメチル、2,2,2−トリフルオロエチルおよびペンタフルオロエチル、ペルフルオロ−t−ブチルが、例として挙げることができる。
一般式において、場合により置換されたアリールは、好ましくは、場合により置換されたフェニルもしくはナフチル、特にフェニルを示す。
一般式において、場合により置換されたアリールアルキルは、アリール部分および/またはアルキル部分において場合により置換され、そしてアリール部分(好ましくはフェニルもしくはナフチル、特にフェニル)に好ましくは6または10個、特に8個の炭素原子をもち、そして直鎖または分枝鎖でありうるアルキル部分に好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭素原子をもつアリールアルキルを示す。場合により置換されたベンジルおよびフェニルエチルが、例として、そして好適なものとして挙げることができる。
一般式において、それ自体についてまたは基の成分として、場合により置換されたヘテロアリールは、好ましくは1〜3個、特に1または2個の同一または異なるヘテロ原子をもつ5〜7員環を示す。ヘテロ原子は、酸素、硫黄もしくは窒素によって表される。場合により置換されたフリル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−および1,2,4−トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−、1,3,4−、1,2,4−および1,2,5−オキサジアゾリル、アゼピニル、ピロリル、イソピロリル、ピリジル、ピペラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、1,3,5−、1,2,4−および1,2,3−トリアジニル、1,2,4−、1,3,2−、1,3,6−および1,2,6−オキサジニル、オキセピニル、チエピニルおよび1,2,4−ジアゼピニルが、例として、そして好適なものとして挙げることができる。
一般式の場合により置換された基は、1個またはそれ以上、好ましくは1〜3個、特に1または2個の同一または異なる置換基を担持してもよい。例として、そして好適なものとして挙げることができる置換基は、次のものである:
好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭素原子をもつアルキル、例えばメチル、エチル、n−およびi−プロピル、そしてn−,i−およびt−ブチル;好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭素原子をもつアルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、n−およびi−プロピルオキシ、そしてn−,i−およびt−ブチルオキシ;好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭素原子をもつアルキルチオ、例えばメチルチオ、エチルチオ、n−およびi−プロピルチオ、そしてn−,i−およびt−ブチルチオ;好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭素原子、ならびに同一または異なり、そして好ましくはフッ素、塩素もしくは臭素、特にフッ素である好ましくは1〜5個、特に1〜3個のハロゲン原子をもつハロゲノアルキル、例えばジフルオロメチルおよびトリフルオロメチル;ヒドロキシル;ハロゲン、好ましくはフッ素、塩素、臭素およびヨウ素、特にフッ素、塩素および臭素;シアノ;ニトロ;アミノ;アルキル基当たり好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭素原子をもつモノアルキル−およびジアルキルアミノ、例えばメチルアミノ、メチルエチルアミノ、n−およびi−プロピルアミノ、そしてメチル−n−ブチルアミノ;アシル部分においてハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオによって置換されうるC1-4−アルキルカルボニルアミノ、ベンゾイルアミノのようなアシル化アミノ;カルボキシルのようなアシル基;好ましくは2〜4個、特に2または3個の炭素原子をもつカルボアルコキシ、例えばカルボメトキシおよびカルボエトキシ;1〜4個、特に1〜2個の炭素原子をもつアルキルスルフィニル、1〜4個、特に1〜2個の炭素原子および1〜5個のハロゲン原子をもつハロゲノアルキルスルフィニル、例えばトリフルオロメチルスルフィニル;スルホニル(−SO3H);好ましくは1〜4個、特に1または2個の炭素原子をもつアルキルスルホニル、例えばメチルスルホニルおよびエチルスルホニル;1〜4個、特に1〜2個の炭素原子および1〜5個のハロゲン原子をもつハロゲノアルキルスルホニル、例えばトリフルオロメチルスルホニルおよびペルフルオロ−t,n,s−ブチルスルホニル;好ましくは6または10個のアリール炭素原子をもつアリールスルホニル、例えばフェニルスルホニル;前記置換基の1個を、次々に、担持してもよいアシル、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールオキシ、そしてホルムイミノ基
Figure 0004163746
式(I)の好適な化合物は、式中、
3が、直鎖または分枝C1−C8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、tert−ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、1−5−ハロゲノ−C1-4−アルキル、特にトリクロロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、クロロフルオロエチル、またはヒドロキシ−C1−C6−アルキル、特にヒドロキシメチルもしくは1−ヒドロキシエチル、C1−C4−アルカノイルオキシ−C1−C6−アルキル、特にアセトキシメチルもしくは1−アセトキシエチル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキル、特にメトキシメチルもしくは1−メトキシエチル、アリール−C1−C4−アルキルオキシ−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシメチルもしくは1−ベンジルオキシエチル、メルカプト−C1−C6−アルキル、特にメルカプトメチル、C1−C4−アルキルチオ−C1−C6−アルキル、特にメチルチオエチル、C1−C4−アルキルスルフィニル−C1−C6−アルキル、特にメチルスルフィニルエチル、C1−C4−アルキルスルホニル−C1−C6−アルキル、特にメチルスルホニルエチル、カルボキシ−C1−C6−アルキル、特にカルボキシメチルもしくはカルボキシエチル、C1−C4−アルコキシカルボニル−C1−C6−アルキル、特にメトキシカルボニルメチルもしくはエトキシカルボニルエチル、C1−C4−アリールアルコキシカルボニル−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシカルボニルメチル、カルバモイル−C1−C6−アルキル、特にカルバモイルメチルもしくはカルバモイルエチル、アミノ−C1−C6−アルキル、特にアミノプロピルもしくはアミノブチル、C1−C4−アルキルアミノ−C1−C6−アルキル、特にメチルアミノプロピルもしくはメチルアミノブチル、C1−C4−ジアルキルアミノ−C1−C6−アルキル、特にジメチルアミノプロピルもしくはジメチルアミノブチル、グアニド−C1−C6−アルキル、特にグアニドプロピル、C1−C4−アルコキシカルボニルアミノ−C1−C6−アルキル、特にtert−ブトキシカルボニルアミノプロピルもしくはtert−ブトキシカルボニルアミノブチル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノ−C1−C6−アルキル、特に9−フルオレニル−メトキシカルボニル(Fmoc)アミノプロピルもしくは9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノブチル、C3−C7−シクロアルキル、特にシクロペンチル、シクロヘキシルもしくはシクロヘプチル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルもしくはシクロヘプチルメチル、場合により、ハロゲン、特にフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素、ヒドロキシル、ニトロ、CN、NH2、C1−C4−アルコキシ、特にメトキシもしくはC1−C4−アルキル、特にメチルからなるシリーズよりの基によって置換されてもよいフェニルまたはフェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルであり、
1、R2、R4およびR5が、互いに独立して、水素、直鎖または分枝C1−C8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、tert−ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、1−5−ハロゲノ−C1-4−アルキル、特にトリクロロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルもしくはクロロフルオロエチル、ヒドロキシ−C1−C6−アルキル、特にヒドロキシメチルもしくは1−ヒドロキシエチル、C1−C4−アルカノイルオキシ−C1−C6−アルキル、特にアセトキシメチルもしくは1−アセトキシエチル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキル、特にメトキシメチルもしくは1−メトキシエチル、アリール−C1−C4−アルキルオキシ−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシメチルもしくは1−ベンジルオキシエチル、メルカプト−C1−C6−アルキル、特にメルカプトメチル、C1−C4−アルキルチオ−C1−C6−アルキル、特にメチルチオエチル、C1−C4−アルキルスルフィニル−C1−C6−アルキル、特にメチルスルフィニルエチル、C1−C4−アルキルスルホニル−C1−C6−アルキル、特にメチルスルホニルエチル、C1−C4−アルコキシカルボニル−C1−C6−アルキル、特にメトキシカルボニルメチルもしくはエトキシカルボニルエチル、C1−C4−アリールアルコキシカルボニル−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシカルボニルメチル、カルバモイル−C1−C6−アルキル、特にカルバモイルメチルもしくはカルバモイルエチル、アミノ−C1−C6−アルキル、特にアミノプロピルもしくはアミノブチル、C1−C4−アルキルアミノ−C1−C6−アルキル、特にメチルアミノプロピルもしくはメチルアミノブチル、C1−C4−ジアルキルアミノ−C1−C6−アルキル、特にジメチルアミノプロピルもしくはジメチルアミノブチル、C2−C8−アルケニル、特にビニル、アリルもしくはブテニル、C3−C7−シクロアルキル、特にシクロペンチル、シクロヘキシルもしくはシクロヘプチル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルもしくはシクロヘプチルメチル、場合により、ハロゲン、特にフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素、ヒドロキシル、スルホニル(SO3H)、CN、NO2、アミノ、ジ(C1−C4−アルキル)アミノ、例えばジメチルアミノ、さらに前記置換基、C1−C4アルコキシ、特にメトキシもしくはエトキシ、またはC1−C4−アルキル、特にメチルの1つによってアシル部分において置換されてもよいアシル化アミノ、例えばアセチルアミノ、ベンゾイルアミノからなるシリーズからの基によって置換されてもよいフェニルまたはフェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチル、チエニルメチル、チアゾリルメチルもしくはピリジルメチルである化合物、
ならびにそれらの光学的異性体およびラセミ化合物である。
式(I)の特に好適な化合物は、式中、
3が、直鎖または分枝C1−C8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、1−5−ハロゲノ−C1-4−アルキル、特にトリクロロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルもしくはクロロフルオロエチル、ヒドロキシ−C1−C6−アルキル、特にヒドロキシメチルもしくは1−ヒドロキシエチル、C1−C4−アルカノイルオキシ−C1−C6−アルキル、特にアセトキシメチルもしくは1−アセトキシエチル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキル、特にメトキシメチルもしくは1−メトキシエチル、アリール−C1−C4−アルキルオキシ−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシメチルもしくは1−ベンジルオキシエチル、C1−C4−アルコキシカルボニルアミノ−C1−C6−アルキル、特にtert−ブトキシカルボニルアミノプロピルもしくはtert−ブトキシカルボニルアミノブチル、C3−C7−シクロアルキル、特にシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘプチルメチル、あるいは場合により、先に述べた基からの1個以上の同一または異なる基によって置換されてもよいフェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルであり、R1、R2、R4およびR5が、互いに独立して、水素、直鎖または分枝C1−C8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、tert−ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、1−5−ハロゲノ−C1-4−アルキル、特にトリクロロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルもしくはクロロフルオロエチル、ヒドロキシ−C1−C6−アルキル、特にヒドロキシメチル、アリール−C1−C4−アルキルオキシ−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシメチルもしくは1−ベンジルオキシエチル、C1−C4−アルコキシカルボニル−C1−C6−アルキル、特にメトキシカルボニルメチルもしくはエトキシカルボニルエチル、C1−C4−アリールアルコキシカルボニル−C1−C6−アルキル、特にベンジルオキシカルボニルメチル、C1−C4−アルキルアミノ−C1−C6−アルキル、特にメチルアミノプロピルもしくはメチルアミノブチル、C1−C4−ジアルキルアミノ−C1−C6−アルキル、特にジメチルアミノプロピルもしくはジメチルアミノブチル、C2−C8−アルケニル、特にビニル、アリルもしくはブテニル、C3−C7−シクロアルキル、特にシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルもしくはシクロヘプチルメチル、場合により、先に述べた基からの1個以上の同一または異なる基によって置換されてもよいフェニル、フェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルもしくはチエニルメチルである化合物、
ならびにそれらの光学的異性体およびラセミ化合物である。
式(I)の著しく好適な化合物は、式中、
3が、直鎖または分枝C1−C8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、オクチル、イソオクチルもしくはsec−オクチル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロヘキシルメチル、またはフェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルであり、
1、R2、R4およびR5が、互いに独立して、水素、直鎖または分枝C1−C8−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、オクチル、イソオクチルもしくはsec−オクチル、1−5−ハロゲノ−C1-4−アルキル、特にトリクロロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルもしくはクロロフルオロエチル、C2−C8−アルケニル、特にビニルもしくはアリル、C3−C7−シクロアルキル−C1−C4−アルキル、特にシクロヘキシルメチル、場合により、先に述べた基からの1個以上の同一または異なる基によって置換されてもよいフェニル−C1−C4−アルキル、特にフェニルメチルもしくはチエニルメチルである化合物、
ならびにそれらの光学的異性体およびラセミ化合物である。
一般式(I)の化合物は、光学的活性な立体異性型またはラセミ混合物型で存在することができ、そして使用することができる。好ましくは、一般式(I)の化合物の光学的活性な立体異性型が使用される。
基R1〜R5が次の意味をもつ一般式(I)の次の化合物が、特に挙げられる:
Figure 0004163746
Figure 0004163746
この表および次の表において、各場合、
Buは、ブチルを表し、
Meは、メチルを表し、
Bnは、ベンジルを表し、
Prは、プロピルを表し、
Phは、フェニルを表す。
一般式(I)の新規化合物について、置換基が前記好適な定義をもつものは、好適であり、そして特に好適である。
一般式(I)の化合物は、ある場合(前記を参照)に既知であるか、またはそれらは、前記方法によって得ることができる。
式(I)の新規化合物は、U.Schmidtらによって大環状ペプチドアルカロイドについて使用された方法によって調製することができる(例えば、U.Schmidt et al. in Synthesis (1991) pages 294-300 [didemnin A, B and C]; Angew. Chem. 96 (1984) pages 723-724 [dolastatin 3]; Angew. Chem. 102 (1990) pages 562-563 [fenestin A]; Angew. Chem. 97 (1985) pages 606-607 [ulicyclamide]; J. Org. Chem. 47 (1982) pages 3261-3264、参照)。
一般式(I)の新規化合物は、ポイント3において先に述べた方法によって調製することができる。
もし、N−メチル−L−ロイシル−D−乳酸が、新規ジオキソモルホリン(I)の調製のための方法3において、式(II)の化合物として使用される場合は、その方法は、次の式によって表すことができる:
Figure 0004163746
式(II)は、方法3を実施するための出発物質として必要な開鎖ジデプシペプチドの一般的定義を提供する。この式において、R1〜R5は、好ましくは、本発明による式(I)の物質の説明と関連して、既に、これらの置換基について好適であると記述されたそれらの基を表す。
出発材料として使用された式(II)のジデプシペプチドは、新規である。それらの調製は、以下において記述される。
基R1〜R5が次の意味をもつ一般式(II)の次の化合物が、特定のものとして挙げられてもよい:
Figure 0004163746
Figure 0004163746
方法3aにおいて、テトラデプシペプチドは、希釈剤および適切なカップリング剤の存在下で環化される。
適切なカップリング剤は、アミン結合を連結するのに適切であるすべての化合物である(例えば: Houben-Weyl, Methoden der Organischen Chemie [Methods of organic chemistry], Volume 15/2; Bodenzky et al., Peptide Synthesis 2nd ed., Wiley and Sons, New York 1976、参照)。
好ましくは、次の方法が可能である:ペンタフルオロフェノール(PfP)、N−ヒドロキシスクシンイミドもしくは1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを用いて、カルボジイミド、例えばジシクロヘキシルカルボジイミドもしくはN’−(3−ジメチルアミノプロピル)−N−エチルカルボジイミド(EDC)とカップリングする活性エステル法、およびホスホニウム試薬、例えばベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス(ジメチルアミノホスホニウム)−ヘキサフルオロリン酸(BOP)またはビス−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスホニウム酸クロリド(BOP−Cl)とカップリングするか、あるいはホスホン酸エステル試薬、例えばシアノホスホニウム酸ジエチルエステル(DEPC)およびジフェニルホスホリルアジド(DPPA)とカップリングする混合無水物法。
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)の存在下、ビス−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスホニウム酸クロリド(BOP−Cl)およびN’−(3−ジメチルアミノプロピル)−N−エチルカルボジイミド(EDC)を用いるカップリングが、特に好適である。
反応は、温度0〜150℃、好ましくは20〜100℃、特に好ましくは室温で実施される。
可能な希釈剤は、すべての不活性有機溶媒である。これらは、特に脂肪族および芳香族の、場合によりハロゲン化された炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油エーテル、ベンジン、リグロイン、ベンゼン、トルエン、塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼン、さらにまた、エーテル類、例えばジエチルおよびジブチルエーテル、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサン、そしてさらにケトン類、例えばアセトン、およびメチルエチル、メチルイソプロピルおよびメチルイソブチルケトン、そしてまたエステル類、例えば酢酸メチルおよびエチル、そしてさらにまたニトリル類、例えばアセトニトリルおよびプロピオニトリル、ベンゾニトリルおよびグルタロジニトリル、そしてさらにアミド類、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびN−メチルピロリドン、ならびにジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホンおよびヘキサメチルリン酸トリアミドを包含する。
環化は、塩基の存在下で実施される。
可能な塩基は、無機または有機塩基である。挙げることができる塩基は、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸塩類、重炭酸塩類およびアルコラート類、そしてさらにまた特に第4級アミン類のようなアミン類、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、ピコリン類、N−エチルピロリジン、ジアザビシクロ−(4,3,0)−ウンデセン(DBU)、1,4−ジアザビシクロ−(2,2,2)オクタン(DABCO),ジアザビシクロ(3,2,0)ノネン(DBN)およびエチル−ジイソプロピルアミンである。
式(II)の化合物および塩基は、互いに1:1〜1:2の比で使用される。ほぼ等モル比が好適である。
反応が実施された後、希釈剤が溜去され、そして式(I)の化合物が、常法において、例えばクロマトグラフィーによって精製される。
出発物質として使用される式(II)のジデプシペプチドは、例えば、B. F. Gisin (Helv. Chim. Acta 56 (1973) page 1476)によるエステル化法を利用するH. G. LerchenおよびH. Kurz (Tetrahedron Lett. 26 (43) (1985) pages 5257-5260; 28 (17) (1987) pages 1873-1876)によって記述されたようなそれ自体既知である方法によって調製できる。
出発物質として使用されるアミノ酸および2−ハロゲノ−カルボン酸誘導体は、ある場合には既知である(例えば、N−メチル−アミノ酸:R. Bowmann et al. J. Chem. Soc. (1950) page 1346; J. R. McDermott et al. Can. J. Chem. 51 (1973) page 1915; H, Wurziger et al., Kontakte (merck, Darmstadt) 3 (1987) page 8; 2−ハロゲノカルボン酸誘導体:S. M. Birnbaum et al. J. Amer. Chem. Soc. 76 (1954) page 6054, C. S. Rondestvedt, Jr. et al. Org. Reactions 11 (1960) page 189 [Review]、参照)か、または本明細書記載の方法によって得ることができる。
式(II)の開鎖ジデプシペプチドは、次の連続する段階を含む方法によって得ることができる:
a)方法9および11による式(V)および(VI)のジデプシペプチドの合成:
Figure 0004163746
この場合、Bは、例えば、ベンジルもしくはベンジルオキシカルボニル基のようなN−末端保護基を表し、またDは、tert−ブチルオキシカルボニルを表し、そしてAは、例えば、tert−ブトキシ基のようなC−末端保護基を表す。
式(VI)では、例えば、これは次の式に対応する:
Figure 0004163746
また、本発明による式(V)および(VI)の鏡像異性的に純粋な化合物の調製は、場合により、常法、例えば結晶化、カラムクロマトグラフィーまたはCraig分配によるジアステレオマーの分割を通して実施されてもよい。最適な方法は、場合に応じて決定されねばならず、そして時には、また個々の方法の組み合わせを用いることも得策である。
この段階の最後では、式(VI)の化合物からN−末端保護基の除去が、式(IV)の誘導体の調製のために、本質的に既知の方法、例えば接触水素化によって実施できる。C−末端保護基は、式(II)の化合物の調製のための本質的に既知の方法において、式(IV)の誘導体から除去できる。
また、式(II)の化合物は、式(V)の誘導体からN−およびC−末端保護基の同時除去によって得ることができる。
Figure 0004163746
特に好ましくは、方法7における水素化分解によるN−末端保護基の除去は、通常の水素化触媒、例えばラネーニッケル、パラジウムおよび白金の存在下、水素のような水素化剤を用いて実施される。
好ましくは、その方法は、希釈剤を用いて実施される。ここでの可能な希釈剤は、実際上すべての不活性有機溶媒である。これらは、好ましくは、脂肪族および芳香族の場合によりハロゲン化された炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油エーテル、ベンジン、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼン、エーテル類、例えばジエチルエーテルおよびジブチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサン、エステル類、例えば酢酸メチルおよびエチル、ニトリル類、例えばアセトニトリルおよびプロピオニトリル、アミド類、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびN−メチルピロリドン、ならびにジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホンおよびヘキサメチルリン酸トリアミド;そしてさらにまた、アルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、ペンタノール、イソペンタノール、sec−ペンタノールおよびtert−ペンタノール、およびまた水を包含する。
反応温度は、本発明による方法における実質的範囲内で変えることができる。反応は、一般に、温度−20℃〜+200℃、好ましくは温度0℃〜120℃で実施される。
その方法は、一般に、常圧下で実施される。しかしながら、また、加圧下、一般に10〜100barで方法を実施することも可能である。
好ましくは、方法5a)および5b)における加水分解によるC−末端保護基の除去は、希釈剤を用いて実施される。
ここでの可能な希釈剤は、実際上すべての不活性有機溶媒である。これらは、好ましくは、脂肪族および芳香族の場合によりハロゲン化された炭化水素類、ベンジン、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼン、エーテル類、例えばジエチルエーテルおよびジブチルエーテル、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサン、ケトン類、例えばアセトンおよびメチルエチル、メチルイソプロピルおよびメチルイソブチルケトン、エステル類、例えば酢酸メチルおよびエチル、ニトリル類、例えばアセトニトリルおよびプロピオニトリル、アミド類、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびN−メチルピロリドン、およびジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホンおよびヘキサメチルリン酸トリアミドを包含する。
反応は、無機または有機プロトン酸の存在下で実施される。挙げることができるこれらの例は、塩酸、硫酸、トリフルオロ酢酸、酢酸およびギ酸である。
反応は、常圧下または加圧下で、温度−20℃〜+50℃、好ましくは温度−10℃〜+20℃で実施される。好ましくは、反応は、常圧下で実施される。
方法3bを実施するための出発物質として必要なジオキソモルホリンは、既知である(例えば、WO 940 3441 A1; Tetrahedron Letters 1983, 24, 1921; Liebigs An. Chem. 1982, 1952; Biological and Biomechanical Performance of Biomaterials, 1986, 245, Editors P. Christel, A.J.C. Lee)。
Figure 0004163746
新規な式(I)の化合物は、N.L. BenoitonらによるN−メチルアミノ酸のために使用された方法によって調製することができる(CAN. J. Chem., 1977, 55, 906; CAN. J. Chem., 1973, 51, 1915)。
可能なアルキル化剤は、ハロゲン化アルキル、特に、ヨウ化アルキルおよび臭化アルキルである。
反応は、温度0〜150℃、好ましくは20〜100℃、特に好ましくは室温で実施される。
可能な希釈剤は、すべての不活性有機溶媒である。これらは、特に、脂肪族および芳香族の場合によりハロゲン化された炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油エーテル、ベンジン、リグロイン、ベンゼン、トルエン、塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼン、さらにまたエーテル類、例えばジエチルエーテルおよびジブチルエーテル、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサン、さらにまたケトン類、例えばアセトンおよびメチルエチル、メチルイソプロピルおよびメチルイソブチルケトン、そしてさらにエステル類、例えば酢酸メチルおよびエチル、さらにまたニトリル類、例えばアセトニトリルおよびプロピオニトリル、ベンゾニトリルおよびグルタロジニトリル、そしてさらにアミド類、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびN−メチルピロリドン、ならびにジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホンおよびヘキサメチルリン酸トリアミドを包含する。
アルキル化は、塩基の存在下で実施される。
可能な塩基は、無機および有機塩基である。挙げることができる塩基は、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸塩類、重炭酸塩類およびアルコラート類、そしてさらにまた特に第4級アミン類のようなアミン類、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、ピコリン類、N−エチルピロリジン、ジアザビシクロ−(4,3,0)−ウンデセン(DBU)、1,4−ジアザビシクロ−(2,2,2)オクタン(DABCO),ジアザビシクロ(3,2,0)ノネン(DBN)およびエチル−ジイソプロピルアミン、NaH、有機金属塩基類、例えばnブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)およびリチウムテトラメチルピペリジド(LTMP)である。
式(II)の化合物および塩基は、互いに1:1〜5:1の比で使用される。
反応が実施された後、希釈剤が溜去され、そして式(I)の化合物が、常法において、例えばクロマトグラフィーによって精製される。
活性化合物は、ヒトにおいて、そして生産、繁殖、動物園、実験室における動物飼育および動物繁殖、そして実験動物および愛玩動物において遭遇される病原性内部寄生虫の駆除のために適切であり、そして寄生虫の住み着いた動物に対して低い毒性をもつ。それらは、害虫の発生の全ての段階でも、または個々の段階に対しても、そして耐性および正常な感受性の種に対しても活性がある。病原性の内部寄生虫を駆除することによって、病気、弊死及び減産(例えば、肉、乳、毛、皮、卵、蜜などの生産)が低下せられ、その結果、一層経済的な簡易な動物飼育が、活性化合物を使用することによって可能になる。病原性内部寄生虫は、特に次に示す条虫類、吸虫類、線虫類および鉤頭虫類を包含する:
擬葉類(Paeudophyllidea)目からは、例えば、ジフィロボトリウム種(Diphyllobothrium spp.),スピロメトラ種(Spirometra spp.),シストセファルス種(Schistocephalus spp.),リグラ種(Ligula spp.)、ボトリヂウム種(Bothridium spp.),ジプロゴノポラス種(Diplogonoporus spp.)。
環葉類(Cyclophyllidea)目からは,例えば、メソセストイデス種(Mesocestoides spp.),アノプロセファラ種(Anoplocephala spp.),パラノプロセファラ種(Paranoplocephala spp.),モニエジア種(Moniezia spp.),ティサノソマ種(Thysanosoma spp.),ティサニエジア種(Thysaniezia spp.),アビテリナ種(Avitellina spp.),スチレシア種(Stilesia spp.),シットタエニア種(Cittotaenia spp.),アンディラ種(Andyra spp.),ベルチエラ種(Bertiella spp.),タエニア種(Taenia spp.),エチノコッカス種(Echinococcus spp.),ヒダチゲラ種(Hydatigera spp.),ダバイネア種(Davainea spp.),ライリエチナ種(Raillietina spp.),ヒメノレピス種(Hymenolepis spp.),エチノレピス種(Echinolepis spp.),エチノコチレ種(Echinocotyle spp.),ジオルキス種(Diorchis spp.),ジピリジウム種(Dipylidium spp.),ジョイウキシエラ種(Joyeuxiella spp.),ジプロピリヂウム種(Diplopylidium spp.)。
単生類(Monogenea)亜綱からは、例えば、ジロダクチルス種(Gyrodactylus spp.),ダクチロジラス種(Dactylogyrus spp.),ポリストマ種(Polystoma spp.)。
二生類(Digenea)亜綱からは、例えば、ヂプロストマム種(Diplostomum spp.),ポストヂプロストマム種(Posthodiplostomum spp.),シストソマ種(Schistosoma spp.),トリコビルハルジア種(Trichobilharzia spp.),オルニトビルハルジア種(Ornithobilharzia spp.),アウストロビルハルジア種(Austrobilharzia spp.),ジガントビルハルジア種(Gigantobilharzia spp.),ロイコクロリジウム種(Leucochloridium spp.),ブラキライマ種(Brachylaima spp.),エチノストマ種(Echinostoma spp.),エチノパリフィウム種(Echinoparyphium spp.),エチノカスマス種(Echinochasmus spp.),ヒポデラエウム種(Hypoderaeum spp.),ファシオーラ種(Fasciola spp.),ファシオリデス種(Fasciolides spp.),ファシオロプシス種(Fasciolopsis spp.),シクロコエルム種(Cyclocoelum spp.),チフロコエルム種(Typhlocoelum spp.),パラムフィストマム種(Paramphistomum spp.),カリコホロン種(Calicophoron spp.),コチロホロン種(Cotylophoron spp.),ジガントコチル種(Gigantocotyle spp.),フィスコデリウス種(Fischoederius spp.),ガストロチラクス種(Gastrothylacus spp.),ノトコチルス種(Notocotylus spp.),カタトロピス種(Catatropis spp.),プラジオルキス種(Plagiorchis spp.),プロストゴニマス種(Prosthogonimus spp.),ヂクロコエリウム種(Dicrocoelium spp.),オイリトレマ種(Eurytrema spp.),トログロトレマ種(Troglotrema spp.),パラゴニムス種(Paragonimus spp.),コリリクルム種(Collyriclum spp.),ナノフィエタス種(Nanophyetus spp.),オピストルキス種(Opisthorchis spp.),クロノルキス種(Clonorchis spp.),メトルキス種(Metorchis spp.),ヘテロフィエス種(Heterophyes spp.),メタゴニムス種(Metagonimus spp.)。
有針類(Enoplida)目からは、例えば、トリキュリス種(Trichuris spp.),カピラリア種(Capillaria spp.),トリコモソイデス種(Trichomosoides spp.),トリキネラ種(Trichinella spp.)。
桿線虫類(Rhabditida)目からは、例えば、ミクロネマ種(Micronema spp.),ストロンジロイデス種(Strongyloides spp.)。
円虫類(Strongylida)目からは、例えば、ストロンジルス種(Strongylus spp.),トリオドントホラス種(Triodontophorus spp.),エソファゴドンタス種(Oesophagodontus spp.),トリコネマ種(Trichonema spp.),ジアロセファルス種(Gyalocephalus spp.),シリンドロファリンクス種(Cylindropharynx spp.),ポテリオストマム種(Poteriostomum spp.),シクロコセルカス種(Cyclococercus spp.),シリコステファナス種(Cylicostephanus spp.)、エソファゴストマム種(Oesophagostomum spp.),チャベルチア種(Chabertia spp.),ステファヌラス種(Stephanurus spp.),アンシロストマ種(Ancylostoma spp.),アンシナリア種(Uncinaria spp.),ブノストマム種(Bunostomum spp.),グロボセファルス種(Globocephalus spp.),シンガムス種(Syngamus spp.),シアトストマ種(Cyathostoma spp.),メタストロンジルス種(Metastrongylus spp.),ジクチオカウルス種(Dictyocaulus spp.),ムエレリウス種(Muellerius spp.),プロトストロンジルス種(Protostrongylus spp.),ネオストロンジルス種(Neostrongylus spp.),シストカウルス種(Cystocaulus spp.),ニウモストロンジルス種(Pneumostrongylus spp.),スピコカウルス種(Spicocaulus spp.),エラホストロンジルス種(Elaphostrongylus spp.),パレラホストロンジルス種(Parelaphostrongylus spp.),クレノソマ種(Crenosoma spp.),パラクレノソマ種(Paracrenosoma spp.),アンジオストロンジルス種(Angiostrongylus spp.),エルロストロンジルス種(Aelurostrongylus spp.),フィラロイデス種(Filaroides spp.),パラフィラロイデス種(Parafilaroides spp.),トリコストロンジルス種(Trichostrongylus spp.),ハエモンカス種(Haemonchus spp.),オステルタジア種(Ostertagia spp.),マルシャラジア種(Marshallagia spp.),クーペリア種(Cooperia spp.),ネマトジラス種(Nematodirus spp.),ヒオストロンジルス種(Hyostrongylus spp.),オベリスコイデス種(Obeliscoides spp.),アミドストマム種(Amidostomum spp.),オルラヌス種(Ollulanus spp.)。
蟯虫類(Oxyurida)目からは、例えば、オキシウリス種(Oxyuris spp.),エンテロビウス種(Enterobius spp.),パサルラス種(Passalurus spp.),シファシア種(Syphacia spp.),アスピクルリス種(Aspiculuris spp.),ヘテラキス種(Heterakis spp.)。
回虫類(Ascaridida)目からは、例えば、アスカリス種(Ascaris spp.)、トキサスカリス種(Toxascaris spp.)、トキソカラ種(Toxocara spp.)、パラスカリス種(Parascaris spp.)、アニサキス種(Anisakis spp.)、アスカリヂア種(Ascaridia spp.)。
旋尾線虫類(Spirurida)目からは、例えば、グナトストマ種(Gnathostoma spp.),フィサロプテラ種(Physaloptera spp.),テラジア種(Thelazia spp.),ゴンジロネマ種(Gongylonema spp.),ハブロネマ種(Habronema spp.),パラボネマ種(Parabonema spp.),ドラスキア種(Draschia spp.),ドラカンクルス種(Dracunculus spp.)。
糸状虫類(Filariida)目からは、例えば、ステファノフィラリア種(Stephanofilaria spp.),パラフィラリア種(Parafilaria spp.),セタリア種(Setaria spp.),ロア種(Loa spp.),ジロフィラリア種(Dirofilaria spp.),リトモソイデス種(Litomosoides spp.),ブルジア種(Brugia spp.),ブケレリア種(Wuchereria spp.),オンコセルカ種(Onchocerca spp.)。
鉤頭虫類(Gigantorhynchida)目からは、例えば、フィリコリス種(Filicollis spp.),モニリホルミス種(Moniliformis spp.),マクラカントリンカス種(Macracanthorhynchus spp.),プロテノルキス種(Prothenorchis spp.)。
生産用家畜および繁殖用動物は、哺乳動物類、例えばウシ、ウマ、ヒツジ、ブタ、ヤギ、ラクダ、スイギュウ、ロバ、ウサギ、黄シカおよびトナカイ、毛皮用動物類、例えばミンク、チンチラおよびアライグマ、鳥類、例えばニワトリ、ガチョウ、シチメンチョウおよびアヒル、淡水魚および海水魚類、例えばマス、コイおよびウナギ、爬虫類、および昆虫類、例えばミツバチおよびカイコを包含する。
実験室用動物および実験動物類は、マウス、ラット、モルモット、ゴールデンハムスター、イヌおよびネコを包含する。
ペット類は、イヌおよびネコを包含する。
化合物は、予防的ならびに治療的の両方で使用できる。
活性化合物は、直接にも、または適切な製剤の形において、腸内に、非経口的に、皮膚に、鼻内に、また生息場所を処理することによるか、または活性化合物を含有する成型品、例えば、帯、板、テープ、首輪、イアー・タグ、足バンドまたはマーキング用具のような力を借りて使用される。
活性化合物の腸内投与は、例えば、経口投与のための散剤、錠剤、カプセル剤、ペースト剤、粒剤、液剤、懸濁剤および乳剤、大型丸薬、薬物添加飼料または飲水の形で経口的に実施される。皮膚への投与は、例えば、浸漬、噴霧、または振りかけおよび塗り付けの形で実施される。非経口投与は、例えば、注射(筋肉内、皮下、静脈内または腹腔内)の形で、または移植によって実施される。
適切な製剤は、次のものを包含する:
液剤、例えば注射用液剤、経口液剤、希釈後経口投与される濃厚液剤、皮膚上または体腔内使用のための液剤、振りかけ製剤、ゲル剤;
経口または皮膚投与用および注射用の乳剤および懸濁剤;半固形製剤;
活性化合物が、軟膏基剤または水中油もしくは油中水乳液基剤に加工されている製剤;
固形製剤、例えば散剤、プレミックス剤もしくは濃厚剤、粒剤、ペレット剤、錠剤、大型丸薬またはカプセル剤;エアゾール剤および吸入剤、および活性化合物含有の成型品。
注射用液剤は、静脈内、筋肉内および皮下に投与される。
注射用液剤は、活性化合物を適切な溶媒に溶解し、そして何らかの添加物、例えば可溶化剤、酸、塩基、バッファー塩類、抗酸化剤および保存剤を添加することによって調製される。液剤は滅菌濾過され、そして容器中に注入される。
挙げることができる溶媒は、水、アルコール類、例えばエタノール、ブタノール、ベンジルアルコール、グリセロール、プロピレングリコールおよびポリエチレングリコール、N−メチル−ピロリドン、およびこれらの混合液のような生理的に許容しうる溶媒である。
好適ならば、また、活性化合物は、注射に適する生理的に許容しうる植物性または合成オイル中に溶解されてもよい。
挙げることができる可溶化剤は、主たる溶媒において活性化合物の溶解を高めたり、または活性化合物の沈殿生成を防ぐ溶媒である。例は、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエチル化されたひまし油およびポリオキシエチル化されたソルビタンエステルである。
保存剤は、ベンジルアルコール、トリクロロブタノール、p−ヒドロキシ安息香酸エステルおよびn−ブタノールである。
経口液剤は、直接使用される。濃厚液剤は、始めに使用濃度に希釈された後、経口的に使用される。経口液剤と濃厚液剤は、注射用液剤の場合には前述したように調製されるが、無菌操作は、無しで済ますことができる。
皮膚に使用する液剤は、滴下、塗布、擦り込み、振りかけまたは噴霧して適用される。これらの液剤は、注射用液剤について前述したように調製される。
調製の際に増粘剤を添加することが、得策であるかもしれない。増粘剤は、無機増粘剤、例えばベントナイト、コロイド状シリカ、モノステアリン酸アルミニウム、有機増粘剤、例えばセルロース誘導体、ポリビニルアルコールおよびそれらの共重合体、アクリレートおよびメタアクリレートである。
ゲル剤は、皮膚に適用されるか塗布され、または体腔内に導入される。ゲル剤は、軟膏様の堅さをもつ透明な組成物が形成されるような量の増粘剤を、注射用溶媒について前述したように調製された液剤に添加することによって調製される。使用される増粘剤は、上記の増粘剤である。
振りかけ用(pour−on)製剤は、皮膚の限られた部位の上に流したり、散布されて、活性化合物が、皮膚に浸透し、全身的に作用する。
振りかけ用製剤は、皮膚に寛容な適切な溶媒や溶媒混合液中に、活性化合物を溶解、懸濁または乳化することによって調製される。好適ならば、着色剤、吸収促進剤、酸化防止剤、光安定剤および粘着剤のようなその他の補助剤が添加される。
挙げることができる溶媒は、水、アルカノール、グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセロール、芳香族アルコール類、例えばベンジルアルコール、フェニルエタノールおよびフェノキシエタノール、エステル類、例えば酢酸エチル、酢酸ブチルおよび安息香酸ベンジル、エーテル類、例えばジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルおよびジエチレングリコールモノブチルエーテルのようなアルキレングリコールアルキルエーテル、ケトン類、例えばアセトンおよびメチルエチルケトン、芳香族および/または脂肪族炭化水素類、植物性または合成オイル類、DMF、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、および2,2−ジメチル−4−オキシ−メチレン−1,3−ジオキンランである。
染料は、動物への使用が承認されており、そして溶解または懸濁することができる全ての染料である。
吸収促進物質は、例えば、DMSO、展布性オイル、例えばミリスチン酸イソプロピル、ペラルゴン酸ジプロピレングリコール、シリコンオイル、脂肪酸エステル、トリグリセリドもしくは高級アルコールである。
抗酸化剤は、亜硫酸塩、またはメタ亜硫酸水素カリウムのようなメタ亜硫酸水素塩、アスコルビン酸、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチル化ヒドロキシアニソールおよびトコフェロールである。
光安定剤は、例えば、ノバンチソール酸(novantisol acid)である。
粘着剤は、例えば、セルロース誘導体、澱粉誘導体、ポリアクリレート、天然高分子物質、例えばアルギン酸塩およびゼラチンである。
乳剤は、経口的、経皮的もしくは注射剤として使用できる。
乳剤は、油中水型もしくは水中油型のいずれかである。
それらは、活性化合物を疎水性または親水性相のいずれかに溶解し、そしてこの相を他相の溶媒と一緒に、適切な乳化剤と、必要に応じて、染料、吸収促進物質、保存剤、抗酸化剤、光安定剤および増粘物質のようなさらなる補助剤の助けによりホモジナイズすることによって調製される。
挙げることができる疎水性相(油類)は、パラフィン油、シリコン油、天然に存在する植物油類、例えばゴマ油、アーモンド油およびひまし油、および合成トリグリセリド類、例えばカプリル酸/カプリン酸ジグリセリド、鎖長C8-12の植物性脂肪酸もしくは他の特別に選ばれた天然に存在する脂肪酸とのトリグリセリド混合物、またヒドロキシ基を含有してもよい飽和または不飽和脂肪酸の部分グリセリド混合物、およびC8/C10脂肪酸のモノ−とジグリセリドである。
脂肪酸エステル類、例えばステアリン酸エチル、アジピン酸ジ−n−ブチリル、ラウリル酸ヘキシル、ペラルゴン酸ジプロピレングリコール、鎖長C16〜C18の飽和高級アルコールと中級鎖長をもつ分枝脂肪酸のエステル類、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、鎖長C12〜C18の飽和高級アルコールのカプリル酸/カプリン酸エステル類、ステアリン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、オレイン酸エチル、乳酸エチル、合成のカモ尾臀部脂肪のようなワックス状脂肪酸エステル類、フタル酸ジブチル、アジピン酸ジイソプロピル、後者に関連するエステル混合物、等々。
高級アルコール類、例えばイソトリデシルアルコール、2−オクチル−ドデカノール、セチルステアリルアルコールおよびオレイルアルコール。
脂肪酸類、例えばオレイン酸、およびそれらの混合物。
挙げることができる親水性相は、水、アルコール類、例えばプロピレングリコール、グリセロールおよびソルビトール、およびそれらの混合物である。
挙げることができる乳化剤は、非イオン界面活性剤、例えばポリオキシエチル化されたひまし油、ポリオキシエチル化されたソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノステアレート、モノステアリン酸グリセロール、ステアリン酸ポリオキシエチルおよびアルキルフェノールポリグリコールエーテル類;
両性電解質界面活性剤、例えばN−ラウリル−β−イミノジプロピオン酸ジナトリウムもしくはレシチン;
陰イオン界面活性剤、例えばラウリル硫酸Na、硫酸−高級アルコールエーテル、およびモノ/ジアルキルポリグリコールエーテル−オルトリン酸エステルのモノエタノールアミン塩である。
挙げることができるさらなる補助剤は、粘度を増大し、そして乳濁液を安定化する物質、例えばカルボキシメチルセルロース、エチルセルロースおよびその他のセルロースおよび澱粉誘導体、ポリアクリル酸塩、アルギン酸塩、ゼラチン、アラビヤゴム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルビニルエーテルと無水マレイン酸コポリマー、ポリエチレングリコール、ワックス、コロイド状ケイ酸、または上記物質の混合物である。
懸濁剤は、経口的、経皮的または注射剤として使用できる。それらは、キャリヤー液中に活性化合物を、必要ならば、さらなる補助剤、例えば湿潤剤、染料、吸収促進物質、保存剤、抗酸化剤および光安定剤を添加して懸濁することによって調製される。
挙げることができるキャリヤー液は、全ての均質な溶媒および溶媒混合液である。
挙げることができる湿潤剤(分散剤)は、先に示した界面活性剤である。
挙げることができるさらなる補助剤は、上記のものである。
半固形製剤は、経口的または経皮的に投与できる。それらは、前述した懸濁剤や乳濁剤とは、それらの粘度がより高いことのみで異なる。
固形製剤を調製するために、活性化合物は、適切なキャリヤー物質と、もし必要ならば、補助剤を添加して混合され、そして混合物が、所望の形状に製剤化される。
挙げることができるキャリヤー物質は、全ての生理的に許容しうる固体の不活性物質である。無機および有機物質が、それだけで使用される。無機物質は、例えば、塩化ナトリウム、炭酸カルシウムのような炭酸塩、炭酸水素塩、酸化アルミニウム、ケイ酸、アルミナ、沈殿性またはコロイド性二酸化ケイ素およびリン酸塩である。
有機物質は、例えば、糖類、セルロース、食物および飼料、例えば粉乳、動物性粉末、穀物粉末および粗挽き穀物、および澱粉である。
補助剤は、既に先に述べた保存剤、抗酸化剤および染料である。
その他の適切な補助剤は、潤滑剤および滑り剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルクおよびベントナイト、崩解剤、例えば澱粉または架橋ポリビニルピロリドン、結合剤、例えば澱粉、ゼラチンもしくは直鎖ポリビニルピロリドン、そして微結晶セルロースのような乾燥結合剤である。
また、該活性化合物は、製剤において、相乗物質、または病原性内部寄生虫に対して作用する他の活性化合物との混合物として存在することもできる。そのような活性化合物は、例えば、L−2,3,5,6−テトラヒドロ−6−フェニルイミダゾチアゾール、カルバミン酸ベンズイミダゾール、プラジカンテル、ピランテルおよびフェバンテルである。
そのまま使用される製剤は、重量で濃度10ppm〜20%、好ましくは0.1〜10%の活性化合物を含有する。
使用前に希釈される製剤は、重量で濃度0.5〜90%、好ましくは5〜50%の活性化合物を含有する。
一般に、有効な成績を達成するために、1日に体重1kg当たり約1〜約100mg量の活性化合物を投与するのが得策であることが分かっている。
(実施例A)
イン・ビボでの線虫類試験
ヘモンカス・コントルタス(Haemonchus contortus)/ヒツジ
ヘモンカス・コントルタスによって実験的に感染されたヒツジを、寄生虫の明白前期間の終了後に治療した。活性化合物を、純活性化合物として経口的および/または静脈内に投与した。
有効性の程度は、治療前後に、糞とともに排出された虫の卵を定量的に数えることによって測定される。
治療後の卵排出の完全停止は、虫が駆除されたか、または、もはやいかなる卵をも産めないほど重い損傷を受けていることを意味する(有効用量)。
試験された活性化合物および活性のある投与量(有効用量)が、次の表から分かる。
Figure 0004163746
調製実施例
1.方法3aによる式(I)の化合物の調製指針
BOP−Cl(8.76mmol)を、温度0℃において、DMF(100ml)中化合物(II)(7.36mmol)および
Figure 0004163746
塩基(25.6mmol)の溶液に添加し、続いて、その混合液を、24時間室温で撹拌した。この後、同量のBOP−Clと塩基を添加し、そして混合液を、さらに24時間撹拌した。DMFを、ロータリーエバポレーターによって真空蒸発させ、そしてその残渣に、塩化メチレンを添加した。その溶液を、2N塩酸、飽和重炭酸ナトリウム溶液および水で続けて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣を、溶出液シクロヘキサン−酢酸エチル5:1を用いるカラムクロマトグラフィーによって精製した。置換基が、次の意味をもつ式(I)の化合物を得た:
Figure 0004163746
2.方法3bによる式(I)の化合物の一般的調製指針
NaH(30mmol)を、THF(30ml)中化合物(I)(R3=H,10mmol)および(III)(80mmol)の溶液に少量ずつ添加し、続いて、その混合液を、24時間室温で撹拌した。その溶液を、5%濃度のクエン酸水溶液で酸性にして、塩化メチレン(2x100ml)で抽出した。有機相を、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして真空濃縮した。その粗生成物を、溶出液シクロヘキサン−酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーによって精製した。置換基が、次の意味をもつ式(I)の化合物を得た:
Figure 0004163746
3.方法5aによる式(II)の化合物の調製指針
HClガスを、0℃で1.5時間、塩化メチレン(40ml)中式(IV)のtert−ブチルエステル(1.61mmol)溶液中に通気した。次に、その混合液を、室温まで暖め、続いて、12時間撹拌した。溶液を、ロータリーエバポレーターで蒸発させ、そして残渣を高真空下で乾燥添加した。残渣を、水に溶解し、溶液を、水5ml中塩基性イオン交換体(0.60g)の懸濁液に滴下し、そして混合液を3時間撹拌し、濾過、濃縮した。高真空下で乾燥後、生成物を、さらに精製することなく反応させた。
これらの指針に従って、置換基が次の意味をもつ式(II)の化合物を得た:
Figure 0004163746
4.方法5bによる式(II)の化合物の調製指針
HClガスを、0℃で1.5時間、塩化メチレン(40ml)中式(V)のtert−ブチルエステル(1.61mmol)溶液中に通気した。次に、その混合液を、室温まで暖め、続いて、12時間撹拌した。溶液を、ロータリーエバポレーターで蒸発させ、そして残渣を高真空下で乾燥添加した。残渣を、水に溶解し、溶液を、水5ml中塩基性イオン交換体(0.60g)の懸濁液に滴下し、そして混合液を3時間撹拌し、濾過、濃縮した。高真空下で乾燥後、生成物を、さらに精製することなく反応させた。
これらの指針に従って、置換基が次の意味をもつ式(II)の化合物を得た:
Figure 0004163746
5.方法7による式(IV)の化合物の調製指針
ジオキサン(50ml)中式(VI)の化合物(9.50mmol)溶液を、Pd(OH)2/C(20%Pd;600mg)の存在下で、水素の吸収が終わるまで(焼く2時間)水素化した。触媒を濾別した後、化合物(VII)を、事実上、定量的収量で得て、付加的な精製をすることなくさらに反応させた。
これらの指針に従って、置換基が次の意味をもつ式(IV)の化合物を得た:
Figure 0004163746
6.方法9による式(V)の化合物の調製方法
エタノール1400mlおよび水800ml中に、式(VII)のアミノ酸(0.40mol)を溶解し、20%濃度の炭酸セシウム溶液(390ml)を添加し、そしてその混合液を、室温で2時間撹拌した。次に、それを濃縮し、残渣を、水(2000ml)に溶解し、そして溶液を、凍結乾燥した。このセシウム塩0.40molを、最初に、ジメチルホルムアミド1000mlに導入し、式(VIII)のクロロカルボン酸0.40molを室温で添加し、そして混合液を室温で20時間撹拌した。溶液を濃縮し、その残渣を、水(1000ml)に注入し、そして混合液を、酢酸エチルで4回抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。その残渣を、付加的な精製なしにさらに反応させた。
置換基が次の意味をもつ式(V)の化合物を、同様にして得た:
Figure 0004163746
7.方法11による式(VI)の化合物の調製指針
エタノール1400mlおよび水800ml中に、式(IX)のアミノ酸(0.40mol)を溶解し、20%濃度の炭酸セシウム溶液(390ml)を添加し、そしてその混合液を、室温で2時間撹拌した。次に、それを濃縮し、残渣を、水(2000ml)に溶解し、そして溶液を凍結乾燥した。このセシウム塩0.40molを、最初に、ジメチルホルムアミド1000ml中に導入し、式(VIII)のクロロカルボン酸0.40molを室温で添加し、そして混合液を室温で20時間撹拌した。溶液を濃縮し、その残渣を、水(1000ml)に注入し、そして混合液を、酢酸エチルで4回抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。その残渣を、付加的な精製なしにさらに反応させた。
置換基が次の意味をもつ式(VI)の化合物を、同様にして得た:
Figure 0004163746
ニトロ化を実施する例
3−イソブチル−4−メチル−6−(2,4−ジニトロフェニル)−メチル−モルホリン−2,5−ジオン
Figure 0004163746
3−イソブチル−4−メチル−6−ベンジル−モルホリン−2,5−ジオン(2.00g,7mmol)を、氷冷硝酸(20ml,98%濃度)溶液に添加し、続いて、その混合液を、0℃で0.5時間、次に室温で1時間撹拌した。溶液を、氷中に注入し、次いで、塩化メチレンで抽出した。有機相を、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして真空濃縮した。その粗生成物を、移動相シクロヘキサン−酢酸エチル(5:1)を用いるカラムクロマトグラフィーによって精製した。収量=1.26g、理論量の56%
置換基が、次の意味をもつ式(I)の化合物を得た:
Figure 0004163746
フェニル環のニトロ基の還元例
実施例33
3−イソブチル−4−メチル−6−(2−アミノ−4−ニトロフェニル)メチル−モルホリン−2,5−ジオンおよび3−イソブチル−4−メチル−6−(4−アミノ−2−ニトロフェニル)メチル−モルホリン−2,5−ジオン
Figure 0004163746
3−イソブチル−4−メチル−6−(2,4−ジニトロフェニル)−メチル−モルホリン−2,5−ジオン(0.50g,1.37mmol)を、出発材料が、薄層クロマトグラフィーによってもはや検出できなくなるまで、Pd(OH)2(20mol%)の存在下、ジオキサン(40ml)中で水素化した。触媒を濾別し、そして溶媒を真空濃縮した。その粗生成物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した。
総収量=0.20g、理論量の49%、FAB−MS M/Z(%)336(M+H,14)
実施例34
3−イソブチル−4−メチル−6−(2,4−ジアミノフェニル)メチル−モルホリン−2,5−ジオン
Figure 0004163746
3−イソブチル−4−メチル−6−(2,4−ジニトロフェニル)メチル−モルホリン−2,5−ジオン(1.20g,3.28mmol)を、水素の吸収が、終了するまで、ラネー・ニッケル(33g)の存在下、メタノール(116ml)および水(1.16ml)中で水素化した。触媒を濾別し、そして溶媒をロータリーエバポレーターで真空蒸発させた。
収量=0.84g、理論量の84%、FAB−MS M/Z(%)306(M+H,40)
実施例35
3−イソブチル−4−メチル−6−(2,4−ジアセトアミドフェニル)メチル−モルホリン−2,4−ジオン
Figure 0004163746
3−イソブチル−4−メチル−6−(2,4−ジアミノフェニル)メチル−モルホリン−2,5−ジオン(34)(0.50g,1.7mmol)を、ジクロロメタン(20ml)中に溶解した。トリエチルアミン(0.50ml,3.6mmol)および塩化アセチル(0.26ml,36mmol)を、20℃で添加し、次いで、反応混合液を、還流下で24時間加熱した。冷却後、その溶液を、ジクロロメタン(50ml)で希釈し、次いで、希塩酸(2M,10ml)、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(10ml)で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾過して除き、溶媒を真空で除去した。残渣を、溶出液酢酸エチル:シクロヘキサン(1:10)を用いるシリカゲルのフラッシュ・クロマトグラフィーによって精製して、生成物0.40g(理論量の63%)を得た。
FAB−MS M/Z(%)390(M+H,38)
実施例36
3−イソブチル−4−メチル−6−[2,4−ビス−(4−クロロベンズアミド)フェニル]メチル−モルホリン−2,5−ジオン
Figure 0004163746
化合物36を、実施例35と同様の様式で、3−イソブチル−4−メチル−6−(2,4−ジアミノフェニル)メチル−モルホリン−2,5−ジオン(0.50g)、塩化4−クロロベンゾイル(0.46ml)およびトリエチルアミン(0.50ml)から調製した。
収量=0.45g、理論量の45%、
FAB−MS M/Z(%)582(M+H,10)。

Claims (12)

  1. 動物薬において、内部寄生虫を駆除するための式(I)
    Figure 0004163746
    [式中、R1およびR2は、互いに独立して、水素、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
    1およびR2は、一緒になって、場合により置換されてもよいスピロ環式基を表し、
    3は、水素、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
    2およびR3は、それらが結合される原子と一緒になって、場合により置換されてもよい5または6員環を表し、
    4およびR5は、互いに独立して、水素、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
    4およびR5は、一緒になって、場合により置換されてもよいスピロ環式基を表し、
    上記において、場合により置換されてもよい基は1個またはそれ以上の同一または異なる置換基を有することができ、該置換基は、1〜4個の炭素原子をもつアルキル;1〜4個の炭素原子をもつアルコキシ;1〜4個の炭素原子をもつアルキルチオ;1〜4個の炭素原子および同一または異なる1〜5個のハロゲン原子をもつハロゲノアルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;シアノ;ニトロ;アミノ;アルキル基当たり1〜4個の炭素原子をもつモノアルキル−およびジアルキルアミノ;アシル部分においてハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルチオによって置換され得るC 1-4 −アルキルカルボニルアミノまたはベンゾイルアミノ;2〜4個の炭素原子をもつカルボアルコキシ;1〜4個の炭素原子をもつアルキルスルフィニル;1〜4個の炭素原子をおよび1〜5個のハロゲン原子をもつハロゲノアルキルスルフィニル;スルホニル(−SO 3 H);1〜4個の炭素原子をもつアルキルスルホニル;1〜4個の炭素原子および1〜5個のハロゲン原子をもつハロゲノアルキルスルホニル;6または10個のアリール炭素原子をもつアリールスルホニル;前記置換基の1個を有していてもよいアシル、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリールまたはヘテロアリールオキシ;およびホルムイミノ基−(CH)=N−O−アルキルから選ばれ、そして、
    上記において、場合により置換されてもよいアルキルは1〜9個の炭素原子をもつ直鎖または分枝アルキルであり、場合により置換されてもよいアルケニルは2〜20個の炭素原子をもつ直鎖または分枝アルケニルであり、場合により置換されてもよいシクロアルキルは3〜10個の炭素原子をもつ単、二または三環式シクロアルキルであり、場合により置換されてもよいアリールはフエニルまたはナフチルであり、場合により置換されてもよいアリールアルキルはアリール部分に6または10個の炭素原子をもち且つ直鎖または分枝鎖であり得るアルキル部分に1〜4個の炭素原子をもつアリールアルキルであり、場合により置換されてもよいヘテロアリールは1〜3個の同一または異なるヘテロ原子をもつ5〜7員環であり、ヘテロ原子は酸素、硫黄および窒素から選ばれる
    のジオキソモルホリン、それらの光学異性体またはラセミ化合物の使用。
  2. 式(I)
    Figure 0004163746
    [式中、R1は、水素、場合により、1または2個のベンジルオキシカルボニル基によるか、または1,2,3または4個のアルキル基によって置換されてもよい炭素原子8個までをもつ直鎖または分枝アルキル、ハロゲノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルを表すか、あるいは場合により置換されてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
    2は、水素、場合により、1または2個のベンジルオキシカルボニル基によるか、または1,2,3または4個のアルキル基によって置換されてもよい炭素原子8個までをもつ直鎖または分枝アルキル、ハロゲノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルを表すか、あるいは場合により置換されてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
    1およびR2は、一緒になって、スピロ環式基を表すことができ、
    3は、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
    4は、水素、場合により、1または2個のベンジルオキシカルボニル基によるか、または1,2,3または4個のアルキル基によって置換されてもよい炭素原子8個までをもつ直鎖または分枝アルキル、ハロゲノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルを表すか、あるいは場合により置換されてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
    5は、水素、場合により、1または2個のベンジルオキシカルボニル基によるか、または1,2,3または4個のアルキル基によって置換されてもよい炭素原子8個までをもつ直鎖または分枝アルキル、ハロゲノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルカノイルオキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシカルボニルアルキル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、グアニジノアルキル、アルコキシカルボニルアミノアルキル、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)アミノアルキル、アルケニル、シクロアルキルもしくはシクロアルキルアルキルを表すか、あるいは場合により置換されてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールアルキルを表し、
    4およびR5は、一緒になって、スピロ環式基を表し、
    ただし、
    (a)R 1 が水素で、R 2 が水素、メチル、ベンジルまたはイソプロピルで、R 3 がメチルまたはアルキル置換フエニルである化合物、
    (b)R 1 が水素で、R 2 がsec−ブチルまたはイソブチルで、R 3 がメチルで、R 4 が水素で、R 5 がイソプロピルである化合物、
    (c)R 1 が水素で、R 2 がイソプロピルで、R 3 が水素で、R 4 が水素で、R 5 がイソプロピルである化合物、
    (d)R 1 が水素で、R 2 が4−ニトロフエニルで、R 3 がメチルで、R 4 が水素で、R 5 が水素である化合物、
    (e)R 1 が水素で、R 2 がエチルで、R 3 がメチルで、R 4 が水素で、R 5 がエチル、n−プロピルまたはイソプロピルであるか、或いは、R 1 が水素で、R 2 がイソプロピルで、R 3 がイソプロピルで、R 4 が水素で、R 5 がエチル、n−プロピルまたはイソプロピルであるか、或いは、R 1 が水素で、R 2 がエチルで、R 3 がイソプロピルで、R 4 が水素で、R 5 がエチル、n−プロピルまたはイソプロピルである化合物、
    (f)R 1 が水素で、R 2 がメチルで、R 3 が2,6−ジメチルフエニルでR 4 が水素で、R 5 が水素である化合物、
    (g)R 1 がメチルで、R 2 がメチルで、R 3 がフエニルで、R 4 がメチルで、R 5 がメチルである化合物、
    (h)R 1 とR 2 とが一緒になってスピロ−シクロペンチル、スピロ−シクロヘキシルまたはスピロ−シクロヘプチルを表し、R 4 とR 5 とが一緒になってスピロ−シクロペンチル、スピロ−シクロヘキシルまたはスピロ−シクロヘプチルを表し、R 3 がフエニルである化合物、および、
    (i)R 1 とR 2 とが一緒になってスピロ−シクロペンチルを表し、R 4 とR 5 とが一緒になってスピロ−シクロペンチルを表し、R 3 が4−メチルフエニルである化合物、
    は除外されるものとし、
    上記において、場合により置換されてもよい基は1個またはそれ以上の同一または異なる置換基を有することができ、該置換基は、1〜4個の炭素原子をもつアルキル;1〜4個の炭素原子をもつアルコキシ;1〜4個の炭素原子をもつアルキルチオ;1〜4個の炭素原子および同一または異なる1〜5個のハロゲン原子をもつハロゲノアルキル;ヒドロキシル;ハロゲン;シアノ;ニトロ;アミノ;アルキル基当たり1〜4個の炭素原子をもつモノアルキル−およびジアルキルアミノ;アシル部分においてハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルチオによって置換され得るC 1-4 −アルキルカルボニルアミノまたはベンゾイルアミノ;2〜4個の炭素原子をもつカルボアルコキシ;1〜4個の炭素原子をもつアルキルスルフィニル;1〜4個の炭素原子をおよび1〜5個のハロゲン原子をもつハロゲノアルキルスルフィニル;スルホニル(−SO 3 H);1〜4個の炭素原子をもつアルキルスルホニル;1〜4個の炭素原子および1〜5個のハロゲン原子をもつハロゲノアルキルスルホニル;6または10個のアリール炭素原子をもつアリールスルホニル;前記置換基の1個を有していてもよいアシル、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリールまたはヘテロアリールオキシ;およびホルムイミノ基−(CH)=N−O−アルキルから選ばれ、そして、
    上記において、場合により置換されてもよいアルキルは1〜9個の炭素原子をもつ直鎖または分枝アルキルであり、場合により置換されてもよいアルケニルは2〜20個の炭素原子をもつ直鎖または分枝アルケニルであり、場合により置換されてもよいシクロアルキルは3〜10個の炭素原子をもつ単、二または三環式シクロアルキルであり、場合により置換されてもよいアリールはフエニルまたはナフチルであり、場合により置換されてもよいアリールアルキルはアリール部分に6または10個の炭素原子をもち且つ直鎖または分枝鎖であり得るアルキル部分に1〜4個の炭素原子をもつアリールアルキルであり、場合により置換されてもよいヘテロアリールは1〜3個の同一または異なるヘテロ原子をもつ5〜7員環であり、ヘテロ原子は酸素、硫黄および窒素から選ばれる
    のジオキソモルホリン、それらの光学異性体またはラセミ化合物。
  3. 請求の範囲2記載の式(I)
    Figure 0004163746
    [式中、基R1〜R5は、請求の範囲2において定められた意味をもつ]
    のジオキソモルホリンの製造方法であって、
    a)式(II)
    Figure 0004163746
    [式中、R1〜R5は、前記意味をもつ]
    の開鎖デプシペプチドを、希釈剤の存在下およびカップリング剤の存在下で環化するか、あるいは
    b)式(I)
    Figure 0004163746
    [式中、R3は水素を表し、そしてR1、R2、R4およびR5は、前記意味をもつ]
    の化合物を、式(III)
    X−R3 (III)
    [式中、R3は、場合により置換されてもよい直鎖または分枝アルキル、シクロアルキル、アリールアルキルもしくはヘテロアリールアルキルを表し、Xは、I、ClもしくはBrを表す]
    の化合物と、希釈剤および塩基の存在下で反応させる、ことを特徴とする方法。
  4. 式(II)
    Figure 0004163746
    [式中、R1〜R5は、請求の範囲2において定められた意味をもつ]
    の開鎖デプシペプチド。
  5. 式(II)
    Figure 0004163746
    [式中、R1〜R5は、請求の範囲2において定められた意味をもつ]
    の開鎖デプシペプチドの製造方法であって、
    a)式(IV)
    Figure 0004163746
    [式中、Aは、tert−ブトキシを表し、R1〜R5は、前記意味をもつ]
    の化合物を、希釈剤およびプロトン酸の存在下で加水分解させるか、あるいは
    b)式(V)
    Figure 0004163746
    [式中、Aは、tert−ブトキシを表し、Dは、tert−ブトキシカルボニル(−CO2 tBu)を表し、そしてR1〜R5は、前記意味をもつ]
    の化合物を、希釈剤およびプロトン酸の存在下で加水分解させる、ことを特徴とする方法。
  6. 式(IV)
    Figure 0004163746
    [式中、Aは、tert−ブトキシを表し、R1〜R5は、請求の範囲2において定められた意味をもつが、R 1 およびR 4 が水素であるときはR 2 は水素または置換されてもよい直鎖もしく分枝アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルもしくはヘテロアリールアルキルではない
    の化合物。
    の化合物。
  7. 式(IV)
    Figure 0004163746
    [式中、Aは、tert−ブトキシを表し、R1〜R5は、請求の範囲において定められた意味をもつ]
    の化合物の製造方法であって、
    式(VI)
    Figure 0004163746
    [式中、Aはtert−ブトキシ、Bはベンジルであり、R1〜R5は、前記意味をもつ]
    の化合物を、希釈剤および触媒の存在下で水素化分解させる、ことを特徴とする方法。
  8. 式(V)
    Figure 0004163746
    [式中、Aは、tert−ブトキシを表し、Dは、tert−ブトキシカルボニルを表し、R1〜R5は、請求の範囲2において定められた意味をもつ]
    の化合物。
  9. 式(V)
    Figure 0004163746
    [式中、Aは、tert−ブトキシを表し、Dは、tert−ブトキシカルボニルを表し、R1〜R5は、請求の範囲2において定められた意味をもつ]
    の化合物の製造方法であって、
    アルカリ金属塩型の式(VII)
    Figure 0004163746
    [式中、Dは、tert−ブトキシカルボニルを表し、R1〜R3は、前記意味をもつ]
    の化合物および式(VIII)
    Figure 0004163746
    [式中、Aは、tert−ブトキシを表し、Xは、ClもしくはBrであり、R4およびR5は、前記意味をもつ]
    のα−ハロゲノカルボン酸を、希釈剤の存在下で反応させる、ことを特徴とする方法。
  10. 式(VI)
    Figure 0004163746
    [式中、Aはtert−ブトキシであり、Bはベンジルを表し、R1〜R5は、請求の範囲2において定められた意味をもつが、R 1 およびR 4 が水素であるときはR 2 は水素または置換されてもよい直鎖もしくは分枝アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルもしくはヘテロアリールアルキルではない
    の化合物。
  11. 式(VI)
    Figure 0004163746
    [式中、Aはtert−ブトキシを表し、Bはベンジルであり、そしてR1〜R5は、請求の範囲10において定められた意味をもつ]
    の化合物の製造方法であって、
    アルカリ金属塩型の式(IX)
    Figure 0004163746
    [式中、Bは、ベンジルを表し、R1〜R3は、前記意味をもつ]
    の化合物を、式(VIII)
    Figure 0004163746
    [式中、Xは、ClもしくはBrを表し、Aは、tert−ブトキシであり、R4およびR5は、前記意味をもつ]
    のα−ハロゲノカルボン酸誘導体と反応させる、ことを特徴とする方法。
  12. 請求の範囲記載の少なくとも1個の式(I)のジオキソモルホリンを含有することを特徴とする殺内部寄生虫組成物。
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