JP2002544133A - ククルビツリルおよび合成方法 - Google Patents

ククルビツリルおよび合成方法

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Abstract

(57)【要約】 ククルビツ[n]ウリル(ここで、nは4〜12である)の製造方法であり、この方法は、置換および/または非置換グリコールウリルを、酸、およびグリコールウリル単位間にメチレン架橋を形成することができる化合物と混合すること、この混合物を20°〜120°の温度まで加熱し、それによってククルビツ[n]を形成することを包含する。新規ククルビツ[n]ウリル(ここで、n=4、5、7、8、9、10、11および12)および置換ククルビツ[s,u]ウリル(ここで、sは置換グリコールウリル単位の数であり、uは非置換単位の数であり、s+u=12である)もまた記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ククルビツ[n]ウリルおよびククルビツ[s,u]ウリルの製造
方法に関する。本発明はまた、ククルビツ[n]ウリル、ククルビツ[s,u]
ウリル、ならびにククルビツ[n]ウリルおよび/またはククルビツ[s,u]
ウリルを分離する方法に関する。本発明はまた、ククルビツ[n]ウリルおよび
ククルビツ[s,u]ウリルの製造で使用される新規化合物に関する。
【0002】 ククルビツリルは、メチレン架橋を介して6つの(6)グリコールウリル単位
を連結することによって形成される環状オリゴマーに与えられる名称である。ク
クルビツリルは、R. Behrend、E. MeyerおよびF. Ruscheによる論文(Leibigs A
nn. Chem. ; 339, 1, 1905)に1905年に文献に初めて記載された。ククルビツリ
ルの大環状構造は、W.A. Freemanら、「ククルビツリル」、J. Am. Chem. Soc.,
103 (1981), 7367-7368 によって1981年に初めて記載された。ククルビツリル
は、C36H36N24O12 の化学式を有し、かつ中心空洞を有する大環状化合物である
。図1にククルビツリルのAM1最小化構造(AM1 minimised structure)を示
す。
【0003】 ククルビツリルの内部空洞は、約550 pmの直径、650 pmの深さとともに、約40
0 pm にわたる両端における入り口を有する。このリジッドな空洞は、種々の中
−小分子を結合する際に高い選択性を有することが示されており、この点につい
ては、Cintas, P., J. Inclusion Phenomena and Molecular Recognition in C
hemistry; 17, 205, 1994が参照される。
【0004】 ククルビツリルの製造は、概して、1905年に公開されたR. Behrendらによる論
文に初めて記載された手順に従う。
【0005】 1997年8月7日に公開された独国特許第DE 196 0377号には、ククルビツリル
を合成する方法が記載されている。この方法は、加熱しながら、過剰のホルムア
ルデヒドの存在下で強無機酸の水溶液中にアセチレンジウレア(グリコールウリ
ル)を溶解することを包含する。この混合物から水をエバポレートして混合物か
ら水を完全に除去する。次いで、残ったポリマー混合物を145℃までの温度に加
熱し、反応を完了する。この特許の出願人らは、82.4%の理論収率までの収
率を得ることができると述べている。
【0006】 独国特許第 DE 4001139号において、疎水性グループ、染料、染料由来の分解
生成物および/または重金属と共に水溶液から有機化合物を除去するためのクク
ルビツリルの使用が記載されている。この特許は実際、ウレア、チオウレア、ウ
レアの誘導体および/またはチオウレアの誘導体と、ジアルデヒドおよびホルム
アルデヒドとの縮合によって得られる環状オリゴマーを使用することを述べる。
この特許は、環状オリゴマーの重合度nが約3と約8との間で変動することを述
べるが、この特許の実施例は6だけの重合度を有する環状オリゴマーのみを示す
。実施例1は、還流下でホルムアルデヒドと共にグリコールウリルを加熱するこ
とによるククルビツリルの調製を示す。
【0007】 DE 4001139の実施例1の手順に従って本願の発明者によって行われた実験は、
一緒に結合された6つのグリコールウリル単位を有するククルビツリルが形成さ
れることを示した。DE 4001139の言及によれば、この生成物についてn=6であ
る。6以外の重合度nを有する環状オリゴマーのいかなる証拠も見出されなかっ
た。事実として、Buschmannらによる論文(Inorgica Chimica Acta, 1992, 193,
93)は、DE 400 1139に記載される合成条件下では、6の重合度を有するククル
ビツリルのみが形成されることを述べている。
【0008】 本発明者らは、ここで、4〜12の重合度を有するククルビツリルの製造方法
を開発した。このような化合物の区別に役立つように、本発明者らは、種々の化
合物を示すための専門用語「ククルビツ[n]ウリル」(式中、nは4〜12の
数である)を採用した。例えば、一緒に結合される4つの基本グリコールウリル
(置換または非置換)単位を有する環状オリゴマーは、「ククルビツ[4]ウリル
」と示される。
【0009】 第一の局面において、本発明は、置換および/または非置換グリコールウリル
と、酸およびグリコールウリル単位間にメチレン架橋を形成し得る化合物を混合
すること、および該混合物を20℃〜120℃の温度に加熱し、それによってク
クルビツ[n]ウリル(式中、nは4〜12である)を形成することを包含する
、ククルビツ[n]ウリルの製造方法を提供する。好ましくは、nは5〜10で
ある。
【0010】 好ましくは、本発明の方法は、混合物に塩を添加することをさらに包含する。
混合物に塩を添加することは、様々な単位サイズを有する種々のククルビツ[n
]ウリルの合成を達成するのに役立つことが見出されている。理論に束縛される
ことを望まないが、イオンテンプレーティング効果(ion templating effect)
が起こり得ると考えられる。従って、特定の塩の選択により、生成物中で誘導さ
れるククルビツ[n]ウリルの量を制御することができる。
【0011】 上記のテンプレーティング効果を達成するために、塩の代わりに、または塩と
組み合わせて、多くの他の化合物をこの混合物に添加してもよいこともまた見出
されている。塩または他の化合物を混合物に添加する場合、テンプレーティング
効果は、変更されるべき様々な単位サイズを有する相対的な量のククルビツ[n
]ウリルを生じる。例えば、塩または他の化合物が反応混合物に添加される場合
、例えば、ククルビツ[5]ウリル 対 ククルビツ[6]ウリルの比を変更し
てもよく、このとき、この比は、塩または他の化合物をそこに添加しないこと以
外は同一条件下で反応させる反応混合物を使用して得られる、ククルビツ[5]
ウリル 対 ククルビツ[6]ウリルの比と比較される。
【0012】 説明を容易にするために、このような塩および他の化合物は、本明細書を通し
て、これより以下、「テンプレーティング化合物」と記載する。好ましい実施態
様において、本発明の第一の局面の方法は、混合物に1つ以上のテンプレーティ
ング化合物を添加することをさらに包含する。
【0013】 テンプレーティング化合物は多数の化合物から選択されてもよく、事実、本発
明の方法で生成する様々な単位サイズを有するククルビツ[n]ウリルの比を変
更し得る任意の化合物をテンプレーティング化合物として使用することができる
。テンプレーティング化合物は、有機化合物、有機化合物の塩または無機化合物
であってもよい。テンプレーティング化合物として使用され得る適切な化合物と
しては以下が挙げられる:塩化アンモニウム、塩化リチウム、塩化ナトリウム、
塩化カリウム、塩化ルビジウム、塩化セシウム、塩化アンモニウム、臭化リチウ
ム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化ルビジウム、臭化セシウム、ヨウ化リ
チウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ルビジウム、ヨウ化セシウ
ム、硫酸カリウム、硫酸リチウム、テトラブチルアンモニウムクロリド、テトラ
エチルアンモニウムクロリド、O−カルボラン、チオアセトアミド、N−(1−
ナフチル)エチレンジアミン、2,2’−ビキノイル(biquinoyl)、p−ブロ
モアニリン(bromoanaline)、タウリン、ブルーテトラゾリウム、2−アミノ−
3−メチル安息香酸、インドール−3−アルデヒド、シスチン、p−アセトアミ
ドアニリン(acetamidoanitine)、p−アミノフェノール、アセトアミド、4−
アセトアミドアニリン(acetamidoanitine)、p−アミノフェノール、アセトア
ミド、4−アミノアセトフェノン、4−ジメチルアミノベンズアルデヒド、2−
アミノベンズイマダゾール(aminobenzimadazol)、ビス−(4,4’−ビピリ
ジル)−α,α’−p−キシレン、赤リンおよびp−トルエンスルホン酸リチウ
ム。本発明者らは、多数の他の化合物がテンプレーティング化合物としての使用
に適切であると考えており、それゆえ、上記の列挙が包括的であると考えられる
べきではない。酸のアニオンもまた、テンプレートであると考えられ得る。
【0014】 テンプレーティング化合物は、反応混合物に単独で添加され得るか、または2
つ以上のテンプレーティング化合物が反応混合物に添加され得る。
【0015】 テンプレーティング化合物として塩を使用する場合、混合物に添加される塩は
、好ましくは、金属ハライド、アンモニウムハライド、または対応する硫酸塩、
あるいは金属トシレートである。塩のアニオンが、使用する酸のアニオンに対応
することが好ましい。例えば、使用する酸が塩酸である場合、塩化金属または塩
化アンモニウムが好ましい塩である。硫酸を使用する場合、金属硫酸塩または硫
酸アンモニウムが好ましい塩である。同様に、ヨウ化水素酸が酸である場合、ヨ
ウ化物含有塩を好ましくは使用し、臭化水素酸を使用する場合、臭化物含有塩を
好ましくは使用する。
【0016】 酸は、好ましくは強無機酸または強有機酸である。原理的にはいかなる酸も使
用することができる。酸は、進行中の反応を触媒するように作用する。
【0017】 本発明の第一の局面の方法における使用に好ましい酸として、硫酸、塩酸、臭
化水素酸、ヨウ化水素酸、重水素化した硫酸、リン酸、p−トルエンスルホン酸
、およびメタンスルホン酸が挙げられる。この列挙が包括的なものではないこと
、および反応を触媒し得るいかなる酸も本発明の第一の局面の方法において使用
され得ることが理解されるだろう。
【0018】 酸は、少なくとも5Mの濃度を有することが特に好ましい。
【0019】 本発明の第一の局面の実施態様のいくつかにおいて、溶媒もまた反応混合物に
添加され得る。溶媒は、好ましくはトリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸および
1,1,1−トリフルオロエタノール(trifluorethanol)から選択される。
【0020】 グリコールウリル単位間にメチレン架橋を形成し得る化合物は、最も好ましく
は、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、トリオキサンまたは1つ以上の
ホルムアルデヒドの前駆体である。便宜上、本発明を、本明細書中の以下でホル
ムアルデヒドを使用する場合を参照して記載する。
【0021】 混合物は、好ましくは、20℃〜110℃、より好ましくは60℃〜110℃
、最も好ましくは80℃〜110℃の温度に加熱される。混合物の沸騰を回避す
ることが好ましい。先行技術で必要とされる還流下での加熱は、必要とされない
が、使用してもよい。このような温度条件は、ククルビツ[6]ウリルの形成を
もたらした先行技術の合成方法で利用されるものよりもかなり穏和である。先行
技術の方法は、還流下で混合物を加熱すること、続いて145〜165℃までの
温度に加熱することを含んでいた。本発明者らは、室温では酸として濃硫酸を使
用しさえすればククルビツ[n]ウリルが形成されることを見出している。クク
ルビツ[n]ウリルを生成するために、混合物は、60℃以上の温度に穏やかに
加熱されるべきであり、収率の増加が80℃〜100℃の範囲の温度で得られる
ことが見出されている。
【0022】 本発明で使用するグリコールウリルは、以下の式1で示されるような非置換構
造を有する。
【0023】
【化5】
【0024】 本発明の方法に従って合成されるククルビツ[n]ウリルの一般構造は以下の
式2で示される。
【0025】
【化6】
【0026】 置換および非置換グリコールウリルまたはその混合物は、本発明に従ってクク
ルビツ[n]ウリルを合成するために使用され得る。置換グリコールウリルは、
以下の式3で示されるような一般式を有する。
【0027】
【化7】
【0028】 [式中、R1およびR2は、同一であるかまたは異なり、必要に応じて置換される
直鎖、分枝または環式の飽和もしくは不飽和の炭化水素基から選択されるか、あ
るいは、R1およびR2は環式炭化水素基を形成する。]置換基R1およびR2の炭
化水素基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびヘテロシクリ
ル基を含んでいてもよい。文献公知の多数の置換グリコールウリルが存在する。
約30の置換グリコールウリルの列挙を含む、Harro Petersenによる総説論文(
Synthesis, 1973, 243-293)を特に参照する。この総説論文の全内容が、本明細
書によって相互の参照として本明細書中に明らかに援用される。この文献は、Pe
tersenの論文が置換グリコールウリルの他の例をいくつか開示しているので、グ
リオールウリルを作製するために本質的にいかなるα,β−ジケトンも使用され
得ると考えられる。
【0029】 本発明者らによって実行された調査は、ククルビツ[n]ウリル様の系が、多
くの置換グリコールウリルを用いて、好ましくは、非置換グリコールウリルと一
緒に使用する場合に合成され得ることを示している。以下の置換グリコールウリ
ル化合物が調製され、置換ククルビツ[n]ウリルを合成するために使用されて
いる。
【0030】
【化8】
【0031】 上記の式5、6および7の化合物は新規であり、従って、他の局面において、
本発明は、式5、式6または式7の置換グリコールウリル化合物を提供する。
【0032】 置換ククルビツ[n]ウリルの合成は、置換ククルビツ[n]ウリルが基質に
化学的に連結し得る可能性またはそれらを基質上に化学的に吸着し得る可能性を
開く。また、生成物の溶解度の特性が、適切な置換基の選択によって操作され得
る。
【0033】 前述のように、ククルビツ[6]ウリルは、1905年に初めて特徴付けられ、合
成された。しかし、本発明者らは、ククルビツ[n]ウリル(式中、n=4、5
、7、8、9、10、11または12)は以前に全く合成されていないと考えて
いる。従って、さらなる局面において、本発明は、ククルビツ[n]ウリル(式
中、n=4、5、7、8、9、10、11または12)を提供する。好ましくは
、n=5、7、8、9または10である。
【0034】 本発明はまた、置換ククルビツ[n]ウリル(式中、n=4、5、6、7、8
、9、10、11または12)を提供する。置換ククルビツリルを形成する場合
、名称を明確にするために、本発明者らは、本発明の置換ククルビツリルをスキ
ーム「ククルビツ[s,u]ウリル」(スキーム中、s=置換グリコールウリル
単位の数、u=ククルビツリル中の非置換グリコールウリル単位の数)によって
認識することを提案している。この名称を使用して、本発明は、ククルビツ[s
,u]ウリル(式中、sおよびuは上記で定義した通りであり、s+u=4〜1
2、好ましくは5〜10である)もまた提供する。
【0035】 置換ククルビツリルに関して今日まで本発明者らによって行われた全ての実験
研究によれば、置換ククルビツリルは、置換および非置換グリコールウリル単位
の両方をククルビツリル構造中に含んでいる。従って、u=0でないことが好ま
しい。s=0である場合、ククルビツ[s,u]ウリルはククルビツ[n]ウリ
ルと等価である。
【0036】 置換ククルビツ[n]ウリルは、好ましくは、置換グリコールウリルあるいは
置換および非置換グリコールウリルの混合物から合成される。置換基は上記に記
載される通りであってもよい。
【0037】 n=4、5、7または8である場合、ククルビツ[n]ウリルの構造を示すた
めに、最小化した化学構造が、PC−Spartan、分子モデリングおよび視
覚化パッケージを使用して調製された。最小化構造(minimised structure)を
図2〜5の式8〜11として示す。
【0038】 式8〜11の最小化構造は、明らかにククルビツリルの内部空洞を示す。nの
値が増加するにつれて、内部空洞のサイズが増加する。これによって種々の化合
物が内部空洞内に適合することが可能となる。
【0039】 本発明の方法の反応生成物は、種々のククルビツ[n]ウリルまたはククルビ
ツ[s,u]ウリルの混合物を含む。これらの生成物を分離精製するために使用
され得る方法がいくつか存在し、これらを以下に記載する。
【0040】 (連続的な再結晶) 観察した全てのククルビツ[n]ウリルは、見かけ上酸性溶液に可溶性である
。ククルビツ[5または7または8または10]ウリルは、酸性溶液からの連続
的な再結晶によって精製されている。ククルビツリル類の類似の性質により、こ
れは、ククルビツ[7]ウリルを精製するために必要とされる10回よりも多く
の再結晶を伴う遅いプロセスである。独国特許に示されるように、ククルビツ[
6]ウリルは、一回の再結晶プロセスによってかなり純粋な状態で得ることがで
きる。
【0041】 (選択的な溶解/沈殿) 我々は、様々な塩の溶液において種々のククルビツリルが顕著に異なる溶解度
を有することを実証することができた。0.1M Na2SO4溶液を使用して複
合体混合物からククルビツ[6または7]ウリルを溶解することによって、クク
ルビツ[5〜8]ウリルを含む混合物からククルビツ[6]ウリルおよびククル
ビツ[7]ウリルを分離することが可能である。
【0042】 また、我々は、精製方法として選択的な沈殿の使用を実証した。ククルビツ[
6]ウリルおよびククルビツ[7]ウリルの溶液をビス(4,4’−ジピリジル
)−α,α’−p−キシレンと混合した。1H NMRは、このサンプルから堆
積するいくつかの結晶と共に、ククルビツ[7]ウリルおよびビス(4,4’−
ジピリジル)−α,α’−p−キシレンに起因するシグナルの減少を示した。
【0043】 別の局面によれば、本発明は、ククルビツ[n]ウリルの混合物を塩溶液(こ
の中に、全てのククルビツ[n]ウリルではなく、少なくとも1つのククルビツ
[n]ウリルが溶解する)と混合し、固体(この中に、全てのククルビツ[n]
ウリルではなく、少なくとも1つのククルビツ[n]ウリルが溶解する)を分離
し、該溶液から該固体を分離し、該溶液から少なくとも1つのククルビツ[n]
ウリルの溶解物を回収することによって、ククルビツ[n]ウリル(式中、nは
4〜12)の混合物を分離することを包含する。この方法はまた、種々の置換ク
クルビツ[s,u]ウリルの混合物を分離するために使用してもよい。
【0044】 例として、塩酸溶液中の塩化リチウムは、ククルビツ[6]ウリルおよびクク
ルビツ[8]ウリルの結晶化を選択的に援助し、溶液中にククルビツ[5]ウリ
ルおよびククルビツ[7]ウリルを残す。
【0045】 塩酸溶液中の塩化カリウムは、ククルビツ[5]ウリルおよびククルビツ[8
]ウリルの結晶化を選択的に援助し、溶液中にククルビツ[6]ウリルおよびク
クルビツ[7]ウリルを残す。
【0046】 任意の塩複合体化ククルビツ[n]ウリルは、Dowex 50などのイオン
交換樹脂で脱塩するプロセスによってそれらの塩から分離され得る。ギ酸水中に
溶解し、混合物を樹脂上に充填し、首尾よく塩が除去されるまで希塩酸/ギ酸溶
液を用いて塩を溶出し、次いで、5M以上の塩酸水溶液で溶出することによって
ククルビツ[n]ウリルの最終回収物を得る。
【0047】 (クロマトグラフ分離) 薄層クロマトグラフィー(TLC)および高圧液体クロマトグラフィー(HP
LC)はともに、様々なククルビツ[n]ウリルのオリゴマーを分離する能力を
実証した。これらのシステムはともに研究が続けられている。シリカ固定相、移
動相として0.1M 塩酸を使用するTLCは、ククルビツ[n]ウリルの混合
物をいくつかのバンドに分離した。C−18固定相および0.5M Na2SO4 移動相を使用するHPLC分離が試みられている。ククルビツ[6]ウリルおよ
びククルビツ[7]ウリルの再結晶サンプルの保持時間は、粗ククルビツ[n]
ウリルの混合サンプルにおいて見出されたピークと適合した。
【0048】 さらなる局面において、本発明は、ククルビツ[n]ウリル(式中、nは4〜
10)の混合物を溶解すること、およびこのように形成されたククルビツ[n]
ウリルの溶液をクロマトグラフ分離に供することによる、ククルビツ[n]ウリ
ルの混合物の分離方法を提供する。この方法はさらに、ククルビツ[s,u]ウ
リルの混合物を分離するために使用してもよい。
【0049】 さらに、クロマトグラフ支持体としてのポリマー樹脂(例えば、Dowexも
しくはSephadexイオン交換カラムまたはポリアミン)は、ククルビツ[
n]ウリルの精製に有効である。最も共通して使用する溶出液は、30〜50%
のギ酸水溶液、または98%ギ酸と0.5Mの塩酸水溶液の混合物(それぞれ1
:2の比)であった。1〜2gmのサイズにしたサンプルを樹脂の25cmの床
上で精製することができた。
【0050】 本発明をさらに完全に理解するために、提案される反応機構を本明細書中以下
で議論する。以下の反応機構が提案された機構であること、および本発明がこれ
に限定されないと考慮すべきであることが理解されるだろう。本明細書中、以下
に提案される反応機構は、図1a、1b、1cおよび1dとともに読まれるべき
である。
【0051】 ククルビツ[n]ウリルまたは置換ククルビツ[n]ウリル(式中、nは、ク
クルビツリルを形成するグリコールウリル単位の数に等しい)の合成は、酸で触
媒されるプロセスである。以下に詳述する機構において、第一の重要な中間体1
が単離されており、これは、グリコールウリルと4当量のホルムアルデヒドとの
反応である。このテトロールの環状ジエーテル2への脱水は、純粋な2(2にお
いてR=フェニルである)の単離によって実証されている。中間体AまたはBは
ともに、酸が触媒する一連の工程によって生成される。AまたはBのいずれかが
1または2を通って進行せずに生成されることが可能であるので、この機構は、
規定されたものではない。同様に、グリコールウリル単位が一方で連結し始めた
後に他方でホルムアルデヒドと反応することが可能である。これは、複数の可逆
反応工程を伴う動的プロセスである。ここに示す機構は、多くの可能性のうちの
代表的なものであると考慮されるだろう。
【0052】 グリコールウリルからククルビツ[n]ウリルへの反応は、可逆的反応工程を
介して生成される多数の中間体を含む。これらの可逆工程の平衡に作用する影響
は多くあり、そのいくつかは様々な点で操作され得、それによって、反応の結果
に影響を及ぼす。
【0053】 以下の実施例は本発明の好ましい態様を示す。
【0054】
【実施例】
実施例1 ククルビツ[n]ウリルの合成 1.5g−グリコールウリル 6.9ml−無機酸(塩化水素36%、臭化水素48%、ヨウ化水素47%また
は硫酸98%もしくは50%)あるいは有機酸(パラトルエンスルホン酸) 1.5ml−ホルムアルデヒド水溶液30% 5mmol−の対応するアルカリ金属ハライド、アンモニウムハライドまたは対
応する硫酸塩(硫酸もしくはアルカリ金属トシラートの場合) 600mg−赤リン(ヨウ化水素酸を使用する場合、これを反応混合物に添加し
た)。
【0055】 グリコールウリル(1.5gm、10.6mmol)を、適切な酸(6.9m
l)中で溶解または懸濁させた。次いで、反応生成物を取り扱うために塩を使用
する場合、アルカリ金属イオンまたはアンモニウム塩(5mmol)を酸に適切
な対応するアニオンと共に添加した。当該混合物に、室温でホルムアルデヒド(
1.5ml)を添加し、5〜10分以内に、該混合物は硬化してゲルになった(
注1)。3時間経過後(注2)、熱を加えて温度を100℃に上昇させ(注3)
、ゲルを溶解した。加熱および撹拌を2〜3時間維持した(注4)。反応混合物
を冷却し、HC1およびHBrの場合、全ての揮発性物質を真空下、50℃以下
の温度で除去した。残渣を適切な酸中で溶解させて再び蒸発させ、これを2回繰
り返した(注5)。
【0056】 酸が残存しているので、メタノール(10ml)を添加し、その結果生じた沈
殿を濾過により集めることによって生成物を単離した。固体物質をメタノールお
よびアセトンで洗浄し、風乾した。メタノールを添加する前に赤リンを濾過によ
り除いた。
【0057】 生成物を、種々の濃度の塩酸または臭化水素酸を用いる再結晶の方法により単
離し、結晶化させた。全収率は、収率が使用される塩によって30−80%であ
ったヨウ化水素酸の場合を除き、>90%であった。全ての場合において、次の
範囲の異性体、すなわちn=4、5、6、7、8、9等のククルビツ[n]ウリ
ルが生成した。各々のククルビツ[n]ウリルの最大生成量は以下のように達成
された:
【0058】 n=4、<=1% 全ての状況下で量は変化する、 n=5、55−75%、ヨウ化水素酸中でNaI、KIまたはRbIを用い
る、 n=6、80%、塩酸中でCsClを用いる、 n=7、52−65%、ヨウ化水素酸中で塩を用いないか、またはLiIを
用いる、 n=8、7−9%、臭化水素酸、LiBrまたはRbBr、あるいはpTs
OH水溶液中でLiOTsを用いる、 n=9、<=5%、塩酸中でNH4Clを用いる、 n>=10、<=2%、全ての状況下で量は変化する。
【0059】 注A 1.ホルムアルデヒドを添加すると、発熱反応が生じる。より大きなスケールで
は、反応混合物を氷浴中で冷却する。ホルムアルデヒドはパラホルムアルデヒド
またはトリオキサンまたは任意のホルムアルデヒド生成前駆物質で置換され得る
【0060】 2.室温で反応がククルビツ[n]ウリルに進み続ける濃硫酸の場合を除いて、
室温で1時間後または1ヶ月後に反応操作の次段階に進んでも、結果にほとんど
相異を生じない。
【0061】 3.60℃以上の反応温度はククルビツ[n]ウリルを与えるのに十分であるが
、それより低い温度では完結させるための反応時間が60時間まで延長される。
より大きい単位のククルビツ[>=7]ウリルについて得られた収率は表に挙げ
られた収率に平均してさらに50%増加する。
【0062】 4.いくつかのケースでは、加熱の間に圧力が発生した。圧力が発生した場合、
該圧力を開放した。
【0063】 5.溶解および蒸発は主に繰り返して行われ、過剰のホルムアルデヒドおよび揮
発性ホルムアルデヒド副生成物(by products)が除かれた。
【0064】 実施例2 ククルビツ[s,u]ウリルの合成 使用するグリコールウリルが置換されている上記方法かまたは以下に述べる方
法のいずれかにより、置換ククルビツ[n]ウリルに同じテンプレーティング制
御を適用する。
【0065】 四環系エーテルB(2.5mmol)およびグリコールウリル(0.355g
m、2.5mmol)の混合物を適切な酸(6.9ml)(注1)に溶解または
懸濁させた。そして塩を反応生成物を取り扱うために用いる場合、アルカリ金属
イオンまたはアンモニウム塩(5mmol)と該酸に適切な対応するアニオンと
を添加した。次いで、反応混合物を加熱して、100℃の温度で3時間(注2)
維持した。反応混合物を室温まで冷却し、メタノール(10ml)を添加して生
成物を単離し、その結果生じる沈殿を濾過により集めた。該固体物質をメタノー
ルおよびアセトンで洗浄し、風乾した。塩酸水溶液または臭化水素酸水溶液から
の再結晶、またはギ酸中に溶解して水を添加して沈殿させることによって、さら
なる精製を行った。
【0066】 これらの混合した置換ククルビツ[n]ウリルの組成は電子スプレー質量分析
法により決定される。
【0067】 注B 1.四環系エーテルBは、機構スキームに記載された、置換基Rがアルキル、ア
リール、フェナントロリンおよびピリジルであるBを意味する。 2.パラトルエンスルホン酸は、Rがアリールまたはピリジルである四環系エー
テルのために選択された酸であり、反応混合物の温度は110℃に維持された。
3.
【0068】 実施例3 ククルビツリル混合物の分析 ククルビツリル反応混合物の分析は13C NMRによって常套的に行われる。
本発明者らは、ククルビツ[5]ウリル、ククルビツ[8]ウリルおよびククル
ビツ[10]ウリルについてのX線結晶構造に到達することができた。これらは
図5aに示す。図中の式12はククルビツ[5]ウリルであり、式13はククル
ビツ[8]ウリルであり、式14はククルビツ[10]ウリルである。結晶化の
水、塩等は示されていない。
【0069】 (ククルビツ[6]ウリルは文献中でよく確認されている。)ククルビツ[7]
ウリルの純粋な溶液は、13C NMRで決定されるのと同様に調製され、電子ス
プレー質量分析法によりククルビツ[7]ウリルのみの存在を確認した。(純粋
なククルビツ[7]ウリルは結晶性の物質であるが、X線クオリティーの結晶を
成長させるのは困難である。)これらの純粋な化合物から、本発明者らはククル
ビツ[n]ウリルのメチレン炭素とメチン炭素の両方の13C NMRの化学シフ
トにおいて、ある傾向を発見した。この傾向によって我々は反応混合物中のクク
ルビツ[9]ウリル、ククルビツ[11]ウリルおよびククルビツ[12]ウリ
ルを同定することができた。以下の表はククルビツ[5]ウリル、ククルビツ[
6]ウリル、ククルビツ[7]ウリル、ククルビツ[8]ウリルおよびククルビ
ツ[10]ウリルを明確に同定する、観測された13C 化学シフトを示す。クク
ルビツ[9]ウリル、ククルビツ[11]ウリル、ククルビツ[12]ウリルお
よびククルビツ[13]ウリルの予測値と観測値もまた示す。
【0070】
【表1】
【0071】 本表の結果を図6および7でグラフにより示す。 この情報を用いて、本発明者らは標準反応混合物中でククルビツ[9]ウリル
(メチン炭素73.45ppmおよびメチレン炭素55.42ppm)をここで
同定した。13C標識ホルムアルデヒドを反応剤として使用する場合、ククルビツ
[11]ウリルおよびククルビツ[12]ウリルはメチレン炭素が観察されるの
みである。これらの条件下で、ククルビツ[11]ウリルのメチレン炭素は56
.86ppmで観測され、ククルビツ[12]ウリルのメチレン炭素は57.7
5ppmで観測される。
【0072】 本発明者らは、混合物中の各ククルビツ[n]ウリルの相対量を決定するため
に、13C NMRのスペクトルのメチン領域に対する積分値を常用している。そ
うすると、各種に対するシグナル応答が該ククルビツ[n]ウリルのメチン炭素
の数に関連していることおよび異なるククルビツ[n]ウリル間ではシグナル応
答に小さな差があることがわかった。従って、該積分百分率は各要素の重量百分
率に正比例している。
【0073】 実施例4 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(250mg)および塩酸(36% w/v、2000mL
)を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(250μL)を
一度に添加し、反応混合物を100℃で15時間加熱した。反応混合物を冷却し
、生成物を、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去して集めた。 NMRによる収率約30%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 58% ククルビツ[6]ウリル 42% ククルビツ[7]ウリル % ククルビツ[8]ウリル % ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0074】 実施例5 硫酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(500mg)および硫酸(9M、500mL)を反応フラ
スコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(250μL)を一度に添加し
、反応混合物を100℃で15時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメ
タノールを添加して沈殿させた。 NMRによる収率約85%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 21% ククルビツ[6]ウリル 64% ククルビツ[7]ウリル 14% ククルビツ[8]ウリル 1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0075】 実施例6 硫酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.5g)および硫酸(9M、6.9mL)を反応フラス
コ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(1.5mL)を一度に添加し、
反応混合物を100℃で3時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を13
NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 26% ククルビツ[6]ウリル 49% ククルビツ[7]ウリル 19% ククルビツ[8]ウリル 6% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0076】 実施例7 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(77mg)および塩酸(hydrochloris acid)(10M、
0.4mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(33mg)を
一度に添加し、反応混合物を105℃で2.5時間加熱した。反応混合物を冷却
し、生成物を13C NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 19% ククルビツ[6]ウリル 54% ククルビツ[7]ウリル 21% ククルビツ[8]ウリル 6% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0077】 実施例8 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(77mg)および塩酸(9M、0.4mL)を反応フラス
コ中に入れた。パラホルムアルデヒド(33mg)を一度に添加し、反応混合物
を105℃で2.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を13C NMR
により分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 18% ククルビツ[6]ウリル 56% ククルビツ[7]ウリル 19% ククルビツ[8]ウリル 6% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0078】 実施例9 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(77mg)および塩酸(8M、0.4mL)を反応フラス
コ中に入れた。パラホルムアルデヒド(33mg)を一度に添加し、反応混合物
を105℃で2.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を13C NMR
により分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 15% ククルビツ[6]ウリル 58% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 4% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0079】 実施例10 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(77mg)および塩酸(7M、0.4mL)を反応フラス
コ中に入れた。パラホルムアルデヒド(33mg)を一度に添加し、反応混合物
を105℃で2.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を13C NMR
により分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 18% ククルビツ[6]ウリル 57% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0080】 実施例11 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(77mg)および塩酸(5M、0.4mL)を反応フラス
コ中に入れた。パラホルムアルデヒド(33mg)を一度に添加し、反応混合物
を105℃で2.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を13C NMR
により分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 10% ククルビツ[6]ウリル 60% ククルビツ[7]ウリル 27% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0081】 実施例12 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(2.4g)および塩酸(36% w/v、2mL)を反応
フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(2.4mL)を一度に添
加し、反応混合物を110℃で3時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を 13 C NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 6% ククルビツ[6]ウリル 60% ククルビツ[7]ウリル 30% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0082】 実施例13 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(2.4g)および塩酸(36% w/v、2mL)を反応
フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(2.4mL)を一度に添
加し、反応混合物を110℃で18時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物
13C NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 6% ククルビツ[6]ウリル 60% ククルビツ[7]ウリル 30% ククルビツ[8]ウリル 2% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0083】 実施例14 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(2.1g)および塩酸(36% w/v、3mL)を反応
フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(887mg)を一度に添加し、反
応混合物を110℃で18時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を13
NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 9% ククルビツ[6]ウリル 52% ククルビツ[7]ウリル 29% ククルビツ[8]ウリル 8% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0084】 実施例15 臭化水素酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(2.1g)および臭化水素酸(48% w/v、3mL)
を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(887mg)を一度に添加
し、反応混合物を100℃で18時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を 13 C NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 8% ククルビツ[6]ウリル 50% ククルビツ[7]ウリル 29% ククルビツ[8]ウリル 12% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0085】 実施例16 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(105mg)および塩酸(36% w/v、0.4mL)
を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(105μL)を一
度に添加し、反応混合物を60℃で65時間加熱した。反応混合物を冷却し、生
成物を13C NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 4% ククルビツ[6]ウリル 64% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 9% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0086】 実施例17 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(77mg)および塩酸(8M、0.4mL)を反応フラス
コ中に入れた。パラホルムアルデヒド(33mg)を一度に添加し、反応混合物
を105℃で2.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を13C NMR
により分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 13% ククルビツ[6]ウリル 60% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 10% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0087】 実施例18 リン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.5g)およびリン酸(濃リン酸、6.9mL)を反応
フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(1.5mL)を一度に添
加し、反応混合物を100℃で18時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物
13C NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 10% ククルビツ[6]ウリル 60% ククルビツ[7]ウリル 28% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0088】 実施例19 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.02g)および塩酸(36% w/v、0.6mL)
を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(430mg)を一度に添加
し、反応混合物を100℃で15時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を 13 C NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 4% ククルビツ[6]ウリル 53% ククルビツ[7]ウリル 27% ククルビツ[8]ウリル 10% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0089】 実施例20 重水素化硫酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(78mg)および重水素化硫酸(濃硫酸、0.4mL)を
反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(73μL)を一度に
添加し、反応混合物を室温で2ヶ月加熱した。反応混合物を冷却し、生成物を13 C NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル >95% ククルビツ[7]ウリル <1% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0090】 実施例21 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(108mg)および塩酸(36% w/v、0.4mL)
を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(108μL)を一
度に添加し、室温で1か月保存した。生成物を13C NMRにより分析した。 収率−NMRにククルビツリルが存在しないことにより、オリゴマー生成物が示
唆された。
【0091】 実施例22 塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1000g)および塩酸(36% w/v、1420mL
)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(422g)を一度に添加
し、反応混合物を105℃で18時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリ
ーエバポレーターで溶媒を除去して生成物を集めた。 回収された重量は定量的な収率で、NMRによると>98%はククルビツ[n
]ウリルであった。13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 19% ククルビツ[6]ウリル 47% ククルビツ[7]ウリル 27% ククルビツ[8]ウリル 6% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0092】 実施例23 p−トルエンスルホン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1g)およびp−トルエンスルホン酸(約90% w/w
、6.9g)を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(1m
Lmg)を一度に添加し、反応混合物を100℃で3時間加熱した。反応混合物
を冷却し、生成物をメタノールを添加して沈殿させ、真空濾過により集めた。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 6% ククルビツ[6]ウリル 68% ククルビツ[7]ウリル 20% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0093】 実施例24 メタンスルホン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(146.5mg)およびメタンスルホン酸(ニート、1.
5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(65.5mg)を
一度に添加し、反応混合物を90℃で22時間加熱した。該反応混合物を冷却し
、遠心分離機を用いて集めた。次いで、集めた固体を80℃で一晩乾燥した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 6% ククルビツ[6]ウリル 52% ククルビツ[7]ウリル 33% ククルビツ[8]ウリル 9% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0094】 実施例25 メタンスルホン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(197.6mg)およびメタンスルホン酸(ニート、1.
5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(91.1mg)を
一度に添加し、反応混合物を90℃で23.5時間加熱した。該反応混合物を冷
却し、遠心分離機を用いて集めた。次いで、集めた固体を80℃で一晩乾燥した
。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 8% ククルビツ[6]ウリル 54% ククルビツ[7]ウリル 30% ククルビツ[8]ウリル 8% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0095】 実施例26 メタンスルホン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(302.6mg)およびメタンスルホン酸(ニート、1.
5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(130.3mg)
を一度に添加し、反応混合物を90℃で23.5時間加熱した。該反応混合物を
冷却し、遠心分離機を用いて集めた。次いで、集めた固体を80℃で一晩乾燥し
た。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 3% ククルビツ[6]ウリル 54% ククルビツ[7]ウリル 32% ククルビツ[8]ウリル 11% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0096】 実施例27 メタンスルホン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(497.3mg)およびメタンスルホン酸(ニート、1.
5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(204.0mg)
を一度に添加し、反応混合物を90℃で25時間加熱した。該反応混合物を冷却
し、遠心分離機を用いて集めた。次いで、集めた固体を80℃で一晩乾燥した。
NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 0% ククルビツ[6]ウリル 77% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 0% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0097】 実施例28 メタンスルホン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144.6mg)およびメタンスルホン酸(ニート、1.
5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(61.3mg)を
一度に添加し、反応混合物を70℃で22.5時間加熱した。該反応混合物を冷
却し、遠心分離機を用いて集めた。次いで、集めた固体を80℃で一晩乾燥した
。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 0% ククルビツ[6]ウリル 49% ククルビツ[7]ウリル 34% ククルビツ[8]ウリル 17% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0098】 実施例29 メタンスルホン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(145.2mg)およびメタンスルホン酸(ニート、1.
5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(62.9mg)を
一度に添加し、反応混合物を80℃で24時間加熱した。該反応混合物を冷却し
、遠心分離機を用いて集めた。次いで、集めた固体を80℃で一晩乾燥した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 4% ククルビツ[6]ウリル 56% ククルビツ[7]ウリル 28% ククルビツ[8]ウリル 11% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0099】 実施例30 メタンスルホン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.5mg)およびメタンスルホン酸(ニート、1.
5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(60.7mg)を
一度に添加し、反応混合物を100℃で25時間加熱した。該反応混合物を冷却
し、遠心分離機を用いて集めた。次いで、集めた固体を80℃で一晩乾燥した。
NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 3% ククルビツ[6]ウリル 59% ククルビツ[7]ウリル 32% ククルビツ[8]ウリル 6% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0100】 実施例31 メタンスルホン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(148.3mg)およびメタンスルホン酸(ニート、1.
5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(60.2mg)を
一度に添加し、反応混合物を110℃で27時間加熱した。該反応混合物を冷却
し、遠心分離機を用いて集めた。次いで、集めた固体を80℃で一晩乾燥した。
NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収された生成物の%) ククルビツ[5]ウリル 0% ククルビツ[6]ウリル 93% ククルビツ[7]ウリル 7% ククルビツ[8]ウリル 0% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0101】 実施例32 添加テンプレートとしてO−カルボランを用いるメタンスルホン酸中でのククル
ビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(146.9mg)、メタンスルホン酸(ニート,1.5m
L)およびO−カルボラン(約18mg)を反応フラスコ中に入れた。パラホル
ムアルデヒド(64.2mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃で22.5
時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールを添加して沈殿させ、
遠心分離機を用いて集めた。集められた固体を80℃で一晩乾燥し、13C NM
Rで分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の重量%) ククルビツ[5]ウリル 5% ククルビツ[6]ウリル 52% ククルビツ[7]ウリル 33% ククルビツ[8]ウリル 10% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0102】 実施例33 添加テンプレートとしてO−カルボランを用いるメタンスルホン酸中でのククル
ビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(200.5mg)、メタンスルホン酸(ニート、1.5m
L)およびO−カルボラン(102.7mg)を反応フラスコ中に入れた。パラ
ホルムアルデヒド(94.2mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃で24
時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールを添加して沈殿させ、
遠心分離機を用いて集めた。集められた固体を80℃で一晩乾燥し、13C NM
Rで分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の重量%) ククルビツ[5]ウリル 8% ククルビツ[6]ウリル 53% ククルビツ[7]ウリル 29% ククルビツ[8]ウリル 10% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0103】 実施例34 添加テンプレートとしてO−カルボランを用いるメタンスルホン酸中でのククル
ビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(299.0mg)、メタンスルホン酸(ニート、1.5m
L)およびO−カルボラン(152.4mg)を反応フラスコ中に入れた。パラ
ホルムアルデヒド(126.2mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃で2
4時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールを添加して沈殿させ
、遠心分離機を用いて集めた。集められた固体を80℃で一晩乾燥し、13C N
MRで分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の重量%) ククルビツ[5]ウリル 3% ククルビツ[6]ウリル 57% ククルビツ[7]ウリル 33% ククルビツ[8]ウリル 7% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0104】 実施例35 添加テンプレートとしてO−カルボランを用いるメタンスルホン酸中でのククル
ビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(501.9mg)、メタンスルホン酸(ニート、1.5m
L)およびO−カルボラン(166.2mg)を反応フラスコ中に入れた。パラ
ホルムアルデヒド(207.9mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃で2
5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールを添加して沈殿させ
、遠心分離機を用いて集めた。集められた固体を80℃で一晩乾燥し、13C N
MRで分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の重量%) ククルビツ[5]ウリル 0% ククルビツ[6]ウリル 63% ククルビツ[7]ウリル 28% ククルビツ[8]ウリル 9% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0105】 実施例36 添加テンプレートとしてO−カルボランを用いるメタンスルホン酸中でのククル
ビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(145.0mg)、メタンスルホン酸(ニート、1.5m
L)およびO−カルボラン(53.4mg)を反応フラスコ中に入れた。パラホ
ルムアルデヒド(62.5mg)を一度に添加し、反応混合物を70℃で22.
5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールを添加して沈殿させ
、遠心分離機を用いて集めた。集められた固体を80℃で一晩乾燥し、13C N
MRで分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の重量%) ククルビツ[5]ウリル 0% ククルビツ[6]ウリル 48% ククルビツ[7]ウリル 32% ククルビツ[8]ウリル 20% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0106】 実施例37 添加テンプレートとしてO−カルボランを用いるメタンスルホン酸中でのククル
ビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(146.9mg)、メタンスルホン酸(ニート、1.5m
L)およびO−カルボラン(53.4mg)を反応フラスコ中に入れた。パラホ
ルムアルデヒド(64.0mg)を一度に添加し、反応混合物を80℃で24時
間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールを添加して沈殿させ、遠
心分離機を用いて集めた。集められた固体を80℃で一晩乾燥し、13C NMR
で分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の重量%) ククルビツ[5]ウリル 4% ククルビツ[6]ウリル 48% ククルビツ[7]ウリル 29% ククルビツ[8]ウリル 19% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0107】 実施例38 添加テンプレートとしてO−カルボランを用いるメタンスルホン酸中でのククル
ビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.7mg)、メタンスルホン酸(ニート、1.5m
L)およびO−カルボラン(48.6mg)を反応フラスコ中に入れた。パラホ
ルムアルデヒド(60.7mg)を一度に添加し、反応混合物を100℃で25
時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールを添加して沈殿させ、
遠心分離機を用いて集めた。集められた固体を80℃で一晩乾燥し、13C NM
Rで分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の重量%) ククルビツ[5]ウリル 2% ククルビツ[6]ウリル 53% ククルビツ[7]ウリル 31% ククルビツ[8]ウリル 14% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0108】 実施例39 添加テンプレートとしてO−カルボランを用いるメタンスルホン酸中でのククル
ビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(145.5mg)、メタンスルホン酸(ニート、1.5m
L)およびO−カルボラン(49.9mg)を反応フラスコ中に入れた。パラホ
ルムアルデヒド(60.7mg)を一度に添加し、反応混合物を110℃で27
時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールを添加して沈殿させ、
遠心分離機を用いて集めた。集められた固体を80℃で一晩乾燥し、13C NM
Rで分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の重量%) ククルビツ[5]ウリル 0% ククルビツ[6]ウリル 65% ククルビツ[7]ウリル 26% ククルビツ[8]ウリル 9% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0109】 実施例40 添加テンプレートとしてチオアセトアミドを用いる塩酸中におけるククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびチオアセトアミド(12.8mg)を反応フラスコ中に入れた。パラホル
ムアルデヒド(60.0mg)を一度に添加し、反応混合物を95℃で4時間加
熱した。反応混合物を冷却し、生成物を、ロータリーエバポレーターで溶媒を除
去して集め、NMRで分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の重量%) ククルビツ[5]ウリル 0% ククルビツ[6]ウリル 64% ククルビツ[7]ウリル 36% ククルビツ[8]ウリル 0% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0110】 実施例41 添加テンプレートとしてN−(1−ナフチル(napthyl))エチレンジアミンを
用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびN−(1−ナフチル(napthyl))エチレンジアミン(44.1mg)を
反応フラスコに入れた。パラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、
反応混合物を95℃まで4時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバ
ポレーターで溶媒を除去することによって生成物を集め、そしてNMRによって
分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 12% ククルビツ[6]ウリル 53% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 12% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0111】 実施例42 添加テンプレートとして2,2’−ビキノイル(biquinoyl)を用いる塩酸中での
ククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
および2,2’−ビキノイル(biquinoyl)(43.6mg)を反応フラスコに入
れた。パラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95
℃まで4時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒
を除去することによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 6% ククルビツ[6]ウリル 62% ククルビツ[7]ウリル 26% ククルビツ[8]ウリル 6% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0112】 実施例43 添加テンプレートとしてp−ブロモアニリンを用いる塩酸中でのククルビツ[n
]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびp−ブロモアニリン(29.3mg)を反応フラスコに入れた。パラホル
ムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95℃まで4時間加
熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去すること
によって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 11% ククルビツ[6]ウリル 36% ククルビツ[7]ウリル 36% ククルビツ[8]ウリル 15% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0113】 実施例44 添加テンプレートとしてテトラブチルアンモニウムクロリドを用いる塩酸中での
ククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびテトラブチルアンモニウムクロリド(47.3mg)を反応フラスコに入
れた。パラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95
℃まで4時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒
を除去することによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 5% ククルビツ[6]ウリル 55% ククルビツ[7]ウリル 25% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0114】 実施例45 添加テンプレートとしてタウリンを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの
合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびタウリン(21.3mg)を反応フラスコに入れた。パラホルムアルデヒ
ド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95℃まで4時間加熱した。反
応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することによって生
成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 16% ククルビツ[6]ウリル 51% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 10% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0115】 実施例46 添加テンプレートとしてブルーテトラゾリウムを用いる塩酸中でのククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびブルーテトラゾリウム(123.7mg)を反応フラスコに入れた。パラ
ホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95℃まで4時
間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去する
ことによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 7% ククルビツ[6]ウリル 55% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 10% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0116】 実施例47 添加テンプレートとして2−アミノ−3−メチル安息香酸を用いる塩酸中でのク
クルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
および2−アミノ−3−メチル安息香酸(25.7mg)を反応フラスコに入れ
た。パラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95℃
まで4時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を
除去することによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 5% ククルビツ[6]ウリル 55% ククルビツ[7]ウリル 25% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0117】 実施例48 添加テンプレートとしてインドール−3−アルデヒドを用いる塩酸中でのククル
ビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびインドール−3−アルデヒド(24.7mg)を反応フラスコに入れた。
パラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95℃まで
4時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去
することによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 3% ククルビツ[6]ウリル 70% ククルビツ[7]ウリル 25% ククルビツ[8]ウリル 2% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0118】 実施例49 添加テンプレートとしてシスチンを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの
合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびシスチン(40.9mg)を反応フラスコに入れた。パラホルムアルデヒ
ド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95℃まで4時間加熱した。反
応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することによって生
成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 5% ククルビツ[6]ウリル 55% ククルビツ[7]ウリル 25% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0119】 実施例50 添加テンプレートとしてp−アセトアミドアニリンを用いる塩酸中でのククルビ
ツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびp−アセトアミドアニリン(25.5mg)を反応フラスコに入れた。パ
ラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95℃まで4
時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去す
ることによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 5% ククルビツ[6]ウリル 55% ククルビツ[7]ウリル 25% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0120】 実施例51 添加テンプレートとしてp−アミノフェノールを用いる塩酸中でのククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびp−アミノフェノール(18.6mg)を反応フラスコに入れた。パラホ
ルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95℃まで4時間
加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去するこ
とによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 13% ククルビツ[6]ウリル 39% ククルビツ[7]ウリル 36% ククルビツ[8]ウリル 12% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0121】 実施例52 添加テンプレートとしてアセトアミドを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびアセトアミド(10.0mg)を反応フラスコに入れた。パラホルムアル
デヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95℃まで4時間加熱した
。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することによっ
て生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 9% ククルビツ[6]ウリル 31% ククルビツ[7]ウリル 39% ククルビツ[8]ウリル 17% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0122】 実施例53 添加テンプレートとして4−アミノアセトフェノンを用いる塩酸中でのククルビ
ツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
および4−アミノアセトフェノン(23.0mg)を反応フラスコに入れた。パ
ラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95℃まで4
時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去す
ることによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 9% ククルビツ[6]ウリル 44.5% ククルビツ[7]ウリル 35% ククルビツ[8]ウリル 12% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0123】 実施例54 添加テンプレートとして4−ジメチルアミノベンズアルデヒドを用いる塩酸中で
のククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
および4−ジメチルアミノベンズアルデヒド(25.4mg)を反応フラスコに
入れた。パラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を9
5℃まで4時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶
媒を除去することによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 5% ククルビツ[6]ウリル 55% ククルビツ[7]ウリル 25% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0124】 実施例55 添加テンプレートとして2−アミノベンズイマダゾール(aminobenzimadazol)を
用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
および2−アミノベンズイマダゾール(aminobenzimadazol)(22.6mg)を
反応フラスコに入れた。パラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、
反応混合物を95℃まで2時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバ
ポレーターで溶媒を除去することによって生成物を集め、そしてNMRによって
分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 9% ククルビツ[6]ウリル 40% ククルビツ[7]ウリル 30% ククルビツ[8]ウリル 11% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0125】 実施例56 添加テンプレートとしてビス−(4,4’−ビピリジル)−α,α’−p−キシ
レンを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびビス−(4,4’−ビピリジル)−α,α’−p−キシレン(110.8
mg)を反応フラスコに入れた。パラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度
に加え、反応混合物を95℃まで2時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータ
リーエバポレーターで溶媒を除去することによって生成物を集め、そしてNMR
によって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 8% ククルビツ[6]ウリル 42% ククルビツ[7]ウリル 46% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0126】 実施例57 添加テンプレートとしてテトラエチルアンモニウムクロリドを用いる塩酸中での
ククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(142.1mg)、塩酸(36% w/v、0.7mL)
およびテトラエチルアンモニウムクロリド(28.2mg)を反応フラスコに入
れた。パラホルムアルデヒド(60.0mg)を一度に加え、反応混合物を95
℃まで2時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒
を除去することによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 0% ククルビツ[6]ウリル 10% ククルビツ[7]ウリル 70% ククルビツ[8]ウリル 18% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0127】 実施例58 添加テンプレートとして塩化アンモニウムを用いる塩酸中でのククルビツ[n]
ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、塩酸(36% w/v、6.9mL)およ
び塩化アンモニウム(280mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40
% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時間加
熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去すること
によって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 15% ククルビツ[6]ウリル 62% ククルビツ[7]ウリル 20% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0128】 実施例59 添加テンプレートとして塩化リチウムを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(1.49g)、塩酸(36% w/v、6.9mL)およ
び塩化リチウム(211mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40%
w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時間加熱し
た。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することによ
って生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 7% ククルビツ[6]ウリル 68% ククルビツ[7]ウリル 22% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0129】 実施例60 添加テンプレートとして塩化ナトリウムを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウ
リルの合成 グリコールウリル(1.49g)、塩酸(36% w/v、6.9mL)およ
び塩化ナトリウム(292mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40%
w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時間加熱
した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することに
よって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 3% ククルビツ[6]ウリル 73% ククルビツ[7]ウリル 21% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0130】 実施例61 添加テンプレートとして塩化カリウムを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(1.49g)、塩酸(36% w/v、6.9mL)およ
び塩化カリウム(372mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40%
w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時間加熱し
た。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することによ
って生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 24% ククルビツ[6]ウリル 61% ククルビツ[7]ウリル 14% ククルビツ[8]ウリル 2% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0131】 実施例62 添加テンプレートとして塩化ルビジウムを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウ
リルの合成 グリコールウリル(1.49g)、塩酸(36% w/v、6.9mL)およ
び塩化ルビジウム(604mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40%
w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時間加熱
した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することに
よって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 14% ククルビツ[6]ウリル 70% ククルビツ[7]ウリル 15% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0132】 実施例63 添加テンプレートとして塩化セシウムを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(1.49g)、塩酸(36% w/v、6.9mL)およ
び塩化セシウム(842mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40%
w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時間加熱し
た。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することによ
って生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 4% ククルビツ[6]ウリル 79% ククルビツ[7]ウリル 16% ククルビツ[8]ウリル 1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0133】 実施例64 添加テンプレートとしてアンモニウムブロミドを用いる臭化水素酸中でのククル
ビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、臭化水素酸(48% w/v、6.9mL
)およびアンモニウムブロミド(490mg)を反応フラスコに入れた。ホルマ
リン(40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃ま
で3時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除
去することによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 8% ククルビツ[6]ウリル 66% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0134】 実施例65 臭化水素酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)および臭化水素酸(48% w/v、6.9
mL)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40% w/v)(1.5mL)
を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時間加熱した。反応混合物を冷却し
、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することによって生成物を集め、そし
てNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 5% ククルビツ[6]ウリル 59% ククルビツ[7]ウリル 30% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0135】 実施例66 添加テンプレートとして臭化リチウムを用いる臭化水素酸中でのククルビツ[n
]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、臭化水素酸(48% w/v、6.9mL
)および臭化リチウム(435mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(4
0% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時間
加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去するこ
とによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 7% ククルビツ[6]ウリル 49% ククルビツ[7]ウリル 36% ククルビツ[8]ウリル 7% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0136】 実施例67 添加テンプレートとして臭化ナトリウムを用いる臭化水素酸中でのククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、臭化水素酸(48% w/v、6.9mL
)および臭化ナトリウム(515mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(
40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時
間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去する
ことによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 16% ククルビツ[6]ウリル 44% ククルビツ[7]ウリル 35% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0137】 実施例68 添加テンプレートとして臭化ナトリウムを用いる臭化水素酸中でのククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、臭化水素酸(48% w/v、6.9mL
)および臭化ナトリウム(5000mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン
(40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3
時間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去す
ることによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 40% ククルビツ[6]ウリル 51% ククルビツ[7]ウリル 9% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0138】 実施例69 添加テンプレートとして臭化カリウムを用いる臭化水素酸中でのククルビツ[n
]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、臭化水素酸(48% w/v、6.9mL
)および臭化カリウム(595mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(4
0% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時間
加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去するこ
とによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 36% ククルビツ[6]ウリル 44% ククルビツ[7]ウリル 18% ククルビツ[8]ウリル 2% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0139】 実施例70 添加テンプレートとして臭化ルビジウムを用いる臭化水素酸中でのククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、臭化水素酸(48% w/v、6.9mL
)および臭化ルビジウム(827mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(
40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時
間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去する
ことによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 25% ククルビツ[6]ウリル 43% ククルビツ[7]ウリル 24% ククルビツ[8]ウリル 8% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0140】 実施例71 添加テンプレートとして臭化セシウムを用いる臭化水素酸中でのククルビツ[n
]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、臭化水素酸(48% w/v、6.9mL
)および臭化セシウム(1070mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(
40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時
間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去する
ことによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 15% ククルビツ[6]ウリル 59% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0141】 実施例72 添加テンプレートとして塩化アンモニウムを用いる塩酸中でのククルビツ[n]
ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、塩酸(36% w/v、6.9mL)およ
び塩化アンモニウム(280mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40
% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を60℃まで60時間加
熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去すること
によって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 11% ククルビツ[6]ウリル 60% ククルビツ[7]ウリル 21% ククルビツ[8]ウリル 8% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0142】 実施例73 添加テンプレートとして臭化ルビジウムを用いる臭化水素酸中でのククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、臭化水素酸(48% w/v、6.9mL
)および臭化ルビジウム(827mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(
40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を60℃まで84時
間加熱した。反応混合物を冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去する
ことによって生成物を集め、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 34% ククルビツ[6]ウリル 39% ククルビツ[7]ウリル 19% ククルビツ[8]ウリル 9% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0143】 実施例74 添加テンプレートとして塩化カリウムを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(250g)、塩酸(36% w/v、1200mL)およ
び塩化カリウム(62g)を反応フラスコに入れた。パラホルムアルデヒド(1
10g)を一度に加え、反応混合物を95℃まで4時間加熱した。反応混合物を
冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することによって生成物を集め
、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 39% ククルビツ[6]ウリル 36% ククルビツ[7]ウリル 20% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0144】 実施例75 添加テンプレートとして塩化カリウムを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(8g)、塩酸(36% w/v、70mL)および塩化カ
リウム(2.1g)を反応フラスコに入れた。パラホルムアルデヒド(3.5g
)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3.5時間加熱した。反応混合物を
冷却し、ロータリーエバポレーターで溶媒を除去することによって生成物を集め
、そしてNMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 26% ククルビツ[6]ウリル 56% ククルビツ[7]ウリル 15% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0145】 実施例76 添加テンプレートとして臭化リチウムを用いる臭化水素酸中でのククルビツ[n
]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、臭化水素酸(48% w/v、6.9mL
)および臭化リチウム(4.3g)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40
% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで3時間加
熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、そ
して真空濾過によって集めた。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 13% ククルビツ[6]ウリル 63% ククルビツ[7]ウリル 22% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0146】 実施例77 ヨウ化水素酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)およびヨウ化水素酸(57% w/v、6.
9mL)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40% w/v)(1.5mL
)を一度に加え、反応混合物を100℃まで2時間加熱した。反応混合物を冷却
し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、そして真空濾過によって集め
た。 収量2.2g13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 3% ククルビツ[6]ウリル 72% ククルビツ[7]ウリル 22% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0147】 実施例78 添加テンプレートとしてヨウ化リチウムを用いるヨウ化水素酸中でのククルビツ
[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v、6.9m
L)およびヨウ化リチウム(665mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン
(40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで2
時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿さ
せ、そして真空濾過によって集めた。 収量0.9g13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 16% ククルビツ[6]ウリル 28% ククルビツ[7]ウリル 56% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0148】 実施例79 添加テンプレートとしてヨウ化ナトリウムを用いるヨウ化水素酸中でのククルビ
ツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v、6.9m
L)およびヨウ化ナトリウム(745mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリ
ン(40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで
2時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿
させ、そして真空濾過によって集めた。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 19% ククルビツ[6]ウリル 55% ククルビツ[7]ウリル 17% ククルビツ[8]ウリル 9% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0149】 実施例80 添加テンプレートとしてヨウ化カリウムを用いるヨウ化水素酸中でのククルビツ
[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v、6.9m
L)およびヨウ化カリウム(825mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン
(40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで2
時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿さ
せ、そして真空濾過によって集めた。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 67% ククルビツ[6]ウリル 22% ククルビツ[7]ウリル 10% ククルビツ[8]ウリル 1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0150】 実施例81 添加テンプレートとしてヨウ化ルビジウムを用いるヨウ化水素酸中でのククルビ
ツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v、6.9m
L)およびヨウ化ルビジウム(1060mg)を反応フラスコに入れた。ホルマ
リン(40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃ま
で2時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈
殿させ、そして真空濾過によって集めた。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 34% ククルビツ[6]ウリル 18% ククルビツ[7]ウリル 48% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0151】 実施例82 添加テンプレートとしてヨウ化セシウムを用いるヨウ化水素酸中でのククルビツ
[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v、6.9m
L)およびヨウ化セシウム(1300mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリ
ン(40% w/v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで
2時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿
させ、そして真空濾過によって集めた。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 8% ククルビツ[6]ウリル 36% ククルビツ[7]ウリル 53% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0152】 実施例83 添加テンプレートとして赤リンを用いるヨウ化水素酸中でのククルビツ[n]ウ
リルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v、6.9m
L)および赤リン(1g)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40% w/
v)(1.5mL)を一度に加え、反応混合物を100℃まで2時間加熱した。
反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、そして真空
濾過によって集めた。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 3% ククルビツ[6]ウリル 70% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 4% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0153】 実施例84 添加テンプレートとしてヨウ化リチウムおよび赤リンを用いるヨウ化水素酸中で
のククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v、6.9m
L)ならびにヨウ化リチウムおよび赤リン(それぞれ665mgおよび650m
g)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40% w/v)(1.5mL)を
一度に加え、反応混合物を100℃まで2時間加熱した。反応混合物を冷却し、
生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、そして真空濾過によって集めた。
NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 23% ククルビツ[6]ウリル 6% ククルビツ[7]ウリル 65% ククルビツ[8]ウリル 6% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0154】 実施例85 添加テンプレートとしてヨウ化ナトリウムおよび赤リンを用いるヨウ化水素酸中
でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v、6.9m
L)ならびにヨウ化ナトリウムおよび赤リン(それぞれ745mgおよび650
mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40% w/v)(1.5mL)
を一度に加え、反応混合物を100℃まで2時間加熱した。反応混合物を冷却し
、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、そして真空濾過によって集めた
。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 57% ククルビツ[6]ウリル 9% ククルビツ[7]ウリル 29% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0155】 実施例86 添加テンプレートとしてヨウ化カリウムおよび赤リンを用いるヨウ化水素酸中で
のククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v、6.9m
L)ならびにヨウ化カリウムおよび赤リン(それぞれ825mgおよび650m
g)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40% w/v)(1.5mL)を
一度に加え、反応混合物を100℃まで2時間加熱した。反応混合物を冷却し、
生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、そして真空濾過によって集めた。
NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 75% ククルビツ[6]ウリル 11% ククルビツ[7]ウリル 10% ククルビツ[8]ウリル 3% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0156】 実施例87 添加テンプレートとしてヨウ化ルビジウムおよび赤リンを用いるヨウ化水素酸中
でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v、6.9m
L)ならびにヨウ化ルビジウムおよび赤リン(それぞれ1060mgおよび65
0mg)を反応フラスコに入れた。ホルマリン(40% w/v)(1.5mL
)を一度に加え、反応混合物を100℃まで2時間加熱した。反応混合物を冷却
し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、そして真空濾過によって集め
た。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 58% ククルビツ[6]ウリル 20% ククルビツ[7]ウリル 20% ククルビツ[8]ウリル 2% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0157】 実施例88 添加テンプレートとしてヨウ化セシウムおよび赤リンを用いるヨウ化水素酸中で
のククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(1.49g)、ヨウ化水素酸(57% w/v,6.9m
L)ならびにヨウ化セシウムおよび赤リン(それぞれ1300mgおよび650
mg)を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)(1.5mL
)を一度に加えて反応混合物を100℃で2時間加熱した。反応混合物を冷却し
、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、真空濾過によって回収した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 21% ククルビツ[6]ウリル 28% ククルビツ[7]ウリル 46% ククルビツ[8]ウリル 5% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0158】 実施例89 添加テンプレートとして硫酸カリウムを用いる硫酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(1.49g)、硫酸(9M、6.9mL)および硫酸カリ
ウム(436mg)を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)
(1.5mL)を一度に加えて反応混合物を100℃で3時間加熱した。反応混
合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、真空濾過によって
回収した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 15% ククルビツ[6]ウリル 66% ククルビツ[7]ウリル 18% ククルビツ[8]ウリル 1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0159】 実施例90 添加テンプレートとして硫酸カリウムを用いる硫酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(1.49g)、硫酸(9M、6.9mL)および硫酸カリ
ウム(871mg)を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)
(1.5mL)を一度に加えて反応混合物を100℃で3時間加熱した。反応混
合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、真空濾過によって
回収した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 11% ククルビツ[6]ウリル 75% ククルビツ[7]ウリル 15% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0160】 実施例91 添加テンプレートとして硫酸カリウムを用いる硫酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(1.49g)、硫酸(9M、6.9mL)および硫酸カリ
ウム(1307mg)を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v
)(1.5mL)を一度に加えて反応混合物を100℃で3時間加熱した。反応
混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、真空濾過によっ
て回収した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 33% ククルビツ[6]ウリル 49% ククルビツ[7]ウリル 16% ククルビツ[8]ウリル 2% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0161】 実施例92 添加テンプレートとして硫酸カリウムを用いる硫酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(1.49g)、硫酸(9M、6.9mL)および硫酸カリ
ウム(4350mg)を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v
)(1.5mL)を一度に加えて反応混合物を100℃で3時間加熱した。反応
混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、真空濾過によっ
て回収した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 23% ククルビツ[6]ウリル 64% ククルビツ[7]ウリル 13% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0162】 実施例93 添加テンプレートとして硫酸リチウムを用いる硫酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(1.49g)、硫酸(9M、6.9mL)および硫酸リチ
ウム(275mg)を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v)
(1.5mL)を一度に加えて反応混合物を100℃で3時間加熱した。反応混
合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、真空濾過によって
回収した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 4% ククルビツ[6]ウリル 71% ククルビツ[7]ウリル 24% ククルビツ[8]ウリル 1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0163】 実施例94 添加テンプレートとして硫酸リチウムを用いる硫酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(1.49g)、硫酸(9M、6.9mL)および硫酸リチ
ウム(2750mg)を反応フラスコ中に入れた。ホルマリン(40% w/v
)(1.5mL)を一度に加えて反応混合物を100℃で3時間加熱した。反応
混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、真空濾過によっ
て回収した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 25% ククルビツ[6]ウリル 51% ククルビツ[7]ウリル 23% ククルビツ[8]ウリル 1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0164】 実施例95 添加テンプレートとして塩化リチウムを用いる塩酸中でのククルビツ[n]ウリ
ルの合成 グリコールウリル(5g)、塩酸(36% w/v,20mL)および塩化リ
チウム(746mg)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(2.
2g)を一度に加えて反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応混合物を冷
却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、真空濾過によって回収した
。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 22% ククルビツ[6]ウリル 37% ククルビツ[7]ウリル 29% ククルビツ[8]ウリル 12% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0165】 実施例96 添加テンプレートとしてp−トルエンスルホン酸リチウムを用いるp−トルエン
スルホン酸中でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(400mg)、p−トルエンスルホン酸(約95%,3.
5g)およびp−トルエンスルホン酸リチウム(157mg)を反応フラスコ中
に入れた。ホルマリン(40% w/v)(0.5mL)を一度に加えて反応混
合物を100℃で3時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの
添加によって沈殿させ、真空濾過によって回収した。 収率 240mg13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 18% ククルビツ[6]ウリル 45% ククルビツ[7]ウリル 26% ククルビツ[8]ウリル 9% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0166】 実施例97 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる塩酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、塩酸(36% w/v,1滴)およびトリ
フルオロ酢酸(1mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(6
3mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で3時間加熱した。反応混合物を冷
却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさらに8
0℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 46% ククルビツ[6]ウリル 54% ククルビツ[7]ウリル <1% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0167】 実施例98 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる硫酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98% w/v,2滴)およびトリ
フルオロ酢酸(1mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(6
3mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で4時間加熱した。反応混合物を冷
却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさらに8
0℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 100% ククルビツ[7]ウリル <1% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0168】 実施例99 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる塩酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、塩酸(36% w/v,5滴)およびトリ
フルオロ酢酸(1mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(6
3mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で5時間加熱した。反応混合物を冷
却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさらに8
0℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 100% ククルビツ[7]ウリル <1% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0169】 実施例100 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる塩酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)およびトリフルオロ酢酸(1mL)を反応フ
ラスコ中に入れた。次いで、乾燥塩化水素ガスを溶液中に15分間バブリングし
た。パラホルムアルデヒド(63mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で2
0.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって
沈殿させ、回収した固形物をさらに80℃で一晩乾燥し、13C NMRによって
分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 100% ククルビツ[7]ウリル <1% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0170】 実施例101 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる塩酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)トリフルオロ酢酸(2mL)を反応フラスコ
中に入れた。次いで、乾燥塩化水素ガスを溶液中に15分間バブリングした。パ
ラホルムアルデヒド(63mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で25時間
加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、
回収した固形物をさらに80℃で一晩乾燥し、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 100% ククルビツ[7]ウリル <1% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0171】 実施例102 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる硫酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98% w/v,1滴)およびトリ
フルオロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド
(63mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で23時間加熱した。反応混合
物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさ
らに80℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 37% ククルビツ[7]ウリル 39% ククルビツ[8]ウリル 24% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0172】 実施例103 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる硫酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98% w/v、2滴)およびトリ
フルオロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド
(63mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で23時間加熱した。反応混合
物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさ
らに80℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 100% ククルビツ[7]ウリル <1% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0173】 実施例104 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる硫酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98% w/v、5滴)およびトリ
フルオロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド
(63mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で23時間加熱した。反応混合
物を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさ
らに80℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 48% ククルビツ[7]ウリル 32% ククルビツ[8]ウリル 20% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0174】 実施例105 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる硫酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98% w/v,5滴)およびトリ
フルオロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド
(63mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で3時間加熱した。反応混合物
を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさら
に80℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 57% ククルビツ[7]ウリル 28% ククルビツ[8]ウリル 15% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0175】 実施例106 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる硫酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(発煙硫酸,3滴)およびトリフルオ
ロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(63
mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で25.5時間加熱した。反応混合物
を冷却し、生成物をメタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさら
に80℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 47% ククルビツ[7]ウリル 34% ククルビツ[8]ウリル 20% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0176】 実施例107 溶媒としてメタンスルホン酸を用いる硫酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98% w/v、1滴)およびメタ
ンスルホン酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド
(63mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で26時間加熱した。反応混合
物を冷却し、生成物をエタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさ
らに80℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 5% ククルビツ[6]ウリル 62% ククルビツ[7]ウリル 33% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0177】 実施例108 溶媒としてメタンスルホン酸を用いる硫酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98% w/v、5滴)およびメタ
ンスルホン酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド
(63mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で26時間加熱した。反応混合
物を冷却し、生成物をエタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさ
らに80℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 7% ククルビツ[6]ウリル 61% ククルビツ[7]ウリル 32% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0178】 実施例109 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる硫酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(発煙硫酸,3滴)およびトリフルオ
ロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(63
mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で26時間加熱した。 反応混合物を
冷却し、生成物をエタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさらに
80℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 47% ククルビツ[7]ウリル 35% ククルビツ[8]ウリル 17% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0179】 実施例110 溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いる硫酸によるククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(発煙硫酸,3滴)およびトリフルオ
ロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラホルムアルデヒド(63
mg)を一度に加えて反応混合物を90℃で26時間加熱した。反応混合物を冷
却し、生成物をエタノールの添加によって沈殿させ、回収した固形物をさらに8
0℃で一晩乾燥して、13C NMRによって分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収した生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 47% ククルビツ[7]ウリル 32% ククルビツ[8]ウリル 21% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0180】 実施例111 溶媒として1,1,1−トリフルオロエタノールを用いた硫酸でのククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98%w/v、1滴)および1,1
,1−トリフルオロエタノール(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラ
ホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃まで25時
間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールの添加によって沈殿させ
(pecipitated)、回収した固体を80℃で一晩中乾燥し、13C NMRにより分
析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 17% ククルビツ[6]ウリル 72% ククルビツ[7]ウリル 11% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0181】 実施例112 溶媒として1,1,1−トリフルオロエタノールを用いた硫酸でのククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98%w/v、5滴)および1,1
,1−トリフルオロエタノール(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラ
ホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃まで25時
間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールの添加によって沈殿させ
(pecipitated)、回収した固体を80℃で一晩中乾燥し、13C NMRにより分
析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 89% ククルビツ[6]ウリル 11% ククルビツ[7]ウリル <1% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0182】 実施例113 溶媒として1,1,1−トリフルオロエタノールを用いた硫酸でのククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98%w/v、1滴)および1,1
,1−トリフルオロエタノール(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラ
ホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃まで170
時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールの添加によって沈殿さ
せ(pecipitated)、回収した固体を80℃で一晩中乾燥し、13C NMRにより
分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 100% ククルビツ[7]ウリル <1% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0183】 実施例114 溶媒として1,1,1−トリフルオロエタノールを用いた硫酸でのククルビツ[
n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98%w/v、5滴)および1,1
,1−トリフルオロエタノール(1.5mL)を反応フラスコ中に入れた。パラ
ホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃まで170
時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールの添加によって沈殿さ
せ(pecipitated)、回収した固体を80℃で一晩中乾燥し、13C NMRにより
分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 100% ククルビツ[7]ウリル <1% ククルビツ[8]ウリル <1% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0184】 実施例115 溶媒としてトリフルオロ酢酸およびテンプレートとしてo−カルボランを用いた
硫酸でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98%w/v、1滴)、o−カルボ
ラン(18mg)およびトリフルオロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入
れた。パラホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃
まで25.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加に
よって沈殿させ、回収した固体を80℃で一晩中乾燥し、13C NMRにより分
析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 57% ククルビツ[7]ウリル 32% ククルビツ[8]ウリル 11% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0185】 実施例116 溶媒としてトリフルオロ酢酸およびテンプレートとしてo−カルボランを用いた
硫酸でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98%w/v、5滴)、o−カルボ
ラン(18mg)およびトリフルオロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入
れた。パラホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃
まで25.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加に
よって沈殿させ、回収した固体を80℃で一晩中乾燥し、13C NMRにより分
析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 50% ククルビツ[7]ウリル 32% ククルビツ[8]ウリル 17% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0186】 実施例117 溶媒としてトリフルオロ酢酸およびテンプレートとしてo−カルボランを用いた
硫酸でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98%w/v、1滴)、o−カルボ
ラン(18mg)およびトリフルオロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入
れた。パラホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃
まで20時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によっ
て沈殿させ、回収した固体を80℃で一晩中乾燥し、13Cにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 51% ククルビツ[7]ウリル 39% ククルビツ[8]ウリル 10% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0187】 実施例118 溶媒としてトリフルオロ酢酸およびテンプレートとしてo−カルボランを用いた
硫酸でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98%w/v、5滴)、o−カルボ
ラン(18mg)およびトリフルオロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入
れた。パラホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃
まで20時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの添加によっ
て沈殿させ、回収した固体を80℃で一晩中乾燥し、13C NMRにより分析し
た。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル <1% ククルビツ[6]ウリル 47% ククルビツ[7]ウリル 38% ククルビツ[8]ウリル 15% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0188】 実施例119 溶媒としてトリフルオロ酢酸およびテンプレートとしてo−カルボランを用いた
硫酸でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(710mg)、硫酸(98%w/v、7.5mL)、o−
カルボラン(18mg)およびトリフルオロ酢酸(1.5mL)を反応フラスコ
中に入れた。パラホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を
90℃まで24.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をメタノールの
添加によって沈殿させ、回収した固体を80℃で一晩中乾燥し、13C NMRに
より分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 3% ククルビツ[6]ウリル 53% ククルビツ[7]ウリル 33% ククルビツ[8]ウリル 11% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0189】 実施例120 溶媒としてメタンスルホン酸およびテンプレートとしてo−カルボランを用いた
硫酸でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98%w/v、1滴)、o−カルボ
ラン(18mg)およびメタンスルホン酸(7.5mL)を反応フラスコ中に入
れた。パラホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃
まで22.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールの添加に
よって沈殿させ(pecipitated)、遠心分離機を用いて回収した。回収した固体を
80℃で一晩中乾燥し、13C NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 7% ククルビツ[6]ウリル 53% ククルビツ[7]ウリル 30% ククルビツ[8]ウリル 10% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0190】 実施例121 溶媒としてメタンスルホン酸およびテンプレートとしてo−カルボランを用いた
硫酸でのククルビツ[n]ウリルの合成 グリコールウリル(144mg)、硫酸(98%w/v、5滴)、o−カルボ
ラン(18mg)およびメタンスルホン酸(1.5mL)を反応フラスコ中に入
れた。パラホルムアルデヒド(63mg)を一度に添加し、反応混合物を90℃
まで22.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、生成物をエタノールの添加に
よって沈殿させ(pecipitated)、遠心分離機を用いて回収した。回収した固体を
80℃で一晩中乾燥し、13C NMRにより分析した。 NMRによる収率>98%13 C NMRによるおおよその収率(回収生成物の質量%) ククルビツ[5]ウリル 6% ククルビツ[6]ウリル 56% ククルビツ[7]ウリル 30% ククルビツ[8]ウリル 8% ククルビツ[9]ウリル <1% ククルビツ[10]ウリル <1% ククルビツ[11]ウリル <1%
【0191】 実施例122 置換ククルビツリルの調製 この合成では下記式の置換グリコールウリルを用いた:
【0192】
【化9】
【0193】 (1)濃塩酸(0.5ml)中でのジメチル四環系ジエーテル(107mg)お
よび塩化セシウム(71mg)の混合物を、デカメチルククルビツ[5]ウリル
の収率が85%を超え他のサイズが1%未満になるまで、100℃で1時間40
分加熱した。
【0194】 (2)濃塩酸(0.5ml)中でのジメチル四環系ジエーテル(97mg)およ
びグリコールウリル(54mg)の混合物を室温で1時間振盪し、次いで100
℃で1時間40分(この時間で反応が完結した)加熱した。メチル置換ククルビ
ツ[s,u]ウリル(ここで、s,uは1,4;2,3;3,2;4,1;1,
5;2,4;3,3;4,2;5,1;1,6;2,5;3,4;4,3;5,
2;6,1と等しい;sは置換を有する単位を表す。)の混合物が95%を超え
るまで、13C NMRによって収率を測定した。s対uの組成は、ES−MSに
よって決定した。
【0195】 (3)濃塩酸(0.5ml)中でのジメチル四環系ジエーテル(119mg)、
グリコールウリル(66mg)および塩化セシウム(78mg)の混合物を室温
で1時間振盪し、反応が完結するまで100℃で1時間20分加熱した。13
NMRによる収率は、ほぼ定量的であった。s対uの組成が異なることが観察さ
れたが、正確には決定されなかった。
【0196】 (4)ジフェニル四環系ジエーテル(1.9gm)、グリコールウリル(0.7
1gm)およびパラトルエンスルホン酸(10.4gm)を合わせ、120℃で
3時間加熱した。熱いうちに混合物をメタノール(150ml)に注ぎ込み、沈
殿物を濾過により回収した。回収した固体物質を最小量の熱ギ酸に溶解し、この
溶液を熱水に注ぎ込み、沈殿物を回収して、1.32gmのフェニル置換ククル
ビツ[s,u]ウリル(式中、s,uは1,4;2,4;2,4;3,3と等し
い;sは置換を有する単位を表す。)を得た。
【0197】 (6)含水40%ホルムアルデヒド中でのジヒドロフェナントロリン(dihydrop
henathroline)グリコールウリル(530mg)の懸濁液に8M 塩酸(1.8
ml)を添加し、混合物を室温で5時間攪拌した。次いでグリコールウリル(2
53mg)を添加し、混合物を100℃で3時間加熱した。混合物の13C NM
Rは、ジヒドロフェナントロリン置換ククルビツ[s,u]ウリルが20〜30
%形成したことを示した。
【0198】 これらの方法のバリエーションは、側鎖が反応条件に対し安定な置換グリコー
ルウリルに適用し得ると思われる。
【0199】 テンプレート機能 単位サイズの異なる様々なククルビツリルの合成を達成するための制御因子(c
ontrolling factors)は、テンプレート効果から本質的に導かれると仮定される
。たとえば、アニオンは金属カチオンまたはアンモニウムイオンによって適所に
保持されるように見える。金属カチオンは形成するククルビツリル中間体(たと
えば、F、G1およびG2)のカルボニルに配位するか、あるいはアンモニウム
カチオンの場合にはこれらの中間体のカルボニルに結合している水素原子により
保持される。より大きなヨウ化物アニオンおよびそのリチウムイオンとの強い対
形成(pairing)はククルビツ[7]ウリルに有利に働くが、ナトリウム、カリウ
ム、またはルビジウムのより拡散した(diffuse)イオン対についてはアニオンの
周りのテンプレーティングによりサイズを制御せず、むしろテンプレーティング
は主にカチオンによって制御される(しかし、この効果は、アニオンのサイズが
減少するにつれ消失する)。平衡は、アニオンとカチオンとの組み合わせを変え
ることによりシフトするという一般的な傾向が見出されている。酸からのプロト
ンは触媒として作用するだけでなく、形成するククルビツ[n]ウリルのカルボ
ニルへの水素結合を許容するカチオンとしても作用し、また、アニオンの配置を
も制御する。これらのプロトンおよび任意の添加されたカチオン間の競合の影響
の度合は平衡をもたらし、故に、生成物の分布をもたらす。ククルビツ[n]ウ
リル(n>7)は、単イオン対ではなくカチオン/アニオンクラスターの周りを
テンプレーティングすることによって制御されることが明らかにされている。よ
り大きなククルビツリルの電子スプレー質量分析法は、多電荷のカチオン複合体
を示してこのことを支持する。
【0200】 平衡およびその結果としての生成物の生成への更なる影響は、生成物複合体の
沈殿である。たとえば、硫酸中のリチウムなどのカチオン濃度を10倍増加する
と、ククルビツ[5]ウリルリチウム複合体の沈殿の結果として、ククルビツ[
5]ウリルの相対的な割合が5%から25%まで変化する。
【0201】 カチオン濃度に対する変化によって引き起こされた平衡シフトに加え、平衡は
また、ヨウ化水素酸が用いられヨウ化水素酸が分解してヨウ素を形成する反応条
件下で生じるククルビツ[6]ウリルヨウ素複合体の形成によっても影響される
。赤リンの添加は、生成したヨウ素をインサイチュ還元することによってこの影
響をなくす。
【0202】 さらに、我々は広い範囲の他の無機および有機化合物がテンプレートとして使
用され得ることを見出した。これらは、イオン双極子、双極子−双極子および水
素結合、疎水的かつ弱いファンデルワールス相互作用を含む様々な微妙な効果に
より平衡をもたらす。根本的には、反応条件に対して安定ないかなる物質または
化合物も、強力なテンプレートとして作用し得る。
【0203】 産業上の利用可能性 ククルビツ[n]ウリルは、学術的、産業的、分析的および薬学的用途につい
て大いに利用可能性を有する。1つの分類として、これらの分子は、両方の分子
系が極性のエンドキャップとともに疎水性の空洞を有するため、シクロデキスト
リンと比べて有利であり得る。シクロデキストリンは徐放剤、プラスチックフィ
ルムにおける臭気トラップ剤、合成におけるエンザイミミック(enzimimics)を
含む広い範囲の用途において使用されてきた。ククルビツ[n]ウリルは、中央
の空洞に分子または化合物を取り入れるククルビツ[n]ウリルの能力を利用し
た利益が得られうる類似の分野において使用されると考えられる。このような利
用可能性には、以下のものを挙げることができる: 環境 (水および土壌) 汚染生成物の結合およびそれらの除去による、汚染除去: −予防剤(たとえば、廃棄物が環境に放出される前の潜在的汚染物質への結合に
よる); −生分解性ポリマーにおける使用。 家庭および公衆 −長い時間をかけてゆっくりと香気を放出する芳香剤(odourisers)としてポリ
マーへ混入; −もしくは不快な臭気または毒性の蒸気をトラップするためポリマーへ混入 −漂白剤および白化剤のカプセル化(encaptulation)。 食物 −風味促進剤; −風味調整剤(optimisers)(不快な風味を隠すことによる): −果汁の変色を低減するためのポリフェノール除去。 医薬 −徐放薬(副作用を制限し、服用の頻度を減少する); −インビボまたは不活発な薬物の安定性の増加; −解毒(たとえば、カプセル化による胃炎の低減または化学的過敏症の処置)。
農業/園芸 −除草剤および殺虫剤の徐放; −光および熱に対する農業的化学物質の安定化(stabilisation)。 生産 −酵素/触媒ミミック(mimics); −反応生成物上での部位選択的(regioselective)制御; −塗料およびポリマー製品の取扱い; −化学的精製のためのクロマトグラフカラム; −分析ツールおよびデバイス; −印刷および写真撮影。 その他 −貯蔵、安全、または使用のための、揮発性(volatility)減少; −無反応の(insensitive)必要品(munitions)生産のための使用; −法科学(forensic science)。
【0204】 ククルビツ[n]ウリルは、シクロデキストリンよりも熱的に強く、シクロデ
キストリンとは異なり強酸溶液に安定である。
【0205】 本発明者らはまた、ククルビツ[6]ウリルおよびククルビツ[7]ウリルが
どちらもジオキサン水溶液を結合し得ることを見出した。このジオキサン結合特
性は、ジオキサンの除去のためのプロセスに基づいて形成され得る。本発明のさ
らなる局面によれば、本発明は、ククルビツ[6]ウリルおよび/またはククル
ビツ[7]ウリルと流体とを接触させる工程を含む、流体からジオキサンを除去
するための方法を提供する。
【0206】 ジオキサンの物理的除去は、下記の技術の一つを用いて行うことができた: ・非反応性の固体担体(シリカまたはアルミナ)に結合したククルビツ[6また
は7]ウリル(ここで、ジオキサンはククルビツ[6または7]ウリルに結合し
、次いで、単純な濾過によって溶液から取り出すことにより、固体担体を回収す
ることができるであろう)。 ・透析チューブ中のククルビツ[6または7]ウリル溶液(これは、ジオキサン
を溶液に通過させること、そこでククルビツ[6または7]ウリルによって結合
されることを許容するだろう)。 ・固体クレイ担体中へのククルビツ[6または7]ウリルの混入ならびに結合し
たジオキサンを除去する濾過技術の使用。 ・ポリマーフィルムへの混入。この場合、ジオキサンはポリマーの内側でククル
ビツ[6または7]ウリルによってトラップされるだろう。フィルムの許容量に
達したとき、フィルムを、生成物の流れとの接触から単純に取り去る。 ・全ての場合において物質自身は繰り返し使用のために再生され得る。
【0207】 仮にジオキサンが固体(たとえば、ジオキサン/汚染された土壌)中に含まれ
るならば、本発明のこの局面のプロセスは、ジオキサンを流体中に進行させ、続
いて本発明のこの局面に従って流体を処理するために、流体で土壌を洗浄する更
なる工程を含んでいてもよい。
【0208】 ククルビツ[5]ウリルは、一酸炭素の取り込み(uptake)を示した。したがっ
て、本発明は、液体または蒸気をククルビツ[5]ウリルと接触させることによ
り一酸化炭素を含む液体または蒸気から一酸化炭素を除去する方法をさらに提供
する。
【0209】 本発明は、ある範囲のククルビツ[n]ウリルおよびククルビツ[s,u]ウ
リルを生成するための方法を提供する。この合成方法は、以前には決して生成も
単離もされなかった多数のククルビツ[n]ウリルおよびククルビツ[s,u]
ウリルの生成をもたらす。分離は、クロマトグラフィおよび/または選択的沈殿
により可能である。生成物ククルビツ[n]ウリルおよびククルビツ[s,u]
ウリルは、広範なpH値にわたって活性な反応条件に対して安定である。それら
は、酸水溶液または塩水溶液に可溶である。本法は、従来可能であったものより
もかなり高い収率でククルビツリルを与える。テンプレーティング化合物の使用
は、生成される異なるククルビツ[n]ウリルの相対的量についてのある程度の
制御を許容する。
【0210】 当業者は、本明細書に記載された本発明が、特に記載された以外の変形および
修飾を許容し得ることを理解するであろう。本発明は、その精神および範囲内に
入る全てのこのような変形および修飾を包含することが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、ククルビツリルのAM1最小化構造を示す。 図1a、図1b、図1cおよび図1dは、ククルビツ[n]ウリルの提案され
た反応機構を示す。
【図2】 図2は、 ククルビツ[4]ウリル(式8)を示す。
【図3】 図3は、ククルビツ[5]ウリル(式9)を示す。
【図4】 図4は、ククルビツ[7]ウリル(式10)を示す。
【図5】 図5は、ククルビツ[8]ウリル(式11)を示す。 図5aは、ククルビツ[5]ウリル(式12)、ククルビツ[8]ウリル(式
13)およびククルビツ[10]ウリル(式14)をそれぞれ示す。
【図6】 図6は、メチンCの化学シフト対ククルビツリル[n]ウリルの[n]を示し
たグラフである。
【図7】 図7は、メチンCの化学シフト対ククルビツリル[n]ウリルの[n]を示し
たグラフである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年2月27日(2001.2.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】 1997年8月7日に公開された独国特許第DE 196 03377号には、ククルビツリル
を合成する方法が記載されている。この方法は、加熱しながら、過剰のホルムア
ルデヒドの存在下で強無機酸の水溶液中にアセチレンジウレア(グリコールウリ
ル)を溶解することを包含する。この混合物から水をエバポレートして混合物か
ら水を完全に除去する。次いで、残ったポリマー混合物を145℃までの温度に加
熱し、反応を完了する。この特許の出願人らは、82.4%の理論収率までの収
率を得ることができると述べている。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年8月20日(2001.8.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、R1およびR2は、同一であるかまたは異なり、必要に応じて置換される
直鎖、分枝または環式の飽和もしくは不飽和の炭化水素基から選択されるか、あ
るいはR1およびR2は環式炭化水素基を形成する)を有する、請求項20に記載
の方法。
【化2】 の置換グリコールウリル。
【化3】 の置換グリコールウリル。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】 別の局面によれば、本発明は、ククルビツ[n]ウリルの混合物を塩溶液(こ
の中に、全てのククルビツ[n]ウリルではなく、少なくとも1つのククルビツ
[n]ウリルが溶解する)と混合し、該溶液から該固体を分離することによって
、ククルビツ[n]ウリル(式中、nは4〜12)の混合物を分離することを包
含する。好ましくは、この方法は、該溶液から少なくとも1つのククルビツ[n
]ウリルの少なくとも1つの溶解物を回収することをさらに包含する。この方法
はまた、種々の置換ククルビツ[s,u]ウリルの混合物を分離するために使用
してもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 アーノルド、アラン ピーター オーストラリア国、オーストレイリアン キャピタル テリトリー 2615、フリン、 スポールディング ストリート 49 (72)発明者 ブランチ、ロドニー ジョン オーストラリア国、オーストレイリアン キャピタル テリトリー 2615、ホウル ト、キャシディー クロウス 5 Fターム(参考) 4C050 AA01 AA03 AA07 BB05 CC05 EE04 FF01 FF02 FF05 GG03 HH01 HH02 PA20 4J032 BA12 BA15 BB01 BB09 BC02 CG00

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 置換および/または非置換グリコールウリルと、酸およびグ
    リコールウリル単位間にメチレン架橋を形成し得る化合物とを混合すること、お
    よび該混合物を20°〜120°の温度に加熱し、それによってククルビツ[n
    ]ウリル(式中、nは4〜12である)を形成することを包含する、ククルビツ
    [n]ウリルの製造方法。
  2. 【請求項2】 nが4〜10である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 混合物にテンプレーティング化合物を添加することをさらに
    包含する請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記テンプレーティング化合物が以下から選択される請求項
    3に記載の方法:塩化アンモニウム、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリ
    ウム、塩化ルビジウム、塩化セシウム、塩化アンモニウム、臭化リチウム、臭化
    ナトリウム、臭化カリウム、臭化ルビジウム、臭化セシウム、ヨウ化リチウム、
    ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ルビジウム、ヨウ化セシウム、硫酸
    カリウム、硫酸リチウム、テトラブチルアンモニウムクロリド、テトラエチルア
    ンモニウムクロリド、O−カルボラン、チオアセトアミド、N−(1−ナフチル
    (napthyl))エチレンジアミン、2,2’−ビキノイル(biquinoyl)、p−ブ
    ロモアニリン(bromoanaline)、タウリン、ブルーテトラゾリウム、2−アミノ
    −3−メチル安息香酸、インドール−3−アルデヒド(aldeyde)、シスチン、
    p−アセトアミドアニリン(acetamidonitine)、p−アミノフェノール、アセ
    トアミド、4−アセトアミドアニリン(acetamidoanitine)、p−アミノフェノ
    ール、アセトアミド、4−アミノアセトフェノン、4−ジメチルアミノベンズア
    ルデヒド、2−アミノベンズイマダゾール(aminobenzimadazol)、ビス−(4
    ,4’−ビピリジル)−α,α’−p−キシレン、赤リンおよびp−トルエンス
    ルホン酸リチウム。
  5. 【請求項5】 テンプレーティング化合物が塩である請求項3に記載の方法
  6. 【請求項6】 塩のアニオンが混合物中の酸のアニオンに対応する請求項5
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 2つ以上のテンプレーティング化合物を混合物に添加する請
    求項3〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 酸が強無機酸または強有機酸を含む請求項1〜7のいずれか
    1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 酸が硫酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、重水素化した
    硫酸、リン酸、p−トルエンスルホン酸、およびメタンスルホン酸から選択され
    る請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 反応混合物に溶媒を添加することをさらに包含する請求項
    1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 溶媒がトリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸および1,1
    ,1−トリフルオロエタノールから選択される請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 グリコールウリル単位間にメチレン架橋を形成し得る化合
    物がホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド(paraformaldehyd)、トリオキ
    サンまたは1つ以上のホルムアルデヒドの前駆体を含む、請求項1〜11のいず
    れか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 混合物を20℃〜110℃の温度に加熱する請求項1〜1
    2のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 混合物を60°〜110℃の温度に加熱する請求項13に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 混合物を80°〜110℃の温度に加熱する請求項13に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 混合物を1時間と24時間の間で加熱する請求項1〜15
    のいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 n=4,5,7,8,9,10,11または12であるク
    クルビツ[n]ウリル。
  18. 【請求項18】 式 ククルビツ[s,u]ウリル(式中、s=置換グリコー
    ルウリル単位の数、s+u=4〜12)の置換ククルビツリル。
  19. 【請求項19】 置換グリコールウリルおよび非置換グリコールウリルと、
    酸およびグリコールウリル単位間にメチレン架橋を形成し得る化合物とを混合す
    ること、ならびに該混合物を20°〜120°の温度に加熱し、それによってク
    クルビツ[s,u]ウリルを形成することを包含する、式 ククルビツ[s,u]
    ウリル(式中、s=置換グリコールウリル単位の数、u=非置換グリコールウリ
    ル単位の数、s+u=4〜12)の置換ククルビツリルの製造方法。
  20. 【請求項20】 置換グリコールウリルが式: 【化1】 (式中、R1およびR2は、同一であるかまたは異なり、必要に応じて置換される
    直鎖、分枝または環式の飽和もしくは不飽和の炭化水素基から選択されるか、あ
    るいは、R1およびR2は環式炭化水素基を形成する)を有する、請求項19に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 置換基R1およびR2の炭化水素基が同一であるかまたは異
    なり、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびヘテロシクリル基か
    ら選択される、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 s+u=4〜10である請求項19〜21のいずれか1項
    に記載の方法。
  23. 【請求項23】 混合物にテンプレーティング化合物を添加することをさら
    に包含する請求項19〜22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記テンプレーティング化合物が以下から選択される請求
    項23に記載の方法:塩化アンモニウム、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化
    カリウム、塩化ルビジウム、塩化セシウム、塩化アンモニウム、臭化リチウム、
    臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化ルビジウム、臭化セシウム、ヨウ化リチウ
    ム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ルビジウム、ヨウ化セシウム、
    硫酸カリウム、硫酸リチウム、テトラブチルアンモニウムクロリド、テトラエチ
    ルアンモニウムクロリド、O−カルボラン、チオアセトアミド、N−(1−ナフ
    チル(napthyl))エチレンジアミン、2,2’−ビキノイル(biquinoyl)、p
    −ブロモアニリン(bromoanaline)、タウリン、ブルーテトラゾリウム、2−ア
    ミノ−3−メチル安息香酸、インドール−3−アルデヒド(aldeyde)、シスチ
    ン、p−アセトアミドアニリン(acetamidonitine)、p−アミノフェノール、
    アセトアミド、4−アセトアミドアニリン(acetamidoanitine)、p−アミノフ
    ェノール、アセトアミド、4−アミノアセトフェノン、4−ジメチルアミノベン
    ズアルデヒド、2−アミノベンズイマダゾール(aminobenzimadazol)、ビス−
    (4,4’−ビピリジル)−α,α’−p−キシレン、赤リンおよびp−トルエ
    ンスルホン酸リチウム。
  25. 【請求項25】 前記テンプレーティング化合物が塩である請求項23に記
    載の方法。
  26. 【請求項26】 塩のアニオンが混合物中の酸のアニオンに対応する請求項
    25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 2つ以上のテンプレーティング化合物を混合物に添加する
    請求項23〜26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 【請求項28】 酸が強無機酸または強有機酸を含む請求項19〜27のい
    ずれか1項に記載の方法。
  29. 【請求項29】 酸が硫酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、重水素化し
    た硫酸、リン酸、p−トルエンスルホン酸、およびメタンスルホン酸から選択さ
    れる請求項19〜28のいずれか1項に記載の方法。
  30. 【請求項30】 混合物に溶媒を添加することをさらに包含する請求項19
    〜29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 【請求項31】 溶媒がトリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸および1,1
    ,1−トリフルオロエタノールから選択される請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 グリコールウリル単位間にメチレン架橋を形成し得る化合
    物がホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、トリオキサンまたは1つ以上の
    ホルムアルデヒドの前駆体を含む、請求項19〜31のいずれか1項に記載の方
    法。
  33. 【請求項33】 混合物を20°〜110℃の温度に加熱する請求項19〜
    32のいずれか1項に記載の方法。
  34. 【請求項34】 混合物を60°〜110℃の温度に加熱する請求項33に
    記載の方法。
  35. 【請求項35】 混合物を80°〜110℃の温度に加熱する請求項33に
    記載の方法。
  36. 【請求項36】 混合物を1時間と24時間の間で加熱する請求項19〜3
    5のいずれか1項に記載の方法。
  37. 【請求項37】 式: 【化2】 の置換グリコールウリル。
  38. 【請求項38】 式: 【化3】 の置換グリコールウリル。
  39. 【請求項39】 式: 【化4】 の置換グリコールウリル。
  40. 【請求項40】 ククルビツ[n]ウリル(式中、nは4〜12)の混合物
    を混合し、溶解し、全てのククルビツ[n]ウリルではなく、少なくとも1つの
    ククルビツ[n]ウリルが溶解する固体を分離し、そして該溶液から固体を分離
    することによる、ククルビツ[n]ウリルの混合物の分離方法。
  41. 【請求項41】 固体から少なくとも1つのククルビツ[n]ウリルを回収
    することをさらに包含する請求項40に記載の方法。
  42. 【請求項42】 溶液から少なくとも1つのククルビツ[n]ウリルを回収
    ることをさらに包含する請求項40に記載の方法。
  43. 【請求項43】 溶液をイオン交換樹脂と接触させて通過させ、それによっ
    て、溶解したククルビツ[n]ウリルを樹脂上に吸着させること、続いて樹脂か
    らククルビツ[n]ウリルを溶出することをさらに包含する請求項42に記載の
    方法。
  44. 【請求項44】 ククルビツ[n]ウリル(式中、nは4〜10)の混合物
    を溶解すること、およびこのように形成されたククルビツ[n]ウリルの溶液を
    クロマトグラフ分離に供することによる、ククルビツ[n]ウリルの混合物の分
    離方法。
  45. 【請求項45】 ククルビツ[s,u]ウリル(式中、s=置換グリコール
    ウリル単位の数、u=非置換グリコールウリル単位の数、s+u=4〜12)の
    混合物を溶解すること、およびこのように形成されたククルビツ[s,u]ウリ
    ルの混合物をクロマトグラフ分離に供することを包含する、ククルビツ[s,u
    ]ウリルの混合物の分離方法。
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