JP2002543213A - 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAのハロ誘導体 - Google Patents

9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAのハロ誘導体

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JP2002543213A
JP2002543213A JP2000615632A JP2000615632A JP2002543213A JP 2002543213 A JP2002543213 A JP 2002543213A JP 2000615632 A JP2000615632 A JP 2000615632A JP 2000615632 A JP2000615632 A JP 2000615632A JP 2002543213 A JP2002543213 A JP 2002543213A
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マルシック−イスツク,ヅオリカ
クユンドヅイク,ネデイエルコ
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ムタク,ステパン
マルシック,ナタサ
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プリバ フアルマセウトスカ インダストリヤ デイオニツコ ドルストヴオ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は一般式(I) 〔式中Rは次式(II) (但し置換基a、b、c、dおよびeは同じまたは異なっており、これらの少なくとも1個はハロ、(C1〜C6)ハロアルキルまたは(C1〜C6)ハロアルコキシ基の意義を有し、残りの置換基は水素、ハロ(C1〜C6)アルキルまたは(C1〜C6)アルコキシ基の意義を有する)の置換されたアリール基を表わし、Xは酸素または硫黄を表わす〕の9a−N−(N'−アリールカルバモイル)−および9a−N−(N'−アリールチオカルバモイル)−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAのハロ誘導体、およびこれと無機酸または有機酸との製薬上許容し得る付加塩に関し、またその製造方法、それを含有する製薬組成物の製造方法および細菌感染の処置または防止にこれらの製薬組成物の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明はマクロライド抗生物質、エリスロマイシンAのクラスからの新規化合
物に関する。本発明は特に9a−N−(N'−アリールカルバモイル)−および9a−N−
(N'−アリールチオカルバモイル)−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロ
マイシンAのハロ誘導体、これと無機酸または有機酸との製薬上許容し得る付加
塩、これの製造方法、これを含有する製薬組成物および細菌感染の処置または防
止に製薬組成物の使用に関する。
【0002】 (背景技術) エリスロマイシンAはマクロライド抗生物質であり、その構造はC−9ケトンを
有する14員のラクトン環と、該分子のアグリコン部分のC−3およびC−5位置に配
糖体的に結合した2個の糖、L−クラジノースおよびD−デソサミンとを特徴とす
る(マクガイヤの抗生物質、化学療法(Antibiot. chemother.)1952;2;281参照
)。ヒドロキシルアミンでC−9ケトンをオキシム化し、得られた9(E)−オキシム
をベックマン転位し、得られた6,9−イミノエーテルを還元することにより、15
員のアザラクトン環を有する第1の半合成マクロライドである9−デオキソ−9a
−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAが得られる(コブレヘルGらの米国特許第4,3
28,334号参照)。
【0003】 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAをカルボン酸無水物で選
択的にアシル化することにより、対応のモノ−、ジ−、トリ−またはテトラアシ
ル誘導体が合成され、エチレンカーボネートでエステル交換反応させ続いてアシ
ル化することにより、11,12−環式カーボネートおよびそのアシル誘導体が合成
される(Djokic S. らのJ. Antibiotics 40, 1006〜1015, 1987参照)。
【0004】 エシュバイラー−クラーク(Eschweiler−Clark)法により9−デオキソ−9a−
アザ−9a−ホモエリスロマイシンAの第2級9a−アミノ基の還元性メチル化によ
り、新規種類の9a−アザリド抗生物質の原型である9−デオキソ−9a−メチル−9
a−アザ−9a−ホモエリスロマイシン(アジスロマイシン) (コブレヘルGらのベル
ギー特許第892,357号参照)が合成された。グラム陰性菌を含めて広範囲の抗菌ス
ペクトルに加えて、アジスロマイシンは長期の生物学的半減期と、施用部位への
運搬の特異メカニズムと、短かい治療期間とを特徴とする。アジスロマイシンは
容易に浸透し、ヒトの食細胞内部に集積し、レジオネラ(Legionella)、クラミ
ジア(Chlamydia)およびヘリコバクター(Helicobacter)のクラスの細胞内病原性
微生物に関して向上した作用を生ずる。ブライト(Bright) G. M.ら(J. Antibiot
ics 41, 1092〜1047, 1987)は一連のアジスロマイシンの9−a−N−アルキル同
族体を合成し、4"−ヒドロキシル基のエピマー化と対応の4"−アミノ誘導体の製
造とを開示した。
【0005】 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAの9a,11−環式エーテル
の合成および抗菌活性は米国特許第4,492,688号(Bright G. M.)に開示されてい
る。9−デオキソ−9a−アザ−11−デオキシ−9a−ホモエリスロマイシンAの9a,1
1−環式カルバメートおよびそのO−メチル誘導体の製造および活性スペクトルは
米国特許第5,434,140号(コブレヘルGら)に開示されている。
【0006】 最近、ブリザード(Blizzard) T. A.ら(WO 99/00125)は9a−アザリドのクラス
からの3−ケト誘導体の合成における中間体として新規な9a−N,6−O−メチレン
−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA誘導体および対応の9a−
N,6−O−カルバメートを開示した。
【0007】 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAをイソシアネートまたは
イソチオシアネートと反応させることにより、対応の9a−N−(N'−カルバモイル
)−および9a−N−(N'−チオカルバモイル)誘導体を製造し得ることも開示されて
いる(Kujundzic N.らの米国特許第5,629,296号参照)。本発明はN'−(C1〜C3)ア
ルキルカルバモイル、N'−アリールカルバモイルおよびN'−アラルキルカルバモ
イル誘導体に関し且つそれぞれこれらのチオカルバモイル同族体に関する。これ
らの9a−アザリドの抗菌スペクトルはアジスロマイシンの活性作用と同様である
けれども、最も活性な代表例(N'−ナフチルカルバモイルおよびN'−ベンジルチ
オカルバモイル誘導体)の場合でさえ、効果は2〜8倍小さい。
【0008】 周知の且つ確立された従来技術によると、本発明の目的である9a−N−(N'−ア
リールカルバモイル)−および9a−N−(N'−アリールチオカルバモイル)−9−デ
オキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAのハロ誘導体、これと無機酸ま
たは有機酸との製薬上許容し得る付加塩、これの製造方法、これを含有する製薬
組成物の製造方法および細菌感染の処置または防止にこれらの製薬組成物の使用
はこれまで開示されていなかった。
【0009】 本発明の目的は、芳香族環上の置換基の少なくとも1個がハロ、(C1〜C6)ハ
ロアルキルまたは(C1〜C6)ハロアルコキシ基である新規な9a−N−(N'−アリー
ルカルバモイル)−および9a−N−(N'−アリールチオカルバモイル)−9−デオキ
ソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAの製造である。本発明の新規な9a−
アザリドは、グラム陽性およびグラム陰性の感受性菌および耐性菌における作用
を含めて広範囲の抗菌スペクトルの作用を特徴とする。
【0010】 (発明の開示) 一般式(I) 〔式中Rは次式(II) (但し置換基a、b、c、dおよびeは同じまたは異なっており、これらの少なくと
も1個はハロ、(C1〜C6)ハロアルキルまたは(C1〜C6)ハロアルコキシ基を表
わし、残りの置換基は水素、ハロ(C1〜C6)アルキルまたは(C1〜C6)アルコキ
シ基を表わす)の置換されたアリール基を表わし、Xは酸素または硫黄原子を表
わす〕9a−N−(N'−アリールカルバモイル)−および9a−N−(N'−アリールチオ
カルバモイル)−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAのハロ誘
導体、およびこれの無機酸または有機酸との製薬上許容し得る付加塩は、9−デ
オキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAを次式(III) R−N=C=X (III) (式中RおよびXは前記の意義を有する)のイソシアネートまたはイソチオシア
ネートと非プロトン溶剤中で好ましくはトルエン中で室温でまたは上昇した温度
で反応させることにより製造し得ることが見出された。反応完了後には、生成物
は減圧下での蒸発によってしかも場合によってはシリカゲルカラム上のクロマト
グラフィーまたは再結晶の如き標準技術の使用によって単離される。
【0011】 更に、本発明の目的は、承認された医療実施によると無毒でしかもヒトの組織
または低級哺乳動物の組織と接触しても炎症またはアレルギー反応を誘発しない
製薬上許容し得る付加塩である。用語「製薬上許容し得る塩」は無毒な無機酸ま
たは有機酸との一般式(I)の化合物の付加塩に関する。該付加塩は本発明の化
合物の単離または精製中にその場で製造されまたは次後に単離した塩基の3'−ジ
メチルアミノ基を少なくとも当モル量の適当な無機酸または有機酸と反応させる
ことにより製造される。適当な無機酸は例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸
、硫酸、リン酸または過塩素酸であり、適当な有機酸は酢酸、トリフルオロ酢酸
、プロピオン酸、安息香酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、ラウリル
スルホン酸、アジピン酸、アスコルビン酸、樟脳酸、グルコン酸、フマル酸、ス
テアリン酸、パルミチン酸、コハク酸、エチルコハク酸、ラクトビオン酸、シュ
ウ酸、サリチル酸および同様な酸である。塩基と適当な酸との反応は不活性溶剤
中で行われ、付加塩は溶剤の蒸発によって単離されあるいは別法として自発的な
沈澱後のまたは非極性補助溶剤の添加での沈澱後の濾過によって単離される。
【0012】 一般式(I)の9a−N−(N'−アリールカルバモイル)−および9a−N−(N'−ア
リールチオカルバモイル)−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシン
Aの新規なハロ誘導体およびこれの無機酸または有機酸との製薬上許容し得る付
加塩は有効な抗菌活性を有する。新規化合物の試験管内作用は一連の標準の且つ
耐性の供試微生物について研究された。一般には、9a−N−(N'−チオカルバモイ
ル)誘導体は9a−N−(N'−カルバモイル)誘導体よりも活性であるのは、黄色ブド
ウ球菌(S. aureus)、E. ファエカリス(faecalis)および肺炎連鎖球菌(S. pneum
oniae)についてハロアリール誘導体の効果を研究することにより証明された。N
'−フルオロアリール誘導体は一連の化合物中で最も活性な化合物であった。置
換基の位置は活性には影響しないが、2位で置換したハロアリールカルバモイル
誘導体は最良の試験管内抗菌活性を有することを示した。N'−(C1〜C6)ハロア
ルキルカルバモイル誘導体においても同様な特徴が見られた。
【0013】 然しながら、一連のチオカルバモイル同族体においては、N'−(3−トリフルオ
ロメチル)アリールチオカルバモイル誘導体は最も活性な化合物であることが示
されしかもエリスロマイシンに感作性の供試微生物に対する活性に加えて、耐性
菌株に対しても活性を示した。
【0014】 本発明の目的はまた、一般式(I)の化合物の治療上有効量と一種またはそれ
以上の無毒な製薬上許容し得る担体とを含有してなる製薬組成物である。用語「
製薬上許容し得る担体」は無毒な不活性の固体、半固体、液体充填剤、希釈剤等
を意味する。製薬上許容し得る担体として役立ち得る材料は糖例えばラクトース
、グルコースまたはサッカロース、澱粉、セルロースおよびその誘導体例えばカ
ルボキシメチルセルロースまたはエチルセルロース、次いでゼラチン、タルク、
落花生油、ゴマ油、大豆油、グリコール類例えばプロピレングリコール、エステ
ル類例えば酢酸エチルまたはラウリン酸エチル、寒天、緩衝剤例えば水酸化マグ
ネシウムまたは水酸化アルミニウム、発熱物質無含有水、等張液、リンゲル液、
エタノール、リン酸塩、緩衝剤、芳香剤、着色剤、甘味剤等である。
【0015】 本発明の製薬組成物はヒトおよび動物に対して経口的に、非経口的に、経膣的
に、直腸によりまたは腹腔内に投与できる。経口施用の液体処方物には製薬上許
容できるエマルジョン、マイクロエマルジョン、溶液、懸濁液、シロップおよび
エリキシルがある。活性成分に加えて、液体処方物はまた不活性の希釈剤例えば
水または別の溶剤および種々の添加剤をも含有できる。注射形例えば無菌の水性
懸濁液は周知の方法により処方される。
【0016】 本発明の別の目的は、必要性または予防の場合には治療作用を達成するのに必
要な期間一般式(I)の化合物の治療有効量を施用することからなる、ヒトおよ
び動物の細菌感染の処置または防止方法である。「治療有効量」は有用性と危険
性との相互作用を細心に観察しながら何れかの医療用途に細菌感染を処置するの
に十分な量の物質を意味する。単一の投与または複数の投与でヒトまたは動物に
施用するのに本発明の化合物を毎日投与する全量は体重1Kg当り0.001〜50mgの
範囲である。一般に、本発明による処置様式は、必要な場合には単一の投与また
は複数の投与で一般式(I)の化合物を10〜100mg/日投与することからなる。
【0017】 本発明の9a−N−(N'−アリールカルバモイル)−および9a−N−(N'−アリール
チオカルバモイル)−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAのハ
ロ誘導体の製造方法を次の実施例によって例証するが、これは本発明を何ら限定
するものと考えるべきでない。
【0018】 実施例1 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(2−フルオロフェニル)カルバモイル]}−9a−ア
ザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、2
−フルオロフェニルイソシアネート(0.61g;0.00448モル)およびトルエン(40ml)
から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることにより粗製物(3
.81g)を得た。ジエチルエーテル−石油エーテル混合物から晶出することにより
、次の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な標記生成物(2.74g)を得た
; 融点(M.P.) 129〜132℃ IR(KBr)cm−1 3468, 2973, 2937, 1732, 1668, 1619, 1533, 1455, 1380, 1324,
1253, 1167, 1094, 1054, 1013, 958, 897, 834, 753. FAB−MS 872[MH+]。
【0019】 実施例2 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(2−フルオロフェニル)チオカルバモイル]}−9a
−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、2
−フルオロフェニル イソチオシアネート(0.69g;0.00448モル)およびトルエン(
40ml)から室温で12時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることにより粗
製物(3.45g)を得た。アセトン−石油エーテル混合物から晶出することにより、
次の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(2.05g)を得た; IR(KBr)cm-1 3431, 2971, 2936, 1729, 1620, 1514, 1457, 1380, 1314, 1280,
1167, 1094, 1052, 1012, 958, 896, 831 756. FAB−MS 888[MH+]。
【0020】 実施例3 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(2−クロロフェニル)チオカルバモイル]}−9a−
アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、2
−クロロフェニル イソチオシアネート(0.76g;0.00448モル)およびトルエン(40
ml)から40℃の温度で12時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発することにより
粗製物(3.51g)を得た。アセトン−石油エーテル混合物から晶出することにより
、次の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(2.24g)を得た; IR(KBr)cm-1 3411, 2972, 2937, 2058, 1726, 1593, 1520, 1494, 1456, 1379,
1310, 1244, 1168, 1093, 1054, 1014, 958, 897, 834, 754, 735. FAB−MS 904[MH+]。
【0021】 実施例4 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(2−クロロ−6−メチル−フェニル)カルバモイル
]}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(1.5g;0.00204モル)、2
−クロロ−6−メチル−フェニルイソシアネート(0.37g;0.00228モル)およびトル
エン(15ml)から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることによ
り、粗製物(1.85g)を得た。メチレンクロリド−メタノール(90;5)の溶剤系を用
いてシリカゲルカラム上でクロマトグラフィーにかけることにより、次の物理化
学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(1.36g)を得た; IR (KBr) cm-1 3437, 2973, 2937, 1732, 1645, 1595, 1510, 1456, 1379, 128
0, 1167, 1010, 1053, 1014, 959, 897, 864, 835, 771。
【0022】 実施例5 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(3−フルオロ−フェニル)カルバモイル]}−9a−
アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、3
−フルオロフェニル イソシアネート(0.61g;0.00448モル)およびトルエン(40ml
)から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下で蒸発させることにより、粗製
物(3.60g)を得た。アセトン−石油エーテル混合物から晶出することにより、次
の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(2.64g)を得た; M.p. 140-143℃ IR (KBr) cm-1 3454, 2975, 2939, 1712, 1651, 1602, 1537, 1494, 1443, 138
0, 1317, 1278, 1247, 1167, 1053, 1013, 959, 896, 865, 835,772, 681. FAB−MS 872 [MH+]。
【0023】 実施例6 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(3−クロロ−フェニル)カルバモイル]}−9a−ア
ザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、3
−クロロフェニル イソシアネート(0.68g;0.00448モル)およびトルエン(40ml)
から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることにより粗製物(3
.52g)を得た。ジエチルエーテルから晶出することにより、次の物理化学常数を
有するクロマトグラフ上均質な生成物(1.29g)を得た; IR (KBr) cm-1 3452, 2974, 2939, 2787, 1731, 1669, 1592, 1526, 1484, 145
6, 1423, 1380, 1300, 1274, 1246, 1167, 1110, 1013, 958, 897, 834, 775, 6
81.1 H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.44-6.94(Ph), 4.93(H-13), 4.81(H-1"), 4.42(H
-1'), 4.06(H-5"), 4.04(H-3), 3.90(H-11), 3.83(H-9a), 3.56(H-5'), 3.51(H-
5), 3.32(H-2'), 3.28(3"-OCH3), 2.96(H-4"), 2.70(H-2), 2.59(H-3'), 2.46(H
-9b), 2.38(H-8), 2.36(3'-N(CH3)2), 2.30(H-2"a), 1.94(H-14a), 1.89(H-4),
1.72(H-4'), 1.58(H-14b), 1.54(H-2"b), 1.42(10-CH3), 1.27(2-CH3), 1.23(5"
-CH3), 1.21(3'−CH3), 1.19(10'-CH3), 1.17(12-CH3), 1.15(5'−CH3), 1.07(4
-CH3), 1.07(8-CH3), 0.93(15-CH3).13 C NMR(75 MHz, CDCl3) δ 157.0(9a-NCONH), 176.8(C-1), 140.5, 134.2, 129
.5, 122.4、119.5, 117.5(Ph), 104.4(C-1'), 95.9(C-1"), 87.8(C-5),79.2(C-3
), 78.2(C-13), 77.4(C-4"), 74.7(C-11), 74.5, 74.4(C-6 and C-12), 72.5(C-
3"), 70.5(C-2'), 69.1(C-5'), 65.8(C-5"), 64.5(C-3'), 49.1(3"-OCH3), 46.3
(C-2), 41.2(C-4), 40.1[3'-N(CH3)2], 34.7(C-2"), 29.0(C-4'), 27. 2(C-8),
21.8(C-14), 21.3(8-CH3), 20.8(5'-CH3), 21.1(3"-CH3), 17.5(5"-CH3), 17.0(
12-CH3), 15.1(2-CH3), 13.1(10-CH3), 11.0(15-CH3), 9.8(4-CH3) FAB−MS 888.4 [MH+]。
【0024】 実施例7 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(3−ブロモ−フェニル)カルバモイル]}−9a−ア
ザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(1.5g;0.00204モル)、3
−ブロモフェニル イソシアネート(0.44g;0.00228モル)およびトルエン(20ml)
から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることにより粗製物(1
.94g)を得た。アセトン−石油エーテル混合物から晶出することにより、次の物
理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物を得た; IR(KBr)cm-1 3446, 3291, 2974, 2936, 1727, 1638, 1582, 1546, 1475, 1418,
1402, 1381, 1312, 1286, 1226, 1167, 1066, 995, 874, 855, 788, 774, 745,
685, 641 FAB−MS [MH+]。
【0025】 実施例8 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(3−フルオロ−フェニル)チオカルバモイル]}−9
a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、3
−フルオロフェニル イソチオシアネート(0.6g;0.00448モル)およびトルエン(4
0ml)から50℃の温度で24時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることによ
り粗製物(3.25g)を得た。メチレンクロリド−メタノール(9;1)の溶剤系を用いて
シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、次の物理化学常数を有するク
ロマトグラフ上均質な生成物(1.08g)を得た; IR (KBr) cm-1 3435, 2971, 2937, 1728, 1712, 1611, 1515, 1493, 1456, 137
9, 1313, 1279, 1168, 1093, 1052, 1011, 959, 896, 832, 778, 727, 636. FAB−MS 888 [MH+]。
【0026】 実施例9 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(3−クロロ−フェニル)チオカルバモイル]}−9a
−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、3
−クロロフェニル イソチオシアネート(0.76g;0.00448モル)およびトルエン(40
ml)から40℃の温度で24時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることによ
り粗製物(3.51g)を得た。ジエチルエーテルから晶出することにより、次の物理
化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(2.25g)を得た; IR (KBr) cm-1 3436, 2974, 2938, 1712, 1683, 1594, 1483, 1460, 1424, 137
8, 1308, 1167, 1092, 1053, 1014, 958, 896, 835, 782, 727.1 H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.47-7.12(Ph), 4.85(H-1"), 4.81(H-13), 4.42(H
-1'), 4.11(H-3), 4.08(H-5"), 3.50(H-5'), 3.48(H-5), 3.29(3"-OCH3), 3.25(
H-2'), 3.04(H-9a), 3.02(H-4"), 2.80(H-2), 2.64(H-10), 2.54(H-3'), 2.35(H
-2"a), 2.30(3'-N(CH3)2), 1.88(H-4), 1.78(H-8), 1.69(H-4'), 1.29-1.58(H-1
4b), 1.56(H-2"b), 1.32(6-CH3), 1.29(5"-CH3), 1.29(12-CH3), 1.21(5'-CH3),
1.21(2-CH3), 1.19(10-CH3), 1.09(4-CH3), 1.08(3"-CH3), 0.95(8-CH3), 0.91
(15-CH3).13 C NMR(75 MHz, CDCl3) δ 183.2(9a-NSONH), 177.8(C-1), 141.1, 133.6, 131
.0, 129.3, 127.4, 125.7, 123.68(Ph), 103.8(C-1'), 95.1(C-1"), 86.1(C-5),
79.5(C-3), 77.9(C-13), 77.6(C-4"), 72.4(C-3"), 70.6(C-2'), 68.9(C-5'),
65.4(C-5"), 64.9(C-3'), 56.7(C-9), 56.5(C-10), 49.2(3"-OCH3), 44.9(C-2),
41.8(C-7), 41.3(C-4), 40.2[3'-N(CH3)2], 34.7(C-2"), 29.3(C-8), 28.9(C-4
'), 27.0(6-CH3), 21.7(C-14), 21.3(8-CH3), 21.2(5'-CH3), 21.0(3"-CH3), 18
.1(5"-CH3), 16.9(12-CH3), 15.7(2-CH3), 14.9(10-CH3), 11.0(15-CH3), 9.5(4
-CH3). FAB−MS 904 [MH+]。
【0027】 実施例10 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(3−ブロモ−フェニル)チオカルバモイル]}−9a
−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(1.5g;0.00204モル)、9
7%の3−ブロモフェニル イソチオシアネート(0.49g;0.00228モル)およびトル
エン(20ml)を60℃の温度で24時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させること
により粗製物(1.92g)を得た。アセトン−石油エーテルの溶剤系から晶出するこ
とにより次の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(0.99g)を得
た; IR (KBr) cm-1 3434, 2970, 2936, 2024, 1730, 1591, 1456, 1379, 1310, 116
7, 1093, 1052, 1012, 958, 896, 832, 777, 730, 636 FAB−MS 948 [MH+]。
【0028】 実施例11 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(4−クロロ−フェニル)カルバモイル]}−9a−ア
ザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、4
−クロロフェニル イソシアネート(0.68g;0.00448モル)およびトルエン(40ml)
を室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることにより粗製物(3.5
4g)を得た。温アセトンから晶出することにより、次の物理化学常数を有するク
ロマトグラフ上均質な生成物(2.16g)を得た; IR (KBr) cm-1 3444, 2975, 2938, 1713, 1651, 1593, 1520, 1495, 1457, 137
9, 1305, 1244, 1166, 1092, 1053, 1013, 959, 896, 829, 755. FAB−MS 888.4 [MH+]。
【0029】 実施例12 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(4−ブロモ−フェニル)カルバモイル]}−9a−ア
ザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、4
−ブロモフェニル イソシアネート(0.89g;0.00448モル)およびトルエン(40ml)
から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることにより粗製物(4
.30g)を得た。アセトン−石油エーテル混合物から晶出することにより、次の物
理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(2.20g)を得た; IR (KBr) cm-1 3531, 3438, 2977, 2938, 1708, 1683, 1651, 1589, 1520, 149
2, 1460, 1377, 1305, 1287, 1244, 1165, 1092, 1053, 1012, 959, 864, 825,
755, 731, 639. FAB−MS 932 [MH+]。
【0030】 実施例13 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(4−クロロ−フェニル)チオカルバモイル]}−9a
−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、4
−クロロフェニル イソチオシアネート(0.76g;0.00448モル)およびトルエン(40
ml)から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることにより粗製
物(3.71g)を得た。アセトンから晶出することにより次の物理化学常数を有する
クロマトグラフ上均質な生成物(3.26g)を得た; IR (KBr) cm-1 3534, 3422, 2978, 2939, 2879, 1699, 1683, 1651, 1586, 153
0, 1495, 1461, 1409, 1378, 1310, 1279, 1260, 1229, 1167, 1094, 1052, 101
2, 952, 894, 865、833, 727. FAB−MS 904 [MH+]。
【0031】 実施例14 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(4−ブロモ−フェニル)チオカルバモイル]}−9a
−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(1.5g;0.00204モル)、4
−ブロモフェニル イソチオシアネート(0.47g;0.00228モル)およびトルエン(25
ml)から50℃の温度で24時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることによ
り粗製物(2.01g)を得た。アセトン−石油エーテル混合物から晶出することによ
り次の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(1.92g)を得た; IR (KBr) cm-1 3533, 3433, 2974, 2937, 2878, 2786, 1703, 1682, 1626, 158
8, 1526, 1492, 1460, 1377, 1312, 1282, 1166, 1093, 1053, 1011, 958, 895,
864, 831, 730. FAB−MS 948 [MH+]。
【0032】 実施例15 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(3−フルオロメチル−4−クロロ−フェニル)カル
バモイル]}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(1.5g;0.00204モル)、3
−フルオロメタル−4−クロロフェニル イソシアネート(0.50g;0.00228モル)お
よびトルエン(15ml)から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させる
ことにより粗製物(1.99g)を得た。酢酸エチル−n−ヘキサン混合物から晶出する
ことにより次の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(1.28g)を
得た; IR (KBr) cm-1 3444, 2976, 2940, 1732, 1713, 1663, 1531, 1486, 1456, 141
7, 1380, 1325, 1263, 1168, 1135, 1112, 1093, 1053, 1031, 1012, 958, 896,
830. FAB−MS 956.5 [MH+]。
【0033】 実施例16 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(2,4−ジクロロ−フェニル)カルバモイル]}−9a
−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(1.5g;0.00204モル)、2
,4−ジクロロフェニル イソシアネート(0.41g;0.00228モル)およびトルエン(15
ml)から室温で3時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることにより粗製
物(1.89g)を得た。酢酸エチル−n−ヘキサン混合物から晶出することにより次の
物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(1.14g)を得た; IR (KBr) cm-1- 3438, 2976, 2939, 1732, 1670, 1651, 1582, 1514, 1487, 14
64, 1409, 1381, 1300, 1167, 1053, 1015, 959, 895, 863, 820, 760. FAB−MS 922.4 [MH+]。
【0034】 実施例17 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(2,4−ジクロロフェニル)チオカルバモイル]}−9
a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(1.5g;0.00204モル)、2
,4−ジクロロフェニル イソチオシアネート(0.45g;0.00228モル)およびトルエ
ン(15ml)から室温で7時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることにより
粗製物(1.96g)を得た。酢酸エチル−n−ヘキサン混合物から晶出することにより
次の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(1.22g)を得た; IR (KBr) cm-1 3425, 2975, 2936, 1737, 1590, 1505, 1460, 1379, 1311, 116
6, 1092, 1051, 1013, 956, 903, 864, 834, 759, 730. FAB−MS 938.4 [MH+]。
【0035】 実施例18 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(2−トリフルオロメチル−フェニル)カルバモイ
ル]}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(1.5g;0.00204モル)、2
−トリフルオロメチルフェニル イソシアネート(0.43g;0.0023モル)およびトル
エン(15ml)から室温で7時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることによ
り粗製物(1.96g)を得た。酢酸エチル−n−ヘキサン混合物から晶出することによ
り次の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(1.22g)を得た;1 H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.06(9a-NCONH), 7.57-7.10(Ph), 5.04(H-13), 4.
82(H-1"), 4.41(H-1'), 4.07(H-5"), 4.05(H-3), 3.87(H-11), 3.63(H-5'), 3.4
9(H-5), 3.32(H-2'), 3.27(3"-OCH3), 2.97(H-4"), 2.68(H-2), 2.61(H-3'), 2.
38(H-8), 2.33(3'-N(CH3)2), 2.31(H-2"a), 1.94(H-14a), 1.92(H-4), 1.70(H-4
'), 1.54(H-2"b), 1.50(H-14b), 1.39(10-CH3), 1.31(2-CH3), 1.26(5"-CH3), 1
25*(3"-CH3), 1.22*(12-CH3), 1.18(5'-CH3), 1.06(4-CH3), 1.06(8-CH3), 0.92
(15-CH3).13 C NMR(75 MHz, CDCl3) δ 156.8(9a-NCONH), 176.1(C-1), 136.7, 132.6, 125
.8, 124.4, 123.1(Ph), 129.7, 126.1, 122.5, 118.9(CF3), 104.8(C-1'), 972(
C-1"), 83.2(C-5), 79.3(C-3), 77.4(C-13), 77.9(C-4"), 74.1(C-11), 72.5(C-
3"), 70.5(C-2'), 69.1(C-5'), 66.0(C-5"), 64.5(C-3'), 49.2(3"-OCH3), 46.8
(C-2), 41.1(C-4), 40.2[3'-N(CH3)2], 34.8(C-2"), 29.4(C-4'), 27.4(C-8), 2
1.9(C-14), 20.6(8-CH3), 21.2(5'-CH3), 20.7(3"-CH3), 17.6(5"-CH3), 17.0(1
2-CH3), 15.5(2-CH3), 12.7(10-CH3), 11.1(15-CH3), 10.2(4-CH3). FAB−MS 922.3 [MH+]。
【0036】 実施例19 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(3−トリフルオロメチル−フェニル)カルバモイ
ル]}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(7.27g;0.00989モル)、
3−トリフルオロメチルフェニル イソシアネート(2.43g;0.01298モル)およびト
ルエン(40ml)から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることに
より粗製物(10.51g)を得た。メチレンクロリド−メタール−濃アンモニア(9;9;1
.5)の溶離系を用いてシリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより生成物(4.
1g)を得、これをジエチルエーテル−石油エーテル混合物から晶出した後には次
の物理化学常数を有した; M.p.. 122-125℃ IR (KBr) cm-1 3444, 2974, 2939, 1733, 1651, 1544, 1494, 1447, 1380, 125
9, 1166, 1125, 1093, 1070, 1053, 1014, 957, 897, 834, 795, 699. FAB−MS 922.4 [MH+]。
【0037】 実施例20 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(4−トリフルオロメチル−フェニル)カルバモイ
ル]}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(3.0g;0.00408モル)、4
−トリフルオロメチルフェニル イソシアネート(0.84g;0.00448モル)およびト
ルエン(40ml)から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させることに
より沈澱物(3.75g)を得た。精製物(1.2g)を酢酸エチル−n−ヘキサン混合物から
晶出することにより次の物理化学常数を有する標記生成物(0.99g)を得た; IR (KBr) cm-1 3445, 2974, 2939, 1731, 1668, 1602, 1526, 1457, 1413, 138
0, 1325, 1249, 1166, 1115, 1068, 1054, 1015, 959, 897, 838.1 H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.25(9a-NCONH), 7.65-7.20(Ph), 4.91(H-13), 4.
82(H-1"), 4.41(H-1'), 4.03(H-5"), 4.06(H-3), 3.91(H-11), 3.51(H-5'), 3.5
4(H-5), 3.30(H-2'), 3.28(3"-OCH3), 2.97(H-4"), 2.71(H-2), 2.55(H-3'), 2.
39(H-8), 2.31(3'-N(CH3)2), 2.31(H-2"a), 1.94(H-14a), 1.88(H-4), 1.68(H-4
'), 1.55(H-2"b), 1.56(H-14b), 1.45(10-CH3), 1.26(2-CH3), 1.21(5"-CH3), 1
.21(3"-CH3), 1.19(12-CH3), 1.11(5'-CH3), 1.07(4-CH3), 1.08(8-CH3), 093(1
5-CH3).13 C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 156.9(9a-NCONH), 171.0(C-1), 142.6, 125.8, 11
8.9(Ph), 124.2, 123.8(CF3), 104.3(C-1'), 96.9(C-1"), 87.4(C-5), 79.3(C-3
), 78.3(C-13), 77.3(C-4"), 74.8(C-11), 74.6(C-6), 74.5(C-12), 72.5(C-3")
, 70.5(C-2'), 69.1(C-5'), 65.8(C-5"), 64.6(C-3'), 62.1(C-10), 49.1(3"-OC
H3), 46.3(C-2), 41.1(C-4), 40.1[3'-N(CH3)2], 34.7(C-2"), 27.2(C-4'), 28.
8(C-8), 24.0(6-CH3), 21.8(C-14), 21.3(8-CH3), 20.7(5'-CH3), 21.1(3"-CH3)
, 17.6(5"-CH3), 17.0(12-CH3), 15.2(2-CH3), 13.2(10-CH3), 11.0(15-CH3), 9
.8(4CH3). FAB−MS 922.4 [MH+]。
【0038】 実施例21 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(3−トリフルオロメチル−フェニル)チオカルバ
モイル]}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(7.27g;0.00989モル)、
3−トリフルオロメチルフェニル イソチオシアネート(2.64g;0.01299モル)およ
びトルエン(40ml)から室温で1時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させるこ
とにより粗製物(9.27g)を得た。アセトン−石油エーテル混合物から粗製物(1.0g
)を晶出させると、次の物理化学常数を有する標記生成物(0.6g)を得た; M.p. 110-112℃ IR (KBr) cm-1 3454, 2975, 2938, 1734, 1599, 1531, 1494, 1453, 1378, 133
1, 1252, 1166, 1124, 1093, 1051, 1012, 957, 904, 698.1 H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.85-7.27(Ph), 4.86(H-1"), 4.81(H-13), 4.43(H
−1'), 4.11(H-3), 4.07(H-5"), 3.51(H-5'), 3.46(H-5), 3.29(3"-OCH3), 3.25
(H-2'), 3.05(H-9a), 3.04(H-4"), 2.80(H-2), 2.58(H-10), 2.45(H-3'), 2.35(
H-2"a), 2.30(3'-N(CH3)2), 1.84(H-9b), 1.93(H-4), 1.85(H-14a), 1.75(H-8),
1.67(H-4'), 1.29, 1.55(H-14b), 1.51(H-2"b), 1.31(6-CH3), 1.29(5"-CH3),
1.23(12-CH3), 1.20(5'-CH3), 1.20(2-CH3), 1.14(10-CH3), 1.09(4-CH3), 1.08
(3"-CH3), 0.94(8-CH3), 0.92(15-CH3).13 C NMR (75 MHz, CDCl3) δ 183.3(9a-NSONH), 177.9(C-1), 140.4, 128.8, 12
5.7, 123.6, 121.2(Ph), 131.2, 130.7, 130.3, 129.9(CF3), 103.8(C-1'), 94.
9(C-1"), 86.1(C-5), 79.4(C-3), 77.6(C-4"), 70.5(C-2'), 69.0(C-5'), 65.5(
C-5"), 64.8(C-3'), 56.8(C-9), 56.6(C-10), 49.2(3"-OCH3), 460(C-2), 40.5[
3'-N(CH3)2], 34.6(C-2"), 29.4(C-8), 28.8(C-4'), 21.7(C-14), 21.3(8-CH3),
21.1(5'-CH3), 21.6(3"-CH3), 18.0(5"-CH3), 15.7(12-CH3), 14.8(2-CH3), 13
.5(10-CH3), 11.0(15-CH3), 9.5(4-CH3) FAB−MS 938.6 [MH+]。
【0039】 実施例22 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)カルバモ
イル]}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(1.5g;0.00204モル)、2
−トリフルオロメトキシフェニル イソシアネート(0.44g;0.00228モル)および
トルエン(15ml)から室温で3時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させること
により粗製物(1.94g)を得た。酢酸エチル−n−ヘキサン混合物から晶出すること
により次の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(1.39g)を得た;
M.p. 126-128℃ IR (KBr) cm-1 3466, 2974, 2938, 1732, 1669, 1610, 1531, 1455, 1380, 131
5, 1250, 1217, 1169, 1109, 1094, 1054, 1013, 958, 897, 836, 758, 630. FAB−MS 938.5 [MH+]。
【0040】 実施例23 9−デオキソ−9a−N−{N'−[(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)チオカル
バモイル]}−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA(1.5g;0.00204モル)、4
−トリフルオロメトキシフェニル イソチオシアネート(0.44g;0.00228モル)お
よびトルエン(15ml)から室温で2時間攪拌し、反応混合物を減圧下に蒸発させる
ことにより粗製物(1.89g)を得た。酢酸エチル−n−ヘキサン混合物から晶出する
ことにより次の物理化学常数を有するクロマトグラフ上均質な生成物(1.15g)を
得た; M.p. 139-141℃ IR (KBr) cm-1 3456, 2975, 2940, 1731, 1669, 1511, 1457, 1414, 1380, 126
5, 1199, 1166, 1111, 1054, 1015, 958, 897, 836. FAB−MS 938.6 [MH+]。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 コブレヘル,ガブリエラ クロアチア共和国 10000 ザグレブ,ド ブリセ セサリカ 8 (72)発明者 ムタク,ステパン クロアチア共和国 10000 ザグレブ,ヤ グネデイエ 1 (72)発明者 マルシック,ナタサ クロアチア共和国 10000 ザグレブ,ノ ヴア セスタ 1 Fターム(参考) 4C057 AA18 KK13 4C086 AA01 AA03 AA04 EA12 MA01 MA04 NA05 NA14 ZB35

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 〔式中Rは次式(II) (但し置換基a、b、c、dおよびeは同じまたは異なっており、これらの少なくと
    も1個はハロ、(C1〜C6)ハロアルキルまたは(C1〜C6)ハロアルコキシ基を表
    わし、残りの置換基は水素、ハロ(C1〜C6)アルキルまたは(C1〜C6)アルコキ
    シ基を表わす)の置換されたアリール基を表わし、Xは酸素または硫黄原子を表
    わす〕9a−N−(N'−アリールカルバモイル)−および9a−N−(N'−アリールチオ
    カルバモイル)−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAのハロ誘
    導体、およびこれの無機酸または有機酸との製薬上許容し得る付加塩。
  2. 【請求項2】 置換基aはハロを表わし、b、c、dおよびeは同じで水素を表
    わし、Xは酸素または硫黄を表わす請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】 置換基aはフルオロを表わし、Xは酸素である請求の範囲第
    2項記載の化合物。
  4. 【請求項4】 置換基aはフルオロを表わし、Xは硫黄である請求の範囲第
    2項記載の化合物。
  5. 【請求項5】 置換基aはクロロを表わし、Xは硫黄である請求の範囲第2
    項記載の化合物。
  6. 【請求項6】 置換基aはハロを表わし、b、cおよびdは同じで水素を表わし
    、eは(C1〜C4)アルキル基を表わし、Xは酸素または硫黄を表わす請求の範囲
    第1項記載の化合物。
  7. 【請求項7】 置換基aはクロロを表わし、b、cおよびdは同じで水素を表わ
    し、eはメチル基であり、Xは酸素である請求の範囲第6項記載の化合物。
  8. 【請求項8】 置換基a、c、dおよびeは同じで水素を表わし、bはハロであ
    り、Xは酸素または硫黄である請求の範囲第1項記載の化合物。
  9. 【請求項9】 置換基bはフルオロであり、Xは酸素である請求の範囲第8
    項記載の化合物。
  10. 【請求項10】 置換基bはクロロであり、Xは酸素である請求の範囲第8
    項記載の化合物。
  11. 【請求項11】 置換基bはブロモであり、Xは酸素である請求の範囲第8
    項記載の化合物。
  12. 【請求項12】 置換基bはフルオロであり、Xは硫黄である請求の範囲第
    8項記載の化合物。
  13. 【請求項13】 置換基bはクロロであり、Xは硫黄である請求の範囲第8
    項記載の化合物。
  14. 【請求項14】 置換基bはブロモであり、Xは硫黄である請求の範囲第8
    項記載の化合物。
  15. 【請求項15】 置換基a、b、dおよびeは同じで水素を表わし、cはハロを
    表わし、Xは酸素または硫黄である請求の範囲第1項記載の化合物。
  16. 【請求項16】 置換基cはクロロであり、Xは酸素である請求の範囲第1
    5項記載の化合物。
  17. 【請求項17】 置換基cはブロモであり、Xは酸素である請求の範囲第1
    5項記載の化合物。
  18. 【請求項18】 置換基cはクロロであり、Xは硫黄である請求の範囲第1
    5項記載の化合物。
  19. 【請求項19】 置換基cはブロモであり、Xは硫黄である請求の範囲第1
    5項記載の化合物。
  20. 【請求項20】 置換基a、dおよびeは同じで水素であり、bは(C1〜C6)ハ
    ロアルキル基を表わし、cはハロであり、Xは酸素または硫黄である請求の範囲
    第1項記載の化合物。
  21. 【請求項21】 置換基a、dおよびeは同じで水素であり、bは−CF3基であ
    り、cはクロロであり、Xは酸素である請求の範囲第20項記載の化合物。
  22. 【請求項22】 置換基b、dおよびeは同じで水素であり、aおよびcは同じ
    で、ハロを表わし、Xは酸素または硫黄である請求の範囲第1項記載の化合物。
  23. 【請求項23】 置換基aおよびcは同じでクロロを表わし、Xは酸素である
    請求の範囲第22項記載の化合物。
  24. 【請求項24】 置換基aおよびcは同じでクロロを表わし、Xは硫黄である
    請求の範囲第24項記載の化合物。
  25. 【請求項25】 置換基a、b、c、dおよびeは同じまたは異なっており、水
    素または(C1〜C4)ハロアルキル基を表わし、Xは酸素または硫黄である請求の
    範囲第1項記載の化合物。
  26. 【請求項26】 置換基aは−CF3基であり、b、c、dおよびeは同じで水素を
    表わし、Xは酸素である請求の範囲第25項記載の化合物。
  27. 【請求項27】 置換基a、c、dおよびeは同じで水素を表わし、bは−CF3
    であり、Xは酸素である請求の範囲第25項記載の化合物。
  28. 【請求項28】 置換基a、b、dおよびeは同じで水素を表わし、cは−CF3
    であり、Xは酸素である請求の範囲第25項記載の化合物。
  29. 【請求項29】 置換基a、c、dおよびeは同じで水素を表わし、bは−CF3
    であり、Xは硫黄である請求の範囲第25項記載の化合物。
  30. 【請求項30】 置換基a、b、c、dおよびeは同じまたは異なっており、水
    素または(C1〜C4)ハロアルコキシ基を表わし、Xは酸素または硫黄である請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  31. 【請求項31】 置換基b、c、dおよびeは同じで水素を表わし、aは−OCF3
    基であり、Xは酸素である請求の範囲第30項記載の化合物。
  32. 【請求項32】 置換基a、b、dおよびeは同じで水素を表わし、cは−OCF3
    基であり、Xは酸素である請求の範囲第30項記載の化合物。
  33. 【請求項33】 9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAを、
    次式(III) R−N=C=X (III) (式中Xは酸素または硫黄であり、Rは後記の如くである)のイソシアネートま
    たはイソチオシアネートと室温または上昇した温度で非プロトン溶剤好ましくは
    トルエン中で反応させることを特徴とする、一般式(I) 〔式中Rは次式(II) (但し置換基a、b、c、dおよびeは同じまたは異なっており、これらの少なくと
    も1個はハロ、(C1〜C6)ハロアルキルまたは(C1〜C6)ハロアルコキシ基を表
    わし、残りの置換基は水素、ハロ(C1〜C6)アルキルまたは(C1〜C6)アルコキ
    シ基を表わす)の置換されたアリール基を表わし、Xは酸素または硫黄原子を表
    わす〕9a−N−(N'−アリールカルバモイル)9a−N−(N'−アリールチオカルバモ
    イル)−および9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAのハロ誘導
    体、およびこれの無機酸または有機酸との製薬上許容し得る付加塩の製造方法。
  34. 【請求項34】 製薬上許容しうる担体と請求の範囲第1項記載の化合物の
    殺菌有効量とを含有してなる製薬組成物。
  35. 【請求項35】 細菌感染の処置または防止に請求の範囲第1項〜第32項
    の何れかに記載の化合物の使用。
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