JP2002539613A - 電界効果デバイス用高速Geチャネル・ヘテロ構造 - Google Patents

電界効果デバイス用高速Geチャネル・ヘテロ構造

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Abstract

(57)【要約】 半導体基板上に複数の半導体層と、より高いバリアまたはより深い閉じ込め量子井戸を有し、相補型MODFETおよびMOSFETのための非常に高い正孔移動度を有する圧縮ひずみエピタキシャルGe層のチャネル構造とを取り込む、高移動度Geチャネル電界効果トランジスタを形成するための方法および層状ヘテロ構造を説明する。本発明は、室温より上(425K)から極低温(0.4K)までの広範な温度動作状況を有し、低温であっても高いデバイス性能が達成可能であることに加えて、ディープ・サブミクロンの現況技術のSi pMOSFETに勝る、移動度および相互コンダクタンスの向上をさらに提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、シリコンおよびシリコン・ゲルマニウム・ベースの材料系に関し、
より詳細には、高速低ノイズ、マイクロ波、準ミリ波、およびミリメートル波の
用途に関して有用な、新規なエピタキシャル電界効果トランジスタ構造に関する
。好ましくは、このエピタキシャル電界効果トランジスタ構造は、シリコンおよ
びシリコン・ゲルマニウム層を組み込んで、CMOSデバイスまたは回路、高電
子移動度トランジスタ(HEMT)、および変調ドープ・ヘテロ構造電界効果ト
ランジスタを形成する、高性能Geチャネルを構造中に含む。本発明は、室温以
上(373K)から極低温(0.4K)までの広範な温度領域で有利に動作させ
ることができる超高移動度Geチャネル・デバイスを使用することによって、デ
ィープ・サブミクロン(0.1μmチャネル長)の現況技術のSi pMOSF
ETに勝る、移動度および相互コンダクタンスの向上を提供する。極低温(0.
4K)では、より高いデバイス性能さえ達成可能である。
【0002】 (関連出願の相互参照) 本出願は、ジャック・オー・チュー(Jack O Chu)他の「High Speed Composi
te P-Channel Si/SiGe Heterostructure for Field Effect Devices」と題する
、米国特許出願第09/267,323号、対応日本特許出願2000年第65
262号と相互参照される。この特許出願は、どちらも圧縮下にあるGe層およ
びSiGe層の複合層を有し、より高い移動度を得るチャネルを備える電界効果
トランジスタについて記載する。この特許出願を参照により本明細書に組み込む
【0003】
【背景技術】
高速かつ低ノイズのデバイスの用途では、キャリア移動度が不純物散乱によっ
て制限されず、高キャリア移動度が達成されるように、キャリア(例えば電子、
正孔)伝導がアンドープ・チャネル層中で行われる高電子移動度トランジスタ(
HEMT)または変調ドープ(modulation-doped)電界効果トランジスタ(MO
DFET)を設計し、製造することに焦点が当てられてきた。一般には、これら
の高速電子デバイスは、低ノイズ増幅器、電力増幅器、ならびにマイクロ波およ
びrf領域で動作するサテライト受信機および送信機としてしばしば使用され、
材料の選択は、通常、GaAsおよびInPなどの、高速ではあるが高価なII
I−V材料系および技術である。複雑で高価なIII−V材料技術は、あまり半
導体産業では望ましいものではない。一方、現在のSi技術に完全に適合し、よ
り安価なSiGe材料系の方がより望ましいものであり、既存のSi−CMOS
デバイス技術と組み合わせることがはるかに容易である。
【0004】 Si技術と互換の材料系の一例が、本明細書の譲受人に譲渡された、P.M.ソロ
モン(Solomon)の「Germanium Channel Silicon MOSFET」と題する米国特許第
5019882号(1991年5月28日発行)に記載されている。米国特許第
5019882号では、向上したキャリア移動度を有するチャネルは、シリコン
基板の上に成長させたシリコンおよびゲルマニウムの合金層を備える。合金層は
、適切なスードモルフィック(pseudomorphic)無転位成長が行われるのに十分
な薄さに保たれる。シリコン層は、合金層の上に形成され、部分的に酸化された
後に誘電体層を形成する。ゲート領域は、二酸化シリコンの上に形成される。
【0005】 Si技術と互換の高性能SiGeデバイス構造の2番目の例が、本明細書の譲
受人に譲渡された、K.E.イズメイル(Ismail)の「Complementary Metal-Oxide
Semiconductor Transistor Logic Using Strained Si/SiGe Heterostructure La
yers」と題する米国特許第5534713号(1996年7月9日発行)に記載
されている。米国特許第5534713号では、ひずんだSi/SiGeヘテロ
構造設計上に製造された、pチャネルデバイスに、圧縮ひずみの下で正孔移動度
が向上する埋込みSiGeチャネルを使用し、nチャネル・デバイスに、引張ひ
ずみの下で電子移動度が向上する埋込みSiチャネルを使用する、シリコンCM
OSトランジスタ構造が記載されている。米国特許第5534713号ではさら
に、提案されたpチャネル電界効果トランジスタにおけるpチャネルとして働く
圧縮ひずみSiGe層が、50〜100%の範囲のゲルマニウムの組成を有し、
好ましくは80%の組成を有するものとして記載されている。今までのところは
、IBMコーポレイションのThomas Jリサーチ・センタでの、このチャネル設計
および組成を使用するプロトタイプSiGe pチャネルMODFETは、室温
で最大1000cm2/Vsの正孔移動度しかもたらしていない。
【0006】 既存のSi技術を使用するGeチャネルMODFETの互換性および製造は、
純粋Ge層からなる正孔チャネルを有する変調ドープFET構造を分子線エピタ
キシによってSi基板上に成長させる分子線エピタキシ(MBE)技法によって
実証されてきた。具体的には、変調ドープされたひずみGe層(MBEによって
成長)中の2次元正孔ガス(2DHG)についての室温正孔移動度は、G.Hock、
T.Hackbarth、U.Erben、E.Kohn、およびU.Konigによる「High performance 0.25
μm p-type Ge/SiGe MODFETs」と題するElectron.Lett.34(19)、1998年9月
17日、1888〜1889ページの論文では、高々1870cm2/Vsであ
ると報告された。G.Hockらの論文では、0.25μmゲート長デバイスに対して
は、p形GeチャネルMODFETは、最大DC外部相互コンダクタンス160
mS/mmを示し、最大ドレイン飽和電流は、300mA/mmもの高い値に達
した。RF性能については、単一電流利得遮断周波数fT32GHzおよび最大
周波数振動fmax85GHzが得られた。
【0007】 冷却型赤外線検出器用読み出しエレクトロニクス、高速プロセッサ、および低
ノイズ増幅器などの高速極低温の用途向けの高速低温MOSFETおよびバイポ
ーラ・トランジスタを設計し、製造することについての関心が高まっている。こ
の目的のために、室温(300K)から極低温(<T=77K)までの範囲の温
度で動作することができ、しかもより高い輸送特性を有するGeチャネル・デバ
イス構造が理想的な解決法である。室温および77Kの両方で動作可能な純粋G
eからなる2次元正孔チャネルを有する変調ドープSiGe/Geヘテロ構造の
例が、U.KonigおよびF.Schafflerによる「p-Type Ge-Channel MODFET's with Hi
gh Transconductance Grown on Si Substrates」と題するElectron.Dev.Lett.14
(4)、1993年4月4日、205〜207ページの論文で報告されている。こ
の論文を参照により本明細書に組み込む。
【0008】 高速および低温動作に適した高キャリア移動度を有する電界効果トランジスタ
の別の例が、E.ムラカミ他の「Transistor Provided with Strained Germanium
Layer」と題する米国特許第5241197号(1993年8月31日発行)に
記載されている。米国特許第5241197号では、分子線エピタキシによって
成長したひずみ制御層が、ゲルマニウム層の下に提供され、ゲルマニウム層上に
圧縮ひずみが課される。ひずみ制御層の組成は、圧縮ひずみを生成するために使
用される。ひずみゲルマニウム層中のキャリア移動度は、3000cm2/Vs
であると報告されている。しかし、室温で2000cm2/Vsを超える移動度
を有するGe特性またはGe層状構造の測定またはデータは、その後発表されて
いない。室温でのGe層状構造の正孔移動度の報告値として1900cm2/V
sが、D.W.Greve、Field Effect Devices and Applications、Prentice-Hall, I
nc.Upper Saddle River, NJ.により1998年発行、の315ページに、具体的
には表8.1に見出される。
【0009】
【発明の開示】
本発明に従って、以下のようなpチャネル・デバイスを形成するために、pチ
ャネル領域中のGeの単一層を使用するp形電界効果トランジスタ用のシリコン
およびシリコン・ゲルマニウム・ベースのエピタキシャル構造を説明する。その
pチャネル・デバイスは、半導体基板と、Ge比xが0.5〜0.8にある、基
板上にエピタキシャルに形成される緩和Si1-xGexの第1層と、第1層上にエ
ピタキシャルに形成されるpドープSi1-xGexの第2層と、第2層上にエピタ
キシャルに形成されるアンドープ(undoped)のSi1-xGexの第3層と、第3
層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第4層と、第4
層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第5層とを備え
、第3層〜第5層は、xの値と、pドーパントの残留バックグラウンド濃度の値
とが漸進的に低くなり、第5層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのG
eの第6層を備え、それによってGe層は圧縮ひずみの下にあり、第1緩和Si 1-x Gex層に対してつり合ったものとなり、第6層上にエピタキシャルに形成さ
れるアンドープのSi1-xGex層の第7層を備えるものである。第7層の上に金
属層を形成してパターン化し、pチャネル電界効果トランジスタのゲートを形成
することができ、一方ドレインおよびソース領域は、層状構造中のゲートのいず
れかの側にp領域を形成することによって形成することができる。この層状構造
設計は、変調ドープ・ヘテロ構造を形成し、それによってサプライ層または第2
pドープSi1-xGex層が、活性Geチャネル、第6層の下に位置する。さらに
、この層状デバイス構造では、活性チャネルをサプライ層から分離するスペーサ
層は、xの値と、pタイプ・ドーパントの残留バックグラウンド濃度の値とが漸
進的に低くなる、アンドープのSi1-xGexの第3層、アンドープのSi1-x
xの第4層、およびアンドープのSi1-xGexの第5層を備える3重層設計を
利用する。漸進的に低くなるバックグラウンド・ドーパントは、漸進的に低い温
度でアンドープのSi1-xGexを形成することによって得ることができる。
【0010】 本発明は、以下のような、そのチャネル中で非常に高い正孔移動度を有するp
チャネル電界効果トランジスタおよび方法をさらに提供する。そのpチャネル電
界効果トランジスタは、半導体基板と、Ge比xが0.5〜0.8にある、基板
上にエピタキシャルに形成される緩和Si1-xGexの第1層と、第1層上にエピ
タキシャルに形成されるpドープSi1-xGexの第2層と、第2層上にエピタキ
シャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3層と、第3層上にエピタキ
シャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第4層とを備え、第3層および
第4層は、xの値と、pタイプ・ドーパントの残留バックグラウンド濃度の値と
が漸進的に低くなり、第4層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのGe
の第5層を備え、それによってGe層は、第1緩和Si1-xGex層に対してつり
合ったものとなり、第5層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1- x Gex層の第6層を備えるものである。この層状構造設計は、変調ドープ・ヘテ
ロ構造を記述し、それによってサプライ層または層2のpドープSi1-xGex
は、第3Si1-xGex層および第4Si1-xGex層の2重層スペーサ設計によっ
て、第5層の活性pチャネルから分離される。
【0011】 本発明は、以下のような、そのチャネル中で非常に高い正孔移動度を有するp
チャネル電界効果トランジスタおよび方法をさらに提供する。そのpチャネル電
界効果トランジスタは、半導体基板と、Ge比xが0.5〜0.8にある、基板
上にエピタキシャルに形成される緩和Si1-xGexの第1層と、第1層上にエピ
タキシャルに形成されるアンドープのGeの第2層とを備え、それによってGe
層は、第1緩和Si1-xGex層に対してつり合い、第2層上にエピタキシャルに
形成されるアンドープのSi1-xGexの第3層と、第3層上にエピタキシャルに
形成されるアンドープのSi1-xGexの第4層と、第4層上にエピタキシャルに
形成されるアンドープのSi1-xGexの第5層と、第5層上にエピタキシャルに
形成されるpドープSi1-xGex層の第6層とを備えるものである。この層状構
造設計は、変調ドープ・ヘテロ構造を記述し、それによってサプライ層またはp
ドープSi1-xGex層の第6層は、層2の活性Geチャネルの上に位置する。同
様に、第5層と第6層との間、あるいは第4層と第5層との間にひずみSiスペ
ーサ層を追加することで、サプライ層または層6のpドープSi1-xGex層を、
第2層の活性Geチャネルの上でさらに分離することができる。
【0012】 本発明は、以下のような、そのチャネル中で非常に高い正孔移動度を有するp
チャネル電界効果トランジスタおよび方法をさらに提供する。そのpチャネル電
界効果トランジスタは、半導体基板と、Ge比xが0.5〜0.8にある、基板
上にエピタキシャルに形成される緩和Si1-xGexの上面を有する第1層と、第
1層上にエピタキシャルに形成されるpドープされたSi1-xGexの第2層と、
第2層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3層と、
第3層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第4層と、
第4層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのGeの第5層とを備え、そ
れによってGe層は、第1緩和Si1-xGex層の上面に対してつり合い、第5層
上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGex層の第6層と、第6
層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGex層の第7層と、第
7層上にエピタキシャルに形成されるpドープSi1-xGex層の第8層とを備え
るものである。この層状構造設計は、変調ドープ・ヘテロ構造を記述し、それに
よって活性チャネルが、第5チャネル層の上および下に位置する第2層および第
8層の2つのサプライ層によって対称的にドープされ、チャネルの上の第6層お
よび第7層と、チャネルの下の第3層および第4層の2重層スペーサ設計とによ
ってそれぞれ等しく分離される。
【0013】 本発明は、以下のような、そのチャネル中で非常に高い正孔移動度を有するp
チャネル電界効果トランジスタおよび方法をさらに提供する。そのpチャネル電
界効果トランジスタは、半導体基板と、Ge比xが0.5〜0.8にある、基板
上にエピタキシャルに形成される緩和Si1-xGexの上面を有する第1層と、第
1層上にエピタキシャルに形成されるpドープSi1-xGexの第2層と、第2層
上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3層と、第3層
上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第4層と、第4層
上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第5層と、第5層
上にエピタキシャルに形成されるアンドープのGeの第6層とを備え、それによ
ってGe層は、第1緩和Si1-xGex層の上面に対してつり合い、第6層上にエ
ピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGex層の第7層と、第7層上に
エピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGex層の第8層と、第8層上
にエピタキシャルに形成されるpドープSi1-xGex層の第9層とを備えるもの
である。この層状構造設計は、変調ドープ・ヘテロ構造を記述し、それによって
活性チャネルが、チャネル層5の上および下に位置する2つのサプライ層2およ
び9によって非対称にドープされ、チャネルの上の第7層および第8層の2重層
スペーサ設計と、チャネルの下の第5層、第4層、および第3層の3重層スペー
サ設計によってそれぞれ異なって分離される。同様に、この非対称的ドーピング
は、逆のスペーサ層設計によって実施することができ、それによって上部サプラ
イ層を、チャネルの上で3重層設計によって分離し、下部サプライ層を、チャネ
ルの下の2重層スペーサ設計によって分離する。
【0014】 本発明は、以下のような、そのチャネル中で非常に高い正孔移動度を有する相
補型電界効果トランジスタおよび方法をさらに提供する。その相補型電界効果ト
ランジスタは、半導体基板と、Ge比xが0.5〜0.8にある、基板上にエピ
タキシャルに形成される緩和Si1-xGexの上面を有する第1層と、第1層上に
エピタキシャルに形成されるアンドープのGeの第2層とを備え、それによって
Ge層は、第1緩和Si1-xGex層の上面に対してつり合い、第2層上にエピタ
キシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3層と、第3層の上に形成
されるゲート誘電体の第4層とを備えるものである。第4層の上にドープ・ポリ
シリコン層を形成してパターン化し、電界効果トランジスタのゲート電極を形成
することができ、一方ドレインおよびソース領域は、層状構造中のゲート電極の
いずれかの側に、自己整合されたpタイプまたはnタイプ領域のいずれかを注入
することによって形成することができる。この層状構造設計は、エンハンスメン
ト・モードでの動作向けの相補型(CMOS)電界効果トランジスタに適した高
移動度を有する表面近傍(near surface)Geチャネルの形成を記述する。
【0015】 本発明は、以下のような緩和(>90%)Si1-xGexバッファ層のための方
法および構造をさらに提供する。そのバッファ層は、半導体基板と、基板上で層
のGe含有量が段階的な方式(または線型な方式)で増加し、かつxが約0.1
〜約0.9の範囲にある段階的な濃度勾配(または線型な濃度勾配)をつけるこ
とによって、エピタキシャルに形成された、部分的に緩和した(<50%)Si 1-x Gexの第1層と、y=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にある(これ
は、層をxよりも大きく「オーバ・リラックス(over relax)」させる働きをす
る)、第1層上にエピタキシャルに形成されるSi1-yGeyの第2層と、第2層
上にエピタキシャルに形成されるSi1-xGex'の第3層とを備え、次いでそれ
によってSi1-xGex'層が元の部分的に緩和したSi1-xGex層1と比較して
より緩和するものである。このSi1-yGeyの「オーバシュート」層による追加
の緩和の拡張は、この層の厚さに依存し、初期の部分的に緩和したSi1-xGex 層におけるその臨界厚によって制限されることになる。xが0.5よりも大きい
場合、2重の「オーバシュート」効果が好ましく、それによって、第1「オーバ
シュート」は、m=0.5xであるSi1-mGem層であり、第2「オーバシュー
ト」は、n=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にあるSi1-nGen層であ
る。
【0016】 本発明の目的は、非常に高い正孔移動度を伴うチャネルを有するpチャネル電
界効果トランジスタを形成することを可能とする層状構造を提供することである
【0017】 本発明の別の目的は、活性チャネルがひずみGe層であるpチャネル・デバイ
スを提供することである。
【0018】 本発明の別の目的は、チャネル構造が、単一SiGe層を使用する置換チャネ
ルと比較して、正孔キャリアに関してより高いバリアまたはより深い拘束チャネ
ルの利点を有する、より高い圧縮ひずみを利用するpチャネル・デバイスを提供
することである。
【0019】 本発明の別の目的は、pチャネル・デバイスに対する圧縮ひずみの下でGe層
の埋込みチャネルを提供することである。
【0020】 本発明の別の目的は、厚さ100〜200ÅのひずみGe層から構成される最
適なpチャネル構造中で1000cm2/Vsよりも大きい正孔移動度を提供し
、SiGe材料系中で最高の正孔移動度を生成することである。
【0021】 本発明の別の目的は、スペーサ層がそれぞれ、3つまたは2つのSiGe層の
いずれかから構成される3重または2重設計であるpチャネル・デバイスを提供
することである。
【0022】 本発明の別の目的は、活性チャネルが、対称な2重スペーサ層設計でチャネル
の上および下に位置する2つのサプライ層によって対称にドープされるpチャネ
ル・デバイスを提供することである。
【0023】 本発明の別の目的は、活性チャネルが、非対称なスペーサ層設計でチャネルの
上および下に位置する2つのサプライ層によって非対称にドープされるpチャネ
ル・デバイスを提供することである。
【0024】 本発明の別の目的は、活性Geチャネルが高い電子および正孔移動度を有し、
エンハンスメント・モードで動作することができる表面近傍チャネル・デバイス
(near surface channel device)を提供することである。
【0025】 本発明の別の目的は、活性Geチャネルが高移動度を有する相補型MOSFE
Tデバイスを作成するのに適した表面近傍チャネル・デバイスを提供することで
ある。
【0026】 本発明の別の目的は、SiGeバッファ構造のグレードアップ(grade-up)組
成中で、単一オーバシュート層(x≦0.5のとき)または2重オーバシュート
層(x>0.5のとき)の追加によって、所望の緩和Si1-xGex層をより良好
に達成することができる層状構造および方式を提供することである。
【0027】
【発明を実施するための最良の形態】
図面を、具体的には図1を参照すると、本発明の実施形態を示すために、Ge
pチャネル変調ドープSiGeヘテロ構造についての層状構造10の断面図が
示されている。層12〜18は、超高真空化学的気相付着(UHV−CVD)、
分子線エピタキシ(MBE)、または急速熱処理化学的気相付着(RTCVD)
などのエピタキシャル成長技法を使用して単結晶半導体基板11上にエピタキシ
ャルに成長させる。単結晶半導体基板11は、Si、SiGe、Ge、SiC、
GaAs、SOS(silicon-on-sapphire)、SOI(silicon-on-insulator)
、BESOI(Bond and Etch back Silicon On Insulator)などでよい。シリ
コン基板上にエピタキシャルSiおよびSi1-xGex膜を成長させるためのUH
V−CVD法の説明のために、B.S.マイヤーソン(Meyerson)の「Method and A
pparatus for Low Temperature, Low Pressure Chemical Vapor Deposition of
Epitaxial Silicon Layers」と題する米国特許第5298452号(1994年
3月29日発行)を参照し、参照により本明細書に組み込む。
【0028】 層状構造10の下部の、層12C'、12B'、および12A'についての好ま
しい層状構造12'の図を図2に示す。図2は、2次イオン質量分析法(SIM
S)によって測定した、図1のSiGe層状構造10の層12C、12B、およ
び12Aの対応するGe組成プロフィールを示す。図2では、縦座標は原子百分
率でのGe濃度を表し、横座標はミクロンでの近似深さを表す。図2では、曲線
部分21'〜31'を含む曲線部分12A'と、12B'と、12C'とは、図1に
示す層12A、12B、および12CでのGe濃度に対応する。
【0029】 図3は、デバイス領域のみを示す、図2の上部だけの拡大図である。図3では
、左側の縦座標は、原子百分率でのGe濃度を表し、横座標はオングストローム
での近似深さを表す。曲線32は、Ge濃度を近似深さの関数として示す。図3
では、右側の縦座標は、ホウ素濃度を原子/ccで表し、曲線33は、ホウ素濃
度を近似深さの関数として示す。
【0030】 基板11の上面上に形成される緩和Si1-xGex合金の、図1および2の層1
2Aとして説明した第1エピタキシャル層は、層21〜31を備える階段状に濃
度勾配のあるGe組成層構造から構成される。層21〜31は、新しい転位を生
成するための機構として修正フランク・リード転位源を介してバッファ層21〜
31中または下の基板11中でひずみが緩和される図2に示す好ましいプロフィ
ールを有する。修正フランク・リード転位源を介して緩和を得るためのGe合金
ドーピング・プロフィールは、F.K.リガウス(Legoues)およびB.S.マイヤーソ
ンの米国特許第5659187号(1997年8月19日発行)に記載されてお
り、これを参照により本明細書に組み込む。
【0031】 バッファ層12は、層12A、12B、および12Cを備え、当初はアンドー
プで、かつ緩和させることができ、層12および13の間の界面19で約50%
〜約80%の範囲で、好ましくは約65%の値のGe組成を有することができる
【0032】 層12の設計は、実際にはSi基板11の上に形成される濃度勾配のあるGe
組成のSi1-xGex層12Aから始まり、層12Aの上に形成されるSi1-y
y層12Bのオーバシュート層が続き、ここで、y=x+zで、zが0.01
〜0.1の範囲にあり、好ましくは0.05の値であり、最後に層12B上に形
成されるより緩和したSi1-xGex'層12Cが続く。オーバシュート層12B
は、Ge濃度のオーバシュートを有し、追加のストレスを層中に提供し、格子間
隔の緩和を誘発する。基本的には、オーバシュート層12Bは、界面19で上端
のSi1-xGex'表面層12Cに対して高程度の緩和、すなわち>90%を保証
する働きをする。完全に緩和したSi1-xGex'層12Cを達成する好ましい場
合では、図2の曲線部分21'〜31'に対する曲線部分12B'によって示され
るように、Si0.30Ge0.70のオーバシュート層12Bを使用することが望まし
い。緩和Si1-xGex'層12Cでは、面内格子パラメータaSiGe(x)は、式
(1)によって与えられる。 aSiGe(x)=aSi+(aGe−aSi)x (1) ただし、xはGe含有量、1−xはSi含有量であり、aSiおよびaGeは、それ
ぞれSiおよびGeについての格子定数であり、したがって上端のSi0.35Ge 0.65 表面層が>90%緩和される好ましい場合では、層12Cは、5.02Åよ
りも大きい格子定数を有することになる。
【0033】 Si1-xGex'層12Cが0.50より大きいGe組成値xを有する場合、2
重の「オーバシュート」層状構造が好ましく、それによって第1「オーバシュー
ト」は、m=0.5xであるSi1-mGem層であり、第2「オーバシュート」は
、n=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にあるSi1-nGen層である。し
たがって、前述の完全に緩和したSi0.35Ge0.65を達成する好ましい場合では
、図2で曲線部分21'〜31'に対する曲線部分28'によって示されるように
、Si0.65Ge0.35の第1オーバシュートSi1-mGem層を使用し、図2で曲線
部分21'〜31'に対する曲線部分12B'によって示されるように、Si0.30
Ge0.70の第2オーバシュートSi1-nGen層を使用することが望ましい。
【0034】 構造的には、Geの格子間隔層が単結晶Siの格子間隔よりも1.04倍大き
いために4.2%の格子間ミスフィットがある、緩和層12Cの上面すなわち界
面19と、下にあるSi基板11、31との間の格子間不整合によって引き起こ
されるひずみを、層12は緩和する働きをする。層12のバッファ厚は、2.5
〜6μmの範囲にすることができるが、好ましい厚さは、約4.5μmであり、
Ge組成プロフィールは、図2の、2つのオーバシュート層28'および12B'
を有する層21'〜31'によって示されるように、増分層あたりの段階的増加0
.05Geを用いて、好ましい段階的な方式(連続的、線型的濃度勾配方式と比
較して)でx=0からx=0.10〜1.0の範囲、好ましくは値x=0.65
まで増加する。
【0035】 シリコンおよびシリコン含有膜すなわちSi:B、Si:P、SiGe、Si
Ge:B、SiGe:P、SiGeC、SiGeC:B、SiGeC:Pを成長
させる好ましい方法は、B.S.マイヤーソンの米国特許第5298452号(19
94年3月29日発行)に記載されているUHV−CVDプロセスである。上述
のシリコンおよびシリコン含有膜を成長させるのに適したUHV−CVD反応器
は、スイスのBlazers and Leybold Holding AG、スウェーデンのEpigress、およ
び米国ニューヨークRonkonkomaのCVD Equipment Corp.より入手可能である。界
面、合金プロフィール、およびドーパント・プロフィールが向上した、エピタキ
シャルSi、Si1-xGex、および誘電体を成長させる追加のUHV−CVDお
よび低圧(LP)−CVD方法の説明のために、本明細書の譲受人に譲渡される
、J.O.チュー(Chu)他の「Advanced Integrated Chemical Vacuum Deposition
(AICVD) For Semiconductor」と題する米国特許第6013134号(2000
年1月11日発行)が参照され、これは参照により本明細書に組み込まれる。
【0036】 Ge pチャネル変調ドープSiGeヘテロ構造における層状構造10では、
図1に示すpドープされたひずみまたは緩和SiGe層13が、層12Cの上に
まず形成され、活性チャネルの下のドナーまたはサプライ層として働く。層13
は、1〜20nmの範囲の厚さを有することができ、電気的に活性なドナー・ド
ーズを1〜5×1012cm-2の範囲で有するべきである。pドープ層13は、2
0%から<70%の範囲、好ましくは30%〜40%の範囲のGe組成と、好ま
しくは2〜4nmの範囲の厚さを有して、ひずませるか、または緩和させること
ができる。層13のp形ドーパントは、層13のエピタキシャル成長の間、B2
6の異なるフローでドーピングすることによって、SiGe層13中に取り込
むことができる。好ましいホウ素ドーパント・プロフィール層13の例が、図2
の曲線部分33によって積算ドーズ約2.0×1012ホウ素/cm2で示される
。隣接する層に対する層13などの階段ドープ層を形成するために、F.カードン
(Cardone)他の「Abrupt 'Delta-Like' Doping In Si And SiGe Films by UHV-
CVD」と題する、米国特許出願番号第08/885611号(1997年6月3
0日出願)への参照を行い、これを参照により本明細書に組み込む。ひずませる
、または緩和させることができるアンドープのSiGe層14(CVDまたは他
の成長システムからの望ましくないバックグラウンド・ドーピングを除く)は、
スペーサ層としてpドープ層13の上にエピタキシャルに形成される。層14は
、層13中のドーパントを、その上に形成すべき活性チャネル層17から分離す
る働きをする。層14の厚さは、緩和層12の界面19での格子間隔に対するS
iGe層の臨界厚より下にとどまるべきである。層14の好ましい厚さは、界面
19での層12が緩和Si0.35Ge0.65層である場合に、25%〜30%の範囲
のGe組成では2〜4nmの範囲にある。第2アンドープSiGe層15(CV
Dシステムからの望ましくないバックグラウンド・ドーピングを除く)は、層1
4の上にエピタキシャルに形成され、層13と同様に、スペーサ層としてさらに
層13中のドーパントを上のGeチャネル層17から分離する働きをする。同様
に、層15の厚さは、緩和層12の界面19での格子間隔に対するSiGe層の
臨界厚より下にとどまるべきであり、好ましい厚さは、層12が緩和Si0.35
0.65層である場合に、20%〜25%の範囲の好ましいGe組成では1〜3n
mの範囲にある。
【0037】 次に、第3アンドープSiGe層16(CVDシステムからの望ましくないバ
ックグラウンド・ドーピングを除く)は、層15の上にエピタキシャルに形成さ
れ、層14〜15と類似して、層17中の高い正孔移動度を維持するために、ス
ペーサ層としてさらに層13中のドーパントを上のGeチャネル層17から分離
する働きをする。やはり層14〜15に類似して、層16の厚さは、緩和層12
の界面19での格子間隔に対するSiGe層の臨界厚より下にとどまるべきであ
る。層16の好ましい厚さは、層12が緩和Si0.35Ge0.65層である場合に、
40%〜50%の範囲の好ましいGe組成では1〜4nmの範囲にある。室温で
高相互コンダクタンスを有するデバイス性能を達成するためには、スペーサ層1
4〜16の層厚を最小にすることが好ましい。
【0038】 圧縮ひずみGe層17は、pチャネル電界効果トランジスタにおける活性高移
動度pチャネル33として働く層16の上にエピタキシャルに成長する。シリコ
ン基板上にエピタキシャルGe被膜を成長させるためのUHV−CVD方法の詳
細な説明のために、S.Akbar, J.O.ChuおよびB Cunninghamの「Heteroepitaxial
Growth of Germanium on Silicon by UHV/CVD」と題する米国特許第52599
18号(1993年11月9日発行)への参照を行い、これを参照により本明細
書に組み込む。層17が効果的な高移動度pチャネル39となるために、エピタ
キシャルGeは、構造的欠陥、すなわち積層欠陥(stacking fault)や、層16
と17との間の界面粗さの問題もないデバイス品質の層でなければならない。例
えば、層12Cが界面19で緩和Si0.35Ge0.65層である好ましい場合では、
Ge層17の厚さは、2〜250オングストロームの範囲、好ましくは図5に示
すように140〜150オングストロームの範囲にすることができる。
【0039】 層12Cが緩和Si0.35Ge0.65層である場合のGeチャネル厚について好ま
しい実施形態は、データを図4に再プロットした公表された結果と一致すること
に留意されたい。この公表されたデータは、Y.H.Xie、D.Monroe、E.A.Fitzgeral
d、P.J.Silverman、F.A.Thiel、およびG.P.Watsonによる「Very high mobility
two-dimensional hole gas in Si/GexSi1-x/Ge structures grown by molecular
beam epitaxy」と題するAppl.Phys.Lett.64(16)、1993年10月18日、2
263〜2264ページの論文からのものであり、これを参照により本明細書に
組み込む。図4では、縦座標は正孔移動度μhをcm2/Vsで表し、横座標は、
Geチャネル幅または厚さをオングストロームで表す。4.2Kでの2次元正孔
ガス(2DHG)の測定される移動度と、変調ドープ・ヘテロ構造(MBEによ
って成長)中のGeチャネル厚さとの関係を図4に示す。ただし曲線部分34は
、完全に緩和したSi0.40Ge0.60バッファ上に製造されたGeチャネル層を表
し、曲線部分35は、Si基板上に成長した、緩和Si0.30Ge0.70バッファ層
上に製造されたGeチャネル層に対応する。Si0.40Ge0.60バッファ上に製造
されたGeチャネルについての最高の正孔移動度を示す図4の曲線34のピーク
部分は、前述の好ましい実施形態とよく一致する、140〜150オングストロ
ームの範囲にある最適なGeチャネル幅に対応している。曲線34のSi0.40
0.60層とは反対に、好ましいバッファ層12が緩和Si0.65Ge0.35層である
ので、実際の最適なGeチャネル幅または厚さは、150オングストロームより
も大きくなることになり、150〜200オングストロームの範囲にすることが
できる。
【0040】 図5は、一般に104欠陥/cm2より小さく、103〜106欠陥/cm2の範
囲にある可能性がある積層欠陥(stacking fault)を有する、前述の好ましい実
施形態での高移動度Geチャネル層17を示す。図5では、界面36での層17
の上面の平滑度を示す。積層欠陥(stacking fault)は、界面19での層12の
90%の緩和によって、106欠陥/cm2未満に減少する。積層欠陥(stacking
fault)は、原子の余分な層の挿入または部分原子層の削除のいずれかによる、
結晶格子中の原子面の通常の積層配列における乱れから生ずる結晶格子中の面欠
陥(planar defect)である。層の緩和の比率は、X線回折(XRD)技法など
によって、格子定数を測定することによって決定することができる。
【0041】 層17の上に、20〜50%の範囲の好ましいGe組成を有するSiGeキャ
ップ層18を成長させ、このSiGeキャップ層18は、pチャネル39を表面
から分離し、層17中の正孔キャリアを閉じ込める働きをする。層17に関する
厚さは、2〜25nmの範囲、好ましくは10〜15nmの範囲にすることがで
きる。層13、14、15、16、および18は、シリコンおよびゲルマニウム
の同じ組成を有することができ、同じ格子間隔を提供することができる。その場
合、Ge含有量は、界面19の層12Cが緩和Si0.35Ge0.65バッファ層と同
等な格子間隔を有する場合、20〜70%の範囲、好ましくは20〜50%の範
囲にすることができる。
【0042】 正孔のチャネル閉じ込めと、その向上した輸送移動度とは、Siに対する純粋
Geについての4.2%大きい格子定数から生ずる、界面19での層12の緩和
バッファ層に対して高いGe含有量層を有する複合チャネル構造中のより高い圧
縮ひずみの結果である。層12の緩和SiGeバッファ上に形成されたGeチャ
ネル層中で圧縮ひずみを生み出し、向上させる構造的能力は、pチャネル層17
の伝導帯および価電子帯を著しく変更する。さらに、pチャネル変調ドープヘテ
ロ構造の設計についての重要なパラメータは、層12の緩和Si1-xGexエピ層
と比べて圧縮ひずみしたGeチャネル層の価電子帯オフセット(ΔEν)であり
、以下の式で与えられる。 ΔEν=(0.74−0.53x')x(eV) 上式でx'は層12の緩和SiGeエピ層のGe含有量であり、xは正孔チャネ
ル中のGe含有量である。この定式化は、R.PeopleおよびJ.C.Beanによる、「Ba
nd alignments of coherently strained GexSi1-x/Si heterostrucures on <001
> GeySi1-y substrates」、Appl.Phys.Lett.48(8)、1986年2月24日、5
38〜540ページの論文で報告されており、これを参照により本明細書に組み
込む。より具体的には、緩和Si0.35Ge0.65の上に形成された純粋Geチャネ
ルの層17に関する価電子帯不連続(ΔEν)は、396meVとなることにな
り、これは正孔閉じ込めのための効果的な量子井戸またはポテンシャル・バリア
である。重要なことに、SiGeまたはGe層中の圧縮ひずみは、価電子帯を重
い正孔バンドおよび軽い正孔バンドに分割し、それによってひずみチャネルに沿
ったキャリア輸送のための、軽い方の正孔質量を有する上側の価電子帯中の正孔
輸送は、正孔移動度の向上をもたらす。この正孔移動度は、以下で説明するよう
に、Si pチャネル電界効果トランジスタで見出されるものよりも著しく高く
することができる。Si pチャネル電界効果トランジスタで見出される正孔移
動度は、M.Rodderらによる「A 1.2V, 0.1μm Gate Length CMOS Technology: De
sign and Process Issues」と題するIEDM 98−623の論文で報告され
ているように、一般に移動度約75cm2/Vsを有する。したがって、図1に
示す高移動度Geチャネル39構造について、占有正孔バンド中で測定される正
孔移動度は、層17が10〜15nmの範囲の厚さを有するGeチャネルである
場合、300Kで、1500cm2/Vsから、2000cm2/Vsよりも大き
い範囲にあり、20Kで、30000cm2/Vsから、50000cm2/Vs
よりも大きい範囲にある。
【0043】 さらに図6では、曲線37は、図5で示すような、138オングストロームの
厚さを有するGe pチャネル39を緩和Si0.35Ge0.65バッファ層12上に
適切に成長させるときの、測定した2次元正孔ガス(2DHG)正孔移動度の挙
動を、Ge pチャネル39についての温度の関数として示す。Ge pチャネ
ル層を、Si0.35Ge0.65の層12からのより低い含有量バッファ上に、または
不適切なSiGeバッファ層上に成長させるとき、不十分な品質または欠陥のあ
るGeチャネル構造と関連する、移動度の挙動低下が観測され、それは、組成プ
ロフィール、緩和の範囲、ならびに残りの積層欠陥(stacking fault)およびミ
スフィット転位などの層12の適切な設計へのGe pチャネル39の感度を示
すことに留意されたい。図6では、左側の縦座標は、正孔移動度μhをcm2/V
sで表し、横座標は温度をK度で表す。Ge pチャネル39に関する曲線37
によって示される測定された移動度は、Si pチャネル電界効果トランジスタ
で見出されるものよりも9〜10倍高い。Ge pチャネル39に関する曲線3
7によって示される測定された移動度は、図5に示すのと類似の欠陥密度を有し
、一般に103〜106欠陥/cm2の範囲にある。図6では、右側の縦座標は、
シート密度を正孔/cm2で表し、曲線38は、曲線37の測定した移動度に関
する対応するキャリア密度を温度の関数として表す。300Kでは、Ge pチ
ャネル39の移動度μhは、シート・キャリア密度1.62×1012cm-2で1
750cm2/Vsに等しい。20Kでは、Ge pチャネル39の移動度μh
、シート・キャリア密度8.69×1011cm-2での43954cm2/Vsに
等しい。
【0044】 図7に示す代替実施形態では、図1に示す3つのスペーサ層14、15、およ
び16のうちのいずれか1つ、例えばSiGeスペーサ層14またはSiGeス
ペーサ層15またはSiGeスペーサ層16は、pチャネル39中の正孔閉じ込
めおよびキャリアの移動度におけるどんな主要な劣化も導入することなく、Ge
pチャネル17層状構造10から構造的に省略することができる。図7では、
図1の装置に対応する機能に対しては同様の参照を使用している。
【0045】 図1および7に示す変調ドープ・デバイス10、80の設計では、スペーサ層
16、15、および14のより厚いスペーサが、pチャネル17中の活性キャリ
アをサプライ層13中のイオン化正孔ドナーからさらに分離することによって低
温(すなわち<20K未満)でのキャリア移動度輸送を最適化することを試みる
ときに、通常はより望ましく、重要である。それでも、室温輸送については、3
つのスペーサ層のうちの1つだけ、例えばSiGeスペーサ14またはSiGe
スペーサ層15またはSiGeスペーサ層16が存在して変調ドープ・デバイス
80のスペースGeチャネル81をサプライ層13から隔てるとき、(もしあれ
ば)最低限の観測可能な効果がある。同様に、3つのスペーサのうちの2つだけ
、例えば層14および15、または層14および16、または層15および16
のいずれかの2重のスペーサの組み合わせが存在して変調ドープ・デバイス80
のスペースGeチャネル81を層13から隔てるとき、(もしあれば)最低限の
観測可能な効果がある。
【0046】 図8に示す代替実施形態では、層状構造90は、バッファ層12の上に形成さ
れるGe層17を備えるチャネル40を有する。SiGe層16は、チャネル4
0の上に形成され、SiGe層15は、層16の上に形成され、SiGe層14
は、層15の上に形成され、サプライ層、pドープSiGe層13は、SiGe
層14の上に形成される。例えば二酸化シリコン、シリコン酸窒化物、または酸
化アルミニウムなどの誘電体層41は、SiGe層13の上に形成される。図8
では、図1の装置に対応する機能に対しては同様の参照を使用している。
【0047】 変調ドープ・デバイスに適した層状構造90では、図8に示すように活性チャ
ネル40の上にサプライ層13が位置し、活性pチャネル40は、界面91での
格子間隔に対して臨界厚よりも薄いひずみGe層17からなる。Ge層17は、
はじめに層12C上に形成され、界面91を形成する。層17は、電界効果トラ
ンジスタのチャネル領域40として働く。次に、SiGeスペーサ層14、Si
Geスペーサ層15、およびSiGeスペーサ層16からなるスペーサ層は、チ
ャネル層17の上に成長し、上のサプライ層13中のドーパントを下の活性チャ
ネル層17、40から分離する働きをする。スペーサ層14の上に、活性チャネ
ル層17、40の上のドナー層またはサプライ層として働くpドープSiGeサ
プライ層13が形成される。層17、16、15、14、および13に関するゲ
ルマニウム組成および厚さは、チャネル17、81の下にSiGeサプライ層1
3を有するGeチャネル層状構造10を示す図1の同じ参照番号のそれらと同じ
または同等にすることができる。この層状構造設計では、層13のサプライ層ま
たはpドープSiGe層は、層16と層15、または層15と層14、または層
14および層13との間にひずみSiスペーサ層を追加して、層17、40の活
性Geチャネルの上でさらに分離することができる。この追加のひずみSiスペ
ーサに関する厚さは、緩和層12の界面91での格子間隔に対するSi層の臨界
厚未満にとどまるべきであり、層14と13との間に追加することが好ましい。
【0048】 図9に示す代替実施形態では、層状構造92は、バッファ層12の上に形成さ
れるpドープSiGe層13を含むサプライ層を有する。SiGe層14は、サ
プライ層13の上に形成され、SiGe層15は、層14の上に形成され、Ge
層17を含むチャネル42は、層15の上に形成され、SiGe層15'は、チ
ャネル42の上に形成され、SiGe層14'は、層15'の上に形成され、サプ
ライ層、pドープSiGe層13'はSiGe層14'の上に形成される。例えば
二酸化シリコン、シリコン酸窒化物、窒化シリコン、酸化タンタル、チタン酸バ
リウム・ストロンチウム、または酸化アルミニウムなどの誘電体層41は、Si
Ge層13'の上に形成される。図9では、図1の装置に対応する機能に対して
は同様の参照を使用している。
【0049】 図10に示す代替実施形態では、層状構造94は、バッファ層12の上に形成
されるpドープSiGe層13を含むサプライ層を有する。SiGe層14は、
サプライ層13の上に形成され、SiGe層15は、層14の上に形成され、S
iGe層16は、層15の上に形成され、Ge層17を含むチャネル43は、層
16の上に形成され、SiGe層15'は、チャネル43の上に形成され、Si
Ge層14'は、層15'の上に形成され、サプライ層、pドープSiGe層13
'はSiGe層14'の上に形成される。例えば二酸化シリコン、シリコン酸窒化
物、窒化シリコン、酸化タンタル、チタン酸バリウム・ストロンチウム、または
酸化アルミニウムなどの誘電体層41は、SiGe層13'の上に形成される。
図10では、図1の装置に対応する機能に対しては同様の参照を使用している。
【0050】 自己整合された高移動度p−MODFETデバイス100の断面図を図11に
示す。自己整合された高移動度p−MODFETデバイス100は、図1の層状
構造を組み込む。自己整合されたMODFETプロセスは、ショットキー・ゲー
ト・デバイス構造に関連するアクセス抵抗を最小化するために使用することが好
ましく、このプロセスは、ソース/ドレイン・オーミック・メタライゼーション
の前に、ゲート・メタライゼーションのパターニングおよび蒸着を通常必要とす
る。一般には、ゲート・オーバハング93が、ソース・ドレイン・オーミック接
触95および96をショットキー・ゲート92に短絡することを防止するソース
およびドレイン・オーミック接触蒸着に対するマスクとして働くように、T形ゲ
ート92が製造される。SiGe層への低接触抵抗を有するPtオーミック接触
プロセスは、M.Arafa, K.Ismail, J.O.Chu, M.S.Meyerson、およびI.Adesidaに
よる「A 70-GHz fT Low Operating Bias Self-Aligned p-Type SiGe MODFET」と
題するIEEE Elec.Dev.Lett, vol.17(12)、1996年12月、586〜588ペ
ージの論文で報告されており、これを参照により本明細書に組み込む。
【0051】 p−MODFETデバイス100に関する製造方式は、活性領域を画定するこ
とで開始し、メサ分離エッチングと、その後に続くSiOxの蒸着または付着を
介して活性デバイス域の周りにフィールド領域98を形成する。ゲート構造およ
びそのパターニングは、電子ビーム・リソグラフィと、その後に続く蒸着および
リフトオフを使用して、PMMA/P(MMA−MMA)/PMMA3重層レジ
スト中で実行することができ、Ti/Mo/Pt/Auメタライゼーション・ス
タック97からなるT形ゲート構造を形成する。Tiの層101は、SiGe層
18上に形成される。Moの層102は、Tiの上に形成される。Ptの層10
3は、層102の上に形成され、Auの層104は、層103の上に形成される
。ソースおよびドレインのオーミック接触95および96は、T形ゲート・スタ
ック97の上にPtを蒸着し、その後に画像反転メサ・パターニング・プロセス
を使用するリフトオフによって形成することができる。0.1μmにまで至るゲ
ート・フットプリントを有するこの製造方式を使用する小ゲート寸法は、〜0.
1μmのオーバハング93によって決定される自己整合されたソース/ドレイン
対ゲート距離と共に実演されてきた。ゲート長0.1μmを有する自己整合され
たデバイスは、室温で正孔移動度1750cm2/Vs、T=77Kで3090
0cm2/Vsを有する高移動度ひずみGeチャネル構造上に製造され、これら
のデバイスは、低バイアス電圧Vds=−0.6Vで、317mS/mm程度の室
温ピーク外部相互コンダクタンスを示し、最大電圧利得18に対応する。T=7
7Kでは、さらに高いピーク外部相互コンダクタンス622mS/mmをさらに
低いバイアス電圧Vds=−0.2Vで達成し、これまでのところこの77K相互
コンダクタンスがp形電界効果トランジスタについてこれまで報告された最高値
であると考えられる。
【0052】 図1の層状構造を取り込むGeチャネルp形MOS−MODFETデバイス1
10の断面図を図12に示す。図12では、図1および11の装置に対応する機
能に対しては同様の参照を使用している。二酸化シリコン、シリコン酸窒化物、
窒化シリコン、酸化タンタル、チタン酸バリウム・ストロンチウム、または酸化
アルミニウムなどのゲート誘電体111を、SiGe層18の上に形成すること
ができる。ポリシリコン層112は、ゲート誘電体111の上に形成し、パター
ン化してデバイス構造110に対するゲート電極113を形成することができる
。ゲート電極113、ソース領域114、およびドレイン領域115は、層状構
造110中のゲート電極113の両側のイオン注入によって形成することができ
る。ソースおよびドレイン・オーミック接触(図示せず)は、ソース領域114
およびドレイン領域115の上面上の標準メタライゼーションによって形成する
ことができる。ゲート側壁スペーサ116は、オーミック接触を形成する前にゲ
ート電極113の両側に形成することができる。
【0053】 Ge相補型変調ドープ(CMOD)FETデバイス120の断面図を図13に
示す。図13では、図1および11の装置に対応する機能に対しては同様の参照
を使用している。図13は、図11にも示すp−MODFETデバイス100を
示す。p−MODFETデバイス100に隣接するのは、n−MOS−MODF
ET124である。二酸化シリコン、シリコン酸窒化物、窒化シリコン、酸化タ
ンタル、チタン酸バリウム・ストロンチウム、または酸化アルミニウムなどのゲ
ート誘電体121は、SiGe層18の上に形成することができる。n+ポリシ
リコン層122をゲート誘電体121の上に形成し、パターン化してGe n−
MOS−MODFETデバイス構造124に対するゲート電極123を形成する
ことができる。ゲート電極123を使用して、n+ソース領域125およびn+
レイン領域126を、ゲート電極123の両側にイオン注入することによって形
成し、Ge n−MOS−MODFETデバイス構造124を形成することがで
きる。ゲート側壁スペーサ127は、ゲート電極123の両側に形成することが
でき、n−MOS−MODFETデバイス構造124が完成する。ソースおよび
ドレイン・オーミック接触(図示せず)は、ソース領域125およびドレイン領
域126の上面上の標準メタライゼーションによってパターン化し、形成するこ
とができる。
【0054】 代替実施形態では、バッファ層12の上に形成されるGe層17と、チャネル
141の上に形成されるSiGe層142と、SiGe層142の上に形成され
る、例えば二酸化シリコンの誘電体層41とを備え、表面近傍Geチャネル層状
デバイス構造140を形成する表面近傍Geチャネル層状構造140を図14に
示す。図14では、図1の装置に対応する機能に対しては同様の参照を使用して
いる。CMOSデバイスに適した表面近傍Geチャネル層状構造では、活性Ge
チャネル141がまず層12C上に形成され、界面91を形成し、層17は、界
面91での格子間隔に対して臨界厚よりも薄い。層17は、電界効果トランジス
タのチャネル領域141として働く。チャネル層141の上では、デバイス構造
140中で所望のゲート誘電体層41を形成するための保護層として働くアンド
ープのSiGe層142が形成される。アンドープのSiGe層142が、電子
または正孔などのキャリアに対する寄生チャネルとなることを防止するために、
層142についての好ましい厚さは、1nm未満である。相補型Ge CMOS
デバイス構造標準プロセス技法を使用して製造することができるCMOSデバイ
ス構造の例を図16に示す。
【0055】 図15は、図14に示す実施形態の変形形態を示す層状構造の断面図である。
図15では、追加のSi層142'が、SiGe層142の上にエピタキシャル
に形成される。ゲート誘電体層41は、Si層142'の上に形成される。
【0056】 エンハンスメント・モード動作のためのGe相補型酸化金属シリコン(MOS
)FETデバイス144の断面図を図16に示す。図16では、図1、13、お
よび14の装置に対応する機能に対しては同様の参照を使用している。二酸化シ
リコン、シリコン酸窒化物、窒化シリコン、酸化タンタル、チタン酸バリウム・
ストロンチウム(BST)、または酸化アルミニウムなどのゲート誘電体41は
、SiGe層142の上に形成することができる。p+などのドープ・ポリシリ
コン層122'をゲート誘電体41の上に形成し、パターン化してGe p−M
OSFETデバイス構造146に対するゲート電極123'を形成することがで
きる。ゲート電極123'を使用して、p+ソース領域125'およびp+ドレイン
領域126'を、ゲート電極123'の両側にイオン注入することによって形成し
、Ge p−MOSFETデバイス構造146を形成することができる。ゲート
側壁スペーサ127は、ゲート電極123'の両側に形成することができ、p−
MOSFETデバイス構造146が完成する。ソースおよびドレイン・オーミッ
ク接触(図示せず)は、ソース領域125'およびドレイン領域126'の上面上
に標準メタライゼーションによってパターン化し、形成することができる。
【0057】 p−MODFETデバイス146に隣接するのは、n−MODFET124'
である。二酸化シリコン、シリコン酸窒化物、窒化シリコン、酸化タンタル、チ
タン酸バリウム・ストロンチウム、または酸化アルミニウムなどのゲート誘電体
41は、SiGe層142の上に形成することができる。n+などのドープ・ポ
リシリコン層122をゲート誘電体41の上に形成し、パターン化してGe n
−MOSFETデバイス構造124'に対するゲート電極123を形成すること
ができる。ゲート電極123を使用して、n+ソース領域125およびn+ドレイ
ン領域126を、ゲート電極113の両側にイオン注入することによって形成し
、Ge n−MOSFETデバイス構造124'を形成することができる。ゲー
ト側壁スペーサ127は、ゲート電極123の両側に形成することができ、p−
MOSFETデバイス構造124'が完成する。ソースおよびドレイン・オーミ
ック接触(図示せず)は、ソース領域125およびドレイン領域126の上面上
の標準メタライゼーションによってパターン化し、形成することができる。図1
1および12に示すフィールド領域98または深いトレンチなどのデバイス分離
領域は、p−MOSFETデバイス構造146をn−MOSFETデバイス構造
124'から分離するために形成することができる。
【0058】 図17は、エンハンスメント・モード動作のためのショットキー・バリア金属
ゲートを有するGe相補型変調ドープ(CMOD)FETデバイス150の断面
図である。図17では、図1、11、および13−16の装置に対応する機能に
対しては同様の参照を使用している。図17では、オーミック接触95および9
6は、それぞれソース領域125およびドレイン領域126へのオーミック接触
であり、このオーミック接触95および96は、p+領域を形成するためのイオ
ン注入によって形成することができ、ゲート・スタック97に対して自己整合さ
れる。トランジスタ100'についての材料は、pチャネル・エンハンスメント
・モードFETとして働くように選択される。オーミック接触95'および96'
は、それぞれソース領域125およびドレイン領域126へのオーミック接触で
あり、このオーミック接触95'および96'は、n-領域を形成するためのイオ
ン注入によって形成することができ、ゲート・スタック97'に対して自己整合
される。トランジスタ100"についての材料は、nチャネル・エンハンスメン
ト・モードFETとして働くように選択される。図示しないが、図11に示すよ
うなフィールド領域98、または浅いトレンチ分離(STI)を使用して、トラ
ンジスタ100'と100"との間の分離を提供することができる。
【0059】 トランジスタ100'および100"に対して、ゲート電極およびチャネルの下
に埋込みドープ領域を形成してしきい電圧を調節し、隣接するデバイス、ならび
に埋込みドープ領域の上の本体からのどんな寄生電流も減少させることができる
【0060】 図面では、同様の要素または構成要素は同様の、対応する参照番号によって参
照されることに留意されたい。
【0061】 HEMT、MOD FET、CMOS FET、およびCMOD FETに適
した圧縮の下で、ひずみGeチャネルを有するGe/SiGe/Si層状構造を
説明し、図示したが、本明細書に添付の特許請求の範囲によってのみ限定される
べき本発明の広い範囲から逸脱することなく修正形態および変形形態が可能であ
ることは、当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す層状構造の断面図である。
【図2】 本発明の実施形態の好ましいGe組成層状構造を示す、図1に示す製造したサ
ンプル構造についての深さに対するGe濃度を示すSIMSグラフである。
【図3】 変調ドープ・デバイス領域に対するBおよびGe濃度を示す、図2の上部を深
さ約1000Åまで拡大したSIMS図である。
【図4】 Geチャネル幅または厚さに対する正孔移動度を示す、グラフ中にプロットさ
れたデータ点を示す図である。
【図5】 本発明の実施形態のGe pチャネル変調ドープ・デバイス構造を示す、図2
に示す製造したサンプル構造の上部デバイス領域の詳細な断面TEMを示す図で
ある。
【図6】 Hall測定からのケルビン(K)での温度に対する測定した正孔移動度と、
関連するシート密度のグラフである。
【図7】 本発明の第2実施形態を示す層状構造の断面図である。
【図8】 本発明の第3実施形態を示す層状構造の断面図である。
【図9】 本発明の第4実施形態を示す層状構造の断面図である。
【図10】 本発明の第5実施形態を示す層状構造の断面図である。
【図11】 図1の層状構造を取り込む高移動度p−MODFETの断面図である。
【図12】 図1の層状構造を取り込むGeチャネルp−MODFETの断面図である。
【図13】 図1の層状構造を取り込むGe CMOS MODFETの断面図である。
【図14】 本発明の第6実施形態を示す層状構造の断面図である。
【図15】 本発明の第7実施形態を示す層状構造の断面図である。
【図16】 図14の層状構造を取り込む、エンハンスメント・モードで動作させるための
GeチャネルCMOSデバイス構造の断面図である。
【図17】 ショットキー・バリアメタル・ゲートを有するGeチャネルCMOSデバイス
構造の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8232 H01L 27/06 F 5F140 21/8234 27/08 102A 27/088 29/163 27/095 29/78 618B 29/161 618E 29/778 29/786 29/812 Fターム(参考) 5F045 AA03 AA07 AB01 AB02 AB05 CA05 DA53 DA69 5F048 AC01 BA03 BA05 BA07 BA14 BB06 BB11 BD05 5F052 DA01 DA03 GC01 JA01 KA01 KA05 KB02 5F102 GA05 GB01 GC01 GD01 GD10 GJ03 GK02 GK08 GK09 GL02 GL08 GL09 GL16 GM02 GQ01 GS04 HA03 HC01 5F110 AA01 AA30 BB04 CC02 DD01 DD04 DD05 DD12 EE09 EE31 FF01 FF02 FF03 FF04 GG03 GG04 GG12 GG41 HJ13 5F140 AA01 AA24 AB03 AC07 AC11 AC28 AC36 BA03 BA05 BB00 BB13 BB18 BC12 BD04 BD05 BD07 BD09 BD11 BD12 BD13 BF01 BF04 BK13 CB04

Claims (140)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための層状構造であって、 単結晶基板と、 前記基板上にエピタキシャルに形成され、Ge比xが0.5〜0.8の範囲に
    ある、緩和Si1-xGexの第1層と、 前記第1層上にエピタキシャルに形成されるドープSi1-xGexの第2層と、 前記第2層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3
    層と、 前記第3層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第4
    層と、 前記第4層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第5
    層と、 前記第5層上にエピタキシャルに形成されるGeの第6層であって、それによ
    って前記第6層は圧縮ひずみの下にあり、前記第1層の上面に対するその臨界厚
    未満の厚さを有する第6層と、 前記第6層上にエピタキシャルに形成されるSi1-xGexの第7層と を含む、層状構造。
  2. 【請求項2】 xが0.5より大きい場合に、緩和Si1-xGexの前記第1層のひずみ緩和構
    造内に、Si1-mGemの第1オーバシュート層およびSi1-nGenの第2オーバ
    シュート層をさらに含む、請求項1に記載の層状構造。
  3. 【請求項3】 前記第1層の前記ひずみ緩和構造内の前記第1オーバシュート層Si1-mGem が、Ge比mが0.05から、約0.5未満の範囲にある、請求項2に記載の層
    状構造。
  4. 【請求項4】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記第2オーバシュート層Si1-nGenが、
    Ge比nを有し、ここでn=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にあり、前
    記第1層に対するその臨界厚さ未満の厚さを有する、請求項2に記載の層状構造
  5. 【請求項5】 活性デバイス領域が、より高い圧縮ひずみを有し、単一SiGe層チャネル・
    デバイスのみと比較して合金散乱の無いより良好な正孔閉じ込めのためのより深
    い量子井戸またはより高いバリアを提供する前記第6層のエピタキシャルGeチ
    ャネルから作成される埋込みチャネルである、請求項1に記載の層状構造。
  6. 【請求項6】 Ge被膜の3次元成長が界面粗さの問題が発生するようには行われない温度で
    、かつGe被膜の2次元成長が行われる275°〜350℃の範囲にある温度で
    前記第6層が形成される、請求項1に記載の層状構造。
  7. 【請求項7】 スペーサ領域が、緩和Si1-xGexの前記第3層、緩和Si1-xGexの前記第
    4層、緩和Si1-xGexの前記第5層の3つの層構造を含む、請求項1に記載の
    層状構造。
  8. 【請求項8】 Si1-xGexの前記第3層のGe含有量が、0.5〜0.8の範囲にあり、好
    ましくはa=x−0.20である含有量aであり、前記第3層が、前記第1層と
    前記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり
    合っている、請求項7に記載の層状構造。
  9. 【請求項9】 Si1-xGexの前記第4層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはb=x−0.25である含有量bであり、前記第4層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項7に記載の層状構造。
  10. 【請求項10】 Si1-xGexの前記第5層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはc=x−0.10である含有量cであり、前記第5層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項7に記載の層状構造。
  11. 【請求項11】 前記第2層が、前記第6層のチャネル領域の下に形成されるpドープSi1-x
    Gex層であり、前記第6層からSi1-xGexの前記第3層、Si1-xGexの前
    記第4層、およびSi1-xGexの前記第5層によって分離され、前記第2層が1
    〜20nmの範囲、好ましくは4〜5nmの範囲の厚さを有するべきであり、前
    記第2層が、1〜4×1012cm-2の範囲内の電気的に活性なドナー・ドーズを
    有する、請求項1に記載の層状構造。
  12. 【請求項12】 前記第6層のより近くではより高いGe含有量でスタートし、前記第7層の上
    面に向かってGe含有量がグレードダウンし、好ましくはxの値が0.30とな
    る濃度勾配を、前記第7層内でGe含有量xに付けることができる、請求項1に
    記載の層状構造。
  13. 【請求項13】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための層状構造であって、 単結晶基板と、 前記基板上にエピタキシャルに形成され、Ge比xが0.5〜0.8の範囲に
    ある、緩和Si1-xGexの第1層と、 前記第1層上にエピタキシャルに形成されるドープSi1-xGexの第2層と、 前記第2層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3
    層と、 前記第3層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第4
    層と、 前記第4層上にエピタキシャルに形成されるGeの第5層であって、それによ
    って前記第5層は圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の
    厚さを有する第5層と、 前記第5層上にエピタキシャルに形成されるSi1-xGexの第6層と を備える層状構造。
  14. 【請求項14】 xが0.5より大きい、または好ましい値0.65を有する場合に、緩和Si 1-x Gexの前記第1層のひずみ緩和構造内に、Si1-mGemおよびSi1-nGen の2つのオーバシュート層をさらに含む、請求項13に記載の層状構造。
  15. 【請求項15】 前記第1層の前記ひずみ緩和構造内の前記Si1-mGemの第1オーバシュート
    層が、Ge比mが0.05から、0.5未満の範囲にある、請求項14に記載の
    層状構造。
  16. 【請求項16】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記Si1-nGenの第2オーバシュート層が
    、Ge比nを有し、ここで、n=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にあり
    、前記第1層に対するその臨界厚さ未満の厚さを有する、請求項14に記載の層
    状構造。
  17. 【請求項17】 活性デバイス領域が、より高い圧縮ひずみを有し、単一SiGe層チャネル・
    デバイスのみと比較して合金散乱の無いより良好な正孔閉じ込めのためのより深
    い量子井戸またはより高いバリアを提供する前記第5層のエピタキシャルGeチ
    ャネルから作成される埋込みチャネルである、請求項13に記載の層状構造。
  18. 【請求項18】 Ge被膜の3次元成長が界面粗さの問題が発生するようには行われない温度で
    、かつGe被膜の2次元成長が行われる275°〜350℃の範囲にある温度で
    前記第5層が形成される、請求項13に記載の層状構造。
  19. 【請求項19】 スペーサ領域が、緩和Si1-xGexの前記第3層、緩和Si1-xGexの前記第
    4層の2つの層構造を含む、請求項13に記載の層状構造。
  20. 【請求項20】 Si1-xGexの前記第3層のGe含有量が、0.5〜0.8の範囲にあり、好
    ましくはa=x−0.20である含有量aであり、前記第3層が、前記第1層と
    前記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり
    合っている、請求項13に記載の層状構造。
  21. 【請求項21】 Si1-xGexの前記第4層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはb=x−0.25である含有量bであり、前記第4層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項13に記載の層状構造。
  22. 【請求項22】 2つの層構造を備える前記スペーサ領域を、スペーサ厚をそれに応じて変化さ
    せることを可能とする調節可能な厚さを有する緩和Si1-xGex層からなる単一
    層構造と置換することができ、それによってデバイス用途に対してサプライ・ド
    ーズを0.4〜425Kの範囲の温度の関数として最適化することができる、請
    求項19に記載の層状構造。
  23. 【請求項23】 前記第2層が、前記第5層のチャネル領域の下に形成されるpドープSi1-x
    Gex層であり、前記第5層からSi1-xGexの前記第3層およびSi1-xGex
    の前記第4層によって分離され、前記第2層が1〜20nmの範囲、好ましくは
    4〜5nmの範囲の厚さを有し、前記第2層が、1〜4×1012cm-2の範囲内
    の電気的に活性なドナー・ドーズを有する、請求項13に記載の層状構造。
  24. 【請求項24】 前記第2層のサプライ層が形成され、前記緩和Si1-xGex単一層によって前
    記第5層のチャネル領域の下で分離される、請求項22に記載の層状構造。
  25. 【請求項25】 前記第5層のより近くではより高いGe含有量でスタートし、前記第6層の上
    面に向かってGe含有量がグレードダウンし、好ましくは値0.30となる濃度
    勾配を、前記第6層内でGe含有量xに付けることができる、請求項13に記載
    の層状構造。
  26. 【請求項26】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための層状構造であって、 単結晶基板と、 前記基板上にエピタキシャルに形成され、Ge比xが0.5〜0.8の範囲に
    ある、緩和Si1-xGexの第1層と、 前記第1層上にエピタキシャルに形成されるGeの第2層であって、それによ
    って前記第2層は圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の
    厚さを有する第2層と、 前記第2層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3
    層と、 前記第3層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第4
    層と、 前記第4層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第5
    層と、 前記第5層上にエピタキシャルに形成されるpドープSi1-xGexの第6層と を備える層状構造。
  27. 【請求項27】 xが0.5より大きい、または好ましい値0.65を有する場合に、緩和Si 1-x Gexの前記第1層のひずみ緩和構造内に、Si1-mGemおよびSi1-nGen の2つのオーバシュート層をさらに含む、請求項26に記載の層状構造。
  28. 【請求項28】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記Si1-mGemの第1オーバシュート層が
    、Ge比mが0.05から、0.5未満の範囲にある、請求項27に記載の層状
    構造。
  29. 【請求項29】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記Si1-nGenの第2オーバシュート層が
    、Ge比nを有し、ここで、n=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にあり
    、前記第1層に対するその臨界厚さ未満の厚さを有する、請求項27に記載の層
    状構造。
  30. 【請求項30】 活性デバイス領域が、より高い圧縮ひずみを有し、単一SiGe層チャネル・
    デバイスのみと比較して合金散乱の無いより良好な正孔閉じ込めのためのより深
    い量子井戸またはより高いバリアを提供する前記第2層のエピタキシャルGeチ
    ャネルから作成される埋込みチャネルである、請求項26に記載の層状構造。
  31. 【請求項31】 Ge被膜の3次元成長が界面粗さの問題が発生するようには行われない温度で
    、かつGe被膜の2次元成長が行われる275°〜350℃の範囲にある温度で
    前記第2層が形成される、請求項26に記載の層状構造。
  32. 【請求項32】 スペーサ領域が、緩和Si1-xGexの前記第3層、緩和Si1-xGexの前記第
    4層、緩和Si1-xGexの前記第5層の3つの層構造を含む、請求項26に記載
    の層状構造。
  33. 【請求項33】 Si1-xGexの前記第3層のGe含有量が、0.5〜0.8の範囲にあり、好
    ましくはc=x−0.10である含有量cであり、前記第3層が、前記第1層と
    前記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり
    合っている、請求項26に記載の層状構造。
  34. 【請求項34】 Si1-xGexの前記第4層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはb=x−0.25である含有量bであり、前記第4層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項26に記載の層状構造。
  35. 【請求項35】 Si1-xGexの前記第5層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはa=x−0.20である含有量aであり、前記第5層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項26に記載の層状構造。
  36. 【請求項36】 前記第6層が、前記第2層のチャネル領域の上に形成されるpドープSi1-x
    Gex層であり、前記第2層からSi1-xGexの前記第3層、Si1-xGexの前
    記第4層、およびSi1-xGexの前記第5層によって分離され、前記第6層が1
    〜20nmの範囲、好ましくは4〜5nmの範囲の厚さを有し、前記第6層が、
    1〜4×1012cm-2の範囲内の電気的に活性なドナー・ドーズを有する、請求
    項26に記載の層状構造。
  37. 【請求項37】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための層状構造であって、 単結晶基板と、 前記基板上にエピタキシャルに形成され、Ge比xが0.5〜0.8の範囲に
    ある、緩和Si1-xGexの第1層と、 前記第1層上にエピタキシャルに形成されるGeの第2層であって、それによ
    って前記第2層は圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の
    厚さを有する第2層と、 前記第2層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3
    層と、 前記第3層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第4
    層と、 前記第4層上にエピタキシャルに形成されるpドープSi1-xGexの第5層と を備える層状構造。
  38. 【請求項38】 xが0.5より大きい場合に、緩和Si1-xGexの前記第1層のひずみ緩和構
    造内に、Si1-mGemの第1オーバシュート層およびSi1-nGenの第2オーバ
    シュート層をさらに含む、請求項37に記載の層状構造。
  39. 【請求項39】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記第1オーバシュート層Si1-mGemが、
    Ge比mが0.05から、0.5未満の範囲にある、請求項38に記載の層状構
    造。
  40. 【請求項40】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記第2オーバシュート層Si1-nGenが、
    Ge比nを有し、ここでn=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にあり、前
    記第1層に対するその臨界厚さ未満の厚さを有する、請求項38に記載の層状構
    造。
  41. 【請求項41】 活性デバイス領域が、より高い圧縮ひずみを有し、単一SiGe層チャネル・
    デバイスのみと比較して合金散乱の無いより良好な正孔閉じ込めのためのより深
    い量子井戸またはより高いバリアを提供する前記第2層のエピタキシャルGeチ
    ャネルから作成される埋込みチャネルである、請求項37に記載の層状構造。
  42. 【請求項42】 Ge被膜の3次元成長が界面粗さの問題が発生するようには行われない温度で
    、かつGe被膜の2次元成長が行われる275°〜350℃の範囲にある温度で
    前記第2層が形成される、請求項37に記載の層状構造。
  43. 【請求項43】 スペーサ領域が、緩和Si1-xGexの前記第3層、緩和Si1-xGexの前記第
    4層の2つの層構造を含む、請求項37に記載の層状構造。
  44. 【請求項44】 Si1-xGexの前記第3層のGe含有量が、0.5〜0.8の範囲にあり、好
    ましくはc=x−0.10である含有量cであり、前記第3層が、前記第1層と
    前記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり
    合っている、請求項37に記載の層状構造。
  45. 【請求項45】 Si1-xGexの前記第4層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはb=x−0.25である含有量bであり、前記第4層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項37に記載の層状構造。
  46. 【請求項46】 前記第5層が、前記第2層のチャネル領域の上に形成されるpドープSi1-x
    Gex層であり、前記第5層からSi1-xGexの前記第3層、Si1-xGexの前
    記第4層によって分離され、前記第5層が1〜20nmの範囲、好ましくは4〜
    5nmの範囲の厚さを有し、前記第6層が、1〜4×1012cm-2の範囲内の電
    気的に活性なドナー・ドーズを有する、請求項37に記載の層状構造。
  47. 【請求項47】 2つの層構造を備える前記スペーサ領域を、スペーサ厚をそれに応じて変化さ
    せることを可能とする調節可能な厚さを有する緩和Si1-xGex層からなる単一
    層構造と置換することができ、それによってデバイス用途に対してサプライ・ド
    ーズを0.4〜425Kの範囲の温度の関数として最適化することができる、請
    求項43に記載の層状構造。
  48. 【請求項48】 前記第5層のサプライ層が形成され、前記緩和Si1-xGex単一層によって前
    記第2層のチャネル領域の上で分離される、請求項47に記載の層状構造。
  49. 【請求項49】 Si1-xGex層の前記第4層を、薄い、ひずんだ、相応のSi層で置換するこ
    とができ、それによって薄いスペーサ厚を、室温のMODFETデバイス動作の
    ために提供することができる、請求項43に記載の層状構造。
  50. 【請求項50】 Siの前記第4層が、引張ひずみの下にあり、前記第1層と前記第2層との界
    面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合っている、請求
    項49に記載の層状構造。
  51. 【請求項51】 前記第5層のサプライ層が形成され、緩和Si1-xGexの第3層と、引張ひず
    みSiの前記第4層とによって前記第2層のチャネル領域の上で分離される、請
    求項49に記載の層状構造。
  52. 【請求項52】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための層状構造であって、 単結晶基板と、 前記基板上にエピタキシャルに形成され、Ge比xが0.5〜0.8の範囲に
    ある、緩和Si1-xGexの第1層と、 前記第1層上にエピタキシャルに形成されるドープSi1-xGexの第2層と、 前記第2層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3
    層と、 前記第3層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第4
    層と、 前記第4層上にエピタキシャルに形成されるGeの第5層であって、それによ
    って前記第5層は圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の
    厚さを有する第5層と、 前記第5層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第6
    層と、 前記第6層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第7
    層と、 前記第7層上にエピタキシャルに形成されるドープSi1-xGexの第8層と を備える層状構造。
  53. 【請求項53】 xが0.5より大きい場合に、緩和Si1-xGexの前記第1層のひずみ緩和構
    造内に、Si1-mGemの第1オーバシュート層およびSi1-nGenの第2オーバ
    シュート層をさらに含む、請求項52に記載の層状構造。
  54. 【請求項54】 前記第1層の前記ひずみ緩和構造内の前記第1オーバシュート層Si1-mGem が、Ge比mが0.05から、0.5未満の範囲にある、請求項53に記載の層
    状構造。
  55. 【請求項55】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記第2オーバシュート層Si1-nGenが、
    Ge比nを有し、ここでn=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にあり、前
    記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有する、請求項53に記載の層状構造
  56. 【請求項56】 活性デバイス領域が、より高い圧縮ひずみを有し、単一SiGe層チャネル・
    デバイスのみと比較して合金散乱の無いより良好な正孔閉じ込めのためのより深
    い量子井戸またはより高いバリアを提供する前記第5層のエピタキシャルGeチ
    ャネルから作成される埋込みチャネルである、請求項52に記載の層状構造。
  57. 【請求項57】 Ge被膜の3次元成長が界面粗さの問題が発生するようには行われない温度で
    、かつGe被膜の2次元成長が行われる275°〜350℃の範囲にある温度で
    前記第5層が形成される、請求項52に記載の層状構造。
  58. 【請求項58】 第1スペーサ領域および第2スペーサ領域をさらに含み、それによって前記第
    1スペーサ領域が、緩和Si1-xGexの前記第3層と、緩和Si1-xGexの前記
    第4層の2層構造を含んでGeチャネル領域の下にあり、前記第2スペーサ領域
    が、緩和Si1-xGexの前記第6層と、緩和Si1-xGexの前記第7層の類似の
    2層構造を含んで前記第5層の活性Geチャネルの上にある、請求項52に記載
    の層状構造。
  59. 【請求項59】 Si1-xGexの前記第3層のGe含有量が、0.5〜0.8の範囲にあり、好
    ましくはa=x−0.20である含有量aであり、前記第3層が、前記第1層と
    前記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり
    合っている、請求項58に記載の層状構造。
  60. 【請求項60】 Si1-xGexの前記第4層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはb=x−0.25である含有量bであり、前記第4層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項58に記載の層状構造。
  61. 【請求項61】 Si1-xGexの前記第6層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはc=x−0.10である含有量cであり、前記第6層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項58に記載の層状構造。
  62. 【請求項62】 Si1-xGexの前記第7層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはb=x−0.25である含有量bであり、前記第7層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項58に記載の層状構造。
  63. 【請求項63】 2層構造を備える前記スペーサ領域を、スペーサ厚をそれに応じて変化させる
    ことを可能とする調節可能な厚さを有する緩和Si1-xGex層からなる単一層構
    造と置換することができ、それによってデバイス用途に対してサプライ・ドーズ
    を0.4〜425Kの範囲の温度の関数として最適化することができる、請求項
    58に記載の層状構造。
  64. 【請求項64】 第1サプライ層および第2サプライ層をさらに含み、それによって前記第1サ
    プライ層が、緩和Si1-xGexの前記第3層と、緩和Si1-xGexの前記第4層
    の2層構造を含む下側のスペーサ領域によって分離されて、Geチャネル領域の
    下にあり、前記第2サプライ層が、緩和Si1-xGexの前記第6層と、緩和Si 1-x Gexの前記第7層の類似の2層構造を含む上側のスペーサ領域によってさら
    に分離されて、前記第5層の活性Geチャネルの上にある、請求項52に記載の
    層状構造。
  65. 【請求項65】 前記第2層が、前記第5層のチャネル領域の下に形成されるpドープSi1-x
    Gex層であり、前記第5層からSi1-xGexの前記第3層、Si1-xGexの前
    記第4層によって分離され、前記第2層が、1〜20nmの範囲、好ましくは4
    〜5nmの範囲の厚さを有し、1〜4×1012cm-2の範囲内の電気的に活性な
    ドナー・ドーズを有する、請求項52に記載の層状構造。
  66. 【請求項66】 前記第8層が、前記第5層のチャネル領域の上に形成されるpドープSi1-x
    Gex層であり、前記第5層からSi1-xGexの前記第6層、Si1-xGexの前
    記第7層によって分離され、前記第8層が、1〜20nmの範囲、好ましくは4
    〜5nmの範囲の厚さを有するべきであり、1〜4×1012cm-2の範囲内の電
    気的に活性なドナー・ドーズを有する、請求項52に記載の層状構造。
  67. 【請求項67】 前記第2層のサプライ層が形成され、緩和Si1-xGex層によって前記第5層
    のチャネル領域の下で分離される、請求項52に記載の層状構造。
  68. 【請求項68】 前記第8層のサプライ層が形成され、緩和Si1-xGex層によって前記第5層
    のチャネル領域の上で分離される、請求項52に記載の層状構造。
  69. 【請求項69】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための層状構造であって、 単結晶基板と、 前記基板上にエピタキシャルに形成され、Ge比xが0.5〜0.8の範囲に
    ある、緩和Si1-xGexの第1層と、 前記第1層上にエピタキシャルに形成されるドープSi1-xGexの第2層と、 前記第2層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3
    層と、 前記第3層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第4
    層と、 前記第4層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第5
    層と、 前記第5層上にエピタキシャルに形成されるGeの第6層であって、それによ
    って前記第6層は圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の
    厚さを有する第6層と、 前記第6層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第7
    層と、 前記第7層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第8
    層と、 前記第8層上にエピタキシャルに形成されるドープSi1-xGexの第9層とを
    備える層状構造。
  70. 【請求項70】 xが0.5より大きい、または好ましい値0.65を有する場合に、緩和Si 1-x Gexの前記第1層のひずみ緩和構造内に、Si1-mGemの第1オーバシュー
    ト層およびSi1-nGenの第2オーバシュート層をさらに含む、請求項69に記
    載の層状構造。
  71. 【請求項71】 前記第1層の前記ひずみ緩和構造内の前記第1オーバシュート層Si1-mGem が、Ge比mが0.05から、0.5未満の範囲にある、請求項70に記載の層
    状構造。
  72. 【請求項72】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記第2オーバシュート層Si1-nGenが、
    Ge比nを有し、ここでn=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にあり、前
    記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有する、請求項70に記載の層状構造
  73. 【請求項73】 活性デバイス領域が、より高い圧縮ひずみを有し、単一SiGe層チャネル・
    デバイスのみと比較して合金散乱の無いより良好な正孔閉じ込めのためのより深
    い量子井戸またはより高いバリアを提供する前記第6層のエピタキシャルGeチ
    ャネルから作成される埋込みチャネルである、請求項69に記載の層状構造。
  74. 【請求項74】 Ge被膜の3次元成長が界面粗さの問題が発生するようには行われない温度で
    、かつGe被膜の2次元成長が行われる275°〜350℃の範囲にある温度で
    前記第6層が形成される、請求項69に記載の層状構造。
  75. 【請求項75】 第1スペーサ領域および第2スペーサ領域をさらに含み、それによって前記第
    1スペーサ領域が、緩和Si1-xGexの前記第3層と、緩和Si1-xGexの前記
    第4層と、緩和Si1-xGexの前記第5層の3層構造を含んでGeチャネル領域
    の下にあり、前記第2スペーサ領域が、緩和Si1-xGexの前記第7層と、緩和
    Si1-xGexの前記第8層の異なる2層構造を含んで前記第6層の活性Geチャ
    ネルの上にある、請求項69に記載の層状構造。
  76. 【請求項76】 Si1-xGexの前記第3層のGe含有量が、0.5〜0.8の範囲にあり、好
    ましくはa=x−0.20である含有量aであり、前記第3層が、前記第1層と
    前記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり
    合っている、請求項69に記載の層状構造。
  77. 【請求項77】 Si1-xGexの前記第4層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはb=x−0.25である含有量bであり、前記第4層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項69に記載の層状構造。
  78. 【請求項78】 Si1-xGexの前記第5層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはc=x−0.10である含有量cであり、前記第5層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項69に記載の層状構造。
  79. 【請求項79】 Si1-xGexの前記第7層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはc=x−0.10である含有量cであり、前記第7層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項69に記載の層状構造。
  80. 【請求項80】 Si1-xGexの前記第8層のGe含有量が0.5〜0.8の範囲にあり、好ま
    しくはb=x−0.25である含有量bであり、前記第8層が、前記第1層と前
    記第2層との界面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合
    っている、請求項69に記載の層状構造。
  81. 【請求項81】 3層構造を備える前記下側スペーサ領域を、スペーサ厚をそれに応じて変化さ
    せることを可能とする調節可能な厚さを有する緩和Si1-xGex層からなる単一
    層構造と置換することができ、それによってデバイス用途に対してサプライ・ド
    ーズを0.4〜425Kの範囲の温度の関数として最適化することができる、請
    求項75に記載の層状構造。
  82. 【請求項82】 2層構造を備える前記上側スペーサ領域を、スペーサ厚をそれに応じて変化さ
    せることを可能とする調節可能な厚さを有する緩和Si1-xGex層からなる単一
    層構造と置換することができ、それによってデバイス用途に対してサプライ・ド
    ーズを0.4〜425Kの範囲の温度の関数として最適化することができる、請
    求項75に記載の層状構造。
  83. 【請求項83】 前記上側および下側のスペーサ領域の両方を、スペーサ厚をそれに応じて変化
    させることを可能とする調節可能な厚さを有する緩和Si1-xGex層からなる単
    一層構造と置換することができ、それによってデバイス用途に対してサプライ・
    ドーズを0.4〜425Kの範囲の温度の関数として最適化することができる、
    請求項75に記載の層状構造。
  84. 【請求項84】 第1サプライ層および第2サプライ層をさらに含み、それによって前記第1サ
    プライ層が、緩和Si1-xGexの前記第3層と、緩和Si1-xGexの前記第4層
    と、緩和Si1-xGexの前記第5層の3層構造を含む下側のスペーサ領域によっ
    て分離されて、Geチャネル領域の下にあり、前記第2サプライ層が、緩和Si 1-x Gexの前記第7層と、緩和Si1-xGexの前記第8層の異なる2層構造を含
    む上側のスペーサ領域によってさらに分離されて、前記第6層の活性Geチャネ
    ルの上にある、請求項69に記載の層状構造。
  85. 【請求項85】 前記第2層が、前記第6層のチャネル領域の下に形成されるpドープSi1-x
    Gex層であり、前記第6層から緩和Si1-xGexの前記第3層と、緩和Si1-x Gexの前記第4層と、緩和Si1-xGexの前記第5層とによって分離され、前
    記第2層が、1〜20nmの範囲、好ましくは4〜5nmの範囲の厚さを有し、
    1〜4×1012cm-2の範囲内の電気的に活性なドナー・ドーズを有する、請求
    項69に記載の層状構造。
  86. 【請求項86】 前記第9層が、前記第6層のチャネル領域の上に形成されるpドープSi1-x
    Gex層であり、前記第6層からSi1-xGexの前記第7層、Si1-xGexの前
    記第8層によって分離され、前記第9層が、1〜20nmの範囲、好ましくは4
    〜5nmの範囲の厚さを有するべきであり、1〜4×1012cm-2の範囲内の電
    気的に活性なドナー・ドーズを有する、請求項69に記載の層状構造。
  87. 【請求項87】 前記第2層のサプライ層が形成され、緩和Si1-xGex層によって前記第5層
    のチャネル領域の下で分離される、請求項69に記載の層状構造。
  88. 【請求項88】 前記第8層のサプライ層が形成され、緩和Si1-xGex層によって前記第5層
    のチャネル領域の上で分離される、請求項69に記載の層状構造。
  89. 【請求項89】 Geチャネル電界効果トランジスタを形成するための層状構造であって、 単結晶基板と、 前記基板上にエピタキシャルに形成され、Ge比xが0.5〜0.8の範囲に
    ある、緩和Si1-xGexの第1層と、 前記第1層上にエピタキシャルに形成されるGeの第2層であって、それによ
    って前記第2層は圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の
    厚さを有する第2層と、 前記第2層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3
    層と、 前記第3層上に形成されるゲート誘電体の第4層と を備える層状構造。
  90. 【請求項90】 xが0.5より大きい場合に、緩和Si1-xGexの前記第1層のひずみ緩和構
    造内に、Si1-mGemの第1オーバシュート層およびSi1-nGenの第2オーバ
    シュート層をさらに含む、請求項89に記載の層状構造。
  91. 【請求項91】 前記第1層の前記ひずみ緩和構造内の前記第1オーバシュート層Si1-mGem が、Ge比mが0.05から、0.5未満の範囲にある、請求項90に記載の層
    状構造。
  92. 【請求項92】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記第2オーバシュート層Si1-nGenが、
    Ge比nを有し、ここでn=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にあり、前
    記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有する、請求項90に記載の層状構造
  93. 【請求項93】 活性デバイス領域が、より高い圧縮ひずみを有し、単一SiGe層チャネル・
    デバイスのみと比較して合金散乱の無いより良好な正孔閉じ込めのためのより深
    い量子井戸またはより高いバリアを提供する前記第2層のエピタキシャルGeチ
    ャネルから作成される埋込みチャネルである、請求項89に記載の層状構造。
  94. 【請求項94】 Si1-xGexの前記第3層のGe含有量が、0.5〜0.8の範囲にあり、好
    ましくは含有量0.30であり、前記第3層が、前記第1層と前記第2層との界
    面での前記第1層に対するその臨界厚未満の、1nmに等しいかまたはそれ未満
    の厚さを有してつり合っている、請求項89に記載の層状構造。
  95. 【請求項95】 前記第2層のより近くではより高いGe含有量でスタートし、前記第3層の上
    面に向かってGe含有量がグレードダウンし、好ましくはxの値が約0.30と
    なる濃度勾配を、Ge含有量xに前記第3層内で付けることができる、請求項8
    9に記載の層状構造。
  96. 【請求項96】 前記第4層のゲート誘電体が、二酸化シリコン、シリコン窒化酸化物、窒化シ
    リコン、酸化タンタル、チタン酸バリウム・ストロンチウム、酸化アルミニウム
    、およびその組み合わせからなるグループから選択される誘電体材料である、請
    求項89に記載の層状構造。
  97. 【請求項97】 Si1-xGexの前記第3層を、ゲート誘電体の前記第4層中に高品質二酸化シ
    リコン層を形成する際の高温度酸化に適した、薄い、ひずんだ、相応のSi層で
    置換することができる、請求項89に記載の層状構造。
  98. 【請求項98】 Siの前記第3層が、引張ひずみの下にあり、前記第1層と前記第2層との界
    面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合っている、請求
    項97に記載の層状構造。
  99. 【請求項99】 Geチャネル電界効果トランジスタを形成するための層状構造であって、 単結晶基板と、 前記基板上にエピタキシャルに形成され、Ge比xが0.5〜0.8の範囲に
    ある、緩和Si1-xGexの第1層と、 前記第1層上にエピタキシャルに形成されるGeの第2層であって、それによ
    って前記第2層は圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の
    厚さを有する第2層と、 前記第2層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3
    層と、 前記第3層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSiの第4層と、 前記第4層上に形成されるゲート誘電体の第5層と を備える層状構造。
  100. 【請求項100】 xが0.5より大きい場合に、緩和Si1-xGexの前記第1層のひずみ緩和構
    造内に、Si1-mGemの第1オーバシュート層およびSi1-nGenの第2オーバ
    シュート層をさらに含む、請求項99に記載の層状構造。
  101. 【請求項101】 前記第1層の前記ひずみ緩和構造内の前記第1オーバシュート層Si1-mGem が、Ge比mが0.05から、0.5未満の範囲にある、請求項100に記載の
    層状構造。
  102. 【請求項102】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記第2オーバシュート層Si1-nGenが、
    Ge比nを有し、ここでn=x+zかつzが0.01〜0.1の範囲にある、前
    記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有する、請求項100に記載の層状構
    造。
  103. 【請求項103】 活性デバイス領域が、より高い圧縮ひずみを有し、単一SiGe層チャネル・
    デバイスのみと比較して合金散乱の無いより良好な正孔閉じ込めのためのより深
    い量子井戸またはより高いバリアを提供する前記第2層のエピタキシャルGeチ
    ャネルから作成される埋込みチャネルである、請求項99に記載の層状構造。
  104. 【請求項104】 Ge被膜の3次元成長が界面粗さの問題が発生するようには行われない温度で
    、かつGe被膜の2次元成長が行われる275°〜350℃の範囲にある温度で
    前記第2層が形成される、請求項99に記載の層状構造。
  105. 【請求項105】 Si1-xGexの前記第3層のGe含有量が、0.5〜0.8の範囲にあり、好
    ましくは含有量0.30であり、前記第3層が、前記第1層と前記第2層との界
    面での前記第1層に対するその臨界厚未満の、1nmに等しいかまたはそれ未満
    の厚さを有してつり合っている、請求項99に記載の層状構造。
  106. 【請求項106】 前記第2層のより近くではより高いGe含有量でスタートし、前記第3層の上
    面に向かってGe含有量がグレードダウンし、好ましくはxの値が約0.30と
    なる濃度勾配を、Ge含有量xに前記第3層内で付けることができる、請求項9
    9に記載の層状構造。
  107. 【請求項107】 前記第4層のゲート誘電体が、二酸化シリコン、シリコン窒化酸化物、窒化シ
    リコン、酸化タンタル、チタン酸バリウム・ストロンチウム、酸化アルミニウム
    、およびその組み合わせからなるグループから選択される誘電体材料である、請
    求項99に記載の層状構造。
  108. 【請求項108】 Si1-xGexの前記第3層を、ゲート誘電体の前記第4層中に高品質二酸化シ
    リコン層を形成する際の高温度酸化に適した、薄い、ひずんだ、相応のSi層で
    置換することができる、請求項99に記載の層状構造。
  109. 【請求項109】 Siの前記第4層が、引張ひずみの下にあり、前記第1層と前記第2層との界
    面での前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有してつり合っている、請求
    項99に記載の層状構造。
  110. 【請求項110】 電界効果トランジスタを形成するための層状構造であって、 単結晶基板と、 前記基板上にエピタキシャルに形成され、Ge比xが0.5〜0.8の範囲に
    ある、緩和Si1-xGexの第1層と、 前記第1層上にエピタキシャルに形成されるGeの第2層であって、それによ
    って第2層は圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さ
    を有する第2層と、 前記第2層上にエピタキシャルに形成されるアンドープのSi1-xGexの第3
    層と、 前記第3層上に形成される第1ショットキー・ゲート電極と、 前記第1ゲート電極の一方の側に形成され、位置する第1タイプの第1ソース
    領域と、 前記第1ゲート電極の他方の側に形成され、位置する第1タイプの第1ドレイ
    ン領域と を備え、それによって第1電界効果トランジスタ構造が第1タイプで形成され
    る、層状構造。
  111. 【請求項111】 少なくとも前記第3層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第3層上に形成され、前記第1電界効果トランジスタ構造から電気的に分
    離するように、前記電気的分離領域に対して位置決めされる、第2ショットキー
    ・ゲート電極と、 前記第2ゲート電極の一方の側に形成され、位置する第2タイプの第2ソース
    領域と、 前記第2ゲート電極の他方の側に形成され、位置する第2タイプの第2ドレイ
    ン領域とをさらに含み、それによって第2電界効果トランジスタ構造が第2タイ
    プで形成される、請求項110に記載の層状構造。
  112. 【請求項112】 少なくとも前記第7層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第7層上に形成されるショットキー・ゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項1に記載の層
    状構造。
  113. 【請求項113】 少なくとも前記第6層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第6層上に形成されるショットキー・ゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項13に記載の層
    状構造。
  114. 【請求項114】 少なくとも前記第6層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第6層上に形成されるショットキー・ゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項26に記載の層
    状構造。
  115. 【請求項115】 少なくとも前記第5層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第5層上に形成されるショットキー・ゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項37に記載の層
    状構造。
  116. 【請求項116】 少なくとも前記第7層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第7層上に形成されるショットキー・ゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項52に記載の層
    状構造。
  117. 【請求項117】 少なくとも前記第8層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第8層上に形成されるショットキー・ゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項69に記載の層
    状構造。
  118. 【請求項118】 少なくとも前記第7層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第7層上に形成されるゲート誘電体と、 前記ゲート誘電体上に形成されるゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項1に記載の層状
    構造。
  119. 【請求項119】 少なくとも前記第6層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第6層上に形成されるゲート誘電体と、 前記ゲート誘電体上に形成されるゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項13に記載の層
    状構造。
  120. 【請求項120】 少なくとも前記第6層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第6層上に形成されるゲート誘電体と、 前記ゲート誘電体上に形成されるゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項26に記載の層
    状構造。
  121. 【請求項121】 少なくとも前記第5層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第5層上に形成されるゲート誘電体と、 前記ゲート誘電体上に形成されるゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項37に記載の層
    状構造。
  122. 【請求項122】 少なくとも前記第7層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第7層上に形成されるゲート誘電体と、 前記ゲート誘電体上に形成されるゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項52に記載の層
    状構造。
  123. 【請求項123】 少なくとも前記第8層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第8層上に形成されるゲート誘電体と、 前記ゲート誘電体上に形成されるゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項69に記載の層
    状構造。
  124. 【請求項124】 少なくとも前記第4層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第4層のゲート誘電体上に形成されるゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項89に記載の層
    状構造。
  125. 【請求項125】 少なくとも前記第5層から前記第2層までを選択的に除去することによって作
    成される電気的分離領域と、 前記第5層のゲート誘電体上に形成されるゲート電極と、 前記ゲート電極の一方の側に形成され、位置するソース電極と、 前記ゲート電極の他方の側に形成され、位置するドレイン電極とをさらに含み
    、それによって電界効果トランジスタ構造が形成される、請求項99に記載の層
    状構造。
  126. 【請求項126】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための方法であって、 単結晶基板を選択するステップと、 前記基板上に、Ge比xが0.5〜0.8の範囲にある、緩和Si1-xGex
    第1層をエピタキシャルに形成するステップと、 前記第1層上にドープSi1-xGexの第2層をエピタキシャルに形成するステ
    ップと、 前記第2層上にアンドープのSi1-xGexの第3層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第3層上にアンドープのSi1-xGexの第4層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第4層上にアンドープのSi1-xGexの第5層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第5層上にGeの第6層をエピタキシャルに形成するステップであって、
    それによって前記第6層が、圧縮ひずみの下にあり、前記第1層の上面に対する
    その臨界厚未満の厚さを有するステップと、 前記第6層上にSi1-xGexの第7層をエピタキシャルに形成するステップと
    を含む方法。
  127. 【請求項127】 xが0.5より大きい場合に、緩和Si1-xGexの前記第1層のひずみ緩和構
    造内に、Si1-mGemの第1オーバシュート層およびSi1-nGenの第2オーバ
    シュート層を形成するステップをさらに含む、請求項126に記載の方法。
  128. 【請求項128】 前記第1層の前記ひずみ緩和構造内の前記第1オーバシュート層Si1-mGem を形成する前記ステップが、Ge比mが0.05から、約0.5未満の範囲にあ
    るように形成することを含む、請求項127に記載の方法。
  129. 【請求項129】 前記第1層のひずみ緩和構造内の前記第2オーバシュート層Si1-nGenを形
    成する前記ステップが、Ge比nで形成し、ここでn=x+zかつzが0.01
    〜0.1の範囲にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有すること
    を含む、請求項127に記載の方法。
  130. 【請求項130】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための方法であって、 単結晶基板を選択するステップと、 前記基板上に、Ge比xが0.5〜0.8の範囲にある、緩和Si1-xGex
    第1層をエピタキシャルに形成するステップと、 前記第1層上にドープSi1-xGexの第2層をエピタキシャルに形成するステ
    ップと、 前記第2層上にアンドープのSi1-xGexの第3層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第3層上にアンドープのSi1-xGexの第4層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第4層上にGeの第5層をエピタキシャルに形成するステップであって、
    それによって前記第5層が、圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨
    界厚未満の厚さを有するステップと、 前記第5層上にSi1-xGexの第6層をエピタキシャルに形成するステップと
    を含む方法。
  131. 【請求項131】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための方法であって、 単結晶基板を選択するステップと、 前記基板上に、Ge比xが0.5〜0.8の範囲にある、緩和Si1-xGex
    第1層をエピタキシャルに形成するステップと、 前記第1層上にGeの第2層をエピタキシャルに形成するステップであって、
    それによって前記第2層が、圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨
    界厚未満の厚さを有するステップと、 前記第2層上にアンドープのSi1-xGexの第3層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第3層上にアンドープのSi1-xGexの第4層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第4層上にアンドープのSi1-xGexの第5層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第5層上にpドープSi1-xGexの第6層をエピタキシャルに形成するス
    テップとを含む方法。
  132. 【請求項132】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための方法であって、 単結晶基板を選択するステップと、 前記基板上に、Ge比xが0.5〜0.8の範囲にある、緩和Si1-xGex
    第1層をエピタキシャルに形成するステップと、 前記第1層上にGeの第2層をエピタキシャルに形成するステップであって、
    それによって前記第2層が、圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨
    界厚未満の厚さを有するステップと、 前記第2層上にアンドープのSi1-xGexの第3層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第3層上にアンドープのSi1-xGexの第4層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第4層上にpドープSi1-xGexの第5層をエピタキシャルに形成するス
    テップとを含む方法。
  133. 【請求項133】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための方法であって、 単結晶基板を選択するステップと、 前記基板上に、Ge比xが0.5〜0.8の範囲にある、緩和Si1-xGex
    第1層をエピタキシャルに形成するステップと、 前記第1層上にドープSi1-xGexの第2層をエピタキシャルに形成するステ
    ップと、 前記第2層上にアンドープのSi1-xGexの第3層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第3層上にアンドープのSi1-xGexの第4層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第4層上にGeの第5層をエピタキシャルに形成し、それによって前記第
    5層が、圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有
    するステップと、 前記第5層上にアンドープのSi1-xGexの第6層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第6層上にアンドープのSi1-xGexの第7層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第7層上にドープSi1-xGexの第8層をエピタキシャルに形成するステ
    ップとを含む方法。
  134. 【請求項134】 pチャネル電界効果トランジスタを形成するための方法であって、 単結晶基板を選択するステップと、 前記基板上に、Ge比xが0.5〜0.8の範囲にある、緩和Si1-xGex
    第1層をエピタキシャルに形成するステップと、 前記第1層上にドープSi1-xGexの第2層をエピタキシャルに形成するステ
    ップと、 前記第2層上にアンドープのSi1-xGexの第3層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第3層上にアンドープのSi1-xGexの第4層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第4層上にアンドープのSi1-xGexの第5層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第5層上にGeの第6層をエピタキシャルに形成し、それによって前記第
    6層が、圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有
    するステップと、 前記第6層上にアンドープのSi1-xGexの第7層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第7層上にアンドープのSi1-xGexの第8層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第8層上にドープSi1-xGexの第9層をエピタキシャルに形成するステ
    ップとを含む方法。
  135. 【請求項135】 Geチャネル電界効果トランジスタを形成するための方法であって、 単結晶基板を選択するステップと、 前記基板上に、Ge比xが0.5〜0.8の範囲にある、緩和Si1-xGex
    第1層をエピタキシャルに形成するステップと、 前記第1層上にGeの第2層をエピタキシャルに形成し、それによって前記第
    2層が、圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有
    するステップと、 前記第2層上にアンドープのSi1-xGexの第3層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第3層上にゲート誘電体の第4層を形成するステップとを含む方法。
  136. 【請求項136】 Geチャネル電界効果トランジスタを形成するための方法であって、 単結晶基板を選択するステップと、 前記基板上に、Ge比xが0.5〜0.8の範囲にある、緩和Si1-xGex
    第1層をエピタキシャルに形成するステップと、 前記第1層上にGeの第2層をエピタキシャルに形成し、それによって前記第
    2層が、圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有
    するステップと、 前記第2層上にアンドープのSi1-xGexの第3層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第3層上にアンドープのSiの第4層をエピタキシャルに形成するステッ
    プと、 前記第4層上にゲート誘電体の第5層を形成するステップとを含む方法。
  137. 【請求項137】 電界効果トランジスタを形成するための方法であって、 単結晶基板を選択するステップと、 前記基板上に、Ge比xが0.5〜0.8の範囲にある、緩和Si1-xGex
    第1層をエピタキシャルに形成するステップと、 前記第1層上にGeの第2層をエピタキシャルに形成し、それによって前記第
    2層が、圧縮ひずみの下にあり、前記第1層に対するその臨界厚未満の厚さを有
    するステップと、 前記第2層上にアンドープのSi1-xGexの第3層をエピタキシャルに形成す
    るステップと、 前記第3層上に第1ショットキー・ゲート電極を形成するステップと、 第1タイプの第1ソース領域を形成し、前記第1ゲート電極の一方の側に位置
    づけるステップと、 第1タイプの第1ドレイン領域を形成し、前記第1ゲート電極の他方の側に位
    置づけ、それによって第1電界効果トランジスタ構造が第1タイプで形成される
    ステップとを含む方法。
  138. 【請求項138】 少なくとも前記第3層から前記第2層までを選択的に除去することによって電
    気的分離領域を形成するステップと、 前記第3層上に、前記第1電界効果トランジスタ構造から電気的に分離するよ
    うに、前記電気的分離領域に対して位置決めされる第2ショットキー・ゲート電
    極を形成するステップと、 第2タイプの第2ソース領域を形成し、前記第2ゲート電極の一方の側に位置
    づけるステップと、 第2タイプの第2ドレイン領域を形成し、前記第2ゲート電極の他方の側に位
    置づけ、それによって第2電界効果トランジスタ構造が第2タイプで形成される
    ステップとをさらに含む、請求項137に記載の方法。
  139. 【請求項139】 前記第7層上に第1ショットキー・ゲート電極を形成するステップと、 第1ソース電極を形成し、前記第1ゲート電極の一方の側に位置づけるステッ
    プと、 第1ドレイン電極を形成し、前記第1ゲート電極の他方の側に位置づけ、それ
    によって第1電界効果トランジスタ構造が形成されるステップとをさらに含む、
    請求項126に記載の方法。
  140. 【請求項140】 少なくとも前記第7層から前記第2層までを選択的に除去することによって電
    気的分離領域を形成するステップと、 前記第7層上に第2ゲート誘電体を形成するステップと、 前記ゲート誘電体上に第2ゲート電極を形成するステップと、 第2ソース電極を形成し、前記第2ゲート電極の一方の側に位置づけるステッ
    プと、 第2ドレイン電極を形成し、前記第2ゲート電極の他方の側に位置づけ、それ
    によって第2電界効果トランジスタ構造が形成されるステップとをさらに含む、
    請求項139に記載の方法。
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