JP2015220290A - Ge系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステム - Google Patents

Ge系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2015220290A
JP2015220290A JP2014101628A JP2014101628A JP2015220290A JP 2015220290 A JP2015220290 A JP 2015220290A JP 2014101628 A JP2014101628 A JP 2014101628A JP 2014101628 A JP2014101628 A JP 2014101628A JP 2015220290 A JP2015220290 A JP 2015220290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
type
type layer
waveguide
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014101628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6378928B2 (ja
Inventor
奥村 滋一
Jiichi Okumura
滋一 奥村
有 田中
Yu Tanaka
有 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Photonics Electronics Technology Research Association
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Photonics Electronics Technology Research Association
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Photonics Electronics Technology Research Association filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014101628A priority Critical patent/JP6378928B2/ja
Publication of JP2015220290A publication Critical patent/JP2015220290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6378928B2 publication Critical patent/JP6378928B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Recrystallisation Techniques (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】Ge系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステムに関し、低温成長層中におけるキャリアのトラップによる効率低下を低減する。【解決手段】表面が単結晶Si層4である基板1の単結晶Si層4上にi型SixGe1−x層6(但し、0<x<1)を介してpn接合或いはpin接合のいずれかが形成されたSiyGe1−y層7(但し、0≰y<x)を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、Ge系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステムに関するものであり、例えば、光通信及びデータ通信に用いられるSi基板上のGe系半導体を吸収層とする半導体受光素子等に関するものである。
サーバCPU間のデータ伝送量の増大に伴い、従来のCu配線を用いた電気信号による伝送での対応が限界に近づきつつある。このボトルネックを解消するためには、光インターコネクト、即ち、光信号によるデータ伝送が必要とされる。さらには、低消費電力、小面積化の観点から、光送受信に必要となる光送信器、光変調器、受信器、合分波器等の各種光コンポーネントをSi基板上に集積化することが必要となる。
この場合、Si基板上に形成した光導波路での損失が小さい波長1.30μm〜1.55μmを伝送波長帯として使用することが好ましい。この波長帯での光伝送で適用されるSi基板上の受信器(フォトディテクター)には、Siと同じIV族で1.55μm近傍に吸収端を有するGeを吸収層として適用することが好ましい。
しかし、Si基板上にGe層をエピタキシャル成長させた場合には、4.2%の格子定数差に起因してGe層に貫通転位や欠陥が発生する。このような貫通転位や欠陥はGe層中で発生したフォトキャリアをトラップするため、フォトディテクターの応答感度を低下させることになる。したがって、フォトダイオードの応答感度を高めるには、Ge層に発生する結晶欠陥を低減する必要がある。
そこで、Ge成長初期を300℃〜400℃の低温で成長し、その後、温度を上げて600℃〜700℃の高温で成長することにより、高温成長Ge層の貫通転位や欠陥密度を低減する手法が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。このような低温/高温の二段階成長により、貫通転位や欠陥は低温成長Ge層/高温成長Ge層の界面にルーピングされるため、高温成長Ge層の貫通転位や欠陥密度が低減する。
また、SiとGeの間の格子定数を有するSiGe混晶を初期の低温成長層として適用する手法が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。また、上述の低温/高温の二段階成長貫通転位及び欠陥密度を低減した高温成長Ge層を吸収層としたフォトディテクターが提案されている(例えば、非特許文献3参照)。例えば、非特許文献3に提案されている。この場合、SOI基板を用いて表面の単結晶Si層をp型層として、その上にi型Ge層を成長させ、その表面をn++型Ge層としてPIN型フォトダイオードを形成している。
特開2010−074016号公報
V.A.Shah,A.Dobbie,M. Myronov,D.R. Leadley,Thin Solid Films Vol.519,(2011)pp.7911−7917 T.H.Loh,H.S.Nguyen,C.H.Tung,A.D.Trigg,G.Q.Lo,N.Balasubramanian,D.L.Kwong,and S.Tripathy,APPLIED PHYSICS LETTERS Vol.90,p.092108 (2007) Tao Yin,Rami Cohen,Mike M.Morse,Gadi Sarid,Yoel Chetrit,Doron Rubin,and Mario J.Paniccia,Optics Express,Vol.15, p.13966 (2007)
しかしながら、非特許文献3において提案されているフォトディテクター構造では、p型Si層とGe層との界面近傍の貫通転位や欠陥密度の高い低温成長Ge層をi型Ge層で発生したフォトキャリアが通過する。その結果、フォトキャリアは貫通転位や欠陥にトラップされるため、フォトディテクターの応答感度は低下するという問題がある。
したがって、Ge系半導体装置において、低温成長層中におけるキャリアのトラップによる効率低下を低減することを目的とする。
開示する一観点からは、表面が単結晶Si層である基板と、前記単結晶Si層上に設けたi型SiGe1−x層(但し、0<x<1)と、前記i型SiGe1−x層に設けられて、p型層/n型層からなるpn接合或いはp型層/i型層/n型層からなるpin接合のいずれかが形成されたSiGe1−y層(但し、0≦y<x)と、前記p型層及びn型層に形成された電極とを有することを特徴とするGe系半導体装置が提供される。
また、開示する別の観点からは、表面が単結晶Si層である基板上に、減圧化学気相成長法により、300℃乃至400℃の成長温度で、Geを種元素とするガス及びSiを種元素とするガスを供給することによりi型SiGe1−x層(但し、0<x<1)を成長する第1の成長工程と、前記i型SiGe1−x層上に、減圧化学気相成長法により、600℃乃至700℃の成長温度で少なくともGeを種元素とするガスを供給することによりSiGe1−y層(但し、0≦y<x)を成長する第2の成長工程と前記SiGe1−y層中にpn接合或いはpin接合のいずれかを形成する工程とを有することを特徴とするGe系半導体装置の製造方法が提供される。
また、開示するさらに別の観点からは、上述のGe系半導体装置の前記単結晶Si層を加工して光分波器を形成し、前記フォトダイオードと結合した光導波路と前記光分波器の出力導波路とを結合した集積型光受信器と、表面が単結晶Si層である基板の前記単結晶Si層を加工して設けた光合波器と、前記光合波器の入力導波路に接続された半導体レーザと、前記光合波器の出力導波路に結合されたリング共振器とを有する集積型光送信器と、前記光合波器の前記出力導波路と前記光分波器の入力導波路を接続する光ファイバとを備えたことを特徴とする光インターコネクトシステムが提供される。
開示のGe系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステムによれば、低温成長層中におけるキャリアのトラップによる効率低下を低減することが可能になる。
本発明の実施の形態の半導体受光素子の概略的斜視図である。 本発明の実施の形態の半導体受光素子のバンド構造の説明図である。 本発明の実施例1の半導体受光素子の透視斜視図である。 本発明の実施例1の半導体受光素子の製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の半導体受光素子の製造工程の図4以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の半導体受光素子の製造工程の図5以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の半導体受光素子の製造工程の図6以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の半導体受光素子の製造工程の図7以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の半導体受光素子の製造工程の図8以降の説明図である。 本発明の実施例2の半導体受光素子の透視斜視図である。 本発明の実施例3の半導体受光素子の透視斜視図である。 本発明の実施例3の半導体受光素子の製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例3の半導体受光素子の製造工程の図12以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例3の半導体受光素子の製造工程の図13以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例3の半導体受光素子の製造工程の図14以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例3の半導体受光素子の製造工程の図15以降の説明図である。 本発明の実施例4の半導体受光素子の透視斜視図である。 本発明の実施例4の半導体受光素子の製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例4の半導体受光素子の製造工程の図18以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例4の半導体受光素子の製造工程の図19以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例4の半導体受光素子の製造工程の図20以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例4の半導体受光素子の製造工程の図21以降の説明図である。 本発明の実施例5の半導体受光素子の説明図である。 本発明の実施例6の半導体受光素子の説明図である。 本発明の実施例7の半導体受光素子の説明図である。 本発明の実施例8の集積型光受信器の説明図である。 本発明の実施例9の光インターコネクトシステムに用いる集積型光送信器の説明図である。 本発明の実施例9の光インターコネクトシステムの概念的構成図である。
ここで、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態のGe系半導体装置を説明するが、ここでは、一例として、導波路結合型半導体受光素子として説明するが、電界吸収型の変調器でも良い。図1は、本発明の実施の形態の半導体受光素子の概略的斜視図であり、表面が単結晶Si層4である基板1の単結晶Si層4上にi型SiGe1−x層(但し、0<x<1)6を介して設けたSiGe1−y層(但し、0≦y<x)7を素子形成領域とする。このSiGe1−y層(但し、0≦y<x)7に、p型層10/n型層9からなるpn接合或いはp型層10/i型層8/n型層9からなるpin接合のいずれかを形成する。この場合の表面が単結晶Si層4である基板1は、典型的には単結晶シリコン基板或いは単結晶Si基板2上に酸化膜3を介して単結晶Si層4を設けたSOI基板である。
ここで、SiGe1−y層7中の貫通転位密度及び欠陥密度は、低温成長層であるi型SiGe1−x層6の貫通転位密度及び欠陥密度より低い。また、SiGe1−y層7の組成比yは0≦y≦0.20とする。yが、0.20を超えると1.30μm〜1.55μmを伝送波長帯に対する応答感度が低くなる。一方、i型SiGe1−x層6の組成xは、0<x≦0.40とする。xが0.40を超えると歪緩和効果が不十分になる。
この場合のpn接合或いはpin接合は、SiGe1−y層7の成長方向に対して横方向に形成しても良いし、縦方向に形成しても良いし、或いは、それらの中間形態の縦横型に形成しても良い。
このフォトダイオードにパッシブ型の光導波路5を光学的に結合しても良い。この場合の光導波路5は、基板1としてSOI基板を用いる場合には、SOI基板の表面の単結晶Si層4を加工してリブ型導波路を形成すれば良い。この場合の上部クラッド層としては選択成長マスク11とコンタクトホールを形成するための絶縁膜12を用いても良いし、絶縁膜12のみで上部クラッド層を形成しても良い。或いは、基板1として単結晶Si基板を用いる場合には、下部クラッド層となる絶縁膜を介して設けた多結晶Si膜を加工してチャネル型導波路を形成すれば良い。
また、これらの導波路結合型フォトダイオードを複数個並列に配置すれば集積型光受信器を形成することができる。この場合、AWG分波器等の分波器も単結晶Si層4を利用して形成することができる。
この集積型光受信器と、集積型光送信器とを光ファイバで結合することによって、光インターコネクトシステムを構築することができる。この場合の集積型光送信器としては、SOI基板にAWG合波器等の合波器を設けて、その入力導波路に互いに異なる波長で発振する半導体レーザをハイブリッド的に結合したものを用いる。この時、合波器の出力導波路に沿って互いにリング長の異なるリング共振器を配置して変調器を構成すれば良い。或いは、変調器として上述のフォトダイオードの形成工程を利用して電界吸収型変調器を形成して合波器の入力導波路と結合させても良い。
なお、フォトダイオードに光導波路を結合させることは必須ではなく、単独のフォトダイオードとしても良い。この場合には、基板1はSOI基板である必要はなく、単結晶Si基板を用いても良い。また、単独のフォトダイオードの場合も導波路結合型フォトダイオードの場合にも、p型層の位置とn型層の位置は互いに入れ替えることができる。
このようなフォトダイオードを形成するためには、まず、表面が単結晶Si層4である基板1上に、減圧化学気相成長法により、300℃乃至400℃の成長温度で、Geを種元素とするガス及びSiを種元素とするガスを供給することによりi型SiGe1−x層6(但し、0<x<1)を成長させる。次いで、i型SiGe1−x層6上に、減圧化学気相成長法により、600℃乃至700℃の成長温度で少なくともGeを種元素とするガスを供給することによりSiGe1−y層(但し、0≦y<x)7を成長させる。そして、このSiGe1−y層7中にpn接合或いはpin接合のいずれかを形成すれば良い。
図2は本発明の形態の半導体受光素子のバンド構造の説明図であり、図2(a)は半導体受光素子の断面図であり、図2(b)は断面に沿ったバンドラインアップである。SiGe1−y層7の表面準位によるフェルミレベルピニング効果により、SiGe1−y層7とi型SiGe1−x層6のバンドラインナップは図2(b)に示すようにtype−I型となる。
SiGe1−y層7の吸収層(空乏層)で発生したフォトキャリア、即ち、電子とホールはそれぞれにビルトインポテンシャルもしくは逆バイアスによる電界によりそれぞれ、n側電極13及びp側電極14に向かう。この時、各フォトキャリアはSiGe1−y層7とi型SiGe1−x層6との界面のエネルギー障壁(バンドオフセット)によって高欠陥層であるi型SiGe層6に侵入することなく、SiGe1−y層7のみを通過する。図2(a)に示すように、i型SiGe1−x層6にp型層10が接する場合には、ホールはi型SiGe1-x層6に侵入することなくp側電極14に引き抜かれる。
このように、本発明の実施の形態においては、SiGe1−y層7の空乏層で発生したフォトキャリアは欠陥密度の高い低温成長層であるi型SiGe1−x層6を通過しない。それによって、i型SiGe1−x層6中の欠陥、貫通転位によるフォトキャリアのトラップを削減することが可能となる。その結果、非特許文献3に開示された半導体受光素子と比較して、例えば、SiGe1−y層7の厚さを500nmにした素子で20%程度高い効率を有する半導体受光素子の実現が可能となる。
次に、図3乃至図9を参照して、本発明の実施例1の半導体受光素子を説明する。図3は、本発明の実施例1の半導体受光素子の透視斜視図であり、Si基板21上に厚さが3.0μmのBOX(埋込酸化膜)層22を介して厚さが300nmで(001)面を主面とするi型Si層23を設けたSOI基板を用いて作製する。この実施例1は、Siリブ型導波路24と導波路結合型ラテラルPINフォトダイオードを一体化した半導体受光素子である。
Siリブ型導波路24は、幅が500nmで高さが200nmの断面形状のコア層25とスラブ部26とを有し、テラス部28との接続部にはテーパ部27が設けられている。テラス部28上には、低温成長により成膜されたi型SiGe層30を介してi型Ge層31が設けられ、このi型Ge層31の両側にn型Ge層32とp型Ge層33が設けられてPIN型のラテラルフォトダイオードとなる。
Siリブ型導波路24に入力した信号光はi型Ge層31で吸収されてフォトキャリアを生成し、生成したフォトキャリアはn側電極36及びp側電極37を介して電気信号として取り出される。なお、ここでは、i型Ge層31を選択成長させる際に用いたSiOマスク29及びコンタクトホールを形成するためのSiO膜34を合せてSiリブ型導波路24の上部クラッド層としている。
このラテラルフォトダイオードにおいては、電流が横方向に流れるとともに、i型SiGe層30側に拡散していくフォトキャリアは界面における電子障壁によりi型SiGe層30には流れ込まない。それによって、フォトキャリアが貫通転位や欠陥にトラップされることがないので、受光感度が向上する。
次に、図4乃至図9を参照して本発明の実施例1の半導体受光素子の製造工程を説明するが、各図における図(a)は斜視図であり、図(b)は図(a)における一点鎖線で示す平面で切った断面図である。まず、図4に示すように、Si基板21上に厚さが3.0μmのBOX層22を介して厚さが300nmで(001)面を主面とするi型Si層23を設けたSOI基板を用いて、Siリブ型導波路24を形成する。まず、SOI基板上にレジストを塗布しEB(電子線)リソグラフィによりSiリブ型導波路形状を露光して、ウェットエッチングによる現像を行ってレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、レジストパターンをマスクとして、ICP(誘導結合プラズマ)ドライエッチングにより、幅が500nmで高さが200nmの断面形状のコア層25、テーパ部27及びスラブ部26とを有するSiリブ型導波路24を形成する。この時、残ったi型Si層23がフォトダイオードを形成するテラス部28となる。
次いで、図5に示すようにLP−CVD法を用いてSOI基板上にテラス部28上における厚さが0.1μmになるようにSiO膜を成長させる。次いで、レジストを塗布し、i線リソグラフィ法によりGe層を成長する領域を露光したのち現像して幅20μmで長さが50μmの開口部を有するレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとしてICPドライエッチングによりSiO膜をエッチングし、Oアッシング法によりレジストパターンを剥離することで20μm×50μmの開口部を有するSiOマスク29が形成される。
次いで、ウェーハを成長チャンバ内に導入し、ランプヒータを加熱させて、H雰囲気下で成長温度を例えば900℃まで昇温し、5分間温度を保持し、表面に吸着したOを取り除く。引き続いて、同じくH雰囲気下で成長温度を400℃まで下げ、原料としてGeHを及びSiHCl(DCS)を供給して厚さが100nmのi型SiGe層30を形成する。なお、このi型SiGe層30の組成比はSi0.7Ge0.3とする。引き続いて、H雰囲気下で成長温度を600℃まで昇温したのち、原料としてGeHを供給して、i型SiGe層30上に、厚さが500nmのi型Ge層31を形成する。
次いで、図6に示すように、レジストを塗布し、i線ステッパにより露光したのち、ウェットエッチングにより現像し、P注入用の開口パターンを有するレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして、ドーズ量5.0×1015cm−2、注入エネルギー10keVの条件でPをイオン注入してn型Ge層32を形成する。
次いで、レジストパターンを剥離したのち、再び、レジストを塗布し、i線ステッパにより露光したのち、ウェットエッチングにより現像し、B注入用の開口パターンを有するレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして、ドーズ量5.0×1015cm−2、注入エネルギー10keVの条件でBをイオン注入してp型Ge層33を形成する。
次いで、SOI基板をイオン注入装置から取り出し、Oアッシング法によりレジストパターンを剥離した後、アニール装置に投入し、N雰囲気中において800℃で1分間アニールを施し、注入したPイオン及びBイオンを活性化させる。
次いで、図7に示すように、プラズマCVD法によりi型Ge層31上の厚さが500nmになるように、SiO膜34を成膜する。このSiO膜34とSiOマスク29とが、Siリブ型導波路24の上部クラッド層となる。
次いで、図8に示すようにレジストを塗布し、i線ステッパによりn型Ge層32及びp型Ge層33に対するコンタクトホールのパターンの露光を行い現像してレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとしてICPドライエッチングにより、コンタクトホール35を形成する。この時、コンタクトホール35のサイズは、5μm×50μmとする。次いで、Oアッシング法によりレジストパターンを除去する。
次いで、図9に示すように、スパッタリング法を用いて厚さが500nmのAl膜を蒸着する。次いで、レジストを塗布し、i線リソグラフィによって電極パターンを露光し現像してレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、レジストパターンをマスクとしてAlエッチャー装置を用いてAl膜をパターニングすることによってn側電極36とp側電極37を形成することで、本発明の実施例1の半導体受光素子の基本構造が完成する。
このように、本発明の実施例1においては、i型Si層23上にGeフォトダイオードを形成する際に、低温成長層を介して形成したGe層にラテラル構造のフォトダイオードを形成しているので、結晶性の良好なフォトダイオードとすることができる。
また、ラテラル構造であるので、フォトキャリアが低温成長層であるi型SiGe層30を流れることが無い。また、i型SiGe層30のバンドギャップはGeより大きいので、フォトキャリアがi型SiGe層30に向かって拡散していっても界面における電位障壁によりi型SiGe層30に流れ込むことがなく、貫通転位や欠陥によるフォトキャリアのトラップを低減することができる。なお、この実施例1においては、選択成長マスクとなるSiOマスク29とSiO膜34を上部クラッド層としているが、SiOマスク29を除去してからSiO膜34を成膜して、SiO膜34のみを上部クラッド層としても良い。
次に、図10を参照して、本発明の実施例2の半導体受光素子を説明する。図10は、本発明の実施例2の半導体受光素子の透視斜視図であり、Si基板41上に直接ラテラルフォトダイオードを形成するとともに、Siチャネル型導波路43をラテラルフォトダイオードに対してバットジョイント結合させたものである。
ラテラルフォトダイオードは、Si基板41上に上記の実施例1と同様に低温成長させたi型SiGe層30上に高温成長によりi型Ge層31を形成し、イオン注入によりn型Ge層32及びp型Ge層33を形成したものである。また、Siチャネル型導波路43は、下部クラッド層42上に堆積させた多結晶シリコン層を加工した幅が500nmで高さが200nmの断面形状のチャネル層44とテーパ部45によって形成する。また、コンタクトホールを形成するためのSiO膜34が上部クラッド層となる。
この場合も、ラテラルフォトダイオードにおいては、電流が横方向に流れるとともに、i型SiGe層30側に拡散していくフォトキャリアは界面における電子障壁によりi型SiGe層30には流れ込まない。それによって、フォトキャリアが貫通転位や欠陥にトラップされることがないので、受光感度が向上する。
このように、SOI基板ではなく、単結晶Si基板を用いても導波路結合型フォトダイオードを形成することができる。なお、実施例2における下部クラッド層42は、Ge層を形成する際の選択成長マスクをそのまま用いても良いし、新たにSiO膜を堆積させて下部クラッド層としても良い。
次に、図11乃至図16を参照して、本発明の実施例3の半導体受光素子を説明する。図11は、本発明の実施例3の半導体受光素子の透視斜視図であり、Si基板21上に厚さが3.0μmのBOX層22を介して厚さが300nmで(001)面を主面とするi型Si層23を設けたSOI基板を用いて作製する。この実施例3は、Siリブ型導波路24と導波路結合型メサ型PINフォトダイオードを一体化した半導体受光素子である。
Siリブ型導波路24は、上記の実施例1と同様に、幅が500nmで高さが200nmの断面形状のコア層25とスラブ部26とを有し、テラス部28との接続部にはテーパ部27が設けられている。テラス部28上には、低温成長により成膜されたi型SiGe層30を介してp型Ge層51、i型Ge層52及びn型Ge層53が積層され、i型Ge層52及びn型Ge層53がメサエッチングされてメサ型PINフォトダイオードとなる。
Siリブ型導波路24に入力した信号光はi型Ge層52で吸収されてフォトキャリアを生成し、生成したフォトキャリアはn側電極56及び一対のp側電極57を介して電気信号として取り出される。なお、ここでも、Ge層を選択成長させる際に用いたSiOマスク29及びコンタクトホールを形成するためのSiO膜34を合せてSiリブ型導波路24の上部クラッド層としている。
このメサ型PINフォトダイオードにおいては電流は縦方向に流れるが、p型Ge層51において横方向に流れるとともに、i型SiGe層30側に拡散していくフォトキャリアは界面における電子障壁によりi型SiGe層30には流れ込まない。それによって、フォトキャリアが貫通転位や欠陥にトラップされることがないので、受光感度が向上する。
次に、図12乃至図16を参照して本発明の実施例3の半導体受光素子の製造工程を説明するが、各図における図(a)は斜視図であり、図(b)は図(a)における一点鎖線で示す平面で切った断面図である。まず、図12に示すように、Si基板21上に厚さが3.0μmのBOX層22を介して厚さが300nmで(001)面を主面とするi型Si層23を設けたSOI基板を用いて、Siリブ型導波路24を形成する。まず、SOI基板上にレジストを塗布しEBリソグラフィによりSiリブ型導波路形状を露光して、ウェットエッチングによる現像を行ってレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、レジストパターンをマスクとして、ICPドライエッチングにより、幅が500nmで高さが200nmの断面形状のコア層25、テーパ部27及びスラブ部26とを有するSiリブ型導波路24を形成する。この時、残ったi型Si層23がフォトダイオードを形成するテラス部28となる。
次いで、図13に示すようにLP-CVD法を用いてSOI基板上にテラス部28上における厚さが0.1μmになるようにSiO膜を成長させる。次いで、レジストを塗布し、i線リソグラフィ法によりGe層を成長する領域を露光したのち現像して幅20μmで長さが50μmの開口部を有するレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとしてICPドライエッチングによりSiO膜をエッチングし、Oアッシング法によりレジストパターンを剥離することで20μm×50μmの開口部を有するSiOマスク29が形成される。
次いで、ウェーハを成長チャンバ内に導入し、ランプヒータを加熱させて、H雰囲気下で成長温度を例えば900℃まで昇温し、5分間温度を保持し、表面に吸着したOを取り除く。引き続いて、同じくH雰囲気下で成長温度を400℃まで下げ、原料としてGeHを及びSiHCl(DCS)を供給して厚さが100nmのi型SiGe層30を形成する。なお、このi型SiGe層30の組成比はSi0.8Ge0.2とする。
引き続いて、H雰囲気下で成長温度を600℃まで昇温したのち、原料としてGeH、ドーパント源としてBを供給して、i型SiGe層30上に、厚さが200nmで2.0×1019cm−3のドーピング濃度のp型Ge層51を形成する。引き続いて、成長温度600℃において、Bの供給を停止し、GeHを供給して厚さが500nmのi型Ge層52を形成する。引き続いて、成長温度600℃において、GeHとともに、ドーパント源としてPHを供給して厚さが300nmで2.0×1019cm−3のドーピング濃度のn型Ge層53を形成する。
次いで、図14に示すように、レジストを塗布し、i線ステッパにより露光したのち、ウェットエッチングにより現像し、幅10μm、長さ50μmのレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして、ICPドライエッチングにより、p型Ge層51が露出するまでエッチングしてメサ構造を形成する。次いで、Oアッシング法によりレジストパターンを剥離する。
次いで、図15に示すように、プラズマCVD法によりn型Ge層53上の厚さが500nmになるように、SiO膜54を成膜する。このSiO膜54とSiOマスク29とが、Siリブ型導波路24の上部クラッド層となる。
次いで、レジストを塗布し、i線ステッパによりn型Ge層53及びp型Ge層51に対するコンタクトホールのパターンの露光を行い現像してレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとしてICPドライエッチングにより、コンタクトホール55を形成する。次いで、Oアッシング法によりレジストパターンを除去する。
次いで、図16に示すように、スパッタリング法を用いて厚さが500nmのAl膜を蒸着する。次いで、レジストを塗布し、i線リソグラフィによって電極パターンを露光し現像してレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、レジストパターンをマスクとしてAlエッチャー装置を用いてAl膜をパターニングすることによってn側電極56とp側電極57を形成することで、本発明の実施例3の半導体受光素子の基本構造が完成する。
このように、本発明の実施例3においては、i型Si層23上にGeフォトダイオードを形成する際に、低温成長層を介して形成したPIN積層構造によりメサ構造のフォトダイオードを形成しているので、結晶性の良好なフォトダイオードとすることができる。また、i型Ge層で生成されたフォトキャリアが低温成長層であるi型SiGe層30に向かって拡散して行っても界面における電位障壁によりi型SiGe層30に流れ込むことがなく、貫通転位や欠陥によるフォトキャリアのトラップを低減することができる。なお、この実施例3においても、選択成長マスクとなるSiOマスク29とSiO膜54を上部クラッド層としているが、SiOマスク29を除去してからSiO膜54を成膜して、SiO膜54のみを上部クラッド層としても良い。
次に、図17乃至図22を参照して、本発明の実施例4の半導体受光素子を説明する。図17は、本発明の実施例4の半導体受光素子の透視斜視図であり、Si基板21上に厚さが3.0μmのBOX層22を介して厚さが300nmで(001)面を主面とするi型Si層23を設けたSOI基板を用いて作製する。この実施例4は、Siリブ型導波路24と導波路結合型の縦横型のPINフォトダイオードを一体化した半導体受光素子である。
Siリブ型導波路24は、上記実施例1と同様に、幅が500nmで高さが200nmの断面形状のコア層25とスラブ部26とを有し、テラス部28との接続部にはテーパ部27が設けられている。テラス部28上には、低温成長により成膜されたi型SiGe層30を介してi型Ge層31が設けられ、このi型Ge層31の両側に一対のp型Ge層33が設けられるとともに、i型Ge層31の表面の一部にn型Ge層32が形成されて縦横型のPINフォトダイオードとなる。
Siリブ型導波路24に入力した信号光はi型Ge層31で吸収されてフォトキャリアを生成し、生成したフォトキャリアはn側電極36及び一対のp側電極37を介して電気信号として取り出される。なお、ここでは、i型Ge層31を選択成長させる際に用いたSiOマスク29及びコンタクトホールを形成するためのSiO膜34を合せてSiリブ型導波路24の上部クラッド層としている。
この縦横型のPINフォトダイオードにおいては、電流が横方向及び縦方向に流れるが、縦方向に流れてi型SiGe層30側に拡散していくフォトキャリアは界面における電子障壁によりi型SiGe層30には流れ込まない。それによって、フォトキャリアが貫通転位や欠陥にトラップされることがないので、受光感度が向上する。
次に、図18乃至図22を参照して本発明の実施例4の半導体受光素子の製造工程を説明するが、各図における図(a)は斜視図であり、図(b)は図(a)における一点鎖線で示す平面で切った断面図である。まず、図18に示すように、Si基板21上に厚さが3.0μmのBOX層22を介して厚さが300nmで(001)面を主面とするi型Si層23を設けたSOI基板を用いて、Siリブ型導波路24を形成する。まず、SOI基板上にレジストを塗布しEBリソグラフィによりSiリブ型導波路形状を露光して、ウェットエッチングによる現像を行ってレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、レジストパターンをマスクとして、ICPドライエッチングにより、幅が500nmで高さが200nmの断面形状のコア層25、テーパ部27及びスラブ部26とを有するSiリブ型導波路24を形成する。この時、残ったi型Si層23がフォトダイオードを形成するテラス部28となる。
次いで、図19に示すようにLP-CVD法を用いてSOI基板上にテラス部28上における厚さが0.1μmになるようにSiO膜を成長させる。次いで、レジストを塗布し、i線リソグラフィ法によりGe層を成長する領域を露光したのち現像して幅14μmで長さが50μmの開口部を有するレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとしてICPドライエッチングによりSiO膜をエッチングし、Oアッシング法によりレジストパターンを剥離することで14μm×50μmの開口部を有するSiOマスク29が形成される。
次いで、ウェーハを成長チャンバ内に導入し、ランプヒータを加熱させて、H雰囲気下で成長温度を例えば900℃まで昇温し、5分間温度を保持し、表面に吸着したOを取り除く。引き続いて、同じくH雰囲気下で成長温度を400℃まで下げ、原料としてGeHを及びSiHCl(DCS)を供給して厚さが200nmのi型SiGe層30を形成する。なお、このi型SiGe層30の組成比はSi0.9Ge0.1とする。引き続いて、H雰囲気下で成長温度を600℃まで昇温したのち、原料としてGeHを供給して、i型SiGe層30上に、厚さが500nmのi型Ge層31を形成する。
次いで、図20に示すように、レジストを塗布し、i線ステッパにより露光したのち、ウェットエッチングにより現像し、P注入用の5μm×50μmの開口パターンを有するレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして、ドーズ量5.0×1015cm−2、注入エネルギー10keVの条件でPをイオン注入してn型Ge層32を形成する。
次いで、レジストパターンを剥離したのち、再び、レジストを塗布し、i線ステッパにより露光したのち、ウェットエッチングにより現像し、B注入用の2μm×50μmの2つの開口パターンを有するレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして、ドーズ量5.0×1015cm−2、注入エネルギー10keVの条件でBをイオン注入してp型Ge層33を形成する。
次いで、SOI基板をイオン注入装置から取り出し、Oアッシング法によりレジストパターンを剥離した後、アニール装置に投入し、N雰囲気中において800℃で1分間アニールを施し、注入したPイオン及びBイオンを活性化させる。
次いで、図21に示すように、プラズマCVD法によりGe層上の厚さが500nmになるように、SiO膜34を成膜する。このSiO膜34とSiOマスク29とが、Siリブ型導波路24の上部クラッド層となる。
次いで、レジストを塗布し、i線ステッパによりn型Ge層32及びp型Ge層33に対するコンタクトホールのパターンの露光を行い現像してレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとしてICPドライエッチングにより、コンタクトホール35を形成する。この時、コンタクトホール35のサイズは、p型Ge層33に対しては2μm×50μmとし、n型Ge層32に対しては5μm×50μmとする。次いで、Oアッシング法によりレジストパターンを除去する。
次いで、図22に示すように、スパッタリング法を用いて厚さが500nmのAl膜を蒸着する。次いで、レジストを塗布し、i線リソグラフィによって電極パターンを露光し現像してレジストパターン(図示は省略)を形成する。次いで、レジストパターンをマスクとしてAlエッチャー装置を用いてAl膜をパターニングすることによってn側電極36とp側電極37を形成することで、本発明の実施例4の半導体受光素子の基本構造が完成する。
このように、本発明の実施例4においては、i型Si層23上にGeフォトダイオードを形成する際に、低温成長層を介して形成したGe層に縦横型のフォトダイオードを形成しているので、結晶性の良好なフォトダイオードとすることができる。また、i型Ge層では生成されたフォトキャリアがi型SiGe層30に向かって拡散していっても界面における電位障壁によりi型SiGe層30に流れ込むことがなく、貫通転位や欠陥によるフォトキャリアのトラップを低減することができる。なお、この実施例4においては、選択成長マスクとなるSiOマスク29とSiO膜34を上部クラッド層としているが、SiOマスク29を除去してからSiO膜34を成膜して、SiO膜34のみを上部クラッド層としても良い。
次に、図23を参照して、本発明の実施例5の半導体受光素子を説明する。図23は、本発明の実施例5の半導体受光素子の透視斜視図であり、Si基板21上に厚さが3.0μmのBOX層22を介して厚さが300nmで(001)面を主面とするi型Si層23を設けたSOI基板を用いて作製する。この実施例5は、Siリブ型導波路24を形成しない以外は、上記の実施例1と全く同じ製造工程で形成することができる。この場合、信号光は上部から入射させれば良い。
上方から入射した信号光はi型Ge層31で吸収されてフォトキャリアを生成し、生成したフォトキャリアはn側電極36及びp側電極37を介して電気信号として取り出される。この時、フォトキャリアは横方向に流れるとともに、i型SiGe層30側に拡散していくが、i型SiGe層30側に拡散していくフォトキャリアは界面における電子障壁によりi型SiGe層30には流れ込まない。それによって、フォトキャリアが貫通転位や欠陥にトラップされることがないので、受光感度が向上する。
次に、図24を参照して、本発明の実施例6の半導体受光素子を説明する。図24は、本発明の実施例6の半導体受光素子の透視斜視図であり、Si基板21上に厚さが3.0μmのBOX層22を介して厚さが300nmで(001)面を主面とするi型Si層23を設けたSOI基板を用いて作製する。この実施例6は、Siリブ型導波路24を形成しない以外は、上記の実施例3と全く同じ製造工程で形成することができる。この場合も、信号光は上部から入射させれば良い。但し、n側電極56によって信号光が遮られるのを防止するために、n側電極56の幅をn型Ge層53の幅より狭くする。
上方から入射した信号光はn型Ge層53の両側を透過してi型Ge層52で吸収されてフォトキャリアを生成し、生成したフォトキャリアはn側電極56及びp側電極57を介して電気信号として取り出される。この時、フォトキャリアは縦方向に流れてi型SiGe層30側に拡散していくが、i型SiGe層30側に拡散していくフォトキャリアは界面における電子障壁によりi型SiGe層30には流れ込まない。それによって、フォトキャリアが貫通転位や欠陥にトラップされることがないので、受光感度が向上する。
次に、図25を参照して、本発明の実施例7の半導体受光素子を説明する。図25は、本発明の実施例7の半導体受光素子の透視斜視図であり、Si基板21上に厚さが3.0μmのBOX層22を介して厚さが300nmで(001)面を主面とするi型Si層23を設けたSOI基板を用いて作製する。この実施例7は、Siリブ型導波路24を形成しない以外は、上記の実施例4と全く同じ製造工程で形成することができる。この場合も、信号光は上部から入射させれば良い。
上方から入射した信号光はi型Ge層31で吸収されてフォトキャリアを生成し、生成したフォトキャリアはn側電極36及びp側電極37を介して電気信号として取り出される。この時、フォトキャリアは横方向及び縦方向に流れるが、i型SiGe層30側に拡散していくフォトキャリアは界面における電子障壁によりi型SiGe層30には流れ込まない。それによって、フォトキャリアが貫通転位や欠陥にトラップされることがないので、受光感度が向上する。
次に、図26を参照して、本発明の実施例8の集積型光受信器を説明する。図26は本発明の実施例8の集積型光受信器の説明図であり、図26(a)は概念的平面図であり、図26(b)はAWG分波器の概念的構成図である。図26(a)に示すように、上記の実施例1に示した導波路結合型PINフォトダイオード40を複数個並列配置するとともに、リブ型Si導波路をAWG分波器60の出力導波路65に接続する。なお、ここでは、導波路結合型PINフォトダイオード40を一例として4つ図示している。
図26(b)に示すように、AWG分波器60は、一本の入力導波路61、スラブ導波路62、アレイ導波路63、スラブ導波路64及び複数本に分岐した出力導波路65を備え、SOI基板20の表面のi型Si層を加工して形成する。なお、ここでは、導波路結合型PINフォトダイオード40の配列数に併せて出力導波路65を4本に分岐している。
波長多重(MDW)化された信号光が入力導波路61に入射すると、アレイ導波路63において異なった波長毎に分岐されて出力導波路65から出力されて導波路結合型PINフォトダイオード40で電気信号に変換される。なお、ここでは、AWG分波器60を一体形成しているが、AWG分波器60を設けずに、導波路結合型PINフォトダイオードアレイにより集積型光受信器を形成しても良い。
次に、図27及び図28を参照して、本発明の実施例9の光インターコネクトシステムを説明する。図27は本発明の実施例9の光インターコネクトシステムに用いる集積型光送信器の説明図であり、図27(a)は概念的平面図であり、図27(b)はAWG合波器の概念的構成図である。図27(a)に示すように、SOI基板20の表面のi型Si層を加工してAWG合波器70を形成して、このAWG合波器70の入力導波路71に互いに異なった波長で発振する半導体レーザ80をハイブリッド的に一体接続する。
また、出力導波路75には、半導体レーザ80の発振波長に応じて互いに異なったリング共振器長を有するリング共振器を出力導波路75に沿って配列して変調器81を形成している。ここでは、半導体レーザ80を一例として4つ図示しているので、リング共振器の数も4つにしている。
図27(b)に示すように、AWG合波器70は、複数本に分岐した入力導波路71、スラブ導波路72、アレイ導波路73、スラブ導波路74及び1本の出力導波路75を備え、SOI基板20の表面のi型Si層を加工して形成する。このAWG合波器70は、図26(b)に示したAWG分波器60の入力側と出力側を入れ替えただけで実質的構造は同じである。
半導体レーザ80から出力された互いに波長の異なる4つの連続光はAWG合波器70で合波されたのち、リング共振器を備えた変調器81によって変調されて、波長多重化信号として出力導波路75から出力される。
図28は、本発明の実施例9の光インターコネクトシステムの概念的構成図であり、図27に示した集積型光送信器のAWG合波器70の出力導波路75と図26に示した集積型光受信器のAWG分波器60の入力導波路61を光ファイバ90で接続したものである。
半導体レーザ80から出力された互いに波長の異なる4つの連続光はAWG合波器70で合波されたのち、リング共振器を備えた変調器81によって変調されて、波長多重化信号として出力導波路65から出力されて光ファイバ90を導波する。
光ファイバ90を導波した波長多重化信号は、入力導波路61に入射すると、AWG分波器60のアレイ導波路63において異なった波長毎に分岐されて出力導波路65から出力されて導波路結合型PINフォトダイオード40で電気信号に変換される。
本発明の実施例9においては、SOI基板を利用して高感度の集積型光受信器を形成しているので、高性能の光インターコネクトシステムをコンパクトに形成することができる。
ここで、実施例1乃至実施例9を含む本発明の実施の形態に関して、以下の付記を付す。
(付記1)表面が単結晶Si層である基板と、前記単結晶Si層上に設けたi型SiGe1-x層(但し、0<x<1)と、前記I型SiGe1-x層に設けられて、p型層/n型層からなるpn接合或いはp型層/i型層/n型層からなるpin接合のいずれかが形成されたSiGe1-y層(但し、0≦y<x)と、前記p型層及びn型層に形成された電極とを有することを特徴とするGe系半導体装置。
(付記2)前記SiGe1-y層中の貫通転位密度及び欠陥密度が、前記i型SiGe1-x層中の貫通転位密度及び欠陥密度より低いことを特徴とする付記1に記載のGe系半導体装置。
(付記3)前記SiGe1-y層の組成比yが、0≦y≦0.20であることを特徴とする付記1または付記2に記載のGe系半導体装置。
(付記4)前記基板が、Si基板、または、Si基板上に絶縁膜を介して単結晶Si層を設けたSOI基板のいずれかであることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1に記載のGe系半導体装置。
(付記5)p型層/n型層からなるpn接合或いはp型層/i型層/n型層からなるpin接合が、前記SiGe1-y層の成長方向に対して横方向に形成されていることを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか1に記載のGe系半導体装置。
(付記6)p型層/n型層からなるpn接合或いはp型層/i型層/n型層からなるpin接合が、前記SiGe1-y層の成長方向に対して成長方向に形成されており、且つ、前記i型SiGe1-x層に接する層の平面面積が最大となるメサ構造を有していることを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか1に記載のGe系半導体装置。
(付記7)前記SiGe1-y層に形成されるp型層/n型層からなるpn接合或いはp型層/i型層/n型層からなるpin接合が、p型層の表面の一部に形成されたn型層或いはn型層の表面の一部に形成されたp型層からなるpn接合、または、i型層の両側面に形成されたp型層と前記i型層の表面の一部に形成されたn型層或いはi型層の両側面に形成されたn型層と前記i型層の表面の一部に形成されたp型層からなるpin接合であることを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか1に記載のGe系半導体装置。
(付記8)前記pn接合或いはpin接合によりフォトダイオードを形成し、前記フォトダイオードを複数個並列に配置するとともに、前記基板の表面の単結晶Si層の一部に複数の光導波路を設け、前記光導波路を前記フォトダイオードと光学的に結合したことを特徴とする付記2乃至付記4のいずれか1に記載のGe系半導体装置。
(付記9)表面が単結晶Si層である基板上に、減圧化学気相成長法により、300℃乃至400℃の成長温度で、Geを種元素とするガス及びSiを種元素とするガスを供給することによりi型SiGe1-x層(但し、0<x<1)を成長する第1の成長工程と、前記i型SiGe1-x層上に、減圧化学気相成長法により、600℃乃至700℃の成長温度で少なくともGeを種元素とするガスを供給することによりSiGe1-y層(但し、0≦y<x)を成長する第2の成長工程と前記SiGe1-y層中にpn接合或いはpin接合いずれかを形成する工程とを有することを特徴とするGe系半導体装置の製造方法。
(付記10)付記8に記載のGe系半導体装置の前記単結晶Si層を加工して光分波器を形成し、前記フォトダイオードと結合した光導波路と前記光分波器の出力導波路とを結合した集積型光受信器と、表面が単結晶Si層である基板の前記単結晶Si層を加工して設けた光合波器と、前記光合波器の入力導波路に接続された半導体レーザと、前記光合波器の出力導波路に結合されたリング共振器とを有する集積型光送信器と、前記光合波器の前記出力導波路と前記光分波器の入力導波路を接続する光ファイバとを備えたことを特徴とする光インターコネクトシステム。
1 基板
2 単結晶Si基板
3 酸化膜
4 単結晶Si層
5 光導波路
6 i型SiGe1−x
7 SiGe1−y
8 i型層
9 n型層
10 p型層
11 選択成長マスク
12 絶縁膜
13 n側電極
14 p側電極
20 SOI基板
21 Si基板
22 BOX層
23 i型Si層
24 Siリブ型導波路
25 コア層
26 スラブ部
27 テーパ部
28 テラス部
29 SiOマスク
30 i型SiGe層
31 i型Ge層
32 n型Ge層
33 p型Ge層
34,54 SiO
35,55 コンタクトホール
36,56 n側電極
37,57 p側電極
40 導波路結合型PINフォトダイオード
41 Si基板
42 下部クラッド層
43 Siチャネル型導波路
44 チャネル層
45 テーパ部
51 p型Ge層
52 i型Ge層
53 n型Ge層
60 AWG分波器
61 入力導波路
62 スラブ導波路
63 アレイ導波路
64 スラブ導波路
65 出力導波路
70 AWG合波器
71 入力導波路
72 スラブ導波路
73 アレイ導波路
74 スラブ導波路
75 出力導波路
80 半導体レーザ
81 変調器
90 光ファイバ

Claims (7)

  1. 表面が単結晶Si層である基板と、
    前記単結晶Si層上に設けたi型SiGe1−x層(但し、0<x<1)と、
    前記i型SiGe1−x層に設けられて、p型層/n型層からなるpn接合或いはp型層/i型層/n型層からなるpin接合のいずれかが形成されたSiGe1−y層(但し、0≦y<x)と、
    前記p型層及びn型層に形成された電極と
    を有することを特徴とするGe系半導体装置。
  2. p型層/n型層からなるpn接合或いはp型層/i型層/n型層からなるpin接合が、前記SiGe1−y層の成長方向に対して横方向に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のGe系半導体装置。
  3. p型層/n型層からなるpn接合或いはp型層/i型層/n型層からなるpin接合が、前記SiGe1−y層の成長方向に対して成長方向に形成されており、且つ、前記i型SiGe1−x層に接する層の平面面積が最大となるメサ構造を有していることを特徴とする請求項1に記載のGe系半導体装置。
  4. 前記SiGe1−y層に形成されるp型層/n型層からなるpn接合或いはp型層/i型層/n型層からなるpin接合が、p型層の表面の一部に形成されたn型層或いはn型層の表面の一部に形成されたp型層からなるpn接合、または、i型層の両側面に形成されたp型層と前記i型層の表面の一部に形成されたn型層或いはi型層の両側面に形成されたn型層と前記i型層の表面の一部に形成されたp型層からなるpin接合であることを特徴とする請求項1に記載のGe系半導体装置。
  5. 前記pn接合或いはpin接合によりフォトダイオードを形成し、前記フォトダイオードを複数個並列に配置するとともに、
    前記基板の表面の単結晶Si層の一部に複数の光導波路を設け、前記光導波路を前記フォトダイオードと光学的に結合した請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のGe系半導体装置。
  6. 表面が単結晶Si層である基板上に、減圧化学気相成長法により、300℃乃至400℃の成長温度で、Geを種元素とするガス及びSiを種元素とするガスを供給することによりi型SiGe1−x層(但し、0<x<1)を成長する第1の成長工程と、
    前記i型SiGe1−x層上に、減圧化学気相成長法により、600℃乃至700℃の成長温度で少なくともGeを種元素とするガスを供給することによりSiGe1−y層(但し、0≦y<x)を成長する第2の成長工程と
    前記SiGe1−y層中にpn接合或いはpin接合のいずれかを形成する工程と
    を有することを特徴とするGe系半導体装置の製造方法。
  7. 請求項5に記載のGe系半導体装置の前記単結晶Si層を加工して光分波器を形成し、前記フォトダイオードと結合した光導波路と前記光分波器の出力導波路とを結合した集積型光受信器と、
    表面が単結晶Si層である基板の前記単結晶Si層を加工して設けた光合波器と、前記光合波器の入力導波路に接続された半導体レーザと、前記光合波器の出力導波路に結合されたリング共振器とを有する集積型光送信器と、
    前記光合波器の前記出力導波路と前記光分波器の入力導波路を接続する光ファイバと
    を備えたことを特徴とする光インターコネクトシステム。
JP2014101628A 2014-05-15 2014-05-15 Ge系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステム Expired - Fee Related JP6378928B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101628A JP6378928B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 Ge系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101628A JP6378928B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 Ge系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015220290A true JP2015220290A (ja) 2015-12-07
JP6378928B2 JP6378928B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=54779455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014101628A Expired - Fee Related JP6378928B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 Ge系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6378928B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107256910A (zh) * 2017-05-17 2017-10-17 厦门科锐捷半导体科技有限公司 纵向PiN Ge发光二极管
JP6335349B1 (ja) * 2017-02-10 2018-05-30 沖電気工業株式会社 受光素子
JP2019079993A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 日本電信電話株式会社 半導体光素子
CN111211183A (zh) * 2018-11-20 2020-05-29 瞻博网络公司 具有自测试功能性的正交入射光电探测器
JP2021021788A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 株式会社Sumco 光モジュールの製造方法及び光モジュール
WO2021124441A1 (ja) * 2019-12-17 2021-06-24 日本電信電話株式会社 受光デバイス
TWI738765B (zh) * 2016-05-02 2021-09-11 日商瑞薩電子股份有限公司 半導體裝置及其製造方法
WO2022219710A1 (ja) * 2021-04-13 2022-10-20 日本電信電話株式会社 受光素子およびその製造方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61500466A (ja) * 1983-11-21 1986-03-13 アメリカン テレフオン アンド テレグラフ カムパニ− 光検出器
JPS63122285A (ja) * 1986-11-12 1988-05-26 Tokuzo Sukegawa 半導体受光素子用材料
JPH02196474A (ja) * 1989-01-25 1990-08-03 Nec Corp 半導体受光素子
JP2002539613A (ja) * 1999-03-12 2002-11-19 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 電界効果デバイス用高速Geチャネル・ヘテロ構造
US20050023554A1 (en) * 1998-03-02 2005-02-03 International Business Machines Corporation Si/SiGe optoelectronic integrated circuits
US20070104441A1 (en) * 2005-11-08 2007-05-10 Massachusetts Institute Of Technology Laterally-integrated waveguide photodetector apparatus and related coupling methods
JP2007527626A (ja) * 2004-02-24 2007-09-27 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 高速CMOS共存Ge−オン−インシュレータ光検出器の構造および製作方法
JP2007300095A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Sharp Corp Si/SiGe光検知器用の(110)シリコン基板上の垂直側壁の製造方法
WO2010096606A1 (en) * 2009-02-23 2010-08-26 The Penn State Research Foundation Light emitting apparatus
JP2010536170A (ja) * 2007-08-08 2010-11-25 エージェンシー フォー サイエンス,テクノロジー アンド リサーチ 半導体構造および製造方法
JP2013083680A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光モジュールおよびその製造方法
JP2013251401A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Fujitsu Ltd 光送信器

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61500466A (ja) * 1983-11-21 1986-03-13 アメリカン テレフオン アンド テレグラフ カムパニ− 光検出器
JPS63122285A (ja) * 1986-11-12 1988-05-26 Tokuzo Sukegawa 半導体受光素子用材料
JPH02196474A (ja) * 1989-01-25 1990-08-03 Nec Corp 半導体受光素子
US20050023554A1 (en) * 1998-03-02 2005-02-03 International Business Machines Corporation Si/SiGe optoelectronic integrated circuits
JP2002539613A (ja) * 1999-03-12 2002-11-19 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 電界効果デバイス用高速Geチャネル・ヘテロ構造
JP2007527626A (ja) * 2004-02-24 2007-09-27 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 高速CMOS共存Ge−オン−インシュレータ光検出器の構造および製作方法
US20070104441A1 (en) * 2005-11-08 2007-05-10 Massachusetts Institute Of Technology Laterally-integrated waveguide photodetector apparatus and related coupling methods
JP2007300095A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Sharp Corp Si/SiGe光検知器用の(110)シリコン基板上の垂直側壁の製造方法
JP2010536170A (ja) * 2007-08-08 2010-11-25 エージェンシー フォー サイエンス,テクノロジー アンド リサーチ 半導体構造および製造方法
WO2010096606A1 (en) * 2009-02-23 2010-08-26 The Penn State Research Foundation Light emitting apparatus
JP2013083680A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光モジュールおよびその製造方法
JP2013251401A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Fujitsu Ltd 光送信器

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
R.E.JONES: "Fabrication and Modeling of Gigahertz Photodetectors in Heteroepitaxial Ge-on-Si Using a Graded Buff", INTERNATIONAL ELECTRON DEVICES MEETING 2002, JPN5007003033, 6 February 2003 (2003-02-06), US, pages 793 - 796, ISSN: 0003658834 *

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI738765B (zh) * 2016-05-02 2021-09-11 日商瑞薩電子股份有限公司 半導體裝置及其製造方法
JP6335349B1 (ja) * 2017-02-10 2018-05-30 沖電気工業株式会社 受光素子
JP2018129483A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 沖電気工業株式会社 受光素子
CN107256910A (zh) * 2017-05-17 2017-10-17 厦门科锐捷半导体科技有限公司 纵向PiN Ge发光二极管
JP2019079993A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 日本電信電話株式会社 半導体光素子
CN111211183B (zh) * 2018-11-20 2021-10-15 瞻博网络公司 具有自测试功能性的正交入射光电探测器
CN111211183A (zh) * 2018-11-20 2020-05-29 瞻博网络公司 具有自测试功能性的正交入射光电探测器
CN113871497B (zh) * 2018-11-20 2024-05-10 无盖灯光电公司 具有自测试功能性的正交入射光电探测器
US10965369B2 (en) 2018-11-20 2021-03-30 Juniper Networks, Inc. Normal incidence photodetector with self-test functionality
CN113871497A (zh) * 2018-11-20 2021-12-31 瞻博网络公司 具有自测试功能性的正交入射光电探测器
JP7144011B2 (ja) 2019-07-25 2022-09-29 株式会社Sumco 光モジュールの製造方法及び光モジュール
JP2021021788A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 株式会社Sumco 光モジュールの製造方法及び光モジュール
JPWO2021124441A1 (ja) * 2019-12-17 2021-06-24
WO2021124441A1 (ja) * 2019-12-17 2021-06-24 日本電信電話株式会社 受光デバイス
JP7298715B2 (ja) 2019-12-17 2023-06-27 日本電信電話株式会社 受光デバイス
WO2022219710A1 (ja) * 2021-04-13 2022-10-20 日本電信電話株式会社 受光素子およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6378928B2 (ja) 2018-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6378928B2 (ja) Ge系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステム
JP6048578B2 (ja) 半導体受光素子及びその製造方法
JP5232981B2 (ja) SiGeフォトダイオード
US9653639B2 (en) Laser using locally strained germanium on silicon for opto-electronic applications
JP6793786B1 (ja) 半導体受光素子、光電融合モジュール及びアバランシェフォトダイオードの製造方法
JP6184539B2 (ja) 半導体受光素子、光電融合モジュール、半導体受光素子の製造方法
KR20050093785A (ko) 반도체 장치와 그 제조 방법 및 표면 조명 광검출기와 그제조 방법
JP6527611B1 (ja) 半導体受光素子、光電融合モジュール、半導体受光素子の製造方法
JP6118834B2 (ja) モード変換素子及び光機能素子
JP6091273B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2017076651A (ja) 半導体受光装置
US8853812B2 (en) Photodetector, optical communication device equipped with the same, method for making of photodetector, and method for making of optical communication device
JPH08107232A (ja) シリコン受光素子
JP6423159B2 (ja) Ge系半導体装置、その製造方法及び光インターコネクトシステム
JP2017220581A (ja) 半導体装置及びその製造方法、光インターコネクトシステム
JP5480512B2 (ja) 光検出器およびそれを備えた光集積回路装置
JP6726248B2 (ja) 半導体受光素子、及び光電融合モジュール
JP6656016B2 (ja) 半導体装置及び光インターコネクトシステム
CN107863399A (zh) 基于LRC工艺的n‑Ge‑i‑Ge‑p‑Si结构波导型光电探测器及其制备方法
JP6696735B2 (ja) Ge系光素子及びその製造方法
JP6127103B2 (ja) 半導体受光素子及びその製造方法
JP2011053593A (ja) 光検出器の製造方法
JP2004349350A (ja) 光検出器及び光検出器内蔵シリコン光導波路
Lin Quantum efficiency enhancement of germanium-on-insulator photodetectors for integrated photonics on silicon
Yun-Xiao et al. Design and characterization of evanescently coupled uni-traveling carrier photodiodes with a multimode diluted waveguide structure

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6378928

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees