JP2002507913A

JP2002507913A - 通気性糞便収集装置

Info

Publication number: JP2002507913A
Application number: JP50580099A
Authority: JP
Inventors: パルンボ、ジャンフランコ; ダッチオリ、ビンセンツォ
Original assignee: Procter and Gamble Co
Current assignee: Procter and Gamble Co
Priority date: 1997-06-28
Filing date: 1998-06-26
Publication date: 2002-03-12
Also published as: EP0991388A1; ES2194330T3; JP2002507910A; CA2294499A1; HUP0004048A3; JP2002507911A; WO1999000090A1; BR9810225A; KR20010014197A; WO1999000091A1; MXPA20000038A; ATE211900T1; EP0993293A1; AU8172398A; CA2294264A1; AU8268798A; CN1268044A; EP0991391B1; CN1267204A; HUP0004048A2

Abstract

(57)【要約】本発明は、高水準の快適性を有した糞便管理装置(10)に関する。該糞便管理装置(10)は、孔(21)と、該孔を取り囲む、解剖学的に形成されたフランジ(12)とを有するバッグ(11)を具備する。該フランジ(12)は、着用者の肛門周囲領域に接着性の取り付けを提供する。特に、該バッグ(11)は、通気性、即ち水蒸気透過性の壁材料を具備する。本発明のもう１つの側面において、該糞便管理装置は、使い捨てのおむつと組合わせて使用される。

Description

【発明の詳細な説明】通気性糞便収集装置〔発明の分野〕本発明は、通気性バッグ材料を利用することにより改善された皮膚適合性を提供する、糞便管理装置に関する〔発明の背景〕糞便管理装置は、失禁者および幼児が主に着用するように設計された公知の工業製品である。このような糞便管理装置は、着用者の肛門領域に取り付けて糞便および他の身体排出物をトラップし、これを直ちに取り込むことを意図したものである。その結果、これらの装置は、着用者の皮膚を汚す問題をなくし、表皮の刺激を低減し、衣服およびベッド等の汚れを防止し、看護者の汚れを防止する上で機能的に有効である。しかし、このような糞便管理装置の使用に際し、しばしば遭遇する問題は、これら装置の外表面の構成材料が、例えば寝たきりの着用者または幼児にとっては不快感を生じさせ、或る場合には著しい不快感を生じさせることである。典型的には、糞便管理装置はプラスチック材料で製造される。例えば、米国特許第3,577,989号は、開口した頂部部分を有するサック、および該頂部孔の回りでサックを固定するフランジを含む、失禁者用の使い捨て排出物トラップバッグを詳述している。この排出物トラップバッグは軽量で薄いプラスチックで製造される。米国特許第4,784,656号は、失禁患者からの糞便を採取するための容器を記載している。この糞便採取装置は、ガスケット、コンジット手段および容器を具備している。これらの容器およびコンジット手段は、それぞれ、側縁部でヒートシールされた２つの臭気バリア性熱可塑性フィルムで形成されている。更なる実施例において、これら容器およびコンジット手段は、何れかの適切な液体不透過性の臭気バリア性フィルムまたはプラスチックで製造してもよい。GB 2 152 3 87号は、採取バッグおよびリングを具備する失禁患者用の糞便採取装置を記載している。この採取バッグは、好ましくは、一対の連続したパネルを与えるように縦方向の中心線に沿って折り畳んだ、一枚の臭気バリア性熱可塑性フィルムで形成される。もう１つの実施例において、該採取バッグは、何れかの適切な熱可塑性フィルムまたは積層フィルムで製造することができる。EP 0 245 064 A2は、周縁部で一緒に固定された可撓性の前面壁および背面壁を有する失禁用バッグを記載している。前面壁は、着用者の排出物が侵入するための孔を有している。通常、前面壁および背面壁はＰＶＣまたは多層フィルムのような、臭気バリア特性の高い合成プラスチック材料でできている。着用者に接触する前面壁の表面には、所謂「快適層」、即ち、バッグが着用者に粘着するのを防止するための穿孔または多孔性プラスチック材料の層が設けられる。プラスチック材料は、機能的には許容可能であるが、着用者に取って不満足または不快なある特性を有している。プラスチック材料の感触またはテクスチャは、皮膚の健康の点で特に問題である。典型的には、失禁患者および幼児の皮膚は特に敏感であり、注意して優しく扱う必要がある。これらの装置は着用者の肛門周囲領域で取り外し可能に取り付けられるだけであるが、着用の間に、当該装置のバッグ部分が着用者の皮膚に接触するようになる。糞便管理装置のプラスチック材料のバッグが、着用している間に着用者の身体を擦って発赤、皮膚への刺激を生じ、更には激しい皮膚炎症を生じることが認められている。更に、このようなプラスチックバッグ材料の使用に関連したもう一つの問題は、皮膚が閉塞されて高温高湿条件になり、使用の間に皮膚が粘着することである。このような問題は、当該装置をおむつと共に使用するときには更に悪化することが予測され、結局、かかる不快感によって当該装置は廃棄されることになるであろう。従って、糞便管理装置についての実際の消費者ニーズは、皮膚適合性の利点、並びに好ましくは優れたクッション性および柔らかい触感によって決まる可能性がある。本発明は、バッグの壁材料に通気性材料を設けること、即ち、排出物を収容する機能を有効に果たしながら、水蒸気透過性の材料が、バッグ材料が皮膚に接触したときでも皮膚が正常に機能することを可能にすることによって、このニーズに対処するものである。更に、この糞便管理装置は、美的にもより好ましいものであり、使用の際に形成される皺が少なく、皮膚の健康に関して着用者および介護者に高い満足度をもたらすものである。本発明のもう１つの側面において、通気性バッグ材料を用いた糞便管理装置は、使い捨ておむつと共に有利に使用することができる。従来技術は、このような組み合わせに関して実際には何も言及していない。JP 08-117,261だけが、少なくとも肛門に面する部分が通気性である耐水性材料でできており、臀部接触面の周囲にコートされた接着剤を有するスリットまたは孔を有するバッグ状構造をもったおむつを教示している。しかしこの文書は、着用者の皮膚をおむつの吸収性材料から分離するために、相乗的に作用する２つの別々の部材については開示していない。このように、糞便管理装置の外表面の構成材料は、閉塞および皮膚炎症の問題を軽減するだけでなく、皮膚の健康を改善して着用者を満足させるためにも大きく寄与するためにも利用される。〔発明の概要〕本発明に従って構成された糞便管理装置(10)は、孔(21)を有するバッグ(11)と、着用者の皮膚に接着剤で取り付けるために、前記孔(21)を取り囲むように解剖学的に適合して形成されたフランジ(12)とを具備する。この解剖学的に適合されたフランジ(12)は、バッグに取り付けられる。バッグ(11)は、通気性、即ち、水蒸気を透過し、少なくとも250g／(m².24hrs.)の水蒸気輸送速度を有するように選択された壁材料を含んでいる。しかし、このバッグ材料は、好ましくは空気および水蒸気の両方に対して透過性である。本発明のもう一つの観点に従えば、該バッグ材料は更に、臭気抑制活性剤のような追加の成分を含むことができる。この通気性壁材料と臭気抑制系との組み合わせは、臭気抑制系の有効性の予期しない増大をもたらす。本発明のもう一つの側面において、糞便管理装置は使い捨てのおむつと組み合わせて使用され、その場合、バッグ用通気性壁材料および臭気抑制系を含む通気性壁材料の利益は特に有利である。〔図面の簡単な説明〕本発明は、添付図面と併せて以下の説明を読むことにより、更によく理解されるであろう。添付図面において：図１は、本発明による糞便管理装置の斜視図である。図２は、図１に示した糞便管理装置の断面図である。図３は、使い捨ておむつと組み合わせた糞便管理装置の斜視図である。図４は、本発明の具体化した使い捨ておむつを一部切り欠いて示す斜視図である。〔発明の詳細な説明〕典型的には、糞便管理装置は、孔(21)と、前記孔を取り囲み着用者の肛門周囲に好ましくは接着剤で取り付けるためのフランジ（１２）とを有するバッグ（１１）を具備する。当該技術で公知の如何なる糞便管理装置（１０）も、本発明に従って提供することができる。本発明によれば、糞便管理装置（１９）は、不可欠の部分として、通気性のバッグ壁材料を含んでいる。壁材料の主要な役割は、当該装置に吸収されて含まれる排出物が押し出されて、該装置に接触している衣服またはおむつを濡らすのを防止することである。しかしながら、加えて、通気性壁材料は、それを通して水蒸気の移動を可能にし、好ましくは水蒸気および空気の移動を可能にして、該壁材料および当該装置自身の中および外への空気の循環を可能にする。特に、着用者の身体から放出される水蒸気のトラップおよび濃縮の問題、従って、典型的には、かかる装置を短期間使用した後に生じる高温高湿で不快な状態を回避するために、本発明の装置のバッグ材料は通気性とすることが見出された。従って、本発明に従えば、バッグ（１１）の材料は250g／m²／24hrs.以上、好ましくは300g／m²／24hrs以上、より好ましくは500g／m²／24hrs以上、最も好ましくは600g／m²／24hrs以上の水蒸気透過性を有する。また、本発明のより好ましい実施例において、バッグの壁は50l／m²／s以上、より好ましくは60l／m²／s 以上、最も好ましくは70l／m²／s以上の空気透過性を有する。本発明によれば、壁材料はここで定義する液体透過性試験の要件に適合する限り、公知の通気性材料または多層通気性材料複合体を当該装置に使用することができる。従って、本発明の通気性壁材料は、10ml負荷において0.16ｇ未満、好ましくは0.10ｇ未満より好ましくは0ｇの液体透過性を有するべきである。液体に対する壁材料の液体不透過性要件は、おむつまたは失禁装置のような如何なる追加の吸収体製品を伴わずに、単独で着用するように設計された糞便管理装置の場合には更に重要である。しかし、当該装置がおむつと共に着用される用途については、壁材料の液体不透過性はそれ程重要ではなく、従って、壁材料の液体不透過性は着用者郡の特定のニーズに従って選択することができる。ここで使用するための適切な通気性壁材料には、当該技術で公知の全ての通気性壁材料が含まれる。原理的には、２種類の通気性壁材料が存在する。即ち、通気性で且つ液体に対して不透過性である単一層の通気性壁材料と、組み合わせにより通気性および液体不透過性を与える少なくとも２層を有する壁材料である。本発明によれば、バッグの壁材料は、少なくとも１層、好ましくは少なくとも２層、最も好ましくは少なくとも３層を具備している。バッグ材料が複数の層からなる実施例の場合、これらの層は、典型的には実質的に全表面接触領域に亘って相互に結合される。バッグの壁材料は、通気性であるように選択される。従って、バッグ材料の通気性は、単一層によって、または一緒に組み合わされて液体不透過性および水蒸気透過性の必要な特性を与える組み合わせ層によって与えられる。本発明に従えば、何れか公知の通気性材料層または多層複合層をバッグ材料として使用することができる。ここで使用するための適切なバッグ材料は、少なくとも１つの空気透過層を含む。適切なガス透過層には、２次元の平面的なミクロ多孔質またはマクロ多孔質フィルム、巨視的な膨張フィルム、およびモノリシックフィルムが含まれる。ここで使用するために適した単一層の通気性壁材料には、例えばGB A 2184 38 9、GB A 2184 390、GB A 2184 391、US 4 591 523、US 3 989 867、US 3 156 24 2、およびヨーロッパ特許出願番号95120653.1に記載の材料が含まれる。ここで使用するために適した２層または多層の通気性壁材料には、例えばUS3 881 489、US 4 341 216、US 4 713 068、US 4 818 600、EP 0 203 821、EP 0 71 0 471、EP 0 710 472、欧州特許出願番号95120647.3、95120652.3、95120653.1 、および96830097.0を含む。本発明の通気性壁材料は、少なくとも１、好ましくは少なくとも２水蒸気透過性層を具備する。適切な水蒸気透過性層は、２次元の平面的なミクロ多孔質またはマクロ多孔質フィルム、モノリシックフィルム、巨視的な膨張フィルム、および穿孔フィルムが含まれる。本発明の前記層の孔は、何れの構成でもよいが、好ましくは球形または長円形が好ましい。また、該孔は、異なる寸法であってもよい。好ましい実施例において、該孔は、好ましくは該層の全面に亘り均一に分布されるが、ある領域にのみに孔を有する表面を有する層も構想されてよい。ここで使用される２次元の平面的なフィルムは、５マイクロメータから２００マイクロメータの平均直径を有する孔を有する。典型的に、ここでの使用に適した２次元の平面的なミクロ多孔質フィルムは、１５０マイクロメートルから５マイクロメートル、好ましくは１２０マイクロメートルから１０マイクロメートル、最も好ましくは９０マイクロメートルから１５マイクロメートルの平均直径を有する孔を有する。典型的に２次元の平面的マクロ多孔質フィルムは、２００マイクロメートルから９０マイクロメートルの平均直径を有する孔を有する。ここでの使用に適した巨視的な膨張フィルムおよび穿孔フィルムは、典型的に１００ μメートルから５００マイクロメートルの平均直径を有する孔を有する。該壁材料が巨視的な膨張フィルムまたは穿孔フィルムを具備する本発明の実施例において、該壁材料は、典型的に、壁材料の総表面積の５％以上、好ましくは１０％から３５％の開口面積を有する。適切な壁材料の２次元の平面層は、当業者に公知の何れの材料により製造することも可能であるが、好ましくは商業的に入手可能なポリマー材料から製造する。適切な材料は、例えば、所謂、通気性衣類(breathable clothing)と称され、それらの出願により、当業者に周知のGORE-TEX(TM)またはSympatex(TM)タイプの材料である。他の適切な材料は、XMP-1001(Minnesota Mining and Manufacturin g Company，St．Paul，Minnesota，USA)を含む。ここで使用される２次元の平面層の語は、１ｍｍ未満、好ましくは０．５ｍｍ未満の深度を有する層をいい、ここで該孔はそれらの長さに沿った均一な平均直径を有し、且つ該層の平面から突き出してはいない。本発明の壁材料として使用される該穿孔材料は、EP 0 293 4 82およびその中の引用文献に記載されるような当該分野で周知の何れかの方法を使用することにより製造することが可能である。加えて、この方法により製造される孔の寸法は、壁材料(例えば、伸縮性層)の平面に亘り加えられる力により増大してもよい。適切に穿孔され形成されたフィルムは、該壁材料の外側表面(30)の水平面を超えて該バッグの内部方向に伸びる孤立する孔を有し、それにより突出部を形成するフィルムを含む。該突出部は、それらの終端で位置されるオリフィスを有する。好ましくは、該突出部は、US 3,929,135に記載の突出部と同様にファンネル形である。該断面の寸法または該突出部の終末でのオリフィスの面積が、該層の衣服側部分内に配置される孔の面積よりも小さいものであれば、該平面内に配置される孔およびそれ自身突出部である終端部で配置されるオリフィスは、円形または非円形でもよい。好ましくは前記穿孔予備形成フィルムは、それらが、仮に不完全であっても、少なくとも実質的に該バッグの内部方向への一方向の流体輸送性を有するように単一な方向性を有している。ここで使用するために適切な巨視的な膨張フィルムは、例えばUS 637 819およびUS 4 591 523に記載されるようなフィルムを含む。ここでの使用に適切な巨視的な膨張フィルムは、US 4 637 819およびUS 4 591 523に記載のフィルムを含む。適切なモノリシックフィルムは、デュボン社から入手可能なHyireI^TM(DuPont Corporation，USA)、インデックス９３会議セッション７Ａ(Index 93 Congress ，Session 7A"Adding value to Nonwovens"，J-C．Cardinal and Y．Trouilhet ，DuPont de Nemours International S.A，Switzerland)に記載の他のそのような材料を含む。本発明に従うと、該壁材料は、前記水蒸気透過性層に加えて、追加層を具備してもよい。前記追加層は、前記通気性層の前記水蒸気透過性層の何れの側面に配置してもよい。該追加層は、織布、不織布または追加の水蒸気透過性フィルム等の繊維層等の何れの材料であってもよい。加えて、通気性バッグ材料の更なる有利点は、閉塞系環境に関連する悪臭の発生を多量に減少することである。更に、該装置内の有効な防臭剤により更に改善される。ここで使用される該バッグ(11)は、排泄された糞便を包含するための可撓性容器である。該バッグ(11)は、意図されるその使用、即ち、該装置が、寝たきり患者、または失禁患者、若しくは人工肛門を必要とする活動可能な患者、或いは幼児の何れに使用することを意図するのかに応じて、何れの形態およびサイズでも提供することが可能である。例えば、主に管状または矩形で長いバッグは、典型的に、寝たきり患者および年配の失禁者により利用される。幼児または成人の何れかの活動可能な着用者には、該糞便管理装置は、該装置が体の輪郭に従い、且つ着用者が通常の下着の下に目立たなく着用することが可能なように、解剖学的に形成されることが好ましい。特に好ましい形態は、平面的な円形バッグ、円錐形バッグ、平頭形バッグおよび錐体若しくは平頭錐体バッグである。本発明の最も好ましい実施例において、該バッグ(11)は、実質的に平頭円錐形態を有する。典型的に、該バッグは着用者側表面部分(16)と衣服側表面部分(17)を有する。該糞便管理装置(10)の着用者側表面部分(16)は、着用者の臀部に隣接して配置される。前記の通り、該着用者側表面部分(16)は、着用者の臀部を充分に覆い、且つ着用者の大腿部の間にぶら下がることはない。加えて、該バッグ(11)は、着用者の臀部の間に少なくとも部分的に挿入され、且つ保持され、それにより該フランジと着用者の皮膚との間での良好な接触を保証することができるように形成されることが好ましい。例えば、該バッグ(11)は、首状部分またはコンジットと共に提供されてもよい。該バッグ(11)は、好ましくは、多様な着用条件下で、また、自由に動き回れる寝たきりではない着用者により着用された場合でも、糞便に対して充分な容量を提供できるように設計される。例えば、該バッグ(11)に座ることは、該バッグのある領域において多大な容量の減少を導くであろう。従って、該バッグ(11)は、好ましくは、座るとき等の着用条件において大きな圧力を受けない領域に充分な容量を提供するように成形される。該バッグ(11)は、捕捉した何れの物質をも安全に包含するように設計され、且つ使用時、また、座る等の典型的な着用条件下で該バッグに圧力が作用する場合にも、破損に抵抗できるだけの充分な強度を有するように設計される。本発明に従い、所望する該バッグ(11)の形態に応じて、該バッグ(11)は、単一の部分からなる材料から、または多くの別々の部分からなる材料［これらの材料は同一でも、異なっていてもよく、それらは夫々の周縁部でシールされる］から提供されてもよい。１つの好ましい実施例において、該バックは、異なる材料部分からなる着用者側表面部分(16)と衣服側表面部分(17)とを有する。該着用者側表面部分(16)と衣服側表面部分(17)は、該バッグ(11)の周縁部でシールされ、それにより、バッグの周縁リム(18)が形成される。図１から明白である通り、該バッグ(11)の該着用者側表面部分(16)は、更なる２つの部分(19)を具備し、これらは、所望のバッグ構造を提供するために、互いに当業者に公知の手段、例えば、接着剤、熱結合または圧結合等により固定される。また、前記リム(18)は、該バッグの内側にあってよく、従って該バッグ(11)の内側表面(15)と同延してもよい。好ましくは、該バッグ(11)は、該孔(21)の中央から該バッグ(11)の正面末端までを長手方向に測定された距離が、該バッグ(11)の後部末端までで測定した距離よりも短くなるように、横断線に対して対象であってよい。本発明に従うと、該バッグ(11)は１層または多層、好ましくは２または３層を具備する。典型的に少なくとも部分的に糞便に接触する該バッグの内側の層は、内側層(15)と称する。典型的に少なくとも部分的に着用者の皮膚および着用者の衣服に接触する最も外部の層は、外側層(30)と称する。該バッグの外側層(30)は、好ましくは不織布層で提供される。そのような材料層は、着用者の皮膚に対して平坦でない表面を与え、それにより、閉塞性の問題を顕著に減少し、且つ皮膚の健康状態を大きく改善する。本発明の好ましい実施例において、該バッグは２層を具備する。好ましくは、該外側層(30)は不織布層を具備し、且つ内側層(15)はモノリシックフィルムを具備する。更に、本発明のもう１つの好ましい実施例において、該バッグ(11)は、３層、好ましくは１つモノリシックフィルムと２つの不織布層とを具備する。更により好ましい実施例において、該フィルムは、２つの不織布層の間に挿入される。この層の連続は、特に、着用者の皮膚と接触したときに快適感が得られる閉鎖的繊維構造を結果として生じる。更にもう１つの好ましい実施例では、該内側層が、モノリシックフィルムと不織布を具備する他の２層とを具備する。典型的に、不織布層は、表面活性物質、例えば、フルオロケミカルまたは他の疎水性表面処理剤等によって処理され、必要な疎水性が提供される。しかしながら、該不織布層は、等しく液体不浸透性物質、例えば、熱溶解型接着剤等のコーティング、またはシリコーン若しくは他の疎水性化合物、例えばゴム並びに植物性および鉱物性ワックス等のコーティングで処理されてもよく、或いは、例えば、ナノ粒子もしくはプラズマコーティング技術等を使用して物理的に処置することも可能である。また、不織布層は、着用者側表面部分(16)および衣服側表面部分(17)の触感できる柔軟性を改善する薬剤で処理してもよい。該薬剤は、植物性、動物性または合成油、シリコーン油等を含むが、これに限定されるものではない。これらの薬剤の存在により、着用者の触感にべとべとした感じや油っこい感じを与えずに不織布層にすべすべとしたフランネル様の感触を付与できることが知られている。その上、陰イオン性、非陰イオン性、陽イオン性および非陽イオン性界面活性剤を含む界面活性物質が添加されてもよく、また更に柔軟性および表面の平滑性を向上してもよい。更に、該不織布層はローション剤に浸漬し、所望する治療または保護コーティングローション効果を提供してもよい。該着用者側表面部分(16)および衣服側表面部分(17)における該ローションコーティングは、通常の接触および着用者の動きおよび／または生体温度により着用者の皮膚に移行することが可能である。一般的に、ローション剤の形態にある鉱物油は、着用者の皮膚に鎮静、保護コーティングを付与するのに効果的であると認められている。また、クリーム調合物の固体油相で不織布層を含浸することも、また、該不織布層を、例えば、ベビーオイル等を含有する加圧若しくは熱または水破壊性カプセルのアレイに組込むことも可能である。特に好ましい本発明の実施例に従うと、該バッグ材料は、更に追加の構成要素、例えば防臭剤等を具備してもよい。通気性壁材料と防臭系の組み合わせにより、該防臭系の効果の予期しない増大が生じることが明らかとなっている。防臭剤の存在との組合わせにおける通気性バッグ壁材料の共同防臭性能の利便性は、多数の因子によるものと考えられる。第１に、該装置の通気性が、結果として揮発性の悪臭化合物の移動を増やす。これにより、これらの化合物と防臭剤の間の実際の物理的接触量は増加する。通常、臭気化合物を有効に防止するためには、該防臭剤と悪臭物質の間の接触が必要である。その有効性を保証するために、しばしば、糞便管理装置においては大量の防臭系が必要とされる。何故ならば、該防臭剤は、存在する悪臭化合物の全てに接触する必要性がないからである。このため、これらの製品にかかる経費は増大するので、従って、多量の防臭剤の必要は避けることが望ましい。本発明では防臭剤の有効性が有意に増すので、防臭剤の全能力が利用され、それにより防臭剤の必要を減らすことが可能となる。第２に、本糞便管理装置壁材料の通気性は、着用者の皮膚と該装置の表面の間の高温高質および嫌気性環境を減少する。これは、臭気化合物の発生の原因としても知られる微生物の増殖を防止する。従って、微生物の存在に関連する臭気量は、本発明の糞便管理装置によって減少される。第３に、また、着用者の皮膚近傍と糞便管理装置自体の着用者側表面との間の高温高圧および閉塞性環境の減少により、該製品の着用者の発汗量も減少する。その結果、発汗に関連する臭気の量も減少するであろう。従って、本装置の通気性は、実際に該装置中で生じる臭気量を減少するのである。結果として、該防臭系は、該装置に残存する臭気化合物に対してより有効に作用することになる。加えて、本装置の通気性のためによって、水蒸気および空気に類似するそのに含有される悪臭は、より容易に該環境から排出される。それによって、悪臭化合物は、該装置から散逸し、周囲に発散される。更に重要なことには、また、本バッグ壁材料の通気性は、該装置に存在する悪臭化合物の前駆化合物を、その分解が始まる前に、従って悪臭形成が生じる前に、該装置から散逸させることが可能である。当該分野で公知の何れの防臭剤またはその組み合わせも、本目的のために防臭系としてここで使用することが可能である。当該分野には、悪臭形成の問題に対処するために吸収性製品で使用する種々の防臭剤を記載したものが豊富にあるが、これら全てを本発明で有効に使用することが可能である。これらの薬剤は、典型的に、該薬剤が除去することを意図する臭気のタイプに従って分類することが可能である。臭気は、酸性、塩基性または中性であることにより化学的に分類される。防酸性臭気剤は、７以上のｐＨを有し、典型的に炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、特に硫酸亜鉛および硫酸銅を含む。防塩基性臭基剤は、７以下のｐＨを有し、クエン酸、硼酸、アジピン酸およびマレイン酸等のカルボン酸等の化合物を含む。防中性臭気剤は、約ｐＨ７を有する。これらのタイプの化合物の例は、活性炭、クレー、ゼオライト、シリカ、吸収性ゲル化剤(AGM)およびデンプンを含む化合物である。防中性剤および系は、例えば、EP 0 348 978、EP 0 510 619、WO91 /12029、WO91/11977、WO91/12030、WO81/01643およびWO96/06589に開示される。また、US5429628に記載されるようなシクロデキストリンおよびその誘導体を使用することも可能である。或いは、該防臭剤は、悪臭の検出を減少または予防できる機構に関して分類することも可能である。上記の防臭剤は、典型的に吸収機構により典型的に臭気検出を抑制する。従って、悪臭化合物、または悪臭性分解産物を生ずる化合物と化学的に反応し、それによって臭いのない、若しくは消費者に許容される臭いを有する化合物を生じる防臭系をここで利用することが可能である。適切な薬剤は、キレート剤を含み、また、例えば、US 4356190に記載されるようなエチレンジアミン−テトラアセテート等のアミノカルボキシレート、エチレンジアミンテトラキス(メチレン−フォスホネート)等のアミノホスホネート、US 3 812 044に記載されるような多機能置換芳香族キレート剤およびその混合物から選択することも可能である。理論による拘束を意図するわけではないが、これらの化合物の利益は、部分的に、吸収された流体中に存在する鉄、銅、カルシウム、マグネシウムおよびマンガン鉄、およびそれらの分解産物をキレートを形成することにより取り除くという、それらの珍しい能力によると考えられる。ここで使用するためのもう１つの適切な防臭系は、クエン酸および重炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムとソルビン酸緩衝系等の緩衝系を具備する。また、例えばWO94/25077に記載されるような７から１０のｐＨを有する緩衝系も使用することが可能である。或いは、防臭系は、US 4 289 513およびUS 3340875に記載のイオン交換樹脂も利用できる。また、マスキング剤または香料等の防臭剤も防臭剤としてここで使用してもよい。好ましくはこれらの薬剤は、WO94/22500に記載のゼオライト等の更なる防臭剤と組合わせて使用される。また、例えば、アルミニウムクロリドレート(alumi nium chloridrate)および硫酸アルミニウム等のアルミニウム塩等の所謂、制汗剤、並びにトリクロサン(Triclosan)等の抗生物質、並びに安息香酸、プロピオン酸およびソルビン等も、防臭剤としても使用される。そのような材料は、「化粧品の化学と製造」("The Chemistry and Manufacture of Cosmetics"Vol.3,2 Ed .pg.205-208)、「制汗剤と防臭剤」("Antiperspirants and deodorants",by W.H.M ueller and R.P.Quatrale)、および「実験皮膚科学」("Investigative Dermatolog y",Vol.88,N.3,March Suppl.1987.,)、「皮膚ミクロフローラ」("Skin Microflora ",by J.J.Leydon,K.D.McGinleyら)に記載される。他の適切な防臭剤は、R.オスバーガウス(R.Osberghaus，Cosm.and Toil.95,48 ,1980,in"Non microbiological deodourising agents")により記載されるような酵素ブロック剤、例えばトリエチルシトレート(triethyl cytrate)等、および例えば、G．プロセルピオ(G.Proserpio,Cosmesi Funzionale,pages465-498,ED.Sin gerga,1988)により記載のリシノール酸亜鉛等の臭気吸収剤である。防臭系は、当該技術で開示されている方法の何れかにより、該装置に組込むことが可能である。例えば、該防臭剤は、該壁材料に重層してもよく、または該壁材料の層の間に組込んでもよい。或いは、該防臭剤系は、例えば温度、圧力等の変化によって、または壁材料での液体との接触によって活性化されるカプセルまたはミクロカプセル中に含まれてもよい。該防臭剤は粉末または粒質物として該装置中に組込まれてもよい。ｌ以上の構成要素を具備する防臭系のためには、該薬剤は、別々に粒状化され、続いて共に混合されてもよく、また共に粒状化されてよい。該防臭剤は、それらの製品またはそれに代わるものが該バッグ材料の層の間に挟まれている間、ミクロ多孔質またはモノリシックフィルムに特に効果的に組込まれる。好ましい防臭剤は、カーボンブラック、ゼオライト、シリカ、抗菌剤、香料成分、マスク剤およびキレート剤を含む。本発明の好ましい実施例において、また、該バッグ(11)は、吸収材を含んでもよい。該吸収材は、液体を吸収し且つ維持することが可能な何れの吸収性材料であってもよい。該吸収材は、使い捨ておむつおよび他の吸収性製品中で使用される、一般的にエアフエルトと呼ばれる微粉砕木材パルプ等の多様な液体吸収材を具備してもよい。他の適切な吸収材の例は、クレープセルロースワッディング；コフォームを含むメルトブローウンポリマー；補強、修飾または架橋セルロース繊維；薄織物ラップおよび積層薄織物を含む薄織物；吸収性泡；吸収性スポンジ；高吸収性ポリマー；吸収性ゲル剤；または他の何れの公知の吸収材若しくは材料の組み合わせをも含む。該吸収材は、何れかの適切な方法で該バッグ(11)に位置されてもよい。例えば、該吸収材は、該バッグに固定しないで(loosely)配置してもよく、また、該バッグ(11)の内側表面(15)に固定してもよい。不織布およびフィルム支持層対して吸収材を確保する何れかの公知技術を使用し、該吸収材を該バッグの内側表面(1 5)に固定することが可能である。また、該吸収材は、何れかの所望する形態または構成(例えば、矩形、長円形、環状等)を有して配置してもよい。図１に示す通り、該バッグ(11)は、それにより生体からの糞便が該バッグの空洞内に蓄積される前に該糞便を受け取る孔(21)を伴なって提供される。該孔(21) は、フランジ(12)により周囲を取り囲まれており、且つ、例えば、環状形、偏長形、ハート型等の何れの形態または大きさでも提供することが可能であり、且つ対称または非対称であってもよく、好ましくは該孔は、縦方向若しくは横方向または両方向に偏長な輪郭を有しており、最も好ましくは、該孔の輪郭は、例えば、各々が実質的に垂直に交わる主軸を有する２つの楕円形の形態である。該フランジ(12)は、当業者に公知の何れかの方法により該バッグ(11)に取り付けられ、これにより永久的な取り付けまたは取り外せる取り付けが提供されてもよい。しかしながら、好ましくは、該フランジは、接着剤によって該バッグに取付けられる。典型的に、該バッグ(11)は、糞便の捕捉に対して如何なる支障も来たさないように、フランジの外側周縁部に対してフランジ(12)に取付けられる。該フランジ(12)は、該装置が意図する着用者の群に応じて何れのサイズで提供されてもよい。同様に、フランジ(12)は、何れの形態で提供されてもよく、好ましくは対称な形、好ましくは複数のローブ(13)を具備する形態を有する。該フランジは、衣服側表面部分(22)と着用者側表面部分(23)を具備する。好ましい実施例において、これらは２つの大きな実質的に平坦な表面であるが、しかしながら、該フランジは、着用者の会陰または尾骨領域に密着するように設計された突出部を具備してもよい。該フランジ(12)は、フランジを肛門周囲領域に対して容易に配置することを可能にするために、柔軟性、可撓性且つ順応性を有する材料で作成されるべきである。典型的な材料は、不織布材、織布、連続気泡熱可塑性フォーム、独立気泡熱可塑性フォーム、連続気泡可塑性フォームおよびストレッチ不織布の組成物、並びにフィルムを含む。ポリエチレンの独立気泡フォームが有効であることは明らかではあるが、より好ましくは、連続気泡ポリウレタンフォームが使用される。好ましくは、そのようなフォームは一般的に0.1から５ミリメートルの厚さ、および５から250g/m²、より好ましくは50g/m²の密度を有する。他の熱可塑性フォーム材、または前記フォームの記載された特質(即ち、柔軟性、可撓性且つ伸縮性)を有する他の適切な可塑性シート材も使用することが可能である。好ましくは衣服側表面部分は限定された孔領域に伸長してよく、それによって、使用中に該孔を限定してしまうような該フランジの表面端のもう一方の端への付着を防ぐような材料により、スカートまたはフラップが形成される。本発明に従うと、該糞便管理装置は、更に、着用者に該装置を固定するための付着手段を具備する。そのような手段はストラップを含み、および更に好ましくは、該フランジ(12)の着用者側部分(23)に適用される生体に適合した圧力感知接着剤(20)を具備する。該接着剤(20)は、該接着剤層を保護するために、好ましくは剥離手段(図示せず)、例えば、シリコーン処理した紙等により被覆される。該接着剤(20)は、該フランジ(12)の着用者側表面(23)の全体を被覆してよく、またより好ましくは、少なくとも1、好ましくは２から６の非接着剤部分を有する。これらの部分は、接着性がなくともよく、また、不活性化若しくは被覆された接着性を含んでいてもよい。図１から明らかである通り、１つの好ましい実施例において、該接着剤は、該フランジ(12)の着用者側表面部分(23)の全体に亘っては適用されず、これにより該フランジ(12)の何れかの側には非接着性のローブ(13)が提供され、これによって、該装置の取付けおよび接着剤との接触を避けたい場合の脱離が容易になる。しかしながら、また、これらのローブは、好ましくは剥離手段により被覆される。該糞便管理装置(10)を着用者の皮膚に適用する前に、存在するならば、該剥離手段は取り除かれる。本発明に従うと、何れの医学的に許容される耐水性感圧性接着剤(20)、例えば、親水コロイド接着剤およびヒドロゲル接着剤等を使用し、該装置を着用者の肛門周囲領域に取り付けてもよい。該フランジを着用者の敏感な肛門周囲領域の皮膚に対して固定するために所望する接着性を提供することにおいて特に有効な接着剤であり、同時に、比較的痛みのない着脱が可能である接着剤は、３次元的マトリックスを形成するプラスチサイサー(plastisicer)を含む架橋ポリマーから形成される接着剤である。該接着剤(20)は、該フランジ(12)の着用者側表面部分に、当業者に公知の何れかの方法、例えば、スロットコーティング、スパイラル、またはビード適用またはプリント等により適用することが可能である。典型的に該接着剤(20)は、意図する使用目的に応じて、20g/m²から2500g/m²、より好ましくは500g/m²から2000g /m²、最も好ましくは700g/m²から1500g/m²の基本重量で適用される。例えば、乳児に対して使用されるべき糞便管理装置の接着剤の量は、活動的な成人の失禁患者に対して意図される糞便管理装置(10)よりも少量であってよい。糞便管理装置と組合わせて装着されるべきおむつの詳細な説明本発明の糞便管理装置(10)は、特に衣類またはおむつ(50)、好ましくは図３に示される使い捨ておむつと共に使用されることが実用的であり、且つ有益であることは明らかである。糞便管理装置(10)は、好ましくは、該使い捨ておむつ(50) が適用される以前に、着用者の肛門周囲領域にまず最初に配置される。特に、該おむつ(50)は、糞便管理装置(10)を覆って配置される。特に、該おむつは、該便管理装置を覆って配置され、着用者の体を取り巻く従来の方法で固定される。更に、尿と糞便との間での優れた分離を提供する。特に典型的な着用者の群は、高年齢者、低年齢者および非健康的な着用者を含むことから、糞便管理装置(10)とおむつ(50)とを組合わせたシステムが、時々生じる皮膚の炎症を、実際に減少することは明らかである。実質的に、糞便管理装置(10)の存在により、着用者の皮膚とおむつ(50)、即ち、おむつ(10)の吸収性コア(58)の部分との間に仕切層を形成することが可能になる。該おむつ(50)は、従来の種類(以下に記載されるのは実施例であるが、如何なる意味においても、これらに限定されるものではない) であってもよく、また、効果的且つ快適な方法で適用され、本発明の技術に従った糞便管理装置(10)を含んでもよい。ここで使用される「使い捨ておむつ」の語は、生体排出物を吸収および包含する製品をいい；より詳細には、着用者の体に、または隣接して配置され、生体から排泄される種々の排出物を吸収し、且つ包含し、また、１回の使用の後に破棄されることが意図される製品(即ち、それらは洗濯されたり、別の方法で再生または再利用されることが意図されていない製品)をいい、好ましくは、環境に矛盾しない方法でリサイクル、配合または別の方法で処理されることが意図される。ここで使用される「おむつ」の語は、幼児または失禁患者により一般的に着用され、脚の間に引き上げられ、且つ着用者のウエストの辺りで固定される衣服をいう。図４は、糞便管理装置(10)を覆って着用者に配置される前に、本発明が体系化されたおむつ(50)の部分的断面斜視図である。図３から明らかであるように、好ましいおむつ(50)は、胴部分(52)、再度取り付けることが可能な力学的締結装置 (54)を具備する。好ましい胴部分(52)は、液体浸透性トップシート(56)および吸収性コア(58)、液体非透過性バックシート(60)、並びに弾性収縮性脚部カフ(62) を具備し；各脚部カフ(62)は、好ましくはサイドフラップ(64)と、１以上の弾性構成要素(66)を具備する。単純な目的のために、ただ１つの弾性構成要素(66)が、サイドフラップ(64)に示される。同時に、トップシート(56)、吸収性コア(58) 、バックシート(60)、サイドフラップ(64)、および弾性構成要素(66)は、種々の周知の構成で組み立てられてもよい。好ましい使い捨ておむつ構成は、US3,860, 003に示され、且つ一般的に記載され、更により好ましい使い捨ておむつ構成は、WO93/16669に示され、且つ一般的に記載されている。この好ましいおむつ構成において、バックシート(60)は、トップシート(56)に接合され；吸収性コア(58) は、該トップシート(56)とバックシート(60)との間に位置し；サイドフラップ(6 4)は、吸収性コア(58)の各サイドエッジに沿って外側に伸延し；および弾性構成要素(66)は、各サイドフラップ(64)と機能的に結合する。図４は、トップシート(56)とバックシート(60)が同延し、且つ、一般的に、吸収性コア(58)の長さおよび幅の寸法よりも長い胴部分を示す。該トップシート(5 6)は、バックシート(60)上に重ね合わされ、それにより胴部分(52)の周囲部分(6 8)を形成する。胴部分(52)は、内部表面(74)と外部表面(76)を有する。バックシート(60)が使用される場合、それは、典型的には胴部分(52)の外部表面(76)を形成する。内部表面(74)は、外部表面(76)の反対側のおむつ(50)表面であり、且つ示された実施例においては、典型的にトップシート(56)により形成される。一般的におむつ(5 0)の内部表面(74)は、外部表面(76)と同延し、且つ該おむつ(50)が着用された場合に、該着用者との接触におけるより大きな部分である。胴部分(52)の吸収性コア(58)は、一般的に圧縮可能な、従順な、着用者の皮膚に対して非炎症性であり、且つ尿および他の特定の生体排出物等の液体を吸収して保持することが可能な何れの吸収手段であってもよい。該吸収性コア(58)は、種々のサイズおよび形態(例えば、矩形、漏刻形、"T"-型、非対称型等)で製造されてもよく、また、一般的に使い捨ておむつおよび他の吸収性製品に使用される広汎な液体吸収体、例えば、一般的にエアフェルトと称される微粉砕木材パルプ等から形成されえてもよい。他の適切な吸収体の例は、クレープセルロースワッディング、コフォーム、架橋セルロース繊維を含むメルトブローンポリマー、組織ラップを含む組織、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、超吸収体ポリマー、吸収性ゲル化剤、または何れかの同等の材料または材料を組合わせたものを含む。該吸収体コア(58)の配置および構成は、変更することも可能であり、例えば、吸収性コア(58)は、変動するキャリパーゾーン、親水性勾配、超吸収性勾配、または低平均密度および低平均基本重量補足帯を有していてもよく；或いは、１以上の層または構造を具備してもよい。更に、該吸収性コア(58)のサイズおよび吸収能力は、変更しても、乳児から成人までの範囲の着用者に適応することも可能である。該バックシート(60)は、液体不透過性(例えば、尿等)であり、且つ好ましくは薄い可塑性フィルム、好ましくは熱可塑性フィルムから製造されるが、他の可塑性液体不透過性材料を使用してもよい。ここで使用される「可撓性」の語は、従順であり、且つヒトの体の一般的な形態および曲線に容易に適合することが可能である材料をいう。該バックシート(60)は、該吸収性コア(58)に吸収され且つ包含される滲出液により、おむつ(50)が接触する下着や寝具等の製品が汚れるのを防ぐ。従って、該バックシート(60)は、ポリエチレンまたはポリプロピレンの熱可塑性フィルム等のポリマーフィルムを具備してもよく、または、フィルムコート不織布材等の材料を具備してもよい。例えば、フィルムはトレデガー・インダストリー,Inc.(Tredegar Industries,Inc.of Terre Haute,Ind.,USA)またはBPケミカル・プラステック(BP-Chemical PlasTec,Rotbuchenstrasse 1,D-8000 Munch en,Germany)により製造される。該バックシート(60)は、好ましくはテキスチャー加工され、より布に近い外観で提供される。更にまた、該バックシート(60)には、例えば、微小孔を供給する等によって、蒸気を該吸収性コア(58)から逃がすことも可能であるが、一方では、なお、該バックシート(60)を経た浸出物の通過も防止する。該バックシート(6 0)のサイズは、吸収性コア(58)のサイズ、および選択された正確なおむつのデザインにより限定される。該おむつのトップシート(56)は、着用者の皮膚に対して従順であり、柔軟な感触を有し、および非炎症性である。更に、該トップシート(56)は、液体(例えば、尿等)がその厚みを経て容易に透過することが可能な液体透過性である。適切なトップシート(56)は、広汎な材料、例えば、多孔フォーム、網状フォーム、穿孔フィルム等；または、天然繊維(例えば、木材若しくは木綿繊維等)の織布若しくは不織布織布等から、或いは天然および合成繊維の組み合わせから製造することが可能である。好ましくは、それは、着用者の皮膚を、該吸収性コア(58)に保持される液体から隔離するような材料から製造される。該トップシート(56)を製造するために使用することが可能な製造技術は多い。例えば、該トップシート(56)は、繊維の不織布織布であってもよい。典型的なトップシート(56)は、織物技術の当業者に周知の手段により、毛羽立てたり、温度結合されたりする。適切なトップシート(56)は、例えば、ベラテックInc.(a div ision of International Paper Company，Walpole，Mass.,USA.)により製造される。失禁用衣服に特に好ましいトップシート(56)は、形成された熱可塑性フィルムを具備する。試験方法空気および水蒸気透過性試験水蒸気透過性試験は、糞便管理装置の通気性バッグ材料の水蒸気透過性特性を計測するのに役立つ。方法の基本原理該試験の基本的な原理は、該糞便管理装置のバッグの壁を通しての水蒸気透過の程度を計測することである。使用した試験方法は、標準織物産業において使用される試験方法に基づき、また、一般的に「カップ試験法」と呼ばれる。この試験は、２４時間に亘って２３℃の温度、５０％ＲＨで維持された安定した温度／湿度の実験室において実施される。装置：１）一定寸法のサンプルカップ(孔面積＝０．００３ｍ²) ２）蒸留水を完成したサンプルカップに添加するためのシリンジ。３）サンプルが配置されたカップをシールする蝋。４）直径３０ｍｍのサーキュラーサンプルの準備を促進するためのサーキュラーパンチ。５）安定した気候条件の実験室(２３℃±０．５℃／５０％ＲＨ±１％ＲＨ)。６）実験用天秤は小数点第４位までの精度を有する。サンプル調製／測定：該試験は該バッグの壁材料において実施される。代表的な装置が選択され、サンプルはパンチを使用して一定の大きさに切断される。このサンプルの切断は、サンプルホルダーを充分に覆うのに充分な大きさで、且つ該測定が実施された場合の測定中心の外側に切断操作が位置することによる障害および望ましくなく伸長に対して材料を保証するのに充分な大きさである。サンプルは、該カップを充分にオーバーラップするようにサンプルカップに配置される。該サンプルは、実験環境に対して曝される表面が該製品を着用している間に見られるのと等しいことが保証されるように方向づけられる。次に、サンプルカップの閉鎖環が、該サンプルに配置され、押し下げられる。これにより、過剰な材料が、堅固に適所に保持され、測定を邪魔しないことが保証される。次に、蝋が閉鎖環の表面全体に適用され、該孔の上方部分全体が周囲に対して封鎖されることが保証される。蒸留水(5±0.25ml)をシールされたサンプルカップに、微細な穴を介してシリンジを用いて添加する。最後に、この穿孔をシリコーングリースでシールする。カップ全体(サンプルおよび水を含む)が秤量され、その重さは小数点第４位まで記録される。次に、該カップをファンにより発生した通気流中に配置する。該サンプルカップの上部を越える空気の流れは、３±０．３ｍ／ｓｅｃであり、且つ風速メータ("Anemo",supplied by Deuta SpA.,Italy)により確認される。サンプルカップは、２４時間に亘って通風試験野に留置され、次に、再秤量される。この間、仮に試験サンプルが充分な通気性を有しているならば、該サンプルホルダー内の液体は該サンプルホルダーから実験室環境に放散される。これにより、２４時間後のサンプルカップを含む再秤量により計量された該サンプルホルダー内の水の重量の減少量が得られる。蒸気透過性値は、該サンプルホルダーの孔面積で割り、且つ１日当たりに換算した重量低下として定義される。即ち、蒸気透過性＝重量低下(g)／(０．００３ｍ²／２４ｈｒｓ) 空気透過性試験空気透過性試験は、糞便管理装置のバッグの壁材料の空気の循環／交換能力を評価するのに役立つ。方法の基本原理該試験の基本原理は、空気の通過に対する壁材料の抵抗を評価することである。本試験において、標準条件(23℃/50％RH)下の問題の面積の製品を通り流れる空気の体積(または総量)を測定する。本試験に使用される機器は：テックステストＡＧ(TexTest AG,スイス)により製造された空気透過性メータＦＸ３３００(Ai r Permeabilimeter FX 3300)である。サンプルは、測定開始前に少なくとも４時間は、試験環境で平衡に達するようにする。製造者による指示の通りに、該製品(測定ヘッドの寸法よりも5cm²過剰な寸法を有する)を該装置に位置する。吸引ポンプを配置し、サンプル層または構築物を介して空気を吸引して１２１０ｋＰａの圧力を生じる。該装置は、空気の流量およびサンプルおよび測定ヘッドを含むオリフィスを抜ける圧力降下を測定する。最終的に該装置は、“I/M²-s¹”の単位で空気透過性の値を導き出す。湿気透過試験湿気透過試験は、生体排出物の透過に対する該バッグ壁材料または構成の抵抗性を評価するために利用される。これは、該試験溶液の組成を単純に変化したことにより、該多孔質壁材料が、生体排出物の全範囲に対してどの位の液体透過性を示すかを直接に測定するものとして使用され、以下の方法の記述で説明する通りである。方法の基本原理該試験の基本原理は、生体排出物を伴なった糞便管理装置の使用位置への負荷をシュミレーションするものである。これを達成するために、サンプル装置を用意し、衣服側表面部分のバッグの壁材料の外側表面が試験台と接触するように( 底側になるように)、フランジを閉めて、試験台の所定の位置に保持する。宙づりした分析するべき上記のサンプルは、所望の被験液体の何れかの所望量をデリバリーすることが可能な液体デリバリー系である(破損または一連のステップの何れかが所望される)。該試験サンプルのバッグ壁材料の衣服側表面部分と、該透過試験台との間に配置されるのは、１枚の吸収性フィルタ紙である。この吸収性フィルタ紙は、該試験サンプルの壁材料と密接し、例えば、該糞便管理装置が衣服やおむつと近接する場合をシュミレートする。透過試験台の直下には、鏡が配置され、該吸収性フィルタ紙の如何なる変化(生体排出物を模した着色した溶液による湿潤)も連続して観察できる。例えば、仮に、多孔性バッグ壁材料が充分に液体透過に抵抗性でないならば、該フィルタ紙は着色した溶液で湿潤し、これは該鏡で観察することが可能である。溶液透過の規模は、重量か、より好ましくは該吸収性フィルタ紙 (下着またはおむつを模している)上のシミの大きさの何れかとして、更に透過の経時的変化と共に容易に記録される。以下に詳説するように所望する試験アプローチに従って、通常のビュレットを介して等のメモリ付きのデリバリー系を介して、試験溶液に試験サンプルを添加する。一度、該バッグに、試験溶液が負荷されたならば、１分間は、該系を平衡にすることが可能である。この１分間の待機に続いて、通常の使用位置で得られるが、よりストレスのある圧力を与えると考えられる７０ｇｓｍ(grams per square meter)の圧力下に、試験サンプルをおく。該試験サンプルを３０分間まで７０ｇｓｍの圧力下に保持し、測定は、例えば、該吸収性紙上の着色したシミの面積等を５分毎の間隔で計測することにより行なう。また、湿潤による破損の機構を理解すること、および厳密な試験設計がこれを正確に評価できることを保証することも重要である。例えば、比較的大きな孔(> 200μm)を有する通気性バッグ壁材料は、圧力下に該試験サンプルを位置した場合、比較的短時間の内に生じる噴出の進行のため(例えば、座ったときに、生じる圧力は、該液体を比較的大きな孔を経て外に押出す)、より破損し易い。或いは、該孔がより小さく形成された(<200μm)場合にあっては、単純な拡散または毛管減少による拡散の進行はより生じ易い。この進行は、押出しによる進行に比較して緩慢に生じる。高負荷シュミレーション(試験溶液の高ストレスによる突然の噴出)を測定する場合、このｆ試験設計は多孔壁材料の不透過性を測定する。高噴出シュミレーション試験は、上記の一般的な記載において詳説する通り、以下の条件で、糞便管理装置について実施される：試験溶液：合成尿＋１％表面活性剤噴出量(ml)：１０ｍｌ噴出速度(ml/min)：１０（即ち、６０秒に１０ｍｌ）適用圧力：７０ｇｓｍ（１分間の待機の後）時間当たりの平方ｃｍ(cm²)単位におけるシミ／湿潤透過の面積として報告された結果は、５、１０、２０および３０分間を経過している。試験方法において使用された試験溶液の種類および体積可能性のあるバッグ壁材質を高い信頼性で評価のために、該試験溶液条件は、製品の最終使用に合わせるべきである。これらの排出物は、異なる着用者で全く変化のあるものであり、且つ種々のレベルの脂肪酸および日々の生活習慣(洗浄、洗濯等)からの洗剤様の汚染物質を含む可能性もある。これらの化合物は極端に可動性であり、且つ非常に低い表面張力を有する。この発見された生体汚染物質(脂肪酸、表面活性剤および洗剤残留物)のために、合成尿溶液に界面活性剤を添加することが、使用時に見られる状況によく相関することが確認されている。典型的な多くの場合、糞便は粘性の低いか、または固体であろため、この試験方法は、該糞便の何れかの液体要素が評価されることを保証している。再度言及するが、この適用は該製品を曝し易い典型的な条件を反映するためにその量が選択される。よりストレスの強い適用のために、該方法を容易に変更し、より高い試験溶液の負荷量とデリバリー速度をシュミレートすることが可能である試験溶液合成尿＋１％界面活性剤(尿素B／1%)の調製試験溶液合成尿は、最初に、１０ｋｇマスターバッチにおいて調製し、所望するだけの少量を取り除き、界面活性剤を添加した。各１０Ｋｇ尿素Ｂバッチは、以下の組成で構成される：要素：化学式量／１０Ｋｇバッチ尿素２００ｇ塩化ナトリウム NaCl ９０ｇ硫酸マグネシウム MgSO₄・7H₂O １１ｇ塩化カルシウム CaCl₂ ６ｇ蒸留水 H₂O ９６９３ｇ全試薬は、「試薬等級」であり、標準的な化学薬品配給者から入手することが可能である。加えて、界面活性剤は、ペジシス(Pegesis,U.S.A,Peosperse 200ML )から調達する。個々の測定には、典型的に100mlの試験溶液尿素B/1%界面活性剤を、９０ｍｌの尿素Ｂ溶液と１０ｍｌの界面活性剤と混合することにより調製する。該尿素Ｂ／１％溶液は、使用前に該要素が分離しないように常に混合するべきである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号９７１１０６０４．２ (32)優先日平成９年６月28日(1997．6．28) (33)優先権主張国ヨーロッパ特許庁（ＥＰ） (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims

【特許請求の範囲】１．バッグ(11)を具備する糞便管理装置であって、前記バッグ(11)が孔(21)と、前記孔を取り囲み、着用者の肛門領域に対する接着性取り付けのための解剖学的に成形されたフランジ(12)とを有し、前記解剖学的に成形されたフランジ(12)が、前記バッグ(11)に取り付けられており、前記バッグ(11)が壁材料を含み、前記壁材料が、水蒸気透過性であり、且つ少なくとも２５０ｇ／（ｍ²．２４ｈｒｓ）の水蒸気移送速度を有することを特徴とする糞便管理装置。２．請求項１に記載の糞便管理装置(10)であって、前記壁材料が、少なくとも３００ｇ／（ｍ²．２４ｈｒｓ）の水蒸気移送速度を有する糞便管理装置。３．請求項２に記載の糞便管理装置(10)であって、前記壁材料が、少なくとも５０１／（ｍ²．ｓ）の空気透過性を有する糞便管理装置。４．請求項１から４の何れか１項に記載の糞便管理装置(10)であって、前記壁材料が、モノリシックフィルムおよびミクロ多孔質フィルムから選択される少なくとも１層を具備する糞便管理装置。５．請求項１から４の何れか１項に記載の糞便管理装置であって、前記壁材料が、内側層(15)と外側層(30)とを具備し、前記外側層(30)は不織布層であり且つ前記内側層(15)はモノリシックフィルムであり、且つ前記内側層(15)と外側層(30) は積層である糞便管理装置。６．請求項１から５の何れか１項に記載の糞便管理装置であって、前記壁材料が更に防臭剤を具備する糞便管理装置。７．請求項６に記載の糞便管理装置であって、前記防臭剤がシリカ、ゼオライト、キレート剤、活性炭素およびその混合物から選択される糞便管理装置。８．請求項１から７の何れか１項に記載の糞便管理装置(10)の使用であって、使い捨ておむつ(50)との組み合わせでの使用。９．請求項１に記載の糞便管理装置(10)の使用であって、先ず、前記糞便管理装置(10)が着用者の肛門周囲領域に配置され、次に前記使い捨ておむつ(50)が前記糞便管理装置(10)を覆って配置され、通常の方法で前記着用者の周囲に取り付けられることによる使用。１０．請求項９に記載の糞便管理装置(10)の使用であって、前記糞便管理装置(1 0)が、前記着用者の皮膚と前記使い捨ておむつ(50)の間に独立した層を提供する使用。