JP2003524441A - 接着フランジ付き排泄物処理装着具 - Google Patents

接着フランジ付き排泄物処理装着具

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JP2003524441A
JP2003524441A JP2000556820A JP2000556820A JP2003524441A JP 2003524441 A JP2003524441 A JP 2003524441A JP 2000556820 A JP2000556820 A JP 2000556820A JP 2000556820 A JP2000556820 A JP 2000556820A JP 2003524441 A JP2003524441 A JP 2003524441A
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パルンボ ジャンフランコ
ダッキオーリ ヴィンチェンゾ
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Procter and Gamble Co
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    • A61F5/44Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices
    • A61F5/451Genital or anal receptacles

Abstract

(57)【要約】 本発明は、尿処理装着具および糞便処理装着具(10)のような使い捨て型ヒト排泄物処理装着具に関し、それらには局所的接着剤が、皮膚への該装着具の装着のために付与されているものである。特に本発明は、装着を確実なものとし、使用時に皮膚に心地よく、しかし取り外し時に不快感を起さない接着剤を提供する。これは、該接着剤の化学的組成およびレオロジー特性、特に皮膚に装着される該装着具(10)のフランジ(12)に適用される接着剤層の厚さCと組み合わせた粘性率G″を選択することにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、装着者の皮膚に直接装着するための、乳児、小児または成人用の尿
処理装着具および糞便処理装着具のような使い捨て型ヒト排泄物処理装着具に関
する。該装着具は、装着者の皮膚に該装着具を装着するために特定のレオロジー
特性および塗布厚を有する改良接着剤を用いて、容易な適用および痛みなしでの
装着者からの該装着具の取外しを容易にし、一方所望の位置、特に多湿で湿潤し
た皮膚上での該装着具の維持を、装着者が活動的な間、すなわち寝たきりではな
い間のような状況または期間を含む全装着時間にわたり、確実化するようにして
いるものである。
【0002】 (発明の背景) 糞尿処理装着具は、失禁者および特に寝たきりの患者によって主として着用さ
れるよう設計されている公知の製品である。そのようなヒト排泄物処理装着具は
、装着者の自然の肛門部または人工肛門および/または尿生殖器部に装着され、
そして便物質および他の身体排泄物を回収および即座に閉じ込めるよう意図され
ている。
【0003】 そのような装着具は、現在では広く知られているように、寝たきりの患者に装
着される様に設計されている。そのような装着具は比較的長くて狭い管から構成
されているため、その一方の端部にはアパーチュアおよび接着剤を適用可能な皮
膚装着装着具がある。
【0004】 これら収納袋の例が、例えば米国特許第3,577,989号に開示されてお
り、そこでは、上部開口部を有する容器部材および該上部開口部周囲の容器部材
に固定されたフランジが含まれる失禁者用の使い捨て型の排泄物回収収納袋が詳
述されている。該フランジには、装着者に該収納袋を装着する手段としてその表
面上に1層の接着剤が含まれていてよく、または他に該装着者に該収納袋を装着
するために伸縮性の平ひもの使用を開示している。米国特許第4,784,65
6号ではまた、失禁者から糞便物質を回収する貯蔵容器が記載されている。該糞
便回収装着具は、ガスケット、管路部またはシリンダー、および貯蔵容器からな
っている;該貯蔵容器および管路部はそれぞれ2枚の臭気バリヤー熱可塑性フィ
ルムから形成されており、それらは各々それらの両側の端部に沿ってヒートシー
ルされており、そして該ガスケットの縁側の表面は1層の接着剤でコートされて
いる;英国特許第2152387号は、回収袋およびリングからなる失禁者用の
糞便回収装着具を教示しており、それには接着剤が付与されている。該糞便回収
装着具には、一方の端に開口部を有する細長い収納袋を形つくるようにそれらの
縁部で結合させた熱可塑性シート材の一組のパネルが含まれている。英国特許第
1078588号は、接着物質の形態の装着部品によって囲まれた開口部を有す
る構造のようなチューブの液体もれのない収納袋が含まれている採尿装着具を記
載している。
【0005】 偏平な形状を有する他のタイプの糞便処理収納袋は、欧州特許第245064
号から知られている。欧州特許第245064号は、これは前面および後面に壁
を有し、前面壁にはアパーチュアおよび身体へ装着部品が含まれている袋を教示
している。該装着部品は、親水コロイドおよび水不溶性の粘弾性バインダーのよ
うな、皮膚適合性の耐水性材料である。
【0006】 その典型的に細長い形状および大きさのため、そのような装着具は、特に乳幼
児または寝たきりでない失禁性の成人のような活動的な装着者に装着された場合
に、装着者の大腿部の周囲で容易に動くことが可能となり、そして/または該装
着具自体が屈曲および絡りをつくる可能性がある。そのような状況下では、該収
納袋上にかかる圧力および応力が、装着者の動きと該収納袋にかかる装着者身体
の圧力のために、自然と増大することになる。したがって、一度排出され該収納
袋内に収められる便物質が該装着具の装着部品上に圧力をかける可能性は増すで
あろうし、そしてその結果該装着具の収納能力に悪影響を及ぼすだけでなく、さ
らに重要なことには、使用中に該装着具が装着者から意図せずに外れてしまう可
能性がある。そのような事態は、装着者および介護者の両者にとって受け容れが
たいストレスがかかる結果となる。
【0007】 したがって、尿および/または糞便処理装着具が、装着者の皮膚にしっかりと
装着され、すべての使用状況下の間でも意図せずに外れてしまわないように、設
計することが重要である。
【0008】 該装着具の装着者への望ましい接着レベルを得るために、先行技術では典型的
には、ゴム系の接着剤およびアクリル酸誘導体のような大変高い粘着力を有する
特定の接着剤の利用を開示している。ついでこれら接着剤を、該装着具を装着者
の皮膚に固定する接着力を最大化するために、該装着具のフランジの全表面上に
厚い層として塗布する。事実、これら装着具および特に接着剤は、寝たきりの患
者、特に人工肛門を持つ人々により利用される糞便処理装着具として使用するた
めに設計されており、したがって患者にとっての快適性のような他の要件よりも
接着性の最大化が優先されることは明らかである。
【0009】 しかしながら、該接着剤は皮膚適合性組成をもたなければいけないし、皮膚に
刺激的または攻撃的であってはならず、あるいは皮膚刺激または炎症を引き起こ
してはいけない。また、接着剤が装着者の皮膚に適合している場合でも、最大の
該接着剤と皮膚間における皮膚表面接触が達成されることが好ましい。さらに、
装着者が受け容れ難いどんな苦痛も経験せずに、該装着具を装着者から容易に外
すことができような接着剤を供給することも好ましい。これは、該装着具が正し
い位置に装着されず、一度またはさらに何度におよび外されたり再装着されるこ
とが必要であったり、敏感肌および乳幼児のような装着者群にそのような装着具
を確実に装着するような状況下では特に重要である。しかしながら一方、該装着
具のそのような何度にもおよぶ装着の間に、所望の接着レベルであるが、痛みを
伴わないことも、もちろん維持されるべきである。
【0010】 濡れた皮膚条件では、所望の接着レベルを達成する上での問題はさらに難しい
ものとなる。典型的には、該装着具を配置する前に、皮膚は清浄化され、通常は
その結果多湿な状態となる。しかしながら、親水コロイドのような現在利用可能
な接着剤は、直ぐに皮膚に強く接着しない場合が多く、必要充分な最小限の接着
が達成されるまで、その位置で保持する必要があるかもしれない。さらにそのよ
うな接着剤の全体的な接着能力は、濡れた皮膚表面自体の上では、著しく減少す
る傾向にあり、そのため、例えば装着者の動きによってまたは排便時の間に、該
装着具に圧力がかけられると、典型的には該装着具は着用の間に皮膚に装着され
たままではいられないであろう。
【0011】 しかしながら、該装着具の使用中に、発汗による装着者および該収納袋内に溜
まる物質から多量の水分が生じるため、多湿および濡れた皮膚は、該装着具装着
段階での大きな問題ではない。該装着具がおむつと組み合わせて利用される場合
には、こうして生じる多湿環境はさらに自然と増加する。そのような状況下では
、現在の接着剤は典型的にはこの水分を吸収することができず、ここでもまたそ
の接着力は低下して、装着の間に圧力がかけられる状況では該装着具が外れるこ
とが多くなる。したがって、濡れた皮膚上でその接着力を維持する接着剤を提供
することは大変重要である。
【0012】 しかしながら、糞便処理収納袋の分野における何れの先行技術も、これら要件
に合う接着剤を有するこれら装着具を提供するという課題を認識していないし、
対処してもいない。
【0013】 これに対し、皮膚装着用の接着剤の一般分野における先行技術は、バンドエイ
ド、絆創膏および包帯のような製品分野においてより発達している。しかしなが
らこれら製品は典型的には、例えば装着者の皮膚に切り傷が生じ、傷から生じる
体液を吸収することが望まれるような緊急状況で使用される。このような意味で
、その製品の容易な適用および使用、快適な装着性および痛みなしでの取外しお
よび分離性のような製品の性能は、ここでもまた無菌性、治癒補助性および傷の
機械的保護性のようなこの場合の他の要件よりも後回しにされる。
【0014】 WO97/42985には、低い比接着性を有する1層の皮膚接着性疎水性ゲ
ルで被覆された1層の吸収性発泡体材料が含まれる傷手当て用品が開示されてい
る。
【0015】 そのような接着剤を使用する別の分野は、例えば米国法定発明登録H1602
(US Statutory invention registration
H1602)またはWO96/33683およびWO95/16424に記載
されるような、例えば生理用ナプキンのような吸収体において開示されている。
後者には、生理用ナプキンの装着者に面する側に、その全周囲に沿って適用され
る局所的接着剤を有する衛生用用品を開示している。WO96/13238では
、頻度依存性について記載される局所的接着剤が開示されている。欧州特許第6
38303号には、真っ直ぐ縦にカフス部を維持させるために、生理用ナプキン
の側面カフス部上に、局所的接着剤を使用することが開示されている。スイス出
願CH643730には、恥髪成長部位の外部の領域窪みに局所的接着剤を適用
するために、外側の端の4つ角部に局所的接着剤がついた面取りされた外部端部
を有する大変長い生理用ナプキンの使用が開示されている。
【0016】 しかしながらこれら開示の全ては、典型的には肌着と共に使用するよう設計さ
れている製品を開示するものであり、したがって、実際に提供される接着の程度
は、非常に低く、如何なる過度の圧力にも耐える設計はされていない。さらに該
接着剤は、一般的な視点および該製品に接着剤が適用される領域での濃縮物にお
いてのみ議論されている。感圧性などの基本的に必要とされる物理的要件以外の
接着剤自体の性質が、特に化学的組成または接着基準に関しては議論されていな
い。
【0017】 同様に尿処理装着具の分野において、例えばWO92/11825からは、弾
力性のある本体を有する尿失禁パッドが提供されており、その本体の外部表面上
には親水性ハイドロゲル接着剤のような1層の接着剤を適用していることが知ら
れている。しかしながらここでもまた、尿吸収装着具は、本発明の糞便装着具と
は全く異なる機能的要件を満たさなければならない。特に糞便処理装着具には固
形または半固形の排泄物が含まれ、それらは該収納袋の領域内で容易に動くこと
ができ、開口部に圧力をかけ、そのために装着者からの該装着具の取り外しをひ
きおこす。これに対し、そのような尿パットは液体を容易に吸収して、吸収体か
ら液体が流出せず、そのためそのような装着具は、糞便処理装着具内で通常発生
する圧力に耐え得る設計はされていない。
【0018】 したがって、しっかり装着し、乳幼児の敏感肌への使用に適するように装着者
の臀部間での皮膚から該装着具を痛みを伴わずに外せる接着剤を有するヒト排泄
物処理装着具を提供する必要性が依然としてあり、したがって本発明の目的は、
そのような装着具を提供することである。
【0019】 本発明の別の目的は、皮膚への再適用の際に接着する能力を示す接着剤を提供
することであり、特に、例えば該装着具が正しい位置に装着されない場合、何回
もの再適用を維持し、一方で痛みなしに外せることを可能にするものである。さ
らに別の目的としては、外した後に残留物が残らない接着剤を提供することであ
る。
【0020】 本発明の更なる目的は、該接着剤が、これが直接濡れた皮膚に適用されるのか
どうか、または該装着具を着用している間に皮膚表面上に生じる水分には無関係
に、多湿または濡れた皮膚に接着することである。
【0021】 本発明の上記目的に加えて、該接着剤に、通常皮膚または身体に有利な化合物
または組成物の放出/分散のような別の利点を付与することも好ましい。
【0022】 いまや驚くべきことに、本明細書後記で規定するような接着剤を有する装着具
のフランジを提供することにより、上記欠点が実質的に改善されるであろうこと
を見出した。該接着剤は、装着の確実化をもたらし、快適に皮膚へ装着され、し
かも外すときの不快性を起さないものである。これは、該局所的接着剤の特性、
特に該局所的接着剤の粘性率G″および該装着具へ適用される局所的接着剤の層
の厚さCについての特性を選択することにより達成される。
【0023】 本発明の特に好ましい実施態様では、該収納袋が特定の構造を有する場合、該
装着具の全体的性能はさらに向上し、そのため乳児、小児および失禁性疾患の寝
たきりではない成人、さらに加えて寝たきりで失禁制疾患の成人のような、多く
の装着者の群に該装着具の使用を可能にするものである。
【0024】 本発明の別の態様として、その特定な接着剤を有する該糞便処理装着具は、再
使用可能な肌着類と、または好ましくは使い捨て型おむつと組み合わせて有利に
使用することができる。
【0025】 (発明の概要) 当該技術において公知の尿処理装着具または糞便処理装着具のような如何なる
ヒト排泄物処理装着具にも、本発明に従う接着剤を提供することができる。典型
的にはこれらの装着具には、図1に見られるように、アパーチュア(21)と、
尿生殖器域およびまたは装着者の肛門部周囲域に接着装着するためのアパーチュ
アを取り囲むフランジ(12)とを有する収納袋(11)が含まれる。該接着剤
は、装着具の装着者の皮膚への装着を可能にし、該接着剤は典型的には少なくと
も該フランジの装着者対向面に、ミリメーター(mm)で測定される特定の厚さ
またはカリパス(calliper)Cを有する層として提供される。
【0026】 ヒト排泄物処理装着具の適用からそのような装着具の取り外しの時点までに発
生する一連の通常状況の詳細な解析から、所望の性能目的達成のため、特に初期
の装着を確実化し、使用時の装着性および着用後に痛みを伴わない取り外し性を
確実化するために、特定の接着特性を好ましく満足させる必要があることが示さ
れた。このような意味合いで考えられる該特性は、該物質の弾性挙動を示す弾性
率および該接着物質の粘性挙動を示す粘性率である。
【0027】 該接着剤の粘性挙動は、接着剤の短時間での付着性および特定の表面への確実
な接着性の能力の指標になると説明することができる。弾性挙動は、該接着剤の
「硬さ」(″hardness″)挙動の指標として説明することができる。そ
の値は、良好な初期の装着にも重要である。それらの組合せが、取り外しの際に
必要な力の指標であると考えられる。弾性率および粘性率間の関係は、該接着剤
内で散逸するであろう取り外し時のエネルギー分率および実際の取り外しを起す
のに利用される分率についての指標であると考えられる。
【0028】 初期および長時間にわたる装着ならびに容易で痛みのない取り外しを確実化す
る局所的接着剤を提供するために、弾性率と粘性率間との関係およびそれらの動
的挙動もまた重要である。
【0029】 該接着剤は、温度37℃(華氏100度)での弾性率G′37(略記号)、温度
37℃(華氏100度)での粘性率G″37(略記号)および温度25℃(華氏7
7度)での粘性率G″25(略記号)を有している。
【0030】 本発明による接着剤は、好ましくは下記の条件を満足するものある; G′37(1rad/sec)は、1500Paから20000Paの範囲であ
り、好ましくは、1500Paから15000Paであり、もっとも好ましくは
、3000Paから10000Paである。
【0031】 G″37(1rad/sec)は、100Paから15000Paの範囲であり
、好ましくは、100Paから10000Paであり、もっとも好ましくは、3
00Paから5000Paである。 そして、比率G′37(1rad/sec)/G″37(1rad/sec)は1か
ら30の範囲である。
【0032】 レオロジー挙動はまた、ガラス転移温度Tgの値と関連させることができる。
本発明による局所的接着剤の場合、Tgは好ましくは−15℃未満、さらに好ま
しくは−20℃未満そしてもっとも好ましくは−25℃未満であるべきである。
【0033】 レオロジー挙動と接着剤の受け容れ性はまた、比熱容量と関連させることがで
きる。該接着剤の比熱容量は、好ましくは4J/g/K未満であり、さらに好ま
しくは3J/g/K未満であり、もっとも好ましくは2J/g/K未満である。
【0034】 レオロジー挙動と局所的接着剤の受け入れ性はまた、該接着剤の比熱伝導率と
関連させることができる。好ましくは比熱伝導率は、可能な限り低く、好ましく
は1から0.1W/m/Kの間であり、もっとも好ましくは0.6から0.1W
/m/Kの間である。
【0035】 もし上記レオロジー条件を満足させるならば、該接着剤はまた、そうような接
着剤を商業的に使用するのに重要であり、当該業者に明瞭である(すなわち皮膚
に接着剤が残留するのを防止するのに)充分な粘着性のような条件も満足するで
あろう。上記要件を満足する接着剤組成物は、使用中および一般的には該装着具
の使用後に人または動物の皮膚への使用に安全であるという一般的な要件を満足
するならば、該フランジ用の接着剤として使用できる。
【0036】 しばしば適用時に透明または白色である接着剤組成物のような衛生的な外観の
要件が好ましい。
【0037】 上記のレオロジー要件および他の考察事項には、3次元マトリックスを形成す
るポリマーが含まれ、親水コロイドが前記接着剤の10重量%未満、好ましくは
5重量%未満で含まれる医学的に好適であり、かつ実質的に水不溶性で圧力応答
性の接着剤組成物により、満足させることができる。該ポリマー化合物または組
成物は、好ましくはアクリル酸誘導体、スルホン化ポリマー、ビニルアルコール
、ビニルピロリドン、ポリエチレンオキシドまたはそれらの混合物からなる群か
ら選ばれる。また該接着剤には、好ましくは可塑剤が含まれる。可塑化化合物ま
たは組成物は、水、アルコール(好ましくはグリセロール)、グリコール、ポリ
グリコール、またはそれらの混合物からなる群から好ましくは選ばれる。
【0038】 本発明によれば、典型的には該フランジの装着者対向面の少なくとも一部に該
接着剤が提供される層の、ミリメーター(mm)で測定する厚さまたはカリパス
(calliper)Cと、局所的接着剤の約100rad/secでの粘性率
G″25との関係が、装着者の皮膚に糞便処理装着具を装着するために、少なくと
も糞便処理装着具の装着者対向面の一部に適用するそのような局所的接着剤の、
装着者の皮膚からの容易かつ痛みを伴わず取り外すことを提供するという範囲と
関連していることが見出された。
【0039】 本発明の接着剤は、粘性率G″25(100rad/sec)および厚さCが、
下記の実験式 G″25≦[(7.00+C)×3000]Pa そしてまた、好ましくは下記実験式 G″25≦[(5.50+C)×1700]Pa を満足するような厚さCを有する層として提供される。
【0040】 (発明の詳細な説明) 本発明によれば、該接着剤は、図1に見られるように装着者の肛門部位に適用
される糞便処理装着具(10)および図4に示されるような尿処理装着具に使用
することができる。本発明に従う「皮膚」という語は、使用者の特定の皮膚組織
に関連するだけでなく、粘液組織および典型的に生殖器域に見られる毛髪をも含
むものである。
【0041】 該接着剤は、好ましい形態で、すなわち典型的には該装着具(10)のフラン
ジ(12)の装着者対向面(23)上に、好ましくは一定の厚さまたはカリパス
Cを有する層として提供される。該層は、好ましくは連続または別形態では非連
続、例えばドット、スパイラルまたはストライプの形態にすることができる。
【0042】 接着剤が人の皮膚毛髪および粘性組織上で感圧性接着剤のように使用されるが
、局所的接着剤組成物は、そのような物質を規定するもっとも特徴的なレオロジ
ー挙動に基づき、典型的な感圧性接着剤(以後PSAと記載)であると、かろう
じて考えられ得ると理解される。
【0043】 事実、接着剤の技術分野における習熟者であればわかるように、一時的に対象
物を接着することができる(例えば、2板のガラス板間の水ができる)他の物質
からPSAを区別するもっとも特徴的な特性は、それらのレオロジーパラメータ
ーおよび特に弾性率G′が、付加応力の周波数に従い大きく変化するという事実
である。さらに特に、付加応力の周波数が、典型的な接着周波数から典型的な非
接着周波数、すなわち下記に記載するように1rad/secから100rad
/secで変化する間に、PSAのG′は数桁にわたり増大し得る。
【0044】 したがって最初の結論として、周波数の固定値においてレオロジー的パラメー
ターおよび特にG′を与えることにより「接着剤」として使用する目的の材料を
決定することはできない。これは誤った判断につながる、なぜならば、他の特性
が与えられないと実用価値のない材料が含まれてくるからである。したがって、
レオロジー的特性は動的な検討に基づくものでなければならないことが必要であ
る。これは弾性率G′だけでなく、粘性率G″および、したがってまたtan(
d)=G″/G′にも適用されるものである。
【0045】 典型的なPSAは、考えられる周波数域では高いG′の変動値を有するだけで
なく、さらに高いG″の変動値になり、G′の値に近い、またはさらに高くなる
。すなわち特に典型的に接着が外れる周波数においては、tan(d)は約1ま
たは1よりも高くなる。
【0046】 理論に立脚するつもりはないが、これは、接着の外れに必要なエネルギーの大
部分が、該接着剤内部で散逸され、(したがってそれは接着の外れを引き起こす
のには有効ではなく)、それと該接着剤と皮膚の界面を通して散逸されることと
説明することができ、一方この事実は巨視的には接着力の大変高いレベルを記録
することにつながる。
【0047】 上記に示したように、本発明による接着剤として有用な材料は、基準温度であ
る37℃(ヒトの通常の体温)および周波数域で測定されるレオロジー特性を有
する。接着剤付きのヒト排泄物処理装着具を適用するとき、該接着剤の接触は、
低い周波数で行われ、一方接着の外れは、該装着具を取り外す速度で起きる。こ
の速度は、100rad/sの周波数として表され、一方接着結合が形成する低
周波数は、約1rad/sであることが見出されている。したがって、本発明に
よる使用時の周波数域は、1と100rad/sの間である。
【0048】 該接着剤の結合特性は、ヒト体温でもっとも適切に選択されるものと考えられ
る。本発明による接着剤は直接皮膚上で使用され、当該業者は小さな比熱容量(
例えば好ましくは4J/g/K未満)を持つように接着剤組成物を選択するよう
にされるので、該接着剤の実温度は、大変迅速に37℃に達するか、または適用
する前に人により暖められるであろう。
【0049】 良好な結合条件(すなわち約1rad/secの周波数)を提供するためには
、弾性率の絶対値は高すぎるべきではなく、さもないと該接着剤は硬すぎて、そ
れが接着が予想される表面に、密に結合または成型されることができないのであ
る。また、該材料が柔軟で皮膚へ優しく接着できると同時に、糞便処理で使用す
るのに特に価値のある良好な付着を得るために低い絶対値のG″の値を持つこと
も重要である。
【0050】 G″37(1rad/sec)に対するG′37(1rad/sec)の比は、こ
れら2つの値が、皮膚への接着の際にバランスが取れていることを確実にするこ
とが重要である。
【0051】 重要なことに、比率 (G′37(100rad/sec)−G″37(100rad/sec))/
(G′37(1rad/sec)−G″37(1rad/sec)) は、確実な接着および痛みを伴わない容易な取り外し性を提供する関係において
、弾性率および粘性率の両者の動的挙動を維持することを確実にするのに充分大
きいものである必要がある。
【0052】 最終的に、当該業者であれば、該接着剤のガラス転移温度Tg、比熱容量およ
び比熱伝導度が、有用な接着剤の群をさらに十分に規定するために有用なパラメ
ーターであることも理解するであろう。
【0053】 本発明の接着剤については、好ましくは下記の一連の特性を満足するべきであ
る。
【0054】 G′37(1rad/sec)は、1500Paから20000Paの範囲であ
り、好ましくは1500Paから15000Paであり、もっとも好ましくは、
3000Paから10000Paである。
【0055】 G″37(1rad/sec)は、100Paから15000Paの範囲であり
、好ましくは、100Paから10000Paであり、もっとも好ましくは、3
00Paから5000Paである。
【0056】 比率G′37(1rad/sec)/G″37(1rad/sec)は1から30
の範囲である。
【0057】 比率 (G′37(100rad/sec)−G″37(100rad/sec))/
(G′37(1rad/sec)−G″37(1rad/sec)) は、0.5以上であり、好ましくは0.7から3であり、もっとも好ましくは1
から1.8の範囲である。
【0058】 比率G′37/G″37の値は、少なくとも1rad/s以上から100rad/
sまでの周波数域で、周波数域いずれにおいても、好ましくは3.3またはそれ
以上、さらに好ましくは5またはそれ以上、もっとも好ましくは10またはそれ
以上であり、一方約30は超えないで、好ましくは20である。
【0059】 該レオロジー挙動はまた、ガラス転移温度Tgの値に関連させることができる
。本発明による局所的接着剤では、Tgは好ましくは−15℃未満、さらに好ま
しくは−20℃未満、もっとも好ましくは−25℃未満であるべきである。
【0060】 接着剤のレオロジー挙動と受け容れ性はまた、比熱容量と関連させることがで
きる。該局所的接着剤の比熱容量は、好ましくは4J/g/K未満であり、さら
に好ましくは3J/g/K未満であり、もっとも好ましくは2J/g/K未満で
ある。
【0061】 局所的接着剤のレオロジー挙動と受け入れ性はまた、該接着剤の比熱伝導率と
関連させることができる。好ましくは比熱伝導率は可能な限り低く、好ましくは
1から0.1W/m/Kの間であり、もっとも好ましくは0.6から0.1W/
m/Kの間である。
【0062】 接着剤の上記のレオロジーおよび物理的特性の要件を満足させる接着剤組成物
を提供するために、3次元マトリックスを形成するポリマーが含まれ、親水コロ
イドが前記接着剤の10重量%未満、好ましくは5重量%未満で含まれ、これら
特性に適合する医学的に好適で実質的に水不溶性で感圧性のどんな接着剤も使用
可能である。
【0063】 本明細書で使用する親水コロイドとは、デンプン、デキストリンのような修飾
化デンプン、カルボキシメチルセルロースのようなセルロースエステル、ペクチ
ンカラヤ、ゼラチン、グアーガム、アラビアガム、ローカストビーンガムのよう
な天然ガム、およびカルボキシポリメチレンから選択されるコロイド状吸収性物
質、コロイド状吸収性物質の混合物をいう。
【0064】 本発明によれば、3次元マトリックスとは、本明細書中ではまたゲルともいい
、必須成分として、物理的または化学的に架橋結合され得るポリマーが含まれる
。該ポリマーとしては、天然または合成由来であってもよい。該非架橋ポリマー
は、ビニルアルコール、ビニルエステルおよびそれらのコポリマー、カルボキシ
ビニルモノマー、ビニルエステルモノマー、カルボキシビニルモノマーのエステ
ル、ビニルアミドモノマー、ヒドロキシビニルモノマー、アミンまたは4級基を
含むカチオン性ビニルモノマー、N−ビニルラクタムモノマー、ポリエチレンオ
キサイド、ポリビニルピロリドン(PVP)、ヒドロキシエチルメタクリレート
やメトキシジエトキシエチルメタクリレートおよびヒドロキシジエトキシエチル
メタクリレートのようなアクリル酸誘導体、アクリルアミドスルホン化ポリマー
のようなスルホン化ポリマー、ならびにそれら混合物から誘導される繰り返し単
位が含まれる。あるいはまた、該非架橋ポリマーは、ポリビニルエーテルホモポ
リマーまたはコポリマー、またはマレイン酸エステルのハーフエステルから誘導
されるコポリマーであってもよい。同様に任意の他の相溶性ポリマーのモノマー
単位を、例えばポリビニルアルコールとポリアクリル酸またはエチレンと酢酸ビ
ニルのようなコポリマーとして使用してもよい。
【0065】 別の代替品としては、該ポリマーが、スチレン−オレフィン−スチレンのブロ
ックコポリマーもしくはエチレン−プロピレンのブロックコポリマーのようなA
BA型ブロックコポリマーのような、ブロックコポリマーの熱可塑性エラストマ
ーであってもよい。さらに好ましくは、そのようなポリマーには、水素添加グレ
ードのスチロール/エチレン−ブチレン/スチロール(SEBS)、スチレン/
イソプレン/スチレン(SIS)およびスチロール/エチレン−プロピレン/ス
チロール(SEPS)が含まれる。
【0066】 特に好ましいポリマーは、アクリルアミドスルホン化ポリマー、ビニルアルコ
ール、ビニルピロリドン、ポリエチレンオキシドおよびそれらの混合物のような
、アクリル酸誘導体類、スルホン化ポリマー類である。
【0067】 本発明によれば、3次元接着剤マトリックスにはまた、好ましくは室温で液体
である可塑化剤が、本質的に含まれていても良い。この物質は、該ポリマーが該
可塑化剤内で可溶化または分散され得るように選択される。放射線架橋が行われ
る実施形態では、該可塑化剤はまた、該ポリマーの放射線架橋過程を阻害しない
ように、放射線架橋適合性でなければならない。該可塑化剤は、親水性であって
も、疎水性であってもよい。
【0068】 好適な可塑化剤には、水、アルコール、グリセロールおよびソルビトールのよ
うな多価アルコール、ポリアルキレングリコールのモノまたはジエーテルのよう
なグリコールおよびエーテルグリコール、ポリアルキレングリコールのモノまた
はジエステル、ポリエチレングリコール(典型的には分子量約600まで)、グ
リコーレート、グリセリル、ソルビタンエステル、クエン酸および酒石酸のエス
テル、両性界面活性剤由来のイミダゾリン、ラクタム、アミド、ポリアミド、4
級アンモニウム化合物、ポリエチレンイミンおよびエピクロルヒドリンの縮合化
合物、液状ポリブテン、フタレート、アジピン酸エステル、ステアレート、パル
ミテート、セバケートまたはミリステートのようなエステル、植物油、鉱物油の
ような天然または合成のオイル、ならびにそれらの混合物が含まれる。特に好ま
しくは、多価アルコール、ポリエチレングリコール(典型的には分子量約600
まで)、グリセロール、ソルビトール、水およびそれらの混合物である。
【0069】 典型的には、該接着剤はポリマーと可塑化剤の比率を、重量で1:100から
100:1、より好ましくは50:1から1:50で含む。しかしながら、該ポ
リマーと可塑化剤の正確な量と比率は、使用するポリマーと可塑化剤の正確な性
質におおいに依存し、当該業者により容易に選択することができる。例えば、高
分子量ポリマー物質は、低分子量ポリマーよりも多量の可塑化剤を必要とするで
あろう。
【0070】 該接着剤の該ポリマーおよび可塑化剤成分に加えて、該接着剤は、多種の任意
の追加成分が含まれていても良く、例えば該組成物は、該組成物の0重量%から
50重量%の、粘着付与樹脂が含まれていても良い。そのような粘着付与樹脂は
、ABAブロックコポリマー接着剤組成物との組合せにおいて特に有用である。
好適な粘着付与樹脂には、例えば、ロジン誘導体、テルペンおよびテルペン−フ
ェノール性樹脂、C5およびC5/C9樹脂のような炭化水素系樹脂、芳香族樹脂
および水素添加樹脂が含まれる。
【0071】 他の好適な任意成分としては、0重量%から10重量%およびさらに好ましく
は0重量%から5重量%の、3次元マトリックスおよび該マトリックス形成工程
をさらに促進および安定化させるための物質が含まれる。例えば、疎水性接着剤
組成物では、これらはC8からC22の脂肪酸、それらの金属塩およびそれらのポ
リオキソ誘導体;ラノリン誘導体;シリカ;ベントナイト、モンモリロナイトお
よびそれらの誘導体;ワックス、またはそれらの混合物であり得る。
【0072】 防腐剤、抗酸化剤、抗UV剤、顔料、鉱物系フィラーおよびそれら混合物のよ
うな当該技術で知られる他の一般的な添加物が、該接着剤組成物内に、それぞれ
10%までの量で含まれてもよい。
【0073】 本発明によれば、該接着剤のポリマー成分は、3次元マトリックスを形成する
ために物理的または化学的に架橋されることができる。物理的な架橋とは、化学
的共有結合ではなく、高い結晶性を有する3次元マトリックスがある領域または
高いガラス転移点を有する領域があるような物理的性質である架橋を有するポリ
マーをいう。化学的架橋とは、化学結合で架橋されるポリマーをいう。好ましく
は、該ポリマーは、熱的、Eビーム(E beam)、UV、ガンマ線またはマ
イクロ波照射のような放射技術により化学的に架橋される。
【0074】 さらに、化学的架橋が該系で形成される場合、多官能性架橋剤および/または
フリーラジカル開始剤が、放射時に架橋を開始するために予備配合物中に存在し
てもよい。そのような開始剤は、好ましくは5重量%までの量で存在する。
【0075】 得られる接着剤組成物は、該接着剤の成分性質により、親水性、疎水性および
混合相組成物の3つの種類のタイプに分類できる。
【0076】 親水性接着剤は、典型的には該可塑剤が水またはグリセロールまたはグリコー
ルおよび/またはそれらの混合物であり、該ポリマー相は合成のもの(例えばポ
リアクリル酸類)である組成物である。場合により、そのような組成物は、コロ
イド状天然ガム類が10重量%まで含まれていてもよい。
【0077】 疎水性接着剤は、該可塑剤が典型的には植物または鉱物由来のオイルまたはオ
イルのブレンドであり、かつ該ポリマー相が、そのようなオイルに溶解または分
散する通常は合成ポリマーで、好ましくはエラストマーである組成物である。
【0078】 混合相接着剤は、可塑化剤およびポリマーの両者中の疎水性および親水性の両
成分が、おそらくは2つまたはそれ以上の分離した相を形成する組成物である。
そのような場合、乳化剤が、非相溶性の相間で安定なエマルジョンを形成するた
めに好適なレベルで、好ましくは存在する。
【0079】 本発明での使用に好ましい接着剤組成物は親水性である。その理由は、これら
は濡れた皮膚への接着性が特に有効だからである。
【0080】 本明細書での使用に好適な接着剤は、メドトロニック社のプロメオン事業部、
米国ミネソタ州ミネアポリス(Promeon Division of Me
dtronic Inc.,Minneapolis Minnesota、U
SA)から入手できるプロメオン(Promeon)および3M社から入手でき
るヒドロゲル接着剤である。
【0081】 該接着剤は、典型的には該フランジの装着者対向面の少なくとも一部上に、好
ましくは一定であるか、あるいはまた該接着剤の適用により関心のある表面にわ
たり変化させることが可能な、厚さまたはカリパスCを有する層として提供され
る。
【0082】 特に装着者の皮膚に装着される接着剤組成物を外す段階を考えた場合、該フラ
ンジの装着者対向面の少なくとも一部に適用される局所的接着剤の良好な条件(
すなわち約100rad/secの周波数)での取り外しは、該接着剤が皮膚お
よび特に該フランジが身体と接触する皮膚のこの部位に典型的に局在している体
毛から、装着者にとって痛みを与えず、したがって取り外し時に装着者の皮膚や
毛髪への接着が硬すぎることもなく、容易に取り外すことができる場合に達成さ
れることが通常わかる。さらに、良好な取り外しは、該接着剤が皮膚または毛髪
に残留しないことを意味する。
【0083】 本発明によれば、典型的には該糞便処理装着具のフランジの装着者対向面の少
なくとも一部に提供される該接着剤の層のミリメーター(mm)で測定される厚
さまたはカリパスCと、局所的接着剤の25℃および100rad/secの粘
性率G″25との関係は、皮膚から該接着剤の痛み無しでの容易な取り外しの指標
を与えるものである。
【0084】 いかなる理論にも拘束されるものではないが、100rad/secでのG″ 25 の値が高い程、全体として該組成物のより高い接着性に対応する該接着剤層の
より厚いカリパスまたは厚さCが必要となり、そのために取り外しに適用される
エネルギーは、より均一に該接着剤の物質内に分散されことになり、したがって
エネルギーは皮膚にスムースに伝わり、装着者に痛み感を典型的に引き起こすエ
ネルギーのピークを回避すると考えられる。つまり、該接着剤の層が薄くなれば
なるほど、該装着具を取り外す時に痛み感の低減を達成するためには、より低い
100rad/secでのG″25を有する接着剤が必要とされる。
【0085】 本発明によれば、本発明の該接着剤はミリメーター(mm)で測定される厚さ
Cを有する層として提供され、粘性率G″25(100rad/sec)と該接着
剤層の厚さCは、下記実験式を満足するものであり、 G″25≦[(7.00+C)×3000]Pa 好ましくは、下記実験式を満足するものである。 G″25≦[(5.50+C)×1700]Pa
【0086】 本発明の好ましい実施態様では、該接着剤層の厚さCが一定であるが、一方、
上記記載のCおよびG″25間の関係が如何なる場合でも満足されるならば、その
ような接着剤層は、適用される該フランジの装着者対向面に別の部位において異
なる厚さを有していてもよい。
【0087】 装着者の皮膚に装着される使い捨て型吸収体用品に使用される該局所的接着剤
の取り外しに対する、該接着剤の厚さCの本発明の局所的接着剤の粘性率G″25 (100rad/sec)との関係における効果を評価するために、取り外し痛
み評価試験(Removal Pain Grade Test)を開発した。
この試験では、官能評価パネルのメンバーの前腕部皮膚上に、異なる厚さを有す
る同じ局所的接着剤を層で提供されている標準基材の接着性を実験し、連続して
取り外す際の痛みを以下に記載のような痛みグレードの項目により評価する。
【0088】 本発明によれば、当該技術で知られるいかなる使い捨て型ヒト排泄物処理装着
具も、本発明による該接着剤付きで提供することができる。
【0089】 典型的には尿便処理装着具(10)には、図1から見られるように、アパーチ
ュア(21)および、装着者の肛門部領域に好適に接着装着するアパーチュアを
取り囲むフランジ(12)を有する収納袋(11)が含まれている。当該技術で
知られるどのような糞便または尿処理装着具も、本発明により提供することがで
きる。
【0090】 本明細書中で使用される該収納袋(11)は、排出便物質を収納するためのフ
レキシブルな貯蔵袋である。該収納袋(11)は、それらの使用目的、すなわち
、該装着具が、寝たきりの患者のためなのか、または失禁性疾患の寝たきりでな
いまたは人工の腸を必要とする患者または乳幼児用のためなのかに応じて、任意
の形または大きさで提供することができる。例えば、基本的にチューブ状または
屈曲性の細長い収納袋は、典型的に寝たきりの患者および高齢者の失禁性疾患者
によって利用される。乳幼児または成人いずれかのより活動的な装着者の場合、
該使い捨て型ヒト排泄物処理装着具は、好ましくは、該装着具を身体の輪郭に沿
ってつけそして装着者が肌着の下で人目につかず着用できるような構造に形づく
られるべきである。
【0091】 特に、好ましい形は、平らで環状の収納袋、円錐形収納袋、円錐台形収納袋お
よび角錐形状または角錐台形状収納袋である。本発明の糞便処理装着具のもっと
も好ましい実施態様では、該収納袋(11)は実質的に円錐台形状である。採尿
袋用の好ましい形状を図4に示す。典型的には該収納袋は、装着者対向部位(1
6)と肌着対向部位(17)を有することになるであろう。該ヒト排泄物処理装
着具(10)の装着者対向部位(16)は装着者の臀部付近に配置される。その
ように、装着者対向部位(16)は装着者の臀部を被うように適用され、装着者
の大腿部間に吊るすものではない。
【0092】 加えて、好ましくは該収納袋(11)は、装着者の臀部の中間に少なくとも部
分的に挿入そして保持され、該フランジと装着者の皮膚間で良好な接触を確実に
するような形である。例えば、該収納袋(11)は、首部位または導管を有する
よう提供されてもよい。
【0093】 該収納袋(11)は、好ましくは、種々の装着条件下、また自由に動く、すな
わち寝たきりではない装着者の装着時のために、排出物質のための充分な容量を
提供するよう設計される。例えば、該収納袋(11)上に座ることにより、該収
納袋のある領域で大きく容積が減少することになるであろう。このように、該収
納袋(11)は、座るような装着条件で、大きな圧力が掛からない部位で充分な
容量を提供するような形が好ましい。
【0094】 該収納袋(11)は、任意の捕集物質を確実に収容するように、典型的には耐
液体漏洩性があるよう、しかし通気性であってもよいように設計される。該収納
袋(11)は、使用時の破裂に、または座るような典型的な装着条件下で該収納
袋(11)に圧力がかかる場合に耐えるのに充分な強度を有するよう設計される
【0095】 本発明によれば、要求される該収納袋(11)の形状に応じて、該収納袋(1
1)は単一一体型材料からまたは多くの個別の材料部分より提供されてもよく、
それら個別の材料部分は同一であっても異なってよく、それら個々の周囲部でシ
ールされるものである。
【0096】 1つの好適な実施態様では、本発明での該収納袋は、装着者対向部位(16)
および肌着対向部位(17)は、別の材料からなるものである。装着者対向部位
(16)および肌着対向部位(17)は、該収納袋(11)の周囲部でシールさ
れ、収納袋周囲部リム(18)を形成する。図1に見られるように、該収納袋(
11)の装着者対向部位(16)は、当該業者に知られる方法、すなわち接着、
熱接着、または圧力接着のような方法により、所望の収納袋形態を得るために、
互いに確保されたさらに2つの部位(19)を含んでいてもよい。前記リム(1
8)はまた収納袋の内側にあってもよく、したがって該収納袋(11)の外部表
面(30)ではなく該収納袋(11)の内部表面(15)に共存していてもよい
。好ましくは該収納袋(11)は横断軸に対して非対称であり、装着具(21)
の中心部から該収納袋(11)の前端部までの縦方向に測定した距離が、該収納
袋(11)の後端部まで測定した距離よりも短いようになっている。
【0097】 本発明に従えば、該収納袋(11)には、1層または多層、好ましくは2層ま
たは3層が含まれることができる。典型的には少なくとも部分的に排出物質と接
触するであろう該収納袋(11)の内部の層は、内層と呼ばれる。典型的には少
なくとも部分的に装着者の皮膚および装着者の肌着と接触するであろう該収納袋
の最外層は、外層と呼ばれる。
【0098】 該収納袋材料の層は、任意の材料から、好ましくは該収納袋が液体不透過性に
なるものから提供されてもよい。該層は特に、不織布またはフィルムのような任
意の材料を含んでいてもよい。本発明の好適な実施態様では、積層体が不織布層
およびフィルムから形成されてもよい。該積層体は、当該業者に知られる方法に
より製造されることができる。
【0099】 任意の不織布には、フェルト布、紡糸レース布(spunlaced fab
rics)、流動ジェット交絡布(fluid jet entangled
fabrics)、エアレイド布(air−laid fabics)、ウエッ
トレイド布(wet−laid fabrics)、ドライレイド布(dry−
laid fabrics)、溶融ブロー布(melt−blown fabr
ics)、ステープルファイバーカーディング布(staple faiber
carding fabrics)、スパンボンド布(spunbonded
fabrics)、スティッチボンド布(stitch−bonded fa
brics)、アパーチュア布(apertured fabirics)およ
び上記の組合せなどが含まれ得る。
【0100】 任意の前記層に好適なフィルム材料には、好ましくは熱可塑性材料が含まれる
。該熱可塑性材料は、すべてのタイプのホットメルト接着剤、ポリオレフィン、
特にポリエチレン、ポリプロピレン、アモルファスポリオレフィンおよびその類
似物の中より選択することができる。その類似物はすなわち、セルロース、木材
パルプ、綿、ジュート、大麻のような天然繊維を含む繊維またはポリマー性バイ
ンダーを含む溶融性成分を含有する材料;ガラス繊維、レーヨン、ポリエステル
、ポリオレフィン、アクリル酸誘導体、ポリアミド、アラミド、ポリテトラフル
オロエチレン金属(poylterafluoroethylene meta
l)、ポリイミドのような合成繊維;高融/低融の2成分ポリマー、コポリマー
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル/ポリ塩化ビニルのコポリマー
、コポリマーポリアミド、構成成分のいくつかが溶融しないブレンドを含む材料
のようなバインダー;米国エクソンケミカル社(EXXON Chemical
Co.,III,US)より商品名エグザイル(EXXAIRE)または三井
東圧社(日本)より商品名エスポイルNO(ESPOIR NO)で供給される
ミクロ孔フィルムを含む空気および蒸気透過性材料;およびデュポン社(DuP
ont)より入手可能なヒトレル(Hytrel(商標))および仏国エルフア
トケム社(ELF Atochem、France)より入手可能なペバックス
(Pebax(商標))のような一体式通気性材料の中より選ばれる。
【0101】 好ましい実施態様では、任意の層でなるフィルムは、好ましくは、空気のよう
な気体および水蒸気のような蒸気に透過性であって、これは装着者の体より出る
水分蒸気の捕集および濃縮の問題や短時間での使用後でのこのような、暑くて、
じとじとした不快的な状態を避けるためである。
【0102】 該収納袋の該外層は、好ましくは、不織布層により提供される。そのような材
料層は装着者の皮膚に不均一な表面で存在し、このように閉塞の問題を有意に低
減させ、皮膚の健全性を多いに増すものである。
【0103】 本発明の好適な実施態様の1つでは、該収納袋には2つの層が含まれる。好ま
しくは、該外層には不織布が含まれ、該内層にはフィルムが含まれる。
【0104】 本発明のさらに別の好適な実施態様では、該収納袋(11)には、3つの層、
好ましくは1つのフィルムおよび2つの不織布層が含まれる。さらにより好まし
い実施態様では、該フィルムは、該2つの不織布層の間に挿入されるものである
。この層の順番は、結果的に装着者の皮膚への接触時に特に好ましい感触を有す
る密閉繊維構造を与える。さらに別の好適な実施態様では、該内層にはフィルム
および不織布を含む他の2つの層が含まれる。
【0105】 該収納袋(11)に含まれる該不織布層(単数または複数)は、疎水性または
親水性であってもよい。該収納袋(11)がフィルム層を含まない場合、好まし
くは、少なくとも1つの不織布は疎水性である。したがって、液体の浸透は、該
ヒト排泄物処理装着具(10)の装着者対向部位(16)および肌着対向部位(
17)を通じて防止される。該収納袋がフィルムまたは疎水性不織布を含む場合
には、さらに不織布層は親水性であってもよい。
【0106】 典型的には、該不織布は、フッ素化学的または他の疎水性処理のような表面活
性物質で処理されて、必要な疎水性を付与する。しかしながら、該不織布層は、
ホットメルト接着剤のような液体非透過性の物質のコーティング、またはシリコ
ーンまたはゴムおよび植物性や鉱物性のワックスのような他の疎水性化合物のコ
ーティングにより均等に処理されてもよく、または例えば超微粒子(nano−
particulates)またはプラズマコーティング技術を用いた物理的処
理をしてもよい。
【0107】 該不織布層はまた、装着者対向部位(16)および肌着対向部位(17)の触
感上認知できる柔軟性を改善する剤で処理することもできる。該剤には、限定さ
れるものではないが、植物オイル、動物オイルまたは合成オイル、シリコーンオ
イルなどが含まれる。これらの剤の存在は、装着者にベタベタしたまたは油っぽ
い感触感覚を与えずに、該不織布層にシルク様なまたはフランネル様の感触を加
えることが知られている。さらに、アニオン性、非イオン性、カチオン性および
両性界面活性剤を含む界面活性剤が、柔軟性および表面平滑性をさらに向上させ
るために添加されてもよい。
【0108】 さらに、該不織布層には、望ましい治療的または保護コートローションの利点
を付与するために、ローションを含浸させてもよい。装着者対向部位(16)お
よび肌着対向部位(17)上にコーティングしたローションは、通常の接触およ
び装着者の動きおよび/または体熱により装着者の皮膚へ移動し得る。一般にロ
ーションの形態の鉱物オイルは、装着者の皮膚に平滑性と保護被覆を付与するの
に有効性なものとして認識されている。また、該不織布層中にクリーム処方の固
形オイル相を含浸させることもできるし、または例えばベビーオイルを含む圧力
または熱または水崩壊性のカプセルを並べたものを該不織布層中に含ませること
も可能である。
【0109】 本発明の好適な実施態様の1つでは、該収納袋(11)には、吸収体物質が含
まれいても良い。該吸収体物質には、液体を吸収しかつ保持できる任意の吸収体
物質が含まれていても良い。該吸収体物質には、使い捨て型おむつに通常使用さ
れる多種多様な液体吸収体およびエアーフェルト(airfelt)と一般に呼
ばれる微粉砕木材パルプのような他の吸収体材が含まれいてもよい。他の好適な
吸収体物質には、クレープ処理セルロース塊(creped cellulos
e wadding);コフォーム(coform)を含む溶融ブローポリマー
(meltblown polymer);化学的に強化、修飾または架橋され
たセルロース繊維;薄膜状ラップおよび薄膜状積層体を含む薄膜;発泡体樹脂の
吸収体;スポンジの吸収体;高吸収体ポリマー;吸収体ゲル状物質;または任意
の他の公知の吸収物質またはそれら物質の組合せが含まれる。
【0110】 該吸収体物質は、任意の好適な方法で該収納袋(11)に配置される。例えば
、該吸収体物質は、該収納袋内にゆるく配置されてもよく、または該収納袋(1
1)の該内層に固定されてもよい。不織布およびフィルム基材に吸収体物質を固
定化する任意の公知の技術を用いて、該収納袋の該内層に固定化することが可能
である。該吸収体物質はまた、任意の所望の形状または構造(例えば、長方形、
楕円形、円形など)を有するよう配置されてもよい。
【0111】 図4に示される実施形態では、収納袋(11)の該外層は、装着者の体に該収
納袋(11)を固定化するための接着剤(40)のパッチとともに提供される。
好ましくは、接着剤(40)の該パッチは、該収納袋(11)の外層上に配置さ
れ、使用時に装着者の腹部にそれらが固定される。該装着具の使用目的に応じて
、任意の数、サイズ、形状の接着剤のパッチが使用されてもよい。
【0112】 本発明に従う該ヒト排泄物処理装着具、特に尿処理装着具はまた、好ましくは
、追加の捕捉層(acquisition layer)が含まれる。該捕捉層
は、典型的には収納袋の内層に固定されている。しかしながら、該捕捉層はまた
、該フランジに、または該フランジおよび該収納袋の該内層表面の両方に固定化
されてもよい。該捕捉層は、好ましくは、装着者の生殖器が該吸収体物質と直接
接触しないように配置される。該捕捉層は、尿が吸収体物質により吸収できるよ
うに尿を容易に通過させる液体透過性である。
【0113】 該捕捉層は、多孔性発泡体樹脂(porous foams)、網目状発泡体
樹脂(reticulated foams)、アパーチュア可塑性フィルム(
apertured plastic films)、織り布、天然繊維(例え
ば木材または綿繊維)の不織布、合成繊維(例えばポリエステルまたはポリプロ
ピレン繊維)、または天然と合成繊維の組合せのような多種多様な物質から製造
されてもよい。該捕捉バリヤー層に繊維が含まれる場合、該繊維は、スパンボン
ド(spunbond)、カード(carded)、ウェットレイド(wet−
laid)、溶融ブロー(meltblown)、ハイドロエンタングル(hy
droentangled)または他の当該技術で知られるような方法でされて
もよい。
【0114】 該捕捉層は、該吸収体物質は透過できないが装着者の皮膚に接触する程度の孔
サイズを有するように設計される。吸収体物質の透過を可能にする大きな孔サイ
ズを持たないように設計するが、好ましくは、該捕捉層は該吸収体物質の孔サイ
ズよりも大きな孔サイズを有する。
【0115】 好ましくは、該捕捉層は、該吸収体物質よりも親水性が低い。該捕捉層は、そ
の初期の濡れ性を増大させるために界面活性剤で処理されてもよい。しかしなが
ら、界面活性剤で処理される場合、該捕捉層は依然として該吸収体物質よりも親
水性が低くあるべきである。界面活性剤で該捕捉層を処理する好適な方法として
は、該捕捉層に界面活性剤を噴霧すること、および界面活性剤中に該物質を浸漬
させることが含まれる。あるいはまた、界面活性剤を該捕捉層中に組込ませても
よい。
【0116】 図1に見られるように、該収納袋(11)は、排出物質を該収納袋内部に貯蔵
する前に身体から捕集するアパーチュア(21)を伴って提供される。該アパー
チュア(21)は、フランジ(12)により囲まれ、円形で、長円形で、熱付加
形状(heart shaped)での任意の形状または大きさで提供され、そ
して対称形状または非対称形状であってよく、好ましくは該アパーチュアは、縦
方向または横方向または両方向において長円形を有し、例えば該アパーチュアの
外形は、実質的には直交するそれぞれの主軸をもつ2つの楕円形状である。
【0117】 当該業者に公知の方法に従い、該フランジ(12)は該収納袋(11)に取付
け、それは完全にまたは取り外し可能に取り付けられてもよい。しかしながら、
好ましくは、該フランジは接着剤により該収納袋に装着される。典型的には該収
納袋は、排泄物質の流入のいかなる障害の原因ともならないように、フランジの
外層周囲の方向に向かってフランジに取付けられる。
【0118】 該フランジは、該装着具の意図される装着者群に応じて、任意のサイズで提供
され得る。同様に、該フランジは任意の形状で提供されてもよく、好ましくは複
数の小片(13)を含む対称形状を好ましくは有する。該フランジ(12)には
、装着者の会陰および尾骨域に対する前方突出部位(28)および後方突出部位
(29)が含まれていてもよい。
【0119】 該フランジには、肌着対向表面(22)および装着者対向面(23)が含まれ
ていてもよい。好ましい実施態様では、これらは2つの大きな実質的に平坦な表
面であるが、しかしながら該フランジにはまた、装着者の会陰および尾骨域にフ
ィットするよう設計された突出部位が含まれていてもよい。
【0120】 該フランジ(12)は、該会陰域に該フランジを容易に配置できるように、柔
軟で、屈曲性で展伸のある材料からつくられるべきである。典型的な材料には、
不織布材、織布材、連続気泡熱可塑性発泡体、独立気泡熱可塑性発泡体、連続気
泡熱可塑性発泡体および延伸不織布の複合材およびフィルムが含まれる。ポリエ
チレンの独立気泡発泡体が有効であることは見出されているが、しかしさらに好
ましくは連続気泡性ポリウレタンフォームが使用される。好ましくは、そのよう
な発泡体は、0.1から5ミリメーターの一般範囲内の厚さおよび5から250
g/m2、さらに好ましくは50g/m2の基本重量を有している。そのような発
泡体の上記記載の特性(すなわち、柔らかさ、柔軟さ、伸展性および収縮性)を
有する他の熱可塑性発泡体材、または他の好適な可塑性シート材も使用可能であ
る。好ましくは、該フランジ(12)の肌着対向表面(22)の該材料は、該規
定のアパーチュア内まで伸ばされて、その結果、使用時における該アパーチュア
を規定するフランジの表面の端部の予期せぬ相互の接着を防ぐ縁または垂下り物
が形成されるようにしてもよい。
【0121】 本発明によれば、該接着剤(20)は、好ましくは、該接着剤(20)を保護
するために、シリコーン処理紙のような剥離物(図示はしていない)により被覆
されている。該接着剤(20)は、該フランジ(12)の装着者に面する全表面
を被覆してもよく、またはさらに好ましくは、少なくとも1つ、好ましくは2つ
から6つの非接着部位を有することができる。これらの部位には接着剤が無くて
もよく、または非活性化のあるいは被覆した接着剤を含んでいてもよい。図1か
ら明らかなように、該接着剤は、好ましい実施態様の1つにおいて、該フランジ
(12)の装着者に面する全表面に適用されるものではなく、したがって該フラ
ンジ(12)の何れかの面上に非接着性の小片(13)が提供されることになり
、従って、該接着剤と接触することを避けながら該装着具の配置および除去を容
易にするのに役立ち得る。しかしながら、これらの小片もまた、好ましくは、該
剥離手段で被覆されている。装着者の皮膚へ該ヒト排泄物処理装着具(10)を
適用する前に、該剥離物があるならばそれを取り外す。
【0122】 スロットコート(slot coating)、スパイラル(spiral)
またはビード(bead)法または印刷法のような当該技術で知られる任意の方
法により、該接着剤(20)を該フランジ(12)の装着者対向面に適用するこ
とができる。典型的には、該接着剤は、想定される最終使用に応じて、20g/
2から2500g/m2、さらに好ましくは500g/m2から2000g/m2 、最も好ましくは700g/m2から1500g/m2の基本重量で適用される。
例えば、乳幼児に使用するヒト排泄物処理装着具(10)では、接着剤の量は、
活動的な成人失禁性患者用に設計されたヒト排泄物処理装着具(10)よりも少
なくてもよい。
【0123】 本発明の該使い捨て型ヒト排泄物処理装着具(10)は、肌着またはおむつ(
50)と、好ましくは使い捨て型おむつと組み合わせて使用する場合に特に有用
で有効であることが見出されている(図2を参照)。該ヒト排泄物処理装着具(
10)は、好ましくは、該使い捨て型おむつ(50)が装着される前に、装着者
の会陰域に、まず配置される。特に、該おむつ(50)は該ヒト排泄物処理装着
具(10)の上に置かれ、装着者の体の周囲を通常の方法で固定する。尿と便物
質の良好な分離を提供することに加えて、該ヒト排泄物処理装着具(10)とお
むつ(50)の組合せ系は、時折起きる皮膚刺激を実際に減少させる。これは特
に、典型的な装着者のグループには非常に高齢な、非常に年少なおよび非健康な
装着者が含まれるからである。実際、該ヒト排泄物処理装着具(10)の存在に
より、装着者の皮膚と該おむつ(50)の間の分離層、すなわち該おむつ(10
)の該吸収体中核部(58)の一部の形成が可能になる。該おむつ(50)は、
通常タイプのものが可能であり(後記の実施形態、いかなる意味でも限定的な実
施例ではない)、または本発明の教示するところによる、該ヒト排泄物処理装着
具(10)が、有効かつ快適な様式で含まれるようにできる。
【0124】 本明細書中で使用するように、「使い捨て型おむつ」という語は、身体排泄物
を吸収し収容する装着具をいい、さらに特に、身体から出る種々の排泄物を吸収
し収容するために装着者の身体に対しまたは接近して配置され、一回の使用後廃
棄され、すなわち洗濯したりまた他に再生したりまた再使用したりしないこと、
そして好ましくは、リサイクルされ、堆肥とされまたは他に環境的に適合する方
法で廃棄される装着具をいう。本明細書中で使用するように、「おむつ」という
語は、乳幼児または失禁制患者により一般に着用され、脚の間で引き上げて、装
着者の腰のまわりで固定する衣類をいう。
【0125】 図3は、装着者の該糞便処理装着具(10)の上に配置する前の、本発明を具
体化するおむつ(50)の部分切断面透視図である。図3から見られるように、
好ましいおもつ(50)には、本体部(52)および再取付け可能な機械的固定
装着具(54)が含まれる。好ましい本体部(52)には、液体透過性トップシ
ート(56)および吸収体の中核部(58)、液体非透過性バックシート(60
)および弾性的に収縮性のある脚部カフス(62)が含まれ;それぞれの脚部カ
フス(62)には、好ましくはサイドフラップ(64)および1つまたはそれ以
上の弾性体構成部品(66)が含まれる。単純化する目的のため、ただ1つの弾
性体構成部品(66)をサイドフラップ(64)内に示した。一方、該トップシ
ート(56)、該吸収体の中核部(58)、該バックシート(60)、該サイド
フラップ(64)および該弾性体構成部品(66)は、種々の公知の形態に組み
立てられてもよい。好ましい使い捨て型おむつの形態が、米国特許第3,860
,003号に示され概略的に記載されており、さらにより好ましい使い捨て型お
むつの形態がWO93/16669に示され概略的に記載されている。この好ま
しいおむつの形態では、該バックシート(60)が該トップシート(56)に結
合され、該吸収体の中核部(58)が該トップシート(56)と該バックシート
(60)の間に配置され、サイドフラップ(64)が該吸収体の中核部(58)
のそれぞれの側の端部からおよびそれらに沿って外に向かって延びており、該弾
性体構成部品(66)がそれぞれのサイドフラップ(64)と作動可能に連動す
る。
【0126】 図3には、該トップシート(56)および該バックシート(60)が同一空間
に存在し、長さおよび幅の大きさが該吸収体の中核部(58)のものより全体と
して大きい該本体部(52)を示した。該トップシート(56)は、該バックシ
ート(60)上に重ねられ、それによって該本体部(52)の周囲部(68)が
形成される。
【0127】 該本体部(52)は、内側表面(74)および外側表面(76)を有する。バ
ックシート(60)を使用する場合には、それは典型的には該本体部(52)の
外側表面(76)を形成する。該内側表面(74)は、該外側表面(76)と反
対側の該おむつ(50)のその表面で、実施例に見られるように典型的には該ト
ップシート(56)により形成される。一般に、該おむつ(50)の該内側表面
(74)は、該外側表面(76)と同一表面であり、その大部分は該おむつ(5
0)が着用される際に、装着者と接触する。
【0128】 該本体部(52)の該吸収体の中核部(58)は、任意の吸収体手段であって
もよいが、それらは一般に圧縮性があり、該装着者の皮膚に適合性があり、非刺
激性であり、尿および他の特定の人体排泄物のような液体を吸収かつ収容できる
。該吸収体の中核部(58)は、種々のサイズおよび形状で製造されてもよく、
例えば長方形、砂時計のように腰のくびれた形、T型、非対称形などである。そ
して該吸収体の中核部(58)は、使い捨て型おむつおよび一般にエアーフェル
トと呼ばれる粉砕木材パルプなどのような吸収体製品で通常使用される広範囲の
液体吸収物質から作られる。他の好適な吸収体物質の例としては、クレープ処理
セルロース塊(creped cellulose wadding)、コフォ
ーム(coform)を含んだ溶融ブローポリマー(meltblown po
lymer)、架橋されたセルロース繊維;薄膜状ラップを含む薄膜、発泡体樹
脂の吸収体、スポンジの吸収体、高吸収体ポリマー、吸収体ゲル状物質、または
任意の同等な吸収物質またはそれら物質の組合せが含まれる。該吸収体の中核部
(58)の形態および構造は様々なものであってよく、例えば、該吸収体の中核
部(58)において、厚み(caliper)域、親水性勾配、高吸収体勾配、
またはより低い平均密度および重量基準でのより低い捕捉域が変更されてもよく
;また1つまたはそれ以上の層あるいは構造が含まれてもよい。さらに、該吸収
体の中核部(58)のサイズおよび吸収能力は、乳幼児から成人にわたる装着者
に適応するように様々に変えられてもよい。
【0129】 該バックシート(60)は、例えば尿のような液体に対して非透過性であり、
好ましくは、薄い可塑性フィルム、好ましくは熱可塑性フィルムから製造される
が、他の柔軟性のある液体非透過性物質が使用されてもよい。本明細書中で使用
される「柔軟な」という語は、適応性がありかつ人体の大体の形状と輪郭に容易
に一致するような材をいう。該バックシート(60)は、該吸収体の中核部(5
8)内に吸収されて保持されたものの漏れが、該おむつ(50)に接触する製品
、例えば肌着および寝具類を汚すのを防ぐ。したがって該バックシート(60)
には、ポリエチレンまたはポリプロピレンの熱可塑性フィルムのようなポリマー
性フィルム、またはフィルム被覆不織布材のような複合材が含まれる。典型的な
フィルムは、トレデガー工業社(Tredegar indstries,In
c.of Terre Haute,Ind.,USA)またはBPケミカルプ
ラステク社(BP−Chemical PlasTec,Rotbuchens
trasse 1,D−8000 Munchen,Germany)により製
造されている。
【0130】 該バックシート(60)は、好ましくはより布調の外観を提供するようにつく
られる。さらに該バックシート(60)はまた、例えば微小細孔を付与すること
により、該バックシート(60)を通じての浸みだしを防ぐと同時に、該吸収体
の中核部(58)から蒸気を散逸させるようにしてもよい。該バックシート(6
0)の大きさは、選ばれた該吸収体の中核部(58)の大きさおよびおむつの正
確なデザインにより指定される。
【0131】 おむつの該トップシート(56)は、装着者の皮膚に対して適応性があり、や
わらかな感触で非刺激性である。さらに、該トップシート(56)は、液体が、
例えば尿が、その厚さを通して容易に浸透できるように液体透過性である。好適
なトップシート(56)は、多孔性発泡体(porous foams)、網目
状発泡体(reticulated foams)、アパーチュア性フィルム(
apertured films);または天然繊維(例えば木材または綿繊維
)の織布または不織布、または天然と合成繊維の組合せのようなの多種多様な物
質から製造されてもよい。好ましくはそれは、該吸収体の中核部(58)中に保
持された液体から装着者の皮膚を隔離する物質から作られる。
【0132】 該トップシート(56)を製造するのに使用可能な多くの製造技術がある。例
えば、該トップシート(56)は繊維の不織布であってもよい。典型的なトップ
シート(56)は、繊維技術分野の当業者に周知の方法により、カード化(ca
rded)し、熱溶着される。好適なトップシート(56)は、例えば、ベラテ
ック社(Veratec Inc.,a division of Inter
national Paper Company,of Walpole Ma
ss,USA)により製造される。特に失禁症用衣類に好ましいトップシート(
56)には、形成された熱可塑性フィルムが含まれる。
【0133】 本発明によれば、該規定のレオロジー特性を満足する該接着剤はまた、糞便処
理装着具へのそれらの応用に加えて、皮膚へ装着させる他の製品への適用も見出
されている。好適な製品は、生理用ナプキンおよびパンティライナーのような使
い捨て型吸収体製品であり得る。本発明はまた、皮膚へ装着したり、生殖器や膝
または肘の保護具または包帯のような保護する製品;ブラス(bras)、外科
用ガウンまたは洋服屋でサイズ合わせ時の衣料類の一部のような衣料類;鼻用絆
創膏;人工乳房またはかつらのような人工装具;例えば主として鎮痛用または単
に暖を供給するため用の熱用ラップ、ガーゼおよび/または湿布;例えば打撲の
痛み緩和および腫れ防止用の冷却ラップ;治療補助具;顔面保護マスク、宝石、
イヤリング、服飾品、刺青のような装飾製品;保護メガネまたは他の眼装着品を
装着するための用途が見出された。
【0134】 取り外し痛み評価試験 1層の接着剤を有し、前もって装着者の皮膚に装着した試料を装着者の皮膚か
ら取り外す際の痛みを評価するために、該取り外し痛み評価試験を用いる。該試
験は、具体的には、各試料の取り外しの際の痛みを、市販の強力な医療用絆創膏
により構成される基準試料を取り外す時に得られる痛みと比較することにより、
評価する。
【0135】 試料調製 該試験は、片側にアキュメーターモデルLH−1(Acumeter Mod
el LH−1)押出し機を用いて塗布された、選択した厚さを有する該局所的
接着剤の連続層が付与された、コローノのエフェギディS.p.A(パルマ、イ
タリア)(Effegidi S.p.A of Colorno(Parma
,Italy))により販売されているような、厚さ23μmのポリエステルフ
ィルムから作られる60×20mmの長方形の試料上で実施する。基準試料は、
バイアスドルフ社(Beiersdorf A.G.Hamburg,Germ
any)から商品名フィクソムルストレッチ(Fixomull stretc
h)で入手できる接着性不織布織物の60×20mmの試料とする。
【0136】 試験方法 この試験用に6人の判定パネルを選ぶ。該試験は、温度23℃、相対湿度50
%に維持された環境制御試験室で実施する。水と石けんでの通常の洗浄洗い以外
は、装着者の皮膚の特別な処理は全く必要はない。次に、皮膚を試験前の少なく
とも2時間乾燥させて、皮膚が該部屋条件と平衡に達するようにする。該試験で
は異なる接着剤を、基準試料Rと比較して評価する。各試料を、実験者の手によ
って、評価者の前腕部の内側部分に、手首と肘の間の中心部に、該試料の短い側
を腕の長さ方向に合わせて適用する。実験者は、各試料に、手のひらで同じ圧力
、つまり医療用絆創膏が皮膚に接着させる典型的にかけられる圧力をかける。そ
れぞれの試料は、予め決めた時間装着し、その後、実験者によりゆっくりとスム
ーズに引くことにより、評価者の皮膚から取り外す。
【0137】 1つの基準試料Rおよび該試験試料の4シリーズをそれぞれ適用し、装着し、
その後着用者の皮膚から取り外す;各試料は1分間装着し、同じシリーズの2つ
続く試料の間では5分間待機し、2つの続く異なるシリーズの間では15分待機
する。該基準試料Rは、その各シリーズの同じ最初の試料として常に適用し、装
着し、取り外す。最初の3シリーズのそれぞれにおいて、該試験試料の適用/装
着/取り外しの順番はランダムであり、但し、それぞれのシリーズにおいて繰り
返しをせず、そして最初の3シリーズにおいては順番の繰り返しをもしない。第
4シリーズでは、該試験試料の1つを2回試験し、基準試料Rが常に最初のもの
となる。全体としてそれぞれの試料は、同数回数(24回)試験されなければな
らない。
【0138】 評価者に、0から10にわたる痛みスケールを用いてそれぞれに試料を評価す
るように依頼した、ここで0は痛みがなく、10は参照試料Rの取り外し時の痛
みに対応する。それぞれの試料の痛み評価値は、24回の測定値の平均値として
得た。
【0139】 該試験から集計した結果を、統計解析プログラム「母集団平均の比較―対サン
プル」(″Comparison of Population Means−
Paired Samples″)で解析したところ、該試料間の痛み値の差が
統計的に有意であることが示された。
【図面の簡単な説明】
本発明は、以下の記載ならびに添付する図面の参照により、より一層理解され
るものであろうと考えられる。
【図1】 本発明による糞便処理装着具の透視図である。
【図2】 使い捨て型おむつと併用した該糞便処理装着具の透視図である。
【図3】 本発明を実施化する使い捨て型おむつの部分切断面透視図である。
【図4】 本発明の使い捨て型尿処理装着具の平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 7/02 A41B 13/02 A 201/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW Fターム(参考) 3B029 BD00 4C098 AA09 CC01 CC14 CC18 CC22 CC23 CC24 CE02 CE06 CE14 DD01 DD03 DD08 DD10 DD12 DD13 DD14 DD21 DD22 DD24 DD25 DD26 DD27 DD28 DD30 4J004 AA02 AA04 AA05 AA07 AA08 AA09 AA10 AA11 AA16 AA17 AA18 AB01 CA02 CA04 CA06 CB01 CB04 CC03 FA09 FA10 4J040 BA082 BA112 BA122 BA142 BA162 BA171 DA131 DD021 DD051 DE011 DF011 DF061 DF101 DG011 DH031 DM011 DM021 EB022 EG001 EH011 GA05 GA07 GA15 GA16 GA17 GA22 GA25 HA126 HB11 HB30 HC10 HC22 HC24 JA09 JB09 KA31 LA06 NA02 NA05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納袋(11)を含む使い捨て型ヒト排泄物処理装着具(1
    0)であって、前記収納袋(11)はアパーチュアおよび前記アパーチュア(2
    1)を取り囲むフランジ(12)を有し、前記フランジ(12)は装着者対向面
    (23)および被服対向面(22)を有し、ここで前記装着者対向面は接着剤(
    20)を含み、そして接着剤はミリメーター(mm)で測定される厚さCを有す
    る層として提供されるものであり、 前記接着剤は、温度25℃(華氏77度)において粘性率、G″25を有し、前
    記粘性率、G″25(100rad/sec)および前記接着剤の厚さCが下記式 G″25≦[(7.00+C)×3000]Pa を満足するものであることを特徴とする装着具。
  2. 【請求項2】 前記粘性率、G″25(100rad/sec)および前記厚
    さCが下記式 G″25≦[(5.50+C)×1700]Pa を満足するものであることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て型ヒト排泄物
    処理装着具(10)。
  3. 【請求項3】 前記接着剤が、温度37℃(華氏100度)における弾性率
    、G′37、および温度37℃(華氏100度)における粘性率G″37を有し、 a)G′37(1rad/sec)が1500Paから20000Paの範囲で
    あり、好ましくは1500Paから15000Pa、最も好ましくは300 0Paから10000Paであり、 b)G″37(1rad/sec)が100Paから15000Paの範囲であ
    り、好ましくは100Paから10000Pa、最も好ましくは300Paから
    5000Paであり、 c)比率G′37(1rad/sec)/G″37(1rad/sec)が1から
    30の範囲である ように選ばれることを特徴とする請求項1または2に記載の使い捨て型ヒト排泄
    物処理装着具(10)。
  4. 【請求項4】 前記接着剤(20)が、3次元マトリックスを形成するポリ
    マーを含み、かつ親水コロイドの前記接着剤の10重量%未満、好ましくは5重
    量%未満を含む実質的に水不溶性の感圧性接着剤であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一項に記載の使い捨て型ヒト排泄物処理装着具(10)。
  5. 【請求項5】 前記接着剤(20)が、アクリル酸誘導体、スルホン化ポリ
    マー、ビニルアルコール、ビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイドまたはそ
    れらの混合物から選択されるポリマーを含むことを特徴とする請求項4に記載の
    使い捨て型ヒト排泄物処理装着具。
  6. 【請求項6】 前記接着剤(20)が、さらに可塑剤を含むことを特徴とす
    る請求項4に記載の使い捨て型ヒト排泄物処理装着具(10)。
  7. 【請求項7】 前記可塑剤が、多価アルコール、ポリエチレングリコール、
    ソルビトール、水またはそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項
    6に記載の使い捨て型ヒト排泄物処理装着具(10)。
  8. 【請求項8】 前記接着剤(20)が、親水性または親水―疎水混合相の接
    着剤であることを特徴とする請求項4に記載の使い捨て型ヒト排泄物処理装着具
  9. 【請求項9】 前記フランジ(12)の前記装着者対向面(23)が、少な
    くとも1つの非接着部位(13)を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    か一項に記載の使い捨て型ヒト排泄物処理装着具(10)。
  10. 【請求項10】 前記接着剤(20)が、連続層として提供されることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の使い捨て型ヒト排泄物処理装着具
    (10)。
  11. 【請求項11】 前記接着剤(20)が、前記装着者対向面にスロットコー
    ティング(slot coating)により塗布されることを特徴とする請求
    項1〜10のいずれか一項に記載の使い捨て型ヒト排泄物処理装着具(10)。
  12. 【請求項12】 前記収納袋(11)が実質的に円錐台形を有することを特
    徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の糞便処理装着具(10)。
  13. 【請求項13】 使い捨て型おむつ(50)と組み合わせることを特徴とす
    る請求項1〜12のいずれか一項に記載の使い捨て型ヒト排泄物処理装着具(1
    0)の使用方法。
  14. 【請求項14】 前記糞便処理装着具(10)をまず該装着者の臀部の間に
    配置し、つぎに前記使い捨て型おむつ(50)を前記糞便処理装着具(10)を
    覆うように配置して、前記装着者の胴周りに慣用の方法で固定することを特徴と
    する請求項13に記載の使い捨て型ヒト排泄物処理装着具(10)の使用方法。
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