JP2003526387A - 皮膚の接着剤を有する使い捨て吸収製品 - Google Patents

皮膚の接着剤を有する使い捨て吸収製品

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JP2003526387A JP2000556819A JP2000556819A JP2003526387A JP 2003526387 A JP2003526387 A JP 2003526387A JP 2000556819 A JP2000556819 A JP 2000556819A JP 2000556819 A JP2000556819 A JP 2000556819A JP 2003526387 A JP2003526387 A JP 2003526387A
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    • A61F5/44Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices
    • A61F5/451Genital or anal receptacles

Abstract

(57)【要約】 本発明は、皮膚への製品の付着のための接着剤を備えるおむつ、生理用ナプキンなどの様な使い捨て吸収製品に関する。特に本発明は、しっかりした接着を提供し、着用の際に皮膚に心地よく、さらに除去の際に不快さを引き起こさない接着剤に関する。このことは、接着剤の化学組成およびレオロジー特性、特に皮膚への付着のために製品に付与される接着剤層の厚さCと組み合わせて粘性モジュラスG”を選択することにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、皮膚に直接付着する、おむつ、生理用ナプキン、パンティライナー
、タンポン、汗取りパッド、成人失禁デバイスなどのような使い捨て吸収製品に
関する。着用者が活動的である、すなわち、寝たきりでない着用の環境または期
間を含む、特に着用の期間全体について水分のある濡れた皮膚に対して所望の位
置で製品の維持を確保しながら、製品は、容易な着用および痛みのない着用者か
らの製品の取り外しを容易にするように着用者の皮膚に製品を付着させるために
特定のレオロジーと適用厚さを有する優れた接着剤を利用する。
【0002】 発明の背景 尿と便の処理用のデバイスは、失禁障害者および特に寝たきり患者により基本
的に着用されるように設計される大量生産される公知の製品である。その様な人
の汚物の処理のためのデバイスは、着用者の自然な肛門領域または人工肛門およ
び/または秘尿生殖器領域に付着され、糞便および他の身体の排出物を捕捉し、
即座に封入することが意図される。
【0003】 今日ではほとんど周知であるそのようなデバイスは、寝たきり患者により着用
されるように設計されている。それ自体として、デバイスは、相対的に長く細い
管で構成されており、その一方の先端において、接着剤が付与され得る開孔およ
び皮膚付着デバイスが存在する。
【0004】 それらのバッグの例は、例えば、米国特許第3,577,989号において開
示され、それは、開孔頂部を有するコンテナ部材および開孔頂部のまわりのコン
テナ部材に固定されるフランジを含む失禁障害者のための使い捨て排泄物捕捉バ
ッグを詳細に記載する。フランジは、着用者に対するバッグの付着のための手段
としてその表面上に接着剤の層を含み得るかまたは、代わりに着用者にバッグを
付着させるための弾性ストラップの使用を開示する。米国特許第4,784,6
56号は、また、失禁障害者から糞便を集めるための容器も記載する。大便容器
はガスケット、導管手段またはシリンダー、および容器を具備する。容器と導管
手段はそれぞれ、それぞれのそのサイドエッジに沿って熱シーリングされる臭気
バリア熱可塑性フィルムの2枚のシートから形成され、ガスケットの側面は接着
剤の層でコートされる。GB2152387は、接着剤を備える収集バッグとリ
ングを備える失禁障害者のための大便採集器を教示する。大便採集器は、一方の
末端に開口を有する縦長バッグを規定するそのマージンで結合した1対のパネル
の熱可塑性シート材料を具備する。GB1078588は、接着剤の形態の付着
手段により取り囲まれた開口を有する形状のようなチューブの液漏れのないバッ
グを具備する尿採集器を記載する。
【0005】 より平坦な形態を有する他のタイプの大便処理バッグは、EP245064か
ら公知である。EP245064は、前方および後方の壁を有するバッグを開示
し、前方の壁は、開孔および身体に対する付着手段を含む。付着手段は、ヒドロ
コロイドおよび水に不溶性のビスコースの弾性バインダーのような皮膚に順応性
の水に抵抗性の材料である。
【0006】 その典型的な縦長の形態および寸法により、特に幼児または寝たきりでない成
人失禁者のような活動的な着用者により着用されるとき、その様なデバイスは、
着用者の腿のまわりで容易にねじれ得るか、および/またはデバイスそのものの
中での折れ曲がりとねじれの形成を引き起こし得る。その様な状況の下で、バッ
グに対して及ぼされる圧力と応力は自然に、着用者の動きおよびバッグに対する
着用者の体の圧迫により増加し得る。結果として、一旦排泄され、バッグの中に
取り込まれた糞便のようなものは、圧力を及ぼす原因となり、デバイスの付着手
段に対する圧力は増加し、結果として、デバイスの貯蔵能力に不利な影響を及ぼ
すのみならず、より重要なことには、使用のあいだの着用者からのデバイスの意
図しない脱離となり得る。その様なことの発生は、受け入れがたいことであり、
着用者と介護者の両方に困った結果を引き起こす。
【0007】 従って、尿および/または大便の処理用デバイスは、それが着用者の皮膚にし
っかりと付着し、使用のあらゆる状況のあいだに意図せず脱離しないように設計
することが重要である。
【0008】 着用者に所望のレベルのデバイスの粘着を提供するために、先行技術は典型的
には、ゴム系接着剤およびアクリルのような極めて大きな粘着強度を有するある
種の接着剤の利用を開示する。そのとき、それらの接着剤は、デバイスが着用者
の皮膚に固定される粘着力を最大化するようにデバイスのフランジの表面全体に
わたって厚い層として適用される。実際、それらのデバイスおよび特に接着剤は
、寝たきりの患者、特に、最大粘着力が患者の快適さのようないずれか他の基準
よりも優先性を持つ人工肛門を有する患者により利用される大便処理デバイスに
ついての使用のために設計されてきたことが明らかである。
【0009】 しかしながら、接着剤は、皮膚に合致する組成を有さねばならないし、皮膚に
対して不快であるかまたは攻撃的でなく、すなわち、皮膚への刺激または炎症を
引き起こしてはならない。また、接着剤と皮膚との間の最大皮膚表面接触が達成
されるように接着剤が着用者の皮膚に従順であるならばそれは好ましい。さらに
、着用者が受け入れがたい苦痛のレベルを被ることなく着用者からデバイスが容
易に除去され得るように接着剤を与えることもまた望ましい。このことは、デバ
イスが間違って配置され、一回または多数回さえのデバイスの除去と再着用が要
求される条件の下で特に重要であり、および/または感受性の皮膚および幼児の
ような着用者群に対するそのようなデバイスの着用を保証することが特に重要で
ある。しかしながら、他方、苦痛はないが、所望のレベルの接着もまたもちろん
、デバイスのその様な多回数の着用の間に維持されるべきである。
【0010】 所望の接着レベルを達成させる問題は、さらに、皮膚が濡れた状態の下でひど
くなる。典型的には、デバイスの装着の前に、皮膚は清浄化されており、通常は
結果として湿っている。しかしながら、ヒドロコロイドのような現在入手可能な
接着剤はしばしば、皮膚に即座に強力に付着せず、十分な最小粘着が起こるまで
適切に保持される必要があるであろう。更に、もし、例えば、着用者の動きによ
るかまたは排便過程のあいだに、圧力がデバイスに及ぼされるならば、デバイス
が典型的には着用の間に皮膚に付着したままではないように、その様な接着剤の
接着能力全体は、それ自体濡れた皮膚の表面について有意に減少する傾向がある
【0011】 しかしながら、有意な量の水分が発汗により着用者からおよびバッグの中に含
まれている物体からデバイスの使用のあいだにもまた発生するので、水分と濡れ
た皮膚は単なる(簡単な)問題ではなく、それはデバイス着用段階での主要な問
題である。デバイスがおむつとともに利用されるとき、結果としてのしめった環
境はさらに自然に増加する。その様な環境の下で、現在の接着剤は典型的にはこ
の水分を吸収することができず、また、接着強度は、デバイスがしばしば着用の
間に圧力の及ぼされる状況の下で脱離するような程度まで減少する。従って、濡
れた皮膚に対してその接着強度を維持する接着剤を提供することは極めて重要で
ある。
【0012】 しかしながら、大便処理バッグの分野の先行技術は、それらの基準に合致する
接着剤をデバイスに付与する問題を認識さえせず、すなわち問題提起さえしない
【0013】 皮膚に対する付着のための接着剤の一般的な分野における先行技術は、対照的
に、バンドエイド、プラスターおよび包帯のような製品の分野においてより発展
している。しかしながら、それらの製品は、典型的には、例えば、着用者の皮膚
の切断が起こり、傷から吹き出る体液の吸収が所望される緊急状況で適用される
。このコンテキストにおいて、製品の容易な着用および使用、快適な着用並びに
痛みのない除去および分離性のような製品の性能の側面は、無菌性、治癒支持、
および傷の機械的保護のようなこの場合の他の基準に対してやはりひどく重要性
が低い。
【0014】 WO97/42985は、小さな固有粘度を有する皮膚に粘着する疎水性ゲル
の層でコートされている吸収性発泡体材料の層を備えるワウンド・ドレッシング
(傷を包むもの)を開示する。
【0015】 その様な接着剤は、例えば、米国法定発明登録H1602またはWO96/3
3683およびWO95/16424において開示されている。後者は、周囲全
体に沿って生理用ナプキンの着用者に面する側面に適用される局所的接着剤を有
する生理用品を開示する。WO96/13238は、頻度依存性の観点で記述さ
れる局所的接着剤を開示する。EP−638303は、カフスを起立位置に維持
するために生理用ナプキンのサイドカフス上の局所的接着剤の使用を開示する。
スイス特許公開CH−643730は、陰毛の生えている領域の外側に良好に局
所的接着剤領域を提供するために、外側エッジの4つのコーナーに局所的接着剤
を有する面取りされた外側エッジを有する極めて長い生理用ナプキンの使用を開
示する。
【0016】 しかしながら、それらの開示の全ては典型的には下着と組み合わせで利用され
ることが意図される製品を開示し、従って、実際に提供される接着の程度は極め
て小さく、過剰な圧力に耐えるようには設計されていない。更に、接着剤は一般
的な観点においてのみ検討されているか、または製品に対する接着剤の適用の面
積について集中している。感圧性のような基本的な物理的要求項目以外の接着剤
それ自体の性質は、特に化学組成または接着基準を参照して検討されていない。
【0017】 同様に、排尿処理デバイスの分野から、例えばWO92/11825から、そ
の外部表面が親水性ヒドロゲル接着剤のような1層の接着剤を適用する弾力性ボ
ディを有する排尿失禁パッドを提供することは公知である。
【0018】 従って、感受性のある皮膚への使用にとって適切であるようにしっかりした付
着と着用者の皮膚からの製品の痛みのない除去のための接着剤を有する使い捨て
吸収製品を提供する必要がいまだ存在し、従って、本発明の目的は、その様な製
品を提供することである。
【0019】 本発明のもう1つの目的は、例えば、いまだ痛みのない除去を可能としながら
、誤って配置された製品が維持されるとき、再着用、特に多数回の再着用の際に
皮膚に付着する能力を示す接着剤を提供することである。さらにもう1つの目的
は、除去の後残留物を残さない接着剤を提供することである。
【0020】 本発明の更なる目的は、接着剤が、濡れた皮膚への製品の直接の適用であるか
または製品の着用期間の間に皮膚表面に発生する水分であるかのいずれかに関係
なく湿って濡れた皮膚に付着することである。
【0021】 本発明の上記目的に加えて、接着剤が皮膚のためにまたは一般的に体のために
有益である化合物または組成物の投与/分散のような付加的な利益を提供するこ
ともまた望ましい。
【0022】 驚くべきことに、上記欠点は、本明細書で以後定義される接着剤を製品に付与
することにより実質的に軽減されることが見出された。接着剤はしっかりした付
着を提供し、適用に際して皮膚に心地よく、さらに除去の際に不快感を引き起こ
さない。このことは、特に、局所的接着剤の粘性モジュラスG”および製品に付
与される接着剤の層の厚さCの点で接着剤の特性を選択することにより達成され
る。
【0023】 発明の概要 本発明によれば、皮膚への付着を必要とする本明細書で以後定義されるいずれ
の使い捨て吸収製品および機能製品も、本明細書で定義される接着剤を付与され
得る。
【0024】 接着剤は着用者の皮膚への製品の付着を可能とし、その接着剤は、典型的には
フランジの着用者に面する表面のすくなくとも一部でミリメートル(mm)で測
定されるある程度の厚さすなわちカリパーCを有する層として提供される。
【0025】 吸収製品の着用からその製品の除去の時間までに起こる一般的状況の結果の詳
細な分析は、具体的な接着剤の特性が、特に初期付着をしっかりさせ、使用のあ
いだの付着をしっかりさせ、着用後に苦痛なく除去させる所望の性能目的を達成
させるために好ましくは満足すべきものである必要があることを示した。このコ
ンテキストにおいて考慮されてきた特性は、材料の弾性挙動を記述する弾性モジ
ュラス(elastic modulus)および接着材料の粘性挙動を記述す
る粘性モジュラス(viscous modulus)である。
【0026】 接着剤の粘性挙動は、特定表面に速やかに付着し、しっかりと粘着する接着剤
の能力の指標を表すものと解釈され得る。動的挙動は、接着剤の「硬さ」挙動の
指標として解釈され得る。その値もまた、良好な初期付着にとって重要である。
その組み合わせは、除去の際に要求される力の指標であると思われる。弾性モジ
ュラスと粘性モジュラスとの間の関係は、除去エネルギーの一部が接着剤の中で
消散し、その部分が実際の除去を開始するために有用である指標であるとみなさ
れる。
【0027】 しっかりした初期の、および長時間の付着および容易な/苦痛のない除去のた
めの接着剤を提供するために、弾性モジュラスと粘性モジュラス並びにその動的
挙動との間の関係もまた重要である。
【0028】 接着剤は、G’37と略称される37℃(華氏100度)の温度での弾性モジュ
ラス、G”37の37℃(華氏100度)の温度での粘性モジュラス、およびG” 25 の25℃(華氏77度)の温度での粘性モジュラスを有する。
【0029】 本発明による接着剤は、好ましくは、以下の条件を満足させる。
【0030】 G’37(1rad/sec)は、1500Paから20000Pa、好ましく
は1500Paから15000Pa、最も好ましくは3000Paから1000
0Paの範囲に存在する。
【0031】 G”37(1rad/sec)は、100Paから15000Pa、好ましくは
100Paから10000Pa、最も好ましくは300Paから5000Paの
範囲に存在する。
【0032】 およびG’37(1rad/sec)/G”37(1rad/sec)の比は、1
から30の範囲内に存在する。
【0033】 レオロジー挙動はまた、ガラス転移温度Tgの値にも関連し得る。本発明によ
る局所的接着剤については、Tgは、好ましくは、−15℃未満、より好ましく
は−20℃未満、および最も好ましくは−25℃未満であるべきである。
【0034】 接着剤のレオロジー挙動および合格基準は、比熱容量にもまた関連し得る。好
ましくは、接着剤の比熱容量は、4J/g/K未満であり、より好ましくは3J
/g/K未満であり、最も好ましくは2J/g/K未満である。
【0035】 局所接着剤のレオロジー挙動および合格基準は、接着剤の比熱伝導度にもまた
関連し得る。好ましくは、比熱伝導度は、可能な限り低く、好ましくは1ないし
0.1W/m/K、最も好ましくは、0.6ないし0.1W/m/Kである。
【0036】 上記レオロジー条件が満足されるならば、接着剤は、その様な接着剤の商業的
使用にとって重要であり、当業者にとって明らかである、(皮膚上の接着剤の残
留を防止するのに)十分な粘着性のような条件もまた満足させるであろう。使用
のあいだおよび一般的に製品の使い捨ての後にヒトまたは動物の皮膚に対する使
用について安全であることについての一般要求項目もまた満足させるならば、上
記基準を満足させる接着剤組成物は、吸収製品のための接着剤として用いられ得
る。
【0037】 しばしば、接着剤組成物が適用の際に透明または白色であるような衛生的外観
の特徴が好ましい。
【0038】 上記レオロジー基準および他の考慮項目は、3次元マトリックスを形成するポ
リマーを含み、10重量%未満、好ましくは5重量%未満のヒドロコロイドの接
着剤を含む医療用に適切で実質的に水に不溶性の感圧接着剤である接着剤組成物
により満足し得る。ポリマー化合物または組成物は、好ましくは、アクリル、ス
ルホン酸塩ポリマー、ビニルアルコール、ビニルピロリジン、ポリエチレンオキ
シド、またはそれらの組み合わせからなる群より選択される。接着剤はまた、好
ましくは可塑化剤をも含む。可塑化化合物または組成物は、好ましくは、水、ア
ルコール(好ましくはグリセロール)、グリコール、ポリグリコール、またはそ
れらの組み合わせからなる群より選択される。
【0039】 本発明によれば、典型的にはフランジの着用者に面する表面のすくなくとも一
部に接着剤が与えられる層のミリメートル(mm)で測定される厚さすなわちカ
リパーCと局所接着剤の約100rad/secでの粘性モジュラスG”25との
間の関係は、着用者の皮膚への製品の付着のための吸収製品の着用者に面する表
面のすくなくとも一部に付与される接着剤の着用者の皮膚からの容易で痛みのな
い除去を提供する視点に関連があることが発見された。
【0040】 本発明の接着剤は、粘性モジュラスG”25(100rad/sec)と厚さC
が以下の経験式、 G”25≦[(7.00+C)×3000]Pa および好ましくは以下の経験式、 G”25≦[(5.50+C)×1700]Pa もまた満足させるように厚さCを有する層として与えられる。
【0041】 発明の詳細な説明 本発明によれば、接着剤は、おむつ、生理用ナプキン、パンティライナー、失
禁デバイス、汗取りパッドおよび挿入物およびタンポンのような使い捨て吸収製
品について利用され得る。加えて、本発明はまた、皮膚への他の機能的および/
または保護的製品を付着させる用途も見出し得る。
【0042】 本発明による「皮膚(skin)」と言う言葉は、使用者の具体的な皮膚(d
erma)に関連するのみならず、生殖器領域において典型的に見出される粘膜
組織並びに毛をも含む。
【0043】 接着剤は、好ましくは一定である厚さすなわちカリパーCを有する層として典
型的には製品の着用者に面する表面上に好ましいパターンで与えられる。その層
は、好ましくは連続的であり得るか、または代わりに例えばドット、螺旋、また
はストライプの形態で不連続であり得る。
【0044】 たとえ、接着剤がヒトの体毛および粘膜組織に対して感圧接着剤のように用い
られても、接着剤組成物は困難とともに、材料を確定するもっとも特徴的なレオ
ロジー挙動を基準として、(本明細書で以後PSAと称される)典型的な感圧接
着剤とみなされるのみであろうことが理解される。
【0045】 実際、接着剤の当業者が知る様に、(例えば、2枚のガラス板の間の水が可能
であるように)目的物を一時的に接着し得る他の物体からPSAを区別するもっ
とも特徴的な要素は、そのレオロジーパラメーターおよび特に弾性モジュラスG
’が与えられる応力の頻度とともに大きく変化すると言う事実である。特に、与
えられる応力の頻度が典型的な結合頻度から典型的な脱着頻度に、すなわち以下
で示されるように1rad/sから100rad/sに変化しながら、PSAの
G’は、数次の次数の強度にわたって増加し得る。
【0046】 それゆえ、第1の結論として、レオロジーパラメーターおよび特に固定された
値の頻度でのG’の値を与えることにより「接着剤」としての使用が意図される
材料を定義することは容認できない。このやり方は方向を誤らせ得る。と言うの
は、他の特性がないと、実際的な値を有さない材料を含むであろうからである。
従って、レオロジー特性は、動態の考慮に基づかなければならないことが必要で
ある。このことは弾性モジュラスG’に適用されるのみならず、粘性モジュラス
G”にもまた適用され、従って、tan(d)=G”/G’についてもまた適用
される。
【0047】 典型的なPSAは、考えられる頻度にわたって大きなG’の変異を有するのみ
ならず、G’の値に近づき得るかまたはそれより更に高くなり得るより大きなG
”の変異が存在する、すなわち、tan(d)は、特に脱着について典型的であ
る頻度で約1かまたは1より更に大きくなることもまた周知である。
【0048】 理論により拘束されることは望まないが、このことは、脱着のために加えられ
るエネルギーの大きな部分が接着剤の中で(それで脱着を引き起こす上で有効で
はない)、そして接着剤と皮膚の界面を通して消散することを意味すると解釈さ
れ得る。一方、この事実は、巨視的には、きわめて高いレベルの接着力の表示を
引き起こす。
【0049】 上記の様に、本発明による接着剤として有用である材料は、(ヒトの通常の体
温として)37℃の参照温度で、そしてある範囲の頻度で測定されるレオロジー
特性を有する。接着剤を有する使い捨て吸収製品の着用の際に、脱着がデバイス
の除去の速度で起こる一方で、接着剤の接触は小さな頻度で形成されることが見
出された。この速度は100rad/sの周波数として表現される。一方、接着
剤結合を形成する低頻度は、1rad/sのオーダーにあることが見出された。
それゆえ、本発明による使用のための周波数範囲は、1ないし100rad/s
である。
【0050】 接着剤の結合特性は、ヒトの体温で最も適切に選択されると思われる。本発明
による接着剤は皮膚に対して直接用いられ、当業者は、小さな比熱容量(例えば
、好ましくは、4J/g/K未満)を有する接着剤組成物を選択するように方針
決定するので、接着剤の実際の温度は、きわめて急速に37℃に達するかまたは
さらに適用の前にヒトにより暖められる。
【0051】 すなわち、約1rad/secの周波数で良好な状態の結合を提供するために
、弾性モジュラスの絶対値はあまりに高すぎるべきではない、さもないと、接着
剤は硬くなりすぎ、接着することが考えられている表面に緊密に結合または密着
することが不可能になる。材料が柔軟なままであり、皮膚に穏やかに粘着するこ
とが可能である間に、吸収製品についての使用にとって特に有益である良好な粘
着を有するために小さな絶対値のG”を有することもまた重要である。
【0052】 G”37(1rad/sec)に対するG’37(1rad/sec)の比は、皮
膚への粘着の際にそれらの2つの値が均衡することを保証するために重要である
【0053】 重要なことに、{G’37(100rad/sec)−G”37(100rad/
sec)/G’37(1rad/sec−G”37(1rad/sec))}の比は
、弾性モジュラスと粘性モジュラスの両方の動的挙動がしっかりした粘着と痛み
のない容易な除去を提供する関係に維持されることを保証するのに十分に大きい
必要がある。
【0054】 最後に、当業者はまた、接着剤組成物のガラス転移温度Tg、比熱容量、およ
び比熱伝導度は、有用な接着剤の群をより完全に定義するために有用であるパラ
メーターであることも認識するであろう。
【0055】 以下の特性のセットは、好ましくは、本発明の接着剤について満足されるべき
である。
【0056】 G’37(1rad/sec)は、1500Paから20000Pa、好ましく
は1500Paから15000Pa、最も好ましくは3000Paから1000
0Paの範囲内にある。
【0057】 G”37(1rad/sec)は、100Paから15000Pa、好ましくは
100Paから10000Pa、最も好ましくは300Paから5000Paの
範囲内にある。
【0058】 G’37(1rad/sec)/G”37(1rad/sec)の比は、1から3
0の範囲内にある。
【0059】 比{G’37(100rad/sec)−G”37(100rad/sec)/G
37(1rad/sec)−G”37(1rad/sec)}は、0.5未満でな
く、好ましくは0.7から3の範囲内にあり、最も好ましくは1から1.8の範
囲内にある。
【0060】 少なくとも1rad/sを超える値から100rad/sまでの周波数範囲に
ついて比G’37/G”37の値は、いずれの周波数間隔においても約30、好まし
くは20を超えないけれども、このましくは3.3以上、より好ましくは5以上
、最も好ましくは10以上であるべきである。
【0061】 レオロジー挙動もまた、ガラス転移温度Tgの値に関連を有し得る。本発明に
よる局所的接着剤については、Tgは、好ましくは−15℃未満、より好ましく
は−20℃未満、および最も好ましくは−25℃未満であるべきである。
【0062】 接着剤のレオロジー挙動と合格基準はまた、比熱容量にも関連し得る。好まし
くは、局所接着剤の比熱容量は、4J/g/K未満、より好ましくは3J/g/
K未満、および最も好ましくは2J/g/K未満である。
【0063】 接着剤のレオロジー挙動および合格基準はまた、接着剤の比熱伝導度にも関連
し得る。好ましくは、比熱伝導度は、可能な限り低く、より好ましくは1ないし
0.1W/m/Kであり、最も好ましくは0.6ないし0.1W/m/Kである
【0064】 接着剤の上記レオロジー的および物理的特性の要求を満足させる接着剤組成物
を提供するために、3次元マトリックスを形成するポリマーを含み、10重量%
未満、好ましくは5重量%未満のヒドロコロイドの接着剤を含み、それらの特性
に合致する、いずれの医療について適切な実質的に水に不溶性の感圧接着剤も利
用され得る。
【0065】 本明細書で用いられるものとして、ヒドロコロイドと言う術語は、でんぷん、
デキストリンのような修飾されたでんぷん、カルボキシメチルセルロースのよう
なセルロースエステル、ペクチン、カラヤ、ゼラチン、グアーガム、アラビアガ
ム、ローカストビーンガムのような天然ガムおよびカルボキシポリメチレンから
選択されるコロイド状吸収性材料およびコロイド状吸収性材料の混合物を称する
【0066】 本発明によれば、3次元マトリックスもまた本明細書ではゲルと称され、物理
的または化学的に架橋され得るポリマーを必須成分として含む。ポリマーは、天
然にまたは合成的に誘導され得る。架橋されていないポリマーには、ビニルアル
コール、ビニルエーテルおよびそのコポリマー、カルボキシビニルモノマー、ビ
ニルエステルモノマー、カルボキシビニルモノマーのエステル、ビニルアミドモ
ノマー、ヒドロキシビニルモノマー、アミンまたは第4級官能基を含むカチオン
性ビニルモノマー、N−ビニルラクタムモノマーから誘導される反復単位、ポリ
エチレンオキシド、ポリビニルピロリドン(PVP)、ヒドロキシエチルメタク
リレート、メトキシジエトキシエチルメタクリレートおよびヒドロキシジエトキ
シエチルメタクリレートのようなアクリルおよびアクリルアミドスルホン酸塩ポ
リマーのようなスルホン酸塩ポリマーおよびそれらの混合物が含まれる。代わり
に、架橋されていないポリマーは、ポリビニルエーテルのホモポリマーまたはコ
ポリマー、またはマレイン酸エステルのハーフエステルから誘導されるコポリマ
ーであり得る。同様に、いずれか他の相容性の(conpatible)ポリマ
ーのモノマー単位は、例えば、ポリビニルアルコールおよびポリアクリル酸また
はエチレンと酢酸ビニルのようなコポリマーとして用いられ得る。
【0067】 別の代替物として、ポリマーは、スチレン−オレフィン−スチレンブロックコ
ポリマーまたはエチレン−プロピレンブロックコポリマーのようなABAブロッ
クコポリマーのようなブロックコポリマー熱可塑性エラストマーであり得る。よ
り好ましくは、その様なポリマーには、水素化されたグレードのスチロール/エ
チレン−ブチレン/スチロール(SEBS)、スチレン/イソプレン/スチレン
(SIS)、およびスチロール/エチレン−プロピレン/スチロール(SEPS
)が含まれる。
【0068】 特に好ましいポリマーは、アクリル、アクリルアミドスルホン酸塩ポリマーの
ようなスルホン酸塩ポリマー、ビニルアルコール、ビニルピロリジン、ポリエチ
レンオキシドおよびそれらの混合物である。
【0069】 本発明によれば、3次元接着剤マトリックスはまた、本質的に、好ましくは室
温で液体である可塑化剤も含む。この材料は、ポリマーが可塑化剤の中に溶解し
得るかまたは分散し得るように選択される。照射架橋が実施されるべきである態
様については、可塑化剤はまた、それがポリマーの照射架橋プロセスを妨げない
ように照射架橋に合致性でもなければならない。可塑化剤は、親水性または疎水
性であり得る。
【0070】 適切な可塑化剤には、水、アルコール、グリセロールおよびソルビトールのよ
うな多価アルコール、およびグリコールおよびポリアルキレングリコールのモノ
−またはジエーテルのようなエーテルグリコール、モノ−またはジエステルポリ
アルキレングリコール、(典型的には約600の分子量までの)ポリエチレング
リコール、グリコレート、グリセリル、ソルビタンエステル、クエン酸および酒
石酸のエステル、イミダゾリン誘導体両性界面活性剤、ラクタム、アミド、ポリ
アミド、第4級アンモニウム化合物、ポリエチレンイミンとエピクロロヒドリン
の縮合生成物、液体ポリブテン、フタレート、アジペート、ステアレート、パル
ミテート、セバケート、またはミリステートのようなエステル、植物油、鉱油の
ような天然油または合成油、およびその組み合わせが含まれる。特に好ましいも
のは、多価アルコール、(約600までの分子量を有する)ポリエチレングリコ
ール、グリセロール、ソルビトール、水およびそれらの混合物である。
【0071】 典型的には、接着剤は、1:100から100:1、より好ましくは50:1
から1:50のポリマー対可塑化剤の重量比を有する。しかしながら、ポリマー
と可塑化剤の正確な量と比は、かなりの程度まで利用されるポリマーと可塑化剤
の正確な性質に依存し、当業者により容易に選択され得る。例えば、高分子量ポ
リマー材料は、低分子量ポリマーよりより多くの量の可塑化剤を必要とするであ
ろう。
【0072】 接着剤のポリマーおよび可塑化剤成分に加えて、接着剤は多数の任意の付加成
分を含み得るものであり、例えば、組成物は、組成物の0%から50重量%の粘
着性樹脂を含み得る。その様な粘着性樹脂は、ABAブロックコポリマー接着剤
組成物と組み合わせると特に有用である。適切な粘着性樹脂には、例えば、ロジ
ン誘導体、テルペン、およびテルペン−フェノール樹脂、C5 およびC5 /C9 樹脂、芳香族樹脂および水素化樹脂のような炭化水素樹脂が含まれる。
【0073】 他の適切な任意成分には、3次元マトリックスおよびマトリックス形成プロセ
スを更に促進し安定化させるための0から10重量%、より好ましくは0から5
重量%の物質を含む。例えば、疎水性接着剤組成物については、それは、C8
らC22の脂肪酸、その金属塩、およびそのポリオキソ誘導体、ラノリン誘導体、
シリカ、ベントナイト、モンモリロナイトおよびその誘導体、ワックスまたはそ
れらの混合物であり得る。
【0074】 保存料、抗酸化剤、抗UV剤、顔料、鉱物フィラーおよびそれらの混合物のよ
うな当該技術において公知の他の一般的な添加剤もまた、それぞれ10%までの
量で接着剤組成物の中に含まれ得る。
【0075】 本発明によれば、接着剤のポリマー成分は、3次元マトリックスを形成するた
めに物理的または化学的に架橋され得る。物理的架橋とは、化学的な共有結合で
はないが、強い結晶性を有する3次元マトリックスの中の領域または高いガラス
転移温度を有する領域が存在するような物理的性質のものである架橋を有するポ
リマーを称する。化学的架橋とは、化学結合により結合しているポリマーを称す
る。好ましくは、ポリマーは、熱、電子ビーム、紫外線、ガンマ線、マイクロ波
照射のような照射技術により化学的に架橋される。
【0076】 加えて、化学的架橋が系の中に形成されるとき、多官能基架橋剤および/また
はフリーラジカル開始剤は、照射の際に架橋を開始するようにプレミックスの中
に存在し得る。その様な開始剤は、好ましくは、5重量%までの量で存在し得る
【0077】 得られる接着剤組成物は、接着剤の成分の性質に応じて、親水性、疎水性およ
び混合相組成物の3つのファミリータイプに分類され得る。
【0078】 親水性接着剤は、典型的には、可塑化剤が水またはグリセロールまたはグリコ
ールおよび/またはそれらの混合物であり、ポリマー相は合成物(例えば、ポリ
アクリル)のものである組成物である。任意に、その様な組成物は、10重量%
までのコロイド天然ガムを含み得る。
【0079】 疎水性接着剤は、可塑化剤が典型的にはオイルまたは植物もしくは鉱物起源の
オイルのブレンドであり、ポリマーが通常は、その様なオイルの中に溶解するか
または分散する合成ポリマー、好ましくはエラストマーである組成物である。
【0080】 混合相接着剤は、可能的には、可塑化剤とポリマーの両方の中で疎水性と親水
性の両方の成分が2以上の分離相を形成する組成物である。その様な場合におい
て、乳化剤は好ましくは非相容性の相の間に安定なエマルジョンを形成するよう
に適切なレベルで存在する。
【0081】 本発明における使用のために好ましい接着剤組成物は、親水性である。と言う
のは、それは濡れた皮膚への粘着について特に有効であるからである。
【0082】 ここでの使用にとって適切な接着剤には、アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポ
リスのメドトロニック(Medtronic)Inc.のプロメオン(Prom
eon)部門から入手可能なプロメオンおよび3Mから入手可能なヒドロゲル接
着剤が含まれる。
【0083】 接着剤は、典型的には、好ましくは一定であるかまたは代わりに接着剤の適用
により影響を受ける表面全体にわたって変化し得る厚さすなわちカリパーCを有
する層として製品の着用者に面する表面のすくなくとも一部に与えられる。
【0084】 特に着用者の皮膚への付着のための接着剤組成物の除去相を考慮するとき、フ
ランジの着用者に面する表面のすくなくとも一部に付与される局所接着剤の除去
の良好な条件、すなわち約100rad/secの周波数における、は、着用者
に苦痛を引き起こすことなく、それゆえ着用者の皮膚と体毛に除去の際にあまり
に強く付着することなく、接着剤が皮膚から、特に製品が身体と接触する皮膚の
領域に典型的に位置する体毛から容易に除去され得るとき達成される。更に、良
好な除去は、接着剤が皮膚または体毛に残留物を残さないことを意味する。
【0085】 本発明によれば、典型的には、大便処理デバイスのフランジの着用者に面する
表面のすくなくとも一部に接着剤が与えられる層のミリメートル(mm)で測定
される厚さすなわちカリパーCと局所的接着剤の25℃での約100rad/s
ecでの粘性モジュラスG”25との間の関係は、皮膚からの接着剤の苦痛のない
容易な除去についての指標を与える。
【0086】 いずれの理論にも拘束されないが、組成物のより強い接着性に全体として対応
する100rad/secにおけるG”25のより大きな値については、除去のた
めに与えられるエネルギーが接着剤のマスの中により均一に分布し、それゆえ、
皮膚に滑らかに移行し、そうして着用者に対する痛みの感覚を典型的に引き起こ
すエネルギーのピークを回避する様に、接着剤層のより厚いカリパーすなわち厚
さCが必要とされると思われる。言葉を変えれば、接着剤のより薄い層は、デバ
イスの除去の際により少ない痛みの感覚を達成するために100rad/sec
でより小さなG”25を有する接着剤を必要とする。
【0087】 本発明によれば、ミリメートル(mm)で測定される厚さCを有する層として
与えられる本発明の接着剤は、接着剤層の粘性モジュラスG”25(100rad
/sec)および厚さCが以下の経験式、 G”25≦[(7.00+C)×3000]Pa および好ましくは以下の経験式、 G”25≦[(5.50+C)×1700]Pa を満足させるようなものである。
【0088】 本発明の好ましい態様においては、接着剤層の厚さCは一定であるけれども、
CとG”25との上記関係がいずれの場合にも満足されるならば、その様な接着剤
層は、接着剤が与えられる製品の着用者に面する表面の異なる部分において異な
る厚さをもまた有し得る。
【0089】 着用者の皮膚への使い捨て吸収製品の付着のために用いられる接着剤の除去に
ついての本発明の接着剤の粘性モジュラスG”25(100rad/sec)との
関係における接着剤層の厚さCの効果を評価するために、リムーバル・ペイン・
グレード・テストが開発された。この試験においては、感受性パネルのメンバー
の前腕の皮膚上に同じ接着剤が異なる厚さを有する層において与えられる標準基
材の接着が達成され、連続的な除去のの際に、痛みは本明細書で以後記載される
痛みのグレードの観点で評価される。
【0090】 本発明によれば、当該技術において公知のいずれの使い捨て吸収製品処理デバ
イスも本発明による接着剤を有し得る。
【0091】 本発明によれば、接着剤は、好ましくは、シリコン処理された紙のような接着
剤を保護するためのリリース手段で覆われる。接着剤は製品の着用者に面する表
面全体をカバーし得るし、または、より好ましくは、少なくとも1個所、好まし
くは2から6個所の接着剤のない部分を有する。それらの部分は、接着剤が存在
しないか、または不活性化されたかまたは覆われた接着剤を含み得る。接着剤は
、1つの好ましい態様において、接着性でない製品のいずれかの側面上にローブ
を与えるように製品の着用者に面する表面領域全体には付与されず、それにより
、接着剤との接触を回避しながら製品の配置と除去を容易にする役割を果たし得
る。しかしながら、それらのローブは、好ましくはまた、リリース手段により覆
われる。着用者の皮膚への製品の適用の前に、存在するならば、リリース手段は
取り除かれる。
【0092】 本発明による接着剤が用いられ得る吸収製品は、当該技術において通常のいず
れかの方式により作られ得る。着用者に面する表面、典型的には吸収製品のトッ
プシート表面への接着剤の付与は、当業者にとっての大きな問題を引き起こすべ
きではない。と言うのは、それは、接着剤を付与するために通常用いられるいず
れか周知の技術により提供され得るからである。最も好ましくは、接着剤は、ド
ットまたは同様のもののような小さな増加面積のパターンで与えられる。
【0093】 接着剤は、好ましくは一定であるかまたは、代わりに接着剤の適用を被る表面
全体に変化し得る厚さすなわちカリパーを有する層の中で使い捨て吸収製品の着
用者に面する表面のすくなくとも一部に付与される。接着剤は、スロットコーテ
ィング、スパイラルまたはビーズ付与またはプリントのような当該技術において
公知のいずれかの手段により製品の着用者に面する表面に付与され得る。典型的
には、接着剤は、想定される最終用途に応じて、20g/m2 から2500g/
2 、好ましくは500g/m2 から2000g/m2 、最も好ましくは700
g/m2 から1500g/m2 の坪量で付与される。
【0094】 可能であれば、製品はまた、換気の悪さを防ぐために好ましくは空気透過性で
ある、すくなくとも水蒸気透過性であることにより呼吸性も提供し得る。接着剤
それ自体により支持されないならば、呼吸性は、接着剤が付与されない製品の領
域に限定され得る。
【0095】 本発明は、使用者の皮膚に直接当てられる使い捨て吸収製品について有利に用
いられ得る。製品は、通常体液について吸収性を示し、汚れからの使用者の着衣
の防御は使用者にとって快適であり、製造および包装について容易である。使い
捨て吸収製品は、生理用ナプキンすなわち生理用品を参照して以下に記載される
が、しかしながら、おむつ、パンティライナー、成人失禁製品、タンポン、また
は汗取りパッドもまた使い捨て吸収製品の術語の下に含まれる。本明細書で用い
られるものとして、「生理用ナプキン」と言う術語は、外陰部領域に隣接して女
性により着用され、身体から排出されるさまざまの体液(例えば、膣排出物、経
血、および/または尿)を吸収し、含有することが意図され、1回の使用の後に
廃棄されることが意図される製品を称する。使い捨て吸収製品は好ましくは薄く
、より好ましくは1ないし5mmの厚さであり、使用の前に実質的に平坦である
かまたは形態形成されていないかのいずれかである。
【0096】 本明細書で用いられるものとして、「結合した」または「固着された」と言う
術語は、第1の部材が直接第2の部材に連結する形状および第1の部材を中間部
材に連結させ、それが今度は第2の部材に連結されることによる第1の部材が間
接的に第2の部材に連結される形状を包含する。
【0097】 生理用ナプキンは、接着剤が付けられている身体に接触する、すなわち着用者
に面する表面および着衣に面する、すなわち接触する表面の2つの主要表面を有
する。1つの好ましい態様において、本発明の生理用ナプキンは、液体透過性ト
ップシート、トップシートに結合する液体不透過性バックシート、およびトップ
シートとバックシートの中間の吸収性コアを具備する。
【0098】 トップシートは柔順であり、柔軟な感触があり、着用者の皮膚に刺激がない。
トップシートはまた、トップシートの一部において、またはその延長全体にわた
って1または2方向に伸長することを可能とする弾性特性をも有し得る。さらに
、トップシートは流体透過性であり、流体(例えば、経血および/または尿)が
その厚さを容易に貫通することを可能とする。
【0099】 本発明における使用にとって好ましいトップシートは、典型的には、ハイロフ
ト不織布トップシートおよび開孔形成されたフィルムトップシートから選択され
る。開孔形成されたフィルムはトップシートとして特に好ましい。と言うのは、
それは、身体滲出物に対して透過性であり、さらに非吸収性であり、流体が逆流
通過して着用者の皮膚を再び濡らすことを許容する傾向が少ないからである。従
って、着用者と接触する形成されたフィルムの表面は乾いたままであり、それに
より、身体の汚れを減少させ、着用者にとってより快適な感触を作り出す。適切
な形成されたフィルムは、米国特許第3,929,135号、米国特許第4,3
24,246号、米国特許第4,342,314号、米国特許第4,463,0
45号、および米国特許第5,006,394号において記載されている。特に
好ましい微小開孔形成されたフィルムトップシートは、米国特許第4,609,
518号、および米国特許第4,629,643号において開示されている。本
発明にとって好ましいトップシートは、1以上の上記特許において記載されてい
る形成されたフィルムを含み、「DRI−WEAVE」としてオハイオ州シンシ
ナチのザ・プロクター&ギャンブル・カンパニーにより生理用ナプキン上で販売
されている。
【0100】 接着剤は、液体通過経路の均一分布を有さないトップシート上で最も適切に用
いられるが、しかし、トップシートのほんの一部が、液体について中央で透過性
で周辺で不透過性のトップシートとなるように配向される液体通過経路を具備す
る。
【0101】 別の代替品は、繊維性およびフィルム状構造を含むいわゆるハイブリッドトッ
プシートであり、その様なハイブリッドトップシートの特に有用な態様は、PC
T公開WO93/09744、WO93/11725またはWO93/1172
6において開示されている。
【0102】 トップシートに言及するとき、多層構造または単層構造が考えられる。上記ハ
イブリッドトップシートはその様な多層設計であるが、1次および2次トップシ
ート設計のような他の多層トップシートもまた考えられる。
【0103】 吸収性コアはまた、多層も具備し得るし、流体貯蔵および分配機能も提供し得
る。
【0104】 トップシートと流体連通して位置し、典型的にはトップシートの下にあるもの
は吸収性コアである。コアは、いずれの通常の吸収性材料またはそれらの組み合
わせも含み得る。それは好ましくは、適切な担体と組み合わせで、「ヒドロゲル
」、「超吸収剤」、「ヒドロコロイド」材料と通常称される吸収性ゲル化材料を
含む。
【0105】 ここでの使用にとって適切な吸収性ゲル化材料は、最もしばしば、実質的に水
に不溶性で、僅かに架橋した、部分的に中和された、ポリマーゲル化材料を含む
。この材料は、水との接触の際にヒドロゲルを形成する。その様なポリマー材料
は、当該技術において周知であるアクリル酸のような重合性の不飽和の酸含有モ
ノマーから調製され得る。
【0106】 適切な担体には、フラッフ(毛羽)および/またはティッシュの形態の天然、
修飾または合成繊維、特に修飾されたかまたは修飾されていないセルロース繊維
のような吸収構造において通常利用される材料が含まれる。適切な担体は、吸収
性ゲル化材料とともに用いられ得るが、しかしながら、それは、単独でまたは組
み合わせでもまた用いられ得る。最も好ましいものは、生理用ナプキン/パンテ
ィライナーのコンテキストにおいては、ティッシュまたはティッシュラミネート
である。
【0107】 本発明への適用において特に有用であるコアの態様は、ティッシュをそれ自体
に折ることにより形成される2層ティッシュラミネートを含む。それらの層は互
いに結合し得る。吸収性ゲル化材料または他の任意の材料は、層の間に含まれ得
る。
【0108】 吸収性コアは、臭気防除剤、特に適切なゼオライトのような吸収性ウエブの中
に通常存在する任意成分を含み得る。
【0109】 バックシートは主に、吸収性コアの中に吸収され、含まれる浸出物が、アンダ
ーパンツ、パンツ、パジャマおよび下着の様な吸収製品に接触する製品を濡らす
ことを防止する。バックシートは、好ましくは、液体(例えば、経血および/ま
たは尿)に対して不透過性であり、通常薄いプラスチックフィルムから製造され
る。
【0110】 バックシートは、典型的には、吸収性コアの全体にわたって伸び、吸収性コア
のまわりで折れることによりトップシートに伸び、その一部を形成し得る。それ
により、米国特許第4,342,314号、第16欄、第47〜62行において
開示されるトップシート形状は、トップシートに選択的に開孔する必要なしに達
成され得る。
【0111】 好ましくは、バックシートはまた、少なくとも水蒸気透過性、好ましくは空気
透過性であることにより吸収製品に呼吸性も提供する。バックシートは、例えば
、微小多孔性フィルムおよび/または不織材料、および/または開孔形成された
フィルムの組み合わせのラミネート材料であり得る。呼吸性は、所望であれば、
バックシートの周囲または中心に限定され得るし、または、それはバックシート
全体にわたってであり得る。
【0112】 本発明によれば、接着剤は、おむつにおいて特別の応用を見出し得る。おむつ
は通常のタイプのものであり得る(その態様は以下に記載される。しかしながら
いずれの手段によっても例を限定しない。)。
【0113】 本明細書で用いられるものとして、「使い捨ておむつ」と言う術語は、身体滲
出物を吸収し、含有する製品を称し、より具体的には、身体から排出されるさま
ざまの滲出物を吸収し、含有するために着用者の身体に当接または近接して配置
され、1回の使用の後に廃棄され(すなわち、それは洗濯されるかまたはさもな
ければ修復されるかまたは再使用されることが意図されない)、好ましくは、リ
サイクルされ、堆肥化され、またはさもなければ環境に適合する様式で処理され
ることが意図される製品を称する。本明細書で用いられるものとして、「おむつ
」と言う術語は、着用者の脚部のあいだに引き上げられ、腰部のまわりで固定さ
れる小児または失禁障害者により一般的に着用される着衣を称する。
【0114】 好ましいおむつは、身体部分と再固着可能な機械的ファスナーデバイスを具備
する。好ましい身体部分は、液体透過性トップシート、および吸収性コア、液体
不透過性バックシート、および弾性的に収縮性の脚部カフスを具備し、それぞれ
の脚部カフスは、好ましくは、サイドフラップおよび1以上の弾性部材を具備す
る。トップシート、吸収性コア、バックシート、サイドフラップ、および弾性部
材は、さまざまの周知の形状で組み合わせられ得るけれども、好ましい使い捨て
おむつ形状は、米国特許第3,860,003号において示され、一般的に記載
され、さらにより好ましい使い捨ておむつ形状は、WO93/16669におい
て示され、一般的に記載される。この好ましいおむつ形状において、バックシー
トはトップシートに結合し、吸収性コアはトップシートとバックシートとの間に
位置し、サイドフラップは、吸収性コアのそれぞれのサイドエッジから外側に、
それぞれのサイドエッジに沿って伸び、弾性部材はそれぞれのサイドフラップと
有効に結びつく。
【0115】 トップシートとバックシートにおける身体部分は、同じ広がりを持ち、吸収性
コアの寸法より一般的に大きい長さおよび幅寸法を有する。トップシートはバッ
クシート上に重なり、それにより身体部分の周辺を形成する。
【0116】 身体部分は内表面と外表面を有する。バックシートが用いられるとき、それは
典型的には、身体部分の外表面を形成する。内表面は、外表面の反対側のおむつ
の表面であり、示される態様においては、典型的には、トップシートにより形成
される。一般的に、おむつの内表面は、外表面と同じ広がりを持つ表面であり、
それは、おむつが着用されるとき、大きな部分について、着用者と接触する。
【0117】 身体部分の吸収性コアは、一般的に圧縮性であり、柔順であり、着用者の皮膚
に対して刺激がないいずれの吸収手段でもありえ、尿および他のある種の身体排
出物のような液体を吸収し、保持することが可能である。吸収性コアは、さまざ
まの大きさおよび形態(例えば、長方形、砂時計形、「T」字形、非対称形など
)で、一般的にエアフェルトと称される細砕された木材パルプのような使い捨て
おむつおよび他の吸収製品において一般的に用いられる広範な液体吸収性材料か
ら製造され得る。他の適切な吸収性材料の例には、しわのあるセルロースの詰め
物、コフォームを含む溶融ブローポリマー、架橋されたセルロース性繊維、ティ
ッシュラップを含むティッシュ、吸収性発泡体、吸収性スポンジ、超吸収性ポリ
マー、吸収性ゲル化材料、またはいずれか等価の材料、または材料の組み合わせ
が含まれる。吸収性コアの形状および構造もまた変化し得る(例えば、吸収性コ
アは、変化する厚さ帯域、親水性勾配、超吸収性勾配、または、低平均密度およ
び低平均坪量獲得帯域を有し、または1以上の層または構造を具備し得る)。さ
らに、吸収性コアの大きさおよび吸収能力は、小児から成人までの範囲の着用者
に適合するように変化し得る。
【0118】 バックシートは、液体(例えば、尿)に対して不透過性であり、他の可撓性液
体不透過性材料もまた用いられ得るけれども、好ましくは薄いプラスチックフィ
ルム、好ましくは熱可塑性フィルムから製造される。本明細書で用いられるもの
として、「可撓性」と言う術語は、柔順であり、ヒトの身体の一般的形態および
輪郭に容易に合致する材料を称する。バックシートは、吸収性コアの中に吸収さ
れ、含有された滲出物が、下着および寝具のようなおむつと接触する製品を汚す
ことを防止する。したがってバックシートは、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ンの熱可塑性フィルムのようなポリマーフィルム、またはフィルムでコートされ
た不織布材料のような複合材料を具備し得る。典型的なフィルムは、アメリカ合
衆国インディアナ州テール・ホート(Terre Haute)のトレデガー・
インダストリーズ(Tredegar Industries)またはドイツの
ミュンヘンのロートブッヘンシュトラッセ(Rotbuchenstrasse
)1、D−8000のBP−ケミカル・プラステック(Chemical Pl
asTec)により製造される。
【0119】 バックシートは、好ましくは、より布のような外観を与えるように織り目を付
される。更に、バックシートはまた、例えば微小開孔を与えることにより滲出物
がバックシートを通過することを防ぎながら、蒸気が吸収性コアから逃げ出るこ
とも許容し得る。バックシートの大きさは、吸収性コア(58)の大きさおよび
選択される正確なおむつの設計により規定される。
【0120】 おむつのトップシートは、柔順であり、柔軟な感触があり、着用者の皮膚に刺
激がない。更に、トップシートは液体透過性であり、液体(例えば、尿)がその
厚さを容易に貫通することを許容する。適切なトップシートは、多孔性発泡体、
網状発泡体、開孔されたフィルム、または天然繊維(例えば、木材または綿繊維
)の、または天然繊維と合成繊維の組み合わせから製織または不織ウエブのよう
な広範な材料から製造され得る。好ましくは、吸収性コアに保持される液体から
着用者の皮膚を隔離する材料で作られる。
【0121】 トップシートを製造するために用いられ得る多数の製造技術が存在する。例え
ば、トップシートは繊維の不織ウエブであり得る。典型的なトップシートは、繊
維技術の当業者に周知の手段により梳綿され、熱的に結合している。適切なトッ
プシートは、例えば、アメリカ合衆国マサチューセッツ州のウォルポール(Wa
lpole)のインターナショナル・ペーパー・カンパニーの部門のベラテック
(Veratec)Inc.により製造される。失禁用着衣のために特に好まし
いトップシートは、成形された熱可塑性フィルムを含む。
【0122】 本発明によれば、本明細書で記載される接着剤はまた、皮膚に他の製品を付着
させる用途も見出し得る。接着剤は、例えば、皮膚のトリートメント物質、クリ
ーム、ローション、ホルモン、ビタミン、消臭剤、ドラッグのような皮膚に物質
を提供する化粧用または薬品デリバリー製品、殺虫剤、吸入用ドラッグ、香料の
ような皮膚から発散する物質を提供する化粧用または薬品デリバリー製品のよう
な皮膚に付着する機能製品および装飾化粧品(口紅、アイシャドー、ステージメ
ーキャップ)および清浄化製品(ハンドクリーナー、フェースマスクおよび衛生
ポアクレンザー)のような、皮膚に付着する必要はないが皮膚上で長い滞留時間
を必要とする機能製品に付着する用途を見出し得る。その様な製品は、好ましく
は、体液について非吸収性である。
【0123】 加えて、接着剤はまた、生殖器、ひざ、またはひじのプロテクターまたは包帯
のようなプロテクト製品、ブラジャー、手術用ガウン、または仕立ての際の試着
のあいだの着衣のパーツのような被服、鼻のプラスター、胸のリプレースメント
(置換具)またはかつらのような人工器官、例えば、打撲傷の痛み止めを提供し
、腫れを減少させるコールドラップ、例えば米国特許第5728146号におい
て開示されているネックラップ、WO97/01311に例示されているニー(
ひざの)ラップ、および例えば米国特許第5741318号において開示されて
いるバック(背中の)ラップのような、例えば、一時的な痛みと長期の痛みの軽
減を提供する、WO97/36968およびWO97/49361において開示
される温熱セルを含む温熱ラップ、補聴器、(有害物質の吸入の減少または防止
のための)保護フェースマスク、宝石、イヤリング、ガイズ、タットーのような
装飾品、ゴーグルまたは他の目の着用品、造孔術デバイス、テープ、包帯、一般
的な用途の被服、傷の治癒および傷の処理のためのデバイス、およびECG、E
MG、EEG、TENSエレクトロサージェリー(電子手術)、除細動、EMS
および顔の/美容の応用のための電極のようなバイオメディカル皮膚電極、およ
び患者にカテーテル、チューブのリードワイアケーブルなどを固着させることを
意図する固定化製品および/またはデバイスのような皮膚に製品を付着させる用
途をも見出し得る。
【0124】 除去の痛みのグレードの試験 除去の痛みのグレードの試験は、接着剤の層を備え、着用者の皮膚にすでに付
着した試料の着用者の皮膚からの除去のあいだの痛みを評価するために利用され
る。試験は、具体的には、市販の強力な医療用プラスターでできている対照試料
を除去するときの痛みと比較してのそれぞれの試料の除去の際の痛みを評価する
【0125】 試料の調製 試験は、アキュメーター(Acumeter)モデルLH−1エクストルーダ
ーで付与される選択された厚さを有する局所的接着剤の連続層を一方の側面に備
える(イタリアのパルマ(Parma)の)コロルノ(Colorno)のエフ
ェギディ(Effegidi)S.p.Aにより販売されているもののような2
3μm厚さのポリエステルフィルムで作られている60×20mmの長方形試料
で実施される。対照試料は、商品名フィクソムル(Fixomull)ストレッ
チの下でドイツのハンブルグのバイヤースドルフ(Beiersdorf)A.
G.から入手可能な接着性不織布の60×20mm試料である。
【0126】 試験方法 6人の採点者のパネルが試験のために選ばれる。試験は、23℃の温度と50
%の相対湿度に維持された環境が制御された実験室において実施される。水と石
鹸による通常の洗浄/洗いを超える着用者の皮膚の特別の処置は必要としない。
次いで皮膚は、皮膚を室内状態との平衡に達することを可能とするために、試験
の前に少なくとも2時間乾燥させられる。異なる接着剤が、対照試料Rと比較し
て試験で評価される。それぞれの試料は、採点者の前腕の内側部分にオペレータ
ーにより手で付与され、それは手首とひじの間に置かれ、試料の短い側が腕の長
さ方向と並ぶようにする。オペレーターは、それぞれの試料について、手のひら
で、典型的に医療用プラスターを皮膚に接着させるために掛けられる同じ圧力を
掛ける。それぞれの試料は規定された時間取付けられ、次いで、オペレーターが
ゆっくりと滑らかに引張って採点者の皮膚から除去される。
【0127】 1つの対照試料Rと試験試料の4つのシリーズがそれぞれ付与され、取り付け
られ、次いで、着用者の皮膚から除去される。それぞれの試料は1分間取付けら
れ、同じシリーズの2つの連続する試料のあいだには5分間の待ち時間があり、
2つの異なる前後するするシリーズのあいだには15分間の待ち時間がある。対
照試料Rは常に、そのそれぞれのシリーズの第1の試料として、付与され、取り
付けられ、除去される。それぞれのシリーズについて反復が許容されず、はじめ
の3つのシリーズについて順序が反復されないならば、はじめの3つのシリーズ
のそれぞれの試験試料の付与/着用/除去の順序は無作為である。第4のシリー
ズにおいては、試験試料の1つは2回試験され、対照Rは常に第1のものである
。全体として、それぞれの試料は、等しい回数(24回)試験されねばならない
【0128】 採点者は、0が無痛に対応し、10が対照試料Rの除去の際の痛みに対応する
0から10の範囲の痛みの尺度を用いてそれぞれの試料を評価することを尋問さ
れる。それぞれの試料についての痛みの値は、24回の観察の平均として得られ
た。
【0129】 試験から集められた結果は、試料の痛みの値の間の差異が統計的に有意である
ことを示した、統計解析プログラム「集合の平均の比較−対の試料(Compa
rison of Population Means−Paired Sam
ples)」により解析された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ダッキオリ、ビンチェンツォ ドイツ連邦共和国、デー−65779 ケルク ハイム・アム・タウヌス、パルクシュトラ ーセ 42 (72)発明者 パルンボ、ジャンフランコ ドイツ連邦共和国、デー−61348 バー ト・ホンブルク、ゲオルゲンフェルト 7 Fターム(参考) 3B029 BD07 4C003 BA00 FA01 HA00 4C098 AA09 CC01 CC07 CE14 DD03 DD05 DD10 DD12 DD25 DD27

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着用者に面する表面と着衣に面する表面を備える使い捨て吸
    収製品であって、前記着用者に面する表面は接着剤を備えるすくなくとも1つの
    部分を備え、前記接着剤は、ミリメートル(mm)で測定される厚さCを有する
    層として与えられ、 前記接着剤は、25℃(77°F)の温度での粘性モジュラスG”25を有し、 前記接着剤の前記粘性モジュラスG”25(100rad/sec)と前記厚さ
    Cは以下の式、 G”25≦[(7.00+C)×3000]Pa を満足する使い捨て吸収製品。
  2. 【請求項2】 前記粘性モジュラスG”25(100rad/sec)と前記
    厚さCが、以下の式 G”25≦[(5.50+C)×1700]Pa を満足することを特徴とする請求項1記載の使い捨て吸収製品。
  3. 【請求項3】 前記接着剤が、37℃(100°F)の温度での弾性モジュ
    ラスG’37を有し、37℃(100°F)の温度での粘性モジュラスG”37を有
    し、 a)1500Paから20000Pa、好ましくは1500Paから1500
    0Pa、最も好ましくは3000Paから10000Paの範囲のG’37(1r
    ad/sec)、 b)100Paから15000Pa、好ましくは100Paから10000P
    a、最も好ましくは300Paから5000Paの範囲のG”37(1rad/s
    ec)、および c)1から30の範囲の比G’37(1rad/sec)/G”37(1rad/
    sec) を有するように選択されることを特徴とする請求項1または2記載の使い捨て吸
    収製品。
  4. 【請求項4】 前記接着剤が3次元マトリックスを形成するポリマーを含む
    実質的に水に不溶性の感圧接着剤であり、10重量%未満、好ましくは5重量%
    未満のヒドロコロイドの前記接着剤を含む請求項1ないし3のいずれか1項記載
    の使い捨て吸収製品。
  5. 【請求項5】 前記接着剤が、アクリル、スルホン酸塩ポリマー、ビニルア
    ルコール、ビニルピロリジン、ポリエチレンオキシド、またはそれらの混合物か
    ら選択されるポリマーを含む請求項4記載の使い捨て吸収製品。
  6. 【請求項6】 前記接着剤がさらに可塑化剤も含む請求項4記載の使い捨て
    吸収製品。
  7. 【請求項7】 前記可塑化剤が多価アルコール、ポリエチレングリコール、
    ソルビトール、水またはそれらの混合物から選択される請求項6記載の使い捨て
    吸収製品。
  8. 【請求項8】 前記接着剤が、親水性または親水性−疎水性混合相接着剤で
    ある請求項4記載の使い捨て吸収製品。
  9. 【請求項9】 前記製品の前記着用者に面する表面が、少なくとも1個所の
    接着剤のない部分を備える請求項1ないし8のいずれか1項記載の使い捨て吸収
    製品。
  10. 【請求項10】 前記接着剤が連続層として与えられることを特徴とする請
    求項1ないし9のいずれか1項記載の使い捨て吸収製品。
  11. 【請求項11】 前記接着剤が、スロットコーティングにより前記着用者に
    面する表面に付与される請求項1ないし10のいずれか1項記載の使い捨て吸収
    製品。
  12. 【請求項12】 前記製品が、トップシート、バックシートおよび前記トッ
    プシートと前記バックシートとの間に位置する吸収性コアを具備する請求項1な
    いし11のいずれか1項記載の使い捨て吸収製品。
  13. 【請求項13】 皮膚に付着させるための化粧用デリバリー製品、薬物デリ
    バリー製品、装飾用化粧品、クリーニング製品、保護製品、被服、人工器官、コ
    ールドラップ、温熱ラップ、補聴器、装飾品、ゴーグルおよび目に使う着用品か
    ら選択される機能製品であって、前記製品は着用者に面する表面と着衣に面する
    表面を有し、前記製品は、接着剤を備えるすくなくとも一部を備え、前記接着剤
    はミリメートル(mm)で測定される厚さCを有する層として与えられ、 前記接着剤は、25℃(77°F)の温度での粘性モジュラスG”25を有し、 前記接着剤の前記粘性モジュラスG”25(100rad/sec)と前記厚さC
    は、以下の式 G”25≦[(7.00+C)×3000]Pa を満足する機能製品。
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