JP2002507911A

JP2002507911A - 身体にフィットする糞便コレクタ

Info

Publication number: JP2002507911A
Application number: JP50579099A
Authority: JP
Inventors: パルンボ、ジャンフランコ; ダッキオーリ、ビンセンツォ
Original assignee: Procter and Gamble Co
Current assignee: Procter and Gamble Co
Priority date: 1997-06-28
Filing date: 1998-06-26
Publication date: 2002-03-12
Also published as: WO1999000089A1; DE69813814D1; AU8268998A; ES2191315T3; EP0991390B1; DE69813221D1; ES2194330T3; HUP0004048A2; EP0991388A1; BR9810363A; EP0993292A1; CN1268044A; CA2294264C; AU8269098A; CA2294431C; ATE211900T1; EP0991392A1; EP0991390A1; EP0991392B1; EP0887061A1

Abstract

(57)【要約】本発明は、フランジと着用者の皮膚との間に改良された着け心地を提供するために設計され、漏れを防ぐ糞便マネージメントデバイス（１０）に係る。糞便マネージメントデバイス（１０）は、開口（２１）を有するバッグ（１１）、及び解剖学的形状のフランジ（１２）を含む。特に、フランジは、各々フランジの前部分と後ろ部分に、フランジと着用者の皮膚との間に効果的なシールを提供し、尾てい骨及び泌尿器管における漏れを防ぐ突起を含む。本発明の他の見地において、このようなフランジを含む糞便マネージメントデバイスは使い捨ておむつと組み合わせて使用される。

Description

【発明の詳細な説明】身体にフィットする糞便コレクタ発明の分野本発明は、身体にフィットする糞便マネージメントデバイスに関する。特に、本発明は、改良されたフランジを提供され、改良されたボディフィット及び皮膚とデバイスとの間のしっかりしたシールを提供する糞便マネージメントデバイスへと向けられている。背景糞便マネージメントデバイスは、主に失禁患者及び幼児により着用されるように設計された公知の製品である。そのような糞便マネージメントデバイスは、着用者の肛門周囲の領域で皮膚に取り付けられ、糞便物質及び他の身体排出物を取り込み且つ直ちに包含することが意図されている。この方法において、これら製品は、表皮性の炎症を低減することや衣服及び寝具などの物品の汚染を防止することのように糞便物質が着用者の皮膚を汚すことに関する問題を除くこと、及び介護人自身の汚れを防止することを試みている。それにもかかわらず、そのような糞便マネージメントデバイスの使用の間にしばしば直面する問題は、典型的には、これらデバイスが寝たきり患者、特には人工肛門を提供されている寝たきり患者によって使用されるように設計されているということである。そのような用途において、そのデバイスは、皮膚の比較的平坦な表面に適用され、患者が比較的不動であり且つデバイスに応力が全く印加されないのであれば、皮膚とデバイスとの間の適度なシールが達成される。しかしながら、活動的な大人の失禁患者或いは幼児のために設計されたデバイスのように、より大きな応力が印加される状況下では、の可能性が不幸なことに、特にそのようなデバイスの活動的な着用者については、着用者の動作或いは姿勢のせいで、排泄物の幾分かが実際にはデバイス内に入らない恐れが常にある。或いは、例えば着用者が着座したときに、バッグ中に包含された排泄物の幾分かがデバイスの孔へ向けて押し戻される恐れがある。そのような状況下では、排泄物は押されて、抵抗が最小の方向をたどるであろう。これは、典型的には、フランジの着用者対向面上の殿部の溝の縦方向である。もし、この領域においてフランジの皮膚へのシールがしっかりとしていないならば、排泄物はデバイスから皮膚上へと漏れ得るであろう。明らかに、糞便物質との皮膚の接触は、例えば快適性及び臭気の点で着用者自身が不快であるだけでなく、皮膚を清浄化することを要求される介護人にとっても不快であるので避けられるべきである。加えて及びより深刻なことには、糞便物質は、会陰で着用者の皮膚上へと、特に女性の着用者については、特に敏感な生殖器及び尿路上へとさらに漏れ得る。典型的には、そのような糞便物質の特には尿路の近傍における存在はたちの悪い感染症へと導き、そのような状態は、幼児と同様に寝たきりの着用者及び活動的な大人の着用者の双方に最も不所望であり、つらく、苦悩を与える。これら漏出の問題の全ては、デバイスがおむつ無しで使用され且つ下着や衣服と直接に接触する使用状況において、さらに悪化させられる。効果的な方法で糞便物質を取り込み且つ直ちに包含することを主張する多くの物品が市場に存在している。従来技術は、そのような例に富んでいる。例えば、ＷＯ９６／１９１６７は、糞便物質及び高い速度で排出される非常に流動的な物質を包含するように適合された吸収性物品を記載している。その吸収性物品は、吸収アセンブリの横方向外側に位置する糞便格納部材を備えており、それらは糞便物質の横の動きを阻止することにより機能する。それら糞便格納部材は弾性であり且つ多孔質の材料で形成され、糞便物質を収集するのに十分な空隙率を維持し且つ提供する。ＷＯ９４／１４３９５は、トップシートの身体対向面上に配置され、そこから外側に延びて、立ち上がり且つ使い捨て吸収性物品の平面から離れて延びた横隔壁を備えた使い捨て吸収性物品を開示している。その横隔壁は、吸収性物品を前部と後部とに分割し、それら２つの部分の間に急峻な不連続面を与える。後部に付着した糞便物質は、横隔壁により、前部へと縦に移動することを妨げられる。ＷＯ９７／０１３１６は、糞便物質を収集するためのバッグと尿を溜めるための尿コレクタとを有するおむつを詳述している。そのバッグは、おむつを中心想像線（おむつの縦の側部に垂直な）に沿って折り重ね、その想像線に平行なエッジ（中心想像線から離れて離間された）を互いに絞る（draw）ことにより形成される。そのような方法で、糞便物質は着用者の皮膚から隔離される。ＪＰ０８−１１７２６１Ａは、失禁患者のために設計されたバッグ状構造を有するおむつを開示している。そのバッグは、肛門に対向する位置にスリット或いはホールを備えており、そのスリット或いはホールは接着剤をコートされた表面により取り囲まれている。そのバッグは、撥水性材料で形成される。ＵＳ３５７７９８９は、尿及び糞便物質の双方についての失禁患者のための使い捨て可撓性排泄捕獲（elimination-trapping）バッグを詳述している。そのフランジは、そのカーブした後端では一般に凸であり、その前端では一般に凹であるように特別に設計され且つ形作られている。特に、女性の患者について、フランジの凸郭は、カーブした身体の輪郭に緊密に従い且つ殿部の両頬部間に並びに肛門の下方及び周囲にフィットするように適合されており、フランジの凹状後端部は、外陰部の上方で患者の身体のカーブした輪郭に緊密に従うように設計されている。フランジの端部間には、患者の肛門、頬部、及び脚の上部（upper legs）の間のカーブした身体の輪郭に緊密に従う寸法とされた伸びた側部がある。ＥＰ０２４５０６４は、周囲を互いに固定された可撓性の前壁及び後壁を有する糞便失禁バッグを記載している。その前壁は、着用者により排出された物質の侵入のためのホールを有している。そのホールは、前壁の外側表面に固定された皮膚適合性耐水材料の接着パッドにより取り囲まれている。そのバッドは、一般には、ハート型であり、正しい位置にあるときにハート型のパッドの凹部が着用者の前に向く。全ての従来技術のケースについて、糞便物質は、糞便マネージメントデバイスのバッグ中に完全には包含されない。糞便物質の幾分かが肛門領域から染み出して尿道中へと入り込むことは公知である。それにもかかわらず、糞便物質を完全に包含し且つ着用者の肛門領域及び尾骨から並びに着用者の敏感な生殖器及び尿路領域から隔離するのに極めて効果的な糞便マネージメントデバイスについての要求が未だ存在する。本発明は、バッグとフランジとを備え、そのフランジがフランジの前部及び後部の双方に突起を提供された糞便マネージメントデバイスを提供することにより、この要求に対処する。そのような突起の存在は、比類なく有利であり且つデバイスから糞便物質が漏れるのを妨げることが見出されている。さらに、糞便マネージメントデバイス上のそのような突起の存在は、着用者に不快感を生じさせることなく、糞便物質によりもたらされる感染症及び表皮性の炎症の顕著な減少へと導き、皮膚の健康さに関して着用者及び介護人を高いレベルで満足させる。本発明の他の側面において、これら突起を有する糞便マネージメントデバイスは、使い捨ておむつとともに有利に使用され得る。従来技術は、そのような組合わせを言及していない。上述のように、従来技術の文献のいずれも、相互依存的に働いて、糞便物質を着用者の肛門及び敏感な生殖器領域から隔離し、さらに着用者の皮膚をおむつの吸収性材料から隔離する２つの別々の独立体を開示していない。発明の要約本発明に従って組み立てられる糞便マネージメントデバイス（１０）は、孔（２１）を有するバッグ（１１）と、着用者の皮膚への接着剤による取り付けのための孔を取り囲む解剖学的に形作られたフランジ（１２）とを備えている。解剖学的に形作られたフランジ（１２）は、バッグ（１１）に取り付けられ、外側周囲（２４）と孔に隣接する内側周囲（２５）と縦の中心線Ｌと横の中心線Ｔとを備え、横の中心線は、フランジを前部（２６）と後部（２７）とに分割（segmen t）している。特に、フランジ（１２）は着用者対向面（２３）と衣服対向面（２２）とを備え、前記着用者対向面は、フランジ（１２）の前部に突起（２８）を及び後部に後部突起（２９）を備えている。それら突起は、フランジの外側周囲（２４）と内側周囲（２５）との間に縦方向と平行な方向に配置されている。好ましくは、突起（２８，２９）は、外側周囲から内側周囲へと延び、対称的な様式で配置される。それら突起は、個々に、０．５ミリメートル乃至１５ミリメートルの範囲の、好ましくは２ミリメートル乃至１０ミリメートルの範囲の、より好ましくは３乃至７ミリメートルの範囲の実効高を有する。それら突起は、着用者の肛門の周囲にぴったりとフィットするように適合され、フランジと着用者との間の耐流体シールを提供する。本発明の他の側面において、本発明の糞便マネージメントデバイスは、使い捨ておむつと組合わされて使用される。図面の簡単な説明本発明は、添付する図面と関連する先の記載からより良く理解されるものと信じられ、そこで、図１は、本発明に係る糞便マネージメントデバイスの斜視図であり、図１ｂは、図１の拡大された非斜視図であり、図２は、使い捨ておむつと結合した本発明に係る糞便マネージメントデバイスの斜視図を示し、図３は、本発明を具体化する使い捨ておむつの部分切開斜視図である。発明の詳細な説明図１及び１ｂは、本発明の糞便マネージメントデバイス（１０）は、開孔と、着用者の殿部と殿部の溝との間の肛門周囲領域の着用者の皮膚への接着装着のために、開孔（２０）を取り囲む解剖学的形状フランジ（１２）とを有するバッグを含む。図１及び１ｂから、解剖学的形状のフランジ（１２）は、外縁（２４）、開口（２１）近隣に及びこれを定義する内縁（２５）、互いに直交する長手方向中心線Ｌ及び横方向中心線Ｔを含むことが明らかである。横方向中心線Ｔは、解剖学的形状（１２）を前部分（２６）及び後部分（２７）に区分する。フランジ（１２）はさらに着用者が面する表面（２３）及び衣類が面する表面（２２）含む。本発明によれば、解剖学的形状のフランジ（１２）の着用者に面する表面上に配置された２つの突起（２８，２９）の存在は、糞尿物がデバイスから皮膚とフランジの間に漏れることを低減し、防止することに、特に効果的である。フランジの着用者が面する表面の前及び後ろに、このような突起（２８，２９）を配置することは、体の解剖学的輪郭に容易に順応するフランジを提供するばかりでなく、フランジ上の位置に改良されたシールを提供し、糞尿物の出口が最も容易に生じるところであり、そのために、皮膚と排泄物のどのような不必要な接触をも防止する。本発明のさらなる顕著な利点に加えて、前と後ろの突起の存在はまた、デバイスの着用者の所望の皮膚の位置上にデバイスを配置することを助長し、さらに、シールすることの利益を改良する。本発明によれば、突起（２８，２９）は、解剖学的フランジ（１２）の外縁（２４）及び内縁（２５）間に、長手方向Ｌに平行な方向に配置される。さらに、突起（２８，２９）はまた、長手軸の両側の長手側端の間の長手方向に延びる。さらに好ましくは、突起（２８，２９）は、外縁（２４）から内縁（２５）に延びる。横切る方向において、突起は、フランジの横方向の幅を越えないばかりでなく、好ましくは突起の中心を通して測定されたフランジの幅の５０％まで、さらに好ましくは３０％まで延びる。前面と後面の突起は、独立して、長手軸に対して対称または非対称に配置され得る。さらに好ましい態様において、各突起（２８，２９）は、実質的に対称な様式で独立して配置されている。本発明によれば、突起はフランジ平面に垂直に延びる。突起（２８，２９）は、真っ直ぐであり、糞便物の移動を遮るための急な裂け目が存在するに十分な実効高Ｈまで、フランジ（１２）の平面上に上がる。ここで使用されるように、用語「実効高」は、突起表面に存在する場合の接着剤を含む突起の平面方向におけるフランジ（１２）に面する衣類からＺ方向への最大距離をいう。突起（２８，２９）は、０．５ｍｍないし１５ｍｍの独立した範囲の実効高を有する。好ましくは、突起（２８，２９）は、２ｍｍないし１０ｍｍの範囲の実効高、さらに好ましくは３ないし７ｍｍの実効高を有する。接着剤及びフランジ材料上に圧力を用いないために、実効高の測定は、マイクロメーターを使用しなくても行われ得る。通常、突起（２８，２９）はフランジ（１２）平面に対し直交である。しかしながら、フランジ（１２）が、ひだ、しわ、波形、または平面性からの他の逸脱を有する場合、実効高を決定するとき、それらは突起（２８，２９）の位置で考慮されるべきである。本発明によれば、突起（２８，２９）は、どのような形状をもとり得る。通常、突起（２８，２９）は、実質的に凸型の縦断面及び横断面を有する。前及び後突起（２８，２９）は、通常、独立して突出した形状であり、こぶ状または丘状の長手断面及び／または横断面あるいは管状の断面を提供する。また、突起（２８，２９）の各々は、独立して、二重のこぶ状断面を有し、２またはそれ以上の別個の高さを有する突起を提供する。好ましくは、このような二重こぶ状の突起の最大または実効高を示すこぶは、フランジの外縁に向かって配置される。突起（２８，２９）は、好ましくは、突起の弾性及び柔軟性を改善ために中空または部分的な中空であり得るが、完全に充填され得る。突起（２８，２９）中空または部分的中空である態様のために、突起は、突起の所望に弾性形態を維持するために、さらなる支持部材を必要とし得る。好適な支持部材は、接着剤、またはフランジの着用者に面する表面上の突起の少なくとも付け根に互いに突起の長手側に結合する弾性材料の突起を含む。本発明によれば、突起（２８，２９）は、好ましくは、横方向に圧縮し得るたため、突起を横方向と言うよりはむしろ跳ね返すことによって圧縮するときに内部に移動する。また、突起（２８，２９）は、弾性的に変形可能であるため、例えば長手側が圧縮されると、突起の上部または頂部が上方に力を加えられそれによって使用される突起の垂直な延びを提供する。このようにして、デバイスの着用者が使用時に活動的であり、それによってデバイス上に加圧が行われるときでさえ、突起及びさらに好ましくはフランジ（１２）と接着剤（２０）との組合せによってによって提供されるシール効果が常に維持される。突起（２８，２９）の変形はまた、このように、実際の排便プロセス中、後ろの突起のために特に重要であり、それによって、肛門の開口は大きさを増加し、このため、後ろの突起は、シールを持続する間、好ましくはこのプロセスを妨げるべきではない。本発明によれば、前と後ろの突起（２８，２９）は、形状及び大きさが同一であり得る。しかしながら、例えば特に着用者の前後の突起は、特定の着用者のために意図される場合、さらに改良された装着感を提供するために個々に選択され得る。例えば、女性の着用者のために意図されたデバイスの前突起は、通常、弾性の着用者のために意図されたデバイスの前突起より大きい効果的高さを有する。しかしながら、正確なデザイン及び寸法は、当業者によって容易に選択され得る。突起（２８，２９）はフランジに不可欠な部分として形成され得、または分離された実体物として提供され得るので、フランジ材料と異なるまたは同一であり得る材料は、当業者に知られた手段、通常、接着剤を用いて、フランジ（１２）に取り付けられる。しかしながら、好ましくは突起はフランジの不可欠な部分として形成される。例えば、突起（２８，２９）は、フランジ（１２）の構成材料中に、単一のひだを形成することによって、あるいはフランジ材料の熱成形によって作られる。あるいは、突起（２８，２９）人体用接着材料によって提供され得る。しかしながら、本発明の好ましい態様によれば、突起（２８，２９）は、フランジ材料自身から形成され、及び接着剤支持部材を利用する。突起（２８，２９）は、いずれも接着剤で被覆され得るか、あるいは実質的に接着剤がない。本発明の好ましい態様によれば、突起（２８，２９）はまた、人体用接着剤で被覆されている。態様のために、例えば突起特に前突起（２８）は、長手方向に二重のこぶの断面を含む場合に、こぶの１つだけを提供するために特に有益であることが見出され、好ましくは、こぶは人体用接着剤を用いて「実効高」を提供する。残りのこぶ表面は、例えばゴム等の滑り止め材料を備え得る。図１に示す用に、開口（２１）は、フランジ（１２）取り囲まれており、例えば円形、楕円形、ハート型の形状及び大きさで提供され得、または対称または非対称であり、好ましくは開口は、長手方向または横方向のいずれかに楕円形を有し、さらに好ましくは開口の輪郭は実質的に垂直な各々の主軸を有する２つの楕円形の形状である。フランジ（１２）は、当業者に知られたいかなる方法によって、バッグ（１１）に取り付けられており、永久または剥離し得る接合を提供し得る。しかしながら、好ましくはフランジは、接着剤によってバッグに取り付けられる。通常、バッグはフランジに取り付けられ、フランジの外縁に向かって、入り込む糞尿物のためのどのような障害をも生じない。フランジ（１２）は、デバイスが意図される着用者によってどのような大きさにでも提供され得る。同様に、フランジは、どのような形状をも提供し得、好ましくは対称形を有し、好ましくは複数の丸い突出（１３）を含む。フランジは衣類に面する部分（２２）、及び着用者に面する部分（２３）を含む。フランジ（１２）は、柔らかく、柔軟で、従順性のある材料から作られ、肛門周囲領域にフランジを容易に配置せしめる。通常の材料は、不織布材料、織布材料、連続気泡熱可塑性フォーム、独立気泡熱可塑性フォーム、連続気泡フォーム及び伸縮性不織布及びフィルムとの複合物、天然または合成繊維を含む空気気流式による材料、熱結合された空気気流方式による材料、フェルト布、ニードルパンチ布、スパンレース布、流体ジェットエンタングル（ｅｎｔａｎｇｌｅｄ）布、湿式布、乾式布、溶融ブロー布、ステープルファイバーカーディング布、スパンボード布、ステッチボンド布、開口された布、及び上記のものまたはその類似物との組合せを含む。ポリエチレンの独立気泡フォームは効果的であることが見出されているが、さらに好ましくは、連泡ポリウレタンが使用される。好ましくは、このようなフォームは、０．１ないし５ｍｍの一般的な範囲の厚さ及び５ないし２５０ｇ／ｍ²好ましくは５０ｇ／ｍ²の密度を有する。他の熱可塑性フォーム材料、またはこのようなフォームの述べられた特性（例えば柔かさ、柔軟性、伸縮性、及び収縮性）を有する他の好適なプラスチックシート材料がまた、使用され得る。好ましくは、フランジの衣類に面する表面の材料は、定義された開口領域内に延び得、使用時またはデバイスの配置または除去の間に互いに開口を限定するフランジの表面縁の故意でない接着を防ぐ材料のスカートまたはフラップを形成する。本発明によれば、糞尿マネージメントデバイスは、さらに、デバイスを着用者に固定するための接合部材を含む。このような部材は、ストラップを含み、さらに好ましくは、フランジ（１２）の着用者に面する部分（２３）に適用される人体用感圧接着剤（２０）を含む。接着剤（２０）は、好ましくは、接着剤（２０）を保護するための剥離部材（図示せず）例えばシリコン処理された紙等で被覆されている。接着剤（２０）は、フランジの着用者に面する表面全体を被覆し得、またはさらに好ましくは少なくとも１つ、さらにまた好ましくは２つないし６つの日接着部分を有する。これらの部分は接着剤がないか、あるいは不活性化されたまたは被覆された接着剤を含有する。図１から明らかなように、接着剤は、好ましい一態様において、フランジ（１２）の着用者に面する表面積全体に適用されないので、接着剤と接触することを避ける間に、非接着性であり、それによって配置を促進し、及びデバイスの除去をさせ得るフランジ（１２）のいずれの側上に丸い突出（１３）を提供する。しかしながら、これらの丸い突出は、好ましくは剥離部材によって被覆され得る。糞尿マネージメントデバイス（１０）の着用者の皮膚への適用の前に寝もしあれば、剥離部材を除去する。本発明によれば、医学的に承認されているどのような耐水性感圧接着剤例えば親水コロイド接着剤、及びヒドロゲル接着剤等でも、着用者の肛門周辺領域にデバイスを取り付けるために使用され得る。相対的に痛みのない適用および除去を可能にする一方で、所望の接着性特性を提供し、フランジを敏感な肛門周囲領域で着用者の皮膚に固定する上で特に効果的な接着剤は、３次元基質を形成するための可塑剤により架橋ポリマーから形成される。接着剤（２０）は、スロット被覆、らせん、またはビード適用またはプリンティングなどの技術で既知である任意の手段によりフランジ（１２）の着用者に面している部分に塗布することができる。典型的には、接着剤（２０）は、構想されている最終的な使用に応じて、２０ｇ／ｍ²〜２５００ｇ／ｍ²という坪量で、さらに好ましくは５００ｇ／ｍ²〜２０００ｇ／ｍ²で、最も好ましくは７００ｇ／ｍ²〜１５００ｇ／ｍ²で塗布される。例えば、赤ちゃんに使用される糞尿マネージメントデバイスの場合、接着剤（２０）の量は、活動的な成人の失禁に苦しむ人向けに設計されている糞尿マネージメントデバイスの場合より少なくてよい。ここで使用されるバッグ（１１）は、排泄された糞尿物を封じ込めるために、柔軟な容器である。バッグ（１１）は、その意図する用途によっていかなる形状大きさでも良く、すなわちこのデバイスが寝たきり患者または失禁に悩むか、あるいは人工の腸を必要とする活動的な患者を意図するものである。例えば主に管状、矩形状の延長されたバッグは、通常、寝たきり患者及び年配の失禁に悩む人によって利用され得る。幼児または成人のいずれも、さらに活動的な着用者のために、糞尿マネージメントデバイスは、好ましくは、体の輪郭に沿って、普通の衣類の下に着用者によって目立たないように着用し得るような解剖学的形状である。特に、好ましい形状は、平面円形型バッグ、円錐形バッグ、円錐台形バッグ、三角錐または三角錐台形バッグである。本発明の最も好ましい態様において、バッグ（１１）は、実質的に円錐台形バッグである。典型的に、バッグは着用者に面する部分（１６）及び異類に面する部分（１７）を有する。糞尿マネージメントデバイス（１０）の着用者に面する部分（１６）は、着用者の殿部に合わせて配置される。そのように、着用者の面する部分（１６）は、着用者の殿部を十分に覆い、着用者の大腿部の間に垂れ下がらない。バッグ（１１）は、自由に移動する、つまり寝たきりではない着用者によって着用されるときも、多様な着用条件下で糞便物に十分な体積を提供するように、好ましくは設計されている。例えば、バッグの上に座ると、バッグのいくつかの領域で体積が大きく削減されることになるだろう。したがって、バッグは、着席などの着用状態でかなりの圧力にさらされない領域で十分な体積を提供するように好ましくは形作られている。バッグ（１１）は、閉じ込められている物質を安全に封じ込めるように設計されており、それは、典型的には液体不透過性であるが、通気性があってよい。バッグ（１１）は、着席中などの典型的な着用状態でバッグ（１１）に対する圧力がかけられるときにも、使用中の破裂に耐えるのに十分な強度を持つように設計されている。本発明によれば、必要とされているバッグ（１１）の形状に応じて、バッグ（１１）は、単一の１片の材料から、あるいは同一であるか、異なっていてよく、そのそれぞれの周辺部で密封されている多くの別個の複数個の材料から提供され得る。１つの好ましい実施形態においては、ここでのバッグは、別個の複数片の材料を備える、着用者に面する部分（１６）および衣類に面している部分（１７）を有する。着用者に面する部分（１６）および衣類に面する部分（１７）は、バッグ（１１）の周辺部で密封され、このようにしてバッグの周辺リム（１８）を作成する。図１に示すように、バッグ（１１）の着用者に面する部分（１６）は、所望のバッグ形状構成を提供するために、接着剤、熱接着、または圧力接着などの、当業者にとって既知である手段によって互いに固定されている、２つの追加のセクション（１９）を備えてよい。前記リム（１８）は、バッグの内側にある場合もあり、このようにしてバッグ（１１）の外側表面（３０）とより、バッグ（１１）の内側表面（１５）と同一の広がりを持つ。好ましくは、バッグ（１１）は、横方向軸に対して非対称であり、そのため、開口（２１）の中心からバッグ（１１）の前端部までの、長手方向で測定された距離が、バッグ（１１）の後部端部まで測定されている距離より短い。本発明によれば、バッグ（１１）は、１つまたは複数の、好ましくは２つまたは３つの層を備え得る。典型的には、少なくとも部分的に糞便物と接触するようになるバッグ（１１）の内側にある層が、内側層と呼ばれている。典型的には、着用者の皮膚および着用者の衣類と少なくとも部分的に接触するようになるバッグの最も外側の層が、外側層と呼ばれている。バッグ材料の層は、好ましくはバッグが液体不透過性であるように、任意の材料から提供され得る。この層は、特に、不織布またはフィルムのような任意の材料を含み得る。本発明の好ましい形態において、積層体は、不織布層またはフィルムによって形成することができる。積層体は、当業者にとって既知の手段によって形成され得る。不織布層は、フェルト布、スパンレース布、流体ジェットエンタングル布、空気気流方式布、湿式布、乾式布、メルトブロー布、ステープル繊維カード布、スパンボンド布、スティッチボンド布、開口布、上記のものまたはその類似物の組み合わせを含み得る。前記層のいずれに好適なフィルム材料は、好ましくは熱可塑性材料を含む。熱可塑性材料は、すべての種類のホットメルト接着剤、特にボリエチレン、ポリプロピレン、非晶質ポリオレフィン等のポリオレフィン及びその類似物、セルロース、木材パルプ、綿、ジュート、麻などの天然繊維を含む繊維またはポリマー結合体を備える溶解可能な構成要素を含む材料、繊維ガラス、レーヨン、ポリエステル、ポリオレフィン、アクリル樹脂、ポリアミド、アラミド、ポリテトラフルオロエチレン金属、ボリイミドなどの合成繊維、二成分ハイメルト／ロウメルトポリマー、コポリマーポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセテート／水素コポリマー、コポリマーポリアミドなどのバインダ、構成要素材料のいくつかが溶解不可能である混合物を備える材料、ＥＸＸＡＩＲＥという名称で米国イリノイ州のエクソンケミカル社（ＥＸＸＯＮＣｈｅｍｉｃａｌＣｏ．）によって供給されている微孔質のフィルム、またはエスポワールノー（ＥＳＰＯＩＲＮＯ）という名称で日本の三井東圧社によって供給されているものを含む蒸気透過性材料、およびデュポンから入手できるハイトレル^TM（Ｈｙｔｒｅｌ^TM）およびフランスのエルフアトケム社（ＥＬＦＡｔｏｃｈｅｍ）から入手できるよなペバックス^TM（Ｐｅｂａｘ^TM）から選ぶことができる。好ましい実施形態においては、任意の層の中に含まれているフィルムが、着用者の体から放出されている水蒸気の閉じ込めと凝縮という問題、したがって短い使用期間の後の暑く、じっとりとし、不快な状態を回避するために、好ましくは、空気などの気体に、および水蒸気などの蒸気に好ましくは透過性である。バッグの外側層には、好ましくは不織布層が設けられる。このような材料の層は、着用者の皮膚に対してむらのある表面を呈し、したがって閉塞という問題を大幅に削減し、皮膚の健康を大きく改善する。本発明の１つの好ましい実施形態では、バッグは２つの層を備える。好ましくは、外側層が不織布層を備え、内側層はフィルムを備えている。本発明のさらに別の好ましい形態では、バッグ（１１）は、好ましくは１つのフィルムと２つの不織布層という３つの層を含む。さらに好ましい形態では、フィルムが２枚の不織布の間に挟まれている。この層の順序が、着用者の皮膚に接したときに特に快適な感覚を有する閉塞された繊維構造を生じさせる。別の好ましい形態では、内側層は１つのフィルムを含み、それ以外の２つの層は不織布を含む。バッグ（１１）によって含まれている、１つまたは複数の不職布層は、疎水性または親水性であり得る。バッグ（１１）がフィルム層を含まない場合には、好ましくは、少なくとも１つの不織布層は疎水性である。その結果、流体の浸透は、糞便マネージメントデバイス（１０）の着用者に面する部分（１６）および衣類に面する部分（１７）を通って、抵抗を受ける。バッグがフィルムまたは疎水性の不織布層を含む場合、追加の不織布層は親水性であり得る。典型的には、不織布層は、フルオロケミカルまたはその他の疎水性仕上げ処理などの表面活性材料で処理され、必要な疎水性を提供する。しかしながら、不織布層は、ホットメルト接着剤などの液体不透過性材料による被覆によって、あるいはゴムと植物及びミネラルワックスなどのシリコンまたはその他の疎水性化合物の被覆によって同等に処理されるか、あるいは例えばプラズマ被覆技術のナノ微粒子を使用して物理的に処理され得る。また、不織布層は、着用者に面する部分（１６）および衣類に面する部分（１７）の触知できる知覚可能な柔らかさを改善するための薬品で処理され得る。薬品は、植物、動物、または合成油、シリコン油及びその類似物などを含むが、それらに限定されない。これらの薬品の存在は、着用者の触知できる感覚に対し、それを脂ぎったまたは油性にすることなく、不織布層に絹のような、あるいはフランネルのような感覚を与える。さらに、柔らかさと表面の滑らかさを高めるために、アニオン界面活性剤、非アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、および非カチオン界面活性剤を含む表面活性剤材料を添加し得る。さらに、不織布層は、望ましい治療上のまたは保護被覆のローションの利点を提供するためにローションで含浸され得る。着用者に面する部分（１６）および衣類に面している部分（１７）上でのローション被覆は、通常の接触および着用者の動き及び／または体の熱によって着用者の皮膚に転写し得る。一般的には、ローションという形の鉱油が、着用者の皮膚に、鎮静する保護コーティングを与える上で有効であると認識されている。不織布層をクリーム状の固体（ｓｏｌｉｄ）油相で含浸するか、あるいは不織布層の中に、例えばベビーオイルが入っている１列の圧力−、熱破裂−、または水破裂可能カプセルを取り入れることも可能である。本発明の１つの態様においては、バッグは、吸収性材料を具備してよい。吸収性材料は、液体を吸収し、保持することができる任意の吸収性材料を含んでよい。吸収性材料は、使い捨ておむつ、および通常はエアフェルトと称されている、微粉砕木材パルプなどのそれ以外の吸収体製品で一般的に使用されている広範にわたる液体吸収性材料を含んでよい。それ以外の適切な吸収性材料の例は、クレープセルロースワッディング、コフォームを含むメルトブロウポリマー、化学的剛性、変性または架橋セルロース繊維、ティシューラップおよびティシューラミネートを含むティシュー、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル化材料、あるいはそれ以外の任意の既知の吸収性材料または材料の組み合わせを含む。吸収性材料は、適切な方法でバッグ（１１）の中に配置されてよい。例えば、吸収性材料は、バッグ内にばらばらに配置され得、バッグの内側表面に固定され得る。吸収性材料を不織布およびフィルム基板に固定するための任意の既知の技法は、吸収性材料をバッグの内側表面に固定するために使用され得る。吸収性材料は、任意の所望の形状または形状構成（例えば、矩形、楕円、及び円形等）を有するように配置され得る。糞尿マネージメントデバイスと組み合わせて装着されうるおむつの詳細な説明本発明の糞尿マネージメントデバイス（１０）は、衣類、あるいはおむつ（５０）、好ましくは使い捨ておむつ―図２を参照のこと―と組み合わせて使用されるときに特に有効かつ有益であることがわかっている。糞尿マネージメントデバイス（１０）は、好ましくは、まず、使い捨ておむつ（５０）が適用される前に、着用者の肛門周囲領域に配置される。特に、おむつ（５０）は、糞尿マネージメントデバイス（１０）の上に配置され、従来の方法で着用者の体の周りで締め付けられる。尿と便物質の間の優れた分離を提供することに加えて、組み合わされている糞尿マネージメントデバイス（１０）及びおむつ（５０）のシステムは、特に典型的な着用者のグループが非常に年老いた人、非常に若い人、および病身の着用者を含むため、実際に、ときどき発生する可能性のある皮膚の炎症を削減することが判明している。実際問題として、糞尿マネージメントデバイス（１０）の存在が、着用者の皮膚とおむつ（５０）間の分離層、すなわちおむつ（１０）の吸収性コア（５８）の一部の形成を可能にする。おむつ（５０）は、（あらゆる手段により制限される例ではないが、その態様が後述されている）従来の型であるか、あるいは効果的および快適な方法で、本発明の教示するところにより、糞尿マネージメントデバイス（１０）内に閉じこめるように適応することができる。ここに使用されているように、用語「使い捨ておむつ」は、体の排泄物を吸収し、閉じこめる製品を指し、さらに特に、着用者の体に接して、または近接して配置され、体から排出されている多様な排泄物を吸収し、閉じこめ、１回使用された後に破棄されることが目的とされ（つまり、それらは洗濯されたり、それ以外の場合、復元されたり再利用されることが目的とされていない）、好ましくはリサイクルされ、腐らされて堆肥にされるか、それ以外の場合、環境的に適合する方法で処分されることが目的とされている製品を指す。ここで使用されているように、用語「おむつ」は、脚部の間で引き上げられ、着用者の胴の回りで締め付けられる、幼児または失禁に苦しむ人によって通常着用される衣類を指す。図３は、糞便マネージメントデバイス（１０）に重ねて着用者に設置される前に、本発明を実現するおむつ（５０）の部分的切り欠き斜視図である。図３から見ることができるように、好ましいおむつ（５０）は、本体部分（５２）および再固定可能な機械的固定装置（５４）を含む。好ましい本体部分（５２）は、液体透過性のトップシート（５６）および吸収性コア（５８）、液体不透過性バックシート（６０）、および弾性的に収縮可能なレッグカフ（６２）を備え、各レッグカフ（６２）は、好ましくはサイドフラップ（６４）および１つまたは複数の弾性部材（６６）を備える。簡略さの目的のため、サイドフラップ（６４）の中には１つの弾性部材（６６）だけが示されている。トップシート（５６）、吸収性コア（５８）、バックシート（６０）、サイドフラップ（６４）、および弾性部材（６６）は、広範にわたる周知の形状構成で組み立てられてよいが。好ましい使い捨ておむつの形状構成は、米国第３，８６０，００３号に示され、一般的に説明されており、さらに好ましい使い捨ておむつの形状構成は、ＷＯ第９３／１６６６９号に示され、一般的に説明されている。この好ましいおむつの形状構成では、バックシート（６０）はトップシート（５６）に接合されている。吸収性コア（５８）は、トップシート（５６）とバックシート（６０）の間に配置されている。サイドフラップ（６４）は、吸収性コア（５８）の各サイド縁部から外側に、それに沿って伸びる。弾性部材（６６）は、各サイドフラップ（６４）と、作動できるように関連している。図３は、トップシート（５６）およびバックシート（６０）が同一の広がりを持ち、通常、吸収性コア（５８）の長さと幅の寸法より大きい長さおよび幅の寸法を有する体の部分（５２）を示す。トップシート（５６）はバックシート（６０）の上に重ねられ、それによって本体部分（５２）の周辺部（６８）を形成する。本体部分（５２）は内側表面（７４）および外側表面（７６）を有する。バックシート（６０）が使用されるとき、それは、典型的には本体部分（５２）の外側表面（７６）を形成する。内側表面（７４）とは、外側表面（７６）に向かい合うおむつ（５０）のその面であり、示されている態様の中では、典型的にトップシート（５６）により形成されている。一般的には、おむつ（５０）の内側表面（７４）は、外側表面（７６）と同じ広がりを持ち、おむつ（５０）が着用されているときに、着用者と接触するさらに広い部分用であるその表面である。本体部分（５２）の吸収性コア（５８）は、通常、圧縮可能であり、着用者の皮膚に適合し、刺激的ではなく、尿およびその他の一定の体液などの液体を吸収し、保持することができる任意の吸収体手段であってよい。吸収性コア（５８）は、多様な大きさおよび形状（例えば、矩形、砂時計、「Ｔ」字形、非対称等）で、使い捨ておむつ、および一般的にはエアフェルトと称されている微粉砕木材パルプなどのそれ以外の吸収体製品で一般的に使用されている広範にわたる液体吸収性材料から製造され得る。それ以外の適切な吸収性材料の例は、クレープセルロースワッディング、コフォームを含むメルトブロウンポリマー、架橋セルロース繊維、ティシューラップを含むティシュー、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル化材料、あるいはあらゆる同等な材料、または材料の組み合わせを含む。吸収性コア（５８）の形状構成および構造は、さまざまであってよい（例えば、吸収性コア（５８）は、変化するキャリパーゾーン、親水性勾配、超吸収性勾配、またはさらに低い平均密度、およびさらに低い平均坪量取得ゾーンを有し得るか、あるいは１つまたは複数の層または構造を有し得る）。さらに、吸収性コア（５８）のサイズおよび吸収容量は、幼児から成人までの範囲の着用者に対応するように種々変化され得る。バックシート（６０）は、液体（例えば尿）に不透過性であり、それ以外の柔軟性液体不透過性材料も使用され得るが、薄い合成樹脂フィルムから、好ましくは熱可塑性フィルムから好ましくは製造される。ここで、使用されているように、用語「柔軟性」は、適合性があり、人間の体の通常の形状および輪郭に容易に沿う材料を指す。バックシート（６０）は、吸収性コア（５８）の中に吸収、保持されている排泄物が、下着および寝具などの、おむつ（５０）と接触している製品を汚すのを防止する。このようにして、バックシート（６０）は、ポリエチレンまたはポリプロピレンの熱可塑性フィルムなどのポリマーフィルム、あるいはフィルム被覆不織布材料などの複合体材料を備えてよい。例示的されるフィルムは、米国（ＵＳＡ）、テールオート工業（ＴｅｒｒｅＨｕａｔｅ，Ｉｎｄ．）のトレデガー社（ＴｒｅｄｅｇａｒＩｎｄｕｓｔｒｉｅｓ，Ｉｎｃ．）、あるブッチェンストラッセ（Ｒｏｔｂｕｃｈｅｎｓｔｒａｓｓｅ）１のＢＰ−ケミカルプラステク（ＢＰ−ＣｈｅｍｉｃａｌＰｌａｓＴｅｃ）によって製造されている。バックシート（６０）は、好ましくは、より布様の外観を呈するように織られている。さらに、バックシート（６０）は、例えば微開口が供給されることによって、依然として排泄物がバックシート（６０）を通り抜けることを防ぐ一方で、蒸気が吸収性コア（５８）から漏れ出ることも可能にする。バックシート（５０）の大きさは、吸収性コア（５８）の大きさ、及び選択されている正確なおむつの設計によって決定される。おむつのトップシート（５０）は適合性があり、着用者の皮膚にとって柔らかな感覚で、刺激的ではない。さらに、トップシート（５６）は、液体（例えば、尿）が容易にその厚さを浸透できるようにする液体透過性である。適切なトップシート（５６）は、多孔性フォーム、網状化フォーム、開口フィルム、あるいは天然繊維（例えば、木材または綿の繊維）の織布または不織布ウェブ、あるいは天然繊維と合成繊維の組み合わせから製造されてよい。好ましくは、それは、着用者の皮膚を吸収性コア（５８）の中に保持されている液体から分離する材料から作られている。トップシート（５６）を製造するために使用され得る多くの製造技術がある。たとえば、トップシート（５６）は、繊維の不織布ウェブであり得る。例示的なトップシート（５６）は、カードされ、繊維技術の当業者によく知られている手段によって熱的に接着されている。適切なトップシート（５６）は、例えば、米国マサチューセッツ、ウォルポール（Ｗａｌｐｏｌｅ，Ｍａｓｓ．，ＵＳＡ）のインターナショナルペーパー社（ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＰａｐｅｒＣｏｍｐａｎｙ）の一部門であるヴェラテック社（ＶｅｒａｔｅｃＩｎｃ．）によって製造されている。特に、失禁衣類に好ましいトップシート（５６）は、形成済みの熱可塑性フィルムを含む。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号９７１１０６０４．２ (32)優先日平成９年６月28日(1997．6．28) (33)優先権主張国ヨーロッパ特許庁（ＥＰ） (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims

【特許請求の範囲】１．バッグ（１１）、開口（２１）を有する前記バッグ（１１）、及び前記開口に取り囲まれ、前記バッグ（１１）に取り付けられた解剖学的形状のフランジ（１２）を含む糞便マネージメントデバイス（１０）であって、前記解剖学的形状のフランジは、外縁（２４）、前記開口（２１）適合する内縁（２５）、長手方向中心線（Ｌ）及びこれに直交する横方向中心線（Ｔ）を含み、前記横方向中心線は前記解剖学的形状のフランジ（１２）を、前部分（２６）と後ろ部分（２７）に区分し、前記フランジは着用者に面する表面（２３）と衣類に面する表面（２２）を有する糞便マネージメントデバイス（１０）において、前記解剖学的形状のフランジ（１２）は、前記前部分（２６）に前突起（２８）を、前記着用者に面する表面（２３）から延びる前記後ろ部分（２７）に後ろ突起（２９）を含むことを特徴とする糞便マネージメントデバイス（１０）。２．前記前突起（２８）及び後ろ突起（２９）は、前記長手方向の中心線（Ｌ）と平行な方向に、前記解剖学的形状の前記外縁（２４）と前記内縁（２５）の間に配置される請求項１に記載の糞便マネージメントデバイス（１０）。３．前記前突起（２８）及び後ろ突起（２９）は各々前記外縁（２４）から前記内縁（２５）に延びる請求項２に記載の糞便マネージメントデバイス（１０）。４．前記前後の突起（２８，２９）は、前記長手方向中心線Ｌについて対称である請求項１ないし３のいずれか１項に記載の糞便マネージメントデバイス（１０）。５．前記突起（２８，２９）は、各々０．５ｍｍないし１５ｍｍの範囲の実効高を有する請求項１ないし４のいずれか１項に記載の糞便マネージメントデバイス（１０）。６．前記突起（２８，２９）は、各々個々に２ｍｍないし１０ｍｍ好ましくは３ないし７ｍｍの範囲の実効高を有する請求項５に記載の糞便マネージメントデバイス（１０）。７．前記前後の突起（２８，２９）は各々実質的に凸状の長手方向断面を有する請求項１ないし６のいずれか１項に記載の糞便マネージメントデバイス。８．前記フランジ（１２）の着用者に面する表面は接着剤（２０）を含む請求項１ないし７のいずれか１項に記載の糞便マネージメントデバイス（１０）。９．使い捨ておむつ（５０）と組み合わせて用いられる請求項１ないし８のいずれか１項に記載の糞便マネージメントデバイス（１０）の用途。１０．前記糞便マネージメントデバイス（１０）は、まず着用者の殿部の間の皮膚上にフランジを配することによって置かれ、その後、前記糞便マネージメントデバイス（１０）上に使い捨ておむつ（５０）を配し、前記着用者の体の周りに普通の方法で固定する請求項９に記載の糞便マネージメントデバイス（１０）の用途。