JP2002240591A - 車速制御装置 - Google Patents

車速制御装置

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JP2002240591A JP2001038923A JP2001038923A JP2002240591A JP 2002240591 A JP2002240591 A JP 2002240591A JP 2001038923 A JP2001038923 A JP 2001038923A JP 2001038923 A JP2001038923 A JP 2001038923A JP 2002240591 A JP2002240591 A JP 2002240591A
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吉典 山村
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陽治 瀬戸
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    • B60W2540/00Input parameters relating to occupants
    • B60W2540/12Brake pedal position

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速走行時に実行される第1の追従制御及び
低速走行時に実行される第2の追従制御のうち、どちら
の制御が実行されているのかということを、運転者が的
確に判定することができるようにする。 【解決手段】 第1の設定車速V1以上の速度域に自車
速Vcarがあるときに第1の追従制御を開始することが
できるようにし、第2の設定車速V2以下の速度域に自
車速Vcarがあるときに第2の追従制御を開始すること
ができるようにしたため、運転者は、その制御が開始さ
れたときの自車速Vcarを速度メータ等で確認すること
により、どちらの追従制御が実行されているのかという
ことを的確に判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、先行車両
に追従するように自車速を制御する追従車速制御手段を
備えた車速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような技術としては、例えば特開平
11−334552号公報に記載されている先行車両追
従制御装置のように、高速走行時に所定の車速以上の範
囲(例えば、40〜110km/h)において先行車両に自
動的に追従するものがある。このような先行車両追従制
御装置では、一般的に、運転者がスイッチ等を操作した
ときの自車速を前記追従を実行する車速範囲の上限と
し、先行車両がないときにはその車速範囲の上限で定速
走行を行うようになっている。
【0003】また、例えば特開平10−205367号
公報に記載されている渋滞追従走行装置のように、渋滞
時に所定の車速以下の範囲において先行車両に自動的に
追従するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術である先行車両追従制御装置及び渋滞追従走行
装置は、先行車両がないときには異なる制御を行うもの
の、先行車両があるときには、その先行車両に追従させ
るという点で、同様な制御を行うようになっている。
【0005】それゆえ、前記先行車両追従制御装置の機
能と渋滞追従走行装置の機能とを備えた車速制御装置を
構築するにあたり、自車速が所定の切替車速以上である
ときに前記先行車両追従制御装置の制御を行い、自車速
が切替車速未満であるときに渋滞追従走行装置の制御を
行うというように、2つの制御を自車速に基づいて自動
的に切り替えるようにすると、例えば、切替車速付近で
先行車両があるときには、どちらの制御が行われていて
も自車両の挙動は同様であるため、運転者はどちらの制
御が行われているのか分かりづらく、運転者に誤解を与
える恐れがある。
【0006】本発明は上記課題を解決することを目的と
してなされたものであり、高速走行時に実行される第1
の追従制御及び低速走行時に実行される第2の追従制御
のうち、どちらの制御が実行されているのかということ
を、運転者が的確に判定することができる車速制御装置
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明である車速制御装置は、自車速
を検出する自車速検出手段と、先行車両を検出する先行
車両検出手段と、前記自車速検出手段及び前記先行車両
検出手段の検出結果に基づいて、先行車両が検出されて
いないときには所定の車速になるように自車速を制御
し、且つ、先行車両が検出されているときには前記所定
の車速を上限としてその先行車両に追従するように自車
速を制御する第1の追従制御を実行する第1の追従車速
制御手段と、前記第1の追従車速制御手段に第1の追従
制御の開始を要求する第1の制御開始要求手段と、前記
自車速検出手段及び前記先行車両検出手段の検出結果に
基づいて、先行車両が検出されているときにその先行車
両に追従するように自車速を制御する第2の追従制御を
実行する第2の追従車速制御手段と、前記第2の追従車
速制御手段に第2の追従制御の開始を要求する第2の制
御開始要求手段と、を備え、前記第1の追従車速制御手
段は、前記自車速検出手段で検出された自車速が、予め
定められている第1の設定車速以上の速度域にあるとき
に前記第1の制御開始要求手段からの第1の追従制御の
開始要求を許可する第1の要求許可手段を有し、前記第
2の追従車速制御手段は、前記自車速検出手段で検出さ
れた自車速が、前記第1の設定車速より小さく定められ
ている第2の設定車速以下の速度域にあるときに前記第
2の制御開始要求手段からの第2の追従制御の開始要求
を許可する第2の要求許可手段を有することを特徴とす
るものである。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
車速制御装置において、前記第1の追従車速制御手段
は、前記自車速検出手段で検出された自車速が、前記第
1の設定車速より小さくなったときに前記第1の追従制
御を停止する第1の制御停止手段を有することを特徴と
するものである。請求項3に係る発明は、請求項1又は
請求項3に記載の車速制御装置において、前記第2の要
求許可手段は、前記第1の制御停止手段が第1の追従制
御を停止してから所定時間の間、前記第2の制御開始要
求手段からの第2の追従制御の開始要求を拒絶すること
を特徴とするものである。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項2又は請求
項3に記載の車速制御装置において、運転者の減速操作
を検出する減速操作検出手段を備え、前記第2の要求許
可手段は、前記第1の制御停止手段が第1の追従制御を
停止した後に、前記減速操作検出手段が検出した運転者
の減速操作により、前記自車速検出手段で検出された自
車速が前記第2の設定車速以下になったときには前記第
2の制御開始要求手段からの第2の追従制御の開始要求
を許可することを特徴とするものである。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項2〜4のい
ずれかに記載の車速制御装置において、前記第1の制御
停止手段が第1の追従制御を停止した後に、自車両の減
速度を徐々に小さくする減速度逓減制御を実行する減速
度逓減制御手段を備え、前記第2の要求許可手段は、前
記減速度逓減制御手段が減速度逓減制御を実行している
ときには第2の制御開始要求手段からの第2の追従制御
の開始要求を拒絶することを特徴とするものである。
【0011】請求項6に係る発明は、請求項2〜4のい
ずれかに記載の車速制御装置において、前記第1の制御
停止手段が第1の追従制御を停止した後に、自車両の減
速度を徐々に小さくする減速度逓減制御を実行する減速
度逓減制御手段を備え、前記第2の追従車速制御手段
は、前記減速度逓減制御手段が前記減速度逓減制御を実
行しているときには、前記第2の要求許可手段が前記第
2の制御開始要求手段からの第2の追従制御の開始要求
を許可した時点での車両挙動を初期値として第2の追従
制御を開始することを特徴とするものである。
【0012】請求項7に係る発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の車速制御装置において、前記第2の追従
車速制御手段は、前記自車速検出手段で検出された自車
速が、前記第2の設定車速より大きくなったときに前記
第2の追従制御を停止する第2の制御停止手段を有する
ことを特徴とするものである。請求項8に係る発明は、
請求項1〜7のいずれかに記載の車速制御装置におい
て、運転者の加速操作を検出する加速操作検出手段を備
え、前記第1の要求許可手段は、前記加速操作検出手段
が運転者の加速操作を検出しているときに前記第1の制
御開始要求手段から第1の追従制御の開始が要求された
ときには、前記自車速検出手段で検出された自車速が前
記第1の設定車速以上の速度域にある状態で、前記加速
操作検出手段で検出された加速操作が終了したときに、
前記第1の追従制御の開始要求を許可することを特徴と
するものである。
【0013】請求項9に係る発明は、請求項1〜8のい
ずれかに記載の車速制御装置において、運転者の加速操
作を検出する加速操作検出手段を備え、前記第1の要求
許可手段は、前記加速操作検出手段が運転者の加速操作
を検出しているときに第1の制御開始要求手段から第1
の追従制御の開始が要求され、且つ前記加速操作検出手
段で検出された加速操作が、前記開始の要求から所定時
間継続したときには、前記第1の追従制御の開始要求を
拒絶することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の効果】請求項1に係る発明である車速制御装置
によれば、予め定められている第1の設定車速以上の速
度域に自車速があるときに第1の追従制御の開始要求を
許可し、前記第1の設定車速より小さく定められている
第2の設定車速以下の速度域に自車速があるときに第2
の追従制御の開始要求を許可するため、運転者は、自車
速を速度メータ等で確認することにより、どちらの追従
制御が実行されているのかということを的確に判定する
ことができる。
【0015】なお、第1の制御開始要求手段及び第2の
制御開始要求手段は、それぞれ第1の追従制御の開始や
第2の追従制御の開始を要求することができるものであ
ればよく、それらを要求をすることができるスイッチ等
を個別に設けてもよいが、それらを同時に要求をするこ
とができるスイッチ等を1つ設けるようにすれば、操作
系が複雑になることを防ぐことができる。
【0016】請求項2に係る発明である車速制御装置に
よれば、自車速が第1の設定車速より小さくなったとき
に第1の追従制御を停止するため、運転者は、第1の追
従制御が実行される車速領域を外れたということを的確
に判定することができる。請求項3に係る発明である車
速制御装置によれば、前記第1の制御停止手段が第1の
追従制御を停止してから所定時間の間、第2の追従制御
の開始要求を拒絶するため、運転者が気づいていないう
ちに自車速が第1の設定車速以上から第2の設定車速以
下に減速してしまったとしても、第2の追従制御がすぐ
に実行されず、これにより運転者はどちらの追従制御が
実行されているのかということを的確に判定することが
できる。
【0017】請求項4に係る発明である車速制御装置に
よれば、第1の追従制御を停止した後に、運転者の減速
操作により自車速が前記第2の設定車速以下になったと
きには第2の追従制御の開始要求を許可するため、運転
者がブレーキ等の減速操作をすることで意図的に自車速
を下げて自車速が第2の設定車速以下になったときに
は、第2の追従制御が即座に開始され、利便性が向上す
る。
【0018】請求項5に係る発明である車速制御装置に
よれば、第1の追従制御を停止した後に、自車両の減速
度を徐々に小さくする減速度逓減制御を実行する構成と
したため、例えば、自車速が第1の設定車速以下にな
り、第1の追従制御が停止したとしても、減速度が急に
低下するG抜けや押し出され感を乗員に与えることがな
い。
【0019】また、減速度逓減制御を実行しているとき
には第2の追従制御の開始要求を拒絶するため、例え
ば、第2の追従制御を開始するときに、加速度を初期化
して0にするようになっていたとしても、減速度が急に
低下するG抜けや押し出され感を乗員に与えることがな
い。また、請求項6に係る発明である車速制御手段によ
れば、前記減速度逓減制御を実行しているときには、第
2の追従制御の開始要求を許可した時点での車両挙動を
初期値として第2の追従制御を開始するため、例えば、
第2の追従制御を開始するときに、減速度逓減制御が終
了していなくても、減速度が急に低下するG抜けや押し
出され感を乗員に与えることがない。
【0020】請求項7に係る発明である車速制御装置に
よれば、自車速が前記第2の設定車速より大きくなった
ときに前記第2の追従制御を停止する構成としたため、
請求項2に記載の発明と同様に、運転者は、第2の追従
制御が実行される車速領域を外れたということを的確に
判定することができる。請求項8に係る発明である車速
制御装置によれば、運転者の加速操作を検出していると
きに第1の追従制御の開始が要求されたときには、自車
速が前記第1の設定車速以上の速度域にある状態で、且
つ加速操作が終了したときに、前記第1の追従制御の開
始要求を許可するため、運転者が加速操作をすることで
自車速を上げて意図的に自車速を第1の設定車速以上に
するときには、その加速操作を終了した後に第1の追従
制御が即座に開始され、利便性が向上する。
【0021】請求項9に係る発明である車速制御装置に
おいては、運転者の加速操作を検出しているときに第1
の制御開始要求手段から第1の追従制御の開始が要求さ
れても、その加速操作が前記開始の要求から所定時間継
続したときには、前記第1の追従制御の開始要求を拒絶
するため、運転者が第1の追従制御の開始を要求したこ
とを忘れており、加速操作を長く続けているようなとき
には、運転者の意に反して第1の追従制御が実行されて
しまうのを防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車速制御装置の各
種実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発
明の第1の実施形態を示す概略構成図であって、図中、
1FL、1FRは前輪、1RL、1RRは後輪であっ
て、後輪1RL、1RRは、エンジン2の駆動力が自動
変速機3、プロペラシャフト4、最終減速装置5及び車
軸6を介して伝達されて回転駆動される。
【0023】前輪1FL、1FR及び後輪1RL、1R
Rには、それぞれ制動力を発生するディスクブレーキ7
が設けられており、各ディスクブレーキ7の制動流体圧
は制動流体圧制御装置8によって制御される。この制動
流体圧制御装置8は、車速制御用コントローラ9におい
て算出された目標ブレーキ圧力を指令値として受け取
り、該目標ブレーキ圧力を発生するよう動作するように
なっている。該目標ブレーキ圧力は、通常時にはブレー
キペダル10の踏み込み量に応じて算出され、車速制御
時には、先行車両に追従するように自車速Vcarを制御
するロジックや、所定の車速になるように自車速Vcar
を制御するロジックに従って算出される。
【0024】また、エンジン2には、その出力を制御す
るエンジン出力制御装置11が設けられていおり、この
エンジン出力制御装置11は、スロットルバルブの開度
や燃料噴射量等を調整して出力トルクを制御するように
なっている。そして、このエンジン出力制御装置11
も、前記車速制御用コントローラ9からのエンジントル
ク指令値に応じてエンジン出力を制御するようになって
いる。
【0025】さらに、自動変速機3には、その変速位置
や当該変速位置に適した作動流体圧を制御する変速機制
御装置12が設けられている。この変速機制御装置12
も、車速制御用コントローラ9からの変速指令値に応じ
て、自動変速機3の変速位置や作動流体圧を制御するよ
うに構成されている。車両の前方側には、先行車両と自
車両との間の距離を検出するレーダ装置13が取り付け
られている。このレーダ装置13としては、例えばレー
ザ光を先行車両に照射して先行車両からの反射光を受光
することにより、先行車両と自車両との間の距離を計測
するレーザレーダ等を適用することができる。また、プ
ロペラシャフト4には、当該プロペラシャフト4の回転
速度に基づいて車速Vcarを検出を検出する車速センサ
14が取り付けられている。
【0026】ブレーキペダル10には、当該ブレーキペ
ダル10の踏み込み位置からのストローク(踏み込み
量、或いは操作量)を検出するブレーキペダルストロー
クセンサ16が取り付けられている。また、アクセルペ
ダル17には、当該アクセルペダル17の踏み込み位置
からのストロークを検出するアクセルペダルストローク
センサ18が取り付けられ、これらの信号は車速制御用
コントローラ9に入力される。
【0027】さらに、ステアリングホイール19には、
図2に示すように、車速制御を実行するか否かを運転者
に選択させるセットスイッチ20及びレジュームスイッ
チ21と、前記車速制御を運転者に停止させるキャンセ
ルスイッチ22とが付設されている。そして、前記車速
制御用コントローラ9では、セットスイッチ20が高速
走行時に操作された場合、先行車両が検出されていない
ときにはセットスイッチ20が操作された時点の車速に
なるように自車速Vcarを制御し、先行車両が検出され
ているときには前記操作された時点の車速を上限値とし
てその先行車両に追従するように自車速Vcarを制御す
る第1の追従制御を実行するようになっており、セット
スイッチ20が低速走行時に操作された場合、先行車両
が検出されているときにはその先行車に追従するように
自車速Vcarを制御する第2の追従制御を実行するよう
になっている。また、レジュームスイッチ21が高速走
行時に操作された場合、前回第1の追従制御が実行され
たときの車速を前記上限値として、第1の追従制御を実
行するようになっており、第1の追従制御が一度も実行
されていないときに、レジュームスイッチ21を操作し
たときには第1の追従制御を実行しないようになってい
る。
【0028】さらに、第1の追従制御を実行していると
きに、セットスイッチ20が操作されたときには前記上
限値を小さくし、レジュームスイッチ21が操作されと
きには前記上限値を大きくするようになっている。車速
制御用コントローラ9は、前述のような制御を行うため
にマイクロコンピュータとその周辺機器とを備えてい
る。そして、車速制御用コントローラ9に電源を投入す
るメインスイッチがON状態になっているときに、この
車速制御用コントローラ9内のマイクロコンピュータで
は、図3のフローチャートに示すように、車速制御の演
算処理を実施する。
【0029】この演算処理は、所定の制御周期ΔT(例
えば、10msec. )毎にタイマ割り込み処理として実行
され、まずステップ301において、先行車両と自車両
との間の車間距離の情報を読み込んでから、ステップ3
02に移行して、前記車間距離の情報を微分して先行車
両と自車両との相対速度を演算し、ステップ303に移
行するようになっている。相対速度を演算する方法とし
ては、車間距離のデータを微分する代わりに、車間距離
のデータにバンドバスフイルタ処理を施して演算するよ
うにしてもよい。
【0030】ステップ303においては、車速センサ1
4で検出した自車速Vcarを読み込み、ステップ304
に移行する。ステップ304においては、先行車両との
相対速度と自車速Vcarとから先行車両の車速を演算
し、ステップ305に移行して、後述する図4の演算処
理に従って第1の制駆動力演算処理を実行した後、ステ
ップ306に移行して、後述する図5の演算処理に従っ
て第2の制駆動力演算処理を実行し、ステップ307に
移行する。
【0031】ステップ307においては、第1の制駆動
力演算処理又は第2の制駆動力演算処理で演算された制
駆動力の指令値に基づいて、エンジントルク指令値及び
変速指令値を演算し、ステップ308に移行する。ステ
ップ308においては、第1の制駆動力演算処理又は第
2の制駆動力演算処理で演算された制駆動力の指令値に
基づいて、目標ブレーキ圧力を演算し、車速制御の演算
処理を終了する。
【0032】次に、前記ステップ305の第1の制駆動
力演算処理を、図4のフローチャートを参照しながら詳
細に説明する。まず、ステップ401では、第1の追従
制御を実行中であることを示す第1追従制御実行フラグ
F1が「1」のセット状態であるか否かを判定し、セッ
ト状態である場合にはステップ402に移行し、そうで
ない場合にはステップ408に移行する。
【0033】前記ステップ402では、自車速Vcarが
予め定められた第1の設定車速V1(例えば、50km/
h)以上であるか否かを判定し、第1の設定車速V1以
上である場合にはステップ404に移行するようになっ
ているが、そうでない場合にはステップ403に移行し
て、第1追従制御実行フラグF1を「0」にリセットし
てから、そのまま第1の制駆動力演算処理を終了する。
【0034】前記ステップ404では、セットスイッチ
20が操作されたか否かを判定し、操作された場合には
ステップ405に移行し、そうでない場合にはステップ
406に移行するようになっている。前記ステップ40
5では、第1の追従制御を実行できる速度域の上限値で
ある上限車速Vmaxを5km/h小さくしてから、ステップ
414に移行する。
【0035】また、前記ステップ406では、レジュー
ムスイッチ21が操作されたか否かを判定し、操作され
た場合にはステップ407に移行して、上限車速Vmax
を5km/h大きくしてから、ステップ414に移行するよ
うになっているが、そうでない場合にはそのままステッ
プ414に移行する。一方、前記ステップ408では、
自車速Vcarが第1の設定車速V1以上か否かを判定
し、第1の設定車速V1以上である場合にはステップ4
09に移行し、そうでない場合にはそのまま第1の制駆
動力演算処理を終了する。
【0036】前記ステップ409では、セットスイッチ
20が操作されたか否かを判定し、操作された場合には
ステップ410に移行し、そうでない場合にはステップ
412に移行する。前記ステップ410では、その時点
の自車速Vcarを上限車速Vmaxとしてから、ステップ4
11に移行する。
【0037】前記ステップ412では、レジュームスイ
ッチ21が操作されたか否かを判定し、操作された場合
にはステップ413に移行し、そうでない場合にはその
まま第1の制駆動力演算処理を終了する。前記ステップ
413では、上限車速Vmaxが初期値である「0」のま
まであるか否かを判定し、初期値のままである場合には
そのまま第1の追従制御を終了するが、そうでない場合
には前記ステップ411に移行するようになっている。
【0038】前記ステップ411では、第1追従制御実
行フラグF1を「1」にセットしてから前記ステップ4
14に移行する。そして、前記ステップ414では、先
行車があるか否かを判定し、先行車がある場合にはステ
ップ415に移行し、そうでない場合にはステップ41
6に移行する。
【0039】前記ステップ415では、先行車両との相
対速度に基づいて先行車に安全に追従することができる
目標車間距離を演算し、その演算結果に基づいて、自車
速Vcarが上限車速Vmaxを越えない範囲で、先行車両と
自車両との車間距離を前記目標車間距離に一致させる制
駆動力を演算してから、第1の制駆動力演算処理を終了
する。
【0040】また、前記ステップ416では、上限車速
Vmaxに自車速Vcarを一致させるための制駆動力を演算
して、第1の追従制御を終了する。次に、前記ステップ
306の第2の制駆動力演算処理を、図5のフローチャ
ートを参照しながら詳細に説明する。まず、ステップ5
01では、第2の追従制御を実行中であることを示す第
2追従制御実行フラグF2が「1」のセット状態である
か否かを判定し、セット状態である場合にはステップ5
02に移行し、そうでない場合にはステップ504に移
行する。
【0041】前記ステップ502では、自車速Vcarが
前記第1の設定車速V1よりも小さく定められた第2の
設定車速V2(例えば、30km/h)以下であるか否かを
判定し、第2の設定車速V2以下である場合にはステッ
プ507に移行し、そうでない場合にはステップ503
に移行して、第2追従制御実行フラグF2を「0」にリ
セットしてから、第2の制駆動力演算処理を終了する。
【0042】一方、前記ステップ504では、自車速V
carが第2の設定車速V2以下か否かを判定し、第2の
設定車速V2以下である場合にはステップ505に移行
し、そうでない場合には、そのまま第2の制駆動力演算
処理を終了する。前記ステップ505では、セットスイ
ッチ20又はレジュームスイッチ21が操作されたか否
かを判定し、操作された場合にはステップ506に移行
し、第2追従制御実行フラグF2を「1」にセットして
から、ステップ507に移行する。
【0043】そして、前記ステップ507では、先行車
があるか否かを判定し、先行車がある場合にはステップ
508に移行し、そうでない場合にそのまま第2の制駆
動力演算処理を終了する。ステップ508では、先行車
両との相対速度に基づいて先行車に安全に追従すること
ができる目標車間距離を演算し、その演算結果に基づい
て、先行車両と自車両との車間距離を前記目標車間距離
に一致させる制駆動力を演算してから、第2の制駆動力
演算処理を終了する。
【0044】次に、本実施形態の車速制御装置を搭載し
た車両で高速道路を走行する場合を例として、本実施形
態の具体的な動作を詳細に説明する。まず、高速道路が
空いていて、先行車両がなく、自車速Vcarが前記第1
の設定車速V1以上の速度域にあるときに、運転者がセ
ットスイッチ20を操作したとする。すると、第1の制
駆動力演算処理において、ステップ401の判定が「N
o」となり、また、ステップ408の判定が「Yes」
となり、さらに、ステップ409の判定が「Yes」と
なって、ステップ410で、その時点の自車速Vcarが
上限車速Vmaxに設定される。そして、ステップ414
が「No」となり、ステップ416で自車速Vcarを上
限車速Vmaxに一致させる制駆動力が演算される。これ
に対し、前記第2の制駆動力演算処理では、ステップ5
01の判定が「No」となり、次いでステップ504の
判定も「No」となることで、制駆動力を演算すること
なく終了してしまう。そのため、前記第1の制駆動力制
御が実行されて第1の追従制御が実行される。
【0045】また、自車両が上限車速Vmaxで定速走行
をしているうちに、高速道路が混み始めて、先行車両が
現れたとする。すると、ステップ414の判定が「Ye
s」となり、ステップ415で、先行車に安全に追従す
ることができる制駆動力が演算される。さらに、先行車
両に追従して走行しているうちに道路が渋滞し、自車速
Vcarが大きく減速して第1の設定車速V1以下になっ
たとする。すると、ステップ401の判定が「Yes」
となり、また、ステップ402の判定が「No」となる
ため、制駆動力が演算されずに第1の制駆動力演算処理
が終了し、前記第1の追従制御が停止される。
【0046】このように、自車速Vcarが第1の設定車
速V1より小さくなったときに前記第1の追従制御を停
止するため、運転者は、制御が実行されているときの自
車速Vcarを速度メータ等で確認するだけで、どちらの
追従制御が実行されているのかということを的確に判定
することができるとともに、制御が停止されたことによ
り自車速Vcarが第1の追従制御の領域を外れたという
ことを確実に認識することができる。
【0047】ここで、図6に示すように、運転者が第2
の追従制御を開始しようとして、自車速Vcarが第2の
設定車速V2以下になる前にセットスイッチ20を操作
したとする。すると、第2の制駆動力演算処理におい
て、ステップ501の判定が「No」となり、また、ス
テップ504の判定が「No」となり、セットスイッチ
20が操作されたか否かを判定せずに第2の制駆動力演
算処理が終了してしまうため、第2の追従制御は開始さ
れない。
【0048】そして、さらに自車速Vcarが小さくなっ
て第2の設定車速V2以下になってから、図6に示すよ
うに、運転者が再びセットスイッチ20を操作したとす
る。すると、ステップ504が「Yes」となり、さら
に、ステップ505が「Yes」となり、ステップ50
6からステップ507を経て、ステップ508で先行車
に安全に追従することができる制駆動力が演算される。
これに対し、前記第1の制駆動力演算処理では、ステッ
プ401の判定が「No」、次いでステップ408の判
定も「No」となることで、第1の制駆動力を演算する
ことなく演算処理が終了してしまう。このため、前記第
2の制駆動力制御が実行され、第2の追従制御が開始さ
れる。
【0049】このように、第1の設定車速V1以上の速
度域に自車速Vcarがあるときに第1の追従制御を開始
することができ、第2の設定車速V2以下の速度域に自
車速Vcarがあるときに第2の追従制御を開始すること
ができるため、運転者は、その制御が開始されたときの
自車速Vcarを速度メータ等で確認することにより、ど
ちらの追従制御が実行されているのかということを的確
に判定することができる。
【0050】更に、本実施形態では、前記第2の設定車
速V2を第1の設定車速V1より小さな車速に設定して
いる。つまり、2つの設定車速V2、V1間に、制御が
実行されない速度域があるため、運転者は前記2つの追
従制御の切り替わりを明確に判断することができる。ま
た、先行車両に追従しているうちに高速道路の渋滞が解
消されて、運転者がアクセルペダル17を操作して自車
速Vcarが第2の設定車速V2より大きくなったとす
る。すると、ステップ501の判定が「Yes」とな
り、また、ステップ502の判定が「No」となるた
め、制駆動力が演算されずに第2の制駆動力演算処理が
終了してしまい、前記第2の追従制御が停止される。
【0051】このように、自車速Vcarが第2の設定車
速V2より大きくなったときに前記第2の追従制御を停
止するため、運転者は、制御が実行されているときの自
車速Vcarを速度メータ等で確認するだけで、どちらの
追従制御が実行されているのかということを的確に判定
することができるとともに、制御が停止されたことによ
り自車速Vcarが第2の追従制御の領域を外れたという
ことを確実に認識することができる。
【0052】ここで、図7に示すように、運転者が第1
の追従制御を開始しようとして、自車速Vcarが第1の
設定車速V1以上になる前に運転者がセットスイッチ2
0を操作したとする。すると、第1の制駆動力演算処理
において、ステップ401が「No」となり、また、ス
テップ408が「No」となり、セットスイッチ20が
操作されたか否かを判定せずに第2の制駆動力演算処理
が終了してしまうため、第1の追従制御は開始されな
い。
【0053】そして、さらに自車速Vcarが大きくなっ
て第1の設定車速V1以上になってから、図7に示すよ
うに、運転者が再びセットスイッチ20を操作したとす
る。すると、上述したように第1の制駆動力が演算され
て、第1の追従制御が再開される。なお、本実施の形態
においては、車速センサ14が自車速Vcar検出手段に
対応し、レーダ装置13が先行車両検出手段に対応し、
車速制御用コントローラ9及びステップ401〜416
が第1の追従車速制御手段に対応し、車速制御用コント
ローラ9及びステップ501〜508が第2の追従車速
制御手段に対応し、セットスイッチ20又はレジューム
スイッチ21が第1の制御開始要求手段及び第2の制御
開始要求手段に対応し、車速制御用コントローラ9及び
ステップ409、412が第1の要求許可手段に対応
し、車速制御用コントローラ9及びステップ505が第
2の要求許可手段に対応し、ステップ402が第1の制
御停止手段に対応し、ステップ502が第2の制御停止
手段に対応する。
【0054】次に、本発明の車速制御装置の第2の実施
形態について説明する。この実施形態は、第1の追従制
御を停止してから所定時間の間は、セットスイッチ20
が操作されても第2の追従制御を開始しない点が第1の
実施形態と異なっている。つまり、第2の実施形態で
は、車速制御用コントローラ9で実行する処理のうち、
図8に示すように、前述した第1の実施形態の図4の処
理の前記ステップ402とステップ403との間に、バ
ックグランドで動作するタイマを作動させるステップ4
17が設けられていることと、図9に示すように、前述
した第1の実施形態の図5の処理の前記ステップ505
とステップ506との間に、前記タイマの作動時間Tco
untが所定時間Tstop以上であるか否かを判定し、所定
時間Tstop未満である場合にはそのまま第2の制駆動力
演算処理を終了するステップ509と、前記ステップ5
09の判定結果がTcount≧Tstopである場合には前記
タイマを停止させるステップ510とが設けられている
ことを除いては第1の実施形態と同様の処理を行う。な
お、図4及び図5に対応する処理には同一符号を付し、
その詳細説明は省略する。
【0055】次に、本実施形態の車速制御装置を搭載し
た車両で高速道路を走行する場合を例として、本実施形
態の具体的な動作を詳細に説明する。第1の追従制御に
より先行車両に追従して走行しているうちに、道路が渋
滞して、図10に示すように、自車速Vcarが大きく減
速して第1の設定車速V1以下になったとする。する
と、ステップ401の判定が「Yes」となり、また、
ステップ402の判定が「No」となり、ステップ41
7でタイマが作動されるとともに、ステップ403で、
第1追従制御実行フラグF1が「0」にリセットされ
て、前記第1の追従制御が停止される。
【0056】ここで、図10に示すように、自車速Vca
rが第2の設定車速V2以下になってから、運転者が第
2の追従制御を開始しようとして、タイマの作動時間T
countが前記所定時間Tstopになる前にセットスイッチ
20を操作したとする。すると、第2の制駆動力演算処
理において、ステップ501の判定が「No」となり、
また、ステップ504、505の判定も「Yes」とな
るが、Tcount<Tstopであるのでステップ509の判
定が「No」となり、セットスイッチ20が操作された
か否かを判定せずに第2の制駆動力演算処理が終了して
しまうため、第2の追従制御は開始されない。
【0057】そして、さらに時間が経過して、図10に
示すように、タイマの作動時間Tcountが前記所定時間
Tstop以上になってから運転者が再びセットスイッチ2
0を操作したとする。すると、ステップ509の判定が
「Yes」となり、ステップ508で先行車に安全に追
従することができる制駆動力が演算されて、第2の追従
制御が開始される。
【0058】このように、第1の追従制御を停止してか
ら所定時間Tstopの間は、第2の追従制御の開始しない
ようになっているため、運転者が気づいていないうちに
自車速Vcarが第1の設定車速V1以上から第2の設定
車速V2以下になったとしても、第2の追従制御がすぐ
に実行されず、これにより運転者は、どちらの追従制御
が実行されているのかということを的確に判定すること
ができる。
【0059】なお、本実施形態においては、ステップ5
05及び509が請求項3に記載されている第2の要求
許可手段に対応する。次に、本発明の車速制御装置の第
3の実施形態について説明する。この実施形態は、第1
の追従制御を停止した後に、運転者の減速操作により自
車速Vcarが前記第2の設定車速V2以下になったとき
には、前記所定時間Tstopが経過していなくても、第2
の追従制御を開始できるようになっている点が第2の実
施形態と異なっている。
【0060】つまり、第3の実施形態では、車速制御用
コントローラ9で実行する処理のうち、図11に示すよ
うに、前述した第2の実施形態の図9の処理の前記ステ
ップ501の前に、タイマが作動しているか否かを判定
して作動していない場合にはステップ501に移行する
ステップ511と、前記ステップ511でタイマが作動
していると判定した場合には、ブレーキペダルストロー
クセンサ16及びアクセルペダルストロークセンサ18
の検出結果から、アクセルペダル17又はブレーキペダ
ル10が操作されたか否かを判定して操作されていない
場合にはステップ501に移行するステップ512と、
前記ステップ512でアクセルペダル17又はブレーキ
ペダル10が操作されたと判定した場合には、前記タイ
マを停止するステップ513とが設けられていること
と、前記ステップ505と509との間に、前記タイマ
が停止中であるか否かを判定して、停止中である場合に
はステップ506に移行し、そうでない場合にはステッ
プ509に移行するステップ514が設けられているこ
とを除いては第2の実施形態と同様の処理を行う。な
お、図9に対応する処理には同一符号を付し、その詳細
説明は省略する。
【0061】次に、本実施形態の車速制御装置を搭載し
た車両で高速道路を走行する場合を例として、本実施形
態の具体的な動作を詳細に説明する。まず、第1の追従
制御で先行車両に追従して走行しているうちに、道路が
渋滞して先行車両が大きく減速し、自車両も減速して自
車速Vcarが第1の設定車速V1以下になり、前記第1
の追従制御が停止されるとともに、前記タイマが作動さ
れたとする。
【0062】ここで、図12に示すように、運転者のブ
レーキ操作によって自車速Vcarが第2の設定車速V2
以下になってから、運転者が第2の追従制御を開始しよ
うとして、タイマの作動時間Tcountが前記所定時間Ts
topになる前にセットスイッチ20を操作したとする。
すると、第2の制駆動力演算処理において、ステップ5
11の判定が「Yes」となり、また、ステップ512
の判定が「Yes」となり、ステップ513でタイマが
停止され、ステップ514の判定が「Yes」となり、
タイマの作動時間Tcountが前記所定時間Tstop以上で
あるか否かを判定するステップ509が飛ばされて、ス
テップ508で先行車に安全に追従することができる制
駆動力が演算されて、第2の追従制御が開始される。
【0063】このように、第1の追従制御を停止した後
に、運転者の減速操作により自車速Vcarが第2の設定
車速V2以下になったときには第2の追従制御を開始す
ることができるため、運転者がブレーキ操作をすること
で意図的に自車速Vcarを下げて自車速Vcarが第2の設
定車速V2以下になったときには、第2の追従制御をす
ぐに開始することができるため、利便性が向上する。
【0064】なお、本実施形態においては、ブレーキペ
ダルストロークセンサ16が減速操作検出手段に対応
し、ステップ505、514が請求項4に記載されてい
る第2の要求許可手段に対応する。次に、本発明の車速
制御装置の第4の実施形態について説明する。この実施
形態は、運転者が加速操作をしているときにセットスイ
ッチ20又はレジュームスイッチ21を操作したときに
は、自車速Vcarが前記第1の設定車速V1以上の速度
域にある状態で、前記加速操作が終了したときに、第1
の追従制御を開始するようになっている点が第1の実施
形態と異なっている。
【0065】つまり、第4の実施形態では、車速制御用
コントローラ9で実行する処理のうち、図13に示すよ
うに、前述した第1の実施形態の図4の処理の前記ステ
ップ408で自車速Vcarが第1の設定車速V1未満で
あるときに、セットスイッチ20が操作されたか否かを
判定するステップ418と、前記ステップ418でセッ
トスイッチ20が操作されていないと判定されたとき
に、レジュームスイッチ21が操作されたか否かを判定
し、操作されていない場合には第1の制駆動力演算処理
を終了するステップ419と、前記ステップ419でレ
ジュームスイッチ21が操作されたと判定されたときに
は、上限車速Vmaxが初期値である「0」のままである
か否かを判定し、初期値のままである場合には第2の制
駆動演算処理を終了するステップ420と、前記ステッ
プ418でセットスイッチ20が操作されたとき又は初
期値のままでないときに、第2の制駆動力演算処理を実
行しているときからアクセルペダル17が継続して操作
されていることを示す一時加速ハイカットフラグF3が
「1」のセット状態であるか否かを判定し、セット状態
でない場合には第2の制駆動力演算処理を終了するステ
ップ421と、前記ステップ421で一時加速ハイカッ
トフラグF3が「1」のセット状態であると判定された
ときに、運転者がアクセルペダル17の操作を終了した
ときに第1の追従制御を開始することを示す予約フラグ
F4を「1」にセットするステップ422とが設けられ
ていることと、前記ステップ412でレジュームスイッ
チ21が操作されていないと判定されたとき又は前記ス
テップ413で上限車速Vmaxが初期値である「0」の
ままであると判定されたときに、一時加速ハイカットフ
ラグF3が「1」のセット状態から「0」のリセット状
態に変化したか否かを判定し、変化していない場合には
第1の制駆動力演算処理を終了するステップ423と、
前記ステップ423で一時加速ハイカットフラグF3が
セット状態からリセット状態に変化したと判定されたと
きに、予約フラグF4が「1」のセット状態であるか否
かを判定し、セット状態である場合にはステップ414
に移行し、そうでない場合には第1の制駆動力演算処理
を終了するステップ424とが設けられていることと、
図14に示すように、前述した第1の実施形態の図5の
処理の前記ステップ503の後に、アクセルペダルスト
ロークセンサ18の検出結果から、運転者がアクセルペ
ダル17を操作したか否かを判定し、操作していない場
合には第2の制駆動力演算処理を終了するステップ51
5と、前記ステップ515でアクセルペダル17を操作
したと判定したときに、一時加速ハイカットフラグF3
を「1」にセットするステップ516が設けられ、さら
に、ステップ508の後に、運転者がアクセルペダル1
7を操作したか否かを判定し、操作していた場合には第
2の制駆動力演算処理を終了するステップ517と、前
記ステップ517でアクセルペダル17を操作していな
い判定したときに、一時加速ハイカットフラグF3を
「0」にリセットするステップ516が設けられたこと
を除いては第1の実施形態と同様の処理を行う。なお、
図4に対応する処理には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。
【0066】次に、本実施形態の車速制御装置を搭載し
た車両で高速道路を走行する場合を例として、本実施形
態の具体的な動作を詳細に説明する。まず、第2の追従
制御で先行車両に追従して走行しているうちに、道路が
空いてきて、運転者が自車両を加速するためにアクセル
ペダル17を操作した結果、自車速Vcarが第2の設定
車速V2を上回ったとする。すると、第2の制駆動力演
算処理において、ステップ501の判定は前回第2の追
従制御が実行されていたので「Yes」となり、また、
ステップ502の判定は自車速Vcarが第2の設定車速
V2を上回っているので「No」となり、次いでステッ
プ503で第2追従制御実行フラグF2を「0」にした
後、ステップ515の判定はアクセルペダル17が操作
されているので「Yes」となり、ステップ516で一
時加速ハイカットフラグF3が「1」にセットされて、
第2の制駆動力演算処理が終了するので、第2の追従制
御が終了する。
【0067】ここで、図15に示すように、運転者が第
1の追従制御を開始しようとして、自車速Vcarが第1
の設定車速V1以上になる前に運転者がセットスイッチ
20を操作したとする。すると、第1の制駆動力演算処
理において、第1の追従制御は未だ開始されていないの
でステップ401が「No」となり、また、自車速Vca
rは第1の設定車速V1に達していないのでステップ4
08が「No」となり、さらに、セットスイッチ20は
操作されているのでステップ418の判定が「Yes」
となり、第2の制駆動力演算処理において一時加速ハイ
カットフラグF3が「1」にセットされているのでステ
ップ421の判定が「Yes」となって、ステップ42
2で予約フラグF4が「1」にセットされて、第1の制
駆動力演算処理が終了してしまうため、第1の追従制御
は開始されない。
【0068】そして、自車速Vcarが第1の設定車速V
1以上になったときに、運転者がアクセルペダル17の
操作を終了したとする。すると、ステップ408の判定
が「Yes」となり、また、新たなセットスイッチ20
又はレジュームスイッチ21の操作がないので、ステッ
プ409及びステップ412の判定が「No」となり、
アクセルペダル17の操作が終了したことでセットスイ
ッチ20が操作されたか否かを判定せずにステップ42
3の判定が「Yes」となり、また、ステップ424の
判定も予約フラグF4が既に「1」にセットされている
ので「Yes」となり、ステップ415で先行車に安全
に追従することができる制駆動力が演算されて、第1の
追従制御が開始される。
【0069】このように、運転者が加速操作中にセット
スイッチ20又はレジュームスイッチ21を操作したと
きには、自車速Vcarが前記第1の設定車速V1以上の
速度域にある状態で前記加速操作が終了したときに、第
1の追従制御を開始するようになっているため、運転者
がアクセル操作をすることで意図的に自車速Vcarを上
げて自車速Vcarを第1の設定車速V1以上にさせたと
きには、第1の追従制御がすぐに開始され、利便性が向
上する。
【0070】なお、本実施形態においては、アクセルペ
ダルストロークセンサ18が加速操作検出手段に対応
し、ステップ409、412、423、424が請求項
8に記載されている第1の要求許可手段に対応する。次
に、本発明の車速制御装置の第5の実施形態について説
明する。この実施形態は、運転者が加速操作をしている
ときにセットスイッチ20又はレジュームスイッチ21
を操作したときは、前記セットスイッチ20等の操作か
ら前記加速操作が所定時間継続したときに第1の追従制
御を開始しないようになっている点が第4の実施形態と
異なっている。
【0071】つまり、第5の実施形態では、車速制御用
コントローラ9で実行する処理のうち、図16に示すよ
うに、前述した第4の実施形態の図13の処理の前記ス
テップ422の後に、アクセルペダルストロークセンサ
18でアクセル操作が検出されてから経過した時間を計
測する第2タイマを作動させるステップ425が設けら
れたことと、前記ステップ424で予約フラグF4がセ
ット状態でないと判定されたときに、第2のタイマの作
動時間Tcount2が所定時間Tstop2以上であるか否か
を判定し、所定時間Tstop2以上である場合にはステッ
プ414に移行し、そうでない場合には第1の制駆動力
演算処理を終了するステップ426が設けられたことを
除いては第4の実施形態と同様の処理を行う。なお、図
13に対応する処理には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。
【0072】次に、本実施形態の車速制御装置を搭載し
た車両で高速道路を走行する場合を例として、本実施形
態の具体的な動作を詳細に説明する。まず、図17に示
すように、第2の追従制御により先行車両に追従して走
行している状態から、運転者が自車両を加速するために
アクセルペダル17を操作するとともに、第1の追従制
御を開始しようとして、自車速Vcarが第1の設定車速
V1以上になる前にセットスイッチ20を操作した場合
には、前述の第4の実施形態と同様に、第2の制駆動力
演算処理ではステップ501→502→503→515
→516と進んで、第2追従制御実行フラグF2を
「0」とし、一時加速ハイカットフラグF3を「1」と
し、第2の追従制御を終了するとともに、第1の制駆動
力演算処理ではステップ401→408→418→41
9→421→422と進んで、予約フラグF4を「1」
にした後に、ステップ425にて第二タイマを作動開始
させる。そして、前記セットスイッチ20等の操作から
前記加速操作が所定時間Tstop2が経過して、運転者が
前記セットスイッチ20等を操作したことを忘れたとき
に、自車速Vcarが第1の設定車速V1以上になったす
る。すると、ステップ423の判定が「Yes」とな
り、また、ステップ424の判定が「Yes」となる
が、ステップ426の判定が「No」となるため、制駆
動力の演算等が実行されず、第1の追従制御が開始され
ない。
【0073】このように、運転者が加速操作をしている
ときにセットスイッチ20又はレジュームスイッチ21
を操作したときは、前記セットスイッチ20等の操作か
ら前記加速操作が所定時間継続したときに第1の追従制
御が開始しないようになっているため、運転者が第1の
追従制御の開始を要求したことを忘れており、加速操作
を長く続けているようなときには、運転者の意に反して
第1の追従制御が実行されてしまうのを防止することが
できる。
【0074】なお、本実施形態においては、アクセルペ
ダルストロークセンサ18が加速操作検出手段に対応
し、ステップ408、412、423、424、426
が請求項9に記載されている第1の要求許可手段に対応
する。次に、本発明の車速制御装置の第6の実施形態に
ついて説明する。この実施形態では、第1の追従制御を
停止した後に自車両の目標ブレーキ液圧P*を徐々に小
さくするとともに、目標ブレーキ液圧P*を小さくして
いるときには第2の追従制御を開始しない点が上記第1
の実施形態と異なる。つまり、第6の実施形態では、車
速制御用コントローラ9で前述した第1の実施形態の図
3、4、5の処理に代えて、図18の処理が実行され
る。
【0075】まず、ステップ1801では、キャンセル
スイッチ22やブレーキペダル17が操作されたか否か
を判定し、操作されていない場合にはステップ1802
に移行して目標ブレーキ圧力P*(n)及び後述する各種
フラグF1(n)、F2(n)、FC(n)を「0」にリセット
してから車速制御の演算処理を終了するが、操作された
場合にはステップ1803する。
【0076】前記ステップ1803では、レーダ装置1
3から先行車両との間の車間距離D(n)を読み込み、ス
テップ1804に移行して、車速センサ14から自車速
Vcar(n)を読み込み、さらに、ステップ1805に移行
して、自車両と先行車両との相対速度dV(n)を演算
し、ステップ1806に移行する。前記ステップ180
6では、第1の追従制御実行フラグF1(n-1)が「1」
のセット状態であるか否かを判定し、セット状態である
場合にはステップ1807に移行し、そうでない場合に
はステップ1837に移行する。
【0077】前記ステップ1807では、第1の追従制
御が停止中であることを示す第1の追従制御解除フラグ
前回値FC(n-1)が「1」のセット状態であるか否かを
判定し、セット状態でない場合には前記ステップ180
8に移行し、セット状態である場合にはステップ180
9に移行する。前記ステップ1808では、第1の追従
制御実行フラグF1(n)を「1」のセット状態にすると
ともに、第2の追従制御実行フラグF2(n)を「0」の
リセット状態にしてから、ステップ1810に移行す
る。
【0078】前記ステップ1810では、自車速Vcar
が第1の設定車速V1よりも小さいか否かを判定し、第
1の設定車速V1よりも小さい場合にはステップ181
1に移行して、第1の追従制御解除フラグFC(n)を
「1」にセットしてからステップ1812に移行する
が、そうでない場合にはそのままステップ1812に移
行する。
【0079】前記ステップ1812では、下記(1)式
と(2)式とに従って、先行車両と自車両との間の目標
車間距離D*(n)を演算し、ステップ1813に移行す
る。つまり、まず(1)式では、定常追従中の目標車間
距離である目標車間距離最終値D*n(n)を、先行車の車
速Vt(n)、確保したい車間時間Th、停止時の車間距離
oに基づいて演算する。なお、車速時間Thとは、現在
の先行車の位置に自車が到達するのに必要な時間であ
る。
【0080】 D*n(n) = Vt(n)×Th+Do .....(1) なお、先行車両の車速Vt(n)は自車速Vcar(n)と相対速
度dV(n)の和で表される。そして、(2)式で、目標
となる車両挙動D*(n)を、目標車間距離最終値D*n
(n)と実際の車間距離との間の偏差Derrを次第に減少さ
せるように、二次系の伝達関数で近似して演算する。
【0081】 D*(n) = (1−ao/(s2+a1S+ao))・Derr+D*n(n)...(2) ここで、ao=ωτ 2、a1=2ζωτであり、ωτとζ
とを適当な値に設定することによって、車両挙動D*
(n)を所望のものにすることができる。前記ステップ1
813では、相対速度dV(n)と車間距離偏差(D−D
*)とに基づいて、下記(3)式に従って、目標加減速
度G*(n)を演算し、ステップ1814に移行する。
【0082】 G*(n)=fv×dV+fd(D−D*)、fv>0、fd>0 .....(3) 前記ステップ1814では、前記目標加減速度G*(n)
に基づいてエンジントルク指令値及び変速指令値を演算
し、ステップ1815に移行して、前記目標加減速度G
*(n)に基づいて目標ブレーキ圧力を演算してから、車
速制御の演算処理を終了する。
【0083】一方、前記ステップ1809においては、
下記(4)式に従って、目標ブレーキ液圧P*を演算
し、ステップ1816に移行する。 P*(n) = P*(n-1)−△Pc .....(4) このように、第1の追従制御中に自車速Vcarが第1の
設定車速V1以下になった場合には、目標ブレーキ液圧
P*を徐々に零に変化させるため、第1の追従制御を停
止したときの加減速度の変化が穏やかになる。
【0084】前記ステップ1816では、目標ブレーキ
液圧P*(n)が零以下であるか否かを判定し、零以下で
ある場合にはステップ1817に移行して、目標ブレー
キ圧力P*(n)及び各種フラグF1(n)、F2(n)、FC
(n)を「0」にリセットしてから車速制御の演算処理を
終了してしまうが、そうでない場合にはステップ181
8に移行する。
【0085】ステップ1818では、第1の追従制御フ
ラグF1(n)及び第1の追従制御解除フラグFC(n)を
「1」にセットするとともに、第2の追従制御フラグF
2(n)を「0」にリセットして、ステップ1815に移
行する。また、一方前記ステップ1837では、第2の
追従制御フラグF2(n-1)が「1」のセット状態である
か否かを判定し、セット状態である場合にはステップ1
819に移行し、そうでない場合にはステップ1820
に移行する。
【0086】前記ステップ1819では、第1の追従制
御フラグF1(n)を「0」にリセットするとともに、第
2の追従制御フラグF2(n)を「1」にセットしてか
ら、ステップ1812に移行する。また、前記ステップ
1820では、セットスイッチ20が操作されたか否か
を判定し、操作された場合にはステップ1821に移行
し、そうでない場合にはステップ1825に移行する。
【0087】前記ステップ1821では、自車速Vcar
が第1の設定速度V1(例えば、50km/h)以上である
か否かを判定し、第1の設定速度V1以上である場合に
はステップ1822に移行し、第1の追従制御フラグF
1(n)を「1」にセットしてから前記ステップ1810
に移行し、そうでない場合にはステップ1823に移行
する。
【0088】また、前記ステップ1823では、自車速
Vcarが第2の設定値V2以下であるか否かを判定し、
第2の設定値以下である場合にはステップ1824に移
行して、第2の追従制御フラグF2(n)を「1」にセッ
トしてから前記ステップ1812に移行し、そうでない
場合には前記ステップ1825に移行する。ステップ1
825では、目標ブレーキ圧力P*(n)及び各種フラグ
F1(n)、F2(n)、FC(n)を「0」にリセットしてか
ら車速制御の演算処理を終了する。
【0089】次に、本実施形態の車速制御装置を搭載し
た車両で高速道路を走行する場合を例として、本実施形
態の具体的な動作を詳細に説明する。まず、高速道路が
空いていて、自車速Vcarが前記第1の設定車速V1以
上の速度域にあるときに、運転者がセットスイッチ20
を操作したとする。すると、ステップ1801の判定が
「No」となり、ステップ1803からステップ180
5を経て、ステップ1806の判定が「No」となり、
また、ステップ1837の判定が「No」となり、さら
に、ステップ1820の判定が「Yes」となり、ステ
ップ1821の判定が「Yes」となり、ステップ18
22で第1の追従制御フラグF1(n)が「1」にセット
され、また、ステップ1811の判定が「No」とな
り、ステップ181からステップ1815を経て、第1
の制駆動力が演算され、第1の追従制御が実行される。
【0090】また、自車両が第1の追従制御を実行して
いるうちに道路が渋滞し、自車速Vcarが大きく減速し
て第1の設定車速V1以下になったとする。すると、ス
テップ1801の判定が「Yes」となり、また、ステ
ップ1807の判定が「No」となり、ステップ180
8を経て、ステップ1810の判定が「Yes」とな
り、ステップ1811で追従制御解除フラグFC(n)が
「1」にセットされ、ステップ1812からステップ1
815を経て、今回の車速制御の演算処理が終了され
る。
【0091】そして、次回の車速制御の演算処理から、
ステップ1807の判定が「Yes」となり、ステップ
1809で目標ブレーキ液圧P*をΔPcだけ小さし、
ステップ1818からステップ1815を経て、車速制
御処理を終了するというフローを繰り返し、自車両の目
標ブレーキ液圧P*を徐々に小さくする。このように、
第1の追従制御を停止した後に自車両の目標ブレーキ液
圧P*を徐々に小さくする。つまり、減速度が徐々に小
さくなるため、自車速が第1の設定車速以下になり、第
1の追従制御が停止したとしても、減速度が急に低下す
るG抜けや押し出され感を乗員に与えることがない。
【0092】ここで、自車速が第2の設定車速以下にな
ってから、運転者が第2の追従制御を開始しようとし
て、図19に示すように、目標ブレーキ液圧P*が
「0」になる前にセットスイッチ20を操作したとす
る。しかし、前記サイクルが繰り返され、セットスイッ
チ20が操作されたか否かを判定せずに車速制御の演算
処理が終了してしまうため、第2の追従制御は開始され
ない。
【0093】このように、自車両の目標ブレーキ液圧P
*を小さくしているときには第2の追従制御を開始しな
いため、第2の追従制御を開始するときに、加減速度G
*(n)を初期化して0にするようになっていたとして
も、減速度が急に低下するG抜けや押し出され感を乗員
に与えることがない。そして、目標ブレーキ液圧P*が
「0」になってから、図19に示すように、運転者が再
びセットスイッチ20を操作したとする。すると、ステ
ップ1806の判定が「No」となり、さらに、ステッ
プ1837の判定が「No」となり、ステップ1820
の判定が「Yes」となり、ステップ1821の判定が
「No」となり、ステップ1823の判定が「Yes」
となり、ステップ1824で第2の追従制御フラグF2
(n)が「1」にセットされ、ステップ1812からステ
ップ1815を経て、第2の制駆動力が演算され、第2
の追従制御が実行される。
【0094】なお、上記実施形態においては、ステップ
1809が減速度逓減制御手段に対応し、ステップ18
15、1816、1820が請求項5に記載されている
第2の追従制御手段に対応する。次に、本発明の車速制
御装置の第7の実施形態について説明する。この実施形
態は、目標ブレーキ液圧P*に代えて目標加減速度G*
(n)を利用し、第1の追従制御を停止した後に自車両の
目標ブレーキ液圧P*を徐々に「0」に近づけるととも
に、目標加減速度G*(n)を「0」に近づけているとき
には第2の追従制御を開始しない点が第6の実施形態と
異なっている。
【0095】つまり、第7の実施形態では、車速制御用
コントローラ9で実行する処理のうち、図20に示すよ
うに、前述した第6の実施形態の図18の処理の前記ス
テップ1807、1809、1816、1817、18
18に代えてステップ1826〜1830が設けられた
ことを除いては第6の実施形態と同様の処理を行う。な
お、図18に対応する処理には同一符号を付し、その詳
細説明は省略する。
【0096】まず、ステップ1826では、第1の追従
制御解除フラグFC(n-1)が「1」のセット状態である
か否かを判定し、セット状態である場合にはステップ1
827に移行し、そうでない場合には前記ステップ18
08に移行する。前記ステップ1827では、下記
(5)式に従って、目標加減速度G*(n)を演算し、ス
テップ1828に移行する。
【0097】 G*(n)=G*(n-1)十△Gc、ΔGc>0 .....(5) 前記ステップ1828では、目標加減速度G*(n)が
「0」よりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはス
テップ1829に移行して目標加減速度G*(n)及び各
種フラグF1(n)、F2(n)、FC(n)を「0」にリセッ
トしてから車速制御の演算処理を終了する。
【0098】また、前記ステップ1830では、第1の
追従制御フラグF1及び第1の追従制御解除フラグFC
(n)を「1」にセットし、前記ステップ1814に移行
する。次に、本実施形態の車速制御装置を搭載した車両
で高速道路を走行する場合を例として、本実施形態の具
体的な動作を詳細に説明する。
【0099】まず、自車両が第1の追従制御を実行して
いるうちに道路が渋滞し、自車速Vcarが大きく減速し
て第1の設定車速V1以下になったとする。すると、ス
テップ1801の判定が「Yes」となり、また、ステ
ップ18006の判定が「No」となり、ステップ18
08を経て、ステップ1810の判定が「Yes」とな
り、ステップ1811で追従制御解除フラグFC(n)が
「1」にセットされ、ステップ1812からステップ1
815を経て、今回の車速制御の演算処理が終了され
る。
【0100】そして、次回の車速制御の演算処理から、
ステップ1820の判定が「Yes」となり、ステップ
1827で目標加減速度G*の減速度をΔGcだけ小さ
くし、ステップ1830からステップ1815を経て、
車速制御処理を終了するというサイクルを繰り返し、自
車両の目標加減速度G*の減速度を徐々に小さくする。
【0101】このように、第1の追従制御を停止した後
に自車両の目標加減速度G*の減速度を徐々に小さくす
るため、自車速が第1の設定車速以下になり、第1の追
従制御が停止したとしても、減速度が急に低下するG抜
けや押し出され感を乗員に与えることがない。ここで、
自車速が第2の設定車速以下になってから、運転者が第
2の追従制御を開始しようとして、図21に示すよう
に、目標加減速度G*が「0」になる前にセットスイッ
チ20を操作したとする。すると、前記サイクルが繰り
返され、セットスイッチ20が操作されたか否かを判定
せずに車速制御の演算処理が終了してしまうため、第2
の追従制御は開始されない。
【0102】このように、自車両の目標加減速度G*の
減速度を小さくしているときには第2の追従制御を開始
しないため、第2の追従制御を開始するときに、加速度
を初期化して0にするようになっていたとしても、減速
度が急に低下するG抜けや押し出され感を乗員に与える
ことがない。なお、上記実施形態においては、ステップ
1827が減速度逓減制御手段に対応し、ステップ18
15、1828、1820が請求項5に記載されている
第2の追従制御手段に対応する。
【0103】次に、本発明の車速制御装置の第8の実施
形態について説明する。この実施形態は、第1の追従制
御を停止してから所定時間の間は、セットスイッチ20
が操作されても第2の追従制御を開始しない点が第7の
実施形態と異なっている。つまり、第8の実施形態で
は、車速制御用コントローラ9で実行する処理のうち、
図22に示すように、前述した第7の実施形態の図20
の処理の前記ステップ1820と1827との間に、バ
ックグランドで動作するタイマを作動させるステップ1
831が設けられたことと、ステップ1829に代え
て、前記タイマの作動時間Tcountが所定時間Tstop
(例えば、10秒)よりも大きいか否かを判定するステ
ップ1832と、前記ステップ1832で、Tcount≧
Tstopと判定されたときに目標加減速度G*(n)及び各
種フラグF1(n)、F2(n)、FC(n)を「0」にリセッ
トしてから車速制御の演算処理を終了するステップ18
33と、Tcount≦Tstopと判定されたときに第1の追
従制御フラグF1(n)及び追従制御解除フラグFC(n)を
「1」のセット状態にするステップ1834とが設けら
れたことを除いては第7の実施形態と同様の処理を行
う。なお、図20に対応する処理には同一符号を付し、
その詳細説明は省略する。
【0104】次に、本実施形態の車速制御装置を搭載し
た車両で高速道路を走行する場合を例として、本実施形
態の具体的な動作を詳細に説明する。まず、自車両が第
1の追従制御を実行しているうちに道路が渋滞し、自車
速Vcarが大きく減速して第1の設定車速V1以下にな
ったとする。すると、ステップ1801の判定が「Ye
s」となり、また、ステップ18006の判定が「N
o」となり、ステップ1808を経て、ステップ181
0の判定が「Yes」となり、ステップ1811で追従
制御解除フラグFC(n)が「1」にセットされ、ステッ
プ1812からステップ1815を経て、今回の車速制
御の演算処理が終了される。
【0105】そして、次回の車速制御の演算処理から、
ステップ1820の判定が「Yes」となりステップ1
831でタイマの作動を開始し、ステップ1827で目
標加減速度G*の減速度をΔGcだけ小さくし、ステッ
プ1830からステップ1815を経て、車速制御処理
を終了するというフローを繰り返し、目標加減速度G*
の減速度を徐々に小さくする。
【0106】ここで、自車速Vcarが第2の設定車速V
2以下になってから、図23に示すように、運転者が第
2の追従制御を開始しようとして、所定時間Tstopが経
過する前にセットスイッチ20を操作したとする。する
と、ステップ1828の判定が「Yes」となり、ステ
ップ1832の判定が「No」となり、セットスイッチ
20が操作されたか否かを判定せずに車速制御の演算処
理が終了してしまうため、第2の追従制御は開始されな
い。
【0107】このように、第1の追従制御を停止してか
ら所定時間Tstopの間は、第2の追従制御の開始しない
ようになっているため、運転者が気づいていないうちに
自車速Vcarが第1の設定車速V1以上から第2の設定
車速V2以下になったとしても、第2の追従制御がすぐ
に実行されず、これにより運転者は、どちらの追従制御
が実行されているのかということを的確に判定すること
ができる。
【0108】次に、本発明の車速制御装置の第9の実施
形態について説明する。この実施形態は、第1の追従制
御を停止した後に、自車両の目標加減速度G*を徐々に
小さくしているときには、セットスイッチ20が操作さ
れた時点での目標加減速度G*を初期値として第2の追
従制御を開始する点が第7の実施形態と異なっている。
【0109】なお、本実施形態においては、ステップ1
832が請求項3に記載されている第2の要求許可手段
に対応する。つまり、第9の実施形態では、車速制御用
コントローラ9で実行する処理のうち、図24に示すよ
うに、前述した第7の実施形態の図20の処理の前記ス
テップ1820と1827との間に、セットスイッチ2
0が操作されたか否かを判定し、操作されていない場合
には前記ステップ1827に移行するステップ1835
と、前記ステップ1835でセットスイッチ20が操作
されたと判定されたときに、自車速が第2の設定車速よ
りも小さいか否かを判定し、小さい場合にはステップ1
824に移行し、そうでない場合にはステップ1827
に移行するステップ1836とが設けられたことを除い
ては第7の実施形態と同様の処理を行う。なお、図20
に対応する処理には同一符号を付し、その詳細説明は省
略する。
【0110】次に、本実施形態の車速制御装置を搭載し
た車両で高速道路を走行する場合を例として、本実施形
態の具体的な動作を詳細に説明する。まず、図25に示
すように、自車両が第1の追従制御を実行しているうち
に道路が渋滞し、自車速Vcarが大きく減速して第1の
設定車速V1以下になったとする。すると、ステップ1
801の判定が「Yes」となり、また、ステップ18
006の判定が「No」となり、ステップ1808を経
て、ステップ1810の判定が「Yes」となり、ステ
ップ1811で追従制御解除フラグFC(n)が「1」に
セットされ、ステップ1812からステップ1815を
経て、今回の車速制御の演算処理が終了される。
【0111】そして、次回の車速制御の演算処理から、
ステップ1820の判定が「Yes」となり、ステップ
35の判定が「No」となり、ステップ1827で目標
加減速度G*をΔGcだけ大きくし、ステップ1830
からステップ1815を経て、車速制御処理を終了する
というサイクルを繰り返し、自車両の目標加減速度G*
の減速度を徐々に小さくする。
【0112】ここで、自車速Vcarが第2の設定車速以
下になってから、図25に示すように、運転者が第2の
追従制御を開始しようとして、目標加減速度G*が
「0」になる前にセットスイッチ20を操作したとす
る。すると、ステップ1835の判定が「Yes」とな
りステップ1836からステップ1815を経て、第2
の追従制御が開始される。
【0113】このように、第1の追従制御を停止した後
に、自車両の目標加減速度G*の減速度を徐々に小さく
しているときには、セットスイッチ20が操作された時
点での目標加減速度G*を初期値として第2の追従制御
を開始するため、第2の追従制御を開始するときに、加
速度を初期化して0にするようになっていたとしても、
減速度が急に低下するG抜けや押し出され感を乗員に与
えることがない。
【0114】なお、上記実施形態においては、ステップ
1827が減速度逓減制御手段に対応し、ステップ18
20、1835、1836が請求項5に記載されている
第2の追従制御手段に対応する。また、上記第1〜9の
実施形態においては、レーダ装置13としてレーザレー
ダを使用した場合について説明したが、これに限定され
るものてはなく、ミリ波レーダ等の他の測距装置を適用
することができる。
【0115】なおさらに、上記実施形態においては、車
速制御用コントローラ9でソフトウェアによる演算処理
を行う場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、関数発生器、比較器、演算器等を組み合わせ
て構成した電子回路でなるハードウェアを適用して構成
するようにしてもよい。また、上記実施形態において
は、ブレーキアクチュエータとしてディスクブレーキ7
を適用した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、ドラムブレーキ等の他のアクチュエータ
を適用することができることは勿論、制動圧以外に電気
的に制御されるブレーキアクチュエータを適用すること
もできる。
【0116】さらに、上記実施形態においては、回転駆
動源としてエンジン2を適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、電動モータを適用
することもでき、さらには、エンジンと電動モータとを
使用するハイブリッド仕様車にも本発明を適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車速制御装置の第1実施形態を示す車
両の概略構成図である。
【図2】本発明の車速制御装置に用いられるステアリン
グホイールの概略構成図である。
【図3】車速用制御コントローラで実行される車速制御
の演算処理のフローチャートである。
【図4】図3の演算処理で実行される第1の制駆動力演
算処理のフローチャートである。
【図5】図3の演算処理で実行される第2の制駆動力演
算処理のフローチャートである。
【図6】第1の実施形態の動作を説明するためのグラフ
である。
【図7】第1の実施形態の動作を説明するためのグラフ
である。
【図8】第2の実施形態における、図4の第1の制駆動
力演算処理に対応するフローチャートである。
【図9】第2の実施形態における、図5の第1の制駆動
力演算処理に対応するフローチャートである。
【図10】第2の実施形態の動作を説明するためのグラ
フである。
【図11】第3の実施形態における、図9の第1の制駆
動力演算処理に対応するフローチャートである。
【図12】第3の実施形態の動作を説明するためのグラ
フである。
【図13】第4の実施形態における、図4の第1の制駆
動力演算処理に対応するフローチャートである。
【図14】第4の実施形態における、図5の第1の制駆
動力演算処理に対応するフローチャートである。
【図15】第4の実施形態の動作を説明するためのグラ
フである。
【図16】第5の実施形態における、図13の第1の制
駆動力演算処理に対応するフローチャートである。
【図17】第5の実施形態の動作を説明するためのグラ
フである。
【図18】第6の実施形態において、車速用制御コント
ローラで実行される車速制御の演算処理のフローチャー
トである。
【図19】第6の実施形態の動作を説明するためのグラ
フである。
【図20】第7の実施形態における、図18の車速制御
の演算処理に対応するフローチャートである。
【図21】第7の実施形態の動作を説明するためのグラ
フである。
【図22】第8の実施形態における、図20の車速制御
の演算処理に対応するフローチャートである。
【図23】第8の実施形態の動作を説明するためのグラ
フである。
【図24】第9の実施形態における、図20の車速制御
の演算処理に対応するフローチャートである。
【図25】第9の実施形態の動作を説明するためのグラ
フである。
【符号の簡単な説明】
1FL〜1RRは車輪 2はエンジン 3は自動変速機 4はプロペラシャフト 5は最終減速装置 6は車軸 7はディスクブレーキ 8は制動流体圧制御装置 9は車速制御用コントローラ 10はブレーキペダル 11はエンジン出力制御装置 12は変速機制御装置 13はレーダ装置13 14は車速センサ 16はブレーキペダルストロークセンサ 17はアクセルペダル 18はアクセルペダルストロークセンサ 19はステアリングホイール 20はセットスイッチ 21はレジュームスイッチ 22はキャンセルスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 301 F02D 29/02 301D 341 341 (72)発明者 山村 吉典 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 瀬戸 陽治 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 井上 秀明 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D044 AA01 AA25 AB01 AC05 AC24 AC26 AD04 AD06 AD16 AD21 AE07 AE21 3D046 BB18 CC02 EE01 HH02 HH05 HH22 HH25 3G093 AA01 BA13 CA05 CB01 CB10 DA01 DA06 DB05 DB15 EA01 EA07 EB03 EB04 FA01 FA04 FB01 FB02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車速を検出する自車速検出手段と、先
    行車両を検出する先行車両検出手段と、前記自車速検出
    手段及び前記先行車両検出手段の検出結果に基づいて、
    先行車両が検出されていないときには所定の車速になる
    ように自車速を制御し、且つ、先行車両が検出されてい
    るときには前記所定の車速を上限としてその先行車両に
    追従するように自車速を制御する第1の追従制御を実行
    する第1の追従車速制御手段と、前記第1の追従車速制
    御手段に第1の追従制御の開始を要求する第1の制御開
    始要求手段と、前記自車速検出手段及び前記先行車両検
    出手段の検出結果に基づいて、先行車両が検出されてい
    るときにその先行車両に追従するように自車速を制御す
    る第2の追従制御を実行する第2の追従車速制御手段
    と、前記第2の追従車速制御手段に第2の追従制御の開
    始を要求する第2の制御開始要求手段と、を備え、 前記第1の追従車速制御手段は、前記自車速検出手段で
    検出された自車速が、予め定められている第1の設定車
    速以上の速度域にあるときに前記第1の制御開始要求手
    段からの第1の追従制御の開始要求を許可する第1の要
    求許可手段を有し、前記第2の追従車速制御手段は、前
    記自車速検出手段で検出された自車速が、前記第1の設
    定車速より小さく定められている第2の設定車速以下の
    速度域にあるときに前記第2の制御開始要求手段からの
    第2の追従制御の開始要求を許可する第2の要求許可手
    段を有することを特徴とする車速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の追従車速制御手段は、前記自
    車速検出手段で検出された自車速が、前記第1の設定車
    速より小さくなったときに前記第1の追従制御を停止す
    る第1の制御停止手段を有することを特徴とする請求項
    1に記載の車速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の要求許可手段は、前記第1の
    制御停止手段が第1の追従制御を停止してから所定時間
    の間、前記第2の制御開始要求手段からの第2の追従制
    御の開始要求を拒絶することを特徴とする請求項2に記
    載の車速制御装置。
  4. 【請求項4】 運転者の減速操作を検出する減速操作検
    出手段を備え、前記第2の要求許可手段は、前記第1の
    制御停止手段が第1の追従制御を停止した後に、前記減
    速操作検出手段が検出した運転者の減速操作により、前
    記自車速検出手段で検出された自車速が前記第2の設定
    車速以下になったときには前記第2の制御開始要求手段
    からの第2の追従制御の開始要求を許可することを特徴
    とする請求項2又は請求項3に記載の車速制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御停止手段が第1の追従制
    御を停止した後に、自車両の減速度を徐々に小さくする
    減速度逓減制御を実行する減速度逓減制御手段を備え、
    前記第2の要求許可手段は、前記減速度逓減制御手段が
    減速度逓減制御を実行しているときには第2の制御開始
    要求手段からの第2の追従制御の開始要求を拒絶するこ
    とを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載
    の車速制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の制御停止手段が第1の追従制
    御を停止した後に、自車両の減速度を徐々に小さくする
    減速度逓減制御を実行する減速度逓減制御手段を備え、
    前記第2の追従車速制御手段は、前記減速度逓減制御手
    段が前記減速度逓減制御を実行しているときには、前記
    第2の要求許可手段が前記第2の制御開始要求手段から
    の第2の追従制御の開始要求を許可した時点での車両挙
    動を初期値として第2の追従制御を開始することを特徴
    とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の車速制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の追従車速制御手段は、前記自
    車速検出手段で検出された自車速が、前記第2の設定車
    速より大きくなったときに前記第2の追従制御を停止す
    る第2の制御停止手段を有することを特徴とする請求項
    1乃至請求項6のいずれかに記載の車速制御装置。
  8. 【請求項8】 運転者の加速操作を検出する加速操作検
    出手段を備え、前記第1の要求許可手段は、前記加速操
    作検出手段が運転者の加速操作を検出しているときに前
    記第1の制御開始要求手段から第1の追従制御の開始が
    要求されたときには、前記自車速検出手段で検出された
    自車速が前記第1の設定車速以上の速度域にある状態
    で、前記加速操作検出手段で検出された加速操作が終了
    したときに、前記第1の追従制御の開始要求を許可する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記
    載の車速制御装置。
  9. 【請求項9】 運転者の加速操作を検出する加速操作検
    出手段を備え、前記第1の要求許可手段は、前記加速操
    作検出手段が運転者の加速操作を検出しているときに第
    1の制御開始要求手段から第1の追従制御の開始が要求
    され、且つ前記加速操作検出手段で検出された加速操作
    が、前記開始の要求から所定時間継続したときには、前
    記第1の追従制御の開始要求を拒絶することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の車速制御装
    置。
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