JP2002234748A - チップホルダー - Google Patents

チップホルダー

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッターホイールチップと一体となった回転
軸を長期にわたって安定的に使用することができ、カッ
ターホイールチップによって、脆性材料の表面を、安定
的にスクライブすることができる。 【解決手段】 脆性材料をスクライブするカッターホイ
ールチップの軸心部を回転軸23が挿通しており、回転
軸23は、カッターホイールチップと一体的に設けられ
ている。回転軸23は、チップホルダー10の各側壁部
11に設けられた支持孔14内にそれぞれ挿入されて支
持されている。各支持孔14の上部には、支持孔14の
軸方向に沿った溝部13が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス板等の脆性
材料のスクライビング、スコアリング等に使用されるホ
イールカッターにおいて、カッターホイールチップを保
持するために使用されるチップホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネル等に使用されるガラス基
板は、通常、大きなマザーガラス板を、ホイールカッタ
ーによってスクライブしてスクライブラインを形成した
後に、スクライブラインに沿って分断することにより、
所定の大きさとされる。ホイールカッターは、円板状の
カッターホイールチップがチップホルダーによって保持
されて構成されている。
【0003】カッターホイールチップは、超硬合金、焼
結ダイヤモンド等によって円板状に形成されており、そ
の外周面における中央部が全周にわたって先鋭的に突出
した刃先になっている。
【0004】カッターホイールチップの軸心部には、回
転軸が挿通しており、カッターホイールチップには、回
転軸の直径よりも僅かに大きな直径の軸孔が設けられて
おり、回転軸に対して自由に回転し得るようになってい
る。
【0005】カッターホイールチップの軸心部を挿通す
る回転軸の各側部は、チップホルダーに設けられた一対
の側壁部によって支持されており、各側壁部の間にカッ
ターホイールチップが配置される。回転軸の各側部は、
各側壁部に設けられた支持孔内にそれぞれ挿入されて支
持されている。
【0006】図16は、側壁部に設けられた支持孔によ
る回転軸の支持状態を示す断面図である。図16に示す
ように、側壁部31に設けられた支持孔34内に、回転
軸33の側部が挿入されて支持されている。支持孔34
の内径は、回転軸33の直径よりも若干大きくなってお
り、支持孔34の周面と回転軸33の外周面との間に僅
かな公差Gが設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ホイールカッターは、
ガラス板等の脆性材料をスクライブする際に、スクライ
ブ方向に沿って脆性材料と相対的に移動されて、カッタ
ーホイールチップが脆性材料の表面上に乗り上げられ
て、脆性材料の表面に押し付けられた状態とされる。こ
のような状態で、脆性材料の表面上を所定のスクライブ
方向に沿って移動される。
【0008】カッターホイールチップが脆性材料の表面
に乗り上げる際には、カッターホイールチップに衝撃力
が加わり、カッターホイールチップが嵌合された回転軸
33にも、その衝撃力が伝わる。そして、カッターホイ
ールチップが脆性材料の表面に押し付けられた状態にな
ると、回転軸33は、支持孔34に対して上方に押し上
げられた状態となり、各支持孔34の上部に押し付けら
れる。
【0009】この場合、回転軸33は、支持孔34の上
部における1箇所の接触部Yにて接触した状態になり、
従って、その接触部Yに、支持孔34の周面からの全て
の反力が回転軸33に加わることになる。このために、
カッターホイールチップに衝撃が加わると、カッターホ
イールチップが嵌合された回転軸33にも衝撃が加わ
り、その衝撃による支持孔34の周面からの反力が、接
触部Yに加えられる。このように、回転軸33には、1
つの接触部Yに全ての反力が加わるために、接触部Yに
て回転軸33が折れるおそれがある。
【0010】また、脆性材料の表面に押し付けられたカ
ッターホイールチップが脆性材料の表面に沿って移動す
る場合には、支持孔34の内周面から回転軸33に加わ
る反力によって、回転軸33に摩擦力が加わり、回転軸
33の回転が抑制される。回転軸33に回転可能に嵌合
されたカッターホイールチップの刃先は、脆性材料の表
面を転接することにより、カッターホイールチップは、
回転軸33に対して回転し、脆性材料の表面がスクライ
ブされる。
【0011】しかしながら、回転軸33は、支持孔34
とほぼ同様の直径になっているために、支持孔34の周
面から回転軸33に加わる反力が小さく、回転軸33の
回転を確実に停止させることができず、回転軸33がス
リップして回転するおそれがある。特に、スクライブ時
におけるカッターホイールチップの脆性材料の表面に対
する押圧力が変化することによって、あるいは、カッタ
ーホイールチップのスクライブ速度が変化することによ
って、支持孔34と回転軸33との圧接力が変化する
と、回転軸33は、スリップして回転する可能性が大き
くなる。
【0012】回転軸33がスリップして回転すると、回
転軸33の直径に対して僅かに大きな直径の軸孔の内周
面と回転軸33の外周面との回転摺動抵抗が不安定とな
り、カッターホイールチップの刃先によって脆性材料の
表面をスクライブする際に形成されるスクライブライン
の品質が一定にならないおそれがある。
【0013】また、回転軸33がスリップすることによ
り、回転軸33および支持孔34の周面が磨耗するため
に、ホイールカッターを長期にわたって安定的に使用す
ることができなくなるおそれもある。
【0014】さらには、回転軸33がスリップする際
に、支持孔34の周面から回転軸33に対して異常な方
向に力が加わり、回転軸33が損傷するおそれもある。
【0015】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、カッターホイールチップに嵌合さ
れた回転軸を長期にわたって安定的に使用することがで
きるチップホルダーを提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、カッターホイールチ
ップによって、脆性材料の表面を、安定的にスクライブ
することができるチップホルダーを提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のチップホルダー
は、脆性材料をスクライブするカッターホイールチップ
の軸心部を挿通する回転軸を保持するチップホルダーで
あって、回転軸の各側部がそれぞれ挿入される各支持孔
の上部に、該支持孔の軸方向に沿った溝部が形成されて
いる。
【0018】前記溝部は、断面V字状または矩形状であ
る。
【0019】前記支持孔の断面形状が、円形状または楕
円形状である。
【0020】前記支持孔の断面形状が多角形であり、前
記溝部が、その多角形の1つのコーナー部によって形成
されている。
【0021】前記溝部は、スクライブ時にホイールチッ
プが移動する方向とは反対側であって、前記支持孔の中
心部を通る垂直線に対して中心角度が0〜60°の方向
に設けられている。
【0022】前記回転軸の各側部を支持する各支持孔の
軸方向長さが等しくなっている。
【0023】前記回転軸の各側部を支持する各支持孔の
軸方向長さが異なっている。
【0024】前記支持孔は、前記カッターホイールチッ
プの両側に設けられた側壁部にそれぞれ設けられてお
り、各側壁部におけるカッターホイールチップに対向す
る面に、該カッターホイールチップの接触による磨耗を
防止するチップ受けが設けられている。 前記チップ受
けは、前記回転軸を支持するように、前記各支持孔の周
囲を取り囲むリング状になっている。
【0025】前記チップ受けにおける前記カッターホイ
ールチップに対向する面に、溝部が設けられている。
【0026】前記チップ受けは、前記側壁部内に挿入さ
れており、前記支持孔は、該チップ受けの内部に形成さ
れている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0028】図1は、本発明のチップホルダーを有する
ホイールカッターの一例を示す一部破断側面図、図2
は、その一部破断正面図である。このホイールカッター
は、ガラス板等の脆性材料をスクライビングするために
使用されるカッターホイールチップ22と、このカッタ
ーホイールチップ22を保持する本発明のチップホルダ
ー10とを有している。
【0029】カッターホイールチップ22は、超硬合
金、焼結ダイヤモンド等によって円板状に形成されてお
り、その外周面における中央部が全周にわたって先鋭的
に突出した刃先になっている。
【0030】カッターホイールチップ22の軸心部に
は、回転軸23が挿通している。回転軸23は、焼き入
れ鋼、超硬合金、焼結ダイヤモンド等によって構成され
ている。カッターホイールチップ22の軸孔の直径は、
回転軸23の軸孔の直径よりも僅かに大きく、カッター
ホイールチップ22は回転軸23に対して自由に回転し
得る状態に嵌合されている。回転軸23の各側部は、カ
ッターホイールチップ22の両側にそれぞれ等しい距離
だけ突出している。
【0031】回転軸23の各先端面は、それぞれ、先端
側になるにつれて順次直径が小さくなった円錐状に突出
しており、それぞれの先端は、回転軸23の軸心上に位
置している。
【0032】カッターホイールチップ22を保持するチ
ップホルダー10は、支持軸27の下端部に取り付けら
れた上面部12と、この上面部12から相互に適当な間
隔をあけて下方に垂直に延出した一対の側壁部11とを
有している。各側壁部11は、それぞれ、一定の厚さが
あって、一方の側壁部が他方の側壁部よりも厚くなって
いる。また、各側壁部11は、下側になるにつれて幅方
向寸法が順次小さくなった三角形状になっている。
【0033】チップホルダー10が取り付けられた支持
軸27は、軸受28によって垂直軸回りに回転可能にな
っており、また、適当な付勢部材によって下方に付勢さ
れている。
【0034】カッターホイールチップ22は、チップホ
ルダー10における各側壁部11間に配置されている。
【0035】各側壁部11には、カッターホイールチッ
プ22の軸心部に設けられた回転軸23を支持する支持
孔14がそれぞれ水平な状態で設けられている。各支持
孔14には、カッターホイールチップ22の両側にそれ
ぞれ突出した回転軸23の各側部がそれぞれ挿入され
る。各支持孔14は、相互に同心状態になっており、ま
た、それぞれの直径は等しくなっている。各支持孔14
は、挿入される回転軸23の各側部がそれぞれ回転可能
になるように、回転軸23の直径よりも若干大きな直径
を有している。各支持孔14は、それぞれ等しい軸方向
長さになっている。
【0036】カッターホイールチップ22は、各支持孔
14内に回転軸23の各側部がそれぞれ挿入された状態
では、その下端部が、各側壁部11の下端面から下方に
所定の長さにわたって突出した状態になる。
【0037】一方の支持孔14におけるカッターホイー
ルチップ22の遠方側には、その支持孔よりも小径のピ
ン孔19が、その支持孔14と同心状態で設けられてい
る。ピン孔19は、支持孔14と連通しており、回転軸
23の一方の端面における円錐形状の先端部が同心状態
で挿入されて、その先端部が回転可能に支持されてい
る。
【0038】他方の支持孔14は、側壁部11を貫通し
ており、その側壁部11の外側面に支持孔14の開口部
が設けられている。側壁部11の外側面に設けられた開
口部内には、回転軸23の一方の側部における円錐形状
の先端部が位置されており、また、この側壁部11の外
側面には、支持孔14の開口部を閉鎖する止め板15が
設けられている。止め板15の上端部は、止めネジ16
によって側壁部11の外側面に取り付けられており、止
め板15の下端部は、支持孔14の開口部を閉鎖してい
る。支持孔14の開口部を閉鎖した止め板15の下端部
は、支持孔14内に挿入された回転軸23における開口
部内に位置する円錐形状の先端部に当接して、回転軸2
3を抜け止めしている。
【0039】このように、各側壁部11に設けられた支
持孔14は、相互に等しい軸方向長さになっており、一
方の側壁部11に、支持孔14に連通するピン孔19が
設けられていることにより、ピン孔19が設けられた側
壁部11は、他方の側壁部11よりも厚くなっている。
【0040】チップホルダー10の上面部12が取り付
けられた支持軸27は、チップホルダー10内に配置さ
れたカッターホイールチップ22の軸方向中央部に沿っ
た垂直線に対して水平方向に適当な間隔をあけた状態に
なっており、従って、回転軸23の中央部に取り付けら
れたホイールチップ22は、支持軸27の軸心を中心軸
としてその周囲を旋回し得るようになっている。
【0041】なお、カッターホイールチップ22を交換
する場合には、チップホルダー10における一方の側壁
部11に設けられた止め板15を、止めネジ16を回動
させて、支持孔14の開口部を開放した状態とする。こ
のような状態で、チップホルダー10の外部からピン孔
19にピンを挿入して、このピン孔19に連続する支持
孔14内に挿入された回転軸23を押圧する。これによ
り、回転軸23のみが、各支持孔14内を軸方向に沿っ
てスライドし、回転軸23は、カッターホイールチップ
22から抜け出るとともに、一方の側壁部11に設けら
れた開口部を通って外部に抜き出される。
【0042】その後、カッターホイールチップ22が新
たなカッターホイールチップ22に交換されると、回転
軸23が、一方の側壁部11の開口部から支持孔14内
に挿入され、新たなカッターホイールチップ22内に挿
入されて、所定の状態になると、カッターホイールチッ
プ22が回転軸23に一体的に取り付けられる。
【0043】図3は、図2のA−A線における断面図で
ある。チップホルダー10の各側壁部11にそれぞれ設
けられた支持孔14の上部には、断面V字状に外側に突
出した溝部13が軸方向に沿ってそれぞれ設けられてい
る。溝部13は、支持孔14の上部において、ホイール
カッターによってガラス板等の脆性材料をスクライブす
る際に、ホイールカッターが脆性材料に対して相対的に
移動される方向に対して反対側の上部に形成されてい
る。
【0044】断面V字状の溝部13は、支持孔14の内
周面の接線方向にそれぞれ沿った一対の側面13aによ
って形成されている。各側面13aによって形成される
角度は、溝部13が所定の深さdになるように設定さ
れ、例えば120°とされる。
【0045】溝部13は、各側面13aにて形成される
角度の二等分線が、支持孔14の中心を通る垂直線に対
する所定の中心角度θの方向に一致するように形成され
ている。この角度θは、0〜60°の範囲で設定され、
例えば、30°とされる。
【0046】本実施形態では、回転軸23の直径が0.
8mm、その軸長L1が6mm、支持軸14の直径が、
直径0.8mmの回転軸23に対して0.02〜0.0
4mm程度大きくなっており、溝部13の深さは0.0
6mmとされている。なお、止め板25は、厚さ0.5
mmのステンレス板によって構成される。
【0047】このような構成のホイールカッターは、ガ
ラス板等の脆性材料をスクライブする際に、チップホル
ダー10が下方に付勢された状態で、スクライブ方向に
沿って脆性材料と相対的に移動されて、脆性材料の表面
上に乗り上げられた状態とされる。これにより、カッタ
ーホイールチップ22は、チップホルダー10全体を下
方に付勢する力によって、脆性材料の表面に押し付けら
れて、脆性材料の表面上を所定のスクライブ方向に沿っ
て転動する。
【0048】カッターホイールチップ22が脆性材料の
表面に乗り上げる際には、カッターホイールチップ22
に衝撃力が加わり、カッターホイールチップ22が嵌合
された回転軸23にも、その衝撃力が加わる。そして、
カッターホイールチップ22が脆性材料の表面に押し付
けられた状態になると、回転軸23は、各支持孔14に
対して上方に押し上げられた状態となり、各支持孔14
の上部に押し付けられる。
【0049】この場合、各支持孔14の上部における回
転軸23の対向部分に、断面V字状に外側に突出する溝
部13がそれぞれ形成されているために、回転軸23
は、溝部13の各側面13aそれぞれと支持孔14の周
面との境界部分Y1およびY2に接触することになる。
これにより、回転軸23に加わる力は、各境界部分Y1
およびY2にそれぞれ分散された状態になり、従って、
チップホルダー10の各側壁部11からの反作用によっ
て回転軸23に加わる力が緩和されることになる。
【0050】その結果、チップホルダー10が脆性材料
に乗り上げる際に、チップホルダー10に衝撃力が加わ
っても、回転軸23に加わる衝撃力が特定の1ヶ所に集
中することなく、緩和される。
【0051】この場合、チップホルダー10に対する衝
撃力の方向が、例えば、図3に矢印Y3またはY4で示
すような方向になっても、その衝撃力は、溝部13の各
側面13aそれぞれと支持孔14の周面との境界部分Y
1およびY2に分散されて加わることになり、従って、
チップホルダー10に対する衝撃力の方向にかかわら
ず、回転軸23に加わる衝撃力を緩和することができ
る。
【0052】このように、カッターホイールチップ22
に衝撃力が加わっても、回転軸23に加わる衝撃力が緩
和されることにより、回転軸23の耐久性が著しく向上
する。
【0053】また、脆性材料の表面に押し付けられたカ
ッターホイールチップ22が脆性材料の表面に沿って転
動する際には、支持孔14から回転軸23に加わる反力
は、溝部13の各側面13aそれぞれと支持孔14の周
面との境界部分Y1およびY2の2箇所になっており、
それぞれの境界部分Y1およびY2によって回転軸23
の回転がロックされる。このように、回転軸23は、周
方向の2箇所によって、確実にロックされるために、回
転軸23に嵌合されたカッターホイールチップ22は、
回転が停止された回転軸23に対して一定の摺動抵抗に
よって回転し、脆性材料の表面を、スリップすることな
く転動する。これにより、カッターホイールチップ22
は、脆性材料の表面を、安定的にスクライブし、形成さ
れるスクライブラインは、一定の品質になる。
【0054】しかも、このように、回転軸23の回転を
確実にロックすることができることにより、スクライブ
時における回転軸23が、各支持孔14の周面によって
不均一に磨耗することが防止される。さらには、カッタ
ーホイールチップ22が脆性材料の表面上に乗り上がる
際の回転力により、回転軸23も若干回転させられるた
めに、カッターホイールチップ22の軸孔の内周面と接
触する回転軸23の外周面位置が、スクライブを行うご
とに変化され、超硬合金等の回転軸23と超硬合金等の
カッターホイールチップ22の軸孔の内周面との摩擦に
よって、両者が凝着することを回避または低減される。
【0055】次に、支持孔14に溝部13を設けること
によって、回転軸23に加わる力が緩和されることを説
明する。図4(a)は、支持孔14に溝部13が設けら
れていない状態において、回転軸23に対して上方に向
かって垂直に力Pが加わった状態を示している。この場
合には、回転軸23と支持孔14の周面とが1箇所で接
触することになり、回転軸23には、支持孔14の周面
からの反作用として、力Pが加わることになる。
【0056】これに対して、図4(b)に示すように、
支持孔14の上部に、断面V字状に外側に突出する溝部
13が形成されており、その溝部13の各側面13aに
て形成される角度の二等分線が垂直になっている場合に
は、回転軸23に対して上向きに垂直に加わる力Pは、
溝部13の各側面13aそれぞれと支持孔14の周面と
の境界部分Y1およびY2の2箇所に分散される。
【0057】図4(b)に示すように、溝部13の各側
面13aにて形成される角度の1/2の角度をαとする
と、各境界部分Y1およびY2にそれぞれ加わる力f
は、次の(1)式で表される。
【0058】f=(P・sinα)/2 表1は、(1)式において、角度α度を変化させたとき
に、回転軸23に加わる力Pに対して、各境界部分Y1
およびY2にそれぞれ加わる力fの割合を示している。
【0059】
【表1】 表1から、αが45°の場合には、各境界部分Y1およ
びY2に加わる力2fは、回転軸23に加わる力Pに対
して、0.354・Pとなり、溝部13を形成しない場
合に比べて、回転軸23の耐衝撃性は、1/0.354
倍、すなわち、約2.8倍、向上することになる。な
お、この場合の計算値は、実際の計測値とは異なるもの
の、計測値にかなり近似した値になる傾向にある。
【0060】このように、支持孔14に溝部13が形成
されていない場合には、回転軸23と支持孔14とは1
箇所において相互に接触するために、回転軸23には、
支持孔14からの反力が、1箇所にのみ集中するが、断
面V字状の溝部13を支持孔14に設けることにより、
回転軸23と支持孔14とが2箇所において相互に接触
するために、支持孔14の周面から回転軸23に加わる
反力が分散され、回転軸23の耐衝撃性が向上し、回転
軸23が折れるおそれがない。
【0061】ホイールカッターによってガラス板をスク
ライブする場合には、カッターホイールチップ22の最
下点は、通常、カッターホイールチップ22が下方に付
勢された状態で、ガラス基板の表面に対して、0.12
mm〜0.20mm程度下方に設定されて、ガラス板の
表面に圧接される。カッターホイールチップ22がガラ
ス板の表面に圧接されたときに、カッターホイールチッ
プ22がガラス板に食い込む量を、0.02mm未満と
すると、回転軸23は、垂直方向に沿って、0.1〜
0.18mm程度押し上げられる。支持孔14の上部に
形成される溝部13が、支持孔14の中心を通る垂直線
に対する中心角θが0〜60°の範囲の方向に形成され
ていると、θ=60°の場合に、溝部13に対する回転
軸23の垂直線に沿った上方への移動量は、0.05〜
0.09mmと最小になる。
【0062】図5は、支持孔14に設けられる溝部13
の断面形状が矩形状の場合を示している。断面矩形状の
溝部13は、軸方向に沿って形成されており、その幅方
向の二等分線CL1が支持孔14の放射方向に一致する
ように形成されている。溝部13は、例えば、その二等
分線CL1が支持孔14の中心を通る垂直線に対する中
心角θが30°の方向に一致した状態で、その幅方向寸
法Wが0.4mm、深さdが0.1mmに形成されてい
る。
【0063】この場合も、溝部13の各側面13aそれ
ぞれと支持孔14の周面との各境界部分Y5およびY6
の2箇所にて、回転軸23が接触するために、回転軸2
3の回転が確実にロックされ、カッターホイールチップ
22は、回転軸23に対してスリップすることなく円滑
に回転される。これにより、カッターホイールチップ2
2は、脆性材料の表面を、スリップすることなく確実に
転動し、脆性材料の表面にスクライブラインが安定的に
形成される。
【0064】また、カッターホイールチップ22の衝撃
によって支持孔14の周面から回転軸23に加わる衝撃
力も緩和され、回転軸23は、長期にわたって安定的に
使用することができる。
【0065】図6は、支持孔14が断面楕円形状に構成
された場合を示している。支持孔14の楕円形状の長軸
は、支持孔14の中心を通る垂直線に対してθ(=0〜
60°)の角度とされている。支持孔14の上部には、
断面V字状の溝部13が形成されており、この溝部13
は、各側面13aによって形成される角度の二等分線が
その長軸に一致した状態になっている。
【0066】このような断面楕円形状の支持孔14で
は、回転軸23の上下方向の移動量を大きくすることが
できる。従って、カッターホイールチップ22は、チッ
プホルダー10から下方へ1mm以上突出させても、脆
性材料の表面をスクライブする際に、カッターホイール
チップ22の最下点を、脆性材料の表面から0.2〜
0.9mm程度下方に設定することができる。
【0067】支持孔14は、断面円形状、断面楕円形状
に限らず、断面多角形状であってもよく、その場合に
は、溝部13は、断面多角形の1つのコーナー部によっ
て形成される。この場合には、溝部13を形成する各側
面13aに回転軸23が圧接される。
【0068】図7は、支持孔14を断面五角形状とし
て、その1つのコーナー部によって、断面V字状の溝部
13を形成した状態を示している。この場合にも、支持
孔14は、溝部13を構成するコーナー部の二等分線
が、支持孔14の中心を通る垂直線に対してθ(=0〜
60°)の角度になるように形成される。
【0069】さらには、図8に示すように、支持孔14
を断面三角形として、その1つのコーナー部によって、
断面V字状の溝部13を形成するようにしてもよい。こ
の場合にも、支持孔14は、溝部13を構成するコーナ
ー部の二等分線が、支持孔14の中心を通る垂直線に対
してθ(=0〜60°)の角度になるように形成され
る。
【0070】図9は、支持孔14を断面正六角形状とし
て、その1つのコーナー部によって、断面V字状の溝部
13を形成した状態を示している。この場合にも、支持
孔14は、溝部13を構成するコーナー部の二等分線
が、支持孔14の中心を通る垂直線に対してθ(=0〜
60°)の角度になるように形成される。
【0071】なお、支持孔14を断面多角形状に構成す
る場合には、三角形〜八角形状とすることが好ましい。
コーナー部の数が8よりも多くなると、溝部13の各側
面13aによる回転軸23に対する圧接力が低減され、
回転軸23の回転をロックすることができないおそれが
ある。
【0072】図10は、チップホルダー10の他の例を
示す一部破断側面図である。このチップホルダー10
は、各側壁部11の厚さが等しくなっており、各側壁部
11に形成された支持孔14は、各側壁部11を貫通し
て、各側壁部11の外側面に開口した状態になってい
る。回転軸23は、各側壁部11におけるそれぞれの外
側面間にわたる距離に等しくなっている。
【0073】各側壁部11の外側面には、支持孔14の
開口部を閉鎖する止め板15が、それぞれ設けられてい
る。止め板15の上端部は、止めネジ16によって側壁
部11に取り付けられており、止め板15の下端部は、
支持孔14の開口部を閉鎖している。支持孔14の開口
部を閉鎖した止め板15の下端部は、支持孔14内に挿
入された回転軸23における開口部内に位置する円錐形
状の先端部に当接した状態になっている。その他の構成
は、図2に示すチップホルダーの構成と同様になってい
る。
【0074】図10に示すチップホルダーでは、各側壁
部11の支持孔14に、回転軸23における等しい長さ
の各側部がそれぞれ支持されているために、回転軸23
が各支持孔14に安定的に支持されており、回転軸23
に嵌合されたカッターホイールチップ22が安定的に回
転される。
【0075】図11は、チップホルダー10のさらに他
の例を示している。このチップホルダー10では、各側
壁部11の厚さを等しくして、一方の側壁部11に、支
持孔14に連通するピン孔19を形成している。その他
の構成は、図2に示すチップホルダーの構成と同様にな
っている。
【0076】図11に示すチップホルダー10では、ピ
ン孔19に連通するように一方の側壁部11に形成され
た支持孔14は、他方の側壁部11に形成される支持孔
14よりも短くなっており、従って、各支持孔14に支
持される回転軸23の側部の長さが異なっている。この
場合、カッターホイールチップ22は、回転軸23の中
心部ではなく、一方の側部に片寄った状態で回転軸23
に嵌合されている。
【0077】このような構成では、短い支持孔14内に
支持された回転軸23の側部が磨耗すると、回転軸23
に対するカッターホイールチップ22の取り付け位置を
変更して、各支持孔14内にて支持される回転軸23の
各側部の左右を交換する。これにより、磨耗した回転軸
23の側部は、長い支持孔14内に位置するが、この長
い支持孔14内には、カッターホイールチップ22が取
り付けられていたことによって磨耗していない回転軸2
3部分も位置することになり、この部分が支持孔14に
よって支持される。従って、回転軸23を長期にわたっ
て使用することができる。
【0078】図12は、チップホルダー10のさらに他
の例を示している。このチップホルダー10では、一方
の側壁部11を他方の側壁部11よりも厚く構成してい
る。その他の構成は、図10に示すチップホルダーの構
成と同様になっている。図12に示すチップホルダー1
0も、図11に示すチップホルダー10と同様に、回転
軸22を長期にわたって使用することができる。
【0079】図13(a)は、チップホルダーのさらに
他の例を示す側面図、図13(b)は、その断面図、図
13(c)は、その要部の拡大図である。このチップホ
ルダー20は、図2に示すチップホルダー10と概略同
様の構成になっているが、各側壁部11におけるカッタ
ーホイールチップ22に対向する内側面に、リング状の
チップ受け17が、それぞれ、各側壁部11に設けられ
た支持孔14の周囲を取り囲むように取り付けられてい
る。各チップ受け17は、超硬合金によってそれぞれ構
成されている。回転軸23は、各チップ受け17の内部
を挿通して、各支持孔14内にそれぞれ挿入されてい
る。各チップ受け17は、回転軸23に自由に回転し得
るように嵌合されたカッターホイールチップ22の各側
面に摺接して、カッターホイールチップ22を、回転軸
23の軸方向に移動させないようになっている。
【0080】このような構成のチップホルダー20で
は、カッターホイールチップ22の各側面が、各側壁部
11の内側面にそれぞれ直接接触するおそれがなく、従
って、各チップ受け17によって、各側壁部11の内側
面の磨耗が防止される。また、このような構成によっ
て、カッターホイールチップ22を安定的に回転させる
ことができ、従って、脆性材料の表面を安定的にスクラ
イブすることができる。
【0081】各チップ受け17は、例えば、その外径
は、各支持孔14の直径より大きく、回転軸23が挿通
する部分の直径も、各支持孔14の径より若干大きい超
硬合金製の円筒を、0.5mm程度の厚みに切断して、各
側壁部11の内側面に、支持孔14の中心とチップ受け
17の孔の中心が同じ位置になるように、支持孔14の
周囲に、銀ローによってロー付けした後に、ダイヤモン
ド砥石などで、チップ受け17のカッターホイールチッ
プ22と接する面を研削加工する事によって得られる。
【0082】また、図14(a)および(b)に示すよ
うに、各チップ受け17における相互に対向する端面の
中央部に、垂直方向および水平方向に沿った溝部17a
をそれぞれ形成するようにしてもよい。この場合には、
脆性材料のスクライブ時に発生するカレット、塵埃等
が、各溝部17a内を通過して周囲に拡散されるため
に、カッターホイールチップ22の刃先に塵埃等が集中
するおそれがなく、脆性材料を安定的にスクライブする
ことができるとともに、カッターホイールチップの刃先
を長寿命化することができる。なお、各チップ受け17
における相互に対向する端面に設けられる溝部17a
は、垂直方向および水平方向に沿った状態に限らず、垂
直方向および水平方向に対して傾斜した状態であっても
よく、また、各チップ受け17における相互に対向する
端面における中心部の周囲に格子状に設けるようにして
もよい。
【0083】なお、図13に示すチップホルダー10
は、一対の側壁部11の上端部同士を付き合わせて上面
部12を形成して、各側壁部11の上端部同士を一対の
ネジ13によって連結する構成になっているが、前述し
たように、超硬合金、焼結ダイヤモンド、ダイヤモンド
分散超硬合金、CBN(立方晶窒化硼素:cubicb
oron nitride)材等の耐磨耗性にすぐれた
材料によって、各側壁部11および上面部12を一体に
構成してもよい。このように、各側壁部11および上面
部12を一体に構成することにより、スクライブ時にお
ける衝撃等によって変形することが抑制され、カッター
ホイールチップ22を長期にわたって安定的に保持する
ことができ、脆性材料を長期にわたって安定的にスクラ
イブすることができる。
【0084】図15(a)は、チップホルダーのさらに
他の例を示す側面図、図15(b)は、その断面図、図
15(c)は、その要部の拡大図である。このチップホ
ルダー30は、各側壁部11及び上面部12はSK材等
の金属で一体的に構成されている。各チップ受け17
は、超硬合金、燒結ダイヤモンド、ダイヤモンド分散型
超硬合金、CBN材等の耐磨耗性に優れた材料によって
構成されており、各側壁部11の下端部にそれぞれ設け
られた各貫通孔内に、それぞれ一体的に取り付けられて
おり、各チップ受け17の軸心部に、回転軸23の各側
部を支持する支持孔14がそれぞれ形成されている。支
持孔14の上部の所定位置には、溝部13が形成されて
いる。各チップ受け17は、各側壁部11の内側面から
内側にそれぞれ適当な長さにわたって突出しており、突
出した端面が、カッターホイールチップ22の側面にそ
れぞれ当接するようになっている。
【0085】このような構成のチップホルダー30は、
例えば、次のようにして形成される。まず、カッターホ
イールチップ22が配置される間隙が形成されていない
所定形状の超硬合金またはSK材等の金属製のブロック
を準備し、その下端部に、各チップ受け17が挿入され
る貫通孔を厚さ方向(図15(b)の矢印Eで示す方
向)に形成する。また、各チップ受け17とされる所定
の長さの円柱状の部材を準備して、チップホルダー30
とされるブロックの貫通孔内にそれぞれ挿入して、各貫
通孔の内周面に銀ローによってロー付けする。その後、
ワイヤー放電加工によって、円柱部材の軸心部に沿っ
て、貫通孔を形成することによって支持孔14および溝
部13をそれぞれ形成するとともに、カッターホイール
チップ22が配置される溝を形成して、チップホルダー
30の側壁部11をそれぞれ形成する。これにより、図
15に示すチップホルダー30が形成される。
【0086】なお、各チップ受け17の軸心部の支持孔
14及びカッターホイールチップ22が配置される各側
壁部11間の間隙は、研削加工などの他の方法を用いて
形成しても良い。
【0087】このように、図15に示すチップホルダー
30は、各チップ受け17の軸心部に各支持孔14がそ
れぞれ形成されており、また、各チップ受け17の周面
の下部が軸心方向に沿って切断された形状になってい
る。
【0088】その他の構成は、図2に示すチップホルダ
ー10と概略同様になっている。このような構成のチッ
プホルダーは、図13に示すように、各側壁部11同士
をネジで組み付けて連結したチップホルダー10に比べ
て、寸法精度が向上し、しかも、衝撃等による変形が抑
制されるために、カッターホイールチップ22を長期に
わたって安定的に保持することができ、従って、脆性材
料を長期にわたって安定的にスクライブすることができ
る。
【0089】さらに、回転軸23の各側部を支持する支
持孔14は、チップ受け17の軸心部に形成されてお
り、各側壁部11から突出した各チップ受け17の全体
によって回転軸23の各側部がそれぞれ支持されている
ために、図13に示すように、チップ受け17の内径
が、各側壁部11の支持孔14より大きく、各側壁部1
1に設けられた支持孔14にて回転軸23の各側部を支
持する場合に比べて、回転軸23の各側部を支持する部
分が長くなり、回転軸23の耐衝撃性や折損性が、飛躍
的に向上する。
【0090】さらに、図14に示すように、各チップ受
け17における相互に対抗する端面に、例えば、垂直方
向及び水平方向にそって、溝部17aをそれぞれ形成す
ると良い。この場合、脆性材料のスクライブ時に発生す
るカレット、塵埃等が、各溝部17aを通って周囲に拡
散されるために、カッターホイールチップ22とチップ
受け17の間に塵埃等が進入して固着するおそれがな
く、脆性材料をより安定的にスクライブすることができ
るとともに、カッターホイールチップ22の刃先を長寿
命化することができる。
【0091】なお、チップ受け17において、カッター
ホイールチップ22と接する面に、磨耗性向上又は滑り
性向上又は、磨耗性と滑り性を向上させるために、DL
C(diamond-like coating)などを行うようにしてもよ
い。これにより、カッターホイールチップ22の回転が
スムースになり、安定したスクライブラインを形成する
ことができるとともに、カッターホイールチップの長寿
命化を可能にする。
【0092】
【発明の効果】本発明のチップホルダーは、このよう
に、カッターホイールチップが嵌合された回転軸を長期
にわたって安定的に使用することができ、しかも、カッ
ターホイールチップによって、脆性材料の表面を、安定
的にスクライブすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップホルダーを有するホイールカッ
ターの一例を示す一部破断側面図である。
【図2】そのホイールカッターに設けられたチップホル
ダーの一部破断正面図である。
【図3】そのチップホルダーの要部の断面図である。
【図4】(a)および(b)は、それぞれ、支持孔の周
面から回転軸に加わる力を説明するための断面図であ
る。
【図5】本発明のチップホルダーの他の例を示す要部の
断面図である。
【図6】本発明のチップホルダーのさらに他の例を示す
要部の断面図である。
【図7】本発明のチップホルダーのさらに他の例を示す
要部の断面図である。
【図8】本発明のチップホルダーのさらに他の例を示す
要部の断面図である。
【図9】本発明のチップホルダーのさらに他の例を示す
要部の断面図である。
【図10】本発明のチップホルダーのさらに他の例を示
す一部破断正面図である。
【図11】本発明のチップホルダーのさらに他の例を示
す一部破断正面図である。
【図12】本発明のチップホルダーのさらに他の例を示
す一部破断正面図である。
【図13】(a)は、本発明のチップホルダーのさらに
他の例を示す正面図、(b)は、その断面図、(c)
は、その要部の拡大断面図である。
【図14】(a)は、本発明のチップホルダーのさらに
他の例を示す要部の拡大正面図、(b)は、(a)にお
ける矢印Bで示す方向の側面図である。
【図15】(a)は、本発明のチップホルダーのさらに
他の例を示す正面図、(b)は、その断面図、(c)
は、その要部の拡大図である。
【図16】従来のチップホルダーの要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 チップホルダー 11 側壁部 13 溝部 13a 側面 14 支持部 17 チップ受け 22 カッターホイールチップ 23 回転軸

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脆性材料をスクライブするカッターホイ
    ールチップの軸心部を挿通する回転軸を保持するチップ
    ホルダーであって、 回転軸の各側部がそれぞれ挿入される各支持孔の上部
    に、該支持孔の軸方向に沿った溝部が形成されている、
    チップホルダー。
  2. 【請求項2】 前記溝部は、断面V字状または矩形状で
    ある請求項1に記載のチップホルダー。
  3. 【請求項3】 前記支持孔の断面形状が、円形状または
    楕円形状である請求項1に記載のチップホルダー。
  4. 【請求項4】 前記支持孔の断面形状が多角形であり、
    前記溝部が、その多角形の1つのコーナー部によって形
    成されている請求項1に記載のチップホルダー。
  5. 【請求項5】 前記溝部は、スクライブ時にホイールチ
    ップが移動する方向とは反対側であって、前記支持孔の
    中心部を通る垂直線に対して中心角度が0〜60°の方
    向に設けられている請求項1に記載のチップホルダー。
  6. 【請求項6】 前記回転軸の各側部を支持する各支持孔
    の軸方向長さが等しくなっている請求項1に記載のチッ
    プホルダー。
  7. 【請求項7】 前記回転軸の各側部を支持する各支持孔
    の軸方向長さが異なっている請求項1に記載のチップホ
    ルダー。
  8. 【請求項8】 前記支持孔は、前記カッターホイールチ
    ップの両側に設けられた側壁部にそれぞれ設けられてお
    り、各側壁部におけるカッターホイールチップに対向す
    る面に、該カッターホイールチップの接触による磨耗を
    防止するチップ受けが設けられている請求項1に記載の
    チップホルダー。
  9. 【請求項9】 前記チップ受けは、前記回転軸を支持す
    るように、前記各支持孔の周囲を取り囲むリング状にな
    っている請求項8に記載のチップホルダー。
  10. 【請求項10】 前記チップ受けにおける前記カッター
    ホイールチップに対向する面に、溝部が設けられている
    請求項8に記載のチップホルダー。
  11. 【請求項11】 前記チップ受けは、前記側壁部内に挿
    入されており、前記支持孔は、該チップ受けの内部に形
    成されている請求項8に記載のチップホルダー。
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