JP5075185B2 - スクライビングホイール - Google Patents

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本発明はガラス板等の脆性材料基板をスクライブするためのスクライビングホイールに関するものである。
従来ガラス板やセラミックス基板等の脆性材料基板を分断する場合は、まずこれらの基板に所望のラインに沿ってスクライブラインを形成し、その後スクライブラインに沿って分断している。スクライブに用いるスクライビングホイールは、例えば特許文献1に示すように、円板状でその外周部分が両側よりテーパー状に切欠かれたそろばん珠形状のものがある。図1(a)はこの一例を示す正面図である。このスクライビングホイール100は、中心部にピン101を軸として挿入するための貫通孔を有している。
又特許文献2には軸とスクライビングホイール本体部とを一体化して形成されたスクライビングホイールも示されている。図1(b)はこの一例を示す正面図である。スクライビングホイール110は2つの円錐形部材の底面を接着させた断面菱形の形状を有し、両端部がチップホルダに保持されて用いられる。
特許4219945号 国際公開WO2003/51784号公報
しかるに特許文献1では、刃先部の厚さはスクライビングホイールの厚さと同一であり、しかもスクライビングホイールの中心軸に芯ぶれすることなくピンを挿入し、スクライブ中でもスクライビングホイールの軸とピンとが一致している必要があるため、刃先部の厚さを薄くすることが難しいという欠点があった。又軸とホイールとを一体化した特許文献2のスクライビングホイールについては、製造の自由度が少なく、刃先の稜線部分の角度や軸間の距離が大きくなるため、刃先部の厚さを任意に選択することができなくなるという問題点があった。そのため基板にチップ部品が実装されている場合に基板のチップ部品間の狭い隙間のラインをスクライブすることができず、チップ部品の間隔を広くしておく必要があり、分断後の基板の周囲に余分のスペースが生じてしまうという欠点があった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、ピン一体型のスクライビングホイールであっても十分な強度を保ちつつ刃先部の厚さを薄くすることができるスクライビングホイールを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明のスクライビングホイールは、中心に一平面内の円形の稜線を有し、焼結ダイヤモンドにより形成された円板状のホイール本体部と、前記ホイール本体部の左右に同軸に前記焼結ダイヤモンドにより前記ホイール本体部と一体に形成された円柱軸部と、を具備するスクライビングホイールにおいて、前記円柱軸部の夫々の外側端部に同軸に所定の角度となるように形成されたテーパー部と、前記ホイール本体部の稜線部の頂角が所定の角度となるように形成した刃先部と、を具備し、前記ホイール本体部は、前記円柱軸部に隣接するテーパー状の傾斜部を有し、前記傾斜部のなす角度は前記稜線部の頂角より小さいものである。
ここで前記ホイール本体部の傾斜部は、前記円柱軸部との間が連続するように湾曲させるようにしてもよい。
ここで前記刃先部は、稜線に所定の形状の溝を形成するようにしてもよい。
このような特徴を有する本発明のスクライビングホイールによれば、ホイール本体と円柱軸部を一体型としており、ホイール本体部の外周部分である刃先部の厚さを任意に選択することができる。従来の軸とホイール本体とが一体となった側面が菱形形状のスクライビングホイールでは、刃先部のテーパー面の角度、円柱軸部のテーパー面の角度や間隔、刃先部の外径は自在に設定することができないが、本発明ではこれらは夫々独立して任意に設定することができる。又ホイール本体部には両面に傾斜部が形成されているため、刃先部の厚さを薄くしても十分な強度を保つことができる。従って刃先部の厚さを薄くすることにより、チップ部品などが実装された基板の狭いラインに沿ってスクライブすることが可能となる。
図1は従来のスクライビングホイールの例を示す図である。 図2は本発明の第1の実施の形態によるスクライビングホイールの正面図及び右側面図である。 図3Aは本実施の形態のスクライビングホイールの製造に用いる素材ブロック10を示す斜視図である。 図3Bは素材ブロックから切り取られた加工素材20を示す斜視図である。 図3Cは加工素材における放電加工のラインを示す図である。 図3Dは放電加工後の焼結ダイヤモンド層を示す拡大図である。 図4は第1の実施の形態の変形例を示す図である。 図5は本発明の第2の実施の形態によるスクライビングホイールの正面図及び右側面図である。 図6は本発明の第3の実施の形態によるスクライビングホイールの正面図及び右側面図である。 図7は本発明の第3の実施の形態によるスクライビングホイールの刃先部の部分拡大図である。 図8は本発明の各実施の形態によるスクライビングホイールの刃先の溝の一例を示す部分拡大図である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態によるスクライビングホイールについて説明する。図2(a)はこのスクライビングホイールの正面図、図2(b)はその右側面図である。これらの図に示すようにスクライビングホイール1Aは中央に円板状のホイール本体部2Aを有し、ホイール本体部2Aの厚さ方向の中央に一平面内に含まれる最大円周の稜線を含むテーパー状の部分が刃先部3Aとして形成されている。又ホイール本体部2Aの両側の側方に同軸に円柱軸部4及び5を有している。円柱軸部4及び5の夫々の外側の端部には同一の傾斜角度αを持つテーパー部6,7が夫々形成されている。このスクライビングホイール1Aは全てが焼結ダイヤモンドにより一体に形成されている。この実施の形態においてはホイール本体部2Aの両側面にはテーパー状の傾斜部41,42が形成され、中央に刃先部3Aが設けられる。ここで図2に示すように、ホイール本体部2Aの一対の傾斜面を示す直線の延長線のなす角度を刃先の稜線部の頂角より小さくしておくものとする。
ここで図2(a)に示すようにホイール本体部2Aの厚さをw1aとする。又刃先部3Aの厚さw1bはスクライブの対象となる基板の厚さや部品の実装密度によって決定することができるが、傾斜部41,42により強度は確保されているので、必要に応じて刃先部3Aの厚さを薄くすることができる。スクライビングホイールの適用範囲を広くするためには厚さw1bは薄くすることが好ましく、厚さw1bを例えば0.05mm以下とすることができる。又刃先部3Aの厚さw1bの下限は必要とされる強度により決まるが、例えば0.03mm以上とすることが好ましい。例えば0.7mm以下の厚さのガラス板、半導体基板などの脆性材料からなる薄い基板上に微細なチップ部品が高密度で実装されている場合には、このように薄い刃先部を有するスクライビングホイールを用いてスクライブすることが有効となる。
次に本実施の形態によるスクライビングホイール1Aの製造方法について説明する。図3A〜図3Dは本実施の形態によるスクライビングホイール1Aの製造過程を示す図である。図3Aは素材ブロック10を示しており、円柱形状の超硬合金11の上部には所定の厚さの焼結ダイヤモンド層12が一体に形成されている。この素材ブロック10は例えば直径が30mmφ、高さが16mmであり、焼結ダイヤモンド層12の厚さは3mm、超硬合金層11の厚さは13mmとする。
(加工素材の形成)
さてこの素材ブロック10の中心軸に平行に円柱形の多数の部材をワイヤ放電加工によって切り取る。これによって図3Bに示すように細長い加工素材20を例えば40〜50本得ることができる。この加工素材20は例えば直径が2.0〜3.5mm、長さは16mmの円柱状の素材である。そしてこの加工素材20も超硬合金層21と焼結ダイヤモンド層22とから成り立っている。
(ワイヤ放電加工)
次に図3Cにおいて、加工素材20の超硬合金層21の左側部分をチャックにより固定して一点鎖線で示す円柱の中心軸を中心として高速で回転させ、ワイヤ放電加工機によって放電し、超硬合金層21と焼結ダイヤモンド層22の部分を図3Cに示すように切り取る。ここで放電加工の軌跡を加工ライン30〜39で示す。加工ライン30は一点鎖線で示す円柱の中心軸に対して所定の角度で切欠くものであり、加工ライン31は中心軸に平行、加工ライン32はこれよりやや太めにテーパー状のラインを形状するものである。加工ライン33は中心軸に平行、加工ライン34はテーパー状に形成することによって傾斜部41を形成する加工ライン、加工ライン35はホイール本体部2Aに刃先部3Aを形成するためのテーパー状部分、加工ライン36もこの逆の傾きを有するテーパー状部分である。又加工ライン37は直径を小さく傾斜部42を形成するためのテーパー状の加工ライン、加工ライン38は加工ライン33と対称であり同一の太さを有する中心軸に平行な加工ライン、加工ライン39は加工ライン32と対称な傾きを有する加工ラインである。ここで加工ライン31〜39は全て焼結ダイヤモンド層22で成形される。又加工ライン32,39はテーパー部6,7の斜面よりもわずかに大きく設定され、後述する研磨加工のための削りしろを残している。又加工ライン35,36は刃先部3Aの斜面よりもわずかに大きく設定され、後述する研磨加工のための削りしろを残している。
そして放電加工を終了すると、図3Dに正面の部分拡大図を示すように焼結ダイヤモンド層22はほぼスクライビングホイールの形状の回転体となる。右側面図については図2(b)とほぼ同様である。
(粗形状成形(研磨)工程)
次に粗形状成形工程について説明する。放電加工の際には表面が高温になるため加工変質層が形成され、表面から数十μm内部まで変質している。このため、放電加工のままでは使用時に高精度を維持することはできない。特に図2(a)に示すテーパー部6,7は軸受と直接接触するため、加工変質層を除去した上、正確なテーパー状面とする必要がある。そこで加工ライン32とライン39に沿って放電加工した後に更に表面の精度を増すために研磨加工を行う。研磨工程ではワイヤ放電加工のときと同様に超硬合金層21の左側をチャックにより固定して円柱の軸を中心として回転させ、テーパー面の表面を研磨する。この研磨加工によって加工ライン32,39の加工時に形成された変質層を取り除き、左右の円柱軸部4,5の先端のテーパー部6,7のテーパー状部分の角度を正確に加工することができる。
更にホイール本体1Aの刃先部3Aについても同様に研磨加工を行う。特に図2(a)に示す刃先部3Aはスクライブの対象となるガラス板等と直接接触するため、正確な面とする必要がある。そこで加工ライン35,36に沿って形成された変質層を取り除くため、超硬合金層21をチャックにより固定して円柱の軸を中心として回転させ、研磨加工を行う。研磨加工によって変質層を取り除くと共に刃先部3Aの角度を正確に設定することができる。刃先部3Aの角度は例えば75〜170°、特に90〜150°程度とする。
(切断工程)
図3Dにおいて一点鎖線で示す超硬合金層21側の焼結ダイヤモンド層の部分を切り離すことにより、図2に示すようにホイール本体部2A及び円柱軸部4,5の全部が焼結ダイヤモンド層22から成るスクライビングホイール1Aを得ることができる。この場合に切断した面を研磨して左右対称となるようにしてもよいが、テーパー状の更に先端部分は使用時には軸受の貫通孔に入り込むことになるため、図4に示すようにテーパー部6の先端を少し残しておいてもよく、研磨しなくてもよい。
こうして完成したスクライビングホイール1Aは超硬合金層21の左側部分をチャック保持し、回転させてワイヤ放電加工や研磨加工をしているため、ホイール本体部2A、円柱軸部4,5の軸芯を正確に合わせることができる。ホイール本体部2Aの厚さは、加工ライン34,37の間隔を変化させることにより、傾斜部41,42の角度は加工ライン34,37の角度により、刃先部3Aの角度は加工ライン35,36の角度により、任意に選択することができる。このスクライビングホイールはホイール本体部と円柱軸部を一体化し、更に傾斜部を有しているため、刃先部3Aの厚さは薄くしても十分な強度を確保することができる。尚、傾斜部41,42は円柱軸部4,5との間がなだらかに連続するように湾曲させた、いわゆるR面として形成してもよく、この場合にはワイヤ放電加工が容易となる。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について図5を用いて説明する。第2の実施の形態によるスクライビングホイール1Bもホイール本体部2B及び刃先部3B以外は第1の実施の形態と同様である。このスクライビングホイール1Bでは、ホイール本体部2Bを図5(a)に示すように3段のテーパー面となるようにしたものである。即ち傾斜部41,42に代えて2段の傾斜部43,44とし、中央には刃先部3Bを形成する。その他の構造については第1の実施の形態と同様である。そして左右のテーパー部6,7の研磨は第1の実施の形態と同様である。ホイール本体部2Bの研磨は、刃先部3Bの稜線に近い傾斜部分である左右の斜面の研磨加工で足りる。この場合には研磨加工の角度を刃先部3Bのみで適宜選択することができる。その後テーパー部6の先端で切断することによりスクライビングホイール1Bを完成させる。尚、傾斜部43,44は円柱軸部4,5との間及び傾斜部43,44の中央部分がなだらかに連続するように湾曲させた、いわゆるR面として形成してもよく、この場合にはワイヤ放電加工が容易となる。ここで図5に示すように、ホイール本体部2Bの一対の傾斜面を示す直線の内側同士及び外側同士の延長線のなす角度を刃先の稜線部の頂角より小さくしておくものとする。
この実施の形態ではホイール本体部2Bの厚さをw2aとし、刃先部3Bの厚さをw2bとする。この場合も刃先部3Bの厚さw2bはスクライブの対象となる基板の厚さや部品の実装密度によって決定することができるが、適用範囲を広くするためには薄くすることが好ましく、例えば0.05mm以下とすることができる。又刃先部3Bの厚さw2bの下限は必要とされる強度により決まるが、例えば0.03mm以上とすることが好ましい。例えば0.7mm以下の厚さのガラス板、半導体基板などの脆性材料からなる薄い基板上に微細なチップ部品が高密度で実装されている場合には、このように薄い刃先部を有するスクライビングホイールを用いてスクライブすることが有効となる。
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態について図7を用いて説明する。第3の実施の形態によるスクライビングホイール1Cもホイール本体部2C及び刃先部3C以外は第1の実施の形態と同様である。第3の実施の形態のスクライビングホイール1Cでは図6及び図7の部分拡大図に示すように、刃先部3Cはホイール本体部2Cの中央に設けられた円板部45を有し、その稜線をテーパー状の刃先に構成したものである。円板部45の厚さは刃先部3Cの厚さであり、これをw3bとする。円板部45の両側にはテーパー状の傾斜部46,47及び48,49が設けられる。こうすれば円板部45の厚さw3bを薄くしても傾斜部46〜49により強度が維持される。また左右のテーパー部6,7の研磨は第1の実施の形態と同様である。ホイール本体部2Cの研磨は刃先部3Cの稜線を形成する斜面のみの研磨加工で足りる。この場合にも研磨加工の角度を刃先部3Cのみで適宜選択することができる。その後テーパー部6の先端で切断することによりスクライビングホイール1Cを完成させる。尚、傾斜部46〜49は円柱軸部4,5との間及び傾斜部46と47、48と49の間がなだらかに連続するように湾曲させた、いわゆるR面として形成してもよく、この場合にはワイヤ放電加工が容易となる。ここで図6に示すように、ホイール本体部2Cの一対の傾斜面を示す直線の内側同士及び外側同士の延長線のなす角度を刃先の稜線部の頂角より小さくしておくものとする。
この実施の形態ではホイール本体部2Cの厚さをw3aとし、刃先部の厚さをw3bとする。この場合も刃先部3Cの厚さw3bはスクライブの対象となる基板の厚さや部品の実装密度によって決定することができるが、適用範囲を広くするためには薄くすることが好ましく、例えば0.05mm以下とすることができる。又刃先部3Cの厚さw3bの下限は必要とされる強度により決まるが、例えば0.03mm以上とすることが好ましい。例えば0.7mm以下の厚さのガラス板、半導体基板などの脆性材料からなる薄い基板上に微細なチップ部品が高密度で実装されている場合には、このように薄い刃先部を有するスクライビングホイールを用いてスクライブすることが有効となる。
この実施の形態では厚さが一定の円板部45を設けているため、刃先部3Cの研磨の程度によって図8に示す距離dが変化するだけで刃先部の厚さw3bが変化することはない。
又前述した各実施の形態において、特許3074143号やWO2007/004700に示されているように、刃先の稜線部分に所定形状の溝を形成するようにしてもよい。ここで溝の所定形状は、例えば図8(a)〜(d)に示すようにU字状、V字状、のこぎり波状又は矩形状の溝とすることができる。このような溝は研削加工や微細放電、レーザー等の熱加工により形成することでスクライビングホイールの外周部に所定間隔の突起を形成することができる。ここで溝のピッチは外径に応じて例えば20μm以上とし、溝の深さは外形に応じて例えば2〜20μmとする。このような溝を形成しておくことによってガラス基板等の脆性材料基板にスクライブラインを形成したときに滑ることがなく、又スクライブに沿って垂直クラックを深く伸展させることができ、スクライブ後の分断が容易となる。このピッチ、溝の深さを適宜選択することでガラス当の基板表面に対する食い付き(かかり)性能と、垂直クラックを深く伸展させ性能とのバランスをとることができる。
本発明は脆性材料基板をスクライブして分断するスクライブ装置に有用に用いることができる。
1A,1B,1C スクライビングホイール
2A,2B,2C ホイール本体部
3A,3B,3C 刃先部
4,5 円柱軸部
6,7 テーパー部
10 素材ブロック
11,21 超硬合金
12,22 焼結ダイヤモンド層
20 加工素材
30〜39 加工ライン
41,42,43,44,46,47,48,49 傾斜部
45 円板部

Claims (3)

  1. 中心に一平面内の円形の稜線を有し、焼結ダイヤモンドにより形成された円板状のホイール本体部と、
    前記ホイール本体部の左右に同軸に前記焼結ダイヤモンドにより前記ホイール本体部と一体に形成された円柱軸部と、を具備するスクライビングホイールにおいて、
    前記円柱軸部の夫々の外側端部に同軸に所定の角度となるように形成されたテーパー部と、
    前記ホイール本体部の稜線部の頂角が所定の角度となるように形成した刃先部と、を具備し、
    前記ホイール本体部は、前記円柱軸部に隣接するテーパー状の傾斜部を有し、前記傾斜部のなす角度は前記稜線部の頂角より小さいスクライビングホイール。
  2. 前記ホイール本体部の傾斜部は、前記円柱軸部との間が連続するように湾曲させた請求項1記載のスクライビングホイール。
  3. 前記刃先部は、稜線に所定の形状の溝を形成した請求項1記載のスクライビングホイール。
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