JP2002191900A - 生地の整形仕上げ方法および装置 - Google Patents

生地の整形仕上げ方法および装置

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JP2002191900A
JP2002191900A JP2000398121A JP2000398121A JP2002191900A JP 2002191900 A JP2002191900 A JP 2002191900A JP 2000398121 A JP2000398121 A JP 2000398121A JP 2000398121 A JP2000398121 A JP 2000398121A JP 2002191900 A JP2002191900 A JP 2002191900A
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sheet
iron
shaping
finishing
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Yukio Miyata
幸男 宮田
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MIYATA KOKI KK
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F71/00Apparatus for hot-pressing clothes, linen or other textile articles, i.e. wherein there is substantially no relative movement between pressing element and article while pressure is being applied to the article; Similar machines for cold-pressing clothes, linen or other textile articles
    • D06F71/32Details
    • D06F71/40Holders or stretchers for the article to be pressed
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F71/00Apparatus for hot-pressing clothes, linen or other textile articles, i.e. wherein there is substantially no relative movement between pressing element and article while pressure is being applied to the article; Similar machines for cold-pressing clothes, linen or other textile articles
    • D06F71/18Apparatus for hot-pressing clothes, linen or other textile articles, i.e. wherein there is substantially no relative movement between pressing element and article while pressure is being applied to the article; Similar machines for cold-pressing clothes, linen or other textile articles specially adapted for pressing particular garments or parts thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】例えばワイシャツのカラーやカフスなどの生地
をプレス仕上げするのに際して、洗濯により縮んだ分を
元に戻してきれいな仕上げができるようにすること。 【解決手段】上鏝4と下鏝2,3,3との間に生地を挟
んでプレスをする生地の整形仕上げ装置1であって、前
記生地をのせる下鏝2,3,3の近傍に、前記プレス前
に生地の端を挟んで引っ張る伸張機構23を設け、該伸
張機構23による伸張処理中の伸張処理終了直前の生地
の動きを規制する規制手段16,34,39を、上記上
鏝4または下鏝2,3,3の近傍に設けた生地の整形仕
上げ装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばワイシャ
ツのカラーやカフス等を仕上げるのに適した装置に関
し、より詳しくは、洗濯により縮んだ生地を復元して仕
上げるような装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイシャツのカラーやカフス、前たて部
分は、表裏2枚の生地の間に薄い接着芯地を挟み込んで
高圧プレスにより圧着して構成している。
【0003】しかし上記接着芯地は、材料によって率に
差はあるが、洗濯により縮む。通常10〜15%くらい
縮む。
【0004】機械による仕上げでは、洗濯、脱水したワ
イシャツを半乾きの状態で、つまり上述の縮んだ状態の
ままプレス仕上げを行うことになり、仕上がった状態で
は新品の時と比べると首回りや手首回りのサイズが小さ
くなってしまったり、ボタンとボタン孔がずれてしまっ
たりする。機械仕上げでは作業効率を優先するため、高
温で一気にプレスするので、なおさら縮みは戻らない。
【0005】これまでは、上述のように接着芯地が縮む
という事実が一般には知られていないこともあり、黙認
されてきた。しかし、特にあつらえたワイシャツで縮み
が起こると事故品ともいえる状態になってしまい、容認
できない場合もあり、業界においては良き解決策が望ま
れていた。
【0006】
【解決すべき課題及びそのための手段】そこでこの発明
は、縮んだ生地を元の状態に戻してからきれいな仕上げ
を行うようにすることを主たる課題とする。
【0007】そのための手段は、下鏝にのせた生地に対
して上鏝を降下し、生地を挟んでプレスをする生地の整
形仕上げ方法であって、前記プレス中またはその前段
で、前記生地に力を加えて生地を伸ばす伸張処理をする
とともに、該伸張処理中に、伸張処理終了直前の生地に
上から接してその動きを規制する規制処理を行う生地の
整形仕上げ方法であることを特徴とする。
【0008】なお、上記プレスとは、圧力を掛けて強く
押さえることをいい、プレスしている時とは、可動する
上鏝が生地に強く当ってから離れるまでの時間のことで
ある。つまり、可動する上鏝が動いていてもその生地に
強く当るまではプレスの時ではなく、プレスの前段であ
る。
【0009】すなわち、生地の仕上げに際しては、下鏝
の上に生地をのせ、プレス中、またはその前段で、生地
を伸ばすべく、例えば生地の両端を挟んで離反方向に引
っ張るなどの機械的な伸張機構を用いて、生地に力を加
えて伸張処理をする。そしてこの伸張処理中に、伸張処
理終了直前に生地が動くのを規制する規制処理を行う。
伸張処理の終了直前では、生地が伸張のために生地と接
触している部分から離れる時に、生地の部分で時間的差
が生じることがあるが、規制処理をすることにより、下
鏝の上での生地の位置ずれを阻止する。
【0010】この後、上鏝を降下して、生地を強く押圧
してプレスを行う。生地は伸ばされ、しかも、下鏝上で
のずれもないままプレスされるので、縮みのない新品同
様の状態となるきれいな整形仕上げが確実にできる。
【0011】また、前記伸張処理を、生地の両端部を挟
んで引っ張る機械的な伸張機構で行えば、手で伸張させ
るのと同様にきれいに伸ばすことができる。
【0012】前記規制処理は、例えば生地の上にシート
状体を下ろして行えばよい。シート状態は、可撓性を有
する薄い金属板や耐熱性を有する柔軟なシート等、適宜
の材料で形成するとよく、上鏝やその近傍に設けるも、
下鏝やその近傍に設けるも、さらには装置とは別体ある
いは装置に付設しておき、生地を下鏝上にのせた後に作
業者の手によって被せるようにするもよい。
【0013】なお、生地を伸びやするために、プレスの
前段で生地を加熱するとよい。この加熱は、例えば下鏝
に内蔵した蒸気供給手段で行えば、瞬時に加熱と水分付
与が行えるのでよい。
【0014】別の手段は、上鏝と下鏝との間に生地を挟
んでプレスをする生地の整形仕上げ装置であって、前記
生地をのせる下鏝の近傍に、前記プレス前に生地の端を
挟んで引っ張る伸張機構を設け、該伸張機構による伸張
処理中の伸張処理終了直前の生地の動きを規制する規制
手段を、上記上鏝または下鏝の近傍に設けた生地の整形
仕上げ装置であることを特徴とする。
【0015】すなわち、生地の整形仕上げは、下鏝の上
に生地をのせ、伸張機構で生地の端を挟んで引っ張り、
規制手段で伸張処理中の生地の動きを規制した状態で伸
張機構を生地から外し、続いて、伸張した状態の生地を
下鏝と上鏝との間に挟んでプレスを行う。生地は伸ばさ
れ、下鏝上での位置ずれもないままにプレスされるの
で、縮みのない新品同様の状態となるきれいな整形仕上
げが確実にできる。
【0016】具体的には、前記規制手段は、上鏝の下面
に設けるとともに、生地の動きを規制する時には平たい
形状でプレス時にはプレスに必要な所定の形状に変形す
るシート状体で形成するとよい。シート状体は、可撓性
を有する薄い金属板や耐熱性を有する柔軟な被覆シート
で構成したり、形状記憶合金で構成する。伸張処理中に
上鏝を降下すれば、まず平たい形状のシート状体が生地
の頂部上面に接して生地を押え、このまま上鏝の降下を
続ければ、伸張処理も終了し、プレスに移行する。
【0017】また、前記規制手段は、下鏝の近傍に設け
るとともに、生地をのせた下鏝を上から覆うシート状体
で形成するもよい。生地を下鏝の上に載せてセットした
後、シート状体で生地と下鏝を覆い、そのまま伸張処理
からプレス処理を行えばよい。この場合には、シート状
体であらかじめ覆うので、生地の加熱のために蒸気を噴
射した場合には、生地に対して蒸気を充分に含ませるこ
とができる利点を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を以下図面
を用いて説明する。なお、以下の実施の形態では、生地
の一例としてワイシャツのカラーXとカフスYを同時に
整形する方法と装置について説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は生地の整形仕上げ
装置1(以下、装置という)の正面図であり、図2はそ
の側面から見た断面図である。図1はプレスを行う下鏝
2,3,3と上鏝4を、説明の便宜上対向させた状態で
ある。装置1は、3つの下鏝2,3,3と、これら下鏝
2,3,3の上面に対応する形状の3つの押圧面4a…
をもつ上鏝4を有している。
【0020】上記各下鏝2,3,3は、左右方向中間部
のカラー用の下鏝2と、これら左右両側のカフス用の下
鏝3,3とであり、基台5の上面に、支持柱6で所定高
さに支持している。
【0021】各下鏝2,3,3は、前後方向に所定長さ
で、上面を上へ凸になるように左右方向に湾曲した形状
であって、カラー用の下鏝2は、正面視緩やかな蒲鉾形
で、カフス用の下鏝3,3は、正面視略正三角形に近い
山形に形成している。そしてこれら下鏝には、図3、図
4に示したように加熱手段を内蔵している。この加熱手
段は、上にのせる生地に対して熱のほかに水分も加える
ことができるように、蒸気供給手段で構成している。
【0022】すなわち、図3、図4の断面図に示したよ
うに、内部は隔離壁7により上下二層(上側の空間部8
と下側の空間部9)に分割しており、上面には、小径の
丸孔10を多数形成し、その上面には通気性を備えたカ
バー11を被着している。
【0023】上記支持柱6は中空の筒状で、内部には蒸
気供給手段を備えている。すなわち、装置1の内部に設
けたエア供給ブロア(図示せず)に接続されたエア供給
ノズル12の先端部を、上記上側の空間部8に連通する
ように、支持柱6内の上部の隔離壁6aに固定してい
る。上記エア供給ノズル12の噴射側には、エアを上側
の空間部内に拡散するための拡散板13を若干離間して
対設し、上側の空間部8内には、蒸気供給装置(図示せ
ず)に蒸気供給ポート(図示せず)を介して接続された
蒸気パイプ14を配設している。
【0024】上記蒸気供給ポートには、蒸気供給ノズル
15を接続し、上下二層の空間部のうちの下側の空間部
9と連通状態にして蒸気により下鏝2,3,3を所定の
温度に加温できるように構成している。
【0025】上記上鏝4は、下鏝2,3,3と同様、蒸
気により所定の温度に加温可能に構成するとともに、上
記下鏝2,3,3の上面に対応する正面視アーチ状の形
状をなす各押圧面4aには、熱伝導性のよい板材を装着
して形成している。そして、上鏝4の下面には、上記押
圧面4aを塞ぐようにシート状体16を装着している。
【0026】このシート状体16は、下鏝2,3,3の
上の生地の余分な動きを規制するとともに、プレス時に
生地を押さえるもので、上鏝4の前後方向の長さに対応
する長さに形成され、図5に示したように各押圧面4a
の下端部を橋渡しするように装着している。
【0027】上記規制は、図5に示したように、シート
状体16が平たい状態のときに行い、プレスレ時にはシ
ート状体16が変形して上記押圧面4aに沿うアーチ状
の形に変形する。このようにするため、シート状体16
の左右両側部分には、左右方向に長い長溝16aを形成
し、この長溝16aと大径の頭部を有する保持突起17
を介して、シート状体16が左右方向に摺動するように
保持している。
【0028】このようなシート状体16は、例えばステ
ンレス等の薄い可撓性を有する薄い金属板や、例えばポ
リ四弗化エチレンをコーティングするなどして耐熱性を
もたせた柔軟なシート状の材料で形成し、左右方向の端
部には、例えば引っ張りコイルばね等からなる付勢手段
18を用いてシート状体16が平たくなる方向に付勢し
ている。
【0029】この上鏝4は、図2に示したように、基台
5の背面側に枢着した左右2本の揺動アーム19の先端
に固定し、後方の傾斜位置から、上鏝を真っ直ぐにする
位置まで揺動可能にしている。この揺動は、エアシリン
ダ20により行う。
【0030】2本の揺動アーム19と上鏝4とは、揺動
アーム同士を連結する連結板21の上に立設したエアシ
リンダ22を介して固定する。
【0031】また、下鏝の近傍には、生地(カラーX、
カフスY)を図6に示したように伸張処理するための伸
張手段として、伸張機構23を設けている。この伸張機
構23は、生地の左右両端を挟む挟み手段24と、該挟
み手段24を生地が伸張する下方に移動させる引っ張り
手段25とで構成している。
【0032】挟み手段24は、受け片26と押え片27
とを有するが、受け片26は、前記支持柱6の側面に枢
着され上下に揺動する揺動部材28の先端に固定してい
る。揺動部材28は上へ回動したときに下鏝2,3,3
の下側の形に沿う形状で、このとき受け片26が下鏝
2,3,3の側部の上面に若干の隙間をあけて位置する
ように、受け片26の固定を揺動部材28に対して鋭角
に行っている。そして揺動部材28の先端部の受け片2
6より下側には、支持片29を形成し、この支持片29
に枢支片30を立設して、上記押え片27の基端から延
設した押え杆31を回動可能に枢着している。押え杆3
1の回動は、押え杆31の後端に連結した挟み用エアシ
リンダ32で行う。この挟み用エアシリンダ32の基部
は、上記揺動部材28の下面側に枢着している。
【0033】また、この揺動部材28を上下に揺動する
引っ張り手段25は、揺動部材28の下面側に先端を枢
着し、支持柱6の下端部に基部を枢着した引っ張り用エ
アシリンダ33で構成している。この引っ張り用エアシ
リンダ33による揺動は、下に下げたときに挟み手段2
4が、上鏝4を降下したときの下面位置よりも下に位置
し、上鏝と接しないように設定している。
【0034】このように構成した装置1でワイシャツの
カラーXとカフスY(生地)を整形仕上げするには、次
のように行う。
【0035】まず、挟み手段24の押え片27を受け片
26から離間した状態で、挟み手段24を下鏝2,3,
3の左右両側部の上面に位置させる。そして各下鏝2,
3,3の上に生地を広げてのせ、挟み手段24の押え片
27を倒して生地の両側の端部を挟む。
【0036】続いて上鏝4を下鏝2,3,3に対向させ
るとともに、図7に示したように、下鏝2,3,3から
蒸気を噴射して生地に当てる。生地は挟み手段24で固
定されており、不測に動くことはなく、初めに広げた状
態を保持できる。蒸気の温度は約150度以上であれば
よく、噴射は、1秒から5秒程度でよい。生地は蒸気を
含むとともに加熱され、伸びやすい状態になる。
【0037】この噴射と同時に、または少しおいてか
ら、引っ張り手段25を駆動して、挟み手段24を離間
方向に移動させ、生地の伸張を行う(図11参照)。具
体的には、例えば蒸気の噴射を5秒間行い、その蒸気の
噴射と同時に引っ張り手段25を駆動すればよい。所定
時間引っ張り手段25を駆動した後、挟み手段24の挟
み用エアシリンタ32を駆動して、生地を放す。放す
と、挟み手段24は、引っ張り手段25(引っ張り用エ
アシリンダ33)の動作により下鏝2,3,3の下方に
退避する。
【0038】この前段、すなわち、引っ張り手段25を
駆動してから生地を放す前の適宜の瞬間に、エアシリン
ダ22を駆動して加熱した上鏝4を降下させる。する
と、この上鏝4の降下により、伸張処理されている状態
にある生地に対して上鏝4の下面に装着したシート状体
16が、図8に示したように、生地の上部の上面に当
る。この状態のときに伸張機構23の挟み手段24が生
地を放せば、例えば押え片27や受け片26が生地の端
で引っ掛かったり、左右で放すタイミングがずれたりし
たような場合でも、シート状体16の押圧による規制
で、生地が下鏝2,3,3の上で位置ずれすることを阻
止できる。
【0039】このあとも続けて上鏝4を降下すると、さ
らにシート状体16は変形し、上鏝4の押圧面4aに沿
う形になって生地に圧接し、図9に示したように、生地
のプレス仕上げがなされる。所定時間のプレス後、各部
を元の状態に戻す。上鏝4を上昇すれば、シート状体1
6は、付勢手段18の作用により引っ張られて変形は解
け、平たい状態に戻る。
【0040】このように伸張機構23による生地の伸張
の最後に、生地が下鏝2,3,3の上で不必要に位置ず
れすることを、シート状体16で規制しながらプレスを
行うので、きれいな仕上がりが期待できる。
【0041】しかもその規制は、プレスに先だって自然
に行われ、そのまま円滑にプレスに移行するので効果は
確実である。
【0042】(実施の形態2)図10は、生地の動きを
規制するシート状体34に形状記憶合金を用いた例を示
している。すなわち、このシート状体34は、生地の動
きを規制する時には平たい形状に、プレス時には下鏝
2,3,3の上面に対応する形状に、温度によって能動
的に変形する。
【0043】すなわち、そのシート状体34を有する上
鏝4…は、先の例のように下鏝2,3,3に対応させて
3つ並設しており、これらは下面が開口した直方体箱状
の支持体35内に支持しており、支持体35はエアシリ
ンダ22により上下動するように構成している。
【0044】カラー用の上鏝4とカフス用の上鏝4,4
は、それぞれ図11、図12に示したように構成してい
る。すなわち、上記支持体35内の所定位置に前後方向
に掛け渡す枢支軸36と、この枢支軸36を中心にして
上下方向に所定角度相対回動する2つのコ字状の支持枠
37,37と、これら支持枠37,37の下端面に固定
した上記シート状体16とで構成している。上記支持枠
37,37の下端面から上方の枢支部分に掛けての下面
37aは、下鏝2,3,3の上面に対応する湾曲形状に
形成し、シート状体34が変形したときに、シート状体
34を支持するように構成している。そして支持体35
の上面における各上鏝4…に対応する位置には、図13
に示したようにシート状体34を加熱するための蒸気噴
射口38…を設けている。シート状体34はプレスに必
要な高い温度で変形を起こし、蒸気が当らずに冷めれば
回復するように設定する。
【0045】上記上鏝4以外の下鏝2,3,3および伸
張機構23は先の例と同様であるので、詳しい説明は省
略する。
【0046】このように構成した装置1では、生地を下
鏝2,3,3にのせて伸張機構23にセットした後、下
鏝2,3,3から蒸気を噴射しながら、伸張機構23を
駆動する。そしてこれと同時にあるいは所定時間をおい
た後、支持体35を降下する。この支持体35の降下に
より各上鏝4…のシート状体34は伸張されつつある生
地の頂部の上面に当り、生地を押さえる。このまま、伸
張機構23の駆動により生地が伸張され切って、伸張機
構23が生地から外れるときもシート状体34は生地に
当接して生地の余分な動きを規制する。そしてこの時、
上鏝4…に蒸気を噴射して、上鏝4のシート状体34を
変形するとともに、さらなる支持体35(上鏝4)の降
下により生地をプレスする(図13参照)。所定時間の
蒸気噴射と生地のプレスの後、各部を元に戻す。
【0047】このように構成した装置1でも、伸張機構
23による生地の伸張の最後に、生地が下鏝2,3,3
の上で不必要に位置ずれすることを、シート状体34で
規制しながらプレスを行うので、きれいな仕上がりが期
待できる。
【0048】(実施の形態3)図14は、シート状体3
9からなる規制手段を下鏝2,3,3の近傍に設けた構
成の装置1を示している。すなわち、上鏝4は従来と同
様に、熱板を有するカラー用、カフス用の3つの押圧面
4a…を有し、蒸気により所定温度に加熱できるように
構成しており、下鏝2,3,3、およびこの下鏝2,
3,3の近傍に設ける伸張機構23は、先の例と同様に
形成している。
【0049】そして、上記シート状体39は、下鏝2,
3,3の背面側から下鏝2,3,3を覆うように回動可
能に設けている。具体的には、シート状体39は、例え
ば可撓性を有する薄い金属板を用いて形成し、下鏝2,
3,3の上面に略対応するアーチ状の形状および寸法に
形成しており、背面側の両下端を図15に示したように
支持杆40で支持している。支持杆40は後端同士を左
右に連結し、この連結杆41を下鏝2,3,3の背面側
の所定位置に枢支している。そして支持杆40の上記連
結杆41より下鏝2,3,3よりの下面には、枢支部4
2を設けて、リンク43を接続している。このリンク4
3と上記枢支部42側の端部には長孔43aを形成し、
リンク43の他端は、エアシリンダ44に接続してい
る。
【0050】すなわち、エアシリンダ44を駆動してリ
ンク43を突き上げれば、枢支部42はリンク43の長
孔43aの下端に位置してシート状体39を垂直に立て
る。またリンク43を下げれば、リンク43が枢支部4
2を牽引してシート状体39を倒し、仮想線で示したよ
うに下鏝2,3,3の上面を覆うようにする。この時、
上記枢支部42の軸は、リンク43の長孔43aの略中
間部に位置するように設定しておき、シート状体39が
上鏝4の降下により下鏝2,3,3に対して押圧された
ときにシート状体39が下方へ移動できるように構成し
ている。
【0051】このように構成した装置1では、図14に
示したようにシート状体39を立てた状態にしておき、
この状態で下鏝2,3,3の上に生地をのせて伸張機構
23にセットする。この後、シート状体39を図16に
示したように倒して下鏝2,3,3および生地の上面を
被う。そして次に、下鏝2,3,3から蒸気を噴射し、
伸張機構23を駆動する。下鏝2,3,3から噴射した
蒸気は、シート状体39の存在により上方へ逃げずに充
分に生地を加熱し水分を与え、蒸らすことができる。所
定時間の蒸気噴射と伸張機構23の駆動により生地が伸
ばし切られるころ、加熱した上鏝4を降下する。伸張機
構23が生地から外れるとき、シート状体39は生地が
位置ずれするのを自重により柔らかく覆いながら阻止し
て、この状態のまま上鏝4の降下により生地は押圧され
る。所定時間のプレスの後、各部を元に戻す。
【0052】このように構成した装置1でも、伸張機構
23による生地の伸張の最後に、生地が下鏝2,3,3
の上で不必要に位置ずれすることを、シート状体39で
規制しながらプレスを行うので、きれいな仕上がりが期
待できる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、生地
を伸張処理したときに、せっかく伸ばした生地が下鏝の
上でずれてしまうのを阻止できるので、より綺麗な整形
仕上げが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る生地の整形仕上げ装置の
正面図。
【図2】 実施の形態1に係る生地の整形仕上げ装置の
断面図。
【図3】 下鏝の構造を示す断面図。
【図4】 下鏝の構造を示す断面図。
【図5】 生地の整形仕上げ装置の要部の正面図。
【図6】 生地の伸張処理を示す平面図。
【図7】 整形仕上げ処理の一部の正面図。
【図8】 規制処理の正面図。
【図9】 プレス状態の正面図。
【図10】 実施の形態2の装置を示す正面図。
【図11】 実施の形態2の上鏝の断面図。
【図12】 実施の形態2の上鏝の断面図。
【図13】 プレス状態の正面図。
【図14】 実施の形態3の装置を示す正面図。
【図15】 実施の形態3のシート状体を示す断面図。
【図16】 規制処理の正面図。
【符号の説明】
1…生地の整形仕上げ装置 2,3…下鏝 4…上鏝 4a…押圧面 16…シート状体 23…伸張機構 24…挟み手段 25…引っ張り手段 34…シート状体 39…シート状体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下鏝にのせた生地に対して上鏝を降下し、
    生地を挟んでプレスをする生地の整形仕上げ方法であっ
    て、前記プレス中またはその前段で、前記生地に力を加
    えて生地を伸ばす伸張処理をするとともに、該伸張処理
    中に、伸張処理終了直前の生地に上から接してその動き
    を規制する規制処理を行う生地の整形仕上げ方法。
  2. 【請求項2】前記規制処理を、生地の上にシート状体を
    下ろして行う請求項1に記載の生地の整形仕上げ方法。
  3. 【請求項3】上鏝と下鏝との間に生地を挟んでプレスを
    する生地の整形仕上げ装置であって、前記生地をのせる
    下鏝の近傍に、前記プレス前に生地の端を挟んで引っ張
    る伸張機構を設け、該伸張機構による伸張処理中の伸張
    処理終了直前の生地の動きを規制する規制手段を、上記
    上鏝または下鏝の近傍に設けた生地の整形仕上げ装置。
  4. 【請求項4】前記規制手段を、上鏝の下面に設けるとと
    もに、生地の動きを規制する時には平たい形状でプレス
    時にはプレスに必要な所定の形状に変形するシート状体
    で形成した請求項3に記載の生地の整形仕上げ装置。
  5. 【請求項5】前記規制手段を、下鏝の近傍に設けるとと
    もに、生地をのせた下鏝を上から覆うシート状体で形成
    した請求項3に記載の生地の整形仕上げ装置。
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