JPH07194896A - 衣類プレス装置 - Google Patents

衣類プレス装置

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JPH07194896A
JPH07194896A JP34976493A JP34976493A JPH07194896A JP H07194896 A JPH07194896 A JP H07194896A JP 34976493 A JP34976493 A JP 34976493A JP 34976493 A JP34976493 A JP 34976493A JP H07194896 A JPH07194896 A JP H07194896A
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JP
Japan
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cloth
pressing
presser
actuator
air cylinder
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JP34976493A
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Toshihiro Ochiai
利博 落合
Takao Suzuki
高生 鈴木
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下鏝形状の如何に拘らず良好なプレスを行う
と共に、装置の損傷の防止を図る。 【構成】 下鏝1に載置された衣類を、下鏝1の上方に
配設された押え布3により押えるよう構成された衣類プ
レス装置であって、押え布3を上下動させる複数のアク
チュエータ14と、プレス時の下鏝1の形状に倣った押
え布3の変形に対応して、押え布3の引っ張られる方向
にアクチュエータ14を追従させるアクチュエータ追従
手段30と、アクチュエータ14の追従方向に抗する方
向に付勢し、押え布3を常時緊張させる押え布緊張手段
23と、を具備してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類プレス装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】下鏝に載置された衣類を、該下鏝の上方
に配設された押え布により押え、さらにこの押え布の上
方に配設された上鏝により衣類を加圧し、鏝体に蒸気を
供給して衣類をプレスするようにした衣類プレス装置が
知られている。この衣類プレス装置にあっては、衣類を
押える手段に板バネを用いたものや、コイルバネを用い
たものが知られており、前者(衣類を押える手段に板バ
ネを用いたもの)を示したのが図5、図6、後者(衣類
を押える手段にコイルバネを用いたもの)を示したのが
図7である。
【0003】前者は、図5、図6に示されるように、下
鏝1と、この下鏝1にセットされた衣類(不図示)を押
える押え布3と、この押え布3の両縁に形成されたルー
プ3a,3a内にそれぞれ挿入された布押え棒4,4
と、これら布押え棒4,4を上鏝8に懸架する複数個の
板バネ5、板バネ押え6、螺子7とから凡そ構成されて
いる。
【0004】一方、後者は、図7に示されるように、前
者の布押え棒4,4を上鏝8に懸架する複数個の板バネ
5、板バネ押え6に代えて、複数個のコイルバネ9、コ
イルバネ吊り金具10を用いている。
【0005】そして、上記何れの場合にあっても、上鏝
8が衣類を載置している下鏝1に向かって降下して来
て、先ず押え布3が衣類を押え、次いで上鏝8が押え布
3を介して衣類をプレスするようになっている。この場
合、上記板バネ5やコイルバネ9は、押え布3を常時緊
張させると共に、下鏝1の形状に対応したプレス時の押
え布3の上下左右方向の変位に追従するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記衣
類プレス装置にあっては、以下の問題がある。すなわ
ち、例えばズボン股下の鏝型のように下鏝1の形状が比
較的緩やかで、下鏝形状に沿って図6,7における上下
左右方向に変位する押え布3の変位量が少ない場合に
は、上記板バネ5やコイルバネ9がその変位に追従し得
るので問題がないが、例えば背脇鏝のように下鏝1の形
状が深く、下鏝形状に沿って図6,7における上下左右
方向に変位する押え布3の変位量が多い場合には、上鏝
8が加圧状態に入ると、板バネ5やコイルバネ9が追従
しきれずに伸びきってしまい元に戻らなくなったり、破
損するといった問題がある。この問題は、特に上鏝8が
加圧状態に入ると発生するが、押え布3だけによるプレ
スの際にも発生することがある。
【0007】また、押え布3だけでプレスするような場
合にあっては、板バネ5やコイルバネ9がその変位に追
従しきれないので、下鏝1の頂点及びその周辺しか有効
な押え圧が得られないといった問題がある。
【0008】さらにまた、押え布3は上鏝8に懸架され
上鏝8と一体的に降下するために、その降下位置によっ
ては、押え圧や押える箇所のプレス位置が定まらないと
いった問題もある。
【0009】そこで本発明は、下鏝形状の如何に拘らず
良好なプレスがなされると共に、装置の損傷が防止され
る衣類プレス装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の衣類プレス装置は、下鏝に載置された衣類
を、該下鏝の上方に配設された押え布により押えるよう
構成された衣類プレス装置であって、前記押え布を上下
動させる複数のアクチュエータと、プレス時の前記下鏝
の形状に倣った前記押え布の変形に対応して、前記押え
布の引っ張られる方向に前記アクチュエータを追従させ
るアクチュエータ追従手段と、前記アクチュエータの追
従方向に抗する方向に付勢し、前記押え布を常時緊張さ
せる押え布緊張手段と、を具備した。
【0011】
【作用】このような手段における衣類プレス装置によれ
ば、プレス時において、押え布は下鏝の形状に倣って変
形し、該押え布を支持するアクチュエータはこの変形方
向に引っ張られるが、この時、アクチュエータはアクチ
ュエータ追従手段により押え布の引っ張られる方向に追
従し、一方押え布は押え布緊張手段により常時緊張を維
持される。ここで、押え布緊張手段は、アクチュエータ
の追従方向に抗する方向に付勢することにより押え布を
緊張させているので、プレス時に無理なく変位する。従
って、従来のようにバネが追従できずに装置が破損する
といったことはなく、また下鏝形状の如何に拘らず下鏝
全体に渡って最適な押え圧が得られる。また、押え布は
複数のアクチュエータにより上鏝に関係なく上下動さ
れ、押え圧及び押え箇所のプレス位置が一定にされる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す衣類プレス装置の
概略斜視図、図2は図1のA−A矢示図である。
【0013】図1、図2において、符号8は上鏝を示し
ており、この上鏝8を上昇下降させる上鏝駆動エアーシ
リンダ20の胴部20bは、装置本体のフレーム22に
固定されている。上鏝駆動エアーシリンダ20のシリン
ダロッド20a先端にはチャンネル状をなす上鏝吊り金
具19が固定されており、この上鏝吊り金具19と上鏝
8とは複数の螺子18により連結された状態となってい
る。すなわち、上鏝駆動エアーシリンダ20の駆動によ
り、上記上鏝8が上下動するようになっている。
【0014】上記上鏝吊り金具19の両端(図2におけ
る左右方向の端部)には、長尺なスライドレール取り付
けアングル21がそれぞれ取り付けられている。このス
ライドレール取り付けアングル21のそれぞれの両端部
にはスライドレール取り付けバー17が直交方向に長尺
となるようにそれぞれ取り付けられており、各スライド
レール取り付けバー17の両端部にはスライドレール1
6がそれぞれ固定されている。
【0015】一方、下鏝1にセットされた衣類(不図
示)を押える押え布3の両縁(図2における左右端)は
ループ状に縫製されており、この押え布3のループ3
a,3a内には布押え棒4,4がそれぞれ挿入されてい
て、これら布押え棒4,4のそれぞれの凡そ両端は布押
えハンガ11にそれぞれ吊られた状態となっている。各
布押えハンガ11にはターンバックル12が、該ターン
バックル12にはシリンダ先端金具13がそれぞれ接続
されており、ターンバックル12を調節することによ
り、布押えハンガ11とシリンダ先端金具13との位置
関係が調整可能である。各シリンダ先端金具13はその
上方にそれぞれ配設されたアクチュエータとしての布押
え駆動エアーシリンダ14のそのシリンダロッド14a
にそれぞれ接続されている。すなわち、押え布3は布押
え棒4、布押えハンガ11、ターンバックル12、シリ
ンダ先端金具13を介して布押え駆動エアーシリンダ1
4のシリンダロッド14aに懸架された状態となってい
る。
【0016】各布押え駆動エアーシリンダ14の胴部1
4bには、多少のこじり力が発生してもスライド可能な
スライドベアリングよりなるスライダ15がそれぞれ固
定されており、このスライダ15は上記スライドレール
16に遊嵌配置されている。すなわち、スライダ15
は、スライドレール16を図2における左右方向に摺動
自在となっている。該スライダ15には、一端がスライ
ドレール取り付けバー17に係止された押え布緊張手段
としての引っ張りバネ23の他端が係止されており、こ
の引っ張りバネ23により、スライダ15及び布押え駆
動エアーシリンダ14は鏝型の軸心から離間する方向
(図2における左側の布押え駆動エアーシリンダにおい
ては左に向かう方向、右側の布押え駆動エアーシリンダ
においては右に向かう方向)に付勢されている。すなわ
ち、押え布3は、引っ張りバネ23によりピンと張られ
緊張させられた状態となっている。そして、押え布3
は、上鏝駆動エアーシリンダ20の駆動により上鏝8と
共に上下動する一方、複数(本実施例においては4個)
の布押え駆動エアーシリンダ14の駆動により上鏝8と
は別に上下動するようになっている。なお、上記スライ
ダ15を裏面に凸条を有する板体で構成し、スライドレ
ール16の表面に設けた遊嵌溝に上記凸条が遊嵌配置さ
れる構成としても良い。但し、この場合、加工精度を向
上させないとこじり力が発生した時にスライダ15の摺
動作用が低下する。
【0017】なお、本実施例においては、スライドレー
ル16及びスライダ15によりアクチュエータ追従手段
30が構成されている(詳しくは後述)。
【0018】上記布押え駆動エアーシリンダ14及び上
鏝駆動エアーシリンダ20には、図3に示されるよう
に、空気源24よりエアーがそれぞれの経路を介して供
給される。布押え駆動エアーシリンダ14と空気源24
とを結ぶ経路の空気源24側は2股のエアー通路50
a,50bに分かれており、エアー通路50a,50b
の途中には、布押え圧調整レギュレータ25a,25b
がそれぞれ設けられている。これら布押え圧調整レギュ
レータ25a,25bはその圧力が互いに異なる圧力と
なるように設定されている。
【0019】布押え圧調整レギュレータ25a,25b
より下流のエアー通路50a,50bには、バネ26a
またはソレノイド26bの作用により、エアー通路50
a,50bの経路を切り換えることが可能な所謂2位置
電磁弁としての布押え圧バルブ26が配設されており、
この布押え圧バルブ26に従ってエアー通路50a,5
0bの経路を切り換えることにより、シリンダロッド1
4aの下降時の圧力として2種類の圧力が選択できるよ
うになっている。
【0020】この布押え圧バルブ26の下流には、バネ
27aまたはソレノイド27bの作用により、さらに下
流のエアー通路50c,50dの選択切り換えが可能な
2位置電磁弁としての布押えバルブ27が配設されてお
り、この布押えバルブ27に従ってエアー通路50c,
50dの経路を切り換えることにより、シリンダ14の
シリンダロッド14aを伸ばす方向と引っ込める方向の
何れかの方向に駆動できるようになっている。
【0021】そして、このエアー通路50c,50dの
下流側には、スピードコントローラ28を介して布押え
駆動エアーシリンダ14がそれぞれ接続されている。
【0022】一方、上鏝駆動エアーシリンダ20と空気
源24とを結ぶ経路の途中には、ソレノイド31aまた
はソレノイド31bの作用により、さらに下流のエアー
通路51a,51bの選択切り換えが可能である、すな
わち上鏝駆動エアーシリンダ20のシリンダロッド20
aを伸ばす方向と引っ込める方向の何れかの方向に駆動
することが可能であると共に、任意の位置でシリンダロ
ッド20aの位置を停止させることも可能な所謂3位置
電磁弁としての上鏝バルブ31が設けられている。な
お、符号28c,31cはサイレンサをそれぞれ示して
いる。
【0023】上記ソレノイド26b,27b,31a,
31bは、CPU40からの駆動信号を各ドライバ4
1,42,43,44を介して受信することによりそれ
ぞれ駆動し、布押え圧バルブ26にあっては内部の切り
換えバルブをエアー通路50bを選択する方向に、布押
えバルブ27にあっては内部の切り換えバルブをエアー
通路50dを選択する方向に、上鏝バルブ31にあって
は内部の切り換えバルブをエアー通路51aまたは51
bを選択する方向に、それぞれ移動させる。ここで、上
鏝バルブ31にあってはソレノイド31a及びソレノイ
ド31bに出力する駆動信号を何れもオフすると、上鏝
バルブ31の内部の切り換えバルブは中間停止位置で停
止し、上鏝駆動エアーシリンダ20のシリンダロッド2
0aもその位置を保ったまま停止するようになってい
る。
【0024】上記装置には、ソレノイド26b,27
b,31a,31bへ各ドライバ41,42,43,4
4を介して駆動信号を出力し、布押え駆動エアーシリン
ダ14、上鏝駆動エアーシリンダ20の各シリンダロッ
ド14a,20aの上昇下降動作及びシリンダロッド1
4aの下降時の圧力選択動作を、ROM46に格納され
ているマイクロプログラムに従って実行させるCPU4
0と、実行手順をプログラム及び固定データの形で格納
するROM46と、演算に使用するデータや演算結果等
を一時的に記憶するRAM47と、各種データ入力のた
めのキー及び機能キー等を備えたキーボードからなるキ
ーボード入力部45と、が備えられている。
【0025】次に、上述のように構成された衣類プレス
装置の動作について説明する。先ず、スイッチがオンさ
れていない時は、ソレノイド26b,27b,31a,
31bは全てオフになっており、装置は図3の状態にあ
る。すなわち、布押え圧バルブ26にあっては、バネ2
6aにより内部の切り換えバルブに従ってエアー通路5
0aが選択され、布押えバルブ27にあっては、バネ2
7aにより内部の切り換えバルブに従ってエアー通路5
0cが選択され、上鏝バルブ31にあっては、図示の状
態で両ソレノイドがオフされている。
【0026】従って、各布押え駆動エアーシリンダ14
のシリンダロッド14aは、布押え圧調整レギュレータ
25aの圧力で上死点の位置にある。すなわち、押え布
3は各シリンダロッド14aにより上死点に引き上げら
れた状態となっている。
【0027】一方、ソレノイド31a,31bは、上鏝
駆動エアーシリンダ20のシリンダロッド20aが上死
点に引き上げられた状態で共にオフされており、従って
上鏝8は上死点で停止した状態となっている。
【0028】次いで、スイッチがオンされてプレス工程
に入り、ソレノイド31bがオンされる。すると、内部
の切り換えバルブに従ってエアー通路51bが選択され
て上鏝駆動エアーシリンダ20のシリンダロッド20a
が下降を開始し、それに伴って上鏝8、布押え駆動エア
ーシリンダ14、押え布3等が一体的に下降する。
【0029】押え布3が下鏝1の近くまで下降して来た
らソレノイド27bがオンされる。ここで、布押え駆動
エアーシリンダ14のプレス時の圧力を上昇時の圧力と
異ならせたい場合には、図示されない圧力変更スイッチ
をオンする。すると、ソレノイド26bがオンされ、内
部の切り換えバルブに従ってエアー通路50bが選択さ
れて、エアー通路50aを選択した時と異なる圧力での
加圧が可能となる。一方、上記圧力変更スイッチをオフ
すると、ソレノイド26bがオフされてバネ26aによ
り内部の切り換えバルブに従ってエアー通路50aが選
択される。このように、布押え圧バルブ26により2種
類の圧力の選択が可能となっている。
【0030】さて、上述のようにソレノイド27bがオ
ンされると、内部の切り換えバルブに従ってエアー通路
51dが選択されて各布押え駆動エアーシリンダ14の
シリンダロッド14aが下降を開始し、それに伴って押
え布3が下降する。そして、押え布3は下鏝1に載置さ
れた衣類を押え始める。
【0031】各布押え駆動エアーシリンダ14がさらに
下方にストロークすると、押え布3は、下鏝1の形状に
倣って上下左右方向に変位し始める。すると、各布押え
駆動エアーシリンダ14は追従手段30(スライダ15
及びスライドレール16)により図2における左右方向
に移動可能になっているので、該布押え駆動エアーシリ
ンダ14はそれぞれ押え布3の引っ張られる方向(鏝型
の軸心に向かう方向)に移動しつつさらに下降する。こ
の時、押え布3は引っ張りバネ23により常に緊張させ
られているので、押え布3による良好な押えがなされ
る。
【0032】そして、さらに上鏝8が降下して来て、こ
の上鏝8により押え布3を介して衣類のプレスがなされ
る。
【0033】このようにしてプレスがなされたら、ソレ
ノイド26b,27b,31bがオフされると共にソレ
ノイド31aがオンされる。すると、内部の切り換えバ
ルブに従ってエアー通路50a,50c,51aがそれ
ぞれ選択されて、各布押え駆動エアーシリンダ14のシ
リンダロッド14aは布押え圧調整レギュレータ25a
の圧力で上昇を開始し、上鏝駆動エアーシリンダ20の
シリンダロッド20aも上昇を開始して、それぞれ上死
点に復帰する。そして、ソレノイド31aがオフされ
て、図3の状態に戻る。
【0034】このように、本実施例においては、押え布
3を上下動させる複数のアクチュエータとしての布押え
駆動エアーシリンダ14と、プレス時の下鏝1の形状に
倣った押え布3の変形に対応して、押え布3の引っ張ら
れる方向に布押え駆動エアーシリンダ14を追従させる
アクチュエータ追従手段30(スライダ15及びスライ
ドレール16)と、布押え駆動エアーシリンダ14の追
従方向(図2における左側の布押え駆動エアーシリンダ
にあっては右方向、右側の布押え駆動エアーシリンダに
あっては左方向)に抗する方向に付勢し、押え布3を常
時緊張させる引っ張りバネ23と、を具備するようにし
たので、プレス時において、押え布3は下鏝1の形状に
倣って変形し、該押え布3を支持する布押え駆動エアー
シリンダ14はこの変形方向に引っ張られるが、この
時、布押え駆動エアーシリンダ14はアクチュエータ追
従手段30により押え布3の引っ張られる方向に追従
し、一方押え布3は引っ張りバネ23により常時緊張を
維持されるようになっている。ここで、引っ張りバネ2
3は、布押え駆動エアーシリンダ14の追従方向に抗す
る方向に付勢することにより押え布3を緊張させている
ので、プレス時に無理なく変位できるようになってい
る。従って、従来のように、例えばシルエットの深い下
鏝形状のプレス時にバネが追従できずに装置が破損する
といったことは、引っ張りバネ23が無理のない方向に
引っ張られるので、なくなっており、また下鏝1の形状
の如何に拘らず下鏝1全体に渡って最適な押え圧が得ら
れ良好なプレスを行うことが可能となっている。
【0035】また、押え布3は複数の布押え駆動エアー
シリンダ14により上鏝8に関係なく上下動されるよう
になっているので、押え圧及び押え箇所のプレス位置を
一定にすることが可能となっており、良好なプレスを行
うことができるようになっている。
【0036】図4は本発明の他の実施例を示す衣類プレ
ス装置のA−A矢示図であり、先の実施例で説明したの
と同一なものに対しては同一符号が付してあり、重複を
避けるために、ここでの説明は省略する。また、空圧回
路及び制御回路としては、先の実施例で示した図3のも
のが同様にして使用されている。
【0037】この実施例の衣類プレス装置にあっては、
各布押え駆動エアーシリンダ14の胴部14bの端部
(図における上端部)にL字状のブラケット35がそれ
ぞれ取り付けられており、この各ブラケット35の上方
に折曲された部分35aには貫通穴がそれぞれ設けられ
ていて、この各貫通穴には、スライドレール取り付けバ
ー17より突出されたピン36がそれぞれ挿入されてい
る。すなわち、ブラケット35、貫通穴、ピン36より
構成されるアクチュエータ追従手段60により、布押え
駆動エアーシリンダ14は、ピン36を支点として矢印
C方向に回動自在になっている。また、スライドレール
取り付けバー17に長穴17aを設け、上記ピン36が
長穴17aに沿って位置調節可能となるように構成する
と、布押え駆動エアーシリンダ14の作動範囲が拡大す
る。
【0038】そして、布押え駆動エアーシリンダ14の
摺動側を構成する布押えハンガ11には、押え布緊張手
段としての引っ張りバネ37の一端が係止されている。
この引っ張りバネ37の他端はスライダ38に係止され
ており、このスライダ38は、本体のフレームに固定さ
れた上下方向に長尺なスライドレール39内に遊嵌配置
されている。
【0039】このように構成されていても、押え布3は
引っ張りバネ37により常時緊張しており、またプレス
時における押え布3の下鏝1の形状に倣った変形に対し
ても、布押え駆動エアーシリンダ14は上記アクチュエ
ータ追従手段60によりピン36を支点として回動して
追従できるようになっている。また、引っ張りバネ37
は、布押え駆動エアーシリンダ14の追従方向(図4に
おける左側の布押え駆動エアーシリンダにあっては右方
向、右側の布押え駆動エアーシリンダにあっては左方
向)に抗する方向に付勢することにより押え布3を緊張
させているので、プレス時に無理なく図4における左右
方向に変位できるようになっており、さらにスライダ3
8及びスライドレール39により布押え駆動エアーシリ
ンダ14の駆動時にも無理なく図4における上下方向に
変位できるようになっている。従って、先の実施例と同
様な効果を得ることができるというのはいうまでもな
い。
【0040】なお、この実施例の変形例として、引っ張
りバネ37及びスライダ38並びにスライドレール39
に代えて、押え布緊張手段としてピン36とスライドレ
ール取り付けバー17との間に捩じりコイルバネを設
け、布押え駆動エアーシリンダ14の追従方向に抗する
方向に付勢するようにしても、上記各実施例と同様な作
用、効果を奏する。
【0041】以上本発明者によってなされた発明を各実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記各実施
例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記各実施例においては、図3に示される空圧回
路を電気回路により制御するようにしているが、例えば
マイクロバルブを設けて同様な制御をするようにしても
良い。
【0042】また、上記各実施例においては、押え布3
を上下動させるのをエアーシリンダにより行うようにし
ているが、エアーシリンダ以外の他のアクチュエータと
して、例えばピニオンとラックを含むモータ等により行
うようにすることも可能である。
【0043】また、上記各実施例においては、上鏝8を
有する衣類プレス装置に対しての適用例が述べられてい
るが、上鏝8がなく下鏝1及び押え布3だけの衣類プレ
ス装置に対しても勿論適用可能である。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明の衣類プレス装
置によれば、押え布を上下動させる複数のアクチュエー
タと、プレス時の下鏝の形状に倣った押え布の変形に対
応して、押え布の引っ張られる方向にアクチュエータを
追従させるアクチュエータ追従手段と、アクチュエータ
の追従方向に抗する方向に付勢し、押え布を常時緊張さ
せる押え布緊張手段と、を具備したので、プレス時にお
いて、押え布は下鏝の形状に倣って変形し、該押え布を
支持するアクチュエータはこの変形方向に引っ張られる
が、この時、アクチュエータはアクチュエータ追従手段
により押え布の引っ張られる方向に追従し、一方押え布
は押え布緊張手段により常時緊張を維持される。ここ
で、押え布緊張手段は、アクチュエータの追従方向に抗
する方向に付勢することにより押え布を緊張させている
ので、プレス時に無理なく変位できる。従って、従来の
ようにバネが追従できずに装置が破損するといったこと
はなく、また下鏝形状の如何に拘らず下鏝全体に渡って
最適な押え圧が得られ良好なプレスを行うことが可能と
なる。また、押え布は複数のアクチュエータにより上鏝
に関係なく上下動されるので、押え圧及び押え箇所のプ
レス位置を一定にすることが可能となり、良好なプレス
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す衣類プレス装置の概略
斜視図である。
【図2】図1のA−A矢示図である。
【図3】同上衣類プレス装置の空圧回路及び制御回路の
ブロック図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す衣類プレス装置のA
−A矢示図である。
【図5】従来技術の一例を示す板バネを採用した衣類プ
レス装置の概略斜視図である。
【図6】図5のB−B矢示図である。
【図7】従来技術の他の例を示すコイルバネを採用した
衣類プレス装置のB−B矢示図である。
【符号の説明】
1 下鏝 3 押え布 14 アクチュエータ 23,37 押え布緊張手段 30,60 アクチュエータ追従手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下鏝に載置された衣類を、該下鏝の上方
    に配設された押え布により押えるよう構成された衣類プ
    レス装置であって、 前記押え布を上下動させる複数のアクチュエータと、 プレス時の前記下鏝の形状に倣った前記押え布の変形に
    対応して、前記押え布の引っ張られる方向に前記アクチ
    ュエータを追従させるアクチュエータ追従手段と、 前記アクチュエータの追従方向に抗する方向に付勢し、
    前記押え布を常時緊張させる押え布緊張手段と、を具備
    した衣類プレス装置。
JP34976493A 1993-12-29 1993-12-29 衣類プレス装置 Withdrawn JPH07194896A (ja)

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