JP2006271467A - ミシン - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、種々の布地に対して円滑に縫いを施すことができるミシンを提供することをその目的とする。
【解決手段】布押さえ機構40は、図1に示すように、ミシンベッド2bの上面において、該上面に沿って滑動可能に配設された布保持板41と、布保持板41上に載置された布地をその上方から挟持する布押さえ枠42と、布押さえ枠42を上下動可能に支持する支持アーム43と、布押さえ枠42が上方から布地を押圧するための押圧力を付与する第1の押圧手段たるコイルスプリング47と、コイルスプリング47の押圧力に抗して布押さえ枠42を布地から離反させる押さえ上げパルスモータ52と、押さえ上げパルスモータ52を駆動操作するための足踏みペダル53と、布押さえ枠42に対して該布押さえ枠42が上方から布地を押圧するための押圧力を付与すると共に電磁的に駆動制御可能な第2の押圧手段としての布押さえエアシリンダ54とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】布押さえ機構40は、図1に示すように、ミシンベッド2bの上面において、該上面に沿って滑動可能に配設された布保持板41と、布保持板41上に載置された布地をその上方から挟持する布押さえ枠42と、布押さえ枠42を上下動可能に支持する支持アーム43と、布押さえ枠42が上方から布地を押圧するための押圧力を付与する第1の押圧手段たるコイルスプリング47と、コイルスプリング47の押圧力に抗して布押さえ枠42を布地から離反させる押さえ上げパルスモータ52と、押さえ上げパルスモータ52を駆動操作するための足踏みペダル53と、布押さえ枠42に対して該布押さえ枠42が上方から布地を押圧するための押圧力を付与すると共に電磁的に駆動制御可能な第2の押圧手段としての布押さえエアシリンダ54とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明はミシンに関し、特に、布押さえ駆動手段を有するミシンに関する。
一般に、ボタン穴等に穴かがり縫いを施す穴かがりミシンは、布押さえを昇降するための昇降手段として、布押さえを下方側すなわち被縫製物たる布地側に対して付勢力をもって押圧するばねなどの弾性体と、当該ばねの付勢力に抗して布押さえを上昇させる押さえ上げ手段とを備えている。
かかる押さえ上げ手段としては、足踏みペダル、膝上げ装置或いは手動等の人力による駆動手段が長く実用に供されているが、近年においては、エアシリンダ、ソレノイド等の電動アクチュエータを用いることで、電気的にその駆動の有無を制御可能としたものが知られている。また、アクチュエータとしてパルスモータを使用することで、その駆動量を数値的に制御可能な構成としたミシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる押さえ上げ手段としては、足踏みペダル、膝上げ装置或いは手動等の人力による駆動手段が長く実用に供されているが、近年においては、エアシリンダ、ソレノイド等の電動アクチュエータを用いることで、電気的にその駆動の有無を制御可能としたものが知られている。また、アクチュエータとしてパルスモータを使用することで、その駆動量を数値的に制御可能な構成としたミシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、近年、例えば、車のチャイルドシートやベビーカーのベルト穴等のように、厚手の布地に大きな穴かがり縫いを施す必要性が生じている。かかる厚手の布地に穴かがり縫いを施す場合には、ある程度の強い押圧力をもって布地を下方側にしっかりと押さえなければ、針振りの際に針先が布地と干渉してしまうという問題が生じる。また、ボタン穴を形成するために布切りメスで布地を切断する際、布地がずれてしまうことによって正確な縫い目を形成することができなかったり、或いは、縫い目を切断してしまうという不具合を生じる恐れがある。このため、布押さえに付与する下方側への押圧力を強化する必要性が生じている。下方側への押圧力を強化する方法としては、例えば、押圧力が強い押えばねを使用すること等が考えられる。
特開平11−156073号公報
しかしながら、上記押さえばねの押圧力を強化した場合、足踏みペダル等の人力で布押さえを上昇させる構成では作業者の負担が著しく増大するという問題が生じる。また、布押さえの上昇に上記ソレノイド等の電動アクチュエータを用いるミシンの場合、当該アクチュエータの出力がばねの押圧力に及ばず押さえ上げ不良が生じるか、或いは、強化されたばねに打ち勝つアクチュエータを使用した場合、ミシンが大きくなってしまい好ましくないという問題があった。また、押さえ上げ手段としてパルスモータを用いる上記特許文献1に示すようなミシンでは、強力なばね圧によって当該パルスモータに脱調が生じ、正確な縫製動作を継続することができないという問題があった。
本発明は、種々の布地に対して円滑に縫いを施すことができるミシンを提供することをその目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、布押さえと、前記布押さえが被縫製物を押圧する押圧力を付与する第1の押圧手段と、前記押圧力に抗して前記布押さえを前記被縫製物から離反させる押さえ上げ手段と、を備えるミシンにおいて、電磁的に駆動制御可能であると共に前記第1の押圧手段に加えて前記布押さえが前記被縫製物を押圧する押圧力を付与する第2の押圧手段と、前記第2の押圧手段の動作制御を行う制御手段と、を設け、前記制御手段は、予め設定に応じたタイミングで前記第2の押圧手段を駆動する制御を行う機能を備えていることを特徴とするミシンである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンにおいて、前記押さえ上げ手段は、電磁的に駆動制御可能であると共にその駆動により前記布押さえを被縫製物から離反させるアクチュエータと、該アクチュエータの駆動を指示するための操作手段と、を備え、前記制御手段は、前記操作手段の操作に応じて当該アクチュエータの駆動の制御を行う機能を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、布地の表面(上面)を下方側に押さえる布押さえに対して、当該下方側に向かう押圧力を付与する第1の押圧手段の他に、これを補強するための第2の押圧手段を設けたことにより、布地を押さえる押圧力を強化することができ、布地を十分に薄く圧縮することができる。したがって、厚手の布地に穴かがり縫いを施す場合であっても、針振りの際に針先と布地の表面との干渉を防止することができる。また、布地を保持する力が向上するため、布切りメスによるボタン穴又はベルト穴形成の際にも布地の横ずれを防止することができ、正確な穴かがり縫いを施すことが可能となる。
また、第2の押圧手段は、制御手段によって電磁的に制御可能に構成されているため、当該第2の押圧手段を所望のタイミングで駆動する制御を行うことが可能となる。したがって、例えば、布押さえを上昇する際には第2の押圧手段の駆動を解除することができる。これにより、布地に作用する押圧力は強化しながらも、足踏みペダル等の人力によって布押さえを上昇させる構成の場合は作業者の負担を増加することがなく、また、押さえ上げ手段としてパルスモータを用いる構成の場合には当該パルスモータの脱調を防止することができ、円滑な穴かがり縫いを実現することができる。
また、縫製中に第2の押圧手段を駆動することなく第1の押圧手段のみが布押さえに押圧力を付与するように制御することも可能であり、例えば、第2の押圧手段のアクチュエータとしてソレノイドを使用する場合などは、連続的な駆動に伴う発熱を解消することができ、円滑な縫製動作を実現することが可能となる。
また、制御手段は、設定に応じて第2の押圧手段の駆動の有無を選択することが可能となり、例えば、薄手の布地に対しては設定により選択的に第2の押圧手段を使用しない制御を行うことにより、縫製対象たる布地の種類に応じて布押さえに適切な押圧力を付与することができ、より多くの種類の布地に対して円滑に穴かがり縫いを施すことが可能となる。
また、制御手段は、第2の押圧手段の押圧時期(駆動のタイミング)を設定に応じたタイミングで駆動する制御を行うことが可能となり、縫製対象たる布地の厚さや縫製パターンに応じて所望のタイミングで第2の押圧手段を駆動させることが可能となる。したがって、種々の布地に対して円滑な穴かがり縫いを施すことができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる他、特に、押さえ上げ手段は、制御手段によって電磁的に制御可能なアクチュエータを備えているため、第2の押圧手段が作業者に負担を強いることなく厚手の布地に対して強力な押圧力を付与することを可能にすることに加えて、布押さえを上昇する際の作業者の負担を軽減することができる。
以下、本発明の実施形態たる穴かがりミシン10について図1〜図3に基づいて詳しく説明する。
なお、以下の説明において、後述するミシンベッド部2bの延設方向をY軸方向とし、当該Y軸方向と直交すると共に穴かがりミシン10の使用状態において水平となる方向をX軸方向、穴かがりミシン10の使用状態において垂直となる方向をZ軸方向とする。
なお、以下の説明において、後述するミシンベッド部2bの延設方向をY軸方向とし、当該Y軸方向と直交すると共に穴かがりミシン10の使用状態において水平となる方向をX軸方向、穴かがりミシン10の使用状態において垂直となる方向をZ軸方向とする。
(実施形態の全体構成)
図1は本実施形態たる穴かがりミシン10の外観斜視図である。
図1に示すように、穴かがりミシン10は、外形が側面視にて略コ字状を呈するミシンフレーム2を備えている。このミシンフレーム2は、穴かがりミシン10の上部をなし前後方向に延びるミシンアーム部2aと、穴かがりミシン10の下部をなし前後方向に延びるミシンベッド部2bと、ミシンアーム部2aとミシンベッド部2bとを連結する縦胴部2cとを備えている。
この穴かがりミシン10は、ミシンベッド部2bの上面において縫い針11の上下動に同期して布地のY軸方向に沿った移動位置決めを行う布押さえ機構40と、上記布押さえ機構40の動作制御を行う制御手段たる制御部100とを備えている(図2参照)。
なお、穴かがりミシン10は、上記構成以外にも、縫い針11の上下駆動を行う針駆動機構(図示省略)、縫い針11の上下動に同期してX軸方向に沿って縫い針11の針振りを行う針振り機構(図示省略)、ミシンベッド部2b内に設けられた釜機構(図示省略)、布地にボタン穴を形成するメス機構(図示省略)、布押さえ機構40を含むミシンの各機構部の動作を設定入力するための操作パネル120等、穴かがり縫いを施すための一般的な種々の機能を備えているものであるが、これらは従来と同様であるため本実施形態では詳述しない。
図1は本実施形態たる穴かがりミシン10の外観斜視図である。
図1に示すように、穴かがりミシン10は、外形が側面視にて略コ字状を呈するミシンフレーム2を備えている。このミシンフレーム2は、穴かがりミシン10の上部をなし前後方向に延びるミシンアーム部2aと、穴かがりミシン10の下部をなし前後方向に延びるミシンベッド部2bと、ミシンアーム部2aとミシンベッド部2bとを連結する縦胴部2cとを備えている。
この穴かがりミシン10は、ミシンベッド部2bの上面において縫い針11の上下動に同期して布地のY軸方向に沿った移動位置決めを行う布押さえ機構40と、上記布押さえ機構40の動作制御を行う制御手段たる制御部100とを備えている(図2参照)。
なお、穴かがりミシン10は、上記構成以外にも、縫い針11の上下駆動を行う針駆動機構(図示省略)、縫い針11の上下動に同期してX軸方向に沿って縫い針11の針振りを行う針振り機構(図示省略)、ミシンベッド部2b内に設けられた釜機構(図示省略)、布地にボタン穴を形成するメス機構(図示省略)、布押さえ機構40を含むミシンの各機構部の動作を設定入力するための操作パネル120等、穴かがり縫いを施すための一般的な種々の機能を備えているものであるが、これらは従来と同様であるため本実施形態では詳述しない。
(布押さえ機構)
布押さえ機構40は、図1に示すように、ミシンベッド2bの上面において、当該上面に沿って滑動可能に配設された布保持板41と、布保持板41上に載置された被縫製物たる布地をその上方から挟持する布押さえとしての布押さえ枠42と、布押さえ枠42を上下動可能に支持する支持アーム43と、布押さえ枠42に対して当該布押さえ枠42が上方から布地を押圧するための押圧力を付与する第1の押圧手段たるコイルスプリング47と、コイルスプリング47の押圧力に抗して布押さえ枠42を布地から離反させる押さえ上げ手段としての押さえ上げパルスモータ52と、押さえ上げパルスモータ52を駆動操作するための操作手段たる足踏みペダル53と、布押さえ枠42に対して当該布押さえ枠42が上方から布地を押圧するための押圧力を付与すると共に電磁的に駆動制御可能な第2の押圧手段としての布押さえエアシリンダ54とを備えている。
布押さえ機構40は、図1に示すように、ミシンベッド2bの上面において、当該上面に沿って滑動可能に配設された布保持板41と、布保持板41上に載置された被縫製物たる布地をその上方から挟持する布押さえとしての布押さえ枠42と、布押さえ枠42を上下動可能に支持する支持アーム43と、布押さえ枠42に対して当該布押さえ枠42が上方から布地を押圧するための押圧力を付与する第1の押圧手段たるコイルスプリング47と、コイルスプリング47の押圧力に抗して布押さえ枠42を布地から離反させる押さえ上げ手段としての押さえ上げパルスモータ52と、押さえ上げパルスモータ52を駆動操作するための操作手段たる足踏みペダル53と、布押さえ枠42に対して当該布押さえ枠42が上方から布地を押圧するための押圧力を付与すると共に電磁的に駆動制御可能な第2の押圧手段としての布押さえエアシリンダ54とを備えている。
布保持板41には、布地にボタン穴を形成するための切れ込みを入れる図示しない布切りメス及び縫い針11を下方側に挿通させるための貫通孔が形成されている。
布押さえ枠42は、内側が上下に貫通された長方形状の枠体であって、上記布保持板41の上面に対向するとともに、その内側を上記布切りメス及び縫い針11が上下に挿通可能となって配設されている。すなわち、この布押さえ枠42の内側領域においてボタン穴かがり縫いが行われるようになっている。そして、布押さえ枠42は、その上面に連結された布押さえ足42aを介して支持アーム43の前端に連結されている。なお、布押さえ枠42は、前後方向について複数種の異なる大きさのものと交換することが可能である。つまり、より大きな布押さえ枠42を使用することで、ボタン穴が大きな場合における穴かがり縫製に対応することが可能となっている。
布押さえ枠42は、内側が上下に貫通された長方形状の枠体であって、上記布保持板41の上面に対向するとともに、その内側を上記布切りメス及び縫い針11が上下に挿通可能となって配設されている。すなわち、この布押さえ枠42の内側領域においてボタン穴かがり縫いが行われるようになっている。そして、布押さえ枠42は、その上面に連結された布押さえ足42aを介して支持アーム43の前端に連結されている。なお、布押さえ枠42は、前後方向について複数種の異なる大きさのものと交換することが可能である。つまり、より大きな布押さえ枠42を使用することで、ボタン穴が大きな場合における穴かがり縫製に対応することが可能となっている。
支持アーム43は、ミシンベッド部2bの上面において該ミシンベッド部2bの長手方向に沿って配設されており、その後端部においてミシンベッド部2b内に配設されたベース部材60とX軸方向に沿う軸を中心に回動自在に支持されている。これにより、該支持アーム43の前端に連結された上記布押さえ枠42は、ほぼZ軸方向に沿う円弧に沿って上下動可能となっており、布保持板41に対して昇降されることで布保持と解除とを切り替えることが可能となっている。
ベース部材60には、ミシンベッド部2b内において該ミシンベッド部2bの長手方向すなわちY軸方向に沿って延設された2本のシャフト61、61が摺動自在に挿通されている。上記2本のシャフト61、61の間には、これら2本のシャフト61、61と平行にタイミングベルト62が掛け渡されており、その一端側はX軸方向に沿う軸を中心に回動自在に支持され、他端側は同じくX軸方向に沿うY送りパルスモータ63の出力軸によって回動されるプーリに支持されている。タイミングベルト62の一部には上記ベース部材60が固定されている。
そして、Y送りパルスモータ46の駆動によって上記タイミングベルト62、ベース部材60、支持アーム43等を介して布押さえ枠42はY軸方向に沿って移動され、位置決めされる。また、縫い針11は、図示しない針振り機構によりX軸方向に沿って移動され、位置決めされる。これにより、布押さえ枠42と布保持板41とで保持される布地の平面上に対して縫い針11を任意の位置に針落ちさせることが可能となっている。
そして、Y送りパルスモータ46の駆動によって上記タイミングベルト62、ベース部材60、支持アーム43等を介して布押さえ枠42はY軸方向に沿って移動され、位置決めされる。また、縫い針11は、図示しない針振り機構によりX軸方向に沿って移動され、位置決めされる。これにより、布押さえ枠42と布保持板41とで保持される布地の平面上に対して縫い針11を任意の位置に針落ちさせることが可能となっている。
また、支持アーム43の前端部上面には、Y軸方向に沿って溝部43aが形成されている。該溝部43aにはX軸方向に沿うローラー軸44aを中心に回動自在に配設されたローラー44が係合されており、ローラー軸44aは、支持アーム43の先端部の側面に面して配設されたローラーベース45に固定されている。ローラーベース45の一側における上記ローラー軸44aのやや下方側には凸部が形成されており、該凸部は支持アーム43の先端部の側面に設けられた溝部内に摺動自在に係合されている。この凸部により、ローラーベース45と支持アーム43の先端部とは上下方向に一体動作可能、且つ、Y軸方向にスライド移動可能となっている。
また、ローラーベース45の上部には布押さえ棒46が連結されている。
布押さえ棒46は、ミシンアーム部2aの前方側を上下に貫通して配設されている。該布押さえ棒46は、その上部および下部においてメタル軸受けを介してミシンフレーム2と摺動自在となっており、上下に移動可能となっている。また、布押さえ棒46の外側にはコイルスプリング47が装着されている。
布押さえ棒46は、ミシンアーム部2aの前方側を上下に貫通して配設されている。該布押さえ棒46は、その上部および下部においてメタル軸受けを介してミシンフレーム2と摺動自在となっており、上下に移動可能となっている。また、布押さえ棒46の外側にはコイルスプリング47が装着されている。
コイルスプリング47は、自然長よりも圧縮された状態でその下端が上記ローラーベース45の上部に当接されると共に、その上端がミシンフレーム2に当接されている。すなわち、コイルスプリング47の弾性力により、布押さえ棒46、ローラーベース45、支持アーム43の先端部及び布押さえ枠42等は、平常時、常に下方側に付勢された状態となっている。
ローラーベース45の一側にはリンク体48の下端側が接続されており、該リンク体48の上端側には、Z軸方向に沿って長孔48aが形成されている。また、ローラーベース45は、リンク体48、長穴48a及び該長穴48a内に係合されたピンを介してL型リンク体49の一端と回動自在に連結されている。
L型リンク体49は、その略中央部がX軸方向に沿う軸を中心に回動自在に支持されており、また、L型リンク体49の他端には押さえ上げロッド50の一端(前端)が回動自在に連結されている。
押さえ上げロッド50は、ミシンアーム部2aの長手方向に渡って配設された長尺な部材であって、該押さえ上げロッド50の他端は押さえ上げギヤ51の一側と回動自在に連結されている。
押さえ上げギヤ51は、X軸方向に沿う軸を中心に回動自在に備えられており、同じくX軸方向に沿う軸を有する押さえ上げパルスモータ52の出力ギヤ52aと歯合されている。
ローラーベース45の一側にはリンク体48の下端側が接続されており、該リンク体48の上端側には、Z軸方向に沿って長孔48aが形成されている。また、ローラーベース45は、リンク体48、長穴48a及び該長穴48a内に係合されたピンを介してL型リンク体49の一端と回動自在に連結されている。
L型リンク体49は、その略中央部がX軸方向に沿う軸を中心に回動自在に支持されており、また、L型リンク体49の他端には押さえ上げロッド50の一端(前端)が回動自在に連結されている。
押さえ上げロッド50は、ミシンアーム部2aの長手方向に渡って配設された長尺な部材であって、該押さえ上げロッド50の他端は押さえ上げギヤ51の一側と回動自在に連結されている。
押さえ上げギヤ51は、X軸方向に沿う軸を中心に回動自在に備えられており、同じくX軸方向に沿う軸を有する押さえ上げパルスモータ52の出力ギヤ52aと歯合されている。
押さえ上げパルスモータ52は、その回転角度や回動量が数値的に制御可能なアクチュエータであって、後述する制御部100と電気的に接続され、その回転量や駆動のタイミングが制御可能となっている。
そして、押さえ上げパルスモータ52が回動することにより、押さえ上げギヤ52aを介して押さえ上げロッド50がほぼY軸方向に沿って前後に揺動され、該揺動運動は、L型リンク体49を介して上下方向の揺動運動に変換されて布押さえ棒46及び布押さえ枠42に上下動を付与することができるようになっている。すなわち、押さえ上げパルスモータ52は、前述した布押さえ枠42を常時下方側に付勢する押圧力を付与する第1の押圧手段たるコイルスプリング47の弾性力に抗して、上記布押さえ42が上昇するための駆動力を付与するものであり、布押さえ枠42を布地から離反させるための押さえ上げ手段を構成する電磁的に制御可能なアクチュエータとして機能するものである。
また、本実施形態における押さえ上げパルスモータ52は、オペレータによる後述する足踏みペダル53の後踏み操作に応じてその駆動のタイミングをコントロールすることが可能となっている。
そして、押さえ上げパルスモータ52が回動することにより、押さえ上げギヤ52aを介して押さえ上げロッド50がほぼY軸方向に沿って前後に揺動され、該揺動運動は、L型リンク体49を介して上下方向の揺動運動に変換されて布押さえ棒46及び布押さえ枠42に上下動を付与することができるようになっている。すなわち、押さえ上げパルスモータ52は、前述した布押さえ枠42を常時下方側に付勢する押圧力を付与する第1の押圧手段たるコイルスプリング47の弾性力に抗して、上記布押さえ42が上昇するための駆動力を付与するものであり、布押さえ枠42を布地から離反させるための押さえ上げ手段を構成する電磁的に制御可能なアクチュエータとして機能するものである。
また、本実施形態における押さえ上げパルスモータ52は、オペレータによる後述する足踏みペダル53の後踏み操作に応じてその駆動のタイミングをコントロールすることが可能となっている。
足踏みペダル53は、オペレータによる縫製動作の開始或いは停止を操作するための操作手段であって、前踏み時にはミシンモータ12(図2参照)が駆動され、設定されたボタン穴の縫製データに従って一連のボタン穴かがり縫製を実行した後、停止する。また、該足踏みペダル53の後ろ踏み操作はセンサ(図示省略)により電気的に検出可能となっており、該後ろ踏み操作の検出信号が後述する制御部100に入力され、上記押さえ上げパルスモータ52の駆動にフィードバックされることにより、操作手段たる足踏みペダル53の操作に応じて後述する制御部100が押さえ上げパルスモータ52の駆動の制御を行うことが可能となっている。
そして、本実施形態たる穴かがりミシン10には、上記布押さえ枠42が上方から布地を押圧するための押圧力を付与する第2の押圧手段としての布押さえエアシリンダ54が設けられている。
布押さえエアシリンダ54は、図1に示すように、ミシンアーム部2aの先端の上部に配設されており、その出力軸は布押さえ棒46の上端に係合して、該布押さえ棒を下方へ付勢する。この布押さえエアシリンダ54は、電磁的にその駆動が制御可能なアクチュエータであって、後述する制御部100に接続されていることにより、設定によってその駆動時期が任意に変更可能となって制御されることが可能となっている。
布押さえエアシリンダ54は、図1に示すように、ミシンアーム部2aの先端の上部に配設されており、その出力軸は布押さえ棒46の上端に係合して、該布押さえ棒を下方へ付勢する。この布押さえエアシリンダ54は、電磁的にその駆動が制御可能なアクチュエータであって、後述する制御部100に接続されていることにより、設定によってその駆動時期が任意に変更可能となって制御されることが可能となっている。
(制御系の全体構成)
次に、穴かがりミシン10の制御手段たる制御部100について説明する。図2は、穴かがりミシン10の制御部100の全体構成を示すブロック図である。
図2に示すように、制御部100はCPU101を備えている。このCPU101には、バスを介して、ROM102、RAM103、EEPROM104、I/Oインターフェース105、ミシンモータドライバ110、Y送りパルスモータドライバ111、押さえ上げパルスモータドライバ112及び布押さえエアシリンダドライバ113が接続されている。
次に、穴かがりミシン10の制御手段たる制御部100について説明する。図2は、穴かがりミシン10の制御部100の全体構成を示すブロック図である。
図2に示すように、制御部100はCPU101を備えている。このCPU101には、バスを介して、ROM102、RAM103、EEPROM104、I/Oインターフェース105、ミシンモータドライバ110、Y送りパルスモータドライバ111、押さえ上げパルスモータドライバ112及び布押さえエアシリンダドライバ113が接続されている。
CPU101は、足踏みペダル53から入力される操作信号、操作パネル120から入力される各種設定、各種データ等に応じて、ROM102に格納されている穴かがりミシン10用の各種制御プログラムやEEPROM104に格納されている各種縫製データに従って各部の動作処理を集中制御し、その処理結果をRAM103内のワークエリアに格納するとともに、操作パネル120の操作により入力された各種データや、RAM103に格納した処理結果を必要に応じてEEPROM104に記憶させる。すなわち、CPU101は、穴かがりミシン10を構成する各部の駆動を集中制御する機能を有するものである。
ROM102には、穴かがりミシン10の制御プログラム、各種縫製に関する設定データが格納され、記憶されている。
RAM103には、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、縫製動作中のワークエリアとして使用される。
EEPROM104には、各種縫い目形状を形成するために、針棒(図示省略)や布押さえ枠42を動作させるための、複数の縫い目パターンに関する縫製データが記憶されている。各縫製データは、縫いコマンド、布送りコマンド、糸切りコマンドなどの複数種類のコマンドとそのコマンドの実行に要する制御量に関するデータが処理を行う順番で記録されている。即ち、縫いコマンドは、一針ごとのY送りパルスモータ63による布送り量が設定される。
つまり、CPU101は、この縫製データを読み込むと、順番にコマンドを実行し、Y送りパルスモータ63を駆動させて布を所定位置に移動させたり、ミシンモータ12を駆動させて縫い針11の針落ちを行わせたり、一連の運針が行われた後に縫い糸の切断を行ったりすることで、一つの縫製データに設定された一連の縫製を実行する動作制御を行う機能を備えているものである。
ROM102には、穴かがりミシン10の制御プログラム、各種縫製に関する設定データが格納され、記憶されている。
RAM103には、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、縫製動作中のワークエリアとして使用される。
EEPROM104には、各種縫い目形状を形成するために、針棒(図示省略)や布押さえ枠42を動作させるための、複数の縫い目パターンに関する縫製データが記憶されている。各縫製データは、縫いコマンド、布送りコマンド、糸切りコマンドなどの複数種類のコマンドとそのコマンドの実行に要する制御量に関するデータが処理を行う順番で記録されている。即ち、縫いコマンドは、一針ごとのY送りパルスモータ63による布送り量が設定される。
つまり、CPU101は、この縫製データを読み込むと、順番にコマンドを実行し、Y送りパルスモータ63を駆動させて布を所定位置に移動させたり、ミシンモータ12を駆動させて縫い針11の針落ちを行わせたり、一連の運針が行われた後に縫い糸の切断を行ったりすることで、一つの縫製データに設定された一連の縫製を実行する動作制御を行う機能を備えているものである。
また、CPU101には、ミシンモータドライバ110を介してミシンモータ12が接続されている。このミシンモータドライバ110には、ミシンモータ12の回転数を検出するエンコーダ13が接続されており、フィードバック制御が可能となっている。
さらに、ミシンモータドライバ110には、縫い針11が上昇したことを検知する縫い針上位置センサ14が接続されている。これにより、縫い針11により縫い目が形成される際の縫い針数が、制御部100によりカウントされることが可能となっている。
さらに、ミシンモータドライバ110には、縫い針11が上昇したことを検知する縫い針上位置センサ14が接続されている。これにより、縫い針11により縫い目が形成される際の縫い針数が、制御部100によりカウントされることが可能となっている。
I/Oインターフェース105には、スタートスイッチ121、操作パネル120及び押さえ上げスイッチ122が接続されている。
操作パネル120は、ミシンの各種設定、各種データの入力の操作が可能な複数の操作キー群(図示省略)と、各種設定状態等を表示する表示部(図示省略)とを備えており、穴かがりミシン10に着脱可能に備えられている。
図示しない操作キー群には、表示部において表示されるカーソルやポインターや、布押さえ42を所望する方向に移動させるための方向入力キー(図示省略)や、表示部においてカーソルやポインターで指し示して選択した項目を決定したことを入力するための決定キー(図示省略)や、数値や番号等を入力するためのテンキー(図示省略)等が備えられている。
なお、操作パネル120において各種キーを介して設定入力された縫製データなどの各種データは、後述する制御部100に出力され、後述するEEPROM104に記憶されるようになっている。
スタートスイッチ121は、オペレータがワーク(布地)をセットした後に縫製を開始させるための操作スイッチであり、足踏みペダル53の前踏み操作によってON/OFFされるようになっている。
押さえ上げスイッチ122は、オペレータが、ワークをセットする時に布押さえ枠42を上昇/下降させるための操作スイッチであって、ミシンペダルの後踏み操作によりON/OFFされるようになっている。
操作パネル120は、ミシンの各種設定、各種データの入力の操作が可能な複数の操作キー群(図示省略)と、各種設定状態等を表示する表示部(図示省略)とを備えており、穴かがりミシン10に着脱可能に備えられている。
図示しない操作キー群には、表示部において表示されるカーソルやポインターや、布押さえ42を所望する方向に移動させるための方向入力キー(図示省略)や、表示部においてカーソルやポインターで指し示して選択した項目を決定したことを入力するための決定キー(図示省略)や、数値や番号等を入力するためのテンキー(図示省略)等が備えられている。
なお、操作パネル120において各種キーを介して設定入力された縫製データなどの各種データは、後述する制御部100に出力され、後述するEEPROM104に記憶されるようになっている。
スタートスイッチ121は、オペレータがワーク(布地)をセットした後に縫製を開始させるための操作スイッチであり、足踏みペダル53の前踏み操作によってON/OFFされるようになっている。
押さえ上げスイッチ122は、オペレータが、ワークをセットする時に布押さえ枠42を上昇/下降させるための操作スイッチであって、ミシンペダルの後踏み操作によりON/OFFされるようになっている。
そして、本実施形態における制御部100は、CPU101がROM102内の所定のプログラムを実行することにより、設定に応じて第2の押圧手段を駆動する制御を行う機能を備えている。すなわち、制御部100は、縫製対象たる布地の種類や縫製パターン等に応じて、第1の押圧手段たるコイルスプリング47に加えて、操作パネル120からの設定入力操作により補助的に第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54を駆動する制御を行う機能を備えている。なお、このときのY送りパルスモータ63の駆動量は、予め操作パネル120から入力設定することができ、その設定値はEEPROM104に記録される。
また、制御部100は、第2の押圧手段を駆動するタイミングを設定に応じて任意に変更する制御を行う機能を備えている。すなわち、制御部100は、操作パネル120からの設定入力操作に基づき、布押さえエアシリンダ54を駆動する時期、つまり駆動のタイミングを任意に制御する機能を備えているものである。
また、制御部100は、縫製中は、常に第2の押圧手段を駆動する制御を行う連続押圧機能を備えている。すなわち、制御部100は、操作パネル120からの設定に基づき選択的に縫製中は常に第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54を連続駆動する制御を行うことにより、第1の押圧手段たるコイルスプリングに加えて補助的に布押さえエアシリンダ54による押圧力を布押さえ枠42に付与し続けることにより、確実に布地を押さえる機能を備えている。具体的には、縫製の開始時においてCPU101が押さえ上げパルスモータ52の回転角度を監視し布押さえ枠42を下降させる角度となったら、布押さえ枠42の下降と同時に布押さえエアシリンダドライバ113を介して電磁弁を制御し、布押さえエアシリンダ54を駆動する制御が行われる。また、縫製の終了時においては、縫製データを読み込んで上記糸切りコマンドが読み出されると同時に布押さえパルスモータ54の駆動を解除する制御が行われ、第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54の駆動が解除されるものである。また、押さえ上げパルスモータ52が布押さえ枠42を上げる角度となったことを検出して布押さえエアシリンダ54の駆動を解除してもよい。
また、制御部100は、少なくとも布押さえの押圧開始時に第2の押圧手段を駆動して被縫製物を押圧する制御を行う開始時押圧機能を備えている。すなわち、制御部100は、少なくとも布押さえ枠42が押圧を開始する際には布押さえエアシリンダ54を駆動して布地に押圧力を作用させるとともに、縫製動作中においては、布押さえエアシリンダ54の駆動を解除する制御を行う機能を備えている。具体的に、縫製の開始時においては上記機能と同様に、CPU101によって押えあげパルスモータ52の回転角度の監視が行われながら布押さえ枠42が下降され、該布押さえ枠42の下降と同時に布押さえエアシリンダドライバ113を介して布押さえエアシリンダ54を駆動する制御が行われる。また、縫製の終了時においては、縫製動作開始時から所定の針数だけ縫製が行われると同時に布押さえエアシリンダ54の駆動を解除すなわちOFFにする制御が行われる。これにより、例えば、第2の押圧手段としてソレノイド等のアクチュエータを採用した場合等は、連続的に通電することによる発熱を防止することができる。
ここで、「所定の針数」は、操作パネル120からの設定入力操作によって設定可能であり、当該所定の針数に達したことは針上位置センサ14の検出信号数をカウントすることにより検出可能となっている。そして所定の針数に達した場合は布押さえエアシリンダ54の駆動を解除すなわちOFFにすることにより、その後の縫製は第1の押圧手段たるコイルスプリング47のみによって付与されるものである。
ここで、「所定の針数」は、操作パネル120からの設定入力操作によって設定可能であり、当該所定の針数に達したことは針上位置センサ14の検出信号数をカウントすることにより検出可能となっている。そして所定の針数に達した場合は布押さえエアシリンダ54の駆動を解除すなわちOFFにすることにより、その後の縫製は第1の押圧手段たるコイルスプリング47のみによって付与されるものである。
また、制御部100は、縫製中は第2の押圧手段の駆動を設定に従って実行し、或いは実行しない制御を行う実行選択機能を備えている。すなわち、制御部100は、操作パネル120からの設定入力操作に基づき、選択的に、縫製中は布押さえエアシリンダ54を駆動し、或いは駆動しない制御を行う機能を備えている。これにより、例えば、薄手の布地に穴かがり縫いを施す場合など、必要以上に強い押圧力を付与することなく円滑な縫製動作を実現することができるものである。
(動作の説明)
次に、本実施形態に係る穴かがりミシン10の制御部100による布押さえの制御動作を、図3に示すフローチャートに基づき詳しく説明する。
まず、穴かがりミシン10の電源が投入され各駆動部が待機状態となった段階で、穴かがりミシン10のオペレータにより縫製パターンの設定入力が行われる(ステップS1)。この設定入力操作において、当該縫製における縫製対象たる布地の厚さや硬さ、或いは縫製パターン等に基づき、第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54をどのようなタイミングで使用するかの設定が行われる。すなわち、操作パネル120からの設定入力操作により、縫製中は第1の押圧手段たるコイルスプリング47に加えて第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54を常に駆動させるか、縫製動作開始時の所定時間のみ駆動させるか、或いは、使用しないか等の設定を、縫製対象たる布地の厚さ、硬さ、材質、或いは縫製パターン等に基づいて検討し、選択的に設定するものである。
次に、本実施形態に係る穴かがりミシン10の制御部100による布押さえの制御動作を、図3に示すフローチャートに基づき詳しく説明する。
まず、穴かがりミシン10の電源が投入され各駆動部が待機状態となった段階で、穴かがりミシン10のオペレータにより縫製パターンの設定入力が行われる(ステップS1)。この設定入力操作において、当該縫製における縫製対象たる布地の厚さや硬さ、或いは縫製パターン等に基づき、第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54をどのようなタイミングで使用するかの設定が行われる。すなわち、操作パネル120からの設定入力操作により、縫製中は第1の押圧手段たるコイルスプリング47に加えて第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54を常に駆動させるか、縫製動作開始時の所定時間のみ駆動させるか、或いは、使用しないか等の設定を、縫製対象たる布地の厚さ、硬さ、材質、或いは縫製パターン等に基づいて検討し、選択的に設定するものである。
次に、設定入力操作が完了すると、足踏みペダル53の後踏み操作による押さえ上げ信号が検出されたか否かの判断が行われる(ステップS2)。押さえ上げ信号が検出された場合(ステップS2;Yes)、CPU101によって押さえ上げパルスモータ52を駆動する旨の制御が行われ(ステップS4)、これに応じて布押さえ枠42が上昇される(ステップS5)。この段階において、布地の交換やセット作業が行われるものである。そして、再び足踏みペダル53の後踏み操作による押さえ上げ信号が検出されるか否かの判断が繰り返される(ステップS2)。
ステップS2において押さえ上げ信号が検出されない場合(ステップS2;No)、足踏みペダル53の前踏みによる縫製動作のスタートスイッチ121がONとなるスタート信号が検出されたか否かの判断が行われる(ステップS3)。スタート信号が検出されない場合(ステップS3;No)、再度押さえ上げ信号が検出されたか否かの判断が行われる(ステップS2)。
ステップS2において押さえ上げ信号が検出されない場合(ステップS2;No)、足踏みペダル53の前踏みによる縫製動作のスタートスイッチ121がONとなるスタート信号が検出されたか否かの判断が行われる(ステップS3)。スタート信号が検出されない場合(ステップS3;No)、再度押さえ上げ信号が検出されたか否かの判断が行われる(ステップS2)。
足踏みペダル53の前踏み操作によるスタート信号が検出された場合(ステップS3;Yes)、押さえ上げパルスモータ52が下降動作を行う制御が行われ、布押さえ枠42が下降する(ステップS6)。このとき、第1の押圧手段たるコイルスプリング47の弾性力により、布押さえ棒46、支持アーム43を介して下方側への付勢力を付与された布押さえ枠42は、布地の表面に対して上方側から付勢力をもって当接され、布保持板41と共に布地を挟持する。
布押さえ枠42が下降すると、CPU101により、上記ステップS1における設定入力操作において縫製中に布押さえエアシリンダ54を使用する選択がされたか否かの判断が行われる(ステップS7)。そして、縫製中は布押さえエアシリンダ54を使用しない設定が選択されている場合(ステップS7;No)、ミシンモータドライバ110等に信号を送ることにより縫製が開始され(ステップS19)、続行される(ステップS15)。また、縫製中に布押さえエアシリンダ54を使用する設定が選択されている場合(ステップS7;Yes)、CPU101によって、第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54を駆動する制御が行われる(ステップS8)。これにより、布押さえ枠42には下方側へのさらなる押圧力が付与され、布地はより大きな押圧力で圧縮され、確実に保持されるものである。
布押さえ枠42が下降すると、CPU101により、上記ステップS1における設定入力操作において縫製中に布押さえエアシリンダ54を使用する選択がされたか否かの判断が行われる(ステップS7)。そして、縫製中は布押さえエアシリンダ54を使用しない設定が選択されている場合(ステップS7;No)、ミシンモータドライバ110等に信号を送ることにより縫製が開始され(ステップS19)、続行される(ステップS15)。また、縫製中に布押さえエアシリンダ54を使用する設定が選択されている場合(ステップS7;Yes)、CPU101によって、第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54を駆動する制御が行われる(ステップS8)。これにより、布押さえ枠42には下方側へのさらなる押圧力が付与され、布地はより大きな押圧力で圧縮され、確実に保持されるものである。
次に、CPU101により、縫製動作を開始する制御が行われる(ステップS9)。ここにおいて、CPU101は、ROM102、RAM103及びEEPROM104に記憶された縫製パターンデータに基づき、それぞれミシンモータドライバ110、Y送りパルスモータドライバ111、押さえ上げパルスモータドライバ112、押さえエアシリンダ113を介してミシンモータ12、Y送りパルスモータ63、押さえ上げパルスモータ52及び布押さえエアシリンダ54を制御することにより、布地に対して穴かがり縫いを施す縫製動作が開始される。また、これと同時に針上位置センサを監視することによる針数のカウントが開始される(ステップS10)。
次に、CPU101により、ステップS1において操作パネル120から入力された、第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54を駆動する押圧タイミングの設定が、縫製中、常にONすなわち連続して駆動する設定であるか否かの判断が行われる(ステップS11)。常にON(連続押圧機能)の設定(ステップS11;Yes)であれば、布押さえシリンダ54の駆動状態を継続する制御が行われ(ステップS12)、縫製中、常にONではない(開始時押圧機能)場合(ステップS11;No)、ステップS1において設定された押圧タイミングに相当する針数の縫製が行われたか否かの判断が行われる(ステップS13)。そして、設定の針数に達している場合(ステップS13;Yes)は、布押さえシリンダ54をOFF(解除)にした後(ステップS14)、縫製動作を続行する制御が行われる(ステップS15)。また、ステップS13において未だ設定の針数に達していない場合(ステップS13;No)は、設定された針数に達するまで同様の判断が繰り返される(ステップS13)。
そして、ステップS1において選択された設定に応じて、以後の縫製動作においては第1の押圧手段たるコイルスプリング47の押圧力のみによって布地を押さえた状態か、或いは、これに加えて第2の押圧手段である布押さえエアシリンダ54の押圧力が付加された状態で縫製動作が継続されるものである(ステップS15)。
その後、一連の縫製パターンに基づく縫製動作が終了したか否かの判断が行われる(ステップS16)。縫製パターンが全て終了した場合(ステップS16;Yes)、糸切りが行われる(ステップS17)。このとき、連続押圧機能が選択されている場合には、糸切りと共に布押さえエアシリンダ54の駆動も停止される。布押さえ枠42を上昇させて(ステップS18)、縫製が終了する。
また、ステップS16において縫製パターンが終了していない場合(ステップS16;No)、縫製動作が続行されるものである(ステップS15)。
そして、ステップS1において選択された設定に応じて、以後の縫製動作においては第1の押圧手段たるコイルスプリング47の押圧力のみによって布地を押さえた状態か、或いは、これに加えて第2の押圧手段である布押さえエアシリンダ54の押圧力が付加された状態で縫製動作が継続されるものである(ステップS15)。
その後、一連の縫製パターンに基づく縫製動作が終了したか否かの判断が行われる(ステップS16)。縫製パターンが全て終了した場合(ステップS16;Yes)、糸切りが行われる(ステップS17)。このとき、連続押圧機能が選択されている場合には、糸切りと共に布押さえエアシリンダ54の駆動も停止される。布押さえ枠42を上昇させて(ステップS18)、縫製が終了する。
また、ステップS16において縫製パターンが終了していない場合(ステップS16;No)、縫製動作が続行されるものである(ステップS15)。
以上のように、本実施形態たる穴かがりミシン10によれば、布地の表面(上面)を下方側に押さえる布押さえ枠42に対して、下方側に向かう押圧力を付与する第1の押圧手段たるコイルスプリング47の他に、これを補強するための第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54を設けたことにより、布地を押さえる押圧力を格段に強化することができ、布地を十分に薄く圧縮することが可能となる。したがって、厚手の布地に穴かがり縫いを施す場合であっても、針振りの際に針先と布地の表面との干渉を防止することができる。また、布地を保持する力が向上するため、布切りメスによるボタン穴又はベルト穴形成の際にも布地の横ずれを防止することができ、正確な穴かがり縫いを施すことが可能となる。
また、布押さえエアシリンダ54は、制御部100によって電磁的に制御可能なアクチュエータであるため、当該布押さえエアシリンダ54を所望のタイミングで駆動する制御を行うことができ、例えば、布押さえ枠42を上昇する際には当該布押さえエアシリンダ54の駆動を解除することができる。これにより、縫製中は布地に作用する押圧力を強化しながらも、布押さえ枠42を上昇させる際には当該布押さえエアシリンダ54をOFFにすることによって押さえ上げパルスモータ52に余分な負荷を作用させることがなく、円滑な穴かがり縫いを実現することができる。
また、布押さえエアシリンダ54は、制御部100によって電磁的に制御可能なアクチュエータであるため、当該布押さえエアシリンダ54を所望のタイミングで駆動する制御を行うことができ、例えば、布押さえ枠42を上昇する際には当該布押さえエアシリンダ54の駆動を解除することができる。これにより、縫製中は布地に作用する押圧力を強化しながらも、布押さえ枠42を上昇させる際には当該布押さえエアシリンダ54をOFFにすることによって押さえ上げパルスモータ52に余分な負荷を作用させることがなく、円滑な穴かがり縫いを実現することができる。
また、制御部100は、布押さえエアシリンダ54の押圧時期(駆動のタイミング)を操作パネル120から入力される設定に応じて任意に変更する制御を行う機能を備えているため、布地の厚さや縫製パターンに応じて所望のタイミングで追加の押圧力を付与することが可能となる。なお、ここでいう押圧時期の設定とは、押圧の開始時期、終了時期、押圧期間など、いずれのものを設定するものでもよい。さらに、時期や期間は、時間や針数あるいは他の構成の動作に関連づけた時期など種々の方法が考えられる。
また、制御部100は、縫製中に第2の押圧手段を常に駆動する制御を行う機能を備えているため、例えば、厚手の布地の縫製を行う際、確実に布地を押さえつけることができ、正確な縫製動作を実現することができる。
また、制御部100は、少なくとも布押さえ枠42の押圧開始時に布押さえエアシリンダ54を駆動する制御を行う機能を備えているため、少なくとも縫製を開始する際は確実に布地を押さえつけることができ、縫いの開始点において正確な縫い目を形成することができる。したがって、厚手の布地に縫いを施す場合であっても、布地の種類によってはその後の縫製中に当該布押さえエアシリンダ54を駆動することなくコイルスプリング47のみが布押さえ枠42に押圧力を付与する制御を行うことにより、例えば、第2の押圧手段のアクチュエータとしてソレノイドを使用する場合などは、連続的な駆動に伴う発熱を解消することができるとともに消費電力を抑制することができる。
また、制御部100は、設定に応じて布押さえエアシリンダ54の駆動の有無が選択可能な実行選択機能を備えているため、例えば、薄手の布地に対しては設定により選択的に布押さえエアシリンダ54を使用しない制御を行うことにより、消費電力を抑制することができるとともに、縫製対象たる布地の種類に応じて布押さえ枠42に適切な押圧力を付与することができ、より多くの種類の布地に対して円滑に穴かがり縫いを施すことが可能となる。
また、制御部100は、縫製中に第2の押圧手段を常に駆動する制御を行う機能を備えているため、例えば、厚手の布地の縫製を行う際、確実に布地を押さえつけることができ、正確な縫製動作を実現することができる。
また、制御部100は、少なくとも布押さえ枠42の押圧開始時に布押さえエアシリンダ54を駆動する制御を行う機能を備えているため、少なくとも縫製を開始する際は確実に布地を押さえつけることができ、縫いの開始点において正確な縫い目を形成することができる。したがって、厚手の布地に縫いを施す場合であっても、布地の種類によってはその後の縫製中に当該布押さえエアシリンダ54を駆動することなくコイルスプリング47のみが布押さえ枠42に押圧力を付与する制御を行うことにより、例えば、第2の押圧手段のアクチュエータとしてソレノイドを使用する場合などは、連続的な駆動に伴う発熱を解消することができるとともに消費電力を抑制することができる。
また、制御部100は、設定に応じて布押さえエアシリンダ54の駆動の有無が選択可能な実行選択機能を備えているため、例えば、薄手の布地に対しては設定により選択的に布押さえエアシリンダ54を使用しない制御を行うことにより、消費電力を抑制することができるとともに、縫製対象たる布地の種類に応じて布押さえ枠42に適切な押圧力を付与することができ、より多くの種類の布地に対して円滑に穴かがり縫いを施すことが可能となる。
なお、制御部100は、設定に応じて布押さえエアシリンダ54を駆動するタイミングを任意に変更する制御を行う機能を備えている。すなわち、制御部100は、操作パネル120からの設定に基づき、予めROM102やEEPROM104に記憶された縫製パターンデータに応じて必要なタイミングで第2の押圧手段たる布押さえエアシリンダ54を駆動する制御を行う機能を備えている。
また、第2の押圧手段は、本実施形態では布押さえエアシリンダ54を用いる構成としたが必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、ソレノイドやパルスモータなど、電磁的にその駆動を制御可能な他のアクチュエータを用いる構成としてもよい。
また、押さえ上げ手段は、アクチュエータを用いたものに限らず、周知の膝上げ機構など、人力によるものであってもよい。
また、第2の押圧手段は、本実施形態では布押さえエアシリンダ54を用いる構成としたが必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、ソレノイドやパルスモータなど、電磁的にその駆動を制御可能な他のアクチュエータを用いる構成としてもよい。
また、押さえ上げ手段は、アクチュエータを用いたものに限らず、周知の膝上げ機構など、人力によるものであってもよい。
2 ミシンフレーム
2a ミシンアーム部
2b ミシンベッド部
2c 縦胴部
10 穴かがり縫いミシン
11 縫い針
12 ミシンモータ
40 布押さえ機構
41 布保持板
42 布押さえ枠
42a 布押さえ足
43 支持アーム
44 ローラー
44a ローラー軸
45 ローラーベース
46 布押さえ棒
47 コイルスプリング(第1の押圧手段)
48 リンク体
48a 長穴
49 L型リンク体
50 押さえ上げロッド
51 押さえ上げギヤ
52 押さえ上げパルスモータ
52a 出力ギヤ
53 足踏みペダル
54 布押さえエアシリンダ(第2の押圧手段)
60 ベース部材
61 シャフト
62 タイミングベルト
63 Y送りパルスモータ
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 EEPROM
105 I/Oインターフェース
110 ミシンモータドライバ
111 Y送りパルスモータドライバ
112 布押さえ上げパルスモータドライバ
113 布押さえエアシリンダドライバ
120 操作パネル
121 スタートスイッチ
122 押さえ上げスイッチ(足踏みペダル検知センサ)
2a ミシンアーム部
2b ミシンベッド部
2c 縦胴部
10 穴かがり縫いミシン
11 縫い針
12 ミシンモータ
40 布押さえ機構
41 布保持板
42 布押さえ枠
42a 布押さえ足
43 支持アーム
44 ローラー
44a ローラー軸
45 ローラーベース
46 布押さえ棒
47 コイルスプリング(第1の押圧手段)
48 リンク体
48a 長穴
49 L型リンク体
50 押さえ上げロッド
51 押さえ上げギヤ
52 押さえ上げパルスモータ
52a 出力ギヤ
53 足踏みペダル
54 布押さえエアシリンダ(第2の押圧手段)
60 ベース部材
61 シャフト
62 タイミングベルト
63 Y送りパルスモータ
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 EEPROM
105 I/Oインターフェース
110 ミシンモータドライバ
111 Y送りパルスモータドライバ
112 布押さえ上げパルスモータドライバ
113 布押さえエアシリンダドライバ
120 操作パネル
121 スタートスイッチ
122 押さえ上げスイッチ(足踏みペダル検知センサ)
Claims (2)
- 布押さえと、
前記布押さえが被縫製物を押圧する押圧力を付与する第1の押圧手段と、
前記押圧力に抗して前記布押さえを前記被縫製物から離反させる押さえ上げ手段と、
を備えるミシンにおいて、
電磁的に駆動制御可能であると共に前記第1の押圧手段に加えて前記布押さえが前記被縫製物を押圧する押圧力を付与する第2の押圧手段と、
前記第2の押圧手段の動作制御を行う制御手段と、を設け、
前記制御手段は、予め設定に応じたタイミングで前記第2の押圧手段を駆動する制御を行う機能を備えていることを特徴とするミシン。 - 前記押さえ上げ手段は、電磁的に駆動制御可能であると共にその駆動により前記布押さえを被縫製物から離反させるアクチュエータと、該アクチュエータの駆動を指示するための操作手段と、を備え、
前記制御手段は、前記操作手段の操作に応じて当該アクチュエータの駆動の制御を行う機能を備えていることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
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---|---|---|---|
JP2005091248A JP2006271467A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | ミシン |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005091248A JP2006271467A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | ミシン |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005091248A Pending JP2006271467A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | ミシン |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN106988032A (zh) * | 2017-05-23 | 2017-07-28 | 拓卡奔马机电科技有限公司 | 自动抬压脚机构以及钉扣机 |
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