JP2013154062A - ミシン - Google Patents
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Abstract
【課題】カッタに対し切断穴が形成された被縫製物を精度良く位置決めすることを可能とする。
【解決手段】ミシンMは、被加工布Wの布押え31と、布押え31を駆動制御して、被加工布Wを押える押え位置及び被加工布Wから離間する上昇位置との間で昇降させる布押え用パルスモータ35と、上下動可能に設けられ、被加工布Wを切断可能なカッタ13と、カッタ13を上方へ付勢するバネ部材48と、カッタ13を付勢力に抗して下方へ駆動可能なソレノイド45と、カッタ13が所定の切断待機位置に位置していることを検出するカッタ原点センサと、ソレノイド45が非駆動状態で、カッタ原点センサがカッタ13の切断待機位置に位置していることを検出していない時、布押え31が押え位置と上昇位置の間の中間位置に移動するよう、布押え用パルスモータ35を駆動制御する。
【選択図】図12
【解決手段】ミシンMは、被加工布Wの布押え31と、布押え31を駆動制御して、被加工布Wを押える押え位置及び被加工布Wから離間する上昇位置との間で昇降させる布押え用パルスモータ35と、上下動可能に設けられ、被加工布Wを切断可能なカッタ13と、カッタ13を上方へ付勢するバネ部材48と、カッタ13を付勢力に抗して下方へ駆動可能なソレノイド45と、カッタ13が所定の切断待機位置に位置していることを検出するカッタ原点センサと、ソレノイド45が非駆動状態で、カッタ原点センサがカッタ13の切断待機位置に位置していることを検出していない時、布押え31が押え位置と上昇位置の間の中間位置に移動するよう、布押え用パルスモータ35を駆動制御する。
【選択図】図12
Description
本発明は、穴かがり縫目を縫製するミシンに係り、特に、穴かがり縫目の再縫製を円滑に行うことを可能としたミシンに関する。
穴かがり縫いミシンは、ミシン主軸の回転に連動して上下動する針棒を、針振り機構が略水平方向に揺動することで、被加工布に穴かがり縫目を縫製する。該ミシンは、穴かがり縫目の形成時にカッタ駆動機構によりカッタを降下して、穴かがり縫目の内側の生地を切断し、切断穴(ボタン穴)を形成する(例えば特許文献1の図8参照)。
縫製時の糸切れ等の理由で、縫製した穴かがり縫目を再縫製したい場合がある。該場合、操作者は、被縫製物に縫製した穴かがり縫目を解いた後、被縫製物をミシンにセットして再度穴かがり縫目を縫製する。再縫製時には、被縫製物に既にボタン穴が形成されている場合がある。該場合、ボタン穴から外れた位置にカッタが降下するのを防止する為、操作者は手動でカッタの降下位置に対しボタン穴が合致するよう、被縫製物を位置調整して精度良く位置決めする必要がある。
しかしながら、特許文献1のミシンでは、ボタン穴が合致するようカッタを手動で降下して位置調整する場合に、布押えが上昇位置に位置する為、被縫製物は自由に動く。故に、該ミシンは、降下したカッタに対し精度良く被縫製物を位置調整する作業が円滑に行えなかった。
本発明の目的は、カッタに対し切断穴が形成された被縫製物を精度良く位置決めすることを可能としたミシンを提供することにある。
上記目的を達成する為に、第1の発明は、被縫製物を押える押え部材と、前記押え部材を駆動制御して前記被縫製物を押える押え位置と、前記被縫製物から離間する上昇位置との間で昇降させる押え駆動手段と、上下動可能に設けられ、前記被縫製物を切断可能なカッタと、前記カッタを上方へ付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力に抗して前記カッタを下方へ駆動可能なカッタ駆動手段と、を有するミシンにおいて、前記カッタが所定の切断待機位置に位置していることを検出する待機検出手段と、前記カッタ駆動手段が非駆動状態で、前記待機検出手段の検出結果から前記カッタが前記切断待機位置に位置しているか否かを判断する降下判断手段と、前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していないと判断した時、前記押え部材が前記押え位置と前記上昇位置の間の中間位置に位置するよう、前記押え駆動手段を駆動制御する第1制御手段と、を有することを特徴とする。
本願第1発明のミシンにおいては、操作者は、カッタに対し既に切断穴を形成した被縫製物を再度位置決めする為に、カッタを手動操作で降下させる。手動操作によるカッタの降下を降下検出手段が検出すると、第1制御手段は、押え駆動手段により押え部材を中間位置まで降下させる。中間位置は、被縫製物を完全に押える押え位置よりも高い位置である。故に、操作者は、降下したカッタの位置が切断穴に合致するように被縫製物の位置を調整する時、中間位置に降下した押え部材によって自由に移動するのを防ぎ、精度良く調整することができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記第1制御手段により前記押え部材が前記中間位置に移動した状態で、前記押え部材の降下を指示入力可能な第1操作手段と、前記第1操作手段による指示があった時、前記押え部材が前記押え位置に位置するよう、前記押え駆動手段を駆動制御する第2制御手段と、前記第2制御手段により前記押え部材が前記押え位置に移動した状態で、ミシン主軸の回転駆動を指示入力可能な第2操作手段と、前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していると判断し、且つ前記第2操作手段による指示があった時、前記ミシン主軸を回転させるミシンモータの駆動を制御する第3制御手段と、を有することを特徴とする。
本願第2発明のミシンは、操作者が第1操作手段により押え部材の降下を指示入力すると、第2制御手段の制御に基づき、押え駆動手段が押え部材を押え位置まで降下させる。ミシンは、カッタが切断待機位置に位置する時に操作者が第2操作手段によりミシン主軸の回転駆動を指示入力すると、第3制御手段の制御に基づき、ミシンモータが駆動してミシン主軸が回転する。故に、ミシンは、操作者がカッタを手動操作している時に縫製を再開することを防止できる。
第3の発明は、上記第2の発明において、前記第2制御手段は、前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していないと判断し、且つ前記第1操作手段による指示があった時、前記押え部材が前記押え位置(完全に押える位置)に位置するよう、前記押え駆動手段を制御することを特徴とする。
本願第3発明のミシンにおいては、操作者は、降下したカッタの位置が切断穴に合致するように被縫製物の位置を調整した後、(待機検出手段が上記待機位置を検出していない状態で)第1操作手段により押え部材の降下を指示入力する。ミシンは、第2制御手段の制御に基づき、押え駆動手段が押え部材を押え位置まで降下させ、被縫製物を完全に押える。ミシンは、被縫製物を精度良く位置決めした状態で押え部材により被縫製物を押えて、被縫製物の位置がずれるのを防ぐことができる。
第4の発明は、上記第2の発明において、前記第2制御手段は、前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していると判断し、且つ前記第1操作手段による指示があった時、前記押え部材が前記押え位置(完全に押える位置)に位置するよう、前記押え駆動手段を制御することを特徴とする。
本願第4発明のミシンにおいては、操作者が、降下したカッタの位置が切断穴に合致するように被縫製物の位置を調整した後、カッタから手を離すと、付勢手段の付勢力によりカッタは上昇する。待機検出手段は、カッタが所定の待機位置に上昇していることを検出している状態となる。本願第4発明によれば、被縫製物の位置を調整後、操作者が第2操作手段の指示入力を行うことができる。故に、ミシンは、操作者がカッタを手動操作している時に縫製を再開することを確実に防止できる。
上記目的を達成するために、第5の発明は、被縫製物を押える押え部材と、前記押え部材を駆動制御して前記被縫製物を押える押え位置と、前記被縫製物から離間する上昇位置との間で昇降させる押え駆動手段と、上下動可能に設けられ、前記被縫製物を切断可能なカッタと、前記カッタを上方へ付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力に抗して前記カッタを下方へ駆動可能なカッタ駆動手段と、を有するミシンにおいて、前記カッタが所定の切断待機位置に位置していることを検出する待機検出手段と、前記カッタ駆動手段が非駆動状態で、前記待機検出手段の検出結果から前記カッタが前記切断待機位置に位置しているか否かを判断する降下判断手段と、前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していないと判断した状態で、前記押え部材の降下を指示入力可能な第3操作手段と、前記第3操作手段による指示があった時、前記押え部材が前記中間位置に位置するよう、前記押え駆動手段を制御する第4制御手段と、前記第4制御手段により前記押え部材が前記中間位置に移動した状態で、前記押え部材の昇降を指示入力可能な第4操作手段と、を有することを特徴とする。
本願第5発明のミシンにおいては、操作者は、カッタに対し既に切断穴を形成した被縫製物を再度位置決めする為に、カッタを手動操作で降下させる。操作者は、待機位置に上昇している押え部材を、第3操作手段による指示入力で、第4制御手段の制御に基づき、中間位置まで降下することができる。ミシンは、第4操作手段が指示入力すると、押え部材の中間位置を上下に調整することができる。ミシンは、被縫製物の厚みに応じて調整した押え部材で被縫製物を押えて、被縫製物の位置を微調整することができる。
第6の発明は、上記第5の発明において、前記第4制御手段により前記押え部材が前記中間位置に移動した状態で、前記押え部材の降下を指示入力可能な第5操作手段と、前記第5操作手段による指示があった時、前記押え部材が前記押え位置に位置するよう、前記押え駆動手段を駆動制御する第5制御手段と、前記第5制御手段により前記押え部材が前記押え位置に移動した状態で、ミシン主軸の回転駆動を指示入力可能な第6操作手段と、前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していると判断し、且つ前記第6操作手段による指示があった時、前記ミシン主軸を回転させるミシンモータの駆動を制御する第6制御手段と、を有することを特徴とする。
本願第6発明のミシンは、操作者が第5操作手段により押え部材の降下を指示入力すると、第5制御手段の制御に基づき、押え駆動手段が押え部材を押え位置まで降下させる。ミシンは、カッタが切断待機位置に位置する時に操作者が第6操作手段により前記ミシン主軸の回転駆動を指示入力すると、第6制御手段の制御に基づき、ミシンモータが駆動してミシン主軸が回転する。故に、ミシンは、操作者がカッタを手動操作している時に縫製を再開することを防止できる。
第7の発明は、上記第2乃至第6の何れか一つの発明において、踏み込みの態様に応じて前記第1操作手段、前記第2操作手段、前記第5操作手段、及び前記第6操作手段として機能可能な、1つの踏み込みペダルを有することを特徴とする。
本願第7発明のミシンにおいては、1つの踏み込みペダルが、踏み込み度合いによって、押え部材の降下を指示入力する第1操作手段及び第5操作手段として、又はミシン主軸の回転駆動を指示入力する第2操作手段及び第6操作手段として機能する。ミシンは、個別に複数のペダルを設ける場合に比べ、部品点数を減らし、設置スペースを確保することができる。
第8の発明は、上記第2乃至第6の何れか一つの発明において、前記第1操作手段及び前記第5操作手段は、少なくとも1つのペダルであり、前記第2操作手段及び前記第6操作手段は、1つの別のペダルであることを特徴とする。
本願第8発明のミシンにおいては、1つの踏み込みペダルを共有して踏み込み度合いにより第1操作手段及び第5操作手段、若しくは第2操作手段及び第6操作手段の何れかとして機能させる場合に比べ、各操作を行う操作性を向上することができる。
本発明によれば、カッタに対し切断穴が形成された被縫製物を精度良く位置決めすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。以下の説明では、図1の紙面左斜め下側、右斜め上側、左斜め上側、右斜め下側を、それぞれミシンMの前方、後方、左方、右方とする。
(第1実施形態)
図1に示すように、ミシンMは、電源操作手段である電源ボタン9と、ベッド部6と、脚柱部7と、アーム部8と、ミシンモータ2と、操作パネル4と、制御装置5とを備える。電源ボタン9は、作業テーブル1下面に配置してある。ベッド部6は、作業テーブル1上に載置してある。脚柱部7は、ベッド部6の後端部から上方に立設する。アーム部8は、脚柱部7の上端部からベッド部6と対向するように前方へ延びる。ミシンモータ2は、ベッド部6下方に設けてあり作業テーブル1の下面に位置する。制御装置5は、作業テーブル1の下に設けられている。ミシンモータ2は、主軸(図示略)を回転する。操作パネル4は、作業テーブル1上に設けてある。制御装置5は、作業テーブル1の下方に設けてある。作業テーブル1は、下方にペダル3を設けてある。
(第1実施形態)
図1に示すように、ミシンMは、電源操作手段である電源ボタン9と、ベッド部6と、脚柱部7と、アーム部8と、ミシンモータ2と、操作パネル4と、制御装置5とを備える。電源ボタン9は、作業テーブル1下面に配置してある。ベッド部6は、作業テーブル1上に載置してある。脚柱部7は、ベッド部6の後端部から上方に立設する。アーム部8は、脚柱部7の上端部からベッド部6と対向するように前方へ延びる。ミシンモータ2は、ベッド部6下方に設けてあり作業テーブル1の下面に位置する。制御装置5は、作業テーブル1の下に設けられている。ミシンモータ2は、主軸(図示略)を回転する。操作パネル4は、作業テーブル1上に設けてある。制御装置5は、作業テーブル1の下方に設けてある。作業テーブル1は、下方にペダル3を設けてある。
図2に示すように、アーム部8は、内部に針棒15と、カッタ駆動機構14(図4参照)と、針棒駆動機構(図示略)と、針振り機構(図示略)と、天秤駆動機構(図示略)と、糸調子装置(図示略)と、押え機構30と、上糸切断機構75等とを備える。針棒15は、アーム部8前部に設けてあり、下端部に縫針16を備える。針棒駆動機構は、ミシンモータ2の駆動力を主軸(図示略)を介して針棒15に伝達し、針棒15を上下駆動する。針振り機構は、針振り用パルスモータ36(図8参照)の駆動力によって針棒15を左右に揺動する。天秤駆動機構は、縫針16に通された上糸(図示略)を引き上げる天秤(図示略)を上下駆動する。糸調子装置は、天秤を経て縫針16に至る上糸に張力を付与する。針棒駆動機構、針振り機構、天秤駆動機構、糸調子装置は公知の技術である為、詳細な説明を省略する。
カッタ駆動機構14は、被加工布W(被縫製物)への穴かがり縫目70の形成前又は形成後にカッタ13を降下して、被加工布Wの穴かがり縫目70の内側を切断しボタン穴80を形成する。カッタ駆動機構14についての詳細は、後述する(図5参照)。
押え機構30は、布押え31(押え部材)と、押え腕32と、上下方向に延びる押え棒33と、押え棒33の上端部に設けた押え棒抱き34と、付勢部材(図示略)と、布押え用パルスモータ35(図8参照)等を備えている。布押え31は、送り台11との間で被加工布Wを挟む。押え腕32は、前後方向に延び、側面視で湾曲状に屈曲した板材である。押え腕32は、前端部下方に布押え31を取り付けてある。押え腕32の後端部は、送り台駆動機構12の後可動部材22(図4参照)に、左右方向の軸線回りに回動可能に取り付けてある。押え棒33は、下端部が押え腕32に連結する。付勢部材は、押え棒抱き34上方に設けてあり、押え腕32と布押え31を下方に付勢する。布押え31は、付勢部材の付勢力により送り台11との間で被加工布Wを保持する。押え機構30は、布押え用パルスモータ35(押え駆動手段)を駆動源として、被加工布Wを押える押え位置と、被加工布Wから離間する上昇位置との間で、押え腕32を介して布押え31を昇降駆動する。
上糸切断機構75は、糸切り部材76と、該糸切り部材76を前端部に設けた糸切り連結部材77とを備える。糸切り部材76は、固定刃76aと、可動刃76bとを備える。糸切り部材76は、被加工布Wへの穴かがり縫目70及びボタン穴80の形成後に、縫針16が上端付近で停止した際、縫針16の移動軌跡の下方の切断位置(糸切り位置)に移動する。切断位置で、可動刃76bは固定刃76aの方へ回動する。固定刃76aと可動刃76bは、協働して上糸を切断し、上糸の端を保持する。
糸切り連結部材77は、詳述を省略するが、前後方向に延びる屈曲した板状部材である。糸切り連結部材77は、前端部下方にガイドピン77aを備える。ガイドピン77aは、押え棒33の下端部に設けたガイド溝ブロック33aのガイド溝に係合している。糸切り連結部材77は、ガイドピン77aと押え棒33のガイド溝との係合によって布押え31とともに昇降する。糸切り連結部材77は、前後駆動レバー78により前後方向に移動可能である。糸切り連結部材77は、後端部が鉛直軸心回りに回動し、上糸切断及び上糸保持の為の作用位置(切断位置と待機位置)と、縫製時に縫針16及びカッタ13との干渉を防ぐ不作用位置との間糸切り部材76と共に移動可能である。
ミシンMは、ベッド部6の内部に回転釜(図示略)を備える。回転釜は、垂直釜であり、上下動する縫針16と協働して被加工布Wに穴かがり縫目70を形成する。
ミシンMは、送り台11と送り台駆動機構12(図4参照)とを備える。送り台11は、ベッド部6の上面に設けてあり、布押え31との間で被加工布Wを上下から挟んで保持する。送り台駆動機構12は、ベッド部6の内部に設けてあり、布送り用パルスモータ24(図4参照)を駆動源として送り台11と布押え31を前後方向に移動可能である。送り台駆動機構12は、送り台11上の被加工布Wを前後方向に移動することができる。
図4を参照して、送り台11と送り台駆動機構12について説明する。送り台11は前後に長い板状である。送り台11は、ベッド部6の上面に嵌め込んだ左右一対の案内板20の間に位置する。送り台11は、左右の案内板20の間を前後に移動可能である。送り台11の前端部には、穴かがり縫目70及びボタン穴80を形成する為の前後方向に延びる長穴11aが設けてある。
送り台駆動機構12は、前後一対の可動部材21、22と、可動部材21、22を連結する前後方向に延びる連結ロッド23と、布送り用パルスモータ24と、無端状のタイミングベルト28等を備えている。前可動部材21は、送り台11の後端部下面を固定する。連結ロッド23は、可動部材21、22の左端部(図4の紙面奥側)に挿通して前後方向に延びる。連結ロッド23は、可動部材21、22の前後両側において一対の軸受25を介してミシン機枠に支持してある。連結ロッド23は、前後に移動可能である。後可動部材22の右端部は、ミシン機枠に取り付けたガイドロッド26が軸受22aを介して挿通する。後可動部材22は、ガイドロッド26よって前後方向に移動自在に支持してある。前可動部材21の右端部は、右側の案内板20の下面に取り付けたガイドロッド26aが挿通する。前可動部材21は、ガイドロッド21aによって前後方向に移動自在に支持してある。後可動部材22は、上述したように、押え機構30の押え腕32の後端部が、回転可能に取り付けてある。
布送り用パルスモータ24は、出力軸に駆動プーリ27が取り付けてある。駆動プーリ27の後方には、従動プーリ(図示略)が軸受(図示略)を介してミシン機枠に取り付けてある。タイミングベルト28は、駆動プーリ及び従動プーリに掛け渡されると共に、外周面に後可動部材22が固定してある。送り台駆動機構12は、布送り用パルスモータ24の駆動により駆動プーリ27が回転する。駆動プーリ27の回転によりタイミングベルト28は回転する。タイミングベルト28の回転により、可動部材22、21と共に送り台11は前後方向に移動する。
図5を参照して、カッタ駆動機構14を説明する。カッタ駆動機構14は、カッタ13を取り付けた取付軸40と、カッタ駆動用ソレノイド(以下、単に「ソレノイド」という)45と、作動腕46と、リンク47と、バネ部材48等を備えている。取付軸40は、上下方向に延び、下端に前方に突出したホルダ41が取り付けてある。カッタ13は、ホルダ41の前端部にネジ41aで固定してある。図2に示すように、カッタ13は、縫針16よりの後方に位置する。
ソレノイド45は、アーム部8の上端部に設けてある。ソレノイド45は、通電状態に応じてプランジャ45aを突出方向及び退避方向へ駆動することができる双方向ソレノイドである。ソレノイド45のプランジャ45aは、ソレノイド45の前方に突出し、作動腕46の上端部と接続する。作動腕46は、上端部から下方に延び、且つ中央部分で前方に屈曲した左側面視略L字状に形成してある。作動腕46の中央部分は、左右方向に延びる支軸46aを介してミシン機枠に揺動可能に支持してある。尚、ソレノイド45は、本発明のカッタ駆動手段に相当する。
作動腕46の前端部は、リンク47の一端部と接続する。リンク47は、作動腕46に回動可能である。リンク47は、他端部が取付軸40の上下方向略中央部に回動可能に接続する。作動腕46は、前端部と中央部分との間においてバネ部材48(付勢手段)と接続する。バネ部材48は、作動腕46の支軸46aよりも前方部分を上方へ付勢する。カッタ13は、バネ部材48によって作動腕46及びリンク47を介して上方へ付勢され、図5に実線で示す所定の切断待機位置に位置する。
ソレノイド45に通電すると、プランジャ45aは突出方向に突出する。プランジャ45aが突出すると、作動腕46が支軸46aを中心に時計回り(図5において)に回動し、作動腕46及びリンク47を介して取付軸40が降下する。カッタ13は、切断待機位置からバネ部材48による付勢力に抗して降下し、図5に2点鎖線で示す下方の切断位置へ移動する。カッタ13は、被加工布Wの穴かがり縫目70の内側を切断し(切断動作)、ボタン穴80を形成する。
ソレノイド45への通電を停止すると、突出したプランジャ45aは退避する。ソレノイド45のプランジャ45aが退避すると、作動腕46が支軸46aを中心に時計回り(図5において)に回動し、作動腕46及びリンク47を介して取付軸40が上昇する。カッタ13は上方へ移動し(戻り動作)、被加工布Wから離間する。
バネ部材48は、取付軸40からカッタ13に至る機構の重量を補償する程度のものであればよい。ソレノイド45が非駆動状態の時、操作者はホルダ41を介して手動でカッタ13を降下することができる。
アーム部8は、取付軸40の上方に吸収部材49を備える。吸収部材49は、ソレノイド45によるカッタ13の戻り動作を所定位置で規制吸収する。吸収部材49は、調節ネジ49aと、支持ネジ(図示略)と、当接片49dと、圧縮バネ49eとを備える。調節ネジ49aは、アーム部8にねじ込んで固定する。調節ネジ49aは、下端部中央に穴部(図示略)が開口する。該穴部は、上端部にネジ部(図示略)を形成する。支持ネジは、調節ネジ49a内のネジ部に下方から締め付け、下端が当接片49dを支持する。当接片49dは、取付軸40の上端40aに当接可能である。圧縮バネ49eは、支持ネジに嵌装してあり、調節ネジ49aの穴部に位置する。取付軸40の上端40aと当接片49dとの距離は、調節ネジ49aにより調節可能である。
ソレノイド45への通電が停止すると取付軸40は上昇する。取付軸40の上端40aは当接片49dに当接する。当接片49dは、圧縮バネ49eの付勢力に抗しながら支持ネジに沿って押し上げられる。吸収部材49は、圧縮バネ49eの付勢力により、取付軸40の上昇、即ち、カッタ13の戻り動作を規制吸収する。
図6及び図7に示すように、針板51は、送り台11の下方から嵌め込んである。針板51は、針板本体52と、突出部54等を備える。針板本体52は、送り台11の下面に位置する。突出部54は、送り台11の長穴11aから突出し、上端面が送り台11の上面と略一致する。突出部54は、針穴59と、カッタ穴67とを備える。針穴59は、突出部54の前後方向中央部に設けてあり、上下方向に貫通する。針穴59は、左右方向に長く形成してあり、左右に揺動する縫針16が挿通可能である。カッタ穴67は、針穴59に近接した位置から後方に延びる長穴である。ミシンMは、カッタ駆動機構14によりカッタ13が降下すると、カッタ13の刃先が被加工布Wを切断してカッタ穴67へ入り込み、被加工布Wにボタン穴80を形成することができる。
図8を参照して、ミシンMの制御系の電気的構成について説明する。制御装置5は、CPU83等を有する制御回路81を備えている。制御回路81は、CPU83、ROM84、RAM85を含むマイクロコンピュータと、マイクロコンピュータにデータバス等を介して接続した入力回路86及び出力回路87等を有する。
CPU83は、ミシンMの制御を司り、ROM84が記憶する各種プログラムに従って、各種演算及び処理を実行する。
ROM84は、各種駆動機構の駆動制御、各種模様を選択する模様選択制御、各種の表示制御を含む縫製制御の制御プログラム、カッタ13及び布押え31等の駆動制御の制御プログラム等を予め格納している。
RAM85は、操作パネル4を介して入力した各種データ、CPU83が演算処理した演算結果を記憶する各種メモリ、ポインタ、カウンタ値等を一時的に記憶する。各種センサ94は、ミシンモータ2による主軸(図示略)の回転位置を検出するセンサ、各種パルスモータ24、35、36による送り台11、布押え31、針棒15の位置を検出するセンサ、カッタ13が切断待機位置に位置していることを検出するカッタ原点センサ(待機検出手段)等を含む。カッタ原点センサは、カッタ13が上昇した切断待機位置に位置しているときにON、切断待機位置から所定量降下したときにOFFとなる。
入力回路86は、操作パネル4と、ペダル3と、各種センサ94等に電気的に接続する。出力回路87は、ミシンモータ2と、布送り用パルスモータ24と、布押え用パルスモータ35と、針振り用パルスモータ36と、ソレノイド45にそれぞれ駆動回路88、89、90、91、92を介して電気的に接続する。
操作パネル4は、各種指示を入力可能なキー及び各種情報の表示用ディスプレイを備える。図9に示すように、操作パネル4は、自動縫製(AUTO)選択キー4aと、プログラムDOWNキー4b及びプログラムUPキー4cと、DOWNキー4d及びUPキー4eと、プログラム表示用ディスプレイ4gと、カッタ切断ONキー4hと、エンターキー4k等を有する。選択キー4aは、縫製プログラム(PROGRAM)等の設定項目を選択する。プログラムDOWNキー4b及びプログラムUPキー4cは、設定する縫製プログラムNo.を切り替える。DOWNキー4d及びUPキー4eは、各種数値等を切り替える。カッタ切断ONキー4hは、カッタ13の降下を指示する。エンターキー4kは、各種数値等を確定する。
図10に示すように、ペダル3(第1操作手段、第2操作手段、第5操作手段、第6操作手段)は、支持枠3aに揺動自在に支持してある。ペダル3は、操作者が操作していない状態で中立位置Aにある。ペダル3は、中立位置Aから操作者が途中まで踏み込んだ踏み込み位置Bと、踏み込み位置Bから更に踏み込んだ踏み込み位置Cとに位置することができる。ペダル3は、操作者の中立位置Aから踏み込み位置Bへの踏み込み操作により、布押え31の押え位置への移動を指示入力することができる。ペダル3は、操作者の踏み込み位置Bから踏み込み位置Cへの踏み込み操作により、布押え31が押え位置に位置する状態でミシン主軸の回転駆動を指示入力することができる。
被加工布Wへの穴かがり縫目70及びボタン穴80の形成について説明する。操作者は、被加工布Wを送り台11上に載置する。操作者がペダル3を操作することで、布押え用パルスモータ35は、布押え31を降下して被加工布Wを送り台11との間で保持する。布送り用パルスモータ24は、送り台11と共に被加工布Wを前方及び後方に所定の順序で移動する。ミシンモータ2は縫針16を有する針棒15を上下駆動すると共に、針棒15を針振り用パルスモータ36により左右に揺動する。針棒15の駆動と同時に、ミシン主軸の回転に連動して回転釜から引き出した下糸と縫針16に挿通した上糸とを絡めて被加工布Wに縫目を形成する。ミシンMは、送り台11の移動及び針棒15の上下駆動と左右への揺動によって穴かがり縫目70を形成する。
図11に示すように、穴かがり縫目70は、前閂止め縫目73(前閂止め縫い)の一部から縫製を始めて、左縁かがり縫目71(左千鳥縫い)、後閂止め縫目74(奥閂止め縫い)、右縁かがり縫目72(右千鳥縫い)、及び前閂止め縫目73の残りの部分の順で縫製を行うことで形成する。ミシンMは、穴かがり縫目70を形成後、形成前、形成中の何れかの時期に、ソレノイド45によりカッタ13を降下し、被加工布Wの穴かがり縫目70の内側を切断し、ボタン穴80を形成する。尚、図11に示す符号g、a、f等は操作パネル4で設定する穴かがり縫目70及びボタン穴80の各部の寸法データである。
ところで、穴かがり縫目70の縫製時に再縫製したい場合がある。該場合、操作者は、被加工布Wに縫製した穴かがり縫目70を解いた後、被加工布WをミシンMにセットして再度穴かがり縫目を縫製する。被加工布Wに既にボタン穴80が形成してある時、操作者は、該ボタン穴80の位置に合わせて穴かがり縫目70を縫製する必要がある。即ち、操作者は、被加工布WをミシンMに再度セットする時にボタン穴80の位置と降下するカッタ13の位置とを精度よく位置決めする必要がある。
図12を参照して、第1実施形態における穴かがり縫目の縫製時にCPU83が実行する制御手順を説明する。図12の処理は、操作者がミシンMの電源ボタンによりミシン電源をONすると開始する。第1実施形態では、操作者は、予め被加工布Wに形成した全ての糸を解いて、被加工布WをミシンMにセットしているものとする。
S10において、CPU83は、ソレノイド45への通電を停止して非駆動状態にする。カッタ13は上方に位置し、操作者が手動でカッタ13を切断待機位置から降下することができるようになる。CPU83は、処理をS15に移す。
S15では、CPU83は、カッタ原点センサがOFFしたか否かを判断する。カッタ13が切断待機位置から降下すると、カッタ原点センサはOFFする。カッタ原点センサがOFFでない場合(S15:NO)、CPU83は、処理をS25に移す。カッタ原点センサがOFFの場合(S15:YES)、CPU83は、処理をS20に移す。
S20では、CPU83は、制御信号を駆動回路89に出力し、布押え用パルスモータ35を駆動する。布押え31は、被加工布Wから離間した上昇位置から降下し、上昇位置と被加工布Wを完全に押える押え位置との間の中間位置に移動する。S20の処理が終了すると、CPU83は、処理をS25に移す。
操作者は、布押え31が中間位置に降下した時点で、降下したカッタ13の位置に対し被加工布Wに既に形成してあるボタン穴80が合致するように、被加工布Wを位置調整する。被加工布Wは、中間位置にある布押え31で押えているので、少しずつ移動して位置調整できる。
S25では、CPU83は、ペダル3が踏み込み位置Bに位置するか否かを判断する。操作者は、ペダル3を踏み込み位置Bまで踏み込むことで、布押え31を押え位置に移動するよう指示入力できる。ペダル3が踏み込み位置Bに位置しない場合(S25:NO)、CPU83は、処理をS15に戻す。ペダル3が踏み込み位置Bに位置する場合(S25:YES)、CPU83は、処理をS30に移す。
S30では、CPU83は、駆動回路89に制御信号を出力し、布押え用パルスモータ35を駆動する。布押え31は、押え位置に降下し、位置調整した被加工布Wを押える。CPU83は、S30の処理が終了すると、処理をS35に移す。
S35では、CPU83は、カッタ原点センサがONしたか否かを判断する。操作者がカッタ13を押えていた手を離すと、カッタ13はバネ部材48の付勢力で上昇して切断待機位置に移動し、カッタ原点センサがONする。カッタ原点センサがONしない場合(S35:NO)、CPU83は、S35の処理を繰り返す。カッタ原点センサがONすると(S35:YES)、CPU83は、処理をS40に移す。
S40では、CPU83は、ペダル3が踏み込み位置Cに位置するか否かを判断する。操作者は、被加工布Wに対し穴かがり縫目の再縫製を開始する為に、ペダル3を踏み込み位置Cまで踏み込むことで、駆動回路88に対しミシンモータ2の起動を指示入力できる。操作者によるペダル3の踏み込み位置Cへの踏み込みがない場合(S40:NO)、CPU83は、S35の処理を繰り返す。操作者によるペダル3の踏み込み位置Cへの踏み込みがあった場合(S40:YES)、CPU83は、処理をS45に移す。
S45では、CPU83は、制御信号を駆動回路88、92に出力し、ミシンモータ2を起動し、被加工布Wに対し穴かがり縫目70を再度縫製すると共にソレノイド45を駆動してボタン穴80を形成する。ボタン穴80の位置は、カッタ13が降下する位置と合致する。故に、ミシンMは、新たなボタン穴を形成することなく、既に形成したボタン穴80の位置に合わせた穴かがり縫目70を再縫製することができる。
以上において、上記S15、S35の手順を実行するCPU83は、各請求項記載の降下判断手段として機能する。上記S20の手順を実行するCPU83は、各請求項記載の第1制御手段として機能する。上記S30の手順を実行するCPU83は、各請求項記載の第2制御手段として機能する。上記S45の手順を実行するCPU83は、各請求項記載の第3制御手段として機能する。
以上説明したように、第1実施形態のミシンMは、形成した穴かがり縫目70を再縫製する場合に、操作者がカッタ13を手動操作で降下して、カッタ13に対し被加工布Wに既に形成したボタン穴80を再度位置決めする。操作者が手動操作でカッタ13を降下することでカッタ原点センサがOFFすると、布押え31は中間位置まで降下する。中間位置は、被加工布Wを完全に押える押え位置よりも高い位置となるように設定されている。故に、操作者は、降下したカッタ13の位置がボタン穴80に合致するように被加工布Wの位置を調整する時、中間位置に降下した布押え31によって自由に移動するのを防ぎ、精度良く調整することができる。
位置調整の終了後、操作者がペダル3を踏み込み位置Bまで踏み込むことで、布押え31は、押え位置まで降下する。押え位置は、被加工布Wを完全に押える位置である。操作者がペダル3を踏み込み位置Cまで踏むことで、ミシンモータ2が駆動してミシン主軸は回転する。ミシン主軸の回転により縫針16を装着した針棒15が上下動し、被加工布Wに再び穴かがり縫目70を縫製することができる。
第1実施形態によれば、ミシンMは、カッタ13が所定の切断待機位置に位置していることを検出するカッタ原点センサを有する。再縫製の為に操作者がカッタ13を手動操作で降下させると、カッタ原点センサは、カッタ13が切断待機位置に位置していることを検出しない状態となる。該場合、ミシンMは、布押え用パルスモータ35により布押え31を中間位置に降下する。
操作者は、降下したカッタ13に対しボタン穴80が合致するように被加工布Wの位置を調整する。該調整後、操作者がペダル3を踏み込み位置Bまで踏み込むことで布押え31の降下を指示入力する。布押え用パルスモータ35が押え機構30を駆動して、布押え31は押え位置まで降下し、被加工布Wを完全に押える。
操作者がカッタ13から手を離すと、バネ部材48の付勢力によりカッタ13は上昇する。カッタ原点センサは、カッタ13が切断待機位置に位置することを検出している状態となる。操作者がペダル3を踏み込み位置Cまで踏み込むことによりミシン主軸の回転駆動を指示入力する。ミシン主軸が回転して、針棒15に装着した縫針16は、被加工布Wに穴かがり縫目70の縫製を行う。
(第1実施形態の変形例)
図13を参照し、第1実施形態の変形例について説明する。図13のフローチャートは、図12のS20とS25との処理の間に新たにS24の処理を設け、S35の処理を削除した点が異なるのみである。操作者がミシンMの電源ボタンによりミシン電源をONすると、図13の処理は開始する。
図13を参照し、第1実施形態の変形例について説明する。図13のフローチャートは、図12のS20とS25との処理の間に新たにS24の処理を設け、S35の処理を削除した点が異なるのみである。操作者がミシンMの電源ボタンによりミシン電源をONすると、図13の処理は開始する。
S10〜S20の処理は、図12と同様であるので説明を省略する。上記S20において、布押え31は、被加工布Wから離間した上昇位置から降下し、中間位置に移動する。CPU83は、処理をS24に移す。操作者は、布押え31が中間位置に降下した時点で、降下したカッタ13の位置に対し被加工布Wに既に形成してあるボタン穴80が合致するように、被加工布Wを位置調整する。
新たなステップS24では、CPU83は、カッタ原点センサがONしたか否かを判断する。操作者がカッタ13を押えていた手を離すと、カッタ13はバネ部材48の付勢力で上昇して切断待機位置に移動し、カッタ原点センサがONする。カッタ原点センサがONしない場合(S24:NO)、CPU83は、S24の処理を繰り返す。カッタ原点センサがONすると(S24:YES)、CPU83は、処理をS25に移す。
S25及びS30の処理は、図12と同様であるので説明を省略する。上記S30において、CPU83は、布押え31を押え位置に降下し、位置調整した被加工布Wを布押え31で押える。S30の処理が終了すると、CPU83は、処理をS40に移す。
S40及びS45の処理は、図12と同様であるので説明を省略する。尚、上記S24の手順を実行するCPU83は、各請求項記載の降下判断手段として機能する。
本変形例では、操作者が、被加工布Wの位置を調整後カッタ13から手を離すと、バネ部材48の付勢力によりカッタ13は上昇する。カッタ原点センサは、カッタ13が切断待機位置に位置することを検出している状態となる。該場合、操作者がペダル3を踏み込み位置Bまで踏み込むことにより布押え31の降下を指示入力する。布押え31は、中間位置まで降下し、被加工布Wを完全に押える。
操作者は、ペダル3を踏み込み位置Cまで踏み込むことによりミシン主軸の回転駆動を指示入力する。ミシン主軸が回転して、針棒15に装着した縫針16は、被加工布Wに穴かがり縫目70の縫製を行う。
本変形例によれば、ミシンMは、被加工布Wの位置を調整後、操作者がカッタ13から手を離してカッタ13が切断待機位置に位置した後で、操作者がペダル3による指示入力を行うことができる。故に、ミシンMは、操作者がカッタ13を手動操作している時に縫製を再開するのを確実に防止できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、操作パネル4(図9参照)のキーの操作によって布押え31の降下を指示入力可能にした。操作パネル4のプログラムDOWNキー4b(第3操作手段)は、操作者がカッタ13を手動操作している時に押下することで、布押え31を中間位置に移動する指示入力が可能である。プログラムUPキー4cは、布押え31が中間位置に位置する時に押下することで、布押え31を上昇位置へ移動する指示入力が可能である。DOWNキー4d(第4操作手段)及びUPキー4e(第4操作手段)は、布押え31が中間位置に位置する時に押下することで、布押え31の位置をそれぞれ上昇方向、降下方向で微調整できる。
本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、操作パネル4(図9参照)のキーの操作によって布押え31の降下を指示入力可能にした。操作パネル4のプログラムDOWNキー4b(第3操作手段)は、操作者がカッタ13を手動操作している時に押下することで、布押え31を中間位置に移動する指示入力が可能である。プログラムUPキー4cは、布押え31が中間位置に位置する時に押下することで、布押え31を上昇位置へ移動する指示入力が可能である。DOWNキー4d(第4操作手段)及びUPキー4e(第4操作手段)は、布押え31が中間位置に位置する時に押下することで、布押え31の位置をそれぞれ上昇方向、降下方向で微調整できる。
図14を参照して、第2実施形態における穴かがり縫目の縫製時にCPU83が実行する制御手順を説明する。図14に示すフローチャートは、図12のS15とS20との処理の間に新たにS17の処理を設け、S20とS25との処理の間に新たにS21、S211、S22、S23の処理を付加した点が異なる。操作者がミシンMの電源ボタンによりミシン電源をONすると、図14の処理は開始する。
S10において、CPU83は、ソレノイド45への通電を停止して非駆動状態にする。カッタ13は上方に位置し、操作者が手動でカッタ13を切断待機位置から降下することができるようになる。CPU83は、処理をS15に移す。
S15では、CPU83は、カッタ原点センサがOFFしたか否かを判断する。カッタ原点センサがOFFでない場合(S15:NO)、CPU83は、S15の処理を繰り返す。カッタ原点センサがOFFの場合(S15:YES)、CPU83は、処理をS17に移す。
新たなS17では、CPU83は、操作者による操作パネル4のプログラムDOWNキー4bの押下があったか否かを判断する。プログラムDOWNキー4bの押下があった場合(S17:YES)、CPU83は、処理をS20に移す。布押え用パルスモータ35を駆動し、布押え31を中間位置に移動する(S20)。プログラムDOWNキー4bの押下がない場合(S17:NO)、CPU83は、処理をS15に戻す。
S20では、CPU83は、制御信号を駆動回路89に出力し、布押え用パルスモータ35を駆動する。布押え31は、被加工布Wから離間した上昇位置から降下し、上昇位置と被加工布Wを完全に押える押え位置との間の中間位置に移動する。S20の処理が終了すると、CPU83は、処理をS21に移す。
S21では、CPU83は、操作者による操作パネル4のプログラムUPキー4cの押下があったか否かを判断する。プログラムUPキー4cの押下があった場合(S21:YES)、CPU83は、処理をS211に移す。プログラムUPキー4cの押下がない場合(S21:NO)、CPU83は、処理をS22に移す。操作者は、布押え31が中間位置に降下した時点で、降下したカッタ13の位置に対し被加工布Wに既に形成してあるボタン穴80が合致するように、被加工布Wを位置調整する。
新たなS211では、CPU83は、制御信号を駆動回路90に出力し、布押え用パルスモータ35を駆動する。布押え31は、中間位置から上昇位置に移動する。CPU83は、処理をS17に戻す。
新たなS22では、CPU83は、操作者による操作パネル4のUPキー4e又はDOWNキー4dの押下があったか否かを判断する。UPキー4e又はDOWNキー4dの押下があった場合(S22:YES)、CPU83は、処理をS23に移す。操作パネル4のUPキー4e、DOWNキー4dの何れも押下がない場合(S22:NO)、CPU83は、S22の処理を繰り返す。
新たなS23では、CPU83は、制御信号を駆動回路89に出力し、布押え用パルスモータ35を駆動する。布押え31は、操作者のUPキー4e又はDOWNキー4dの押下状態に基づき中間位置付近で微小量上昇又は降下し、位置を微調整する。操作者は、被加工布Wの厚みに応じて布押え31の中間位置を調整し、被加工布Wの位置を微調整することができる。S23の処理が終了すると、CPU83は、処理をS25に移す。
S25では、CPU83は、ペダル3が踏み込み位置Bに位置するか否かを判断する。ペダル3が踏み込み位置Bに位置しない場合(S25:NO)、CPU83は、処理をS22に移す。ペダル3が踏み込み位置Bに位置する場合(S25:YES)、CPU83は、処理をS30に移す。
S30〜S45の処理は、図12と同じであるので、説明を省略する。
以上において、上記S20の手順を実行するCPU83は、各請求項記載の第4制御手段として機能する。上記S30の手順を実行するCPU83は、各請求項記載の第5制御手段として機能する。上記S45の手順を実行するCPU83は、各請求項記載の第6制御手段として機能する。
第2実施形態においては、操作者がカッタ13を手動で降下している時に、操作パネル4のプログラムDOWNキー4bを押下することにより、布押え31は中間位置に移動する。操作者は、降下したカッタ13に対しボタン穴80が合致するように、被加工布Wの位置を調整することができる。布押え31が中間位置に位置した状態で、操作者がDOWNキー4d/UPキー4e(第4操作手段)を押下することで、布押え31の位置はそれぞれ上昇方向、降下方向に微小移動する。操作者は、被加工布Wの厚みに応じて中間位置を調整し、被加工布Wの位置を微調整することができる。
(第2実施形態の変形例)
図15を参照して、第2実施形態の変形例について説明する。図15のフローチャートは、図14のS23とS25との処理の間に新たにS24の処理を設け、S35の処理を削除した点が異なるのみである。操作者がミシンMの電源ボタンによりミシン電源をONすると、図15の処理は開始する。
図15を参照して、第2実施形態の変形例について説明する。図15のフローチャートは、図14のS23とS25との処理の間に新たにS24の処理を設け、S35の処理を削除した点が異なるのみである。操作者がミシンMの電源ボタンによりミシン電源をONすると、図15の処理は開始する。
S10〜S23の処理は、図14と同じであるので説明を省略する。S23において、操作者は操作パネル4のUPキー4e/DOWNキー4dを押下して布押え31の中間位置を調整する。操作者は、被加工布Wの厚みに応じて布押え31の中間位置を調整し、被加工布Wの位置を微調整する。S23の処理が終了すると、CPU83は、処理をS24に移す。
新たなS24では、CPU83は、カッタ原点センサがONしたか否かを判断する。操作者がカッタ13を押えていた手を離すと、カッタ13はバネ部材48の付勢力で上昇して切断待機位置に移動し、カッタ原点センサがONする。カッタ原点センサがONしない場合(S24:NO)、CPU83は、処理をS22に移す。カッタ原点センサがONすると(S24:YES)、CPU83は、処理をS25に移す。
S25及びS30の処理は、図14と同じであるので説明を省略する。S30において、CPU83は、布押え31を押え位置に降下し、位置調整した被加工布Wを布押え31で押える。S30の処理が終了すると、CPU83は、処理をS40に移す。
S40及びS45の処理は、図14と同様であるので説明を省略する。
本変形例では、操作者が布押え31の中間位置を調整した状態で、被加工布Wの位置を調整後カッタ13から手を離すと、バネ部材48の付勢力によりカッタ13は上昇する。カッタ原点センサは、カッタ13が切断待機位置に位置することを検出している状態となる。該場合、操作者がペダル3を踏み込み位置Bまで踏み込むことにより布押え31の降下を指示入力する。布押え31は、押え位置まで降下し、被加工布Wを完全に押える。ミシンMは、被加工布Wの位置を調整後、操作者がカッタ13から手を離してカッタ13が切断待機位置に位置した後で、操作者がペダル3による指示入力を行うことができる。故に、ミシンMは、操作者がカッタ13を手動操作している時に縫製を再開するのを確実に防止できる。
以上の第1、第2の実施形態及び変形例においては、1つのペダル3が、踏み込み度合いによって、布押え31の降下を指示入力する手段、又はミシン主軸の回転駆動を指示入力する手段として機能した。故に、ミシンMは、個別に複数のペダルを設ける場合に比べ、部品点数を減らし、設置スペースを確保することができる。
本発明は、ミシンMのペダルは1つに限られず、布押え31の降下を指示入力するペダルと、ミシン主軸の回転駆動を指示入力するペダルとの2連のペダルを設けてもよい。ペダルは、布押え31の降下を指示入力するペダルと、布押え31の上昇を指示入力するペダルと、ミシン主軸の回転駆動を指示入力するペダルとの3連のペダルを設けてもよい。ミシンは、各指示入力を別々のペダルで行うので、各指示入力を行う操作性を向上することができる。
上記実施形態では、ミシンMは、カッタ13が切断待機位置に位置していることを検出するカッタ原点センサを設けた。本発明はこれに限らず、カッタ13が所定量降下した位置を検出するセンサを設けてもよい。
図8中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
図12、図13、図14、図15に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。例えば、本発明は、図12と図14のS35とS40の処理の間に、ペダル3が中立位置Aにあるか否か判断する処理を追加しても良い。該場合、ミシンMは、操作者がカッタ13から手を離し、且つペダル3を中立位置Aにした後でなければ、ペダル3を踏み込み位置Cまで踏み込んでミシン主軸の回転駆動を指示入力できない。故に、ミシンMは、操作者がカッタ13を手動操作している時に縫製を再開するのを確実に防止できる。
尚、本発明は、上記実施形態及び変形例に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
図10に示すように、ペダル3は、中立位置Aから踏み込み位置B、Cとは反対方向に操作した踏み返し位置Dに位置することができる。ミシンMは、ペダル3が踏み返し位置Dに位置する時に布押え31を上昇位置に上昇するようにしてもよい。
2 ミシンモータ
3 ペダル(第1操作手段、第2操作手段、第5操作手段、第
6操作手段)
4 操作パネル
4b プログラムDOWNキー(第3操作手段)
4e DOWNキー(第4操作手段)
4f UPキー(第4操作手段)
10 縫製機構
11 送り台
13 カッタ
15 針棒
15 縫針
30 押え機構
31 布押え(押え部材)
35 布押え用パルスモータ(押え駆動手段)
45 ソレノイド(カッタ駆動手段)
48 バネ部材(付勢手段)
70 穴かがり縫目
80 ボタン穴(切断穴)
81 制御回路
M ミシン
W 被加工布(被縫製物)
3 ペダル(第1操作手段、第2操作手段、第5操作手段、第
6操作手段)
4 操作パネル
4b プログラムDOWNキー(第3操作手段)
4e DOWNキー(第4操作手段)
4f UPキー(第4操作手段)
10 縫製機構
11 送り台
13 カッタ
15 針棒
15 縫針
30 押え機構
31 布押え(押え部材)
35 布押え用パルスモータ(押え駆動手段)
45 ソレノイド(カッタ駆動手段)
48 バネ部材(付勢手段)
70 穴かがり縫目
80 ボタン穴(切断穴)
81 制御回路
M ミシン
W 被加工布(被縫製物)
Claims (8)
- 被縫製物を押える押え部材と、
前記押え部材を駆動制御して前記被縫製物を押える押え位置と、前記被縫製物から離間する上昇位置との間で昇降させる押え駆動手段と、
上下動可能に設けられ、前記被縫製物を切断可能なカッタと、
前記カッタを上方へ付勢する付勢手段と、
前記付勢手段の付勢力に抗して前記カッタを下方へ駆動可能なカッタ駆動手段と、
を有するミシンにおいて、
前記カッタが所定の切断待機位置に位置していることを検出する待機検出手段と、
前記カッタ駆動手段が非駆動状態で、前記待機検出手段の検出結果から前記カッタが前記切断待機位置に位置しているか否かを判断する降下判断手段と、
前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していないと判断した時、前記押え部材が前記押え位置と前記上昇位置の間の中間位置に位置するよう、前記押え駆動手段を駆動制御する第1制御手段と、
を有することを特徴とするミシン。 - 請求項1記載のミシンにおいて、
前記第1制御手段により前記押え部材が前記中間位置に移動した状態で、前記押え部材の降下を指示入力可能な第1操作手段と、
前記第1操作手段による指示があった時、前記押え部材が前記押え位置に位置するよう、前記押え駆動手段を駆動制御する第2制御手段と、
前記第2制御手段により前記押え部材が前記押え位置に移動した状態で、ミシン主軸の回転駆動を指示入力可能な第2操作手段と、
前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していると判断し、且つ前記第2操作手段による指示があった時、前記ミシン主軸を回転させるミシンモータの駆動を制御する第3制御手段と、
を有することを特徴とするミシン。 - 請求項2記載のミシンにおいて、
前記第2制御手段は、
前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していないと判断し、且つ前記第1操作手段による指示があった時、前記押え部材が前記押え位置に位置するよう、前記押え駆動手段を制御する
ことを特徴とするミシン。 - 請求項2記載のミシンにおいて、
前記第2制御手段は、
前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していると判断し、且つ前記第1操作手段による指示があった時、前記押え部材が前記押え位置に位置するよう、前記押え駆動手段を制御する
ことを特徴とするミシン。 - 被縫製物を押える押え部材と、
前記押え部材を駆動制御して前記被縫製物を押える押え位置と、前記被縫製物から離間する上昇位置との間で昇降させる押え駆動手段と、
上下動可能に設けられ、前記被縫製物を切断可能なカッタと、
前記カッタを上方へ付勢する付勢手段と、
前記付勢手段の付勢力に抗して前記カッタを下方へ駆動可能なカッタ駆動手段と、
を有するミシンにおいて、
前記カッタが所定の切断待機位置に位置していることを検出する待機検出手段と、
前記カッタ駆動手段が非駆動状態で、前記待機検出手段の検出結果から前記カッタが前記切断待機位置に位置しているか否かを判断する降下判断手段と、
前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していないと判断した状態で、前記押え部材の降下を指示入力可能な第3操作手段と、
前記第3操作手段による指示があった時、前記押え部材が前記中間位置に位置するよう、前記押え駆動手段を制御する第4制御手段と、
前記第4制御手段により前記押え部材が前記中間位置に移動した状態で、前記押え部材の昇降を指示入力可能な第4操作手段と、
を有することを特徴とするミシン。 - 請求項5記載のミシンにおいて、
前記第4制御手段により前記押え部材が前記中間位置に移動した状態で、前記押え部材の降下を指示入力可能な第5操作手段と、
前記第5操作手段による指示があった時、前記押え部材が前記押え位置に位置するよう、前記押え駆動手段を駆動制御する第5制御手段と、
前記第5制御手段により前記押え部材が前記押え位置に移動した状態で、ミシン主軸の回転駆動を指示入力可能な第6操作手段と、
前記降下判断手段により前記カッタが前記切断待機位置に位置していると判断し、且つ前記第6操作手段による指示があった時、前記ミシン主軸を回転させるミシンモータの駆動を制御する第6制御手段と、
を有することを特徴とするミシン。 - 請求項2乃至請求項6の何れか1項記載のミシンにおいて、
踏み込みの態様に応じて前記第1操作手段、前記第2操作手段、前記第5操作手段、及び前記第6操作手段として機能可能な、1つの踏み込みペダルを有する
ことを特徴とするミシン。 - 請求項2乃至請求項6の何れか1項記載のミシンにおいて、
前記第1操作手段及び前記第5操作手段は、少なくとも1つのペダルであり、
前記第2操作手段及び前記第6操作手段は、1つの別のペダルである
ことを特徴とするミシン。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012018602A JP2013154062A (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | ミシン |
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JP2012018602A JP2013154062A (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | ミシン |
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---|---|
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Family Applications (1)
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105862263B (zh) * | 2016-05-09 | 2019-01-08 | 广东溢达纺织有限公司 | 开钮门机及开钮门方法 |
WO2022156041A1 (zh) * | 2021-01-21 | 2022-07-28 | 浙江沪龙科技股份有限公司 | 一种在机械联动时避免抬放压脚引发布料移动的控制方法 |
-
2012
- 2012-01-31 JP JP2012018602A patent/JP2013154062A/ja active Pending
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WO2022156041A1 (zh) * | 2021-01-21 | 2022-07-28 | 浙江沪龙科技股份有限公司 | 一种在机械联动时避免抬放压脚引发布料移动的控制方法 |
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